JP4156921B2 - 移動通信装置用の内部アンテナ - Google Patents

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Description

【0001】
発明の分野
本発明は、一般的にアンテナに関し、さらに詳しくは、移動および送受器通信装置用の小型で高効率のアンテナに関する。
【0002】
発明の背景
移動通信装置は、技術が発達するにつれて小型化してきている。アンテナが適切に作動するためには、4分の1波長が要求されるモノポール状アンテナ(これは通常グラウンドプレーンより上で作動する)の場合を除き、通常、波長の約半分のサイズでなければならない。高度移動通信装置、例えばセルラ送受器ユニットの場合、送受器全体の寸法が適切な周波数の波長の半分より小さいので、そのような寸法は非現実的である。
【0003】
小型アンテナを使用するとその効率が低下し、したがって装置を作動させるためにより高い電力を供給する必要がある。より高い電力は電池の交換間の寿命期間を短縮させ、かつユーザの頭/身体への放射を増加させる。ヒトの頭に放射される電力のレベルは最も重要であり、ユーザを保護するために厳しい規制および仕様が規定されている。
【0004】
人体に隣接するそのような装置の作動はまた、アンテナに沿った電磁界および/または電流の分布をも変化させ、したがって放射効率のみならず放射パターンをも変化させる。事実上、効率の低下は10〜20dBまたはそれ以上の範囲にさえ及ぶことがある。その結果、上述したこれに伴う欠点を持つ装置を作動させるためには、より高い電力が必要である。「スタビ(STUBBY)」または引込み可能なアンテナなどの外部ホイップアンテナの使用もまた、アンテナがしばしばポケットの内部に「引っ掛かる」ので、不便である。それらはまた、移動通信装置の美的外見をも損ね、かつ最も重要なことは、放射パターンが準無指向性(quasi−omni)であるので、ユーザの頭/身体位置で放射の改善が達成されないことである。
【0005】
幾つかの会社によって供給されている内部アンテナは、外部アンテナに比較して相対的に非効率的である。さらに、これらの既知の内部アンテナは一般的にユーザの頭/身体内への放射を低減せず、多くの場合、そのような放射を増加しさえする。アンテナ利得もまた一般的に低く(特に頭/身体に隣接して使用するとき)、SAR(比吸収率)結果が一般的に高い。
【0006】
既知の内部アンテナの別の問題は狭帯域の作動である。入力インピーダンスが整合する狭い帯域に加えて、放射効率はさらにいっそう低減される。後者は、セルラGSM900/1800、900/1900、900/1800/1900MHz等のように移動通信装置の二重周波数帯域または三重帯域の作動が要求される場合には、いっそう難しい問題になると考えられる。
【0007】
共振放射素子を主放射器として利用する移動通信装置用の内部アンテナは周知である。特に、プリントアンテナ、例えばパッチおよびスロットは、それらの製造の容易さ、それらの低プロファイル、およびそれらの低生産コストのため、使用するのに非常に便利である。効率、利得、インピーダンス整合、および再現性の点からそのようなプリント素子を移動通信装置に使用することができれば、それは最善の選択であろう。残念ながら、そのような素子は、移動通信装置の小さいサイズのため、非常に低い効率およびしたがって低い利得を示し、かつ、それらのインピーダンスを移動通信装置のそれに整合させることは困難であろう。
【0008】
一般的に、給電線(例えばマイクロストリップまたはストリップライン構造)によって、または同軸ケーブルによって励振されるスロットは通常狭帯域である。狭帯域でさえスロットの整合を達成するために、スロットの励振は一般的に偏心して行なわれ、当然非常に高いスロットの入力インピーダンスを低減させる。本願の発明者の一人によるものであり、それにより参照によってここに組み込む米国特許第5068670号は、スロットの両側に整合ネットワークを追加することによって達成される広帯域スロットアンテナを記載している。好適な実施形態では、給電線はスロットの中心からずらして配置される。
【0009】
偏心励振スロットの最大放射の方向は、スロットに沿って励振される非対称な電磁界および磁界分布のため、周波数により変化する。狭帯域スロットはこの現象によって有意に影響されないが、広帯域スロットは実際に影響される。最善の解決策は、二重給電および出力増加線によってスロットを対称的に励振することであり、これは単一励振給電から分割することができる。各々のストリップアームは、アンテナの帯域幅を広げるために、二重整合ネットワークを有する。各アームの長さおよび幅は、完全対称構造を達成するために等しくすることできるが、帯域幅を最大にするために異なることもできる。アームが同一でない場合、周波数により多少の傾斜(squint)がある。
【0010】
スロットは、両端を開放することによって非共振スロット(「開放端型」)とするか、あるいは両端を閉塞することによって共振スロット(「短絡端型」)とすることができる。放射効率はスロットに沿った電磁界分布すなわち振幅および位相に依存する。短絡端型スロットの電磁界はスロットの両端で消失しなければならず、それらは連続しているので、スロットに沿ったどの点においてもそれらの値は、より短いスロットの場合のように所要レベルに達することができない。したがって短絡端型スロットは比較的大きく、通常は動作周波数の半波長の範囲内である。
【0011】
開放端型スロットの電磁界はそれらの端に有限値を持つことができ、消失すべきでない。ゆえに、比較的短い長さのスロットの場合でも、電磁界の妥当な値に達することができるということになる。次いで励振点を単一または二重給電用に最適化することができる。放射パターンが通常のものとは異なることを考慮に入れる必要がある。さらに、開放端型スロットのストリップの出力増加の型は、スロットの遠端のフローティンググラウンドを排除するために短絡回路の形とすることが好ましい。その結果、この構成は、スロットインピーダンスのリアクティブ部によって整合させることがより複雑である。さらに、フローティンググラウンドはアンテナ効率を低下させる。
【0012】
EP0924797は、スロットが2軸に沿って湾曲し、その中心点で同軸ケーブルによって励振するスロットアンテナ構成を記載している。この特許によって示唆される通り、そのような構成には多数の欠点がある。したがって、そのようなスロットの整合は、(上述しかつ米国特許第5068670号に記載されている通り)中心励振点のため非常に難しい。加えて、所望の方向の放射に貢献するスロットの部分は非常に小さい一方、平行であるスロットの折返しアームのため、電磁界は偏波が対向し、したがって最も望まれる方向の放射が打ち消される。さらに、励振は実現が複雑かつ高価である。最後に、一端を開放端としたスロットは、短絡端型スロットに比較して効率が低く、望まれない方向の放射を生じる。上述の通り、電磁界は消失しないので、スロットの開放端からの放射のため、放射パターンは非対称となる。
【0013】
米国特許第5929813号および第6025802号は類似のアンテナを記載している。そのようなアンテナは事実上ループアンテナであり、「結線スロット」がループアンテナを生成している。この特許によって示唆される通り、そのような構成には多くの欠点がある。したがって「結線スロット」は接続点が開放され、アンテナの縁に沿って切られ、また金属薄板上で折り返されるので、望まれない方向の、対向(水平)偏波を持つ放射を生じる。「結線スロット」は、アンテナ(および電話器)縁の非常に近くでアンテナコネクタによって励振されるので、ユーザの頭における放射が低減されない。実際、CDMA/TDMA/GSM周波数(800および900MHz)の放射に著しく貢献する電話器のPCBのため、ユーザの頭における放射は増加することさえあるようである。
【0014】
