JP4130835B2 - 音響フィードバック抑制機能付き補聴器 - Google Patents

音響フィードバック抑制機能付き補聴器 Download PDF

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Description

この発明は,補聴器の分野に関する。より詳細には,この発明は,フィードバック除去信号を生成する適応フィルタを有する補聴器,補聴器の音響フィードバックを減少させる方法,および補聴器用の電子回路に関する。
音響フィードバックは,イヤモールドと耳管との間のベントまたはシールから音が漏れる場合に,すべての聴覚機器において発生する。たいていの場合,音響フィードバックは聞き取れない。しかし,補聴器のその場のゲインが十分に高いとき,あるいは,最適サイズより大きなベントを使用するとき,耳管内に生じる補聴器の出力は,イヤモールド/シェルによる減衰を超えることがある。そのとき,補聴器の出力は不安定になり,聞こえなかった音響フィードバックが,例えば笛音ノイズとして聞こえるようになる。多くのユーザとそのような可聴の音響フィードバックの周りにいる人々にとっては不快であり,困ったことでもある。さらに,フィードバック寸前のところにある,すなわち弱発振フィードバック(sub-oscillatory feedback)している聴覚機器は,聴覚機器の周波数特性に影響し,笛音を断続的に引起こすことがある。
図5は補聴器の簡単なブロック図を示す。補聴器は,音響入力信号を電気入力信号に変換する入力トランスデューサまたはマイクロフォン2,入力信号を増幅し,かつ電気出力信号を生成する信号処理装置3,および電気出力信号を音響出力信号に変換する出力トランスデューサまたはレシーバ4を備える。補聴器の音響フィードバック経路を破線の矢印で示す。減衰係数(the attenuation factor)をβで示す。ある周波数範囲において,処理装置3のゲインG(マイクロフォンおよびレシーバの変換効率を含む)と減衰βとの積が1に近いと,可聴の音響フィードバックが生じる。
このような好ましくないフィードバックを抑制するために,補聴器に適応フィルタを含ませてフィードバックを補償することが,当該技術分野において公知である。適応フィルタは,出力トランスデューサから入力トランスデューサに至る音響伝播経路を含む補聴器の出力から入力に至る伝達関数を推定する。適応フィルタの入力は補聴器の出力と接続され,適応フィルタの出力信号を入力トランスデューサ信号から減算することによって音響フィードバックを補償する。例えば,この種の補聴器は,たとえば国際出願番号WO02/25996A1に開示されている。
そのようなシステムを図6に概略的に示す。信号処理装置3からの出力信号は,適応フィルタ5に与えられる。フィルタ制御装置6は,適応フィルタを制御し,例えば適応フィルタリングの収束率またはスピードを制御する。適応フィルタは,フィードバック信号の推定が行われるフィードバック経路を常にモニタする。この推定に基づいてフィードバック除去信号が生成され,音響フィードバックを減少,または理想的には除去するために,補聴器の信号経路中にフィードバック除去信号が与えられる。
上記のような適応音響フィードバック除去システムは音響フィードバックの実質的な抑制が可能であり,http://www.hearingreview.com/Articles.ASP?articleid=H0202F04において入手可能な“Understanding feedback and digital feedback cancellation strategies” The Hearing Review, February 2002においてKuk, Ludvigsen, Kaulbergが述べているように,それにより使用可能なゲインが10〜12dB増加する。また,この記事は,聴覚機器による音響フィードバック現象の包括的概観およびこのフィードバックを抑制するための方策を提供する。
それにもかかわらず,適応フィードバック除去に関連する問題が残っている。フィードバック経路を推定するために相関分析が行われる。これは,フィードバック信号はオリジナルの信号と非常に相関の高いものであるという仮定に基づいている。高い相関が観測されるが,相関分析の時間が短い場合,フィードバックが実際に起こっていなくても,システムはフィードバックの存在を示すことがある。これは,フィードバック解析アルゴリズムが不適当である結果(artifact)である。実生活において,ほとんどの会話や音楽信号は,長時間ではなく,短時間を基準として高い相関がある。従って,会話や音楽に関する短時間の相関分析によって,ある信号が除去されたり,さらには不愉快な音質になったり了解度を喪失することがある。このことは,そのような結果を避けるために長時間の相関(すなわち,低速のフィードバック経路推定)を用いるべきであることを示唆している。
一方,フィードバック信号を除去するためにフィードバック除去アルゴリズムを長い時間行うと,フィードバック経路の特性が突然変化したときに対処できない。フィードバック除去アルゴリズムがうまくフィードバック信号を推定して,そして除去するまでに,可聴のフィードバックが残ってしまう。例えば,耳のそばに電話送受器があると,不快な信号を抑えるフィードバック除去アルゴリズムが有効になる前に,笛音が数秒間続く結果になるであろう。これは好ましいものではなく,良好なアルゴリズムはフィードバック経路中の突然の変化に(理想的に)対処すべきである。
さらに,フィードバック除去アルゴリズムは異なる周波数範囲において異なる有効性を有することがある。すなわち,ある周波数帯域ではフィードバックを十分に抑制するが,別の周波数帯域では好ましくない結果を生じることがある。
高いフィードバック環境が突然低いフィードバック環境に変化する場合に,例えば補聴器をつけた人が電話送受器を元に戻す場合に,比較的低速の適応時定数の場合における別の問題が起きる。このとき適応フィルタは,信号除去にはもはや必要でない強力なフィードバック除去信号を信号経路から減算(反転の後加算)する。この場合,適応フィルタは,フィードバックを除去するのではなくて好ましくないフィードバックを生成する。
それゆえ,この発明の目的は,フィードバック除去機能付き補聴器,および改良されたフィードバック除去特性を有する補聴器の音響フィードバック低減方法を提供することである。
この問題は,音響入力信号を電気入力信号に変換する入力トランスデューサ,電気出力信号を生成する信号処理装置,電気出力信号を音響出力信号に変換する出力トランスデューサ,フィードバック除去信号を生成する適応フィルタ,電気入力信号のノルムNxを示す第1のノルム信号およびフィードバックが除去された電気入力信号のノルムNfbcを示す第2のノルム信号を生成するノルム推定器,第1のノルム信号を第2のノルム信号と比較して,フィードバックが除去された入力信号のノルムと電気入力信号のノルムとの差の値Nfbc−Nxを生成する比較器,ならびに差の値が,ある閾値cthより大きい場合に,補聴器の信号経路中へのフィードバック除去信号の適用を禁止する判断装置を備える補聴器によって,解決される。
この発明による補聴器に関して,フィードバック補償なしの電気入力信号のノルムをフィードバック制御された電気入力信号のノルムと比較し,2つのノルムの差が特定の閾値より大きいとき,例えば0より大きいとき,補聴器の信号経路におけるフィードバック除去を禁止することができる。従って,フィードバック除去が信号のノルムを実際に増加させて,フィードバックを抑制するのではなくてフィードバックが付加されるときには,補聴器は,状況を検出して,これらの場合の信号経路に悪影響を及ぼさないようにフィードバック除去を解除する。
補聴器の主信号のフィードバック除去が禁止されても,フィードバック除去信号は,適応フィルタを制御するために適応フィルタ制御回路に供給される。
この発明による補聴器の判断処理の結果は,適応フィルタの適応アルゴリズムの入力パラメータとして用いてもよい。例えば,高速適応のため聞こえない状況が生じたような場合に,信号経路中のフィードバック除去信号をオフに切り替えると,適応速度を速くすることが可能である。
好適な実施形態によれば,ノルムの信号は次の一般式により計算される。
ここで,mkはノルムを計算すべき信号m=x,yのk番目のサンプル(k=1,…,L),Fk窓関数またはフィルタ関数(window or filter function)を表し,自然数pはノルムのべき乗(power)である。この式の特別な実施形態によれば,べき乗p=1であるときに,k番目のサンプルについてのノルムN m (k)が次の帰納式により定義される。
