JP4147815B2 - Body structure of vehicle with frame - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はフレーム付き車両の車体構造に係り、特に、シャーシフレームにボデーマウントを介してボデーが結合される自動車におけるフレーム付き車両の車体構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、シャーシフレームにボデーマウントを介してボデーが結合される、フレーム付き車両の車体構造においては、その一例が特開2001−26938号公報に示されている。
【0003】
図10(A)及び図10(B)に示される如く、このフレーム付き車両の車体構造では、前突時(前面衝突時)におけるクラッシュモードおよびクラッシュ荷重をコントロールするために、一対のサイドレール100に、フロントホイール104の後方近傍に位置して、車幅方向内方に且つ車高方向上方に曲げられた屈曲部106を夫々成形しており、屈曲部106の側面には、前突時の谷折れ部とする部位に凹部108を成形している。また、サイドレール100の側面には、前突時に屈曲部106の凹部108の谷折れに伴って後退するフロントホイール104を押えるホイールストッパ110を設けている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このフレーム付き車両の車体構造においては、前突時に車体のフレーム側のみで衝突エネルギーを吸収しており、車体のボデー側では衝突エネルギーを吸収していない。この結果、前突時にサイドレール100の屈曲部106における変形が大きくなり、ボデー側の変形も大きくなる恐れがある。
【0005】
本発明は上記事実を考慮し、衝突時にサイドレールにおける屈曲部の変形を低減できるフレーム付き車両の車体構造を得ることが目的である。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の本発明は、シャーシフレームの複数箇所にボデーマウントを介してボデーが結合されるフレーム付き車両の車体構造において、
前記シャーシフレームを構成すると共に長手方向先端側から長手方向中央側に向かって車幅方向外側に屈曲した屈曲部を備えたサイドレールと、
前記屈曲部における車幅方向内側部に形成された衝撃伝達手段と、
前記衝撃伝達手段に対して前記サイドレールの長手方向中央側に、前記衝撃伝達手段と車両前後方向において略同一直線上となる位置に配設され、前記ボデー側に固定された補強部材と、
を有することを特徴とする。
【0007】
従って、前突時または後突時に、サイドレールの長手方向先端側から長手方向中央側に向かって荷重が作用した場合には、屈曲部における車幅方向内側部に形成された衝撃伝達手段が荷重の作用方向へ移動し、衝撃伝達手段に対してサイドレールの長手方向中央側に、衝撃伝達手段と車両前後方向において略同一直線上となる位置に配設され、ボデー側に固定された補強部材に当接し荷重を伝達する。この結果、衝突エネルギーの一部をボデー側に固定された補強部材で受けることができる。このため、衝突時にサイドレールにおける屈曲部の変形を低減できる。
【0008】
請求項2記載の本発明は、請求項1に記載のフレーム付き車両の車体構造において、前記衝撃伝達手段と前記補強部材との間に隙間を形成したことを特徴とする。
【0009】
従って、請求項1に記載の内容に加えて、衝撃伝達手段と補強部材との間に隙間を形成したことにより、車両が通常走行する際の、フレームとボデーとの相対移動によって、衝撃伝達手段と補強部材とが干渉するのを防止できる。
【0010】
請求項3記載の本発明は、請求項2に記載のフレーム付き車両の車体構造において、前記衝撃伝達手段と前記補強部材との互いに対向する面に、両者が接近した際に係合する係合手段を有することを特徴とする。
【0011】
従って、請求項2に記載の内容に加えて、衝撃伝達手段と補強部材との互いに対向する面に、両者が接近した際に係合する係合手段を有するため、衝撃伝達手段から補強部材に荷重を伝達する際に、両者の間の滑りを防止することができるため、衝突エネルギーの吸収ロスを低減できる。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明におけるフレーム付き車両の車体構造の第1実施形態を図1〜図5に従って説明する。
【0013】
図1に示される如く、本実施形態における自動車の車体10は、左右一対のサイドレール12及びその車両前後方向の所定位置に架設された複数のクロスメンバ14を有するシャーシフレーム16を備えており、シャーシフレーム16の複数箇所にボデーマウント18を介してボデー(図示省略)が結合されいる。
