JP4129157B2

JP4129157B2 - Vacuum blood collection tube

Info

Publication number: JP4129157B2
Application number: JP2002281793A
Authority: JP
Inventors: 佳範谷口
Original assignee: セファテクノロジー株式会社
Priority date: 2002-09-26
Filing date: 2002-09-26
Publication date: 2008-08-06
Anticipated expiration: 2022-09-26
Also published as: JP2004113519A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
この発明は、真空採血管に関し、さらに詳細には、赤沈測定に用いて好適なる真空採血管に関する。
【０００２】
【従来の技術】
採血時あるいは採血後の分注時の針刺し事故を防ぐため、近年真空採血管を用いた血液採取が行われている。
【０００３】
この種の真空採血管は、真空吸引作用により人体の腕等から血液を採血するものであって、その一般的な構造は、図３に示すように、一端が開口し他端が閉塞された円管状を呈する採血管本体１の開口端に、ゴムや樹脂等からなる弾性を有する密封栓２が密栓されるとともに、採血管本体１の内部４が減圧されてなる。
【０００４】
そして、図１３(a)に示すように、採血管ホルダ１１に装着されたマルティプル採血針の一端側（血管側刺通針）１０ａを人体の腕の血管に刺した後、この採血針の他端側（密封栓側刺通針）１０ｂを上記真空採血管の密封栓２に刺通することにより、上記血管内と採血管本体１内とが連通され、減圧されている採血管本体１内に血液が吸引されて採血されることとなる。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、通常採血時には、上述のように人体の腕の血管に刺した１本のマルティプル採血針１０を用いて、血液検査の種類に応じた数本の真空採血管でもって採血される方式がとられているところ、採血者（看護師等）は、片手で採血管ホルダ１１を持ち、もう一方の手で採血管本体１を押し込んで、あたかも注射器と同様な手法により採血管本体１の底を押すことが多く、採血針側に付属しているゴム（弾性体）製の漏血防止キャップ１０ｃを強く圧縮し過ぎ、ゴムの弾性復帰を妨げて、これがため、漏血防止キャップ１０ｃが漏血防止の目的を果たさなくなり、図１３(b)に示すように真空採血管Ｉを採血管ホルダ１１から引き抜いた際、血液Ｂが漏れることがあった。
【０００６】
一方、近時の医療現場においては、薬品投与ミス等の医療ミスを防止するために、薬品などを患者に投与する前に、薬品に貼付された商品コードや有効期限等のバーコードデータと患者別処置データとを照合するシステムが導入されているところ、上記の真空採血管を用いた血液検査方法には、以下の理由により、上記のようなバーコードを用いたデータ照合システムの導入が進んでいない。
【０００７】
すなわち、この種のデータ照合システムにおいては、採血管に血液採取する個人を識別するための識別用バーコードラベルが貼付されるところ、このラベルの寸法としては、その取扱い性等を考慮して、現在流通するもので３０ｍｍ×６０ｍｍまたは３５ｍｍ×５０ｍｍに設定されている。そして、例えば、３５ｍｍ×５０ｍｍのバーコードラベルを採血管に貼付するには、外径寸法が最低１２ｍｍ以上、長さが最低５０ｍｍ以上の貼付部（外径増大部）が必要である。
【０００８】
しかしながら、従来用いられている真空採血管は、採取する血液の量を必要最低限にとどめるため、採血管本体１の寸法が、現在流通しているもので例えば外径が８．８ｍｍ程度、長さが１００ｍｍ程度と比較的細く短い。長さ１００ｍｍ程度の採血管本体１に５０ｍｍ以上の貼付部を設けると、十分な赤沈測定エリアを確保できない。これがため、上記真空採血管に、上記データ照合システムで使用する識別用バーコードラベルを貼付するには、十分な赤沈測定エリアを確保しながら、貼付部の外径寸法を太くしなければならない。
【０００９】
上記のように、識別用バーコードラベルを貼付するに必要な長さと、十分な赤沈測定エリアを確保するために必要な長さを得るためには、真空採血管の長さ寸法を従来のものより長くしなければならないが、現在流通しているオートラベラ（自動ラベル貼付機）が処理できる被ラベル貼付物幅が１００ｍｍ程度しかないため、真空採血管の長さを長くしてしまえば、オートラベラを利用できないという問題があった。
【００１０】
本発明はかかる従来の問題点に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、採血する際に、採血管本体の底を押しても、密封栓側刺通針を覆っているゴム製の漏血防止キャップを強く圧縮し過ぎない構造の真空採血管を提供することにある。
【００１１】
また、本発明の他の目的とするところは、真空採血終了後、密封栓側刺通針から採血管を引き抜く際に、前記密封栓側刺通針の漏血防止キャップの復帰を助長して漏血を防止する作用を有する形状を備えてなる真空採血管を提供することにある。
【００１２】
また、本発明の他の目的とするところは、採血管本体に十分な赤沈測定エリアを確保しながら、データ照合システムで使用される識別用バーコードラベル等の識別表記を施すことができ、しかも、前記識別用バーコードラベル等を現在流通しているオートラベラ等を用いて施すこともできる構造を備えた真空採血管を提供することにある。
【００１３】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の真空採血管は、血管側刺通針と弾性体からなる漏血防止キャップで覆われた密封栓側刺通針を有するマルチプル採血針が装着された採血管ホルダに差し込んで、真空吸引作用により人体の腕等から血液を採血する真空採血管であって、採血管本体の開口端が密封栓により密栓されるとともに、この採血管本体の開口端近傍の外周位置に、血液採取する個人を識別するための識別表記を施すための外径増大部が設けられ、この外径増大部は、弾性材料からなる薄肉中空円筒体の形態とされ、その外径が前記識別表記を施すのに適した寸法に設定されるとともに、その内径面に複数の係合リブが設けられ、これら係合リブが前記採血管本体の外径面に弾発的に当接係合することにより、前記外径増大部が前記採血管本体に取付け固定される構造とされ、前記外径増大部の上端部に、前記密封栓の外周部を被覆保護する栓保護部が設けられ、前記栓保護部の下端部に、前記採血管本体の下方への移動を係止して脱落を防止する位置決め用係合部が設けられるとともに、その上端部に前記採血管本体の上方への移動を係止して、前記密封栓が前記漏血防止キャップを押圧しすぎないようにするための係止蓋が着脱可能に設けられていることを特徴とする。
【００１４】
また上記係止蓋は、前記密封栓側刺通針の挿入孔を有し、前記挿入孔の内径寸法が上端から下端に行くに従って小さくなるとともに、前記下端側の内径寸法が前記漏血防止キャップの外径寸法より小さく設定されてなり、真空採血終了後、前記採血管ホルダから前記真空採血管を引き抜く際に、前記密封栓側刺通針の前記漏血防止キャップの弾性復帰を助長して漏血を防止する作用を備えてなる。
【００１５】
本発明の真空採血管を用いて、血液検査例えば赤沈測定を行うには、採血直前に、まず真空採血管の外径増大部外径面に、血液採取する個人を識別するための識別表記として、例えばバーコードラベルをオートラベラを用いて貼付する。続いて、この真空採血管により上記識別表記に対応した個人から血液を採取する。そして、採血後直ちに、この真空採血管を赤沈測定装置にセットして、血液採取した個人をバーコードにて識別しながら赤沈の測定を行う。
【００１６】
なお、上記真空採血管の外径増大部外径面に上記識別表記を施すに際しては、上記密封栓が上記係止蓋に係止された状態で行う一方、上記血液採取した真空採血管を、血液検査装置にセットして血液検査するに際しては、上記密封栓を上記位置決め用係合部に係止させた状態で行う。
【００１７】
このように、本発明の真空採血管を用いた赤沈測定においては、真空採血管の外径面にデータ照合システムで使用される識別用バーコードラベル等の識別表記を施すことができ、ひいては、バーコードデータを用いたデータ照合システムの導入による医療ミスの防止が可能となる。
【００１８】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【００１９】
実施形態１
本発明に係る真空採血管が図１〜図９に示されている。この真空採血管Ｉは、真空吸引作用により人体の腕等から血液を採血するものであって、具体的には、たとえば、特開２０００−３２９７７９号公報に開示された赤沈（赤血球沈降速度）測定装置を用いた血液の赤沈測定等に使用される。
【００２０】
真空採血管Ｉは、採血管本体１の開口端が密封栓２により密栓されるとともに、採血管本体１の内部４が減圧されてなる基本構造に加えて、採血管本体１の外周部に外径増大部５が設けられてなる。
【００２１】
上記採血管本体１は、図３に示すように、一端が開口し他端が閉塞された円管状を呈するガラス製の試験管形状のもので、その外形寸法は、現在流通している真空採血管のものと同様に、外径８．８ｍｍ、長さ１００ｍｍ程度に設定されている。
【００２２】
密封栓２は、ゴムや樹脂等からなる弾性を有する栓部材で、上部の刺通部２ａと下部の嵌合部２ｂとからなる一体成形品である。刺通部２ａは、後述する採血針１０が刺通可能な軸方向厚みｔを有する。また、嵌合部２ｂは、上記採血管本体１の開口端部の内径面１ａに気密状に密封嵌合可能な形状寸法とされている。
【００２３】
そして、上記採血管本体１の開口端部の内径面１ａに、上記密封栓２の嵌合部２ｂが挿入嵌合されるとともに、採血管本体３の内部４が減圧処理されることで上記基本構造が組立て構成される。なお、減圧処理は、減圧雰囲気下で密封栓２による密栓作業を行うか、あるいは密栓後に密封栓２を介して採血管本体３の内部４を減圧するなど、目的に応じて適宜の手段が講じられる。
【００２４】
また、採血管本体１の内部４には、必要に応じて、血液検査に適した混合溶液が予め注入され、図示の実施形態においては、赤沈（赤血球沈降速度）測定用のものとして、血液の抗凝固剤であるクエン酸ナトリウム溶液Ａが注入されている。
