JP4133152B2 - Method for producing copolymer latex for rubber foam - Google Patents
Method for producing copolymer latex for rubber foam Download PDFInfo
- Publication number
- JP4133152B2 JP4133152B2 JP2002269977A JP2002269977A JP4133152B2 JP 4133152 B2 JP4133152 B2 JP 4133152B2 JP 2002269977 A JP2002269977 A JP 2002269977A JP 2002269977 A JP2002269977 A JP 2002269977A JP 4133152 B2 JP4133152 B2 JP 4133152B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- copolymer latex
- parts
- weight
- solid content
- polymerization
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Polymerisation Methods In General (AREA)
- Processes Of Treating Macromolecular Substances (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は弾力性と風合いのバランスに優れたきめ細かなゴム発泡体の製造に使用される共重合体ラテックスの製造方法に関する。更に詳しくは、ゴム発泡体を製造する際の発泡工程からゲル化工程まで、きめ細かな発泡構造と発泡倍率を保ち、弾力性と風合いのバランスに優れたきめ細かなゴム発泡体を安定に効率よく生産することを可能にするゴム発泡体用共重合体ラテックスの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
共重合体ラテックスを原料にして発泡工程、ゲル化工程、加硫工程、洗浄工程、乾燥工程を経て成型されるゴム発泡体は、各種の衝撃吸収材料、遮音材料、吸音材料、油引き材料、マットレスやクッション用のスポンジ心材、化粧用パフとして各種用途に使われている。それら用途の中でも油引き材料や化粧用パフなどは耐油性が求められるため、従来からアクリロニトリルとブタジエンの共重合体ラテックスが好んで使用されてきた。特に化粧用パフの特性を改良する目的として、これまでに種々の提案、例えば特許文献1〜5などが提案されているが、発泡体を製造する際に発泡工程からゲル化工程まで、きめ細かな発泡構造と発泡倍率を安定に保って、弾力性と風合いのバランスに優れたきめ細かなゴム発泡体を安定に効率よく生産するには未だ不十分であった。
【0003】
【特許文献1】
特開平6−14811号公報
【特許文献2】
特開平6−32942号公報
【特許文献3】
特開平6−73220号公報
【特許文献4】
特開平6−73221号公報
【特許文献5】
特開平11−263846号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は弾力性と風合いのバランスに優れたきめ細かなゴム発泡体の製造に使用される共重合体ラテックスの製造方法、更には、ゴム発泡体を製造する際の発泡工程からゲル化工程まで、きめ細かな発泡構造と発泡倍率を保ち、弾力性と風合いのバランスに優れたきめ細かなゴム発泡体を安定に効率よく生産することを可能にするゴム発泡体用共重合体ラテックスの製造方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決しようとする手段】
本発明者らは、前述の諸事情に鑑み現状の問題点を解決すべく鋭意検討した結果、共重合体ラテックスに対し、ロジン石鹸と脂肪酸石鹸を特定範囲になるよう工夫することで、上記問題が解決されることを見いだし、本発明を完成するに至った。
すなわち本発明は、
脂肪族共役ジエン系単量体50〜90重量部、シアン化ビニル単量体10〜40重量部、およびそれらと共重合可能な他の単量体0〜20重量部からなる単量体を乳化重合して、共重合体ラテックスを得る乳化重合工程と、前記共重合体ラテックスを濃縮し、固形分濃度を60重量%以上にする濃縮工程と、前記共重合体ラテックス(固形分換算)100重量部に対して、固形分換算でロジン酸石鹸0.3〜3.5重量部および脂肪酸石鹸0.3〜3.5重量部を添加する添加工程とを備え、前記乳化重合工程において、前記ロジン酸石鹸および/または前記脂肪酸石鹸を添加することを特徴とする、ゴム発泡体用共重合体ラテックスの製造方法を提供するものである。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明を詳細に説明する。
本発明における脂肪族共役ジエン系単量体としては、1,3−ブタジエン、2−メチル−1,3−ブタジエン、2,3−ジメチル−1,3−ブタジエン、2−クロル−1,3−ブタジエン、置換直鎖共役ペンタジエン類、置換および側鎖共役ヘキサジエン類などが挙げられ、これらを1種または2種以上使用することができる。特に1,3−ブタジエンの使用が好ましい。
【0007】
本発明におけるシアン化ビニル単量体としては、アクリロニトリル、メタクリロニトリル、α−クロルアクリロニトリル、α−エチルアクリロニトリルなどが挙げられ、これらを1種または2種以上使用することができる。特にアクリロニトリルまたはメタクリロニトリルの使用が好ましい。
【0008】
上記単量体と共重合可能な他の単量体としては、芳香族ビニル単量体、エチレン系不飽和カルボン酸アルキルエステル単量体、ヒドロキシアルキル基を含有するエチレン系不飽和単量体、エチレン系不飽和カルボン酸単量体、エチレン系不飽和カルボン酸アミド単量体等が挙げられる。
【0009】
芳香族ビニル単量体としては、スチレン、α−メチルスチレン、メチルα−メチルスチレン、ビニルトルエンおよびジビニルベンゼン等が挙げられ、これらを1種または2種以上使用することができる。
【0010】
エチレン系不飽和カルボン酸アルキルエステル単量体としては、メチルアクリレート、メチルメタクリレート、エチルアクリレート、エチルメタクリレート、ブチルアクリレート、グリシジルメタクリレート、ジメチルフマレート、ジエチルフマレート、ジメチルマレエート、ジエチルマレエート、ジメチルイタコネート、モノメチルフマレート、モノエチルフマレート、2−エチルヘキシルアクリレート等が挙げられ、これらを1種または2種以上使用することができる。特にメチルメタクリレートやブチルアクリレートの使用が好ましい。
【0011】
ヒドロキシアルキル基を含有するエチレン系不飽和単量体としては、β−ヒドロキシエチルアクリレート、β−ヒドロキシエチルメタクリレート、ヒドロキシプロピルアクリレート、ヒドロキシプロピルメタクリレート、ヒドロキシブチルアクリレート、ヒドロキシブチルメタクリレート、3−クロロ−2−ヒドロキシプロピルメタクリレート、ジ−(エチレングリコール)マレエート、ジ−(エチレングリコール)イタコネート、2−ヒドロキシエチルマレエート、ビス(2−ヒドロキシエチル)マレエート、2−ヒドロキシエチルメチルフマレートなどが挙げられ、これらを1種または2種以上使用することができる。
【0012】
エチレン系不飽和カルボン酸単量体としては、アクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、マレイン酸、フマール酸、イタコン酸などのモノまたはジカルボン酸(無水物)が挙げられ、これらを1種または2種以上使用することができる。
【0013】
エチレン系不飽和カルボン酸アミド単量体としては、アクリルアミド、メタクリルアミド、N−メチロールアクリルアミド、N−メチロールメタクリルアミド、N,N−ジメチルアクリルアミドなどが挙げられ、これらを1種または2種以上使用することができる。
【0014】
本発明の共重合体ラテックスを構成する上記の単量体組成は、脂肪族共役ジエン系単量体50〜90重量部、シアン化ビニル系単量体10〜40重量部、およびそれらと共重合可能な他の単量体0〜20重量部であることが必要である。
【0015】
脂肪族共役ジエン系単量体が50重量部未満ではゴム発泡体の風合いが硬くなるので好ましくない。また90重量部を超えると共重合体ラテックスの固形分濃度を上げる濃縮工程で安定性が低下するので好ましくない。好ましくは55〜80重量部、更に好ましくは58〜75重量部である。
【0016】
シアン化ビニル単量体が10重量部未満では共重合体ラテックスの固形分濃度を上げる濃縮工程で安定性が低下するので好ましくない。また40重量部を超えるとゴム発泡体の風合いが硬くなるので好ましくない。好ましくは20〜40重量部、更に好ましくは25〜40重量部である。
【0017】
共重合可能な他の単量体の合計が20重量部を超えるとゴム発泡体の風合いが硬くなるので好ましくない。好ましくは0〜15重量部、さらに好ましくは0〜10重量部である。
【0018】
本発明の共重合体ラテックスに含有されるロジン石鹸とは、ロジンを水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等のアルカリまたはアンモニアで中和したロジン石鹸であり、これらを1種または2種以上用いることができる。
ロジン石鹸は共重合体ラテックス(固形分換算)100重量部に対して0.3〜3.5重量部含まれていることが必要である。
ロジン石鹸が0.3重量部未満では発泡後、ゲル化剤を添加してからゲル化が完結するまでの時間、すなわちゲル化タイムが長くなりすぎ、ゲル化する時点で発泡構造の一部が破壊され、発泡安定性が低下するのみならず、ゴム発泡体のきめの細かさが失われるため好ましくない。また、ロジン石鹸が3.5重量部を越えると共重合体ラテックス製造時、特に濃縮工程で取り扱い上の問題を生じる可能性がある。好ましくは0.5〜3.0重量部である。