ここで,λは0<λ≦1の定数である。
補聴器は,フィードバック除去信号を急速に切り替える代わりに,フィードバック除去信号を滑らかにフェードインおよびフェードアウトするフェーディング装置を備えてもよい。フェーディングの時定数は,0.1s〜5s,好適には0.5s〜2sである。直線ランプ関数,または三角関数あるいは多項式関数のようなその他の好適な関数をフェーディングに用いてもよい。
好適な実施形態によれば,信号経路中にフィードバック除去信号を導入するかどうかの判断は,補聴器の異なる周波数帯域または周波数チャネルに対してそれぞれ独立に行われる。これにより,1つの周波数帯域においてフィードバック除去を許可し,別の周波数帯域においてフィードバック除去を禁止することが可能となる。従って,補聴器は,種々の周波数範囲における音響環境のフィードバック状況により適切に適用可能である。
また,この発明は,入力信号を電気入力信号に変換する入力トランスデューサ,電気出力信号を生成する信号処理装置,および電気出力信号を音響出力信号に変換する出力トランスデューサを備える補聴器の音響フィードバックを減少させる方法であって,適応フィードバック除去信号を生成し,フィードバック除去信号を電気入力信号から減算してフィードバックが除去された入力信号を生成し,電気入力信号のノルムNxを示す第1のノルム信号およびフィードバックが除去された電気入力信号のノルムNfbcを示す第2のノルム信号を生成し,第1のノルム信号と第2のノルム信号を比較することによって,差の値Nfbc−Nxを生成し,差の値Nfbc−Nxが,ある閾値cthより大きい場合に,補聴器の信号経路中へのフィードバック除去信号の適用を禁止する,方法を提供する。
この発明は,他の態様において,請求項26に記載のコンピュータプログラムを提供する。
この発明は,さらに他の態様において,請求項27に記載の補聴器用電子回路を提供する。
この発明のさらなる特定の変形例は,その他の従属請求項により定義される。
この発明とその更なる特徴および優位性は,図面に基づくこの発明の特別な実施例の下記詳細な説明から容易に明らかになるであろう。
図1は,この発明による補聴器の第1の実施例のブロック図を示す。
補聴器1の信号経路には,音響入力信号を電気入力信号101に変換する入力トランスデューサまたはマイクロフォン2,増幅した電気出力信号を生成する信号処理装置または増幅器3,および電気出力信号を音響出力信号に変換する出力トランスデューサ(スピーカー,レシーバ)4を備える。信号処理装置3の増幅特性は,低信号レベルで大きなゲインを実現する非線形であってもよく,当該技術分野で公知の圧縮特性を示してもよい。
電気出力信号は,適応フィルタ5およびフィルタ制御装置6に供給される。適応フィルタ5は,フィードバック経路をモニタする。また,適応フィルタ5は,音響フィードバック経路をシミュレートするようにデジタルフィルターを調節する適応アルゴリズムを備え,実際の音響フィードバック経路をモデリングするフィードバック除去信号を生成するために音響フィードバックの推定値を供給する。適応フィルタ5の適応速度は,フィルタ制御装置6によって制御される。
この発明によると,入力信号101およびフィードバックが除去された入力信号(the feedback-cancelled input signal)102,すなわち入力信号101と反転フィードバック除去信号103の和が与えられる,フィードバック制御装置10が備えられている。これらの信号に基づいて,フィードバック制御装置は,フィードバック除去が補聴器信号の信号品質を向上させるか低下させるかを判断して,スイッチ15を動作させる判断信号104を出力する。スイッチ15は,補聴器1の信号経路中の加算節点9へのフィードバックが除去された入力信号102の供給のオンまたはオフを切り替える。フィードバック制御装置10が補聴器信号が向上すると判断した場合にのみ,フィードバック除去信号は信号経路に与えられる。
フィードバック制御装置10の実施例を図2に詳細に示す。
