JP4140444B2 - 壁裏に隠蔽されたケーブルの探知方法、ケーブルの被探知具およびケーブルの探知装置 - Google Patents

壁裏に隠蔽されたケーブルの探知方法、ケーブルの被探知具およびケーブルの探知装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、壁の裏側に隠蔽されて配設されたケーブルを探知する、壁裏に隠蔽されたケーブルの探知方法、ケーブルの被探知具およびケーブルの探知装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、建物の壁面にスイッチやコンセント等の配線器具を取付ける場合、壁裏に予め配線されたケーブルを壁の表側に引き出し、引き出されたケーブルの先端側に該配線器具を取付けた状態で、該配線器具を当該壁面に固定するものである。
【0003】
ここで、前記ケーブルを壁の裏側から表側に引出すに際しては、該ケーブルを引出すための引出孔を当該ケーブルの配線位置に対応して壁面に穿設しなければならない。しかし、当該ケーブルは壁裏に隠蔽されて配線されているため、特殊な手法によってケーブルの配線位置を探知した後、該ケーブルの配線位置に対面するようにケーブル引出孔を穿設するようにしていた。
【0004】
図7は、隠蔽状態にあるケーブルを磁気的に検出する従来技術を示す。ケーブル100は、壁101の裏面に沿って上下方向に配線されて、壁101の表側からは隠蔽状態にある。前記ケーブル100には、2個の被探知用磁石102が壁101に対面する方向に直列に取付けられている。このように取着された該被探知用磁石102では、ケーブル100の配線方向に直交する方向に磁化される。つまり、例えば、同図示のように、該被探知用磁石102は、壁101に近い側がN極であって、ケーブル100に近い側がS極になっている。図7に示す状態においては、被探知用磁石102から発せられた磁力線Mは該被探知用磁石102のN極と対面する位置イにおいて、壁101を直角に横切っている。該磁石102から発せられる磁力線Mは、回転自在に設けられた探知用磁石103によって探知されるものである。
【0005】
このような従来技術において、図7に示すように、前記探知用磁石103を壁101に沿って矢示B―C方向で示される上下方向へ移動させると、図示のように、被探知用磁石102から発せられる磁力線Mを感知した該探知用磁石103は該磁力線Mの磁路に沿った方向を向く。
【0006】
又、図8に示すように、前記探知用磁石103を壁101に沿って矢示D―Eで示される水平方向へ移動させると、被探知用磁石102から発せられる磁力線Mを感知した該探知用磁石103は該磁力線Mの磁路に沿った方向を向く。
【0007】
そして、前記探知用磁石103が被探知用磁石102のN極に対面する位置イに到達した場合には、該探知用磁石103は壁101に直交する方向を向くため、当該位置イの真裏に被探知用磁石102のN極が存在していることが感知される。従って、該探知用磁石103と壁101との成す角度を目視することにより、該被探知用磁石102の存在位置、即ち、ケーブル100の配線位置を探知できる。
【0008】
これに関しては、特許文献1に示すように、ケーブルの先端に磁石を取付けておき、磁石から発せられる磁力線の磁束密度及び極性を壁の表側から探知機によって検出することにより、ケーブルの配線位置を探知する発明も提案されている。又、特許文献2に示すように、ケーブルに信号電流を流し、該信号電流を壁の表側から検出することにより、ケーブルの配線位置を探知する発明も提案されている。
【0009】
[特許文献1]
特開昭48−8092号公報(第1図)
[特許文献2]
特開平11−211774号公報
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、図7に示すように、ケーブル100の先端は固定されていないため、ケーブル100の配線作業の途中において、該ケーブル100は矢示F―G方向へ自転することにより、例えば、図9に示すように、被探知用磁石102の向きが変化することがある。つまり、図9に示すように、被探知用磁石102の磁化方向が壁101に直交しない方向、例えば、壁101に平行な方向を向いたままの状態で該ケーブル100及び被探知用磁石102が壁101の裏側に隠蔽されてしまう場合も起きる。同図示のように、被探知用磁石102の磁化方向が壁101に平行の場合、そのN極から発せられた磁力線Mは曲線を描くようにして、該N極から離れた位置ロにおいて壁101を略直角に横切るものである。
