JP4147681B2 - Recording / playback device - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は異なる大きさの複数のカセットテープの記録、再生を行う記録・再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般にカセットテープの記録、再生を行う記録・再生装置は、Lカセットテープ(ラージサイズ)、Mカセットテープ(ミドルサイズ)、Sカセットテープ(スモールサイズ)各々に対応できるように構成されている。
【0003】
この種の記録・再生装置には、カセットテープの誤挿入を防止する誤挿入防止機構や、カセットテープの種類(Lカセットテープ、Mカセットテープ、Sカセットテープ)を判別するカセットテープ判別機構や、前記各カセットテープが装着されたことを検出するカセットイン検出機構や、装着されたカセットテープのリッドロックを解除するリッドロック解除機構や、カセットテープを挿脱位置から記録再生位置まで移送する移送手段等が設けられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来のカセットテープ判別機構は3種類のカセットテープを判別する機構の構成が複雑なものであった。
【0009】
本発明は上記の点に鑑みてなされたものでその目的は、簡単で小型のカセットテープ判別機構を備えた記録・再生装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための本発明に係る記録・再生装置は、異なる大きさL,M,Sの三種類のカセットテープが挿入されるカセットホルダに、互いに所定間隔隔てて取り付けられた第1〜第3のフォトインタラプタと、前記カセットホルダに回動自在に配設されたレバーと、前記レバーに一体に形成され、Sカセットテープ装着時に該カセットテープの端部により押圧される第1の当接部、Mカセットテープ装着時に該カセットテープの端部により押圧される第2の当接部およびLカセットテープ装着時に該カセットテープの端部により押圧される第3の当接部と、前記レバーに取り付けられ、前記第1の当接部の押圧時に第1の回転角度で回動して前記第1のフォトインタラプタを覆い、前記第2の当接部の押圧時に第2の回転角度で回動して前記第1および第2のフォトインタラプタを覆い、前記第3の当接部の押圧時に第3の回転角度で回動して前記第1、第2および第3のフォトインタラプタを覆う反射板とを備え、前記第1〜第3のフォトインタラプタの被覆状態に基づいてカセットテープの種類を判別するカセット判別機構を具備したことを特徴としている。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明による記録・再生装置の実施の形態を、詳細に説明する。最初にカセットテープの構造について簡単に説明し、次に記録・再生装置について説明する。
【0016】
図1〜図4に示すように、記録・再生装置は大きく分けると、記録・再生を行なう記録・再生部1と、カセットテープの挿脱位置から記録・再生位置までカセットテープを移送する移送部(カセットコンパートメント)2とに分かれるので、記録・再生部1と移送部2とに大きく分け、更にに細かく分けて各ユニット等ごとに説明する。
A.カセットテープ
本発明は大きさの異なるL,M,Sのカセットテープのいずれをも使用できるようにしたことに特徴があるので、まず、カセットテープについて簡単に説明する。
【0017】
L,M,Sのカセットテープを図5,6に示す。いずれのカセットテープについても図中6aは供給側のリール、6bは巻取側のリール、6cは開閉しうるリッド、6dはカセット内メモリである。本体の厚さはSカセットテープ5の厚さがt1なのに対してL,Mカセットテープ3,4の厚さはt2であって厚くなっている。図5(a),(b),(c)に示すように本体の背面側の下面には中心線に対して対称な位置に夫々同一ピッチPをおいて一対の位置決め穴6eが形成されている。
B.記録・再生部
記録・再生部1は、図1,図2に示すように、カセットテープを支持する支持手段7と、カセットテープが支持手段7上に載ったことによってカセットテープのリールのロックを解除するリールロック解除ユニット8と、カセットテープのリールに嵌まり込む一対のリール台をL,M,Sのカセットテープのリール間ピッチに合うようにスライドさせてL位置,M位置,S位置に設定するリール台ユニット9と、カセットテープのカセット内メモリ6dに当接して当該カセットテープの情報を取り出すためのMIC(Memory in Cassette)端子ブロックをリール台に連動させて動かすためのMIC連動ユニット10と、リール台及びMIC端子ブロックを中間の位置であるM位置で止めるためのストッパユニット11と、カセットテープ内のテープを記録・再生用のヘッド・ドラムに巻くローディングとアンローディングとを行なわせるローディングユニット12と、ローディングされたテープの張力を調整するテンションレギュレータ13と、ローディングされたテープに送り力を与えるキャプスタンユニット14とで構成されている。
(a)リール台ユニット
リール台ユニット9は、記録・再生部1における基板15の上下面にわたって設けられている。リール台を載せるためのスライドベース16をスライドさせる一対のガイド手段が、相互になす角度が略90度の「ハ」の字状に設けられている。即ち、夫々のガイド手段として、本実施の形態では丸棒状のガイドロッド17が基板15の上面に取り付けられている。そして、夫々のガイドロッド17にはスライドベース16がスライド自在に取り付けられている。即ち、スライドベース16の一方側に形成したガイド孔にガイドロッド17が挿通され、またスライドベース16の他方側には押え金具18の両端がネジを介して取り付けられ、スライドベース16に形成されたバネ受部16aが押え金具18と基板15との間の空間に挿入されている。ガイド金具18の下面には、L,M,S位置と対応する位置にスライドベース16のバネ受部16aがきたときにバネ受部16aを下方へ付勢するように三位置で下方へ突出する板バネが取り付けられている。
【0018】
スライドベース16の上には、図1に示すように夫々リールモータ20を介してリール台21が取り付けられている。
【0019】
スライドベース16がスライドする範囲の下方には図2に示すように、基板15の一部をくり抜いてスライドベース16のスライド範囲を拘束するためのスリット15aが形成されている。そして、スライドベース16における前記ガイド孔を形成した部分が下方へ突出して直方体形状の当接部を構成し、当接部がスリット15a内にはいり込んでいる。
【0020】
次に、これらの一対のスライドベース16をスライドさせて一対のリール台21のピッチを大きくしたり小さくしたりする機構を説明する。基板15の下面には、一対のガイドロッド17のなす角度を二等分する直線に沿ってスライド自在にプレート22が設けられる。
【0021】
またこのプレート22を前記直線に沿って往復スライドさせるための手段がプレート22に連動連結されている。
(b)MIC連動ユニット
カセットテープのリールにリール台が嵌まり込んだときにカセットテープの背面に設けられたカセット内メモリ6dと接触して電気的に識別するコンタクトスイッチを保持するMIC端子ブロックが前述したように設けられており、このMIC端子ブロックをスライドベース16と連動させるためのMIC連動ユニット10について説明する。
【0022】
図2に示すようにレール部材40の両端が2本のネジを介して基板15の上面に固定され、レール部材40には一方のガイドロッド17と略平行なガイド長孔40aが形成されている。図1,図2に示すMIC端子ブロック41を保持するため、ブロック台42が設けられ、ブロック台42には一対の摺動ピン43が下方へ突出して埋設され、これらの摺動ピン43,43はガイド長孔40aに挿通されて一方の摺動ピン43の下端には直接に止め輪が嵌められている。ガイド長孔40aに沿って一対の摺動ピン43が摺動することで、ブロック台42はリール台21上に載るカセットテープの背面と平行な状態でガイド長孔40aに沿ってスライドする。
