JP4146280B2

JP4146280B2 - Cleaning method for contaminated soil

Info

Publication number: JP4146280B2
Application number: JP2003141953A
Authority: JP
Inventors: 茂吉高橋; 辰雄森本; 俊明高野; 照義及川; 修一松村
Original assignee: Asahi Techno Corp; Astec Co Ltd; Japan Conservation Engineers Co Ltd
Current assignee: Asahi Techno Corp; Astec Co Ltd; Japan Conservation Engineers Co Ltd
Priority date: 2003-05-20
Filing date: 2003-05-20
Publication date: 2008-09-10
Anticipated expiration: 2023-05-20
Also published as: JP2004344711A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、汚染土壌の洗浄方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】
汚染土壌を浄化する方法としては、汚染土壌を掘り起こして汚染物質を除去した後に埋め戻す方法が多く用いられている。
【０００３】
また、地盤の地下深い部分が汚染されている場合等、掘り起こすことが困難な場合には、地下水等を介して汚染物質を回収し、汚染土壌を現地盤のまま浄化する方法がある。地下水の回収方法としては、ディープウェル工法やバキュームディープウェル工法による回収方法がある。
【０００４】
また、汚染土壌の上部からボーリングし、汚染土壌に到達したら高圧噴流で汚染土壌を攪拌、洗浄し浄化する方法もある（例えば、特許文献１参照）。
【０００５】
【特許文献１】
特開平１１−６４７号公報
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】
しかし高圧噴流により汚染土壌を攪拌、洗浄する場合には、油脂分等の汚染物質の終濃度が１０００ｐｐｍ程度であり、さらに濃度を低下するためには工期を長くする必要があった。
【０００７】
またディープウェル工法やバキュームディープウェル工法等を利用して洗浄水を汚染土壌の周囲から回収する場合には、周囲の汚染されていない土壌に汚染物質を含む洗浄水を通さなくてはならない。特に回収口付近に汚染物質が集中する恐れがあり、回収口付近をさらに洗浄しなくてはならなかった。
【０００８】
本発明の課題は、より効率よい汚染土壌の洗浄方法を提供することである。
【０００９】
【課題を解決するための手段】
以上の課題を解決するため、本発明の請求項１に記載の発明は、汚染土壌の洗浄方法であって、例えば図１に示すように、汚染土壌１１の周囲を囲む遮水壁１２を地盤１０に埋設し、次に、汚染土壌１１に至るまで地盤１０にケーシング管２０及び杭４０を打ち込み、次に、ノズル２４から洗浄水を高圧で噴射する高圧パイプ２１を前記ケーシング管２０内に挿入するとともに、前記杭４０の上端にバイブロハンマー４２を取り付け、その後、前記ケーシング管２０の下端よりも下部まで挿入された前記ノズル２４から噴射される洗浄水の高圧噴流により汚染土壌１１を攪拌すると同時に、前記バイブロハンマー４２により前記杭４０を介して汚染土壌１１に高周波の振動を加え、その後、前記ケーシング管２０の周囲に沿って洗浄水を上昇させることを特徴とする。
【００１０】
