JP4135657B2 - Antenna mounting device - Google Patents
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Description
本発明は、窓貼り用の車載アンテナの取り付けに好適するアンテナ取付装置に関する。 The present invention relates to an antenna mounting apparatus suitable for mounting a vehicle-mounted antenna for pasting a window.
従来、自動料金課金システム（ＥＴＣ：Electronic Toll Collection System）においては、図８に示すように、路側アンテナと通信する車載アンテナ１を、車両のフロントガラス４内面に取り付けるようにしたものがある。この種の車載アンテナは窓貼り用の車載アンテナと称されており、ケース５内にアンテナエレメントを収納し、且つ、ケースにおける電波送受面５ｂに両面テープ７を付設した形態で提供されている。
2. Description of the Related Art Conventionally, in an automatic fee billing system (ETC: Electronic Toll Collection System), as shown in FIG. 8, an in-
この窓貼り用の車載アンテナ１はユーザーによって前記両面テープ７を介してフロントガラス４裏側に貼り付けられるものである。アンテナの特性は、電波送受面５ｂ側に配置された物質の影響を受けるものであり、このため、この窓貼り用の車載アンテナ１ではその電波送受面５ｂにガラスが近接することを考慮してアンテナ特性が設定されている。
ここで、前記路側アンテナの電波送受角度は仮想垂直線のある高さ地点から、２３度前方（車両進入方向）へ傾いた角度に設定されている。従って、車載アンテナ１も、その電波送受方向（電波送受面の向き）が路側アンテナの電波送受方向に対向するのが好ましい。
This in-
Here, the radio wave transmission / reception angle of the roadside antenna is set to an angle tilted 23 degrees forward (vehicle entry direction) from a certain height point of the virtual vertical line. Therefore, it is preferable that the in-
なお、車両のフロントガラス裏側に車載アンテナを設ける構成としては、特許文献１がある。
ところが、車両のフロントガラス４の角度としては種々あり、車載アンテナ１の電波送受面５ｂが路側アンテナの電波送受方向と対向しないことも多い。一般的には、ある程度の対向角度が得られれば、通信に支障はないが、フロントガラス４が極端に垂直に近いとか、極端に倒れた傾斜をなす場合には、通信信頼性が低下することがある。
このため、最近では、窓貼り用の車載アンテナ１をダッシュボードなどに取り付けることが考えられている。この場合、フロントガラス４の角度とは無関係に、車載アンテナ１を適正な向きに取り付け得たとしても、この車載アンテナ１の電波送受面５ｂがフロントガラス４と近接しないから、アンテナ性能が所期性能からずれてしまう問題がある。
However, there are various angles of the windshield 4 of the vehicle, and the radio wave transmission /
For this reason, recently, it has been considered that the vehicle-mounted
本発明は上述の事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、フロントガラス以外の部位に車載アンテナを取り付けるについて、フロントガラスに取り付けたと同様のアンテナ性能が得られ、従って窓貼り用の車載アンテナをフロントガラス以外の部位に取り付けるのに好適するアンテナ取付装置を提供するにある。 The present invention has been made in view of the above circumstances, and the purpose thereof is to attach an in-vehicle antenna to a part other than the windshield, so that the same antenna performance as that attached to the windshield can be obtained. An object of the present invention is to provide an antenna mounting apparatus suitable for mounting an antenna to a portion other than a windshield.
本発明は次の点に着目してなされている。すなわち、窓貼り用の車載アンテナの電波送受面がフロントガラスに近接しない場合に、その電波送受面に合成樹脂製板部を近接させると、フロントガラスと近接したとほぼ同様のアンテナ特性が得られることを見出した。
この点に着目した請求項１の発明のアンテナ取付装置によれば、裏面を車載アンテナの電波送受面が取り付けられるアンテナ取付面とした合成樹脂製のアンテナ取付板部を備えているから、このアンテナ取付板部のアンテナ取付面に窓貼り用の車載アンテナの電波送受面を取り付けることにより、車載アンテナの電波がこの合成樹脂製のアンテナ取付板部を介して放射されるようになり、もって、被取付部をフロントガラス以外の部位例えばダッシュボードなどに取り付けた場合においても、フロントガラスと近接したとほぼ同様のアンテナ特性が得られる。この結果、窓貼り用の車載アンテナをフロントガラス以外の部位に適宜取り付けて使用することができる。
The present invention has been made paying attention to the following points. In other words, when the radio wave transmission / reception surface of the in-vehicle antenna for pasting a window is not close to the windshield, if the synthetic resin plate portion is brought close to the radio wave transmission / reception surface, the antenna characteristics almost the same as those close to the windshield can be obtained. I found out.
