JP4151804B2 - ホログラム複製方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ホログラム複製方法に関し、特に、散乱物体の像を記録した体積ホログラムをホログラム複製法により複製する際に、不要光(0次光等)の回折を制限し、かつ、記録像を観察できる視域(視角範囲)を所望の範囲に制限して、原版より明るい像が表示できるホログラム複製方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、散乱物体からの散乱光と参照光を体積ホログラム感材中で干渉させて白色照明光の下で再生可能な体積ホログラムを記録することはよく知られている。また、反射型あるいは透過型体積ホログラムに別の体積ホログラム感材を重ね合わせ、その別の感材側あるいは原版側からレーザー光を入射させ、その入射光と体積ホログラムで回折された回折光とをその別の感材中で干渉させて元の体積ホログラムと同じホログラムを複製する方法(ホログラム複製法)もよく知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来、散乱物体を記録した体積ホログラムをホログラム複製法により複製する際、複製用のレーザー光の入射角については、原版記録時の参照光の入射角近傍に選ぶか、あるいは、格別考慮が払われていなかった。そのため、複製されたホログラムには、散乱物体からの正反射光(0次光)に基づく不要干渉縞が依然として記録されていたり、記録像の観察ができる視域が原版と同様に広いため、不必要なフリンジ(干渉縞)によって不要な回折光が生じ、結果として余り明るい表示ができなかった。
【0004】
本発明は従来技術のこのような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、散乱物体の像を記録した体積ホログラムをホログラム複製法により複製する際に、正反射に基づく0次光等による不要光の回折を制限し、かつ、記録像を観察できる視域を所望の範囲に制限して、原版より明るい像表示が可能なホログラム複製方法及び体積ホログラムを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する本発明のホログラム複製方法は、散乱物体の像を記録した体積ホログラムをホログラム複製法により複製する際に、複製された複製ホログラムにおいて、所定の想定照明角θで照明し、所定の想定観察中心角φで観察できるような想定スラント角Sg のフリンジを複製記録できる入射角I1 で複製照明光を入射させることを特徴とする方法である。
【0006】
この場合、入射角I1 が次の式(6)を満たすことが望ましい。
ただし、I0 :原版記録参照光入射角
λ0 :原版記録波長
ν0 :原版感材収縮率
τ0 :原版フリンジスラント角変化
λ1 :複製波長
τ1 :複製フリンジスラント角変化
n0 :感材外屈折率
n1 :感材内屈折率
である。
【0007】
また、第1の散乱物体の像を記録した第1の体積ホログラムと第2の散乱物体の像を記録した第2の体積ホログラムとを重畳してなる原版を同一体積ホログラム感材中に複製する際に、複製された複製ホログラムにおいて、第1の散乱物体のホログラム像に対して所定の想定照明角θで照明し、第1の所定の想定観察中心角φ1 で観察できるような第1の想定スラント角Sg1のフリンジと、第2の散乱物体のホログラム像に対して所定の想定照明角θで照明し、第1の想定観察中心角φ1 と異なる第2の所定の想定観察中心角φ2 で観察できるような想定スラント角Sg2のフリンジ、あるいは、同様に異なる3つ以上のフリンジを複製記録できる入射角I1 で複製照明光を入射させるようにすることができる。
【0008】
また、第1の波長で第1の散乱物体の像を記録した第1の体積ホログラムと第2の波長で第2の散乱物体の像を記録した第2の体積ホログラムとを重畳してなる原版を同一体積ホログラム感材中に複製する際に、複製された複製ホログラムにおいて、第1の散乱物体のホログラム像に対して第1の波長と波長比が一定の関係にある第3の照明光を所定の想定照明角θで照射し、想定観察中心角φで観察できるような想定スラント角Sg のフリンジと、第2の散乱物体のホログラム像に対して第2の波長と波長比が同じ一定の関係にある第4の照明光を所定の想定照明角θで照射し、同じ想定観察中心角φで観察できるような同じ想定スラント角Sg のフリンジ、あるいは、同様に異なる3つ以上のフリンジを複製記録できる入射角I1 で複製照明光を入射させるようにすることができる。