【００２５】
外径増大部５は、血液採取する個人を識別するための識別表記を施すためのもので、弾性材料からなる薄肉中空円筒体の形態とされ、密封栓２により密栓された採血管本体１の開口端近傍の外周位置に設けられている。
【００２６】
この外径増大部５は、具体的には図４および図５に示すように、その内径面に設けられた複数の係合リブ５ａ、…と、その一端（図示の場合は上端）付近に設けられた位置決め用係合部５ｂと、同じく上端に設けられた栓保護部５ｃとを備えるとともに、その外径面５ｄが識別表記を施すのに適した外径寸法Ｄを有する円筒面とされてなる一体成形品である。なお、栓保護部の下端と係合リブの上端は、ほぼ同位置に設定されている。
【００２７】
外径増大部５の構成材料としては、弾力性に富んだ樹脂材料などが用いられ、図示の実施形態においては、後述するように、採血管本体１に対する締付け固定機能を有するとともに、上記外径面５ｄとして、血液採取する個人を識別するための識別表記を施すのに適した表面特性を有するものが用いられる。例えば、バーコードラベル７が貼付可能な表面特性を有する、塩化ビニールやポリプロピレン等の樹脂材料が好適に採用される。
【００２８】
上記係合リブ５ａは、上記採血管本体１の外径面に弾発的に当接係合するもので、複数（図示の場合は３個）の係合リブ５ａ、…が外径増大部５の内径面において周方向へ等間隔をもってかつ長手方向へ延びて設けられている。図示の実施形態においては、各係合リブ５ａは、上記位置決め用係合部５ｂを起点に下端へ向けて外径増大部５の全長にわたり、直線状に隆起して形成されている。
【００２９】
係合リブ５ａの断面形状は、図示のごとく外径増大部５の内径面から径方向中心へ向けて隆起する先細テーパ状に形成されてなり、その先端係合部つまり先端縁が採血管本体１の外径面に線接触状で当接係合する。またこれら係合リブ５ａ、…の先端縁を結ぶ輪郭円の径寸法ｄ1が採血管本体１の外径寸法Ｄ0より若干小さく設定されている。
【００３０】
これに関連して、外径増大部５には取付け用の割り部５ｅが設けられている。この取付け用の割り部５ｅは、外径増大部５を弾性的に拡開可能な構造とするためのもので、後述する栓保護部５ｃに設けられた複数の係合凹部５ｃ１、５ｃ１、…のうちの一つの中心線上で、外径増大部５の全長にわたって直線状に延びて形成されている。
【００３１】
この割り部５ｅにより、外径増大部５を採血管本体１に差し込む際に、外径増大部５を弾性変形して拡開することを許容して、その拡開作用により、外径増大部５を採血管本体１に嵌合配置可能とする。一方、嵌合配置後においては、外径増大部５自体の弾性復帰作用つまり縮閉復帰作用により、外径増大部５の係合リブ５ａ、…が採血管本体１の外径面に弾発的に当接係合して、外径増大部５が採血管本体１に一体固定される。
【００３２】
換言すれば、上述したように、係合リブ５ａ、…の先端縁を結ぶ輪郭円の径寸法ｄ1が採血管本体１の外径寸法Ｄ0より小さく設定されていることにより、外径増大部５を採血管本体１に挿入嵌合する際に、割り部５ｅの存在により外径増大部５が弾性的に拡がって、外径増大部５の係合リブ５ａ、…先端縁が採血管本体１の外径面１ｂに密着状に嵌合するように作用する。
【００３３】
したがって、外径増大部５の係合リブ５ａ、…に関する上記径寸法ｄ１、外径寸法Ｄ、ならびに割り部５ｅの幅寸法Ｗは、対象となる採血管本体１の外径寸法を考慮して、上記作用が有効に発揮されるように設定されることとなる。
【００３４】
位置決め用係合部５ｂは、上記密封栓２に係合する部位で、上記係合リブ５ａ、…の上端部に設けられている。この位置決め用係合部５ｂは、密封栓２の鍔部２ｃに当接係合して、後述する栓保護部５ｃによる密封栓２の被覆保護位置を規定する。
【００３５】
栓保護部５ｃは、密封栓２の外周部を被覆保護するもので、外径増大部５の上端部に設けられている。この栓保護部５ｃは、具体的には図１および図２に示すように、採血管本体１の開口端を密栓した密封栓２の周囲を取り囲むとともに、その上部に採血管本体１の上方への移動を制限するための係止蓋８ａが、スナップ動作により嵌合される円筒構造とされている。
【００３６】
係止蓋８ａ（８）は、具体的には図４(b)に示すように、その外径面に等間隔に設けられた複数の係合突起部８ａ１、８ａ１…と、同じく外径面に設けられ、前記複数の係合突起部８ａ１、８ａ１…の間に等間隔に設けられた複数のスナップ突起８ａ２，８ａ２、…とを備え、その最大外径寸法が栓保護部５ｃの内径寸法とほぼ等しい台形円錐形状を有するとともに、その上端開口８ａ４の内径寸法が下端開口８ａ５の内径寸法より大なるすり鉢形状とされてなる一体成形品である。
【００３７】
前記複数の係合突起部８ａ１、８ａ１…は、栓保護部５ｃの上端に等間隔に設けられた係合凹部５ｃ１，５ｃ１，…に係合し、複数のスナップ突起８ａ２，８ａ２、…は、前記係合凹部５ｃ１，５ｃ１，…の間に等間隔に設けられた複数のスナップ凹部５ｃ２，５ｃ２、…に係合する。
【００３８】
なお係止蓋８の形状としては、図４(c)に示すように、上記係止蓋８ａの複数のスナップ突起８ａ２，８ａ２、…の形状が違うだけの係止蓋８ｂを用いても良い。
【００３９】
外径増大部５は、後述するように、その長さ寸法との関係で、採血管本体１に対して血液検査時と非検査時（採血時、ラベル貼付時）において軸方向へ移動配置する構造とされているところ、栓保護部５ｃは、図示するように、これら血液検査時と非検査時（採血時、ラベル貼付時）において上記密封栓２の外周部を被覆保護する深さ寸法を備える。
【００４０】
すなわち、外径増大部５は、図２(a)に示すように、係止蓋８ａの下面が密封栓２の上面に係合する状態（非検査時）と、図２(b)に示すように、位置決め用係合部５ｂが密封栓２の鍔部２ｃに係合する状態（血液検査時）との間で（移動距離Ｔ）、採血管本体１に対して軸方向へ移動配置する構造とされている。そして、これら両軸方向位置に外径増大部５がある場合においても、栓保護部５ｃが密封栓２の外周部を被覆保護するように、その深さ寸法が設定されている。
【００４１】
これにより、例えば図外のオートラベラで、外径増大部５の外径面５ｄにバーコードラベルを自動的に貼付する際や、真空採血管Ｉを手で取り扱う際に、密封栓２が採血管本体１の開口端から不意に脱落するのを有効に防止する。
【００４２】
また、外径増大部５の外径面５ｄには、後述するデータ照合システム用のバーコードラベル７が貼付されるところ、このバーコードラベル７としては、例えば現在流通するもので３０ｍｍ×６０ｍｍまたは３５ｍｍ×５０ｍｍに設定されている。したがって、これらのバーコードラベル７が外径増大部５の外径面５ｄに貼付可能なように、その外径寸法Ｄが１２ｍｍ程度に設定されている。
【００４３】
次に、以上のように構成された外径増大部５を採血管本体１に取り付ける際の手順を、図２(a)および図７を用いて説明する。なおこの手順は、外径増大部５に、オートラベラを用いて、血液採取する個人を識別するための識別表記を施す前に施行する手順で、血液検査時の手順は後述する。
【００４４】
すなわち、上述のごとく密封栓２により密封形成された採血管本体１に対して、外径増大部５を先端側つまり図面において下側から挿入すると、採血管本体１の先端は半円形状断面つまり半球形状を呈しているので、外径増大部５の係合リブ５ａ、…に対して抵抗なくスムーズに挿入される。
【００４５】
さらに外径増大部５を挿入し続けると、係合リブ５ａ、…先端縁の内径寸法ｄ１が採血管本体１の外径寸法Ｄ０より少し小さく設定される一方、割り部５ｅの存在により、採血管本体１によって弾性的に押し広げられて挿入される（図７(a)→図７(b)参照）。そして、密封栓２の上面が栓保護部５ｃの上面に接近した状態で挿入を停止すると、外径増大部５は採血管本体１の開口端近傍の外周位置に嵌合配置される（図７(b)→図７(c)参照）。
【００４６】
係止蓋８ａの係合突起部８ａ１、８ａ１…を栓保護部５ｃの係合凹部５ｃ１，５ｃ１，…に係合させ、係止蓋８ａを栓保護部５ｃに押し込むと、係止蓋８ａのスナップ突起８ａ２，８ａ２、…が、スナップ動作により、栓保護部５ｃのスナップ凹部５ｃ２，５ｃ２、…に係合して、この状態で採血管本体１を押し上げても、採血管本体１は外径増大部５から飛び出すことはない。（図７(c)→図７(d)参照）。
【００４７】
この嵌合配置状態において、外径増大部５の弾発復帰作用により、外径増大部５の係合リブ５ａ、…先端縁が採血管本体１の外径面１ｂに弾発的に当接係合する結果、外径増大部５が採血管本体１を締め付けるようにして、採血管本体１の外径面１ｂに弾発的に密着固定される（図２(a)および図７(d)参照）。
【００４８】
これにより、採血管本体１の適所に外径増大部５が組付け固定されて、真空採血管Ｉが完成するとともに、その外径面５ｄには図６に示すようにバーコードラベル７が貼付可能となる。この組み付け状態において、採血管本体１と外径増大部５の間には３ヶ所の空間６，６・・・が形成される。
【００４９】
なお、上記バーコードラベル７は、表面に例えばＮＷ−７等の規格により決められたバーコード７ａが印刷される印刷面を備えるとともに、裏面に予め粘着剤が塗布された紙材料等からなる。そして、図示しないオートラベラにより、これから血液採取する個人を識別するための識別用バーコードを印刷された後に、上記真空採血管Ｉの外径増大部５の外径面５ｄに巻き付け貼付される。
【００５０】
以上のように構成された真空採血管Ｉを用いると、外径増大部５に貼付されたバーコードラベル７により、採取血液のバーコード管理が可能となる。
【００５１】
次に、赤沈測定装置（図示せず）を用いて赤沈を測定する場合には、上記真空採血管Ｉを前記赤沈測定装置に対応した長さに設定するが、この赤沈測定装置にセットする前に施行する手順について図２(b)を用いて説明する。
【００５２】
密封栓２の上面が係止蓋８ａの下面に接近した状態で、採血管本体１を引き下げると、密封栓２は採血管本体１と共に距離Ｔだけ軸方向へ移動されて、密封栓２の鍔部２ｃが位置決め用係合部５ｂに当接し、これにより外径増大部５の軸方向の移動が係止される。
【００５３】
換言すれば、採血管本体１が外径増大部５から距離Ｔ分だけさらに露出したことになるが、この状態においても、外径増大部５の弾発復帰作用により、外径増大部５が採血管本体１を締め付けるようにして、採血管本体１の外径面１ｂに弾発的に密着固定される（図２(b)参照）。
【００５４】
しかして、以上のように構成された真空採血管Ｉを用いた赤沈測定は、下記の工程を経て行われることとなる。
