JP4139606B2 - Projection lens - Google Patents
Projection lens Download PDFInfo
- Publication number
- JP4139606B2 JP4139606B2 JP2002058600A JP2002058600A JP4139606B2 JP 4139606 B2 JP4139606 B2 JP 4139606B2 JP 2002058600 A JP2002058600 A JP 2002058600A JP 2002058600 A JP2002058600 A JP 2002058600A JP 4139606 B2 JP4139606 B2 JP 4139606B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lens
- group
- projection
- optical axis
- concave
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B13/00—Optical objectives specially designed for the purposes specified below
- G02B13/22—Telecentric objectives or lens systems
-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B15/00—Optical objectives with means for varying the magnification
- G02B15/14—Optical objectives with means for varying the magnification by axial movement of one or more lenses or groups of lenses relative to the image plane for continuously varying the equivalent focal length of the objective
- G02B15/144—Optical objectives with means for varying the magnification by axial movement of one or more lenses or groups of lenses relative to the image plane for continuously varying the equivalent focal length of the objective having four groups only
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Optics & Photonics (AREA)
- Lenses (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、投映画像の照度ムラを抑え、後玉径の小型化が可能な投映用レンズに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
画像表示パネルとして、ディジタル・マイクロミラー・デバイス(DMD)と呼ばれる反射型表示素子を用いたプロジェクタが知られている。DMDは、マトリクス状に敷き詰められた多数のマイクロミラーを備え、各マイクロミラーの反射角度を変えることで1画素の輝度を調節している。
【0003】
1枚のDMDを備えた単板式DMDプロジェクタには、大きく2つのタイプがある。その1つ目は、投映光軸と照明光軸が直交する位置にプリズムが設けられ、投映光軸上のプリズムとDMDの間で、照明光路と投映光路とが一致する光路一致型である。2つ目は照明光路と投映光路がDMDの画像形成面に対して対称に設けられ、投映光が投映用レンズに斜めに入射する光路不一致型である。
【0004】
前者の光路一致型における投映用レンズは、投映光軸上のDMDとの間にプリズムがあるため、長いバックフォーカスを必要とする。また、DMDから出射されるテレセントリックな投映光を高輝度かつ均一に投射するために、投映用レンズの入射瞳を大きくしてパネル側のテレセントリック特性を高めている。
【0005】
一方、後者の光路不一致型はプリズムが不要となるため、軽量化やコンパクト化、低価格化が考慮されたプロジェクタに採用される。光路不一致型ではDMDからの出射光が投映光軸に対して斜めに傾くため、光路一致型に比べて投映輝度が低くなり、また投映画像にケラレや照度ムラを生じさせる欠点がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、光路不一致型の欠点を改善するときに、入射瞳をさらに大きくすることでDMDからの出射光と投映光軸の傾きを小さくしようとすると、入射瞳の確保に伴う後玉径の大型化が避けられず、軽量性、コンパクト性、低価格性が損なわれるという問題がある。また、入射瞳の大型化に伴い、倍率色収差や歪曲収差といった横収差の増大を招き、光学性能を向上させることができないという問題が生じる。特に、単板式プロジェクタは、三板式のものと異なり、RGB三原色画像の色ズレをパネル調整によって補正できないため、投映用レンズに高いパフォーマンスが要求される。
【0007】
本発明は、上記問題点を考慮してなされたもので、上記光路不一致型のように投映光学系に対する入射光が傾いたプロジェクタに好適であり、後玉径を小さく維持するとともに、光学性能の向上を実現した投映用レンズを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の投映用レンズは、画像表示パネルによって照明光から作り出される投映光をスクリーンに向けて拡大投射するための投映用レンズであり、フォーカス時に第1群が光軸上で進退し、変倍時の全長が固定された4群以上のズーム光学系からなり、前記第1群にはパネル側に凹面を向けた凹メニスカスレンズが設けられており、第4群以降に凹レンズと凸レンズの接合レンズがスクリーン側に凹面を向けて設けられ、前記接合レンズよりもパネル側に少なくとも2枚の凸レンズが設けられ、投映光軸に対して垂直方向に偏心した絞りが第2群と第3群の間に配置されており、広角端における光学系全体の焦点距離をfw、第2群、第3群の焦点距離をそれぞれf2、f3としたときに下記1)及び2)の条件を満たし、有効像円上で前記画像表示パネルから出射される光線のうち、上光線と下光線の投映光軸に対する傾角の平均値を平均出射傾角θとしたときに、この平均出射傾角θが広角端から望遠端に渡って下記3)の条件式を満たすことを特徴とする。
1)1.0<f2/fw<1.6
2)3.6<f3/fw<6.2
3)2°<θ<9°
【0009】