【0019】
本発明の共重合体ラテックスに含有される脂肪酸石鹸とは、パルミチン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸、ステアリン酸、牛脂酸などを水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等のアルカリまたはアンモニアで中和した脂肪酸石鹸であり、これらを1種または2種以上用いることができる。これらのうち、特にオレイン酸、リノール酸、牛脂酸を原料とした脂肪酸石鹸が使い易さの点で好ましい。
脂肪酸石鹸は共重合体ラテックス(固形分換算)100重量部に対して0.3〜3.5重量部含まれていることが必要である。
脂肪酸石鹸が0.3重量部未満では発泡倍率が低下するので好ましくない。また脂肪酸石鹸が3.5重量部を越えると共重合体ラテックス製造時、特に濃縮工程で取り扱い上の問題を生じる可能性がある。好ましくは0.5〜3.0重量部である。
【0020】
上述のとおり、本発明の共重合体ラテックスに含有されるロジン石鹸と脂肪酸石鹸の量は、本発明の目的を達成するために制限されるが、その添加時期は、ロジン石鹸と脂肪酸石鹸の少なくともいずれか一方を、いわゆる乳化剤として乳化重合の開始時および/または重合反応途中で添加する。また他方は、重合反応終了後に添加してもよい。さらに、共重合体ラテックスを目標の固形分濃度60重量%以上に濃縮する工程の前後で添加してもよい。
【0021】
本発明における共重合体ラテックスは、公知の乳化重合法により製造することができ、また、これら共重合体ラテックスの重合に際しては、上記のロジン石鹸、脂肪酸石鹸およびこれら以外の乳化剤、連鎖移動剤、重合開始剤、還元剤、電解質、重合促進剤、キレート剤等、さらには炭化水素系溶剤を使用することができる。また重合に際し用いられる各単量体およびその他添加剤の添加方法については特に制限はなく、一括添加方法、分割添加方法、連続添加方法等いずれも採用できる。
なお、本発明の効果を十分に発揮させるためには共重合体ラテックスの乳化重合においてロジン石鹸、脂肪酸石鹸以外の乳化剤使用量は共重合体ラテックス(固形分換算)100重量部に対して2重量部以下に制限されることが好ましい。
【0022】
上記ロジン石鹸、脂肪酸石鹸以外の乳化剤としてはナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物のナトリウム塩、高級アルコールの硫酸エステル塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキルジフェニルエーテルスルホン酸塩、脂肪族スルホン酸塩、非イオン性界面活性剤の硫酸エステル塩等のアニオン性界面活性剤あるいはポリエチレングリコールのアルキルエステル型、アルキルフェニルエーテル型、アルキルエーテル型等のノニオン性界面活性剤が挙げられ、これらを1種又は2種以上使用することができる。特に、ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物のナトリウム塩やアルキルベンゼンスルホン酸塩が好ましい。
【0023】
本発明における共重合体ラテックスの乳化重合に使用できる連鎖移動剤としては、n−ヘキシルメルカプタン、n−オクチルメルカプタン、t−オクチルメルカプタン、n−ドデシルメルカプタン、t−ドデシルメルカプタン、n−ステアリルメルカプタン等のアルキルメルカプタン、ジメチルキサントゲンジサルファイド、ジイソプロピルキサントゲンジサルファイド等のキサントゲン化合物、α−メチルスチレンダイマー、ターピノレンや、テトラメチルチウラムジスルフィド、テトラエチルチウラムジスルフィド、テトラメチルチウラムモノスルフィド等のチウラム系化合物、2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェノール、スチレン化フェノール等のフェノール系化合物、アリルアルコール等のアリル化合物、ジクロルメタン、ジブロモメタン、四臭化炭素等のハロゲン化炭化水素化合物、α−ベンジルオキシスチレン、α−ベンジルオキシアクリロニトリル、α−ベンジルオキシアクリルアミド等のビニルエーテル、トリフェニルエタン、ペンタフェニルエタン、アクロレイン、メタアクロレイン、チオグリコール酸、チオリンゴ酸、2−エチルヘキシルチオグリコレート等が挙げられ、これらを1種または2種以上使用することができる。これらの連鎖移動剤の量は特に限定されないが、通常、単量体100重量部に対して0〜5重量部にて使用される。
【0024】
本発明における共重合体ラテックスの乳化重合に使用される重合開始剤としては、過硫酸カリウム、過硫酸ナトリウム、過硫酸アンモニウム等の水溶性重合開始剤、クメンハイドロパーオキサイド、過酸化ベンゾイル、t−ブチルハイドロパーオキサイド、アセチルパーオキサイド、ジイソプロピルベンゼンハイドロパーオキサイド、1,1,3,3−テトラメチルブチルハイドロパーオキサイド等の油溶性重合開始剤を適宜用いることができる。特に過硫酸カリウムや過硫酸ナトリウムなどの水溶性重合開始剤、クメンハイドロパーオキサイドなどの油溶性重合開始剤の使用が好ましい。
【0025】
また、反応系内に重合開始剤とともに還元剤を存在させると、性能の低下無く反応速度が促進されるので好ましい。還元剤の種類は特に限定されないが、鉄などの遷移金属を含む還元剤を使用すると一般に化粧パフの耐熱変色性能が低下すると言われているので好ましくない。遷移金属を含む還元剤を使用しても金属封止剤をラテックスに添加すれば化粧パフの耐熱変色性能は若干改良されると推測されるが、遷移金属を含む還元剤、例えば硫酸第一鉄などは使用を避けた方がよい。
本発明において好ましく用いられる還元剤の具体例としては、亜硫酸塩、亜硫酸水素塩、ピロ亜硫酸塩、亜ニチオン酸塩、ニチオン酸塩、チオ硫酸塩、また、ホルムアルデヒドスルホン酸塩、ベンズアルデヒドスルホン酸塩などの還元性スルホン酸塩、更にはL−アスコルビン酸、酒石酸、クエン酸などのカルボン酸類、更にはデキストロース、サッカロースなどの還元糖類、更にはジメチルアニリン、トリエタノールアミンなどのアミン類が挙げられる。特に亜硫酸ナトリウム、ホルムアルデヒドスルホン酸ナトリウム、L−アスコルビン酸が好ましい。
【0026】
また、重合に際して、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、オクタン、シクロヘキサン、シクロヘプタン等の飽和炭化水素、ペンテン、ヘキセン、ヘプテン、シクロペンテン、シクロヘキセン、シクロヘプテン、4−メチルシクロヘキセン、1−メチルシクロヘキセン等の不飽和炭化水素、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素などの炭化水素化合物を使用しても良い。特に、沸点が適度に低く、重合終了後に水蒸気蒸留などによって回収、再利用しやすいシクロヘキセンやトルエンが、本発明の目的とは異なるものの、環境問題の観点から好適である。
【0027】
本発明の共重合体ラテックスの固形分濃度は60重量%以上であることが必要である。60重量%未満ではゴム発泡体のきめの細かさが劣るため好ましくない。
【0028】
該共重合体ラテックスの固形分濃度を60重量%以上にするためには、乳化重合して得られた共重合体ラテックスを濃縮する方法、また得られた共重合体ラテックス粒子の一部または全部を公知の粒子肥大化法に従って、例えば平均粒子径が50nm〜200nmの共重合体ラテックスを100nm〜数ミクロンに肥大化させた後、固形分濃度が60重量%以上となるよう濃縮する方法等により調整することができるが、その調整のし易さの点から特に後者の方法が望ましい。
該共重合体ラテックスの固形分濃度が60重量%未満では化粧パフのきめが粗くなり、風合いも硬くなるため好ましくない。好ましくは63重量%、さらに好ましくは65重量%以上である。
【0029】
なお、共重合体ラテックスの粒径肥大化方法としては特に制限されないが、例えば、カルボキシル基含有共重合体粒子等の粒子径肥大化剤を添加して強制的に撹拌する方法(一般にケミカルアグロメ法と称されている)、重合途中で反応を停止させて粒子が単量体で膨潤し、相互に融着し易い状態で強制的に撹拌する方法、重合終了後の共重合体ラテックスにスチレン等の単量体やトルエン、シクロヘキセン等の溶剤を添加して、粒子がそれらで膨潤し、相互に融着し易い状態で強制的に撹拌する方法、ある温度に加温した共重合体ラテックスを一定の圧力でノズルから噴射させるなどして高せん断を与えて肥大化させる方法(以下、加温加圧肥大化法と称する)等が挙げられる。
【0030】
本発明のゴム発泡体用共重合体ラテックスは、上記の単量体組成ならびに当該共重合体ラテックスに対し、特定量の脂肪酸石鹸およびロジン石鹸を含有することが必須条件であるが、必要に応じて二種類の共重合体ラテックスをブレンドすることも可能であり、その際には最終的に得られる共重合体ラテックスの組成、脂肪酸石鹸およびロジン石鹸の含有量が本発明にて規定する範囲内となるよう調整すればよい。
【0031】
本発明の共重合体ラテックスを用いたゴム発泡体の製造方法における各工程の具体的方法には特に限定はなく、従来公知のいずれの方法も用いることができる。ゴム発泡体の製造工程は通常、加硫剤や助剤を添加する工程、発泡工程、ゲル化工程、加硫工程、水洗工程、乾燥工程の順からなる。加硫剤や助剤を添加する工程では、加硫剤、加硫促進剤、必要により老化防止剤、増粘剤、保水剤、着色剤などの助剤が適宜添加される。加硫剤は特に限定されないが、例えば硫黄やそれを乳化分散したコロイド硫黄などが使用される。加硫助剤や加硫促進剤も特に限定されないが、加硫助剤としては亜鉛華などが、加硫促進剤としては、例えば、ジエチルジチオカルバミン酸亜鉛等のジチオカルバメート系促進剤、2−メルカプトベンゾチアゾール及びその亜鉛塩、ジベンゾチアジルジスルフィド等のチアゾール系促進剤等が挙げられる。
