JP4134494B2 - 契約方法及び契約処理システム - Google Patents

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    • G06Q50/18Legal services; Handling legal documents
    • G06Q50/188Electronic negotiation

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、商品又はサービスの提供に関する電子的な契約方法、及びその契約を処理する契約処理システム等に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の技術として、特開平7−141422号公報には、仮契約内容と顧客確認領域の手書きデータ及びシミュレーションプログラムをICカードに書き込み顧客に渡すと共に別途外交員が仮契約内容に基づいて営業店で契約書を作成し、次回訪問した際に、外交員が作成した契約書とICカードの仮契約署の内容の整合性をチェックし、内容が正しく、変更の希望がなければ契約書に必要事項を記入し、押印する契約方法が記載されている。
【0003】
また、従来技術として、特開平8−149124号公報には、情報提供者が通信履歴を管理すると共に、利用者が配送情報をカードに記憶する情報配送方法が記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記特開平7−141422号公報に記載の発明は、契約書に押印するまでの不正を防止することができるものの、契約書の押印後に行われる不正、例えば、契約書や仮契約書が書き換えられた場合までは考慮されていない。契約書の押印後に当事者間で契約に関し係争が生じた場合に、契約当初における契約書や仮契約書を証明できないと当事者の主張の正否を判断できず、当事者の一方の契約違反により当事者の他方に損害が生じるという課題がある。
【0005】
また、特開平8−149124号公報に記載の発明は、利用者が配送情報を受信したか否かを判断できるものの、利用者により配送情報が書き換えられた場合までは考慮されていない。よって、上記課題を解決するには至らない。
【0006】
また、上記特開平7−141422号公報に記載の発明及び特開平8−149124号公報に記載の発明では、契約書へ契約内容を記入するためのプログラムで不正が行われる場合までは考慮されていない。例えば、トロイの木馬と呼ばれる方法で、画面ではあたかも正しく署名を行っているように表示し、内部的には表示した内容と異なる電子契約書に署名させることが可能である。かかる場合には、不正なプログラムにより契約内容を記入した当事者に損害が生じるという課題がある。
【0007】
本発明の第1の目的は、契約に関わる当事者の一方の契約違反により当事者の他方に生じる損害を低減できる契約方法及び契約処理システム等を提供することにある。
【0008】
本発明の第2の目的は、電子的な契約書に契約内容を記入するための記入処理プログラムの不正を防止し、契約の安全性を向上する契約方法及び契約処理システム等を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記本発明の第1の目的を達成するために、本発明は、商品又はサービスの提供に関して電子的に契約を取り交わす前に契約に関わる当事者の一方から当事者の他方に提示された説明内容を組み込んだ説明データ又は説明内容を特定する特定データを取得し、説明データ又は特定データを含む契約データを生成し、契約データに対して当事者の双方又は片方による電子署名を施す。
【0010】
又は、上記本発明の第1の目的を達成するために、本発明は、商品又はサービスの提供に関する契約内容を組み込んだ契約データと、契約が締結される前に契約に関わる当事者間でやりとりされた商品又はサービスに関する説明内容を組み込んだ説明データとを、前記説明データに固有の固有データを用いて対応づける。
【0011】
又は、上記本発明の第2の目的を達成するために、本発明は、商品又はサービスの提供に関して電子的に契約を取り交わす契約方法であって、契約に関わる当事者間で電子契約書に契約内容を記入する記入処理プログラム又は記入処理プログラムを特定する特定データを取得し、記入処理プログラム又は特定データを含む契約データを生成し、契約データに対して当事者の双方又は片方による電子的な署名を施す。
【0012】
又は、上記本発明の第2の目的を達成するために、本発明は、商品又はサービスの提供に関する契約内容を電子契約書に記入する契約内容記入プログラムと、電子契約書に契約内容を記入して得た契約データとを、契約内容記入プログラムに固有のプログラム固有データを用いて対応づける。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を説明する。
【0014】
本発明の実施の形態において、契約データとは、商品又はサービスの提供に関する契約内容を組み込んだデータ、即ち電子的な契約書(以下、「電子契約書」という。)に契約内容を記入して得たデータをいう。そして、契約に関わる当事者の双方が契約内容に同意したとき(例えば、契約内容に当事者の双方の電子署名(デジタル署名を含む。)等が付与されたとき)に、契約が締結されたものとみなす。
【0015】
説明データとは、商品又はサービスの提供に関する契約が締結に至る前に、契約に関わる当事者間でやりとりされた商品又はサービスに関する説明内容を組み込んだデータをいう。商品又はサービスに関する説明内容とは、被契約者が契約者に対し一方的に提示した商品又はサービスに関する説明、被契約者が契約者に対し提示した質問(説明要求内容)又は要望(交渉内容)、契約者が被契約者の質問又は要望に対し提示した回答(説明回答内容)、契約者が被契約者に対し一方的に提示した商品又はサービスに関する説明、契約者が被契約者に対し提示した質問(説明要求内容)又は要望(交渉内容)、被契約者が契約者の質問又は要望に対し提示した回答(説明回答内容)等をいう。
【0016】
証明データとは、当事者の一方(契約者又は被契約者)が提示した説明内容を当事者の一方が作成したことを証明するもの、又は当事者(契約者又は被契約者)の一方が提示した説明内容に対し当事者の他方(被契約者又は契約者)が同意したことを証明するものを組み込んだデータをいい、電子署名が好ましい。
【0017】
商品とは、商取引の対象となりうべきものをいい、よって、商品学上でいう一般市場で交換することを目的として生産されかつそれ自身使用価値を有する有体動産を含むのはもちろん、電気・熱・光・香気のような無体物、工業所有権・著作権・土地の所有権・質権のような無体財産、株券・公債等のような有価証券、美術物や骨董品も該当する。
【0018】
固有データとは、与えられた原文(例えば、説明データ、契約データ)に固有の長さを持つデータ列である。よって、原文が変更された場合には、固有データが変化する。固有データは、原文そのままのデータや、原文を所定の割合で圧縮して得たデータでもいが、原文のハッシュ値であるのが好ましい。
【0019】
サービスとは、商取引の対象となりうべきものをいい、例えば、資金の提供、人または物の輸送、通信手段、情報の提供、美容・理容、医療、係争などに関する相談、肉体的・知的業務の提供、家屋・宿泊施設の提供、教育を受けるための手段・施設の提供、娯楽施設の提供、不動産の提供が該当する。
【0020】
以下、本発明の第1の実施の形態について図面を用いて説明する。尚、以下の本発明の実施の形態では、便宜上商品の提供に関する契約を対象として説明するが、商品の代わりにサービスの提供に関する契約を対象としてもよい。
【0021】
第1の実施の形態を実現する契約処理システムは、図1に示すように、契約者システム1100と被契約者システム1200と、ネットワーク1300とを備える。本発明の実施の形態において、契約者(単数でも複数でもよい。)および被契約者(単数でも複数でもよい。)は、電子的に契約を取り交わす当事者である。そして、契約者は、後述契約内容2160を提示する者であり、例えば商品を提供する者(例えば、販売者)が該当する。被契約者は、契約内容2160の提示を受ける者であり、例えば商品の提供を受ける者(例えば、消費者)が該当する。但し、契約内容によっては、契約者が商品の提供を受ける者であり、被契約者が商品を提供する者である場合があり得る。また、契約者システム1100は、契約者が使用するシステムである。被契約者システム1200は、被契約者が使用するシステムである。ネットワーク1300は、契約者システム1100と被契約者システム1200との間を、データの送受信を仲介するものであり、例えばインターネットやイントラネット、無線通信が該当する。よって、被契約者システム1200は、汎用パソコンでもよいし、携帯端末(例えば、携帯電話やPHS等)でもよい。尚、契約者システム1100と被契約者システム1200とは、ネットワーク1300を利用しないで、一体形に構成されてもよい。
【0022】
契約者システム1100は、記憶装置1110、通信装置1120、処理装置1130、入力装置1140、出力装置1150、バス1160を備える。記憶装置1110は、契約者システム1100で処理する処理プログラムおよびデータを記憶するものであり、例えばメモリ、ハードディスクである。通信装置1120は、ネットワーク1300に接続され、データの送受信の仲介を行うものであり、例えばネットワークインターフェィスボードである。処理装置1130は、記憶装置1110に記憶された処理プログラムに従って処理を実行するものであり、例えばCPUである。入力装置1140は、外部より文字列、音声、画像、動画像を読み込み、ディジタルデータに変換して記憶装置1110へ取込む装置であり、例えば、キーボード、A/D変換(アナログ/ディジタル変換)機能付きマイク、A/D変換機能きカメラである。出力装置1150は、記憶装置1110に記録された文字列データ、音声データ、画像データ、動画像データを外部にそれぞれ文字列、音声、画像、動画像として出力する装置であり、例えばディスプレィ、D/A変換(ディジタル/アナログ変換)機能付きスピーカである。バス1160は、バス1160に接続された装置(記憶装置1110、通信装置1120、処理装置1130、入力装置1140、出力装置1150)間において、データの送受信を仲介する。
【0023】
被契約者システム1200は、記憶装置1210、通信装置1220、処理装置1230、入力装置1240、出力装置1250、バス1260を備える。記憶装置1210、通信装置1220、処理装置1230、入力装置1240、出力装置1250、記憶装置1210、バス1260は、それぞれ記憶装置1110、通信装置1120、処理装置1130、入力装置1140、出力装置1150、バス1160と同等の機能を発揮する。記憶装置1110は、秘密鍵2110、契約者ID2120、被契約者の公開鍵2270、商品リスト4110、契約内容リスト4120、契約内容記入処理リスト4130、商品リスト送信処理3110、交渉ID送信処理3120、説明データ送信処理3130、説明データ受信確認処理3140、契約内容記入処理送信処理3150、契約内容送信処理3160、契約データ署名処理3170、契約データ受信処理3180を記憶し、説明データ記憶領域5110、契約データ記憶領域5120を備える。これらのデータ、処理、記憶領域の詳細については後述する。記憶装置1210は、秘密鍵2210、被契約者ID2220、契約者の公開鍵2170、説明データ受信処理3210、契約開始処理3220、契約データ作成署名処理3230を記憶し、説明データ記憶領域5110、契約データ記憶領域5120を備える。これらのデータ、処理、記憶領域の詳細については後述する。
【0024】
次に図2を用いて、全体的な処理の流れについて説明する。図2は、契約者システム1100および被契約者システム1200で実行される各々の処理の間でやりとりされるデータ(メッセージを含む。)のフローを図の上方から下方への時間軸に沿って示したものである。
【0025】
被契約者システムにおける処理12100は、説明データ受信処理3210、契約開始処理3220、契約内容記入処理3230、契約データ作成署名処理3240を備える。処理12100は、被契約者システム1200の処理装置1230で実行される。契約者システムにおける処理12200は、商品リスト送信処理3110、交渉ID送信処理3120、説明データ送信処理3130、説明データ受信確認処理3140、契約内容記入処理送信処理3150、契約内容送信処理3160、契約データ署名処理3170、契約データ受信処理3180を備える。そして、処理12200は、契約者システム1100の処理装置1130で実行される。尚、契約データ作成署名処理3240は、契約者システム1100の処理装置1130で実行されてもよい。
【0026】
説明データ受信処理3210と商品リスト送信処理3110、交渉ID送信処理3120、説明データ送信処理3130、説明データ受信確認処理3140とのやりとりで実現される一連の処理は、契約の前段階として契約者と被契約者と間でやりとりされる(即ち、契約者システム1100と被契約者システム1200との間で送受信される)質問又は要望やその回答あるいは交渉内容等の説明内容を後述説明データ2150として、契約者システム1100の記憶装置1110および被契約者システム1200の記憶装置1210に記憶させ、それぞれで保存する処理である。尚、被契約者システム1200が携帯端末等であり、被契約者システム1200を小型かつ軽量にしたい場合は、説明データ2150を記憶装置1210に記憶せずに、第三者が管理する他の記憶装置(図示なし)に保存してもよい。
【0027】
契約開始処理3220と商品リスト送信処理3110、交渉ID送信処理3120、契約内容記入処理送信処理3150とのやりとりで実現される一連の処理は、後述契約内容2160に対して記入を行う処理である後述契約内容記入処理3230を契約者システム1100から被契約者システム1200に送信して、それを被契約者システム1200で実行する処理である。
【0028】
契約内容記入処理3230と契約内容送信処理3160とのやりとりで実現される一連の処理は、契約内容2160を電子契約書に記入する処理である。
【0029】
契約データ作成署名処理3240と契約データ署名処理3170、契約データ受信処理3180とのやりとりで実現される一連の処理は、後述契約内容2160と、その契約内容2160に関系する全て又は一部の説明データ2150を特定するための情報と、記入に用いた契約内容記入処理3230を特定するための情報とに対して、電子署名を行い契約者システム1100及び被契約者システム1200に記憶させる処理である。
【0030】
次に図3のフローチャートを用いて、説明データ受信処理3210について説明する。
【0031】
処理ステップ13010において、契約者システム1100(商品リスト送信処理3110)に対し商品リスト4110の要求を示すデータを送信する。即ち、被契約者から契約者に対し商品リスト4110を要求する。この処理ステップ13010は、図2における矢印12310に相当する。次に処理ステップ13020において、契約者システム1100(商品リスト送信処理3110)から商品リスト4110を受信する。即ち、契約者から被契約者に対し商品リスト4110を提示する。この処理ステップ13020は、図2における矢印12320に相当する。なお図2における各矢印の上方に記載したボックスは、その矢印で送信するデータを示すものとする。
【0032】
商品リスト4110は、図11に示すように、商品ID2130と商品情報2135との組み合わせを管理するテーブルであるのが好ましい。商品ID2130は、商品を特定する機能を発揮するものであり、商品ごとにそれぞれ異なる値が割り当てあられた識別子(記号)であり、例えば、番号若しくはアルファベット又はその組み合わせ、商品の名称又は略称等である。商品情報2135は、商品に関する情報である。図11は、中古車販売の例を示している。よって、商品情報2135は、例えば、車の種類、年式、金額の情報である。
【0033】
次に処理ステップ13030において、被契約者システム1200の出力装置1250を用いて商品リスト4110を出力する。処理ステップ13040において、被契約者システム1200の入力装置1240を用いて、被契約者からの商品の選択情報として商品ID2130の入力を受ける。処理ステップ13050において、被契約者システム1200の記憶装置1210に記憶してある被契約者ID2220と処理ステップ13040にて入力を受けた商品ID2130とを契約者システム1100(交渉ID送信処理3120)に送信する。即ち、被契約者から契約者に対し被契約者ID2220と商品ID2130とを提示し、交渉IDを要求する。被契約者ID2220は、被契約者を特定する機能を発揮するものであり、被契約者ごとにそれぞれ異なる値が割り当てられた識別子(記号)であり、例えば、番号若しくはアルファベット又はその組み合わせ、被契約者の名称又は略称等である。この処理ステップ13050は、図2における矢印12330に相当する。
【0034】
処理ステップ13060において、契約者システム1100(交渉ID送信処理3120)から交渉ID2140を送信する。即ち、契約者から被契約者に対し交渉ID2140を提示する。この処理ステップ13060は、図2における矢印12340に相当する。交渉ID2140は、図19に示すように、契約者ID2120と被契約者ID2220と商品ID2130との組み合わせから決定される識別子(記号)であり、例えば、番号若しくはアルファベット又はその組み合わせである。但し、契約者が限定されている場合、交渉ID2140は、被契約者ID2220と商品ID2130との組み合わせから決定されるのが好ましい。被契約者が限定されている場合、交渉ID2140は、契約者ID2120と商品ID2130との組み合わせから決定されるのが好ましい。商品が限定されている場合、交渉ID2140は、契約者ID2120と被契約者ID2220との組み合わせから決定されるのが好ましい。契約者ID2120は、契約者を特定する機能を発揮し、契約者ごとにそれぞれ異なる値が割り当てられた識別子(記号)であり、例えば、番号若しくはアルファベット又はその組み合わせ、契約者の名称又は略称等である。交渉ID2140により、どの契約者とどの被契約者とのどの商品に対する交渉かを特定することが可能である。
【0035】
処理ステップ13070において、被契約者システム1200の入力装置1240を用いて、被契約者からの説明要求内容2230の入力を受ける。説明要求内容2230は、図15に示すとおり、型2231と本体2232とから構成される。型2231は、本体2232がどのようなデータであるか特定するためでデータである。例えば、文字列データなのか、音声データなのか、動画データなのか、画像データなのか、またそれがどのような方式でディジタル化してあるのかを示すデータである。本体2232は、説明の要求の具体的な内容を、文字列データ、音声データ、動画データ、画像データ等のデータとして格納する。よって、説明要求内容2230は、入力するメディアを特定するデータが型2231として格納され、実際のデータが本体2232に格納される。図15では、車の外装に対する質問を含む例が示してある。また説明要求内容2230には、説明の要求以外にも値引き等の交渉要求等を含めても良い。
【0036】
処理ステップ13080において、契約者システム1100(説明データ送信処理3130)に対し交渉ID2140と説明要求内容2230を送信する。即ち、被契約者から契約者に対し交渉ID2140と説明要求内容2230とを提示する。この処理ステップ13080は、図2における矢印12350に相当する。処理ステップ13090において、契約者システム1100から説明データ2150を受信する。即ち、契約者から被契約者に対し説明回答内容を提示する。
【0037】
説明データ2150は、図15に示すように、被契約者が契約者に対して提示する説明要求内容2230、契約者が被契約者に対し提示する説明回答内容2151、契約者の署名2152、被契約者の署名2153から構成される。説明回答内容2151は、説明要求内容2230に対する回答を含むデータである。説明回答内容2151は、後述説明データ送信処理3130ににより説明データ2150に挿入される。説明回答内容2151のデータ構造は、説明要求内容2230のデータ構造と同じである。尚、説明データ2150は、説明要求内容2230及び説明回答内容2151の双方を含むものでもよいし、説明回答内容2151を含まずに説明要求内容2230のみを含むものでもよいし、説明要求内容2230を含まずに説明回答内容2151のみを含むものでもよい。また、説明データ2150は、契約者の署名2152及び被契約者の署名2153の双方を含むものでもよいし、被契約者の署名2153を含まずに契約者の署名2152のみを含むものでもよいし、契約者の署名2152を含まずに被契約者の署名2153のみを含むものでもよい。また、契約者が被契約者に対し説明要求内容2230を提示し、被契約者が契約者に対して説明回答内容2151を提示する場合もあり得る。図15では、車の外装に関する質問の回答を含む例を示してある。契約者の署名2152は、説明要求内容2230および説明回答内容2150の双方に対し行われるものである。契約者の署名2152は、後述説明データ送信処理3130により挿入される。被契約者の署名2153は、説明要求内容2230および説明回答内容2150の双方に対し行われるものである。被契約者の署名2153は、次の処理ステップ13100にて挿入される。
【0038】
処理ステップ13100において、被契約者システム1200の記憶装置1210に記憶してある秘密鍵2210を用いて、説明要求内容2230および説明回答内容2150に対して署名を行い、説明データ2150に付与する。署名方法は、例えば、説明要求内容2230と説明回答内容2150のハッシュを計算し、計算したハッシュを秘密鍵2210を用いて暗号化する。ここでハッシュとは、与えられた原文から作成する固定の長さを持つのデータ列である。ハッシュは、同じハッシュ値を生成する別のメッセージを作成することは極めて困難であるという特徴がある。
【0039】
処理ステップ13110において、説明データ2150と交渉ID2140とを、被契約者システム1200の記憶領域1210内の説明データ記憶領域5110に記憶させる。説明データ記憶領域5110は、図14に示すように、交渉ID2140と説明データ2150の記憶エリアの組み合わせを管理するテーブルであるのが好ましい。
【0040】
処理ステップ13120において、契約者システム1100(説明データ受信確認処理3140)に対し交渉ID2140と説明データ2150とを送信する。即ち、被契約者から契約者に対し交渉ID2140と説明データ2150とを提示する。この処理ステップ13120は、図2における矢印12370に相当する。
【0041】
処理ステップ13130において、説明回答内容2151を被契約者システム1200の出力装置1250に出力する。具体的には、説明回答内容2151の型2231に応じて、出力装置1250は、説明回答内容2151の本体2232を文字列、画像、音声、動画像として出力する。
【0042】
処理ステップ13140において、被契約者システム1200の入力装置1240を用いて、新たに別の説明データ2150を受信するかどうかの入力を受ける。処理ステップ13150において、処理ステップ13140での入力が再度受信するであった場合、処理フローを処理ステップ13010に移す。処理ステップ13150において、処理ステップ13140での入力が再度受信するでない場合、説明データ受信処理3210を終了する。
【0043】
尚、被契約者システム1200のおいて、説明データ2150に付与された契約者の署名2152の正否を判断するのが好ましい。そして、被契約者システム1200のおいて、契約者の署名2152が正しいと判断された場合に、被契約者の署名2153を説明データ2150に付与するのが好ましい。さらに、被契約者システム1200のおいて、契約者の署名2152が正しくないと判断された場合(契約者の署名2152が付与されていない場合を含む。)に、その旨を契約者システム1100の出力装置1150及び被契約者システム1200の出力装置1250の少なくとも1つに出力するのが好ましい。即ち、契約者の署名2152が正しくないことを契約者及び被契約者の少なくとも1つに通知するのが好ましい。尚、契約者の署名2152が正しいと判断された場合に、その旨を契約者システム1100の出力装置1150及び被契約者システム1200の出力装置1250の少なくとも1つに出力してもよい。
【0044】
また、契約者システム1100において、説明データ2150に付与された被契約者の署名が2153の正否を判断するのが好ましい。そして、契約者システム1100において、被契約者の署名2153が正しくないと判断された場合(被契約者の署名2153が付与されていない場合を含む。)に、その旨を契約者システム1100の出力装置1150及び被契約者システム1200の出力装置1250の少なくとも1つに出力するのが好ましい。即ち、被契約者の署名2153が正しくないことを契約者及び被契約者の少なくとも1つに通知するのが好ましい。尚、契約者システム1100において、被契約者の署名2153が正しいと判断された場合に、その旨を契約者システム1100の出力装置1150及び被契約者システム1200の出力装置1250の少なくとも1つに出力してもよい。
【0045】
次に商品リスト送信処理3110について、図2を用いて説明する。商品リスト送信処理は、被契約者システム1200から商品リスト4110の要求を受信し(矢印12310あるいは矢印12380)、契約者システム1100の記憶装置1110に記憶してある商品リスト4110を呼出し、呼出した商品リスト4110を被契約者システム1200へ送信する(矢印12320あるいは矢印12390)。
【0046】
次に交渉ID送信処理3120について、図2を用いて説明する。交渉ID送信処理は、被契約者システム1200から商品ID2130と被契約者ID2220を受信し(矢印12330あるいは矢印12400)、この被契約者ID2220と商品ID2130と、契約者システム1100の記憶装置1110に記憶してある契約者ID2120とを合わせて、図19に示す交渉ID2140を生成し、生成した交渉ID2140を被契約者システム1200へ送信する(矢印12340あるいは矢印12410)。
【0047】
次に説明データ送信処理3130について、図4のフローチャートを用いて説明する。
【0048】
処理ステップ14010において、被契約者システム1200から送信された交渉ID2140と説明要求内容2230を受信する。この処理ステップ14010は、図2において、矢印12350に相当する。処理ステップ14020において、契約者システム1100の出力装置1150を用いて、説明要求内容2230を出力する。説明要求内容2230の出力は、説明データ受信処理3210の処理ステップ13130における説明内容2151の出力と同様に行う。
【0049】
処理ステップ14030において、契約者システム1100の入力装置1140を用いて、契約者からの説明回答内容2151の入力を受ける。説明回答内容2151の入力は、説明データ受信処理3210の処理ステップ13070における説明要求内容2230の入力と同様に行う。処理ステップ14040において、説明要求内容2230と説明回答内容2151とを組込んだ説明データ2150(図15に示す。)を生成する。
【0050】
処理ステップ14050において、契約者システム1100の記憶装置1110に記憶してある秘密鍵2110を用いて、説明要求内容2230と説明回答内容2151に対して署名を行い、説明データ2150に付与する。処理ステップ14060において、被契約者システム1200へ説明データ2150を送信する。この処理ステップ14060は、図2における矢印12360に相当する。
【0051】
次に説明データ受信確認処理3140について図2を用いて説明する。説明データ受信確認処理3140は、被契約者システム1200から交渉ID2140と説明データ2150とを受信すると(矢印12370)、受信した両データを対にして、契約者システム1100の記憶装置1110の説明データ記憶領域5110に記憶する。
【0052】
次に契約開始処理3220について、図5のフローチャートを用いて説明する。処理ステップ15010において、契約者システム1100(商品リスト送信処理3110)に対して商品リスト4110の要求を送信する。即ち、被契約者から契約者に対し商品リスト4110を要求する。この処理ステップ15010は、図2における矢印12380に相当する。処理ステップ15020において、契約者システム1100(商品リスト送信処理3110)から商品リスト4110を受信する。この処理ステップ15020は、図における矢印12390に相当する。
【0053】
次に処理ステップ15030において、被契約者システム1200の出力装置1250を用いて、商品リスト4110の内容を出力する。処理ステップ15040において、被契約者システム1200の入力装置1240を用いて、被契約者からの商品の選択情報として商品ID2130の入力を受ける。処理ステップ15050において、被契約者システム1200の記憶装置1210に記憶してある被契約者ID2220と処理ステップ15040にて入力を受けた商品ID2130を契約者システム1100(交渉ID送信処理3120)に送信する。即ち、被契約者から契約者に対し交渉IDを要求する。この処理ステップ15050は、図2における矢印12400に相当する。
【0054】
処理ステップ15060において、契約者システム1100(交渉ID送信処理3120)から交渉ID2140を受信する。この処理ステップ15060は、図2における矢印12410に相当する。処理ステップ15070において、契約者システム1100(契約内容記入処理送信処理3150)に商品ID2130を送信する。即ち、被契約者から契約者に対し契約内容記入処理3230を要求する。この処理ステップ15070は、図2における矢印12420に相当する。
【0055】
処理ステップ15080において、契約者システム1100から契約内容記入処理3230と契約内容記入処理に対する署名2180を受信する。この処理ステップ15080は、図2における矢印12430に相当する。処理ステップ15090において、契約内容記入処理に対する署名2180が契約者システム1100によってなされた契約内容記入処理3230への正当な署名であるか検証する。契約内容記入処理の署名が正当な場合、即ち署名2180が契約者の署名である場合、処理ステップ15100を実行する。契約内容記入処理の署名が正当でない場合、即ち署名2180が契約者の署名でない場合、契約開始処理3220を終了する。署名の検証方法は、例えば契約内容記入処理3230のハッシュ値と、契約内容記入処理3230に対する署名2180を被契約者システム1200の記憶装置1210に記憶された契約者の公開鍵2170で復号化した値とを比較し、ハッシュ値と復号化した値とが同一であれば正当な署名であると判定し、ハッシュ値と復号化した値とが相違すれば不正であると判定する。
【0056】
処理ステップ15100において、契約データ作成署名処理3240に交渉ID2140と商品ID2130と契約内容記入処理3230を送信する。この処理ステップ15100は、図2における矢印12510に相当する。処理ステップ15110において、契約記入処理3230を被契約者システム1200の処理装置1230で実行する。処理ステップ15120において、交渉ID2140を契約記入処理3230に送信する。この処理ステップ15120は、図2における矢印12520に相当する。
【0057】
次に契約内容記入処理送信処理3150について、図6を用いて説明する。処理ステップ29010において、被契約者システム1200から商品ID2130を受信する。尚、商品IDの代わりに交渉IDを用いてもよい。この処理ステップ29010は、図2において矢印12420に相当する。処理ステップ29020において、契約者システム1100の記憶装置1110の契約内容記入処理リスト4130から、処理ステップ29010において受信した商品ID29010に対応する契約内容記入処理3230を検索して取出す。
【0058】
契約内容記入処理リスト4130は、図13に示すように、商品ID2130と契約内容記入処理3230との組み合わせを管理するテーブルであるのが好ましい。契約内容記入処理リスト4130に登録してある契約内容記入処理3230は、それと対をなす商品ID2130に示される商品の契約内容2160を電子契約書に記入するのに用いられる処理プログラムである。例えば、商品ID2130が示す商品が中古車であれば、その商品ID2130と対をなす契約内容記入処理3230は、中古車に関する契約内容2160を電子契約書に記入するのに用いられる処理プログラムである。又は、例えば、商品ID2130が示す商品が金融商品であるCP(コマーシャルペーパ)であれば、その商品ID2130と対をなす契約内容記入処理3230は、CPに関する契約内容2160を記入するのに用いられる処理プログラムである。
【0059】
処理ステップ29030において、契約者システム1100の記憶装置1110に記憶してある秘密鍵2110を用いて、契約内容記入処理3230のハッシュ値を計算する。このハッシュ値は、契約内容記入処理に対する署名2180である。処理ステップ29040において、契約者システム1100に対して、契約内容記入処理3230と契約内容記入処理に対する署名2180を送信する。この処理ステップ29040は、図2において矢印12430に相当する。
【0060】
次に契約内容記入処理3230について図7のフローチャートを用いて説明する。
【0061】
処理ステップ16010において、契約者システム1100から商品ID2130を受信する。尚、商品IDの代わりに交渉IDを用いてもよい。この処理ステップ16010は、図2における矢印12520に相当する。処理ステップ16020において、商品ID2130を契約者システム1100(契約内容送信処理3160)に送信する。即ち、被契約者から契約者に対し契約内容2160を要求する。この処理ステップ16020は、図2における矢印12440に相当する。処理ステップ16030において、契約者システム1100(契約内容送信処理3160)より契約内容2160を受信する。
【0062】
契約内容2160は、図17に示すように、項目名2161、記入者2162、値2163との組み合わせを管理するテーブルであるのが好ましい。項目名2161は、対応する値2163がどのような内容の情報を表わすかを示す情報である。記入者2162は、対応する値2163を記入する主体を示す情報である。記入者2162は、その値が契約者の場合は契約者システム1100にて入力を行い、被契約者の場合は被契約者システム1200にて入力を行い、空欄の場合は予め設定された値であり入力を行わない。図17に、中古車の売買契約における契約内容2160を示す。契約内容2160は、契約の種類26010、契約日26020、売主情報26030、売買車両情報26040、買主情報26050、金利26060、支払方法26070、売買価格26080、支払金額26090の組み合わせを管理するテーブルから構成される。また処理ステップ16030で受信された契約内容2160の記入者2162の欄が契約者である場合の値2163は、後述契約内容送信処理3160にてすでに入力されている。図18に、有価証券であるCPにおける契約内容2160を示す。契約内容2160は、項目名2161を変更することで、本実施形態は電子的な契約のみでなく電子的な有価証券の売買に用いることも可能である。
【0063】
処理ステップ16050において、被契約者システム1200の入力装置1240を用いて、被契約者からの契約内容2160の買主情報26050および支払い方法26070に対する値2163の入力をうける。処理ステップ16060において、売買価格26080、金利26060、支払方法26070の値2163を用いて支払金額26090の値2163を計算する。支払金額26090の計算方法は、従来の金利の計算方法と同様であるため、詳細な説明を省略する。処理ステップ16070において、契約内容2160を被契約者システム契約データ作成署名処理3240に送信する。この処理ステップ16070は、図における矢印12530に相当する。
【0064】
次に契約内容送信処理3160について、図8のフローチャートを用いて説明する。
【0065】
処理ステップ17010において、被契約者システム1200から商品ID2130を受信する。尚、商品IDの代わりに交渉IDを用いてもよい。この処理ステップ17010は、図2における矢印12440に相当する。処理ステップ17020において、受信した商品ID2130をキーとして契約者システム1100の記憶装置1110に記憶してある契約内容リスト4120から対応する契約内容2160を検索する。契約内容リスト4120は、図12に示すように、商品ID2130および契約内容2160との組み合わせを管理するテーブルであるのが好ましい。これにより、受信した商品ID2130に一致する記憶された商品ID2130を検索することで、受信した商品ID2130に対応する契約内容2160を検索することができる。尚、商品IDの代わりに交渉IDを用いてもよい。
【0066】
処理ステップ17030において、契約者システム1100の出力装置1150を用いて、契約内容2160を出力する。処理ステップ17040において、契約者システム1100の入力装置1140を用いて、契約者からの図17に示す契約内容2160の契約日26020、売主情報26030、売買車両情報26040、金利26060、売買価格26080の値2163の入力をうける。処理ステップ17050において、被契約者システム1200に対して、契約内容2160を送信する。この処理ステップ17050は、図2における矢印12450に相当する。
【0067】
次に契約データ作成署名処理3240について、図9のフローチャートを用いて説明する。
【0068】
処理ステップ18010において、契約者システム1100から交渉ID2140と商品ID2130と契約内容記入処理3230を受信する。この処理ステップ18010は、図2における矢印12510に相当する。処理ステップ18020において、契約内容記入処理3230から契約内容2160を受信する。この処理ステップ18020は、図2における矢印12530に相当する。処理ステップ18030において、処理ステップ18020で受信した契約内容2160を組み込んだ契約データ2240を生成する。
【0069】
契約データ2240は、図16に示すように、契約内容2160、説明データのハッシュ値2159、契約内容記入処理に対する署名2185、契約者の署名2241、被契約者の署名2242から構成するのが好ましい。また契約データ2240に組み込まれる説明データのハッシュ値2159は、単数でもよいし、複数でもよいし、なくてもよい。契約データ2240に含まれる各々のデータの詳細については、図9のフローチャートで、それらのデータに対して操作する時に合わせて説明する。
【0070】
処理ステップ18040において、処理ステップ18010において受信した交渉ID2140と合致する交渉ID2140を持ちかつ契約データ2240に組み込んでいない説明データ2150が、被契約者システム1200の記憶装置1210に記憶してある説明データ記憶領域5110に存在するかを判別する。判別の結果、存在する場合はその説明データ2150を検索し、処理ステップ18050を実行する。判別の結果、存在しない場合は処理ステップ18060を実行する。
【0071】
処理ステップ18050において、処理ステップ18040で検索した説明データ2150のハッシュである説明データのハッシュ値2159を計算し、そのハッシュ値2159を契約データ2240に組み込む。この説明データのハッシュ値2159を用いて、契約データとその契約データに関係する説明データとを対応づける。つまり、契約内容とその契約締結の基となった説明内容とを対応づけて管理する。ハッシュ値2159の代わりに交渉IDその他の識別子を用いて、契約データと説明データとを対応づけてもよい。即ち、ハッシュ値2159や交渉IDその他の識別子を契約データに対応する説明データを特定する特定データとして利用する。契約データに特定データを組み込む場合は、契約データと説明データとを別々に保存しておくことができる。特に、1つの契約データに対し複数の説明データがある場合には、契約データの情報量を小さくできる点で効果的である。また、処理ステップ18050において、説明データのハッシュ値2159を組み込むのではなくて、説明データ2150そのものを組み込むことにより、契約データと説明データとを直接的に対応づけてもよい。また、説明データに特定データを組み込んでもよい。尚、説明データと契約データとを対応づける処理ステップは、契約者システム1100の処理装置1130が実行してもよい。処理ステップ18050終了後は、再度処理ステップ18040を実行する。
【0072】
処理ステップ18060において、処理ステップ18010で受信した契約内容記入処理3230のハッシュである契約内容記入処理のハッシュ値2185を計算し、そのハッシュ値2185を契約データ2240に組み込む。この契約内容記入処理のハッシュ値2185を用いて、契約内容が記入された契約データと契約書に契約内容を記入するのに用いられた記入プログラムとを対応づけて管理する。処理ステップ18060において、契約内容記入処理のハッシュ値2185を組み込むのではなくて、契約内容記入処理3230そのものを組み込むことにより、契約データと記入プログラムとを対応づけてもよい。
【0073】
処理ステップ18070において、交渉ID2140と商品ID2130と契約データ2240を契約者システム1100(契約データ署名処理3170)に送信する。即ち、被契約者から契約者に対し契約データ2240に契約者の署名2241を付加するように要求する。この処理ステップ18070は、図における矢印12460に相当する。処理ステップ18080において、契約者システム1100(契約データ署名処理3170)から契約データ2240を受信する。この処理ステップ18080は、図2における矢印12470に相当する。
【0074】
処理ステップ18090において、契約者2241の署名が契約者システム1100による正しい署名であるか、また契約データ2240内の契約内容2160、説明データのハッシュ値2159、契約内容記入処理のハッシュ値2185が処理ステップ18070で送信した後に変更されていないかを検証する。署名が正しくかつ内容に変更が加えられていないと判断した場合は、処理ステップ18100を実行する。署名が正しくなく又は内容に変更が加えられていると判断した場合は、契約データ作成署名処理を終了する。
【0075】
処理ステップ18100において、被契約者システム1200の記憶装置1210に記憶してある秘密鍵2210を用いて、契約データに被契約者の署名2242を付与する。尚、被契約者の署名2242の署名対象は、契約データ2240に含まれる契約内容2160、全ての説明データのハッシュ値2159、契約内容記入処理のハッシュ値2185であるのが好ましい。
【0076】
処理ステップ18110において、被契約者システム1200の記憶領域1210に確保してある契約データ記憶領域5120に、交渉ID2140と契約データ2240とを記憶させる。ここで契約データ記憶領域5120は、図31に示すように、交渉ID2140と契約データ2240の記憶エリアとの組み合わせを管理するテーブルであるのが好ましい。処理ステップ18120において、契約データ2240を契約者システム1100(契約データ受信処理3180)に送信する。この処理ステップ18120は、図2における矢印12480に相当する。
【0077】
次に契約データ署名処理3170について、図10のフローチャートを用いて説明する。
【0078】
処理ステップ19010において、被契約者システム1200から交渉ID2140と商品ID2130と契約データ2240を受信する。この処理ステップ19010は、図2における矢印12460に相当する。処理ステップ19020において、契約者システム1100の記憶装置1110に確保してある説明データ記憶領域5110に、処理ステップ19010において受信した交渉ID2140と合致する交渉ID2140と対になっており、後述処理ステップ19040で比較を行っていない説明データ2150が存在するかを判別する。判別の結果、存在する場合はその説明データ2150を検索し、処理ステップ19030を実行する。判別の結果、存在しない場合には、処理19050を実行する。
【0079】
処理ステップ19030において、処理ステップ19020で検索した説明データ2150のハッシュ値を計算する。処理ステップ19040において、処理ステップ19030で計算したハッシュ値と一致する説明データのハッシュ値2159が契約データ2240内に存在するか判別する。判別の結果、存在する場合は処理ステップ19020を実行する。判別の結果、存在しない場合は処理ステップ19090を実行する。尚、図9に示す契約データ作成署名処理3240の処理ステップ18050で、説明データのハッシュ値2159ではなく説明データ2150そのものを契約データに組み込んだ場合は、処理ステップ19020で検索した説明データ2150が契約データ2240内に存在するか判別する。
【0080】
処理ステップ19050において、契約データ2240内に、処理ステップ19040にて比較を行っていない説明データのハッシュ値2159が存在するか判断する。判断の結果、存在する場合には処理ステップ19090を実行する。判断の結果、存在しない場合は処理ステップ19060を実行する。この処理ステップ19050においても、処理ステップ19040と同様に契約データ2240に組み込まれているのが、説明データ2150そのものの場合は、比較を行っていない説明データ2150が存在するかを判断する。
【0081】
処理ステップ19060において、契約者システム1100の記憶装置1110に記憶してある契約内容記入処理リスト4130の中から、処理ステップ19010で受信した商品ID2130をキーとし合致する商品ID2130と対になった契約内容記入処理3230を検索し、そのハッシュ値を計算する。尚、商品IDの代わりに交渉IDを用いてもよい。処理ステップ19070において、処理ステップ19060で計算したハッシュ値と契約データ2240内の契約内容記入処理のハッシュ値2185と比較する。比較の結果、一致した場合は処理ステップ19080を実行する。比較の結果、一致しない場合は処理ステップ19090を実行する。尚、図9に示す契約データ作成署名処理3240の処理ステップ18070において、契約内容記入処理のハッシュ値2185ではなく契約内容記入処理3230を直接組み込んだ場合は、処理ステップ19060で検索した契約内容記入処理3230と、契約データ2240内の契約内容記入処理3230と比較する。
【0082】
処理ステップ19080において、契約者システム1100の記憶装置1110に記憶してある秘密鍵2110を用いて、契約データに契約者の署名2241を付与する。契約者の署名2241の署名対象は、契約データ2240に含まれる契約内容2160、全ての説明データのハッシュ値2159、契約内容記入処理のハッシュ値2185であるのが好ましい。処理ステップ19090において、被契約者システム1200対して契約データを送信する。この処理ステップ19090は、図2における矢印12470に相当する。
【0083】
次に契約データ受信処理3180について、図2を用いて説明する。契約データ受信処理3180は、被契約者システム1200から契約データ2240を受信すると(矢印12480)、契約者システム1100の記憶装置1110に確保してある契約データ記憶領域5120に交渉ID2140と契約データ2240を記憶させる。又は、契約データ受信処理3180は、被契約者システム1200から契約データ2240を受信すると(矢印12480)、被契約者に提供する記録媒体に交渉ID2140と契約データ2240を記録してもよい。
【0084】
次に図29を用いて、契約データ2240が改竄されていないか検証し、改竄がされていない場合にはその内容を出力する処理装置である検証システム1400およびその処理方法である検証処理3310について述べる。ここで検証システム1400および検証処理3310は、契約者および被契約者に対して中立的な第三者(例えば裁判所)が設置し実行するのが好ましい。まず図29を用いて、検証システム1400のシステム構成について述べる。
【0085】
検証システム1400は、記憶装置1410、通信装置1420、処理装置1430、入力装置1440、出力装置1450をバス1460を用いて接続して構成する。記憶装置1410、通信装置1420、処理装置1430、入力装置1440、出力装置1450、バス1460は、それぞれ契約者システム1100の記憶装置1110、通信装置1120、処理装置1130、入力装置1140、出力装置1150、バス1160と同等の機能を提供する。なお通信装置1420は、ネットワーク1300に接続してあり、契約者システム1100あるいは被契約者システム1200とのデータの送受信を行う。記憶装置1410は、契約者の公開鍵2170、被契約者の公開鍵2270、検証処理3310を記憶し、説明データ記憶領域5110、契約データ記憶領域5120を持つ。
【0086】
次に図30を用いて検証処理3310について述べる。処理ステップ30010において、検証を行う契約データ2240の交渉ID2140の入力を外部から受ける。以後本処理の説明において単に交渉ID2140と記載した場合は、本処理ステップで入力を受けた交渉ID2140を指すものとする。
【0087】
処理ステップ30020において、契約者システム1100に交渉ID2140が合致する契約データ2240を要求し、検証システム1400の契約データ記憶領域5120に記憶する。なお契約者システム1100は、検証システム1400から要求を受けると、要求を受けた交渉ID2140と同一の値を組として持つ契約データ2240を契約者システム1100の契約データ記憶領域5120から検索して返信するものとする。以後本処理の説明において単に契約データ記憶領域5120と記載した場合は、検証システム1400の契約データ記憶領域5120を指すものとする。また本処理ステップにおいて、検証システム1400は、契約者システム1100ではなく被契約者システム1200に契約データ2240を要求しても良い。
【0088】
処理ステップ30025において、契約者システム1100に交渉ID2140が合致する全ての説明データ2150を要求し、検証システム1400の説明データ記憶領域5110に記憶する。なお契約者システム1100は、検証システム1400から要求を受けると、要求を受けた交渉ID2140と同一の値を組として持つ全ての説明データ2130を契約者システム1100の説明データ記憶領域5110から検索して返信するものとする。以後本処理の説明において単に説明データ記憶領域5110と記載した場合は、検証システム1400の契約データ記憶領域5110を指すものとする。また本処理ステップにおいて、検証システム1400は、契約者システム1100ではなく被契約者システム1200に説明データ2150を要求しても良い。
【0089】
処理ステップ30030において、契約データ2240を契約データ記憶領域5110から取出す。以後本処理の説明において単に契約データ2240と記載した場合は、本処理ステップで取出した契約データ2240を指すものとする。
【0090】
処理ステップ30040において、後述処理ステップ30065によってなされるループにおいて、未処理の説明データ2150が存在するかを判別し、存在する場合にはその説明データ2150を選択し処理矢印を処理ステップ30050に移し、存在しない場合には処理矢印を処理ステップ30080に移す。
【0091】
処理ステップ30050において、前処理ステップで選択した説明データ2150のハッシュ値を計算する。処理ステップ30060において、前処理ステップで計算したハッシュ値と合致する説明データのハッシュ値2159が契約データ2240内に存在するかを判別し、存在する場合は処理矢印を処理ステップ30065に移し、存在しない場合は処理矢印を30150に移す。
【0092】
処理ステップ30065において、処理ステップ30040にて選択した説明データ2150内の契約者の署名2152および被契約者の署名2153がともに正しい署名であるかを契約者の公開鍵2170と被契約者の公開鍵2270を用いて検証し、正しいと判断した場合は処理矢印を処理ステップ30040に移し、そうでない場合は処理矢印を処理ステップ30150に移す。
【0093】
処理ステップ30080において、処理ステップ30065によってなされるループにおいて比較を行っていない説明データのハッシュ値2159が契約データ2240内に存在するかを判別し、存在する場合は処理矢印を処理ステップ30150に移し、存在しない場合は処理矢印を処理ステップ30090に移す。
【0094】
処理ステップ30090において、交渉ID2140内の商品ID2130が合致する契約内容記入処理3230を契約者システム1100に要求し記憶装置1420格納する。なお契約者システム1100は、検証システム1400から要求を受けると、要求を受けた商品ID2130と同一の値を組として持つ契約内容記入処理3230を契約内容記入処理リスト4130から検索して返信するものとする。以後本処理の説明において、単に契約内容記入処理3230と記載した場合は、記憶装置1420に記憶した契約内容記入処理3230を指すものとする。
【0095】
処理ステップ30095において契約内容記入処理3230のハッシュ値の計算をする。処理ステップ30100において、前処理ステップで計算したハッシュ値と契約データ内の契約内容記入処理のハッシュ値2185の値が一致するかを判別し、一致する場合は処理矢印を処理ステップ30105に移し、一致しない場合は処理矢印を30150に移す。
【0096】
処理ステップ30105において、契約データ2240に付与された契約者の署名2241および被契約者の署名2242がともに正当な署名であるかをそれぞれ契約者の公開鍵2170と被契約者の公開鍵2270を用いて検証し、正しいと判断した場合は処理矢印を処理ステップ30110に移し、そうでない場合は処理矢印を処理ステップ30150に移す。
【0097】
処理ステップ30110において、契約データ2240が有効である旨を出力する。出力は例えば「契約データは有効です」という文字列を出力する。処理ステップ30115において、契約データ2240内の契約内容2160を出力する。
【0098】
処理ステップ30120において、処理ステップ30130においてなされるループにおいて未処理の説明データ2150を説明データ記憶領域5110から検索し、説明データ2150の説明内容2151を出力する。説明内容2151の出力は、説明データ受信処理3210の処理ステップ13130において、説明内容2151の出力と同様に、型2231に応じて本体2232を、文字列、画像、音声、動画像として出力する。処理ステップ30130において、説明データ記憶領域5110に記憶してある全ての説明データ2150の出力が完了したかを判別し、完了した場合は処理矢印を30140に移し、完了していない場合は処理矢印を30120に移す。
【0099】
処理ステップ30140において、契約内容記入処理3230を出力し検証処理3310を終了する。契約内容記入処理3230の出力は、例えば契約内容記入処理3230のプログラムリストを表示する。処理ステップ30150において、契約データ2240が無効である旨を出力し検証処理3310を終了する。出力は例えば「契約データは無効です」といった文字列を出力する。
【0100】
さらに、説明データに付与された当事者の双方又は片方の署名と契約データに付与された当事者の双方又は片方の署名とを対応づけて管理してもよい。これにより、説明内容を提示した者を検証することができる。例えば、説明データに付与された契約者の署名と契約データに付与された契約者の署名とを比較し、両者に所定の対応関係があれば契約者が説明内応を作成又は同意したことを証明することができる。
【0101】
また、説明内容のやりとりを被契約者1200と契約者システム1100との間で行い、契約の締結を契約者システム1100で行ってもよい。この場合、被契約者システム1200は、説明データ受信処理3210を実行し、契約者システム1100は、商品リスト送信処理3110、交渉ID送信処理3120、説明データ送信処理3130、説明データ受信確認処理3140、契約内容記入処理送信処理3150、契約内容送信処理3160、契約データ署名処理、契約データ受信処理3180、契約開始処理3220、契約内応記入処理3230、契約データ作成署名処理3240を実行する。例えば、契約者と被契約者とが、各々のシステム(契約者システム1100、被契約者システム1200)でネットワーク1300を通じて説明内容をやりとりし、契約を取り交わす時に、被契約者が契約者へ来店等して、契約者システム1100を使用して、契約を締結する。契約者システム1100へ契約内容を入力する者は、契約者のみであってもよいし、契約者と被契約者との双方であってもよい。また、被契約者システム1200に保存された説明データを、契約を取り交わす時に契約者システム1100に取り込んでもよい。
【0102】
以下、本発明の第1の実施の形態についてまとめる。契約の前段階では、契約者システム1100と被契約者システム1200の間でやりとりされた契約の対象とする商品に関する質問又は要望、その回答、交渉内容等の説明内容が、契約者システム1100および被契約者システム1200内に説明データ2150として保存される。契約段階では、契約内容2160に関する全て又は一部の説明データ2150を契約データ2240に対応づける。また契約内容の記入に用いた契約内容記入処理3230を契約データ2240に対応づける。さらに契約データ2240に対応づけた説明データ2150、契約内容記入処理3230に対して、契約者システム1100および被契約者システム1200で署名を付与し、それぞれのシステムで契約データ2240を保存する。
【0103】
尚、被契約者システム1200が行う処理(処理処理12100)及び契約者システム1100が行う処理(処理12200)の双方又は片方を、契約者システム1200(処理装置1130)及び被契約者システム1200(処理装置1230)の双方又は片方に実行させるためのプログラムは、記録媒体(例えば、フロッピーディスク、ハードディスク、メモリーカード、メモリースティック、MO、PD、CD-ROM、CD-R/RW、DVD−ROM、DVD−RAM、サーバ)に記録して、契約者又は被契約者の双方又は片方に提供してもよい。被契約者システム1200が行う処理(処理処理12100)を、被契約者システム1200(処理装置1230)に実行させるためのプログラムを記録した記録媒体は、契約者から被契約者に提供してもよい。
【0104】
また、被契約者システム1200が行う処理(処理処理12100)及び契約者システム1100が行う処理(処理12200)の双方又は片方を、契約者システム1200(処理装置1130)及び被契約者システム1200(処理装置1230)の双方又は片方に実行させるためのプログラムは、ネットワークを通じて、契約者又は被契約者の双方又は片方に提供してもよい。この場合、記録媒体に記録したプログラムを読み出して、プログラム送信装置を用いて、読み出されたプログラムをネットワーク上に送信するのが好ましい。被契約者システム1200が行う処理(処理処理12100)を、被契約者システム1200(処理装置1230)に実行させるためのプログラムは、契約者から被契約者にネットワークを通じて提供してもよい。
【0105】
上記本発明の第1の実施の形態によれば、説明データに固有の固有データを用いて説明内容と契約内容とを対応づけるため、当事者間で契約に関し係争が生じた場合に契約当初の説明内容を特定することができ、当事者の一方の契約違反により当事者の他方に生じる損害を低減するという効果を奏する。よって、ネットワークを利用して商品又はサービスの提供に関する契約を締結する場合には、電子商取引における契約の安全性を向上するという効果を奏する。被契約者の契約違反により契約者に生じる損害を低減できる場合もあれば、契約者の契約違反により被契約者に生じる損害を低減できる場合もある。特に、説明内容が契約内容に反映されない場合に効果的である。
【0106】
さらに、上記本発明の第1の実施の形態によれば、説明内容に対し当事者の双方又は片方の署名を付与することにより、当事者の双方又は片方による説明内容の偽造、又は第三者の説明内容の偽造を防止することができ、契約の安全性を向上するという効果を奏する。
【0107】
さらに、上記本発明の第1の実施の形態によれば、当事者の双方が別々に説明内容と契約内容とを対応づけて管理し、又は公正な第三差が説明内容と契約内容とを対応づけることにより、説明内容の物的証拠としての信憑性を向上するという効果を奏する。
【0108】
さらに、上記本発明の第1の実施の形態によれば、記入処理プログラムに固有のプログラム固有データ(例えば、記入処理プログラムそのもの、記入処理プログラムのハッシュ値)を用いて契約内容と記入処理プログラムとを対応づけるため、契約内容を記入するのに用いた記入処理プログラムを特定することができると共に、さらに、記入処理プログラムに対し記入処理プログラムを作成した者の署名を付与するため、記入処理プログラムを作成した者を特定することができ、当事者間で契約に関し係争が生じた場合に記入処理プログラムを検証することができ、記入処理プログラムの不正を防止し、契約の安全性を向上するという効果を奏する。
【0109】
次に、本発明の第2の実施の形態について図面を用いて説明する。
【0110】
第2の実施の形態を実現するシステム構成を図20に示す。図1に示す第1の実施の形態のシステム構成との違いは、契約者システム1100の記憶装置1110に契約内容表示テンプレートリスト4140を持つことである。契約内容表示テンプレートリスト4140の詳細は後述する。
【0111】
次に図21を用いて、契約者システム1100および被契約者システム1200で実行される各々の処理の間でやりとりされるデータを示す。図2に示す第1の実施の形態との違いは、まず契約内容送信処理3160から契約内容記入処理3230に返信する場合に(矢印12450)、契約内容2160の他に契約内容表示テンプレート2190が返信されることである。契約内容表示テンプレート2190の詳細は後述する。また契約内容記入処理3230から契約データ作成署名処理3240への送信する場合に(矢印12530)、契約内容2160の他に契約内容表示テンプレート2190が送信される。
【0112】
第2の実施の形態では、契約内容記入処理3230、契約内容送信処理3160、契約データ作成署名処理3240、契約データ署名処理3170以外の処理については、第1の実施の形態と同じ処理を行う。以下、上記4つの処理の詳細について述べる。
【0113】
図22のフローチャートを用いて契約内容記入処理3230について説明する。図7に示す第1の実施の形態における契約内容記入処理3230との違いは、処理ステップ16020が処理ステップ32020に、処理ステップ16030が処理ステップ32030に、処理ステップ16070が処理ステップ32070に変更してある点である。変更内容は、それぞれの処理ステップにおいて送信又は受信するデータが、契約内容2160に契約内容表示テンプレート2190を加えた点である。
【0114】
次に図23のフローチャートを用いて契約内容送信処理3160について説明する。図8に示す第1の実施の形態における契約内容送信処理3160との違いは、処理ステップ17050を処理ステップ33050に変更し、処理ステップ17040と処理ステップ33050の間に処理ステップ33045を挿入した点である。処理ステップ33045において、処理ステップ17010で受信した商品ID2130と一致する商品ID2130と対をなす契約内容表示テンプレート2190を契約内容表示テンプレートリスト4140から検索する。契約内容表示テンプレートリストは、図28に示すように、商品ID2130と契約内容表示テンプレート2190との組み合わせを管理するテーブルであるのが好ましい。商品ID2130をキーとして、契約内容表示テンプレート2190が検索できる。処理ステップ33050と処理ステップ17050との違いは、処理ステップ17050では送信するデータが契約内容2160だったのに対して、処理ステップ33050では契約内容2160と契約内容表示テンプレート2190を送信する点である。
【0115】
次に図24のフローチャートを用いて契約データ作成署名処理3240の変更点について説明する。図9に示す第1の実施形態の契約データ作成署名処理3240との違いは、処理ステップ18020が処理ステップ34020に、処理ステップ18030が処理ステップ34030に、処理ステップ18060が処理ステップ34060に、処理ステップ18090が処理ステップ34090に、処理ステップ18100が処理ステップ34100に置き換え、処理ステップ34020と処理ステップ34030の間に、処理ステップ34022、処理ステップ34024、処理ステップ34026、処理ステップ34028を挿入した点である。処理ステップ34020と処理ステップ18020との違いは、処理ステップ18020では受信するデータが契約内容2160であるのに対して、処理ステップ34020では受信するデータが契約内容2160と契約内容表示テンプレート2190である点である。契約内容表示テンプレート2190とは、契約内容2160を被契約者システム1200の出力装置1250で出力可能な契約内容表示データに変換するためのデータ(又はプログラム)である。例えば、契約内容表示データは、一連の文字の並びのみで表現されるプレーンテキストデータである。契約内容表示テンプレート2190は、図26に示すように、文字の並びであるテキストデータ2195の中に空欄2197を挿入して構成される。空欄2197は、単数でもよいし、複数でもよい。また、空欄2197には項目名2161が割り当てられる。処理ステップ34022において、契約内容表示テンプレート2190と契約内容2160から契約内容表示データを作成する。この作成方法は、空欄2197に割り当てられた項目名2161と合致する項目名2161を持つ値2163を、図17に示す契約内容2160から検索し、検索した値2163を契約内容表示テンプレート2190内の空欄2197の組み込まれていた位置に挿入する。処理ステップ34024において、処理ステップ34022で作成した契約内容表示データを、被契約者システム1200の出力装置1250を用いて出力する。処理ステップ24026において、被契約者システム1200の入力装置1240を用いて、被契約者からの契約データ2240に対して署名を付与してよいかの入力を受ける。処理ステップ24028において、処理ステップ24026で署名してよいと入力をうけた場合には、処理ステップ34030を実行する。処理ステップ24026で署名してよいとの入力を受けない場合には、契約データ作成署名処理3240を終了する。処理ステップ34030と処理ステップ18030の違いは、処理ステップ34030では、契約データ2240に契約内容2160のかわりに前期契約内容表示データを含んでも良い点である。処理ステップ34060と処理ステップ18060の違いは、処理ステップ18060では、契約データ2240に契約内容記入処理のハッシュ値2185を挿入したのに対して、処理ステップ34060では、契約内容表示テンプレート2190を挿入する点である。よって、契約データ2240は、図27に示すように、契約内容記入処理のハッシュ値2185ではなく契約内容表示テンプレート2190を組み込む。なお、契約データ2240には契約内容表示テンプレート2190を直接組込むのではなく、そのハッシュ値を組込んでも良い。処理ステップ34090および処理ステップ34100における変更は、契約データ2240の変更を受けて、署名を付与あるいは検証する対象から契約内容記入処理のハッシュ値2185を削除し、契約内容表示テンプレート2190を追加した点である。
【0116】
次に図25のフローチャートを用いて契約データ署名処理3170の変更点について説明する。図10に示す第1の実施形態の契約データ署名処理3170との違いは、処理ステップ19060を処理ステップ35060に、処理ステップ19070を処理ステップ35070に、処理ステップ19080を処理ステップ35080に変更した点である。処理ステップ35060と処理ステップ19060の違いは、処理ステップ19060では、契約内容記入処理リスト4130から契約内容記入処理3230を検索して契約内容記入処理のハッシュ値2185を計算したのに対して、処理ステップ35060では、契約内容表示テンプレートリスト4140から契約内容表示テンプレート2190を検索し、ハッシュの計算は行わない点である。処理ステップ35070と処理ステップ19070の違いは、処理ステップ19070では、契約内容記入処理のハッシュ値2185の比較を行ったのに対して、処理ステップ35070では、契約内容表示テンプレート2190の比較を行う。処理ステップ35080と、処理ステップ19080の違いは、処理ステップ19080では署名を付与する対象に契約内容記入処理のハッシュ値2185が含まれていたのに対して、処理ステップ35080では、契約内容記入処理のハッシュ値2185は含まず契約内容表示テンプレート2190を含む点である。
【0117】
以下、第2の実施の形態についてまとめる。第2の実施の形態の特徴は、契約データ作成署名処理3240で、契約内容2160を外部に出力し、署名を行うかの入力を受けた上で契約データ2240に対して署名を行う点である。さらに契約内容2160を表示するために用いる契約内容表示テンプレート2190を契約データ2240に対応づけて契約者システム1100および被契約者システム1200による署名対象とすることで、契約内容表示テンプレート2190に問題があったあるいはなかったことの証拠化を可能とする。
【0118】
上記本発明の第2の実施の形態によれば、上記第1の実施の形態が有する効果に加え、以下の効果を有する。即ち、上記本発明の第2の実施の形態によれば、契約内容と契約内容表示テンプレートとを対応づけて管理することにより、契約内容を表示するのに用いた契約内容表示テンプレートを特定することができると共に、契約内容表示プログラムに対し契約内容表示プログラムを作成した者の署名を付与することにより、契約内容表示プログラムを作成した者を特定することができ、当事者間で契約に関し係争が生じた場合に契約内容表示テンプレートを検証することができ、契約内容表示テンプレートの不正を防止し、契約の安全性を向上するという効果を奏する。
【0119】
尚、本発明の技術的思想は、上記本発明の第1の実施の形態の実施態様又は上記第2の実施の形態の実施態様に限定されるものではない。
【0120】
【発明の効果】
本発明によれば、契約当初の説明内容を特定することができるため、契約に関わる当事者の一方の契約違反により当事者の他方に生じる損害を低減できるという効果を奏する。
【0121】
又は、本発明によれば、電子契約書に契約内容を記入するための記入処理プログラムの不正を防止し、契約の安全性を向上するという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】システム構成を示した図
【図2】各処理間で送受信するメッセージおよびデータを示した図
【図3】説明データ受信処理のフローチャートを示した図
【図4】説明データ送信処理のフローチャートを示した図
【図5】契約開始処理のフローチャートを示した図
【図6】契約内容記入処理送信処理のフローチャートを示した図
【図7】契約内容記入処理のフローチャートを示した図
【図8】契約内容送信処理のフローチャートを示した図
【図9】契約データ作成署名処理のフローチャートを示した図
【図10】契約データ署名処理のフローチャートを示した図
【図11】商品リストの構造を示した図
【図12】契約内容リストの構造を示した図
【図13】契約内容記入処理リストの構造を示した図
【図14】説明データ記憶領域の構造を示した図
【図15】説明データの構造を示した図
【図16】契約データの構造を示した図
【図17】契約内容の構造を示した図
【図18】契約内容(有価証券)の構造を示した図
【図19】交渉IDの構造を示した図
【図20】第2の実施の形態におけるシステム構成を示した図
【図21】第2の実施の形態における各処理間で送受信するメッセージおよびデータを示した図
【図22】第2の実施の形態における契約内容記入処理のフローチャートを示した図
【図23】第2の実施の形態における契約内容送信処理のフローチャートを示した図
【図24】第2の実施の形態における契約データ作成署名処理のフローチャートを示した図
【図25】第2の実施の形態における契約データ署名処理のフローチャートを示した図
【図26】契約内容表示テンプレートの構造を示した図
【図27】契約データの構造を示した図
【図28】契約内容表示テンプレートリストの構造を示した図
【図29】検証システムのシステム構成を示した図
【図30】検証処理のフローチャートを示した図
【図31】契約データ記憶領域の構造を示した図
【符号の説明】
1100…契約者システム、1110,1210…記憶装置、1120,1220…通信装置、1130,1230…処理装置、1140,1240…入力装置、1150,1250…出力装置、1160,1260…バス、1200…被契約者システム、1300…ネットワーク。

Claims (20)

  1. 処理装置と記憶装置を備えた契約者システムと処理装置と記憶装置を備えた被契約者システムとの2者間で実行される、商品又はサービスの提供に関して電子的に契約を取り交わす契約方法であって、
    契約前の交渉の際に、前記契約者システムの処理装置が、交渉毎に定められその交渉に係る契約者と被契約者と商品又はサービスに結び付けられた交渉IDを前記被契約者システムへ送信した後に、商品又はサービス又は契約者に関する説明内容を特定する説明データであって前記契約者システムの処理装置又は前記被契約者システムの処理装置によって追加・改竄可能な説明データを前記被契約者システムへ送信し、
    前記交渉の際に、前記被契約者システムの処理装置が、前記契約者システムから受信された前記交渉IDと前記説明データを前記被契約者システムの記憶装置に格納し、前記交渉IDと前記説明データを前記契約者システムへ送信し、
    前記交渉の際に、前記契約者システムの処理装置が、前記被契約者システムから受信された前記交渉IDと前記説明データを前記契約者システムの記憶装置に格納し、
    契約の際に、前記契約者システムの処理装置が、交渉IDを前記被契約者システムへ送信し、商品又はサービスのIDを前記被契約者システムから受信し、商品又はサービスごとに契約内容を記憶する記憶装置から、受信された前記商品又はサービスのIDに対応する契約内容を検索し、検索された前記契約内容の項目のうち契約者の入力項目に対する入力を契約者システムの入力装置で受け、前記契約者システムの入力装置で受けた入力を前記契約者の入力項目に書き込み、前記契約者の入力項目が書き込まれた契約内容を前記被契約者システムへ送信し、
    前記契約の際に、前記被契約者システムの処理装置が、前記契約内容を前記契約者システムから受信し、受信された前記契約内容の項目のうち被契約者の入力項目に対する入力を被契約者システムの入力装置で受け、前記被契約者システムの入力装置で受けた入力を前記被契約者の入力項目に書き込み、前記契約者の入力項目および前記被契約者の入力項目が書き込まれた契約内容を組み込んで契約データを生成し、前記契約者システムから受信された交渉IDに合致する交渉IDに対応する説明データを前記被契約者システムの記憶装置内から検索し、検索された前記説明データを前記契約データに挿入し、前記説明データを含む契約データを前記交渉IDと共に前記契約者システムへ送信し、
    前記契約の際に、前記契約者システムの処理装置が、前記契約者システムの記憶装置内を検索して前記被契約者システムから受信された交渉IDに合致する交渉IDに対応する説明データであって当該説明データに合致する説明データが前記被契約者システムから受信された契約データ内に残っているか否かを判別されていない説明データが前記契約者システムの記憶装置内に残っているか否かを判別し、前記被契約者システムから受信された交渉IDに合致する交渉IDに対応する説明データであって当該説明データに合致する説明データが前記被契約者システムから受信された契約データ内に残っているか否かを判別されていない説明データが前記契約者システムの記憶装置内に残っている場合に、前記被契約者システムから受信された交渉IDに合致する交渉IDに対応する説明データであって当該説明データに合致する説明データが前記被契約者システムから受信された契約データ内に残っているか否かを判別されていない説明データと合致する説明データが前記被契約者システムから受信された契約データ内に残っているか否かを判別し、前記被契約者システムから受信された交渉 ID に合致する交渉 ID に対応する説明データであって当該説明データに合致する説明データが前記被契約者システムから受信された契約データ内に残っているか否かを判別されていない説明データと合致する説明データが前記被契約者システムから受信された契約データ内に残っている場合に、前記被契約者システムから受信された交渉 ID に合致する交渉 ID に対応する説明データであって当該説明データに合致する説明データが前記被契約者システムから受信された契約データ内に残っているか否かを判別されていない説明データが前記契約者システムの記憶装置内に残っているか否かの判別および前記被契約者システムから受信された交渉 ID に合致する交渉 ID に対応する説明データであって当該説明 データに合致する説明データが前記被契約者システムから受信された契約データ内に残っているか否かを判別されていない説明データと合致する説明データが前記被契約者システムから受信された契約データ内に残っているか否かの判別を繰り返し、前記被契約者システムから受信された交渉IDに合致する交渉IDに対応する説明データであって当該説明データに合致する説明データが前記被契約者システムから受信された契約データ内に残っているか否かを判別されていない説明データが前記契約者システムの記憶装置内に残っていない場合に、当該説明データに合致する説明データが前記被契約者システムから受信された契約データ内に残っているか否かを判別されていない説明データが前記被契約者システムから受信された契約データ内に残っているか否かを判別し、当該説明データに合致する説明データが前記被契約者システムから受信された契約データ内に残っているか否かを判別されていない説明データが前記被契約者システムから受信された契約データ内に残っていない場合に、前記契約データに対して契約者の電子署名を施し、前記契約者の電子署名を付した契約データを前記被契約者システムへ送信し、
    前記契約の際に、前記被契約者システムの処理装置が、前記契約者システムから受信された前記契約データに前記契約者の電子署名が付されているか否かを判別し、前記契約者システムから受信された前記契約データに前記契約者の電子署名が付されている場合に、前記契約者システムから受信された前記契約データに対して前記被契約者の電子署名を施し、前記被契約者の電子署名を付した契約データを前記契約者システムへ送信する契約方法。
  2. 前記契約の際に、前記契約者システムの処理装置が、前記交渉IDを前記被契約者システムへ送信した後に、前記契約者システムの記憶装置内に記憶された、契約内容を記入するための記入処理プログラムを前記被契約者システムへ送信し、
    前記契約の際に、前記被契約者システムの処理装置が、前記契約者システムから受信された記入処理プログラムに契約者の署名が付されているか否かを判別し、前記契約者システムから受信された記入処理プログラムに前記契約者の署名が付されている場合に、前記契約者システムから受信された記入処理プログラムを用いて前記契約データを生成し、前記契約データの生成に用いた記入処理プログラムを特定する特定データを前記契約データに組み込み、前記特定データ及び前記説明データを含む契約データを前記交渉IDと共に前記契約者システムへ送信し、
    前記契約の際に、前記契約者システムの処理装置が、前記契約データ内の特定データを用いて前記契約データの生成に用いた記入処理プログラムと前記契約者システムの記憶装置内の記入処理プログラムとが一致するか否かを比較・判別し、前記契約データの生成に用いた記入処理プログラムと前記契約者システムの記憶装置内の記入処理プログラムとが一致する場合に、前記契約データに対して契約者の電子署名を施す請求項1に記載の契約方法。
  3. 前記契約の際に、前記契約者システムの処理装置が、前記交渉IDを前記被契約者システムへ送信した後に、契約者側の契約内容を前記被契約者システムへ送信し、
    前記契約の際に、前記被契約者システムの処理装置が、前記契約者システムから受信された記入処理プログラムを用いて前記契約者の入力項目が書き込まれたの契約内容と被契約者側の入力項目が書き込まれた契約内容を記入した契約データを生成する請求項2に記載の契約方法。
  4. 前記契約の際に、前記契約者システムの処理装置が、前記契約データの生成に用いた記入処理プログラムと前記契約者システムの記憶装置内の記入処理プログラムとが一致しない場合に、前記契約データに対して契約者の電子署名を施さずに、前記契約データを前記被契約者システムへ送信する請求項2又は3に記載の契約方法。
  5. 前記契約の際に、前記被契約者システムの処理装置が、前記被契約者システムの記憶装置内を検索して前記契約者システムから受信された交渉IDに合致する交渉IDに対応する説明データであって契約データに未挿入の説明データが前記被契約者システムの記憶装置内に残っているか否かを判別し、前記契約者システムから受信された交渉IDに合致する交渉IDに対応する説明データであって契約データに未挿入の説明データが前記被契約者システムの記憶装置内に残っている場合に、前記契約者システムから受信された交渉IDに合致する交渉IDに対応する説明データであって前記契約データに未挿入の説明データを契約データに挿入し、
    前記契約の際に、前記契約者システムの処理装置が、前記被契約者システムから受信された交渉IDに合致する交渉IDに対応する説明データであって当該説明データに合致する説明データが前記被契約者システムから受信された契約データ内に残っているか否かを判別されていない説明データと合致する説明データが前記被契約者システムから受信された契約データ内に残っていない場合、又は、前記当該説明データに合致する説明データが前記被契約者システムから受信された契約データ内に残っているか否かを判別されていない説明データが前記被契約者システムから受信された契約データ内に残っている場合に、前記契約データに対して契約者の電子署名を施さずに、前記契約データを前記被契約者システムへ送信する請求項1から4の何れかに記載の契約方法。
  6. 処理装置と記憶装置を備え、被契約者システムに接続された契約者システム上で実行される、商品又はサービスの提供に関して前記被契約者システムと2者間で電子的に契約を取り交わす契約方法であって、
    契約前の交渉の際に、前記処理装置が、交渉毎に定められその交渉に係る契約者と被契約者と商品又はサービスに結び付けられた交渉IDを前記被契約者システムへ送信した後に、商品又はサービス又は契約者に関する説明内容を特定する説明データであって前記処理装置又は前記被契約者システムによって追加・改竄可能な説明データを前記被契約者システムへ送信し、前記説明データを受信した被契約者システムが前記交渉IDと前記説明データを前記被契約者システムに格納して前記交渉IDと前記説明データを当該契約者システムへ送信した場合に、前記被契約者システムから受信された前記交渉IDと前記説明データを前記記憶装置に格納し、
    契約の際に、前記処理装置が、交渉IDを前記被契約者システムへ送信し、商品又はサービスのIDを前記被契約者システムから受信し、商品又はサービスごとに契約内容を記憶する記憶装置から、受信された前記商品又はサービスのIDに対応する契約内容を検索し、検索された前記契約内容の項目のうち契約者の入力項目に対する入力を契約者システムの入力装置で受け、前記契約者システムの入力装置で受けた入力を前記契約者の入力項目に書き込み、前記契約者の入力項目が書き込まれた契約内容を前記被契約者システムへ送信し、
    前記契約の際に、前記処理装置が、前記被契約者システムによって、生成された前記説明データを含む契約データと前記交渉IDとを前記被契約者システムから受信し、前記記憶装置内を検索して前記被契約者システムから受信された交渉IDに合致する交渉IDに対応する説明データであって当該説明データに合致する説明データが前記被契約者システムから受信された契約データ内に残っているか否かを判別されていない説明データが前記記憶装置内に残っているか否かを判別し、前記被契約者システムから受信された交渉IDに合致する交渉IDに対応する説明データであって当該説明データに合致する説明データが前記被契約者システムから受信された契約データ内に残っているか否かを判別されていない説明データが前記記憶装置内に残っている場合に、前記被契約者システムから受信された交渉IDに合致する交渉IDに対応する説明データであって当該説明データに合致する説明データが前記被契約者システムから受信された契約データ内に残っているか否かを判別されていない説明データと合致する説明データが前記被契約者システムから受信された契約データ内に残っているか否かを判別し、前記被契約者システムから受信された交渉 ID に合致する交渉 ID に対応する説明データであって当該説明データに合致する説明データが前記被契約者システムから受信された契約データ内に残っているか否かを判別されていない説明データ と合致する説明データが前記被契約者システムから受信された契約データ内に残っている場合に、前記被契約者システムから受信された交渉 ID に合致する交渉 ID に対応する説明データであって当該説明データに合致する説明データが前記被契約者システムから受信された契約データ内に残っているか否かを判別されていない説明データが前記記憶装置内に残っているか否かの判別および前記被契約者システムから受信された交渉 ID に合致する交渉 ID に対応する説明データであって当該説明データに合致する説明データが前記被契約者システムから受信された契約データ内に残っているか否かを判別されていない説明データと合致する説明データが前記被契約者システムから受信された契約データ内に残っているか否かの判別を繰り返し、前記被契約者システムから受信された交渉IDに合致する交渉IDに対応する説明データであって当該説明データに合致する説明データが前記被契約者システムから受信された契約データ内に残っているか否かを判別されていない説明データが前記記憶装置内に残っていない場合に、当該説明データに合致する説明データが前記被契約者システムから受信された契約データ内に残っているか否かを判別されていない説明データが前記被契約者システムから受信された契約データ内に残っているか否かを判別し、前記当該説明データに合致する説明データが前記被契約者システムから受信された契約データ内に残っているか否かを判別されていない説明データが前記被契約者システムから受信された契約データ内に残っていない場合に、前記契約データに対して契約者の電子署名を施し、前記契約者の電子署名を付した契約データを前記被契約者システムへ送信し、
    前記契約内容を受信した被契約者システムは、受信された前記契約内容の項目のうち被契約者の入力項目に対する入力を被契約者システムの入力装置で受け、前記被契約者システムの入力装置で受けた入力を前記被契約者の入力項目に書き込み、前記契約者の入力項目および前記被契約者の入力項目が書き込まれた契約内容を組み込んで契約データを生成し、前記処理装置から受信された交渉 ID に合致する交渉 ID に対応する説明データを前記契約データに挿入し、
    前記契約データを受信した被契約者システムは、前記処理装置から受信された前記契約データに前記契約者の電子署名が付されているか否かを判別し、前記処理装置から受信された前記契約データに前記契約者の電子署名が付されている場合に、前記処理装置から受信された前記契約データに対して前記被契約者の電子署名を施し、前記被契約者の電子署名を付した契約データを当該契約者システムへ送信する契約方法。
  7. 前記契約の際に、前記処理装置が、前記交渉IDを前記被契約者システムへ送信した後に、前記記憶装置内に記憶された、契約内容を記入するための記入処理プログラムを前記被契約者システムへ送信し、
    前記契約の際に、前記処理装置が、前記処理装置から受信された記入処理プログラムに契約者の署名が付されている場合に前記被契約者システムによって前記記入処理プログラムを用いて生成された契約データであってその契約データの生成に用いた記入処理プログラムを特定する特定データ及び前記説明データを含む契約データを前記被契約者システムから受信し、前記契約データ内の特定データを用いて前記契約データの生成に用いた記入処理プログラムと前記記憶装置内の記入処理プログラムとが一致するか否かを比較・判別し、前記契約データの生成に用いた記入処理プログラムと前記記憶装置内の記入処理プログラムとが一致する場合に、前記契約データに対して契約者の電子署名を施す請求項6に記載の契約方法。
  8. 前記契約の際に、前記処理装置が、前記交渉IDを前記被契約者システムへ送信した後に、契約者側の契約内容を前記被契約者システムへ送信し、
    前記契約の際に、前記処理装置が、前記被契約者システムによって前記記入処理プログラムを用いて前記契約者側の契約内容と被契約者側の契約内容を記入された契約データであってその契約データの生成に用いた記入処理プログラムを特定する特定データ及び前記説明データを含む契約データを前記被契約者システムから受信する請求項7に記載の契約方法。
  9. 前記契約の際に、前記処理装置が、前記契約データの生成に用いた記入処理プログラムと前記記憶装置内の記入処理プログラムとが一致しない場合に、前記契約データに対して契約者の電子署名を施さずに、前記契約データを前記被契約者システムへ送信する請求項7又は8に記載の契約方法。
  10. 前記契約の際に、前記処理装置が、前記被契約者システムから受信された交渉IDに合致する交渉IDに対応する説明データであって当該説明データに合致する説明データが前記被契約者システムから受信された契約データ内に残っているか否かを判別されていない説明データと合致する説明データが前記被契約者システムから受信された契約データ内に残っていない場合、又は、前記当該説明データに合致する説明データが前記被契約者システムから受信された契約データ内に残っているか否かを判別されていない説明データが前記被契約者システムから受信された契約データ内に残っている場合に、前記契約データに対して契約者の電子署名を施さずに、前記契約データを前記被契約者システムへ送信する請求項6から9の何れかに記載の契約方法。
  11. 処理装置と記憶装置を備え、被契約者システムに接続され、商品又はサービスの提供に関して前記被契約者システムと2者間で電子的に契約を取り交わす契約者システムであって、
    前記処理装置は、
    契約前の交渉の際に、交渉毎に定められその交渉に係る契約者と被契約者と商品又はサービスに結び付けられた交渉IDを前記被契約者システムへ送信した後に、商品又はサービス又は契約者に関する説明内容を特定する説明データであって前記処理装置又は前記被契約者システムによって追加・改竄可能な説明データを前記被契約者システムへ送信し、前記説明データを受信した被契約者システムが前記交渉IDと前記説明データを前記被契約者システムに格納して前記交渉IDと前記説明データを当該契約者システムへ送信した場合に、前記被契約者システムから受信された前記交渉IDと前記説明データを前記記憶装置に格納する第1の手段と、
    契約の際に、前記交渉IDを前記被契約者システムへ送信し、商品又はサービスのIDを前記被契約者システムから受信し、商品又はサービスごとに契約内容を記憶する記憶装置から、受信された前記商品又はサービスのIDに対応する契約内容を検索し、検索された前記契約内容の項目のうち契約者の入力項目に対する入力を契約者システムの入力装置で受け、前記契約者システムの入力装置で受けた入力を前記契約者の入力項目に書き込み、前記契約者の入力項目が書き込まれた契約内容を前記被契約者システムへ送信する第2の手段と、
    前記契約の際に、前記被契約者システムによって生成された前記説明データを含む契約データと前記交渉IDとを前記被契約者システムから受信し、前記記憶装置内を検索して前記被契約者システムから受信された交渉IDに合致する交渉IDに対応する説明データであって当該説明データに合致する説明データが前記被契約者システムから受信された契約データ内に残っているか否かを判別されていない説明データが前記記憶装置内に残っているか否かを判別し、前記被契約者システムから受信された交渉IDに合致する交渉IDに対応する説明データであって当該説明データに合致する説明データが前記被契約者システムから受信された契約データ内に残っているか否かを判別されていない説明データが前記記憶装置内に残っている場合に、前記被契約者システムから受信された交渉IDに合致する交渉IDに対応する説明データであって当該説明データに合致する説明データが前記被契約者システムから受信された契約データ内に残っているか否かを判別されていない説明データと合致する説明データが前記被契約者システムから受信された契約データ内に残っているか否かを判別し、前記被契約者システムから受信された交渉 ID に合致する交渉 ID に対応する説明データであって当該説明データに合致する説明データが前記被契約者システムから受信された契約データ内に残っているか否かを判別されていない説明データと合致する説明デー タが前記被契約者システムから受信された契約データ内に残っている場合に、前記被契約者システムから受信された交渉 ID に合致する交渉 ID に対応する説明データであって当該説明データに合致する説明データが前記被契約者システムから受信された契約データ内に残っているか否かを判別されていない説明データが前記記憶装置内に残っているか否かの判別および前記被契約者システムから受信された交渉 ID に合致する交渉 ID に対応する説明データであって当該説明データに合致する説明データが前記被契約者システムから受信された契約データ内に残っているか否かを判別されていない説明データと合致する説明データが前記被契約者システムから受信された契約データ内に残っているか否かの判別を繰り返し、前記被契約者システムから受信された交渉IDに合致する交渉IDに対応する説明データであって当該説明データに合致する説明データが前記被契約者システムから受信された契約データ内に残っているか否かを判別されていない説明データが前記記憶装置内に残っていない場合に、当該説明データに合致する説明データが前記被契約者システムから受信された契約データ内に残っているか否かを判別されていない説明データが前記被契約者システムから受信された契約データ内に残っているか否かを判別し、前記当該説明データに合致する説明データが前記被契約者システムから受信された契約データ内に残っているか否かを判別されていない説明データが前記被契約者システムから受信された契約データ内に残っていない場合に、前記契約データに対して契約者の電子署名を施し、前記契約者の電子署名を付した契約データを前記被契約者システムへ送信する第3の手段とを備え、
    前記契約内容を受信した被契約者システムは、受信された前記契約内容の項目のうち被契約者の入力項目に対する入力を被契約者システムの入力装置で受け、前記被契約者システムの入力装置で受けた入力を前記被契約者の入力項目に書き込み、前記契約者の入力項目および前記被契約者の入力項目が書き込まれた契約内容を組み込んで契約データを生成し、前記処理装置から受信された交渉 ID に合致する交渉 ID に対応する説明データを前記契約データに挿入し、
    前記契約データを受信した被契約者システムは、前記処理装置から受信された前記契約データに前記契約者の電子署名が付されているか否かを判別し、前記処理装置から受信された前記契約データに前記契約者の電子署名が付されている場合に、前記処理装置から受信された前記契約データに対して前記被契約者の電子署名を施し、前記被契約者の電子署名を付した契約データを当該契約者システムへ送信する契約者システム。
  12. 前記処理装置は、前記契約の際に、前記交渉IDを前記被契約者システムへ送信した後に、前記記憶装置内に記憶された、契約内容を記入するための記入処理プログラムを前記被契約者システムへ送信する第4の手段を備え、
    前記第3の手段は、前記契約の際に、前記処理装置から受信された記入処理プログラムに契約者の署名が付されている場合に前記被契約者システムによって前記記入処理プログラムを用いて生成された契約データであってその契約データの生成に用いた記入処理プログラムを特定する特定データ及び前記説明データを含む契約データを前記被契約者システムから受信し、前記契約データ内の特定データを用いて前記契約データの生成に用いた記入処理プログラムと前記記憶装置内の記入処理プログラムとが一致するか否かを比較・判別し、前記契約データの生成に用いた記入処理プログラムと前記記憶装置内の記入処理プログラムとが一致する場合に、前記契約データに対して契約者の電子署名を施す請求項11に記載の契約者システム。
  13. 前記処理装置は、前記契約の際に、前記交渉IDを前記被契約者システムへ送信した後に、契約者側の契約内容を前記被契約者システムへ送信する第5の手段を備え、
    前記第3の手段は、前記契約の際に、前記被契約者システムによって前記記入処理プログラムを用いて前記契約者側の契約内容と被契約者側の契約内容を記入された契約データであってその契約データの生成に用いた記入処理プログラムを特定する特定データ及び前記説明データを含む契約データを前記被契約者システムから受信する請求項12に記載の契約者システム。
  14. 前記第3の手段は、前記契約の際に、前記契約データの生成に用いた記入処理プログラムと前記記憶装置内の記入処理プログラムとが一致しない場合に、前記契約データに対して契約者の電子署名を施さずに、前記契約データを前記被契約者システムへ送信する請求項12又は13に記載の契約者システム。
  15. 前記第3の手段は、前記契約の際に、前記被契約者システムから受信された交渉IDに合致する交渉IDに対応する説明データであって当該説明データに合致する説明データが前記被契約者システムから受信された契約データ内に残っているか否かを判別されていない説明データと合致する説明データが前記被契約者システムから受信された契約データ内に残っていない場合、又は、前記当該説明データに合致する説明データが前記被契約者システムから受信された契約データ内に残っているか否かを判別されていない説明データが前記被契約者システムから受信された契約データ内に残っている場合に、前記契約データに対して契約者の電子署名を施さずに、前記契約データを前記被契約者システムへ送信する請求項11から14の何れかに記載の契約者システム。
  16. 商品又はサービスの提供に関して被契約者システムと2者間で電子的に契約を取り交わすための手順を、処理装置と記憶装置を備え、前記被契約者システムに接続された契約者システムに実行させるためのプログラムを記録した記録媒体であって、
    契約前の交渉の際に、前記処理装置に、交渉毎に定められその交渉に係る契約者と被契約者と商品又はサービスに結び付けられた交渉IDを前記被契約者システムへ送信した後に、商品又はサービス又は契約者に関する説明内容を特定する説明データであって前記処理装置又は前記被契約者システムによって追加・改竄可能な説明データを前記被契約者システムへ送信し、前記説明データを受信した被契約者システムが前記交渉IDと前記説明データを前記被契約者システムに格納して前記交渉IDと前記説明データを当該契約者システムへ送信した場合に、前記被契約者システムから受信された前記交渉IDと前記説明データを前記記憶装置に格納する手順を実行させ、
    契約の際に、前記処理装置に、交渉IDを前記被契約者システムへ送信し、商品又はサービスのIDを前記被契約者システムから受信し、商品又はサービスごとに契約内容を記憶する記憶装置から、受信された前記商品又はサービスのIDに対応する契約内容を検索し、検索された前記契約内容の項目のうち契約者の入力項目に対する入力を契約者システムの入力装置で受け、前記契約者システムの入力装置で受けた入力を前記契約者の入力項目に書き込み、前記契約者の入力項目が書き込まれた契約内容を前記被契約者システムへ送信する手順を実行させ、
    前記契約の際に、前記処理装置に、前記被契約者システムによって生成された前記説明データを含む契約データと前記交渉IDとを前記被契約者システムから受信し、前記記憶装置内を検索して前記被契約者システムから受信された交渉IDに合致する交渉IDに対応する説明データであって当該説明データに合致する説明データが前記被契約者システムから受信された契約データ内に残っているか否かを判別されていない説明データが前記記憶装置内に残っているか否かを判別し、前記被契約者システムから受信された交渉IDに合致する交渉IDに対応する説明データであって当該説明データに合致する説明データが前記被契約者システムから受信された契約データ内に残っているか否かを判別されていない説明データが前記記憶装置内に残っている場合に、前記被契約者システムから受信された交渉IDに合致する交渉IDに対応する説明データであって当該説明データに合致する説明データが前記被契約者システムから受信された契約データ内に残っているか否かを判別されていない説明データと合致する説明データが前記被契約者システムから受信された契約データ内に残っているか否かを判別し、前記被契約者システムから受信された交渉 ID に合致する交渉 ID に対応する説明データであって当該説明データに合致する説明データが前記被契約者システムから受信された契約データ内に残っているか否かを判別されていない説明データと合致する説明データが前記被契約者システムから受信された契約データ内に残っている場 合に、前記被契約者システムから受信された交渉 ID に合致する交渉 ID に対応する説明データであって当該説明データに合致する説明データが前記被契約者システムから受信された契約データ内に残っているか否かを判別されていない説明データが前記記憶装置内に残っているか否かの判別および前記被契約者システムから受信された交渉 ID に合致する交渉 ID に対応する説明データであって当該説明データに合致する説明データが前記被契約者システムから受信された契約データ内に残っているか否かを判別されていない説明データと合致する説明データが前記被契約者システムから受信された契約データ内に残っているか否かの判別を繰り返し、前記被契約者システムから受信された交渉IDに合致する交渉IDに対応する説明データであって当該説明データに合致する説明データが前記被契約者システムから受信された契約データ内に残っているか否かを判別されていない説明データが前記記憶装置内に残っていない場合に、当該説明データに合致する説明データが前記被契約者システムから受信された契約データ内に残っているか否かを判別されていない説明データが前記被契約者システムから受信された契約データ内に残っているか否かを判別し、前記当該説明データに合致する説明データが前記被契約者システムから受信された契約データ内に残っているか否かを判別されていない説明データが前記被契約者システムから受信された契約データ内に残っていない場合に、前記契約データに対して契約者の電子署名を施し、前記契約者の電子署名を付した契約データを前記被契約者システムへ送信する手順を実行させるためのプログラムを記録し、
    前記契約内容を受信した被契約者システムは、受信された前記契約内容の項目のうち被契約者の入力項目に対する入力を被契約者システムの入力装置で受け、前記被契約者システムの入力装置で受けた入力を前記被契約者の入力項目に書き込み、前記契約者の入力項目および前記被契約者の入力項目が書き込まれた契約内容を組み込んで契約データを生成し、前記処理装置から受信された交渉 ID に合致する交渉 ID に対応する説明データを前記契約データに挿入し、
    前記契約データを受信した被契約者システムは、前記処理装置から受信された前記契約データに前記契約者の電子署名が付されているか否かを判別し、前記処理装置から受信された前記契約データに前記契約者の電子署名が付されている場合に、前記処理装置から受信された前記契約データに対して前記被契約者の電子署名を施し、前記被契約者の電子署名を付した契約データを当該契約者システムへ送信する記録媒体。
  17. 前記契約の際に、前記処理装置に、前記交渉IDを前記被契約者システムへ送信した後に、前記記憶装置内に記憶された、契約内容を記入するための記入処理プログラムを前記被契約者システムへ送信する手順を実行させ、
    前記契約の際に、前記処理装置に、前記処理装置から受信された記入処理プログラムに契約者の署名が付されている場合に前記被契約者システムによって前記記入処理プログラムを用いて生成された契約データであってその契約データの生成に用いた記入処理プログラムを特定する特定データ及び前記説明データを含む契約データを前記被契約者システムから受信し、前記契約データ内の特定データを用いて前記契約データの生成に用いた記入処理プログラムと前記記憶装置内の記入処理プログラムとが一致するか否かを比較・判別し、前記契約データの生成に用いた記入処理プログラムと前記記憶装置内の記入処理プログラムとが一致する場合に、前記契約データに対して契約者の電子署名を施す手順を実行させるためのプログラムを記録した請求項16に記載の記録媒体。
  18. 前記契約の際に、前記処理装置に、前記交渉IDを前記被契約者システムへ送信した後に、契約者側の契約内容を前記被契約者システムへ送信する手順を実行させ、
    前記契約の際に、前記処理装置に、前記被契約者システムによって前記記入処理プログラムを用いて前記契約者側の契約内容と被契約者側の契約内容を記入された契約データであってその契約データの生成に用いた記入処理プログラムを特定する特定データ及び前記説明データを含む契約データを前記被契約者システムから受信する手順を実行させるためのプログラムを記録した請求項17に記載の記録媒体。
  19. 前記契約の際に、前記処理装置に、前記契約データの生成に用いた記入処理プログラムと前記記憶装置内の記入処理プログラムとが一致しない場合に、前記契約データに対して契約者の電子署名を施さずに、前記契約データを前記被契約者システムへ送信する手順を実行させるためのプログラムを記録した請求項17又は18に記載の記録媒体。
  20. 前記契約の際に、前記処理装置に、前記被契約者システムから受信された交渉IDに合致する交渉IDに対応する説明データであって当該説明データに合致する説明データが前記被契約者システムから受信された契約データ内に残っているか否かを判別されていない説明データと合致する説明データが前記被契約者システムから受信された契約データ内に残っていない場合、又は、前記当該説明データに合致する説明データが前記被契約者システムから受信された契約データ内に残っているか否かを判別されていない説明データが前記被契約者システムから受信された契約データ内に残っている場合に、前記契約データに対して契約者の電子署名を施さずに、前記契約データを前記被契約者システムへ送信する手順を実行させるためのプログラムを記録した請求項16から19の何れかに記載の記録媒体。
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