JP4130916B2 - Partition plate for barrel tank - Google Patents
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Description
この発明は、バレル研磨用バレル槽の槽内空間を複数研磨室に区画する仕切板の改良に関するものである。 The present invention relates to an improvement in a partition plate that divides a space in a barrel tank for barrel polishing into a plurality of polishing chambers.
従来のバレル槽用仕切板1(特許第3396588号公報)は、図1に示すように、1つの押し嵌め板3を本体板2の1箇所に押し嵌めることによってバレル槽内壁14aに固定していた。この仕切板1を固定するには、まずバレル槽12に対して本体板2を装入し、次に押し嵌め板3を相当箇所に嵌め込み、続いて締め付けボルト9を上方から挿通して本体板下部に固定されたナット15に締め込む。すると押し嵌め板3が徐々に押し込まれるとともに本体板2の上部が拡開変形することによってバレル槽内壁14aに圧着固定されるのである。このような仕切板1は、研磨対象ワークの大きさに合わせてバレル槽内の任意の位置で固定できるので、非常に使い勝手が良くしかも低コストであるので、多くのバレル研磨職場で使用されてきた。
As shown in FIG. 1, the conventional partition plate for barrel tank 1 (Japanese Patent No. 3396588) is fixed to the barrel tank
ところで前記仕切板1が装入されるバレル槽12は一般に、スチール製筐体13とその内側にウレタン樹脂等のライニング14が施行されたものから成る。このライニング14を施行するには、不図示の中型を、筐体13との間に一定厚みの空間を保って装入し、筐体13と中型とで構成される空間に溶融ウレタン樹脂を流し込み、その後冷却固化して得る。ウレタン樹脂は冷却固化時に収縮するが、その収縮量は図3に示すバレル槽の中央部Aと側部B、Cで異なり、その結果、ライニング14の厚みも中央部Aが薄く端部B、Cがそれよりも厚いものとなっていた。このバレル槽12に前記仕切板1を固定すると、本体板2の上部を拡開変形して上部2箇所の圧着力のみで行うため、中央部Aで固定した仕切板1と端部B、Cで固定した仕切板1とでは固定強度が異なり、十分な強度を具備した研磨室を得ることができなかった。
By the way, the
また最近ではバレル槽の軽量化とライニング寿命の長期化を目的に、前記スチール筐体13を用いない、図2に示すような全てがウレタン樹脂で成型されたバレル槽10を使用することがある。このウレタンバレル槽10を得るには、不図示の中型を、バレル槽形状の外型との間に一定厚みの空間を保って装入し、外型と中型とで構成される空間に溶融ウレタン樹脂を流し込んで冷却固化する。全てがウレタン樹脂で成型されるため、スチール筐体にウレタンライニングを施行するときよりも肉厚空間にウレタン樹脂を流し込む。こうして得られたバレル槽10も、図3の中央部Aと端部B、Cではウレタンの収縮量が異なるため、厚みの異なるものとなる。したがってこのウレタンバレル槽10に前記仕切板1を固定すると、前者同様に固定強度が不十分となる。しかも本体板2に押し嵌め板3を押し込んで行くと、バレル槽10が膨らんでしまい、固定強度が一層不十分になるという問題があった。
以上よりこの発明が解決しようとする課題は、バレル槽内のライニング厚みが均一でなくても、仕切板をしっかりと固定できるバレル槽用仕切板を提供することにある。 Accordingly, the problem to be solved by the present invention is to provide a barrel tank partition plate that can firmly fix the partition plate even if the lining thickness in the barrel tank is not uniform.
上記課題を解決するために請求項1に係る発明は、バレル槽内壁に圧着される本体板と、この本体板に押し嵌めることによって本体板を拡開変形して前記バレル槽内壁に圧着させる押し嵌め板とからなるバレル槽内空間を複数研磨室に区画する仕切板において、前記押し嵌め板は、前記本体板における互いに対向する箇所からそれぞれ押し嵌められるものであることを特徴とする。次に請求項2に係る発明は、請求項1のものにおいて、本体板が圧着されるバレル槽壁の少なくとも一面がバレル槽内壁からバレル槽外壁に亘って樹脂成型されたものであることを特徴とする。次に請求項3に係る発明は、請求項1または2のものにおいて、本体板のバレル槽内壁に圧着される面にはパッキン部材が取り付けられていることを特徴とする。
In order to solve the above-mentioned problems, the invention according to
請求項1に係る発明によれば、本体板の対向箇所にそれぞれ押し嵌め板を押し嵌めるようにしたので、本体板の上下部がそれぞれ拡開変形し、合わせて4箇所でバレル槽内壁に圧着固定されるので固定強度が高まり、十分な強度を具備した研磨室を得ることができる。また請求項2に係る発明によれば、一層の強度を具備した研磨室を得ることができる。さらに請求項3に係る発明によれば、本体板にパッキン部材を取り付けたので、本体板がバレル槽を膨らませようとしても、このパッキン部材が膨らみを吸収するから、十分な強度を具備した研磨室を得ることができる。
According to the first aspect of the present invention, since the press-fitting plates are press-fitted to the opposite portions of the main body plate, the upper and lower portions of the main body plate are expanded and deformed, respectively, and are crimped to the inner wall of the barrel tank at four locations. Since it is fixed, the fixing strength is increased, and a polishing chamber having sufficient strength can be obtained. Moreover, according to the invention which concerns on