【0032】
ゴム発泡体の製造に際して、本発明の共重合体ラテックスの固形分換算100重量部に対する前述の各薬剤の添加量にも特に限定はないが、例えば、硫黄0.3〜6重量部、亜鉛華0.5〜7重量部、加硫促進剤0.2〜4重量部の範囲が一般的である。また、その他の助剤として各種の老化防止剤、増粘剤、保水剤、着色剤などの助剤についても本発明の効果を妨げない範囲にて添加してもよい。
【0033】
ゴム発泡体の製造における発泡方法は従来公知の方法がいずれも使用でき、特に制限されない。
発泡方法としては、空気を種々の方法で混入させる強制発泡方法単独、あるいは強制発泡方法でガス発生物質を併用して使用することもできる。強制発泡装置としては、例えば、オークス発泡機、超音波発泡機等を使用できる。
【0034】
ゲル化方法も従来公知の方法がいずれも使用でき特に制限されず、オルガノポリシロキサンを使用した感熱凝固法や急激に温度低下させる冷凍凝固法等も使用できるが、本発明の共重合体ラテックスは、ゲル化剤として珪フッ化ソーダや珪フッ化カリ、チタン珪フッ化ソーダ等のフッ化珪素化合物を起泡した共重合体ラテックスに添加する常温凝固法(ダンロップ法)が最も効果的と考えられ、本発明の共重合体ラテックスはきめの細かなゴム発泡体を安定に製造するのに好適なゲル化タイムを提供することができる。
【0035】
ゲル化後の加硫工程での諸条件も特に制限はなく、100〜150℃程度の温度で10〜100分程度加硫させることにより良質のゴム発泡体が得られる。また洗浄工程や乾燥工程の諸条件も特に制限はないが、25〜60℃の水またはお湯で5〜20分間程度、攪拌しながら洗浄し、その後遠心分離法などの方法で水を切り、ゴム発泡体の風合いを保てるように40〜120℃程度の温度で乾燥する。
乾燥工程まで終了したゴム発泡体から化粧用パフ製品などの最終成型物を得るためには、ゴム発泡体を所定の厚さに切り出し、それを所定の形状に切断し、切断した側面やエッジをきめの細かな回転砥石で研磨仕上げする。
【0036】
【実施例】
以下、実施例を挙げ本発明をさらに具体的に説明するが、本発明はその要旨を超えない限り、これらの実施例に限定されるものではない。なお実施例中、割合を示す部および%は特に断りのない限り重量基準によるものである。ただし、純水と水以外は固形分あるいは有効成分の重量部または重量%を示す。また、実施例における諸物性の評価は次の方法に拠った。
【0037】
ゲル化特性の判定
共重合体ラテックスの固形分換算100部に対して加硫剤としてコロイド硫黄2部、加硫促進剤としてジエチルジチオカルバミン酸亜鉛(大内新興化学工業(株)製 ノクセラーEZ)1.5部、亜鉛華3部を添加して全体を均一に混合する。次いで、これを1400mlのところに目印ラインを入れた透明の2000ml円筒容器に200ml入れ、二軸型ハンドミキサーを用いて室温で強制撹拌して、発泡液面上部が目印ラインに到達するまで体積で7倍発泡させる。その後、珪フッ化ソーダのスラリー2部を添加し室温で30秒間撹拌を継続して成型用型枠に流し入れ、30秒間隔で発泡液面上部を指で軽く押さえて、流動しなくなったゲル化終点に到達したかどうかを判定する。珪フッ化ソーダ添加時刻からゲル化終点までの時間をゲル化時間とし、ゲル化特性の良否について下記の通り判定した。
ゲル化時間が1分以内:不可▲1▼(型流れ性が悪く、成型できない)
ゲル化時間が1分以上2分以内:可▲1▼(型流れ性が維持できる下限)
ゲル化時間が2.0分以上5.0分以内:良(型流れ性が優れ、発泡状態を維持できる)
ゲル化時間が5.0分以上5.5分以内:可▲2▼(ゲル化工程で一部破泡する可能性がある)
ゲル化時間が5.5分以上:不可▲2▼(ゲル化工程が長過ぎ、破泡する可能性が高い)
【0038】
発泡特性の評価
前述の円筒容器に共重合体ラテックスを200ml入れ、ストップウォッチをスタートすると同時に二軸型ハンドミキサーを用いて室温で強制撹拌して、発泡液面上部が目印ラインに到達するまで、つまり体積で7倍発泡させるのに要する時間をラップ計測する。7倍に発泡したら撹拌を止め、それから5分間発泡状態を肉眼で観察し、下記の通り判定した。
不可▲1▼:5分間撹拌しても発泡倍率が7倍に至らない。
不可▲2▼:撹拌開始から5分以内で発泡倍率が7倍に到達するが、撹拌を止めてから5分以内に明らかな破泡と発泡倍率の低下が認められる。
可:撹拌開始から5分以内で発泡倍率が7倍に到達する。撹拌を止めてから5分以内にわずかな破泡が認められるが、発泡倍率の低下は認められない。
良:撹拌開始から2分以上5分以内で発泡倍率が7倍に到達する。撹拌を止めてから5分以内で破泡も発泡倍率の低下も認められない。
優:撹拌開始から2分未満で発泡倍率が7倍に到達する。撹拌を止めてから5分以内で破泡も発泡倍率の低下も認められない。
【0039】
ゴム発泡体の成型
共重合体ラテックスの固形分換算100部に対して加硫剤としてコロイド硫黄2部、加硫促進剤としてジエチルジチオカルバミン酸亜鉛(大内新興化学工業(株)製 ノクセラーEZ)1.5部、亜鉛華3部を添加し、二軸型ハンドミキサーを用いて室温で強制撹拌して、前述のごとく体積で7倍発泡させる。その後、珪フッ化ソーダのスラリー2部を添加し室温で30秒間撹拌を継続して成型用型枠に流し入れ、ゲル化した後110℃の加圧スチームで40分間加硫させた。型枠から取り出したゴム発泡体を長さ方向に厚み1cmにスライスし、60℃のお湯で10分間水洗した後、70℃のオーブン中で90分乾燥しゴム発泡体成型物を得た。
【0040】
ゴム発泡体の品質評価
前述のように成型されたゴム発泡体成型物のきめの細かさや弾力性、風合いを官能的に検査して、下記の通り判定した。
不良▲1▼:発泡構造のきめが粗く、風合いが硬く、弾力が不足している。
不良▲2▼:発泡構造のきめは細かいが、風合いが硬く、弾力が不足している。
良好▲1▼:発泡構造のきめは細かいが、やや風合いが硬く、弾力がやや劣る。
良好▲2▼:風合いが柔らかく弾力性に富むが、発泡構造のきめがやや粗い。
優秀:発泡構造のきめが細かく、風合いが柔らかく、弾力性に富む。
【0041】
共重合体ラテックスの平均粒子径の測定
共重合体ラテックスを四酸化オスミウムで染色後、透過型電子顕微鏡写真を撮影して、粒子1000個の直径を計測し数平均の粒子径を求めた。
【0042】
共重合体ラテックスAの作製
耐圧性の20リットル重合反応機に、純水105部、乳化剤としてオレイン酸カリウム1.5部、ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物のナトリウム塩1部、ホルムアルデヒドスルホン酸ナトリウム0.3部、ブタジエン67部、アクリロニトリル33部、t−ドデシルメルカプタン1部、シクロヘキセン0.5部を仕込み、撹拌しながら温度を22℃に保った。次に、クメンハイドロパーオキサイド0.15部を添加して反応を開始した。次いで重合転化率が25%に達したところでオレイン酸カリウム0.3部、ホルムアルデヒドスルホン酸ナトリウム0.05部、純水2部を添加した。次いで重合転化率が50%に達したところでオレイン酸カリウム0.3部、ホルムアルデヒドスルホン酸ナトリウム0.05部、純水2部を添加した。次いで重合転化率が75%に達したところでオレイン酸カリウム0.3部、ホルムアルデヒドスルホン酸ナトリウム0.05部、純水2部を添加した。重合転化率が95%以上になった時点で重合停止剤としてジエチルヒドロキシアミンを添加して重合を終了した。次に水蒸気蒸留によって残留するブタジエンを除去して共重合体ラテックスAを得た。共重合体ラテックスAの固形分濃度は40%、平均粒子径は120nmであった。
【0043】
共重合体ラテックスBの作製
耐圧性の20リットル重合反応機に、純水110部、乳化剤としてロジン酸カリウム1.8部、ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物のナトリウム塩0.7部、ホルムアルデヒドスルホン酸ナトリウム0.3部、ブタジエン63部、アクリロニトリル37部、t−ドデシルメルカプタン0.7部、α−メチルスチレンダイマー0.2部を仕込み、撹拌しながら温度を27℃に保った。次に、クメンハイドロパーオキサイド0.12部を添加して反応を開始した。次いで重合転化率が25%に達したところでロジン酸カリウム0.2部、ホルムアルデヒドスルホン酸ナトリウム0.05部、純水2部を添加した。次いで重合転化率が50%に達したところでロジン酸カリウム0.2部、ホルムアルデヒドスルホン酸ナトリウム0.05部、純水2部を添加した。次いで重合転化率が75%に達したところでロジン酸カリウム0.2部、ホルムアルデヒドスルホン酸ナトリウム0.05部、純水2部を添加した。重合転化率が95%以上になった時点で重合停止剤としてジエチルヒドロキシアミンを添加して重合を終了した。次に水蒸気蒸留によって残留するブタジエンを除去して共重合体ラテックスBを得た。共重合体ラテックスBの固形分濃度は39%、平均粒子径は115nmであった。
【0044】
共重合体ラテックスCの作製
耐圧性の20リットル重合反応機に、純水105部、乳化剤としてロジン酸ナトリウム1部、オレイン酸カリウム1部、ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物のナトリウム塩0.5部、ホルムアルデヒドスルホン酸ナトリウム0.3部、ブタジエン60部、アクリロニトリル35部、ブチルアクリレート5部、t−ドデシルメルカプタン1.2部を仕込み、撹拌しながら温度を15℃に保った。次に、クメンハイドロパーオキサイド0.15部を添加して反応を開始した。次いで重合転化率が25%に達したところでロジン酸ナトリウム0.2部、ホルムアルデヒドスルホン酸ナトリウム0.05部、純水2部を添加した。次いで重合転化率が50%に達したところでオレイン酸カリウム0.2部、ホルムアルデヒドスルホン酸ナトリウム0.05部、純水2部を添加した。次いで重合転化率が75%に達したところでオレイン酸カリウム0.2部、ホルムアルデヒドスルホン酸ナトリウム0.05部、純水2部を添加した。重合転化率が95%以上になった時点で重合停止剤としてジエチルヒドロキシアミンを添加して重合を終了した。次に水蒸気蒸留によって残留するブタジエンを除去して共重合体ラテックスCを得た。共重合体ラテックスCの固形分濃度は40%、平均粒子径は104nmであった。