請求項１に記載の発明によれば、汚染土壌１１の周囲を囲む遮水壁１２を地盤１０に埋設し、次に、汚染土壌１１に至るまで地盤１０にケーシング管２０及び杭４０を打ち込み、次に、ノズル２４から洗浄水を高圧で噴射する高圧パイプ２１を前記ケーシング管２０内に挿入するとともに、前記杭４０の上端にバイブロハンマー４２を取り付け、その後、前記ケーシング管２０の下端よりも下部まで挿入された前記ノズル２４から噴射される洗浄水の高圧噴流により汚染土壌１１を攪拌すると同時に、前記バイブロハンマー４２により前記杭４０を介して汚染土壌１１に高周波の振動を加えることで、汚染土壌１１中の土粒子から汚染物質を剥離して洗浄水中に除去することができる。その後、前記ケーシング管２０の周囲に沿って洗浄水を上昇させることで、汚染物質を除去することができる。
【００１１】
請求項２に記載の発明は、請求項１に記載の汚染土壌の洗浄方法において、前記ケーシング管２０の周囲に沿って上昇した洗浄水を地盤１０上に形成された沈殿槽１３に貯め、その水面に浮かぶ汚染物質を吸引することを特徴とする。
【００１２】
請求項２に記載の発明によれば、前記ケーシング管２０の周囲に沿って上昇した洗浄水を地盤１０上に形成された沈殿槽１３に溜めることで、砂分、酸化鉄や不溶化したコロイド等を沈殿槽１３に沈殿させることができる。これにより、砂分、酸化鉄や不溶化したコロイド等をフィルター等で除去する手間を軽減することができる。また、沈殿槽１３の水面に層状に浮かぶ汚染物質１４を吸引することにより、油脂分、エマルジョン等の汚染物質を効率よく吸引し、処理排水の量を減らすことができる。
【００１３】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の第１の実施の形態について詳細に述べる。本発明の汚染土壌の洗浄方法は、特に汚染物質が油脂分、エマルジョン等の水より軽い物質である場合に有効である。
図１において、汚染土壌１１の周囲を囲むように地盤に矢板等を打ち込み、不透水層に至る遮水壁１２が形成されている。この地盤面と遮水壁１２とに囲まれた部分が、洗浄水の溜まる沈殿槽１３となる。
汚染土壌１１直上の地盤には、バックホー３０に支持されたケーシング管２０が汚染土壌１１に至るまで打ち込まれている。
【００１４】
バックホー３０は、例えばブーム３１の先端に、上下２対のアーム３３ａ、３３ｂを有する支柱３２を取り付けたものを使用することができる。支柱３２はバックホー３０本体により地盤１０上に固定されている。上側のアーム３３ａは油圧ジャッキにより上下に動かすことができる。下側のアーム３３ｂは支柱３２に固定されている。上下２対のアーム３３ａ、３３ｂはそれぞれケーシング管２０や後述する杭４０を挟んで支持することができる。
【００１５】
ケーシング管２０の地盤への打ち込み方法は以下のとおりである。まず上側のアーム３３ａをその稼動範囲の一番上に位置させた状態でケーシング管２０を支持する。このとき下側のアーム３３ｂは給水管２０を支持せず、緩めておく。
次に、ケーシング管２０を支持した上側のアーム３３ａをその稼動範囲の一番下まで動かす。このときケーシング管２０が上側のアーム３３ａの稼動距離だけ地盤１０中に挿入される。
次に下側のアーム３３ｂでケーシング管２０を支持するとともに、上側のアーム３３ａを緩め、その稼動範囲の一番上まで動かす。以上を繰り返して地盤１０中にケーシング管２０を挿入することができる。
【００１６】
ケーシング管内には、高圧パイプ２１が挿入される。高圧パイプの上端はホース２２を介して高圧洗浄車２３と連結されている。なお高圧洗浄車２３の送水量は毎分約２００〜５００リットル、送水圧は約４９０〜３９２０Ｎ／ｃｍ²である。
また、高圧パイプ２１の下端にはノズル２４が取り付けられている。ノズル２４からは送水圧相当の高圧噴流が噴射される。なおノズル２４としては、横墳回転のノズル（（株）カンツール、ＲＧＳ）や、後墳回転のノズル（（株）カンツール、ＨＲＨ）等を用いることができる。
【００１７】
また、汚染土壌１１直上の地盤には、ケーシング管２０と同様に、バックホー３０に支持された杭４０が汚染土壌１１に至るまで打ち込まれている。杭４０はケーシング管２０と同様にして打ち込むことができる。
【００１８】
ここで杭４０としては、例えば図２に示すように、下端に回動自在な１対の板材４１、４１が設けられたＨ形鋼を用いることができる。板材４１、４１は杭４０の打ち込み時には、図２（ｂ）に示すように板面がＨ形鋼の側面に沿って固定され、打ち込む際の抵抗にならないようにされている。杭４１の下端が汚染土壌１１に届いたら、まず杭４０を少し持ち上げてから再び下ろすと、図２（ｃ）に示すように板材４１、４１が回動し、杭４０の下端面に位置する。
【００１９】
杭４０の上端には、クレーン４３で吊り下げた高周波バイブロハンマー４２が取り付けられる。高周波バイブロハンマー４２は、２００〜２４０Ｈｚまたはそれ以上の高周波で振動し、杭４０を介して汚染土壌１１に振動を加える。この際、板材４１、４１が杭４０の下端面に位置するので、板材４１、４１から汚染土壌１１に効率よく振動を伝達することができる。
【００２０】
次に、本発明の汚染土壌の洗浄方法について説明する。まず汚染土壌１１の周囲の地盤１０に矢板等を打ち込んで遮水壁１２を形成する。次に、汚染土壌１１上の地盤にケーシング管２０及び杭４０をバックホー３０により上述した方法で打ち込む。
次いで、ケーシング管２０に高圧パイプ２１を挿入するとともに、杭４０の上端に高周波バイブロハンマー４２を取り付ける。
【００２１】
高圧パイプ２１上端をホース２２を介して高圧洗浄車２３と連結したら、高圧パイプ２１下端のノズル２４から汚染土壌１１中に高圧噴流を噴射する。同時に、杭４０により汚染土壌１１に高周波の振動を加える。すると汚染土壌１１が高圧噴流により攪拌されるとともに、杭４０により振動を加えられ、土粒子から汚染物質が剥離して洗浄水中に除去される。
【００２２】
洗浄水はケーシング管２０の周囲に沿って上昇し、沈殿槽１３に溜まる。攪拌された汚染土壌１１中の土粒子は洗浄水とともに上昇し、沈殿槽１３に沈殿する。
土粒子から剥離した油脂分、エマルジョン等の汚染物質は、洗浄水とともに上昇し、沈殿槽１３の水面に層状に浮かぶ。沈殿槽１３に浮上した汚染物質１４は、吸引ポンプ５１が設けられた吸引管５０によって吸引される。
【００２３】
本発明の汚染土壌の洗浄方法によれば、高圧噴流で汚染土壌１１を攪拌するとともに、高周波振動を汚染土壌１１に加えることにより、汚染物質の濃度を１０ｐｐｍ程度まで下げることができる。
【００２４】
ここで、吸引管５０の吸引口構造について説明する。図３（ａ）に示すように、吸引管５０の吸引口５２付近には、フレーム６０と、内側フロート７１と、外側フロート７２とが設けられている。
フレーム６０は、取付部材６１と、小枠部材６２と、大枠部材６３とからなり、内側フロート７１及び外側フロート７２を吸引管５０の吸引口５２付近に取り付ける。取付部材６１は、吸引管５０の吸引口５２付近から軸方向に放射状に取り付けられている。各取付部材６１の吸引管５０よりも遠端には、大枠部材６３の各辺が垂直に取り付けられ、その遠端よりも吸引管５０寄りの部分には、小枠部材６２の各辺が垂直に取り付けられる。
【００２５】
小枠部材６２、大枠部材６３は相似形であり、図では正三角形状であるが、吸引管５０を水面上に安定して保持するのであれば、他の多角形状等、あるいは円形状等、任意の形状とすることができる。
内側フロート７１は、小枠部材６２の各角部にそれぞれ取り付けられる。外側フロート７２は、大枠部材６３の各角部にそれぞれ取り付けられる。このように二重枠状のフロートとすることで、波の影響を最小限にして、吸引管５０を保持することができる。
【００２６】
沈殿槽１３に内側フロート７１及び外側フロート７２を浮かべると、図３（ｂ）に示すように、吸引管５０はフレーム６０によって支持され、吸引口５２が下に向いて沈殿槽１３の水面と近接して平行になるよう配置される。吸引ポンプ５１を駆動すると、沈殿槽１３の水面に層状に浮かぶ油脂分、エマルジョン等の汚染物質１４が吸引口５２から吸引される。
【００２７】
あるいは、図４に示すように、吸引口５２に切欠き部５３を設け、切欠き部５３が沈殿槽１３の水面に配置されるようにしてもよい。この場合、汚染物質１４は切欠き部５３から吸引管５０に吸引される。
【００２８】
上記の吸引口構造によれば、沈殿槽１３の水面付近を吸引することにより、油脂分、エマルジョン等の汚染物質１４を効率よく吸引するとともに、砂分、酸化鉄や不溶化したコロイド等は沈殿槽１３に沈殿させることができる。これにより、砂分、酸化鉄や不溶化したコロイド等を、後述するフィルター等で除去する手間を軽減することができる。また沈殿槽１３の水面付近を吸引することにより、油脂分、エマルジョン等の汚染物質１４を効率よく吸引し、処理排水の量を減らすことができる。
【００２９】
吸引された泥水は、まず泥水をろ過精度０．５〜１ｍｍ、０．２２ｍｍ、２μｍのフィルターで順番にろ過し、砂分、コロイド、酸化鉄を除去する。フィルターを透過した水は安定処理を施して汚染物質を回収し、再び洗浄水として利用する。
除去された砂分、コロイド、酸化鉄は産廃処理が行われて汚染物質を回収し、安定処理を施して埋め戻される。回収された汚染物質は適宜処理する。
【００３０】
沈殿槽１３に沈殿した土砂は、バイオを混合し、ブルドーザーショベル等で埋め戻し、バイブロハンマーや上述の杭等を用いて振動締め固めする。
【００３１】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項１に記載の発明によれば、汚染土壌の周囲を囲む遮水壁を地盤に埋設し、次に、汚染土壌に至るまで地盤にケーシング管及び杭を打ち込み、次に、洗浄水を高圧で噴射するノズルが設けられた高圧パイプを前記ケーシング管内に挿入するとともに、前記杭の上端にバイブロハンマーを取り付け、その後、前記ケーシング管の下端よりも下部まで挿入された前記ノズルから噴射される洗浄水の高圧噴流により汚染土壌を攪拌すると同時に、前記バイブロハンマーにより前記杭を介して汚染土壌に高周波の振動を加えることで、汚染土壌中の土粒子から汚染物質を剥離して洗浄水中に除去することができる。その後、前記ケーシング管の周囲に沿って洗浄水を上昇させることで、汚染物質を除去することができる。
【００３２】
請求項２に記載の発明によれば、請求項１に記載の発明と同様の効果が得られるとともに、前記ケーシング管の周囲に沿って上昇した洗浄水を地盤上に形成された沈殿槽に貯めることで、砂分、酸化鉄や不溶化したコロイド等を沈殿槽に沈殿させることができる。これにより、砂分、酸化鉄や不溶化したコロイド等をフィルター等で除去する手間を軽減することができる。また、沈殿槽の水面に層状に浮かぶ汚染物質を吸引することにより、油脂分、エマルジョン等の汚染物質を効率よく吸引し、処理排水の量を減らすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の第１の実施の形態例を示す断面図である。
【図２】本発明に用いる杭の下端部分を示す模式図であり、（ａ）は水平断面図、（ｂ）は打ち込み時の垂直断面図、（ｃ）は打ち込み後の垂直断面図である。
【図３】本発明に用いる吸引管の吸引口構造を示す図であり、（ａ）は平面図、（ｂ）は立面図である。
【図４】本発明に用いる吸引管の他の吸引口構造を示す立面図である。
【符号の説明】
１０地盤
１１汚染土壌
１２遮水壁
１３沈殿槽
１４汚染物質
２０ケーシング管
２１高圧パイプ
２２ホース
２３高圧洗浄車
２４ノズル
３０バックホー
３１ブーム
３２支柱
３３ａ、３３ｂアーム
４０杭
４１板材
４２バイブロハンマー
４３クレーン
５０吸引管
５１吸引ポンプ
５２吸引口
５３切欠き
６０フレーム
６１取付部材
６２小枠部材
６３大枠部材
７１内側フロート
７２外側フロート[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a method for cleaning contaminated soil.
[0002]
[Prior art]
As a method for purifying the contaminated soil, a method of digging up the contaminated soil to remove the pollutant and then backfilling is often used.
[0003]
In addition, when it is difficult to excavate, such as when the deep underground part of the ground is contaminated, there is a method of collecting the pollutant via ground water and purifying the contaminated soil as it is. As a method for collecting groundwater, there are a deep well method and a vacuum deep well method.
[0004]
In addition, there is a method of boring from the upper part of the contaminated soil and, when reaching the contaminated soil, stirring, washing and purifying the contaminated soil with a high-pressure jet (for example, see Patent Document 1).
[0005]
[Patent Document 1]
JP-A-11-647 [0006]
[Problems to be solved by the invention]
However, when the contaminated soil is stirred and washed with a high-pressure jet, the final concentration of contaminants such as fats and oils is about 1000 ppm, and it was necessary to lengthen the construction period in order to further reduce the concentration.
[0007]
In addition, when the cleaning water is collected from around the contaminated soil using the deep well method or the vacuum deep well method, the cleaning water containing the pollutant must be passed through the surrounding uncontaminated soil. In particular, there was a risk that contaminants might concentrate near the recovery port, and the vicinity of the recovery port had to be further cleaned.
[0008]
An object of the present invention is to provide a more efficient method for cleaning contaminated soil.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
To solve the above problems, the invention according to claim 1 of the present invention is a method of cleaning contaminated soil, for example, as shown in FIG. 1, the impervious wall 12 surrounding the contaminated soil 11 Ground Next, the casing pipe 20 and the pile 40 are driven into the ground 10 until reaching the contaminated soil 11, and then the high-pressure pipe 21 for injecting cleaning water from the nozzle 24 at a high pressure is inserted into the casing pipe 20. At the same time, a vibro hammer 42 is attached to the upper end of the pile 40, and then the contaminated soil 11 is agitated by a high-pressure jet of washing water injected from the nozzle 24 inserted to a position below the lower end of the casing tube 20. The high-frequency vibration is applied to the contaminated soil 11 through the pile 40 by the vibro hammer 42, and then the washing water is raised along the periphery of the casing tube 20 It was characterized by Rukoto.
[0010]
According to the invention described in claim 1, the impermeable wall 12 surrounding the periphery of the contaminated soil 11 is embedded in the ground 10, and then the casing tube 20 and the pile 40 are driven into the ground 10 until reaching the contaminated soil 11, Next, a high-pressure pipe 21 for injecting cleaning water from the nozzle 24 at a high pressure is inserted into the casing tube 20, and a vibro hammer 42 is attached to the upper end of the pile 40, and then lower than the lower end of the casing tube 20. The contaminated soil 11 is agitated by the high-pressure jet of washing water injected from the nozzle 24 inserted up to the same time, and at the same time, high-frequency vibration is applied to the contaminated soil 11 via the pile 40 by the vibro hammer 42, thereby contaminating soil. 11 can remove the contaminants from the soil particles and remove them in the wash water. Thereafter, the contaminants can be removed by raising the wash water along the periphery of the casing tube 20.
[0011]
The invention according to claim 2 is the method for cleaning contaminated soil according to claim 1, wherein the wash water rising along the periphery of the casing tube 20 is stored in a settling tank 13 formed on the ground 10 , It is characterized by sucking contaminants floating on the water surface.
[0012]
According to the second aspect of the present invention, the washing water rising along the periphery of the casing tube 20 is accumulated in the sedimentation tank 13 formed on the ground 10, so that sand, iron oxide, insolubilized colloid, etc. Can be precipitated in the settling tank 13. Thereby, the trouble of removing sand, iron oxide, insolubilized colloid, and the like with a filter or the like can be reduced. Further, by sucking the pollutant 14 floating in layers on the water surface of the settling tank 13, it is possible to efficiently suck pollutants such as fats and oils and emulsions and reduce the amount of treated waste water.
