JP4143425B2 - 画像処理方法及び装置、並びに画像処理プログラム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、各画素のデータが、低輝度域から中輝度域までの階調を表現するメイン画像データと、メイン画像データでは表現できない高輝度域の階調を表現するハイライト画像データとから構成される画像データの画像処理方法及び装置、並びに画像処理プログラムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
CCDイメージセンサなどの撮像素子は、一般的に写真フイルムと比較して輝度信号の再現能力を表すダイナミックレンジ(再現可能な最小値と最大値の比率)が狭いので、明暗差の大きいシーンを撮影した場合には、高輝度域が白飛びしたり、低輝度域が黒くつぶれてしまうといったことが生じる。そこで、主として低輝度域から中輝度域の階調を表現するメインデータと、このメインデータでは表現できない高輝度域の階調を表現するハイライトデータとの2種類のデータをレンジ合成することにより、広いダイナミックレンジを持つ完成画像を得る方法が提案されている。
【0003】
この2種類のデータの取り込み方法としては、同一シーンを異なる露光量で複数回撮影することによりメインデータとハイライトデータを得る方法(例えば、下記特許文献1参照)や、図9(A)に示すように、1画素71が、主画素71aと、この主画素71aよりも受光面積が小さい副画素71bとから構成された特殊なCCDイメージセンサ70を使用して、感度の高い主画素71aからメインデータを、感度の低い副画素71bからハイライトデータをそれぞれ取り込む方法などがある。図9(B)のグラフに示すように、主画素71aは感度が高いため、副画素71bと比較して少ない入射光量で飽和する。他方、副画素71bは感度が低いため、主画素71aよりも多い入射光量で飽和する。これにより、主画素71aからは前記メイン画像データを、副画素71bからは前記ハイライトデータをそれぞれ取り出すことができる。
【0004】
こうした方法で得られたメインデータ及びハイライトデータは、例えば、それぞれ10bit(1024階調)の階調幅を持つデータに変換される。これらメインデータとハイライトデータをレンジ合成することにより、メインデータのみのダイナミックレンジと比較して広いダイナミックレンジを持つ合成画像が得られる。しかし、この合成画像の階調幅は2種類のデータを合成したことにより、各データの倍の階調幅を持つ。この階調幅は、画像をモニタ表示用に使用する場合には広すぎるので、これを所定の階調幅(例えば10bitの階調幅)に収める必要がある。そこで、合成画像に対して、主として高輝度域の階調幅を圧縮するハイライト圧縮処理が施される。このハイライト圧縮は、どの輝度域をどの程度圧縮するかという処理条件を、圧縮パラメータとして予め定めておき、その圧縮パラメータに従って実行される。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−271686号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したハイライト圧縮を行う場合には、どのような圧縮パラメータを使用するかによって完成画像の画質が大きく変化するが、従来の画像処理方法では、圧縮パラメータが予め決められていたので、ユーザーがこれを変更することができなかった。このため、ユーザーが意図する画質を得ることが難しかった。
【0007】
また、完成画像に、よりユーザーの意図を正確に反映させるためには、ハイライト圧縮処理とともに、画面全体の明るさを補正する明るさ補正(増感及び減感補正、またはデジタル露出補正などと呼ばれる)を行えるようにした方がよい。しかし、ハイライト圧縮と明るさ補正とは輝度信号の入出力比を変更するという点で共通しているため、両者は密接に関連する。このため、ハイライト圧縮とともに、明るさ補正を実行する場合には、明るさ補正のパラメータ(EV値)をプラスに設定して増感させると、高輝度域の白飛びが発生してしまい、せっかく高輝度域の階調を再現するために行ったレンジ合成の効果が得られなかったり、反対に、EV値をマイナスに設定して減感させると、高輝度域が暗くなるという白沈みが発生してコントラストが低下してしまう。このため、ユーザーの意図を正確に反映させるためにユーザーによる調整の自由度を上げても、それを使いこなすのが非常に難しくなってしまうという問題があった。