さらに、これらの参照した特許に係る二重周波数動作の実施形態では、高帯域の放射パターンは無いか、または特定の角度に少なくとも有意の低減があり、アジマス面での無指向性には程遠い。この構成で各「結線スロット」は、この構成によって「トーク位置」(例えばユーザが移動通信装置をその頭に隣接して保持するときの位置)でユーザの頭と平行に生成されるループに影響しないことになっている他の帯域の動作に影響を与え、したがって電磁界の分布が人体によって有意に変化する。
【0015】
その結果、アンテナの性能が低下し、高い送信電力レベルが必要になり、受信の感度が要求されるより低くなる。
【0016】
米国特許第6002367号は、米国特許第5068670号に記載されている構造に類似した、給電線によって励振されるパッチ−スロットアンテナを記載している。パッチは、パッチの中心線に沿ったスロットを介する給電線のパッチへの電磁結合によって励振され、かつ動作周波数の波長に比較して非常に小さいので、効率的に放射しない。スロットの上に追加されたパッチ(単数または複数)は給電線によって励振される。パッチの出力増加線(幾つかの実施形態で記載されている)および接地はパッチを同調させる。このアンテナ機構は周知の平板逆「F」アンテナ(PIFA)のそれに類似しており、プローブ(PIFA)ではなく給電線によって行なわれる信号給電の場合を除き、素子の接地によりアンテナを同調させる。アンテナの性能は低く、その動作帯域は非常に狭い。それは組立が複雑であり、かつ比較的高価であり、ユーザの頭/身体における放射の実際の低減は達成されない。加えて、単一パッチの最も簡単な実施形態でさえも構造の高さが大きい。サイズが非常に小型である最新の移動通信装置の場合、そのような寸法は非現実的である。他のアンテナ構造がWO99/13528およびWO99/36988(US5,945,954)に記載されているが、そのようなアンテナもまた上述した欠点の1つまたはそれ以上を免れない。
【0017】
発明の目的および簡単な概要
本発明の目的は、従来のアンテナに比較して非常に小型であるが、それにもかかわらず高効率で作動することのできる、移動通信装置用の内部アンテナを提供することである。
【0018】
本発明の別の目的は、人間の頭/身体における放射に関し低比吸収率(SAR)を示す、移動通信装置用の内部アンテナを提供することである。
【0019】
本発明のさらなる目的は、ヒトの頭/身体の近傍での動作がアンテナの性能に有意に干渉しない、移動通信装置用の内部アンテナを提供することである。
【0020】
本発明の別の目的は、幅広い周波数帯域すなわち単一、二重、または多帯域で効率的に作動できる、移動通信装置用の内部アンテナを提供することである。
【0021】
本発明のさらなる目的は、従来の外部アンテナに比較して安価に大量に製造することのできる、移動通信装置用の内部アンテナを提供することである。
【0022】
本発明のさらに別の目的は、従来の外部アンテナを装備した同等の装置より高い美的外観を呈する、移動通信装置用の内部アンテナを提供することである。
【0023】
本発明の一態様では、高周波帯域および少なくとも1つの低周波帯域で共振しかつ放射する多帯域マイクロ波アンテナであって、対向する面を有する誘電体基板と、誘電体基板の一方の面でグラウンドプレーンとして働く導電層と、誘電体基板の反対側の面に担持された導電性給電線であって、少なくとも1つの給電端および少なくとも1つの出力増加端を有する給電線と、給電端および出力増加端に関して給電側および出力増加側を有するグラウンドプレーンに形成されたスロットであって、スロットが高周波帯域で共振しかつ放射するように給電線の出力増加端に電磁的に結合されるスロットと、グラウンドプレーンに電気的に接続されてスロットの出力増加側でその連続として役立つさらなる導電体であって、スロットを前記少なくとも1つの低周波帯域でも共振させかつ放射させるように大きさを定められ、配置され、かつ低周波帯域でスロットに電磁的に結合されたさらなる導電体とを備えたアンテナを提供する。
【0024】
低動作周波数の向上の説明は以下の通りである。アンテナのグラウンドプレーンに沿って電流が発生し、それはアンテナの放射に貢献する。有限グラウンドプレーンでは、これらの電流はグラウンドプレーンの両端(電流の伝搬方向に直角な端)に電磁界を発生し、パッチアンテナのように作用する。グラウンドプレーンに沿って発生する電流は連続していなければならず、したがってグラウンドプレーンのサイズが小さい場合、有意の電流振幅が達成されない(理論的に、最大電流を発生させるためにはおおよそ2分の1波長が必要である)。第2グラウンドプレーンを追加することにより、発生する電流は第1グラウンドプレーンの縁で消失する必要がなくなり、したがってスロットの放射に貢献する。2分の1波長の程度の理由は、両縁に180°の差がある電流の位相に基づいている。電流と縁に対する垂線(両端で方向が反対である)の乗算の積である縁での発生電磁界は、同相の電磁界を生じ、したがって望まれる方向の放射に貢献する。
【0025】
アンテナ表面を移動通信装置に通常要求されるように小さく維持するために、第2グラウンドプレーンを第1グラウンドプレーンの上または下に折り返すかまたは配置することができ、次いで2つの層をピンまたは他の金属部材で接続して、グラウンドプレーンおよび発生する電流のこの連続性を達成することができる。後者は、アンテナの近傍に影響を及ぼすことなく電流の連続性を可能にする。この追加層はアンテナと通信装置との間に要求される間隙内に配置することができるので、総容積は同じに維持される。この間隙は、移動通信装置のPCBから外れた反射電磁界による電磁界の打消しを排除するために必要である。
【0026】
折返しグラウンドプレーンは、生産の複雑さを代償としてその長さをさらに拡大するために、例えば第3層によってさらに折り返すことができる。
【0027】
述べた通り、折り返された第2グラウンドプレーンは、電磁界をユーザの頭方向を外して反射させる反射器としても役立つ。そのような反射器はユーザの頭/身体における放射を低減し、主としてユーザと反対側の半自由空間に向かってアンテナ利得が増加する。
【0028】
さらに、アンテナのグラウンドプレーンは、ユーザの方向のそのような放射を最小化するために、(その出力増加側の延長の代わりに、またはそれに加えて)その給電側で延長して折り返すこともできる。グラウンドプレーンの給電側におけるそのような第2延長を実現する実際の方法は、アンテナの下側の装置のPCBとアンテナとの間の間隙に、接地ピン(単数または複数)に電気的に接続された別の導電層を追加することである。
【0029】
グラウンドプレーンの連続として役立つ導電体は追加スタブの形とすることもできる。本発明のそのような実現は余分の層の必要性を無くし、製造および組立工程を簡素化するだけでなく、アンテナのコストをも低減する。メッキスルーホール(PTH)、メタルピン、パッド、または任意の型の導電性部材は、一方の面のグラウンドプレーンと他方の面の追加スタブとを接続することができる。
【0030】
アンテナ全体を単層可撓性プリント配線板上に作成し、次いで折り返すことができ、それによって別個の第2層およびそれらの特殊接続の必要性が排除される。それはまた、グラウンドプレーンの連続として役立つ導電体が給電線と同一面上にそれから絶縁された状態で形成された、単一誘電体基板上に作成することもできる。
【0031】
電気接点の幅は低帯域の動作周波数を制御する。狭隘な接続は低帯域の動作周波数を低下する一方、幅広の接続は低帯域の動作周波数を増加する。接続は低域フィルタとして働く誘導型とすることができ、そのために上方の帯域にはほとんど影響を与えない。
【0032】
移動通信装置へのアンテナの接続は導電性ピンにより行なうことができる。筒形、平形、または他の断面のピンを使用することができる。ピンはばね負荷式ピン、通信装置のPCBまたはアンテナのいずれかに弾性素子を持つ剛性ピン、またはねじ込み剛性ピンとすることができる。別の実施形態では、導電性ピンを通信装置にはんだ付けすることができる。
【0033】