絞りを偏心させると、パネル上の特定光点から出射される光の上光線と下光線は、その出射方向が投映光軸に対して非対称となり、出射光線が投映光軸に対して傾けられる。その結果、パネル上の各点から出射する光線が平行になって投映系に入射し、明るさにムラのない投映光が投射される。これにより、投映画像の照度ムラが小さくなるとともに、テレセントリック性確保のために入射瞳を大きくする必要がなくなり、後玉の小型化と光学性能の向上が実現できる。
【0011】
上記1)の条件式の範囲外の値をとる光学系では、サジタル面の像湾曲、色収差が増大してその補正が困難となる。特に下限を下回ることは第2群のパワーが強くなることを意味しており、横収差が増大する。また、上限を上回ると変倍による収差変動が大きくなり、安定した光学性能が得られなくなる。
【0012】
上記2)式の下限を下回ることは第3群のパワーが強くなることを意味しており、球面収差及び横収差が増大して、これらを抑えることが困難になる。上記2)式の上限を上回ると、変倍動作におけるレンズ移動量の増大による光学系の肥大化、変倍に伴う収差変動の増大、軸上色収差の増大が伴う。
【0013】
上記3)の条件式は、有効像円上で前記画像表示パネルから出射される光線のうち、上光線と下光線の投映光軸に対する傾角の平均値を平均出射傾角θとして定義し、広角端から望遠端に渡る平均出射傾角θの許容範囲を規定したものである。θが2°よりも小さいと、テレセントリック投映系の欠点が現れてくるので、後玉径の小型化や性能向上が十分でなくなる。また、θが9°よりも大きいと絞りの偏心量が大きくなり過ぎて、上光線や下光線の入射高が高くなり、横収差が増大してしまう。
【0014】
【実施例】
(実施例1)
図1において、投映用ズームレンズ10は、スクリーン側から順に第1レンズ群G11〜第4レンズ群G14をなす計14枚のレンズと平行平面ガラス25とによって構成される。第2レンズ群G12と第3レンズ群G13の間には絞りS1が設けられている。投映用ズームレンズ10のレンズデータを以下に示す。
【0015】
【表1】
【0016】
なお表中では、最もスクリーンに近い屈折面から順に面番号iを付しており、d線(波長587.6nm)に対する屈折率が示された番号の屈折面とその次の屈折面とによって1つの光学要素が構成される。面間隔dは対応する番号の屈折面と次の屈折面とのレンズ厚みもしくは空気間隔(単位mm)を示している。これらは後述する他の実施例についても同様である。なお最終面の面間隔は平行平面ガラスからパネル面までの距離である。
【0017】
第1レンズ群G11は、スクリーン側に凸面を向けた凸メニスカスレンズ11、パネル面側に凹面を向けた凹メニスカスレンズ12、凹レンズ13の計3枚のレンズで構成される。第2レンズ群G12は、パネル面側に凸面を向けた凸メニスカスレンズ14とスクリーン側に凹面を向けた凹メニスカスレンズ15の接合レンズと、凸レンズ16で構成される。第3レンズ群G13は、凹レンズ17と凸レンズ18の接合レンズで構成される。第4レンズ群G14は、凹レンズ19、パネル面側に凸面を向けた凸メニスカスレンズ20、凹レンズ21と凸レンズ22の接合レンズ、パネル面側に凸面を向けた凸メニスカスレンズ23と凸レンズ24で構成される。凹レンズ21と凸レンズ22の接合レンズはその凹面をスクリーン側に向けて配置されている。
【0018】
投映用ズームレンズ10は、フォーカス時にd6 が変化して第1レンズ群G11が投映光軸L1に沿ってスクリーン側とパネル面側とに進退する。第1レンズ群G1以外の他のレンズ群は固定される。変倍時においては、d11,d15が変化して第2レンズ群G12、絞りS1、第3レンズ群G13が投映光軸L1に沿って移動する。絞りS1と第3レンズ群G13は一体となって移動する。絞りS1は投映光軸L1に対して垂直方向に偏心しており、絞りS1の開口中心から光軸L1までの距離h1 を絞り偏心量として示している。投射距離を無限遠とした時の広角端、標準、望遠端における全系の焦点距離、Fナンバー、可変面間隔を表2に示す。
【0019】
【表2】
【0020】
本実施例において、投射距離無限遠時のレンズ系全長linf 、絞り偏心量h1 、第1群G11〜第4レンズ群G14の焦点距離f1 〜f4 、広角端における全系の合成焦点距離fw はそれぞれ
linf =139.5mm
h1 =4.5mm
f1 =−34.97mm
f2 =37.24mm
f3 =125.91mm
f4 =49.03mm
fw =28.58mm
である。また、各群の焦点距離とfw の比の値は、
f1 /fw =−1.22
f2 /fw =1.30
f3 /fw =4.41
f4 /fw =1.72
であり、本発明の特徴値f2 /fw 、f3 /fw はそれぞれ条件式
1)1.0<f2 /fw <1.6
2)3.6<f3 /fw <6.2
をそれぞれ満たす。
【0021】
投映用ズームレンズ10では、絞りS1が投映光軸L1よりも下側に偏心することで、パネル面上の光点から出射される光線が全体として下向きに傾けられる。図2に示すように、画像表示パネルP1から出射される光のうち、上光線R1と下光線R2が投映光軸L1となす角をそれぞれα、βとし、
θ=(α+β)/2
として求められるθを平均出射傾角θと定義する。この平均出射傾角θは、本明細書においてパネル面から出射される光の傾きを表す尺度として使用している。なお、θを求めるにあたっては、投映光軸を境に子午面を2つの領域に分けたとき、偏心絞りの中心が位置する領域に向かう出射光線の傾角を正としている。すなわち、投映光軸L1よりも上向きの出射角度を負の傾角、下向きの出射角度を正の傾角としており、θがαとβの算術平均として求められるように定めてある。以下に、各像高における平均出射傾角θの値を示す。
【0022】
【表3】
【0023】
ここで表中の有効像円φとは、画像表示パネルP1の画面中心と投映光軸L1とが一致した系以外に、画像表示パネルP1が投映光軸L1上にない系の光学性能評価に用いる広義の有効像円の直径を意味する。図3に示すように、画像表示パネルP1として反射型表示素子が用いられ、照明光の入射光路と投映光の出射光路とが独立したプロジェクタでは、投映光軸L1から表示素子の端部までの距離を半径とする円を有効像円とし、表示素子からの出射光線を有効像円から出射する軸対称な光束の一部とみなして投映光学系A1の性能評価を行っている。
【0024】
上表に見られるように、平均出射傾角θは、広角時、標準時、望遠時いずれにおいても、本発明の特徴式
3)2°<θ<9°
を満たしている。また、平均出射傾角θの各像高におけるバラツキは0.9度〜1.5度以内に抑えられており、有効像円からの出射光線は軸上から軸外に渡ってほぼ平行になっている。
【0025】
図4と図5に広角時と望遠時の収差図をそれぞれ示す。各図(a)は、各像高における収差量を表し、破線、実線、一点鎖線で示す曲線はそれぞれ波長620nm、550nm、440nmの光線についての球面収差である。各図(b)は、図中S、Tで示す曲線がそれぞれサジタル像面、タンジェンシャル像面における収差を各画角について示したものである。各図(c)は歪曲収差を示している。これらは後述する他の実施例においても同様である。各収差図より諸収差が良好に補正されていることがわかる。
【0026】
(実施例2)