判断装置10は,ある時間帯(time window)にわたって,電気入力信号101およびフィードバックが除去された電気入力信号102のノルムをそれぞれ推定するノルム推定器11b,11aを備えている。得られた第1のノルム 信号109および第2のノルム信号110は,比較信号106を出力する加算節点12において(減算器を構成する信号110用のインバータと協働して)減算される。比較信号106は判断装置13に入力され,ここでノルム差を示す比較信号が閾値107と順次比較される。この閾値は0,一定値,あるいは閾値発生器14によって出力される閾値のいずれかである。閾値発生器14では,フィードバック除去信号103のノルムがノルム推定器11cにおいて計算され,閾値因子(a threshold factor)108が乗算される。
判断装置13は,比較信号106を閾値107と比較して,比較結果に応じて判断信号104をスイッチ15に出力する。スイッチ15(図1)は,加算節点9における反転フィードバック除去信号の補聴器の信号経路への供給を許可または禁止する。
補聴器の信号経路へのフィードバック除去信号を瞬時にスイッチングするよりも,0.1s〜5s,好適には例えば0.5s〜2sの時間間隔にわたって除去信号を滑らかにフェードインまたはフェードアウトする方が優位である。この目的のために,図3に示すように,判断信号104の代わりにフェーディング信号105を,乗算器を構成するスイッチ15に供給するフェーディング装置16を用いてもよい。スイッチ動作は,例えば1sの時間にわたってフェーディング信号105を0から最大電圧まで直線的に増加させ,同じまたは異なる時定数でスイッチをオフ動作させるために電圧を減少させるランプ電圧によって可能である。線形フェーディング関数の代わりに,その他多くのフェーディング関数,例えば三角関数または多項式関数などを用いてもよい。上述のように,フェーディングは対称的である必要はなく,フェードインはフェードアウトとは異なる時間速度で生じるものであってもよい。異常なスイッチ動作を避けるために,フェーディングを初期化する前に,フィードバック除去のオンまたはオフを切り替える条件をある時間満たすことが必要であれば,ヒステリシスを持つフェーディング関数も選択可能である。
例えば,高フィードバック環境が低フィードバック環境に突然変化し,それにより,ある程度低い適応速度の適応フィルタが,推定されたフィードバックの反転信号としてモデル化されたフィードバック除去信号を信号経路中に導入することによって,既に存在しない強力なフィードバックを依然として除去しようとしている場合のように,フィードバック除去アルゴリズムそれ自体によって付加的なフィードバックが生成されてしまうのを避けることに,この発明は着目している。このような場合,フィードバック除去動作は付加的なフィードバックを実際に生成する。この発明は,フィードバック除去アルゴリズムそれ自体によって好ましくない余分なフィードバックが生成するのを,元の信号のノルムとフィードバックが除去された信号のノルムを比較することにより識別できるという前提に基づくものである。フィードバック除去によって信号ノルムが増加する場合は,除去されるのではなく付加的なフィードバックが発生しているものとする。これらの場合,この発明によるフィードバック制御装置10は,補聴器の信号経路中にフィードバック除去信号を適用することを禁止する判断を行う。フィードバック除去信号は,適応フィルタ出力の適合のために,フィルタ制御装置にのみフィードバックされる。上述のように,0以外の定数またはフィードバック除去信号に応じた閾値を,許可/禁止の判断のトリガとして用いてもよい。
時間tにわたって変化しかつ正または負の値をとる信号x(t)のノルムは,信号xのサイズまたは量を示す負ではない値(a non-negative value)である。この発明によると,信号ノルムは,所定時間帯,すなわち,信号xのサンプルxk(k=1,…,L)の特定の番号Lにわたって計算される。サンプルxkの重み付けは,フィルタ関数Fkによって表現される。一般化された信号xのノルムは,次のように表される。
ここで,p∈Nはノルムのべき乗である。最も簡単な場合である1−ノルム(p=1)であれば,式(1)は次のように表される。
好ましい実施態様では,k番目のサンプルのノルムN x (k)は帰納的定義によって表現することができる。
ここで,λは0〜1の可能な値を有する規格化された定数である。