別の接続の方法は同軸コネクタにより行なうことができる。接続は、コネクタを介してまたはピンを通して通信装置のPCBに直接取り付けるか接続することのできる可撓性PCBを、アンテナの基板として使用して行なうこともできる。
【0034】
以下で述べる発明の好適な実施形態では、それが誘電体基板のグラウンドプレーンとして役立つ面とは反対側の面上に担持された導電性給電線を含み、グラウンドプレーンに形成されたスロットが給電線の給電端に電磁的に結合された給電側および給電線の出力増加端に電磁的に結合された出力増加側を持つので、スロットが予め定められた高周波帯域で共振しかつ放射するという点で、上で引用した(本願の共同発明者の一人の特許であり、参照によってここに組み込んだ)米国特許第5068670号に記載された型である。
【0035】
本発明の別の態様では、そのようなアンテナのグラウンドプレーンに形成されたスロットは湾曲している。
【0036】
スロットを湾曲させることによって達成される改善は、アンテナボードの全体的なサイズの低減である。特に両端を短絡したスロットの場合、そのようなスロットのサイドアームがスロットの端に隣接するので、スロットを湾曲させる効果は、性能に関しては最小である。前述の通り、短絡端型スロットの電磁界はそのようなスロットの端で消滅し、それらは連続していなければならないので、スロットの端付近のそれらの値は低く、したがってスロットを湾曲させることによって影響されないということになる。そのようなスロットの中心付近の領域は最も重要であり、電磁界の値は高い。
【0037】
そのような湾曲したスロットと分散給電線の組合せ(米国特許第5068670号に記載されているものと同様であることが好ましい)は、特にそのような小型アンテナでは、特に優れた結果をもたらす。
【0038】
典型的なDCS/PCS周波数(1800および1900MHz)の典型的なアンテナの寸法は約60〜80mmとする必要がある。このサイズは、内部アンテナのための典型的な空間がわずか(35〜45)mm×(12〜30)mmの範囲内である最新の移動通信装置にとっては非現実的である。米国特許第5929813号および第6025802号(ノキアによる)などこれまで使用されている先行技術のスロットは、ピンによって直接給電される。さらに、これらの特許によって提案された構造は実際には、スロットアンテナというよりむしろループアンテナである。
【0039】
PCT/US99/0085、WO99/36988(レインジスターによる)は、セルラ送受器用のスロットアンテナを提示している。この提案アンテナは同軸ケーブルによって給電され、したがって、スロットに沿った励振点というよりむしろインピーダンス整合のための余地が無い。この構成もまた、はんだ付けしなければならず、また同軸ケーブルのワイヤは往々にして断線するので、組立の点で複雑である。さらに、スロットは湾曲というよりむしろ直線的であり、かつ動作周波数の波長に比較して長さが非常に短く、したがってその効率および特にその動作帯域幅が本質的に非常に低い。
【0040】
したがって、依然として給電端(スロットインピーダンスを整合させるためにその長さおよび幅を変化させることによってもたらされる変成器を含むことが好ましい)および出力増加端(主にスロットインピーダンスのリアクティブ部を零のレベルまで低減するために、リアクティブ出力増加すなわち開放スタブ、短絡スタブ、または集中素子を含む)を有する分散給電線によって励振しながらスロットを湾曲させると、スロットを湾曲させ、それを分散給電線によって励振したときに、(放射効率、利得、および動作帯域幅に関して)特に優れた結果が得られる。
【0041】
それに応じて800、900、1800、1900および2400MHz帯域全体を完全にカバーする5帯域アンテナが作成された。
【0042】
本発明に従って、2つのスロットを同一給電線によって連続的に励振させ、例えば第1スロットにその励振点で交差し、第2スロットに移り、第2スロットにその励振点で交差し、次いで給電線の出力増加端部を持つことによって、マルチスロット構成を作成することができる。この実施形態は、アンテナ全体をさらなる周波数帯域で作動させることを可能にする。
【0043】
さらなる好適な実施形態では、(マルチスロット構成における)各々のスロットを別個の給電線によって励振させることができ、給電線は相互に並列である。
【0044】
本発明に係る別の構成では、さらなる給電線が2つのスロットの各々を励振することができ、各々の給電線は上述の通り直列または並列いずれかの方法に従って構成される。本発明に従って後者のアンテナに直列および並列給電線のどんな組合せでも適用できることを理解されたい。
【0045】
アンテナの電気接続は、アンテナの任意の適切な位置で行なうことができる。例えば予備設計段階で、アンテナPCBにメッキスルーホールを作成し、通信装置のPCBからのピンをこれらの穴に挿入してはんだ付けすることができる。別の可能な構成では、ばね負荷式ピンにより、アンテナおよび通信装置のPCB上のパッドとの直接接触によって電気接続を生じることができる。さらに可能な構成では、通信装置のPCBの給電線とアンテナとの間の電磁結合により、アンテナとの電気接続を行なうことができる。
【0046】
好適な実現は、アンテナ(または2つ以上ある場合はその層の少なくとも1つ)を通信装置のPCBの一体的部分とすることである。最も一般的な例では、装置のPCBは多層PCBであり、アンテナは容易にそのPCB上に直接作成することができ、それによりさらなる接続や別個のPCBの必要性が排除される。その場合、別個の層として適用可能ならば、導電性反射器は、装置のPCBの正面カバーに近接して配設された簡素な金属薄板とすることができ、例えば導電性ピンによってアンテナに電気的に接続される。
【0047】
さらなる実現は、装置のPCBの上部層を可撓層とし、その上にアンテナおよび導電性反射器を含み、そこで接地板または導電性反射板のいずれかが折り返されて最終アンテナが作成される。
【0048】
別の好適な実施形態は、アンテナを通信装置の電池の一体的部分とすることであり、それは通常、通信装置の背面に配置される。そのような構造において、接点素子はばね負荷式ピンの型であることが好ましい。通信装置をユーザの手にかつ/またはユーザの頭/身体の近くに保持しながらその作動および性能に対する干渉を最小化するために、アンテナを配設するための好適な位置は、通信装置の背面の最上部である。
【0049】
したがって、本発明は、プリント配線板のグラウンドプレーンに切られ、スロットに沿った少なくとも単一の励振点でスロットに交差することにより励振される共振スロット(すなわち「短絡端型」スロット)から成るアンテナによって実現することができることが分かるであろう。この励振点は、所望の動作周波数で給電点のスロットインピーダンスを最適化するように設計される。励振はまた、スロットを対称的に励振してスロットの対称放射を確実にするか、あるいは2つの異なる励振の組合せによって非対称的に励振して動作の周波数帯域幅を拡大するように、二重給電線によって実行することもできる。アンテナ効率を向上するために、給電線の出力増加端側は、整合出力増加ではなくむしろリアクティブ型であることが好ましい。給電線の給電端および給電線の出力増加端の設計は米国特許第5068670号に従って行ない、アンテナの動作帯域幅を最大にすることができる。スロットは、アンテナの小型サイズを確実にするために、それが切られたグラウンドプレーンで湾曲することが好ましい。
【0050】
上述の通り、出力増加端はリアクティブ出力増加型である。それは短絡スタブ(スタブの端部が例えばメッキスルーホールによってグラウンドプレーンに接続され、短絡回路をシミュレートする)、開放スタブ(開放回路をシミュレートする)、または集合素子(短絡回路または開放回路以外のインピーダンスを表わすことのできるリアクティブ出力増加をシミュレートする)とすることができる。リアクティブ出力増加の任意の組合せを、記載したアンテナ構成の出力増加端として使用することができる。
【0051】