【0014】
また、車体10のボデー側には、左右一対の補強部材としてのボデー衝突リインフォースメント20が車両前後方向に沿って配設されている。
【0015】
サイドレール12の前部12Aとサイドレール12の前後方向中央部12Bとの境には、サイドレール12の長手方向先端側、即ち、本実施形態では、サイドレール12の前端12C側からサイドレール12の長手方向中央部12B側に向かって車幅方向外側に向かって屈曲した屈曲部22(キック部ともいう)が形成されている。
【0016】
また、屈曲部22の車幅方向内側部には、衝撃伝達手段としてのフレーム衝突ブラケット24が配設されており、このフレーム衝突ブラケット24は平面視において、サイドレール12の前部12Aの略延長線上となる屈曲部22の部位に配設されている。
【0017】
図2に示される如く、サイドレール12の屈曲部22は、サイドレール12の前端12C側からサイドレール12の長手方向中央部12B側に向かって車両下方に屈曲しており、フレーム衝突ブラケット24は側面視において、サイドレール12の前部12Aの略延長線上となる屈曲部22の部位に配設されている。
【0018】
図3に示される如く、フレーム衝突ブラケット24は平面視において台形状とされており、車幅方向内側壁部24Aは、車両前後方向へ直線状に延設されている。また、フレーム衝突ブラケット24の上壁部24Bの車幅方向外側縁部はフランジ24Cとなっており、フランジ24Cはサイドレール12の上壁部12Dに溶着されている。
【0019】
フレーム衝突ブラケット24の後壁部24Dは、車幅方向へ直線状に延設されている。また、フレーム衝突ブラケット24の後壁部24Dの車幅方向外側縁部は、車両斜め後方へ屈曲されフランジ24Eとなっており、フランジ24Eはサイドレール12の車幅方向内側壁部12Eに溶着されている。
【0020】
フレーム衝突ブラケット24の前壁部24Fは、車幅方向へ直線状に延設されている。また、フレーム衝突ブラケット24の前壁部24Fの車幅方向外側縁部は、車両斜め前方へ屈曲されフランジ24Gとなっており、フランジ24Gはサイドレール12の車幅方向内側壁部12Eに溶着されている。
【0021】
図5に示される如く、フレーム衝突ブラケット24の下壁部24Hの車幅方向外側縁部は、車両下方へ屈曲されフランジ24Jとなっており、フランジ24Jはサイドレール12の車幅方向内側壁部12Eに溶着されている。
【0022】
図4に示される如く、ボデー衝突リインフォースメント20は、車両前後方向から見た断面形状が、開口部を上方に向けたハット状とされており、開口端部に形成されたフランジ20A、20Bが図示を省略したボデー側のフロアパネルの下面に溶着されている。従って、ボデー衝突リインフォースメント20は、ボデー側のフロアパネルとで車両前後方向に延びる閉断面構造を形成している。
【0023】
図3に示される如く、ボデー衝突リインフォースメント20の前端部には、当接パネル26が配設されており、当接パネル26は平面視において、コ字状となっている。当接パネル26の基部26Aとフレーム衝突ブラケット24の後壁部24Dとは車幅方向に沿って互いに平行に配設されている。即ち、ボデー衝突リインフォースメント20は、フレーム衝突ブラケット24に対してサイドレール12の長手方向中央側(後方側)に、フレーム衝突ブラケット24と車両前後方向において略同一直線上となる位置、即ち、平面視及び側面視において略直線となる位置に配設されており、フレーム衝突ブラケット24の後壁部24Dと当接パネル26の基部26Aとの間には、所定長さLの隙間28が形成されている。
【0024】
図5に示される如く、当接パネル26の基部26Aの車幅方向外側端部には、車両後方へ向かってフランジ26Bが形成されており、このフランジ26Bが、ボデー衝突リインフォースメント20の車幅方向外側壁部における車幅方向外側前端部20Cの車幅方向外側面に溶着されている。また、当接パネル26の基部26Aの車幅方向内側端部には、車両後方へ向かってフランジ26Cが形成されており、このフランジ26Cが、ボデー衝突リインフォースメント20の車幅方向内側壁部における車幅方向内側前端部20Dの車幅方向内側面に溶着されている。
【0025】
図4に示される如く、フレーム衝突ブラケット24の上下寸法H1は、車両後方へ行くに従って徐々に長くなっており、フレーム衝突ブラケット24の後壁部24Dは、当接パネル26の基部26Aより車両下方へ距離M突出している。また、ボデー衝突リインフォースメント20の上下寸法H2は、先端部において車両前方へ行くに従って徐々に長くなっており、当接パネル26の基部26Aは、フレーム衝突ブラケット24の後壁部24Dより車両上方へ距離N突出している。