【0009】
本発明のもう1つのホログラム複製方法は、散乱物体の像を記録した体積ホログラムを2段階のホログラム複製法により複製する際に、第1の段階で複製された複製ホログラムにおいて、ホログラム面に沿った直交する2つの方向の何れか一方の方向の所定の想定照明角成分θx で照明し、その方向の所定の想定観察中心角成分φx で観察できるような想定スラント角Sgxのフリンジを複製記録できる入射角I1xで複製照明光を入射させ、第2の段階で複製された複製ホログラムにおいて、ホログラム面に沿った直交する2つの方向の他方の方向の所定の想定照明角成分θy で照明し、その他方の方向の所定の想定観察中心角成分φy で観察できるような想定スラント角Sgyのフリンジを複製記録できる入射角I1yで複製照明光を入射させることを特徴とする方法である。
【0010】
また、本発明の体積ホログラムは、散乱物体の像を記録した体積ホログラムであって、所定の照明角θで照明し、所定の観察中心角φで観察できるようなスラント角Sg のフリンジを中心にそのスラント角Sg 前後の所定の幅ΔS内のスラント角のフリンジのみが記録されていることを特徴とするものである。
【0011】
本発明のもう1つの体積ホログラムは、散乱物体の像を記録した体積ホログラムであって、所定の照明角θで照明し、所定の観察中心角φ1 で観察できるようなスラント角Sg1のフリンジを中心にそのスラント角Sg1前後の所定の幅ΔS1 内のスラント角のフリンジと、前記の所定の照明角θで照明し、別の異なる所定の観察中心角φ2 で観察できるような別の異なるスラント角Sg2のフリンジを中心にそのスラント角Sg2前後の所定の幅ΔS2 内のスラント角の別のフリンジ、あるいは、同様に異なる3つ以上のフリンジのみが記録されていることを特徴とするものである。
【0012】
本発明のさらにもう1つの体積ホログラムは、散乱物体の像を記録した体積ホログラムであって、第1の波長の照明光を所定の照明角θで照射し、所定の観察中心角φで観察できるようなスラント角Sg の第1のフリンジを中心にそのスラント角Sg 前後の所定の幅ΔS1 内のスラント角のフリンジと、第2の波長の照明光を同じ所定の照明角θで照射し、同じ所定の観察中心角φで観察できるような同じスラント角Sg の第2のフリンジを中心にそのスラント角Sg 前後の所定の幅ΔS2 内のスラント角のフリンジ、あるいは、同様に異なる3つ以上のフリンジのみが記録されていることを特徴とするものである。
【0013】
これらの場合、ホログラム像がホログラム面近傍に再生されるように記録されていることが望ましい。
【0014】
本発明においては、複製された複製ホログラムにおいて、所定の想定照明角θで照明し、所定の想定観察中心角φで観察できるような想定スラント角Sg のフリンジを複製記録できる入射角I1 で複製照明光を入射させるので、正反射に基づく0次光等による不要光の回折を制限し、かつ、記録像を観察できる視域を所望の範囲に制限し、そのため、原版より明るいホログラム像表示が可能となる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のホログラム複製方法及び体積ホログラムの原理といくつかの実施例について、図面を参照にして説明する。
散乱物体を体積ホログラム(デニシュークホログラム)として記録し、それを原版とし、その原版に別の記録材料を重畳してホログラム複製することを考える。
【0016】
まず、図1に示すように、物体Oに照明光2を当て、それからの散乱光3と照明光が兼ねる参照光2とをフォトポリマー等の体積ホログラム感材1中で干渉させてホログラム原版を記録する。このとき、物体Oの照明は、体積ホログラム感材1を透過した0次光2ではなく、その光2とは別の分岐光によって行ってもよい。この原版記録時の参照光2の入射角をI0 、その波長をλ0 とする。
【0017】
このようにして記録した原版の後処理による体積ホログラム感材1の収縮率をν0 、その中に記録されたフリンジ(干渉縞)のスラント角(フリンジ面の法線が体積ホログラム感材1面の法線に対してなす角)の変化をτ0 とする。
【0018】
図2に示すように、図1のようにして記録し、後処理した原版1’に別の体積ホログラム感材4を密着するか若干間隔をおいて重ね合わせ、体積ホログラム感材4側から入射角I1 で波長λ1 の照明光5を入射させ、原版1’から回折した回折光6とを体積ホログラム感材4中で干渉させてホログラム複製を行う。なお、原版1’が透過型の場合は、照明光5は原版1’側から入射させる。