p→∞の場合,式(1)はさらに極端なケース,すなわち最大ノルムを表す。
他の可能性としては,信号エネルギーを示す平方ノルム(p=2)がある。
この発明において,すべての好適なノルムおよび時間帯を用いることができる。ノルム推定器は,電気入力信号xのノルムNxのみならず,フィードバックが除去された入力信号yのノルムNfbc=Nyも計算する。判断装置13において,2つのノルムの差が閾値cthと比較される。
フィードバックが除去された入力信号のノルムと入力信号自体の差が閾値より大きい場合には,フィードバック除去は,フィードバックを除去するよりもむしろフィードバックを生成していると扱われ,したがって補聴器信号経路からフィードバック除去が解除される。
図3は,この発明による補聴器の第2の実施例を示す。スイッチが,図2に示すフェーディング装置16からフェーディング信号105を受ける乗算要素に置換えられている。図3の実施例に関して,入力トランスデューサ2と信号処理装置3との間における補聴器の信号経路中へのフィードバック除去信号の滑らかなフェードインまたはフェードアウトは,加算節点9においてスムーズに行われる。
より好ましくは,周波数チャンネルの多くの周波数帯域に対して,独立に,フィードバック制御装置10の判断動作が行われる。図4は,この発明による補聴器の第3の実施例を示し,周波数チャンネルの数に対応する複数のフィードバック制御装置10を備えている。入力トランスデューサ2からの電気入力信号を複数(例えば,8または16)の異なる周波数成分に分割する第1のフィルターバンクまたはFFT(すなわち,高速フーリエ変換ブロック)7が設けられている。種々の周波数帯域中の信号を処理し,トランスデューサ4によって出力される処理された信号を結合する多チャネル処理装置3aが設けられている。
この補聴器は,フィードバック除去信号を複数の周波数成分に分割するさらに別のフィルターバンクまたは FFT8を備え,この複数の周波数成分は,特定の周波数範囲で動作する図2のフィードバック制御装置に対応する複数のフィードバック制御装置10のそれぞれによって,別々にオンオフが切り替えられる。
異なるフィルタ帯域またはFFTタブにおいて動作する複数の適応フィルタ5を設けることもできる。補聴器の構造およびフィードバック除去アルゴリズムに応じて,これらのブロックの1つまたは両方に,必要なFFTまたはフィルタ帯域関数を予め存在させてもよい。これにより,異なる周波数帯域におけるフィードバック除去の許可/禁止を独立に提供するために2つのフィルターバンクを実際に実装する必要がなくなる。
この発明の特定の変形例によれば,図1,3および4の点線矢印104によって示されるフィードバック除去システムの適応アルゴリズムへの入力パラメータとして,判断信号104を用いてもよい。実行可能な応用例の1つは,高速適応のため聞こえない状況が生じたような場合に,信号経路において除去信号をオフに切り替えるまたはフェードオフするときの適応フィルタ5の適応速度を速くすることである。
図7は,この発明による補聴器の音響フィードバックを生成する方法の実施例を示すフローチャートである。方法ステップS1において,受信された音響入力信号はマイクロフォン2によって電気入力信号xkに変換される。次の方法ステップS2において,フィードバック除去信号が適応フィルタ5によって生成され,次にフィードバック除去信号を電気入力信号から減算することによってフィードバックが除去された入力信号ykを得る(ステップS3)。次のステップS4において,上記において詳述したように,入力信号xkのノルムNxおよび入力信号ykのノルムNfbcが計算される。次に,方法ステップS5において,ノルムの信号の差すなわちNfbc−Nxが閾値cthと比較される。比較結果が正の場合,すなわち2つのノルムの差が与えられた閾値より大きい場合,方法ステップS6において,フィードバック除去の禁止が判断される。他方,ノルム信号の差が閾値以下の場合,補聴器の信号経路中のフィードバック除去が許可される(方法ステップS7)。
この発明は,フィードバック除去のための適応フィルタを備える補聴器,および比較的低い計算コストで適応フィルタがフィードバックを実際に増加させることを効果的に防止する,補聴器の音響フィードバックを減少させる方法を提供する。