【0011】
このような状態において、被探知用磁石102の存在位置を探知しようとして、探知用磁石103を壁101に沿って移動させると、被探知用磁石102のN極から発せられる磁力線Mが壁101と直交する位置ロにおいて、該探知用磁石103が壁101と直交する方向を向くことになるため、被探知用磁石102は当該位置ロの真裏に存在するものとして感知される。
【0012】
しかし、図9において、磁力線Mが壁101を直角に横切る位置ロの真裏には、被探知用磁石102は存在せず、ケーブル100も存在しない。このため、前述の従来技術のようにして、被探知用磁石102を探知する場合には、ケーブル100が実際の存在位置とは異なった位置に存在しているものと誤って探知されるという問題があった。
【0013】
又、特許文献1に参照の従来技術においては、ケーブルの巻回された先端にのみ取付けられるものであったため、磁石が揺れる等して動き易く、磁石の姿勢が一定せず、その結果、磁力線の形態が一定しないことが磁力線の検出を困難なものとしていた。又、特許文献2に記載の従来技術においてはケーブルに信号を流すための装置が別途必要であるが、当該装置は高価であるため汎用的に使用できないという問題があった。
【0014】
本発明は前記実情に鑑みてなされたもので、その目的は、高価な部品を用いることなく、壁の裏側に隠蔽されたケーブルを壁の表側から的確に探知できるようにした、壁裏に隠蔽されたケーブルの探知方法、ケーブルの探知具およびケーブルの探知装置を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、壁裏に隠蔽された状態で該壁裏に沿って配線されるケーブルに、磁界を発生する被探知具を取り付け、該被探知具の位置を壁表から磁気的に検出することによってケーブルの位置を壁表側から探知するケーブルの探知方法であって、
前記磁界の方向が前記ケーブルの長手方向に沿う向きに前記被探知具を前記ケーブルに取り外し可能に取り付け、次いで、被探知具の位置を壁表側から磁気的に検出し、検出された被探知具の位置において壁にケーブル引出孔を開け、次いで、該ケーブルの下端側にスイッチやコンセント等の配線器具を取り付けるべく、該ケーブル引出孔からケーブルの先側を引き出すと共に該ケーブルから被探知具を取り外すことを特徴とする壁裏に隠蔽されたケーブルの探知方法である。このようにした場合、被探知具からの磁界はケーブルの長手方向に沿って発生する。従って、前記探知器によって前記磁界が探知された位置の裏側にはケーブルが配線されていることになる。このため、磁界を探知することにより、ケーブルの配線位置を的確に探知できる。
【0016】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、被探知具は、ケーブルの先端側にスイッチやコンセント等の配線器具を取り付けるべく当該先端側を壁裏から壁表に引き出す長さだけ該ケーブルの先端側から反先端方向へ後退した位置において該ケーブルに取り付けられることを特徴とするものである。このように構成した場合、ケーブルの余長を壁の表側に引き出してスイッチやコンセント等の配線器具を取付ける。
【0017】
請求項3に記載の発明は、壁裏に隠蔽されるケーブルを壁表から磁気的に探知するために該ケーブルに取付けられる被探知具であって、
磁力発生部と、
該磁力発生部から発生する磁界の向きが前記ケーブルの長手方向に沿うように該ケーブルに取り外し可能に取り付けられる取付部とを備え、
前記取付部は、前記ケーブルの長手方向に対しての横断面がU字状に形成されたケーブル挿通部と、ケーブルを側方から該ケーブル挿通部内へ案内する挿入口とを有し、前記ケーブル挿通部は、前記ケーブルが挿通されて拡開した際の復元力によって前記ケーブルを挟むようにして前記ケーブルに取り付けられ、前記挿入口には、前記挿入口を狭める方向へ突出して設けられて前記ケーブル挿通部内に案内されたケーブルの抜けを防止する抜止爪が形成されていることを特徴とするケーブルの被探知具である。