【0019】
このようにして複製したホログラムの後処理による体積ホログラム感材4の収縮率をν1 、その中に記録されたフリンジのスラント角の変化をτ1 とする。
【0020】
なお、体積ホログラム感材1、4の平均屈折率をn1 、その外部の屈折率をn0 とする。
【0021】
さて、このようにして複製された体積ホログラム4’を、図3に示すように、入射角θで照明光7を当てて(想定照明角)、角度φを中心とする方向から観察するものとする(想定観察中心角)。このような観察を可能にするためには、体積ホログラム4’中に少なくともスラント角Sg のフリンジ8が複製されていなければならない。
【0022】
以下、このようなフリンジ8が複製されるための複製時の照明光5の入射角I1 の条件を求めるが、その前に、記号を以下に整理しておく。
【0023】
I0 :原版記録参照光入射角
λ0 :原版記録波長
ν0 :原版感材収縮率
τ0 :原版フリンジスラント角変化
I1 :複製照明光入射角
λ1 :複製波長
ν1 :複製感材収縮率
τ1 :複製フリンジスラント角変化
n0 :感材外屈折率
n1 :感材内屈折率
θ :想定照明角
φ :想定観察中心角
Sg :想定スラント角
簡単のため、感材1、4内での角度に「’」を付すと、上記スラント角Sg は、
を満たさなければならない。
【0024】
さて、原版1’記録時で後処理前のスラント角Sg のフリンジを複製・後処理したホログラム4’中に同じスラント角Sg のフリンジとして複製する場合、原版1’中の記録時のスラント角Sg のフリンジの複製時(図2)のピッチ(フリンジ間の距離)Pt0は、
Pt0=ν0 n0 λ0 /{2n1 cos(I0 ’−Sg −τ0 )}・・・(2)
となる。
【0025】
また、複製・後処理したホログラム4’中のスラント角Sg のフリンジの複製時(図2)のピッチPt1(スラント角Sg −τ1 )は、
Pt1=n0 λ1 /{2n1 cos(I1 ’−Sg +τ1 )} ・・・(3)
である。
【0026】
両感材1、4の屈折率は等しいn1 であり、かつ、原版1’の被複製フリンジも感材4中に複製記録されるフリンジもブラッグ条件を満たして複製されるとの条件から、
Pt0=Pt1 ・・・(4)
上記(1)〜(4)から複製時の照明光5の入射角I1 を求めると、
すなわち、式(6)を満たす入射角I1 の照明光5で複製すると、後処理されたホログラム4’中には、記録時(図1)に物体Oから多方向へ散乱された光3により形成された種々のスラント角を持つ多数のフリンジから、少なくとも特定のスラント角Sg を持つフリンジを最終的に同じスラント角Sg を持つフリンジ8として複製されることになる。なお、以上の検討では、スラント角変化τ0 、τ1 を考慮していたが、実際の体積ホログラム感材においては、無視できるものである。
【0027】
なお、以上の計算から明らかなように、Pt0=Pt1を満たすI1 は2つ存在する。式(5)において、両辺のコサインの変数{ sin-1(n0 /n1 × sinI0 )−Sg −τ0 }と{ sin-1(n0 /n1 ・ sinI1 )−Sg +τ1 }が同符号であるか、異符号であるかで区別され、同符号の場合のI1 をI1 A 、異符号の場合のI1 をI1 B と定義し、想定スラント角周辺Sg +ΔSでのピッチの変化に着目する。
【0028】
I1 A の場合、図4(a)に模式的に示しように、ΔSの増減によるPt0、Pt1の変化方向は一致する。これに対し、I1 B の場合は、図4(b)に模式的に示しように、ΔSの増減によるPt0、Pt1の変化方向は一致しない。このことは、スラント角Sg でブラッグ条件を満たして回折される入射光が例えばその半分の効率で回折されるフリンジのブラッグ条件を満たすフリンジに対するスラント角変化ΔSが、I1 A で複製する場合の方がI1 B で複製する場合に比べて大きいことを示している。すなわち、原版1’を入射角I1 A で複製する方がI1 B で複製するよりも広いスラント角範囲のフリンジを複製できる。このことから、入射角I1 A で複製する際には、想定スラント角Sg を中心に広い視域(視角範囲)を持つ複製ホログラムが得られ、入射角I1 B で複製する際には、想定スラント角Sg を中心に狭い視域(視角範囲)を持つ複製ホログラムが得られることになる。
