JP4136438B2 - POS system - Google Patents
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、POSシステムに関し、特に、マスター電子式キャシュレジスタと複数のスレーブ電子式キャッシュレジスタを通信回線で接続した構成で、店舗データの変更を容易にしたPOSシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
POS(販売時点情報管理)システムは、デパートやスーパーマーケット等で販売登録業務を処理する装置である。大規模なPOSシステムでは、複数の電子式キャッシュレジスタ(ECR)が、店全体の売上情報等を管理するホストコンピュータに伝送路で接続されている。ホストコンピュータには、全販売商品の商品情報や売上情報を格納したマスター商品ファイルが設けられている。売場ごとのファイル制御部には、管轄する売場で販売される商品の商品情報を格納したサブ商品ファイルが設けられている。ECRで商品のバーコードを読み取ると、商品コードはファイル制御部へ送信される。ファイル制御部は、商品コードでサブ商品ファイルを検索し、対応する商品情報を読み出して、ECRへ送信する。ECRは、この商品情報に基づいて、販売商品に対する登録処理を行う。
【0003】
従来のPOSシステムは、図11に示すように、販売を行う複数のスレーブECR111と、販売と店舗データの管理を行うマスターECR112と、スレーブECR111とマスターECR112を接続する通信ライン113で構成されている。従来のスレーブECRは、図12に示すように、計算や入出力の制御を行うCPU121と、商品の登録や金額の入力を行うためのタッチパネル122と、操作者に登録内容を示すための表示器123と、スレーブECRの計算や制御のプログラムを記憶しておくプログラムメモリ124と、販売金額や個数を記憶しておく合計器メモリ125と、単価や商品名などを記憶しておく現行マスターファイル126と、売上データのマスターECRへの送信や、マスターファイルをマスターECRから受信するための通信回路127と、時刻や日付を記憶して置く時計回路で構成されている。従来のマスターECRは、図13に示すように、スレーブECRと同様の構成であるが、現行マスターファイルを変更したデータを書き込んだり、新たなデータを追加したりしておく将来マスターファイル131が追加されている。
【0004】
現行マスターファイルの構成は、図14に示すように、商品の単価・商品名を記憶するテーブルや、キーの位置等を指定するテーブルや、時間帯毎の販売分析のテーブル等で構成されており、通常の販売は、このテーブルを使用して行われている。将来マスターファイルの構成は、図15に示すように、現行マスターファイルと同様の構成であるが、有効日付のエリアが追加されている。単価や商品名などを変更したり追加したりする場合には、このテーブルを現行マスターファイルで何時から使用するかという有効日付を設定しておく。使用開始日になると、将来マスターファイル131の内容が、全ECRの現行マスターファイルにコピーされる。
【0005】
次に、従来のECRのキー処理の概略ルーチンを示す流れ図を図16に示す。図16を参照しながら、従来のECRのキー処理を説明する。登録キーが押された否かを判定する(ステップ161)。登録キーが押されたのであれば、登録処理を行う(ステップ168)。点検キーまたは精算キーが押されたか否かを判定する(ステップ162)。点検キーまたは精算キーが押されたのであれば、点検処理を行う(ステップ169)。将来マスターファイル設定キーが押されたか否かを判定する(ステップ163)。将来マスターファイル設定キーが押されたのであれば、将来マスターファイルの設定を行う(ステップ170)。オープンキーが押されたか否かを判定する(ステップ164)。オープンキーが押されていなければ、その他の処理を行う(ステップ171)。ECR内の前日の販売データや従業員の勤怠データ等をクリアするオープン処理を行う(ステップ165)。将来マスターファイルに設定データが有るか否かを判定する(ステップ167)。設定データがあれば、将来マスターファイルを設定する(ステップ172)。それ以外の時は、次のキー入力待ちを行う(ステップ161)。
【0006】
現行マスターファイルのデータを使用して、商品販売の登録処理を行う(ステップ168)。処理終了後に、次のキー入力待ちを行う(ステップ161)。売上データの確認をする点検処理を行う(ステップ169)。または、売上データの確認及びクリアを行う精算処理を行う。処理終了後に、次のキー入力待ちを行う(ステップ161)。将来マスターファイルの設定を行う(ステップ170)。処理終了後に、次のキー入力待ちを行う(ステップ161)。その他の処理を行う(ステップ171)。処理終了後に、次のキー入力待ちを行う(ステップ161)。将来マスターファイルの有効日付エリアから有効日付を呼び出す(ステップ172)。ECRに内蔵されている時計から日付を呼び出す(ステップ173)。呼び出した有効日付と比較する(ステップ172)。有効日付を過ぎていなければ、次のキー入力待ちを行う(ステップ161)。将来マスターファイルを、現行マスターファイルにコピーし(ステップ174)、次のキー入力待ちを行う(ステップ161)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のPOSシステムでは、将来マスターファイルの変更が大幅で、設定変更に数日を要するような場合、将来マスターファイルを変更していては、日々の対応が出来ないという問題があった。また、複数の店舗で同時に変更や追加を行う場合に、店舗間の同期を取ることが非常に困難であった。
【0008】
本発明は、上記従来の問題を解決して、日々の変更や追加は従来通りに行うことができ、大幅な変更を行う時や、複数店舗で同期を取って変更・追加を行う時には、将来マスターファイルを容易に更新できるPOSシステムを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、本発明では、マスター電子式キャッシュレジスタとスレーブ電子式キャッシュレジスタとを備えたPOSシステムのマスター電子式キャッシュレジスタに、現在の商品データを格納する現行マスターファイル(第1のファイル)と、現行マスターファイルの商品データを変更するための商品データを格納する将来マスターファイル(第2のファイル)と、将来マスターファイルの商品データを変更するための商品データを格納する第3マスターファイルと、第3マスターファイルを作成する手段と、第3マスターファイルの内容を将来マスターファイルに反映させる手段とを備え、スレーブ電子式キャッシュレジスタに、現行マスターファイルと、将来マスターファイルと、第3マスターファイルと、第3マスターファイルを作成する手段と、第3マスターファイルの内容を将来マスターファイルに反映させる手段とを備えた構成とした。このように構成したことにより、日々の店舗データの変更業務を妨げずに、大幅な店舗データの変更を、間違いを少なくして実行できる。