前述の通り、最新の移動通信装置は今や二重または三重の動作帯域を必要とする。したがって、スロットはより高い帯域(例えばセルラ電話装置の場合1800および/または1900MHz)で作動するように設計される。アンテナが低周波帯域(例えばセルラ電話装置の場合800および/または900MHz)でも作動するために、グラウンドプレーンの縁に電気的に接続された金属薄板によってグラウンドプレーンの延長をスロットの遠端に作成し、アンテナにさらなる動作帯域を追加することができる(例えばセルラ電話装置の場合800および/または900MHz)。グラウンドプレーンの追加片は移動通信装置のPCBと共にどちらも低い動作周波数帯域を同調させる。通信装置のPCBは事前に作成され、たいていの場合、アンテナ設計とは独立しているので、同調は通常、延長グラウンドプレーンの形状、長さ、幅、および接続の型によって制御される。
【0052】
上述の延長グラウンドプレーンは、アンテナのPCBの反対側に折り返されたPCB上に、またはアンテナの表面を節約するためにアンテナのPCBに対して斜めまたは平行に配設された第2層として適用することができる。好適な実現では、グラウンドプレーンの延長はアンテナのPCBの反対側の面上の給電線スタブによって行なわれ、メッキスルーホールまたは導電性ピンによってグラウンドプレーンに電気的に接続される。これらのスタブは、スロットを励振する給電線またはスロット自体の給電および出力増加のいずれかにもそれらが有意に干渉しないように設計される。
【0053】
本発明のさらなる特徴および利点は以下の説明から明らかになるであろう。
【0054】
図面の簡略説明
本発明をここで、単なる例として、添付の図面に関連して説明する。
図1は、本発明に従って作成される内部アンテナを中に組み込むための1つの構成を含む移動通信装置の一形態を示す略図である。
図2は、本発明に従って作成される内部アンテナを中に組み込むための別の構成を含む移動通信装置の略図である。
図3は、本発明に従って作成された非折り返し状態の内部アンテナの一形態を示す略図である。
図3aは、図3のアンテナの折り返し法を模式的に示す略側面図である。
図3bは、図3のアンテナの折り返し法を模式的に示す略側面図である。
図3cは、図3のアンテナの折り返し法を模式的に示す略側面図である。
図4は、図3に類似しているが、図3のように両端が閉塞するのではなく、スロットの一端が反射器に開放されている構造を示す略図である。
図4aは、図4のアンテナの折り返し法を模式的に示す略側面図である。
図4bは、図4のアンテナの折り返し法を模式的に示す略側面図である。
図4cは、図4のアンテナの折り返し法を模式的に示す略側面図である。
図5は、本発明に従って作成されたこれも非折り返し状態の内部アンテナの別の形態を示す略図である。
図5aは、図5のアンテナの折り返し法を模式的に示す略側面図である。
図5bは、図5のアンテナの折り返し法を模式的に示す略側面図である。
図5cは、図5のアンテナの折り返し法を模式的に示す略側面図である。
図6は、単一可撓性PCB(プリント配線板)上に本発明に従って作成された非折り返し状態の内部アンテナを示す略図である。
図6aは、図6のアンテナの折り返し法を模式的に示す略側面図である。
図6bは、図6のアンテナの折り返し法を模式的に示す略側面図である。
図6cは、図6のアンテナの折り返し法を模式的に示す略側面図である。
図7は、本発明に従って単一可撓性PCB上に作成された内部アンテナを示す略図である。
図7aは、図7のアンテナの折り返し法を模式的に示す略側面図である。
図7bは、図7のアンテナの折り返し法を模式的に示す略側面図である。
図7cは、図7のアンテナの折り返し法を模式的に示す略側面図である。
図8は、単一剛性PCB層上に作成された内部アンテナを示す略図である。
図8aは、図8のPCBの一方の面を示す略図である。
図8bは、図8のPCBの他方の面を示す略図である。
図8cは、図8のPCBの側面図である。
図9は、図8に対応しているが、図8のアンテナ構造の変形を示す略図である。
図9aは、図9のPCBの一方の面を示す略図である。
図9bは、図9のPCBの他方の面を示す略図である。
図9cは、図9のPCBの側面図である。
図10は、図8に比較して多少の変形を含む単一剛性PCB層上に作成された内部アンテナを示す略図である。
図10aは、図10のPCBの一方の面を示す略図である。
図10bは、図10のPCBの他方の面を示す略図である。
図10cは、図10のPCBの側面図である。
図11は、二重反射器を持つ内部アンテナの別の形態を示す略図である。
図11aは、図11のアンテナの折り返し法を模式的に示す略側面図である。
図11bは、図11のアンテナの折り返し法を模式的に示す略側面図である。
図11cは、図11のアンテナの折り返し法を模式的に示す略側面図である。
図12は、さらなる変形を含む単一剛性PCB層上に作成された内部アンテナを示す略図である。
図12aは、図12のPCBの一方の面を示す略図である。
図12bは、図12のPCBの他方の面を示す略図である。
図12cは、図12のPCBの側面図である。
図13は、2本の給電線によって給電される2つのスロットを有する単一PCB上に本発明に従って作成された内部アンテナを示す略図である。
図13aは、図13のPCBの一方の面を示す略図である。
図13bは、図13のPCBの他方の面を示す略図である。
図13cは、図13のPCBの側面図である。
図14は、図13に類似した構造であるが給電線が1本の内部アンテナを示す略図である。
図14aは、図14のPCBの一方の面を示す略図である。
図14bは、図14のPCBの他方の面を示す略図である。
図14cは、図14のPCBの側面図である。
図15は、図3に類似しているが反射器に開放スロットを持つ内部アンテナを示す略図である。
図15aは、図15のアンテナの側面図である。
図15bは、図15のアンテナの組立を示す略側面図である。
図15cは、図15のアンテナの組立を示す略側面図である。
【0055】
好適な実施形態の説明
図1は、本発明に従って作成されたセルラ電話送受器などの移動通信装置の主構成要素を示す。一般的に2と指定するそのような装置は、正面カバー3、主PCB(プリント配線板)4、および通常電池(図示せず)をも収容する背面カバー5を含む。上述の構成要素は伝統的なものとすることができ、したがってこれ以上の詳細は記載しない。
【0056】
本発明では、移動装置2は、主PCB4と背面カバー5との間に配設され、給電ピン8によってPCBに接続された、一般的に6と指定する内部アンテナを含む。図1に示した実施形態では、内部アンテナ6は、それが給電ピン8によって接続されている主PCB4の面と実質的に平行に配置される。図2は、そこで16と指定された内部アンテナを、それが給電ピン18によって接続される主PCB4に実質的に直角に配置した変形を示す。
【0057】
本発明は、特に図3〜15に示すような内部アンテナの様々な実施形態に関して以下で説明する通り、主として内部アンテナ、例えば6、16の構造を扱う。
【0058】
図3および図3a〜3cは、図1の内部アンテナ6または図2の内部アンテナ16の好適な構造を示す。
【0059】
したがって、図3および図3a〜3cに示すように、そこで100と指定された内部アンテナは、メッキスルーホール(PTH)111a、111bに通した1つまたはそれ以上の導電性ピン112(1つだけ図示)によって一縁に沿って機械的かつ電気的に一つに接続された2つのパネル101、102から構成される。2つの層を接続するために、ばね負荷式ピンまたは他の型のピンを使用することができることを理解されたい。
【0060】
パネル101は、一方の面にグラウンドプレーンとして役立ちかつ共振スロット104が切られた導電層103を有する誘電体基板から構成されるPCB(プリント配線板)である。スロット104は湾曲したU字形構成であり、その端は両方とも閉塞して、ブリッジ104cによって接合された2つの閉塞サイドアーム104a,104bを画定する。共振スロット104は、誘電体パネル101のグラウンドプレーン103の面とは反対側の面に担持された導電性給電線105によって励振される。