According to the antenna mounting device of the first aspect of the present invention, which focuses on this point, the antenna mounting plate portion made of synthetic resin having the back surface as the antenna mounting surface to which the radio wave transmitting / receiving surface of the vehicle-mounted antenna is mounted is provided. By attaching the radio wave transmission / reception surface of the in-vehicle antenna for attaching a window to the antenna mounting surface of the mounting plate portion, the radio wave of the in-vehicle antenna can be radiated through the antenna mounting plate portion made of synthetic resin. Even when the attachment portion is attached to a part other than the windshield, such as a dashboard, the antenna characteristics that are substantially the same as those close to the windshield can be obtained. As a result, the vehicle-mounted antenna for pasting a window can be used by appropriately attaching it to a part other than the windshield.
また、この請求項１の発明によれば、アンテナ取付板部の表面に凸部が形成されているから、ユーザーが間違って車載アンテナをアンテナ取付板部表面に取り付けようとしても、取り付け難く、この結果、車載アンテナの取り付け間違いを防止できる。
請求項２の発明によれば、車載アンテナを、アンテナ取付板部のアンテナ取付面に、車載アンテナ位置決め部により位置決めして取り付けることができ、車載アンテナの取り付け向きに間違いを来たすことがない。
Further, according to the invention of
According to the invention of
請求項３の発明によれば、車載アンテナのリード線を、被取付部のリード線挿通溝部に通すことができて、配線が容易になる。
According to invention of
以下、本発明の第１の実施例について図１ないし図６を参照して説明する。図１においては、車載アンテナ１をアンテナ取付装置２を介して、車両のダッシュボード３に取り付けた状態を示している。ダッシュボード３の前上方にはフロントガラス４がある。車載アンテナ１は、自動料金課金システムの車載器の一部を構成しており、車載器は、図示しない車載器本体と、別取付タイプの当該車載アンテナ１とを有して構成されている。
A first embodiment of the present invention will be described below with reference to FIGS. FIG. 1 shows a state in which the vehicle-mounted
この車載アンテナ１は、図５及び図６に示すように、合成樹脂製のケース５の内部にアンテナエレメント及び回路基板などからなるアンテナ本体６を収容して構成されており、ケース５の上壁部５ａ（図５及び図６で上壁部）の外面が電波送受面５ｂとされている。この電波送受面５ｂには、接着手段としての両面テープ７が付設されている。この両面テープ７は、図５、図６の取り付け前の状態では、剥離紙７ａが付着している状態となっている。上記電波送受面５ｂとアンテナ本体６における電波送受面との角度α（図６参照）はほぼ１０度に設定されている。
As shown in FIGS. 5 and 6, the in-
なお、ケース５の左壁部５ｃ（図６参照）は、中間部が円弧状に膨出しており、その膨出部５ｄからリード線８が導出されている。
さて、アンテナ取付装置２について述べる。このアンテナ取付装置２は、ＡＢＳ樹脂などの合成樹脂から形成されており、ほぼ平板状をなす被取付部２ａと、奥壁部２ｂと、アンテナ取付板部２ｃと、サイド壁部２ｄ及び２ｅとを一体に有して構成されている。被取付部２ａと奥壁部２ｂとの連接部は丸みを有し、またこの奥壁部２ｂとアンテナ取付板部２ｃとの連接部も丸みを有する。このアンテナ取付板部２ｃは、被取付部２ａに対して奥壁部２ｂを介して連続して形成されていて、被取付部２ａに対し傾斜している。その傾斜角度β（図４参照）はほぼ１３度の角度をなす。
