JP4134316B2 - バイオマス資源等を利用した複合型メタン発酵炭化方法およびシステム - Google Patents

バイオマス資源等を利用した複合型メタン発酵炭化方法およびシステム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、植物、畜産物、魚介類またはそれらの廃棄物、あるいは生ゴミや畜産物の糞などの汚物を含むバイオマス資源を段階的に処理して、残渣を生じることなく、メタンガス、炭化物、水素ガスを効率よく生成・回収するバイオマス資源等を利用した複合型メタン発酵炭化方法およびシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、バイオマス資源からメタン(CH)ガスを発生させて回収する手段として、図1に示すようなメタン発酵設備20がある。
【0003】
しかしながら、かかるメタン発酵装置20は、投入したバイオマスの約90%が残渣として排出され、その残渣を処理する方法が重大な問題となっている。
【0004】
すなわち、現在の残渣処理方法としては、ストーカー炉やロータリーキルン流動床炉などの処理施設21で溶融処理をしているが、エネルギーを無駄にしてしまい、効率よくエネルギーを回収できるものではなく、加えて、設備も大型化する必要があった。
【0005】
また、メタン発酵装置20のみの稼動であると、メタン発酵が生じる温度に加熱・保持するための熱源として、高コストである灯油、重油、天然ガスあるいは電気などを用いる必要があった。
【0006】
加えて、重油を使用した場合には、窒素酸化物、硫黄酸化物、二酸化炭素などの好ましくないガスが発生し、これらのガスは、地球温暖化の原因となるため好ましくない。
【0007】
さらに、メタン発酵装置20で生成されてガスホルダ22に回収されたガス中には、メタンガスだけでなく、アンモニアや硫化水素のような有害ガスも含まれており、これらの有害ガスを処理するため、有害ガス除去装置23を設けて、メタンガスと有害ガスを分離して、メタンガスのみをガス発電設備24等に有効利用し、アンモニアや硫化水素のような有害ガスは無害化するための処理を施してから廃棄処分されていた。
【0008】
しかしながら、従来では、これらの有害ガスを硫化アンモニア肥料に改質して使用したり、アンモニアを過酸化窒素にし、大規模な設備で窒素に分解してから廃棄処分をしていたため、処理コストの増大を招いていた。
【0009】
また、低温炭化装置においても、原料であるバイオマス資源を投入しても、40%程度の残渣が発生し、20〜30%の炭化物と30%前後のメタンガスを回収し、残渣は前述したのと同様な溶融処理を行っており、加えて、単独での稼動なため、燃料を購入する必要があり、ランニングコストが高くなるという問題を抱えていた。
【0010】
さらに、高温炭化設備においては、バイオマス資源を投入してもメタンガスは発生せず、水素ガスのみしか回収できず、結果として効率よくエネルギー資源を有効に回収できず、必要なエネルギー資源を得るためには大規模な設備にする必要があった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、植物、畜産物、魚介類またはそれらの廃棄物、あるいは生ゴミや畜産物の糞などの汚物を含むバイオマス資源を段階的に処理して、残渣を生じることなく、メタンガス、炭化物、水素ガスを効率よく生成・回収するバイオマス資源等を利用した複合型メタン発酵炭化方法およびシステムを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の複合型メタン発酵炭化方法は、植物、畜産物、魚介類またはそれらの廃棄物、あるいは生ゴミや畜産物の糞などの汚物を含むバイオマス資源を80〜100℃に加熱し、生成したメタンガスを含む生成ガスを回収するメタン発酵工程と、メタン発酵工程で生成した残渣を140〜280℃に加熱し、生成した炭化物およびメタンガスを含む生成ガスを回収する低温炭化工程と、低温炭化工程で生成した残渣を300〜580℃に加熱し、生成した炭化物および高濃度水素ガスを回収する高温炭化工程とを具えることにある。
【0013】
また、本発明の複合型メタン発酵炭化システムは、植物、畜産物、魚介類またはそれらの廃棄物、あるいは生ゴミや畜産物の糞などの汚物を含むバイオマス資源を80〜100℃に加熱し、メタンガスを含む生成ガスおよび残渣を生成し、生成ガスを回収するメタン発酵装置と、メタン発酵装置で生成した残渣を140〜280℃に加熱し、炭化物、メタンガスを含む生成ガスおよび残渣を生成し、生成した炭化物と生成ガスを回収する低温炭化装置と、低温炭化装置で生成した残渣を300〜580℃に加熱し、生成した炭化物および高濃度水素ガスを回収する高温炭化装置とを具えることにある。
【0014】
加えて、上記複合型メタン発酵炭化システムは、(1)メタン発酵装置で生成した生成ガス中のメタンガスを利用して発電を行う発電手段をさらに具え、この発電手段によって生じた電力を、各装置に供給すること、(2)メタン発酵装置で生成した生成ガス中のメタンガスを、低温炭化装置および/または高温炭化装置の炭化用燃料ガスとして利用すること、または(3)これら(1)および(2)の双方を具備することが好ましい。
【0015】
さらに、上記複合型メタン発酵炭化システムは、高温炭化装置で生成した高濃度水素ガスを利用する水素燃料電池をさらに具えることが好ましい。
【0016】
さらにまた、上記複合型メタン発酵炭化システムは、メタン発酵装置や低温炭化装置で生成される生成ガス中に含まれるアンモニアおよび硫化水素を熱分解して水素ガスを回収するガス変換装置をさらに具えることが好ましく、アンモニアは184℃以上に加熱することによって熱分解し、硫化水素は、1100℃以上に加熱することによって熱分解すること、および/または、硫化水素およびアンモニアの熱分解は、過熱水蒸気を用いて行うことがより好適である。
【0017】
加えて、高温炭化装置で残渣が生成される場合には、この残渣を高温溶融して無害化する溶融炉をさらに具えることが好ましく、また、前記溶融炉で生成した高温ガスや排熱は、各装置の熱源やガス燃料として利用することがより好適である。
【0018】
さらに、高温炭化装置の排熱を利用してメタン発酵装置で生成した残渣を乾燥させて、残渣中の水分を蒸発させることが好ましい。
【0019】
【発明の実施の形態】
本発明に従う複合型メタン発酵炭化システムを図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の代表的な複合型メタン発酵炭化システムのフローチャートを示したものである。
【0020】
本発明の複合型メタン発酵炭化システム1は、主に、メタン発酵装置2と、低温炭化装置3と、高温炭化装置4とを具えている。
【0021】
メタン発酵装置2は、植物、畜産物、魚介類またはそれらの廃棄物、あるいは生ゴミや畜産物の糞などの汚物を含むバイオマス資源を利用し、このバイオマス資源を80〜100℃に加熱し、メタンガスを含む生成ガスを生成する装置である。メタン発酵装置2で生成されるメタンガスを含む生成ガスは、投入したバイオマス資源全体の5%程度であり、回収されてガスホルダ5に送られ、残りの95%は残渣であり、かかる残渣は、後工程の低温炭化装置3のバイオマス資源(原料)として使用するため、メタン発酵装置2の処理では、残渣は全く生じない。
【0022】
ガスホルダ5に送られた生成ガスは、ガス変換装置7で、メタン(CH4)ガスと、アンモニア(NH3)ガスおよび硫化水素(H2S)ガスとを分離した上で、メタンガスは、例えば、ガス発電設備8の燃料ガスとして利用し、かかるガス発電設備8の発電で得られる電力を、低温炭化装置3、高温炭化装置4、後述する炭化生成装置9等の各装置に供給すれば、大幅なエネルギーコストの削減が期待できる。また、メタンガスは、低温炭化装置3や高温炭化装置4における炭化用の燃料ガスとして利用することができ、この場合には、新たな燃料ガスの消費量を削減することができる。さらに、図1に示すように、ガスホルダ5に送られた生成ガスを、炭化用の燃料ガスとして低温炭化装置3等を用いてもよい。
【0023】
また、ガス変換装置7で分離されたアンモニア(NH3)ガスおよび硫化水素(H2S)ガスについては、その後、図示しない方法で、アンモニアは184℃以上に加熱することによって窒素ガスと水素ガスに熱分解して無害化し、硫化水素は、1100℃以上に加熱することによって、硫黄(粉末)と水素ガスに熱分解して無害化し、熱分解した水素ガスは、例えば、図1に示すような水素燃料電池12に有効利用すればよく、また、硫黄は、例えば鉄や非鉄の精錬中のS成分の調整に利用することができる。
【0024】
また、硫化水素およびアンモニアの熱分解は、過熱水蒸気を熱源として用いて行うことが好ましい。過熱水蒸気の原料となる水は、燃料ガスを用いた場合のような環境汚染物質を生成する恐れがなく、また、高温化でも扱いやすい物質であるからである。
【0025】
低温炭化装置3は、メタン発酵装置2で生成した残渣を原料として用い、かかる残渣は、必要に応じて、乾燥装置6で、180℃以上、好適には180〜200℃の温度で水分を蒸発させて乾燥させてから、140〜280℃に加熱し、炭化物、メタンガスを含む生成ガスおよび残渣を生成する装置である。
【0026】
低温炭化装置3で生成されるメタンガスを含む生成ガスは、回収されてガスホルダ10に送られ、ガスホルダ10に送られた生成ガスは、ガス変換装置11で、メタン(CH4)ガスと、アンモニア(NH3)ガスおよび硫化水素(H2S)ガスとを分離した上で、メタンガスは、例えば、ガス発電設備8の燃料ガスとして利用し、かかるガス発電設備8の発電で得られる電力を、この低温炭化装置3自体の利用する場合の他、高温炭化装置4、後述する炭化生成装置9等の各装置に供給すれば、大幅なエネルギーコストの削減が期待できる。また、メタンガスは、この低温炭化装置3自体の他、高温炭化装置4における炭化用の燃料ガスとして利用することができ、この場合には、新たな燃料ガスの消費量を削減することができる。
【0027】
加えて、ガス変換装置11で分離されたアンモニア(NH3)ガスおよび硫化水素(H2S)ガスについては、上述したガス変換装置7と同様に処理することができる。
【0028】
なお、低温炭化装置3で炭化しきれなかったバイオマス資源は、残渣となるが、この発明では、この残渣を高温炭化装置4のバイオマス資源(原料)として使用するため、低温炭化装置3の処理では、残渣は全く生じない。
【0029】
高温炭化装置4は、低温炭化装置3で生成した残渣を、300〜580℃に加熱し、炭化物および高濃度水素ガス(具体的には40%以上の水素ガス)を生成する装置であり、残渣はほとんど生じない。しかしながら、高温炭化装置で残渣が生成される場合には、図示しない溶融炉、例えば残渣を1000℃以上で高温溶融させる還元ガス化溶融炉をさらに設けて、この残渣を高温溶融して無害化することが好ましく、このように構成すれば、高温炭化装置で残渣が生成したとしても、この残渣を溶融炉で完全無害化できるので、システムとしては残渣が全く生じないことになる。
【0030】
生成した高濃度水素ガスは、ガスホルダ13に送られた後、例えば、図1に示すような水素燃料電池12に有効利用すればよい。
【0031】
加えて、高温炭化装置4で生成した排熱を、例えば図1に示すように、乾燥装置6の熱源として利用して、メタン発酵装置2で生成した残渣を乾燥させて、残渣中の水分を蒸発させることがエネルギーコストを削減する点で好ましい。
【0032】
同様に、前記溶融炉を配設する場合にも、かかる溶融炉で生成した高温ガスや排熱を、各装置の熱源やガス燃料として利用すれば、さらにより一層エネルギーコストを削減できる。
【0033】
また、低温炭化装置3および高温炭化装置4で生成される炭化物14は、炭化生成装置9で原料として用い、コークス代替燃料15を製造することができる。
【0034】
上述したところは、この発明の実施形態の一例を示したにすぎず、請求の範囲において種々の変更を加えることができる。
【0035】
【発明の効果】
この発明によれば、植物、畜産物、魚介類またはそれらの廃棄物、あるいは生ゴミや畜産物の糞などの汚物を含むバイオマス資源を段階的に処理して、残渣を生じることなく、メタンガス、炭化物、水素ガスを効率よく生成・回収するバイオマス資源等を利用した複合型メタン発酵炭化方法およびシステムの提供が可能になった。
【0036】
しかも、この発明では、バイオマス資源を段階的に適正に処理することにより、小規模設備でエネルギー(資源)を高効率で回収することができ、エネルギー(資源)を各装置内で有効利用することによって、低コストでのバイオマス資源の処理を行うことができるという顕著な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に従う代表的な複合型メタン発酵炭化システムのフローチャートを示したものである。
【図2】 従来のメタン発酵設備のみでバイオマス資源を処理したときの概略フローチャートを示したものである。
【符号の説明】
1 複合型メタン発酵炭化システム
2 メタン発酵装置
3 低温炭化装置
4 高温炭化装置
5 ガスホルダ
6 乾燥装置
7 ガス変換装置
8 ガス発電設備
9 炭化生成装置
10 ガスホルダ
11 ガス変換装置
12 水素燃料電池
13 ガスホルダ
14 炭化物
15 コークス代替燃料

Claims (11)

  1. 植物、畜産物、魚介類またはそれらの廃棄物、あるいは生ゴミや畜産物の糞などの汚物を含むバイオマス資源を80〜100℃に加熱し、生成したメタンガスを含む生成ガスを回収するメタン発酵工程と、
    メタン発酵工程で生成した残渣を140〜280℃に加熱し、生成した炭化物およびメタンガスを含む生成ガスを回収する低温炭化工程と、
    低温炭化工程で生成した残渣を300〜580℃に加熱し、生成した炭化物および高濃度水素ガスを回収する高温炭化工程と、
    を具えることを特徴とするバイオマス資源等を利用した複合型メタン発酵炭化方法。
  2. 植物、畜産物、魚介類またはそれらの廃棄物、あるいは生ゴミや畜産物の糞などの汚物を含むバイオマス資源を80〜100℃に加熱し、メタンガスを含む生成ガスおよび残渣を生成し、生成ガスを回収するメタン発酵装置と、
    メタン発酵装置で生成した残渣を140〜280℃に加熱し、炭化物、メタンガスを含む生成ガスおよび残渣を生成し、生成した炭化物と生成ガスを回収する低温炭化装置と、
    低温炭化装置で生成した残渣を300〜580℃に加熱し、生成した炭化物および高濃度水素ガスを回収する高温炭化装置と、
    を具えることを特徴とするバイオマス資源等を利用した複合型メタン発酵炭化システム。
  3. 請求項2記載の複合型メタン発酵炭化システムにおいて、
    メタン発酵装置で生成した生成ガス中のメタンガスを利用して発電を行う発電手段をさらに具え、この発電手段によって生じた電力を、各装置に供給する複合型メタン発酵炭化システム。
  4. 請求項2記載の複合型メタン発酵炭化システムにおいて、
    メタン発酵装置で生成した生成ガス中のメタンガスを、低温炭化装置および/または高温炭化装置の炭化用燃料ガスとして利用する複合型メタン発酵炭化システム。
  5. 請求項2、3または4記載の複合型メタン発酵炭化システムにおいて、
    高温炭化装置で生成した高濃度水素ガスを利用する水素燃料電池をさらに具える複合型メタン発酵炭化システム。
  6. 請求項2〜5のいずれか1項記載の複合型メタン発酵炭化システムにおいて、
    メタン発酵装置や低温炭化装置で生成される生成ガス中に含まれるアンモニアおよび硫化水素を熱分解して水素ガスを回収するガス変換装置をさらに具える複合型メタン発酵炭化システム。
  7. 請求項6記載の複合型メタン発酵炭化システムにおいて、
    アンモニアは184℃以上に加熱することによって熱分解し、硫化水素は、1100℃以上に加熱することによって熱分解する複合型メタン発酵炭化システム。
  8. 請求項6または7記載の複合型メタン発酵炭化システムにおいて、
    硫化水素およびアンモニアの熱分解は、過熱水蒸気を用いて行う複合型メタン発酵炭化システム。
  9. 請求項2〜8のいずれか1項記載の複合型メタン発酵炭化システムにおいて、
    高温炭化装置で残渣が生成される場合には、この残渣を高温溶融して無害化する溶融炉をさらに具える複合型メタン発酵炭化システム。
  10. 請求項9記載の複合型メタン発酵炭化システムにおいて、
    前記溶融炉で生成した高温ガスや排熱を、各装置の熱源やガス燃料として利用する複合型メタン発酵炭化システム。
  11. 請求項2〜10のいずれか1項記載の複合型メタン発酵炭化システムにおいて、
    高温炭化装置の排熱を利用してメタン発酵装置で生成した残渣を乾燥させて、残渣中の水分を蒸発させる複合型メタン発酵炭化システム。
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