【0026】
従って、前突時に、サイドレール12の屈曲部22が車両上方へ屈曲した場合にも、当接パネル26の基部26Aとフレーム衝突ブラケット24の後壁部24Dとが確実に当接するようになっている。
【0027】
次に、本実施形態の作用を説明する。
【0028】
本実施形態では、前突時にサイドレール12の前端12Cから車両後方側に向かって荷重が作用した場合には、サイドレール12の屈曲部22における車幅方向内側部に配設されたフレーム衝突ブラケット24が荷重の作用方向、即ち、車両後方へ移動し、フレーム衝突ブラケット24と車両前後方向において略同一直線上となる位置に配設され、ボデー側に固定されたボデー衝突リインフォースメント20に当接し荷重を伝達する。
【0029】
この結果、衝突エネルギーの一部をボデー側に固定されたボデー衝突リインフォースメント20で受けることができるので、衝突エネルギーの効率的な分散が可能になる。このため、前突時にサイドレール12における屈曲部22の曲げ(折れ)モーメントを低減でき、屈曲部22の変形を低減できるので、前突時の車両変形に影響が大きいシャーシフレーム16の変形を低減できる。また、衝突エネルギーを効率の良い、サイドレール12及びボデー衝突リインフォースメント20の圧縮方向の変形で吸収することができる。
【0030】
従って、本実施形態では、フレーム付き車両10の衝突性能を大幅に向上でき、車両軽量化と衝突安全性能の両立が可能となる。
【0031】
また、本実施形態では、フレーム衝突ブラケット24の後壁部24Dは、当接パネル26の基部26Aより車両下方へ距離M突出しており、当接パネル26の基部26Aは、フレーム衝突ブラケット24の後壁部24Dより車両上方へ距離N突出している。この結果、前突時に、サイドレール12の屈曲部22が車両上方へ屈曲した場合にも、当接パネル26の基部26Aとフレーム衝突ブラケット24の後壁部24Dとが確実に当接する。このため、前突時に、サイドレール12の屈曲部22が車両上方へ屈曲した場合にも、フレーム衝突ブラケット24からボデー衝突リインフォースメント20へ確実に衝突エネルギーを伝達できるので、衝突エネルギーの吸収ロスを低減できる。
【0032】
また、本実施形態では、ボデー衝突リインフォースメント20の前端部を構成する当接パネル26の基部26Aと、フレーム衝突ブラケット24の後壁部24Dとの間に所定長さLの隙間28が形成されているため、車両が通常走行する際の、シャーシフレーム16とボデーとの相対移動によって、フレーム衝突ブラケット24とボデー衝突リインフォースメント20の当接パネル26とが干渉するのを防止できる。更に、隙間28の長さLを調整することで、ボデー側の衝撃を低減できる。
【0033】
次に、本発明のフレーム付き車両の車体構造における第2実施形態を図6〜図8に従って説明する。
【0034】
なお、第1実施形態と同一部材に付いては、同一符号を付してその説明を省略する。
【0035】
図6に示される如く、本実施形態では、フレーム衝突ブラケット24とボデー衝突リインフォースメント20との互いに対向する面となるフレーム衝突ブラケット24の後壁部24Dと、当接パネル26の基部26Aとに、フレーム衝突ブラケット24とボデー衝突リインフォースメント20とが接近した際に係合する係合手段としての凸部30または係合手段としての凹部32が形成されている。
【0036】
図8に示される如く、凸部30はフレーム衝突ブラケット24の後壁部24Dの略中央部に車両後方側に向ってプレス等により形成されており、凹部32は当接パネル26の基部26Aの略中央部に車両後方側に向ってプレス等により形成されている。
【0037】
図7に示される如く、凸部30と凹部32は対向する位置に形成されており、前突時にフレーム衝突ブラケット24とボデー衝突リインフォースメント20とが接近すると互いに係合し、フレーム衝突ブラケット24とボデー衝突リインフォースメント20との間の滑りを防止するようになっている。
【0038】
次に、本実施形態の作用を説明する。
【0039】
本実施形態では、実施形態1に記載の作用効果に加えて、前突時にフレーム衝突ブラケット24とボデー衝突リインフォースメント20とが接近すると、フレーム衝突ブラケット24の後壁部24Dに形成された凸部30と、ボデー衝突リインフォースメント20の前端部に配設された当接パネル26の基部26Aに形成された凹部32とが互いに係合する。この結果、凸部30と凹部32との係合により、フレーム衝突ブラケット24とボデー衝突リインフォースメント20との間の当接面方向の滑りを防止することができる。このため、フレーム衝突ブラケット24とボデー衝突リインフォースメント20とが確実に当接し、フレーム衝突ブラケット24からボデー衝突リインフォースメント20へ確実に衝突エネルギーを伝達できるので、衝突エネルギーの吸収ロスを低減できる。
