JP4145510B2

JP4145510B2 - Key production method using key blank with plastic chip

Info

Publication number: JP4145510B2
Application number: JP2001207180A
Authority: JP
Inventors: 直中尾
Original assignee: 有限会社なかお
Priority date: 2001-07-09
Filing date: 2001-07-09
Publication date: 2008-09-03
Anticipated expiration: 2021-07-09
Also published as: JP2003020828A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、鍵なしで短時間に鍵を製作（複製）して、ロックされた錠前を開錠できるようにするキーブランク及び該キーブランクによる鍵の製作方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
鍵を紛失したり、車内に閉じ込めたりしてロックされた錠前を開錠する場合、専門の業者に依頼して鍵を製作（複製）したり、錠前の鍵穴よりピッキングしたりするやり方が一般的に行われている。
そして、その鍵の製作方法には、従来金属製のキーブランク（ブランクキーとも言う）を錠前の鍵穴に差し込んで、タンブラーの段差の種類に応じたキズを付け、該キズに基づいて鍵を製作するインプレッション技術や、錠前のタンブラー配列に応じ、キーブランクに高低差を等分にして段差を設け、該段差の中間をカットして鍵を製作する中間カット技術、既成の鍵を多数用意して錠前の鍵穴に差込み、適合するような鍵を見出して鍵を製作するトライアウト技術、スコープ等で錠前の鍵穴を覗き、タンブラーの状態を観察して鍵を製作する技術が一般的に周知されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の技術では、専門的経験や技術を必要としたり、鍵なしでは鍵の製作（複製）に手間を要したりして短時間にロックされた錠前を開錠できない。
特に、近年の錠前の複雑化に伴って、ロックされた錠前を開錠するのに益々長時間を要しており、例えば鍵を車内に閉じ込めたり、紛失したりした時などに短時間にロックを開錠したいというニーズに対応できない問題点を有している。
本発明はこの様な問題点を解決することを課題とするものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明者は鋭意研究試作の結果、鍵なしでも短時間で鍵の製作ができ、ロックされた錠前を開錠し得る可塑性チップを嵌着したキーブランクによる鍵の製作方法を、以下に記載する手段を講ずることにより、成就するに至ったものである。すなわち、
（１）ロックされた錠前を開錠するために、短時間に鍵を製作するキーブランクによる鍵の製作方法であって、該キーブランクが、キーブランク基体の鍵形成部に嵌込み部を設けて、該嵌込み部に可塑性チップを着脱自在に嵌着してなり、前記キーブランクを錠前の鍵穴に差し込んで回し、錠前内に配列されたタンブラーの作動片に押付けて可塑性チップに窪み形を付け、該窪み形の部分をカットして鍵を製作することを特徴とする可塑性チップを嵌着したキーブランクによる鍵の製作方法である。
（２）前記キーブランク基体の外側に鍵形成部を切抜いて前記可塑性チップを着脱自在に嵌着する嵌込み部を設けてなることを特徴とする前項（１）記載の可塑性チップを嵌着したキーブランクによる鍵の製作方法。
（３）キーブランク基体の内側の鍵形成部を切抜いて前記可塑性チップを着脱自在に嵌着する嵌込み部を設けてなることを特徴とする前項（１）記載の可塑性チップを嵌着したキーブランクによる鍵の製作方法である。
（４）嵌込み部に嵌着した可塑性チップの外側稜角を面取りして斜めに形成してなり、該形成した斜面にタンブラーの作動片を押付け食い込ませて窪み形を付けることを特徴とする前項（１）又は（２）記載の可塑性チップを嵌着したキーブランクによる鍵の製作方法である。
（５）嵌込み部に嵌着した可塑性チップの内側に、錠前のタンブラー作動片の最低位置と最高位置に合わせた凹凸段差を設けてなり、該凹凸段差を中間でカットして窪み形を付けることを特徴とする前項（１）又は（３）記載の可塑性チップを嵌着したキーブランクによる鍵の製作方法である。
（６）可塑性チップが、ナイフでカット可能な可塑性の合成樹脂チップであることを特徴とする前項（１）乃至（５）のいずれか１項に記載の可塑性チップを嵌着したキーブランクによる鍵の製作方法である。
【０００５】
（７）キーブランク基体の鍵形成部に嵌込み部を設けて可塑性チップを着脱自在に嵌着したキーブランクを錠前の鍵穴に差し込んで回し、錠前内に配列されたタンブラーの作動片に押付けて可塑性チップに窪み形を付け、該窪み形の部分をカットして鍵を製作することを特徴とする可塑性チップを嵌着したキーブランクによる鍵の製作方法である。
（８）キーブランク基体に着脱自在に嵌着した可塑性チップの外側稜角を面取りして斜めに形成し、該形成した斜面にタンブラーの作動片を押付け食い込ませて窪み形を付けることを特徴とする前項（７）記載の可塑性チップを嵌着したキーブランクによる鍵の製作方法である。
（９）キーブランク基体に着脱自在に嵌着した可塑性チップの内側に錠前のタンブラー作動片の最低位置と最高位置に合わせて凹凸段差を設け、該凹凸段差を中間でカットして窪み形を付けることを特徴とする前項（７）記載の可塑性チップを嵌着したキーブランクによる鍵の製作方法である。
【０００６】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図面に基づいて説明すると、図１は本発明に係るキーブランクの実施例で（Ａ）はキーブランク基体１の外側に嵌込み部１ａを設けて可塑性チップ３を嵌着し、（Ｂ）はキーブランク基体２の内側に嵌込み部２ａを設けて可塑性チップ４嵌着して構成されている。
【０００７】
鍵の製作（複製）においては、鍵（凹凸）を形成していないブランクな鍵基材が各種市販されていて、業界ではこれをキーブランク（又はブランクキー）と称しており、従来外側に鍵形成部を有するキーブランクを使用して鍵を製作するのが主流となっていたが、近年錠前の開錠や鍵の複製が鍵なしで容易にできないように内側に鍵形成部を有するキーブランクを使用した鍵が製作され、特に高級車等の錠前の鍵に使用されている。これらに対応するために本発明に係るキーブランクは前記（Ａ）、（Ｂ）に示すような形態にしたものである。
【０００８】
前記図１の（Ａ）に示すキーブランクは、キーブランク基体１の外側鍵形成部を切抜いて、図２に示すように嵌込み部１ａが芯ガイド１ｂの両サイドに設けてあり、嵌込み部１ａは外側を口狭く切抜いて着脱自在に嵌着した可塑性チップ３が離脱しにくくしてあるが、錠前に差込んで使用する時は、錠前の鍵穴でガイドされるから、外側を口狭くしなくても使用上は差し支えない。
キーブランク基体１の先端は面取りして、錠前に配列されたタンブラーの上下作動片の間に挿入しやすくしてある。
【０００９】
前記図１の（Ｂ）に示すキーブランクは、キーブランク基体２の内側鍵形成部を切抜いて、図３に示すように嵌込み部２ａが、サイドガイド２ｂと前端ガイド２ｄによりガイド枠を形成して設けてあり、前端ガイド２ｄを薄くして錠前に配列されたタンブラーの左右作動片の間に挿入されるようにしてある。
【００１０】
キーブランク基体１、２は市販されているキーブランクに嵌込み部１ａ、２ａを加工するが、その材質は一般的に真鍮を主とする金属が使用され、両面の中心長手方向には溝１ｃ、２ｃが設けられ、表面は鍍金処理されている。
そして、前記キーブランク基体１、２の嵌込み部１ａ、２ａに嵌合するように可塑性チップ３、４を加工する。
【００１１】
可塑性チップ３は図４に示す如く、前記キーブランク基体１の嵌込み部１ａに嵌合させて着脱自在に嵌着するように加工したもので、嵌込み部１ａに嵌着した時の外側稜角は面取りして斜めに形成した斜面３ａを設け、該斜面３ａに錠前のタンブラー作動片を押付け食い込ませて窪み形を付けるようにしてあり、該窪み形の部分をカットすることにより外側に鍵（凹凸）が形成されるようにしてある。
【００１２】
可塑性チップ４は図５に示す如く、キーブランク基体２の嵌込み部２ａに嵌合させて嵌着するように加工し、嵌込み部２ａに嵌着した可塑性チップ４の両面内側に、錠前に配列されたタンブラー作動片の上下動の最下位と最上位に合わせて最低位置４ａと最高位置４ｂの凹凸段差を設けてあり、最低位置４ａは錠前のタンブラー作動片を最下位まで押付ける位置で窪み形が付き、最高位置４ｂはタンブラーの作動片を押付けない位置で、窪み形は付かない位置であって、最低位置４ａに付いた窪み形の部分をカットすることにより内側に鍵（凹凸）が形成されるようにしてある。
【００１３】
又、前記最低位置４ａと最高位置４ｂに合わせた凹凸段差を中間位置でカットすることにより、窪み形を都度カットする手間を省くことができる。
これは最低位置４ａに窪み形を付けるタンブラーの作動片の位置が、前記中間位置と最低位置４ａの間に位置するものがないということが判断される時に適用される。
【００１４】
前記可塑性チップ３、４は、錠前の鍵穴への着脱及び回転により変形したり、折損したりしない程度の強度を有し、常温で金属片に押付けた時に塑性変形すること、及びナイフ等のカッターでカット可能な材質であることなどの要件を満たすことが必要で、これらの要件を満たすものであれば材質は限定されるべきものではないが、本発明では前記要件を満たす例えば塩化ビニール樹脂やナイロン樹脂等の合成樹脂を使用している。
【００１５】
【実施例】
以上のようにしてなるキーブランクを錠前の鍵穴に差込んで鍵を製作する実施例について説明する。
キーブランクは、可塑性チップ３、４の材質を塩化ビニール製の合成樹脂チップとして、可塑性チップ３をキーブランク基体１の嵌込み部１ａに、可塑性チップ４をキーブランク基体２の嵌込み部２ａに嵌着し、図１の（Ａ）、（Ｂ）に示すような二つの形態のキーブランクの場合について説明する。
【００１６】
図６は前記キーブランクを差込んで鍵を製作し、開錠しようとするシリンダー錠前の一例を示す要部側断面で、シリンダー外筒５にシリンダー内筒６が回動自在に嵌合されていて、シリンダー内筒６に配列された多数（本例では５枚）のタンブラー７、７、・・・を、図７、図８に示すようにコイルバネ８、・・・によりそれぞれ上下に押付けてタンブラーの首部７ｂをシリンダー外筒５の係止穴９、９に係止させてロックされ、シリンダー内筒６の中心部に設けられた鍵穴Ｓに鍵を差込むことによりタンブラーの係止が外れてシリンダー内筒６が回動自在となり、開錠されるようにしてあり、シリンダー外筒５はシリンダーケース（図示せず）に収納されて、ドア等に取付け固定されるようにしてある。
【００１７】
図７は配列されたタンブラー７、７・・・が一体形である場合の図６のＡ−Ａ断面図、図８は前記タンブラー７、７、・・・が左右分割形である場合のＡ−Ａ断面図であり、前記一体型のタンブラーは通常ノーマルタンブラー、左右分割形のタンブラーはハーフタンブラーと呼ばれていて、これらのタンブラーにはキーブランク又は鍵により上下に作動させる作動片７ａ、７ａ、・・・が設けてある。
【００１８】
そして、前記タンブラーの作動片７ａ、７ａを、キーブランクの外側に嵌着した可塑性チップ３で作動させるようにしたものが図１の（Ａ）に示すキーブランクであり、キーブランクの内側に嵌着した可塑性チップ４で作動させるようにしたものが図１の（Ｂ）に示すキーブランクである。
【００１９】
以下前記キーブランクをシリンダー錠に差込んで鍵を製作し、シリンダー錠前のロックを開錠するについて図６、図７、図８において説明する。
シリンダー内筒６には多数（５枚）のタンブラー７、７、・・・が、該タンブラーの首部７ｂ、７ｂ、・・・をシリンダー外筒５の係止穴９、９にコイルバネ８、・・・のバネ圧をかけた状態で嵌入係止させるようにして配列されていて、前記図１の（Ａ）に示すキーブランクの場合は、タンブラーの作動片７ａ、７ａ、・・・が鍵穴Ｓの中心より上方二方に振分けられてランダムな位置に配列されている。
【００２０】
そして、前記鍵穴Ｓの中心より下に位置する作動片７ａを有するタンブラー７は上方の係止穴９にその首部７ｂが係止され、鍵穴Ｓの中心より上に位置する作動片７ａを有するタンブラー７は下方の係止穴９にその首部７ｂが係止されるように構成されていて、前記図１の（Ａ）に示すキーブランクを鍵穴Ｓに差込んで挿入することにより、キーブランク基体１の先端部で上下の作動片７ａ、７ａ、・・・の間（図７参照）をかき分けるように挿入され、図９に示す様にキーブランクの可塑性チップ３の外側で前記作動片７ａ、７ａ、・・・が上下に押付けられて、タンブラー７、７、・・・の首部７ｂ、７ｂ、・・・はそれぞれシリンダー外筒５の係止穴９、９より抜けてシリンダー内筒６内に沈むと同時に、反対側の尾部７ｃ、７ｃ、・・・は作動片７ａ、７ａ、・・・の位置により反対側の係止穴９、９に入り込むものもあれば、シリンダー内筒６の円筒面と同一面若しくは沈んだ状態にあるものもある。
【００２１】
全てタンブラーの首部７ｂと尾部７ｃがシリンダー内筒６の円筒と同一面若しくは沈む状態となれば、シリンダー内筒６はシリンダー外筒５に対して回動自在となり、鍵の凹凸を加工することなくキーブランクのみで開錠されることになるが、タンブラーの尾部７ｃ、７ｃ、・・・が係止穴９、９に入り込んでいる状態では、キーブランクを回してシリンダー内筒６を回そうとしても、その回転は阻止されることになる。そこで、キーブランクを回して押付けたり、緩めたりすることによりタンブラーの作動片７ａ、７ａ、・・・がキーブランク１の可塑性チップ３の斜面３ａに、コイルバネ８、・・・の加圧によって食い込み、且つキーブランクを回してシリンダー内筒６を回すことによりタンブラーの尾部７ｃ、７ｃ、・・・に押付け力が加わって、図１１の（ａ）に示すように可塑性チップ３の斜面３ａに窪み形３ｂが付く。該窪み形３ｂはタンブラーの尾部７ｃ、７ｃ、・・・がシリンダー外筒５の係止穴９、９に入り込んでいるものにのみ付き、入り込んでいる度合いに応じて窪み形の度合いも異なり、入り込んでいないものはコイルバネ８、・・・により押付けてはいるが、タンブラーの尾部７ｃ、・・・には押付け力がかからないので窪み形は付かず回した擦り跡が付く程度となる。
【００２２】
次いで、前記窪み形３ｂを付けた可塑性チップ３を、キーブランクを鍵穴Ｓより抜き取ることにより取出して、ナイフ等で窪み形３ｂの部分をカットして可塑性チップ３の外側に鍵（凹凸）を加工し、再度鍵穴Ｓに差込んで回し、シリンダー内筒６が１回転すればシリンダー錠前のロックは開錠されることになるが、１回転しなければ更に回し押付けて窪み形を付け、該窪み形の部分をカットしてシリンダー内筒６が１回転する迄繰返し行い、開錠可能な鍵を製作する。カットした後に角を面取りするなどしてテーパーを付けると錠前への着脱がスムーズとなる。
なお、差込んだキーブランクを鍵穴Ｓより抜き取ることなく繰返し回して、押付けることにより窪み形の部分が自然にカットされて１回転すれば、そのままシリンダー錠前のロックは開錠されることもある。
【００２３】
次に、前記図１の（Ｂ）に示すキーブランクの場合は、タンブラー７、７、・・・の作動片７ａ、７ａ、・・・は前記鍵穴Ｓの中心に寄り沿うように配列され、図１の（Ｂ）に示すキーブランクを鍵穴Ｓに差込むことによりキーブランク基体２の先端ガイドがタンブラーの左右作動片７ａ、７ａの間（図８参照）に挿入されると共に、前記可塑性チップ４の内側に加工された上下二つの凹凸段差と凹凸段差の間に、タンブラーの作動片７ａ、７ａ、・・・が入り、図１０に示す様に可塑性チップ４の内側に加工された上下二つの凹凸段差の最低位置４ａ、４ａ、・・・で押付けられて、図１の（Ａ）の場合と同様にタンブラー７、７、・・・の首部７ｂ、７ｂ、・・・はシリンダー外筒５の係止穴９、９より抜けてシリンダー内筒６内に沈むと同時に、反対側の尾部７ｃ、７ｃ、・・・は作動片７ａ、７ａ、・・・の位置により反対側の係止穴に入り込むものもあれば、シリンダー内筒６の円筒面と同一面若しくは沈んだ状態にあるものもある。
【００２４】
全てシリンダー内筒６の円筒と同一面若しくは沈む状態となればシリンダー内筒６は回動自在となり、鍵の凹凸を加工することなく最低位置と最高位置の凹凸段差を付けたキーブランクのみで開錠されることになるが、タンブラーの尾部７ｃ、７ｃ、・・・が係止穴９、９に入り込んだ状態では、キーブランクを回してシリンダー内筒６を回そうとしても、その回転は阻止されることになる。そこで、キーブランクを回して押付けたり、緩めたりすることによりタンブラーの作動片７ａ、７ａ、・・・がキーブランクの可塑性チップ４の最低位置４ａ、４ａ、・・・に、コイルバネの加圧とキーブランクを回してシリンダー内筒６を回すことによるタンブラーの尾部７ｃ、７ｃ、・・・への押付けにより図１１の（ｂ）に示すように可塑性チップ４の最低位置４ａ、４ａ、・・・に窪み形４ｃ、４ｃ、・・・が付く。該窪み形４ｃはタンブラーの尾部７ｃ、７ｃ、・・・が、シリンダー外筒５の係止穴９、９に入り込んでいるものにのみ付き、入り込んでいないものはコイルバネ８、・・・により押付けてはいるが、タンブラーの尾部７ｃ、・・・には押付け力がかからないので窪み形は付かず回した擦り跡がつく程度となる。
【００２５】
次いで、前記窪み形４ｃ、４ｃ、・・・を付けた可塑性チップ４を、キーブランクを鍵穴Ｓより抜き取ることにより取出して、ナイフ等で窪み形４ｃ、４ｃ、・・・の部分をそれぞれ水平にカットして除去し、再度鍵穴Ｓ差込んで回し、シリンダー内筒６が１回転すればシリンダー錠前のロックは開錠されることになるが、１回転しなければ更に押付けて窪み形を付け、該窪み形の部分を水平にカットして、シリンダー内筒６が１回転する迄繰返し行い、開錠可能な鍵を製作する。カットした後、角を面取りすれば、錠前への着脱がスムーズになる。
なお、可塑性チップ４の最低位置４ａ、４ａ、・・・に窪み形４ｃ、４ｃ、・・・を付けるタンブラーの作動片７ａ、７ａ、・・・の位置が、前記最低位置４ａと最高位置４ｂとの凹凸段差の中間位置より最低位置４ａの間に位置するものがないと判断される場合は、前記中間位置で水平にカットすることにより、窪み形４ｃ、４ｃ、・・・を都度カットする手間を省くことができる。
【００２６】
以上の如くして製作した鍵は図１２に示すとおりである。（Ａ）は前記図１の（Ａ）に示すキーブランクによる鍵で、（Ｂ）は図１の（Ｂ）に示すキーブランクによる鍵である。
【００２７】
【発明の効果】
以上記述した如く、本発明によれば、鍵形成部に可塑性チップを着脱自在に嵌着したキーブランクをロックされた錠前の鍵穴に差込んで回し、錠前に配列されたタンブラーの作動片を押付けて窪み形を付け、該窪み形をナイフ等でカットして鍵を製作し、開錠するようにしたものであるから、以下に記述する様な効果を奏する。
【００２８】
（その１）鍵の製作（複製）機械を使用しないでその場で鍵なしで短時間に鍵を製作することができ、短時間に錠前のロックを開錠したいというニーズに対応できる。
【００２９】
（その２）可塑性チップに窪み形を付けるから、キーブランク基体に傷が付くことなくでき、且つ可塑性チップは着脱自在に嵌着できるから、可塑性チップを傷付けたり、失敗した時に新しいものと迅速に取り替えて行うことができる。
【００３０】
（その３）可塑性チップは、付けた窪み形が常温で元にもどらない可塑性を有し、且つナイフ等のカッターでカット可能な材質（合成樹脂）を使用するから、押付けによるタンブラー作動片を痛めることなく行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に係る可塑性チップを嵌着したキーブランクの実施例を示す斜視図である。
【図２】図１（Ａ）のキーブランク基体の斜視図である。
【図３】図１（Ｂ）のキーブランク基体の斜視図である。
【図４】図１（Ａ）の可塑性チップの斜視図である。
【図５】図１（Ｂ）の可塑性チップの斜視図である。
【図６】シリンダー錠前の要部側断面図である。
【図７】一体形タンブラー（ノーマルタンブラー）の場合の図６のＡ−Ａ断面図である。
【図８】分割形タンブラー（ハーフタンブラー）の場合の図６のＡ−Ａ断面図である。
【図９】図１（Ａ）のキーブランクをシリンダー錠前に挿入した側断面図である。
【図１０】図１（Ｂ）のキーブランクをシリンダー錠前に挿入した側断面図である。
【図１１】窪み形を付けた可塑性チップの斜視図である。
【図１２】本発明に係るキーブランクにより製作した鍵の斜視図である。
【符号の説明】
１、２キーブランク基体
１ａ、２ａ嵌込み部
１ｂ芯ガイド
１ｃ、２ｃ溝
２ｂサイドガイド
２ｄ前端ガイド
３、４可塑性チップ
３ａ斜面
３ｂ、４ｃ窪み形
４ａ最低位置
４ｂ最高位置
５シリンダー外筒
６シリンダー内筒
７タンブラー
７ａ作動片
７ｂ首部
７ｃ尾部
８コイルバネ
９係止穴
Ｓ鍵穴[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a key blank that can be produced (duplicated) in a short time without a key so that a locked lock can be unlocked, and a key production method using the key blank.
[0002]
[Prior art]
When unlocking a locked lock by losing the key or confining it in the car, it is common to ask a specialist to make (duplicate) the key or pick it from the keyhole on the lock. Has been done.
The key is made using a conventional metal key blank (also called a blank key) inserted into the keyhole on the lock, with a scratch corresponding to the type of step of the tumbler, and a key is manufactured based on the scratch. Depending on the impression technology to be used and the tumbler arrangement of the lock, the key blank is equally divided into elevations, and a step is provided. Generally known is a try-out technique for producing a key by inserting it into a key hole on the lock, finding a suitable key, and a technique for producing a key by looking into the key hole of the lock with a scope and observing the state of the tumbler. .
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the above-described conventional technology, it is impossible to unlock a locked lock in a short time because it requires specialized experience and skill, or without a key, it takes time to produce (duplicate) the key.
In particular, with the increasing complexity of locks in recent years, more and more time is required to unlock locked locks. For example, when a key is locked in a car or lost, it can be locked in a short time. Has the problem of not meeting the need to unlock
An object of the present invention is to solve such problems.
[0004]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above problems, the results of the present inventors have conducted extensive research trial, even a short time can manufacture the key without a key, the plastic chips that can unlock the locked padlock key blanks fitted The key production method has been achieved by taking the measures described below. That is,
(1) A key manufacturing method using a key blank for manufacturing a key in a short time to unlock a locked lock, wherein the key blank is provided with a fitting portion in a key forming portion of a key blank base. Te, Ri Na and fitting the plastic tip detachably to the fitting addition unit, the turning insert the key blank into the keyhole of the lock, by pressing the operating piece of the tumblers arranged in the lock-shaped recess in the plastic chips Paste is the key manufacturing method according to key blanks fitted plasticity chip characterized that you manufacture the key to cut portions of the depressions viewed form.
(2) it was fitted to the key blank substrate set forth in the preceding paragraph by far off the key forming unit outside, characterized by comprising providing the fitting-in portion for fitting detachably the plastic chips (1) plastic chip according Key production method using key blanks.
(3) A key fitted with the plastic chip as set forth in (1) above, wherein a key forming part inside the key blank base is cut out to provide a fitting part for detachably fitting the plastic chip. This is a method of making a key with a blank.
(4) an outer dihedral angle of plastic chips fitted to portion the fitting Ri greens formed obliquely chamfered, characterized in that attaching a recess shaped by bite pressing the operating piece of the tumbler on the slope that the formed A key manufacturing method using a key blank fitted with the plastic tip according to (1) or (2).
(5) inside the plastic chips fitted to the narrowing part fitting, Ri Na concave pattern step matching the lowest position and the highest position of the tumbler operating piece of the lock, a recess shaped to cut the irregular steps in the middle a manufacturing method of the key by the key blanks fitted plasticity chip above (1) or (3), wherein the attaching.
(6) The key by a key blank fitted with the plastic tip according to any one of (1) to (5) above, wherein the plastic tip is a plastic synthetic resin tip that can be cut with a knife. This is the production method .
[0005]
(7) A key blank having a fitting portion provided in the key forming portion of the key blank base and the plastic chip detachably fitted is inserted into the key hole of the lock and turned, and pressed against the operating pieces of the tumblers arranged in the lock. A key manufacturing method using a key blank fitted with a plastic chip, wherein a key is manufactured by forming a hollow shape on a plastic chip and cutting the hollow part.
(8) The plastic chip that is detachably fitted to the key blank substrate is chamfered to form an outer ridge angle, and a tumbler working piece is pressed into the slope to form a recess. A key manufacturing method using a key blank fitted with the plastic chip described in (7) above.
(9) An uneven step is provided on the inner side of the plastic chip that is detachably attached to the key blank base so as to correspond to the lowest and highest positions of the tumbler operating piece of the lock, and the concave and convex step is cut in the middle to form a recess. A key manufacturing method using a key blank fitted with the plastic chip as described in (7) above.
[0006]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
The embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings. FIG. 1 shows an embodiment of a key blank according to the present invention. FIG. 1 (A) shows a fitting portion 1 a provided outside the key blank base 1 and a plastic chip 3 is fitted. (B) is configured by fitting a plastic chip 4 by providing a fitting portion 2 a inside the key blank base 2.
[0007]
In the production (duplication) of a key, various blank key base materials that do not have a key (unevenness) are commercially available. In the industry, this is called a key blank (or a blank key). It has become the mainstream to produce a key using a key blank having a forming part, but in recent years, a key blank having a key forming part on the inside so that unlocking of the lock and copying of the key cannot be easily performed without the key. Keys are made, and are used especially for locks of luxury cars. In order to deal with these problems, the key blank according to the present invention is configured as shown in the above (A) and (B).
[0008]
The key blank shown in FIG. 1 (A) is formed by cutting out the outer key forming portion of the key blank base 1 and having fitting portions 1a on both sides of the core guide 1b as shown in FIG. The part 1a has a narrow opening on the outside to make it difficult to remove the plastic chip 3 that is detachably fitted. However, when inserted and used in the lock, it is guided by the keyhole on the lock, so the outside is narrow. Even if you do not, there is no problem in use.
The tip of the key blank base 1 is chamfered so that it can be easily inserted between the upper and lower working pieces of the tumbler arranged in front of the lock.
[0009]
The key blank shown in FIG. 1B cuts out the inner key forming portion of the key blank base 2, and the fitting portion 2a forms a guide frame by the side guide 2b and the front end guide 2d as shown in FIG. The front end guide 2d is thinned and inserted between the left and right operation pieces of the tumbler arranged in front of the lock.
[0010]
The key blank bases 1 and 2 are processed into fitting portions 1a and 2a in a commercially available key blank. The material is generally a metal mainly made of brass, and a groove 1c is formed in the longitudinal direction of the center of both sides. 2c is provided, and the surface is plated.
Then, the plastic chips 3 and 4 are processed so as to fit into the fitting portions 1a and 2a of the key blank bases 1 and 2, respectively.
[0011]
As shown in FIG. 4, the plastic chip 3 is processed so as to be fitted in the fitting portion 1a of the key blank base 1 so as to be detachable, and the outer ridge angle when fitted into the fitting portion 1a. Is provided with an inclined surface 3a that is chamfered and formed obliquely, and a tumbler operating piece of a lock is pressed into the inclined surface 3a to form a recess, and a key ( Unevenness) is formed.
[0012]
As shown in FIG. 5, the plastic chip 4 is processed so as to be fitted and fitted into the fitting portion 2a of the key blank base 2, and the plastic chip 4 is fitted inside the both sides of the plastic chip 4 fitted to the fitting portion 2a. The concave and convex steps of the lowest position 4a and the highest position 4b are provided in accordance with the lowest and highest positions of the vertical movements of the arranged tumbler operating pieces. The lowest position 4a is a position for pressing the tumbler operating pieces of the lock to the lowest position. It has a hollow shape, the highest position 4b is a position where the actuating piece of the tumbler is not pressed, and the hollow shape is not attached. By cutting the hollow portion attached to the lowest position 4a, a key (unevenness) is formed on the inside. Is formed.
[0013]
Further, by cutting the uneven step corresponding to the lowest position 4a and the highest position 4b at the intermediate position, it is possible to save the trouble of cutting the hollow shape each time.
This is applied when it is determined that the position of the actuating piece of the tumbler that forms the depression at the lowest position 4a is not located between the intermediate position and the lowest position 4a.
[0014]
The plastic tips 3 and 4 have such strength that they are not deformed or broken by attaching / detaching to and rotating from the keyhole of the lock, and they are plastically deformed when pressed against a metal piece at room temperature, and a cutter such as a knife It is necessary to satisfy the requirements such as being a material that can be cut with, and the material should not be limited as long as these requirements are satisfied. Synthetic resin such as nylon resin is used.
[0015]
【Example】
An embodiment in which a key is manufactured by inserting the key blank formed as described above into a keyhole on the lock will be described.
The key blank is made of a synthetic resin chip made of vinyl chloride as the material of the plastic chips 3 and 4, the plastic chip 3 is used as the fitting part 1 a of the key blank base 1, and the plastic chip 4 is used as the fitting part 2 a of the key blank base 2. A description will be given of the case of two types of key blanks as shown in FIGS. 1 (A) and 1 (B).
[0016]
FIG. 6 is a cross-sectional side view of an essential part showing an example of a cylinder lock to be unlocked by inserting the key blank into the key, and the cylinder inner cylinder 6 is rotatably fitted to the cylinder outer cylinder 5. Then, a large number (5 in this example) of tumblers 7, 7,... Arranged in the cylinder inner cylinder 6 are respectively pressed up and down by coil springs 8,. The tumbler neck 7b is locked by being locked in the locking holes 9 and 9 of the cylinder outer cylinder 5, and the lock of the tumbler is released by inserting the key into the key hole S provided in the center of the cylinder inner cylinder 6. Thus, the cylinder inner cylinder 6 is rotatable and unlocked, and the cylinder outer cylinder 5 is housed in a cylinder case (not shown) and is fixedly attached to a door or the like.
[0017]
7 is a cross-sectional view taken along line AA in FIG. 6 when the arranged tumblers 7, 7,... Are integrated, and FIG. 8 is an A view when the tumblers 7, 7,. -A is a sectional view, and the integrated tumbler is usually called a normal tumbler, and the left and right tumblers are called half tumblers. These tumblers are actuated pieces 7a, 7a that are actuated up and down by a key blank or a key. ... are provided.
[0018]
The operation piece 7a, 7a of the tumbler is operated by the plastic tip 3 fitted on the outside of the key blank, which is the key blank shown in FIG. 1A, and is fitted inside the key blank. The key blank shown in FIG. 1B is made to operate with the plastic tip 4 attached.
[0019]
The key blank is inserted into the cylinder lock, the key is manufactured, and the lock before the cylinder lock is unlocked.
The cylinder inner cylinder 6 has a large number (five) of tumblers 7, 7,..., And the neck portions 7b, 7b,. In the case of the key blank shown in FIG. 1A, the tumbler operating pieces 7a, 7a,... Are keyholes. They are distributed at two positions above the center of S and arranged at random positions.
[0020]
The tumbler 7 having the operating piece 7a positioned below the center of the key hole S has the neck portion 7b locked in the upper locking hole 9, and the tumbler having the operating piece 7a positioned above the center of the key hole S. 7 is configured such that the neck portion 7b is locked to the lower locking hole 9, and the key blank base body is inserted by inserting the key blank shown in FIG. 1 is inserted between the upper and lower working pieces 7a, 7a,... (See FIG. 7), and the working pieces 7a, 7a,. Are pushed up and down, and the neck portions 7b, 7b,... Of the tumblers 7, 7,. At the same time as it sinks to the opposite tail 7c, 7c, - the Some are entering the locking hole 9,9 on the opposite side by the position of the actuating piece 7a, 7a, ···, some of which are in the same plane or sunken state and the cylindrical surface of the cylinder inner tube 6.
[0021]
If the neck portion 7b and the tail portion 7c of the tumbler are all flush with the cylinder of the cylinder inner cylinder 6 or sink, the cylinder inner cylinder 6 can rotate with respect to the cylinder outer cylinder 5 without processing the key irregularities. It will be unlocked only with the key blank, but in the state where the tail portions 7c, 7c,... Of the tumbler enter the locking holes 9, 9, the key blank is turned to try to turn the cylinder inner cylinder 6. However, the rotation will be prevented. Therefore, the tumbler operating pieces 7a, 7a,... Bite into the inclined surface 3a of the plastic tip 3 of the key blank 1 by pressurizing the coil springs 8,. Further, when the key blank is turned and the cylinder inner cylinder 6 is turned, a pressing force is applied to the tail portions 7c, 7c,... Of the tumbler, and as shown in FIG. Form 3b is attached. The depression 3b is attached only to the tumbler tails 7c, 7c,... That enter into the locking holes 9, 9 of the cylinder outer cylinder 5, and the degree of the depression varies depending on the degree of entry. Those that have not entered are pressed by the coil springs 8..., But the tumbler tails 7 c,.
[0022]
Next, the plastic chip 3 with the recess 3b is taken out by removing the key blank from the key hole S, and the recess 3b is cut with a knife or the like to form a key (unevenness) on the outside of the plastic chip 3. If the cylinder inner cylinder 6 is rotated once, the lock before the cylinder lock is unlocked, but if it does not rotate once, it is further rotated and pressed to form a recess. Cut the shape part and repeat until the cylinder inner cylinder 6 makes one rotation to produce a key that can be unlocked. If the taper is applied by chamfering the corners after cutting, the attachment and detachment to the lock will be smooth.
If the inserted key blank is repeatedly rotated without being pulled out from the keyhole S and pressed, the hollow portion is naturally cut and rotated once, so that the lock before the cylinder lock may be unlocked as it is. .
[0023]
Next, in the case of the key blank shown in FIG. 1B, the operating pieces 7a, 7a,... Of the tumblers 7, 7,. By inserting the key blank shown in FIG. 1B into the key hole S, the tip guide of the key blank base 2 is inserted between the left and right operation pieces 7a, 7a of the tumbler (see FIG. 8), and the plastic tip The upper and lower two rugged steps formed on the inner side of 4 and the rugged step are inserted into the tumbler working pieces 7a, 7a,... Are pressed at the lowest positions 4a, 4a,... Of the two uneven steps, and the neck portions 7b, 7b,... Of the tumblers 7, 7,. 5 passes through the locking holes 9 and 9 and sinks into the cylinder inner cylinder 6. At the same time, the opposite tails 7c, 7c,... May enter the opposite locking hole depending on the position of the operating pieces 7a, 7a,. Some are in a sunken state.
[0024]
When all the cylinder inner cylinder 6 is in the same plane as the cylinder or sinks, the cylinder inner cylinder 6 can freely rotate, and can be opened only with the key blank with the concave and convex portions at the lowest and highest positions without machining the concave and convex portions of the key. It will be locked, but when the tumbler tails 7c, 7c,... Enter into the locking holes 9, 9, the key blank is turned and the cylinder inner cylinder 6 is turned to prevent the rotation. Will be. Therefore, when the key blank is turned and pressed or loosened, the tumbler operating pieces 7a, 7a,... Are applied to the lowest positions 4a, 4a,. When the key blank is turned and the cylinder inner cylinder 6 is turned, it is pressed against the tail portions 7c, 7c,... Of the tumbler, as shown in FIG. Are indented 4c, 4c,. The hollow 4c is attached only to the tumbler tails 7c, 7c,... That are inserted into the locking holes 9, 9 of the cylinder outer cylinder 5, and those that do not enter are pressed by the coil springs 8,. However, since the pressing force is not applied to the tail portion 7c of the tumbler,...
[0025]
Next, the plastic chip 4 with the depressions 4c, 4c,... Is taken out by removing the key blank from the key hole S, and the depressions 4c, 4c,. Cut and remove it, insert it in the keyhole S again, turn it, and if the cylinder inner cylinder 6 makes one rotation, the lock before the cylinder lock will be unlocked, but if it does not make one rotation, it will be pressed further to make a hollow shape, The indented portion is cut horizontally and repeated until the cylinder inner cylinder 6 makes one rotation, thereby producing a key that can be unlocked. After cutting, if the corners are chamfered, it can be smoothly attached to and detached from the lock.
The positions of the tumbler operating pieces 7a, 7a,... That attach the depressions 4c, 4c,... To the lowest positions 4a, 4a,. When it is determined that there is nothing located between the lowest position 4a and the middle position of the uneven step, the hollow shapes 4c, 4c,... Are cut each time by cutting horizontally at the middle position. Save time and effort.
[0026]
The key produced as described above is as shown in FIG. (A) is a key with a key blank shown in FIG. 1A, and (B) is a key with a key blank shown in FIG.
[0027]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, a key blank having a plastic chip detachably fitted in a key forming portion is inserted into a key hole of a locked lock and turned, and the operation pieces of tumblers arranged in front of the lock are pressed. Since the key is manufactured by cutting the hollow shape with a knife or the like and unlocking it, the following effects can be obtained.
[0028]
(Part 1) Key production (duplication) It is possible to produce a key in a short time without a key on the spot without using a machine, and meet the need to unlock the lock in a short time.
[0029]
(Part 2) Since the hollow shape is formed on the plastic tip, the key blank substrate can be scratched, and the plastic tip can be detachably attached. Can be replaced.
[0030]
(Part 3) The plastic tip is made of a material (synthetic resin) that can be cut with a cutter such as a knife, because the attached hollow shape has plasticity that cannot be restored at room temperature. Can be done without.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view showing an embodiment of a key blank fitted with a plastic chip according to the present invention.
FIG. 2 is a perspective view of the key blank base body of FIG.
FIG. 3 is a perspective view of the key blank base body of FIG.
4 is a perspective view of the plastic tip of FIG. 1 (A). FIG.
FIG. 5 is a perspective view of the plastic tip of FIG. 1 (B).
FIG. 6 is a cross-sectional side view of a main part before a cylinder lock.
7 is a cross-sectional view taken along line AA of FIG. 6 in the case of an integral tumbler (normal tumbler).
8 is a cross-sectional view taken along line AA of FIG. 6 in the case of a split tumbler (half tumbler).
FIG. 9 is a side sectional view of the key blank of FIG. 1 (A) inserted in front of the cylinder lock.
FIG. 10 is a side sectional view of the key blank of FIG. 1 (B) inserted in front of the cylinder lock.
FIG. 11 is a perspective view of a plastic tip with a hollow shape.
FIG. 12 is a perspective view of a key manufactured using a key blank according to the present invention.
[Explanation of symbols]
1, 2 Key blank base 1a, 2a Insertion part 1b Core guide 1c, 2c Groove 2b Side guide 2d Front end guide 3, 4 Plastic tip 3a Slope 3b, 4c Recessed shape 4a Lowest position 4b Maximum position 5 Cylinder outer cylinder 6 In cylinder Tube 7 Tumbler 7a Actuating piece 7b Neck 7c Tail 8 Coil spring 9 Locking hole S Key hole

Claims

A key manufacturing method using a key blank for manufacturing a key in a short time to unlock a locked lock, wherein the key blank is provided with a fitting portion in a key forming portion of a key blank base, Ri to fit-in portion Na and fitting the plastic tip detachably, turning insert the key blank into the keyhole of the lock, with a shaped recess in the plastic tip is pressed against the operating piece of the tumblers arranged in the lock, depressions key manufacturing method according to key blanks fitted plasticity chip characterized that you fabricated by cutting a key part of the observed shape.

Key by the key blank that fitting the plastic tip according to claim 1, characterized by being provided with the portions inlaid be freely fitted removably plasticity chip by far outside off the key forming portion of the key blank substrate How to make .

2. A key blank with a key blank fitted with a plastic chip according to claim 1, wherein a key forming part inside the key blank base is cut out to provide a fitting part for detachably fitting the plastic chip . Production method .

Chamfered outer dihedral angle of the fitting to the fitting-in portion plasticity chip Ri greens formed obliquely, claim 1, characterized in that attaching a recess shaped by bite pressing the operating piece of the tumbler on the slope that the formed Or the manufacturing method of the key by the key blank which fitted the plastic chip | tip of Claim 2.

Inside of the fitting to the portion the fitting plastic chips, Ri Na provided irregular steps tailored to the lowest position and the highest position of the tumbler operating piece of the lock, that give the shaped recess by cutting uneven steps in the middle 4. A method of manufacturing a key using a key blank fitted with the plastic chip according to claim 1 or 3.

6. The method of manufacturing a key by using a key blank fitted with the plastic chip according to claim 1, wherein the plastic chip is a plastic synthetic resin chip that can be cut with a knife.