JP4141325B2 - 深穴切削具 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ガンドリルシステムに適用されるドリルやリーマなどの深穴切削具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
深穴加工システムとして、ガンドリルシステム、BTAシステム、エジェクタシステムなどが知られているが、比較的小径の深穴加工には簡単な構成のガンドリルシステムが汎用されている。このガンドリルシステムは、中空筒状で外周面に長手方向に沿って断面略V字状の切屑排出溝を形成したシャンクの先端に、同じく外周面に切屑排出溝を形成したドリルヘッドを取り付けたガンドリルを用い、深穴加工時に、高圧のクーラントをドリル内部の供給通路を通してドリルヘッドの先端側より吐出させ、被加工物の切削穴内で発生した切屑をクーラントと共に切屑排出溝から外部に排出するようにしたもので、小径でも切屑排出溝のスペースを大きくとれることで、切屑を比較的容易に排出できる利点がある。
【0003】
このようなガンドリルとして、本出願人が先に出願した図6に示すようなものがある(特許文献1参照)。このガンドリル31は、長尺なシャンク33の先端部にドリルヘッド32を連結してなるもので、シャンク33及びドリルヘッド32にはその外周面に長手方向に沿って断面略V字状の切屑排出溝34,35a,35bが形成され、シャンク33は複数(通常二つ)に分割されて、分割シャンク部33a,33bの分割端部同士が着脱可能に連結されている。
【0004】
そして、ドリルヘッド33とシャンク32とは、シャンク33の先端部の雌ねじ部fにドリルヘッド32の基端部の雄ねじ部mを螺嵌させることにより連結され、また分割シャンク部33a,33bの分割端部同士も、一方の分割端部の雌ねじ部fに他方の分割端部の雄ねじ部mを螺嵌させることによって連結されるようになっている。尚、この図6において、33oはシャンク33の基端部に形成された太径の被駆動軸部で、チャックなどに保持されて回転駆動力を受ける。36はシャンク33の内部全長に亘って形成されたクーラント供給路である。
【0005】
【特許文献1】
特願2002−332124号(第7〜10頁、図1〜図4)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように、従来のガンドリルでは、ドリルヘッド32とシャンク33との連結構造が雌ねじ部fと雄ねじ部mとによるねじ式連結構造からなるため、その連結操作時にあたって雌雄ねじ部f,mを締め過ぎることが多々あって、斯かる場合に、連結部分であるねじ部f,mを破損したり、ドリルヘッド2を取り外す時に、雌雄ねじ部f,mを緩ませることができなくなるなどの不都合があった。分割シャンク部33a,33b同士の連結構造についても同様であった。
【0007】
本発明は、上記の課題に鑑み、シャンクの先端部にドリルヘッドの後端部を連結するにあたり、双方の連結端部の連結を簡単容易で適正に行わせることができる深穴切削具を提供することを目的とする。更に、ドリルヘッドとシャンクとの連結と共に、シャンクの分割端部同士の連結をも簡単容易で適正に行わせることができる深穴切削具を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る発明は、シャンク3の先端部にドリルヘッド2が着脱可能に連結され、シャンク3及びドリルヘッド2の外周面に長手方向に沿って断面略V字状の切屑排出溝4,5が形成されてなる深穴切削具において、互いに連結される双方の連結端部の一方には端部側の径小軸部10とその内方側の径大軸部11とが同軸状に連設され、この一方の連結端部に外嵌される他方の連結端部には前記径小軸部10と径大軸部11とに軸方向にインロー嵌合する径小穴部14と径大穴部15とが同軸状に連設され、双方の連結端部の相対回転を阻止するキー17が前記他方の連結端部の径小穴部14内周面に突出するように設けられると共に、このキー17に軸方向に嵌合するキー溝12が前記一方の連結端部の径小軸部10の外周面に形成され、且つ前記他方の連結端部に半径方向にねじ込まれて前記一方の連結端部の外周面に押し付けられるサイドロックネジ20によって双方の連結端部の軸方向相対移動が阻止されるようになっていることを特徴とする。
【0009】