【0045】
共重合体ラテックスDの作製
単量体とt−ドデシルメルカプタンの仕込み量をブタジエン45部、アクリロニトリル45部、メチルメチクリレート10部、t−ドデシルメルカプタン0.6部に変える以外は共重合体ラテックスCの方法と同一にして共重合体ラテックスDを得た。共重合体ラテックスDの固形分濃度は41%、平均粒子径は125nmであった。
【0046】
共重合体ラテックスEの作製
単量体とt−ドデシルメルカプタンの仕込み量をブタジエン91部、アクリロニトリル9部、t−ドデシルメルカプタン2部に変える以外は共重合体ラテックスCの方法と同一にして共重合体ラテックスEを得た。共重合体ラテックスEの固形分濃度は40%、平均粒子径は98nmであった。
【0047】
共重合体ラテックスA1の作製
共重合体ラテックスAをマントン−ゴーリン(Manton−Gaulin)ホモジナイザーを用いて、温度48℃、圧力3.3×106Paの条件の加温加圧肥大化法により粒子径肥大化処理を行った後、濃縮して共重合体ラテックスA1を得た。その固形分濃度は65%、平均粒子径は650nmであった。
【0048】
共重合体ラテックスB1の作製
共重合体ラテックスBを共重合体ラテックスA1と同一条件の加温加圧肥大化法により粒子径肥大化処理を行った後、濃縮して共重合体ラテックスB1を得た。その固形分濃度は66%、平均粒子径は700nmであった。
【0049】
共重合体ラテックスD1の作製
共重合体ラテックスDを共重合体ラテックスA1と同一条件の加温加圧肥大化法により粒子径肥大化処理を行った後、濃縮して共重合体ラテックスD1を得た。その固形分濃度は66%、平均粒子径は510nmであった。
【0050】
共重合体ラテックスE1の作製
共重合体ラテックスEを共重合体ラテックスA1と同一条件の加温加圧肥大化法により粒子径肥大化処理を行ったが、固形分濃度が58%を越えたところで共重合体ラテックスが凝集し、共重合体ラテックスE1は得られなかった。
【0051】
共重合体ラテックスA2の作製
共重合体ラテックスAの固形分換算100部に対してロジン酸カリウムを1.5部添加した後、共重合体ラテックスA1と同一条件の加温加圧肥大化法により粒子径肥大化処理を行った後、濃縮して共重合体ラテックスA2を得た。その固形分濃度は66%、平均粒子径は610nmであった。
【0052】
共重合体ラテックスB2の作製
共重合体ラテックスBの固形分換算100部に対してオレイン酸ナトリウム1.5部添加し、共重合体ラテックスA1と同一条件の加温加圧肥大化法により粒子径肥大化処理を行った後、濃縮して共重合体ラテックスB2を得た。その固形分濃度は65%、平均粒子径は560nmであった。
【0053】
共重合体ラテックスC1とC2の作製
共重合体ラテックスCを共重合体ラテックスA1と同一条件の加温加圧肥大化法により粒子径肥大化処理を行った後、濃縮して共重合体ラテックスC2を得た。その固形分濃度は67%、平均粒子径は740nmであった。また、共重合体ラテックスC2の濃縮過程の途中で共重合体ラテックスC1を得た。その固形分濃度は57%、平均粒子径は720nmであった。
【0054】
共重合体ラテックスブレンドA1/Bの作製
共重合体ラテックスA1/共重合体ラテックスBを固形分換算比で70部/30部となるようにブレンドし、濃縮して共重合体ラテックスブレンドA1/Bを得た。その固形分濃度は67%、平均粒子径は490nmであった。
【0055】
共重合体ラテックスブレンドA/B1の作製
共重合体ラテックスA/共重合体ラテックスB1を共重合体成分比で30部/70部となるようにブレンドし、濃縮して共重合体ラテックスブレンドA/B1を得た。その固形分濃度は67%、平均粒子径は540nmであった。
【0056】
上記の共重合体ラテックスA〜Eの重合処方を表1に示す。
また、濃縮後の共重合体ラテックスA1、B1、C1、D1、A2、B2、C2、A1/B、A/B1を用いて、ゲル化特性、発泡特性の評価、ゴム発泡体の品質を前述の方法に従って評価した。それらの結果を各共重合体ラテックスの単量体組成、ロジン石鹸、脂肪酸石鹸の含有量、平均粒子径、固形分濃度と共に表2に示す。
【0057】
【表1】
【0058】
【表2】
【0059】
【発明の効果】
以上のとおり、本発明は弾力性と風合いのバランスに優れたきめ細かなゴム発泡体の製造に使用される共重合体ラテックス、更には、ゴム発泡体を製造する際の発泡工程からゲル化工程まで、きめ細かな発泡構造と発泡倍率を保ち、弾力性と風合いのバランスに優れたきめ細かなゴム発泡体を安定に効率よく生産することを可能にするゴム発泡体用共重合体ラテックスを提供することができる。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a copolymer latex used for the production of a fine rubber foam having an excellent balance between elasticity and texture.Manufacturing methodAbout. In more detail, from the foaming process to the gelling process when manufacturing rubber foam, it maintains a fine foam structure and expansion ratio, and stably and efficiently produces fine rubber foam with excellent balance between elasticity and texture. Copolymer latex for rubber foam that makes it possible toManufacturing methodAbout.
[0002]
[Prior art]
Rubber foams made from copolymer latex as a raw material through foaming, gelation, vulcanization, washing, and drying processes are made of various impact absorbing materials, sound insulating materials, sound absorbing materials, oil-drawn materials, Used as a sponge core for mattresses and cushions, and as a puff for makeup. Among these applications, oil-resistant materials, cosmetic puffs, and the like are required to have oil resistance, and so far, copolymer latex of acrylonitrile and butadiene has been preferably used. In particular, various proposals such as Patent Documents 1 to 5 have been proposed so far for the purpose of improving the characteristics of cosmetic puffs. It was still insufficient to stably and efficiently produce a fine rubber foam having a stable foam structure and expansion ratio and excellent balance between elasticity and texture.
[0003]
[Patent Document 1]
JP-A-6-14811
[Patent Document 2]
JP-A-6-32942
[Patent Document 3]
JP-A-6-73220
[Patent Document 4]
JP-A-6-73221
[Patent Document 5]
Japanese Patent Laid-Open No. 11-263846
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
The present invention relates to a copolymer latex used for the production of a fine rubber foam having an excellent balance between elasticity and texture.Manufacturing methodIn addition, from the foaming process to the gelling process when manufacturing rubber foams, it maintains a fine foam structure and expansion ratio, and stably and efficiently produces fine rubber foams with excellent balance of elasticity and texture. Copolymer latex for rubber foam that makes it possible toManufacturing methodThe purpose is to provide.
[0005]
[Means to solve the problem]
As a result of intensive investigations to solve the current problems in view of the above-mentioned circumstances, the present inventors have devised the copolymer latex so that the rosin soap and the fatty acid soap are in a specific range, so that the above problem Has been found to be solved, and the present invention has been completed.
That is, the present invention
Emulsifying monomer comprising 50 to 90 parts by weight of aliphatic conjugated diene monomer, 10 to 40 parts by weight of vinyl cyanide monomer, and 0 to 20 parts by weight of other monomers copolymerizable therewith An emulsion polymerization step for obtaining a copolymer latex by polymerization, a concentration step for concentrating the copolymer latex to a solid content concentration of 60% by weight or more, and 100 weight for the copolymer latex (in terms of solid content) An addition step of adding 0.3 to 3.5 parts by weight of rosin acid soap and 0.3 to 3.5 parts by weight of fatty acid soap in terms of solid content, in the emulsion polymerization step, the rosin A method for producing a copolymer latex for rubber foam, characterized by adding acid soap and / or fatty acid soapIs to provide.
[0006]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
The present invention is described in detail below.
Examples of the aliphatic conjugated diene monomer in the present invention include 1,3-butadiene, 2-methyl-1,3-butadiene, 2,3-dimethyl-1,3-butadiene, and 2-chloro-1,3-butadiene. Examples include butadiene, substituted linear conjugated pentadienes, substituted and side chain conjugated hexadienes, and the like, and one or more of them can be used. In particular, the use of 1,3-butadiene is preferred.
[0007]
Examples of the vinyl cyanide monomer in the present invention include acrylonitrile, methacrylonitrile, α-chloroacrylonitrile, α-ethylacrylonitrile, and the like, and one or more of them can be used. In particular, the use of acrylonitrile or methacrylonitrile is preferred.
[0008]
Other monomers copolymerizable with the above monomers include aromatic vinyl monomers, ethylenically unsaturated carboxylic acid alkyl ester monomers, ethylenically unsaturated monomers containing hydroxyalkyl groups, Examples thereof include an ethylenically unsaturated carboxylic acid monomer and an ethylenically unsaturated carboxylic acid amide monomer.
[0009]
Examples of the aromatic vinyl monomer include styrene, α-methylstyrene, methyl α-methylstyrene, vinyltoluene and divinylbenzene, and these can be used alone or in combination of two or more.
[0010]
Examples of ethylenically unsaturated carboxylic acid alkyl ester monomers include methyl acrylate, methyl methacrylate, ethyl acrylate, ethyl methacrylate, butyl acrylate, glycidyl methacrylate, dimethyl fumarate, diethyl fumarate, dimethyl maleate, diethyl maleate, dimethyl itaco Nate, monomethyl fumarate, monoethyl fumarate, 2-ethylhexyl acrylate and the like can be used, and one or more of these can be used. In particular, use of methyl methacrylate or butyl acrylate is preferable.
[0011]
Examples of the ethylenically unsaturated monomer containing a hydroxyalkyl group include β-hydroxyethyl acrylate, β-hydroxyethyl methacrylate, hydroxypropyl acrylate, hydroxypropyl methacrylate, hydroxybutyl acrylate, hydroxybutyl methacrylate, 3-chloro-2- Hydroxypropyl methacrylate, di- (ethylene glycol) maleate, di- (ethylene glycol) itaconate, 2-hydroxyethyl maleate, bis (2-hydroxyethyl) maleate, 2-hydroxyethyl methyl fumarate, and the like. 1 type (s) or 2 or more types can be used.
[0012]
Examples of the ethylenically unsaturated carboxylic acid monomer include mono- or dicarboxylic acids (anhydrides) such as acrylic acid, methacrylic acid, crotonic acid, maleic acid, fumaric acid, and itaconic acid. It can be used above.
[0013]
Examples of the ethylenically unsaturated carboxylic acid amide monomer include acrylamide, methacrylamide, N-methylol acrylamide, N-methylol methacrylamide, N, N-dimethylacrylamide, and the like, and one or more of these are used. be able to.
[0014]
The above-mentioned monomer composition constituting the copolymer latex of the present invention is composed of 50 to 90 parts by weight of an aliphatic conjugated diene monomer, 10 to 40 parts by weight of a vinyl cyanide monomer, and a copolymer with them. It should be 0-20 parts by weight of other possible monomers.
[0015]
If the aliphatic conjugated diene monomer is less than 50 parts by weight, the texture of the rubber foam becomes hard, which is not preferable. On the other hand, if it exceeds 90 parts by weight, the stability is lowered in the concentration step for increasing the solid content concentration of the copolymer latex. Preferably it is 55-80 weight part, More preferably, it is 58-75 weight part.
[0016]
If the vinyl cyanide monomer is less than 10 parts by weight, the stability is lowered in the concentration step for increasing the solid content concentration of the copolymer latex. On the other hand, if it exceeds 40 parts by weight, the texture of the rubber foam becomes hard, which is not preferable. Preferably it is 20-40 weight part, More preferably, it is 25-40 weight part.
[0017]
If the total of other copolymerizable monomers exceeds 20 parts by weight, the texture of the rubber foam becomes hard, which is not preferable. Preferably it is 0-15 weight part, More preferably, it is 0-10 weight part.
[0018]
The rosin soap contained in the copolymer latex of the present invention is a rosin soap obtained by neutralizing rosin with an alkali such as lithium hydroxide, sodium hydroxide, potassium hydroxide or ammonia, and one or two of them. The above can be used.
Rosin soap is 100 parts by weight of copolymer latex (in terms of solid content)0.3-3.5It must be included in parts by weight.
Rosin soap0.3If the amount is less than parts by weight, the time from the addition of the gelling agent to the completion of gelation after foaming, that is, the gelation time becomes too long. Is not preferable because the fineness of the rubber foam is lost. Also, rosin soap3.5If the amount exceeds 50 parts by weight, handling problems may occur during the production of the copolymer latex, particularly in the concentration step. PreferablyIs 0. 5 to 3.0 parts by weight.
[0019]
The fatty acid soap contained in the copolymer latex of the present invention refers to palmitic acid, oleic acid, linoleic acid, linolenic acid, stearic acid, tallow acid, etc., alkali such as lithium hydroxide, sodium hydroxide, potassium hydroxide, etc. Fatty acid soap neutralized with ammonia, and one or more of these can be used. Of these, fatty acid soaps made from oleic acid, linoleic acid, and beef tallow acid are particularly preferred in terms of ease of use.
Fatty acid soap is 100 parts by weight of copolymer latex (in terms of solid content)0.3-3.5It must be included in parts by weight.
Fatty acid soap0.3Less than parts by weight is not preferable because the expansion ratio decreases. Fatty acid soap3.5If the amount exceeds 50 parts by weight, handling problems may occur during the production of the copolymer latex, particularly in the concentration step. PreferablyIs 0. 5 to 3.0 parts by weight.
[0020]
As described above, the amount of rosin soap and fatty acid soap contained in the copolymer latex of the present invention is limited in order to achieve the object of the present invention.At least one of rosin soap and fatty acid soap,Add as emulsifier at the start of emulsion polymerization and / or during polymerizationTo do.AlsoThe otherFurther, it may be added after completion of the polymerization reaction. Furthermore, the copolymer latex may be added before and after the step of concentrating the target solid content concentration to 60% by weight or more.
[0021]
The copolymer latex in the present invention can be produced by a known emulsion polymerization method. In the polymerization of these copolymer latexes, the above rosin soap, fatty acid soap and other emulsifiers, chain transfer agents, A polymerization initiator, a reducing agent, an electrolyte, a polymerization accelerator, a chelating agent, etc., and further a hydrocarbon solvent can be used. Moreover, there is no restriction | limiting in particular about the addition method of each monomer used at the time of superposition | polymerization, and another additive, Any of a batch addition method, a division addition method, a continuous addition method, etc. are employable.
In order to fully exhibit the effects of the present invention, the amount of emulsifiers other than rosin soap and fatty acid soap used in the emulsion polymerization of the copolymer latex is 2 weights per 100 parts by weight of the copolymer latex (in terms of solid content). It is preferable to be limited to less than or equal to parts.
[0022]
As emulsifiers other than the above rosin soap and fatty acid soap, sodium salt of naphthalene sulfonic acid formalin condensate, sulfate ester salt of higher alcohol, alkyl benzene sulfonate, alkyl diphenyl ether sulfonate, aliphatic sulfonate, nonionic surface activity Nonionic surfactants such as anionic surfactants such as sulfuric acid ester salts of polyethylene or alkyl ester type, alkyl phenyl ether type, alkyl ether type of polyethylene glycol, and the like, and one or more of these should be used Can do. In particular, sodium salt of alkylphthalene sulfonate and alkylbenzene sulfonate are preferable.
[0023]
Examples of the chain transfer agent that can be used for emulsion polymerization of the copolymer latex in the present invention include n-hexyl mercaptan, n-octyl mercaptan, t-octyl mercaptan, n-dodecyl mercaptan, t-dodecyl mercaptan, and n-stearyl mercaptan. Xanthogen compounds such as alkyl mercaptan, dimethyl xanthogen disulfide, diisopropyl xanthogen disulfide, α-methylstyrene dimer, terpinolene, and thiuram compounds such as tetramethyl thiuram disulfide, tetraethyl thiuram disulfide, tetramethyl thiuram monosulfide, 2,6- Phenolic compounds such as di-t-butyl-4-methylphenol and styrenated phenol, allyl compounds such as allyl alcohol, dichloromethane, di Lomomethane, halogenated hydrocarbon compounds such as carbon tetrabromide, vinyl ethers such as α-benzyloxystyrene, α-benzyloxyacrylonitrile, α-benzyloxyacrylamide, triphenylethane, pentaphenylethane, acrolein, methacrolein, thioglycol An acid, thiomalic acid, 2-ethylhexyl thioglycolate, etc. are mentioned, These can be used 1 type or 2 or more types. The amount of these chain transfer agents is not particularly limited, but is usually 0 to 5 parts by weight with respect to 100 parts by weight of the monomer.
[0024]
Examples of the polymerization initiator used in the emulsion polymerization of the copolymer latex in the present invention include water-soluble polymerization initiators such as potassium persulfate, sodium persulfate, and ammonium persulfate, cumene hydroperoxide, benzoyl peroxide, and t-butyl. Oil-soluble polymerization initiators such as hydroperoxide, acetyl peroxide, diisopropylbenzene hydroperoxide, 1,1,3,3-tetramethylbutyl hydroperoxide can be used as appropriate. In particular, use of water-soluble polymerization initiators such as potassium persulfate and sodium persulfate and oil-soluble polymerization initiators such as cumene hydroperoxide is preferable.
[0025]
In addition, it is preferable that a reducing agent is present together with the polymerization initiator in the reaction system because the reaction rate is accelerated without a decrease in performance. The kind of the reducing agent is not particularly limited, but it is generally not preferable to use a reducing agent containing a transition metal such as iron because the heat discoloration performance of the cosmetic puff is generally lowered. Even if a reducing agent containing a transition metal is used, it is surmised that the heat discoloration performance of the cosmetic puff is slightly improved if a metal sealant is added to the latex, but a reducing agent containing a transition metal such as ferrous sulfate It is better to avoid using.
Specific examples of the reducing agent preferably used in the present invention include sulfite, bisulfite, pyrosulfite, nitrite, nithionate, thiosulfate, formaldehyde sulfonate, benzaldehyde sulfonate, and the like. And carboxylic acids such as L-ascorbic acid, tartaric acid and citric acid, reducing sugars such as dextrose and saccharose, and amines such as dimethylaniline and triethanolamine. Particularly preferred are sodium sulfite, sodium formaldehyde sulfonate, and L-ascorbic acid.
[0026]
In the polymerization, saturated hydrocarbons such as pentane, hexane, heptane, octane, cyclohexane and cycloheptane, and unsaturated hydrocarbons such as pentene, hexene, heptene, cyclopentene, cyclohexene, cycloheptene, 4-methylcyclohexene and 1-methylcyclohexene. Hydrocarbon compounds such as aromatic hydrocarbons such as benzene, toluene and xylene may be used. In particular, cyclohexene and toluene, which have a moderately low boiling point and can be easily recovered and reused by steam distillation after the completion of polymerization, are suitable from the viewpoint of environmental problems, although they are different from the object of the present invention.
[0027]
The solid content concentration of the copolymer latex of the present invention needs to be 60% by weight or more. Less than 60% by weight is not preferable because the fineness of the rubber foam is inferior.
[0028]
In order to increase the solid content concentration of the copolymer latex to 60% by weight or more, a method of concentrating the copolymer latex obtained by emulsion polymerization, and a part or all of the obtained copolymer latex particles In accordance with a known particle enlargement method, for example, a copolymer latex having an average particle size of 50 nm to 200 nm is enlarged to 100 nm to several microns, and then concentrated to a solid content concentration of 60% by weight or more. Although it is possible to adjust, the latter method is particularly preferable from the viewpoint of easy adjustment.
If the solid content concentration of the copolymer latex is less than 60% by weight, the texture of the cosmetic puff becomes coarse and the texture becomes hard, which is not preferable. Preferably it is 63 weight%, More preferably, it is 65 weight% or more.
[0029]
The method for enlarging the particle size of the copolymer latex is not particularly limited. For example, a method of adding a particle size thickening agent such as carboxyl group-containing copolymer particles and forcibly stirring (generally chemical agglomeration). A method in which the reaction is stopped in the middle of the polymerization and the particles swell with the monomer and are forcibly stirred in a state where they are easily fused to each other. The styrene is added to the copolymer latex after the completion of the polymerization. A monomer latex such as toluene, cyclohexene, etc., and the particles are swollen with them and forcibly stirred in a state where they are easily fused to each other, a copolymer latex heated to a certain temperature Examples thereof include a method of enlarging by applying high shear by spraying from a nozzle at a constant pressure (hereinafter referred to as warming and pressure enlargement method).
[0030]
The copolymer latex for rubber foam according to the present invention is required to contain a specific amount of fatty acid soap and rosin soap with respect to the monomer composition and the copolymer latex. It is also possible to blend two types of copolymer latex, in which case the composition of the finally obtained copolymer latex, the content of fatty acid soap and rosin soap are within the range specified in the present invention. It may be adjusted so that
[0031]
The specific method of each step in the method for producing a rubber foam using the copolymer latex of the present invention is not particularly limited, and any conventionally known method can be used. The rubber foam production process usually consists of a process of adding a vulcanizing agent and an auxiliary agent, a foaming process, a gelling process, a vulcanizing process, a washing process, and a drying process. In the step of adding a vulcanizing agent and an auxiliary agent, an auxiliary agent such as a vulcanizing agent, a vulcanization accelerator, and an anti-aging agent, a thickener, a water retention agent, and a coloring agent are added as necessary. The vulcanizing agent is not particularly limited. For example, sulfur or colloidal sulfur obtained by emulsifying and dispersing it is used. Vulcanization aids and vulcanization accelerators are not particularly limited. Examples of vulcanization aids include zinc white, and examples of vulcanization accelerators include dithiocarbamate accelerators such as zinc diethyldithiocarbamate, 2-mercapto. Examples include thiazole accelerators such as benzothiazole and its zinc salt and dibenzothiazyl disulfide.
[0032]
In the production of the rubber foam, the addition amount of each of the above-mentioned agents with respect to 100 parts by weight in terms of solid content of the copolymer latex of the present invention is not particularly limited. For example, sulfur 0.3 to 6 parts by weight, zinc white A range of 0.5 to 7 parts by weight and a vulcanization accelerator of 0.2 to 4 parts by weight is common. Moreover, you may add auxiliary agents, such as various anti-aging agents, a thickener, a water retention agent, and a coloring agent, as an auxiliary agent in the range which does not prevent the effect of this invention.
[0033]
Any conventionally known method can be used as the foaming method in the production of the rubber foam, and it is not particularly limited.
As the foaming method, a forced foaming method alone in which air is mixed by various methods, or a gas generating substance can be used in combination by the forced foaming method. As the forced foaming device, for example, an Oaks foaming machine, an ultrasonic foaming machine or the like can be used.
[0034]
Any conventionally known method can be used for the gelation method and is not particularly limited, and a thermal coagulation method using an organopolysiloxane or a freezing coagulation method for rapidly lowering the temperature can also be used. It is considered that the room temperature coagulation method (Dunlop method), which is added to a copolymer latex foamed with a silicon fluoride compound such as sodium silicofluoride, potassium silicofluoride or sodium titanium silicofluoride as a gelling agent, is considered most effective. In addition, the copolymer latex of the present invention can provide a gel time suitable for stably producing a fine rubber foam.
[0035]
Various conditions in the vulcanization step after gelation are not particularly limited, and a good quality rubber foam can be obtained by vulcanization at a temperature of about 100 to 150 ° C. for about 10 to 100 minutes. There are no particular restrictions on the conditions of the washing process and drying process, but washing with water or hot water at 25 to 60 ° C. for 5 to 20 minutes with stirring, and then water is removed by a method such as a centrifugal separation method. It is dried at a temperature of about 40 to 120 ° C. so that the texture of the foam can be maintained.
In order to obtain a final molded product such as a cosmetic puff product from the rubber foam that has been finished up to the drying step, the rubber foam is cut into a predetermined thickness, cut into a predetermined shape, and the cut side surfaces and edges are cut off. Polish with a fine rotating grindstone.
[0036]
【Example】
EXAMPLES Hereinafter, although an Example is given and this invention is demonstrated more concretely, this invention is not limited to these Examples, unless the summary is exceeded. In the examples, parts and percentages indicating percentages are based on weight unless otherwise specified. However, the components other than pure water and water indicate the solid content or the weight part or weight% of the active ingredient. In addition, various physical properties in the examples were evaluated by the following methods.
[0037]
Determination of gelling properties
2 parts of colloidal sulfur as a vulcanizing agent and 1.5 parts of zinc diethyldithiocarbamate (Noxeller EZ manufactured by Ouchi Shinsei Chemical Co., Ltd.) Add 3 parts of flower and mix thoroughly. Next, 200 ml is placed in a transparent 2000 ml cylindrical container with a mark line at 1400 ml, and is forcibly stirred at room temperature using a twin-screw hand mixer. By volume until the upper part of the foam surface reaches the mark line. 7 times foam. Then, 2 parts of sodium silicofluoride slurry was added, and stirring was continued for 30 seconds at room temperature. The mixture was poured into a mold, and the upper part of the foamed liquid surface was lightly pressed with fingers at intervals of 30 seconds, and gelation stopped flowing. Determine if the end point has been reached. The time from the addition time of sodium silicofluoride to the gelation end point was defined as the gelation time, and the quality of the gelation characteristics was determined as follows.
Gelation time within 1 minute: Impossible (1) (Mold flowability is poor and cannot be molded)
Gelation time 1 minute or more and less than 2 minutes: Possible (1) (lower limit for maintaining mold flow)
Gelation time from 2.0 minutes to 5.0 minutes: good (excellent mold flow and maintain foamed state)
Gelation time: 5.0 minutes or more and 5.5 minutes or less: Possible (2) (There is a possibility that some bubbles break in the gelation process)
Gelation time of 5.5 minutes or more: Impossible (2) (The gelation process is too long and there is a high possibility of bubble breakage)
[0038]
Evaluation of foaming properties
200 ml of the copolymer latex is put into the cylindrical container described above, and the stopwatch is started and at the same time forcedly stirred at room temperature using a biaxial hand mixer until the upper part of the foam surface reaches the mark line, that is, 7 by volume. Lap time is measured for double foaming. When foaming 7 times, stirring was stopped, and then the foamed state was observed with the naked eye for 5 minutes, and judged as follows.
Impossible (1): Foaming ratio does not reach 7 times even after stirring for 5 minutes.
Impossible {circle around (2)}: The foaming ratio reaches 7 times within 5 minutes from the start of stirring, but obvious bubble breakage and a decrease in foaming ratio are observed within 5 minutes after the stirring is stopped.
Possible: The expansion ratio reaches 7 times within 5 minutes from the start of stirring. Slight bubble breakage is observed within 5 minutes after the stirring is stopped, but no reduction in the expansion ratio is observed.
Good: The expansion ratio reaches 7 times within 2 minutes to 5 minutes from the start of stirring. Within 5 minutes after the stirring is stopped, neither bubble breakage nor reduction in the expansion ratio is observed.
Excellent: The expansion ratio reaches 7 times in less than 2 minutes from the start of stirring. Within 5 minutes after the stirring is stopped, neither bubble breakage nor reduction in the expansion ratio is observed.
[0039]
Molding of rubber foam
2 parts of colloidal sulfur as a vulcanizing agent and 1.5 parts of zinc diethyldithiocarbamate (Noxeller EZ manufactured by Ouchi Shinsei Chemical Co., Ltd.) Add 3 parts of flower and force-stir at room temperature using a biaxial hand mixer to foam 7 times in volume as described above. Thereafter, 2 parts of a slurry of sodium silicofluoride was added, stirring was continued for 30 seconds at room temperature, and the mixture was poured into a mold for molding. After gelation, the slurry was vulcanized with 110 ° C. pressurized steam for 40 minutes. The rubber foam taken out from the mold was sliced to a thickness of 1 cm in the length direction, washed with hot water at 60 ° C. for 10 minutes, and then dried in an oven at 70 ° C. for 90 minutes to obtain a rubber foam molded product.
[0040]
Quality evaluation of rubber foam
The fineness, elasticity, and texture of the molded rubber foam molded product as described above were sensuously inspected and determined as follows.
Defect (1): The foamed structure is rough, the texture is hard, and the elasticity is insufficient.
Defect (2): The texture of the foam structure is fine, but the texture is hard and the elasticity is insufficient.
Good (1): The texture of the foam structure is fine, but the texture is slightly hard and the elasticity is slightly inferior.
Good (2): The texture is soft and rich in elasticity, but the texture of the foam structure is slightly rough.
Excellent: The texture of the foam structure is fine, the texture is soft, and the elasticity is high.
[0041]
Measurement of average particle size of copolymer latex
After dyeing the copolymer latex with osmium tetroxide, a transmission electron micrograph was taken, the diameter of 1000 particles was measured, and the number average particle diameter was determined.
[0042]
Preparation of copolymer latex A
In a pressure-resistant 20-liter polymerization reactor, 105 parts of pure water, 1.5 parts of potassium oleate as an emulsifier, 1 part of a sodium salt of a naphthalene sulfonic acid formalin condensate, 0.3 part of sodium formaldehyde sulfonate, 67 parts of butadiene, Acrylonitrile (33 parts), t-dodecyl mercaptan (1 part), and cyclohexene (0.5 part) were charged, and the temperature was maintained at 22 ° C. while stirring. Next, 0.15 part of cumene hydroperoxide was added to initiate the reaction. Next, when the polymerization conversion reached 25%, 0.3 part of potassium oleate, 0.05 part of sodium formaldehydesulfonate and 2 parts of pure water were added. Next, when the polymerization conversion reached 50%, 0.3 part of potassium oleate, 0.05 part of sodium formaldehydesulfonate and 2 parts of pure water were added. Next, when the polymerization conversion reached 75%, 0.3 part of potassium oleate, 0.05 part of sodium formaldehydesulfonate and 2 parts of pure water were added. When the polymerization conversion rate reached 95% or more, diethylhydroxyamine was added as a polymerization terminator to complete the polymerization. Next, residual butadiene was removed by steam distillation to obtain a copolymer latex A. The solid content concentration of the copolymer latex A was 40%, and the average particle size was 120 nm.
[0043]
Preparation of copolymer latex B
In a pressure-resistant 20-liter polymerization reactor, 110 parts of pure water, 1.8 parts of potassium rosinate as an emulsifier, 0.7 parts of sodium salt of formalin condensate of naphthalene sulfonic acid, 0.3 part of sodium formaldehyde sulfonate, 63 parts of butadiene Part, acrylonitrile 37 parts, t-dodecyl mercaptan 0.7 part, α-methylstyrene dimer 0.2 part, and the temperature was kept at 27 ° C. with stirring. Next, 0.12 parts of cumene hydroperoxide was added to initiate the reaction. Subsequently, when the polymerization conversion reached 25%, 0.2 parts of potassium rosinate, 0.05 parts of sodium formaldehydesulfonate, and 2 parts of pure water were added. Next, when the polymerization conversion reached 50%, 0.2 parts of potassium rosinate, 0.05 parts of sodium formaldehyde sulfonate and 2 parts of pure water were added. Next, when the polymerization conversion reached 75%, 0.2 parts of potassium rosinate, 0.05 parts of sodium formaldehydesulfonate, and 2 parts of pure water were added. When the polymerization conversion rate reached 95% or more, diethylhydroxyamine was added as a polymerization terminator to complete the polymerization. Next, residual butadiene was removed by steam distillation to obtain a copolymer latex B. The solid content concentration of the copolymer latex B was 39%, and the average particle size was 115 nm.
[0044]
Preparation of copolymer latex C
In a pressure-resistant 20-liter polymerization reactor, 105 parts of pure water, 1 part of sodium rosinate as an emulsifier, 1 part of potassium oleate, 0.5 part of sodium salt of formalin naphthalene sulfonate, 0.3 part of sodium formaldehyde sulfonate Parts, butadiene 60 parts, acrylonitrile 35 parts, butyl acrylate 5 parts and t-dodecyl mercaptan 1.2 parts were charged, and the temperature was maintained at 15 ° C. while stirring. Next, 0.15 part of cumene hydroperoxide was added to initiate the reaction. Next, when the polymerization conversion reached 25%, 0.2 parts of sodium rosinate, 0.05 parts of sodium formaldehyde sulfonate and 2 parts of pure water were added. Next, when the polymerization conversion reached 50%, 0.2 part of potassium oleate, 0.05 part of sodium formaldehydesulfonate and 2 parts of pure water were added. Next, when the polymerization conversion reached 75%, 0.2 part of potassium oleate, 0.05 part of sodium formaldehydesulfonate, and 2 parts of pure water were added. When the polymerization conversion rate reached 95% or more, diethylhydroxyamine was added as a polymerization terminator to complete the polymerization. Next, residual butadiene was removed by steam distillation to obtain a copolymer latex C. The solid content concentration of the copolymer latex C was 40%, and the average particle size was 104 nm.
[0045]
Preparation of copolymer latex D
The same procedure as for the copolymer latex C was used, except that the amount of monomer and t-dodecyl mercaptan was changed to 45 parts butadiene, 45 parts acrylonitrile, 10 parts methylmethacrylate, and 0.6 parts t-dodecyl mercaptan. Copolymer latex D was obtained. The solid content concentration of the copolymer latex D was 41%, and the average particle size was 125 nm.
[0046]
Preparation of copolymer latex E
A copolymer latex E was obtained in the same manner as for the copolymer latex C except that the amounts of the monomer and t-dodecyl mercaptan were changed to 91 parts of butadiene, 9 parts of acrylonitrile, and 2 parts of t-dodecyl mercaptan. The solid content concentration of the copolymer latex E was 40%, and the average particle size was 98 nm.
[0047]
Preparation of copolymer latex A1
The copolymer latex A was subjected to a temperature of 48 ° C. and a pressure of 3.3 × 10 using a Manton-Gaulin homogenizer.6After carrying out the particle diameter enlargement process by the heating pressurization enlargement method of the conditions of Pa, it concentrated and obtained copolymer latex A1. The solid content concentration was 65%, and the average particle size was 650 nm.
[0048]
Preparation of copolymer latex B1
The copolymer latex B was subjected to a particle size enlargement treatment by a heating and pressure enlargement method under the same conditions as the copolymer latex A1, and then concentrated to obtain a copolymer latex B1. The solid content concentration was 66%, and the average particle size was 700 nm.
[0049]
Preparation of copolymer latex D1
A copolymer latex D1 was obtained by subjecting the copolymer latex D to a particle size enlargement treatment by the heating and pressure enlargement method under the same conditions as the copolymer latex A1, and then concentrating. The solid content concentration was 66%, and the average particle size was 510 nm.
[0050]
Preparation of copolymer latex E1
The copolymer latex E was subjected to a particle diameter enlargement process by the heating and pressure enlargement method under the same conditions as the copolymer latex A1, but the copolymer latex aggregated when the solid content concentration exceeded 58%. Copolymer latex E1 was not obtained.
[0051]
Preparation of copolymer latex A2
After adding 1.5 parts of potassium rosinate to 100 parts in terms of solid content of the copolymer latex A, the particle diameter is enlarged by the heating and pressure enlargement method under the same conditions as the copolymer latex A1. And concentrated to obtain copolymer latex A2. The solid content concentration was 66%, and the average particle size was 610 nm.
[0052]
Preparation of copolymer latex B2
After adding 1.5 parts of sodium oleate to 100 parts in terms of solid content of copolymer latex B and subjecting it to particle diameter enlargement treatment by heating and pressure enlargement method under the same conditions as copolymer latex A1 And concentrated to obtain a copolymer latex B2. The solid content concentration was 65%, and the average particle size was 560 nm.
[0053]
Preparation of copolymer latex C1 and C2
The copolymer latex C was subjected to a particle size enlargement treatment by the heating and pressure enlargement method under the same conditions as the copolymer latex A1, and then concentrated to obtain a copolymer latex C2. The solid content concentration was 67%, and the average particle size was 740 nm. Moreover, copolymer latex C1 was obtained in the middle of the concentration process of copolymer latex C2. The solid content concentration was 57%, and the average particle size was 720 nm.
[0054]
Preparation of copolymer latex blend A1 / B
Copolymer latex A1 / copolymer latex B was blended to a solid content conversion ratio of 70 parts / 30 parts, and concentrated to obtain copolymer latex blend A1 / B. The solid content concentration was 67%, and the average particle size was 490 nm.
[0055]
Preparation of copolymer latex blend A / B1
Copolymer latex A / copolymer latex B1 was blended so that the copolymer component ratio was 30 parts / 70 parts, and concentrated to obtain copolymer latex blend A / B1. The solid content concentration was 67%, and the average particle size was 540 nm.
[0056]
Table 1 shows polymerization prescriptions of the above copolymer latexes A to E.
Moreover, the evaluation of gelation characteristics, foaming characteristics, and quality of rubber foam using the copolymer latex A1, B1, C1, D1, A2, B2, C2, A1 / B, and A / B1 after concentration are described above. Evaluation was made according to the method. The results are shown in Table 2 together with the monomer composition of each copolymer latex, the content of rosin soap and fatty acid soap, the average particle size, and the solid content concentration.
[0057]
[Table 1]
[0058]
[Table 2]
[0059]
【The invention's effect】
As described above, the present invention is a copolymer latex used for the production of a fine rubber foam excellent in the balance between elasticity and texture, and further from the foaming process to the gelation process in producing the rubber foam. It is possible to provide a rubber latex copolymer latex that enables stable and efficient production of fine rubber foam that maintains a fine foam structure and expansion ratio, and has a good balance between elasticity and texture. it can.
Claims (1)
前記共重合体ラテックスを濃縮し、固形分濃度を60重量%以上にする濃縮工程と、 Concentrating the copolymer latex to a solids concentration of 60% by weight or more;
前記共重合体ラテックス(固形分換算)100重量部に対して、固形分換算でロジン酸石鹸0.3〜3.5重量部および脂肪酸石鹸0.3〜3.5重量部を添加する添加工程とを備え、 Addition step of adding 0.3 to 3.5 parts by weight of rosin acid soap and 0.3 to 3.5 parts by weight of fatty acid soap in terms of solid content with respect to 100 parts by weight of the copolymer latex (in terms of solid content) And
前記乳化重合工程において、前記ロジン酸石鹸および/または前記脂肪酸石鹸を添加することを特徴とする、ゴム発泡体用共重合体ラテックスの製造方法。 In the emulsion polymerization step, the rosin acid soap and / or the fatty acid soap is added. A method for producing a copolymer latex for a rubber foam.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002269977A JP4133152B2 (en) | 2002-09-17 | 2002-09-17 | Method for producing copolymer latex for rubber foam |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002269977A JP4133152B2 (en) | 2002-09-17 | 2002-09-17 | Method for producing copolymer latex for rubber foam |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004107436A JP2004107436A (en) | 2004-04-08 |
JP2004107436A5 JP2004107436A5 (en) | 2005-10-27 |
JP4133152B2 true JP4133152B2 (en) | 2008-08-13 |
Family
ID=32267746
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002269977A Expired - Fee Related JP4133152B2 (en) | 2002-09-17 | 2002-09-17 | Method for producing copolymer latex for rubber foam |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4133152B2 (en) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4634002B2 (en) * | 2002-12-26 | 2011-02-16 | 日本エイアンドエル株式会社 | Copolymer latex composition for cosmetic puff |
WO2019017239A1 (en) * | 2017-07-19 | 2019-01-24 | 日本ゼオン株式会社 | Method for manufacturing foam rubber |
KR102651970B1 (en) * | 2017-07-19 | 2024-03-26 | 니폰 제온 가부시키가이샤 | How to manufacture foam rubber |
JP7283400B2 (en) * | 2018-01-31 | 2023-05-30 | 日本ゼオン株式会社 | latex for foam rubber |
JP2022169810A (en) * | 2019-09-20 | 2022-11-10 | デンカ株式会社 | Foam rubber and method for manufacturing the same, and sound absorbing material |
JP7428097B2 (en) | 2020-07-29 | 2024-02-06 | 日本ゼオン株式会社 | Method for producing latex for foam rubber and method for producing foam rubber |
CN114773729B (en) * | 2022-04-13 | 2024-04-02 | 安徽超星新材料科技有限公司 | Masterbatch for pearlescent film and preparation method thereof |
-
2002
- 2002-09-17 JP JP2002269977A patent/JP4133152B2/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2004107436A (en) | 2004-04-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4133152B2 (en) | Method for producing copolymer latex for rubber foam | |
JPWO2009145009A1 (en) | Copolymer latex composition for foam rubber, copolymer latex composition for vulcanizable foam rubber, and foam rubber | |
JP7283400B2 (en) | latex for foam rubber | |
JP3757605B2 (en) | Copolymer rubber latex for foam rubber and foam rubber | |
JP5186992B2 (en) | Copolymer latex for foam rubber, copolymer latex composition for foam rubber, and farm rubber | |
JP4634002B2 (en) | Copolymer latex composition for cosmetic puff | |
JP3132185B2 (en) | Latex for foam rubber and foam rubber | |
JP2993284B2 (en) | Latex for foam rubber and foam rubber | |
JP4741837B2 (en) | Copolymer latex for cosmetic puffs | |
US2444869A (en) | Manufacture of sponge rubber | |
JP7156283B2 (en) | How to make foam rubber | |
JP5859693B1 (en) | Foam rubber aqueous composition and foam rubber | |
JP4213438B2 (en) | Copolymer latex for cosmetic puffs | |
JP7543912B2 (en) | Latex, latex composition, molded body, and foam rubber | |
JPH0673221A (en) | Latex for foamed rubber, and foamed rubber | |
JP7156284B2 (en) | How to make foam rubber | |
JP2019183119A (en) | Copolymer latex for foam molding | |
KR102272550B1 (en) | Copolymer latex for foam molding | |
US2809173A (en) | Manufacture of foamed latex sponge containing glass fibers | |
JP2014177536A (en) | Polymer aqueous dispersoid for foam rubber | |
JP7428097B2 (en) | Method for producing latex for foam rubber and method for producing foam rubber | |
JP2004262998A (en) | Copolymer latex composition for make-up puff | |
JP3757606B2 (en) | Copolymer rubber latex for foam rubber and foam rubber | |
JP2022072840A (en) | Latex composition, foam and puff | |
JP2022153149A (en) | Latex composition, foam rubber, puff, and method for producing latex composition |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050907 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050907 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20071217 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20071225 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080221 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20080507 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20080602 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110606 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4133152 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120606 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120606 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130606 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140606 Year of fee payment: 6 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |