JP4131127B2 - 自動開閉器 - Google Patents

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  • Driving Mechanisms And Operating Circuits Of Arc-Extinguishing High-Tension Switches (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、配電線を利用して遠隔監視制御される自動開閉器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の自動開閉器の制御装置を内蔵する自動開閉器201は、図6が示すように、配電線200に接続され、固定接触子120及び可動接触子110を有してこの可動接触子110の相応する固定接触子120に対する投入・開放により投入・開放する開閉部202と、配電線200に接続され、この配電線200より電圧が印加される投入コイル(図示せず)により開閉部202を制御する制御回路204とを備える構成である。開閉部202は、遮断スプリング、ロッド、リンク(図示せず)からなる操作機構を有し、これら遮断スプリング等の一連の動作により、主軸111を回動させ、可動接触子110を固定接触120へ投入・開放する。
【0003】
開閉部202が開放状態から投入状態に移行する場合に開放状態で、一の遮断スプリング等の均衡状態により可動接触子110が固定接触子120と開放状態にある。この開放状態から、遠隔地に設置されている親局(図示せず)より送信された制御信号を自動開閉器201の外部に配設される子局206が配電線200を介して受信し、この制御信号に基づいて子局206が制御回路204のリレースイッチを切り替えて投入コイルに電圧を印加し、この投入コイルの働きにより一の遮断スプリング等の均衡状態から他の遮断スプリング等の均衡状態へ移行し、可動接触子110が固定接触子120に投入して開閉部202は投入状態となる。
【0004】
次に、開閉部202が投入状態から開放状態に移行する場合は、投入状態で前記親局より送信された制御信号を前記子局206が配電線200を介して受信し、この制御信号に基づいて子局206が制御回路204のリレースイッチを切り離して投入コイルの励磁が解除され、投入時に蓄えられた圧縮力に基づく復元力で可動接触子110が固定接触子120から開放して開閉部202は開放状態となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
前記従来の自動開閉器は上記のように構成されていたが、親局からの制御信号の送受信を高速化する方法として、配電線搬送信号の搬送波を高い周波数にする方法がある。配電線200を介して配電線に重畳される親局からの配電線搬送信号を従来と比べ高い周波数の搬送波により変調して送信し、この送信された配電線搬送信号を配電線200を介して子局206が受信して自動開閉器201の制御回路204を用いて開閉部202を制御していた。開閉部202を制御した後、子局206は電源変圧器および配電線200を介して配電線搬送信号を送信する。配電線搬送信号を送信するとき、電源変圧器の二次側には、商用周波に配電線搬送信号の搬送波である周波数の電圧が重量される。この電圧が制御回路204に印加され、制御回路204の素子の定格を超える電圧が印加されるため、制御回路204の素子が破壊される危険性があるという課題を有していた。そこで、制御回路204の素子を壊さないために、自動開閉器201の制御回路204と配電線200との間に特定の周波数の電圧だけを通過させるフィルタ回路203を設けた。このフィルタ回路203により高い周波数成分が取り除かれた電圧が制御回路204に印加されるようになって、制御回路204の素子の保護は図られた。しかし一方で、このフィルタ回路203を設けたために、投入時においてより大きな電圧降下が生じて投入コイルに十分な電流が供給されずに、確実に投入状態にならないという課題を有する。
【0006】
本発明は前記課題を解決するためになされたもので、フィルタ回路により制御回路の素子を保護すると共に、投入動作時に投入コイルに十分な電流を供給して確実に投入動作を制御する自動開閉器を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る自動開閉器は、配電線を通信路として遠隔監視制御される制御回路が固定接触子に対して可動接触子の開放・投入を制御する自動開閉器において、特定の周波数の成分だけを通過させるインダクタ、コンデンサ、抵抗からなるフィルタ回路を有し、当該フィルタ回路を介して前記制御回路が配電線と接続され、前記自動開閉器の少なくとも、開放された状態の前記可動接触子が動作して固定接触子に投入されて当該投入が完了するまでの投入動作中、当該フィルタ回路のインダクタの両端に接続されたスイッチを投入状態とする制御機能を備えるものである。このように本発明においては、自動開閉器の少なくとも、開放された状態の前記可動接触子が動作して固定接触子に投入されて当該投入が完了するまでの投入動作を制御する間にフィルタ回路のインダクタの両端に接続されたスイッチを投入状態とすることによりフィルタ回路のインダクタの両端が短絡しているので、フィルタ回路による制御回路に印加される電圧の電圧降下を極力抑制できることとなり、制御回路における投入動作の制御を妨げることなく確実に投入動作を完了させることができる。
【0008】
また、本発明に係る自動開閉器は、配電線を通信路として遠隔監視制御される制御回路が固定接触子に対して可動接触子の開放・投入を制御する自動開閉器において、特定の周波数の成分だけを通過させるインダクタ、コンデンサ、抵抗からなるフィルタ回路を有し、当該フィルタ回路を介して前記制御回路が配電線と接続され、前記可動接触子の開放と連動して、当該フィルタ回路のインダクタの両端に接続されたスイッチを投入状態とし、可動接触子の投入と連動して、当該フィルタ回路のインダクタの両端に接続されたスイッチを開放状態とするものであ。このように本発明においては、可動接触子の開放・投入と連動してフィルタ回路のインダクタの両端に接続されたスイッチを開放・投入し、このスイッチの投入・開放により当該フィルタ回路の機能を無効・有効としているので、投入動作中にフィルタ回路を機能させず投入動作の制御を妨げず、可動接触子が投入完了後にフィルタ回路が有効となって特定の周波数の電圧だけを制御回路に通過させることとなり、制御回路の素子の保護されると共に、確実に投入動作を完了させることができる。
【0010】
また、本発明に係る自動開閉器は必要に応じて、前記フィルタ回路が少なくとも前記制御回路に直列に接続されるインダクタから構成され、当該インダクタの両端を短絡することで前記フィルタ回路を機能させないとするものである。このように本発明においては、フィルタ回路のうち最も電力消費が大きな前記制御回路に直列に接続されるインダクタを短絡状態にしてフィルタ回路を機能させないとしているので、フィルタ回路による制御回路に印加される電圧の電圧降下を極力抑制できることとなり、制御回路における投入動作の制御を妨げることなく確実に投入動作を完了させることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
(本発明の第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態に係る自動開閉器の説明を、図1ないし図5に基づいて説明する。図1は本実施形態に係る自動開閉器の全体ブロック図、図2は本実施形態に係る自動開閉器の部分模式図、図3は本実施形態に係る自動開閉器の開放状態における正面方向の断面図、図4は本実施形態に係る自動開閉器の投入状態における底面方向の断面図、図5は本実施形態に係る自動開閉器の投入状態における正面方向の断面図である。
【0012】
前記各図において本実施形態に係る自動開閉器の制御装置は、配電線200に接続され、固定接触子120及び可動接触子110を有して投入・開放する開閉部2を有する自動開閉器1を制御対象とし、配電線200から印加される電圧に対して特定の周波数の電圧だけを通過させるフィルタ回路3と、このフィルタ回路3を介して配電線200より電圧が印加される投入コイル14c、保持コイル14dにより開閉部2を制御する制御回路4とを備える構成である。
【0013】
前記開閉部2の操作機構は、図2に示すように、装置枠60に回動自在に主軸111で軸支される主軸アーム11と、この主軸アーム11と同軸に主軸111で軸支される連結アーム12と、この主軸アーム11の一部に一端をピンaで軸着されるリンク13と、このリンク13の他端とピンbで軸着される接続部14bおよびこの接続部14bと一体成形されて励磁により吸引される可動鉄心14aを有する投入コイル14cおよびこの投入コイル14cにより吸引された可動鉄心14aを保持する保持コイル14dからなるコイル部14と、連結アーム12の一部と一端でピンcにより軸着される連結ボルト15と、この連結ボルト15の他端と一端でピンdにより軸着され、軸支点αで軸支される駆動アーム16と、この駆動アーム16の他端と一端でピンeにより軸着されて他端を固定端βで固定され、内部に圧縮スプリング構造を有するスプリング部17とを備える構成である。
【0014】
前記スプリング部17は、内部に圧縮スプリング構造を有するため、駆動アーム16の反時計方向の回動により駆動アーム16と軸着される一端が、固定端βで固定される他端へ接近し、この接近と共に圧縮スプリング構造が圧縮されて蓄勢される。圧縮しているスプリング部17は、駆動アーム16の反時計方向の回動力が圧縮スプリング構造に蓄勢された復元力を上回っている限り圧縮状態を保持する。他方、連結アーム16の反時計方向の回動力が弱まって圧縮スプリング構造に蓄勢された復元力を下回った場合に、駆動アーム16と軸着される一端を圧縮スプリング構造に蓄勢された復元力によって固定される他端から離間し、駆動アーム16を時計方向に回動させる。
【0015】
前記駆動アーム16は、他端をピンdで軸着される連結ボルト15、又は、一端をピンeで軸着されるスプリング部17の復元により軸支点αを中心に回動されるが、規制溝16aを有するため、所定の回動のみ許容される。
前記可動接触子110は、連結アーム12および主軸アーム11を軸支する主軸111の回動に合わせて駆動し、固定接触子120と投入・開放状態になる。
前記フィルタ回路3は、インダクタ31、コンデンサ32及び抵抗33からなり、インダクタ31が直列に前記制御回路4と接続され、コンデンサ32及び抵抗33が並列に制御回路4と接続される構成で、インダクタ31の両端にはスイッチ5内の常閉接点が接続されており、インダクタ31の両端を常閉接点で短絡することで容易にフィルタの機能を禁止させることができる。
【0016】
前記スイッチ5は、開閉部2の可動接触子110を駆動させる主軸111によって作動する作動レバー5aと連動する内部の可動接点5c及びフィルタ回路3のインダクタ31の両端にある接点と接続する内部の固定接点5dとからなり、この作動レバー5aが主軸111の回動と連動して可動接点5cと固定接点5dが投入・開放する。このスイッチ5の常閉接点は、主軸111が回動して可動接触子110を固定接触子120から開放させた場合に投入され、主軸111が前記回動とは逆回転に回動して可動接触子110を固定接触子120と投入させた場合に開放される。
【0017】
次に本実施形態に係る自動開閉器の動作について、開放状態から投入状態へ移行する投入動作、投入状態から開放状態へ移行する開放動作に分けて説明する。まず、投入動作について説明する。自動開閉器1の開放状態では、スプリング部17の付勢力で駆動アーム16が反時計方向に回動することができずに、連結ボルト15、連結アーム12、主軸111を介して固定接触子120と可動接触子110とが開放状態にあり、この主軸111の状態により突起部112がスイッチ5の作動レバー5aより離れているため、前記スイッチ5の可動接点5cと固定接点5dは投入状態にある(図3参照)。
【0018】
この自動開閉器1が開放状態で、遠隔地に設置されている親局(図示をせず)より送信された制御信号を自動開閉器1の外部に配設される子局6が配電線200を介して受信し、この制御信号に基づいて子局6が制御回路4のリレースイッチを切り替えて入り制御する。さらに、制御信号を含む電圧が配電線200を介してフィルタ回路3に印加される。フィルタ回路3に電圧が印加されているものの、インダクタ31がスイッチ5の常閉接点により短絡されているためインダクタ31での電圧降下を生じることなく、投入コイル14cに印加される。
【0019】
電圧が印加された投入コイル14cは可動鉄心14aを吸引して接続部14bを介してリンク13を引下げ、このリンク13とピンaで軸着されている主軸アーム11を主軸111を支点として反時計方向に回動すると共に、主軸アーム11と一体成形されている主軸111も回動し、この主軸111の回動と合わせて可動接触子110が固定接触子120へ接近する。可動接触子110が固定接触子120と完全に投入状態になる時点(投入状態)で、突起部112がスイッチ5の作動レバー5aを押し、可動接点5cと固定接点5dが開放してフィルタ回路3が形成される(図4及び図5参照)。この一連の動作で、主軸111の回動に合わせて連結アーム12が反時計方向に回動し、連結アーム12とピンcで軸着する連結ボルト15を引き下げ、連結ボルト15とピンdで軸着する駆動アーム16も規制溝16aに従って反時計方向に回動し、駆動アーム16とピンeで軸着されるスプリング部17の一端が固定端βで固定される他端へ接近し、この接近と共に圧縮スプリング構造が圧縮されて蓄勢される。ここで、投入コイル14cへの電圧の印加終了後は、圧縮スプリング構造に蓄勢された復元力に対して保持コイル14dに電圧を印加することで可動鉄心14aの吸引状態を保持している。ここで、投入状態に移行するための投入コイル14cに供給する投入電流と比べて投入状態を保持するために保持コイル14dに供給する投入電流とでは、投入状態へ移行するには圧縮スプリング構造を高速に圧縮する必要があるため、投入コイル14cに供給する投入電流の方が大きい。
【0020】
次に、開放動作について説明する。自動開閉器1が投入状態において、親局より送信された制御信号を自動開閉器1の外部に配設される子局6が配電線200を介して受信し、この制御信号に基づいて子局6が制御回路4のリレースイッチを切り替え制御のための配電線搬送信号を送信する。配電線搬送信号を送信するとき、電源変圧器の二次側には、商用周波に配電線搬送信号の搬送波である高周波の電圧が重量される。さらに、その電圧はフィルタ回路3に印加される。この状態では、スイッチ5の可動接点5cと固定接点5dは開放状態にあり、インダクタ31には電圧が印加されてフィルタ回路3がフィルタとして機能し、特定の周波数の電圧だけを制御回路4に印加している。
【0021】
子局6による制御回路4のリレースイッチを切り制御することにより電圧が制御回路4の保持コイル14dに印加されなくなる。この制御回路4が制御信号に基づいて保持コイル14dに電圧を印加しないため、可動鉄心14aが吸引状態を解かれ、リンク13、主軸アーム11、主軸111、連結アーム12、連結ボルト15、駆動アーム16を介して圧縮状態を保持していた圧縮スプリング構造が伸長し、スプリング部17の一端が固定端βで固定される他端と離間し、スプリング部17の一端とピンeで軸着する駆動アーム16が軸支点αを中心に時計方向に回動し、この駆動アーム16の回動に合わせて駆動アーム16とピンdで軸着される連結ボルト15が押し上げられ、連結ボルト15とピンcで軸着される連結アーム12が時計方向に回動し、この連結アーム12の回動により連結アーム12と一体生成されている主軸111も時計方向に回動し、この主軸111の回動に合わせて主軸111と一体成形されている主軸アーム11が時計方向に回動し、主軸アーム11とピンaで軸着されるリンク13が押し上げられ、リンク13とピンbで軸着する接続部14bを介して可動鉄心14aがコイル部14より表出状態となる。この主軸111の動作に伴って、突起部112がスイッチ5の作動レバー5aから離れ可動接点5cと固定接点5dが投入状態になる。
【0022】
このように本実施形態に係る自動開閉器によれば、自動開閉器1の可動接触子110の固定接触子120に対する投入・開放に伴って、可動接触子110と係合する主軸111が回動し、この主軸111の回動に伴って可動接点5cと固定接点5dが開放・投入するので、開閉器の開放状態から投入状態への投入動作中はフィルタ回路3のスイッチ5の可動接点5cと固定接点5dが投入状態にあってフィルタ回路3が機能せず、フィルタ回路3のインダクタ31での電圧降下が生じることなく投入コイル14cに十分な電流を供給することができ、開閉器の投入状態ではフィルタ回路3のスイッチ5の可動接点5cと固定接点5dが開放されてフィルタ回路3が有効となり、フィルタ回路3で印加される電圧の内特定(配電線搬送信号)の周波数の電圧を取り除いて制御回路4の素子を保護することができ、自動開閉器1の確実な開閉動作の制御を行うことができる。
また、フィルタ回路3を自動開閉器1の外あるいは子局6に内蔵することも考えられるが、この場合は、フィルタのリアクタンス回路を短絡するために、自動開閉器1の動作に応じた制御線が別途必要となる。
【0023】
(本発明のその他の実施形態)
なお、前記第1の実施形態に係る自動開閉器1において、開閉部2の操作機構を前記構成で前記動作を行ったが、これに限定されるものではない。
【0024】
また、前記第1の実施形態に係る自動開閉器1において、フィルタ回路3のインダクタ31の両端を短絡するスイッチ5は、主軸111の駆動に伴って機械的に投入・開放を行ったが、主軸111の一部でスイッチ5を構成することなくフィルタ回路3にスイッチ5を備え、このスイッチ5に主軸111の駆動に伴って制御信号を送り投入・開放を行うこともできる。
【0025】
また、前記第1の本実施形態に係る自動開閉器1において、フィルタ回路3のインダクタ31の両端を短絡するスイッチ5は、主軸111の駆動に伴って投入・開放を行ったが、主軸111の駆動に伴わなくとも可動接触子110及びその他開閉部2の操作機構を構成するものの駆動に伴って投入・開放をすることもできる。
【0026】
また、前記第1の本実施形態に係る自動開閉器1において、フィルタ回路3のインダクタ31の両端を短絡するスイッチ5は、主軸111の駆動に伴って投入・開放を行ったが、少なくとも開閉部2の投入動作中のみにスイッチ5を投入することもでき、投入コイル14cに十分な電流を供給する必要がある場合のみにスイッチ5を投入してフィルタ回路3を機能させず、それ以外の場合にスイッチ5を開放してフィルタ回路3を機能させて制御回路4の素子の保護を厚くすることもできる。
【0027】
【発明の効果】
以上のように本発明においては、自動開閉器の少なくとも投入動作を制御する間にフィルタ回路を機能させないとしているので、フィルタ回路による制御装置に印加される電圧の電圧降下を極力抑制できることとなり、制御装置における投入動作の制御を妨げることなく確実に投入動作を完了させることができるという効果を奏する。
【0028】
また、本発明においては、可動接触子の開放・投入と連動して当該フィルタ回路の機能を無効・有効としているので、投入動作中にフィルタ回路を機能させず投入動作の制御を妨げず、可動接触子が投入完了後にフィルタ回路が有効となって特定の周波数の電圧だけを制御装置に通過させることとなり、制御回路の素子の保護されると共に、確実に投入動作を完了させることができるという効果を有する。
【0029】
また、本発明においては、主軸の回動によりフィルタ回路用のスイッチを投入・開放しているので、制御装置の制御により主軸が回動して可動接触子が固定接触子から投入・開放し、同じく主軸が回動してフィルタ回路の機能が有効・無効となり、つまり、主軸を介して可動接触子の動きとスイッチの動きとが単純な機構で連動しており、一層確実に投入動作を完了させることができると共に、フィルタ回路も適宜機能できるという効果を有する。
【0030】
また、本発明においては、フィルタ回路のうち最も電力消費が大きなインダクタを短絡状態にしてフィルタ回路を機能させないとしているので、フィルタ回路による制御装置に印加される電圧の電圧降下を極力抑制できることとなり、制御装置における投入動作の制御を妨げることなく確実に投入動作を完了させることができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る自動開閉器の全体ブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施形態に係る自動開閉器の部分模式図である。
【図3】本発明の第1の実施形態に係る自動開閉器の開放状態における正面方向の断面図である。
【図4】本発明の第1の実施形態に係る自動開閉器の投入状態における底面方向の断面図である。
【図5】本発明の第1の実施形態に係る自動開閉器の投入状態における正面方向の断面図である。
【図6】従来の自動開閉器の全体ブロック図である。
【符号の説明】
1 自動開閉器
2 開閉部
3 フィルタ回路
4 制御回路
5 スイッチ
5a 作動レバー
5b スイッチ本体
5c 可動接点
5d 固定接点
6 子局
11 主軸アーム
12 連結アーム
13 リンク
14 コイル部
14a 可動鉄心
14b 接続部
14c 投入コイル
14d 保持コイル
15 連結ボルト
15a 規制溝
16 駆動アーム
17 スプリング
a、b、c、d、e、f ピン
60 装置枠
110 可動接触子
111 主軸
112 突起部
120 固定接触子
200 配電線
201 自動開閉器
202 開閉部
203 フィルタ回路
204 制御回路
206 子局
α 軸支点
β 固定端

Claims (3)

  1. 配電線を通信路として遠隔監視制御される制御回路が固定接触子に対して可動接触子の開放・投入を制御する自動開閉器において、
    特定の周波数の成分だけを通過させるインダクタ、コンデンサ、抵抗からなるフィルタ回路を有し、当該フィルタ回路を介して前記制御回路が配電線と接続され、
    前記自動開閉器の少なくとも、開放された状態の前記可動接触子が動作して固定接触子に投入されて当該投入が完了するまでの投入動作中、当該フィルタ回路のインダクタの両端に接続されたスイッチを投入状態とする制御機能を備えたことを
    特徴とする自動開閉器。
  2. 配電線を通信路として遠隔監視制御される制御回路が固定接触子に対して可動接触子の開放・投入を制御する自動開閉器において、
    特定の周波数の成分だけを通過させるインダクタ、コンデンサ、抵抗からなるフィルタ回路を有し、当該フィルタ回路を介して前記制御回路が配電線と接続され、
    前記可動接触子の開放と連動して、当該フィルタ回路のインダクタの両端に接続されたスイッチを投入状態とし、
    可動接触子の投入と連動して、当該フィルタ回路のインダクタの両端に接続されたスイッチを開放状態とすることを
    特徴とする自動開閉器。
  3. 請求項1または2に記載の自動開閉器において、
    前記フィルタ回路が少なくとも前記制御回路に直列に接続されるインダクタから構成され、
    当該インダクタの両端を短絡することで前記フィルタ回路を機能させないとすることを
    特徴とする自動開閉器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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