Note that the
Now, the
これら被取付部２ａ、奥壁部２ｂ及びアンテナ取付板部２ｃの側端部に連なるようにサイド壁部２ｄ、２ｅが形成されている。このサイド壁部２ｄ、２ｅは、車載アンテナ１のサイドの大部分を覆うものである。前記被取付部２ａにはスリット状のリード線挿通溝部２ｆが形成されている。このリード線挿通溝部２ｆの縁部には上向きの補強兼リード線ガイド用の突条２ｆ´が形成されている。
前記アンテナ取付板部２ｃの裏面はアンテナ取付面２ｇとされており、平坦面に形成されている。また、このアンテナ取付板部２の表面には帯状の凸部２ｈが形成されていると共に、この凸部２ｈの上の前部に、さらに小突起状の凸部２ｉが形成されている。
さらに、前記アンテナ取付面２ｇには車載アンテナ位置決め部２ｊが形成されている。この車載アンテナ位置決め部２ｊは、二つのリブ２ｋと一つの突片２ｍとから構成されている。リブ２ｋは、奥壁部２ｂ内面からアンテナ取付面２ｇにかけて縦方向に形成されていて、先端に当接部２ｋ´を有する。このリブ２ｋ、２ｋの離間距離は前記車載アンテナ１の膨出部５ｄの幅寸法よりも広くしてある。前記突片２ｍは舌片状をなし、アンテナ取付面２ｇの先端部に下向きに形成されている。
The back surface of the antenna
Further, a vehicle-mounted
このような構成のアンテナ取付装置２により車載アンテナ１を車両内のフロントガラス４以外の例えばダッシュボード３に取り付ける手順の一例について述べる。車載アンテナ１の両面テープ７の剥離紙７ａを取り除き、該車載アンテナ１の左壁部５ｃをリブ２ｋの当接部２ｋ´に当て、左壁部５ｃと反対側の面を突片２ｍ裏側に当てることにより、該車載アンテナ１を位置決めし、両面テープ７を介して車載アンテナ１の電波送受面５ｂをアンテナ取付装置２のアンテナ取付面２ｇに接合する。このときリード線８はリード線挿通溝部２ｆに通すと良い。
An example of a procedure for attaching the vehicle-mounted
そして、この車載アンテナ１を接合したアンテナ装置２の被取付部２ａ下面をダッシュボード３に例えば図示しない両面テープにより接着する。この場合、アンテナ取付装置２の奥壁部２ｂが車両前側を向くように位置させる。なお、取り付け手順は上述に限るものではない。
この車載アンテナ１の取り付け状態（図１参照）で、車載アンテナ１は合成樹脂であるアンテナ取付板部２ｃに近接しており、このアンテナ取付板部２ｃを通して電波を送受するようになる。従って、フロントガラス４以外の部位であるダッシュボード３に車載アンテナ１が取り付けられていても、車載アンテナ１は、窓貼り用の車載アンテナとしての所期性能が得られる。
And the to-be-attached
When the vehicle-mounted
ここで、ダッシュボード３は水平状であると良い。この場合、アンテナ本体６の電波送受方向Ｐ（図１、図４参照）は、真上方向に対して角度（α＋β）、つまりほぼ２３度傾いた角度となる。この場合、路側のアンテナはある高さ位置から真下に対して、車両の進入方向側へほぼ２３度傾いた角度となっており、両アンテナの電波送受角度がほぼ合致するようになる。
Here, the
このように本実施例のアンテナ取付装置２によれば、合成樹脂製であるアンテナ取付板部２ｃの裏面のアンテナ取付面２ｇに、車載アンテナ１の電波送受面５ｂを取り付ける構成としたから、車載アンテナ１の電波がこの合成樹脂製のアンテナ取付板部２ｃを介して放射されるようになり、もって、被取付部２ａをダッシュボード３に取り付けた場合においても、フロントガラス４と近接したとほぼ同様のアンテナ特性が得られる。この結果、窓貼り用の車載アンテナ１をフロントガラス４以外の部位に適宜取り付けて使用することができる。
Thus, according to the
また、本実施例によれば、車載アンテナ１を、その電波送受面５ｂに予め付設された両面テープ７を介してアンテナ取付面２ｇに接着できるから、車載アンテナ１の電波送受面５ｂが自ずとアンテナ取付面２ｇに取り付けられることになり、車載アンテナ１の取り付け間違いを有効に防止できる。
また、被取付部２ａに対してアンテナ取付板部２ｃがほぼ１３度の角度をなすことにより、被取付部２ａを水平状の部分に取り付けた場合に、路側アンテナと良好に通信できる。
Further, according to the present embodiment, since the vehicle-mounted
Further, when the antenna mounting
さらにまた、アンテナ取付板部２ｃの表面に凸部２ｉが形成されているから、ユーザーが間違って車載アンテナ１をアンテナ取付板部２ｃ表面に取り付けようとしても、取り付け難く、この結果、車載アンテナ１の取り付け間違いを防止できる。
車載アンテナ１を、アンテナ取付板部２ｃのアンテナ取付面２ｇに、車載アンテナ位置決め部２ｊにより位置決めして取り付けることができ、車載アンテナ１の取り付け向きに間違いを来たすことがない。すなわち、車載アンテナ１は、図1に示す位置状態以外（上下逆や、左右逆の状態）では、車載アンテナ位置決め部２ｊが邪魔になってアンテナ取付面２ｇに適正に接合することがない。
Furthermore, since the convex portion 2i is formed on the surface of the antenna mounting
The vehicle-mounted
また、本実施例によれば、車載アンテナ１のリード線８を、被取付部２ａのリード線挿通溝部２ｆに通すことができて、配線が容易になる。
なお、上記実施例では凸部として凸部２ｉと２ｈとを設けたが、本発明の第２の実施例として示す図７のように凸部２ｈのみでも良い。また、本発明は上記した実施例に限定されるものではない。例えば、凸部は筋条でも良い。車載アンテナ位置決め部はリブ２ｋ及び突片２ｍを備えた構成に限るものではなく、変形しても良い。被取付部の外面には予め両面テープ等の接着手段を設けていても良い。また、アンテナ取付装置は、少なくともアンテナ取付板部が合成樹脂であれば良い。
Moreover, according to the present Example, the
In the above embodiment, the
図面中、１は車載アンテナ、２はアンテナ取付装置、２ａは被取付部、２ｃはアンテナ取付板部、２ｇはアンテナ取付面、２ｆはリード線挿通溝部、２ｈ、２ｉは凸部、２ｊは車載アンテナ位置決め部、２ｋはリブ、２ｍは突片、３はダッシュボード、４はフロントガラス、５はケース、５ｂは電波送受面、６はアンテナ本体、７は両面テープ（接着手段）、７ａは剥離紙、８はリード線を示す。
In the drawings, 1 is an on-vehicle antenna, 2 is an antenna mounting device, 2a is a mounted portion, 2c is an antenna mounting plate, 2g is an antenna mounting surface, 2f is a lead wire insertion groove, 2h, 2i is a convex portion, and 2j is an on-vehicle Antenna positioning part, 2k is a rib, 2m is a projecting piece, 3 is a dashboard, 4 is a windshield, 5 is a case, 5b is a radio wave transmitting / receiving surface, 6 is an antenna body, 7 is a double-sided tape (adhesive means), and 7a is peeled off
Claims (3)
車両内のフロントガラス以外の部位に取り付けられる被取付部と、
この被取付部に連続して形成され、裏面を前記車載アンテナの電波送受面が取り付けられるアンテナ取付面とした合成樹脂製のアンテナ取付板部と、
前記アンテナ取付板部の表面に形成された凸部と
を備えてなることを特徴とするアンテナ取付装置。 An antenna mounting device for mounting a vehicle-mounted antenna for pasting a window that communicates with a roadside antenna,
A mounted portion to be attached to a part other than the windshield in the vehicle;
An antenna mounting plate portion made of a synthetic resin, which is continuously formed on the mounted portion, and whose back surface is an antenna mounting surface to which a radio wave transmitting / receiving surface of the vehicle-mounted antenna is mounted ,
An antenna mounting apparatus, comprising: a convex portion formed on a surface of the antenna mounting plate portion .
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