【0010】
また、マスター電子式キャッシュレジスタとスレーブ電子式キャッシュレジスタとを備えたPOSシステムのマスター電子式キャッシュレジスタに、現在の商品データを格納する現行マスターファイルと、現行マスターファイルの商品データを変更するための商品データを格納する将来マスターファイルと、将来マスターファイルの商品データを変更するための商品データを格納する第3マスターファイルと、第3マスターファイルを作成する手段と、第3マスターファイルの内容を将来マスターファイルに反映させる手段とを備え、スレーブ電子式キャッシュレジスタに、現行マスターファイルと、将来マスターファイルとを備えた構成とした。このように構成したことにより、第3マスターファイルの変更は、セキュリティレベルの高い操作者のみできるようにして、データの安全性を向上させることができる。
【0011】
また、マスター電子式キャッシュレジスタに、第3マスターファイルの内容を将来マスターファイルに反映後に第3マスターファイルの内容を削除する手段を設けた。このように構成したことにより、第3マスターファイル反映後に、同じ第3マスターファイルを使用すること防ぐことができる。
【0012】
また、第3マスターファイルの内容を公衆回線経由で送受信する手段を備えた。このように構成したことにより、複数の店舗POSシステムで、同様のマスターファイルで、同期して変更を行うことができる。
【0013】
また、マスター電子式キャッシュレジスタに、第3マスターファイルの内容と変換プログラムを公衆回線経由で送信する手段を設け、スレーブ電子式キャッシュレジスタに、変換プログラムにより将来マスターファイルを第3マスターファイルと同じフォーマットに変換する手段を設けた。このように構成したことにより、従来の店舗データを、第3マスターファイルで継続して使用することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図1〜図10を参照しながら詳細に説明する。
【0015】
(第1の実施の形態)
本発明の第1の実施の形態は、現行マスターファイルと、将来マスターファイルと、第3マスターファイルを設け、日々の店舗データの変更には、将来マスターファイルを使用して現行マスターファイルを更新し、変更に2日以上の大幅な日数が必要な場合には、第3マスターファイルを使用して将来マスターファイルを更新するPOSシステムである。
【0016】
図1は、本発明の第1の実施の形態におけるPOSシステムのマスターECRの内部構成を示す機能ブロック図である。図1において、CPU1は、計算や入出力の制御を行う処理装置である。タッチパネル2は、商品の登録や金額の入力を行う手段である。表示器3は、操作者に登録内容を示す手段である。プログラムメモリ4は、計算や制御プログラムを記憶しておくメモリである。合計器メモリ5は、販売金額や個数を記憶しておくメモリである。現行マスターファイル6は、単価や商品名などを記憶しておくファイルである。将来マスターファイル7は、現行マスターファイルを更新するために、商品データを変更したり新たな商品データを追加したりして作成するファイルである。通信回路8は、売上データの送信や、マスターファイルを受信するための通信手段である。時計回路9は、時刻や日付を記憶しておく手段である。第3マスターファイル10は、将来マスターファイルの作成準備のために、商品データを変更したり新たな商品データを追加したりして作成するファイルである。
【0017】
図2は、本発明の第1の実施の形態におけるPOSシステムの設定画面を示す図である。図2において、将来設定キー21は、将来マスターファイルの変更メニューの表示を指示するためのタッチパネルキーである。第3データ設定キー22は、第3マスターファイルの変更メニューの表示を指示するためのタッチパネルキーである。第3データ反映キー23は、第3マスターファイルの現行マスターファイルへの変更反映日の入力メニューの表示を指示するためのタッチパネルキーである。終了キー24は、設定画面を終了して以前の画面の表示を指示するためのタッチパネルキーである。図3は、POSシステムのマスターファイル設定処理を示す概略流れ図である。
【0018】
上記のように構成された本発明の第1の実施の形態におけるPOSシステムの動作を説明する。図1に示すように、マスターECRに、第3マスターファイル10が設けられている。スレーブECR及びマスターECRの設定画面は、図2に示すように、将来マスターファイルを変更するための将来設定キー21と、第3マスターファイルを変更するための第3データ設定キー22と、第3マスターファイルを将来マスターファイルに反映するための第3データ反映キー23と、設定画面を終了するための終了キー24を備えている。
【0019】
図2に示す将来設定キー21を押すと、将来マスターファイルの変更メニューが表示され、将来マスターファイルの更新が出来る。変更終了後に、変更反映日を設定し、処理を終了する。有効日になると、将来マスターファイルの内容が、自動的に現行マスターファイルにコピーされ、販売に使用される。第3データ設定キー22を押すと、第3マスターファイルの変更メニューが表示され、第3マスターファイルの変更が出来る。第3データ反映キー23を押すと、第3マスターファイルの現行マスターファイルへの変更反映日の入力メニューが表示される。日付入力後に、第3マスターファイルを、将来マスターファイルにコピーするかの問い合わせメニューが表示される。コピーを許可すると、第3マスターファイルを将来マスターファイルにコピーすると共に、入力された日付を、将来マスターファイルの有効日付に設定する。終了キー24を押すと、設定画面を終了し、設定画面の以前の画面に戻る。
【0020】
図3は、各ECRのマスターファイル設定の概略ルーチンを示す流れ図である。終了キーが押された否かを判定する(ステップ31)。終了キーの押下であれば、「その他の処理」に移る。それ以外の時は、将来設定キーが押された否かを判定する(ステップ32)。将来設定キーの押下であれば、将来マスターファイル変更ルーチン(ステップ38)に飛ぶ。それ以外の時は、第3データ設定キーが押された否かを判定する(ステップ33)。第3データ設定キーの押下であれば、第3マスターファイル変更ルーチン(ステップ39)に飛ぶ。それ以外の時は、第3データ反映キーが押された否かを判定する(ステップ34)。第3データ反映キーの押下であれば、第3データ(第3マスターファイルのデータ)の有無検査(ステップ40)に飛ぶ。それ以外の時は、将来マスターファイルの有効日付エリアから有効日付を呼び出し(ステップ35)、ECRに内蔵されている時計から日付を呼び出し、前のステップ35で呼び出した有効日付と比較する(ステップ36)。有効日付を過ぎていれば、将来マスターファイルを現行マスターファイルにコピーするステップ37に飛ぶ。それ以外では、処理を終了する。
【0021】
将来マスターファイルの変更を行い(ステップ38)、処理を終了する。第3マスターファイルの変更を行い(ステップ39)、処理を終了する。第3マスターファイルのデータが存在するか否かを判定する(ステップ40)。データがなければ、処理を終了する。データがあれば、第3マスターファイルを、将来マスターファイルに上書きコピーする(ステップ41)。将来マスターファイルの有効日付エリアに、第3マスターファイルの変更反映日として入力された日付をコピーして、処理を終了する。
【0022】
上記のように、本発明の第1の実施の形態では、POSシステムに、現行マスターファイルと、将来マスターファイルと、第3マスターファイルを設け、日々の店舗データの変更には将来マスターファイルを使用して現行マスターファイルを更新し、変更に2日以上の大幅な日数が必要な場合には第3マスターファイルを使用して将来マスターファイルを更新する構成としたので、日々の店舗データの変更は、将来マスターファイルを使用し、変更に大幅な日数が必要な場合には、第3マスターファイルを使用することで、日々の変更業務を妨げることなく、大幅な店舗データの変更に余裕を持って対応でき、設定の間違いを少なくすることができる。
【0023】
(第2の実施の形態)
本発明の第2の実施の形態は、スレーブECRでは、第3マスターファイルを変更できないようにしたPOSシステムである。
【0024】
図4は、本発明の第2の実施の形態におけるPOSシステムのスレーブECRでの設定画面を示す図である。図4において、将来設定キー21は、将来マスターファイルの変更メニューの表示を指示するためのタッチパネルキーである。第3データ設定キー41は、無効なタッチパネルキーである。第3データ反映キー42は、無効なタッチパネルキーである。終了キー24は、設定画面を終了して以前の画面の表示を指示するためのタッチパネルキーである。
【0025】
上記のように構成された本発明の第2の実施の形態におけるPOSシステムの動作を説明する。スレーブECRでは、第3マスターファイルの変更ができないようにしてある。スレーブECR設定の設定画面は、図4に示ように、第3データ設定キー41と第3データ反映キー42を備えているが、各々のキーは押されても反応しないようにしてあり、キーが操作できないことを操作者に判らせるために、他のキーと異なる色を使用している。
【0026】
図5は、本発明の第2の実施の形態におけるPOSシステムのマスターファイル設定処理の概略ルーチンを示す流れ図である。マスターECRかどうかの判定ステップ51が追加されている。マスターECRか否かを判定する(ステップ51)。マスターECRであれば、第3マスターファイル変更ルーチン(ステップ51)に飛ぶ。スレーブECRであれば、処理ルーチンを終了する。その他の概略フローは、図3に示した第1の実施の形態と同様である。
【0027】
上記のように、本発明の第2の実施の形態では、POSシステムのスレーブECRでは、第3マスターファイルを変更できないように構成したので、スレーブECRでの変更を、セキュリティレベルが高い、マスターECRが操作可能な操作者に制限することにより、データの安全性を向上させることができる。
【0028】
(第3の実施の形態)
本発明の第3の実施の形態は、第3マスターファイルを将来マスターファイルにコピー後に、第3マスターファイルを削除するPOSシステムである。
【0029】
図6は、本発明の第3の実施の形態におけるPOSシステムのマスターファイル設定処理の概略ルーチンを示す流れ図である。第3マスターファイルを削除するステップ61が追加されている。第3マスターファイルを将来マスターファイルにコピーした後に、第3マスターファイルを削除する(ステップ61)。その他の概略フローは、図3に示した第1の実施の形態と同様である。
【0030】
第3マスターファイルを変更する目的は、大幅な変更に対応することである。一度使用した第3マスターファイルを、再度使用することを不可能にする。これにより、店舗での混乱と、反映後のミスを少なくすることができる。
【0031】
上記のように、本発明の第3の実施の形態では、POSシステムの第3マスターファイルを将来マスターファイルにコピー後に、第3マスターファイルを削除する構成としたので、操作ミスを防ぐことができる。
【0032】
(第4の実施の形態)
本発明の第4の実施の形態は、第3マスターファイルを、公衆回線経由でマスターECRにダウンロードするPOSシステムである。
【0033】
図7は、本発明の第4の実施の形態におけるPOSシステムの店舗データ配信システムの機能ブロック図である。図7において、マスターECR71は、公衆回線通信機能をECRである。公衆回線72は、公衆電話回線などの通信回線である。メンテナンス端末73は、第3マスターファイルを配信する端末である。
【0034】
上記のように構成された本発明の第4の実施の形態におけるPOSシステムの動作を説明する。公衆回線を利用した店舗データ配信システムでは、図7に示すように、第3マスターファイルを配信するためのメンテナンス端末73を、公衆回線72に接続する。マスターECR71に、公衆回線通信機能を設ける。マスターECR71を、公衆回線72と接続する。マスターECR71とメンテナンス端末73が通信する。
【0035】
図8は、本発明の第4の実施の形態におけるPOSシステムの第3マスターファイルのデータ処理の概略ルーチンを示す流れ図である。第3マスターファイルの設定キーの押下か否かを判定する(ステップ81)。設定キーの押下であれば、第3マスターファイルの変更処理ルーチン(ステップ84)に飛ぶ。スレーブECRから通信回線で受信したデータが、第3マスターファイルの設定コマンドであるか否かを判定する(ステップ82)。設定コマンドであれば、第3マスターファイルの変更処理ルーチン(ステップ84)に飛ぶ。メンテナンス端末から公衆回線経由で受信したデータが、第3マスターファイルのデータであるか否かを判定する(ステップ83)。第3マスターファイルのデータであれば、受信データのコピールーチン(ステップ85)に飛ぶ。それ以外の時は、他の処理を実行するルーチンに飛ぶ。第3マスターファイルを、指示に従って変更し(ステップ84)、設定キー押下の検査(ステップ81)に飛ぶ。受信したデータを第3マスターファイルにコピーし(ステップ85)、処理を終了する。
【0036】
例えば、多数のチェーン店を持ち、複数の店舗で同様の変更が必要な時に、メンテナンス端末から一斉に全店舗に配信する。こうしても、店舗オペレーションに影響させずに、第3マスターファイルのデータを変えることができるので、各店舗での処理負荷を減らすことができる。また、公衆回線を使用することで、短時間に複数店舗の店舗データを変更することもできる。
【0037】
上記のように、本発明の第4の実施の形態では、POSシステムの第3マスターファイルを、公衆回線経由でマスターECRにダウンロードする構成としたので、容易に商品データの一斉更新ができる。
【0038】
(第5の実施の形態)
本発明の第5の実施の形態は、第3マスターファイルのデータと変換プログラムを、公衆回線経由でマスターECRにダウンロードするPOSシステムである。
【0039】
図9は、本発明の第5の実施の形態におけるPOSシステムのマスターECRの内部構成を示す機能ブロック図である。図9において、変換プログラムファイル91は、フォーマットを変換するプログラムを格納したファイルである。公衆通信回路92は、公衆電話回線などの通信回線と通信するための回路である。
【0040】
上記のように構成された本発明の第5の実施の形態におけるPOSシステムの動作を説明する。図10は、マスターECRで第3マスターファイルの設定処理を行う概略ルーチンを示す流れ図である。変換プログラムを受信しているか否かを判定する(ステップ101)。受信していなければ、第3マスターファイルのコピー(ステップ103)に飛ぶ。将来マスターファイルの構造を、新しいデータ構造に変換する(ステップ102)。第3マスターファイルを、将来マスターファイルにコピーすると共に、将来マスターファイルに有効日付を設定して(ステップ103)終了する。
【0041】
このようにして、当初プログラムを作成したときに時に予測できなかった変更を可能にする。例えば、商品コードが10桁から14桁に変わった様な場合は、変換プログラムを、第3マスターファイルのデータと共に送信することにより、使用中の店舗データを継続して使用することができる。
【0042】
上記のように、本発明の第5の実施の形態では、POSシステムの第3マスターファイルのデータと変換プログラムを、公衆回線経由でマスターECRにダウンロードする構成としたので、以前の商品データのファイルを変換して使用することができる。
【0043】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明では、マスターECR内に、現行マスターファイル及び将来マスターファイルとは別に、第3マスターファイルを設けたので、日々の単価や商品名などの変更・追加は、将来マスターファイルで行い、大幅な変更は、予め第3マスターファイルで作業を実施して、設定の確認が終了した後に、必要な時に第3マスターファイルを将来マスターファイルにコピーすることにより、大幅な単価・商品名・キーレイアウト等の店舗データの変更が発生した時でも、日々の販売データの変更業務を妨げることなく、正確にマスターファイルを更新することができる。
【0044】
また、第3マスターファイルの内容を公衆回線経由で送受信することにより、同様の店舗データに基づいて複数店舗で同期を取って容易に変更することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態におけるPOSシステムのマスターECRの内部構成を示す機能ブロック図、
【図2】本発明の第1の実施の形態におけるPOSシステムの設定画面を示す図、
【図3】本発明の第1の実施の形態におけるPOSシステムのマスターファイル設定処理の概略ルーチンを示す流れ図、
【図4】本発明の第2の実施の形態におけるPOSシステムのスレーブECR設定画面を示す図、
【図5】本発明の第2の実施の形態におけるPOSシステムのマスターファイル設定処理の概略ルーチンを示す流れ図、
【図6】本発明の第3の実施の形態におけるPOSシステムのマスターファイル設定処理の概略ルーチンを示す流れ図、
【図7】本発明の第4の実施の形態におけるPOSシステムの店舗データ配信システムの機能ブロック図、
【図8】本発明の第4の実施の形態におけるPOSシステムの第3マスターファイルのデータ処理の概略ルーチンを示す流れ図、
【図9】本発明の第5の実施の形態におけるPOSシステムのマスターECRの内部構成を示す機能ブロック図、
【図10】本発明の第6の実施の形態におけるPOSシステムのマスターファイル設定処理の概略ルーチンを示す流れ図、
【図11】従来のPOSシステムの構成を示す機能ブロック図、
【図12】従来のスレーブECRの内部構成を示す機能ブロック図、
【図13】従来のマスターECRの内部構成を示す機能ブロック図、
【図14】従来の現行マスター構成を示す図、
【図15】従来の将来マスター構成を示す図、
【図16】従来のECRのキー処理の概略ルーチンを示す流れ図である。
【符号の説明】
1,121 CPU
2,122 タッチパネル
3,123 表示器
4,124 プログラムメモリ
5,125 合計器メモリ
6,126 現行マスターファイル
7,131 将来マスターファイル
8,127 通信回路
9,128 時計回路
10 第3マスターファイル
21 将来設定キー
22,41 第3データ設定キー
23,42 第3データ反映キー
24 終了キー
31 終了判定
71,112 マスターECR
72 公衆回線
73 メンテナンス端末
91 変換プログラムファイル
92 公衆通信回路
111 スレーブECR
113 通信ライン[0001]
[Industrial application fields]
The present invention relates to a POS system, and more particularly to a POS system in which a store electronic data can be easily changed with a configuration in which a master electronic cash register and a plurality of slave electronic cash registers are connected via a communication line.
[0002]
[Prior art]
A point-of-sale (POS) system is a device that processes sales registration work in department stores, supermarkets, and the like. In a large-scale POS system, a plurality of electronic cash registers (ECR) are connected via a transmission line to a host computer that manages sales information and the like of the entire store. The host computer is provided with a master product file that stores product information and sales information of all products for sale. The file control unit for each sales floor is provided with a sub-product file storing product information of products sold at the sales floor under the jurisdiction. When the barcode of the product is read by ECR, the product code is transmitted to the file control unit. The file control unit searches the sub product file by the product code, reads the corresponding product information, and transmits it to the ECR. The ECR performs a registration process for the sales product based on the product information.
[0003]
As shown in FIG. 11, the conventional POS system is composed of a plurality of slave ECRs 111 that perform sales, a master ECR 112 that manages sales and store data, and a communication line 113 that connects the slave ECR 111 and the master ECR 112. . As shown in FIG. 12, the conventional slave ECR includes a CPU 121 that performs calculation and input / output control, a touch panel 122 that is used for product registration and price input, and a display that indicates the registered contents to the operator. 123, a program memory 124 for storing a program for calculating and controlling the slave ECR, a total memory 125 for storing the sales price and quantity, and a current master file 126 for storing the unit price, product name, etc. And a communication circuit 127 for transmitting sales data to the master ECR and receiving a master file from the master ECR, and a clock circuit for storing time and date. As shown in Figure 13, the conventional master ECR has the same configuration as the slave ECR, but a future master file 131 is added to write data that has changed the current master file or to add new data. Has been.
[0004]
As shown in Fig. 14, the current master file consists of a table that stores the unit price and name of the product, a table that specifies the key position, etc., and a sales analysis table for each time zone. Normal sales are done using this table. As shown in FIG. 15, the configuration of the future master file is the same as that of the current master file, but an effective date area is added. When changing or adding a unit price or a product name, an effective date is set as to when this table is used in the current master file. When the use start date is reached, the contents of the future master file 131 are copied to the current master file of all ECRs.
[0005]
Next, FIG. 16 is a flowchart showing a schematic routine of conventional ECR key processing. The conventional ECR key processing will be described with reference to FIG. It is determined whether or not the registration key has been pressed (step 161). If the registration key has been pressed, registration processing is performed (step 168). It is determined whether an inspection key or a settlement key has been pressed (step 162). If the inspection key or the adjustment key has been pressed, an inspection process is performed (step 169). It is determined whether or not a future master file setting key has been pressed (step 163). If the future master file setting key is pressed, the future master file is set (step 170). It is determined whether or not the open key has been pressed (step 164). If the open key is not pressed, other processing is performed (step 171). Open processing is performed to clear the previous day's sales data, employee attendance data, etc. in the ECR (step 165). It is determined whether or not there will be setting data in the future master file (step 167). If there is setting data, a master file is set in the future (step 172). Otherwise, it waits for the next key input (step 161).
[0006]
Using the data of the current master file, product sales registration processing is performed (step 168). After the processing is completed, the next key input is waited (step 161). An inspection process for confirming the sales data is performed (step 169). Alternatively, a checkout process for confirming and clearing the sales data is performed. After the processing is completed, the next key input is waited (step 161). A future master file is set (step 170). After the processing is completed, the next key input is waited (step 161). Other processing is performed (step 171). After the processing is completed, the next key input is waited (step 161). The effective date is called from the effective date area of the future master file (step 172). The date is called from the clock built in the ECR (step 173). The effective date is compared (step 172). If the effective date has not passed, it waits for the next key input (step 161). The future master file is copied to the current master file (step 174), and the next key input is waited (step 161).
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the conventional POS system, if the master file changes greatly in the future, and it takes several days to change the settings, there is a problem that it is not possible to cope with daily changes if the master file is changed in the future. In addition, when changing or adding at a plurality of stores at the same time, it has been very difficult to synchronize the stores.
[0008]
The present invention solves the above-mentioned conventional problems, and daily changes and additions can be made as usual, and when making significant changes or making changes / additions synchronously at multiple stores, the future The purpose is to provide a POS system that can easily update a master file.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above problems, in the present invention, a current master file for storing current product data (the first electronic file) is stored in a master electronic cash register of a POS system including a master electronic cash register and a slave electronic cash register. 1), a future master file (second file) for storing product data for changing product data in the current master file, and a product data for storing product data for changing product data in the future master file. 3 master files, means for creating a third master file, and means for reflecting the contents of the third master file in the future master file, and in the slave electronic cash register, the current master file, the future master file, 3rd master file and 3rd master Means for creating a Airu, the contents of the third master file configured to include a means to reflect the future master file. With such a configuration, it is possible to execute a large change in store data with less errors without hindering daily store data change operations.
[0010]
In addition, the master electronic cash register of the POS system with a master electronic cash register and a slave electronic cash register has a current master file for storing the current product data and a product for changing the product data in the current master file. Future master file for storing product data, third master file for storing product data for changing product data in the future master file, means for creating the third master file, and contents of the third master file in the future Means for reflecting in the master file, and the slave electronic cash register has a current master file and a future master file. With this configuration, the third master file can be changed only by an operator with a high security level, thereby improving data safety.
[0011]
The master electronic cash register is provided with means for deleting the contents of the third master file after the contents of the third master file are reflected in the future master file. With this configuration, it is possible to prevent the same third master file from being used after the third master file is reflected.
[0012]
In addition, a means for transmitting and receiving the contents of the third master file via a public line is provided. With such a configuration, it is possible to make a change synchronously with a similar master file in a plurality of store POS systems.
[0013]
The master electronic cash register is provided with means for transmitting the contents of the third master file and the conversion program via the public line, and the slave electronic cash register uses the conversion program to format the future master file in the same format as the third master file. A means for converting to is provided. By comprising in this way, the conventional store data can be continuously used by the 3rd master file.
[0014]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to FIGS.
[0015]
(First embodiment)
The first embodiment of the present invention provides a current master file, a future master file, and a third master file, and updates the current master file using the future master file for daily store data changes. When the change requires a significant number of days of two days or more, the POS system updates the master file in the future using the third master file.
[0016]
FIG. 1 is a functional block diagram showing the internal configuration of the master ECR of the POS system in the first embodiment of the present invention. In FIG. 1, a
[0017]
FIG. 2 is a diagram showing a setting screen of the POS system in the first embodiment of the present invention. In FIG. 2, a future setting key 21 is a touch panel key for instructing display of a future master file change menu. The third data setting key 22 is a touch panel key for instructing display of a change menu for the third master file. The third data reflection key 23 is a touch panel key for instructing display of an input menu for a change reflection date of the third master file to the current master file. The end key 24 is a touch panel key for ending the setting screen and instructing display of the previous screen. FIG. 3 is a schematic flowchart showing the master file setting process of the POS system.
[0018]
The operation of the POS system in the first embodiment of the present invention configured as described above will be described. As shown in FIG. 1, a
[0019]
When the future setting key 21 shown in FIG. 2 is pressed, a future master file change menu is displayed, and the future master file can be updated. After the change is completed, the change reflection date is set and the process is terminated. When the effective date is reached, the contents of the master file will be automatically copied to the current master file for future sale. When the third data setting key 22 is pressed, a third master file change menu is displayed, and the third master file can be changed. When the third data reflection key 23 is pressed, a menu for inputting a change reflection date of the third master file to the current master file is displayed. After entering the date, an inquiry menu as to whether to copy the third master file to the master file in the future is displayed. If copying is permitted, the third master file is copied to the future master file, and the input date is set as the effective date of the future master file. Pressing the end key 24 exits the setting screen and returns to the previous screen of the setting screen.
[0020]
FIG. 3 is a flowchart showing a schematic routine for setting a master file for each ECR. It is determined whether or not the end key has been pressed (step 31). If the end key is pressed, the process proceeds to “other processing”. In other cases, it is determined whether or not the future set key has been pressed (step 32). If the future setting key is pressed, the process jumps to the future master file change routine (step 38). In other cases, it is determined whether or not the third data setting key has been pressed (step 33). If the third data setting key is pressed, the process jumps to the third master file change routine (step 39). In other cases, it is determined whether or not the third data reflection key is pressed (step 34). If the third data reflection key is pressed, the process jumps to the presence / absence check (step 40) of the third data (third master file data). Otherwise, the effective date is recalled from the effective date area of the future master file (step 35), the date is recalled from the clock built in the ECR, and compared with the effective date recalled in the previous step 35 (step 36). ). If the effective date has passed, the process jumps to step 37 to copy the master file to the current master file in the future. Otherwise, the process ends.
[0021]
The master file is changed in the future (step 38), and the process is terminated. The third master file is changed (step 39), and the process is terminated. It is determined whether or not the data of the third master file exists (step 40). If there is no data, the process is terminated. If there is data, the third master file is overwritten and copied to the master file in the future (step 41). The date input as the change reflection date of the third master file is copied to the effective date area of the future master file, and the process is terminated.
[0022]
As described above, in the first embodiment of the present invention, the current master file, the future master file, and the third master file are provided in the POS system, and the future master file is used for daily store data changes. The current master file is updated, and if the change requires a significant number of days over 2 days, the third master file will be used to update the master file in the future. If you use a master file in the future and need a significant number of days to change, you can afford to change store data without disturbing your daily changes by using the third master file. It is possible to cope with it and to reduce setting mistakes.
[0023]
(Second Embodiment)
The second embodiment of the present invention is a POS system in which the third master file cannot be changed in the slave ECR.
[0024]
FIG. 4 is a diagram showing a setting screen in the slave ECR of the POS system in the second embodiment of the present invention. In FIG. 4, a future setting key 21 is a touch panel key for instructing display of a future master file change menu. The third data setting key 41 is an invalid touch panel key. The third data reflection key 42 is an invalid touch panel key. The end key 24 is a touch panel key for ending the setting screen and instructing display of the previous screen.
[0025]
The operation of the POS system according to the second embodiment of the present invention configured as described above will be described. In the slave ECR, the third master file cannot be changed. As shown in FIG. 4, the slave ECR setting setting screen includes a third data setting key 41 and a third data reflecting key 42. However, each key does not react even if it is pressed. In order to let the operator know that the key cannot be operated, it uses a different color from the other keys.
[0026]
FIG. 5 is a flowchart showing a schematic routine of the master file setting process of the POS system in the second embodiment of the present invention. A determination step 51 for determining whether or not the master ECR has been added. It is determined whether it is a master ECR (step 51). If it is the master ECR, the process jumps to the third master file change routine (step 51). If it is a slave ECR, the processing routine is terminated. Other schematic flows are the same as those in the first embodiment shown in FIG.
[0027]
As described above, in the second embodiment of the present invention, the slave ECR of the POS system is configured so that the third master file cannot be changed. Therefore, the change in the slave ECR is performed by the master ECR having a high security level. By limiting the number of operators to those who can operate the data, the safety of the data can be improved.
[0028]
(Third embodiment)
The third embodiment of the present invention is a POS system that deletes the third master file after copying the third master file to the future master file.
[0029]
FIG. 6 is a flowchart showing a schematic routine of the master file setting process of the POS system in the third embodiment of the present invention. A
[0030]
The purpose of changing the third master file is to accommodate for significant changes. It becomes impossible to use the third master file once used again. Thereby, the confusion in a store and the mistake after reflection can be reduced.
[0031]
As described above, in the third embodiment of the present invention, since the third master file is deleted after the third master file of the POS system is copied to the future master file, an operation error can be prevented. .
[0032]
(Fourth embodiment)
The fourth embodiment of the present invention is a POS system that downloads a third master file to a master ECR via a public line.
[0033]
FIG. 7 is a functional block diagram of the store data distribution system of the POS system in the fourth embodiment of the present invention. In FIG. 7, a master ECR 71 has an ECR public line communication function. The public line 72 is a communication line such as a public telephone line. The maintenance terminal 73 is a terminal that distributes the third master file.
[0034]
The operation of the POS system in the fourth embodiment of the present invention configured as described above will be described. In the store data distribution system using the public line, a maintenance terminal 73 for distributing the third master file is connected to the public line 72 as shown in FIG. The master ECR 71 is provided with a public line communication function. The master ECR 71 is connected to the public line 72. The master ECR 71 and the maintenance terminal 73 communicate with each other.
[0035]
FIG. 8 is a flowchart showing a schematic routine of data processing of the third master file of the POS system in the fourth embodiment of the present invention. It is determined whether or not the setting key of the third master file is pressed (step 81). If the setting key is pressed, the process jumps to the third master file change processing routine (step 84). It is determined whether or not the data received from the slave ECR through the communication line is a third master file setting command (step 82). If it is a setting command, the process jumps to the third master file change processing routine (step 84). It is determined whether the data received from the maintenance terminal via the public line is the data of the third master file (step 83). If it is the data of the third master file, the process jumps to the received data copy routine (step 85). At other times, the routine jumps to a routine for executing another process. The third master file is changed according to the instruction (step 84), and the setting key pressing check (step 81) is skipped. The received data is copied to the third master file (step 85), and the process ends.
[0036]
For example, when there are a large number of chain stores and the same change is required at a plurality of stores, it is distributed simultaneously from the maintenance terminal to all stores. Even in this case, since the data of the third master file can be changed without affecting the store operation, the processing load at each store can be reduced. In addition, store data of a plurality of stores can be changed in a short time by using a public line.
[0037]
As described above, in the fourth embodiment of the present invention, the third master file of the POS system is configured to be downloaded to the master ECR via the public line, so that product data can be updated all at once.
[0038]
(Fifth embodiment)
The fifth embodiment of the present invention is a POS system that downloads data of a third master file and a conversion program to a master ECR via a public line.
[0039]
FIG. 9 is a functional block diagram showing an internal configuration of the master ECR of the POS system according to the fifth embodiment of the present invention. In FIG. 9, a conversion program file 91 is a file storing a program for converting the format. The
[0040]
The operation of the POS system in the fifth embodiment of the present invention configured as described above will be described. FIG. 10 is a flowchart showing a schematic routine for performing the setting process of the third master file in the master ECR. It is determined whether or not a conversion program has been received (step 101). If not received, the process jumps to the third master file copy (step 103). The structure of the future master file is converted to a new data structure (step 102). The third master file is copied to the future master file, and an effective date is set for the future master file (step 103), and the process ends.
[0041]
In this way, changes that were sometimes unpredictable when the program was originally created are made possible. For example, when the product code is changed from 10 digits to 14 digits, the store data being used can be continuously used by transmitting the conversion program together with the data of the third master file.
[0042]
As described above, in the fifth embodiment of the present invention, the data of the third master file of the POS system and the conversion program are downloaded to the master ECR via the public line. Can be converted and used.
[0043]
【The invention's effect】
As is clear from the above description, in the present invention, since the third master file is provided in the master ECR in addition to the current master file and the future master file, daily unit price, product name, etc. can be changed or added. In the future, make a major change in the master file by performing the work on the third master file in advance, and after confirming the settings, copy the third master file to the future master file when necessary. Even when store data changes such as unit prices, product names, and key layouts, the master file can be updated accurately without interfering with the daily sales data change operation.
[0044]
In addition, by transmitting and receiving the contents of the third master file via a public line, it is possible to easily change by synchronizing at a plurality of stores based on similar store data.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a functional block diagram showing an internal configuration of a master ECR of a POS system according to a first embodiment of the present invention;
FIG. 2 is a diagram showing a POS system setting screen in the first embodiment of the present invention;
FIG. 3 is a flowchart showing a schematic routine of master file setting processing of the POS system in the first embodiment of the present invention;
FIG. 4 is a diagram showing a slave ECR setting screen of the POS system in the second embodiment of the present invention;
FIG. 5 is a flowchart showing a schematic routine of a master file setting process of the POS system in the second embodiment of the present invention;
FIG. 6 is a flowchart showing a schematic routine of a master file setting process of the POS system in the third embodiment of the present invention;
FIG. 7 is a functional block diagram of a store data distribution system of a POS system according to a fourth embodiment of the present invention;
FIG. 8 is a flowchart showing a schematic routine of data processing of the third master file of the POS system in the fourth embodiment of the present invention;
FIG. 9 is a functional block diagram showing an internal configuration of a master ECR of a POS system according to a fifth embodiment of the present invention;
FIG. 10 is a flowchart showing a schematic routine of master file setting processing of the POS system in the sixth embodiment of the present invention;
FIG. 11 is a functional block diagram showing the configuration of a conventional POS system;
FIG. 12 is a functional block diagram showing the internal configuration of a conventional slave ECR;
FIG. 13 is a functional block diagram showing the internal configuration of a conventional master ECR;
FIG. 14 is a diagram showing a conventional current master configuration;
FIG. 15 is a diagram showing a conventional future master configuration;
FIG. 16 is a flowchart showing a schematic routine of conventional ECR key processing.
[Explanation of symbols]
1,121 CPU
2,122 Touch panel 3,123 Display 4,124 Program memory 5,125 Total memory 6,126 Current master file 7,131 Future master file 8,127 Communication circuit 9,128 Clock circuit
10 Third master file
21 Future setting key
22,41 Third data setting key
23,42 Third data reflection key
24 End key
31 End judgment
71,112 Master ECR
72 Public line
73 Maintenance terminal
91 Conversion program file
92 Public communication circuit
111 Slave ECR
113 Communication line
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