この発明の第1の実施例による補聴器のブロック図である。 この発明による補聴器の実施例のフィードバック制御装置のブロック図である。 この発明による補聴器の第2の実施例のブロック図である。 多チャネル補聴器を具体化するこの発明による補聴器の第3の実施例である。 補聴器の音響フィードバック経路を示す概略ブロック図である。 従来技術の補聴器を示すブロック図である。 この発明の実施例による補聴器の音響フィードバックを減少させる方法を示すフローチャートである。

Claims (27)

  1. 音響入力信号を電気入力信号(101)に変換する入力トランスデューサ(2),
    電気出力信号を生成する信号処理装置(3),
    電気出力信号を音響出力信号に変換する出力トランスデューサ(4),および
    フィードバック除去信号(103)を生成する適応フィルタ(5)を備え,
    上記電気入力信号(101)のノルムNxを示す第1のノルム信号(109)および上記電気入力信号(101)から上記フィードバック除去信号(103)を減算することによって生成されるフィードバックが除去された電気入力信号(102)のノルムNfbcを示す第2のノルム信号(110)を生成するノルム推定器(11),
    第1のノルム信号(109)と第2のノルム信号(110)を比較して,フィードバックが除去された入力信号(102)のノルムと電気入力信号(101)のノルムの差の値Nfbc−Nxを生成する比較器(12),ならびに
    差の値が,ある閾値cthより大きい場合に,補聴器(1)の信号経路中へのフィードバック除去信号(103)の適用を禁止する判断装置(13),
    を備えたことを特徴とする,補聴器。
  2. フィードバック除去信号は,判断装置(13)の判断結果にかかわりなく,適応フィルタ制御装置(6)に供給される,請求項1に記載の補聴器。
  3. 差の値Nfbc−Nxが閾値cthより大きい場合に,適応フィルタ(5)の適応速度が増加する,請求項2に記載の補聴器。
  4. ノルム推定器(11)は,次の一般式に従って,入力信号xおよびフィードバックが除去された信号yのノルム信号Nm(m=x,y) を計算するものである,請求項1から3のいずれか一項に記載の補聴器。
    ここで,mkはノルムを計算すべき信号m=x,yのk番目のサンプル(k=1,…,L)であり,Fk窓関数またはフィルタ関数を表し,自然数pはノルムのべき乗である。
  5. 請求項1から3のいずれか一項に記載の補聴器において,
    上記ノルム推定器(11)は,入力信号xおよびフィードバックが除去された信号yのk番目のサンプルのノルム信号N m (k)(m=x,y)を,次の帰納式により計算するものである,補聴器。
    ここで,λは0<λ≦1の定数である。
  6. 閾値cthは一定の値である,請求項1から5のいずれか一項に記載の補聴器。
  7. 閾値cth=0である,請求項6に記載の補聴器。
  8. 閾値因子が乗算されたフィードバック除去信号のノルムを可変閾値cthとして生成する閾値発生器(14)を備えている,請求項1から5のいずれか一項に記載の補聴器。
  9. 判断装置(13)の判断結果に応じて,信号経路中へのフィードバック除去信号(103)をフェードインおよびフェードアウトするフェーディング装置(16)を備えている,請求項1から8のいずれか一項に記載の補聴器。
  10. フェーディング装置(14)は,フェーディング時定数を0.1s〜5s,好適には0.5s〜2sとして動作する,請求項9に記載の補聴器。
  11. フェーディング装置(16)のフェーディング関数は,線形関数,三角関数または多項式関数の中から選択される,請求項9または10に記載の補聴器。
  12. 上記判断装置(13)は,入力信号の異なる周波数帯域に対してそれぞれ独立に,上記補聴器の信号経路中にフィードバック除去信号を適用することを許可または禁止するものである,請求項1から11のいずれか一項に記載の補聴器。
  13. 入力信号を電気入力信号(101)に変換する入力トランスデューサ(2),電気出力信号を生成する信号処理装置(3),および電気出力信号を音響出力信号に変換する出力トランスデューサ(4)を備えた補聴器(1)の音響フィードバックを減少させる方法であって,