【００５５】
（１）真空採血管Ｉによる採血：
前述した識別表記を施す前に施行する手順で、予め組立てられて外径増大部５が設けられた真空採血管Ｉが準備される（図７(a)〜図７(d)参照）。
【００５６】
図示しないオートラベラにより、これから血液採取する特定個人を識別するための識別用バーコード７ａをバーコードラベル７上に印刷した後、このバーコードラベル７を真空採血管Ｉの外径増大部５の外径面５ｄに巻き付け貼付する（図６参照）。
【００５７】
図８(a)に示すように、血液採取する個人の手首に巻かれたバーコードタグ９上に印刷されたバーコード９ａと、真空採血管Ｉの外径増大部５に貼付されたバーコードラベル７のバーコード７ａとを、図示しないバーコードリーダにて読み取り、個人識別が一致するか確認する。
【００５８】
マルティプル採血針１０を採血管ホルダ１１に装着し、マルティプル採血針１０の血管側刺通針１０ａを腕１２の血管（図示せず）に刺す。その後、真空採血管Ｉを採血管ホルダ１１に差し込み、採血針１０の密封栓側刺通針１０ｂが、真空採血管Ｉの密封栓２の刺通部２ａを刺通することにより、血管内と採血管本体１内とが連通され、減圧されている採血管本体１内に血液が吸引されて採血される（図８(a)参照）。
【００５９】
なお、真空採血管Ｉを採血管ホルダ１１に差し込む際、採血者（看護師等）が、あたかも注射器を扱うように片手で採血管ホルダ１１を持ち、もう一方の手で採血管本体１を押し込んでも、採血管本体１は係止蓋８ａで係止されて、それ以上押し込まれず、したがって、密封栓側刺通針１０ｂを覆っているゴム製の漏血防止キャップ１０ｃは有る程度圧縮されるが、圧縮され過ぎることが無く、その弾性復帰力を無くしてしまうことはない（図９(a)参照）。
【００６０】
所定量の血液を吸引採取した後、真空採血管Ｉを採血管ホルダ１１から抜き取り、マルティプル採血針１０の密封栓側刺通針１０ｂを密封栓２から引き抜くことにより採血が終了するが、その際、栓保護部５ｃに嵌合された係止蓋８ａの下端開口８ａ５の内径寸法は漏血防止キャップ１０ｃの外径寸法より小さいから、係止蓋８ａが漏血防止キャップ１０ｃを引っかけて、漏血防止キャップ１０ｃの弾性復帰を助長する。（図８(b)および図９(b)参照）。そして、真空採血管Ｉを採血管ホルダ１１から抜き取っても、図９ｃに示すように、密封栓側刺通針１０ｂが漏血防止キャップ１０ｃで覆われるので、血液が漏れることがない。
【００６１】
引き続き別の真空採血管Ｉを採血管ホルダ１１に差し込み、採血が行われるが、
その必要が無ければ、マルティプル採血針１０の血管側刺通針１０ａを腕１２の血管から引き抜き終了する。
【００６２】
一方、血液を吸引採取した真空採血管Ｉを、採血終了と同時によく振って予め注入されているクエン酸ナトリウムと採取血液とを混合してサンプル（赤沈測定液）ＳＡを得る（図８(b)参照）。
【００６３】
（２）採血済みの真空採血管Ｉを用いた赤沈測定：
赤沈測定装置にセットする前に施行する手順で、外径増大部５と採血管本体１との相対位置を変化させ、採血管本体１の赤沈測定範囲を確保する（図８(c)参照）。
【００６４】
上記採血済みの真空採血管Ｉを、赤沈測定装置にセットして、赤沈測定が行われる。
【００６５】
以上のような真空採血管Ｉを用いた赤沈測定方法によれば、採取した血液を分注することなく、直ちに赤沈測定装置にセットして赤沈測定が可能であり、従来のような分注による針刺し事故の発生を防ぐことができる。
【００６６】
また、本実施形態の真空採血管Ｉにおいては外径増大部５を備えることから、データ照合システムで使用される識別表記としてのバーコードラベル７を貼付することができ、ひいてはバーコードデータを用いたデータ照合システムの導入により医療ミスを有効に防止することができる。
【００６７】
実施形態２
本実施形態は図１０に示されており、実施形態１の真空採血管Ｉが改変されたものであり、具体的には、密封栓２を被覆する形態の改変に応じて、外径増大部５の構造が改変されたものである。
【００６８】
すなわち、採血管本体１と密封栓２との組合せにおいては、実施形態１と全く同様であるが、本実施形態においては、熱収縮性の固定チューブ３により、密封栓２の外周と採血管本体１の開口端部近傍の外周部とが共に被覆されて固定される構造とされたものである。
【００６９】
真空採血管Ｉを赤沈測定装置にセットする前に施行する手順において、外径増大部５と採血管本体１との相対位置を変化させる場合、採血管本体１の下部を引き下げて行うが、その際に採血管本体１を強く引っ張りすぎると、密封栓２が採血管本体１の開口端から抜け出てしまう恐れがある。
【００７０】
この不測の事態を回避するために、密封栓２の外周を採血管本体１の開口端部近傍の外周部とともに熱収縮性の固定チューブ３で固定したもので、この結果、密封栓２は採血管本体１に対して強固に固定される。
【００７１】
上記のような構成に応じて、外径増大部５の構造も若干改変されている。すなわち、密封栓２の外周と採血管本体１の開口端部近傍の外周部とを熱収縮性の固定チューブ３で固定すると、図示のように、採血管本体１の開口端部近傍の外周部が固定チューブ３で被覆されるから、固定チューブ３の厚み分その部分の外径が大きくなり、採血管本体１を外径増大部５に押し込む際、その外周部３ｂが外径増大部５の位置決め用係合部５ｂに当接することになり、それ以上挿入できなくなる恐れがある。
【００７２】
これがため、本実施形態においては、係合リブ５ａ、…の上端に、採血管本体１の開口端部近傍の外周部に被覆された固定チューブ３の外周部３ｂが進入可能な逃げ部５ｆ、…が設けられている。
【００７３】
これにより、採血管本体１の密封栓２の上部を押し下げると、採血管本体１の開口端部近傍の外周部に被覆された固定チューブの外周部３ｂが、係合リブ５ａの逃げ部に進入するとともに、密封栓２の鍔部２ｃを被覆した固定チューブの鍔部３ｃが外径増大部５の位置決め用係合部５ｂに当接係合する。
【００７４】
なお、本実施形態の真空採血管Ｉを用いて採血する際には、密封栓側刺通針１０ｂは、まず固定チューブ３の刺通部３ａを刺通し、続いて密封栓２の刺通部２ａを刺通することとなる。
その他の構成および作用は実施形態１と同様である。
【００７５】
実施形態３
本実施形態は図１１に示されており、実施形態１の外径増大部５が改変されたものであり、具体的には、係止蓋８の改変に応じて、栓保護部５ｃの構造が改変されたものである。
【００７６】
具体的には、係止蓋８ｃ（８）は、図１１(b)に示すように、その外径面に等間隔に設けられた複数の係合突起部８ｃ１、８ｃ１…と、前記複数の係合突起部８ｃ１、８ｃ１…の両側に一対ずつ設けられた複数のスナップ突起８ｃ２，８ｃ２、…とを備え、その最大外径寸法が栓保護部５ｃの内径寸法とほぼ等しい台形円錐形状を有するとともに、その上端開口８ｃ４の内径寸法が下端開口８ｃ５の内径寸法より大なるすり鉢形状とされてなる一体成形品である。
【００７７】
前記複数の係合突起部８ｃ１、８ｃ１…は、栓保護部５ｃの上端に等間隔に設けられた係合凹部５ｃ１，５ｃ１，…に係合し、複数のスナップ突起８ｃ２，８ｃ２、…は、前記係合凹部５ｃ１，５ｃ１，…の両側に一対ずつ設けられた複数のスナップ凹部５ｃ２，５ｃ２、…に係合する。
【００７８】
係止蓋８ｃを栓保護部５ｃに嵌合させる方法は、実施形態１と同様に、係止蓋８ｃを栓保護部５ｃに押し込むと、係止蓋８ｃのスナップ突起８ｃ２，８ｃ２、…が、スナップ動作により、栓保護部５ｃのスナップ凹部５ｃ２，５ｃ２、…に係合することにより行われる。
【００７９】
実施形態４
本実施形態は図１２に示されており、実施形態１の係止蓋８の改変に応じて、栓保護部５ｃの構造が改変されたもので、具体的には、係止蓋８ｄには実施形態１に有った複数の係合突起部が設けられず、栓保護部５ｃの上端に有った複数の係合凹部が設けられていない。
【００８０】
すなわち、係止蓋８ｄ（８）は、図１２(b)に示すように、その外径面に等間隔に設けられた複数のスナップ突起８ｄ２，８ｄ２、…を備え、その最大外径寸法が栓保護部５ｃの内径寸法とほぼ等しい台形円錐形状を有するとともに、その上端開口８ｃ４の内径寸法が下端開口８ｃ５の内径寸法より大なるすり鉢形状とされ、さらに係止蓋８ｄが弾性的に拡開可能なるように割り部８ｄ３が全長にわたって設けられてなる一体成形品である。
【００８１】
また栓保護部５ｃには、図１２(a)に示すように、その上端近傍に円周状のスナップ凹部５ｃ２が一本有るだけである。
【００８２】
係止蓋８ｄを栓保護部５ｃに嵌合させる方法は、実施形態１と同様に、係止蓋８ｄを栓保護部５ｃに押し込むと、割り部８ｄ３の効果により、係止蓋８ｄが縮閉して栓保護部５ｃに入り込み、係止蓋８ｄのスナップ突起８ｄ２，８ｄ２、…が、スナップ動作により、栓保護部５ｃのスナップ凹部５ｃ２に係合することにより行われる。
【００８３】
係止蓋８の形状としては、図１２(c)に示すように、その外径面に円周状に一本のスナップ突起８ｅ２を設けた係止蓋８ｅを用いても良い。
【００８４】
なお、上述した実施形態はあくまでも本発明の好適な実施態様を示すものであって、本発明はこれらに限定されることなくその範囲内で種々の設計変更が可能である。
【００８５】
たとえば、実施形態１〜３においては、外径増大部５の割り部５ｅを、栓保護部５ｃに設けられた複数の係合凹部５ｃ１、５ｃ１、…のうちの一つの中心線上に設けたが、この複数の係合凹部５ｃ１、５ｃ１、…とは全く別の箇所に設けても良い。
【００８６】
また、上記実施形態１〜４においては、血液採取する個人を識別するための識別表記としてバーコードラベルを外径増大部５に貼付したが、外径増大部５の外径面５ｄに、インクジェット等により直接バーコードを印刷しても良い。
【００８７】
さらに、上記バーコード方式に代えて、文字認識方式を利用しても良い。
【００８８】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明によれば、真空採血管の一部分に外径増大部を設け、その外径面にバーコードラベル等の識別表記を施したことにより、真空採血管を用いた血液検査、例えば赤沈測定にバーコード等を用いたデータ照合システムが導入できるようになった。
【００８９】
そして、外径増大部の栓保護部にスナップ動作により嵌合する係止蓋を備えたことにより、真空採血時に採血管本体を押し込んでも、採血管本体は係止蓋で係止されて、それ以上押し込まれず、したがって、密封栓側刺通針を覆っているゴム製の漏血防止キャップを強く圧縮し過ぎることがない。しかも、前記係止蓋が漏血防止キャップの復帰を助長する形状を有するから、真空採血終了後、密封栓側刺通針から採血針を引き抜く際に、密封栓側刺通針から血液が漏れることがない。
【００９０】
したがって、真空採血管で血液を採取後直ちに、その真空採血管を赤沈測定装置にセットして、血液採取した個人を識別しながら赤沈の測定が可能となり、真空採血管を用いたことによる医療事故防止と、バーコード管理を用いたことによる医療ミスを防止でき、二重の安全対策が施行できるようになった。
【００９１】
また、本発明によれば、非検査時、例えばオートラベラを用いて外径増大部に識別表記を施す場合には、採血管本体の密封栓が係止蓋に係止された状態（真空採血管が最も縮んだ状態）に設定でき、一方、血液検査時、例えば赤沈測定装置で赤沈を測定する場合には、密封栓が位置決め用係合部に係止された状態（真空採血管が最も伸びた状態）に設定でき、用途に応じて真空採血管の長さを調節することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に係る実施形態１である真空採血管の外観を示す正面図である。
【図２】同真空採血管の伸縮状態を示す正面断面図で、図２(a)は採血管本体が最も縮んだ状態、図２(b)は採血管本体が最も延びた状態である。
【図３】同真空採血管の採血管本体を示す正面断面図である。
【図４】同真空採血管の外径増大部および係止蓋を示す斜視図で、図４(a)は外径増大部単体、図４(b)および図４(c)は係止蓋単体を示す。
【図５】同真空採血管の外径増大部単体を示す図で、図５(a)がその正面図、図５(b)がその平面図、図５(c)がその底面図である。
【図６】同真空採血管の外径増大部にバーコードラベルを貼付した状態の外観を示す正面図である。
【図７】同真空採血管の製作工程を示す説明図である。
【図８】同真空採血管を用いた真空採血作業の説明図である。
【図９】同真空採血管を用いた採血時の採血管ホルダと真空採血管の状態説明図で、図９(a)は採血時、図９(b)は採血管ホルダから真空採血管を抜き出す途中、図９(c)は、採血管ホルダから真空採血管を完全に抜き出した状態である。
【図１０】本発明に係る実施形態２である真空採血管の伸縮状態を示す正面断面図で、図１０(a)は採血管本体が最も縮んだ状態、図１０(b)は採血管本体が最も延びた状態である。
【図１１】本発明に係る実施形態３である真空採血管に用いられる外径増大部および係止蓋を示す斜視図で、図１１(a)は外径増大部単体、図１１(b)は係止蓋単体を示す。
【図１２】本発明に係る実施形態４である真空採血管に用いられる外径増大部および係止蓋を示す斜視図で、図１２(a)は外径増大部単体、図１２(b)および図１２(c)は係止蓋単体を示す。
【図１３】従来の真空採血管を用いた真空採血作業の説明図で、採血管ホルダの一部を断面で示してある。
【符号の説明】
Ｉ真空採血管
Ａクエン酸ナトリウム溶液（抗凝固剤）
１採血管本体
１ａ採血管本体の内径面
１ｂ採血管本体の外径面
２密封栓
２ａ密封栓の刺通部
２ｂ密封栓の嵌合部
２ｃ密封栓の鍔部
３（熱収縮性の）固定チューブ
３ａ固定チューブの刺通部
３ｂ固定チューブの外周部
３ｃ固定チューブの鍔部
４採血管本体の内部
５外径増大部
５ａ係合リブ
５ｂ位置決め用係合部
５ｃ栓保護部
５ｃ１係合凹部
５ｃ２スナップ凹部
５ｄ外径面
５ｅ割り部
５ｆ逃げ部
６空間
７バーコードラベル
７ａバーコード
８ａ〜８ｅ係止蓋
８ａ１〜８ｃ１係合突起部
８ａ２〜８ｄ２スナップ突起
８ｄ３，８ｅ３割り部
１０マルティプル採血針
１０ａ血管側刺通針
１０ｂ密封栓側刺通針
１０ｃ漏血防止キャップ[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a vacuum blood collection tube, and more particularly to a vacuum blood collection tube suitable for use in red sediment measurement.
[0002]
[Prior art]
In recent years, blood collection using a vacuum blood collection tube has been performed in order to prevent a needle stick accident at the time of blood collection or dispensing after blood collection.
[0003]
This type of vacuum blood collection tube collects blood from a human arm or the like by a vacuum suction action, and its general structure has one end opened and the other end closed as shown in FIG. An elastic sealing plug 2 made of rubber, resin, or the like is hermetically sealed at the open end of the blood collection tube main body 1 having a circular tube shape, and the inside 4 of the blood collection tube main body 1 is decompressed.
[0004]
Then, as shown in FIG. 13 (a), after inserting one end side (blood vessel side piercing needle) 10a of the multiple blood collection needle attached to the blood collection tube holder 11 into the blood vessel of the human arm, By inserting the end side (sealing stopper side piercing needle) 10b into the sealing stopper 2 of the vacuum blood collection tube, the inside of the blood vessel and the inside of the blood collection body 1 are communicated, and the pressure inside the blood collection body 1 is reduced. Blood is aspirated and collected.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, at the time of normal blood collection, there is a method in which blood is collected with several vacuum blood collection tubes according to the type of blood test using one multiple blood collection needle 10 stabbed into the blood vessel of the human arm as described above. The blood collection person (nurse or the like) holds the blood collection tube holder 11 with one hand, pushes the blood collection body 1 with the other hand, and touches the bottom of the blood collection body 1 with the same technique as a syringe. The rubber leak prevention cap 10c made of rubber (elastic body) attached to the blood collection needle side is compressed too much, and the elastic recovery of the rubber is hindered. This prevents the leak prevention cap 10c from leaking. The purpose of prevention is no longer achieved, and blood B may leak when the vacuum blood collection tube I is pulled out of the blood collection tube holder 11 as shown in FIG. 13 (b).
[0006]
On the other hand, in recent medical practice, in order to prevent medical errors such as drug administration mistakes, before administering drugs to patients, barcode data such as product codes affixed to drugs and expiration dates, etc. Since a system for collating with different treatment data has been introduced, the above-described blood examination method using a vacuum blood collection tube has been introduced with a data collation system using a barcode as described above for the following reason. Not.
[0007]
That is, in this type of data collation system, an identification barcode label for identifying an individual who collects blood is attached to a blood collection tube. As a dimension of this label, in consideration of its handleability, Currently distributed, it is set to 30 mm x 60 mm or 35 mm x 50 mm. For example, in order to affix a 35 mm × 50 mm bar code label to a blood collection tube, an affixing portion (outer diameter increasing portion) having an outer diameter dimension of at least 12 mm and a length of at least 50 mm is required.
[0008]
However, in the conventional vacuum blood collection tube, the size of the blood collection tube main body 1 is currently in circulation in order to keep the amount of blood to be collected to the minimum necessary. For example, the outer diameter is about 8.8 mm long. Is relatively thin and short, about 100 mm. If a sticking portion of 50 mm or more is provided on the blood collection tube main body 1 having a length of about 100 mm, a sufficient red sediment measurement area cannot be secured. For this reason, in order to affix the identification barcode label used in the data collation system to the vacuum blood collection tube, it is necessary to increase the outer diameter of the affixing portion while securing a sufficient red sediment measurement area.
[0009]
As described above, in order to obtain the length necessary to attach the identification barcode label and the length necessary to secure a sufficient red sediment measurement area, the length of the vacuum blood collection tube is the conventional one. Although it is necessary to make the length longer, the width of the object to be labeled that can be handled by currently available auto labelers (automatic labeling machines) is only about 100 mm. There was a problem that it could not be used.
[0010]
The present invention has been made in view of such conventional problems. The purpose of the present invention is to cover the sealing stopper side piercing needle even when the bottom of the blood collection tube main body is pushed when blood is collected. An object of the present invention is to provide a vacuum blood collection tube having a structure in which a manufactured blood leakage prevention cap is not compressed too much.
[0011]
Another object of the present invention is to assist the return of the blood leakage prevention cap of the sealing plug side puncture needle when the blood collection tube is pulled out from the sealing plug side puncture needle after completion of vacuum blood collection. An object of the present invention is to provide a vacuum blood collection tube having a shape having an action of preventing blood leakage.
[0012]
Another object of the present invention is to provide an identification notation such as an identification barcode label used in the data collating system while ensuring a sufficient red sediment measurement area in the blood collection tube main body. Another object of the present invention is to provide a vacuum blood collection tube having a structure in which the identification barcode label or the like can be applied using a currently available auto labeler or the like.
[0013]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the vacuum blood collection tube of the present invention is equipped with a multiple blood collection needle having a sealing side piercing needle covered with a blood leakage prevention cap made of a blood vessel side piercing needle and an elastic body. A vacuum blood collection tube that is inserted into a holder and collects blood from a human arm or the like by a vacuum suction action, and the open end of the blood collection tube main body is sealed with a sealing plug, and the outer periphery in the vicinity of the open end of the blood collection body An outer diameter increasing portion for providing an identification notation for identifying an individual who collects blood is provided at the position, and this outer diameter increasing portion is in the form of a thin hollow cylindrical body made of an elastic material, and the outer diameter is The dimension is set to a size suitable for the identification notation, and a plurality of engagement ribs are provided on the inner diameter surface, and the engagement ribs are elastically contacted with the outer diameter surface of the blood collection tube main body. The outer diameter increasing portion is It is structured to be attached and fixed to a pipe body, and a stopper protecting part for covering and protecting the outer peripheral part of the sealing stopper is provided at the upper end of the outer diameter increasing part, and the blood collection tube is provided at the lower end of the stopper protecting part. A positioning engagement portion that locks the downward movement of the main body to prevent dropping is provided, and the upward movement of the blood collection tube main body is locked at an upper end portion thereof so that the sealing plug is leaked. A locking lid for preventing the blood-preventing cap from being pressed excessively is detachably provided.
[0014]
The locking lid has an insertion hole for the sealing stopper side piercing needle, and the inner diameter dimension of the insertion hole decreases from the upper end to the lower end, and the inner diameter dimension on the lower end side is the blood leakage prevention cap. When the vacuum blood collection tube is pulled out from the blood collection tube holder after the vacuum blood collection is completed, the elastic return of the blood leakage prevention cap of the sealing stopper side puncture needle is promoted. It has an action to prevent blood leakage.
[0015]
In order to perform a blood test such as erythrocyte measurement using the vacuum blood collection tube of the present invention, immediately before blood collection, first, on the outer diameter surface of the outer diameter increasing portion of the vacuum blood collection tube, as an identification notation for identifying an individual who collects blood For example, a barcode label is attached using an auto labeler. Subsequently, blood is collected from an individual corresponding to the identification notation by using the vacuum blood collection tube. Immediately after blood collection, this vacuum blood collection tube is set in the red sedimentation measuring apparatus, and the red blood sedimentation is measured while identifying the individual whose blood has been collected with a barcode.
[0016]
In addition, when the identification notation is performed on the outer diameter surface of the outer diameter increasing portion of the vacuum blood collection tube, the sealing stopper is engaged with the engagement lid, while the vacuum blood collection tube from which the blood has been collected, When the blood test is performed by setting the blood test apparatus, the sealing plug is engaged with the positioning engaging portion.
[0017]
As described above, in the red sedimentation measurement using the vacuum blood collection tube of the present invention, identification notation such as an identification barcode label used in the data collation system can be applied to the outer diameter surface of the vacuum blood collection tube. Medical errors can be prevented by introducing a data collation system using bar code data.
[0018]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
[0019]
Embodiment 1
A vacuum blood collection tube according to the present invention is shown in FIGS. The vacuum blood collection tube I collects blood from a human arm or the like by a vacuum suction action. Specifically, for example, the red sedimentation (red blood cell sedimentation rate) measurement disclosed in Japanese Patent Application Laid-Open No. 2000-329779 is performed. It is used for blood red sediment measurement using a device.
[0020]
In addition to the basic structure in which the open end of the blood collection tube main body 1 is sealed with a sealing plug 2 and the inside 4 of the blood collection tube main body 1 is decompressed, the vacuum blood collection tube I is externally attached to the outer periphery of the blood collection tube main body 1. A diameter increasing portion 5 is provided.
[0021]
As shown in FIG. 3, the blood collection tube main body 1 has a glass test tube shape with one end opened and the other end closed, and the outer dimensions thereof are the vacuum distribution currently in circulation. Like the blood vessel, the outer diameter is set to about 8.8 mm and the length is about 100 mm.
[0022]
The sealing plug 2 is an elastic plug member made of rubber, resin, or the like, and is an integrally molded product including an upper piercing portion 2a and a lower fitting portion 2b. The piercing part 2a has an axial thickness t that can be pierced by a blood collection needle 10 to be described later. Moreover, the fitting part 2b is made into the shape dimension which can be airtightly sealed and fitted to the internal diameter surface 1a of the opening edge part of the said blood-collecting tube main body 1. As shown in FIG.
[0023]
Then, the fitting portion 2b of the sealing plug 2 is inserted and fitted into the inner diameter surface 1a of the opening end portion of the blood collection tube main body 1, and the inside 4 of the blood collection tube main body 3 is subjected to a decompression process, whereby the basic The structure is assembled and configured. Note that the decompression process may be performed according to the purpose, such as performing a sealing operation with the sealing plug 2 in a reduced-pressure atmosphere, or depressurizing the inside 4 of the blood collection tube body 3 through the sealing plug 2 after sealing. It is done.
[0024]
In addition, a mixed solution suitable for blood test is injected into the inside 4 of the blood collection tube main body 1 as necessary. In the illustrated embodiment, the blood solution is used for measuring red sedimentation (red blood cell sedimentation rate). Sodium citrate solution A, which is an anticoagulant, is injected.
[0025]
The outer diameter increasing portion 5 is for giving an identification notation for identifying an individual who collects blood, and is in the form of a thin-walled hollow cylindrical body made of an elastic material. It is provided at the outer peripheral position near the opening end.
[0026]
Specifically, as shown in FIGS. 4 and 5, the outer diameter increasing portion 5 has a plurality of engaging ribs 5a provided on the inner surface thereof, and one end thereof (upper end in the case of illustration). A positioning engagement portion 5b provided and a stopper protection portion 5c provided at the upper end are provided, and the outer diameter surface 5d is a cylindrical surface having an outer diameter D suitable for giving an identification. This is an integrally molded product. The lower end of the stopper protecting part and the upper end of the engagement rib are set at substantially the same position.
[0027]
As the constituent material of the outer diameter increasing portion 5, a resin material having a high elasticity is used. In the illustrated embodiment, as described later, the outer diameter increasing portion 5 has a function of tightening and fixing the blood collection tube main body 1 and the outer diameter. As the surface 5d, one having surface characteristics suitable for giving an identification notation for identifying an individual from whom blood is collected is used. For example, a resin material such as vinyl chloride or polypropylene having a surface characteristic to which the barcode label 7 can be attached is suitably used.
[0028]
The engagement rib 5a elastically abuts and engages with the outer diameter surface of the blood collection tube main body 1, and a plurality (three in the illustrated example) of the engagement ribs 5a,. 5 are provided at equal intervals in the circumferential direction and extending in the longitudinal direction on the inner diameter surface. In the illustrated embodiment, each engagement rib 5a is formed to protrude linearly over the entire length of the outer diameter increasing portion 5 from the positioning engagement portion 5b toward the lower end.
[0029]
The cross-sectional shape of the engaging rib 5a is formed in a tapered shape that protrudes from the inner diameter surface of the outer diameter increasing portion 5 toward the center in the radial direction as shown in the drawing, and the distal end engaging portion, that is, the distal end edge thereof is the blood collection tube main body. Abuts and engages with the outer diameter surface of 1 in a line contact manner. Further, the diameter dimension d1 of the contour circle connecting the leading edges of the engagement ribs 5a,... Is set slightly smaller than the outer diameter dimension D0 of the blood collection tube main body 1.
[0030]
In relation to this, the outer diameter increasing portion 5 is provided with a split portion 5e for attachment. This split part 5e for attachment is for making the outer diameter increasing part 5 elastically expandable, and a plurality of engaging recesses 5c1, 5c1,. Is formed so as to extend linearly over the entire length of the outer diameter increasing portion 5 on one of the center lines.
[0031]
The split portion 5e allows the outer diameter increasing portion 5 to be elastically deformed and expanded when the outer diameter increasing portion 5 is inserted into the blood collection tube main body 1, and the outer diameter increasing portion is expanded by the expanding action. 5 can be fitted to the blood collection tube main body 1. On the other hand, after the fitting arrangement, the engagement ribs 5a of the outer diameter increasing portion 5 are elastically applied to the outer diameter surface of the blood collection tube main body 1 by the elastic returning action of the outer diameter increasing part 5 itself, that is, the contraction returning action. The outer diameter increasing portion 5 is integrally fixed to the blood collection tube main body 1.
[0032]
In other words, as described above, the diameter dimension d1 of the contour circle connecting the leading edges of the engagement ribs 5a,... Is set smaller than the outer diameter dimension D0 of the blood collection tube main body 1. Is inserted and fitted into the blood collection tube main body 1, the outer diameter increasing portion 5 is elastically expanded due to the presence of the split portion 5 e, and the engagement rib 5 a of the outer diameter increasing portion 5... It acts so as to fit closely to the outer diameter surface 1b.
[0033]
Therefore, the diameter d1, the outer diameter D, and the width W of the split portion 5e related to the engagement ribs 5a of the outer diameter increasing portion 5 and the width W of the split portion 5e are considered in consideration of the outer diameter of the target blood collection tube main body 1. Therefore, it is set so that the above action is effectively exhibited.
[0034]
The positioning engaging portion 5b is a portion that engages with the sealing plug 2, and is provided at the upper end of the engaging rib 5a. The positioning engagement portion 5b abuts and engages with the flange portion 2c of the sealing plug 2 to define a covering protection position of the sealing plug 2 by the plug protection portion 5c described later.
[0035]
The stopper protecting part 5 c covers and protects the outer peripheral part of the sealing stopper 2, and is provided at the upper end part of the outer diameter increasing part 5. Specifically, as shown in FIGS. 1 and 2, the stopper protecting portion 5 c surrounds the periphery of the sealing stopper 2 in which the opening end of the blood collection tube main body 1 is tightly sealed, and the upper portion of the stopper protection portion 5 c is located above the blood collection tube main body 1. The locking lid 8a for restricting the movement of the cylinder has a cylindrical structure fitted by a snap operation.
[0036]
Specifically, as shown in FIG. 4 (b), the locking lid 8a (8) has a plurality of engaging projections 8a1, 8a1,. , And a plurality of snap projections 8a2, 8a2,... Provided at regular intervals between the plurality of engagement projections 8a1, 8a1,. And a trapezoidal cone shape that is substantially the same as that of the lower end opening 8a5.
[0037]
The plurality of engaging protrusions 8a1, 8a1,... Engage with engaging recesses 5c1, 5c1,... Provided at equal intervals on the upper end of the stopper protecting part 5c, and the plurality of snap protrusions 8a2, 8a2,. .. Engages with a plurality of snap recesses 5c2, 5c2,... Provided at equal intervals between the engagement recesses 5c1, 5c1,.
[0038]
As the shape of the locking lid 8, as shown in FIG. 4C, a locking lid 8b in which the shapes of the plurality of snap projections 8a2, 8a2,. .
[0039]
As will be described later, the outer diameter increasing portion 5 is moved and arranged in the axial direction relative to the length of the blood collection tube main body 1 during a blood test and during a non-test (when collecting blood or labeling). As shown in the figure, the stopper protecting portion 5c has a depth dimension that covers and protects the outer peripheral portion of the sealing plug 2 at the time of blood test and at the time of non-test (when collecting blood and labeling). Prepare.
[0040]
That is, as shown in FIG. 2A, the outer diameter increasing portion 5 is in a state where the lower surface of the locking lid 8a is engaged with the upper surface of the sealing plug 2 (when not inspected) and in FIG. As described above, the positioning engaging portion 5b is moved and arranged in the axial direction with respect to the blood collection tube main body 1 between the state in which the positioning engaging portion 5b is engaged with the collar portion 2c of the sealing plug 2 (during blood test) (movement distance T). It is structured. Even when the outer diameter increasing portion 5 is present at both axial positions, the depth dimension is set so that the stopper protecting portion 5c covers and protects the outer peripheral portion of the sealing stopper 2.
[0041]
Thereby, for example, when a barcode label is automatically applied to the outer diameter surface 5d of the outer diameter increasing portion 5 with an auto labeler (not shown) or when the vacuum blood collection tube I is handled by hand, the sealing plug 2 is used for the blood collection tube. It effectively prevents the main body 1 from dropping off from the open end.
[0042]
Further, a barcode label 7 for a data collation system, which will be described later, is affixed to the outer diameter surface 5d of the outer diameter increasing portion 5. The barcode label 7 is, for example, 30 mm × 60 mm or a currently distributed one. It is set to 35 mm × 50 mm. Therefore, the outer diameter dimension D is set to about 12 mm so that these bar code labels 7 can be attached to the outer diameter surface 5d of the outer diameter increasing portion 5.
[0043]
Next, a procedure for attaching the outer diameter increasing portion 5 configured as described above to the blood collection tube main body 1 will be described with reference to FIG. 2 (a) and FIG. This procedure is performed before the outer diameter increasing portion 5 is subjected to an identification notation for identifying an individual who collects blood using an auto labeler. The procedure at the time of blood test will be described later.
[0044]
That is, when the outer diameter increasing portion 5 is inserted into the blood collection tube main body 1 hermetically formed by the sealing plug 2 as described above from the distal end side, that is, from the lower side in the drawing, the distal end of the blood collection tube main body 1 has a semicircular cross section, Since it has a hemispherical shape, it is smoothly inserted into the engaging ribs 5a of the outer diameter increasing portion 5 without resistance.
[0045]
When the outer diameter increasing portion 5 continues to be inserted, the inner diameter dimension d1 of the engagement rib 5a,... Is set slightly smaller than the outer diameter dimension D0 of the blood collection tube main body 1. On the other hand, due to the presence of the split section 5e, sampling is performed. The blood vessel body 1 is elastically pushed and inserted (see FIG. 7 (a) → FIG. 7 (b)). When the insertion is stopped in a state where the upper surface of the sealing plug 2 is close to the upper surface of the stopper protecting portion 5c, the outer diameter increasing portion 5 is fitted and arranged at the outer peripheral position near the opening end of the blood collection tube main body 1 (FIG. 7). (b) → See FIG. 7 (c)).
[0046]
When the engaging projections 8a1, 8a1,... Of the locking lid 8a are engaged with the engaging recesses 5c1, 5c1,... Of the stopper protecting portion 5c and the locking lid 8a is pushed into the stopper protecting portion 5c, Even if the snap protrusions 8a2, 8a2,... Engage with the snap recesses 5c2, 5c2,. It does not jump out from the increase part 5. (See FIG. 7 (c) → FIG. 7 (d)).
[0047]
In this fitted arrangement state, due to the elastic return action of the outer diameter increasing portion 5, the engagement rib 5 a of the outer diameter increasing portion 5,..., The tip edge elastically contacts the outer diameter surface 1 b of the blood collection tube main body 1. As a result of the engagement, the outer diameter increasing portion 5 tightens the blood collection tube main body 1 so as to be elastically closely fixed to the outer diameter surface 1b of the blood collection tube main body 1 (FIGS. 2A and 7D). )reference).
[0048]
As a result, the outer diameter increasing portion 5 is assembled and fixed at an appropriate position of the blood collection tube main body 1 to complete the vacuum blood collection tube I, and the barcode label 7 is attached to the outer diameter surface 5d as shown in FIG. It becomes possible. In this assembled state, three spaces 6, 6,... Are formed between the blood collection tube main body 1 and the outer diameter increasing portion 5.
[0049]
The barcode label 7 is made of a paper material or the like having a printing surface on which a barcode 7a determined by a standard such as NW-7 is printed on the front surface, and an adhesive applied beforehand on the back surface. Then, an identification bar code for identifying an individual from whom blood is to be collected is printed by an auto labeler (not shown), and then wound around and pasted on the outer diameter surface 5d of the outer diameter increasing portion 5 of the vacuum blood collection tube I.
[0050]
When the vacuum blood collection tube I configured as described above is used, the barcode management of the collected blood becomes possible by the barcode label 7 attached to the outer diameter increasing portion 5.
[0051]
Next, when measuring red sediment using a red sediment measuring device (not shown), the vacuum blood collection tube I is set to a length corresponding to the red sediment measuring device. The procedure to be carried out will be described with reference to FIG.
[0052]
When the blood collection tube main body 1 is pulled down in a state where the upper surface of the sealing plug 2 is close to the lower surface of the locking lid 8a, the sealing plug 2 is moved in the axial direction together with the blood collection tube main body 1 by the distance T. The portion 2c comes into contact with the positioning engagement portion 5b, and thereby the movement of the outer diameter increasing portion 5 in the axial direction is locked.
[0053]
In other words, the blood collection tube main body 1 is further exposed from the outer diameter increasing portion 5 by a distance T. Even in this state, the outer diameter increasing portion 5 is As the blood collection tube main body 1 is tightened, it is elastically closely fixed to the outer diameter surface 1b of the blood collection tube main body 1 (see FIG. 2 (b)).
[0054]
Therefore, the red sedimentation measurement using the vacuum blood collection tube I configured as described above is performed through the following steps.
[0055]
(1)Blood collection with vacuum blood collection tube I:
The vacuum blood collection tube I that has been assembled in advance and provided with the outer diameter increasing portion 5 is prepared in accordance with the procedure that is performed before the above-described identification notation is applied (see FIGS. 7A to 7D).
[0056]
An identification barcode 7a for identifying a specific individual from whom blood is to be collected is printed on the barcode label 7 by an auto labeler (not shown), and then the barcode label 7 is placed outside the outer diameter increasing portion 5 of the vacuum blood collection tube I. It is wound around and pasted on the radial surface 5d (see FIG. 6).
[0057]
As shown in FIG. 8 (a), a barcode 9a printed on a barcode tag 9 wound around the wrist of an individual who collects blood and a barcode attached to the outer diameter increasing portion 5 of the vacuum blood collection tube I The barcode 7a on the label 7 is read by a barcode reader (not shown) to check whether the personal identification matches.
[0058]
The multiple blood collection needle 10 is attached to the blood collection tube holder 11, and the blood vessel side piercing needle 10 a of the multiple blood collection needle 10 is inserted into the blood vessel (not shown) of the arm 12. Thereafter, the vacuum blood collection tube I is inserted into the blood collection tube holder 11, and the sealing stopper side piercing needle 10b of the blood collection needle 10 pierces the piercing portion 2a of the sealing stopper 2 of the vacuum blood collection tube I, thereby The inside of the blood collection tube main body 1 is communicated, and blood is sucked into the blood collection tube main body 1 whose pressure is reduced (see FIG. 8A).
[0059]
When inserting the vacuum blood collection tube I into the blood collection tube holder 11, a blood collection person (nurse or the like) holds the blood collection tube holder 11 with one hand as if handling a syringe and pushes the blood collection tube body 1 with the other hand. However, the blood collection tube main body 1 is locked by the locking lid 8a and is not pushed further, and therefore the rubber blood leakage prevention cap 10c covering the sealing plug side piercing needle 10b is compressed to some extent. It is not over-compressed and its elastic restoring force is not lost (see FIG. 9 (a)).
[0060]
After a predetermined amount of blood has been aspirated and collected, the vacuum blood collection tube I is withdrawn from the blood collection tube holder 11, and the blood collection is terminated by withdrawing the sealing stopper side piercing needle 10b of the multiple blood collection needle 10 from the sealing stopper 2. Since the inner diameter dimension of the lower end opening 8a5 of the locking lid 8a fitted to the stopper protecting portion 5c is smaller than the outer diameter dimension of the blood leakage prevention cap 10c, the locking lid 8a hooks the blood leakage prevention cap 10c and leaks. Helps elastic return of blood prevention cap 10c. (See FIG. 8 (b) and FIG. 9 (b)). And even if the vacuum blood collection tube I is extracted from the blood collection tube holder 11, as shown in FIG. 9c, the sealing stopper side piercing needle 10b is covered with the blood leakage prevention cap 10c, so that blood does not leak.
[0061]
Subsequently, another vacuum blood collection tube I is inserted into the blood collection tube holder 11 to collect blood.
If there is no necessity, the blood vessel side piercing needle 10a of the multiple blood collection needle 10 is pulled out from the blood vessel of the arm 12, and the process is completed.
[0062]
On the other hand, the vacuum blood collection tube I from which blood has been collected by suction is shaken well simultaneously with the end of blood collection, and sodium citrate previously injected and the collected blood are mixed to obtain a sample (red precipitate measurement solution) SA (FIG. 8 (b) )reference).
[0063]
(2)Measurement of erythrocyte sedimentation using vacuum collected blood collection tube I:
The relative position between the outer diameter increasing portion 5 and the blood collection tube main body 1 is changed by a procedure performed before setting the red blood precipitation measurement device, and the red sediment measurement range of the blood collection main body 1 is secured (see FIG. 8 (c)). .
[0064]
The vacuum blood collection tube I after blood collection is set in a red sediment measurement device, and red sediment measurement is performed.
[0065]
According to the erythrocyte measuring method using the vacuum blood collection tube I as described above, it is possible to immediately set the erythrocyte measuring apparatus without displacing the collected blood and to measure the erythrocyte. The occurrence of a needlestick accident can be prevented.
[0066]
Further, since the vacuum blood collection tube I of the present embodiment is provided with the outer diameter increasing portion 5, it is possible to affix the barcode label 7 as an identification notation used in the data collating system, and thus use the barcode data. Medical mistakes can be effectively prevented by introducing a data collation system.
[0067]
Embodiment 2
This embodiment is shown in FIG. 10, and the vacuum blood collection tube I of Embodiment 1 is modified. Specifically, the outer diameter increasing portion is changed according to the modification of the form covering the sealing plug 2. 5 is a modified structure.
[0068]
That is, the combination of the blood collection tube main body 1 and the sealing plug 2 is exactly the same as that of the first embodiment, but in this embodiment, the outer periphery of the sealing plug 2 and the blood collection tube main body are formed by the heat-shrinkable fixing tube 3. The outer peripheral part in the vicinity of the opening end part of 1 is covered and fixed.
[0069]
In the procedure to be performed before setting the vacuum blood collection tube I in the red sedimentation measuring device, when changing the relative position between the outer diameter increasing portion 5 and the blood collection tube main body 1, the lower part of the blood collection main body 1 is pulled down. At this time, if the blood collection tube main body 1 is pulled too strongly, the sealing plug 2 may come out of the open end of the blood collection tube main body 1.
[0070]
In order to avoid this unexpected situation, the outer periphery of the sealing plug 2 is fixed together with the outer peripheral portion in the vicinity of the opening end of the blood collection tube main body 1 by a heat-shrinkable fixing tube 3, and as a result, the sealing plug 2 is collected. It is firmly fixed to the blood vessel body 1.
[0071]
According to the above configuration, the structure of the outer diameter increasing portion 5 is also slightly modified. That is, when the outer periphery of the sealing plug 2 and the outer periphery near the opening end of the blood collection tube main body 1 are fixed by the heat-shrinkable fixing tube 3, the outer periphery near the opening end of the blood collection tube main body 1 as shown in the figure. Is covered with the fixed tube 3, the outer diameter of the portion is increased by the thickness of the fixed tube 3, and when the blood collection tube main body 1 is pushed into the outer diameter increasing portion 5, the outer peripheral portion 3 b is the outer diameter increasing portion 5. It will abut against the positioning engaging portion 5b, and there is a possibility that it cannot be inserted any more.
[0072]
Therefore, in this embodiment, the upper end of the engagement rib 5a,..., The escape portion 5f into which the outer peripheral portion 3b of the fixed tube 3 covered by the outer peripheral portion in the vicinity of the opening end portion of the blood collection tube main body 1 can enter. ... is provided.
[0073]
Thereby, when the upper part of the sealing stopper 2 of the blood collection tube main body 1 is pushed down, the outer peripheral portion 3b of the fixed tube covered with the outer peripheral portion in the vicinity of the opening end of the blood collection tube main body 1 enters the escape portion of the engagement rib 5a. At the same time, the flange portion 3 c of the fixed tube covering the flange portion 2 c of the sealing plug 2 comes into contact with and engages with the positioning engagement portion 5 b of the outer diameter increasing portion 5.
[0074]
When blood is collected using the vacuum blood collection tube I of the present embodiment, the sealing plug side piercing needle 10b first pierces the piercing portion 3a of the fixed tube 3, and then the piercing portion 2a of the sealing plug 2. Will be pierced.
Other configurations and operations are the same as those of the first embodiment.
[0075]
Embodiment 3
This embodiment is shown in FIG. 11, in which the outer diameter increasing portion 5 of the first embodiment is modified. Specifically, according to the modification of the locking lid 8, the structure of the stopper protecting portion 5 c is shown. Has been modified.
[0076]
Specifically, as shown in FIG. 11 (b), the locking lid 8c (8) includes a plurality of engaging protrusions 8c1, 8c1,... A plurality of snap projections 8c2, 8c2,... Provided in pairs on both sides of the engagement projections 8c1, 8c1,... Have a trapezoidal cone shape whose maximum outer diameter is substantially equal to the inner diameter of the plug protection portion 5c. At the same time, it is an integrally molded product having a mortar shape in which the inner diameter of the upper end opening 8c4 is larger than the inner diameter of the lower end opening 8c5.
[0077]
The plurality of engaging protrusions 8c1, 8c1,... Engage with engaging recesses 5c1, 5c1,... Provided at equal intervals on the upper end of the stopper protecting part 5c, and the plurality of snap protrusions 8c2, 8c2,. .. Are engaged with a plurality of snap recesses 5c2, 5c2,... Provided on each side of the engagement recesses 5c1, 5c1,.
[0078]
The method of fitting the locking lid 8c to the stopper protecting portion 5c is similar to the first embodiment. When the locking lid 8c is pushed into the stopper protecting portion 5c, the snap projections 8c2, 8c2,. This is performed by engaging the snap recesses 5c2, 5c2,.
[0079]
Embodiment 4
This embodiment is shown in FIG. 12, and the structure of the stopper protecting part 5c is modified in accordance with the modification of the locking lid 8 of the first embodiment. Specifically, the locking lid 8d includes The plurality of engaging protrusions in the first embodiment are not provided, and the plurality of engaging recesses at the upper end of the stopper protecting portion 5c are not provided.
[0080]
That is, as shown in FIG. 12B, the locking lid 8d (8) includes a plurality of snap projections 8d2, 8d2,... Provided at equal intervals on the outer diameter surface, and has a maximum outer diameter dimension. It has a trapezoidal conical shape that is substantially equal to the inner diameter of the stopper protecting portion 5c, the inner diameter of the upper end opening 8c4 is larger than the inner diameter of the lower end opening 8c5, and the locking lid 8d is elastically expanded. It is an integrally molded product in which the split portion 8d3 is provided over the entire length as possible.
[0081]
Further, as shown in FIG. 12A, the stopper protecting portion 5c has only one circumferential snap recess 5c2 in the vicinity of its upper end.