請求項2に係る発明は、シャンク3の先端部にドリルヘッド2が着脱可能に連結されると共に、シャンク3が複数に分割されてその分割シャンク部3a,3b同士が着脱可能に連結され、シャンク3及びドリルヘッド2の外周面に長手方向に沿って断面略V字状の切屑排出溝4,5が形成されてなる深穴切削具において、互いに連結される双方の連結端部の一方には端部側の径小軸部10とその内方側の径大軸部11とが同軸状に連設され、この一方の連結端部に外嵌される他方の連結端部には前記径小軸部10と径大軸部11とに軸方向にインロー嵌合する径小穴部14と径大穴部15とが同軸状に連設され、双方の連結端部の相対回転を阻止するキー17が前記他方の連結端部の径小穴部14内周面に突出するように設けられると共に、このキー17に軸方向に嵌合するキー溝12が前記一方の連結端部の径小軸部10の外周面に形成され、且つ前記他方の連結端部に半径方向にねじ込まれて前記一方の連結端部の外周面に押し付けられるサイドロックネジ20により双方の連結端部の軸方向相対移動が阻止されるようになっていることを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下に本発明に係る深穴切削具の好適実施形態について、図面を参照しながら具体的に説明する。図1の(a) は図3に示すガンドリル1におけるドリルヘッド2の正面図、(b) はドリルヘッド2を先端側から見た側面図、(c) は後端側から見た側面図である。図2は同ガンドリル1のシャンク3の先端側部分を示す正面図、(b) はドリルヘッド2を先端側から見た側面図である。図3はシャンク3の先端部にドリルヘッド2の後端部が連結された状態の正面図である。図4の(a)はドリルヘッド2及びシャンク3の先端部側を示す斜視図、(b) は同ドリルヘッド2の後端部を切屑排出溝4とは反対側から見た斜視図である。尚、このガンドリル1のシャンク3は、複数個に分割されておらず、一本の連続した単体とする。
【0012】
ドリルヘッド2は、図1及び図4に示すように、太径のヘッド本体部2aと、このヘッド本体部2aの後端から同軸一体に延びる後端連結軸部2b(連結端部)とからなる。これらヘッド本体部2a及び後端連結軸部2bの外周面にはその長手方向に沿って断面略V字状の切屑排出溝4が形成され、また後端連結軸部2bの後端面からヘッド本体部2aに亘ってクーラント供給管路6が中心軸線Oに沿って一体形成されている。
【0013】
図1の(a) 〜(c) 及び図4の(a) ,(b) から分かるように、ヘッド本体部2aの先端側には、切刃を形成する超硬チップ8及びガイドパッド9が固着されている。そして後端連結軸部2bは、後端部側の径小軸部10と、この径小軸部10の内方側にあって同軸状に連設された径大軸部11とからなる。この後端連結軸部2bの外周面には切屑排出溝4と反対側の位置に、後述するシャンク3側のキー17が軸方向に嵌合するキー溝12が、径小軸部10の後端からこの径小軸部10の長さよりも若干短い長さに亘って形成されている。また、径小軸部10の外周面には後述するサイドロックネジ20の尖端部が係合する係合凹部23が例えば2箇所に設けられている。図1及び図3において、24は、ドリルヘッド2のクーラント供給管路6に連通してヘッド本体部2aの先端面に開口するクーラント吐出口である。
【0014】
図2及び図4の(a) はシャンク3の先端側部分しか示していないが、このシャンク3の基端部には、図6に示す従来のガンドリル31と同様、チャックなどに保持されて回転駆動力を受ける太径の被駆動軸部が設けられ、またこのシャンク3の外周面には長手方向に沿って断面略V字状の切屑排出溝5が形成され、更にシャンク3の内部にはクーラント供給パイプ嵌挿用の中空部13が中心軸線Oに沿って形成され、この中空部13には、図2の(b) に仮想線で示すようにクーラント供給パイプ7が嵌挿される。尚、シャンク3の切屑排出溝5及びドリルヘッド2の切屑排出溝4は、この実施形態では、シャンク3及びドリルヘッド2の夫々の中心軸線Oから90°の開き角度に形成されているが、その角度は約90°〜130°の範囲の適当な開き角度に設定することができる。
【0015】
また図2の(a) ,(b) 及び図4の(a) に示すように、このシャンク3の先端部3s(連結端部)は、ドリルヘッド2の後端連結軸部2b(連結軸部)に外嵌可能な円筒状に削孔され、この円筒部(即ち、シャンク先端部3s)は、同軸状に連設された奥部側の径小穴部14と端部側(外側)の径大穴部15とからなり、この径小穴部14及び径大穴部15は、ドリルヘッド後端連結軸部2bの径小軸部10及び径大軸部11に対し軸方向にインロー嵌合するようになっている。
