JP4146419B2 - 低温液化ガス昇圧ポンプ - Google Patents
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Description
また、吸入弁、吐出弁、または逆止弁の設定圧を適宜調整することにより、適正昇圧パターンを達成することができ、流体を効率よく圧縮することができる。
[第一実施形態]
ピストン6外周には、ピストンリング8が嵌装されており、バックアップリング9により内径方向へ張力が付与されている。
ピストン6には与圧室10と加圧室12とを連結する連絡通路25が形成され、この連絡通路25には、逆止弁32が備えられている。
図2は、図1における逆止弁32の具体例を示す断面図である。ピストン6の上端(与圧室10側)に複数の吸込穴17が円周上に形成され(図3参照)、これら吸込穴17は、下方(下方側)に向かって拡径されており、ディフューザーが形成されている。また、ピストン6の下端には、フランジ部18がインジウムシール等のシール材5を介してボルト19によってピストン6に固定されている。フランジ部18の中心には、開口部18aが形成され(図4参照)、この開口部18aは、下方(下方側)に向かって拡径されており、ディフューザーが形成されている。
加圧室12で気化ガスを発生させずに、圧力P3を高圧とすることが望ましい。万が一、加圧室12内で流体の一部が気化して気化ガスが発生した場合、フランジ部18の開口部18aに形成されたディフューザーに沿って開口部18aの上部に気化ガスが溜まり、ピストン6が上昇する際に、与圧室10内へガス抜きされるため、気化ガスを含んだまま排出流路3から排出されることはない。
次に、本発明にかかる低温液化ガス昇圧ポンプの第2実施形態について、図5〜図8を用いて説明する。
これら吸入弁11,吐出弁13,及びガス抜き弁23は与圧室10内または加圧室12内から流体が逆流するのを防止する。
図6には、本実施形態にかかるピストンの縦断面図が示されている。ピストン6の左側面(与圧室10側)には、下側の半円周上に複数の吸込穴17が形成され(図7においては5個)、この吸込穴17は、下流に向かって拡径しており、ディフューザーが形成されている。ピストン6の図において右側面(加圧室12側)にはフランジ部18がインジウムシール等のシール材5を介して固定されている。このフランジ部18は、円周上に等間隔に配された複数のボルト19によって固定される。なお、ピストンロッド7は、ピストン6の図において左側面の中心部に形成された雄ネジと、ピストンロッド7の端部に形成された雌ネジとが螺合して固定されている。
なお、吸入流路2、排出流路3、及びガス抜き流路22に設置される弁も逆止弁32と同様の構成となっている。
次に、本発明にかかる低温液化ガス昇圧ポンプの第3実施形態について、図10を参照して説明する。
また、シリンダ27の近傍には、与圧室10と加圧室12とを連結する連絡通路25には、逆止弁32が設けられるとともに、シリンダ27を取り囲むようにして形成されている。与圧室10の上方には、ガス溜部10aが形成されており、このガス溜部10aの近傍にガス抜き流路22が設けられている。なお、電磁石26は、超伝導磁石としてもよい。その他の構成は第1実施形態と同様なので説明を省略する。
なお、本実施形態では、縦置き型のポンプ構成としているが、第2実施形態のように横置き型に適用することも可能である。
次に、本発明にかかる低温液化ガス昇圧ポンプの第4実施形態について、図11を参照して説明する。
図11に示した低温液化ガス昇圧ポンプでは、第1実施形態に示したピストンロッド7に代えて、駆動手段として磁性体駆動を用いたものである。磁性体または強磁性体で構成されたピストン30と、シリンダ27上端側、及びシリンダ27下端側に設けられた電磁石26とにより構成されている。ピストン30は、S極またはN極のどちらかの極性を有する磁性体とするか、或いは、ピストン30の両端部において異なる極性を有する磁性体により構成されていてもよい。
また、シリンダ27の近傍には、与圧室10と加圧室12とを連結する連絡通路25が形成され、この流路には、逆止弁32が設けられている。与圧室10の上方には、ガス溜部10aが形成されており、このガス溜部10aの近傍にガス抜き流路22が設けられている。その他は第1実施形態と同様なので説明を省略する。なお、電磁石26は、超伝導磁石としてもよい。
また、ピストン30を加圧室12側へ移動させる際は、各電磁石26の極性を前記した極性とは逆にする。つまり、2つの電磁石26の極性がそれぞれ異なる極性となるように切換えることで、ピストン30が往復動することとなる。
次に、本発明にかかる低温液化ガス昇圧ポンプの第5実施形態について、図12を参照して説明する。
また、シリンダ27の近傍には、与圧室10と加圧室12とを連結する連絡通路25が形成され、この連絡通路25には、逆止弁32が設けられている。与圧室10の上方には、ガス溜部10aが形成されており、このガス溜部10aの近傍にガス抜き流路22が設けられている。その他は第1実施形態と同様なので説明を省略する。なお、電磁石26は、超伝導磁石としてもよい。
また、超伝導体ピストン31を与圧室10側(図において上方向)へ移動させる際は、シリンダ27下端側の電磁石26の磁場を上端側の電磁石26より強くすればよい。つまり、2つの電磁石26の磁場がそれぞれ異なるように、各電磁石26に供給する交流電流の位相をずらして磁場を形成することで、超伝導体ピストン31が往復動することとなる。
2 吸入流路
3 排出流路
4 シール部材(気化ガス排出手段)
6 ピストン
10 与圧室(第1加圧室)
10a ガス溜部
11 吸入弁
12 加圧室(第2加圧室)
13 吐出弁
25 連絡通路
27 シリンダ
32 逆止弁
Claims (5)
- 低温液化された流体を与圧する第1加圧室と、
前記第1加圧室で与圧された流体をさらに加圧する第2加圧室と、
前記第1加圧室と前記第2加圧室とを仕切るとともに往復摺動するピストンと、
前記ピストンを往復摺動させる駆動手段と、
所定圧以上の流体を前記第1加圧室へ流入させる吸入弁を備えた吸入流路と、
前記第1加圧室から前記第2加圧室への流れを許容し、その逆流を阻止する逆止弁を備えるとともに、前記第1加圧室と前記第2加圧室とを連結する連絡通路と、
前記第2加圧室で加圧された流体を所定圧以上で排出する吐出弁を備えた排出流路と、を備えた低温液化ガス昇圧ポンプにおいて、
前記第1加圧室から所定圧以上で前記流体の気化ガスを外部へ排気する気化ガス排出手段を有し、
前記ピストンによる第1加圧室の圧縮動作により前記気化ガス排出手段から気化ガスを排気することを特徴とする低温液化ガス昇圧ポンプ。 - 前記第1加圧室は、前記流体の気化ガスを溜めるガス溜部を有するとともに、該ガス溜部に前記気化ガス排出手段が接続されていることを特徴とする請求項1記載の低温液化ガス昇圧ポンプ。
- 前記連絡通路は、前記ピストン内に設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の低温液化ガス昇圧ポンプ。
- 前記連絡通路は、ハウジングの側方に設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の低温液化ガス昇圧ポンプ。
- 前記駆動手段は、ピストンロッド、電磁石とピストン、超伝導磁石とピストン、電磁石と超伝導ピストン、又は超伝導磁石と超伝導ピストンのいずれかであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の低温液化ガス昇圧ポンプ。
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