    適応フィードバック除去信号(103)を生成し,
    上記電気入力信号(101)から上記フィードバック除去信号(103)を減算することによってフィードバックが除去された入力信号(102)を生成し,
    電気入力信号(101)のノルムNxを示す第1のノルム信号(109)およびフィードバックが除去された入力信号(102)のノルムNfbcを示す第2のノルム信号(110)を生成し,
    第1のノルム信号(109)と第2のノルム信号(110)を比較することにより,差の値Nfbc−Nxを生成し,
    差の値Nfbc−Nxが,ある閾値cthより大きい場合に,補聴器(1)の信号経路中へのフィードバック除去信号(103)の適用を禁止する,
    補聴器(1)の音響フィードバックを減少させる方法。
  14. 差の値Nfbc−Nxが閾値cthより大きい場合に,適応フィードバック除去信号(103)の生成の適応速度を増加させる,請求項13に記載の方法。
  15. ノルム推定器(11)は,次の一般式に従って,入力信号xおよびフィードバックが除去された信号yノルム信号Nm(m=x,y)を計算する,請求項13または14に記載の方法。
    ここで, kはノルムを計算すべき信号のk番目のサンプル(k=1,…,L)であり,Fk窓関数またはフィルタ関数を表し,自然数pはノルムのべき乗である。
  16. 請求項13または14に記載の方法において,
    上記ノルム推定器(11)は,入力信号xおよびフィードバックが除去された信号yのk番目のサンプルのノルム信号N m (k)(m=x,y)を,次の帰納式により計算するものである,方法。
    ここで,λは0<λ≦1の定数である。
  17. 閾値cthは一定の値である,請求項13から16のいずれか一項に記載の方法。
  18. 閾値cth=0である,請求項17に記載の方法。
  19. 閾値は,閾値因子が乗算されたフィードバック除去信号のノルムである,請求項13から16のいずれか一項に記載の方法。
  20. 補聴器の信号経路中へのフィードバック除去信号(103)の適用の許可または禁止を,滑らかなフェードインおよびフェードアウトにより行う,請求項13から19のいずれか一項に記載の方法。
  21. フェーディング時定数は,0.1s〜5s,好適には0.5s〜2sである,請求項20に記載の方法。
  22. 線形ランプ関数,三角関数または多項式関数を,フェーディング関数として用いる,請求項20または21に記載の方法。
  23. フェードインおよびフェードアウトは,対称的に行われる,請求項20から22のいずれか一項に記載の方法。
  24. フェードインおよびフェードアウトは,非対称的に行われる,請求項20から22のいずれか一項に記載の方法。
  25. 補聴器の信号経路中へのフィードバック除去信号の適用の許可または禁止の判断は,入力信号の異なる周波数帯域に対してそれぞれ独立に行われる,請求項13から24のいずれか一項に記載の方法。
  26. 請求項13から23のいずれか一項に記載の方法を実行するようになっているプログラムコードを備えている,コンピュータプログラム。
  27. 音響入力信号から生じる電気入力信号(101)を処理して,電気出力信号を生成する信号処理装置(3),および
    フィードバック除去信号(103)を生成する適応フィルタ(5)を備え
    電気入力信号(101)のノルムNxを示す第1のノルム信号(109)および上記電気入力信号(101)から上記フィードバック除去信号(103)を減算することによって生成されるフィードバックが除去された電気入力信号(102)のノルムNfbcを示す第2のノルム信号(110)を生成するノルム推定器(11),
    第1のノルム信号(109)と第2のノルム信号(110)を比較して,フィードバックが除去された入力信号(102)のノルムと電気入力信号(101)のノルムの差の値Nfbc−Nxを生成する比較器(12),ならびに
    差の値が,ある閾値より大きい場合に,補聴器(1)の信号経路中へのフィードバック除去信号(103)の適用を禁止する判断装置(13),
    を備えた補聴器用電子回路。
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