[0013]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
The first embodiment of the present invention will be described in detail below. The method for cleaning contaminated soil of the present invention is particularly effective when the pollutant is a substance that is lighter than water, such as fats and oils and emulsions.
In FIG. 1, a sheet impervious wall 12 is formed in the ground so as to surround the periphery of the contaminated soil 11, and the impermeable wall 12 reaching the impermeable layer is formed. A portion surrounded by the ground surface and the impermeable wall 12 becomes a settling tank 13 in which cleaning water is accumulated.
A casing tube 20 supported by the backhoe 30 is driven into the ground directly above the contaminated soil 11 until reaching the contaminated soil 11.
[0014]
As the backhoe 30, for example, a boom 31 in which a column 32 having two pairs of upper and lower arms 33a and 33b is attached to the tip of a boom 31 can be used. The support column 32 is fixed on the ground 10 by the backhoe 30 body. The upper arm 33a can be moved up and down by a hydraulic jack. The lower arm 33 b is fixed to the support column 32. The upper and lower two pairs of arms 33a and 33b can be supported by sandwiching the casing tube 20 and a pile 40 described later.
[0015]
The method for driving the casing tube 20 into the ground is as follows. First, the casing tube 20 is supported with the upper arm 33a positioned at the top of its operating range. At this time, the lower arm 33b does not support the water supply pipe 20, but is loosened.
Next, the upper arm 33a supporting the casing tube 20 is moved to the bottom of its operating range. At this time, the casing tube 20 is inserted into the ground 10 by the working distance of the upper arm 33a.
Next, while supporting the casing pipe 20 with the lower arm 33b, the upper arm 33a is loosened and moved to the top of its operating range. The casing tube 20 can be inserted into the ground 10 by repeating the above.
[0016]
A high pressure pipe 21 is inserted into the casing tube. The upper end of the high-pressure pipe is connected to a high-pressure washing wheel 23 via a hose 22. The high-pressure washing vehicle 23 has a water supply amount of about 200 to 500 liters per minute and a water supply pressure of about 490 to 3920 N / cm ² .
A nozzle 24 is attached to the lower end of the high-pressure pipe 21. A high pressure jet corresponding to the water supply pressure is ejected from the nozzle 24. In addition, as the nozzle 24, a nozzle that rotates on the side (Kantool, RGS), a nozzle that rotates on the rear (Kantool, HRH), or the like can be used.
[0017]
Further, like the casing pipe 20, the pile 40 supported by the backhoe 30 is driven into the ground directly above the contaminated soil 11 until reaching the contaminated soil 11. The pile 40 can be driven in the same manner as the casing tube 20.
[0018]
Here, as the pile 40, for example, as shown in FIG. 2, an H-section steel provided with a pair of freely rotatable plate members 41, 41 at the lower end can be used. When the piles 40 are driven, the plate members 41 and 41 are fixed along the side surfaces of the H-shaped steel as shown in FIG. 2 (b) so that they do not become resistance when driven. When the lower end of the pile 41 reaches the contaminated soil 11, when the pile 40 is first lifted a little and then lowered again, the plate members 41 and 41 are rotated and positioned at the lower end surface of the pile 40 as shown in FIG. .
[0019]
A high frequency vibro hammer 42 suspended by a crane 43 is attached to the upper end of the pile 40. The high-frequency vibro hammer 42 vibrates at a high frequency of 200 to 240 Hz or higher and applies vibration to the contaminated soil 11 via the pile 40. At this time, since the plate members 41 and 41 are located on the lower end surface of the pile 40, vibration can be efficiently transmitted from the plate members 41 and 41 to the contaminated soil 11.
[0020]
Next, the method for cleaning contaminated soil of the present invention will be described. First, a sheet pile or the like is driven into the ground 10 around the contaminated soil 11 to form the impermeable wall 12. Next, the casing pipe 20 and the pile 40 are driven into the ground on the contaminated soil 11 by the backhoe 30 as described above.
Next, the high-pressure pipe 21 is inserted into the casing tube 20, and a high-frequency vibro hammer 42 is attached to the upper end of the pile 40.
[0021]
When the upper end of the high-pressure pipe 21 is connected to the high-pressure washing wheel 23 via the hose 22, a high-pressure jet is injected into the contaminated soil 11 from the nozzle 24 at the lower end of the high-pressure pipe 21. At the same time, the pile 40 applies high-frequency vibrations to the contaminated soil 11. Then, the contaminated soil 11 is agitated by the high-pressure jet and is vibrated by the pile 40, so that the contaminants are separated from the soil particles and removed in the washing water.
[0022]
The washing water rises along the circumference of the casing tube 20 and accumulates in the settling tank 13. The agitated soil particles in the contaminated soil 11 rise with the washing water and settle in the settling tank 13.
Contaminants such as fats and oils separated from the soil particles rise together with the washing water and float in layers on the water surface of the settling tank 13. The pollutant 14 that has floated to the settling tank 13 is sucked by the suction pipe 50 provided with the suction pump 51.
[0023]
According to the method for cleaning contaminated soil of the present invention, the contaminated soil 11 is stirred with a high-pressure jet and high-frequency vibration is applied to the contaminated soil 11 to reduce the concentration of the contaminant to about 10 ppm.
[0024]
Here, the suction port structure of the suction tube 50 will be described. As shown in FIG. 3A, a frame 60, an inner float 71, and an outer float 72 are provided near the suction port 52 of the suction pipe 50.
The frame 60 includes an attachment member 61, a small frame member 62, and a large frame member 63, and attaches the inner float 71 and the outer float 72 near the suction port 52 of the suction pipe 50. The attachment member 61 is attached radially from the vicinity of the suction port 52 of the suction tube 50 in the axial direction. Each side of the large frame member 63 is vertically attached to the far end of each attachment member 61 from the suction tube 50, and each side of the small frame member 62 is perpendicular to a portion closer to the suction tube 50 than the far end. Attached to.
[0025]
The small frame member 62 and the large frame member 63 are similar in shape and are equilateral triangles in the figure, but if the suction pipe 50 is stably held on the water surface, other polygonal shapes, circular shapes, etc. It can be of any shape.
The inner float 71 is attached to each corner of the small frame member 62. The outer float 72 is attached to each corner of the large frame member 63. By using a double frame-like float in this way, the suction tube 50 can be held while minimizing the influence of waves.
[0026]
When the inner float 71 and the outer float 72 are floated on the settling tank 13, as shown in FIG. 3B, the suction pipe 50 is supported by the frame 60, and the suction port 52 faces downward and is close to the water surface of the settling tank 13. To be parallel. When the suction pump 51 is driven, the contaminants 14 such as oil and fat and emulsion floating in a layer on the water surface of the settling tank 13 are sucked from the suction port 52.
[0027]
Alternatively, as shown in FIG. 4, a notch 53 may be provided in the suction port 52, and the notch 53 may be disposed on the water surface of the sedimentation tank 13. In this case, the contaminant 14 is sucked into the suction pipe 50 from the notch 53.
[0028]
According to the above suction port structure, by sucking the vicinity of the water surface of the precipitation tank 13, the contaminants 14 such as oil and fat and emulsion are efficiently sucked, and sand, iron oxide, insolubilized colloids and the like are removed from the precipitation tank. 13 can be precipitated. Thereby, the trouble of removing sand, iron oxide, insolubilized colloid, and the like with a filter or the like described later can be reduced. Further, by sucking the vicinity of the water surface of the settling tank 13, the contaminants 14 such as oil and fat and emulsion can be sucked efficiently, and the amount of treated waste water can be reduced.
[0029]
The sucked muddy water is first filtered through a filter having a filtration accuracy of 0.5 to 1 mm, 0.22 mm, and 2 μm in order to remove sand, colloid, and iron oxide. The water that has passed through the filter is subjected to stabilization treatment to recover the pollutants and reused as washing water.
The removed sand, colloid, and iron oxide are subjected to industrial waste treatment to recover the pollutants, and then subjected to stabilization treatment and backfilled. Treat collected contaminants as appropriate.
[0030]
The sediment deposited in the sedimentation tank 13 is mixed with bio, backfilled with a bulldozer excavator or the like, and compacted by vibration using a vibro hammer or the above-mentioned pile or the like.
[0031]
【The invention's effect】
As described above, according to the first aspect of the present invention, the impermeable wall surrounding the contaminated soil is embedded in the ground, and then the casing pipe and the pile are driven into the ground until the contaminated soil is reached. In addition, a high-pressure pipe provided with a nozzle for injecting cleaning water at a high pressure is inserted into the casing pipe, a vibro hammer is attached to the upper end of the pile, and then inserted to a lower part than the lower end of the casing pipe. The contaminated soil is agitated by the high-pressure jet of washing water sprayed from the nozzle, and at the same time, the high-frequency vibration is applied to the contaminated soil through the pile by the vibro hammer, thereby removing the contaminant from the soil particles in the contaminated soil. Can be removed in the wash water. Thereafter, the contaminants can be removed by raising the wash water along the periphery of the casing tube.
[0032]
According to the second aspect of the invention, the same effect as that of the first aspect of the invention can be obtained, and the wash water that has risen along the periphery of the casing tube is stored in a sedimentation tank formed on the ground. Thus, sand, iron oxide, insolubilized colloid, and the like can be precipitated in the precipitation tank. Thereby, the trouble of removing sand, iron oxide, insolubilized colloid, and the like with a filter or the like can be reduced. In addition, by sucking contaminants floating in layers on the water surface of the precipitation tank, contaminants such as fats and oils and emulsions can be efficiently sucked and the amount of treated waste water can be reduced.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a cross-sectional view showing a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a schematic view showing a lower end portion of a pile used in the present invention, where (a) is a horizontal sectional view, (b) is a vertical sectional view at the time of driving, and (c) is a vertical sectional view after driving. .
3A and 3B are diagrams showing a suction port structure of a suction tube used in the present invention, wherein FIG. 3A is a plan view and FIG. 3B is an elevation view.
FIG. 4 is an elevational view showing another suction port structure of the suction tube used in the present invention.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 10 Ground 11 Contaminated soil 12 Impermeable wall 13 Precipitation tank 14 Pollutant 20 Casing pipe 21 High pressure pipe 22 Hose 23 High pressure washing car 24 Nozzle 30 Backhoe 31 Boom 32 Post 33a, 33b Arm 40 Pile 41 Plate material 42 Vibro hammer 43 Crane 50 Suction Pipe 51 Suction pump 52 Suction port 53 Notch 60 Frame 61 Mounting member 62 Small frame member 63 Large frame member 71 Inner float 72 Outer float

Claims

The impermeable wall that surrounds the contaminated soil is buried in the ground,
Next, drive the casing pipe and pile into the ground until it reaches the contaminated soil,
Next, a high-pressure pipe for injecting cleaning water from the nozzle at high pressure is inserted into the casing pipe, and a vibro hammer is attached to the upper end of the pile.
Thereafter, the contaminated soil is agitated by a high-pressure jet of washing water injected from the nozzle inserted below the lower end of the casing tube, and at the same time, high-frequency vibration is applied to the contaminated soil via the pile by the vibro hammer. ,
Thereafter, the method of cleaning contaminated soil, characterized in Rukoto raise the wash water along the periphery of the casing tube.

The wash water that has risen along the circumference of the casing tube is stored in a settling tank formed on the ground,
The method for cleaning contaminated soil according to claim 1, wherein the contaminant floating on the water surface is sucked.