【0061】
図3に示した実施形態は対称構造であり、2つのサイドアーム104a、104bは実質的に平行であり、実質的に同一の長さおよび幅であり、かつ共通励振点すなわち給電線105がスロットと交差する点によって励振される。しかしアンテナは、閉塞サイドアーム104a、104bが平行でなく、異なる長さまたは幅を持ち、かつ/または給電線によってそれぞれ非対称的に励振される、非平行かつ/または非対称構造とすることができることを理解されたい。
【0062】
PCBの反対側の面に担持される導電性給電線105(図3に破線で示す)がスロット104を励振する。主給電線アーム105aはPTHに通した入力信号ピン108aと接続し、電力を2つの給電線変成器部分105bおよび105cに分割し、スロット104を2点で励振する。変成器部分105bおよび105cは図3のように同一であるか、あるいは長さおよび/または幅が異なることができる。給電線部分105bおよび105cはスロットの下の励振点から連続し、それぞれリアクティブ出力増加106aおよび106bの機能を果たす。
【0063】
この実施形態のリアクティブ出力増加は、PTH107aおよび107bを介してPCBの反対側の面でグラウンド103に短絡される。これらのリアクティブ出力増加は、スロットインピーダンスの整合を向上し改善する。すなわち、それらは主としてスロットインピーダンスのリアクティブ部を幅広い周波数範囲で零程度に低減する。したがって、送信電力は給電線105bおよび105cからスロット104に電磁的に結合され、スロット104からの放射を可能にする。同じことは受信にも当てはまり、受信電力がスロット104から給電線105bおよび105cに電磁的に結合される。
【0064】
給電線105の各アーム、および/またはリアクティブ出力増加、および/またはスロット104a〜104cの各部分の長さおよび/または幅は変更することができる。これらのパラメータのみならず、スロットの励振点、主PCB4からの高さ、およびアンテナ6または16と主PCB4との間の角度、ピン8とその直径との間の距離、基板の種類および厚さ等が、アンテナの高周波数帯域を設定する。本発明のこの図の好適実施形態では、構造は完全に対称であり、したがってスロット104からの放射パターンは対称である。
【0065】
本発明の重要な特徴は、グラウンドプレーン103に切られたスロット104、給電線105、およびリアクティブ出力増加106によって決定される、予め定められた高周波数だけでなく、低周波数帯域でも共振し放射するので、多帯域マイクロ波アンテナとして使用することができることである。この目的のために、図3のアンテナ100は、導電体110であって、パネル101および102にそれぞれ穿孔されたPTH111aおよび111bに挿入された導電性ピン112(図3b、3c)によってグラウンドプレーン103に電気的に接続される、さらなるパネル102(例えばPCB)を含む。したがって導電体110はスロット104の出力増加側でグラウンドプレーン103の連続として役立つ。導電体110に切られたスロット109は、スロットが低周波数帯域でも共振し放射するように、低周波数帯域でスロット104の電磁出力増加として働く。スロット109の各アーム109a〜109cの長さおよび/または幅のみならず、導電体110のスロットの開口の方向およびスロットの位置も変更することができる。スロット109は、スロット6または16と比較して異なる長さ、幅、および形状とすることができる。これらのパラメータはアンテナ100の低周波数の挙動に影響を及ぼす。
【0066】
導電体110は、低周波数帯域へのその貢献に加えて、スロット104によって散乱する電磁波を反射するための反射器として働くことにより、ユーザの頭に対する放射を低減することにも役立つ。それによってSARレベルをも低減する。アンテナの型および構造によって、SARは典型的なCDMA/TDMA/GSM周波数帯域(800および900MHz)では約3dB、典型的なPCS/DCS周波数帯域(1,800および1,900MHz)では5dBより多く低減される。さらに、アンテナの非常に高い効率は、通信装置の出力RF電力レベルを低減することを可能にし、それによってユーザの安全性のみならず、電池の充電までの使用寿命サイクルをも増大する。
【0067】
先に示した通り、図3は変成器部分105bおよび105cならびにリアクティブ出力増加106aおよび106bによる対称的な二重給電構造を有するスロット104を示す。図3は、その実施形態に従って使用される3つの給電線ピン、すなわち信号給電ピン108aおよびその両側の1対の接地ピン108bおよび108cを示す。そのような構成は構造の対称性を維持し、またピンが表わす送信線の特性インピーダンスをも低減する。3ピン対称構造の特性インピーダンスは、2ピン構造の特性インピーダンスの約半分である。これはたいていの場合、これらのピンを通してアンテナを送信器の出力インピーダンスおよび/または受信器の入力インピーダンスに整合させることをより容易にする。
【0068】
リアクティブ出力増加106は、より高い帯域で励振点におけるスロット104のインピーダンスのリアクティブ部を整合させる。反射器102は、高周波数帯域に影響すると上述した全てのパラメータに加えて、低周波数帯域でもスロットインピーダンスを整合させる。スロット104およびリアクティブ出力増加106または反射器102によって発生する複合インピーダンスは、変成器部分105bまたは105cによって主給電線アーム105aと変成器部分105および105bの間の接合部に伝達される。2つの側からの両方のインピーダンスは、主給電線アーム105aおよび入力ピン8を通して送受器に反射される。スロット104、リアクティブ出力増加106、パネル102(反射器110)、給電線105、および入力ピン8は、アンテナの広帯域動作、すなわち低帯域および1つまたはそれ以上の高帯域の両方での動作を確実にするように設計することができる。
【0069】
図3aは、機械的かつ電気的に接続される前の2つのパネル101、102の側面図を示す。図3bは、グラウンドプレーン103、スロット104、および給電線105を含むパネル101が、反射器110およびスロット109を含むパネル102の上にくるように(非対称であってもよい)、2つのパネルを接続する1つの方法を示す。図3cはパネル102がパネル101の上にくる逆の配置構成を示す。重要なアンテナパラメータは、2つのパネル101、102間に形成される角度である。パネル間の角度を変更し、上にくるパネルを変更するだけでなく、上を向くパネルの面をも変更することが可能であるが、そのような変更は給電線の微調整を必要とする。加えて、図3、3a、および3bは2つのパネルが、2つのパネル内のそれぞれのメッキスルーホール111aおよび111b内に受容された単一ピン112によって、機械的かつ電気的に相互接続されるものとして図示するが、複数のそのようなピンおよびPTHをこの目的に使用できることは理解されるであろう。
【0070】
図4は、導電性反射器110のスロット109が図4のアーム109dによって示されるように一端が開放されていることを除いては図3のアンテナ100と同様の、1000と指定されたアンテナを示す。
【0071】
図5は、それが2個の給電ピン、すなわち1つの信号ピン208aおよび1つの接地ピン208bしか含まないことを除いては図3に示したものと同様の、図5で一般的に200と指定された内部アンテナの別の構造を示す。これは、アンテナと送受器との間の電気インタフェースを表わす送信線の特性インピーダンスを変化させる。2つの給電ピン208a、208bの位置はアンテナの中心を外れており、したがって放射パターンは非対称である。
【0072】
図5で分かるように、この実施形態では、パネル101のスロット104の励振は単一給電線205および単一励振点によって行なわれる。また、リアクティブ出力増加206も開放端型である。この給電もまたアンテナの放射パターンを非対称にする。