【0023】
次に、このブロック台42をスライドベース16のスライドに伴って連動させるための手段について説明する。基板15の上面に立設した支柱44に、樹脂アーム45の基端部が回動自在に設けられ、止め輪により抜け止めされている。樹脂アーム45の先端側には前記支柱44を通る直線に沿って長孔45aが形成されている。この長孔45aには他方の前記摺動ピン43の下端が挿通され、摺動ピン43には止め輪が取り付けられている。
【0024】
樹脂アーム45の下面には凹部が形成され、これによって凹部と側面との間には厚さが一定のヘリが形成される。前記一対のスライドベース16には前記樹脂アーム45側に突出して延長部が設けられ、この延長部には一対の挟持ピン46が立設されている。そしてこの一対の挟持ピン46の間に樹脂アーム45のヘリが挟まれ、樹脂アーム45がスライドベース16に追従して回動するようになっている。またスライドベース16がL,M,S位置の三位置で止まったときに前記ブロック台42を夫々所定の方向へ押圧するために、樹脂アーム42と取付台47との間には圧接バネ48が取り付けられている。
(c)ストッパユニット
前記リール台ユニット9における一対のスライドベース16とブロック台42とを、L位置とS位置との中間位置であるM位置で機械的に停止させるためのストッパユニット11は、基板15の下にはリール台21を停止させるための第一ストッパとしてのストッパの動作機構が配置され、基板15の上にはブロック台42を停止させる第二ストッパとしてのストップレバー50が配置され、前記ストッパとストップレバー50とが基板15の下に設けられた駆動手段としてのプランジャに連動連結されている。
(d)支持手段
次に、基板15上でL,M,Sカセットテープを支持する支持手段7について説明する。
【0025】
図1、図2に示すように基板15の中央部に一対の位置決め支持ピン69が立設されている。一対の位置決め支持ピン69の間隔は、L,M,Sカセットテープ3,4,5における一対の位置決め穴6e間のピッチPと同一に設定されている。夫々の位置決め支持ピン69は、位置決め穴6eに挿入されることでカセットテープの位置決めを行なう位置決め部としてのテーパ部69aと、テーパ部69aの下方の外周に段付けして形成されるとともにSカセットテープ5の下面を支持する支持部69bとで構成される。
【0026】
この支持部69bの高さはSカセットテープ5の下面の高さとなり、L,Mカセットテープ3,4には位置決め支持ピン69の支持部69bがL,Mカセットテープの下面に接触しないように逃げるために、大径部6fが形成されている。これはL,M,Sカセットテープにおけるテープ幅が同一でテープのセンターを一致させるためにL,Mカセットテープの下面の高さをSカセットテープの下面の高さよりも低く設定し、L,M,Sカセットテープの上面が略同一高さとなるようにしたものである。ここでは説明の便宜上から、Sカセットテープの下面の高さを高レベルと呼び、L,Mカセットテープの下面の高さを低レベルと呼ぶ。前記支持部69bの高さは高レベルである。
【0027】
Sカセットテープの前面側は前記一対の位置決め支持ピン69で位置決めされてかつ支持されることから、背面側の左右を支持するための高可動支持ピン70が一対のスライドベース16の夫々に立設して設けられる。この高可動支持ピン70は高レベルの高さに設定されている。
【0028】
また、L,Mカセットテープの前面側を支持するために、前記一対の位置決め支持ピン69の両側には一対の低支持ピン71が基板15に立設されている。この低支持ピン71はSカセットテープと干渉しない位置に配置されており、低レベルの高さに設定されている。さらに、Mカセットテープの背面側を支持するための低可動支持ピン72も、一対のスライドベース16の夫々に立設して設けられている。この低可動支持ピン72は、Mカセットテープ4における支持可能範囲の中に配置され、低レベルの高さに設定されている。そして、スライドベース15がM位置を占めるときに前記高可動支持ピン70がMカセットテープ4の下面と干渉しないようにするため、Mカセットテープ4の下面には凹部6nが形成されている。
【0029】
Lカセットテープの背面側の左右を支持するため、低固定支持ピン74が基板15に立設されている。Lカセットテープは大きいために更にもう2ヶ所の位置決めも兼ねて前記位置決め支持ピン69と同様に、低固定支持ピン74はテーパ部74aと段付けによる支持部74bとで構成されている。支持部74bの高さは低レベルに設定されている。一方、Lカセットテープ3の背面側の左右にはテーパ部74aが入り込む凹部6gが形成されている
(e)リールロック解除ユニット
L,M,Sのカセットテープの下面には、図5にリールロックを解除する解除穴6hが夫々設けられている。これは、カセットテープが支持手段7に載せられていないときには、テープがたるんでしまうのを防止するために図示しないリールロック手段によりリールロックが行なわれており、記録・再生時にはこのリールロックを解除する必要があることから設けたものである。そして、リールロックを解除するためにリールロック解除ユニット8が設けられている。
【0030】
すなわち、支持手段7上にL,M,Sのカセットテープ3,4,5を載せたときにリールロックを解除する解除穴6hが占める位置にはL解除ピン75,M解除ピン76,S解除ピン77が配置されている。L解除ピン75は基板15上に固定された低レベルよりも少し低い取付台47に固定されている。取付台47の下方には固定軸78が固着されている。この固定軸78には第一レバー79の基端部が回動自在に結合され、第一レバー79の先端には上方へ突出するS解除ピン77が固着されている。固定軸78には第二レバー80の基端部も回動自在に結合され、第二レバー80の先端には上方へ突出するM解除ピン76が固着されている。L,M,S解除ピン75,76,77は同一直線上に配置されるため、第一レバー79はL字形になっている。第一,第二レバー79,80は下方へのみ回動自在であり、第一,第二レバー79,80を上方へ向かって付勢する付勢手段としてのバネが設けられている。そして、第一,第二レバー79,80が水平状態になった位置で第一,第二レバー79,80の回動を止めるストッパは取付台47が兼用している。
【0031】
第二レバー80の隣には第三レバー83が配置されるとともにその基端部が固定軸78に回動自在に支持されている。この第三レバー83についても、上方へ向かって付勢する付勢手段としてのバネが設けられ、取付台47がストッパの役割を兼用している。第三レバー83の先端にはアーム85の基端部が軸を介して回動自在に取り付けられ、アーム85の先端には軸を介して案内ローラ88が回転自在に支持されている。アーム85及び案内ローラ88は樹脂で形成され、第三レバー83とアーム85との間には、アーム85を下方へ付勢する付勢手段としてのバネが設けられている。第三レバー83にはその一部を直角に曲げてストッパ部が形成される一方、アーム85にはストッパ部に当接して非使用時の案内ローラ88の位置決めをするためのストッパ受が形成されている。また、後述する第1の押圧拘束ピンに押されたアーム85をバネの付勢力に抗して回動させて直立の状態に姿勢変更させかつその状態で第三レバー83が下方へ回動するのを拘束することになるように、前記第1の押圧拘束ピンの先端を受ける受部が形成されている。一方、基板15の下方に位置する前記プレート22の上面には第2の拘束ピンと、第2の拘束ピンよりも少し短い第1の押圧拘束ピンが立設され、基板15に形成されたスリットを介して基板15の上方へ突出している。前記第2の拘束ピンは第一,第二レバー79,80の先端部の下方をプレート22と共に移動してS解除ピン77,M解除ピン76の下方への回動を拘束する。一方、第1の押圧拘束ピンは一対のリール台21がM位置からS位置まで移動する際に、プレート22と共に移動して前記受部を押圧し、アーム85を直立させて支持する。
(f)ローディングユニット,テンションレギュレータ
リール台ユニット9の背面側には記録・再生用のヘッド・ドラム93が設けられており、このヘッド・ドラム93の一部にテープを巻き付けるローディングユニット12と、ローディングしたテープに適度なテンションを与えるテンションレギュレータ13と、ローディングしたテープに送り力を与えるキャプスタンユニット14とが設けられている。
【0032】
アンローディング時には一対の位置決め支持ピン69,69の近傍にあってローディング時には広がるローラ94,95,96,97が設けられ、これらのローラは歯車列を介してローディングモータ98に連動連結されている。そして、これらのうちのローラ95,96を取り付けた部分には傾斜ピン99,100が固着されている。このほか、移動することのないローラ101,102が設けられている。
【0033】
そして、ローラ94には図22中の矢印方向へ付勢することによってローディングされたテープ6iに張力を与えるバネが設けられ、テンションレギュレータ13を構成している。
(g)キャプスタンユニット
最後に、ローディングしたテープに送り力を与えるキャプスタンユニット14について説明する。基板15の下面に図示しないキャプスタンモータが取り付けられ、キャプスタンモータのキャプスタン軸104が基板15の上方へ突出している。そして、回転自在なピンチローラ105がキャプスタン軸104へ圧接されている。
【0034】
圧接のための構成を説明する。図1の中央上部に示すように、基板15の上には支柱106が立設され、支柱106には歯車107とらせん状の溝を形成した樹脂製の円柱カム108が回転自在に支持されている。そして溝内に入り込む図示しない突起を内周面に形成した樹脂製の円筒体109が円柱カム108にかぶせて設けられている。円筒体109には、先端にピンチローラ105を取り付けた固定アーム110の基端部が固着される一方、先端に長孔111を有する可動アーム112の基端部が回動自在に結合され、固定アーム110と可動アーム112との間にはバネ113が設けられている。一方、基板15上にはプランジャ114が取り付けられ、プランジャ114をON,OFFすることによって移動するスライダー115が一対のピン116を介して水平方向へ往復移動自在に設けられる。そして、スライダ115に立設されたピン117が長孔111に遊嵌されている。前記円柱カム108に形成された歯車107は前記ローディングユニット12の歯車列に連動連結されている。
【0035】
C.カセットコンパートメント(移送部)
カセットコンパートメント2は、L,M,Sの三種類のカセットテープを挿脱位置から記録再生位置の前記支持手段7上まで移送する目的で設けられている。
【0036】
図3,図4に示すように、カセットコンパートメント2は、カセットテープを挿脱位置から記録・再生位置まで移送する移送ユニット200と、カセットテープと共に移送されるカセットホルダの内部へL,M,Sのカセットテープを個別に案内するとともに誤挿入を防止する挿入ガイド手段201と、カセットテープをカセットホルダの内部へ挿入したときにカセットテープの前面のリッドが開けるようにカセットテープの下面両側に配置されたリッドロック解除レバーを押すためのリッドロック解除手段202と、カセットテープをカセットホルダの内部へ挿入したときにカセットテープの種類を判別するカセットテープ判別手段203と、カセットテープがカセットホルダの内部へ確実に挿入されたことを検出するカセットイン検出手段204と、カセットホルダが水平移動から降下しはじめる際にカセットテープの前面のリッドを開くリッド開閉手段205と、カセットクランプ機構360(図示省略)とで構成されている。以下、各手段ごとに説明する。
【0037】
(a)移送ユニット
まず、移送ユニット200について説明する。図24に示すように、左側板206aと右側板206bと天井板206cとで本体206が構成され、左側板206aと右側板206bとの下部が連結板207を介して連結されている。左側板206a及び右側板206bの外側の下部には樹脂からなるレール208がネジを介して夫々取り付けられ、レール部208aとラック部208bとが形成されている。左側板206a及び右側板206bには低速板209が夫々移動自在に設けられている。即ち、低速板209の下部が前記レール部208aに載せられる一方、上部の前後に固着されたピン209a,209bが左右側板206a,206bに形成されたガイド孔227,211に挿入されて移動自在になっている。そして、低速板209の上にネジを介してラック212が取り付けられ、ラック212にはラック部212aが形成されている。
【0038】
上記の左右の低速板209を同期して前後方向へ往復移動させるため、天井板206cの上に駆動手段が設けられている。即ち、天井板206cに移送モータ213が取り付けられ、移送モータ213の駆動力を低速板209に伝えるために、移送モータ213の出力軸に固着したピニオン214と、歯車215と、歯車215と一体に回転するウォーム216と、ウォームホィール217と、ウォームホィール217と一体の歯車218と、歯車219,220,221とが設けられている。
【0039】
尚ウォームホィール17と歯車18の間には過大な力に対して歯車を保護するためのリミッターが設けられている。
【0040】
左右側板206a,206bと低速板209との間には、低速板209の2倍の早さで2倍の距離を前後方向へ移動する樹脂製の高速板222が設けられている。高速板222から側方へ突出する一対の突起部222a,222bが低速板209のガイド孔209c,209dに遊嵌されることにより、高速板222がガイドされている。そして、低速板209が移動することによって前記ラック部208b上を転がることになる歯車223が低速板209の内側に回転自在に支持され、この歯車223の上部と噛み合うラック部222cが高速板222に下向きに形成されている。つまり、低速板209が移動して低速板209に取り付けられた歯車223がラック部208b上を転がると、歯車223と噛み合うラック部222cを有する高速板222は低速板209の2倍の速さで移動することになる。
【0041】
本体206の内部にはL,M,Sの三種類のカセットテープを保持するためのカセットホルダが設けられている。
【0042】
カセットホルダ224は、金属板からなる上ホルダ224aと、樹脂からなるとともにバネ226により上ホルダ224aへ付勢される下ホルダ224bと、前蓋224cとで構成されている。前蓋224cは、軸225を介して上ホルダ224aに回動自在に支持されており、図示しないバネの付勢力によって前方へ回動するように付勢されている。そして、図示しないストッパ部に当接して回動が拘束されている。上下ホルダ224a,224bの両側にはピンを介して回動自在な一対のガイドローラ228,229が夫々設けられ、一対のガイドローラ228,229は左右側板206a,206bに形成されたL字形のガイド孔211,210に挿通され、更に、高速板222,222に形成された傾斜溝222d,222eに夫々遊嵌されている。高速板222における傾斜溝222d,222eの上部にガイドローラ228,229を遊嵌した状態で高速板222が背面側へ移動すると、傾斜溝222d,222eが戻るように斜めに形成されていることから、ガイドローラ228,229はガイド孔211,210の水平部に沿って水平移動したのちに、鉛直部に沿って降下する。このときL,M,Sの三種類のカセットテープは、前記支持手段7の上に載ることになる。つまり、ガイドローラ228,229は、傾斜溝222d,222e内の上部に位置してガイド孔211,210内の水平部に沿って背面側へ移動したあと、更に傾斜溝222d,222eが水平移動すると、固定されたガイド孔211,210と水平移動する傾斜溝222d,222eとの交点に沿って下方へ移動することになる。
【0043】
カセットホルダ224をカセットテープを挿脱するための挿脱位置と記録再生を行うための記録・再生位置とで停止させ、あるいは一対のリール台のピッチ変更が完了していない場合にカセットホルダ224が水平移動から鉛直移動に変わる屈曲位置でカセットテープの降下を一時的に中止させるため、歯車221の下方の天井板206cにはフォトインタラプタが設けられる一方、歯車221の下面には反射板が貼着され、移送モータ213のON,OFFを制御している。
【0044】
(b)挿入ガイド手段および誤挿入防止機構
次に、挿入ガイド手段および誤挿入防止機構201について説明する。図4に示すように連結板207の上には左右方向へのびる軸230,231が支持され、軸230,231にはSカセットテープを案内するガイド部材232と、Mカセットテープを案内するガイド部材233とが夫々回動自在に設けられる。夫々のガイド部材232,233にはガイド部232a,233aが形成され、ガイド部232a,233aが下がる方向へのみガイド部材232,233が回動自在に設けられ、ガイド部232a,233aが上がる方向へガイド部材232,233を付勢するバネ234が設けられている。
【0045】
ここで誤挿入防止機構の原理を図7、図8とともに述べる。図7、図8において、301、302は左右に配置され、軸303、304を中心として回転可能であるガイドである。ロックレバー305、306はガイド301、302とピン307、308を介して連結されている。309、310はロック部材であり、軸311の左右に圧入されている。従ってロック部材309が回転するとロック部材310も回転し、又ロック部材310が回転するとロック部材309も回転する。
【0046】
又ロックレバー305、306のカセット挿入側端には、ばね312、313がかかっている。又ロック部材309、310の上端部には、ばね314、315がかかっている。ばね力は312、313の力がロック部材309、310のばね314、315より大きい。
【0047】
またロック部材309、310の下端部の突起はロックレバー305、306の一部に入り込んでいる。
【0048】
まずカセット挿入時にガイド301、302が同時に押された時には、ガイド301、302が回転することによりロックレバー305、306が矢印方向に動き、ロック部材309、310が同時に回転してロックが解除され、ガイド301、302はカセットが挿入可能となる高さまで回転する。
【0049】
もし片側のガイド301のみが押された時には、ロックレバー305は動くが306が動かないため、ロック部材309は回転しない。このためロックは解除せずガイド301はカセットが挿入不可能な位置で停止する。
【0050】
上記ガイド301、302の内幅寸法を小カセット幅と同じ幅にすることにより、小カセットが正しい位置(図のセンターにカセットのセンターを合わせた時)に挿入された時には、小カセットはガイドに触れずにカセットホルダー内に挿入される。もし小がずれて挿入された時には、片側のガイドのみ押されることになり、上述したようにガイドがカセット挿入可能な高さまで回転しないため、挿入が阻止される。
【0051】
また大カセットが挿入された場合には左右のガイド301、302が同時に押され、挿入は可能となる。
【0052】
又カセットがイジェクトされる場合には小かガイド301、302に触れずに排出される。又大カセットはイジェクトされる時には左右のガイド301、302を同時に押して排出されるため、ロックは解除され、カセットは排出される。
【0053】
図9は上記機構を2組配置して、3種類のカセットの誤挿入を防止する機能を果たす機構を示しており、図4の挿入ガイド手段201の要部断面を図示している。図9において320はSカセット、Mカセット共通のロック部材であり、上部にSカセット用のガイド板321(図示省略)が配設されるものである。また322はLカセット用のロック部材である。
【0054】
(c)リッドロック解除手段
次に、リッドロック解除手段202を図4、図11、図12、図13に基づいて説明する。尚図11は下ホルダ224bを裏面から見た図、図12はカセット挿入口を後から見た図である。
【0055】
カセットホルダ224における下ホルダ224bの左右に、カセットテープの下面両側に配置されたリッドロック解除レバー6jを押すための樹脂製の回動台235,236が軸237,238を介して回動自在に支持されている。回動台は下ホルダ244bにおける左右の対称な位置に設けられているため、左側についてのみ説明する。回動台235,236には回動台235,236の内側を上方へ向かって付勢するためのバネ350が設けられ、内側が少し持ち上がった状態で回動を止めるための図示しないストッパ部が回動台235,236に形成される一方、下ホルダ224bには図示しないストッパ受部が形成されている。回動台235の内側上面にはSカセットテープの両側下端を案内するためのガイド部235aとSカセットテープのリッドロック解除レバー6jを押すための解除用突起部235bとが形成されている。一方、回動台236の内側上面にはMカセットテープ用のガイド部236aと解除用突起部236bとが形成され、外側上面にはLカセットテープ用の解除用突起部236cが形成されている。Lカセットテープ用のガイド部がないのは、下ホルダ224bの側部がガイド部として作用するからである。
【0056】
すなわち一対のガイド部235a間の距離はSカセットテープ5の寸法に、一対のガイド部236a間の距離はMカセットテープ4の寸法ニ、各々等しく形成され、また一対の解除用突起部236c間の距離はLカセットテープ3の両側のリッドロック解除レバー間の距離に等しく形成されている。
【0057】
したがって図13(a)の位置にあるリッドロック解除レバー6jは、図12(b)〜(d)に示すカセット挿入時に各解除用突起部235b,236b,236cによって図13(b)のように押されるので、リッドロックが解除され、リッドの開放が可能な状態にされる。
【0058】
尚Lカセットテープ3およびMカセットテープ4の挿入時、Sカセットテープ5用のガイド部235aおよび解除用突起部235b図12(c),(d)のように、カセットテープ本体により押されて下側に回動し下ホルダ224bの下側に潜り込むので、カセット挿入を妨げることはない。
【0059】
(d)カセットテープ判別手段
次に、カセットテープ判別手段203について説明する。このカセットテープ判別手段203は、L,M,Sの3種類のカセットテープを図4、図14、図15、図16に示す2個の判別機構により判別できるようにしたものである。
【0060】
図4に示すように、上ホルダ224aの前面右側の上部にはカセットテープを判定するためのマイクロスイッチ253が設けられ、マイクロスイッチ253を押すためのレバー237が軸225に回動自在に設けられるとともにレバー端237aが下方へ突出している。
【0061】
そして、レバー端237aを下方へ向かって付勢するためのバネ238が設けられている。一方、上ホルダ224aの前面左側の上部には、カセットテープを判定するためのマイクロスイッチ254が同様にして設けられている。239はレバー、239aはレバー端、240はバネである。前蓋224cが閉じたときにレバー端237a,239aに干渉しないように、前蓋224cにはスリット361、362が形成されている。
【0062】
前記マイクロスイッチ253、254は、常時(すなわちカセットテープの非挿入時でありレバー端237a,239aが下方に位置するとき)はレバー237、239によって押されてオン状態にあり、カセットテープが挿入されることによってレバー端237a,239aが押され、レバー237、239が上方に回動したときにオフされるスイッチである。
【0063】
レバー237とレバー239間の距離は、図14に示すように、Sカセットテープ5の幅寸法よりも大きく、Lカセットテープ3の幅寸法よりも小さく、且つレバー237と239のうちいずれか一方はMカセットテープ4に当接する位置に配設されている。
【0064】
このような構成により、例えばLカセットテープ3を挿入した場合はレバー端237a,239aがともに押されてマイクロスイッチ253、254がともにオフとなって挿入されたカセットテープがLカセットテープ3であることが判別(検知)される。
【0065】
またMカセットテープ4を挿入した場合は、図14の場合であればレバー端239aのみが押され、レバー端237aは押されないので、マイクロスイッチ254がオフ、253がオンとなって、挿入されたカセットテープがMカセットテープ4であることが判別(検知)される。
【0066】
またSカセットテープ5を挿入した場合は、レバー端237a,239aがともに押されないため、マイクロスイッチ253、254はともにオン状態にあり、これによって挿入されたカセットテープがSカセットテープ5であることが判別(検知)される。
【0067】
尚前述したレバー237と239の間の距離は、両者のうちいずれか一方のレバーがMカセットテープ4に当接するように配設する限りにおいてはS〜M(ただしS,Mはカセットテープの幅寸法)の範囲でも、M〜L(ただしM,Lはカセットテープの幅寸法)の範囲でもよい。
【0068】
(e)カセットイン検出手段
次に、カセットイン検出手段を図4、図17、図18、図19に基づいて説明する。下ホルダ224bの左下面の背面側には、カセットテープの左側が確実にカセットホルダ224に挿入されたことを検出するために反射板241を取り付けたレバー242がピン243を介して回動自在に取り付けられ、レバー242の先端の当接部242aが下ホルダ224bの上方へ突出している。そして、このレバー242を前面側へ付勢するバネ244が設けられている。カセットテープにより当接部242aが背面側へ押されたときに反射板241が覆うことになる下ホルダ224bの下面の位置には、にフォトインタラプタ245が取り付けられている。レバー242の当接部242aを押すことになるカセットテープの押圧部6kは、図6に示すようにL,M,Sカセットテープの中心線から右方へ等しい距離だけ離れた位置に夫々形成されている。
【0069】
一方、下ホルダ224bの右下面の背面側には、カセットテープの右側がカセットホルダ224に確実に挿入されたことを検出するために、反射板246を取り付けたレバー247がピン248を介して回動自在に取り付けられ、レバー247に一体に形成された当接部247a,247b,247cが下ホルダ224bの上方へ突出している。そして、このレバー247を前方へ付勢するバネ249が設けられている。ホルダ224の中央から当接部247a,247b,247cまでの距離は、図6に示すL,M,Sカセットテープの中心線から左方の押圧部6mまでの距離L1,L2,L3と対応している。
【0070】
カセットテープの右側がカセットインしたことだけでなくカセットインしたカセットテープの種類も判別できるように、カセットテープが当接部247a〜247cを背面側へ押したときに反射板246が覆うことになる下ホルダ224bの下面の位置には3つのフォトインタラプタ250a,250b,250cが取り付けられている。
【0071】
ここでL,M,Sカセットテープの種類判別の様子を図19に模式化して示した。Sカセットテープ5の場合には図19(a)のように当接部247cが押され、フォトインタラプタ250aのみが反射板246で覆われる。またMカセットテープ4の場合は図19(b)のように当接部247bが押され、レバー247の回動角度が増してフォトインタラプタ250a,250bが覆われる。またLカセットテープ3の場合は図19(c)のように当接部247aが押され、レバー247の回動角度はさらに増してフォトインタラプタ250a,250b,250cの全てが覆われる。
【0072】
このようにフォトインタラプタ250a,250b,250cのうちいずれが覆われるかによって3種類のカセットテープを容易に判別することができる。
【0073】
尚Mカセットテープ4の挿入時、当接部247cはリッドから離れた位置となるので、リッドの開閉の邪魔にならない。またLカセットテープ3の挿入時、当接部247c,247bはリッドから離れた位置となるので、リッドの開閉の邪魔にならない。
【0074】
(f)リッド開閉手段
次にリッド開閉手段205を図4に基づいて説明する。カセットホルダ224における下ホルダ224bの背面側には、リッドオープナー251が一対のピン252を介して回動自在に結合され、図示しないスプリングを介して下方へ付勢されている。リッドオープナー251は、左右の下部に形成された一対の図示しないストッパ部が下ホルダ224bに当接することで回動が拘束されている。リッドオープナー251における右側の背面下部には図25に示すように傾斜したテーパ面255が形成される一方、本体206の右側板206bにおける背面側の内側にはカセットホルダ224が後退して下降する際に前記テーパ面255を押圧してバネの付勢力に抗してリッドオープナー251を上方へ回動させるために、図25に示すように樹脂製の押圧部材256が取り付けられている。押圧部材256の先端には、テーパ面255に当接する円弧部が形成されている。そして、リッドオープナー251が上方へ回動する際に、カセットテープのリッド6cの下面と係合してリッド6cを開くための係合部251aがリッドオープナー251の右側下部に前面側へ突出して設けられている。
【0075】
(g)カセットクランプ機構
次にカセットクランプ機構360を図17と、原理を説明する図20、図21とともに説明する。上ホルダ224aの裏面ほぼ中央には、カセットテープが前蓋224cを押して挿入されたとき、該前蓋224cに当接するとともに挿入されたカセットテープに所定のクランプ力を与える板ばね360aが取り付けられている。
【0076】
また軸225に近い上ホルダ224aと下ホルダ224bの間の左右両側には、前記より大きいサイズのMカセットテープ、Lカセットテープが挿入されたときに、該テープをクランプする力を与えるためのコイルバネ360bが設けられている。
【0077】
尚前記コイルバネ360bは図4、図17においてはばね226で示してある。またコイルバネ360bは板ばね360aよりもばね力は強く構成されている。いまSカセットテープ5が図20のように挿入された場合、該Sカセットテープ5の厚さは薄いので、コイルバネ360bの力に抗することなく挿入され、板ばね360bの力により図示矢印方向にクランプ力が与えられ、バランスよく保持される。
【0078】
またLカセットテープ3を図21のように挿入する場合、該Lカセットテープ3の厚さは厚いので、前蓋224cとともに上ホルダ224aがコイルバネ360bの力に抗して持ち上げられ(このときガイドローラ228の取り付け部を支点として上ホルダ224aが回動し)て挿入される。
【0079】
このため強力コイルバネ360bの力が図示矢印付近をバランスよく、Lカセットテープ3に作用し、確実にクランプすることができる。
【0080】
このように挿入されるカセットテープの厚さ、大きさに適したクランプ力を作用させることができる。
【0081】
D.カセットコンパートメントの作用
(a)挿入ガイドからの挿入
図23に示すようにカセットテープをカセットコンパートメント2の挿脱位置からカセットホルダ224の内部へ挿入する。このとき、Sカセットテープ5は図4および図11に示すガイド板321および一対のガイド部232aに案内させ、Mカセットテープ4は一対のガイド部232aをバネ234の付勢力に抗して押し下げるとともに一対のガイド部233aに案内させ、Lカセットテープ3はガイド部232a,233aを押し下げるとともに本体206の左側板206a、右側板206bに案内させて挿入する。
【0082】
この際Mカセットテープ4を正しくない姿勢、例えば斜めに挿入しようとした場合、一対のガイド部232aのいずれか一方しか押さないため、図9のロック部材320がロック位置のままとなり、一対のガイド部232aが両方押し下げられることはない。
【0083】
またLカセットテープ3の場合も同様に一対のガイド部233aのいずれか一方しか押さないため、図9の部材322がロック位置のままとなり、一対のガイド部233aが両方押し下げられることはない。尚図10に各カセットテープ3、4、5が挿入ガイド手段201に正しく挿入された様子を示す。
【0084】
これによって正しくない姿勢でカセットテープが挿入されることは確実に防止される。
【0085】
カセットテープがカセットホルダ224内に挿入されると、挿入したカセットテープがL,M,Sの夫々の場合には、下ホルダ224bの側面,ガイド部236a,ガイド部235aに案内されたL,M,Sカセツトテープ3,4,5は、図12のように解除用突起部236c,236b,235bによってリッドロック解除レバー6jが押圧された状態になるので、リッド6cの開閉操作が可能になる。
【0086】
(b)カセットテープの判別
カセットテープの種類は、カセットホルダ224内へのカセットテープの挿入時にカセットテープ判別手段203がこれを検出する。即ち、例えばLカセットテープ3を挿入した場合はレバー端237a,239aがともに押されてマイクロスイッチ253、254がともにオフとなって挿入されたカセットテープがLカセットテープ3であることが判別(検知)される。
【0087】
またMカセットテープ4を挿入した場合は、図14の場合であればレバー端239aのみが押され、レバー端237aは押されないので、マイクロスイッチ254がオフ、253がオンとなって、挿入されたカセットテープがMカセットテープ4であることが判別(検知)される。
【0088】
またSカセットテープ5を挿入した場合は、レバー端237a,239aがともに押されないため、マイクロスイッチ253、254はともにオン状態にあり、これによって挿入されたカセットテープがSカセットテープ5であることが判別(検知)される。
【0089】
(c)カセットインの検出
カセットテープは図24のようにカセットホルダ224内に挿入され、確実にカセットホルダ224に挿入されたことは図18のカセットイン検出手段204がこれを検出する。即ち、L,M,Sのカセットテープ3,4,5の左側が確実に挿入されたことは単一のフォトインタラプタ245と反射板241とにより検出される。
【0090】
ここで、反射板241を取り付けたレバー242の当接部242aは、L,M,Sカセットテープ3,4,5における中心線から等しい距離に位置する押圧部6kによって押される。一方、カセットテープの右側が確実に挿入されたことは、3つのフォトインタラプタ250a〜250cと反射板246とにより検出される。
【0091】
また、反射板246を取り付けたレバー247の3つの当接部247a,247b,247cはL,M,Sカセットテープ3,4,5における中心線から異なる距離に位置する押圧部6mによって押される。
【0092】
そして、L,M,Sカセットテープの検出は、Sカセットテープ5の場合には図19(a)のようにフォトインタラプタ250aのみが反射板246で覆われ、Mカセットテープ4の場合は図19(b)のようにフォトインタラプタ250a,250bが覆われ、Lカセットテープ3の場合は図19(c)のようにフォトインタラプタ250a,250b,250cの全てが覆われることによって行われる。
【0093】
(d)カセットテープの移送
カセットテープ判別手段203とカセットイン検出手段204とによりカセットテープの種類とカセットテープの確実な押入が検出されると、カセットテープを移送する移送ユニット200と一対のリール台のピッチを増減するリール台ユニット9とが同時に動き出す。
【0094】
まず、図4および図22〜図26に示すように、移送モータ213が回転すると、その回転力が複数の歯車を介して左右一対のラック212に伝わり、夫々の低速板209がレール部208aに沿って背面側へ低速で移動し、このときに低速板209上の歯車223がレール208上のラック208bの上を転がることになるため、この歯車223と噛み合うラック222cを有する高速板222が低速板209の2倍の速さで背面側へ移動し、低速板209の2倍の距離を移動する。カセットホルダ224のガイドローラ228,229は、傾斜溝222d,222eの上端の位置を占めながらガイド孔211,210の水平部に沿って図24の位置から図25の位置まで移動したあと、傾斜溝222d,222eの水平移動に伴ってガイド孔211,210の鉛直部に沿って図26の位置まで押し下げられる。
【0095】
カセットホルダ224が降下する際に、リッド開閉手段205が作用する。即ち、図25に示すように押圧部材256の先端がリッドオープナー251のテーパ面255に当接してからカセットホルダ224が降下することから、図示しないバネの付勢力に抗して図4に示すリッドオープナー251が相対的に上方へ回動され、リッドオープナー251の係合部251aがカセットテープのリッド6cに係合してリッド6cを上方へ開く。カセットホルダ224が図26のように下端まで降下すると、前述したフォトインタラプタ等の作用により移送モータ213が停止する。
【0096】
尚図27はカセットテープが記録・再生部に入っている状態を表している。その後は記録・再生部において、一対のリール台21を正確にL,M,S位置に保持させること、カセットテープを支持手段7によって支持し、リールロック解除すること、ローディングおよび記録、再生等が行われる。
【0097】
またカセットテープの取り出し時は、テープ6iがリール6a,6bに巻回されたことが検出されたあと、カセットコンパートメント2の上部の移送モータ213が前記とは反対の方向へ回転し、カセットテープは前記とは反対に記録・再生位置から挿脱位置へ移送される。
【0098】
【発明の効果】
以上の説明からわかるように、本発明の記録・再生装置におけるカセットテープ判別機構は、極めて簡単な構成により3種類のカセットテープを判別することができる。
【0103】
さらに上記のことから、各機構の必要とする面積が小さくなり記録・再生装置を小型化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態例の記録、再生部の全体斜視図。
【図2】本発明の実施形態例の記録、再生部の平面図。
【図3】本発明の実施形態例の移送部の斜視図。
【図4】本発明の実施形態例の移送部の分解斜視図。
【図5】カセットテープに係り、L,,M,Sカセットテープの背面図。
【図6】カセットテープに係り、L,,M,Sカセットテープの正面図。
【図7】本発明の実施形態例の誤挿入防止機構の平面図。
【図8】本発明の実施形態例の誤挿入防止機構の要部説明図。
【図9】本発明の実施形態例の誤挿入防止機構の他の例の平面図。
【図10】本発明の実施形態例の誤挿入防止機構の説明図。
【図11】本発明の実施形態例のリッドロック解除手段の要部底面図。
【図12】本発明の実施形態例のリッドロック解除手段の説明図。
【図13】カセットテープの側面図。
【図14】本発明の実施形態例のカセットテープ判別手段の説明図。
【図15】本発明の実施形態例のカセットテープ判別手段の要部説明図。
【図16】本発明の実施形態例のカセットテープ判別手段の要部斜視図。
【図17】本発明の実施形態例のカセットイン検出手段の分解斜視図。
【図18】本発明の実施形態例のカセットイン検出手段の説明図。
【図19】本発明の実施形態例のカセットイン検出手段の原理説明図。
【図20】本発明の実施形態例のカセットクランプの機構の説明図。
【図21】本発明の実施形態例のカセットクランプの機構の説明図。
【図22】本発明の実施形態例の移送ユニットの要部平面図。
【図23】本発明の実施形態例の移送ユニットの要部側面図。
【図24】本発明の実施形態例の移送ユニットの要部側面図。
【図25】本発明の実施形態例の移送ユニットの要部側面図。
【図26】本発明の実施形態例の移送ユニットの要部側面図。
【図27】本発明の実施形態例の記録、再生部の説明図。
【符号の説明】
1…記録・再生部、2…移送部、3…Lカセットテープ、4…Mカセットテープ、5…Sカセットテープ、200…移送ユニット、201…挿入ガイド手段(誤挿入防止機構)、202…リッドロック解除手段、203…カセットテープ判別手段、204…カセットイン検出手段、205…リッド開閉手段。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a recording / reproducing apparatus for recording and reproducing a plurality of cassette tapes having different sizes.
[0002]
[Prior art]
In general, a recording / reproducing apparatus for recording and reproducing a cassette tape is configured to be compatible with each of an L cassette tape (large size), an M cassette tape (middle size), and an S cassette tape (small size).
[0003]
This kind of recording / playback device In An erroneous insertion prevention mechanism for preventing an erroneous insertion of a cassette tape, a cassette tape identification mechanism for identifying the type of cassette tape (L cassette tape, M cassette tape, S cassette tape), and each cassette tape being mounted A cassette-in detection mechanism for detecting the cassette tape, a lid lock release mechanism for releasing the lid lock of the loaded cassette tape, a transfer means for transferring the cassette tape from the insertion / removal position to the recording / reproduction position, and the like.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
Traditional The cassette tape discriminating mechanism has a complicated structure for discriminating three types of cassette tapes. Met.
[0009]
The present invention has been made in view of the above points, and its purpose is simple and compact. Cassette tape discrimination mechanism It is to provide a recording / reproducing apparatus provided.
[0010]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above problems, the recording / reproducing apparatus according to the present invention has different sizes. First to third photo interrupters attached to a cassette holder into which three types of cassette tapes of L, M, and S are inserted at a predetermined interval, and a lever that is rotatably disposed on the cassette holder. And a first abutting portion formed integrally with the lever and pressed by the end of the cassette tape when the S cassette tape is mounted, and a second pressed by the end of the cassette tape when the M cassette tape is mounted. A third contact portion that is pressed by the end portion of the cassette tape when the contact portion and the L cassette tape are mounted, and a lever that is attached to the lever and rotates at a first rotation angle when the first contact portion is pressed. Moving to cover the first photo interrupter, rotating at a second rotation angle when the second contact portion is pressed, covering the first and second photo interrupters, and the third contact And a reflection plate that covers the first, second, and third photointerrupters by rotating at a third rotation angle at the time of pressing, and is based on a covering state of the first to third photointerrupters. Equipped with a cassette discriminating mechanism that discriminates the type of It is characterized by that.
[0015]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of a recording / reproducing apparatus according to the present invention will be described in detail. First, the structure of the cassette tape will be briefly described, and then the recording / reproducing apparatus will be described.
[0016]
As shown in FIGS. 1 to 4, the recording / reproducing apparatus is roughly divided into a recording / reproducing
A. cassette tape
Since the present invention is characterized in that any of L, M and S cassette tapes having different sizes can be used, the cassette tape will be briefly described first.
[0017]
L, M, and S cassette tapes are shown in FIGS. In any of the cassette tapes, 6a is a supply-side reel, 6b is a take-up reel, 6c is a lid that can be opened and closed, and 6d is an in-cassette memory. The thickness of the main body is the same as the thickness of the
B. Recording / playback unit
As shown in FIGS. 1 and 2, the recording / reproducing
(A) Reel base unit
The
[0018]
A
[0019]
As shown in FIG. 2, a
[0020]
Next, a mechanism for increasing or decreasing the pitch of the pair of
[0021]
A means for reciprocally sliding the
(B) MIC interlocking unit
As described above, an MIC terminal block is provided that holds a contact switch that is electrically contacted with the in-
[0022]
As shown in FIG. 2, both ends of the
[0023]
Next, means for interlocking the
[0024]
A concave portion is formed on the lower surface of the
(C) Stopper unit
A
(D) Support means
Next, the support means 7 for supporting the L, M, S cassette tape on the
[0025]
As shown in FIGS. 1 and 2, a pair of positioning support pins 69 are erected at the center of the
[0026]
The height of the
[0027]
Since the front side of the S cassette tape is positioned and supported by the pair of positioning support pins 69, high movable support pins 70 for supporting the left and right sides of the back side are erected on each of the pair of slide bases 16. Provided. The high
[0028]
A pair of low support pins 71 are erected on the
[0029]
Low fixed support pins 74 are erected on the
(E) Reel lock release unit
On the lower surface of the L, M, and S cassette tapes, release holes 6h for releasing the reel lock are respectively provided in FIG. This is because when the cassette tape is not placed on the support means 7, the reel is locked by a reel lock means (not shown) to prevent the tape from sagging, and this reel lock is released during recording / reproduction. Because it is necessary to do. A reel
[0030]
That is, the L release pin 75, the
[0031]
A
(F) Loading unit, tension regulator
A recording / reproducing
[0032]
[0033]
The roller 94 is provided with a spring that applies tension to the tape 6i loaded by urging in the arrow direction in FIG.
(G) Capstan unit
Finally, the
[0034]
A configuration for pressure welding will be described. As shown in the upper center of FIG. 1, a
[0035]
C. Cassette compartment (transfer section)
The
[0036]
As shown in FIGS. 3 and 4, the
[0037]
(A) Transfer unit
First, the
[0038]
In order to reciprocate the left and right low-
[0039]
A limiter is provided between the
[0040]
Between the left and
[0041]
Inside the
[0042]
The
[0043]
When the
[0044]
(B) Insertion guide means and erroneous insertion prevention mechanism
Next, the insertion guide means and the erroneous
[0045]
Here, the principle of the erroneous insertion prevention mechanism will be described with reference to FIGS. 7 and 8,
[0046]
Further, springs 312 and 313 are applied to the cassette insertion side ends of the lock levers 305 and 306. Further, springs 314 and 315 are applied to the upper ends of the
[0047]
Further, the protrusions at the lower ends of the
[0048]
First, when the
[0049]
If only one
[0050]
By setting the inner width dimension of the
[0051]
Further, when the large cassette is inserted, the left and
[0052]
When the cassette is ejected, it is ejected without touching the
[0053]
FIG. 9 shows a mechanism that functions to prevent erroneous insertion of three types of cassettes by arranging two sets of the above mechanisms, and shows a cross-section of the main part of the insertion guide means 201 of FIG. In FIG. 9,
[0054]
(C) Lid lock release means
Next, the lid
[0055]
On the left and right sides of the
[0056]
That is, the distance between the pair of
[0057]
Accordingly, the lid
[0058]
When the
[0059]
(D) Cassette tape discrimination means
Next, the cassette tape discrimination means 203 will be described. The cassette tape discriminating means 203 can discriminate three types of cassette tapes of L, M, and S by the two discriminating mechanisms shown in FIG. 4, FIG. 14, FIG. 15, and FIG.
[0060]
As shown in FIG. 4, a
[0061]
A
[0062]
The
[0063]
As shown in FIG. 14, the distance between the
[0064]
With this configuration, for example, when the
[0065]
Further, when the
[0066]
When the
[0067]
The distance between the
[0068]
(E) Cassette-in detection means
Next, the cassette-in detection means will be described with reference to FIGS. 4, 17, 18, and 19. FIG. On the back side of the lower left surface of the
[0069]
On the other hand, on the rear side of the lower right surface of the
[0070]
The
[0071]
Here, the manner of discriminating the types of L, M, and S cassette tapes is schematically shown in FIG. In the case of the
[0072]
As described above, the three types of cassette tapes can be easily distinguished depending on which one of the
[0073]
When the
[0074]
(F) Lid opening / closing means
Next, the lid opening / closing means 205 will be described with reference to FIG. A
[0075]
(G) Cassette clamp mechanism
Next, the
[0076]
Coil springs for applying a force to clamp the tape when the larger M cassette tape or L cassette tape is inserted on the left and right sides between the
[0077]
The
[0078]
When the
[0079]
Therefore, the force of the
[0080]
A clamping force suitable for the thickness and size of the cassette tape inserted in this way can be applied.
[0081]
D. The effect of the cassette compartment
(A) Insertion from the insertion guide
As shown in FIG. 23, the cassette tape is inserted into the
[0082]
At this time, if the
[0083]
Similarly, in the case of the
[0084]
This reliably prevents the cassette tape from being inserted in an incorrect posture.
[0085]
When the cassette tape is inserted into the
[0086]
(B) Discrimination of cassette tape
The type of the cassette tape is detected by the cassette tape discriminating means 203 when the cassette tape is inserted into the
[0087]
Further, when the
[0088]
When the
[0089]
(C) Cassette-in detection
The cassette tape is inserted into the
[0090]
Here, the
[0091]
Further, the three
[0092]
In the case of the
[0093]
(D) Transfer of cassette tape
When the cassette tape discriminating means 203 and the cassette-in detecting
[0094]
First, as shown in FIGS. 4 and 22 to 26, when the
[0095]
When the
[0096]
FIG. 27 shows a state where the cassette tape is in the recording / reproducing section. Thereafter, in the recording / reproducing unit, the pair of
[0097]
When the cassette tape is taken out, after it is detected that the tape 6i is wound around the
[0098]
【The invention's effect】
As can be seen from the above description, in the recording / reproducing apparatus of the present invention. The cassette tape discriminating mechanism discriminates three types of cassette tapes with an extremely simple configuration. be able to.
[0103]
Furthermore, from the above, the area required for each mechanism is reduced, and the recording / reproducing apparatus can be miniaturized.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an overall perspective view of a recording / reproducing unit according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a plan view of a recording / reproducing unit according to an embodiment of the present invention.
FIG. 3 is a perspective view of a transfer unit according to an embodiment of the present invention.
FIG. 4 is an exploded perspective view of a transfer unit according to an embodiment of the present invention.
FIG. 5 is a rear view of the L, M, S cassette tape according to the cassette tape.
FIG. 6 is a front view of the L, M, S cassette tape according to the cassette tape.
FIG. 7 is a plan view of an erroneous insertion prevention mechanism according to an embodiment of the present invention.
FIG. 8 is an explanatory diagram of a main part of an erroneous insertion prevention mechanism according to an embodiment of the present invention.
FIG. 9 is a plan view of another example of the erroneous insertion prevention mechanism according to the embodiment of the present invention.
FIG. 10 is an explanatory diagram of an erroneous insertion prevention mechanism according to an embodiment of the present invention.
FIG. 11 is a bottom view of the main part of the lid lock releasing means according to the embodiment of the present invention.
FIG. 12 is an explanatory diagram of a lid lock releasing unit according to the embodiment of the present invention.
FIG. 13 is a side view of a cassette tape.
FIG. 14 is an explanatory diagram of cassette tape discrimination means according to an embodiment of the present invention.
FIG. 15 is an explanatory diagram of a main part of a cassette tape discriminating unit according to an embodiment of the present invention.
FIG. 16 is a perspective view of a main part of a cassette tape discriminating unit according to an embodiment of the present invention.
FIG. 17 is an exploded perspective view of the cassette-in detection means according to the embodiment of the present invention.
FIG. 18 is an explanatory diagram of cassette-in detection means according to the embodiment of the present invention.
FIG. 19 is a diagram for explaining the principle of the cassette-in detection means according to the embodiment of the present invention.
FIG. 20 is an explanatory diagram of a cassette clamp mechanism according to an embodiment of the present invention.
FIG. 21 is an explanatory diagram of a cassette clamp mechanism according to an embodiment of the present invention.
FIG. 22 is a plan view of an essential part of a transfer unit according to an embodiment of the present invention.
FIG. 23 is a side view of a main part of a transfer unit according to an embodiment of the present invention.
FIG. 24 is a side view of a main part of a transfer unit according to an embodiment of the present invention.
FIG. 25 is a side view of a main part of a transfer unit according to an embodiment of the present invention.
FIG. 26 is a side view of a main part of a transfer unit according to an embodiment of the present invention.
FIG. 27 is an explanatory diagram of a recording / reproducing unit according to an embodiment of the present invention.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
Claims (1)
前記カセットホルダに回動自在に配設されたレバーと、
前記レバーに一体に形成され、Sカセットテープ装着時に該カセットテープの端部により押圧される第1の当接部、Mカセットテープ装着時に該カセットテープの端部により押圧される第2の当接部およびLカセットテープ装着時に該カセットテープの端部により押圧される第3の当接部と、
前記レバーに取り付けられ、前記第1の当接部の押圧時に第1の回転角度で回動して前記第1のフォトインタラプタを覆い、前記第2の当接部の押圧時に第2の回転角度で回動して前記第1および第2のフォトインタラプタを覆い、前記第3の当接部の押圧時に第3の回転角度で回動して前記第1、第2および第3のフォトインタラプタを覆う反射板とを備え、
前記第1〜第3のフォトインタラプタの被覆状態に基づいてカセットテープの種類を判別するカセット判別機構を具備したことを特徴とする記録・再生装置。 First to third photo interrupters attached to a cassette holder into which three types of cassette tapes of different sizes L, M, and S are inserted at predetermined intervals;
A lever rotatably disposed in the cassette holder;
A first contact portion formed integrally with the lever and pressed by the end portion of the cassette tape when the S cassette tape is mounted, and a second contact portion pressed by the end portion of the cassette tape when the M cassette tape is mounted And a third abutting portion pressed by the end of the cassette tape when the cassette tape and the L cassette tape are mounted,
The lever is attached to the lever, rotates at a first rotation angle when the first contact portion is pressed, covers the first photo interrupter, and is rotated at a second rotation angle when the second contact portion is pressed. To cover the first and second photo-interrupters, and to rotate the first, second and third photo-interrupters by rotating at a third rotation angle when the third contact portion is pressed. With a reflective plate covering,
A recording / reproducing apparatus comprising a cassette discriminating mechanism for discriminating a type of a cassette tape based on a covering state of the first to third photo interrupters .
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