JP4134594B2 - テーマ管理システム及びそのプログラム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、企業等において行われている各テーマの活動を管理するためのテーマ管理システムに関し、特に、各テーマの活動を適正かつ迅速に推進させることのできるテーマ管理システム及びそのプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、企業や会社等においては、コスト削減や収益性の向上などを目的とした各種の改善テーマが掲げられ、それらに対する活動が日々行われている場合が多い。例えば、改善テーマとしては、省エネルギー推進のためのテーマや、在庫削減のためのテーマなど種々のものが考えられる。そして、これら改善テーマに対する活動は、一般に、会社等の定常的な職制に基づく枠組みで行われる場合や、その改善テーマに対して組織されたプロジェクトチームによって行われる場合などがある。
【0003】
従来、かかる改善テーマに対する活動についての情報は、例えば効果額など数字で表されるものは、定期的に表の形にまとめられて担当者や上長等の関係者に伝達されている場合が多かった。その情報伝達は、旧来は紙を媒体として行われていたが、最近ではデジタルデータとしてコンピュータを介して行われることも多くなっている。一方、活動の具体的な内容や進捗の状況など主にコメントによって表現される詳細情報については、日誌、メモ、定型フォーマットなど紙に記録される場合が多く、管理が厳格に行われていない場合には、殆ど記録されていない場合もある。
【0004】
従来は、このような情報に基づいて各テーマに対する活動の管理が行われ、上長は、活動推進のために、これらの情報に基づき担当者への指示やアドバイスを行っていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の情報の管理方法では、各テーマに対する活動の進捗状況までがコンピュータシステムで管理されている場合は少なく、システムによって活動の推進が促される仕組とはなっていなかった。また、上述のような情報の管理では、上長も各テーマに対する活動の詳細情報を、必ずしも容易に入手できる環境ではなく、活動を迅速に進めるための指示を十分に行えない場合も多かった。従って、従来は、テーマによって活動が遅延することも多々発生した。
【0006】
また、上記のとおり、上長が詳細情報を容易に入手できない場合には、的確な指示やアドバイスを行うことができず、また、詳細情報が紙で管理されている場合には、直接の関係者以外はその情報を見ることがなく、直接の関係者以外からアドバイスを受けることも稀であった。従って、活動を実施する担当者が得られるアドバイスの情報は限られたものとなり、活動の推進が非効率であったり、活動の内容が不適切となってしまう場合もあった。
【0007】
そこで、本発明の目的は、企業等において行われている各テーマの活動を迅速かつ適正に推進させることのできるテーマ管理システム及びそのプログラムを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明の一つの側面は、各テーマに対して実施される活動について管理を行うテーマ管理システムが、ユーザの要求に応答して、各テーマの進捗に関する情報の格納と表示を行うと共に、各テーマの情報を進捗状況に応じた表示表現で表示することである。また、当該システムが、複数のユーザに対して、各テーマに対するアドバイスやコメントの入力を許すことである。従って、本発明によれば、各テーマの進捗状況が誰にでも明確となり、進捗状況の悪いテーマについては、従来よりも活動の推進が促されやすくなる。また、複数のユーザに対して、詳細な情報を入手し易く、かつアドバイスを容易に行える環境となるので、各テーマに対して適切なアドバイスが与えられるようになる。よって、各テーマの活動が従来よりも迅速かつ的確に推進されるようになる。
【0009】
上記の目的を達成するために、本発明の別の側面は、ネットワークを介して複数のクライアント端末と接続され、複数のテーマに関する活動を管理するコンピュータを用いたテーマ管理システムであって、前記テーマを当該テーマ管理システムに登録するための登録データと、前記テーマに関する活動の進捗状況に関する進捗データとを前記テーマ毎に格納する格納手段と、前記クライアント端末から前記ネットワークを介して送信される登録要求に応答して、前記登録データの入力画面を当該要求元のクライアント端末に送信し、当該入力画面に対して入力される前記登録データを前記格納手段に格納して当該登録データが格納されたテーマの登録を行う登録手段と、前記クライアント端末から前記ネットワークを介して送信される前記進捗データの入力要求に応答して、前記進捗データの入力画面を当該要求元のクライアント端末に送信し、当該入力画面に対して入力される前記進捗データを前記格納手段に格納すると共に、前記クライアント端末から前記ネットワークを介して送信される前記進捗データの表示要求に応答して、要求された前記進捗データを当該要求元のクライアント端末に表示する進捗データ入力表示手段と、前記クライアント端末から前記ネットワークを介して送信される前記テーマに関するデータの一覧表示要求に応答して、一覧表示する各テーマの前記登録データと前記進捗データを、それぞれのテーマの前記進捗データに基づくそれぞれのテーマの進捗度合に応じた表示表現で表示する一覧表示手段とを有することを特徴とする。
【0010】
更に、上記の発明において、その好ましい態様は、前記一覧表示手段における前記進捗度合に応じた表示表現での表示が、前記進捗度合に応じた表示色での表示であることを特徴とする。
【0011】
更に、上記の発明において、好ましい態様は、前記進捗データ入力表示手段が、前記クライアント端末から前記ネットワークを介して送信される前記各テーマに対するコメントの入力要求に応答して、当該要求元のクライアント端末に、前記コメントの入力画面を送信し、当該入力画面に入力される前記コメントのデータを前記格納手段に格納すると共に、前記進捗データの表示に際に、表示するデータに当該格納されたコメントのデータを含めることを特徴とする。
【0012】
また、上記の発明において、好ましい態様は、更に、前記テーマが複数のグループに分類されている場合に、前記クライアント端末から前記ネットワークを介して送信される前記グループ毎の前記テーマ件数の表示要求に応答して、前記グループ毎に、前記それぞれのグループに分類されている前記テーマの件数を、前記進捗度合に応じて区別した表現で、当該要求元のクライアント端末に表示する集計表示手段を有することを特徴とする。
【0013】
上記の目的を達成するために、本発明の別の側面は、ネットワークを介して複数のクライアント端末と接続され、複数のテーマに関する活動を管理するコンピュータを用いたテーマ管理システムで実行されるプログラムであって、前記テーマ管理システムに、前記クライアント端末から前記ネットワークを介して送信される前記テーマの登録要求に応答して、前記テーマを当該テーマ管理システムに登録するための登録データの入力画面を当該要求元のクライアント端末に送信し、当該入力画面に対して入力される前記登録データを格納して当該登録データが格納されたテーマの登録を行う処理を実行させ、前記テーマ管理システムに、前記クライアント端末から前記ネットワークを介して送信される、前記テーマに関する活動の進捗状況に関する進捗データの入力要求に応答して、前記進捗データの入力画面を当該要求元のクライアント端末に送信し、当該入力画面に対して入力される前記進捗データを格納し、前記クライアント端末から前記ネットワークを介して送信される前記進捗データの表示要求に応答して、要求された前記進捗データを当該要求元のクライアント端末に表示する処理を実行させ、前記テーマ管理システムに、前記クライアント端末から前記ネットワークを介して送信される前記テーマに関するデータの一覧表示要求に応答して、一覧表示する各テーマの前記登録データと前記進捗データを、それぞれのテーマの前記進捗データに基づくそれぞれのテーマの進捗度合に応じた表示表現で表示させることを特徴とする。
【0014】
更に、上記の発明において、その好ましい態様は、前記テーマ管理システムに実行させる前記進捗度合に応じた表示表現での表示が、前記進捗度合に応じた表示色での表示であることを特徴とする。
【0015】
更に、上記の発明において、好ましい態様は、更に、前記テーマ管理システムに、前記クライアント端末から前記ネットワークを介して送信される前記各テーマに対するコメントの入力要求に応答して、当該要求元のクライアント端末に、前記コメントの入力画面を送信し、当該入力画面に入力される前記コメントのデータを格納し、前記進捗データの表示に際に、表示するデータに当該格納されたコメントのデータを含めて表示する処理を実行させることを特徴とする。
【0016】
また、上記の発明において、好ましい態様は、更に、前記テーマが複数のグループに分類されている場合に、前記テーマ管理システムに、前記クライアント端末から前記ネットワークを介して送信される前記グループ毎の前記テーマ件数の表示要求に応答して、前記グループ毎に、前記それぞれのグループに分類されている前記テーマの件数を、前記進捗度合に応じて区別した表現で、当該要求元のクライアント端末に表示させることを特徴とする。
【0017】
本発明の更なる目的及び、特徴は、以下に説明する発明の実施の形態から明らかになる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態例を説明する。しかしながら、かかる実施の形態例が、本発明の技術的範囲を限定するものではない。なお、図において、同一又は類似のものには同一の参照番号又は参照記号を付して説明する。
【0019】
図1は、本発明を適用したテーマ管理システムの実施の形態例に係る構成図である。図1に示すテーマ管理システム1が、本実施の形態例に係るテーマ管理システムであり、企業や会社内のサーバシステムとして設置される。図に示すように、テーマ管理システム1は、ネットワーク2を介して企業や会社内のユーザ4が使用する複数のクライアント端末3に接続される。詳細は後述するが、本テーマ管理システム1は、当該システムが設置される企業等において行われている改善テーマ等の各テーマの活動を管理するためのシステムであり、クライアント端末3を介したユーザ4の要求に応答して、各テーマの進捗状況や効果額等のデータを格納すると共にそれらのデータをユーザ4に提供するシステムである。
【0020】
ネットワーク2は、当該企業等に敷設されたLANやWANであり、前述したテーマ管理システム1と複数のクライアント端末3を接続する。クライアント端末3は、通常のパーソナルコンピュータ等で構成される端末装置であり、本テーマ管理システム1を利用するためにWeb用のブラウザ30がインストールされている。また、管理者端末5は、本テーマ管理システム1の管理者用の端末装置であり、当該管理者端末5からテーマ管理システム1で用いられるマスタデータ(後述するプロジェクトマスタ11、オーガンマスタ12等)のメンテナンス等が実施される。
【0021】
図1に示すように、テーマ管理システム1は、大きくDBサーバ10(データ格納手段)とWebサーバ20から構成される。DBサーバ10は、テーマ管理システム1が管理する各テーマの活動に関するデータを格納するデータ格納手段であり、図に示すような各種のデータ(11〜15)を格納、管理している。また、Webサーバ20は、前記クライアント端末3のブラウザ30からの要求に応答して、各種の機能をユーザ4に対して提供するサーバであり、図に示す各種の手段(21〜24)を有している。なお、テーマ管理システム1は、一または複数のコンピュータと、後述する各種の機能を当該コンピュータに実行させる各種のプログラム等により実装される。
【0022】
次に、DBサーバ10に格納されるデータについて説明する。図2は、DBサーバ10に格納されるデータの内容を説明するための図である。図2の(a)は、プロジェクトマスタ11としてDBサーバ10に格納、管理されるマスタデータのデータ項目を例示している。このデータは、本テーマ管理システム1が設置される企業等において組織されている各プロジェクトに関するものであり、プロジェクト毎に図に示す項目のデータを有している。かかるプロジェクトは、定常的な組織とは異なる枠組みのチームで組織される場合が多く、また、複数の階層構造を有している。従って、上位のプロジェクトは、一又は複数の下位のプロジェクトを包含し、下位のプロジェクトは、いずれかの上位のプロジェクトに属することとなる。
【0023】
図のAに示す「プロジェクトコード」は、一つのプロジェクトをユニークに表現するコード番号であり、このコードをキー項目としてそれ以下に示した項目のデータが収められている。図のBに示す「階層」は、そのプロジェクトが上述した階層構造のどの階層に位置するかを示すデータであり、図のCに示す「上位プロジェクト」は、そのプロジェクトが属する上位のプロジェクトを示している。なお、「上位プロジェクト」は複数有することができる。
【0024】
次に、図2の(b)は、DBサーバ10に格納されるオーガンマスタ12のデータ項目を例示している。ここで、オーガンとは、企業等の階層化された組織における各まとまりのことを意味する。具体的には、例えば、○○事業部/営業部/第一営業課が一つのオーガンとなる。また、この場合、その上位のまとまりである営業部及び○○事業部もそれぞれ一つのオーガンを形成する。本実施の形態例では、本テーマ管理システム1が設置される企業において、組織が3階層になっていると想定し、その各階層のオーガンを、上位からそれぞれ、部門、コストユニット、オーガンと呼ぶこととする。従って、オーガンという語は、上述の広義な意味と最下位(最小)のまとまりを表す狭義の意味の両方を有する。
【0025】
オーガンマスタ12は、図に示すように、各オーガンの諸元を定めているマスタデータであり、オーガン毎に図に示す項目のデータを有している。図のDに示す「オーガンNo」は、(広義の)オーガンをユニークに表す番号であり、これをキー項目として、図に例示した項目のデータが収められている。図のEに示す「階層」は、上述した3階層のうちのどの階層に属するオーガンであるかを示すものである。また、図のFは、そのオーガンが属する上位のオーガンを示すデータであり、最下位のオーガンである場合には、上位2階層のオーガンが示される。
【0026】
図2の(c)は、管理基準マスタ13としてDBサーバ10に格納、管理されるマスタデータのデータ項目を例示している。管理基準とは、企業等において経営指標として管理されている、コスト、利益、在庫などに関する管理項目のことであり、このデータは、かかる管理基準の諸元を定めたものであり、管理基準毎に図に示す項目のデータを有している。図のGに示す「管理基準コード」は、一つの管理基準をユニークに表現するコード番号であり、このコードをキー項目としてそれ以下に示した項目のデータが収められている。
【0027】
以上説明した各マスタデータ(11〜13)は、本テーマ管理システム1が管理する各テーマの情報を集計する際等に参照される。なお、これらのマスタデータは、予めテーマ管理システム1の管理者等により、管理者端末5を用いて設定されており、必要に応じてそのデータが更新される。
【0028】
次に、図2の(d)は、テーマ登録データ14としてDBサーバ10に格納、管理されるデータのデータ項目を例示している。テーマ登録データ14とは、本テーマ管理システム1が設置されている企業等においてその活動が行われている各テーマの諸元を示すものであり、言い換えれば、本テーマ管理システム1が管理する各テーマの登録データである。かかるテーマ登録データ14には、テーマ毎に図に示す項目のデータが収められている。なお、このデータは、通常は、そのテーマの活動が開始される際にそのテーマの責任者(担当者)によって入力される。
【0029】
図のHに示す「テーマNo.」は、一つのテーマをユニークに表現するコード番号であり、この番号をキー項目としてそれ以下に示した項目のデータが収められる。図のIに示す「プロジェクトコード」は、前述したプロジェクトをユニークに表すコード(図2のA)であり、ここに登録されているテーマ(の活動)がどのプロジェクトに属するものであるか、又はどのプロジェクトに関係するものであるかを示している。なお、複数のプロジェクトに関係している場合には、この「プロジェクトコード」を複数登録することができる。
【0030】
また、図のIに示す「オーガンNo」及び「管理基準コード」は、それぞれ前述したオーガン及び管理基準をユニークに表すコード(図2のD及びG)であり、ここに登録されているテーマ(の活動)がどのオーガンのどの管理基準に関係するものであるかを示している。なお、複数のオーガン及び管理基準に関係している場合には、この「オーガンNo」及び「管理基準コード」を複数登録することができる。
【0031】
また、図のKに示す「承認フラグ」及び「承認コメント」は、それぞれ、当該テーマが上長によって承認されたことを示すデータ、及びその際に入力される上長のコメントのデータである。また、図のLに示す「完了フラグ」は、当該テーマの活動が完了したことを示すデータである。
【0032】
次に、図2の(e)は、テーマ進捗データ15としてDBサーバ10に格納、管理されるデータのデータ項目を例示している。テーマ進捗データ15とは、前記テーマ登録データ14が登録されている各テーマの進捗状況に関するデータであり、各テーマに対して月毎に収められている。従って、図に示すように、「テーマNo.」及び「年月」をキー項目として、図に示す各データが収められる。
【0033】
ここには、進捗状況をコメントで示したデータ(「進捗状況」)やその月の活動によって得られた効果額(「月次効果額」)が納められる他、図のMに示すように、「添付ファイルパス」も収められる。これは、当該テーマの進捗状況に関連する情報であって、当該テーマ進捗データ15として収められておらず他のファイルに収められている情報へのパスを示したものである。かかるパスのデータは、複数設定することができ、このデータにより、ユーザ4は、関連情報を容易に参照できるようになる。
【0034】
また、図のNに示す「完了確認」は、当該月の活動が完了し、その進捗状況に関するデータの入力が完了していることを示すデータである。すなわち、当該テーマの活動が当該月まで進捗しているということを示しているデータである。この「完了確認」のデータは、後述するテーマに関するデータの一覧表示や集計表示の際に用いられる。また、図のOに示す「上司コメント」は、当該テーマの活動に対する上司等のコメントを示すデータであり、複数収めることができる。なお、このテーマ進捗データ15は、原則的には、各テーマの責任者(担当者)によって毎月入力される。
【0035】
次に、本テーマ管理システム1のWebサーバ20が有する前述した各種の手段(図1の21〜24)について説明する。まず、登録データ入力・表示手段21は、前述したテーマ登録データ14をDBサーバ10に入力すると共に、ユーザ4に表示するための手段である。具体的には、クライアント端末3を介したユーザ4の要求に応答して、テーマ登録画面を当該クライアント端末3に提供し、テーマ登録データ14の新規入力、上長の承認、及びデータの修正等を可能とする。また、入力されたテーマ登録データ14をDBサーバ10に格納する。
【0036】
次に、進捗データ入力・表示手段22は、前述したテーマ進捗データ15をDBサーバ10に入力すると共に、ユーザ4に表示するための手段である。具体的には、クライアント端末3を介したユーザ4の要求に応答して、進捗データ入力・表示画面を当該クライアント端末3に提供し、担当者によるテーマ進捗データ15の入力、上長によるコメントの入力等を可能とする。また、入力されたテーマ進捗データ15をDBサーバ10に格納する。
【0037】
次に、テーマ一覧表示手段23は、DBサーバ10に前記テーマ登録データ14及びテーマ進捗データ15として格納されている情報を、一覧表の形式で表示するための手段である。具体的には、クライアント端末3を介したユーザ4の表示要求に応答して、要求されたオーガンあるいはプロジェクトに関係するテーマの情報をテーマ一覧表示画面として当該クライアント端末3に表示する。
【0038】
そして、テーマ一覧表示手段23は、このテーマ一覧表示画面で対象となる各テーマの情報を表示する際に、各テーマの情報をそのテーマの進捗度合(状況)に応じた表示表現で表示することを特徴としている。具体的には、テーマの進捗度合でそのテーマの表示色を変更させ、例えば、そのテーマの進捗が、3ヶ月以上遅れている場合には赤色で表示し、2ヶ月遅れである場合には黄色で表示し、1ヵ月遅れである場合には青色で表示し、また遅れのない場合には黒色で表示するという表示表現を行う。変更する表示色は、そのテーマのデータそのものの表示色でもよいし、そのテーマのデータを表示するためのスペースの表示色でもよい。なお、上記進捗度合の判断は、前述したテーマ進捗データ15の「完了確認」のデータに基づいて行われる。例えば、5月に一覧表示した時に、あるテーマの「完了確認」のデータが2月までしか入力されていない場合には、2ヶ月遅れという判断がなされる。なお、表示色を変更させる代わりに、進捗度合に応じて、対象データを点滅表示させたり、対象データの表示サイズを変更したり、あるいは、対象データを表示するための前記スペースの模様を変更させたりすることもできる。
【0039】
次に、集計表示手段24は、テーマの件数あるいはテーマの効果額を、オーガン毎にあるいはプロジェクト毎に集計して表示する手段である。テーマ件数の集計の場合には、具体的には、ユーザ4が指定したオーガン又はプロジェクトに関連するテーマの件数を、当該オーガン又はプロジェクトの下位に属するオーガン又はプロジェクト毎、進捗度合毎に集計表示する。また、テーマの効果額の場合には、ユーザ4が指定したオーガン又はプロジェクトに関連するテーマの効果額を、当該オーガン又はプロジェクトの下位に属するオーガン又はプロジェクト毎に集計して表示する。なお、上記進捗度合毎の集計には、上述したテーマ進捗データ15の「完了確認」のデータが用いられる。
【0040】
なお、以上説明したWebサーバ20が有する各手段(21〜24)は、Webサーバ20が有する制御装置と当該制御装置に上述した各機能を実行させる各プログラム等によって構成される。
【0041】
以上説明したような構成を有する本実施の形態例に係るテーマ管理システム1は、各テーマの進捗状況などの詳細情報を格納、提供することにより、また、各テーマの情報をその進捗度合が明確となるように表示することにより、さらに、各テーマに対する上長等のアドバイスや指示を容易に行うことのできる環境を提供することにより、各テーマの活動を迅速にかつ適正に推進させようとするものである。
【0042】
次に、本テーマ管理システム1を用いた主な作業手順と、その際のテーマ管理システム1における処理内容について説明する。図3は、テーマ管理システム1を用いた主な作業手順とテーマ管理システム1における処理内容について例示したフローチャートである。まず、各テーマの責任者(担当者)が、担当するテーマについて前記テーマ登録データ14を入力する際の手順について説明する。当該担当者は、まず、クライアント端末3のブラウザ30を起動し、テーマ管理システム1のWebサーバ20にアクセスする。アクセス後、所定のパスワード等を入力してログインし、テーマ管理システム1のサービスを受けられる状態となる。
【0043】
次に、当該担当者は、テーマ登録データ14の入力要求を行う(図3のステップS1)。かかる入力要求は、通常、後述するテーマ一覧表示画面から行うが、他のインターフェースを用意してもよい。当該入力要求は、当該担当者のクライアント端末3からネットワーク2を介してテーマ管理システム1に送信され、当該要求を受けたテーマ管理システム1の登録データ入力・表示手段21は、テーマ登録画面を生成し、当該画面を前記クライアント端末3に返信する(図3のステップS2)。
【0044】
図4は、かかるテーマ登録画面の一例を示した図である。テーマ登録画面を受信した前記担当者は、当該画面に対して、前述したテーマ登録データ14の各項目について入力を行う(図3のステップS3)。例えば、図4に示した例では、登録しようとしているテーマが関係するプロジェクトの情報を図のPに示す部分に入力し、また、当該テーマが関係するオーガン及び管理基準の情報を図のQに示す部分に入力する。また、図のRに示す部分には、このテーマの活動による目標効果額を入力する。図に示す例では、3つの種別による効果金額を入力している。
【0045】
以上のように入力されたテーマ登録データ14は、テーマ管理システム1の登録データ入力・表示手段21によって受信され、DBサーバ10に格納される(図3のステップS4)。これで、当該テーマについてのテーマ登録データ14の入力が終了するが、当該テーマが正規に登録されるためには、上長による承認が必要となる。従って、前記入力作業の後に、前記担当者の上長は、当該テーマについて承認をすべく、クライアント端末3からテーマ管理システム1にテーマの承認要求を行う(図3のステップS5)。かかる要求の際には、承認するテーマのテーマNo.を特定して行う。
【0046】
前記承認要求を受けたテーマ管理システム1の登録データ入力・表示手段21は、前記特定されたテーマNo.のテーマ登録データ14をDBサーバ10から抽出してそのテーマ登録画面を生成し、当該画面を前記上長のクライアント端末3に送信する(図3のステップS6)。すると、当該上長のクライアント端末3には、前述した図4に示すような画面が表示され、上長は、この画面上で承認の操作を行う(図3のステップS7)。具体的には、図4のSに示す部分に氏名、承認日、コメント等を入力して、承認の操作を行う。
【0047】
このように承認の操作が行われると、テーマ管理システム1の登録データ入力・表示手段21は、当該承認操作が行われたテーマのテーマ登録データ14に、上長によって入力された前記コメント(図2のK)等のデータを格納すると共に承認フラグ(図2のK)を立てる(設定する)(図3のステップS8)。
【0048】
以上説明した操作及び処理により当該テーマが正規に登録されたこととなり、当該テーマに対する活動が開始されると共に、後述する本テーマ管理システム1による進捗管理等が可能となる。なお、上記の説明では、上長の承認が1回であったが、上長の承認を2段階以上必要とする仕組みとしてもよい。例えば、担当者の入力したテーマに対して、コストユニットの長と部門の長の両方の承認操作が行われて、はじめてテーマが登録されるようにしてもよい。また、図4に例示したテーマ登録画面は、ユーザ4が必要な際に随時表示させることができ、テーマ登録データ14の確認や修正を行うことができる。
【0049】
以上説明したテーマの登録が終了すると、そのテーマについて活動が開始され、その活動の進捗について、担当者によるデータ入力が行われる。かかる入力データは、前述したテーマ進捗データ15であり、担当者は、クライアント端末3から当該データの入力要求を行う(図3のステップS9)。かかる入力要求は、後述するテーマ一覧表示画面等を利用して、入力を行うテーマを指定して行われる。なお、この入力操作は、毎月行われることが原則となっている。
【0050】
前記入力要求を受けたテーマ管理システム1では、進捗データ入力・表示手段22が、上記指定されたテーマのテーマ登録データ14及びテーマ進捗データ15をDBサーバ10から抽出して進捗データ入力・表示画面を生成し、当該画面を入力要求元のクライアント端末3に送信する(図3のステップS10)。なお、テーマ進捗データ15を初めて入力する際には、DBサーバ10からテーマ進捗データ15は抽出されない。
【0051】
図5は、かかる進捗データ入力・表示画面の一例を示した図である。図のTに示す部分には当該テーマの前記抽出されたテーマ登録データ14が表示される。また、図のUに示す部分が担当者によって入力されるテーマ進捗データ15の入力エリアであり、図に示す例では、既に入力されている10月及び11月分のデータを示している。
【0052】
かかる進捗データ入力・表示画面を送信された前記担当者は、当該画面に対して、前記進捗状況、月次効果額等テーマ進捗データ15の入力を行う(図3のステップS11)。また、当該入力時において当月の活動が終了しており、当月についてのテーマ進捗データ15の入力が完了している場合には、前述した「完了確認」(図5のV)にチェックを入れる。これにより、当該テーマの活動が当月まで進捗していることを示すこととなり、このデータが後述するテーマ一覧表示等において進捗度合を示すために利用される。
【0053】
また、図5のWに示すように、当該テーマに関連する文書等のファイルを関連資料としてテーマ進捗データ15に添付させることができる。当該ファイルの添付を行う場合には、図6に例示したような関連資料追加画面を用いる。図6は、図5の10月分のテーマ進捗データ15に関連資料を追加する場合の画面を示しており、既に添付されている3つのファイルの他に更にファイルを添付する場合には、図6のXに示す部分に添付するファイルのパスを指定する。パスの指定は、直接入力してもよいし、「参照…」ボタンを利用して添付するファイルを選択する操作で行ってもよい。かかるパスの指定が登録されると、当該ファイルがテーマ進捗データ15に添付されたこととなり、その後、前記進捗データ入力・表示画面を表示させると、当該ファイルも図5のW部に表示されるようになる。そして、このW部に表示されたファイル名を選択することにより、そのファイルの内容を参照することができる。
【0054】
以上説明したテーマ進捗データ15の入力が終了すると、当該入力されたデータが、テーマ管理システム1の進捗データ入力・表示手段22によって受信され、DBサーバ10に格納される(図3のステップS12)。前述した「完了確認」がチェックされている(入力されている)場合には、当該テーマの入力された月のテーマ進捗データ15に完了確認(図2の(e)のN)のフラグが立てられる。また、上記関連資料の添付操作が行われている場合には、当該テーマの入力された月のテーマ進捗データ15に添付ファイルパス(図2の(e)のM)が登録される。
【0055】
以上説明した手順により、各テーマの担当者によるテーマ進捗データ15の入力が完了する。なお、図5に例示した進捗データ入力・表示画面は、上記データの入力の際だけでなく、入力済のテーマ進捗データ15を閲覧する際や、後述する上長等によるコメントの入力の際に用いられる。
【0056】
次に、上長が自己の管轄内の、あるいは自己の管轄するオーガンに関係する各テーマの状況を把握し、必要であればアドバイスを行う際の手順について説明する。まず、上長は、クライアント端末3からテーマ管理システム1にアクセスし、所定のパスワード等を入力してログイン後、各テーマの情報を一覧で表示させるための要求を行う(図3のステップS13)。一覧表示させるテーマの指定は種々の方法で行うことができるが、ここでは、当該上長の管轄するオーガンに関連するテーマについて一覧表示させるため、上記表示要求の際に当該オーガンを指定する。
【0057】
かかる一覧表示の要求は、テーマ管理システム1のテーマ一覧表示手段23によって受信され、当該テーマ一覧表示手段23は、上記指定されたオーガンに関連するテーマの情報をDBサーバ10から抽出してテーマ一覧表示画面を生成し、当該画面を前記上長のクライアント端末3に送信する(図3のステップS14)。なお、表示するテーマの選択(決定)は、DBサーバ10に格納されている各テーマのテーマ登録データ14の「オーガンNo」(図2の(d)のJ)をサーチし、前記指定されたオーガンのオーガンNoが登録されている場合には、そのテーマを表示するものとして選択するという方法で行われる。
【0058】
図7は、テーマ一覧表示画面の一例を示した図である。図に示す例は、オーガン「××本部▲▲部」が指定された時に生成、表示される画面であり、当該オーガンに関連するテーマの情報が表示されている。1行毎に1テーマの情報が示されており、表示される情報には、テーマNo.、テーマ名、活動期間、目標効果額、当期実績額等があり、これらの情報は、テーマ登録データ14及びテーマ進捗データ15として格納されているデータを利用して生成され表示される。なお、当期実績額には、テーマ進捗データ15として格納されている月次効果額の累計が計算されて表示される。
【0059】
また、図7のYに示す「進捗管理」のボタンを選択することにより、そのテーマについての前記進捗データ入力・表示画面を表示させることができ、そのテーマの詳細情報を閲覧したり、前述したテーマ進捗データ15の入力を行ったりすることができる。また、図7のZに示す「テーマ修正」のボタンを選択することにより、そのテーマのテーマ登録画面を表示させることができ、登録されているテーマ登録データ14を修正することができる。
【0060】
また、当該テーマ一覧表示画面では、これを閲覧するユーザ4に、各テーマの進捗度合が明確にわかるような表現で情報が提供される。具体的には、前述したように、各テーマの情報がそのテーマの進捗度合に応じた色で表示される。例えば、そのテーマの進捗が、3ヶ月以上遅れている場合には赤色で表示し、2ヶ月遅れである場合には黄色で表示し、1ヵ月遅れである場合には青色で表示し、また遅れのない場合には黒色で表示するという表示が行われる。従って、図7に示す例では、例えば、図のイに示すテーマは3ヶ月遅れの進捗度合であるため、赤色で表示され、図のロに示すテーマは2ヶ月遅れの進捗度合であるため、黄色で表示され、また、図のハに示すテーマは1ヶ月遅れの進捗度合であるため、青色で表示される。なお、上記表示色による表示は、そのテーマのデータそのもの(文字、数字、記号等)の色をその表示色にしてもよいし、そのテーマのデータを表示するためのスペースの色をその表示色にしてもよい。
【0061】
また、テーマ一覧表示手段23による各テーマの進捗度合の判断は、前述したテーマ進捗データ15の「完了確認」のデータに基づいて行われる。具体的には、一覧表示する各テーマのテーマ進捗データ15をサーチし、テーマ毎にどの月まで前記「完了確認」のデータが入力されているかを確認することによって行う。例えば、5月に一覧表示した時に、あるテーマの「完了確認」のデータが2月までしか入力されていない場合には、当該テーマは、3月及び4月分の活動が行われていないと認識し、2ヶ月遅れという進捗度合の判断がなされる。
【0062】
このように、各テーマの情報を表示する際に、各テーマの情報をそのテーマの進捗度合(状況)に応じた表示表現で表示することが、本テーマ管理システム1の特徴の一つである。これにより、当該画面を閲覧するユーザ4は、各テーマの進捗度合を明確に把握することができ、遅れているテーマの推進が、担当者自らにより、あるいは上長等の指示により促されやすくなる。なお、上述した表示色の変更の代わりに、進捗度合に応じて、対象データを点滅表示させたり、対象データの表示サイズを変更したり、あるいは、対象データを表示するための前記スペースの模様を変更させたりすることもできる。
【0063】
また、以上説明したテーマ一覧表示画面は、上述のように指定したオーガンに関連するテーマについて表示するほか、指定したプロジェクトに関連するテーマについて表示することもできる。さらに、前述のとおりオーガン及びプロジェクトが階層構造となっており、上位のオーガンあるいはプロジェクトが指定された場合には、当該オーガン等に属する全ての下位オーガン等に関連するテーマについて表示される。
【0064】
以上説明したテーマ一覧表示画面が前記上長のクライアント端末3に送信されて表示されると、当該上長はその内容を閲覧し(図3のステップS15)、各テーマの進捗状況等を把握する。その上で、特に進捗度合の悪いテーマなど、各テーマに対してアドバイスを行いたい場合には、テーマ一覧表示画面上においてアドバイスを行いたいテーマの前記「進捗管理」のボタンを選択して、アドバイスに係るコメントの入力要求を行う(図3のステップS16)。
【0065】
かかるコメントの入力要求を受信したテーマ管理システム1の進捗データ入力・表示手段22は、そのテーマの前述した進捗データ入力・表示画面を生成して当該上長のクライアント端末3に送信する(図3のステップS17)。すると、図5に例示したような進捗データ入力・表示画面が当該上長に表示され、上長はその画面上でコメントの入力を行う(図3のステップS18)。具体的には、図5のニに示す「上司コメント」欄にアドバイスや指示などに係るコメントを入力する。
【0066】
入力されたコメントは、テーマ管理システム1に送信され、進捗データ入力・表示手段22により、テーマ進捗データ15としてDBサーバ10に格納される(図3のステップS19)。格納されたコメントのデータは、次回からの進捗データ入力・表示画面の表示の際に反映され、各テーマの担当者(責任者)は、当該画面で上長のコメントを閲覧し、その内容を今後の活動に活かす。なお、各テーマの各月について複数回コメントを入力することができる。また、コメントを入力する上長は一人でなく複数であって構わない。さらに、上記の例では、上長がコメントを入力することとしたが、上長以外の者がコメントを入力できるようにしてもよい。
【0067】
このように、本テーマ管理システム1では、上長等が各テーマの詳細情報を参照できる環境が与えられると共に、上長等が各テーマに対して容易にアドバイスを与えられるようになり、各テーマの担当者が上長又は複数の人のコメントを参照することができるので、各テーマの活動が適正な内容で、かつ迅速に推進されやすくなる。
【0068】
なお、活動が完了したテーマや、中止となったテーマについては、その旨の登録をすることができ、前述したテーマ一覧表示画面からその手続きを行う。具体的には、図7に例示した画面のホに示す「完了・中止」ボタンを選択することにより、完了又は中止のための画面が表示され、その画面で所定の操作をすることにより手続きを行うことができる。当該手続きが完了すると、手続きをされたテーマのテーマ登録データ14に完了フラグ(図2の(d)のL)等が立てられる。前述したテーマ一覧表示画面は、活動中のテーマについてのみ、あるいは完了又は中止したテーマについてのみ一覧表示をすることもでき、そのような表示の際に上記完了フラグのデータが利用される。
【0069】
また、本テーマ管理システム1は、前述した集計表示手段24により各テーマのデータについて各種の集計表示をする機能を有している。その一つは、オーガン又はプロジェクト毎に、関連するテーマの件数を、進捗度合によって分類して表示する機能である。図8及び図9は、かかる機能を用いた際にユーザ4のクライアント端末3に表示される集計表示画面の一例を示した図である。図8に示す画面は、オーガン別にテーマの件数を集計表示した場合の例であり、具体的には、全社のテーマ件数を部門別に表示している。集計表示されるテーマの件数には、図に示すように、活動中テーマの総数(図8のヘ)、各進捗度に分類した件数(図8のト)、完了したテーマの総数(図8のチ)等がある。なお、前記各進捗度に分類した件数を求めるために、前述した「完了確認」のデータが用いられる。
【0070】
この画面を閲覧したユーザ4が、進捗度の悪いテーマなどについて、テーマ毎の情報を入手したい場合には、情報を入手したいテーマの集計値の部分(例えば、図8のリ部)を選択することにより、そこに集計されたテーマについて前述したテーマ一覧表示画面を表示させることができる。例えば、図8のリ部を選択した場合には、「○○事業部」に関連するテーマで、3ヶ月遅れとなっている2件のテーマについて一覧表示される。
【0071】
また、画面の部門名を選択することにより、選択した部門内のコストユニット毎の集計表示をすることができる。図9は、図8に示す画面のヌ部を選択した場合に表示される集計表示画面の例を示したものである。部門「C工場」が選択されているため、図9に示す画面には、C工場内のコストユニット毎の集計値が表示されている。なお、表示される集計値の内容、及び一覧表示の機能等については、図8に示した画面と同様である。更に、当該画面の「製造一課」などのコストユニット名を選択することにより、選択したコストユニット内のオーガン毎の集計表示をすることができる。
【0072】
以上説明したように、集計表示手段24の機能により、階層化されたオーガンの各レベルにおいて、進捗度によって分類されたテーマ件数をオーガン毎に表示することが可能である。また、上記の例では、オーガン毎の集計表示であったが、同様の集計表示を、即ち進捗度によって分類されたテーマ件数の表示をプロジェクト毎に行うこともできる。その際、オーガンの場合と同様に、階層化されたプログラムの各レベルにおいて当該集計表示を行うことができる。このような集計表示画面により、ユーザ4は、オーガン毎あるいはプロジェクト毎のテーマ進捗状況を把握することができ、進捗の悪いテーマについてその活動の推進が促されやすくなる。
【0073】
また、集計表示手段24は、オーガン又はプロジェクト毎に、関連するテーマの効果額を集計表示する機能を有する。図10及び図11は、かかる機能を用いた際にユーザ4のクライアント端末3に表示される集計表示画面の一例を示した図である。図10に示す画面は、プロジェクト別に関連するテーマの効果額を集計表示した場合の例である。集計表示されるデータは、図に示すように、テーマの総数(図10のル)、効果額の計画値(図10のヲ)、効果額の実績値(図10のワ)等がある。なお、前記効果額の計画値及び実績値は、前述した「目標効果額」、「月次効果額」のデータを集計して求められる。
【0074】
この画面を閲覧したユーザ4が、各プロジェクトに関連するテーマについて、テーマ毎の情報を入手したい場合には、前記テーマの総数が示されている部分を選択することにより、そのプロジェクトに関連するテーマのテーマ一覧表示画面を表示させることができる。
【0075】
また、画面のプロジェクト名を選択することにより、選択したプロジェクトに属する下位のプロジェクト毎の集計表示をすることができる。図11は、図10に示す画面のカ部を選択した場合に表示される集計表示画面の例を示したものである。プロジェクト「リーン生産システム」が選択されているため、図11に示す画面には、当該プロジェクトに属する下位プロジェクト毎の集計値が表示されている。なお、表示される集計値の内容、及び一覧表示の機能等については、図10に示した画面と同様である。
【0076】
以上説明したように、集計表示手段24の機能により、階層化されたプロジェクトの各レベルにおいて、プロジェクト毎にテーマの効果額の集計表示をすることが可能である。また、上記の例では、プロジェクト毎の集計表示であったが、同様の集計表示をオーガン毎に行うこともできる。その際、プロジェクトの場合と同様に、階層化されたオーガンの各レベルにおいて当該集計表示を行うことができる。このような集計表示画面により、ユーザ4は、オーガン毎あるいはプロジェクト毎の効果額について容易に情報を得ることができる。
【0077】
このように、本テーマ管理システム1では、各テーマの進捗状況や効果額を、様々な角度から集計表示することができ、本システムを利用するユーザ4は、テーマの活動について容易に有効な情報を獲得することができる。
【0078】
本発明の保護範囲は、上記の実施の形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された発明とその均等物に及ぶものである。
【0079】
【発明の効果】
以上、本発明によれば、各テーマの進捗状況が誰にでも明確となり、進捗状況の悪いテーマについては、従来よりも活動の推進が促されやすくなる。また、複数のユーザに対して、詳細な情報を入手し易く、かつアドバイスを容易に行える環境となるので、各テーマに対して適切なアドバイスが与えられるようになる。よって、各テーマの活動が従来よりも迅速かつ的確に推進されるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したテーマ管理システムの実施の形態例に係る構成図である。
【図2】DBサーバ10に格納されるデータの内容を説明するための図である。
【図3】テーマ管理システム1を用いた主な作業手順とテーマ管理システム1における処理内容について例示したフローチャートである。
【図4】テーマ登録画面の一例を示した図である。
【図5】進捗データ入力・表示画面の一例を示した図である。
【図6】関連資料追加画面を例示した図である。
【図7】テーマ一覧表示画面の一例を示した図である。
【図8】集計表示画面(進捗度)の一例を示した図である。
【図9】集計表示画面(進捗度)の一例を示した図である。
【図10】集計表示画面(効果額)の一例を示した図である。
【図11】集計表示画面(効果額)の一例を示した図である。
【符号の説明】
1 テーマ管理システム
2 ネットワーク
3 クライアント端末
4 ユーザ
5 管理者端末
10 DBサーバ(データ格納手段)
11 プロジェクトマスタ
12 オーガンマスタ
13 管理基準マスタ
14 テーマ登録データ
15 テーマ進捗データ
20 Webサーバ
21 登録データ入力・表示手段
22 進捗データ入力・表示手段
23 テーマ一覧表示手段
24 集計表示手段
30 ブラウザ

Claims (6)

  1. ネットワークを介して複数のクライアント端末と接続され、複数のテーマに関する活動を管理するコンピュータを用いたテーマ管理システムであって、
    前記テーマを当該テーマ管理システムに登録するための登録データと、前記テーマに関する活動の進捗状況に関する進捗データとを前記テーマ毎に格納する格納手段と、
    前記クライアント端末から前記ネットワークを介して送信される登録要求に応答して、前記登録データの入力画面を当該要求元のクライアント端末に送信し、当該入力画面に対して入力される前記登録データを前記格納手段に格納して当該登録データが格納されたテーマの登録を行う登録手段と、
    前記クライアント端末から前記ネットワークを介して送信される前記進捗データの入力要求に応答して、前記進捗データの入力画面を当該要求元のクライアント端末に送信し、当該入力画面に対して入力される前記進捗データを前記格納手段に格納すると共に、前記クライアント端末から前記ネットワークを介して送信される前記進捗データの表示要求に応答して、要求された前記進捗データを当該要求元のクライアント端末に表示する進捗データ入力表示手段と、
    前記クライアント端末から前記ネットワークを介して送信される前記テーマに関するデータの一覧表示要求に応答して、一覧表示する各テーマの前記登録データと前記進捗データを、それぞれのテーマの前記進捗データに基づくそれぞれのテーマの進捗度合に応じた表示表現で表示する一覧表示手段とを有し、
    前記進捗データ入力表示手段が、前記クライアント端末から前記ネットワークを介して送信される前記各テーマに対するコメントの入力要求に応答して、当該要求元のクライアント端末に、前記コメントの入力画面を送信し、当該入力画面に入力される前記コメントのデータを前記格納手段に格納すると共に、前記進捗データの表示際に、表示するデータに当該格納されたコメントのデータを含め、
    前記テーマが複数のオーガン又はプロジェクトからなるグループに分類されており前記グループを表す情報が前記テーマの登録時に入力され、
    更に、前記クライアント端末から前記ネットワークを介して送信される前記グループ毎の効果額の表示要求に応答して、前記テーマの登録時に入力され前記登録手段によって前記格納手段に格納される目標効果額と、前記進捗データの入力時に入力され前記進捗データ入力表示手段によって前記格納手段に格納される実績効果額に基づいて、前記それぞれのグループに関連する前記テーマの効果額を前記グループ毎に集計して、当該要求元のクライアント端末に表示する集計表示手段を有する
    ことを特徴とするテーマ管理システム。
  2. 請求項1において、
    前記一覧表示手段における前記進捗度合に応じた表示表現での表示が、
    前記進捗度合に応じた表示色での表示である
    ことを特徴とするテーマ管理システム。
  3. 請求項1あるいは請求項2において、
    前記集計表示手段は、
    前記クライアント端末から前記ネットワークを介して送信される前記グループ毎の前記テーマ件数の表示要求に応答して、前記グループ毎に、前記それぞれのグループに分類されている前記テーマの件数を、前記進捗度合に応じて区別した表現で、当該要求元のクライアント端末に表示する
    ことを特徴とするテーマ管理システム。
  4. ネットワークを介して複数のクライアント端末と接続され、複数のテーマに関する活動を管理するコンピュータを用いたテーマ管理システムで実行されるプログラムであって、
    前記テーマ管理システムに、前記クライアント端末から前記ネットワークを介して送信される前記テーマの登録要求に応答して、前記テーマを当該テーマ管理システムに登録するための登録データの入力画面を当該要求元のクライアント端末に送信し、当該入力画面に対して入力される前記登録データを格納して当該登録データが格納されたテーマの登録を行う処理を実行させ、
    前記テーマ管理システムに、前記クライアント端末から前記ネットワークを介して送信される、前記テーマに関する活動の進捗状況に関する進捗データの入力要求に応答して、前記進捗データの入力画面を当該要求元のクライアント端末に送信し、当該入力画面に対して入力される前記進捗データを格納し、前記クライアント端末から前記ネットワークを介して送信される前記進捗データの表示要求に応答して、要求された前記進捗データを当該要求元のクライアント端末に表示する処理を実行させ、
    前記テーマ管理システムに、前記クライアント端末から前記ネットワークを介して送信される前記テーマに関するデータの一覧表示要求に応答して、一覧表示する各テーマの前記登録データと前記進捗データを、それぞれのテーマの前記進捗データに基づくそれぞれのテーマの進捗度合に応じた表示表現で表示させ、
    前記テーマ管理システムに、前記クライアント端末から前記ネットワークを介して送信される前記各テーマに対するコメントの入力要求に応答して、当該要求元のクライアント端末に、前記コメントの入力画面を送信し、当該入力画面に入力される前記コメントのデータを格納し、前記進捗データの表示際に、表示するデータに当該格納されたコメントのデータを含めて表示する処理を実行させ、
    前記テーマが複数のオーガン又はプロジェクトからなるグループに分類されており前記グループを表す情報が前記テーマの登録時に入力され、
    更に、前記テーマ管理システムに、前記クライアント端末から前記ネットワークを介して送信される前記グループ毎の効果額の表示要求に応答して、前記テーマの登録時に入力され前記登録データとして格納される目標効果額と、前記進捗データの入力時に入力され前記進捗データとして格納される実績効果額に基づいて、前記それぞれのグループに関連する前記テーマの効果額を前記グループ毎に集計して、当該要求元のクライアント端末に表示させる
    ことを特徴とするプログラム。
  5. 請求項4において、
    前記テーマ管理システムに実行させる前記進捗度合に応じた表示表現での表示が、
    前記進捗度合に応じた表示色での表示である
    ことを特徴とするプログラム。
  6. 請求項4あるいは請求項5において、更に、
    記テーマ管理システムに、前記クライアント端末から前記ネットワークを介して送信される前記グループ毎の前記テーマ件数の表示要求に応答して、前記グループ毎に、前記それぞれのグループに分類されている前記テーマの件数を、前記進捗度合に応じて区別した表現で、当該要求元のクライアント端末に表示させる
    ことを特徴とするプログラム。
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