[0082]
The method for fitting the locking lid 8d to the stopper protecting portion 5c is similar to the first embodiment. When the locking lid 8d is pushed into the stopper protecting portion 5c, the locking lid 8d is shrunk due to the effect of the split portion 8d3. Then, it enters the plug protection part 5c, and the snap protrusions 8d2, 8d2,... Of the locking lid 8d are engaged with the snap recess part 5c2 of the plug protection part 5c by a snap operation.
[0083]
As the shape of the locking lid 8, as shown in FIG. 12 (c), a locking lid 8e provided with a single snap projection 8e2 on the outer diameter surface thereof may be used.
[0084]
Note that the above-described embodiments merely show preferred embodiments of the present invention, and the present invention is not limited to these, and various design changes can be made within the scope thereof.
[0085]
For example, in the first to third embodiments, the split portion 5e of the outer diameter increasing portion 5 is provided on one center line of the plurality of engaging recesses 5c1, 5c1,... Provided in the stopper protecting portion 5c. The plurality of engaging recesses 5c1, 5c1,... May be provided at completely different locations.
[0086]
In the first to fourth embodiments, a barcode label is attached to the outer diameter increasing portion 5 as an identification notation for identifying an individual who collects blood. However, an ink jet is applied to the outer diameter surface 5d of the outer diameter increasing portion 5. A bar code may be printed directly by, for example.
[0087]
Further, a character recognition method may be used instead of the barcode method.
[0088]
【The invention's effect】
As described above in detail, according to the present invention, a vacuum blood collection tube is used by providing an outer diameter increasing portion in a part of the vacuum blood collection tube and performing identification notation such as a barcode label on the outer diameter surface. It has become possible to introduce a data verification system using a bar code or the like for blood tests such as red sedimentation measurement.
[0089]
And, by providing a locking lid that fits into the stopper protecting portion of the outer diameter increasing portion by a snap operation, even if the blood collection tube main body is pushed in at the time of vacuum blood collection, the blood collection tube main body is locked by the locking lid. Therefore, the rubber blood leakage prevention cap covering the sealing stopper side piercing needle is not compressed too much. In addition, since the locking lid has a shape that facilitates the return of the blood leakage prevention cap, blood is leaked from the sealing plug side puncture needle when the blood collection needle is withdrawn from the sealing plug side puncture needle after completion of vacuum blood collection. There is nothing.
[0090]
Therefore, immediately after collecting blood with a vacuum blood collection tube, the vacuum blood collection tube is set on the red sedimentation measuring device, and it is possible to measure red sediment while identifying the individual from whom blood was collected. Preventing medical errors due to the use of barcode management and double safety measures can be implemented.
[0091]
In addition, according to the present invention, when non-inspection is performed, for example, when the outer diameter increased portion is provided with an identification label using an auto labeler, the sealing plug of the blood collection tube main body is engaged with the engagement lid (vacuum collection tube) On the other hand, at the time of blood test, for example, when measuring red sediment with a red sediment measuring device, the sealing stopper is locked to the positioning engagement portion (the vacuum blood collection tube is most stretched) The length of the vacuum blood collection tube can be adjusted according to the application.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a front view showing an appearance of a vacuum blood collection tube according to a first embodiment of the present invention.
2 is a front cross-sectional view showing a stretched state of the vacuum blood collection tube. FIG. 2 (a) shows a state in which the blood collection tube main body is contracted most, and FIG. 2 (b) shows a state in which the blood collection tube main body is extended most.
FIG. 3 is a front sectional view showing a blood collection tube main body of the vacuum blood collection tube.
4 is a perspective view showing an outer diameter increasing portion and a locking lid of the vacuum blood collection tube, FIG. 4 (a) is a single outer diameter increasing portion, and FIGS. 4 (b) and 4 (c) are locking lids. Indicates a simple substance.
5A is a front view of FIG. 5A, FIG. 5B is a plan view thereof, and FIG. 5C is a bottom view thereof. FIG. .
FIG. 6 is a front view showing the appearance of a state in which a barcode label is attached to the outer diameter increased portion of the vacuum blood collection tube.
FIG. 7 is an explanatory view showing a manufacturing process of the vacuum blood collection tube.
FIG. 8 is an explanatory diagram of a vacuum blood collection operation using the vacuum blood collection tube.
FIG. 9 is an explanatory diagram of the state of a blood collection tube holder and a vacuum blood collection tube during blood collection using the same vacuum blood collection tube, FIG. 9 (a) is during blood collection, and FIG. 9 (b) is a drawing of the vacuum blood collection tube from the blood collection tube holder. During extraction, FIG. 9C shows a state in which the vacuum blood collection tube is completely extracted from the blood collection tube holder.
10 is a front cross-sectional view showing a stretched state of a vacuum blood collection tube according to Embodiment 2 of the present invention. FIG. 10 (a) is a state in which the blood collection tube main body is contracted most, and FIG. Is the most extended state.
11 is a perspective view showing an outer diameter increasing portion and a locking lid used in a vacuum blood collection tube according to Embodiment 3 of the present invention. FIG. 11 (a) is an outer diameter increasing portion alone, FIG. 11 (b). Indicates a single locking lid.
12 is a perspective view showing an outer diameter increasing portion and a locking lid used in a vacuum blood collection tube according to a fourth embodiment of the present invention. FIG. 12 (a) is an outer diameter increasing portion alone, FIG. 12 (b). And FIG.12 (c) shows the latching lid simple substance.
FIG. 13 is an explanatory diagram of a vacuum blood collection operation using a conventional vacuum blood collection tube, in which a part of the blood collection tube holder is shown in cross section.
[Explanation of symbols]
I Vacuum blood collection tube
A Sodium citrate solution (anticoagulant)
1 Blood collection tube
1a Inner diameter surface of blood collection tube body
1b Outer diameter surface of blood collection tube body
2 Seal plug
2a Puncture of sealing plug
2b Fitting part of sealing plug
2c Seal plug collar
3 Fixed tube (heat shrinkable)
3a Puncture of fixed tube
3b Outer periphery of fixed tube
3c Fixed tube buttocks
4 Inside the blood collection tube
5 Increased outer diameter
5a Engaging rib
5b Positioning engagement part
5c stopper protection part
5c1 engagement recess
5c2 Snap recess
5d outer diameter surface
5e Split section
5f Escape part
6 space
7 Barcode label
7a barcode
8a-8e Locking lid
8a1-8c1 engagement protrusion
8a2-8d2 snap projection
8d3, 8e3 split section
10 Multiple blood collection needles
10a Blood vessel piercing needle
10b Seal stopper side piercing needle
10c Blood leak prevention cap

Claims

Blood is inserted into a blood collection holder equipped with a multiple blood collection needle having a sealing stopper side puncture needle covered with a blood leakage prevention cap made of a blood vessel side puncture needle and an elastic body, and blood is drawn from the human arm etc. by vacuum suction. A vacuum blood collection tube for collecting blood,
The opening end of the blood collection tube main body is sealed with a sealing plug, and an outer diameter increasing portion is provided at the outer peripheral position near the opening end of the blood collection tube main body for identifying and identifying the individual who collects blood. ,
The outer diameter increasing portion is in the form of a thin hollow cylindrical body made of an elastic material, the outer diameter is set to a size suitable for giving the identification notation, and a plurality of engagement ribs are provided on the inner diameter surface. Provided, the engagement ribs are elastically contacted and engaged with the outer diameter surface of the blood collection tube main body, whereby the outer diameter increasing portion is attached and fixed to the blood collection tube main body,
At the upper end portion of the outer diameter increasing portion, a stopper protecting portion for covering and protecting the outer peripheral portion of the sealing stopper is provided,
A positioning engagement portion is provided at the lower end portion of the stopper protecting portion to lock the downward movement of the blood collection tube main body to prevent the drop, and the upper movement of the blood collection tube main body is provided at the upper end portion thereof. A vacuum blood collection tube, wherein a locking lid is provided so that the sealing plug does not press the blood leakage prevention cap excessively.

The locking lid has an insertion hole for the sealing stopper side piercing needle, and the inner diameter dimension of the insertion hole decreases from the upper end to the lower end, and the inner diameter dimension on the lower end side of the blood leakage prevention cap When the vacuum blood collection tube is withdrawn from the blood collection tube holder after the vacuum blood collection is completed, the return of the blood leakage prevention cap of the sealing stopper side puncture needle is promoted to return to the elastic state. The vacuum blood collection tube according to claim 1, which has an action of preventing blood.

The outer diameter increasing portion is structured to move and arrange in the axial direction at the time of blood test and non-test with respect to the blood collection tube main body,
2. The vacuum blood collection tube according to claim 1, wherein the stopper protecting part has a depth dimension that covers and protects the outer peripheral part of the sealing stopper during the blood test and during the non-test.

The diameter dimension of the contour circle connecting the distal end engaging portions of the plurality of engaging ribs is set smaller than the outer diameter size of the blood collection tube main body, and a split portion for attachment is provided over the entire length of the outer diameter increasing portion. The outer diameter increasing portion can be elastically expanded,
The outer diameter increasing portion can be fitted and arranged in the blood collection tube main body by its expanding action, and the plurality of engagement ribs are elastically applied to the outer diameter surface of the blood collection main body by the contraction and restoration action. The vacuum blood collection tube according to claim 1, wherein the vacuum blood collection tube is abuttingly engaged.

The engaging ribs are provided at equal intervals in the circumferential direction on the inner diameter surface of the outer diameter increasing portion and extending in the longitudinal direction,
The cross-sectional shape of the engagement rib is formed in a tapered shape that protrudes from the inner diameter surface of the outer diameter increasing portion toward the radial center,
5. The vacuum blood collection tube according to claim 4, wherein the distal end engagement portion of the engagement rib abuts and engages with the outer diameter surface of the blood collection tube main body in a line contact manner.