JP4141980B2 - 動画像復号装置 - Google Patents

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Description

本発明は、符号化された動画像情報を受信し、復号する動画像復号装置に係り、特に、複数組の符号化の方法を表すパラメータを受信する場合の処理に関する。
MPEG方式などにおける動画像の符号化は、フレームと呼ばれる時間的に連続する静止画を符号化することによって行なわれている。具体的には、フレームを所定の大きさのブロックに分割し、それぞれのブロックを符号化することによって行なわれている。
ブロックの符号化は、それを直交変換、例えば、離散コサイン変換し、得られた離散コサイン変換係数を量子化した上で、量子化された離散コサイン変換係数を、符号表を参照して符号に置きかえることによって行われている。また、符号化は、位置的に連続する複数個のブロックを統合したマクロブロックと呼ばれる単位ごとに行われても良い。
ここで、動画像の符号化の方法を表すパラメータは、符号化されたフレーム情報に先だって復号装置に送信され、復号装置は、受信された符号化の方法を表すパラメータに従って、受信されたフレーム情報を復号する。
また、H.264方式などにおける動画像の符号化においては、上記符号表を複数用意し、フレームの性質に依存して、フレームによって用いる符号表が異なるなどの理由により、符号化の方法を表すパラメータが複数組事前に送信される。そして、復号装置は、フレームに付随されて送信された、そのフレームの符号化に用いられた符号化の方法を表す識別子によっていずれかのパラメータを選択し、このパラメータに従って復号する。
上記符号化の方法を表すパラメータは、符号化されて送信されるため、復号装置は、符号化の方法を表すパラメータを受信すると、そのパラメータで表される方法で符号化されたフレームを受信する前に、そのパラメータを復号する必要がある(例えば、非特許文献1参照。)。
「共同映像仕様のITU−T勧告草案及び国際標準最終草案(Draft ITU-T Recommendation and Final Draft International Standard of Joint Video Specification (ITU-T Rec. H.264) | ISO/IEC 14496-10 AVC))」、国際標準化機構/国際電気標準会議(ISO/IEC)及び国際電気通信連合(ITU−T)、2003年5月23−27日、p.49
しかしながら、受信された符号化の方法を表すパラメータを復号し、その復号されたパラメータが使われない場合、そのパラメータを復号する処理は無意味であり、不要な処理時間が発生し、また、記憶装置に不要な記憶容量を必要とする問題点があった。
更に、復号装置が符号化された動画像を途中から受信した場合などに備え、符号化の方法を表す全く同一のパラメータが定期的に送られる場合には、既に受信され、復号されたのと同一のパラメータを復号する処理は無意味であり、不要な処理時間が発生する問題点があった。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたもので、符号化された符号化の方法を表すパラメータの無意味な復号を防ぐ動画像復号装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の動画像復号装置は、動画像を符号化する方法を表すパラメータと、そのパラメータのパラメータ識別子とが符号化された第1の情報と、前記第1の情報に含まれる符号化されたパラメータ識別子と前記パラメータに従って符号化された動画像フレームとからなる第2の情報とによって構成された動画像ストリームを受信して、前記受信された動画像ストリームを前記第1の情報と前記第2の情報とに分離する動画像ストリーム受信手段と、第1の情報と、復号されたパラメータと、復号されたパラメータ識別子とを対応づけて記憶するパラメータ記憶手段と、前記動画像ストリーム受信手段によって分離された第1の情報を受信し、その第1の情報に含まれるパラメータ識別子を復号し、その復号されたパラメータ識別子と、前記第1の情報とを対応づけて前記パラメータ記憶手段に記憶させる第1の処理手段と、前記動画像ストリーム受信手段によって分離された第2の情報を受信し、その第2の情報に含まれるパラメータ識別子を復号し、その復号されたパラメータ識別子を検索キーに前記パラメータ記憶手段を検索し、前記検索キーと対応づけられて前記復号されたパラメータが前記パラメータ記憶手段に記憶されている場合、その記憶されている復号されたパラメータを送信し、前記検索キーと対応づけられて前記復号されたパラメータが前記パラメータ記憶手段に記憶されていない場合、前記検索キーと対応づけられて前記パラメータ記憶手段に記憶されている前記第1の情報に含まれるパラメータを復号し、その復号されたパラメータを前記検索キーと対応づけて前記パラメータ記憶手段に記憶させると共に、その復号されたパラメータを送信する第2の処理手段と、前記第2の処理手段によって送信された前記復号されたパラメータに従って前記第2の情報に含まれる符号化された動画像フレームを復号するフレーム復号手段とを有することを特徴とする。