【0008】
本発明は、レンジ合成及びハイライト圧縮によって得られる完成画像に、ユーザーの意図を正確に反映させることができる画像処理方法及び装置、並びに画像処理プログラムを提供することができる。
【0009】
また、レンジ合成及びハイライト圧縮を含む画像処理を実行する際に、ユーザーによる処理条件の調整の自由度を増加させつつも、その調整が簡単な画像処理方法及び装置、並びに画像処理プログラムを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本発明の画像処理方法及びプログラムは、低輝度域から中輝度域までの階調を表現するメインデータと、このメインデータでは表現できない高輝度域の階調を表現するハイライトデータとの2種類のデータに基づいてレンジ合成処理を実行し広いダイナミックレンジを持つ合成画像を生成するレンジ合成ステップと、生成された前記合成画像の主として高輝度域の階調幅を圧縮して、前記合成画像の全階調幅を所定の階調幅に収めるハイライト圧縮処理を実行して完成画像を生成するハイライト圧縮ステップと、前記ハイライト圧縮処理を実行する前に、前記ハイライト圧縮処理の強弱レベルをユーザーに指定させるための第1調整部及び明るさ補正の補正レベルをユーザーに指定させるための第2調整部を含む操作画面をモニタに表示させる操作画面表示ステップと、前記合成画像の低輝度域から高輝度域に至る全階調域の中でどの輝度域をどの程度圧縮するかを定めた複数種類の圧縮パラメータの中から、前記第1調整部によって指定された前記強弱レベル及び前記第2調整部によって指定された補正レベルに応じた前記圧縮パラメータを設定することで、前記ハイライト圧縮処理の処理条件を設定する処理条件設定ステップとを含み、前記処理条件設定ステップで設定された処理条件に基づいて、前記モニタにプレビュー画像を表示するとともに前記ハイライト圧縮ステップを実行させることを特徴とする。
【0011】
また、本発明の画像処理装置は、低輝度域から中輝度域までの階調を表現するメインデータと、このメインデータでは表現できない高輝度域の階調を表現するハイライトデータとの2種類のデータに基づいてレンジ合成処理を実行し広いダイナミックレンジを持つ合成画像を生成するレンジ合成部と、生成された前記合成画像の主として高輝度域の階調幅を圧縮して、前記合成画像の全階調幅を所定の階調幅に収めるハイライト圧縮処理を実行して完成画像を生成するハイライト圧縮部と、前記ハイライト圧縮処理の強弱レベルをユーザーに指定させるための第1調整部及び明るさ補正の補正レベルをユーザーに指定させるための第2調整部を含む操作画面を表示するモニタと、前記合成画像の低輝度域から高輝度域に至る全階調域の中でどの輝度域をどの程度圧縮するかを定めた複数種類の圧縮パラメータの中から、前記第1調整部によって指定された前記強弱レベル及び前記第2調整部によって指定された補正レベルに応じた前記圧縮パラメータを設定することで、前記ハイライト圧縮処理の処理条件を設定する処理条件設定部とを備えており、前記ハイライト圧縮部は、前記処理条件設定部で設定された処理条件に基づいて、前記モニタにプレビュー画像を表示するとともに前記ハイライト圧縮処理を実行することを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】