このように構成することにより、磁力発生部より発生する磁界の向きが前記ケーブルの長手方向に沿うように該磁力発生部をケーブルに取り付けることができる。
【0018】
又、請求項3に記載の発明は、取付部はケーブルに対して側方から挿入可能であるものである。このように構成した場合、磁力発生部をケーブルに取付けるに際し、該ケーブルの存在が邪魔にならない。
【0019】
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の発明において、磁力発生部は、1または複数の磁石と、該磁石を収容する磁石収容部とから構成したことを特徴とするものである。
【0020】
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の発明において、複数の磁石がケーブルの長手方向に沿って配置されてなるものである。磁石の個数を調整することにより、磁界の強さを調整できる。
【0021】
請求項6に記載の発明は、 壁裏に隠蔽された状態で該壁裏に沿って配線されたケーブルの位置を壁表側から探知するケーブルの探知装置であって、
磁力発生部と、該磁力発生部から発生する磁界の向きがケーブルの長手方向に沿うように該ケーブルに取り付けられる取付部とを備え、壁裏に隠蔽されるケーブルを壁表から磁気的に探知するために該ケーブルに取り外し可能に取付けられる被探知具と、
前記磁力発生部の一方の極性を壁表から探知可能な探知器とからなり、
前記被探知具は、前記一方の極性が壁裏に配線されたケーブルの反先端側に向けて配置されるように取付けられ、
前記被探知具の前記一方の極性の位置において壁にケーブル引出孔を開けて、該ケーブルの先端側にスイッチやコンセント等の配線器具を取り付けるべく該ケーブルの先端側を該ケーブル引出孔から引き出した後に、前記被探知具は前記ケーブルから取り外さることを特徴とするケーブルの探知装置である。このように構成した場合、ケーブルの配線方向に沿って磁界が発生するため、探知器が当該磁界を探知した位置の裏側にはケーブルが必ず配線されていることになる。このため、磁界を探知することにより、ケーブルの配線位置を探知できる。
【0022】
【実施の形態】
図1乃至図4は本発明の第1実施形態を示す。本実施の形態にかかるケーブルの探知装置1は被探知具2と、該被探知具2を探知する探知器3とを備える。該被探知具2は、壁4の裏側に隠蔽されるケーブル5に取付けられている。該被探知具2は、磁気を発生するものである。又、前記探知器3は前記被探知具2を磁気的に探知することにより、該被探知具2が取付けられているケーブル5の配線位置を探知するものである。前記被探知具2は、前記ケーブル5の先端5a側から前記余長部5bの長さだけ後退した位置においてケーブル5に取付けられている。つまり、前記被探知具2は、ケーブル5の先端5a側を壁裏から壁表側へ引き出す余長を残して該ケーブル5に取付けられるものである。
【0023】
前記探知器3は、図外の筐体に回転軸によって回転自在に設けられた探知用磁石3aを備えている。該探知器3は、前記被探知具2の一方の極性NまたはSを探知するものである。即ち、後述のように、該探知器3の探知用磁石3aと壁4との向かい合う角度によって、被探知具2の探知すべきN極またはS極の位置を探知できるものである。
【0024】
前記被探知具2はその磁界の方向が前記ケーブル5の長手方向に沿うように前記ケーブル5に取付けられている。ここで、例えば、前記探知器3によって前記被探知具2のN極を探知する場合には、図示のように、該被探知具2のN極が上側になり、S極が下側になる向きに、つまり、該N極がケーブル5の反先端側に向けて配置され、S極が該ケーブル5の先端5aに向けて配置されるように被探知具2は前記ケーブル5に取付けられるものである。
【0025】
一方、前記探知器3によって前記被探知具2のS極を探知する場合には、該S極が上側になる向きに、つまり、該S極がケーブル5の反先端側に向けて配置され、N極が該ケーブル5の先端5a側に向けて配置されるように被探知具2は前記ケーブル5に取付けられるものである。
【0026】
前記被探知具2は図2に示すように、磁石6と取付収容部7とから構成される。該取付収容部7は該磁石6を収容した状態で、前記ケーブル5に取付けられるものである。前記取付収容部7は取付部8と、前記磁石6を収容する磁石収容部9とから構成される。磁石収容部9と取付部8とは、合成樹脂によって一体成形されている。前記磁石6と前記磁石収容部9とによって磁力発生部10が構成される。前記磁石収容部9は、上面側が開口し、底面側が閉塞した収容孔11を有し、該収容孔11には前記磁石6が上面側から挿入されて収容されるものである。該収容孔11の形状は、当該収容孔11内に収容される磁石6の形状と同一形状に形成されている。該磁石6として、1個または複数個の磁石を用いても良い。
【0027】
前記収容孔11の上面側には、1対の係止爪12,12が設けられている。該係止爪12によって、前記収容孔11内に収容された磁石6の抜けが防止される。各係止爪12は、前記収容孔11の上端から軸方向に設けられた2つのスリット13,13によって、前記収容孔11の周壁の一部が前記磁石収容部9から切り離されて形成されていると共に、該収容孔11の径方向の内外へ向けて弾性を有している。該各係止爪12の先端には、径方向内側へ向けて突出する押え爪14,14が設けられている。該押え爪14は、収容穴11内に収容された磁石6の上面を押える。該押え爪14の上面は、前記収容孔11の径方向内側へ向けて下向きの傾斜面になったガイド面になっている。該ガイド面は、前記磁石6を前記収容孔11内に挿入し易くするものである。
【0028】
前記取付部8は、ケーブル5が挿通するケーブル挿通部15と、該ケーブル5を矢示方向から該ケーブル挿通部15内に案内して収容するための挿入口16とを有し、横断面がU字状を成している。前記ケーブル挿通部15には、前記収容孔11の軸芯と平行に前記ケーブル5を挿通する。前記ケーブル挿通部15の幅を広げる方向の力を加えた場合、該ケーブル挿通部15の幅を当該力を加える以前の状態に復帰させる復元力が発生する。従って、前記ケーブル挿通部15内を当該ケーブル挿通部15の幅よりも太いケーブル5を挿通させる場合には、当該復元力によって前記取付部8が前記ケーブル5を挟むようにして、前記被探知具2が該ケーブル5の任意の位置に取付けられる。
【0029】
前記挿入口16には、互いに向かい合うように設けられた1対の抜止爪17,17が設けられている。該抜止爪17は、挿入口16を狭める方向に該挿入口16から突出するように形成されることにより前記ケーブル挿通部15内を挿通するケーブル5の抜けを防止すると共に、該抜止爪17には前記ケーブル5を前記ケーブル挿通部15内へ挿入し易くするためのガイド面が形成されている。
【0030】
次に、壁2の裏面にそって予め配線されているケーブル5への被探知具2の取付について説明する。先ず、図2に示す状態において、磁石6を磁石収容部9のの上方から収容孔11に接近させ、該磁石6を該収容孔11内に押し込む。この場合、磁石6の下端が係止爪12のガイド面に触れ、係止爪12,12を径方向外方へ広げるようにして、磁石6は収容孔11内に押し込まれる。磁石6が収容孔11内に収容されると、係止爪12の押え爪14が磁石6の上面を押えつけることにより、該磁石6は収容孔11から抜け出ない。
【0031】
次に、ケーブル5を図2中、矢示方向から被探知具2の挿入口16に接近させて該挿入口16に押し込むと、ケーブル5は抜止爪17のガイド面に案内されつつ該挿入口16の幅を押し広げるようにしてケーブル挿通部15内に案内される。該ケーブル5の幅が、該ケーブル挿通部15の幅よりも太い場合には、ケーブル挿通部15がケーブル5を挟むようにして被探知具2は該ケーブル5の任意の位置に取付けられる。被探知具2がケーブル5に取り付けられた状態において、前記磁石6の磁界の方向は、図1に示すように、ケーブル5の長手方向、即ち、壁2の裏面に沿った方向に一致することになる。
【0032】
次に、探知器3によって被探知具2を探知する場合について説明する。図1に示すように、被探知具2がケーブル5に取付けられた状態において、該被探知具2のN極から発せられた磁力線Mは曲線を描くようにしてS極に戻る。この磁力線は、位置ハにおいて壁を略直角に横切るが、位置ニにおいては壁を斜めに横切っている。
【0033】
この状態において、前記被探知具2のN極を探知すべく、探知器3のS極を壁に向けた状態で該探知器3を壁4に沿って移動させると、該探知器3の探知用磁石3aは当該磁力線Mの磁路に沿った方向を向く。つまり、前記位置ニにおいては、前記探知器3の探知用磁石3aは壁4に対して斜めに交差する方向を向く。そして、前記探知器3が位置ハに達すると、磁力線Mの方向、即ち、該探知器3の探知用磁石3aは壁4に直交する方向を向く。
【0034】
このように、前記探知器3の探知用磁石3aが壁4と直交する方向を向く位置を探知することにより、磁力線Mが壁4を略直角に横切る位置、つまり、位置ハを探知する。そして、当該位置ハの真裏には、ケーブル5が存在するため、探知器3によって、当該位置ハを探知することにより、ケーブル5の配線位置を探知できる。
【0035】
又、このように、前記探知器3は、被探知具2の上側を探知するため、ケーブル5の配線位置を確実に探知できるものである。つまり、仮に、前記探知器3で、被探知具2の下側を探知する場合においては、探知器3が該被探知具2の下側において、磁力線Mが壁4を直角に横切る位置ホを検出したとしても、仮に、図示のように、余長部5bの長さが短い場合には、前記探知器3はケーブル5の先端5aよりもさらに下側を探知してしまい、その結果、ケーブル5の配線位置を探知できない虞がある。しかし、この実施形態においては、前述のように、前記探知器3は、被探知具2の上側を探知するため、ケーブル5の配線位置を確実に探知できるものである。
【0036】
一方、仮に、ケーブル5が180度捩れることにより、被探知具2が図1中、一点鎖線で示すように、ケーブル5の裏側に位置したとする。この場合、該被探知具2から発せられる磁力線Mは位置ヘにおいて壁4を横切ることになるが、当該位置ヘの真裏にはケーブル5が存在する。同様に、ケーブル5の捩れの角度の如何に拘わらず、被探知具2から発せられる磁力線Mが壁4を横切る位置の真裏にはケーブル5常にが存在する。
【0037】
このように、本実施形態においては、被探知具2の磁界の方向がケーブル5の長手方向に沿うように該被探知具2をケーブル5に取付けるようにしたため、仮に、ケーブル5が自転した姿勢で壁4の裏に配線されている場合であっても、被探知具2から発せられる磁力線Mが壁4を略直角に横切る位置ハ、ホ、ヘを探知することにより、ケーブル5の配線位置を誤ることなく的確に探知できる。
【0038】
その後、図4に示すように、前記位置ハまたは、位置ホにおいて前記ケーブル5を引き出すための孔Nを穿設し、該孔Nからケーブル5を壁4の表側に引き出して図示しないスイッチ等の配線器具を接続する。
【0039】
この実施形態においては、従来の磁石6を用い、又、磁石収容部9と取付部8は合成樹脂によって成形され,又、該磁石6から発する磁力線Mは従来の探知器を用いて探知できるため、ケーブルの探知装置1を安価に提供できる。尚、以上の説明においては、取付部8と磁石収容部9とを一体に成形したが、両者を別体に成形した後、接着等の手段によって両者を一体化しても良い。
【0040】
次に、本発明の第2実施形態を図5に基づき説明する。この第2実施形態においては、被探知具2が取付部8と、磁石収容部21と、該磁石収容部21に設けられた収容孔22と、該収容孔22内に収容される磁石23とを備え、取付部8がケーブル5を挟むようにして該ケーブル5に取付けられる点においては、第1実施形態と同様である。しかし、この第2実施形態においては、収容孔22内に磁石23を挿入するための挿入口24が、ケーブル5の配線方向とは直交する向きに形成され、該磁石23が該ケーブル5の配線方向とは直交する方向から該収容孔22内に収容される点にあり、又、係止爪25,25も当該磁石23の挿入方向に向けて形成されている点にある。
【0041】
尚、第1実施形態においては、磁石6の横断面を円形にし、収容孔11の横断面の形状を円形に形成したが、この第2実施形態のように、磁石23を立方体に形成すると共に、収容孔22の形状も該磁石23と同形の立方体の形状に形成しても良い。この第2実施形態においても、第1実施形態と同様に、磁石23の磁界の方向がケーブル5の長手方向に沿っているため、第1実施形態と同様に、被端治具1を的確に探知して、ケーブル5の配線位置を誤りなく探知できる。この実施形態においては、磁石23がケーブル5の配線方向と直交する方向から磁石収容部21の収容孔22内に挿入されるため、該磁石23を収容孔22内に挿入する際にケーブル5が弊害とならない。
【0042】
次に、本発明の第3実施形態を図6に基づき説明する。この第3実施形態においては、被探知具2の中央をケーブル5が挿通するように、該被探知具2は環状に形成されている。即ち、磁石収容部31が両端閉塞の筒体によって形成されていると共に、該磁石収容部31の両端中心にはケーブル挿通孔32が形成されている。又、該磁石収容部31に収容される磁石33は、前記ケーブル挿通孔32に連通する孔が形成された環状を成している。前記ケーブル挿通孔32の形状を、ケーブル5の断面形状と略同一に形成すると共に、該ケーブル挿通孔32の大きさを該ケーブル5の太さよりも僅かに小さく形成することにより、該被探知具2はケーブル5を先端からケーブル挿通孔32に挿通するようにしてケーブル5の任意の位置に移動できると共に、該被探知具2は該ケーブル挿通孔32とケーブル5との間の摩擦によって、ケーブル5の任意の位置に取付けられることになる。
【0043】
このような構成の第3実施形態においては、ケーブル5が図中、矢示J―K方向へ自転したとしても、壁2の表側から検出できる磁力線Mの強弱に変化はない。このため、このようにケーブル5が自転をしたとしても、磁力線Mを効率良く検出できて、ケーブル5を効率良く検出できる。
【0044】
ところで、以上の各実施形態においては、ケーブル5に一個の被探知具2を取付けた場合について説明したが、複数個の被探知具2をケーブル5の配線方向にそって所定間隔を開けて取付ければ、ケーブル5が配線されている経路を探知できる。
【0045】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に記載の発明によれば、被探知具の磁界の方向が前記ケーブルの長手方向に沿うように該被探知具を該ケーブルに取付け、次いで、前記被探知具を壁表側から検出し、検出された被探知具の位置によって前記ケーブルの位置を壁表側から探知するようにしたので、被探知具からの磁界はケーブルの長手方向に沿って発生する。このため、当該磁界を探知することにより、当該磁界を探知した位置の裏側に配線されているケーブルを誤りなく、的確に探知できる。
【0046】
又、請求項2に記載の発明によれば、被探知具は、ケーブルの先端側を壁裏から壁表に引き出す余長を残してケーブルに取付けられるので、該余長部を壁の表側に引き出すことにより、該余長部にスイッチやコンセント等の配線器具を容易に取付できる。
【0047】
又、請求項3に記載の発明によれば、壁裏に隠蔽されるケーブルを壁表から磁気的に探知するために該ケーブルに取付けられる被探知具であって、磁力発生部と、前記磁力発生部により発生する磁界の向きが前記ケーブルの長手方向に沿うように該ケーブルに取り付け可能な取付部とを備えたので、該被探知具から発せられる磁束を探知することにより、該被探知具を取付けたケーブルの配線位置を壁の表側から誤りなく、的確に探知できる。
【0048】
又、請求項4に記載の発明によれば、前記取付部はケーブルに対して側方から挿入可能であるので、被探知具をケーブルに取付けるに際し、該ケーブルの存在が邪魔にならない。
【0049】
又、請求項5に記載の発明によれば、磁力発生部は、1または複数の磁石と、該磁石を収容する磁石収容部とから構成したの、磁石の個数を選択することにより、磁力線の強弱を調整できる。
【0050】
請求項6に記載の発明によれば、複数の磁石がケーブルの長手方向に沿って配置されるため、磁石の個数を調整することにより、磁界の強さを調整できる。
【0051】
請求項7に記載の発明によれば、前記磁力発生部により発生する磁界の向きがケーブルの長手方向に沿うように該ケーブルに取付可能な取付部とを備え、壁裏に隠蔽されるケーブルを壁表から磁気的に探知するために該ケーブルに取付けられる被探知具と、前記磁力発生部の一方の極性を壁表から探知可能な探知器とからなり、前記被探知具は、前記一方の極性が壁裏に配線されたケーブルの反先端側に向けて配置されるように取付けられるため、ケーブルの配線方向に沿って磁界が発生する。従って、前記探知器が前記磁界を探知した位置の裏側にはケーブルが配線されていることになる。このため、磁界を探知することにより、ケーブルの配線位置を的確に探知できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施形態の被探知具をケーブルに取付けた状態を示す側断面図を示す。
【図2】 第1実施形態の被探知具の分解斜視図を示す。
【図3】 第1実施形態の被探知具を下側から観た斜視図を示す。
【図4】 ケーブルを壁の表側に引き出した状態を示す縦断面図である。
【図5】 第2実施形態の分解斜視図を示す。
【図6】 第3実施形態の斜視図を示す。
【図7】 従来技術の被探知用磁石をケーブルに取付けた状態を示す側断面図を示す。
【図8】 図7のA―A線断面図である。
【図9】 図8に示す状態において、被探知用磁石の向きが変わった状態を示す図8と同様の図である。
【符合の説明】
1 ケーブルの探知装置
2 被探知具
3 探知器
4 壁
5 ケーブル
5a ケーブルの先端
5b 余長部
6 磁石
8 取付部
9 磁石収容部
10 磁力発生部
11 収容孔
M 磁力線

Claims (6)

  1. 壁裏に隠蔽された状態で該壁裏に沿って配線されるケーブルに、磁界を発生する被探知具を取り付け、該被探知具の位置を壁表から磁気的に検出することによってケーブルの位置を壁表側から探知するケーブルの探知方法であって、
    前記磁界の方向が前記ケーブルの長手方向に沿う向きに前記被探知具を前記ケーブルに取り外し可能に取り付け、次いで、被探知具の位置を壁表側から磁気的に検出し、検出された被探知具の位置において壁にケーブル引出孔を開け、次いで、該ケーブルの下端側にスイッチやコンセント等の配線器具を取り付けるべく、該ケーブル引出孔からケーブルの先側を引き出すと共に該ケーブルから被探知具を取り外すことを特徴とする壁裏に隠蔽されたケーブルの探知方法。
  2. 被探知具は、ケーブルの先端側にスイッチやコンセント等の配線器具を取り付けるべく当該先端側を壁裏から壁表に引き出す長さだけ該ケーブルの先端側から反先端方向へ後退した位置において該ケーブルに取り付けられることを特徴とする請求項1に記載の壁裏に隠蔽されたケーブルの探知方法。
  3. 壁裏に隠蔽されるケーブルを壁表から磁気的に探知するために該ケーブルに取付けられる被探知具であって、
    磁力発生部と、
    該磁力発生部から発生する磁界の向きが前記ケーブルの長手方向に沿うように該ケーブルに取り外し可能に取り付けられる取付部とを備え、
    前記取付部は、前記ケーブルの長手方向に対しての横断面がU字状に形成されたケーブル挿通部と、ケーブルを側方から該ケーブル挿通部内へ案内する挿入口とを有し、前記ケーブル挿通部は、前記ケーブルが挿通されて拡開した際の復元力によって前記ケーブルを挟むようにして前記ケーブルに取り付けられ、前記挿入口には、前記挿入口を狭める方向へ突出して設けられて前記ケーブル挿通部内に案内されたケーブルの抜けを防止する抜止爪が形成されていることを特徴とするケーブルの被探知具。
  4. 磁力発生部は、1または複数の磁石と、該磁石を収容する磁石収容部とから構成したことを特徴とする請求項3に記載のケーブルの被探知具。
  5. 複数の磁石がケーブルの長手方向に沿って配置されてなることを特徴とする請求項4に記載のケーブルの被探知具。
  6. 壁裏に隠蔽された状態で該壁裏に沿って配線されたケーブルの位置を壁表側から探知するケーブルの探知装置であって、
    磁力発生部と、該磁力発生部から発生する磁界の向きがケーブルの長手方向に沿うように該ケーブルに取り付けられる取付部とを備え、壁裏に隠蔽されるケーブルを壁表から磁気的に探知するために該ケーブルに取り外し可能に取付けられる被探知具と、
    前記磁力発生部の一方の極性を壁表から探知可能な探知器とからなり、
    前記被探知具は、前記一方の極性が壁裏に配線されたケーブルの反先端側に向けて配置されるように取付けられ、
    前記被探知具の前記一方の極性の位置において壁にケーブル引出孔を開けて、該ケーブルの先端側にスイッチやコンセント等の配線器具を取り付けるべく該ケーブルの先端側を該ケーブル引出孔から引き出した後に、前記被探知具は前記ケーブルから取り外さることを特徴とするケーブルの探知装置。
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