【0016】
このシャンク先端部3sの径小穴部14の内周面には、ドリルヘッド2の径小軸部10の外周面に形成されたキー溝12に対して軸方向にのみスライド自在に嵌合するキー17が突設されている。このキー17は、図2の(b) に示すように径小穴部14の内周面に設けられたキー嵌合用凹窪部16に嵌合されて、径小穴部14の内周面から所要高さ突出し、当該キー17の内面側からねじ込まれたビス18によって固定されている(図4の(a) 参照)。
【0017】
またシャンク先端部3sには、この先端部3sの外周面から径小穴部14の内周面に開口するネジ孔19が周方向の複数箇所、例えば2箇所に設けられている。このネジ孔19にはサイドロックネジ20がねじ込まれるようになっている。このサイドロックネジ20は、シャンク先端部3sのネジ孔19にねじ込まれてドリルヘッド2側の径小軸部10の外周面に押し付けられることにより、ドリルヘッド2とシャンク3との軸方向相対移動を阻止するものである。図1の(c) 及び図4の(a) に示すように、ドリルヘッド2側の径小軸部10外周面にはサイドロックネジの尖端部が係合する係合凹部23が設けられている。
【0018】
上記のような構成を有するシャンク3の先端部3s(連結端部)にドリルヘッド2の後端連結軸部2b(連結端部)を連結するには、図4から分かるように、シャンク3の先端側にドリルヘッド2を同軸状に配置して、このシャンク3の円筒状先端部3sをドリルヘッド2の後端連結軸部2bに外嵌し(換言すれば、ドリルヘッド2の後端連結軸部2bを円筒状のシャンク先端部3sに内嵌し)、ドリルヘッド後端連結軸部2bの径小軸部10及び径大軸部11をシャンク先端部3sの径小穴部14及び径大穴部15に対し軸方向にインロー嵌合すると共に、シャンク先端部3s側のキー17をドリルヘッド後端連結軸部2b側のキー溝12に軸方向に嵌合した後、シャンク先端部3s側のネジ孔19にサイドロックネジ20を螺入し、その尖端部をドリルヘッド2側径小軸部10の外周面にある係合凹部23に押し付けて強く締め付ければよい。
【0019】
この場合、ドリルヘッド後端連結軸部2bの径小軸部10及び径大軸部11をシャンク先端部3sの径小穴部14及び径大穴部15に対し軸方向にインロー嵌合することによって、ドリルヘッド2とシャンク3とが同心状に接合される。この時、径小軸部10と径大軸部11との境界端面21が径小穴部14と径大穴部15との境界端面22に当接するから、この当接状態を維持することによって、ドリルヘッド2とシャンク3との軸方向相対移動が規制される。しかして、境界端面21,22相互の当接状態を維持するのがサイドロックネジ20であって、このネジ20をシャンク先端部3sのネジ孔19にねじ込んでドリルヘッド2側径小軸部10の外周面に押し付けることにより、ドリルヘッド2とシャンク3との軸方向相対移動が確実に阻止される。また、シャンク先端部3s側のキー17がドリルヘッド側のキー溝12に嵌合することによって、ドリルヘッド2とシャンク3との相対回転が阻止される。
【0020】
尚、ドリルヘッド2とシャンク3との相対回転を阻止するキー17及びキー溝12は、ドリルヘッド2側の切屑排出溝4とシャンク3側の切屑排出溝5とが合致した位置で互いに軸方向に嵌合するように設定されている。
【0021】
上述のように、シャンク3の先端側にドリルヘッド2を同軸状に配置して、ドリルヘッド2の後端連結軸部2bをシャンク先端部3sに嵌め込んで、ドリルヘッド2側の径小軸部10及び径大軸部11をシャンク先端部3sの径小穴部14及び径大穴部15に対し軸方向にインロー嵌合すると共に、シャンク先端部3s側のキー17をドリルヘッド2側のキー溝12に軸方向に嵌合した後、シャンク先端部3s側のネジ孔19にサイドロックネジ20を螺入してドリルヘッド2側径小軸部10の外周面に押し付けるだけで、ドリルヘッド2の後端連結軸部2bをシャンク先端部3sに簡単且つ容易にして両者を適正に連結することができ、また取外し時にはサイドロックネジ20を緩ませてドリルヘッド2を軸方向に引っ張るだけでよく、従来のネジ式連結構造のように締め過ぎて連結部分を破損したり、取り外しを困難にするようなことがない。
【0022】
また、この実施形態の連結構造では、キー17をシャンク先端部3sの径小穴部14内周面に突出するように設けているから、キー17を径大穴部15内周面に突出するように設ける場合に比べた場合、径小穴部14側は径大穴部15側よりも円筒状部の肉厚が厚いため、キー17を取り付けるためのキー嵌合用凹窪部16を十分深く形成できると共に、キー17をその嵌合用凹窪部16に固定するためのビス18を十分深くねじ込むことができて確実強固に固定できる。また、径小軸部10はドリルヘッド後端連結軸部2bの先端側にあるから、キー溝12の加工は径大軸部11外周面よりも径小軸部10外周面の方が容易となる。
【0023】
図5は、シャンク3が複数に、例えば2つに分割されて、その分割シャンク部3a,3b同士が着脱可能に連結されたガンドリル25を、シャンク3の部分のみ示したものである。この場合、基端側分割シャンク部3aの先端部26(連結端部)は図2に示した先の実施形態のガンドリル1におけるシャンク3の先端部3sの構造と同じであり、先端側分割シャンク部3bの後端部27(連結端部)は図1に示すドリルヘッド2の後端連結軸部2bの構造と同じであって、先端側分割シャンク部3bの後端部27には径小軸部10と径大軸部11とが同軸状に連設され、基端側分割シャンク部3aの先端部26には前記径小軸部10と径大軸部11とに軸方向にインロー嵌合する径小穴部14と径大穴部15とが同軸状に連設され、また径小軸部10と径小穴部14との間に双方の相対回転を阻止するキー17が介装され、基端側分割シャンク部3aの先端部26から半径方向にねじ込まれて先端側分割シャンク部3bの後端部27外周面に押し付けられるサイドロックネジ20が設けられている。
【0024】
このガンドリル21の分割シャンク部3a,3b同士の連結構造については、先の実施形態のガンドリル1におけるドリルヘッド2の後端連結軸部2bとシャンク3の先端部3sとの連結構造と同じであるため、連結構造の詳細な図示ならびにその作用の説明は省略する。尚、このガンドリル21においても、分割シャンク部3a,3bの中心軸線に沿って形成された中空部13にはクーラント供給パイプ7が嵌挿されている。
【0025】
以上説明した実施形態においては、シャンク3のクーラント供給路(クーラント供給パイプ7)がシャンク3の中心軸線に沿った位置に設けられる場合であるが、本発明の連結構造は、そのクーラント供給路がシャンク3の中心位置に設けられる場合に限らず、図6の従来例に示すクーラント供給路36のようにシャンクの中心軸線から偏心した位置に設けられる場合も適用可能である。
【0026】
また、以上の実施形態では、ドリルヘッド2の後端連結軸部2bに径小軸部10と径大軸部11を設け、シャンク先端部3sを中空状にしてこれに径小穴部14と径大穴部15を形成したが、ドリルヘッド2の後端連結軸部2bを中空状にしてこれに径小穴部14と径大穴部15を形成し、シャンク先端部3sに径小軸部10と径大軸部11を設けるようにしてもよい。また実施形態では、径小軸部10及び径大軸部11ならびに径小穴部14及び径大穴部15を夫々ストレートに形成されるものとしたが、夫々テーパに形成されてもよい。
【0027】
【発明の効果】
請求項1に係る発明の深穴切削具によれば、従来のねじ式連結構造に代え、双方の連結端部の一方に径小軸部と径大軸部が同軸状に連設され、この一方の連結端部に外嵌される他方の連結端部には径小軸部と径大軸部とに軸方向にインロー嵌合する径小穴部と径大穴部とが同軸状に連設され、双方の相対回転を阻止するキーが前記他方の連結端部の径小穴部内周面に突出するように設けられると共に、このキーに軸方向に嵌合するキー溝が前記一方の連結端部の径小軸部の外周面に形成され、且つ他方の連結端部にねじ込まれて一方の連結端部の外周面に押し付けられるサイドロックネジによって双方の軸方向相対移動が阻止される構成としたので、一方の連結端部を他方の連結端部に軸方向に嵌め込んで、一方の連結端部の径小軸部及び径大軸部を他方の連結端部の径小穴部及び径大穴部に対し軸方向にインロー嵌合すると共に、キーをキー溝に軸方向に嵌合した後、サイドロックネジを締め付けるだけで、双方の連結端部を簡単且つ容易にして適正に連結することができ、また連結解除時にはサイドロックネジを緩ませて連結端部を軸方向に引っ張るだけでよく、しかして従来のネジ式連結構造のように締め過ぎて連結部分を破損したり、取り外しを困難にすることがない。しかも、キーを連結端部の径小穴部内周面に突出するように設けているから、キーを連結端部の径大穴部内周面に突出するように設ける場合に比べ、径小穴部側は径大穴部側より円筒部の肉厚が厚いため、キーを取り付けるためのキー嵌合用凹窪部を十分深く形成できると共に、キーをその嵌合用凹窪部に固定するためのビスを十分にねじ込むことができて確実強固に固定できる。また、径小軸部は連結端部の先端側にあるから、キー溝の加工は径大軸部外周面よりも径小軸部外周面の方が容易となる。また、構造が非常に簡素で部材点数が少ないから、製作が容易でコストを安くできる。
【0028】
請求項2に係る発明は、ドリルヘッドの後端部とシャンクの先端部とを連結すると共に、複数個に分割されたシャンクの分割シャンク部同士を連結する場合の各連結構造に関するもので、請求項1の発明と同様に、一方の連結端部を他方の連結端部に軸方向に嵌め込んで、一方の連結端部の径小軸部及び径大軸部を他方の連結端部の径小穴部及び径大穴部に対し軸方向にインロー嵌合すると共に、キーをキー溝に軸方向に嵌合した後、サイドロックネジを締め付けるだけで、双方の連結端部を簡単且つ容易にして適正に連結することができ、またサイドロックネジを緩ませて連結端部を軸方向に引っ張るだけで簡単容易に連結を解除することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a) は図3に示されるガンドリルにおけるドリルヘッドの正面図、(b) はドリルヘッドをその先端側から見た側面図、(c) はドリルヘッドをその基端側から見た側面図である。
【図2】 (a) は同ガンドリルのシャンクの先端側部分を示す正面図、(b)はドリルヘッドを先端側から見た側面図である。
【図3】 シャンクの先端部にドリルヘッドの後端部が連結された状態のガンドリルの正面図である。
【図4】 (a) はドリルヘッドをシャンク先端部分から切り離した状態の斜視図、(b) は同ドリルヘッドの後端部を切屑排出溝とは反対側から見た斜視図である。
【図5】 シャンクが複数に分割されたガンドリルの実施形態を示すもので、(a) はシャンクの正面図、(b) は(a) のY−Y線断面図である。
【図6】 (a) は従来のガンドリルを示す正面図、(b) は(a) のX−X線断面図である。
【符号の説明】
1,25 ガンドリル(深穴切削具)
2 ドリルヘッド
3 シャンク
3a 分割シャンク部
4,5 切屑排出溝
10 径小軸部
11 径大軸部
12 キー溝
14 径小穴部
15 径大穴部
17 キー
20 サイドロックネジ

Claims (2)

  1. シャンクの先端部にドリルヘッドが着脱可能に連結され、シャンク及びドリルヘッドの外周面に長手方向に沿って断面略V字状の切屑排出溝が形成されてなる深穴切削具において、互いに連結される双方の連結端部の一方には端部側の径小軸部とその内方側の径大軸部とが同軸状に連設され、この一方の連結端部に外嵌される他方の連結端部には前記径小軸部と径大軸部とに軸方向にインロー嵌合する径小穴部と径大穴部とが同軸状に連設され、双方の連結端部の相対回転を阻止するキーが前記他方の連結端部の径小穴部内周面に突出するように設けられると共に、このキーに軸方向に嵌合するキー溝が前記一方の連結端部の径小軸部の外周面に形成され、且つ前記他方の連結端部に半径方向にねじ込まれて前記一方の連結端部の外周面に押し付けられるサイドロックネジによって双方の連結端部の軸方向相対移動が阻止されるようになっている深穴切削具。
  2. シャンクの先端部にドリルヘッドが着脱可能に連結されると共に、シャンクが複数に分割されてその分割シャンク部同士が着脱可能に連結され、シャンク及びドリルヘッドの外周面に長手方向に沿って断面略V字状の切屑排出溝が形成されてなる深穴切削具において、互いに連結される双方の連結端部の一方には端部側の径小軸部とその内方側の径大軸部とが同軸状に連設され、この一方の連結端部に外嵌される他方の連結端部には前記径小軸部と径大軸部とに軸方向にインロー嵌合する径小穴部と径大穴部とが同軸状に連設され、双方の連結端部の相対回転を阻止するキーが前記他方の連結端部の径小穴部内周面に突出するように設けられると共に、このキーに軸方向に嵌合するキー溝が前記一方の連結端部の径小軸部の外周面に形成され、且つ前記他方の連結端部に半径方向にねじ込まれて前記一方の連結端部外周面に押し付けられるサイドロックネジにより双方の連結端部の軸方向相対移動が阻止されるようになっている深穴切削具。
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