【0029】
具体的な数値例をあげる。I0 =45°、λ0 =514.5nm、ν0 =0.99、λ1 =514.5nm、n0 =1、n1 =1.52、θ=40°、φ=0°、τ0 =τ1 =0とすると、Sg =12.51°(0.218rad)になり、I1 A =40.74°(0.71rad)、I1 B =−0.62°(−0.01rad)となる。この場合の原版中の記録時のフリンジのピッチ、スラント角と、複製・後処理したホログラム中のピッチ、スラント角との関係を図5に示す。
【0030】
以上のように、本発明のホログラム複製方法は、散乱物体の像を記録した体積ホログラムをホログラム複製法により複製する際に、複製された複製ホログラムにおいて、所定の想定照明角θで照明し、所定の想定観察中心角φで観察できるようにするために、原版の体積ホログラムから複製ホログラムを複製する際の複製照明光の入射角I1 を前記の(6)式に基づいて定めるものである。あるいは、散乱物体の像を記録した体積ホログラムをホログラム複製法により複製する際に、複製された複製ホログラムにおいて、所定の想定照明角θで照明し、所定の想定観察中心角φで観察できるような想定スラント角Sg のフリンジを複製記録できる入射角I1 で複製照明光を入射させるものである。このようなホログラム複製方法を用いることにより、正反射に基づく0次光等による不要光の回折を制限し、かつ、記録像を観察できる視域を所望の範囲に制限して、原版より明るい像表示が可能なホログラムを複製することができる。
【0031】
図6は、従来の散乱物体の像を記録した体積ホログラムあるいはそれから従来のホログラム複製方法により複製した体積ホログラム(図(a))と、本発明のホログラム複製方法により散乱物体の像を記録した体積ホログラムから複製した体積ホログラム(図(b))とを定性的に対比した図であり、両者共反射型体積ホログラムを想定している。従来の体積ホログラムあるいはそれから複製した体積ホログラム10の場合は、散乱物体Oの像O’が記録されているため、体積ホログラム10に照明光7を当てると、物体像O’から所定の観察方向に出る回折光11だけでなく、それ以外の散乱方向へ出る回折光12も回折される。それに加えて、記録のときの散乱物体Oからの正反射光に相当する回折光13も観察方向以外の方向へ回折される。このような回折光12及び13を回折させるフリンジが体積ホログラム10に多重に記録されているため、実際の観察に寄与する回折光11を回折させるフリンジの屈折率変調は小さくなり、その分回折光11の強度は弱い。これに対して、本発明のホログラム複製方法により散乱物体Oの像O’を記録した体積ホログラムから複製した体積ホログラム4’の場合は、制限された視域α内の回折光11を回折させるフリンジのみが記録されており、それ以外の方向へ出る回折光12、記録のときの散乱物体Oからの正反射光に相当する回折光13を回折させるフリンジは複製のときに除去され記録されていないので、実際の観察に寄与する回折光11を回折させるフリンジの屈折率変調がその分大きくなり、その分回折光11の強度が強くなり、原版より明るい物体像O’が観察できる。すなわち、本発明においては、複製の際、視域を制限するように複製照明光の入射角I1 を選択するので、視域が制限された分視域α内の回折光11強度が強まり、より明るい物体像O’が観察できるものである。
【0032】
したがって、例えば、光拡散板を散乱物体Oとしてホログラム記録してホログラム拡散板を製作する場合に本発明のホログラム複製方法を適用すると、記録のときの光拡散板からの正反射光に対応するフリンジは複製のときに除去され記録されないので、このようなホログラム拡散板を組み込んだ液晶表示装置等においては、照明光の正反射成分に相当する回折光が出ない。したがって、従来、正反射方向に回折していた光を観察に関与する方向、例えば照射角30°から観察角0°(法線から)に向かう回折光に振り分けることで、明るい表示が可能なホログラム拡散板を得ることができる。
【0033】
ところで、以上の議論は、複製の際、1次元方向、例えばx方向に視域を制限するように複製照明光の入射角を選択するものであったが、その方向と直交するy方向(ホログラムの面がx−y面に平行であるとして)には視域は制限されておらず、その方向には所定の観察方向に出る回折光だけでなく、それ以外の散乱方向へ出る回折光も回折される。それに加えて、記録のときの散乱物体からの正反射光に相当する回折光も観察方向以外の方向へ回折される。その分上記y方向では実際の観察に寄与する回折光が弱くなる。