図6において、投映用ズームレンズ30は、スクリーン側から順に第1レンズ群G31〜第5レンズ群G35をなす計15枚のレンズと平行ガラス46とによって構成されている。第2レンズ群G32と第3レンズ群G33の間には絞りS2が設けられている。投映用ズームレンズ30のレンズデータを以下に示す。
【0027】
【表4】
【0028】
第1レンズ群G31は、パネル面側に凹面を向けた凹メニスカスレンズ31、凸レンズ32、パネル面側に凹面を向けた凹メニスカスレンズ33、スクリーン側に凹面を向けた凹メニスカスレンズ34の計4枚のレンズで構成される。第2レンズ群G32は、パネル面側に凸面を向けた凸メニスカスレンズ35とスクリーン側に凹面を向けた凹メニスカスレンズ36の接合レンズと、凸レンズ37で構成される。第3レンズ群G33は、凹レンズ38と凸レンズ39の接合レンズで構成される。第4レンズ群G34は、凹レンズ40、凸レンズ41、凹レンズ42と凸レンズ43の接合レンズ、凸レンズ44で構成される。第5レンズ群G35は凸レンズ45からなる。
【0029】
投映用ズームレンズ30は、フォーカス時にd8 が変化して、第1レンズ群G31のみが投映光軸L2に沿ってスクリーン側とパネル側とに進退し、他のレンズ群は固定される。変倍時においては、d14,d17,d26が変化し、第2レンズ群G32、絞りS2、第3レンズ群G33が光軸L2に沿って移動する。第2レンズ群G32と絞りS2は一体となって移動する。以下に、投映距離無限遠時の広角端、標準、望遠端における全系の焦点距離、Fナンバー、可変面間隔を示す。
【0030】
【表5】
【0031】
本実施例において、投射距離無限遠時のレンズ系全長linf 、絞り偏心量h2 、第1レンズ群G31〜第4レンズ群G35の焦点距離f1 〜f5 、広角端における全系の焦点距離fw はそれぞれ
linf =151.5mm
h2 =5.30mm
f1 =−36.61mm
f2 =42.00mm
f3 =106.22mm
f4 =−337.83mm
f5 =68.05mm
fw =28.61mm
である。また、各レンズ群の焦点距離とfw の比は、
f1 /fw =−1.28
f2 /fw =1.47
f3 /fw =3.71
f4 /fw =−11.81
f5 /fw =2.38
であり、本発明の特徴値f2 /fw 、f3 /fw はそれぞれ条件式
1)1.0<f2 /fw <1.6
2)3.6<f3 /fw <6.2
を満たしている。
【0032】
絞りS2が投映光軸L2から図中下方に5.3mm偏心することにより、各像高における平均出射傾角θは以下の表のとおりとなる。
【0033】
【表6】
【0034】
上表に見られるように、平均出射傾角θは、広角時、標準時、望遠時いずれにおいても、本発明の特徴式
3)2°<θ<9°
を満たしている。また、平均出射傾角θの各像高におけるバラツキは1.1度〜1.7度以内に抑えられ、パネル面からの出射光線がほぼ平行となっていることがわかる。図7及び図8に広角時と望遠時の収差図をそれぞれ示す。投映用ズームレンズ30は、諸収差が良好に補正されて優れた光学性能を示している。
【0035】
(実施例3)
図9において、投映用ズームレンズ50は、スクリーン側から順に第1レンズ群G51〜第5レンズ群G55をなす計15枚のレンズと平行ガラス66とによって構成されている。第2レンズ群G52と第3レンズ群G53の間には絞りS3が設けられている。投映用ズームレンズ50のレンズデータを以下に示す。
【0036】
【表7】
【0037】
第1レンズ群G51は、パネル面側に凹面を向けた凹メニスカスレンズ51、凸レンズ52、パネル面側に凹面を向けた凹メニスカスレンズ53、凹レンズ54の計4枚のレンズで構成される。第2レンズ群G52は、パネル面側に凸面を向けた凸メニスカスレンズ55とスクリーン側に凹面を向けた凹メニスカスレンズ56の接合レンズと、凸レンズ57で構成される。第3レンズ群G53は、凹レンズ58と凸レンズ59の接合レンズで構成される。第4レンズ群G54は、凹レンズ60と凸レンズ61の接合レンズからなる。第5レンズ群G55は、凹レンズ62と凸レンズ63の接合レンズ、凸レンズ64、凸レンズ65で構成されている。
【0038】
投映用ズームレンズ50は、フォーカス時にd8 が変化して、第1レンズ群G51が光軸L3上を移動し、他のレンズ群は固定される。変倍時においては、d13,d17,d20が変化して第2レンズ群G52、絞りS3、第3レンズ群G53、第4レンズ群G54が光軸L3に沿って移動する。第3レンズ群G53と絞りS3は一体となって移動する。投映距離無限遠時の広角端、標準、望遠端における全系の焦点距離、Fナンバー、可変面間隔を示す。
【0039】
【表8】
【0040】
本実施例において、投射距離無限遠時のレンズ系全長linf 、絞り偏心量h3 、第1レンズ群G51〜第5レンズ群G55の焦点距離f1 〜f5 、広角端における全系の焦点距離fw はそれぞれ
linf =134.4mm
h3 =5.50mm
f1 =−38.18mm
f2 =32.02mm
f3 =169.83mm
f4 =−52.08mm
f5 =38.38mm
fw =28.62mm
である。また、各群の焦点距離とfw の比の値はそれぞれ
f1 /fw =−1.33
f2 /fw =1.12
f3 /fw =5.93
f4 /fw =−1.82
f5 /fw =1.34
であり、条件式
1)1.0<f2 /fw <1.6
2)3.6<f3 /fw <6.2
をそれぞれ満たす。
【0041】
絞りS3が投映光軸L3から5.5mm偏心することにより、各像高における平均出射傾角θは以下の表のとおりとなる。
【0042】
【表9】
【0043】
上表に見られるように、平均出射傾角θは、広角時、標準時、望遠時いずれにおいても、本発明の特徴式
3)2°<θ<9°
を満たしている。また、平均出射傾角θの各像高におけるバラツキは1.7度〜2.5度以内に抑えられ、パネル面からの出射光線がほぼ平行となっている。図10及び図11に示す広角時と望遠時の収差図より、諸収差が良好に補正されていることがわかる。
【0044】
なお、本発明はDMDプロジェクタに限られず、画像表示パネルとして液晶表示素子(LCD)などの他のデバイスを用いたプロジェクタに用いてもよい。
【0045】
【発明の効果】
以上のように、本発明の投映用レンズによれば、投映光軸に対して垂直方向に偏心した絞りを設けたので、有効像円からの出射光線が軸上から軸外に渡って平行となって傾けられ、照度ムラの小さい投映描写が可能となる。よって、後玉径の小型化、光学性能の向上が実現でき、低コストで質の良い投映用レンズを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】望遠端、広角端における第1実施例のレンズ構成図である。
【図2】平均出射傾角θの説明図である。
【図3】有効像円の説明図である。
【図4】広角端における(a)球面収差図、(b)非点収差図、(c)歪曲収差図である。
【図5】望遠端における(a)球面収差図、(b)非点収差図、(c)歪曲収差図である。
【図6】望遠端、広角端における第2実施例のレンズ構成図である。