本発明を図4を参照して説明する。本発明のバレル槽用仕切板1は、本体板2と押し嵌め板3(3a、3b)とから成る。本体板2はポリウレタン樹脂を成型して得たものであり、押し嵌め板3が嵌合するように2箇所が切り欠かれ、中心部には後述の締め付けボルト9が挿通できるように上下の貫通穴2aが形成されている。この穴2aの上下部には、押し嵌め板3を押し込んだ時の動きを吸収する目的と研磨石が隣室へ移動することを防止する目的で、ブロック状のスポンジゴム4が取り付けられ、このスポンジゴム4にも締め付けボルト9が挿通できるように穴4aが形成されている。本体板2のバレル槽に圧着される面には外周縁に沿ってスリット5が形成され、ここに本体板2の圧着を強化する目的で断面半月上のゴムパッキン6が取り付けられている。ここではパッキン部材の材質をゴムとしているが、要はポリウレタンよりも軟質のものであれば良い。なお、この本体板2は、バレル槽の断面形状が6角形なのでそれに合わせて6角形状となっているが、バレル槽がその他の多角形状ならば、それに合わせれば良いし、バレル槽が円形状であれば、本体板2も円形状となる。
The present invention will be described with reference to FIG. The barrel
前記本体板2に押し込む2つの押し嵌め板3もポリウレタン樹脂を成型して得たものであり、その形状は略三角形で、中心部に締め付けボルト9が挿通できるように上下の貫通穴3cが形成されている。上側の押し嵌め板3aの上端には、締め付けボルト9を支持する穴付き座板7が取り付けられ、下側の押し嵌め板3bの下端には、締め付けボルト9がねじ込まれるねじ穴付きブロック体8が固定されている。そして頭部にナットを有する長尺の締め付けボルト9を、穴付き座板7、上側押し嵌め板3a、スポンジゴム4、本体板2、スポンジゴム4及び下側押し嵌め板3bの連通された穴に挿通して、ねじ穴付きブロック体8にねじ込むようになっている。
The two press-
前記仕切板1が圧着固定されるバレル槽10は、不図示の中型を、バレル槽形状の外型との間に一定厚みの空間を保って装入し、外型と中型とで構成される空間に溶融ポリウレタン樹脂を流し込んで冷却固化して得る。このウレタンバレル槽10は、バレル槽の軽量化とライニング寿命の長期化を目的に製作されているが、槽壁の一部を補強するためにスチール製のプレートを埋め込んだり、ボルトで固定しても良い。要するに仕切板1が圧着固定されるバレル槽壁10aの少なくとも一面が、バレル槽内壁10bからバレル槽外壁10cに亘って樹脂成型されたものであれば良い。なお、バレル槽10の上端は不図示の蓋が取り付けられるように開口11となっている。
The
次に本発明の仕切板1を前記バレル槽10に固定する手順について説明する。まず、本体板2に上側押し嵌め板3a及び下側押し嵌め板3bを組み合せ、締め付けボルト9を、上から穴付き座板7、上側押し嵌め板3a、スポンジゴム4、本体板2、スポンジゴム4及び下側押し嵌め板3bの順に挿通して、ねじ穴付きブロック体8に軽くねじ込んでおく。この状態でバレル槽10に装入し、例えば図6に示すバレル槽10の中央部Aで、仕切板1がバレル槽の回転軸Dと直交するようにセットする。次に締め付けボルト9の頭部のナットを工具等で十分に締め込む。この動作によって本体板2の上部は拡開変形してバレル槽内壁10bに圧着固定され、同様に本体板2の下部もバレル槽内壁10bに圧着固定される。このとき、バレル槽の中央部Aが本体板2に押圧されて膨らもうとするが、本体板2の外周縁のゴムパッキン6がその膨らみを吸収するようになっている。また、バレル槽10の中央部Aは、固化時の収縮で側部B、Cと比べて肉薄であるが、本発明の仕切り板1を用いれば、そのひずみを十分に吸収できる。こうして、十分な強度を具備した研磨室Eが形成される。さらに、例えばバレル槽を4区画に仕切るのであれば、仕切板1を図6に示す側部B、Cにセットすれば良い。なお、仕切板1は研磨対象ワークの大きさに応じて任意の位置で区画できる。次に各研磨室Eに研磨石、水、コンパウンド及びワークを投入し、最後にバレル槽開口11に蓋をしてバレル研磨機にセットし、回転軸D回りにバレル槽10を回転してワークを研磨する。
Next, a procedure for fixing the
(第二の実施形態)次に図5を参照してバレル槽がスチール製筐体からなるものについて説明する。このバレル槽12は、スチール板を断面6角形に曲げ加工したものの両端に6角形のスチール板を溶接して得た筐体13と、その内壁にライニングされたポリウレタンライニング14とで構成されている。このライニング14を施行するには、前記実施形態と同様に、不図示の中型を、筐体13との間に空間を保って装入し、筐体13と中型とで構成される空間に溶融ポリウレタン樹脂を流し込んで冷却固化する。ライニングが固化したら中型を除去して完成となる。このときのライニング厚みは前記実施形態のものよりも肉薄となっている。
(Second Embodiment) Next, with reference to FIG. 5, a description will be given of a barrel tank comprising a steel casing. The
このスチールバレル槽12の場合であっても仕切板1を同様に圧着固定することができる。即ち、本体板2と上下の押し嵌め板3の組み合せに、締め付けボルト9を挿通しておく。これをバレル槽12の所望の位置にセットして固定する。バレル槽12がスチール筐体13の場合は、ライニング14の冷却固化に伴う収縮だけが問題になり、本体板2の押圧によってバレル槽が膨らむことはない。したがって本体板2の外周縁には特にゴムパッキン6はなくても良い。こうして十分な強度を具備した研磨室Eが形成されることになる。
Even in the case of this
1 仕切板
2 本体板
3(3a、3b) 押し嵌め板
10a バレル槽壁
10b バレル槽内壁
10c バレル槽外壁
6 パッキン部材
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