【0073】
給電線またはリアクティブ出力増加の長さおよび幅のみならず、励振点もまた変更することができる。反射器パネル102は、図3と同様に導電層110に切られた閉塞スロット109を含む。反射器スロット109の特性は、グラウンドプレーン103の放射スロット104とは異なることができる。反射器スロット109の閉塞サイドアーム109aおよび109bは同一とすることもでき、あるいは長さおよび幅が相互に異なることもできる。
【0074】
2つのパネル101、102は、所望の関係に、所望の角度で、図5bおよび5cに112で示す1つまたはそれ以上の導電性ピンによって機械的かつ電気的に一つに固定することができる。図3および図3a〜cに関連して上述した通り、2つのパネル間の関係、および2つのパネルによって画定される角度は、特定の用途に応じて変更することができ、給電線はパネルの所望の状態およびパネル間の角度に応じて微調整することができる。
【0075】
図6は、図3のアンテナに類似しているが、2つの剛性PCBパネルではなく、単一のダブルサイズの両面型可撓性PCBパネル上に作成された、図6で一般的に300と指定されている内部アンテナを示す。そのような構造は、図3の組立体におけるPTH111およびピン112の必要性を排除する。図6に示した単一可撓性パネルの2つの面A、Bは、図3に関連して上述した通り、かつ図6aに側面図で示す通り、様々な素子を備えている。単一パネルは次いで、特定の用途に応じて図6bまたは図6cに示すように予め定められた角位置まで折り返し軸317に沿って折り返されるだけである。
【0076】
給電ピン108a〜108cおよび給電線105は、図3に関連して上述したものと同様である。リアクティブ出力増加206は、図5と同様に開放リアクティブ出力増加である。図6のアンテナの主な相違は、開放端型同調スタブ313の追加である。このスタブはアンテナの帯域幅を増大し、アンテナの送受器への同調を改善する。その長さおよび幅は特定の用途に応じて変更することができる。
【0077】
パネルの片側にグラウンドプレーン103を画定する導電層が形成され、反射器を画定するパネルの反対側には拡大カットアウトまたはインタラプション(すなわち導体の無い領域)314を設け、それによりパネルの両側に2つのスタブ反射器316a、316bを画定する。スタブ反射器316a、316bの長さおよび/または幅は、対称構造の場合は同一に、あるいはより幅広い帯域幅を提供する非対称構造の場合は異なることができる。2つのスタブ反射器316a、316bは、反射器給電線318a、318bおよび電気接合部315を介してグラウンドプレーン103に電気的に接続される。2つの反射器給電線318a、318bは、対称構造の場合は同一の長さおよび幅、非対称構造の場合はより幅広い帯域を提供するために異なる長さおよび/または幅にすることができる。接合部315はフィルタのように働き、したがってその寸法(長さおよび幅)は低周波数帯域に影響する。
【0078】
図6aはそれが折り返される前の図6のパネルの端面図である。図6bおよび6cは、図3bおよび3cにそれぞれ示した構成に対応する、2つの可能なパネル折り返し法を示す。誘電体基板の部分314の形状は、スタブ反射器316a、316bおよび反射器給電線318a、318bの長さおよび/または幅を変更するために、希望する通りに変更することができる。加えて、誘電体基板部分314は、給電ピン108を収容するために1つまたはそれ以上の開口を形成することができる。
【0079】
図7で一般的に400と指定された図7に示すアンテナは、図6に示したアンテナ300と同様であり、かつ単一可撓性パネル上に作成され、それは折り返されて片側にグラウンドプレーン、スロット、および給電線を、反対側に反射器を生成する。しかし、この場合、今グラウンドプレーン103に形成され、そこで404と指定される放射スロットは、両端とも開放端である。すなわち、その2つのサイドアーム404a、404bの片側が開いており、反対側がブリッジ404cによって接合される。この理由から、スロット404の励振は図6に関して上述したものと異なる。
【0080】
したがって、図7に示したアンテナ構造では、同調スタブ313が、スロット404の主励振を実行するためにメッキスルーホール(PTH)419を介してグラウンドプレーン103に短絡される。リアクティブ出力増加206を持つ給電線105は、スロットの二次励振として働き、マルチフィード励起スロットを達成する。開放サイドアーム404aおよび404bは、対称構造の場合には相互に同一とすることができ、あるいは非対称構造の場合には相互に異なる長さおよび/または幅とすることができる。給電線によるスロット404の励振点は、上述の通り、対称または非対称とすることができる。
【0081】
図7aは図7の可撓性パネルの側面図であり、図7bおよび7cは、それぞれ図6bおよび6cに示した構成に対応する可撓性パネルを折り返すための2つの可能な構成を示す。
【0082】
図8は、図8aに示す上面および図8bに示す下面を有する単一の剛性PCB上にアンテナが作成された、一般的に500と指定される別のアンテナ構造を示す。そのような構成は、アンテナを送受器内に組み立てるときに、可撓性パネルを折り返し、あるいは2つのパネルを一つに接続する必要性を排除する。
【0083】
パネルの上面(図8a)は、グラウンドプレーン103として働く導電層、およびグラウンドプレーンに切られた放射スロット104を備えている。加えて、グラウンドプレーン103の反対側の縁の導電層は、グラウンドプレーンにインタラプション521a、521b、すなわち導体の無い領域を提供するために除去される。
【0084】
図8bに示すPCBの反対側の面には、給電線105、同調スタブ313、および反射器給電線522a、522b(図7の反射器給電線318a、318bに対応する)によって接続された2つのスタブ反射器520a、520b(図7のスタブ反射器316a、316bに対応する)を含む反射器が形成される。しかし、図8の構成では、スタブ反射器520a、520bは、PCBの反対側(上)の面のグラウンドプレーン103に接続されたPTH523によって励振される。したがって給電反射器522a、522bはスタブ反射器520a、520bの変成器として働くので、図7のアンテナ構造の反射器機能は今や、図8のアンテナ構造でPCBパネルの給電線105および同調スタブ313と同じ面(下面)に形成されたスタブ反射器520a、520bおよび給電反射器522a、522bによって達成される。グラウンドプレーンのインタラプション521a、521bは低周波数帯域のさらなる制御パラメータを提供し、かつアンテナの放射およびインピーダンスをも増強することができる。
【0085】
グラウンドプレーン103のインタラプション521a、521b、スタブ反射器520a、520b、および給電反射器522a、522bは、図8に示すように対称にすることができ、あるいは非対称にすることができる。これらの素子の寸法は、それらの長さおよび/または幅を含めて、アンテナの低帯域の挙動を制御するために変更することができる。グラウンドプレーン103に切られたスロット104、給電線105、同調スタブ313、およびリアクティブ出力増加206a、206bは、特に図6のアンテナに関して上述したのと同一構造とすることができるが、インタラプション521a、521bのためにグラウンドプレーン103の長さが小さくなっている事実のため、それらの寸法は異なってくる。
【0086】
図8に示した単一パネル構造がアンテナの製造および組立を簡素化し、したがってそのコストを低減することは理解されるであろう。
【0087】
図9は、そこで604と指定された放射スロットが半開放スロットであることを除いては図8と非常に類似している、一般的に600と指定したアンテナ構造を示す。すなわち、片側のサイドアーム604aは開放しており、反対側のサイドアーム604bは閉塞しており、2つのサイドアームがブリッジ604cに接続されている。
【0088】
図9に示したアンテナ600の構造の別の変形は、図8のように3つの給電ピン108a〜108cではなく、2つの給電ピン208a、208bを含むことである。給電線105は二重給電型であり、スロット604の2つのサイドアーム604a、604bを励振させる。
【0089】
さらなる変形は、高帯域で広帯域動作をするために、図9に示したアンテナ600に2種類のリアクティブ出力増加、すなわちPTH107を介してグラウンドプレーン103に短絡されたリアクティブ出力増加106、および開放端型のリアクティブ出力増加206を設けるものである。そのような構成は非対称構造を提供するが、低帯域の動作は図8に示したアンテナ500の場合と同じである。
【0090】
図10は、図8に提示した設計500に類似しているが幾つかの重要な変更がある、一般的に700と指定されたアンテナ構造を示す。アンテナ設計700は、図10aに示した上面および図10bに示した下面を有する単一剛性PCB上に形成される。図10cは側面図を表わす。
【0091】
上面(図10a)は設計500と同様にグラウンドプレーン103に切られたスロット104を備えているが、ここではグラウンドプレーン103にインタラプション521が1つしか無く、上面の反対側では、反射器延長724がPTH523aを通して下面のスタブ反射器520aに接続される。したがって、グラウンドプレーン103と反射器延長724との間に間隙725が形成される。スロット104はU字形ではなく、その両端がさらに折り返される。
【0092】
図10bに示すアンテナ設計700の下面は、設計500と比較して大きい相違を示す。スタブ反射器520aおよび520bの励振点、PTH523は対称ではなく、したがって給電反射器522aおよび522bは対称ではない。さらに、片側でスタブ反射器520aはアンテナの上面にまで延長し、PTH523aを介して反射器延長724に接続される一方、反対側では、スタブ反射器520bは折り返され、アーム反射器726を形成する。
【0093】
したがって、反射器の非対称構造によって、低帯域の追加周波数帯域をアンテナに追加することができる。PTH523の位置、各給電反射器522aおよび522b、各スタブ反射器520aおよび520b、アーム反射器726、反射器延長724、ならびに間隙725の長さを制御することにより、アンテナは2つの低周波数帯域で作動するように別個に同調させることができる。
【0094】
別の相違は、設計500のように同調スタブ313が存在しないことである。代わりに同調スタブ713が信号入力ピン108aに直接接続される。
【0095】
図示したスタブ反射器は開放端型であるが、各々のスタブ反射器は、PTHを介して、あるいは延長スタブ反射器724の場合には直接的にさえも、その端を接地することもできることを理解されたい。
【0096】
図11は、図5の設計200に類似しているが、2つの主要な変更がある、一般的に800と指定されたアンテナ設計を示す。第一に、反射器を画定する導電層110が、図5に109で示すようなスロットを形成するのでなく、連続しており、スロットが無い。第二に、連続導電層110′を持つ別のパネル102′がある。このパネル102′は、PTH111cおよび111dを介してピン112′によりパネル102に接続される。図11bおよび11cは二重折り返し状態のアンテナを提示する。
【0097】
図12は、ここではスタブ反射器520aおよび520bが給電線105のリアクティブ出力増加206aおよび206bの内側にあることを除いては、図8のアンテナ500に類似した、一般的に900と指定されたアンテナを示す。
【0098】
図13は一般的に1100と指定されたアンテナを示す。ここでは、アンテナが図13aに示す上面および図13bに示す下面を有する単一剛性PCBパネル上に作成される。グラウンドプレーン103に切られた2つのスロット104および104′は二重給電線および対称構造を有する。給電線105ならびにそのリアクティブ出力増加206aおよび206bは、スロット104を対称的に励振させる。給電線105′とそのリアクティブ出力増加206a′および206b′はスロット104′と同一である。各スロットとそのリアクティブ出力増加およびその給電線の複合インピーダンスは、入力ピン108に並列加算される。ここに示した設計は完全に対称であるが、スロット104および104′、給電線105および105′、リアクティブ出力増加206および206′、ならびにそれらの各々の励振点は非対称とすることができる。
【0099】
図13cはアンテナ1100の側面図を示し、アンテナの上面および下面は変更することができる。
【0100】
図14は、グラウンドプレーン103に切られたスロット104および104′が単一給電点および単一給電線205を持つことを除いてはアンテナ1100(図13)に類似している、一般的に1200と指定されたアンテナを示す。給電線205は、整合を改善するために、2つのスロット間に変成器部分を有する。したがって、両方のスロットが単一リアクティブ出力増加を有する。ここではインピーダンスは直列に加算される。スロット104および104′は対称構造であるが、これは本質的ではない。図14aは上面を示し、図14bは下面を示し、図14cは側面図である。
【0101】
図15は、パネル102のグラウンド連続110に切られたスロット1309の両端が開放端であることを除いては、図3のアンテナ100に類似している、一般的に1300と指定されたアンテナを示す。したがって、ブリッジ1309cによって接続された同一かつ平行なサイドアーム1309aおよび1309bは両方とも一端が開放されている。サイドアーム1309aおよび1309bは非対称構造となるように相互に異なることができる。したがって導電性パネル110はフローティングである。
【0102】
本発明を幾つかの好適な実施形態に関して説明したが、これらは単に例として記載したものであって、本発明の多くの他の変形を施すことができることは理解されるであろう。例えば、記載したアンテナ構造のどれも、記載した給電ピンのいずれかを、主PCBに対して任意の角度で含むことができる。基板の一方の面から他方の面への導電路は、導電ピン、メッキスルーホール(PTH)、または両方によって形成することができる。信号給電ピンの数は特定の用途に応じて変更することができる。例えばある用途では、同軸給電線をシミュレートするために、1つの信号ピンおよび円形アレーの接地ピン(例えば4個)を持つことが望ましいかもしれない。
【0103】
本発明の多くの他の変形、変更、および適用は、当業者には明白であろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に従って作成される内部アンテナを中に組み込むための1つの構成を含む移動通信装置の一形態を示す略図である。
【図2】 本発明に従って作成される内部アンテナを中に組み込むための別の構成を含む移動通信装置の略図である。
【図3】 本発明に従って作成された非折り返し状態の内部アンテナの一形態を示す略図である。図3aは、図3のアンテナの折り返し法を模式的に示す略側面図である
図3bは、図3のアンテナの折り返し法を模式的に示す略側面図である。図3cは、図3のアンテナの折り返し法を模式的に示す略側面図である。
【図4】 図3に類似しているが、図3のように両端が閉塞するのではなく、スロットの一端が反射器に開放されている構造を示す略図である。図4aは、図4のアンテナの折り返し法を模式的に示す略側面図である。図4bは、図4のアンテナの折り返し法を模式的に示す略側面図である。図4cは、図4のアンテナの折り返し法を模式的に示す略側面図である。
【図5】 本発明に従って作成されたこれも非折り返し状態の内部アンテナの別の形態を示す略図である。図5aは、図5のアンテナの折り返し法を模式的に示す略側面図である。図5bは、図5のアンテナの折り返し法を模式的に示す略側面図である。図5cは、図5のアンテナの折り返し法を模式的に示す略側面図である。
