JP4132133B2 - Waterproofing and anticorrosion coating methods and methods for forming painted objects - Google Patents
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明はコンクリート、金属、木材等の材料からなる成形品、構造物等の基材の表面に、ポリウレア塗料からなる防水、防食塗膜を形成する防水、防食塗装方法、および塗装物の形成方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
コンクリート、金属、木材等の材料からなる成形品、構造物等の基材の表面に、防水、防食塗膜を形成するために、ポリエーテルポリアミン、芳香族ポリイソシアネート、ポリオールおよび鎖延長剤からなるポリウレア樹脂塗料を塗布し、防水、防食塗膜を形成する方法が提供されている（特開平２−１８７４１７号）。このポリウレア樹脂塗料は瞬間硬化性で湿度、温度に関係なく硬化し、厚塗り可能で機械的強度、耐薬品性、耐候性に優れる防水、防食塗膜を形成する。
【０００３】
このようなポリウレア樹脂塗料をコンクリート、金属、木材等の材料からなる成形品、構造物等の基材の表面に塗装する場合は、塗布に先立って素地調整を行って素地を、平滑化しておく必要がある。この素地調整としては、下記のケレン、ハツリ、下地修復を行った後、素地調整材を塗布する工程が行われている。素地調整材としては、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、ポリウレタン樹脂等からなるパテや、これらの樹脂を含むセメントモルタルなどが用いられている。
【０００４】
図２は従来の塗装物を示す断面図である。図２において、１は塗装物、２は基材、３は打継材層、４は素地調整材塗膜、５はプライマー層、６は防水、防食塗膜である。
従来の塗装方法は、基材２の表面をケレン、ハツリ等を行った後、打継材（プライマー）を塗布して打継材層３を形成し、その上に素地調整材を塗布して養生し、素地調整材層４を形成する。さらにその上にプライマーを塗布してプライマー層５を形成し、その上にポリウレア樹脂塗料を塗布して硬化させ防水、防食塗膜６を形成する。
【０００５】
上記の工程において、基材２の表面に存在する比較的小さい凹部７ａは素地調整材４が充填されて均一な表面が形成されるが、比較的大きい凹部７ｂには素地調整材４は入り込まず、ピンホール８が形成される。これを防止するために素地調整材を重ね塗りしてピンホール８を埋めても、内部に残った気体は防水、防食塗膜６の硬化膜の発熱により膨張して防水、防食塗膜６が破れ、ピンホール８が形成される。
【０００６】
このように従来の素地調整材は素地およびポリウレア樹脂塗膜との間に打継材およびプライマーを必要とするほか、硬化（養生）に長時間を要し、ピンホールの発生を防止するために重ね塗りが必要であり、このため一段と養生時間が長くなる。また、素地調整材の塗膜に外観上ピンホールがない場合でも、その塗膜内または素地との間に空隙部が存在する場合が多いため、この上にポリウレア樹脂により防水、防食塗膜を形成すると硬化時の発熱により内部の気体が膨張してピンホールが生成するなどの問題点がある。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の課題は、打継材およびプライマーが不要で、基材と防水、防食塗膜間に直接介在する素地調整材の塗膜を短時間に形成することができ、しかも素地調整材塗膜にピンホールを形成しないほか、その上に防水、防食塗膜を形成してもピンホールを形成しない防水、防食塗装方法、ならびに強度、耐水性、耐薬品性、耐候性、密着性に優れたピンホールのない防水、防食塗膜を有する塗装物の形成方法を提供することである。
【０００８】
【課題を解決するための手段】
本発明は次の防水、防食塗装方法および塗装物の形成方法である。
（１） 基材にブタジエン系ゴムを含有する塗料とポリイソシアネートの混合物からなる素地調整材を塗布し、ブタジエン系ゴムとポリイソシアネートの架橋反応を行って素地調整材の架橋塗膜を形成する工程、ならびに
上記素地調整材塗膜上に、ポリオール、炭素環式ポリイソシアネートおよび／またはこれらから得られるプレポリマー、ポリエーテルアミンならびに鎖延長剤を含むポリウレア樹脂塗料を塗布して防水、防食塗膜を形成する工程
を含む防水、防食塗装方法。
（２） 基材上にブタジエン系ゴムを含有する塗料とポリイソシアネートの混合物からなる素地調整材を塗布し、ブタジエン系ゴムとポリイソシアネートの架橋反応を行って素地調整材の架橋塗膜を形成する工程、ならびに
上記素地調整材塗膜上に、ポリオール、炭素環式ポリイソシアネートおよび／またはこれらから得られるプレポリマー、ポリエーテルアミンならびに鎖延長剤を含むポリウレア樹脂塗料を塗布して防水、防食塗膜を形成する工程
を含む防水、防食塗装物の形成方法。
【０００９】
本発明で防水、防食塗装を行う基材としては、コンクリート、鋼材その他の金属、木材、プラスチックなど、任意の材質からなる成形物、構造物などがあげられる。
【００１０】
本発明で素地調整材に用いるブタジエン系ゴムを含有する塗料は、低温例えば常温でポリイソシアネートと混合しても、発熱により高温になることなく、弾性を有する素地調整材塗膜を形成することが可能なゴムを含有する塗料である。ブタジエン系ゴムとしてはブタジエンの単独重合体のほか、ブタジエンと他のモノマー、例えばスチレン、イソブチレンやその他のビニル系モノマーとの共重合体が使用できる。市販の塗料コートなどが好ましく使用される。
【００１１】
本発明で用いる素地調整材はブタジエン系ゴムをポリイソシアネートと混合しても発熱が少なく、このため塗膜の内側に気泡が閉じ込められても、膨張によるピンホールの発生を生じないものである。
【００１２】
ポリイソシアネートとしては、発熱を生じることなく短時間に架橋反応を行って、強靱なゴム塗膜を形成するものが使用でき、例えばジイソシアネート、トリイソシアネート等があげられる。このようなポリイソシアネートとしては、ジフェニルメタンジイソシアネート、パラフェニレンジイソシアネート、クロロフェニルジイソシアネート、トルエンジイソシアネート、ナフタレンジイソシアネート等の芳香族ポリイソシアネート；ならびにイソホロンジイソシアネート等の脂環式ポリイソシアネートなどの炭素環式ポリイソシアネートが好ましい。
【００１３】
上記の素地調整材は上記のゴム成分、ポリイソシアネートのほか、天然ゴム粉末、ケイ砂粉末、カーボン単繊維その他の充填材、溶剤、オイル等が含まれていてもよい。これらは２液型としてもよく、また１液型としてもよい。
【００１４】
本発明で防水、防食塗膜を形成するために用いるポリウレア塗料は、ポリオール、炭素環式ポリイソシアネートおよび／またはこれらから得られるプレポリマー、ポリエーテルアミンならびに鎖延長剤を含む塗料である。このようなポリウレア塗料としては、例えば特開平２−１８７４１７号に開示されているものが使用できる。
【００１５】
ポリエーテルポリアミンはポリオキシアルキレンエーテルの末端がアミノ基で置換された化合物である。このようなポリエーテルポリアミンとしては、分子量が１５００以上でその活性水素の５０％以上がアミン形水素であるアミノ末端ポリエーテルが好ましい。
【００１６】
このようなアミノ末端ポリエーテルとしては、平均分子量が１５００以上で、官能性が２〜６好ましくは２〜３であり、アミン当量重量が７５０〜４０００である第１および第２アミノ末端ポリエーテルポリオールを含むアミノ末端ポリエーテルが有効であり、これらのアミノ末端ポリエーテルの混合物も用いることができる。
【００１７】
ポリオールとしてはポリプロピレングリコールの使用が好ましい。
【００１８】
炭素環式ポリイソシアネートとしては前記素地調整材の架橋剤としてあげた芳香族ポリイソシアネートおよび脂環式ポリイソシアネートと同じものが使用できる。
【００１９】
鎖延長剤としては低分子ポリアミンが好ましく、特に炭素環式ポリアミンが好ましい。このような炭素環式ポリアミンとしては、１−メチル−３，５−ジエチル−２，４−ジアミノベンゼン、１−メチル−３，５−ジエチル−２，６−ジアミノベンゼン、１，３，５−トリエチル−２，６−ジアミノベンゼン、３，５，３′，５′−テトラエチル−４，４′−ジアミノジフェニル−メタン等の芳香族ポリアミン、およびイソホロンジアミン等の脂環式ポリアミンがあげられる。
【００２０】
ポリエーテルポリアミン、炭素環式ポリイソシアネート、ポリオールおよび鎖延長剤はそれぞれ１種単独で、または２種以上組合せて使用することができる。また予めこれらの一部を反応させたプレポリマーとして使用することができる。
【００２１】
本発明に用いるポリウレア塗料は上記各成分のほかに、ガラス、セルロース、カーボン繊維等の充填材、溶剤等の他の成分を含むことができる。触媒は使用してもよいが、使用しなくてもよい。本発明のポリウレア塗料はこれらの各成分を混合して得られる。この場合１液型とすることもできるが２液型とし、塗装に際して混合して塗布するのが好ましい。
【００２２】
本発明の防水、防食塗装方法は、基材にブタジエン系ゴムを含有する塗料とポリイソシアネートの混合物からなる素地調整材を塗布してその架橋塗膜を形成した後、その上にポリウレア樹脂塗料を塗布して硬化させ防水、防食塗膜を形成する。これに先立って基材表面はケレン、ハツリ等により表面を活性化し、またコンクリート等の劣化がある場合は下地修復を行うなどの前処理をしておくのが好ましい。
【００２３】
このように前処理した基材の表面に素地調整材を塗布して、低温で架橋させると、気泡の膨張によるピンホールの生成を防止して、強靱なゴム塗膜を形成することができる。この場合架橋剤としてポリイソシアネートを使用することにより、短時間で架橋が起こり、ピンホールの生成が少なくなるとともに、その上に形成する防水、防食塗膜との親和性の高い塗膜が形成される。そして炭素環式ポリイソシアネートを用いることにより、その傾向がさらに大きくなるとともに、塗膜強度も大きくなる。
【００２４】
素地調整材は直接基材表面に塗布しても優れた接着性を有し、中継材（プライマー）は必要でないが、さらに接着性を上げるために、水湿し、プライマーの塗布などを行うことは可能である。また素地調整材は厚塗りが可能であり、１回の塗布により表面の凹凸を解消して表面を平滑化することができる。
【００２５】
こうして形成された素地調整材の塗膜上に、ポリウレア塗料を塗布して防水、防食塗膜を形成するが、このときもプライマーの塗布は不要であり、直接素地調整材の塗膜上にポリウレア塗料を塗布して防水、防食塗膜を形成する。このとき前記各成分を２液型として準備し、これを混合して塗布するのが好ましい。
【００２６】
素地調整材およびポリウレア塗料の塗布はスプレー法が好ましいが、はけ塗り、ロールコータ、バーコータなど、他の公知の塗布方法による塗布を行うことが可能である。
【００２７】
上記の反応は瞬間的に起こり、約３０秒で実用強度の塗膜が得られる。このとき反応熱により素地調整材塗膜も加熱されるが、素地調整材塗膜は強靱で弾性に富むため、内側に閉じ込められた気泡が素地調整材塗膜を破ることはなく、ピンホールの生成は防止される。
【００２８】
こうして得られる防水、防食塗膜は素地調整材塗膜との密着性が高く、２００ｋｇ／ｃｍ2以上の引張強度と、２００％以上の伸びを示し、バランスの取れた引張特性を有するとともに、耐水性、耐酸性、耐アルカリ性、耐塩素性、耐オゾン性等の耐薬品性および耐候性に優れている。また硬化時間が短いので、天井や壁面の塗装も容易であり、温度、湿度の影響を気にせずに硬化させることができる。
【００２９】
【発明の効果】
本発明によれば、ブタジエン系ゴムを含有する塗料とポリイソシアネートの混合物からなる素地調整材を塗布し、ブタジエン系ゴムとポリイソシアネートの架橋反応を行って素地調整材の架橋塗膜を形成したのち、ポリオール、炭素環式ポリイソシアネートおよび／またはこれらから得られるプレポリマー、ポリエーテルアミンならびに鎖延長剤を含むポリウレア塗料により防水、防食塗膜を形成するようにしたので、打継材およびプライマーが不要で、基材と防水、防食塗膜間に直接介在する素地調整材の塗膜を短時間に形成することができ、しかも素地調整材塗膜にピンホールを形成しないほか、その上に防水、防食塗膜を形成してもピンホールを形成しない防水、防食塗装方法が得られる。
【００３０】
また本発明の塗装物の形成方法によれば、基材上にブタジエン系ゴムを含有する塗料とポリイソシアネートの混合物からなる素地調整材を塗布し、ブタジエン系ゴムとポリイソシアネートの架橋反応を行って素地調整材の架橋塗膜を形成したのち、ポリオール、炭素環式ポリイソシアネートおよび／またはこれらから得られるプレポリマー、ポリエーテルアミンならびに鎖延長剤を含むポリウレア樹脂塗料を塗布して防水、防食塗膜を形成するようにしたので、強度、耐水性、耐薬品性、耐候性、密着性に優れたピンホールのない防水、防食塗膜が基材上に形成された塗装物が得られる。
【００３１】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面により説明する。
図１は本発明の実施形態による塗装物を示す断面図であり、図２と同一符号は同一または相当部分を示す。この実施形態による塗装物１は基材１の表面に、従来の打継材３を形成することなく、直接素地調整材層４が形成され、その上に防水、防食塗膜６が形成されている。
【００３２】
この塗装方法は、コンクリート等の基材２の表面を、高圧水洗浄、サンディング等によりケレン、ハツリを行い、表面が劣化している場合はポリマーセメント、モルタル等により下地修復を行う。その後基材２の表面に素地調整材を塗布して、素地調整材塗膜４を形成する。このとき素地調整材は比較的小さい凹部７ａにも、比較的大きい凹部７ｂにも侵入して充填される。この状態で強靱な弾性を有する塗膜４が形成される。このとき、発熱が少ないため塗膜４が高温になることはなく、このため気体の膨張による塗膜の破れはなく、ピンホールのない平滑な表面が形成される。
【００３３】
その後素地調整材塗膜４の上にポリウレア塗料を塗装して防水、防食塗膜６を形成する。この場合発熱反応であるため塗膜は高温になるが、素地調整材層４が強靱で弾性を有するため内部の気泡の膨張により塗膜４、６が破れることはなく、ピンホールのない防水、防食塗膜が形成される。
【００３４】
【実施例】
以下、本発明の実施例および比較例について説明する。各例中、部は重量部である。
実施例１
コンクリート製溝型ブロック成形品の表面を、サンディングにより汚れ、油分、レイタンスを除去した。その後ブタジエン系ゴムを含有する塗料にジフェニルメタンジイソシアネートを添加混合した素地調整材を架橋塗膜が０．３ｍｍの厚さとなるように塗布し、２５℃で半日養生した。塗布時のボイド（凹部７ａ，７ｂ）への充填は押えコテで可能で、コテ離れは良好であった。硬化度、肉眼観察したところ、ピンホールは全く認められなかった。
【００３５】
上記により得られた素地調整材塗膜の上にポリウレア樹脂塗料を塗布した。ポリウレア塗料は１００部からなるアミン成分と、１１５部からなるイソシアネートとポリオールとからなるプレポリマ−の２液型の塗料を用い、これを２液混合型スプレーにより、硬化膜厚が１ｍｍになるように塗布した。このとき約５秒間でポリウレア塗料の硬化塗膜が得られ、約３０秒間で実用強度が得られた。肉眼観察したところ、ピンホールは全く認められなかった。
４日後の塗膜の強度をＪＩＳ Ａ６９１０に準じて測定したところ、接着強度は１６．７ｋｇｆ／ｃｍ2であり、破壊はコンクリートの基材部分で生じており、塗膜の密着強度が高いことがわかる。
【００３６】
比較例１
実施例１において、素地調整材としてエポキシ樹脂を含むセメントモルタルを用いたところ、直接塗布することはできず、プライマーが必要であった。プライマー塗布後、エポキシ樹脂含有セメントモルタルを硬化膜厚が１ｍｍとなるように塗布したところ、塗布時のボイド充填は押えコテで可能であり、コテ離れは良好であったが、塗膜には風船状の気泡が認められた。この塗膜を２５℃で１日半養生して硬化塗膜を形成したところ、５個のピンホールが認められた。
【００３７】
この素地調整材塗膜に直接ポリウレア塗料を塗布できなかったため、エポキシ樹脂プライマーを塗布して３時間養生し、その後実施例１と同様にポリウレア塗料を塗布して硬化塗膜を形成した。硬化塗膜肉眼観察したところ、２０個のピンホールが認められた。接着強度は１５．３ｋｇｆ／ｃｍ2であり、破壊は素地調整材層で生じており素地調整材の強度が低いことがわかる。
【図面の簡単な説明】
【図１】実施形態の塗装物の断面図である。
【図２】従来の塗装物の断面図である。
【符号の説明】
１ 塗装物
２ 基材
３ 打継材層
４ 素地調整材塗膜
５ プライマー層
６ 防水、防食塗膜[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention is a concrete, metal, molded article made of a material such as wood, on the surface of the base material of the structure or the like, waterproof, anticorrosion coating method waterproof, for forming an anticorrosive coating film made of polyurea coatings, and coating Sobutsu It is related with the formation method of this.
[0002]
[Prior art]
Consists of polyether polyamines, aromatic polyisocyanates, polyols, and chain extenders to form waterproof and anticorrosive coatings on the surface of base materials such as concrete, metal, and wood. There is provided a method of applying a polyurea resin coating to form a waterproof and anticorrosive coating (JP-A-2-187417). This polyurea resin coating is instantly curable, cures regardless of humidity and temperature, and forms a waterproof and anticorrosive coating that can be thickly coated and has excellent mechanical strength, chemical resistance, and weather resistance.
[0003]
When coating such a polyurea resin paint on the surface of a base material such as a molded product or a structure made of a material such as concrete, metal, or wood, the substrate is adjusted prior to application to smooth the substrate. There is a need. As the substrate adjustment, a process of applying a substrate adjustment material is performed after the following cleansing, chipping, and foundation repair. As the base material, putty made of acrylic resin, epoxy resin, polyurethane resin, or cement mortar containing these resins is used.
[0004]
FIG. 2 is a cross-sectional view showing a conventional painted product. In FIG. 2, 1 is a coated product, 2 is a base material, 3 is a jointing material layer, 4 is a base material coating film, 5 is a primer layer, and 6 is a waterproof and anticorrosive coating film.
In the conventional coating method, after the surface of the
[0005]
In the above process, the relatively small
[0006]
In this way, the conventional substrate preparation material requires a joining material and a primer between the substrate and the polyurea resin coating film, and also takes a long time for curing (curing), in order to prevent the occurrence of pinholes Overcoating is necessary, which further increases the curing time. Even if there are no pinholes in the appearance of the base material coating film, there are many voids in the coating film or between the base material. When formed, there is a problem that the internal gas expands due to the heat generated during curing and pinholes are generated.
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
An object of the present invention is that a joining material and a primer are not required, and a coating film of a base material that is directly interposed between a base material and a waterproof and anticorrosive coating film can be formed in a short time. in addition to not forming the pinhole, waterproof thereon, waterproof forming no pinholes be formed anticorrosive coating film, the method duty coating, whenever strong as well, water resistance, chemical resistance, weather resistance, adhesion It is an object of the present invention to provide a method for forming a coated article having an excellent waterproof and anticorrosive coating without pinholes.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
The present invention is the following waterproof and anticorrosion coating method and method for forming a coated product.
(1) paint and surface preparation material composed of a mixture of polyisocyanates containing butadiene rubber applied to the substrate by performing a crosslinking reaction of butadiene rubber and a polyisocyanate to form a crosslinked coating film surface preparation material step And a polyurea resin coating containing a polyol, a carbocyclic polyisocyanate and / or a prepolymer obtained therefrom, a polyetheramine, and a chain extender on the base material coating film to form a waterproof and anticorrosive coating film. waterproof, anti-corrosion coating method, including more engineering to be formed.
(2) The surface preparation material comprising a mixture of paint and polyisocyanates containing Bed Tajien rubber on a substrate by coating, form a crosslinked coating film surface preparation material subjected to crosslinking reaction of butadiene rubber and a polyisocyanate And a polyurea resin coating containing a polyol, a carbocyclic polyisocyanate and / or a prepolymer obtained therefrom , a polyetheramine and a chain extender on the coating material for the base material to be waterproof and anticorrosive. method of forming a waterproof, anticorrosion paint comprising a step of forming a film.
[0009]
Examples of the base material on which waterproofing and anticorrosion coating are performed in the present invention include moldings, structures and the like made of any material such as concrete, steel and other metals, wood and plastic.
[0010]
The paint containing the butadiene rubber used for the substrate conditioner in the present invention can form an elastic substrate conditioner coating film without becoming high temperature due to heat generation even when mixed with polyisocyanate at a low temperature, for example, room temperature. It is a paint containing a possible rubber. As the butadiene rubber, in addition to a butadiene homopolymer, a copolymer of butadiene and another monomer such as styrene, isobutylene or other vinyl monomers can be used. A commercially available paint coat or the like is preferably used.
[0011]
Surface preparation material used in the present invention is less exothermic be mixed butadiene rubber with a polyisocyanate, even bubbles trapped inside this for coating, but which does not cause generation of pinholes due to expansion.
[0012]
As the polyisocyanate, by performing a crosslinking reaction in a short time without causing heat generation, it can be used to form a tough rubber coating, for example a diisocyanate, triisocyanate and the like. Examples of such polyisocyanates include diphenylmethane diisocyanate, paraphenylene diisocyanate, chlorophenyl diisocyanate, toluene diisocyanate, aromatic polyisocyanates such as naphthalene diisocyanate; carbocyclic polyisocyanate, such as and alicyclic polyisocyanates such as isophorone diisocyanate are preferred.
[0013]
The above surface preparation material above rubber component, other polyisocyanates, natural rubber powder, silica sand powder, carbon filaments other fillers, solvents, may contain oil and the like. These may be a two-component type or a one-component type.
[0014]
The polyurea paint used to form a waterproof and anticorrosive coating film in the present invention is a paint containing a polyol, a carbocyclic polyisocyanate and / or a prepolymer obtained therefrom, a polyetheramine, and a chain extender. As such a polyurea coating material, for example, those disclosed in JP-A-2-187417 can be used.
[0015]
Polyether polyamine is a compound in which the terminal of polyoxyalkylene ether is substituted with an amino group. Such a polyether polyamine is preferably an amino-terminated polyether having a molecular weight of 1500 or more and 50% or more of its active hydrogens being amine-type hydrogen.
[0016]
Such amino-terminated polyethers include first and second amino-terminated polyether polyols having an average molecular weight of 1500 or more, a functionality of 2-6, preferably 2-3, and an amine equivalent weight of 750-4000. Are useful, and mixtures of these amino-terminated polyethers can also be used.
[0017]
Polypropylene glycol is preferably used as the polyol.
[0018]
As the carbocyclic polyisocyanate, the same aromatic polyisocyanate and alicyclic polyisocyanate mentioned as the crosslinking agent for the base material can be used.
[0019]
As the chain extender, a low molecular polyamine is preferable, and a carbocyclic polyamine is particularly preferable. Such carbocyclic polyamines include 1-methyl-3,5-diethyl-2,4-diaminobenzene, 1-methyl-3,5-diethyl-2,6-diaminobenzene, 1,3,5- Examples thereof include aromatic polyamines such as triethyl-2,6-diaminobenzene, 3,5,3 ′, 5′-tetraethyl-4,4′-diaminodiphenyl-methane, and alicyclic polyamines such as isophoronediamine.
[0020]
Each of the polyether polyamine, carbocyclic polyisocyanate, polyol and chain extender can be used alone or in combination of two or more. Moreover, it can be used as a prepolymer in which some of these have been reacted in advance.
[0021]
The polyurea paint used in the present invention can contain other components such as a filler, such as glass, cellulose, and carbon fiber, and a solvent, in addition to the above components. Although a catalyst may be used, it is not necessary to use it. The polyurea paint of the present invention is obtained by mixing these components. In this case, it may be a one-component type, but it is preferably a two-component type and mixed and applied during coating.
[0022]
In the waterproof and anticorrosion coating method of the present invention, a base material comprising a mixture of a butadiene rubber-containing paint and a polyisocyanate is applied to a base material to form a crosslinked coating film, and then a polyurea resin paint is applied thereon. Apply and cure to form a waterproof and anticorrosive coating. Prior to this, it is preferable to pre-treat the surface of the base material by activating the surface by means of keren, chipping or the like, and if there is deterioration of concrete or the like, the base is repaired.
[0023]
When a base material is applied to the surface of the base material thus pretreated and crosslinked at a low temperature, generation of pinholes due to expansion of bubbles can be prevented, and a tough rubber coating film can be formed. The use of polyisocyanates as this crosslinking agent, a short time crosslinking occurs, with the pinhole generation is reduced, waterproof, coating film having high affinity with anticorrosive coating film is formed for forming thereon The By using carbocyclic polyisocyanate, the tendency is further increased and the coating strength is also increased.
[0024]
The substrate preparation material has excellent adhesion even when applied directly to the surface of the substrate, and no relay material (primer) is required, but in order to further improve the adhesion, wet the substrate and apply primer. Is possible. Further, the base material can be thickly coated, and the surface unevenness can be eliminated and the surface can be smoothed by a single application.
[0025]
Polyurea paint is applied on the base material coating film thus formed to form a waterproof and anti-corrosion coating. However, at this time, no primer is required, and polyurea is directly applied on the base material coating film. A paint is applied to form a waterproof and anticorrosive coating. At this time, it is preferable to prepare each of the components as a two-component type, and mix and apply the components.
[0026]
The base material and the polyurea paint are preferably applied by a spray method, but can be applied by other known application methods such as brush coating, roll coater, bar coater and the like.
[0027]
The above reaction occurs instantaneously, and a coating film having practical strength can be obtained in about 30 seconds. At this time, the substrate conditioner coating film is also heated by the reaction heat, but since the substrate conditioner coating film is strong and elastic, bubbles trapped inside do not break the substrate conditioner coating film. Generation is prevented.
[0028]
The waterproof and anticorrosive coating film thus obtained has high adhesion to the substrate conditioner coating film, exhibits a tensile strength of 200 kg / cm 2 or more, an elongation of 200% or more, has balanced tensile properties, and is water resistant. Excellent chemical resistance such as heat resistance, acid resistance, alkali resistance, chlorine resistance and ozone resistance, and weather resistance. In addition, since the curing time is short, it is easy to paint the ceiling and wall surface, and it can be cured without worrying about the influence of temperature and humidity.
[0029]
【The invention's effect】
According to the present invention, a surface preparation material comprising a mixture of paint and polyisocyanates containing butadiene rubber was applied, after forming the crosslinked coating of surface preparation material subjected to crosslinking reaction of butadiene rubber and a polyisocyanate , Polyol, carbocyclic polyisocyanate and / or prepolymers obtained from these, polyurea paints containing polyetheramine and chain extender, so that waterproof and anticorrosive coatings are formed, so no jointing material and primer are required In addition, it is possible to form a coating material for the base material that is directly interposed between the base material and the waterproof and anticorrosive coating in a short time, and in addition to forming no pinholes in the base material coating, Even if an anticorrosion coating film is formed, a waterproof and anticorrosion coating method in which no pinhole is formed is obtained.
[0030]
According to the method of forming the coated article of the present invention, by applying a surface preparation material comprising a mixture of paint and polyisocyanates containing Bed Tajien rubber on the substrate, performing a crosslinking reaction of butadiene rubber and a polyisocyanate After forming a cross-linked coating of the substrate preparation material , a polyurea resin paint containing polyol, carbocyclic polyisocyanate and / or prepolymers obtained therefrom, polyetheramine and chain extender is applied to provide waterproof and anticorrosive coating Since the film is formed, it is possible to obtain a coated product having a pinhole-free waterproof and anticorrosive coating film excellent in strength, water resistance, chemical resistance, weather resistance and adhesion.
[0031]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
FIG. 1 is a cross-sectional view showing a coated object according to an embodiment of the present invention, and the same reference numerals as those in FIG. 2 denote the same or corresponding parts. In the
[0032]
In this coating method, the surface of the
[0033]
Thereafter, a polyurea paint is applied on the substrate
[0034]
【Example】
Examples of the present invention and comparative examples will be described below. In each example, parts are parts by weight.
Example 1
Dirt, oil, and latency were removed from the surface of the concrete grooved block molding by sanding. Thereafter, a base material prepared by adding and mixing diphenylmethane diisocyanate to a paint containing butadiene rubber was applied so that the cross-linked coating film had a thickness of 0.3 mm and cured at 25 ° C. for half a day. Filling the voids (
[0035]
A polyurea resin coating was applied on the substrate conditioner coating film obtained as described above. The polyurea paint uses a two-component paint of an amine component consisting of 100 parts and a prepolymer consisting of 115 parts of an isocyanate and a polyol. By using a two-component mixed spray, the cured film thickness is 1 mm. Applied. At this time, a cured coating film of polyurea paint was obtained in about 5 seconds, and practical strength was obtained in about 30 seconds. When observed with the naked eye, no pinholes were observed.
When the strength of the coating film after 4 days was measured in accordance with JIS A6910, the adhesive strength was 16.7 kgf / cm 2 , the fracture occurred in the base material portion of the concrete, and the adhesion strength of the coating film was high. Recognize.
[0036]
Comparative Example 1
In Example 1, when cement mortar containing an epoxy resin was used as the substrate preparation material, it could not be applied directly and a primer was required. After applying the primer, the epoxy resin-containing cement mortar was applied so that the cured film thickness was 1 mm. The void filling at the time of application was possible with a pressing iron, and the iron separation was good. -Like bubbles were observed. When this coating film was cured at 25 ° C. for one and a half days to form a cured coating film, five pinholes were observed.
[0037]
Since the polyurea paint could not be applied directly to the substrate conditioner coating film, an epoxy resin primer was applied and cured for 3 hours, and then a polyurea paint was applied as in Example 1 to form a cured coating film. When the cured coating film was observed with the naked eye, 20 pinholes were observed. The adhesive strength is 15.3 kgf / cm 2 , and it can be seen that the fracture occurs in the base material layer and the strength of the base material is low.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a cross-sectional view of a coated object according to an embodiment.
FIG. 2 is a cross-sectional view of a conventional coated object.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
Claims (2)
上記素地調整材塗膜上に、ポリオール、炭素環式ポリイソシアネートおよび／またはこれらから得られるプレポリマー、ポリエーテルアミンならびに鎖延長剤を含むポリウレア樹脂塗料を塗布して防水、防食塗膜を形成する工程
を含む防水、防食塗装方法。Applying a base material made of a mixture of a butadiene rubber-containing paint and a polyisocyanate to a base material, forming a cross-linked coating of the base material by performing a cross-linking reaction of the butadiene rubber and the polyisocyanate , and the above A process for forming a waterproof and anticorrosive coating by applying a polyurea resin coating containing a polyol, a carbocyclic polyisocyanate and / or a prepolymer obtained therefrom, a polyetheramine and a chain extender on the substrate conditioner coating. waterproof, including the extent, anti-corrosion coating method.
上記素地調整材塗膜上に、ポリオール、炭素環式ポリイソシアネートおよび／またはこれらから得られるプレポリマー、ポリエーテルアミンならびに鎖延長剤を含むポリウレア樹脂塗料を塗布して防水、防食塗膜を形成する工程
を含む防水、防食塗装物の形成方法。 Process applying a surface preparation material comprising a mixture of paint and polyisocyanates containing Bed Tajien rubber on a substrate by performing a crosslinking reaction of butadiene rubber and a polyisocyanate to form a crosslinked coating film surface preparation material, In addition, a polyurea resin paint containing polyol, carbocyclic polyisocyanate and / or a prepolymer obtained from these, and a polyamine resin and a chain extender is applied on the substrate conditioner coating film to form a waterproof and anticorrosive coating film . method of forming a waterproof, anticorrosion paint comprising the steps of.
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