【0034】
そこで、次に、このy方向にも上記と同様の複製方法を適用して、ホログラム面に平行な直交する2方向何れにおいても視域を制限するように複製照明光の入射角を選択する。この方法を反射型ホログラムを前提にして説明する。図7(a)に示すように、まず、体積ホログラム感材1を物体Oの前側に配置して照明光2を当て、物体Oからの散乱光とを体積ホログラム感材1中で干渉させて第1のホログラム原版1’を記録する。ここで、体積ホログラム感材1はx−y面に平行に配置されているとし、照明光2の入射角のx−z面へ投影した成分(x方向成分)をI0x、y−z面へ投影した成分(y方向成分)をI0yとする。
【0035】
次に、図7(b)に示すように、図7(a)のようにして記録し、後処理した第1のホログラム原版1’に別の体積ホログラム感材41 を密着するか若干間隔をおいて重ね合わせ、体積ホログラム感材41 側から、x方向成分入射角I0x、y方向成分入射角I1yで波長λ1 の照明光51 を入射させ、第1のホログラム原版1’から回折した回折光とを体積ホログラム感材41 中で干渉させて第2のホログラム複製を行う。この際、このy方向成分入射角I1yは、そのy方向の想定照明角成分をθy 、そのy方向の想定観察中心角成分をφy としたときに、そのy方向の想定照明角成分θy で照明し、そのy方向の想定観察中心角成分φy で観察できるような想定スラント角Sgyのフリンジを複製記録できる入射角であり、前記の式(6)を満たす角度である。
【0036】
次に、図7(c)に示すように、図7(b)のようにして記録し、後処理した第2のホログラム原版41 ’に別の体積ホログラム感材42 を密着するか若干間隔をおいて重ね合わせ、体積ホログラム感材42 側から、x方向成分入射角I1x、y方向成分入射角I1yで波長λ1 の照明光52 を入射させ、第2のホログラム原版41 ’から回折した回折光とを体積ホログラム感材42 中で干渉させて第2のホログラム複製を行う。この際、このx方向成分入射角I1xは、そのx方向の想定照明角成分をθx 、そのx方向の想定観察中心角成分をφx としたときに、そのx方向の想定照明角成分θx で照明し、そのx方向の想定観察中心角成分φx で観察できるような想定スラント角Sgxのフリンジを複製記録できる入射角であり、前記の式(6)を満たす角度である。
【0037】
このように、第1の段階の複製において、照明光51 のx方向成分入射角を第1のホログラム原版1’記録時の照明光2のx方向成分I0xと同じに保って、そのy方向成分入射角を式(6)を満たす角度I1yにし、第2の段階の複製において、照明光52 のy方向成分入射角を第2のホログラム原版41 ’複製時の照明光51 のy方向成分入射角I1yと同じに保って、そのx方向成分入射角を式(6)を満たす角度I1xにすることにより、x方向、y方向の2次元方向共に制限された視域内の回折光を回折させるフリンジのみが記録され、それ以外の方向へ出る回折光、記録のときの散乱物体Oからの正反射光に相当する回折光を回折させるフリンジは両複製のときに除去され記録されておらず、実際の観察に寄与する回折光を回折させるフリンジの屈折率変調がその分大きくなり、その分回折光の強度が強くなる。したがって、照明角がx方向の成分でθx 、y方向の成分でθy の方向から照明した場合に、観察中心角がx方向の成分でφx 、y方向の成分でφy のx方向、y方向の2次元方向共に制限された視域内で、原版よりより明るい物体像が観察できるようになる。
なお、上記の図7(b)のステップと図7(c)のステップを逆に行ってもよい。
【0038】
以上のような本発明のホログラム複製方法により複製された体積ホログラムは、散乱物体の像を記録した体積ホログラムであって、所定の照明角θで照明し、所定の観察中心角φで観察できるようなスラント角Sg のフリンジを中心にそのスラント角Sg 前後の所定の幅ΔS内のスラント角のフリンジのみが記録されているものである。このような体積ホログラムは観察中心角φを中心とする所定の視域α内の方向からのみ観察され、それ以外の方向から観察すると透明である。そこで、本発明においては、視域を自由に制御することにより様々な像の合成が可能である。図8はその1例を示す図であり、本発明に基づいて例えば前記の複製照明光入射角I1 B を用いて視域を狭い方向23に設定した体積ホログラム20の下側に通常の印刷物等からなる下地パターン21を重ね合わせ、体積ホログラム20の視域方向23を下地パターン21を観察しない方向に選ぶ。このような設定により、照明光22でこの重畳体を照明すると、正面方向24から見ると下地パターン21のみが観察でき、方向23から見ると体積ホログラム20に記録された物体が観察でき、印刷物等の下地パターン21と体積ホログラム20に記録された物体像を別々に認識できる。
【0039】
また、図9に示す例は、1枚の体積ホログラム25中に、視域を特定の範囲α1 に設定された第1の像を記録している第1のフリンジと、その視域α1 と一部重なり別の方向範囲の視域α2 に設定された第2の像を記録している第2のフリンジとを以下に示す本発明の方法で複製記録し、照明光22でこの体積ホログラム25を照明すると、視域α1 中の方向26から見ると第1のホログラム像が見え、視域α2 中の別の方向27から見ると第2のホログラム像が見え、視域α1 と視域α2 が重なっている範囲中の方向28から見ると第1と第2のホログラム像が観察して見える。すなわち、見る方向を変更することにより観察できるホログラム像が切り替わるものである。もちろん、3つ以上ホログラム像を視域を異ならせて記録することもできる。
【0040】
このような観察像切り替えホログラム25を本発明の方法で作製するには、第1の物体像を波長λ0 、原版記録参照光入射角I01で第1の体積ホログラムに記録する。この際、前記式(6)に基づいて複製照明光入射角がI1 、想定照明角がθ、想定観察中心角がφ1 (視域α1 の中心の角度)となるように原版記録参照光入射角I01を決める。また、第2の物体像を同じ波長λ0 、原版記録参照光入射角I02で第2の体積ホログラムに記録する。この際、前記式(6)に基づいて、複製照明光入射角が第1の体積ホログラムと同じI1 に、想定照明角が第1の体積ホログラムと同じθに、想定観察中心角がφ2 (視域α2 の中心の角度)となるように原版記録参照光入射角I02を決める。その後、第1の体積ホログラムと第2の体積ホログラムを重ね合わせて原版にする。その原版を入射角I1 の照明光を用いて複製することにより、想定観察中心角がφ1 とφ2 の第1のフリンジと第2のフリンジが1枚の体積ホログラム25中に多重記録される。
【0041】
なお、図8の体積ホログラム20として図9の観察像切り替えホログラム25を用いることもできる。また、この観察像切り替えホログラム25に記録される第1の物体像、第2の物体像として、一方はロゴ等の文字、記号、他方は物体等の被写体とすることができる。
【0042】
次に、本発明の方法で多色記録リップマンホログラムを作製する方法を説明する。図10に示すように、B(青色)光散乱部31とR(赤色)光散乱部32とからなる物体30の多色記録リップマンホログラムを作製することを考える。まず、図10(a)に示すように、物体30の上方にB体積ホログラム感材33を配置し、B波長帯域中の波長λ0Bの照明光34を入射角I0 でB体積ホログラム感材33に入射させ、その透過光が物体30のB光散乱部31で散乱された光と入射光34とをB体積ホログラム感材33で干渉させてB体積ホログラムを記録し、その上に、図10(b)に示すように、R体積ホログラム感材35を重ね合わせ、R波長帯域中の波長λ0Rの照明光36を前と同じ入射角I0 でR体積ホログラム感材35側から入射させ、その透過光が物体30のR光散乱部32で散乱された光と入射光36とをR体積ホログラム感材35で干渉させてR体積ホログラムを記録し、両者33、35を後処理してその重畳体を原版37とする。
【0043】
次いで、図10(c)に示すように、原版37の下方の記録時に物体30が配置されていた位置にB、R両波長領域に感光する別の体積ホログラム感材38を原版37と平行に配置し、B波長帯域中の波長λ1Bの光とR波長帯域中の波長λ1R光とを重ねてなるか、別々に入射させる複製照明光39を入射角I1 で原版37の下方から入射させると、物体30の像30’が体積ホログラム感材38面近傍に再生され、原版37が体積ホログラム感材38に複製される。このように体積ホログラム感材38中に複製記録されるホログラムはリップマン型の多色イメージホログラム(イメージプレーンホログラム)である。この複製の際の波長λ1B、λ1Rは原版37記録の際の波長λ0B、λ0Rに対して、λ1B/λ0B=λ1R/λ0R=C(例えばそれぞれ同じとして1)を満たすものとする。すると、式(6)の形から、BについてもRについても同じλ1 /λ0 =Cとなり、I1 は波長に依存しないことになる。したがって、BでもRでも同じθ,φを持たせるようにする場合、Bの場合もRの場合も同じI0 で記録し、複製の際は同じ複製照明光入射角I1 とする。もちろん、3色以上で同様に多色記録リップマンホログラムを作製することも可能である。
【0044】
このようにして作製された多色記録リップマンホログラムは、各色につき、必要なスラント角成分を持つフリンジのみが重点的に記録されているので、明るい多色ホログラム像が得られる。しかも、図10の配置では、複製の際の体積ホログラム感材38を原版37から離間して配置することで、作製される多色記録リップマンホログラムはイメージホログラムとなり、再生の際に平行でない白色光で照明しても、ぼけのない明るい多色ホログラム像が観察できる。
【0045】
以上、本発明のホログラム複製方法及び体積ホログラムを原理と実施例に基づいて説明してきたが、本発明はこれらに限定されず種々の変形が可能である。
【0046】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明のホログラム複製方法及び体積ホログラムによると、複製された複製ホログラムにおいて、所定の想定照明角θで照明し、所定の想定観察中心角φで観察できるような想定スラント角Sg のフリンジを複製記録できる入射角I1 で複製照明光を入射させるので、正反射に基づく0次光等による不要光の回折を制限し、かつ、記録像を観察できる視域を所望の範囲に制限し、そのため、原版より明るいホログラム像表示が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】体積ホログラム原版の記録方法を説明するための図である。
【図2】本発明に基づき体積ホログラム原版からのホログラム複製方法を説明するための図である。
【図3】複製された体積ホログラムの想定照明角と想定観察中心角を説明するための図である。
【図4】フリンジのスラント角とピッチの関係を2つの複製照明光入射角の場合について対比して示す図である。
【図5】具体的な数値例におけるフリンジのスラント角とピッチの関係を示す図である。
【図6】従来の体積ホログラムと本発明のホログラム複製方法による体積ホログラムとを定性的に対比した図である。
【図7】本発明のホログラム複製方法を2次元的に拡張する場合のホログラム複製方法を説明するための図である。
【図8】本発明のホログラム複製方法により複製された体積ホログラムの1つの適用例を説明するための図である。
【図9】別の適用例を説明するための図である。
【図10】さらに別の適用例を説明するための図である。
【符号の説明】
O…物体
O’…物体の像
1…体積ホログラム感材
1’…原版(第1のホログラム原版)
2…照明光(参照光)
3…散乱光
4…体積ホログラム感材
4’…体積ホログラム
41 …体積ホログラム感材
41 ’…第2のホログラム原版
42 …体積ホログラム感材
5…照明光
51 …照明光
52 …照明光
6…回折光
7…照明光
8…フリンジ
10…従来の体積ホログラム、複製した体積ホログラム
11…所定の観察方向に出る回折光
12…散乱方向へ出る回折光
13…正反射光に相当する回折光
20…体積ホログラム
21…下地パターン
22…照明光
23…狭い視域方向
24…正面方向
25…体積ホログラム
26…視域α1 中の方向
27…視域α2 中の方向
28…視域α1 と視域α2 が重なっている範囲中の方向
30…物体
30’…物体の像
31…B光散乱部
32…R光散乱部
33…B体積ホログラム感材
34…B照明光
35…R体積ホログラム感材
36…R照明光
37…原版
38…BR体積ホログラム感材
39…BR複製照明光
Claims (5)
- 散乱物体の像を記録した体積ホログラムをホログラム複製法により複製する際に、複製された複製ホログラムにおいて、所定の想定照明角θで照明し、所定の想定観察中心角φで観察できるような想定スラント角Sg のフリンジを複製記録できる次の式(6)を満たす入射角I1 で複製照明光を入射させることを特徴とするホログラム複製方法。
I 1 = sin -1 《n 1 /n 0 × sin 〈± cos -1 [λ 1 /(ν 0 λ 0 )
× cos { sin -1 (n 0 /n 1 × sin I 0 )
−{ sin -1 (n 0 /n 1 × sin θ)+ sin -1 (n 0 /n 1 × sin φ)}/2
−τ 0 }]
+{ sin -1 (n 0 /n 1 × sin φ)+ sin -1 (n 0 /n 1 × sin θ)}/2
−τ 1 〉》
・・・(6)
ただし、I 0 :原版記録参照光入射角
λ 0 :原版記録波長
ν 0 :原版感材収縮率
τ 0 :原版フリンジスラント角変化
λ 1 :複製波長
τ 1 :複製フリンジスラント角変化
n 0 :感材外屈折率
n 1 :感材内屈折率
である。 - 前記入射角I 1 として、式(6)を満たす2つの解の中、複製されるフリンジのスラント角範囲がより狭い方の角度I 1 B で複製照明光を入射させることを特徴とする請求項1記載のホログラム複製方法。
- 第1の散乱物体の像を記録した第1の体積ホログラムと第2の散乱物体の像を記録した第2の体積ホログラムとを重畳してなる原版を同一体積ホログラム感材中に複製する際に、複製された複製ホログラムにおいて、第1の散乱物体のホログラム像に対して所定の想定照明角θで照明し、第1の所定の想定観察中心角φ1 で観察できるような第1の想定スラント角Sg1のフリンジと、第2の散乱物体のホログラム像に対して所定の想定照明角θで照明し、第1の想定観察中心角φ1 と異なる第2の所定の想定観察中心角φ2 で観察できるような想定スラント角Sg2のフリンジ、あるいは、同様に異なる3つ以上のフリンジを複製記録できる入射角I1 で複製照明光を入射させることを特徴とする請求項1又は2記載のホログラム複製方法。
- 第1の波長で第1の散乱物体の像を記録した第1の体積ホログラムと第2の波長で第2の散乱物体の像を記録した第2の体積ホログラムとを重畳してなる原版を同一体積ホログラム感材中に複製する際に、複製された複製ホログラムにおいて、第1の散乱物体のホログラム像に対して第1の波長と波長比が一定の関係にある第3の照明光を所定の想定照明角θで照射し、想定観察中心角φで観察できるような想定スラント角Sg のフリンジと、第2の散乱物体のホログラム像に対して第2の波長と波長比が同じ一定の関係にある第4の照明光を所定の想定照明角θで照射し、同じ想定観察中心角φで観察できるような同じ想定スラント角Sg のフリンジ、あるいは、同様に異なる3つ以上のフリンジを複製記録できる入射角I1 で複製照明光を入射させることを特徴とする請求項1又は2記載のホログラム複製方法。
- 散乱物体の像を記録した体積ホログラムを2段階のホログラム複製法により複製する際に、第1の段階で複製された複製ホログラムにおいて、ホログラム面に沿った直交する2つの方向の何れか一方の方向の所定の想定照明角成分θx で照明し、その方向の所定の想定観察中心角成分φx で観察できるような想定スラント角Sgxのフリンジを複製記録できる入射角I1xで複製照明光を入射させ、第2の段階で複製された複製ホログラムにおいて、ホログラム面に沿った直交する2つの方向の他方の方向の所定の想定照明角成分θy で照明し、その他方の方向の所定の想定観察中心角成分φy で観察できるような想定スラント角Sgyのフリンジを複製記録できる入射角I1yで複製照明光を入射させることを特徴とするホログラム複製方法。ただし、前記I 1x 、θ x 、φ x は次の式(6)を満たし、前記I 1y 、θ y 、φ y は次の式(6)を満たす。それらの場合、式(6)のI 1 、θ、φにそれぞれ前記I 1x 、θ x 、φ x 又は前記I 1y 、θ y 、φ y が代入される。また、式(6)のI 0 にはI 0 の直交する2つの方向の成分I 0x 、又はI 0y が代入される。
I 1 = sin -1 《n 1 /n 0 × sin 〈± cos -1 [λ 1 /(ν 0 λ 0 )
× cos { sin -1 (n 0 /n 1 × sin I 0 )
−{ sin -1 (n 0 /n 1 × sin θ)+ sin -1 (n 0 /n 1 × sin φ)}/2
−τ 0 }]
+{ sin -1 (n 0 /n 1 × sin φ)+ sin -1 (n 0 /n 1 × sin θ)}/2
−τ 1 〉》
・・・(6)
ただし、I 0 :原版記録参照光入射角
λ 0 :原版記録波長
ν 0 :原版感材収縮率
τ 0 :原版フリンジスラント角変化
λ 1 :複製波長
τ 1 :複製フリンジスラント角変化
n 0 :感材外屈折率
n 1 :感材内屈折率
である。
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