【図7】広角端における(a)球面収差図、(b)非点収差図、(c)歪曲収差図である。
【図8】望遠端における(a)球面収差図、(b)非点収差図、(c)歪曲収差図である。
【図9】望遠端、広角端における第3実施例のレンズ構成図である。
【図10】広角端における(a)球面収差図、(b)非点収差図、(c)歪曲収差図である。
【図11】望遠端における(a)球面収差図、(b)非点収差図、(c)歪曲収差図である。
【符号の説明】
10,30,50 投映用ズームレンズ
S1,S2,S3 絞り
L1,L2,L3 投映光軸[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a projection lens capable of suppressing unevenness in illuminance of a projected image and reducing the rear lens diameter.
[0002]
[Prior art]
As an image display panel, a projector using a reflective display element called a digital micromirror device (DMD) is known. The DMD includes a large number of micromirrors arranged in a matrix, and adjusts the luminance of one pixel by changing the reflection angle of each micromirror.
[0003]
There are roughly two types of single-plate DMD projectors having one DMD. The first is an optical path matching type in which a prism is provided at a position where the projection optical axis and the illumination optical axis are orthogonal to each other, and the illumination optical path matches the projection optical path between the prism and DMD on the projection optical axis. The second is an optical path mismatch type in which the illumination light path and the projection light path are provided symmetrically with respect to the image forming surface of the DMD, and the projection light is obliquely incident on the projection lens.
[0004]
The former projection lens in the optical path matching type requires a long back focus because of the prism between the DMD on the projection optical axis. In addition, in order to project the telecentric projection light emitted from the DMD uniformly with high brightness, the entrance pupil of the projection lens is increased to enhance the telecentric characteristics on the panel side.
[0005]
On the other hand, since the latter optical path mismatch type does not require a prism, it is used in a projector that is light weighted, compact, and low in price. In the optical path mismatch type, the emitted light from the DMD is inclined with respect to the projection optical axis, so that the projection luminance is lower than that in the optical path matching type, and there is a drawback that vignetting and illuminance unevenness occur in the projected image.
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
However, when improving the defect of the optical path mismatch type, if the entrance pupil is further increased to reduce the inclination of the exit light from the DMD and the projection optical axis, the rear lens diameter increases as the entrance pupil is secured. However, there is a problem that lightness, compactness, and low price are impaired. Further, as the entrance pupil becomes larger, lateral aberrations such as lateral chromatic aberration and distortion are increased, resulting in a problem that optical performance cannot be improved. In particular, a single-plate projector, unlike a three-panel projector, cannot correct the color misregistration of RGB three primary color images by panel adjustment, so that a high performance is required for the projection lens.
[0007]
The present invention has been made in consideration of the above problems, and is suitable for a projector in which incident light with respect to a projection optical system is inclined like the optical path mismatch type, while maintaining a small rear lens diameter and improving optical performance. An object is to provide a projection lens that realizes improvement.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
The projection lens of the present invention is a projection lens for enlarging and projecting the projection light generated from the illumination light by the image display panel toward the screen, and the first group moves forward and backward on the optical axis during focusing, and the magnification is changed. The zoom lens comprises four or more zoom optical systems with a fixed overall length, and the first lens group is provided with a concave meniscus lens having a concave surface facing the panel side. Is provided with a concave surface facing the screen side, at least two convex lenses are provided on the panel side of the cemented lens, and a diaphragm decentered in a direction perpendicular to the projection optical axis is between the second group and the third group. When the focal length of the entire optical system at the wide angle end is fw, and the focal lengths of the second and third groups are f2 and f3, respectively, the following 1) and 2) conditions are satisfied, and an effective image is satisfied. Said on the circle Among the light beams emitted from the image display panel, when the average value of the tilt angles of the upper light beam and the lower light beam with respect to the projection optical axis is defined as the average light output tilt angle θ, the average light output tilt angle θ is as follows from the wide angle end to the telephoto end. The conditional expression 3) is satisfied.
1) 1.0 <f2 / fw <1.6
2) 3.6 <f3 / fw <6.2
3) 2 ° <θ <9 °
[0009]
When the aperture is decentered, the outgoing direction of the upper and lower rays of light emitted from the specific light spot on the panel is asymmetric with respect to the projection optical axis, and the outgoing light is tilted with respect to the projection optical axis. As a result, the light beams emitted from the respective points on the panel are collimated and enter the projection system, and projection light with no unevenness in brightness is projected. Thereby, the illuminance unevenness of the projected image is reduced, and it is not necessary to enlarge the entrance pupil in order to ensure telecentricity, and the rear lens can be downsized and the optical performance can be improved.
[0011]
In an optical system that takes a value outside the range of the conditional expression 1), the sagittal surface image curvature and chromatic aberration increase, making correction difficult. In particular, lowering the lower limit means that the power of the second group becomes stronger, and lateral aberration increases. If the upper limit is exceeded, aberration fluctuations due to zooming increase, and stable optical performance cannot be obtained.
[0012]
When the value falls below the lower limit of the above expression 2), it means that the power of the third group becomes strong, and spherical aberration and lateral aberration increase, making it difficult to suppress them. Exceeding the upper limit of the above expression 2) entails enlargement of the optical system due to an increase in the amount of lens movement in zooming operation, an increase in aberration fluctuations accompanying zooming, and an increase in axial chromatic aberration.
[0013]
The above conditional expression 3) defines the average value of the inclination angles of the upper and lower light rays with respect to the projection optical axis among the light rays emitted from the image display panel on the effective image circle as the average emission inclination angle θ. This defines an allowable range of the average outgoing inclination angle θ from the telephoto end to the telephoto end. If θ is smaller than 2 °, the disadvantage of the telecentric projection system will appear, and the rear lens diameter will not be reduced and the performance will not be sufficient. On the other hand, if θ is greater than 9 °, the amount of eccentricity of the stop becomes too large, the incident height of the upper ray and the lower ray is increased, and lateral aberration is increased.
[0014]
【Example】
(Example 1)
In FIG. 1, the projection zoom lens 10 is composed of a total of 14 lenses and a plane
[0015]
[Table 1]
[0016]
In the table, the surface number i is assigned in order from the refracting surface closest to the screen, and the refractive index with respect to the d-line (wavelength 587.6 nm) is indicated by the number of the refracting surface and the next refracting surface. Two optical elements are constructed. The surface interval d indicates the lens thickness or the air interval (unit: mm) between the corresponding refractive surface and the next refractive surface. The same applies to other embodiments described later. In addition, the surface interval of the last surface is a distance from a parallel plane glass to a panel surface.
[0017]
The first lens group G11 includes a total of three lenses: a
[0018]
Projection zoom lens 10, the first lens group G11 and d 6 is changed to advance and retreat in the screen side and the panel surface side along the projection Akimitsu axis L1 during focusing. Lens groups other than the first lens group G1 are fixed. At the time of zooming, d 11 and d 15 change, and the second lens group G12, the diaphragm S1, and the third lens group G13 move along the projection optical axis L1. The diaphragm S1 and the third lens group G13 move together. The stop S1 is decentered in the direction perpendicular to the projection optical axis L1, and the distance h 1 from the center of the aperture of the stop S1 to the optical axis L1 is shown as the amount of decentering. Table 2 shows the focal length, F-number, and variable surface distance of the entire system at the wide-angle end, standard, and telephoto end when the projection distance is infinite.
[0019]
[Table 2]
[0020]
In this embodiment, the total length l inf of the lens system when the projection distance is infinite, the diaphragm decentering amount h 1 , the focal lengths f 1 to f 4 of the first group G11 to the fourth lens group G14, and the combined focal point of the entire system at the wide angle end. Each distance f w is l inf = 139.5 mm
h 1 = 4.5mm
f 1 = −34.97 mm
f 2 = 37.24 mm
f 3 = 125.91 mm
f 4 = 49.03 mm
f w = 28.58 mm
It is. The value of the ratio of the focal length and f w of each group,
f 1 / f w = −1.22
f 2 / f w = 1.30
f 3 / f w = 4.41
f 4 / f w = 1.72
The characteristic values f 2 / f w and f 3 / f w of the present invention are conditional expressions 1) 1.0 <f 2 / f w <1.6, respectively.
2) 3.6 <f 3 / f w <6.2
Satisfy each.
[0021]
In the projection zoom lens 10, the diaphragm S1 is decentered downward from the projection optical axis L1, so that the light beam emitted from the light spot on the panel surface is tilted downward as a whole. As shown in FIG. 2, among the light emitted from the image display panel P1, the angles formed by the upper light beam R1 and the lower light beam R2 with the projection optical axis L1 are α and β, respectively.
θ = (α + β) / 2
Is determined as an average outgoing inclination angle θ. This average emission inclination angle θ is used as a scale representing the inclination of light emitted from the panel surface in this specification. In determining θ, when the meridian plane is divided into two regions with the projection optical axis as a boundary, the inclination of the outgoing light beam toward the region where the center of the eccentric stop is located is positive. In other words, the upward emission angle with respect to the projection optical axis L1 is set as a negative inclination angle, the downward emission angle is set as a positive inclination angle, and θ is determined as an arithmetic average of α and β. The value of the average outgoing inclination angle θ at each image height is shown below.
[0022]
[Table 3]
[0023]
Here, the effective image circle φ in the table is used for evaluating the optical performance of a system in which the image display panel P1 is not on the projection optical axis L1 other than the system in which the screen center of the image display panel P1 and the projection optical axis L1 coincide. This means the diameter of the effective image circle in a broad sense. As shown in FIG. 3, in a projector in which a reflective display element is used as the image display panel P1 and the incident light path of illumination light and the output light path of projection light are independent, from the projection optical axis L1 to the end of the display element. The performance evaluation of the projection optical system A1 is performed by regarding the circle having the radius of λ as the effective image circle and considering the light beam emitted from the display element as a part of the axially symmetric light beam emitted from the effective image circle.
[0024]
As seen in the table above, the average outgoing inclination angle θ is the characteristic formula 3) 2 ° <θ <9 ° of the present invention at any time of wide angle, standard time, and telephoto.
Meet. In addition, the variation in the average output tilt angle θ at each image height is suppressed within 0.9 to 1.5 degrees, and the light rays emitted from the effective image circle are almost parallel from the on-axis to the off-axis. Yes.
[0025]
FIG. 4 and FIG. 5 show aberration diagrams at the wide angle and telephoto, respectively. Each figure (a) represents the amount of aberration at each image height, and the curves indicated by the broken line, the solid line, and the alternate long and short dash line are the spherical aberrations for light rays having wavelengths of 620 nm, 550 nm, and 440 nm, respectively. In each figure (b), the curves indicated by S and T in the figure indicate the aberrations on the sagittal image surface and the tangential image surface, respectively, for each angle of view. Each figure (c) has shown distortion aberration. The same applies to other embodiments described later. It can be seen from the respective aberration diagrams that various aberrations are satisfactorily corrected.
[0026]
(Example 2)
In FIG. 6, the projection zoom lens 30 includes a total of 15 lenses and a
[0027]
[Table 4]
[0028]
The first lens group G31 includes a
[0029]
The zoom lens 30 for projection is d 8 is changed during focusing, and forward and backward on the screen side and the panel side along the first lens group G31 Nomigato Akimitsu axis L2, the other lens groups are fixed. At the time of zooming, d 14 , d 17 , and d 26 change, and the second lens group G32, the diaphragm S2, and the third lens group G33 move along the optical axis L2. The second lens group G32 and the diaphragm S2 move together. The following shows the focal length, F-number, and variable surface distance of the entire system at the wide-angle end, standard, and telephoto end when the projection distance is infinite.
[0030]
[Table 5]
[0031]
In this embodiment, the entire lens system length l inf when the projection distance is infinite, the diaphragm decentering amount h 2 , the focal lengths f 1 to f 5 of the first lens group G31 to the fourth lens group G35, and the focal point of the entire system at the wide angle end. The distances f w are l inf = 151.5 mm respectively
h 2 = 5.30 mm
f 1 = −36.61 mm
f 2 = 42.00mm
f 3 = 106.22 mm
f 4 = −337.83 mm
f 5 = 68.05 mm
f w = 28.61 mm
It is. The ratio of the focal length and f w of each lens group,
f 1 / f w = −1.28
f 2 / f w = 1.47
f 3 / f w = 3.71
f 4 / f w = −11.81
f 5 / f w = 2.38
The characteristic values f 2 / f w and f 3 / f w of the present invention are conditional expressions 1) 1.0 <f 2 / f w <1.6, respectively.
2) 3.6 <f 3 / f w <6.2
Meet.
[0032]
When the stop S2 is decentered 5.3 mm downward from the projection optical axis L2 in the figure, the average exit inclination angle θ at each image height is as shown in the following table.
[0033]
[Table 6]
[0034]
As seen in the table above, the average outgoing inclination angle θ is the characteristic formula 3) 2 ° <θ <9 ° of the present invention at any time of wide angle, standard time, and telephoto.
Meet. Further, it is understood that the variation in the image height of the average outgoing inclination angle θ is suppressed to within 1.1 ° to 1.7 °, and the outgoing rays from the panel surface are almost parallel. FIG. 7 and FIG. 8 show aberration diagrams at the wide angle and telephoto, respectively. The projection zoom lens 30 exhibits excellent optical performance with various aberrations corrected satisfactorily.
[0035]
(Example 3)
In FIG. 9, the projection zoom lens 50 is composed of a total of 15 lenses and a
[0036]
[Table 7]
[0037]
The first lens group G51 includes a total of four lenses: a
[0038]
Projection zoom lens 50, d 8 when focus is changed, the first lens group G51 is moved along the optical axis L3, other lens groups are fixed. At the time of zooming, d 13 , d 17 , and d 20 change, and the second lens group G52, the diaphragm S3, the third lens group G53, and the fourth lens group G54 move along the optical axis L3. The third lens group G53 and the diaphragm S3 move together. Indicates the focal length, F number, and variable surface distance of the entire system at the wide-angle end, standard, and telephoto end when the projection distance is infinite.
[0039]
[Table 8]
[0040]
In this embodiment, the entire lens system length l inf at the infinite projection distance, the aperture decentering amount h 3 , the focal lengths f 1 to f 5 of the first lens group G51 to the fifth lens group G55, and the focal point of the entire system at the wide angle end. The distances f w are l inf = 134.4 mm, respectively.
h 3 = 5.50 mm
f 1 = −38.18 mm
f 2 = 32.02 mm
f 3 = 169.83 mm
f 4 = −52.08 mm
f 5 = 38.38 mm
f w = 28.62 mm
It is. The value of the ratio of the focal length and f w of each group, respectively f 1 / f w = -1.33
f 2 / f w = 1.12
f 3 / f w = 5.93
f 4 / f w = −1.82
f 5 / f w = 1.34
Conditional expression 1) 1.0 <f 2 / f w <1.6
2) 3.6 <f 3 / f w <6.2
Satisfy each.
[0041]
When the stop S3 is decentered by 5.5 mm from the projection optical axis L3, the average outgoing inclination angle θ at each image height is as shown in the following table.
[0042]
[Table 9]
[0043]
As seen in the table above, the average outgoing inclination angle θ is the characteristic formula 3) 2 ° <θ <9 ° of the present invention at any time of wide angle, standard time, and telephoto.
Meet. In addition, the variation in the image height of the average outgoing inclination angle θ is suppressed within 1.7 ° to 2.5 °, and the outgoing rays from the panel surface are almost parallel. It can be seen from the aberration diagrams at the wide-angle and telephoto positions shown in FIGS. 10 and 11 that the various aberrations are well corrected.
[0044]
The present invention is not limited to a DMD projector, and may be used for a projector using another device such as a liquid crystal display element (LCD) as an image display panel.
[0045]
【The invention's effect】
As described above, according to the projection lens of the present invention, the diaphragm that is decentered in the direction perpendicular to the projection optical axis is provided, so that the emitted light from the effective image circle is parallel from the on-axis to the off-axis. This makes it possible to project images with little illuminance unevenness. Therefore, the rear lens diameter can be reduced and the optical performance can be improved, and a high-quality projection lens can be provided at low cost.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a lens configuration diagram of a first example at a telephoto end and a wide-angle end.
FIG. 2 is an explanatory diagram of an average outgoing inclination angle θ.
FIG. 3 is an explanatory diagram of an effective image circle.
4A is a spherical aberration diagram, FIG. 4B is an astigmatism diagram, and FIG. 4C is a distortion diagram at a wide angle end.
5A is a spherical aberration diagram, FIG. 5B is an astigmatism diagram, and FIG. 5C is a distortion diagram.
FIG. 6 is a lens configuration diagram of Example 2 at the telephoto end and the wide-angle end.
7A is a spherical aberration diagram, FIG. 7B is an astigmatism diagram, and FIG. 7C is a distortion diagram at a wide angle end.
8A is a spherical aberration diagram, FIG. 8B is an astigmatism diagram, and FIG. 8C is a distortion diagram at the telephoto end.
FIG. 9 is a lens configuration diagram of Example 3 at the telephoto end and the wide-angle end.
10A is a spherical aberration diagram, FIG. 10B is an astigmatism diagram, and FIG. 10C is a distortion diagram at a wide angle end.
11A is a spherical aberration diagram, FIG. 11B is an astigmatism diagram, and FIG. 11C is a distortion diagram at the telephoto end.
[Explanation of symbols]
10, 30, 50 Projection zoom lens S1, S2, S3 Aperture L1, L2, L3 Projection optical axis
Claims (1)
フォーカス時に第1群が光軸上で進退し、変倍時の全長が固定された4群以上のズーム光学系からなり、
前記第1群にはパネル側に凹面を向けた凹メニスカスレンズが設けられており、
第4群以降に凹レンズと凸レンズの接合レンズがスクリーン側に凹面を向けて設けられ、
前記接合レンズよりもパネル側に少なくとも2枚の凸レンズが設けられ、
投映光軸に対して垂直方向に偏心した絞りが第2群と第3群の間に配置されており、
広角端における光学系全体の焦点距離をfw、第2群、第3群の焦点距離をそれぞれf2、f3としたときに下記1)及び2)の条件を満たし、
有効像円上で前記画像表示パネルから出射される光線のうち、上光線と下光線の投映光軸に対する傾角の平均値を平均出射傾角θとしたときに、この平均出射傾角θが広角端から望遠端に渡って下記3)の条件式を満たすことを特徴とする投映用レンズ。
1)1.0<f2/fw<1.6
2)3.6<f3/fw<6.2
3)2°<θ<9° In a projection lens for enlarging and projecting projection light created from illumination light by an image display panel toward a screen,
It consists of four or more zoom optical systems in which the first group moves forward and backward on the optical axis during focusing and the total length during zooming is fixed.
The first group is provided with a concave meniscus lens having a concave surface facing the panel side,
After the fourth group, a cemented lens of a concave lens and a convex lens is provided with the concave surface facing the screen side,
At least two convex lenses are provided on the panel side of the cemented lens,
A diaphragm decentered in a direction perpendicular to the projection optical axis is disposed between the second group and the third group,
When the focal length of the entire optical system at the wide angle end is fw, and the focal lengths of the second group and the third group are f2 and f3, respectively, the following conditions 1) and 2) are satisfied:
Of the light rays emitted from the image display panel on the effective image circle, when the average value of the inclination angle of the upper light ray and the lower light ray with respect to the projection optical axis is defined as the average emission inclination angle θ, the average emission inclination angle θ is determined from the wide-angle end. A projection lens that satisfies the following conditional expression 3) over the telephoto end.
1) 1.0 <f2 / fw <1.6
2) 3.6 <f3 / fw <6.2
3) 2 ° <θ <9 °
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002058600A JP4139606B2 (en) | 2002-03-05 | 2002-03-05 | Projection lens |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002058600A JP4139606B2 (en) | 2002-03-05 | 2002-03-05 | Projection lens |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003255226A JP2003255226A (en) | 2003-09-10 |
JP4139606B2 true JP4139606B2 (en) | 2008-08-27 |
Family
ID=28668527
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002058600A Expired - Fee Related JP4139606B2 (en) | 2002-03-05 | 2002-03-05 | Projection lens |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4139606B2 (en) |
Families Citing this family (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4633847B2 (en) * | 2002-04-05 | 2011-02-16 | オリンパス株式会社 | Zoom lens and electronic imaging device using the same |
US7390098B2 (en) | 2003-09-30 | 2008-06-24 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Projection lens, and projection display apparatus and rear projection display apparatus using the projection lens |
JP4591061B2 (en) * | 2003-12-19 | 2010-12-01 | 日本ビクター株式会社 | Image display device |
JP2006039033A (en) * | 2004-07-23 | 2006-02-09 | Sony Corp | Zoom lens and projection apparatus |
JP4612824B2 (en) * | 2004-09-17 | 2011-01-12 | キヤノン株式会社 | Image projection device |
JP2006235343A (en) * | 2005-02-25 | 2006-09-07 | Cosina Co Ltd | Projection zoom lens |
JP4431127B2 (en) | 2005-11-10 | 2010-03-10 | シャープ株式会社 | Zoom lens, digital camera and portable information device |
JP2007233004A (en) * | 2006-02-28 | 2007-09-13 | Sharp Corp | Projector |
JP5294622B2 (en) * | 2007-12-28 | 2013-09-18 | キヤノン株式会社 | Optical system and optical apparatus having the same |
JP2012234203A (en) * | 2012-08-06 | 2012-11-29 | Hitachi Ltd | Projection type video display system |
WO2014076897A1 (en) * | 2012-11-16 | 2014-05-22 | 富士フイルム株式会社 | Projection zoom lens and projection display device |
JP6702797B2 (en) * | 2016-05-19 | 2020-06-03 | キヤノン株式会社 | Zoom lens and imaging device |
JP7332546B2 (en) | 2020-07-21 | 2023-08-23 | 富士フイルム株式会社 | Zoom lens and imaging device |
CN118091967B (en) * | 2024-04-25 | 2024-06-21 | 北京航空航天大学 | Miniaturized laser beam expanding system capable of continuously changing magnification |
-
2002
- 2002-03-05 JP JP2002058600A patent/JP4139606B2/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2003255226A (en) | 2003-09-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4919392B2 (en) | Projection zoom lens and projection display device | |
JP5069146B2 (en) | Projection zoom lens and projection display device | |
JP5152833B2 (en) | Projection zoom lens and projection display device | |
JP2801293B2 (en) | Zoom lens | |
JP4855024B2 (en) | Two-group zoom projection lens and projection display device | |
CN201740910U (en) | Zoom lens for projection and projection display device | |
JP2002296503A (en) | Reflection type optical system for projection | |
JP4139606B2 (en) | Projection lens | |
JPH05113534A (en) | Retrofocus type lens | |
CN201725080U (en) | Varifocus lens for projection and projection-type displaying device | |
JP2008176261A (en) | Zoom lens for projection and projection type display device | |
JP2010032567A (en) | Projection variable focusing lens and projection display | |
JP4573937B2 (en) | OPTICAL SYSTEM, OPTICAL DEVICE HAVING THE SAME, IMAGE PROJECTING DEVICE, AND IMAGING DEVICE | |
JP2011069959A (en) | Zoom lens and projection type display device using the same | |
JP2005300619A (en) | Zoom lens and image projection device having same | |
JP5307655B2 (en) | Projection variable focus lens and projection display device | |
US6542311B2 (en) | Zoom lens and projection type display apparatus using the same | |
JP2000275729A (en) | Projection lens | |
JP2005010668A (en) | Zoom lens, picture expansion projection system using it, video projector, rear projector using video projector, and multi-vision system | |
JP2012088518A (en) | Optical correction type zoom lens and projection type display device using the same | |
JP4204797B2 (en) | Zoom lens and projection display device using the same | |
JP4689147B2 (en) | Projection zoom lens and enlargement projection device | |
JP4851146B2 (en) | Two-group zoom projection lens and projection display device | |
JP2007219361A (en) | Zoom lens and projector device | |
JP5152855B2 (en) | Projection variable focus lens and projection display device |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050223 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20080222 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080305 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080507 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20080528 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20080609 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110613 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120613 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120613 Year of fee payment: 4 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130613 Year of fee payment: 5 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130613 Year of fee payment: 5 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |