JP4142832B2

JP4142832B2 - Continuous powder temperature controller

Info

Publication number: JP4142832B2
Application number: JP32552899A
Authority: JP
Inventors: 雅昭野坂; 彦一勝村
Original assignee: Matsui Manufacturing Co Ltd
Current assignee: Matsui Manufacturing Co Ltd
Priority date: 1999-11-16
Filing date: 1999-11-16
Publication date: 2008-09-03
Anticipated expiration: 2019-11-16
Also published as: JP2001138331A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、プラスチックなどの射出成形機に供給するプラスチックペレット等の粉粒体を、短時間で連続的に必要な温度に加熱あるいは冷却する連続式粉粒体温度制御装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
図４は、粉粒体の温度を短時間で連続的に必要な温度に制御、つまり加熱あるいは冷却する連続式粉粒体温度制御装置の一例を示している。この装置は、本出願人が、特開平１１−２３０６７０号公報において提案しているものの要部を抽出したものである。
【０００３】
この連続式粉粒体温度制御装置Ａ０は、粉粒体ｍの温度制御用気体を送風する送風ブロア１、温度制御用気体を所定温度にするヒータ２、粉粒体ｍを連続流動的に温度制御するための連続式流動層を用いた温度制御槽３、用済み気体の微小浮遊粒子を収集する排気フィルタ４、温度制御槽３から排出され次工程に供給される粉粒体ｍが、その排出部付近に滞留する量を検知するためのレベル計９、レベル計９からの信号に応じて、フィーダの運転を高速、あるいは低速に切換制御するインバータ１０、温度制御槽３に粉粒体ｍを供給するフィーダ１１、用済み空気を還流させる排気ダクト１２を備えている。
【０００４】
温度制御槽３は、多段式であって、その槽は、仕切板３４及び排出セキ３５によって仕切られて４つの槽、第１制御槽３ａ、第２制御槽３ｂ、第３制御槽３ｃ、排出槽３ｄに分かれている。温度制御用空気を通過させて粉粒体に吹き込ませるようにする流動床３３は、第１制御槽３ａから第３制御槽３ｃの方向に、また、重力の方向に傾斜している。
【０００５】
仕切板３４は、この流動床３３との間に間隙を設けて設置され、一方、排出セキ３５の下部は、開閉可能な排出ダンパ３６となっており、これを閉じたときには、流動床３３との間隙はなくなり、開いたときには、流動床３３との間に大きな開口部を生じるようになっており、必要に応じて温度制御槽３に残留している粉粒体ｍを全量排出することができる。また、仕切板３４の上部は、温度制御槽の高さの半分程度の位置まで達しているが、排出セキ３５の上部は、それに比べ、低い位置となっている。
【０００６】
この傾斜流動床３３には、それぞれの制御槽３ａ〜３ｃに合わせて区分され、それぞれに風量調整弁３２を設けた送風口３１を介して、ヒータ２で所定の温度にされた空気が送り込まれ、それぞれの制御槽３ａ〜３ｃ内の粉粒体ｍに温度制御用空気として吹き込まれるようになっている。
【０００７】
このような構成の連続式粉粒体温度制御装置Ａ０においては、レベル計９が粉粒体なしの信号を送り出している時にはフィーダ１１は運転し、粉粒体ｍは、温度制御槽３に連続供給され、温度制御槽３からは、温度制御された粉粒体ｍが次工程に連続的に排出供給される。
【０００８】
フィーダ１１によって温度制御槽３内に供給された粉粒体ｍは、流動床３３部分で温度制御用空気と激しく接触し、流動層となって温度制御用空気と熱交換しながら、制御槽３ａ〜３ｃ内を浮遊しつつ、順に第１制御槽３ａ、第２制御槽３ｂ、第３制御槽３ｃと移動して行き、排出槽３ｄから排出される。粉粒体ｍは、第１制御槽３ａと第２制御槽３ｂとの間、第２制御槽３ｂと第３制御槽３ｃとの間では、仕切板３４の下の間隙を通り、流動床３３の傾きの作用もあって、順にとなりの制御槽へと移動していく。
【０００９】
この場合、粉粒体ｍは、それぞれの制御槽３ａ〜３ｃ内で、それぞれ風量調節された温度制御用空気を送風口３１から受けて浮遊するが、第１制御槽３ａ、第２制御槽３ｂへの風量は低い目に設定されており、また仕切板３４の上部も高いものとなっているので、粉粒体ｍが、仕切板３４の上部を越えて、となりの制御槽、あるいは排出槽３ｄへ移動することはない。
【００１０】
一方、第３制御槽３ｃへの風量は多い目に設定されており、また、排出セキ３５の上部は、仕切板３４の上部より低く設定されており、通常は、すべての粉粒体ｍは、第３制御槽３ｃから排出槽３ｄへ移動する際には、排出セキ３５を越えて移動するようになっている。
【００１１】
こうして、全ての粉粒体ｍは、所定の温度制御を各制御槽３ａ〜３ｃで順に万遍なく受けてから排出されるようになっている。また、温度制御を多段に分けているので、制御効率がよい。加えて、制御対象の粉粒体が流動層となり、小さい量単位となるので、制御時間が短くなり、連続的に供給され排出されるので、高温維持時間が短くなる。また、いわゆる、ショートカットや、異常滞留もさける事ができ、さらに、局部加熱や局部冷却も避けることができ、粉粒体を理想的な状態で、短時間連続加熱することができた。
【００１２】
また、温度制御槽３の上部には、温度制御に使用された用済み空気を排気し、粉粒体の浮遊粒子を捕集するための排気部３７が設けられ、排気部３７には、排気バッフル３８と排気口３９が有る。排気バッフル３８は、用済みの空気に含まれている非気体成分、例えば、粉粒体の浮遊粒子などを、トラップなどを用いて分級して捕集し、大きい粒子などは、再利用することができるようにしたものである。
【００１３】
したがって、排気口３９から排気ダクト１２を通って送風ブロア１に貫流する排気から浮遊粒子などを除去するための排気フィルタ４は、すぐに目詰まりすることがなく、清掃、交換の回数が減り、保守性が向上していた。また、大きい粒子は再利用されるので、資源活用の点でも優れていた。
【００１４】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この連続式粉粒体温度制御装置Ａ０は、温度制御槽３のそれぞれの制御槽３ａ〜３ｃの断面積は流動床３３部分から、仕切板３４の上部付近の流動槽部分まで同一のものとなっていた。
【００１５】
一方、出願人の実験によれば、この制御槽３ａ〜３ｃ内の温度制御用空気の流速が２．０ｍ／ｓ前後となる場合に、適当な熱交換効率が得られることが解ったが、これに対し、この流速では、流動床３３付近の粉粒体ｍを浮遊、流動させ、粉粒体ｍ、特にプラスチックペレットを熱交換させると同時に、温度制御槽３の供給側の制御槽３ａから、排出側の排出槽３ｄへ所定の能力で搬送することができず、流動床３３付近では、温度制御用空気の流速を大きくする必要があることも解った。
【００１６】
したがって、この連続式粉粒体温度制御装置Ａ０では、流動床３３付近の温度制御用空気の流速を、粉粒体の流動を引き起こす程度に大きくすれば、その上部の制御槽３ａ〜３ｃ部分では、最適な熱交換効率が得られる流速を超え、エネルギ消費も増え、かつ、制御槽３ａ〜３ｃの高さを高くする必要も生じ、コストアップとなり、逆に、制御槽３ａ〜３ｃでの熱交換効率が得られる流速を考慮して供給する温度制御用空気の空気流速を調整すれば、粉粒体ｍの十分な流動が得られない、という二律背反の問題を生じていた。
【００１７】
また、この連続式粉粒体温度制御装置Ａ０では、流動床３３は、温度制御用空気を粉粒体ｍに吹き込むために、粉粒体ｍの大きさより小さい孔が多数形成されているが、この孔のために、粉粒体ｍの微細粒子が、送風口３１側に落下し、蓄積するという問題が発生していた。
【００１８】
本発明は上記の問題点に鑑みて提案されたもので、装置全体を大型化することなく、粉粒体の流動を適度に維持し、かつ、熱交換効率も高くすることができ、また、送風口への微細粒子の蓄積の問題が生じず、保守性のよい連続式粉粒体温度制御装置を提供することを目的としている。
【００１９】
【課題を解決するための手段】
請求項１に記載の連続式粉粒体温度制御装置は、粉粒体が連続的に供給され排出される温度制御槽に、所定温度の気体を吹き込むことによって、成形機などに排出供給される粉粒体の温度を制御する連続式粉粒体温度制御装置であって、
前記温度制御槽は、連続式流動槽で構成され、この連続式流動槽の流動床部分の断面積を、この連続式流動槽の流動槽部分の断面積に対して、前記流動槽部分での熱交換効率が最大となる気体流速の時に、前記流動床部分の気体流速が粉粒体の流動を維持させるような流速となるように構成したことを特徴とする。
【００２０】
ここで、連続式粉粒体温度制御装置とは、温度制御槽に粉粒体の供給を連続的に受け、その供給を受けた粉粒体の流れを、少量単位で捉え、途切れ無く所定温度の気体を吹き込み、粉粒体を所定温度にしてから、後工程に供給するものをいい、粉粒体を加熱する場合だけでなく、冷却する場合も含むものである。
【００２１】
この装置は、連続式流動槽で構成された温度制御槽の、流動床部分の断面積と流動槽部分の断面積とを、それぞれの部分で、粉粒体を加熱あるいは冷却する温度制御用空気の流速が最適となるように調整したものである。つまり、管路を通過していく空気の流速は、同じ風量で供給される場合、その管路の断面積に反比例して大きくなるという原理を基に、流動槽部分の断面積を、その部分での熱交換効率が最大となる気体流速としたときに、流動床部分の断面積を、その部分で粉粒体の流動が引き起こされ、維持されるような気体流速となるようにしたものである。このようにすることによって、上記の二律背反の問題を解決することができ、エネルギーの無駄な消費もなく、温度制御槽を高くすることもなく、装置を従来通りコンパクトなものとすることができる。
【００２２】
この場合、後述するように、粉粒体がプラスチックペレットの場合、温度制御槽の流動槽部分の流速に対し、流動床部分の流速は、３倍から４倍とするのが、妥当であるので、流動床部分の断面積は流動槽部分の断面積に対して、１／３〜１／４とするのがよいが、この断面積比は、温度制御する粉粒体に対応して変化するものである。
【００２３】
この連続式粉粒体温度制御装置は、前記流動床部分の断面積が、前記流動槽部分の断面積の１／４倍から１／３倍であるように構成したことを特徴とする。
【００２４】
この装置は、上述した断面積比を具体的に規定したもので、この比率は、特に粉粒体としてプラスチックペレットを扱う場合に適している。
【００２５】
請求項２に記載の連続式粉粒体温度制御装置は、請求項１において、前記連続式流動槽の流動床の下部に、この流動床に所定温度の気体を供給する送風口とこの連続式流動槽で温度制御された粉粒体を排出する排出槽とを連通させる微細粒子回収隙間を設けたことを特徴とする。
【００２６】
この装置は、送風口に蓄積する粉粒体の微細粒子を回収する微細粒子回収隙間を、流動床の下部に、この送風口と温度制御槽の排出槽を連通させる形で設けたものである。したがって、所定温度の気体、つまり、温度制御用空気の送風に伴われて、送風口側に落下した微細粒子は、排出槽に順次排出され、送風口に微細粒子が蓄積することがなく、保守性が向上する。
【００２９】
請求項３に記載の連続式粉粒体温度制御装置は、請求項１または２において、前記連続式流動槽は、多段式床傾斜型の連続式流動槽である。
【００３０】
この装置は、連続式流動槽を、多段式床傾斜型に限定したものである。本発明の特徴は、流動槽の段数に関係なく、また、流動床が傾斜型であるか否かに関係なく適用され、同様の効果を発揮するものであるが、ここでは、その内容を特に限定したものであり、多段式としたことで、温度制御がより細やかにでき、また、床傾斜型としたことで、粉粒体の流動がよりスムーズになる。
【００３１】
請求項４に記載の連続式粉粒体温度制御装置は、請求項１〜３のいずれか１項において、前記連続式流動槽から排出される粉粒体の実温度を測定し、その実温度と目標温度との関係から、前記連続式流動槽に吹き込む気体の気体温度を自動的に制御して、粉粒体を前記目標温度にするようにしたことを特徴とする。
【００３２】
この装置は、粉粒体の温度制御方法を規定したもので、温度制御後の粉粒体の実温度を測定し、その実温度をフィードバックして、自動的に気体温度を制御することによって、目標温度を実現するようにしている点を特徴とする。粉粒体の流れを、少量単位で捉え、途切れ無く温度制御するため、制御効果の伝達が早く、その点を利用して、自動制御することによって、追随性の良い温度制御を実現したものである。
【００３３】
請求項５に記載の連続式粉粒体温度制御装置は、請求項１〜３のいずれか１項において、前記連続式流動槽から排出される粉粒体の実温度と前記連続式流動槽に吹き込む気体の気体温度とを測定し、これらの温度と目標温度との関係から、前記気体温度を自動的に制御して、粉粒体を前記目標温度にするようにしたことを特徴とする。
【００３４】
この装置は、粉粒体の温度制御方法を規定したもので、請求項４に加えて、さらに、粉粒体に吹き込む前の温度制御用空気の気体温度も考慮して温度制御をするので、温度制御される前の温度制御用空気、つまり、外気温度の変動に対しても、追従することでき、外気温度に左右されないで、粉粒体を正確に目標温度に制御することができる。
【００３５】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【００３６】
図１は、本発明の連続式粉粒体温度制御装置の一例の要部構成を示すもので、（ａ）はその縦断面図、（ｂ）は（ａ）のＺＺ断面図である。
【００３７】
この連続式粉粒体温度制御装置Ａ１の基本構成は、図４で説明した連続式粉粒体温度制御装置Ａ０と同様であり、同様の部分には、同じ符号を付して重複説明を省略する。つまり、連続式粉粒体温度制御装置Ａ１は、送風ブロア１、ヒータ２、排気フィルタ４、レベル計９、インバータ１０、フィーダ１１、排気ダクト１２を備えている。しかしながら、温度制御槽３Ａは、異なる構成となっている。
【００３８】
なお、この図１（ａ）は、温度制御槽３ＡのＺＺ断面を示すために用いたものであり、上記のうち、送風ブロア１、ヒータ２、排気フィルタ４、インバータ１０は記載を省略している。また、ここでは、温度制御用気体として空気を用いる場合を説明するが、これに限るものではない。
【００３９】
図１（ｂ）のＺＺ断面図に示すように、この連続式流動槽を用いた温度制御槽３Ａｂ（３Ａ）は、温度制御槽３に比べて、流動槽部分の断面の幅Ａと、流動床３３Ａの部分の幅ａが異なるように、つまり、それぞれの部分の断面積に関係する寸法のうち、幅寸法を異ならせて、流動槽部分の断面積と、流動床部分の断面積が異なるようにしている。
【００４０】
この幅Ａとａの関係は、流動槽部分で、温度制御用空気から浮遊流動している粉粒体への熱交換効率が最大となる流速のときに、流動床部分での流速が、粉粒体ｍを浮遊させ、流動を維持させるのに適正になるように定められ、具体例としては、粉粒体ｍがプラスチックペレットの場合には、Ａ：ａ＝１：０．２５〜０．３程度とするのがよい。このようにすると、流動槽部分で、熱交換効率が最大となる流速２．０ｍ／ｓ前後としたときに、流動床部分では、その断面積の小さい分だけ、３〜４倍の流速となり、粉粒体を好適に浮遊、流動させることができる。
【００４１】
このようにすると、温度制御用空気の流速を、流動床部分で適正なものにすると、上記の断面積比の関係から、流動槽部分での流速が、熱交換効率を最大となるようにすることができ、エネルギーの無駄な消費もなく、温度制御槽を高くすることもなく、装置を従来通りコンパクトなものとすることができる。
【００４２】
また、ここでは、温度制御槽３Ａの幅が全体にわたって流動床部分において小さくなるようにしているので、当然に、各々の第１制御槽３Ａａ、第２制御槽３Ａｂ、第３制御槽３Ａｃ、排出槽３Ａｄも同形状に幅が小さくなっており、これに伴い、流動床３３Ａの幅も小さくなっている。
【００４３】
さらに、このように温度制御槽３Ａの流動槽部分の幅Ａと流動床部分の幅ａの関係を形成するために、図示するように温度制御槽３Ａの壁面に勾配ｂを設けているが、この勾配ｂは、４５度から６０度程度が好ましい。また、ここでは、流動槽部分と流動床部分の面積の比率を変えるのに、幅だけを異ならせるようにしたが、これに限るものではない。
【００４４】
図１（ｂ）に示す微細粒子回収隙間３３ａについては、図２を用いて後述する。なお、温度制御槽３Ａのその他の点は、図４の温度制御槽３と同じであり、同様の効果を発揮するものである。また、この連続式粉粒体温度制御装置Ａ１にも、温度制御装置Ａ０と同様に、排気バッフル３８が設けられ同様の効果を発揮する。
【００４５】
図２（ａ）は、図１（ａ）の流動床部分の詳細図、（ｂ）は（ａ）の変形例を示す詳細図である。
【００４６】
本発明の連続式粉粒体温度制御装置Ａ１は、図２（ａ）に示すように、流動床３３Ａの下部に、この流動床３３Ａに所定温度の気体、つまり温度制御用空気を供給する送風口３１とこの連続式流動槽３Ａで温度制御された粉粒体ｍを排出する排出槽３Ａｄとを連通させる微細粒子回収隙間３３ａを更に設けたことを特徴とする。
【００４７】
このような隙間３３ａを設けると、流動床３３Ａの送風用の孔を通って落下してくる粉粒体ｍの微細粒子ｍｍは、送風口３１へ供給される温度制御用空気に吹き飛ばされ、順次、排出槽３Ａｄの方へ吹き寄せられ、最終的には、排出槽３Ａｄに吹き込まれて、温度制御されて排出される粉粒体ｍと共に、次工程に供給される。したがって、送風口３１には、微細粒子ｍｍは蓄積せず、装置Ａ１の運転を止めて蓄積された微細粒子ｍｍを掃除したりする必要もなくなり、装置の保守性も向上する。
【００４８】
図２（ｂ）の連続式粉粒体温度制御装置Ａ２は、図２（ａ）のものに比べて、流動床３３Ｂが傾斜しておらず、ほぼ水平に設けられている点が相違し、微細粒子回収隙間３３ｂも、この流動床３３Ｂに対応したものになっている。
【００４９】
このように流動床３３Ｂが傾斜していない場合でも、本発明の装置Ａ２によれば、粉粒体を流動させて、短時間で連続的に所定温度に温度制御することができ、また、隙間３３ｂも同様の効果を発揮する。また、この微細粒子回収隙間は、流動槽が、多段式でなく、単一の場合でも適用可能である。
【００５０】
さらに、図１で説明した温度制御槽の断面積を流動床部分と流動槽部分で異ならせる技術も、流動床が傾斜しているか否かに関わらず、また、流動槽が単一か、多段式かに関わらずに適用可能なものである。
【００５１】
図３は、本発明の連続式粉粒体温度制御装置の他例の全体構成を示す概略説明図であり、この図を用いて、本発明の他の特徴である温度制御用空気の温度の自動制御について説明する。
【００５２】
この連続式粉粒体温度制御装置Ａ３は、図１の装置Ａ１に比べ、さらに、温度制御槽３から排出され次工程に供給される粉粒体ｍの実温度を測る実温度センサ５、実温度センサ５で測定した実温度に基づき粉粒体の温度調節信号を発生する粉粒体温度調節器６、粉粒体ｍの温度制御用空気の気体温度を測る気体温度センサ７、気体温度センサ７で測定した気体温度と粉粒体温度調節器６からの信号に基づき、ヒータ２への制御信号を出力する気体温度調節器８を備えている。
【００５３】
この連続式粉粒体温度制御装置Ａ３においては、温度制御槽３から排出される粉粒体ｍの実温度と温度制御用空気の気体温度を測定して、その実温度と気体温度と粉粒体の目標温度との関係から、その気体温度を自動的に制御して、粉粒体をその目標温度にするようにしている。この場合、気体温度を用いずに、実温度だけで制御してもよい。
【００５４】
気体温度調節器８の気体温度の設定値は、基本的には比例制御を用いて、粉粒体温度調節器６に設定されている粉粒体目標温度と実温度センサ５の測定値との偏差によって決定される。一方、気体温度調節器８は気体温度を気体設定温度に一致させるように、同様の制御を行う。ただし、この場合は制御出力によりヒータを直接駆動する。
【００５５】
本発明の場合、上述したように制御対象が小量単位に捉えられる流動層なので、このような設定変更の効果がすぐに実温度に反映される。したがって、これを自動的にくり返し設定するようにしておくと、短い時間で、実温度が目標温度になるように自動制御され、その後は、目標温度の粉粒体ｍが次工程に連続的に排出供給される。
【００５６】
このようにしておくと、運転中に、温度制御槽３内を貫流する粉粒体ｍの量が変化したり、温度制御槽３に供給される乾燥された粉粒体ｍの温度が変化しても、気体温度調節器８の設定気体温度が自動修正され、温度制御槽３から次工程に排出供給される粉粒体ｍの実温度は、短時間で目標温度に維持され、環境変化に左右されずに、安定的に信頼性の高い温度制御をすることができる。
【００５７】
【発明の効果】
請求項１に記載の連続式粉粒体温度制御装置によれば、連続式流動槽で構成された温度制御槽の、流動床部分の断面積と流動槽部分の断面積とを、それぞれの部分で、粉粒体を加熱あるいは冷却する温度制御用空気の流速が最適となるように調整したので、粉粒体を適切に流動させながら、熱交換効率を最大のものとすることができ、エネルギーの無駄な消費もなく、温度制御槽を高くすることもなく、装置を従来通りコンパクトなものとすることができる。
【００５８】
この連続式粉粒体温度制御装置によれば、流動床部分と流動槽部分の断面積比を具体的に規定したもので、特に粉粒体としてプラスチックペレットを扱う場合に好適に上記効果を発揮する。
【００５９】
請求項２に記載の連続式粉粒体温度制御装置によれば、送風口に蓄積する粉粒体の微細粒子を回収する微細粒子回収隙間を、流動床の下部に、この送風口と温度制御槽の排出槽を連通させる形で設けたので、温度制御用空気の送風に伴われて、送風口側に落下した微細粒子は、排出槽に順次排出され、送風口に微細粒子が蓄積することがなく、保守性が向上する。
【００６１】
請求項３に記載の連続式粉粒体温度制御装置によれば、請求項１または２の効果に加え、流動槽を多段式としたことで、温度制御がより細やかにでき、また、床傾斜型としたことで、粉粒体の流動がよりスムーズになる。
【００６２】
請求項４に記載の連続式粉粒体温度制御装置によれば、請求項１〜３のいずれか１項の効果に加え、温度制御後の粉粒体の実温度を測定し、その実温度をフィードバックして、自動的に気体温度を制御することによって、目標温度を実現するようにしているおり、粉粒体の流れを、少量単位で捉え、途切れ無く温度制御するため、制御効果の伝達が早く、その点を利用して、自動制御することによって、追随性の良い温度制御を実現することができる。
【００６３】
請求項５に記載の連続式粉粒体温度制御装置によれば、請求項１〜３のいずれか１項の効果に加え、請求項４に加えて、さらに、粉粒体に吹き込む前の温度制御用空気の気体温度も考慮して温度制御をするので、温度制御される前の温度制御用空気、つまり、外気温度の変動に対しても、追従することでき、外気温度に左右されないで、粉粒体を正確に目標温度に制御することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の連続式粉粒体温度制御装置の一例の要部構成を示すもので、（ａ）はその縦断面図、（ｂ）は（ａ）のＺＺ断面図
【図２】（ａ）は、図１（ａ）の流動床部分の詳細図、（ｂ）は（ａ）の変形例を示す詳細図
【図３】本発明の連続式粉粒体温度制御装置の他例の全体構成を示す概略説明図
【図４】従来の連続式粉粒体温度制御装置の全体構成を示す概略説明図
【符号の説明】
Ａ１，Ａ２，Ａ３連続式粉粒体温度制御装置
ｍ粉粒体
ｍｍ微細粒子
１送風ブロア
２ヒータ
３Ａ温度制御槽
４排気フィルタ
５実温度センサ
６粉粒体温度調節器
７気体温度センサ
８気体温度調節器
３１送風口
３２風量調整弁
３３Ａ流動床
３３ａ微細粒子回収隙間[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a continuous powder temperature control apparatus for heating or cooling powder particles such as plastic pellets supplied to an injection molding machine such as plastic to a necessary temperature continuously in a short time.
[0002]
[Prior art]
FIG. 4 shows an example of a continuous granular material temperature control device that controls the temperature of granular material to a necessary temperature continuously in a short time, that is, heats or cools. This apparatus is obtained by extracting the main part of what is proposed by the present applicant in Japanese Patent Laid-Open No. 11-230670.
[0003]
The continuous powder temperature control device A0 has a blower 1 for blowing a temperature control gas for the powder m, a heater 2 for setting the temperature control gas to a predetermined temperature, and continuously temperature the powder m. A temperature control tank 3 using a continuous fluidized bed for controlling, an exhaust filter 4 for collecting fine suspended particles of used gas, and a granular material m discharged from the temperature control tank 3 and supplied to the next process, Level meter 9 for detecting the amount staying in the vicinity of the discharge unit, the inverter 10 for switching the operation of the feeder at high speed or low speed according to the signal from the level gauge 9, and the granular material m in the temperature control tank 3 And an exhaust duct 12 for recirculating used air.
[0004]
The temperature control tank 3 is a multistage type, and the tank is partitioned by a partition plate 34 and a discharge seal 35, and is divided into four tanks, a first control tank 3a, a second control tank 3b, a third control tank 3c, and a discharge. Divided into tank 3d. The fluidized bed 33 through which the temperature control air is passed and blown into the granular material is inclined in the direction from the first control tank 3a to the third control tank 3c and in the direction of gravity.
[0005]
The partition plate 34 is installed with a gap between it and the fluidized bed 33. On the other hand, the lower part of the discharge seal 35 is a discharge damper 36 that can be opened and closed. When the opening is opened, a large opening is formed between the fluidized bed 33 and the powder m remaining in the temperature control tank 3 can be discharged as needed. it can. Moreover, although the upper part of the partition plate 34 has reached the position of about half of the height of the temperature control tank, the upper part of the discharge sheet 35 is lower than that.
[0006]
The inclined fluidized bed 33 is divided in accordance with the respective control tanks 3a to 3c, and air that has been heated to a predetermined temperature by the heater 2 is fed into the inclined fluidized bed 33 through the air blowing ports 31 provided with the air volume adjusting valves 32 respectively. The powder m in each of the control tanks 3a to 3c is blown as temperature control air.
[0007]
In the continuous granular material temperature control apparatus A0 having such a configuration, the feeder 11 is operated when the level meter 9 is sending a signal indicating no granular material, and the granular material m continues to the temperature control tank 3. From the temperature control tank 3, the temperature-controlled granular material m is continuously discharged and supplied to the next process.
[0008]
The granular material m supplied into the temperature control tank 3 by the feeder 11 is in vigorous contact with the temperature control air in the fluidized bed 33 portion, becomes a fluidized bed, exchanges heat with the temperature control air, and controls the control tank 3a. While moving through ~ 3c, the first control tank 3a, the second control tank 3b, and the third control tank 3c are sequentially moved to be discharged from the discharge tank 3d. The granular material m passes through the gap below the partition plate 34 between the first control tank 3a and the second control tank 3b, and between the second control tank 3b and the third control tank 3c, and the fluidized bed 33. There is also the effect of the inclination of, and it moves to the next control tank in order.
[0009]
In this case, although the granular material m receives the air for temperature control in which the air volume is adjusted from the air blowing port 31 in each of the control tanks 3a to 3c and floats, the first control tank 3a and the second control tank 3b. The air volume is set to a low value and the upper part of the partition plate 34 is also high, so that the granular material m exceeds the upper part of the partition plate 34 and the adjacent control tank or discharge tank. It does not move to 3d.
[0010]
On the other hand, the amount of air flow to the third control tank 3c is set to be large, and the upper portion of the discharge seal 35 is set lower than the upper portion of the partition plate 34. When moving from the third control tank 3c to the discharge tank 3d, it moves beyond the discharge thread 35.
[0011]
In this way, all the granular material m is discharged after receiving predetermined temperature control uniformly in each control tank 3a-3c in order. Further, since the temperature control is divided into multiple stages, the control efficiency is good. In addition, since the granular material to be controlled becomes a fluidized bed and becomes a small quantity unit, the control time is shortened, and since it is continuously supplied and discharged, the high temperature maintenance time is shortened. In addition, so-called shortcuts and abnormal stagnation can be avoided, and further, local heating and local cooling can be avoided, and the granular material can be continuously heated in an ideal state for a short time.
[0012]
In addition, an exhaust part 37 for exhausting used air used for temperature control and collecting floating particles in the granular material is provided at the upper part of the temperature control tank 3. There are a baffle 38 and an exhaust port 39. The exhaust baffle 38 classifies and collects non-gaseous components contained in the used air, for example, suspended particles in a granular material using a trap, and reuses large particles. It is made to be able to.
[0013]
Therefore, the exhaust filter 4 for removing suspended particles or the like from the exhaust gas flowing from the exhaust port 39 through the exhaust duct 12 to the blower blower 1 is not clogged immediately, and the number of cleaning and replacement is reduced. Maintainability was improved. In addition, since large particles are reused, they are excellent in terms of resource utilization.
[0014]
[Problems to be solved by the invention]
However, in this continuous powder temperature control device A0, the cross-sectional area of each of the control tanks 3a to 3c of the temperature control tank 3 is the same from the fluidized bed 33 part to the fluidized tank part near the upper part of the partition plate 34. It was.
[0015]
On the other hand, according to the experiment by the applicant, it has been found that when the flow rate of the temperature control air in the control tanks 3a to 3c is around 2.0 m / s, an appropriate heat exchange efficiency can be obtained. On the other hand, at this flow velocity, the granular material m in the vicinity of the fluidized bed 33 is floated and fluidized, and the granular material m, particularly the plastic pellets, is subjected to heat exchange and at the same time from the control tank 3a on the supply side of the temperature control tank 3. It has also been found that it is not possible to convey to the discharge tank 3d on the discharge side with a predetermined capacity, and it is necessary to increase the flow rate of the temperature control air in the vicinity of the fluidized bed 33.
[0016]
Therefore, in this continuous powder temperature control device A0, if the flow rate of the temperature control air in the vicinity of the fluidized bed 33 is increased to the extent that the flow of the powder particles is caused, in the control tanks 3a to 3c in the upper part thereof , Exceeding the flow rate at which optimum heat exchange efficiency can be obtained, increasing energy consumption, and increasing the height of the control tanks 3a to 3c, increasing the cost, and conversely the heat in the control tanks 3a to 3c If the air flow rate of the temperature control air to be supplied is adjusted in consideration of the flow rate at which the exchange efficiency can be obtained, there is a trade-off problem that a sufficient flow of the granular material m cannot be obtained.
[0017]
Further, in this continuous powder temperature control device A0, the fluidized bed 33 is formed with a large number of holes smaller than the size of the powder m in order to blow temperature control air into the powder m. Due to this hole, there has been a problem that fine particles of the granular material m drop and accumulate on the air blowing port 31 side.
[0018]
The present invention has been proposed in view of the above-described problems, and can appropriately maintain the flow of the granular material without increasing the size of the entire apparatus, and can also increase the heat exchange efficiency. It is an object of the present invention to provide a continuous powder temperature control device having good maintainability without causing a problem of accumulation of fine particles in the air outlet.
[0019]
[Means for Solving the Problems]
The continuous particle temperature control apparatus according to claim 1 is discharged and supplied to a molding machine or the like by blowing a gas at a predetermined temperature into a temperature control tank in which the particles are continuously supplied and discharged. A continuous powder temperature control device for controlling the temperature of the powder,
The temperature control tank is composed of a continuous fluidized tank, and the sectional area of the fluidized bed part of the continuous fluidized tank is set to be equal to the sectional area of the fluidized tank part of the continuous fluidized tank. The gas flow rate at which the heat exchange efficiency is maximized is configured such that the gas flow rate in the fluidized bed portion is a flow rate that maintains the flow of the granular material.
[0020]
Here, the continuous powder temperature control device is a continuous supply of powder to the temperature control tank, captures the flow of the supplied powder in small units, and has a predetermined temperature without interruption. The gas is blown to a predetermined temperature and then supplied to the subsequent process, and includes not only the case where the powder is heated but also the case where it is cooled.
[0021]
This device is a temperature-controlling air that heats or cools a granular material in each of the cross-sectional area of the fluidized bed part and the cross-sectional area of the fluidized tank part of a temperature control tank constituted by a continuous fluidized tank. It was adjusted so that the flow velocity of was optimal. That is, based on the principle that the flow velocity of air passing through the pipeline increases in inverse proportion to the cross-sectional area of the pipeline when supplied with the same air volume, When the gas flow rate at which the heat exchange efficiency in the gas is maximized, the cross-sectional area of the fluidized bed is such that the flow rate of the granular material is caused and maintained in that part. is there. By doing so, the above-mentioned trade-off problem can be solved, the energy consumption is not wasted, the temperature control tank is not increased, and the apparatus can be made compact as before.
[0022]
In this case, as will be described later, when the powder is a plastic pellet, it is appropriate that the flow rate of the fluidized bed part is 3 to 4 times the flow rate of the fluidized tank part of the temperature control tank. The cross-sectional area of the fluidized bed portion is preferably 1/3 to 1/4 with respect to the cross-sectional area of the fluidized tank portion, but this cross-sectional area ratio changes corresponding to the granular material to be temperature controlled. Is.
[0023]
This continuous granular material temperature control device is characterized in that the cross-sectional area of the fluidized bed portion is configured to be ¼ to ３ times the cross-sectional area of the fluidized tank portion.
[0024]
This apparatus specifically defines the above-described cross-sectional area ratio, and this ratio is particularly suitable when plastic pellets are handled as powder particles.
[0025]
The continuous powder body temperature control device according to claim 2 is the continuous powder body temperature control device according to claim 1, wherein the continuous port is provided with a blower port for supplying a gas having a predetermined temperature to the lower part of the fluidized bed of the continuous fluidized tank. It is characterized by providing a fine particle recovery gap that communicates with a discharge tank that discharges the temperature-controlled powder granules.
[0026]
This device is provided with a fine particle collection gap for collecting fine particles of the granular material accumulated in the air outlet in a form in which the air outlet and the discharge tank of the temperature control tank are communicated with each other at the lower part of the fluidized bed. . Therefore, the fine particles that have fallen to the air outlet side due to the blowing of the gas at the predetermined temperature, that is, the air for temperature control, are sequentially discharged to the discharge tank, so that the fine particles do not accumulate in the air outlet and maintain. Improves.
[0029]
According to a third aspect of the present invention, there is provided the continuous powder body temperature control device according to the first or second aspect , wherein the continuous fluid tank is a multi-stage bed inclined continuous fluid tank.
[0030]
In this apparatus, the continuous fluid tank is limited to a multi-stage floor inclined type. The feature of the present invention is applied regardless of the number of stages of the fluidized tank and regardless of whether the fluidized bed is inclined or not, and exhibits the same effect. By limiting to the multi-stage type, the temperature control can be made finer, and by using the floor inclined type, the flow of the granular material becomes smoother.
[0031]
Continuous granular body temperature control device according to claim 4, in any one of claims 1 to 3 were measured actual temperature of the particulate material discharged from the continuous fluidized tank, and the actual temperature From the relationship with the target temperature, the gas temperature of the gas blown into the continuous fluid tank is automatically controlled so that the granular material is set to the target temperature.
[0032]
This device regulates the temperature control method of the granular material. It measures the actual temperature of the granular material after temperature control, feeds back the actual temperature, and automatically controls the gas temperature. It is characterized by realizing temperature. Since the flow of powder is captured in small units and the temperature is controlled without interruption, the control effect is transmitted quickly, and automatic control using this point realizes temperature control with good tracking. is there.
[0033]
Continuous granular body temperature control device according to claim 5, in any one of claims 1 to 3 in the continuous fluidized tank and the actual temperature of the the particulate material discharged from the continuous fluidized tank The gas temperature of the gas to be blown is measured, and the gas temperature is automatically controlled based on the relationship between these temperatures and the target temperature, so that the granular material is set to the target temperature.
[0034]
This device defines the temperature control method of the granular material, and in addition to claim 4 , the temperature is controlled in consideration of the gas temperature of the temperature control air before blowing into the granular material. It is possible to follow the temperature control air before the temperature control, that is, the fluctuation of the outside air temperature, and it is possible to accurately control the granular material to the target temperature without being influenced by the outside air temperature.
[0035]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings.
[0036]
FIG. 1 shows the configuration of the main part of an example of the continuous powder particle temperature control apparatus of the present invention, wherein (a) is a longitudinal sectional view thereof, and (b) is a ZZ sectional view of (a).
[0037]
The basic configuration of the continuous powder temperature control device A1 is the same as that of the continuous powder temperature control device A0 described with reference to FIG. 4, and the same parts are denoted by the same reference numerals and redundant description is omitted. To do. That is, the continuous powder temperature control device A1 includes the blower blower 1, the heater 2, the exhaust filter 4, the level meter 9, the inverter 10, the feeder 11, and the exhaust duct 12. However, the temperature control tank 3A has a different configuration.
[0038]
FIG. 1A is used to show the ZZ cross section of the temperature control tank 3A. Among the above, the blower blower 1, the heater 2, the exhaust filter 4, and the inverter 10 are omitted. Yes. Here, the case where air is used as the temperature control gas will be described, but the present invention is not limited to this.
[0039]
As shown in the ZZ cross-sectional view of FIG. 1B, the temperature control tank 3Ab (3A) using this continuous flow tank has a cross-sectional width A and a flow The cross-sectional area of the fluidized bed portion and the cross-sectional area of the fluidized bed portion are different from each other so that the width a of the portion of the bed 33A is different, that is, among the dimensions related to the cross-sectional area of each portion. I am doing so.
[0040]
The relationship between the widths A and a is that when the flow rate in the fluidized bed portion is the flow velocity at which the heat exchange efficiency from the temperature control air to the suspended particulate material is maximized, It is determined to be appropriate for floating the particles m and maintaining the flow. As a specific example, when the particles m are plastic pellets, A: a = 1: 0.25-0. It should be about 3. In this way, when the flow rate is about 2.0 m / s at which the heat exchange efficiency is maximum in the fluidized tank portion, the fluidized bed portion has a flow rate of 3 to 4 times as much as the cross-sectional area is small. The powder particles can be suspended and fluidized suitably.
[0041]
In this way, if the flow rate of the temperature control air is set to an appropriate value in the fluidized bed portion, the flow rate in the fluidized tank portion maximizes the heat exchange efficiency due to the above-described cross-sectional area ratio. The apparatus can be made compact as before without wasting energy and without increasing the temperature control tank.
[0042]
Further, here, the width of the temperature control tank 3A is made smaller in the fluidized bed portion over the whole, so naturally, each of the first control tank 3Aa, the second control tank 3Ab, the third control tank 3Ac, and the discharge The tank 3Ad also has the same shape and a small width, and accordingly, the width of the fluidized bed 33A is also small.
[0043]
Furthermore, in order to form the relationship between the width A of the fluidized tank part and the width a of the fluidized bed part of the temperature control tank 3A in this way, a gradient b is provided on the wall surface of the temperature control tank 3A as shown in the figure. The gradient b is preferably about 45 to 60 degrees. Further, here, only the width is changed in order to change the ratio of the area of the fluidized tank part and the fluidized bed part. However, the present invention is not limited to this.
[0044]
The fine particle collection gap 33a shown in FIG. 1B will be described later with reference to FIG. The other points of the temperature control tank 3A are the same as those of the temperature control tank 3 of FIG. 4 and exhibit the same effects. In addition, the continuous powder body temperature control device A1 is also provided with an exhaust baffle 38 similarly to the temperature control device A0 and exhibits the same effect.
[0045]
2A is a detailed view of the fluidized bed portion of FIG. 1A, and FIG. 2B is a detailed view showing a modification of FIG.
[0046]
As shown in FIG. 2 (a), the continuous granular material temperature control apparatus A1 of the present invention supplies a gas having a predetermined temperature, that is, temperature control air to the fluidized bed 33A at the lower part of the fluidized bed 33A. A fine particle recovery gap 33a is further provided for communicating the port 31 with the discharge tank 3Ad for discharging the granular material m whose temperature is controlled by the continuous fluid tank 3A.
[0047]
When such a gap 33a is provided, the fine particles mm of the granular material m falling through the air blowing holes of the fluidized bed 33A are blown off by the temperature control air supplied to the air blowing port 31, and sequentially. , Blown toward the discharge tank 3Ad, and finally blown into the discharge tank 3Ad and supplied to the next step together with the powder m that is discharged under temperature control. Therefore, the fine particles mm are not accumulated in the air blowing port 31, and it is not necessary to stop the operation of the apparatus A1 and clean the accumulated fine particles mm, thereby improving the maintainability of the apparatus.
[0048]
2 (b) is different from the one shown in FIG. 2 (a) in that the fluidized bed 33B is not inclined and is provided substantially horizontally. The fine particle recovery gap 33b also corresponds to the fluidized bed 33B.
[0049]
Thus, even when the fluidized bed 33B is not inclined, according to the apparatus A2 of the present invention, the granular material can be flowed, and the temperature can be controlled to a predetermined temperature continuously in a short time. 33b also exhibits the same effect. Moreover, this fine particle collection | recovery clearance gap is applicable even when a fluid tank is not multistage type but single.
[0050]
Furthermore, the technique for making the cross-sectional area of the temperature control tank described in FIG. 1 different between the fluidized bed part and the fluidized tank part is not limited to whether the fluidized bed is inclined or not. Applicable regardless of formula.
[0051]
FIG. 3 is a schematic explanatory view showing the overall configuration of another example of the continuous powder body temperature control device of the present invention. Using this diagram, the temperature control air temperature which is another feature of the present invention is shown. Automatic control will be described.
[0052]
Compared with the device A1 in FIG. 1, the continuous powder temperature control device A3 is further provided with an actual temperature sensor 5 for measuring the actual temperature of the powder m discharged from the temperature control tank 3 and supplied to the next process. A granular material temperature controller 6 that generates a temperature adjustment signal of the granular material based on the actual temperature measured by the temperature sensor 5, a gas temperature sensor 7 that measures the gas temperature of the temperature control air of the granular material m, and a gas temperature sensor. Based on the gas temperature measured in 7 and the signal from the granular material temperature controller 6, a gas temperature controller 8 that outputs a control signal to the heater 2 is provided.
[0053]
In this continuous powder temperature control device A3, the actual temperature of the powder m discharged from the temperature control tank 3 and the gas temperature of the temperature control air are measured, and the actual temperature, gas temperature, and powder are measured. From the relationship with the target temperature, the gas temperature is automatically controlled to bring the granular material to the target temperature. In this case, it may be controlled only by the actual temperature without using the gas temperature.
[0054]
The set value of the gas temperature of the gas temperature controller 8 is basically the proportional control, and is the difference between the powder target temperature set in the powder temperature controller 6 and the measured value of the actual temperature sensor 5. Determined by deviation. On the other hand, the gas temperature controller 8 performs the same control so that the gas temperature matches the gas set temperature. However, in this case, the heater is directly driven by the control output.
[0055]
In the case of the present invention, as described above, the controlled object is a fluidized bed captured in small units, so the effect of such a setting change is immediately reflected in the actual temperature. Therefore, if this is automatically repeated, the actual temperature is automatically controlled to the target temperature in a short time, and thereafter, the granular material m at the target temperature is continuously added to the next process. Discharge is supplied.
[0056]
If it does in this way, the quantity of the granular material m which flows through the inside of the temperature control tank 3 will change during operation, or the temperature of the dried granular material m supplied to the temperature control tank 3 will change. However, the set gas temperature of the gas temperature controller 8 is automatically corrected, and the actual temperature of the granular material m discharged and supplied from the temperature control tank 3 to the next process is maintained at the target temperature in a short time, resulting in an environmental change. The temperature control can be stably and highly reliable without being influenced.
[0057]
【The invention's effect】
According to the continuous powder body temperature control device according to claim 1, the cross-sectional area of the fluidized bed part and the cross-sectional area of the fluidized tank part of the temperature control tank constituted by the continuous fluidized tank are respectively determined. Therefore, the flow rate of the temperature control air for heating or cooling the powder is adjusted to be optimal, so that the heat exchange efficiency can be maximized while properly flowing the powder. Therefore, the apparatus can be made compact as usual without increasing the temperature control tank.
[0058]
According to this continuous powder temperature control device, the ratio of the cross-sectional area between the fluidized bed portion and the fluidized tank portion is specifically defined, and particularly when the plastic pellets are handled as powder particles, the above-mentioned effects are suitably exhibited. To do.
[0059]
According to the continuous granular material temperature control apparatus of Claim 2 , the fine particle collection | recovery clearance | gap which collect | recovers the fine particle of the granular material accumulate | stored in a ventilation port is made into this ventilation port and temperature control in the lower part of a fluidized bed. Since the discharge tank of the tank is made to communicate with each other, the fine particles that have fallen to the air blower side as the temperature control air is blown are sequentially discharged to the discharge tank, and the fine particles accumulate in the air blower port. And maintainability is improved.
[0061]
According to the continuous granular body temperature control device according to claim 3, in addition to the effect of claim 1 or 2, the flow tank by was multistage, can temperature control more finely, also floor inclination By making it a mold, the flow of the powder becomes smoother.
[0062]
According to the continuous granular material temperature control apparatus of Claim 4 , in addition to the effect of any one of Claims 1-3, the actual temperature of the granular material after temperature control is measured, and the actual temperature is determined. By feeding back and automatically controlling the gas temperature, the target temperature is achieved. The flow of the granular material is captured in small units and the temperature is controlled without interruption, so that the control effect can be transmitted. By using this point quickly and automatically controlling, temperature control with good follow-up can be realized.
[0063]
According to the continuous granular material temperature control apparatus of Claim 5 , in addition to the effect of any one of Claims 1-3, in addition to Claim 4 , it is the temperature before blowing in to a granular material. Since the temperature is controlled in consideration of the gas temperature of the control air, it can follow the temperature control air before the temperature control, that is, the fluctuation of the outside air temperature, and is not affected by the outside air temperature. The granular material can be accurately controlled to the target temperature.
[Brief description of the drawings]
BRIEF DESCRIPTION OF DRAWINGS FIG. 1 shows the structure of an essential part of an example of a continuous powder particle temperature control device of the present invention, wherein (a) is a longitudinal sectional view thereof, and (b) is a ZZ sectional view of (a). FIG. 3 (a) is a detailed view of the fluidized bed portion of FIG. 1 (a), and FIG. 3 (b) is a detailed view showing a modification of FIG. 3 (a). FIG. 4 is a schematic explanatory diagram showing the overall configuration of the conventional continuous powder temperature control apparatus. FIG.
A1, A2, A3 Continuous powder temperature control device m Powder particle mm Fine particle 1 Air blower 2 Heater 3A Temperature control tank 4 Exhaust filter 5 Actual temperature sensor 6 Powder temperature controller 7 Gas temperature sensor 8 Gas temperature Adjuster 31 Blower port 32 Air flow rate adjustment valve 33A Fluidized bed 33a Fine particle recovery gap

Claims

Continuous powder temperature control device that controls the temperature of powder discharged and supplied to a molding machine or the like by blowing a gas at a predetermined temperature into a temperature control tank in which the powder is continuously supplied and discharged. Because
The temperature control tank is constituted by a continuous fluidized tank, the cross-sectional area of the fluidized bed portion of the continuous fluidized tank, 1/3 from 1/4 of the cross-sectional area of the fluidized bed portion of the continuous fluidized tank It is comprised so that it may be. Continuous type granular material temperature control apparatus characterized by the above-mentioned.

In claim 1 ,
Fine particles that communicate with a lower part of the fluidized bed of the continuous fluidized tank to connect a blower port for supplying a gas of a predetermined temperature to the fluidized bed and a discharge tank for discharging the granular material whose temperature is controlled in the continuous fluidized tank. A continuous powder body temperature control device characterized in that a recovery gap is provided.

In claim 1 or 2 ,
The continuous fluid tank is a continuous granular material temperature control device which is a multi-stage floor inclined continuous fluid tank.

In any one of claims 1 to 3
The actual temperature of the granular material discharged from the continuous fluidized tank is measured, and the gas temperature of the gas blown into the continuous fluidized tank is automatically controlled from the relationship between the actual temperature and the target temperature. A continuous powder body temperature control device characterized in that the body is set to the target temperature.

In any one of claims 1 to 3
The actual temperature of the granular material discharged from the continuous fluid tank and the gas temperature of the gas blown into the continuous fluid tank are measured, and the gas temperature is automatically determined from the relationship between these temperatures and the target temperature. A continuous granular material temperature control apparatus characterized in that the granular material is controlled to the target temperature.