【0040】
以上に於いては、本発明を特定の実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施形態が可能であることは当業者にとって明らかである。例えば、上記第2実施形態では、フレーム衝突ブラケット24の後壁部24Dに凸部30を形成し、当接パネル26の基部26Aに凹部32を形成したが、フレーム衝突ブラケット24の後壁部24Dに凹部を形成し、当接パネル26の基部26Aに凸部を形成しても良い。また、係合手段は凸部と凹部に限定されず他の構成としても良い。例えば、図9に示される如く、フレーム衝突ブラケット24とボデー衝突リインフォースメント20との互いに対向する面となるフレーム衝突ブラケット24の後壁部24Dと、当接パネル26の基部26Aとに、フレーム衝突ブラケット24とボデー衝突リインフォースメント20とが接近した際に係合する係合手段としての凸凹面40を夫々形成しても良い。
【0041】
また、上記実施形態では、サイドレール12と衝撃伝達手段としてのフレーム衝突ブラケット24とを別部材としたが、これに代えて、例えば、サイドレール12の一部を車幅方向内側へ膨出させフレーム衝突ブラケット24を形成することで、サイドレール12と衝撃伝達手段としてのフレーム衝突ブラケット24とを一体構造とした構成としても良い。
【0042】
また、上記各実施形態では、サイドレール12の前部に屈曲部22を有するフレーム付き車両の車体構造について説明したが、本発明のフレーム付き車両の車体構造は、サイドレール12の後部に屈曲部22を有するフレーム付き車両の車体構造、即ち、サイドレール12の後部と前後方向中央部との境に、サイドレール12の長手方向先端側、即ち、後端側から長手方向中央部側に向かって車幅方向外側に屈曲した屈曲部が形成された車両等の上記実施形態と異なる他のフレーム付きの車両にも適用可能である。
【0043】
【発明の効果】
請求項1記載の本発明は、シャーシフレームの複数箇所にボデーマウントを介してボデーが結合されるフレーム付き車両の車体構造において、シャーシフレームを構成すると共に長手方向先端側から長手方向中央側に向かって車幅方向外側に屈曲した屈曲部を備えたサイドレールと、屈曲部における車幅方向内側部に形成された衝撃伝達手段と、衝撃伝達手段に対してサイドレールの長手方向中央側に、衝撃伝達手段と車両前後方向において略同一直線上となる位置に配設され、ボデー側に固定された補強部材と、を有するため、衝突時にサイドレールにおける屈曲部の変形を低減できるという優れた効果を有する。
【0044】
請求項2記載の本発明は、請求項1に記載のフレーム付き車両の車体構造において、衝撃伝達手段と補強部材との間に隙間を形成したため、請求項1に記載の効果に加えて、車両が通常走行する際に衝撃伝達手段と補強部材とが干渉するのを防止できるという優れた効果を有する。
【0045】
請求項3記載の本発明は、請求項2に記載のフレーム付き車両の車体構造において、衝撃伝達手段と補強部材との互いに対向する面に、両者が接近した際に係合する係合手段を有するため、請求項2に記載の効果に加えて、衝突エネルギーの吸収ロスを低減できるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るフレーム付き車両の車体構造を示す概略平面図である。
【図2】本発明の第1実施形態に係るフレーム付き車両の車体構造を示す一部を断面とした概略側面図である。
【図3】本発明の第1実施形態に係るフレーム付き車両の車体構造の要部を示す拡大平面図である。
【図4】本発明の第1実施形態に係るフレーム付き車両の車体構造の要部を示す車両斜め後方内側から見た斜視図である。
【図5】本発明の第1実施形態に係るフレーム付き車両の車体構造の要部を示す車両斜め後方内側から見た分解斜視図である。
【図6】本発明の第2実施形態に係るフレーム付き車両の車体構造の要部を示す拡大平面図である。
【図7】本発明の第2実施形態に係るフレーム付き車両の車体構造の要部を示す車両斜め後方内側から見た斜視図である。
【図8】本発明の第2実施形態に係るフレーム付き車両の車体構造の要部を示す車両斜め後方内側から見た分解斜視図である。
【図9】本発明の他の実施形態に係るフレーム付き車両の車体構造の要部を示す車両斜め後方内側から見た斜視図である。
【図10】(A)は従来技術に係るフレーム付き車両の車体構造を示す平面図であり、(B)は従来技術に係るフレーム付き車両の車体構造を示す側面図である。
【符号の説明】
10 車体
12 サイドレール
14 クロスメンバ
16 シャーシフレーム
20 ボデー衝突リインフォースメント(補強部材)
22 サイドレールの屈曲部
24 フレーム衝突ブラケット(衝撃伝達手段)
26 フレーム衝突ブラケットの当接パネル
28 隙間
30 凸部(係合手段)
32 凹部(係合手段)
40 凸凹面(係合手段)[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a vehicle body structure of a vehicle with a frame, and more particularly to a vehicle body structure of a vehicle with a frame in an automobile in which a body is coupled to a chassis frame via a body mount.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, an example of a vehicle body structure of a vehicle with a frame in which a body is coupled to a chassis frame via a body mount is disclosed in Japanese Patent Laid-Open No. 2001-26938.
[0003]
As shown in FIGS. 10 (A) and 10 (B), in the vehicle body structure of this vehicle with a frame, a pair of
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the vehicle body structure of the vehicle with a frame, the collision energy is absorbed only on the frame side of the vehicle body at the time of the front collision, and the collision energy is not absorbed on the body side of the vehicle body. As a result, there is a risk that deformation at the
[0005]
An object of the present invention is to obtain a vehicle body structure of a vehicle with a frame that can reduce deformation of a bent portion in a side rail at the time of a collision in consideration of the above fact.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
The present invention according to
A side rail comprising a bent portion that constitutes the chassis frame and is bent outward in the vehicle width direction from the longitudinal tip side toward the longitudinal center side;
An impact transmitting means formed on the inner side in the vehicle width direction of the bent portion;
A reinforcing member that is disposed on the center side in the longitudinal direction of the side rail with respect to the impact transmission means at a position that is substantially collinear with the impact transmission means in the vehicle front-rear direction, and is fixed to the body side;
It is characterized by having.
[0007]
Therefore, when a load is applied from the front end in the longitudinal direction of the side rail toward the center in the longitudinal direction at the time of front collision or rear collision, the impact transmission means formed on the inner side in the vehicle width direction at the bent portion is loaded. A reinforcing member that is disposed on the center side in the longitudinal direction of the side rail with respect to the impact transmission means and disposed at a position that is substantially collinear with the impact transmission means in the longitudinal direction of the vehicle and fixed to the body side The load is transmitted in contact with. As a result, a part of the collision energy can be received by the reinforcing member fixed to the body side. For this reason, the deformation | transformation of the bending part in a side rail at the time of a collision can be reduced.
[0008]
According to a second aspect of the present invention, in the vehicle body structure of the vehicle with a frame according to the first aspect, a gap is formed between the impact transmitting means and the reinforcing member.
[0009]
Therefore, in addition to the contents described in
[0010]
According to a third aspect of the present invention, in the vehicle body structure of the vehicle with a frame according to the second aspect, the engagement is performed when both the impact transmitting means and the reinforcing member are brought close to the mutually facing surfaces. It has the means.
[0011]
Therefore, in addition to the contents of the second aspect, since the engaging means that engages when both approach each other on the mutually opposing surfaces of the impact transmitting means and the reinforcing member, the impact transmitting means and the reinforcing member are provided. When transmitting a load, slipping between the two can be prevented, and therefore, collision energy absorption loss can be reduced.
[0012]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
1st Embodiment of the vehicle body structure of the vehicle with a frame in this invention is described according to FIGS.
[0013]
As shown in FIG. 1, a
[0014]
A
[0015]
At the boundary between the
[0016]
Further, a
[0017]
As shown in FIG. 2, the
[0018]
As shown in FIG. 3, the
[0019]
The
[0020]
The
[0021]
As shown in FIG. 5, the outer edge in the vehicle width direction of the
[0022]
As shown in FIG. 4, the
[0023]
As shown in FIG. 3, a
[0024]
As shown in FIG. 5, a
[0025]
As shown in FIG. 4, the vertical dimension H1 of the
[0026]
Therefore, even when the
[0027]
Next, the operation of this embodiment will be described.
[0028]
In this embodiment, when a load is applied from the
[0029]
As a result, part of the collision energy can be received by the
[0030]
Therefore, in this embodiment, the collision performance of the
[0031]
Further, in the present embodiment, the
[0032]
In the present embodiment, a
[0033]
Next, a second embodiment of the vehicle body structure of a vehicle with a frame according to the present invention will be described with reference to FIGS.
[0034]
In addition, about the same member as 1st Embodiment, the same code | symbol is attached | subjected and the description is abbreviate | omitted.
[0035]
As shown in FIG. 6, in the present embodiment, the
[0036]
As shown in FIG. 8, the
[0037]
As shown in FIG. 7, the
[0038]
Next, the operation of this embodiment will be described.
[0039]
In the present embodiment, in addition to the effects described in the first embodiment, when the
[0040]
Although the present invention has been described in detail with reference to specific embodiments, the present invention is not limited to such embodiments, and various other embodiments are possible within the scope of the present invention. It will be apparent to those skilled in the art. For example, in the second embodiment, the
[0041]
Moreover, in the said embodiment, although the
[0042]
In each of the above embodiments, the vehicle body structure of the vehicle with a frame having the
[0043]
【The invention's effect】
According to the first aspect of the present invention, in a vehicle body structure of a vehicle with a frame in which a body is coupled to a plurality of locations of the chassis frame via a body mount, the chassis frame is formed and the longitudinal direction is directed from the front end side to the longitudinal center side. Side rail having a bent portion bent outward in the vehicle width direction, impact transmission means formed on the inner side in the vehicle width direction at the bent portion, and impact on the center side in the longitudinal direction of the side rail with respect to the impact transmission means. The reinforcing member is disposed at a position that is substantially on the same straight line in the longitudinal direction of the vehicle and the vehicle, and has a reinforcing member that is fixed to the body side. Therefore, it is possible to reduce the deformation of the bent portion of the side rail at the time of a collision. Have.
[0044]
According to the second aspect of the present invention, in the vehicle body structure of the vehicle with a frame according to the first aspect, since a gap is formed between the impact transmission means and the reinforcing member, in addition to the effect of the first aspect, the vehicle Has an excellent effect of preventing the impact transmission means and the reinforcing member from interfering during normal travel.
[0045]
According to a third aspect of the present invention, in the vehicle body structure of the vehicle with a frame according to the second aspect, the engaging means that engages the shock transmitting means and the reinforcing member when the two approach each other. Therefore, in addition to the effect of the second aspect , it has an excellent effect that the absorption loss of collision energy can be reduced.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic plan view showing a vehicle body structure of a vehicle with a frame according to a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a schematic side view, partly in section, showing the vehicle body structure of a vehicle with a frame according to the first embodiment of the present invention.
FIG. 3 is an enlarged plan view showing a main part of the vehicle body structure of the vehicle with a frame according to the first embodiment of the present invention.
FIG. 4 is a perspective view showing the main part of the vehicle body structure of the vehicle with a frame according to the first embodiment of the present invention as seen from the obliquely rearward inner side of the vehicle.
FIG. 5 is an exploded perspective view showing the main part of the vehicle body structure of the vehicle with a frame according to the first embodiment of the present invention as seen from the obliquely rearward inner side of the vehicle.
FIG. 6 is an enlarged plan view showing a main part of a vehicle body structure of a vehicle with a frame according to a second embodiment of the present invention.
FIG. 7 is a perspective view showing a main part of a vehicle body structure of a vehicle with a frame according to a second embodiment of the present invention as viewed from the obliquely rearward inner side of the vehicle.
FIG. 8 is an exploded perspective view showing a main part of a vehicle body structure of a vehicle with a frame according to a second embodiment of the present invention as seen from the obliquely rearward inner side of the vehicle.
FIG. 9 is a perspective view showing a main part of a vehicle body structure of a vehicle with a frame according to another embodiment of the present invention as seen from the obliquely rearward inner side of the vehicle.
FIG. 10A is a plan view showing a vehicle body structure of a vehicle with a frame according to the prior art, and FIG. 10B is a side view showing a vehicle body structure of a vehicle with a frame according to the prior art.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
22 Bending part of
26
32 Recess (engagement means)
40 Uneven surface (engagement means)
Claims (3)
前記シャーシフレームを構成すると共に長手方向先端側から長手方向中央側に向かって車幅方向外側に屈曲した屈曲部を備えたサイドレールと、
前記屈曲部における車幅方向内側部に形成された衝撃伝達手段と、
前記衝撃伝達手段に対して前記サイドレールの長手方向中央側に、前記衝撃伝達手段と車両前後方向において略同一直線上となる位置に配設され、前記ボデー側に固定された補強部材と、
を有することを特徴とするフレーム付き車両の車体構造。In the vehicle body structure of a vehicle with a frame in which the body is coupled to a plurality of locations on the chassis frame via a body mount,
A side rail comprising a bent portion that constitutes the chassis frame and is bent outward in the vehicle width direction from the longitudinal tip side toward the longitudinal center side;
An impact transmitting means formed on the inner side in the vehicle width direction of the bent portion;
A reinforcing member that is disposed on the center side in the longitudinal direction of the side rail with respect to the impact transmission means at a position that is substantially collinear with the impact transmission means in the vehicle front-rear direction, and is fixed to the body side;
A vehicle body structure for a vehicle with a frame, comprising:
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