図1に示すデジタルカメラ10は、CCDイメージセンサとして、上述した特殊なCCDイメージセンサ70(図9参照)を備えており、このCCDイメージセンサ70によって、メインデータとハイライトデータのそれぞれを取り込む。また、デジタルカメラ10は、CCD−RAW記録モードを備えている。CCD−RAW記録モードでは、CCDイメージセンサ70から出力されるアナログの撮像信号をA/Dコンバータによってデジタルデータに変換した直後のデータであるCCD−RAWデータが、カメラ内部で画像処理がなされずにそのままストレージメディア11に記録される。CCD−RAWデータは、メインデータとハイライトデータのそれぞれが、例えば、10bitの階調幅を持っている。
【0013】
CCD−RAWデータは、汎用的な画像処理プログラムでは再生することができないので、専用の画像処理プログラムがインストールされたパーソナルコンピュータ12によって、ゲイン補正及びガンマ補正の他、ユーザーの好みに応じて、シャープネス補正,彩度補正,明るさ補正などの画像処理が施されて再生される。メインデータとハイライトデータの合成処理は、前記画像処理プログラムによって実行される。パーソナルコンピュータ12は、コンピュータ本体13と、モニタ14と、キーボード16及びマウス17などの入力装置18からなる。
【0014】
図2に示すように、コンピュータ本体13には、CPU21,RAM22,ハードディスクドライブで構成されるデータストレージ23,通信I/F24からなる。通信I/F24は、通信ケーブルを介してデジタルカメラ10と接続して、カメラ本体にセットされたストレージメディア11からコンピュータ本体13内に画像ファイルを取り込む画像入力手段である。RAM22は、CPU21が処理を実行する際の作業用のメモリである。
【0015】
データストレージ23には、画像処理プログラムであるCCD−RAWアプリケーション26がインストールされている。このCCD−RAWアプリケーション26で生成された完成画像は、データストレージ23に出力される。CCD−RAWアプリケーション26は、プログラム本体27,LUT28,操作画面データ30などからなる。
【0016】
このCCD−RAWアプリケーション26は、ユーザーの指定に応じて画像処理条件を設定する処理条件設定と、設定された処理条件に従って各種の画像処理を実行する画像処理の各ステップとをCPU21に実行させる。
【0017】
LUT28は、各種画像処理用の補正パラメータをテーブル形式に格納したものである。LUT28には、明るさ補正用パラメータを格納した明るさ補正用LUT28aや、レンジ合成された合成画像を、所定の階調幅に圧縮するハイライト圧縮処理をする際の圧縮パラメータを格納した圧縮用LUT28bなどが含まれる。これらは、必要に応じてRAM22にロードされて使用される。補正パラメータとしては、予め定められた所定の既定値が設定されており、その補正パラメータが各LUTに格納されている。この既定の補正パラメータは、ユーザーの指定により調整が可能であり、各LUTは、それに応じて変更される。
【0018】
図3は、メインデータとハイライトデータのレンジ合成処理と、合成によって生成された合成画像に対するハイライト圧縮処理とからなる合成プロセスの説明図である。CCDイメージセンサ70から取り込まれたメインデータMは、露光量がQ1で飽和するため、ダイナミックレンジDR1を持つ。他方、ハイライトデータHは、露光量Q1よりも多い露光量Q2で飽和する。このハイライトデータHによって、メインデータMによっては階調表現ができない高輝度域の階調が表現される。これらメインデータMとハイライトデータHとに基づいてレンジ合成処理が実行され、ダイナミックレンジDR1と比較して、広いダイナミックレンジDR2を持つ合成画像のデータ(合成データ)が得られる。
【0019】
この合成データGは、メインデータMの2倍の階調幅を持つので、このままでは、汎用に適さない。そこで、合成データの階調幅のうち、主として高輝度域を圧縮することにより、広ダイナミックレンジDR2を維持しながら所定の階調幅(例えば、1024)に圧縮するハイライト圧縮が行われる。これにより圧縮データCが得られる。この圧縮データCは、ホワイトバランス補正,彩度補正等の他の補正処理が実行されて、完成画像として出力される。
【0020】
図4は、ハイライト圧縮の際に使用される圧縮パラメータP0の例を示す。信号レベル(階調値)の最大値が「2046」から「1023」になるように、ゲインが「0.50」になっている。また、合成画像の低輝度域から中輝度域に相当する「0」〜「1023」付近までの部分は、階調値が2〜3割程度圧縮されるように、ゲインが「0.78」〜「0.80」に設定されている。この圧縮パラメータP0は、既定値として設定されているが、この圧縮パラメータは画質に大きく影響する。このため、ユーザーの好みに応じた画質が得られるように、この圧縮パラメータをユーザーが調節できるようにしている。
【0021】
また、ユーザーによっては、合成(レンジ合成+ハイライト圧縮)を行う場合に、合成とともに明るさを調整する場合がある。図5は、合成と同時に明るさ補正を行う場合の圧縮データの説明図である。図5(A)は、標準の圧縮パラメータP0を使用してハイライト圧縮を行った圧縮データC0に対して、明るさ補正で+1EVの増感補正をした場合の圧縮データC0+1EVを示す。図5(C)は、前記圧縮データC0に対して、明るさ補正で−1EVの減感補正をした場合の圧縮データC0−1EVを示す。これらのグラフから明らかなように、標準の圧縮パラメータP0を使用して明るさ補正を行うと、増感時には、高輝度域における出力信号レベルが、10bit幅の最大階調値「1023」を超えてしまういわゆる白飛びが発生して、せっかくレンジ合成をして高輝度域の階調を再現した効果が得られなくなってしまう。他方、減感時には、高輝度域が全体的に沈んでしまうという白沈みが発生してしまう。
【0022】
そこで、本発明では、合成と明るさ補正の両方を行う場合には、ユーザーによって指定された明るさ調整レベルに応じて圧縮パラメータを決定して、増感時の白飛びや減感時の白沈みが発生しないようにしている。図5(B)は、増感補正用の圧縮パラメータP1を使用してハイライト圧縮を行った圧縮データC1と、この圧縮データC1に対して+1EVの増感を行った圧縮データC1+1EVとを示す。図5(D)は、減感補正用の圧縮パラメータP2を使用してハイライト圧縮を行った圧縮データC2と、この圧縮データC2に対して−1EVの減感を行った圧縮データC2−1EVとを示す。図6は、増感補正用の圧縮パラメータP1と、減感補正用の圧縮パラメータP2の例を示す。
【0023】
図6の表と、図5(B)のグラフからわかるように、増感用の圧縮パラメータP1では、出力信号レベルの最大値が、明るさ補正によって増感された時に、最大階調値「1023」となるように、その階調値のゲインが「0.25」に設定される。この圧縮パラメータP1を使用してレンジ合成及びハイライト圧縮が実行されると、圧縮データC1が得られる。そして、この圧縮データC1に対して、+1EVの増感補正が行われて、圧縮データC1+1EVが得られる。圧縮データC1+1EVでは、低輝度域から中輝度域においては、標準のパラメータを使用した圧縮データC0と比較して明るさが増感されるとともに、高輝度域における白飛びもない。
【0024】
他方、図5(D)のグラフからわかるように、減感用の圧縮パラメータP2では、出力信号レベルの最大値が、明るさ補正によって減感された時に、最大階調値「1023」となるように、その階調値のゲインが「1」に設定される。この圧縮パラメータP2を使用してレンジ合成及びハイライト圧縮が実行されると、圧縮データC2が得られる。そして、この圧縮データC2に対して、−1EVの減感補正が行われて、圧縮データC2−1EVが得られる。圧縮データC2−1EVでは、低輝度域から中輝度域においては、標準のパラメータを使用した圧縮データC0と比較して減感されるとともに、高輝度域における白沈みもなくなる。
【0025】
図6では、明るさ補正用のパラメータとして、±1EVの補正をそれぞれ行う増感及び減感補正用のパラメータを1つずつ示したが、明るさの補正レベル(調整値)としては、これ以外に様々のレベルが想定されるので、それに応じた多数の圧縮パラメータが用意されており、それらは明るさLUT28a内に格納される。もちろんパラメータをLUTの形式に格納して補正を行う例で説明しているが、関数式その他によって補正を行うようにしてもよい。
【0026】
図7に示すように、CCD−RAWアプリケーション26は、モニタ14に表示された操作画面31を通じて各種の操作指示を受け付けるGUI(Graphical User Interface)を採用している。操作画面31は、画像表示領域32と調整部表示領域33とからなる。画像表示領域32には、選択された画像ファイルのプレビュー画像34が表示される。CCD−RAWアプリケーション26は、所望の画像ファイルを選択した状態で起動される。CCD−RAWアプリケーション26が起動されると、このアプリケーション26に含まれる各処理ステップをCPU21が実行する。CPU21は、CCD−RAWアプリケーション26が起動した直後に処理条件(補正パラメータ)の既定値を設定するとともに、操作画面31をモニタ14に表示する。
【0027】
調整部表示領域33には、ホワイトバランス補正,彩度補正,シャープネス補正,ハイライト圧縮,明るさ補正の各処理条件を指定するための各調整部36,37,38,39,40が設けられている。各調整部36〜40には、目盛とその目盛上を移動するスライダ36a〜40aが設けられている。ポインタ41を、各スライダ36a〜40aに合わせて、それぞれを目盛方向にドラッグすることにより各補正処理の補正レベルが調整される。スライダー39aを初期位置(中央)から左右方向(「弱」または「強」方向)に移動すると、ハイライト圧縮の圧縮パラメータの既定値が変更される。また、スライダー39aを初期位置(中央)から移動しない場合には、圧縮パラメータの既定値は変更されないが、その場合であっても、明るさ補正のスライダー40aが初期位置(中央)から移動されて、明るさ補正レベルが調整されると、その補正レベルに応じて、上述したように、増感用又は減感用の圧縮パラメータに変更される。
【0028】
各調整部36〜40を通じて処理条件が変更されると、その処理条件がリアルタイムで適用されて、プレビュー画像34が更新される。こうすることで、ユーザーによって指定される処理条件の結果が予め確認できるようにしている。また、画像表示領域32の下には、処理条件を確定する決定ボタン43と、処理条件を既定値に戻すためのキャンセルボタン44とが設けられている。決定ボタン43をマウス17でクリック操作すると、ユーザーによって指定された補正レベルが確定される。処理条件が確定されると、CPU21は、確定された処理条件に基づいて、本画像データに対して画像処理を実行して、完成画像をデータストレージ23に出力する。
【0029】
以下、上記構成による作用について、図8のフローチャートを参照しながら説明する。デジタルカメラ10のCCD−RAW記録モードで記録された画像ファイルを選択して起動指示が与えられると、CCD−RAWアプリケーション26が起動する。CCD−RAWアプリケーション26が起動されると、CPU21は、CCD−RAWアプリケーション26の各処理ステップを実行する。CPU21は、起動直後に、データストレージ23からLUT28を読み出して、処理条件の既定値を設定するとともに、モニタ14に操作画面31を表示する。プレビュー画像34は、設定された処理条件の既定値に基づいて生成される。
【0030】
ユーザーは、プレビュー画像34を見ながら、マウス17を通じて各調整部36〜40を操作して、所望の処理条件を指定する。CPU21は、処理条件が調整されると、ユーザーの指定に応じて処理条件の既定値を変更し、変更した補正パラメータに基づいてプレビュー画像34を更新する。このように処理条件がプレビュー画像34に反映されるので、調整がしやすい。CPU21は、処理条件の調整の際に、圧縮処理条件の調整がなされた場合には、それに応じて圧縮パラメータに変更を加える。このように、ユーザーの指定に応じて、圧縮パラメータを変更できるようにしたから、ユーザーの意図をより正確に完成画像に反映することができる。
【0031】
また、明るさの調整が行われた場合には、ユーザーが指定した明るさの調整値に応じて、圧縮パラメータを決定する。このため、増感時に、高輝度域に白飛びが発生したり、減感時に白沈みが発生することがない。このように、ユーザーによって指定された明るさ補正レベルに応じて圧縮パラメータを決定するようにしたから、ユーザーが直感的に、明るさ調整を行っても、画質が劣化してしまうようなことはなく、処理条件の調整を簡単に行うことができる。
【0032】
調整が終了した場合には、決定ボタン43をマウス17でクリックする。これにより調整した処理条件が確定する。CPU21は、確定した処理条件に基づいて、画像処理を実行する。画像処理が実行されて生成された完成画像は、データストレージ23に出力される。
【0033】
上記実施形態では、画像処理プログラムをコンピュータにインストールした形態で説明しているが、本発明の画像処理方法は、この形態に限られず、例えば、専用の画像処理装置によって実現したり、また、画像処理プログラムをデジタルカメラ本体に組み込んで、デジタルカメラで実現するなど、種々の形態に適用可能である。
【0034】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明は、低輝度域から中輝度域までの階調を表現するメインデータと、このメインデータでは表現できない高輝度域の階調を表現するハイライトデータとの2種類のデータに基づいて広いダイナミックレンジを持つ合成画像を生成する画像処理を行う際に、生成された前記合成画像の主として高輝度域の階調幅を圧縮して、前記合成画像の全階調幅を所定の階調幅に収めるハイライト圧縮処理を実行して完成画像を生成するハイライト圧縮ステップと、前記ハイライト圧縮処理を実行する前に、前記ハイライト圧縮処理の強弱レベルをユーザーに指定させるための第1調整部を含む操作画面をモニタに表示させる操作画面表示ステップと、前記合成画像の低輝度域から高輝度域に至る全階調域の中でどの輝度域をどの程度圧縮するかを定めた複数種類の圧縮パラメータの中から、前記第1調整部によって指定された前記強弱レベルに応じた前記圧縮パラメータを設定することで、前記ハイライト圧縮処理の処理条件を設定する処理条件設定ステップとを含み、前記処理条件設定ステップで設定された処理条件に基づいて前記ハイライト圧縮ステップを実行させるようにしたから、完成画像に、ユーザーの意図を正確に反映することができる。
【0035】
さらに、前記処理条件設定ステップにおいて設定された処理条件に応じたプレビュー画像を前記モニタに表示するようにしたから、処理条件の調整がしやすい。
【0036】
また、前記操作画面には、前記第1調整部に加えて、明るさ補正の補正レベルをユーザーに指定させるための第2調整部が含まれており、前記処理条件設定ステップにおいて、前記第2調整部によって指定された補正レベルに応じて、前記圧縮パラメータが設定されるようにしたから、ユーザーによる処理条件の調整の自由度を増加させつつも、その調整を簡単にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】CCD−RAWデータの再生方法の説明図である。
【図2】CCD−RAWアプリケーションとそれがインストールされたパーソナルコンピュータの構成図である。
【図3】メインデータとハイライトデータの画像合成プロセスの説明図である。
【図4】圧縮パラメータの例である。
【図5】レンジ合成とともに明るさ補正を行った圧縮データの説明図である。
【図6】レンジ合成とともに明るさ補正を行う場合の圧縮パラメータの例である。
【図7】CCD−RAWアプリケーションの操作画面の例である。
【図8】CCD−RAWアプリケーションを使用してCCD−RAWデータから完成画像を生成する手順を示すフローチャートである。
【図9】広いダイナミックレンジを持つ画像を生成可能なCCDイメージセンサの説明図である。
【符号の説明】
10 デジタルカメラ
11 ストレージメディア
12 パーソナルコンピュータ
26 CCD−RAWアプリケーション
28 LUT
31 操作画面
Claims (3)
- 低輝度域から中輝度域までの階調を表現するメインデータと、このメインデータでは表現できない高輝度域の階調を表現するハイライトデータとの2種類のデータに基づいてレンジ合成処理を実行し広いダイナミックレンジを持つ合成画像を生成するレンジ合成ステップと、
生成された前記合成画像の主として高輝度域の階調幅を圧縮して、前記合成画像の全階調幅を所定の階調幅に収めるハイライト圧縮処理を実行して完成画像を生成するハイライト圧縮ステップと、
前記ハイライト圧縮処理を実行する前に、前記ハイライト圧縮処理の強弱レベルをユーザーに指定させるための第1調整部及び明るさ補正の補正レベルをユーザーに指定させるための第2調整部を含む操作画面をモニタに表示させる操作画面表示ステップと、
前記合成画像の低輝度域から高輝度域に至る全階調域の中でどの輝度域をどの程度圧縮するかを定めた複数種類の圧縮パラメータの中から、前記第1調整部によって指定された前記強弱レベル及び前記第2調整部によって指定された補正レベルに応じた前記圧縮パラメータを設定することで、前記ハイライト圧縮処理の処理条件を設定する処理条件設定ステップとを含み、
前記処理条件設定ステップで設定された処理条件に基づいて、前記モニタにプレビュー画像を表示するとともに前記ハイライト圧縮ステップを実行させることを特徴とするコンピュータに処理を実行させる画像処理プログラム。 - 低輝度域から中輝度域までの階調を表現するメインデータと、このメインデータでは表現できない高輝度域の階調を表現するハイライトデータとの2種類のデータに基づいてレンジ合成処理を実行し広いダイナミックレンジを持つ合成画像を生成するレンジ合成ステップと、
生成された前記合成画像の主として高輝度域の階調幅を圧縮して、前記合成画像の全階調幅を所定の階調幅に収めるハイライト圧縮処理を実行して完成画像を生成するハイライト圧縮ステップと、
前記ハイライト圧縮処理を実行する前に、前記ハイライト圧縮処理の強弱レベルをユーザーに指定させるための第1調整部及び明るさ補正の補正レベルをユーザーに指定させるための第2調整部を含む操作画面をモニタに表示させる操作画面表示ステップと、
前記合成画像の低輝度域から高輝度域に至る全階調域の中でどの輝度域をどの程度圧縮するかを定めた複数種類の圧縮パラメータの中から、前記第1調整部によって指定された前記強弱レベル及び前記第2調整部によって指定された補正レベルに応じた前記圧縮パラメータを設定することで、前記ハイライト圧縮処理の処理条件を設定する処理条件設定ステップとを含み、
前記処理条件設定ステップで設定された処理条件に基づいて、前記モニタにプレビュー画像を表示するとともに前記ハイライト圧縮ステップを実行させることを特徴とする画像処理方法。 - 低輝度域から中輝度域までの階調を表現するメインデータと、このメインデータでは表現できない高輝度域の階調を表現するハイライトデータとの2種類のデータに基づいてレンジ合成処理を実行し広いダイナミックレンジを持つ合成画像を生成するレンジ合成部と、
生成された前記合成画像の主として高輝度域の階調幅を圧縮して、前記合成画像の全階調幅を所定の階調幅に収めるハイライト圧縮処理を実行して完成画像を生成するハイライト圧縮部と、
前記ハイライト圧縮処理の強弱レベルをユーザーに指定させるための第1調整部及び明るさ補正の補正レベルをユーザーに指定させるための第2調整部を含む操作画面を表示するモニタと、
前記合成画像の低輝度域から高輝度域に至る全階調域の中でどの輝度域をどの程度圧縮するかを定めた複数種類の圧縮パラメータの中から、前記第1調整部によって指定された前記強弱レベル及び前記第2調整部によって指定された補正レベルに応じた前記圧縮パラメータを設定することで、前記ハイライト圧縮処理の処理条件を設定する処理条件設定部とを備えており、
前記ハイライト圧縮部は、前記処理条件設定部で設定された処理条件に基づいて、前記モニタにプレビュー画像を表示するとともに前記ハイライト圧縮処理を実行することを特徴とする画像処理装置。
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