本発明によれば、符号化の方法を表すパラメータを復号せずに記憶し、必要な際に記憶された符号化の方法を表すパラメータを復号することができる。
以下に、本発明による動画像復号装置の実施の形態を、図面を参照して説明する。図1は、本発明の実施の形態に係る動画像復号装置の構成を示すブロック図である。
この動画像復号装置は、符号化ストリーム11を受信し、復号画像12を送信する装置であって、装置全体の制御を行う制御部21と、ユニットタイプ復号部31と、スライス復号部41と、パラメータ管理部51と、パラメータ記憶部52とからなる。パラメータ記憶部52には、パラメータ52aが記憶される。
次に、符号化ストリーム11の形式を、図2を参照して説明する。符号化ストリーム11は、図2(a)に示すNAL(Network Abstraction Layer)ユニット11aが連結されてなる。NALユニット11aは、符号化された情報であって、NALユニットタイプ11bと、RBSP(Raw Byte Sequence Payload)11cとからなる。NALユニットタイプ11bは、RBSP11cの種別を示す情報であり、RBSP11cがSPS(Sequence Parameter Set)か、PPS(Picture Parameter Set)か、「スライス」のいずれであるかを示す。なお、RBSP11cは、上記3種類以上の種別の情報のいずれかであっても良い。
図2(b)はSPSの形式を示す。SPS11dは、SPS識別子11eと、画像フレームサイズ11fとからなる。SPS識別子11eは、SPS11dを識別する情報である。画像フレームサイズ11fは、画像フレームの大きさをマクロブロックの縦横の個数で示す情報である。
図2(c)は、PPSの形式を示す。PPS11gは、PPS識別子11hと、参照SPS識別子11iと、量子化パラメータ11jと、符号表識別子11kとからなる。PPS識別子11hは、PPS11gを識別する情報である。参照SPS識別子11iは、このPPS11gが参照するSPS11dのSPS識別子11eである。
また、量子化パラメータ11jは、フレームの符号化の際に用いられた量子化パラメータである。符号表識別子11kは、フレームの符号化の際に用いられた符号表を識別する情報であって、符号表がCAVLC(Context-Based Adaptive Variable Length Coding)に基くものであるか、CABAC(Context-Based Adaptive Binary Arithmetic Coding)に基くものであるかを示す情報である。
図2(d)は、スライスの形式を示す。スライス11mは、参照PPS識別子11nと、符号化された画像データ11oとからなる。参照PPS識別子11nは、符号化された画像データ11oが符号化された際に用いられたPPS11gのPPS識別子11hである。符号化された画像データ11oは、1つ以上、かつ、1フレーム内の符号化されたマクロブロックである。
即ち、1フレームの画像データは、画像フレームサイズ11fが示す数のマクロブロックに分割され、分割されたマクロブロックの符号化は、そのマクロブロックを変換(例えばH.264では、DC係数はアダマール変換が用いられ、これ以外の係数は離散コサイン変換に基づいて変換される。)し、得られた変換係数を量子化パラメータ11jによって量子化し、量子化された変換係数を符号表識別子11kが示す符号表によって符号化することにより行われている。
次に、図3を参照して、パラメータ記憶部52に記憶されるパラメータ52aの形式を説明する。パラメータ52aは、SPSパラメータ52bと、PPSパラメータ52cとからなる。SPSパラメータ52bは、SPS識別子52dと、SPS52eと、画像フレームサイズ52fとの情報の組からなる。
ここで、SPS識別子52dは、SPS11dのSPS識別子11eが復号された情報である。SPS52eは、SPS11dである。画像フレームサイズ52fは、SPS11dの画像フレームサイズ11fが復号された情報である。
PPSパラメータ52cは、PPS識別子52gと、PPS52hと、参照SPS識別子52iと、量子化パラメータ52jと、符号表識別子52kとの情報の組からなる。
なお、図3では、PPSパラメータ52cをPPS識別子52g、SPS52h、参照SPS識別子52i、量子化パラメータ52j、そして符号表識別子52kから構成するとしたが、PPS識別子52gとPPS52hで構成する第1のテーブルと、PPS識別子52g、参照SPS識別子52i、量子化パラメータ52j、そして符号表識別子52kで構成する第2のテーブルに分けてもよい。
この様に2つのテーブルで構成すれば、第2のテーブルで使用するメモリ容量を削減することが可能となる。即ち、第1のテーブルに記憶されるパラメータは、PPS11gを含むNALユニット11aを受信する毎に記憶する必要があるが、第2のテーブルとして記憶されるパラメータを復号に使用する(または使用している)パラメータのみとすることが可能となるため、少なくとも参照SPS識別子52i、量子化パラメータ52j、そして符号表識別子52kのパラメータについては、記憶容量を削減することが可能となる。
また、第2のテーブルに記憶するパラメータは復号に使用する1種類とするのではなく、使用頻度などに応じて2〜3種類のように数種類としてもよい。この場合は、使用頻度の高いパラメータが復号された状態で記憶されているため、画像データの復号処理をスムーズにすることが可能となる。
ここで、PPS識別子52gは、PPS11gのPPS識別子11hが復号された情報である。PPS52hは、PPS11gである。参照SPS識別子52iは、PPS11gの参照SPS識別子11iが復号された情報である。量子化パラメータ52jは、PPS11gの量子化パラメータ11jが復号された情報である。符号表識別子52kは、PPS11gの符号表識別子11kが復号された情報である。
上記のように構成された、本発明の実施形態に係る動画像復号装置の動作を、まず、ユニットタイプ復号部31の動作から説明する。ユニットタイプ復号部31は、符号化ストリーム11を受信し、符号化ストリーム11のNALユニット11aを受信する度に、そのNALユニット11aの所定のビット位置にあるNALユニットタイプ11bを復号する。
そして、復号されたNALユニットタイプ11bが、受信されたNALユニット11aのRBSP11cがSPS11d、または、PPS11gであることを示している場合、ユニットタイプ復号部31は、復号されたNALユニットタイプ11bと、受信されたRBSP11cとをパラメータ管理部51に送信する。
一方、復号されたNALユニットタイプ11bが、受信されたNALユニット11aのRBSP11cがスライス11mであることを示している場合、ユニットタイプ復号部31は、受信されたRBSP11cをスライス復号部41に送信する。
次に、スライス復号部41の動作を説明する。スライス復号部41は、ユニットタイプ復号部31から送信されたスライス11mを受信し、スライス11mの所定のビット位置にある参照PPS識別子11nを復号する。そして、復号された参照PPS識別子11nをパラメータ管理部51に送信し、符号化された画像データ11oを符号化する際に用いられる情報であって、かつ、復号された情報、即ち、量子化パラメータ52jと、符号表識別子52kと、画像フレームサイズ52fとをパラメータ管理部51から受信する。
そして、スライス復号部41は、パラメータ管理部51から送信された量子化パラメータ52jと、符号表識別子52kを参照して符号化された画像データ11oを復号する。即ち、符号化された画像データ11oに含まれる各符号化されたマクロブロックを符号表識別子52kが示す符号表によって量子化された変換係数に変換し、その変換係数を量子化パラメータ52jによって逆量子化し、逆量子化された変換係数を逆変換することによって復号されたマクロブロックを得る。そして、復号されたマクロブロックをスライス復号部41内の所定の記憶部に記憶する。
次に、スライス復号部41内の所定の記憶部に記憶された復号されたマクロブロックの数が、パラメータ管理部51から送信された画像フレームサイズ52fに達した場合、即ち、1フレームの復号が完了した場合、スライス復号部41は、その復号されたフレームを復号画像12として送信する。
次に、パラメータ管理部51の動作を説明する。パラメータ管理部51は、ユニットタイプ復号部31から送信された情報を受信することによって、または、スライス復号部41から送信された情報を受信することによって動作を開始する。図4は、ユニットタイプ復号部31から送信された情報を受信することによって開始されるパラメータ管理部51の動作のフローチャートを示す。
パラメータ管理部51は、ユニットタイプ復号部31から送信された、復号されたNALユニットタイプ11bと、RBSP11cとを受信して動作を開始する(ステップ51a)。
そして、受信されたNALユニットタイプ11bが、RBSP11cがSPS11dであることを示している場合、パラメータ管理部51は、そのSPS11dの所定のビット位置にあるSPS識別子11eを復号する(ステップ51b)。
一方、受信されたNALユニットタイプ11bが、RBSP11cがPPS11gであることを示している場合、そのPPS11gの所定のビット位置にあるPPS識別子11hを復号する(ステップ51b)。
続いて、受信されたNALユニットタイプ11bが、RBSP11cがSPS11dであることを示している場合、パラメータ管理部51は、復号されたSPS識別子11eがSPS識別子52dに等しい情報の組をSPSパラメータ52bから検索し、上記情報が記憶済か否かを調べる(ステップ51c)。
一方、受信されたNALユニットタイプ11bが、RBSP11cがPPS11gであることを示している場合、復号されたPPS識別子11hがPPS識別子52gに等しい情報の組をPPSパラメータ52cから検索して、上記情報が記憶済か否かを調べる(ステップ51c)。
記憶済である場合(ステップ51cの「記憶済」)、パラメータ管理部51は、記憶されている情報と受信されたRBSP11cとが同一であるか否かを調べる(ステップ51d)。即ち、ステップ51cで検索されたSPS52e、または、PPS52hと、受信されたRBSP11cとが同一であるか否かを調べる。
同一でない場合(ステップ51dの「異なる」)、パラメータ管理部51は、同じSPS識別子11e、または、同じPPS識別子11hに対して上記RBSP11cが更新されたと判断する。
そして、復号されたNALユニットタイプ11bが、RBSP11cがSPS11dであることを示している場合、SPSパラメータ52bに記憶された、SPS識別子52dが復号されたSPS識別子11eである情報の組の、SPS52eに受信されたRBSP11cを、画像フレームサイズ52fに無値(値が記憶されていず、値が記憶されるための記憶容量を必要としない状態。)を設定して上記情報の組を更新して(ステップ51e)、動作を終了する(ステップ51f)。
一方、復号されたNALユニットタイプ11bが、RBSP11cがPPS11gであることを示している場合、PPSパラメータ52cに記憶された、PPS識別子52gが復号されたPPS識別子11hである情報の組の、PPS52hに受信されたRBSP11cを、参照SPS識別子52iと、量子化パラメータ52jと、符号表識別子52kとに無値を設定して上記情報の組を更新して(ステップ51e)、動作を終了する(ステップ51f)。
ステップ51dで、記憶されている情報と受信されたRBSP11cとが同一である場合(ステップ51dの「同一」)、パラメータ管理部51は、受信されたRBSP11cを処理せず、直ちに動作を終了する(ステップ51f)。
また、ステップ51cで、検索条件を満たす情報が得られない場合(ステップ51cの「未記憶」)、パラメータ管理部51は、復号されたNALユニットタイプ11bが、RBSP11cがSPS11dであることを示している場合、SPS識別子52dに復号されたSPS識別子11eを、SPS52eに受信されたRBSP11cを、画像フレームサイズ52fに無値を設定した情報の組をSPSパラメータ52bに格納して(ステップ51g)、動作を終了する(ステップ51f)。
一方、復号されたNALユニットタイプ11bが、受信されたRBSP11cがPPS11gであることを示している場合、PPS識別子52gに復号されたPPS識別子11hを、PPS52hに受信されたRBSP11cを、参照SPS識別子52iと、量子化パラメータ52jと、符号表識別子52kとに無値を設定した情報の組をPPSパラメータ52cに格納して(ステップ51g)、動作を終了する(ステップ51f)。
次に、スライス復号部41から送信された情報を受信した際のパラメータ管理部51の動作を説明する。図5は、スライス復号部41から送信された情報を受信することによって開始されるパラメータ管理部51の動作のフローチャートを示す。パラメータ管理部51は、スライス復号部41から送信された、復号された参照PPS識別子11nを受信して動作を開始する(ステップ51h)。
続いて、パラメータ管理部51は、PPS識別子52gが受信された参照PPS識別子11nと同一である情報の組をPPSパラメータ52cから検索し、その組の参照SPS識別子52iと、量子化パラメータ52jと、符号表識別子52kとに、それぞれ復号された値が記憶されているか否かを調べる(ステップ51i)。
上記復号された値が記憶されていない場合(ステップ51iの「未復号」)、パラメータ管理部51は、PPS52h(11g)を復号して、復号された参照SPS識別子11iを参照SPS識別子52iに、復号された量子化パラメータ11jを量子化パラメータ52jに、復号された符号表識別子11kを符号表識別子52kに格納する(ステップ51j)。一方、上記復号された値が記憶されている場合(ステップ51iの「復号済」)、ステップ51jの動作を行わずに、次の動作に進む。
次に、パラメータ管理部51は、SPS識別子52dがステップ51iで検索された、または、ステップ51jで格納された参照SPS識別子52iと同一の情報の組をSPSパラメータ52bから検索し、検索された情報の組の画像フレームサイズ52fに復号された値が記憶されているか否かを調べる(ステップ51k)。
上記復号された値が記憶されていない場合(ステップ51kの「未復号」)、パラメータ管理部51は、SPS52e(11d)を復号して、復号された画像フレームサイズ11fを画像フレームサイズ52fに格納する(ステップ51m)。一方、上記復号された値が記憶されている場合(ステップ51kの「復号済」)、ステップ51mの動作を行わずに、次の動作に進む。
続いて、パラメータ管理部51は、ステップ51iで検索された、または、ステップ51jで格納された量子化パラメータ52jと、符号表識別子52k、及び、ステップ51kで検索された、または、ステップ51mで格納された画像フレームサイズ52fとをスライス復号部41に送信して(ステップ51n)、動作を終了する(ステップ51o)。
次に、本発明の実施形態に係る動画像復号装置の動作によるパラメータ及びスライスの復号手順の一例を、図6を参照して説明する。図6は、第1〜第5のNALユニット11aをその順で受信し、それらのNALユニット11aのそれぞれに第1〜第5のRBSP11c(61〜65)が含まれている際の、本発明の実施形態に係る動画像復号装置の動作によるパラメータ及びスライスの格納、検索及び参照、または、復号の手順71〜81を示す。
第1〜第5のRBSP11cは、それぞれ、SPS識別子11eが「0」であるSPS61、PPS識別子11hが「0」であり、参照SPS識別子11iが「0」であるPPS62、PPS識別子11hが「1」であり、参照SPS識別子11iが「0」であるPPS63、参照PPS識別子11nが「0」であるスライス64、及び、参照PPS識別子11nが「0」であるスライス65である。
受信されたSPS61は、パラメータ管理部51に送信され、パラメータ管理部51は、それに含まれるSPS識別子11eのみを復号して、SPS識別子52dに復号されたSPS識別子11eを、SPS52eにSPS61を設定して、SPSパラメータ52bに格納する(手順71。図4に示すフローチャートのステップ51b、51cの「未記憶」、及び、51gに相当する。)。
次に受信されたPPS62は、パラメータ管理部51に送信され、パラメータ管理部51は、それに含まれるPPS識別子11hのみを復号してPPS識別子52gに、PPS62をPPS52hに設定して、PPSパラメータ52cに格納する(手順72。図4に示すフローチャートのステップ51b、51cの「未記憶」、及び、51gに相当する。)。
次に受信されたPPS63は、上記PPS62に対する動作と同一の動作によって、PPSパラメータ52cに格納される(手順73。図4に示すフローチャートのステップ51b、51cの「未記憶」、及び、51gに相当する。)。
次に受信されたスライス64は、スライス復号部41に送信され(手順74)、スライス復号部41は、参照PPS識別子11nを復号して、値「0」を得る。そこで、パラメータ管理部51に、復号された参照PPS識別子11n「0」を送信して、PPS識別子52gが「0」である情報の組をPPSパラメータ52cから検索させる(手順75。図5に示すフローチャートのステップ51hに相当する。)。
パラメータ管理部51は、PPS識別子52gが「0」である情報の組をPPSパラメータ52cから検索し、その情報の組の参照SPS識別子52iと、量子化パラメータ52jと、符号表識別子52kには値が記憶されていないことを得て、その情報の組のPPS52hを復号して、復号された値を参照SPS識別子52iと、量子化パラメータ52jと、符号表識別子52kとに設定してPPSパラメータ52cに格納する(手順76。図5に示すフローチャートのステップ51iの「未復号」、及び、ステップ51jに相当する。)。
更に、パラメータ管理部51は、参照SPS識別子52iが値「0」であることを得て、SPS識別子52dが値「0」である情報の組をSPSパラメータ52bから検索し(手順77。図5に示すフローチャートのステップ51kに相当する。)、その情報の組の画像フレームサイズ52fには値が格納されていないことを得て、その情報の組のSPS52eを復号して、復号された値を画像フレームサイズ52fに設定してSPSパラメータ52bに格納する(手順78。図5に示すフローチャートのステップ51kの「未復号」、及び、ステップ51mに相当する。)。
パラメータ管理部51は、上記の手順で得られた量子化パラメータ52jと、符号表識別子52kと、画像フレームサイズ52fとをスライス復号部41に送り(図5に示すフローチャートのステップ51nに相当する。)、スライス復号部41は、これらの量子化パラメータ52jと、符号表識別子52kと、画像フレームサイズ52fとを参照して、スライス64の符号化された画像データ11oを復号する。
次に受信されたスライス65は、スライス復号部41に送信され(手順79)、スライス復号部41は、参照PPS識別子11nを復号して、値「0」を得る。そこで、パラメータ管理部51に、PPS識別子52gが「0」である情報の組をPPSパラメータ52cから検索させる(手順80。図5に示すフローチャートのステップ51hに相当する。)。
パラメータ管理部51は、PPS識別子52gが「0」である情報の組をPPSパラメータ52cから検索し、その情報の組の参照SPS識別子52iと、量子化パラメータ52jと、符号表識別子52kには値が記憶されているので、記憶された値を得る(図5に示すフローチャートのステップ51iの「復号済」に相当する。)。
更に、パラメータ管理部51は、参照SPS識別子52iが値「0」であることを得て、SPS識別子52dが値「0」である情報の組をSPSパラメータ52bから検索し(手順81。図5に示すフローチャートのステップ51kに相当する。)、その情報の組の画像フレームサイズ52fには値が格納されているので、その値を得る(図5に示すフローチャートのステップ51kの「復号済」に相当する。)。
パラメータ管理部51は、上記の手順で得られた量子化パラメータ52jと、符号表識別子52kと、画像フレームサイズ52fとをスライス復号部41に送り(図5に示すフローチャートのステップ51nに相当する。)、スライス復号部41は、これらの量子化パラメータ52jと、符号表識別子52kと、画像フレームサイズ52fとを参照して、スライス65の符号化された画像データ11oを復号する。
スライス65の処理が終了した時点で、PPS識別子11hが「1」であるPPS63は、参照されることがなかったので、不要な復号がされていない(PPS識別子11hのみは、PPSパラメータ52cで、PPS識別子52gとして用いられるので、復号されている。)。図3に示すPPSパラメータ52cは、この時の状況を例示しており、PPS識別子52gが「1」である情報の組の参照SPS識別子52iと、量子化パラメータ52jと、符号表識別子52kとには、値が記憶されていない。
本実施形態では、画像フレームの符号化はH.264方式によるものを説明したが、これに限るものはない。本発明は以上の構成に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。
本発明による動画像復号装置は、例えば、放送システムの受信装置に適用することができる。また、通信端末装置を用いた画像通信システムの受信装置に適用することができる。
本発明の実施形態に係る動画像復号装置の構成を示すブロック図。 本発明の実施形態に係る符号化ストリームの形式を示す図。 本発明の実施形態に係るSPSパラメータ及びPPSパラメータの形式を示す図。 本発明の実施形態に係るパラメータ管理部の、ユニットタイプ復号部から送信された情報を受信した場合の動作を示すフローチャート。 本発明の実施形態に係るパラメータ管理部の、スライス復号部から送信された情報を受信した場合の動作を示すフローチャート。 本発明の実施形態に係る動画像復号装置の動作による復号手順の一例を示す図。
符号の説明
11 符号化ストリーム
11a NALユニット
11b NALユニットタイプ
11c RBSP
11d、52e SPS
11e、52d SPS識別子
11f、52f 画像フレームサイズ
11g、52h PPS
11h、52g PPS識別子
11i、52i 参照SPS識別子
11j、52j 量子化パラメータ
11k、52k 符号表識別子
11m スライス
11n 参照PPS識別子
11o 符号化された画像データ
12 復号画像
31 ユニットタイプ復号部
41 スライス復号部
51 パラメータ管理部
52 パラメータ記憶部
52a パラメータ
52b SPSパラメータ
52c PPSパラメータ

Claims (2)

  1. 動画像を符号化する方法を表すパラメータと、そのパラメータのパラメータ識別子とが符号化された第1の情報と、前記第1の情報に含まれる符号化されたパラメータ識別子と前記パラメータに従って符号化された動画像フレームとからなる第2の情報とによって構成された動画像ストリームを受信して、前記受信された動画像ストリームを前記第1の情報と前記第2の情報とに分離する動画像ストリーム受信手段と、
    第1の情報と、復号されたパラメータと、復号されたパラメータ識別子とを対応づけて記憶するパラメータ記憶手段と、
    前記動画像ストリーム受信手段によって分離された第1の情報を受信し、その第1の情報に含まれるパラメータ識別子を復号し、その復号されたパラメータ識別子と、前記第1の情報とを対応づけて前記パラメータ記憶手段に記憶させる第1の処理手段と、
    前記動画像ストリーム受信手段によって分離された第2の情報を受信し、その第2の情報に含まれるパラメータ識別子を復号し、その復号されたパラメータ識別子を検索キーに前記パラメータ記憶手段を検索し、前記検索キーと対応づけられて前記復号されたパラメータが前記パラメータ記憶手段に記憶されている場合、その記憶されている復号されたパラメータを送信し、前記検索キーと対応づけられて前記復号されたパラメータが前記パラメータ記憶手段に記憶されていない場合、前記検索キーと対応づけられて前記パラメータ記憶手段に記憶されている前記第1の情報に含まれるパラメータを復号し、その復号されたパラメータを前記検索キーと対応づけて前記パラメータ記憶手段に記憶させると共に、その復号されたパラメータを送信する第2の処理手段と、
    前記第2の処理手段によって送信された前記復号されたパラメータに従って前記第2の情報に含まれる符号化された動画像フレームを復号するフレーム復号手段と
    を有することを特徴とする動画像復号装置。
  2. 動画像を符号化する方法を表すパラメータと、そのパラメータのパラメータ識別子とが符号化された第1の情報と、前記第1の情報に含まれる符号化されたパラメータ識別子と前記パラメータに従って符号化された動画像フレームとからなる第2の情報とによって構成された動画像ストリームを受信して、前記受信された動画像ストリームを前記第1の情報と前記第2の情報とに分離する動画像ストリーム受信手段と、
    第1の情報と、復号されたパラメータと、復号されたパラメータ識別子とを対応づけて記憶するパラメータ記憶手段と、
    前記動画像ストリーム受信手段によって分離された第1の情報を受信し、その第1の情報に含まれるパラメータ識別子を復号し、その復号されたパラメータ識別子を検索キーに前記パラメータ記憶手段を検索し、その復号されたパラメータ識別子が前記パラメータ記憶手段に記憶されていない場合、その復号されたパラメータ識別子と、前記第1の情報とを対応づけて前記パラメータ記憶手段に記憶させ、前記復号されたパラメータ識別子が前記パラメータ記憶手段に記憶され、かつ、その復号されたパラメータ識別子と対応づけられて記憶されている前記第1の情報と前記受信された第1の情報とが異なる場合、前記復号されたパラメータ識別子に対応づけて、前記受信された第1の情報と、無値である前記復号されたパラメータとを前記パラメータ記憶手段に更新記憶させる第1の処理手段と、
    前記動画像ストリーム受信手段によって分離された第2の情報を受信し、その第2の情報に含まれるパラメータ識別子を復号し、その復号されたパラメータ識別子を検索キーに前記パラメータ記憶手段を検索し、前記検索キーと対応づけられて前記復号されたパラメータが前記パラメータ記憶手段に記憶されている場合、その記憶されている復号されたパラメータを送信し、前記検索キーと対応づけられて前記復号されたパラメータが前記パラメータ記憶手段に記憶されていない場合、前記検索キーと対応づけられて前記パラメータ記憶手段に記憶されている前記第1の情報に含まれるパラメータを復号し、その復号されたパラメータを前記検索キーと対応づけて前記パラメータ記憶手段に記憶させると共に、その復号されたパラメータを送信する第2の処理手段と、
    前記第2の処理手段によって送信された前記復号されたパラメータに従って前記第2の情報に含まれる符号化された動画像フレームを復号するフレーム復号手段と
    を有することを特徴とする動画像復号装置。
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