【図6】 単一可撓性PCB(プリント配線板)上に本発明に従って作成された非折り返し状態の内部アンテナを示す略図である。図6aは、図6のアンテナの折り返し法を模式的に示す略側面図である。図6bは、図6のアンテナの折り返し法を模式的に示す略側面図である。図6cは、図6のアンテナの折り返し法を模式的に示す略側面図である。
【図7】 本発明に従って単一可撓性PCB上に作成された内部アンテナを示す略図である。図7aは、図7のアンテナの折り返し法を模式的に示す略側面図である。図7bは、図7のアンテナの折り返し法を模式的に示す略側面図である。図7cは、図7のアンテナの折り返し法を模式的に示す略側面図である。
【図8】 単一剛性PCB層上に作成された内部アンテナを示す略図である。図8aは、図8のPCBの一方の面を示す略図である。図8bは、図8のPCBの他方の面を示す略図である。図8cは、図8のPCBの側面図である。
【図9】 図8に対応しているが、図8のアンテナ構造の変形を示す略図である。図9aは、図9のPCBの一方の面を示す略図である。図9bは、図9のPCBの他方の面を示す略図である。図9cは、図9のPCBの側面図である。
【図10】 図8に比較して多少の変形を含む単一剛性PCB層上に作成された内部アンテナを示す略図である。図10aは、図10のPCBの一方の面を示す略図である。図10bは、図10のPCBの他方の面を示す略図である。図10cは、図10のPCBの側面図である。
【図11】 二重反射器を持つ内部アンテナの別の形態を示す略図である。図11aは、図11のアンテナの折り返し法を模式的に示す略側面図である。図11bは、図11のアンテナの折り返し法を模式的に示す略側面図である。図11cは、図11のアンテナの折り返し法を模式的に示す略側面図である。
【図12】 さらなる変形を含む単一剛性PCB層上に作成された内部アンテナを示す略図である。図12aは、図12のPCBの一方の面を示す略図である。図12bは、図12のPCBの他方の面を示す略図である。図12cは、図12のPCBの側面図である。
【図13】 2本の給電線によって給電される2つのスロットを有する単一PCB上に本発明に従って作成された内部アンテナを示す略図である。図13aは、図13のPCBの一方の面を示す略図である。図13bは、図13のPCBの他方の面を示す略図である。図13cは、図13のPCBの側面図である。
【図14】 図13に類似した構造であるが給電線が1本の内部アンテナを示す略図である。図14aは、図14のPCBの一方の面を示す略図である。図14bは、図14のPCBの他方の面を示す略図である。図14cは、図14のPCBの側面図である。
【図15】 図3に類似しているが反射器に開放スロットを持つ内部アンテナを示す略図である。図15aは、図15のアンテナの側面図である。図15bは、図15のアンテナの組立を示す略側面図である。図15cは、図15のアンテナの組立を示す略側面図である。

Claims (21)

  1. 高周波帯域で共振しかつ放射する多帯域アンテナであって、
    対向する面を有する誘電体基板(101)と、
    前記誘電体基板の一方の面でアンテナグラウンドプレーンとして働く導電層(103)と、
    前記誘電体基板の反対側の面に担持された導電性給電線(105)であって、少なくとも1つの給電端および少なくとも1つの出力増加端を有する給電線と、
    前記給電端および出力増加端に対し給電側および出力増加側を有する前記グラウンドプレーン(103)に形成されたスロット(104)であって、スロット(104)が前記高周波数帯域で共振しかつ放射するように前記給電線(105)に電磁的に結合されるスロット(104)と、
    前記アンテナグラウンドプレーン(103)に電気的に接続されて前記アンテナグラウンドプレーン(103)の連続として働くさらなる導電体(110;315など)を備えたアンテナにおいて、
    前記さらなる導電体が、アンテナグラウンドプレーン(103)の縁でアンテナグラウンドプレーン(103)に電気的に接続されており、前記さらなる導電体が、少なくとも1つの低周波数帯域で前記スロットに電磁的に結合されており、前記さらなる導電体が、前記少なくとも1つの低周波数帯域でも前記アンテナを共振させかつ放射させるように大きさを定められて配置されていることを特徴とするアンテナ。
  2. 記さらなる導電体が導電層の形でもあり、かつ反射器としても作動する請求項1に記載のアンテナ。
  3. 前記後者の導電層(315)が連続しておりスロットが無い請求項2に記載のアンテナ。
  4. 前記後者の導電層(315)に両端(109a,109b)が閉塞したスロット(109)が形成される請求項2に記載のアンテナ。
  5. 前記後者の導電層(315)に少なくとも一端(109d)が開放されたスロット(109)が形成される請求項2に記載のアンテナ。
  6. 記さらなる導電体が少なくとも1つのスタブ反射器(316a,316b)を画定するように成形された導体(315)である請求項1に記載のアンテナ。
  7. 記さらなる導電体が、反射器給電(318a,318b)によって前記グラウンドプレーン(103)に各々電気的に接続される2つのスタブ反射器(316a,316b)を画定するように成形される前記請求項1に記載のアンテナ。
  8. 記さらなる導電体が、前記グラウンドプレーン(103)の前記誘電体基板(101)に対してある角度で固定された第2誘電体基板(102)上に担持されて、2つの導電層が電気的に接続された組立体を形成する請求項1に記載のアンテナ。
  9. 前記誘電体基板(101)が可撓性であり、一部分に前記グラウンドプレーン(103)、給電線(105)、およびスロット(104)を形成され、別の部分に前記さらなる導電体(315)を形成され、2つの導電層を接続した状態で予め定められた角度で折り返される請求項1に記載のアンテナ。
  10. 記さらなる導電体(520a,520b)が前記グラウンドプレーン(103)と同一誘電体基板(500)上に担持される請求項1に記載のアンテナ。
  11. 記さらなる導電体(520a,520b)が、前記誘電体基板(500)の前記給電線(105)と同一面に担持されるが、前記給電線(105)から絶縁される請求項10に記載のアンテナ。
  12. 記さらなる導電体(520a,520b)がスタブ反射器の形態である、請求項10に記載のアンテナ。
  13. 前記グラウンドプレーン(103)の前記スロット(104)が湾曲している請求項1に記載のアンテナ。
  14. 前記給電線(105)が少なくとも1対の給電(105a,105b)、および前記対の給電端の間で電力を分割する電力分配器を含む請求項1に記載のアンテナ。
  15. 前記スロット(104)のそれぞれの部分のインピーダンスを前記スロット(104)給電側に整合させるために各給電(105)が寸法の変更を含む請求項1に記載のアンテナ。
  16. 前記スロット(104)のそれぞれの部分のインピーダンスを前記スロット(104)出力増加側に整合させるために各出力増加(106)が寸法の変更を含む請求項1に記載のアンテナ。
  17. 前記給電線(105)の各出力増加(106)がリアクティブ出力増加(106a,106b)を含む請求項1に記載のアンテナ。
  18. 前記グラウンドプレーン(103)の前記スロット(104)が両端を閉塞されている請求項1に記載のアンテナ。
  19. 前記グラウンドプレーン(103)の前記スロット(104)が少なくとも一端を開放されている請求項1に記載のアンテナ。
  20. 前記給電線に電磁的に結合された2つの湾曲スロット(104,104′)が前記グラウンドプレーン(103)に形成される請求項1に記載のアンテナ。
  21. 2つの湾曲スロット(104,104′)が前記グラウンドプレーン(103)に形成され、前記誘電体基板が前記2つの湾曲スロットに電磁的に結合された2つの給電線(105,105′)を含む請求項1に記載のアンテナ。
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