JP4136141B2 - 有線放送システムの分岐装置 - Google Patents
有線放送システムの分岐装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4136141B2 JP4136141B2 JP34556498A JP34556498A JP4136141B2 JP 4136141 B2 JP4136141 B2 JP 4136141B2 JP 34556498 A JP34556498 A JP 34556498A JP 34556498 A JP34556498 A JP 34556498A JP 4136141 B2 JP4136141 B2 JP 4136141B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- signal
- circuit
- power supply
- power
- branch
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N7/00—Television systems
- H04N7/10—Adaptations for transmission by electrical cable
- H04N7/102—Circuits therefor, e.g. noise reducers, equalisers, amplifiers
- H04N7/104—Switchers or splitters
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02J—CIRCUIT ARRANGEMENTS OR SYSTEMS FOR SUPPLYING OR DISTRIBUTING ELECTRIC POWER; SYSTEMS FOR STORING ELECTRIC ENERGY
- H02J1/00—Circuit arrangements for dc mains or dc distribution networks
- H02J1/08—Three-wire systems; Systems having more than three wires
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02J—CIRCUIT ARRANGEMENTS OR SYSTEMS FOR SUPPLYING OR DISTRIBUTING ELECTRIC POWER; SYSTEMS FOR STORING ELECTRIC ENERGY
- H02J1/00—Circuit arrangements for dc mains or dc distribution networks
- H02J1/08—Three-wire systems; Systems having more than three wires
- H02J1/082—Plural DC voltage, e.g. DC supply voltage with at least two different DC voltage levels
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Multimedia (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、センタ装置から端末側に至る伝送線を流れる伝送信号の一部を分岐させて加入者側の端末装置に出力する有線放送システムの分岐装置に関し、詳しくは、伝送信号を端末装置に出力するか否かをセンタ装置側で切換可能な有線放送システムの分岐装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、CATVシステム等、テレビ信号等の放送信号を、同軸ケーブル等からなる一本の伝送線を介して、加入者側の端末装置に伝送する有線放送システムにおいては、伝送線から放送信号を分岐させて加入者宅に引き込むために、伝送線に、信号引込用の分岐装置(所謂タップオフ)を設けている。
【0003】
また、この分岐装置には、加入者側の要望等により、放送信号を加入者宅に配信するか否かを簡単に切り換えることができるようにしたものが知られている。即ち、伝送線から放送信号の一部を分岐させる分岐回路と、その分岐後の放送信号を加入者の端末装置側に出力する分岐出力端子との間の信号経路に、高周波の放送信号を低損失で通過させることのできるリレー(所謂高周波リレーであり、通常、切換状態を保持可能なラッチングリレーが使用される)を設け、このリレーを、伝送線を介してセンタ装置側から送信されてきた指令信号に従い駆動することにより、信号経路の導通・遮断状態(換言すれば端末装置への放送信号の出力・遮断)を、センタ装置側から簡単に切り換えることができるようにした分岐装置がそれである。
【0004】
この種の分岐装置には、伝送線に設置するときに、伝送線に設けられた他の電子機器と区別するために固有のアドレスが付与される。そして、センタ装置が、分岐装置の分岐出力端子からの放送信号の出力を切り換える際には、分岐装置固有のアドレスに、指令内容を表すコマンドデータ(以下単にコマンドという)を付与した指令信号を生成し、これを伝送用の信号に変換して伝送線に送出する。すると、分岐装置側では、伝送線を介して入力される各種指令信号の中からアドレスの一致する指令信号を選択することにより、センタ装置からの指令信号を抽出し、この指令信号に含まれるコマンドに基づきリレーを駆動することにより、分岐出力端子から放送信号を出力するか否かを切り換える。
【0005】
従って、この種の分岐装置によれば、分岐出力端子から加入者側端末装置に放送信号を出力するか否かを、センタ装置側から簡単に切り換えることができ、その切り換えのために、作業員が分岐装置の設置場所に赴く必要はない。
ところで、この種の分岐装置において、センタ装置側からの指令信号を受信してリレーを駆動するには、外部からこの切換動作を行うための電力を供給しなければならない。そして、この電力供給のために、別途、給電用のケーブルを配線するのは煩わしく、また費用も膨大になる。
【0006】
しかし、CATVシステム等の有線放送システムでは、通常、伝送線に設けられる増幅器等の電子機器に対して、伝送線を介して電力供給を行うようにされている。つまり、伝送線は、基本的には、テレビ信号等の放送信号(高周波信号)を伝送するためのものであるが、放送信号とは異なる周波数帯を使えば、上述の指令信号や電力信号をも同時に伝送できることから、従来では、伝送線に数十Vで数十Hzの交流電力信号を重畳することにより、この交流電力信号で、伝送線に設けられた各種電子機器に電力を供給するようにしている。
【0007】
このため、上記分岐装置には、通常、伝送線に重畳された交流電力信号を装置内に取り込み、これを整流・平滑化することにより、内部回路を動作させるための直流電圧を生成する電源回路が設けられ、この電源回路が生成した直流電圧にて、リレー駆動用の駆動回路や、指令信号受信用の受信回路,受信した指令信号に基づき駆動回路を介してリレーのON・OFF状態を切り換える制御回路等を動作させるようにされている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記従来の分岐装置において、受信回路や制御回路は、指令信号を受信して当該装置に対する指令信号に従い駆動回路に制御信号を出力するものであるため、半導体集積回路を利用でき、その動作電圧としては、一般的な1チップマイクロコンピュータのように、5V,3.3Vといった低電圧に設定することができる。しかし、リレーの切り換えには高い電圧の方が少ない電流で駆動できるので有利である。
【0009】
このため、分岐装置に組み込む電源回路としては、リレーの駆動回路には10V以上の直流高電圧(以下、第1電源電圧という)を供給し、受信回路や制御回路には、この第1電源電圧よりも低い直流低電圧(以下、第2電源電圧という)を供給できるようにすることが望ましい。
【0010】
そこで、従来の分岐装置では、電源回路を、例えば、伝送線を介して供給される交流電力信号を整流・平滑化した後、3端子レギュレータやツェナーダイオード等を用いて第1電源電圧を生成し、更に、その第1電源電圧から制御回路駆動用の第2電源電圧を生成するように構成している。
【0011】
一方、有線放送システムは、設置される地域毎に独立していることから、伝送線に重畳される交流電力信号もシステム毎に異なり、交流電力信号の電圧値は、システム間で数十V程度の幅がある。従って、分岐装置を、交流電力信号が一定の特定のシステムだけで使用する場合には、分岐装置に組み込む電源回路を、交流電力信号の電圧に合わせて、電力損失が最も少なくなるように設計すればよいが、分岐装置に汎用性を持たせ、伝送線に重畳される交流電力信号の電圧値が異なるシステムにて同一仕様の分岐装置を利用できるようにすると、交流電力信号の電圧値が高いシステムにおいて、電源回路での電力損失が大きくなってしまうという問題があった。
【0012】
つまり、例えば、交流電力信号が45Vのシステムと90Vのシステムとで共通の分岐装置を使用する場合、電源回路としては、交流電力信号45V〜90Vの範囲内で第1電源電圧及び第2電源電圧を生成できるようにする必要がある。そして、この場合には、電源回路を、交流電力信号が45Vのときでも各電源電圧を生成できるようにし、交流電力信号が90Vのときには、その差電圧分の電力を、電源回路を構成する3端子レギュレータやツェナーダイオード等で消費するように設計しなければならない。このため、従来の分岐装置を、伝送線を流れる交流電力信号の電圧値が異なるシステムで利用できるようにした際には、交流電力信号の電圧値が高いシステムで、電源回路での電力損失が増大することになるのである。
【0013】
そして、このように電源回路での電力損失が増大すると、電源回路からの発熱量が増加して、受信回路や制御回路の動作に悪影響を与えるとか、或いは、システム全体の電力消費量が多くなって、伝送線に交流電力信号を供給する電源装置の電力容量を大きくしなければならなくなる、といった問題もある。
【0014】
尚、こうした問題を解決するためには、電源回路に、変換効率のよいスイッチングレギュレータを使用することも考えられるが、スイッチングレギュレータは、構成が複雑で高価であるばかりでなく、電圧変換動作時にスイッチングノイズを発生するため、有線放送システムの分岐装置に採用することはできない。つまり、分岐装置は、高周波の放送信号を入出力するものであるため、スイッチングレギュレータを組み込むと、分岐装置から伝送線や加入者側端末装置に出力される放送信号にスイッチングノイズが重畳されることになり、放送信号の劣化を招く。よって、分岐装置にスイッチングレギュレータを組み込むことはできないのである。
【0015】
本発明は、こうした問題に鑑みなされたものであり、放送信号伝送用の伝送線を介してセンタ装置側より入力される指令信号によって、分岐出力端子から放送信号を出力するか否かを切換可能で、しかも、その切換動作のための電力を伝送線を介して受ける分岐装置において、電力信号の電圧値が異なるシステムで使用できるようにし、且つ、その電圧値の違いによって生じる電源回路での電力損失を低減することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】
かかる目的を達成するためになされた請求項1記載の分岐装置は、既述した従来の分岐装置と同様、センタ装置から端末側に放送信号を伝送する伝送線に設けられ、その放送信号を含む伝送線上の伝送信号の一部を分岐させて、分岐後の伝送信号を、分岐出力端子から端末装置に出力するためのものであり、そのための分岐回路を備える。そして、分岐回路から分岐出力端子へと、分岐後の伝送信号を導く信号経路には、この経路の導通・遮断状態を切り換えるためのラッチングリレーが設けられ、このラッチングリレーを、駆動回路を介して駆動(ON・OFF状態を切換)できるようにされている。尚、ラッチングリレーは、キープリレー或いは保持継電器とも呼ばれ、リレーコイルへの通電により可動接点の位置を切り換えることができ、切換後は、リレーコイルへの通電を遮断しても可動接点の位置を自己保持できる周知のものである。
【0017】
一方、本発明の分岐装置においては、受信回路が、伝送線を介してセンタ装置から伝送されてきた指令信号を受信し、制御回路が、この受信回路にて受信された指令信号の中から当該分岐装置に対する指令信号を抽出し、その抽出した指令信号に基づき駆動回路に制御信号を出力することにより、ラッチングリレーによる信号経路の導通・遮断状態を切り換える。従って、当該分岐装置を有線放送システムの伝送線に設け、この分岐装置を介して、任意の加入者宅に放送信号を配信するようにすれば、加入者が放送信号の配信を一時的に断った場合等には、センタ装置側から伝送線に、分岐装置のラッチングリレーをオフ状態にするための指令信号を送出することにより、その加入者側端末装置への放送信号の出力を停止させることができる。
【0018】
またこのように構成された分岐装置では、受信回路,制御回路,及び駆動回路を動作させるために、これら各回路に対して直流電源電圧を供給する電源回路が必要であるが、本発明の分岐装置には、このための電源回路として、駆動回路にリレー駆動用の第1電源電圧を供給する第1電源回路と、受信回路及び制御回路に第1電源電圧よりも低い第2電源電圧を供給して、これら各回路を動作させる第2電源回路と、からなる2系統の電源回路が設けられる。
【0019】
これら各電源回路は、従来の分岐装置の電源回路と同様、伝送線に重畳された交流電力信号から各電源電圧を生成するものであるが、本発明では、第1電源回路は、伝送線に重畳された交流電力信号を整流・平滑化し、整流・平滑化後の電力信号から、駆動回路がラッチングリレーを駆動するのに必要な第1電源電圧を生成し、第2電源回路は、伝送線に重畳された交流電力信号を変圧器にて一旦降圧すると共に、その降圧後の交流電力信号を整流・平滑化し、その整流・平滑化後の電力信号から、受信回路及び制御回路を動作させるのに必要な第2電源電圧を生成する。
【0020】
従って、本発明の分岐装置によれば、伝送線に重畳される交流電力信号が異なる有線放送システムで使用するようにした場合、その交流電力信号の電圧変動幅によって、交流電力信号の電圧値が高いシステムで生じる電力損失が著しく大きくなることはなく、従来の分岐装置に比べて、電源回路での電力損失を低減できる。
【0021】
つまり、本発明では、第2電源回路を、伝送線に重畳された交流電力信号を変圧器を用いて一旦降圧した後、これを整流・平滑化し、その整流・平滑化後の電力信号から第2電源電圧を生成するようにしていることから、第2電源電圧を生成する回路部分(定電圧回路)に入力される交流電力信号の電圧変動幅を、変圧器を使用しない場合に比べて小さくすることができ、その結果、整流・平滑化した電力信号から第2電源電圧を生成する際に生じる電力損失を低減することができるのである。
【0022】
一方、本発明では、リレー駆動用の第1電源電圧を生成する第1電源回路には、変圧器を設けず、伝送線に重畳された交流電力信号を直接整流・平滑化するが、これは以下の理由による。
まず、第1電源回路が生成する第1電源電圧は、ラッチングリレーを駆動してそのON・OFF状態を切り換えるための電源電圧であるため、その電圧値が高いほど、リレー駆動時にリレーコイルに流す電流を少なくでき、ラッチングリレーの切り換えに要する消費電力を少なくできる。従って、第1電源電圧は、第2電源電圧に対してできるだけ高い電圧値に設定することが望ましく、このためには、第2電源回路のように変圧器にて交流電力信号を降圧するよりも、交流電力信号を直接整流・平滑化することが望ましい。
【0023】
また、交流電力信号を変圧器で降圧しない場合、整流・平滑化後の電力信号から第1電源電圧を生成する回路部分(定電圧回路)に入力される電力信号の変動幅は、第2電源回路に比べて大きくなり、交流電力信号の電圧値が高いシステムでは、定電圧回路で生じる電力損失が大きくなる。しかし、ラッチングリレーはセンタ装置側から分岐装置に対して指令信号が伝送され、しかも、そのON・OFF状態の切換が必要なときにだけ駆動されることから、第1電源回路で生じる電力損失は、ラッチングリレーを駆動するときに一時的に生じるだけである。従って、この第1電源回路で生じる電力損失によって、発熱量が高くなるとか、システム全体の電力消費量が大きくなるようなことはない。
【0024】
そこで、本発明では、第1電源回路には、変圧器を設けず、伝送線に重畳された交流電力信号を直接整流・平滑化して第1電源電圧を生成するようにしているのである。
以上のように、本発明によれば、伝送線に重畳される交流電力信号の電圧値が異なるシステムで利用できるようにするために、各電源回路への交流電力信号の許容電圧変動幅を大きくしても、交流電力信号の電圧値が高いシステムにおいて、電源回路での電力損失が大きくなって、発熱量が問題になるようなことはなく、分岐装置の消費電力を低減することができる。
【0025】
また、ラッチングリレーの駆動時には、第2電源電圧よりも高い第1電源電圧にてリレーコイルを通電でき、リレーコイルに流れる電流量を小さくすることができる。従って、ラッチングリレーの切り換えに要する消費電力も低減できる。
また、第2電源回路では、伝送線から入力される交流電力信号の変動幅を抑えるために、変圧器を用いているため、この変圧器により、落雷等の外乱に伴うサージ電圧やノイズ信号が、第2電源回路内に入力されるのを防止できる。従って、本発明によれば、第2電源回路にて、こうした外乱に影響されることなく、常に安定した第2電源電圧を生成することが可能になり、受信回路や制御回路を安定動作させることができる。
【0026】
ここで、上記各電源回路は、整流・平滑化後の電力信号から第1電源電圧或いは第2電源電圧を生成するため、定電圧回路を内蔵することになるが、この定電圧回路としては、請求項2に記載のように、第1電源回路側の定電圧回路については、整流・平滑化後の電力信号にてツェナーダイオードに逆バイアスをかけることにより、第1電源電圧をツェナーダイオードの降伏電圧に対応した電圧値に制御するよう構成し、第2電源回路側の定電圧回路については、3端子レギュレータにて構成するようにするとよい。
【0027】
即ち、第1電源電圧は、駆動回路がラッチングリレーを駆動するためのものであり、その電圧レベルが多少変動してもラッチングリレーが誤作動するようなことがなく、しかも、ラッチングリレーは一時的に駆動されるもので、第1電源回路の動作によって分岐装置の電力消費量が大きくなることはない。このため、請求項2記載の分岐装置では、第1電源回路に組み込む定電圧回路を、ツェナーダイオードからなる定電圧回路にて構成することにより、第1電源回路を安価に実現できるようにしている。
【0028】
これに対して、第2電源電圧は、受信回路や制御回路を動作させるためのものであるため、その電圧が変動するとこれら各回路が誤動作する虞がある。そこで、請求項2記載の分岐装置では、第2電源回路の定電圧回路として、安定した定電圧を生成可能な3端子レギュレータを用い、第2電源電圧の安定化を図っている。
【0029】
従って、請求項2記載の分岐装置によれば、請求項1記載の装置と同様の効果に加えて、第2電源電圧をより確実に安定させて、受信回路及び制御回路を常に正常動作させることができると共に、第1電源回路を安価に構成して、分岐装置のコストダウンを図ることができる、といった効果が得られる。
【0030】
一方、請求項3記載の分岐装置においては、分岐回路による分岐後の伝送信号を更に複数に分配し、その分配後の伝送信号を、夫々、複数の分岐出力端子に出力する分配回路が備えられる。そして、ラッチングリレーは、分配回路から複数の分岐出力端子に至る複数の信号経路に夫々設けられ、制御回路は、センタ装置側から当該分岐装置に伝送されてきた指令信号に基づき、駆動回路を介して、各ラッチングリレーによる各信号経路の導通・遮断状態を個々に制御する。
【0031】
つまり、請求項3記載の分岐装置は、伝送線から複数の加入者側端末装置に放送信号を配信できるようにしたものである。そして、分配回路から複数の分岐出力端子に至る各信号経路上にラッチングリレーを設け、各ラッチングリレーのON・OFF状態を個々に切り換えることにより、各分岐出力端子から放送信号を出力するか否かを、各分岐出力端子に対応した加入者毎に設定できるようにしている。このため、本発明(請求項3)の分岐装置によれば、複数の加入者側端末装置に対して放送信号を配信できると共に、センタ装置側から、その配信・停止を各加入者毎に切り換えることが可能になる。
【0032】
そして、本発明においても、請求項1と同様、リレー駆動用の第1電源電圧については、第1電源回路にて生成され、受信回路及び制御回路動作用の第2電源電圧については、第2電源回路にて生成されることから、交流電力信号の電圧値が高いシステムにおいて生じる電源回路での電力損失を低減し、分岐装置での電力消費量を抑制することができる、といった上記と同様の効果を得ることができる。
【0033】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施例を図面と共に説明する。
図1は、本発明が適用された実施例のCATVシステムの概略構成図であり、図2は、このCATVシステムの伝送線(具体的には同軸ケーブル)に設けられた分岐装置の内部構成を表す電気回路図である。
【0034】
図1に示す如く、本実施例のCATVシステムは、センタ装置2から端末側へと、伝送線4を介して所定周波数帯(例えば、50MHz〜770MHz)の放送信号を伝送し、伝送線4上に設けられた多数の分岐装置6を介して当該システムの加入者宅に放送信号を配信するものである。
【0035】
このため、センタ装置2には、人工衛星や地上局から送信されたテレビ放送信号を受信する受信アンテナ、ビデオテープやビデオディスクに録画されたテレビ信号を再生するビデオ機器、自主放送用のテレビカメラ等を使って、システム内での放送用の多数のテレビ信号を生成し、各テレビ信号を予め設定されたチャンネルに対応した伝送周波数の放送信号に変換して、伝送線4に送出する放送設備10が備えられている。
【0036】
また、センタ装置2には、伝送線4に設けられた分岐装置6等の電子機器に対して、その動作状態を制御するための指令信号を伝送するため、必要に応じて、各電子機器に予め割り当てられたアドレスと指令内容を表すコマンドとからなる送信データを生成するヘッドエンドコントローラ12、ヘッドエンドコントローラ12からの送信データを、例えばFSK変調によって、所定周波数帯(例えば、70MHz)の伝送用指令信号に変換する変調器14、及び、変調器14から出力された指令信号を、放送設備10から出力された放送信号と混合して、伝送線4に送出させる混合器16が備えられている。
【0037】
尚、ヘッドエンドコントローラ12は、センタ装置2に設けられたシステム管理用端末装置(コンピュータ)18、或いは、電話回線等を介して接続される顧客管理用コンピュータ20からの指令に従い、送信データを生成して、CATVシステム内の各種電子機器に、その動作状態を制御するための指令信号を出力するものであり、通信機能を有するコンピュータにて構成されている。
【0038】
一方、伝送線4には、伝送線4上の分岐装置6や図示しない増幅器等に動作用の電力を供給する電源装置22が接続されている。この電源装置22は、商用電源から電源供給を受けて動作し、伝送線4に対して、例えば、周波数60Hz、電圧45V〜90V程度の交流電力信号を重畳するものであり、電力供給対象となる電子機器の電力消費量等を考慮して、複数の電子機器に対して1台の割で伝送線4上に分散して設けられる。
【0039】
次に、分岐装置6は、センタ装置2に直接接続される幹線、幹線に設けられた幹線分岐増幅器や分岐器等を介して幹線から分岐した分岐線、或いは、この分岐線から更に分岐した枝線等、CATVシステムにおける任意の伝送線4に設けられて、その付近の加入者宅に放送信号を配信するための所謂タップオフであり、1又は複数の分岐出力端子を備える(図1では4個の分岐出力端子を備えたものと2個の分岐出力端子を備えたものを表す)。
【0040】
図2に示す如く、分岐装置6は、伝送線4のセンタ装置2側に接続される入力端子Tinと、伝送線4の端末側に接続される出力端子Tout と、複数(図では4個)の分岐出力端子T1,T2,T3,T4とを備える。そして、入力端子Tinと出力端子Tout との間には、電源装置22から伝送線4に重畳された低周波の交流電力信号を通過させ、センタ装置2から伝送線4に送出された放送信号及び指令信号(以下、これらを総称して高周波伝送信号ともいう。)の通過を阻止するチョークコイルL1が接続され、更に、チョークコイルL1の両端(換言すれば入出力端子Tin,Tout )には、夫々、低周波の交流電力信号を遮断し、高周波伝送信号を通過させるコンデンサC1,C2の一端が接続されている。また、コンデンサC1,C2の他端は、これらを直接接続するか、或いは分岐回路30を介して接続するかを切り換える切換スイッチ32に接続されている。
【0041】
尚、分岐回路30は、コンデンサC1,C2の他端を接続することにより、入力端子Tinから入力された高周波伝送信号を出力端子Tout 側に出力させると共に、その高周波伝送信号の一部を分岐出力端子T1〜T4側に分岐させるためのものである。
【0042】
また、チョークコイルL1、コンデンサC1,C2及び切換スイッチ32は、入力端子Tin及び出力端子Tout を構成する伝送線(同軸ケーブル)接続用の接栓と共に分岐装置6の筐体に直接組み付けられる第1基板P1に設けられ、分岐回路30は、後述の電源回路等と共に、第1基板P1に対して着脱自在に組み付けられる第2基板P2に設けられる。このため、例えば、切換スイッチ32を分岐回路30とは反対側に切り換え、第2基板P2を第1基板P1から電気的に切り離せば、当該分岐装置6は、単に、交流電力信号及び高周波伝送信号を、チョークコイルL1及びコンデンサC1,C2を介して通過させるバイパス回路となり、伝送線4を流れる伝送信号に対して何ら影響を与えることはない。
【0043】
次に、分岐回路30にて分岐された高周波伝送信号は、分配回路(本実施例では4分配回路)34に入力され、分配回路34にて、分岐出力端子T1〜T4の数に対応した分配数で分配される。そして、その分配後の高周波伝送信号は、夫々、高周波伝送信号のみを通過させ、低周波の交流電力信号の通過を阻止するコンデンサC3,C4,C5,C6を介して、各分岐出力端子T1〜T4に伝達され、各分岐出力端子T1〜T4から、これに接続された加入者側端末装置に出力される。
【0044】
また、分配回路34から各分岐出力端子T1〜T4に至る信号経路には、夫々、その信号経路を導通・遮断するためのラッチングリレー(以下、単にリレーという)41,42,43,44が設けられ、更に、分岐回路30から分配回路34に至る高周波伝送信号の信号経路には、この経路を通過する高周波伝送信号の一部を分岐させる第2の分岐回路36が設けられている。そして、この分岐回路36にて分岐された高周波伝送信号は、受信回路52に入力される。
【0045】
受信回路52は、分岐回路36から入力される高周波伝送信号の中から指令信号を選択的に受信し、ヘッドエンドコントローラ12が出力した送信データを復元するものであり、その復元されたデータ(受信データ)は、制御回路54に入力される。
【0046】
制御回路54は、CPU,ROM,RAM等からなる1チップマイクロコンピュータを中心に構成されている。そして、制御回路54は、受信データに付与されたアドレスが当該分岐装置6に予め設定されたアドレスと一致し、今回受信回路52が受信した指令信号は当該分岐装置6に対するものであるかどうかを判定し、アドレスが一致する場合には、このアドレスに付与されたコマンドから、各分岐出力端子T1〜T4からの高周波伝送信号の出力・停止の切り換え指令を解読し、その指令に従い、リレー41〜44のON・OFF状態を切り換える。
【0047】
即ち、分岐装置6には、各リレー41〜44に内蔵されたON・OFF状態切換用の図示しないリレーコイルを通電する駆動回路56が設けられており、制御回路54は、この駆動回路56に制御信号を出力することにより、各リレー41〜44のON・OFF状態を個々に制御する。
【0048】
尚、分配回路34,リレー41〜44,コンデンサC3〜C6,及び分岐出力端子T1〜T4は、分岐回路30が設けられる第2基板P2に対して、ねじ等を介して一体的に組み付けられる第3基板P3に設けられ、第2の分岐回路36,受信回路52,制御回路54,駆動回路56及び以下に説明する電源回路60,70は、上述の分岐回路30と共に第2基板P2に設けられる。
【0049】
また、リレー41〜44には、伝送線を構成する同軸ケーブルと同じインピーダンス(50Ω,75Ω等)の終端抵抗Roが設けられており、リレー41〜44がOFF状態に切り換えられたときには、分配回路34の出力をこの終端抵抗Roで終端して、分配回路34から入力された高周波伝送信号が分配回路34側に反射したり、周囲で発生したノイズが侵入するのを防止できるようにされている。
【0050】
次に、分岐装置6には、出力端子Tout にチョークコイルL2を介して接続された第1電源回路60及び第2電源回路70が内蔵されている。尚、チョークコイルL2は、伝送線4を流れる交流電力信号の一部を各電源回路60,70側に取り込み、高周波伝送信号が電源回路60,70側に流れるのを阻止するためのものである。
【0051】
第1電源回路60は、リレー駆動用の直流高電圧(例えば直流24V)を、第1電源電圧V1として、駆動回路56に供給するためのものであり、チョークコイルL2を介して入力された交流電力信号を半波整流するダイオードD1と、このダイオードD1からの出力(整流後の電力信号)を平滑化するために、一端がダイオードD1のカソードに接続され、他端がグランドラインに接地された電解コンデンサC10とを備える。尚、グランドラインは、伝送線4を構成する同軸ケーブルの芯線(内導体)周囲に配置される外導体と同電位であり、分岐装置6内での各信号の経路は、全て、同軸ケーブルの芯線からのものである。
【0052】
また、電解コンデンサC10のダイオードD1側には、NPNトランジスタTr1のコレクタが接続されており、駆動回路56に対しては、NPNトランジスタTr1のエミッタから、第1電源電圧V1を出力するようにされている。また、NPNトランジスタTr1のコレクタ−ベース間には、抵抗R1が設けられ、NPNトランジスタTr1のベースには、アノードがグランドラインに接地されたツェナーダイオードZD1のカソードが接続されている。
【0053】
このように構成された第1電源回路60においては、ツェナーダイオードZD1,NPNトランジスタTr1,抵抗R1にて定電圧回路が構成され、NPNトランジスタTr1のエミッタから駆動回路56に出力される第1電源電圧V1が、ツェナーダイオードZD1の降伏電圧にNPNトランジスタTr1のベース−エミッタ間電圧(約0.7V)を加えた定電圧に制御される。
【0054】
即ち、第1電源回路60では、ダイオードD1及び電解コンデンサC10にて整流・平滑化された電力信号にてツェナーダイオードZD1に逆バイアスをかけることにより、NPNトランジスタTr1のベース電位をツェナーダイオードZD1の降伏電圧に保持し、エミッタからの出力(第1電源電圧V1)を上記一定電圧に制御するのである。
【0055】
一方、第2電源回路70は、受信回路52及び制御回路54を動作させるのに必要な直流低電圧(例えば直流5V)を生成し、これを第2電源電圧V2として受信回路52及び制御回路54に供給するためのものであり、チョークコイルL2を介して入力された交流電力信号を、例えば9分の2の電圧値にまで降圧する変圧器(トランス)72と、この変圧器72にて降圧された交流電力信号を全波整流するダイオードブリッジ74と、ダイオードブリッジ74からの出力(整流後の電力信号)を平滑化するために、ダイオードブリッジ74からの電力信号出力ラインとグランドラインとの間に設けられた電解コンデンサC20と、電解コンデンサC20にて平滑化された電力信号を受けて直流定電圧(直流5V)を発生する3端子レギュレータ(定電圧回路)76とを備える。尚、3端子レギュレータ76は、伝送線4を介して電源装置22から供給される交流電力信号の電圧値が45V〜90Vの範囲内で変動しても、第2電源電圧V2を安定して生成できるように設定されている。
【0056】
以上、本実施例では、有線放送システムとしてのCATVシステムにおいて、伝送線4から加入者宅に放送信号を引き込むための分岐装置(タップオフ)6に組み込む電源回路を、第1電源回路60と第2電源回路70との2系統にし、受信回路52及び制御回路54に第2電源電圧V2を供給する第2電源回路70については、伝送線4を介して電源装置22から供給される交流電力信号を9分の2の電圧値にまで一旦降圧し、その降圧後の交流電力信号を全波整流・平滑化し、その全波整流・平滑化後の電力信号を、定電圧回路を構成する3端子レギュレータ76に入力することにより、3端子レギュレータ76にて第2電源電圧V2を生成するようにしている。
【0057】
このため、本実施例の分岐装置6によれば、第2電源回路70を、変圧器72を用いず構成した場合に比べて、3端子レギュレータ76に入力される電力信号の電圧変動幅を、9分の2に抑えることができ、電源装置22から伝送線4に供給される交流電力信号の電圧値が、上記電圧範囲内の高い電圧値(例えば90V)となった場合に生じる3端子レギュレータ76での電力損失を低減できる。このため、本実施例の分岐装置6によれば、第2電源回路70での電力損失が大きくなって、発熱量が問題になるようなことはなく、分岐装置6の消費電力を低減することができる。
【0058】
また、第2電源回路70では、変圧器72を介して伝送線4からの交流電力信号を取り込むことから、この変圧器72により、落雷等の外乱によって伝送線4に重畳されたサージ電圧やノイズ信号が、第2電源回路70に入力されるのを防止できる。このため、第2電源回路70では、常に安定した第2電源電圧V2を生成することができ、受信回路52及び制御回路54を安定動作させることができる。
【0059】
また、制御回路である制御回路54が、センタ装置2からの当該分岐装置6に対するコマンドを解読して、リレー41〜44を駆動する際には、駆動回路56が、第2電源電圧V2よりも高い第1電源電圧V1にて、各リレー41〜44のリレーコイルを通電することから、分岐出力端子T1〜T4からの高周波伝送信号の出力切換時に、リレーコイルに流れる電流を小さくすることができる。従って、この出力切換に要する消費電力も低減できる。
【0060】
また、本実施例では、リレー駆動用の第1電源電圧V1は電圧レベルが多少変動してもよいため、第1電源回路60の定電圧回路をツェナーダイオードを用いて構成している。このため、本実施例によれば、分岐装置6の動作に影響を与えない範囲内で、分岐装置6に組み込む電源回路を安価に実現できる。
【0061】
以上、本発明の一実施例について説明したが、本発明は、上記実施例に限定されるものではなく、種々の態様を採ることができる。
例えば、上記実施例では、分配回路34を内蔵することにより、複数の分岐出力端子T1〜T4から個々に放送信号を出力できるようにした分岐装置を例にとり説明したが、本発明は、分配回路34を内蔵せず、分岐回路30からの分岐出力(放送信号)をそのまま一つの分岐出力端子から出力するようにした分岐装置であっても、上記実施例と同様に適用できる。
【0062】
また、上記実施例では、分岐装置6を構成する各部を3枚の基板P1,P2,P3に組み込むことによって、分配回路34から分岐出力端子T1〜T4に至る放送信号の分岐出力系が組み込まれた第3基板P3と、分岐回路30,36、受信回路52,制御回路54,駆動回路56,電源回路60,70からなる制御系が組み込まれた第2基板P2とを、筐体側の第1基板P1から取り外して、簡単に交換できるようにした分岐装置について説明したが、本発明は、全ての構成要素を1枚の基板に組み付けたものであっても、或いは各回路を2枚の基板に組み付けたものであっても、上記実施例と同様に適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例のCATVシステムの構成を表す概略構成図である。
【図2】 実施例の分岐装置の構成を表す電気回路図である。
【符号の説明】
2…センタ装置、4…伝送線、6…分岐装置、22…電源装置、30,36…分岐回路、34…分配回路、41〜44…リレー(ラッチングリレー)、T1〜T4…分岐出力端子、52…受信回路、54…制御回路、56…駆動回路、60…第1電源回路、Tr1…NPNトランジスタ、ZD1…ツェナーダイオード、D1…ダイオード、R1…抵抗、70…第2電源回路、72…変圧器、74…ダイオードブリッジ、76…3端子レギュレータ、C10,C20…電解コンデンサ、L1,L2…チョークコイル。
Claims (3)
- センタ装置から端末側に放送信号を伝送する伝送線に、該伝送線上の電子機器に動作用の電力を供給するための交流電力信号、及び、該電子機器を制御するための指令信号、を重畳することにより、前記電子機器を前記交流電力信号にて動作させると共に、その動作状態を前記指令信号を用いて前記センタ装置側から制御できるようにした有線放送システムにおいて、前記電子機器の一つとして前記伝送線に設けられる分岐装置であって、
少なくとも前記放送信号を含む伝送信号の一部を前記伝送線から分岐させ、該分岐後の伝送信号を、分岐出力端子から端末装置へと出力させる分岐回路と、
該分岐回路にて分岐された伝送信号を前記分岐出力端子に導く信号経路に設けられ、該信号経路を導通・遮断するラッチングリレーと、
該ラッチングリレーを駆動して前記信号経路の導通・遮断状態を切り換える駆動回路と、
前記伝送線を介して前記センタ装置から伝送されてきた前記指令信号を受信する受信回路と、
該受信回路にて受信された指令信号の中から当該分岐装置に対する指令信号を抽出し、該指令信号に基づき前記駆動回路に制御信号を出力することにより、前記ラッチングリレーによる前記信号経路の導通・遮断状態を切り換える制御回路と、
前記伝送線に重畳された前記交流電力信号を整流・平滑化し、該整流・平滑化後の電力信号から、前記駆動回路が前記ラッチングリレーを駆動するのに必要な第1電源電圧を生成して、該第1電源電圧を前記駆動回路に供給する第1電源回路と、
前記伝送線に重畳された前記交流電力信号を変圧器にて一旦降圧すると共に、該降圧後の交流電力信号を整流・平滑化し、該整流・平滑化後の電力信号から、前記受信回路及び前記制御回路を動作させるのに必要な、前記第1電源電圧よりも低い第2電源電圧を生成して、該第2電源電圧を前記受信回路及び制御回路に供給する第2電源回路と、
を備えたことを特徴とする有線放送システムの分岐装置。 - 前記第1電源回路は、前記整流・平滑化後の電力信号にてツェナーダイオードに逆バイアスをかけることにより、第1電源電圧を、前記ツェナーダイオードの降伏電圧に対応した電圧値に制御する定電圧回路を備え、
前記第2電源回路は、前記整流・平滑化後の電力信号から第2電源電圧を生成する定電圧回路として、3端子レギュレータを備えることを特徴とする請求項1記載の有線放送システムの分岐装置。 - 前記分岐回路による分岐後の伝送信号を更に複数に分配し、該分配後の伝送信号を、夫々、複数の分岐出力端子に出力する分配回路を備え、
前記ラッチングリレーは、該分配回路から複数の分岐出力端子に至る複数の信号経路に夫々設けられ、
前記制御回路は、前記指令信号に基づき、前記各ラッチングリレーによる各信号経路の導通・遮断状態を個々に制御することを特徴とする請求項1又は請求項2記載の有線放送システムの分岐装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34556498A JP4136141B2 (ja) | 1998-12-04 | 1998-12-04 | 有線放送システムの分岐装置 |
US09/452,780 US6785908B1 (en) | 1998-12-04 | 1999-12-02 | Tap device of cable broadcasting system |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34556498A JP4136141B2 (ja) | 1998-12-04 | 1998-12-04 | 有線放送システムの分岐装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000175172A JP2000175172A (ja) | 2000-06-23 |
JP4136141B2 true JP4136141B2 (ja) | 2008-08-20 |
Family
ID=18377450
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34556498A Expired - Fee Related JP4136141B2 (ja) | 1998-12-04 | 1998-12-04 | 有線放送システムの分岐装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6785908B1 (ja) |
JP (1) | JP4136141B2 (ja) |
Families Citing this family (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
AU2002326957B2 (en) * | 2001-09-19 | 2006-08-10 | The Government Of The United States Of America, Represented By The Secretary, Department Of Health And Human Services | Transductin-1 and transductin-2 and applications to hereditary deafness |
AU2004234702A1 (en) * | 2003-04-29 | 2004-11-11 | Mediacell Licensing Corporation | Distributed gain network |
US20070245369A1 (en) * | 2003-09-05 | 2007-10-18 | Remote Security Systems, Llc | Lockbox management system and method |
US20050055709A1 (en) * | 2003-09-05 | 2005-03-10 | Thompson James Alfred | Cable network access control solution |
US7721317B2 (en) * | 2004-03-22 | 2010-05-18 | Arris Group | Coaxial communication active tap device and distribution system |
US7809960B2 (en) | 2005-10-12 | 2010-10-05 | Cicchetti Christopher J | Network tap device powered by power over ethernet |
US7809476B2 (en) * | 2005-10-12 | 2010-10-05 | Cicchetti Christopher J | Network tap/aggregator configured for power over ethernet operation |
US7778207B2 (en) * | 2005-11-15 | 2010-08-17 | Light Greta L | Passive tap and associated system for tapping network data |
US8027277B2 (en) | 2005-11-15 | 2011-09-27 | Jds Uniphase Corporation | Passive network tap for tapping network data |
JP2010288152A (ja) * | 2009-06-12 | 2010-12-24 | Yagi Antenna Co Ltd | 再送信システム |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4577224A (en) * | 1982-07-19 | 1986-03-18 | Ost Clarence S | Secure cable television access system with tiering control |
US5109286A (en) * | 1988-03-10 | 1992-04-28 | Scientific-Atlanta, Inc. | CATV reverse path manifold system |
US5729824A (en) * | 1994-12-09 | 1998-03-17 | Raychem Corporation | Distributed digital loop carriers system using coaxial cable |
US5555015A (en) * | 1995-03-20 | 1996-09-10 | Intrinzix Technologies, Inc. | Wireless two way transmission between center and user stations via a relay |
-
1998
- 1998-12-04 JP JP34556498A patent/JP4136141B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1999
- 1999-12-02 US US09/452,780 patent/US6785908B1/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US6785908B1 (en) | 2004-08-31 |
JP2000175172A (ja) | 2000-06-23 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6804828B1 (en) | Tap device of cable broadcasting system | |
JP4170489B2 (ja) | 有線放送システム | |
CN102594158B (zh) | 减少待机功耗的系统和方法 | |
US6560778B1 (en) | Tap device of cable broadcasting system | |
US6348874B1 (en) | Power distribution to nodes in a distributed system | |
US7042351B2 (en) | Data communication over a power line | |
US7053501B1 (en) | Multi-pair aggregate power distribution | |
JP4136141B2 (ja) | 有線放送システムの分岐装置 | |
US7683777B2 (en) | Method and system for audio distribution in installations where the use of existing wiring is preferred | |
US20110122928A1 (en) | High frequency signal hub | |
US5708574A (en) | Adaptive power direct current preregulator | |
US6233166B1 (en) | Uninterrupted power supply system | |
US20050062589A1 (en) | Arrangement of inductive couplers for data communication | |
US20060152278A1 (en) | Apparatus for controlling modulation of an alternating waveform on a DC voltage signal within a low-noise block controller | |
US8763059B1 (en) | Method and apparatus for connecting satellite receiver telephone modems over coaxial cable | |
JP4174115B2 (ja) | 有線放送システム | |
US20180091321A1 (en) | System and apparatus for preventing faulty connection between poc and poe | |
US11923915B2 (en) | Convertor between control voltages and supply voltages | |
CN221487740U (zh) | PoE系统的供电设备、受电设备及使用其的PoE系统 | |
KR200254359Y1 (ko) | 주택용 멀티미디어 기기 정보 분전반 | |
US7480378B2 (en) | Method and system for increasing subscriber line interface circuit voltage during ringing | |
JPH0346572Y2 (ja) | ||
AU2003210081A1 (en) | A communications system utilising electricity cabling | |
US7333833B2 (en) | Low-noise block controller within a set-top box | |
WO2000038424A1 (en) | Power module for catv customer interface equipment |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20051201 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20080422 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20080507 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20080603 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110613 Year of fee payment: 3 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |