JP4128966B2 - External fixator - Google Patents
External fixator Download PDFInfo
- Publication number
- JP4128966B2 JP4128966B2 JP2004055127A JP2004055127A JP4128966B2 JP 4128966 B2 JP4128966 B2 JP 4128966B2 JP 2004055127 A JP2004055127 A JP 2004055127A JP 2004055127 A JP2004055127 A JP 2004055127A JP 4128966 B2 JP4128966 B2 JP 4128966B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- support portion
- pin
- external fixator
- bone
- pin support
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61B—DIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
- A61B17/00—Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
- A61B17/56—Surgical instruments or methods for treatment of bones or joints; Devices specially adapted therefor
- A61B17/58—Surgical instruments or methods for treatment of bones or joints; Devices specially adapted therefor for osteosynthesis, e.g. bone plates, screws, setting implements or the like
- A61B17/60—Surgical instruments or methods for treatment of bones or joints; Devices specially adapted therefor for osteosynthesis, e.g. bone plates, screws, setting implements or the like for external osteosynthesis, e.g. distractors, contractors
- A61B17/64—Devices extending alongside the bones to be positioned
- A61B17/6425—Devices extending alongside the bones to be positioned specially adapted to be fitted across a bone joint
Landscapes
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Orthopedic Medicine & Surgery (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Surgery (AREA)
- Biomedical Technology (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
- Heart & Thoracic Surgery (AREA)
- Medical Informatics (AREA)
- Molecular Biology (AREA)
- Animal Behavior & Ethology (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Public Health (AREA)
- Veterinary Medicine (AREA)
- Surgical Instruments (AREA)
Description
本発明は、骨折治療に使用される創外固定器に関するものである。 The present invention relates to an external fixator used for fracture treatment.
橈骨(腕を構成する骨の一つ)を骨折した際に使用される治療器具として、例えば、特開2002−172119の創外固定器(以下、従来例という。)がある。 As a therapeutic instrument used when a rib (one of the bones constituting the arm) is fractured, for example, there is an external fixator (hereinafter referred to as a conventional example) disclosed in JP-A-2002-172119.
この創外固定器は、両端部にピン支持部が夫々設けられた添設部材と、該ピン支持部に支持されたピンとから成る構成で、骨折により切離した骨の夫々(切離により分断された骨の夫々)及び所定の距離をおいた骨にピンを刺入し、これらのピンを該骨折部位の脇に配置した添設部材の両端のピン支持部で支持することで前記接離した骨を固定し、その後の骨の成長によって前記切離部が消失した後(骨折が治癒した後)、骨からピンを除去するものである。 This external fixator is composed of an attachment member provided with pin support portions at both ends, and a pin supported by the pin support portion, and each bone separated by a fracture (separated by separation). Each of the bones) and pins inserted into the bones at a predetermined distance, and these pins were connected to and separated from each other by supporting the pins with pin support portions at both ends of the attachment members arranged beside the fracture site. The bone is fixed, and the pin is removed from the bone after the dissected portion disappears (after the fracture has healed) by bone growth.
ところで、前記従来例は、骨に対して一方向からしかピンを刺入することができない、言わば、一方向刺入型である。 By the way, the conventional example is a unidirectional insertion type in which a pin can be inserted only into one direction from a bone.
しかし、年寄りが転んで手を付いた際等に発症する橈骨遠位端骨折では、該橈骨遠位端が幾つもの小片にバラバラに粉砕されてしまう粉砕骨折となることがあり、この場合、前記従来例のような一方向刺入型では、添設部材を添設した側と反対側の小片状の骨にピンを刺入することができないという問題点がある。 However, the distal radius fracture that develops when the elderly falls and hands on, etc., may result in a fracture fracture in which the distal radius is shattered into several pieces. In the one-way insertion type as in the conventional example, there is a problem that the pin cannot be inserted into the small piece-like bone on the side opposite to the side where the attachment member is attached.
本発明は上記問題点を解決するもので、粉砕骨折等によってバラバラとなった骨の全てにピンを良好に刺入して骨折を治療できる実用性に秀れた創外固定器を提供するものである。 The present invention solves the above-mentioned problems, and provides an external fixator excellent in practicality that can successfully insert a pin into all of the bones that have been broken due to a fractured fracture, etc. It is.
添付図面を参照して本発明の要旨を説明する。 The gist of the present invention will be described with reference to the accompanying drawings.
両端部若しくはその近傍にピン支持部2a・2bが夫々設けられ骨4a・4bに添設される添設部材1と、前記ピン支持部2a・2bに支持され且つ前記骨4a・4bに刺入されるピン3a・3bとから成り、切離した前記骨4aを治癒させる創外固定器であって、前記ピン支持部2a・2bの少なくとも一方は二枚の半環状支持板5a・5bで前記ピン3aを挟持して支持する構成であり、また、この二枚の半環状支持板5a・5bの内面が前記ピン3aを挟持して支持する部位であり、また、この両半環状支持板5a・5bは手首や膝や肘等に被嵌した状態で前記切離した骨4aを囲繞するように構成されており、前記半環状ピン支持部2aにより支持される前記ピン3aは前記切離した骨4aに放射状に刺入可能構成されていることを特徴とする創外固定器に係るものである。
And additionally provided member 1 both ends or
また、請求項1記載の創外固定器において、前記二枚の半環状支持板5a・5b夫々の内面には微細凹凸から成る摩擦部7が設けられていることを特徴とする創外固定器に係るものである。
2. The external fixator according to claim 1, wherein a
また、請求項1,2いずれか1項に記載の創外固定器において、前記切離した骨4aを囲繞する構成の前記ピン支持部2aは、前記添設部材1に対して旋回動自在に構成されていることを特徴とする創外固定器に係るものである。
Further, in the external fixator according to any one of claims 1, wherein the
また、請求項1〜3いずれか1項に記載の創外固定器において、前記切離した骨4aを囲繞する構成の前記ピン支持部2aは、前記添設部材1に対して屈曲自在に構成されていることを特徴とする創外固定器に係るものである。
Further, in the external fixator according to claim 1 any one, the
また、請求項1〜4いずれか1項に記載の創外固定器において、他方のピン支持部2bは前記添設部材1に対して旋回動自在に構成されていることを特徴とする創外固定器に係るものである。
The external fixator according to any one of claims 1 to 4, wherein the other
また、請求項1〜5いずれか1項に記載の創外固定器において、他方のピン支持部2bは前記添設部材1に対して屈曲自在に構成されていることを特徴とする創外固定器に係るものである。
The external fixator according to any one of claims 1 to 5, wherein the other
また、請求項1〜6いずれか1項に記載の創外固定器において、前記切離した骨4aを囲繞する構成の前記ピン支持部2aとして、前記添設部材1の延設方向と交叉する方向に延びる半環状ピン支持部が採用されていることを特徴とする創外固定器に係るものである。
Further, in the external fixator according to any one of claims 1 to 6, as the
また、請求項1〜7いずれか1項に記載の創外固定器において、前記添設部材1として伸縮自在のものが採用されていることを特徴とする創外固定器に係るものである。 Further, in the external fixator according to any one of claims 1 to 7, it relates to an external fixator according to claim in which one of the telescopic is employed as the additionally provided member 1.
また、請求項1〜8いずれか1項に記載の創外固定器において、前記添設部材1は、棒ネジ状の第一添設部材11と、この第一添設部材11と螺合される筒状の第二添設部材12とで構成されていることを特徴とする創外固定器に係るものである。
Further, in the external fixator according to claim 8 any one, the additionally provided member 1 includes a first additionally provided
また、請求項1〜9いずれか1項に記載の創外固定器において、前記切離した骨4aを囲繞する構成のピン支持部80aの所定位置にして前記添設部材1が連設する位置と反対側の位置には、他の骨4cに添設される添設部材50が設けられ、この添設部材50には該他の骨4cに刺入されるピン90cを支持するピン支持部80cが設けられていることを特徴とする創外固定器に係るものである。
Further, in the external fixator according to any one of claims 1 to 9, a position where the attachment member 1 is continuously provided at a predetermined position of a
また、請求項10記載の創外固定器において、前記他の骨4cは前記ピン支持部80aで支持したピン90aが刺入される骨4aと関節部10を介して隣接される骨であることを特徴とする創外固定器に係るものである。
The external fixator according to
また、請求項10,11いずれか1項に記載の創外固定器において、前記添設部材50は前記切離した骨4aを囲繞する構成の前記ピン支持部80aに対して旋回動自在に構成されていることを特徴とする創外固定器に係るものである。
Further, in the external fixator according to any one of
また、請求項10〜12いずれか1項に記載の創外固定器において、前記添設部材50は前記切離した骨4aを囲繞する構成の前記ピン支持部80aに対して屈曲自在に構成されていることを特徴とする創外固定器に係るものである。
Further, in the external fixator according to any one of
また、請求項10〜13いずれか1項に記載の創外固定器において、前記他の骨4cに刺入される前記ピン90cを支持する前記ピン支持部80cは、前記添設部材50に対して旋回動自在に構成されていることを特徴とする創外固定器に係るものである。
Further, in the external fixator according to any one of
また、請求項10〜14いずれか1項に記載の創外固定器において、前記他の骨4cに刺入される前記ピン90cを支持する前記ピン支持部80cは、前記添設部材50に対して屈曲自在に構成されていることを特徴とする創外固定器に係るものである。
Further, in the external fixator according to any one of
また、請求項10〜15いずれか1項に記載の創外固定器において、前記添設部材50として伸縮自在のものが採用されていることを特徴とする創外固定器に係るものである。
The external fixator according to any one of
また、請求項1〜16いずれか1項に記載の創外固定器において、この創外固定器は橈骨遠位端骨折を発症した際に腕9に添設されるものであることを特徴とする創外固定器に係るものである。
Further, characterized in that the external fixator according to any one of claims 1 to 16, the external fixator is intended to be additionally provided to the
本発明は上述のように構成したから、骨折の治療を良好に達成できる実用性に秀れた創外固定器となる。 Since this invention was comprised as mentioned above, it becomes an external fixator excellent in the utility which can achieve the treatment of a fracture favorably.
好適と考える本発明の実施形態を、図面に基づいて本発明の作用を示して簡単に説明する。 An embodiment of the present invention which is considered to be suitable will be briefly described with reference to the drawings showing the operation of the present invention.
例えば、腕9の橈骨遠位端の粉砕骨折を発症した際、該粉砕骨折によってバラバラに切離した骨4aに対し、一方向からピン3aを刺入する構成では、全ての切離した骨4aにピン3aを刺入することができない場合がある。
For example, when a crushed fracture of the distal end of the radius of the
この点、本発明は、切離した骨4aに放射状にピン3aを刺入できるから、様々な方向から切離した骨4aの夫々にピン3aを刺入し、更に、該ピン3aをピン支持部2aで支持することによって前記切離した骨4aの全てを固定することができ、よって、この切離した骨4aは良好に治癒することになる。
In this respect, according to the present invention, since the
本発明の具体的な実施例1について図1〜4に基づいて説明する。 A specific embodiment 1 of the present invention will be described with reference to FIGS.
本実施例は、両端部若しくはその近傍にピン支持部2a・2bが夫々設けられ骨4a・4bに添設される添設部材1と、前記ピン支持部2a・2bに支持され且つ骨4a・4bに刺入されるピン3a・3bとから成り、切離した骨4aを治癒させる創外固定器であって、一方のピン支持部2aは、複数のピン3aを支持し且つ前記切離した骨4aを囲繞する構成であり、該ピン支持部2aにより支持されるピン3aは、切離した骨4aに放射状に刺入可能に構成されているものである。
In this embodiment,
添設部材1は、棒ネジ状の第一添設部材11と、該第一添設部材11と螺合される筒状の第二添設部材12とから構成されている。第一添設部材11に対して第二添設部材12を回動せしめることで、該第一添設部材11から該第二添設部材12が突没し、これにより添設部材1を伸縮することができる。
The attachment member 1 includes a rod-screw-like
図中符号13は、第一添設部材11に対する第二添設部材12の不意の回動を阻止する為の止めネジである。
前記ピン支持部2a・2bは、第一添設部材11及び第二添設部材12に夫々連設されている。
The
第一添設部材11に連設されているピン支持部2a(以下、第一ピン支持部2aという。)は、添設部材1の延設方向と交叉する方向に延びる半環状ピン支持部が採用されている。
The
この半環状ピン支持部は、骨折部位を囲繞できるよう形状、例えば、腕9の橈骨遠位端(手首付近)の粉砕骨折を治療する為に添設部材1を腕9に添設した際、該半環状ピン支持部が手首付近を囲繞できる形状のものが採用されている。
This semi-annular pin support portion is shaped so as to surround the fracture site, for example, when the attachment member 1 is attached to the
尚、図面では、半環状ピン支持部としてく字状のものを図示したが、例えば、三日月状、Cリング状等、様々なものが採用可能である。 In the drawings, a semi-circular pin support portion is shown in a square shape, but various shapes such as a crescent shape and a C-ring shape can be employed.
第一ピン支持部2aとして、例えば、手首付近の全周囲を囲繞できる環状ピン支持部を採用しても良いが、この構成では、添設部材1を腕9に添設する際に手を環状ピン支持部に通さねばならず、この分だけ、添設作業が厄介となる。特に、膝等の骨折の際には、足を環状ピン支持部に通すことが大変厄介となる。
As the first
半環状ピン支持部は二枚の半環状支持板5a・5bから成り、この二枚の半環状支持板5a・5b間に複数のピン3aを任意の間隔で挟持できるように構成されている。
The semi-annular pin support portion is composed of two
この二枚の半環状支持板5a・5bは、調整ネジ6の操作によって間隔を広狭可能に構成されている。二枚の半環状支持板5a・5bの間隔を狭めれば、ピン3aの挟持が可能となり、また、該間隔を広げれば、ピン3aの挟持を解除することができる。
The two
調整ネジ6は、半環状ピン支持部の両端部の近傍と中央部との合計三カ所に設けられている。各調整ネジ6を夫々調整することにより、二枚の半環状支持板5a・5bの間隔を場所ごとに微調整でき、よって、全てのピン3aを良好な挟持圧によって支持することができる。
The adjusting screws 6 are provided at a total of three locations, the vicinity of the both ends of the semi-annular pin support portion and the central portion. By adjusting each
また、前記調整ネジ6が螺合するネジ孔27は、二枚の半環状支持板5a・5bの内の一方の半環状支持板5aにのみ設けられ、他方の半環状支持板5bには該調整ネジ6が貫通する貫通孔28のみが設けられている。この構成により、厄介な製造工程である前記ネジ孔27の穿設は、一方の半環状支持板5aに対してのみ行えば良いことになり、生産性が良好となる。
Further, the
また、二枚の半環状支持板5a・5bの対向内面には、摩擦部7(具体的には微細凹凸)が夫々設けられている。この摩擦部7の存在により、二枚の半環状支持板5a・5bはピン3aを極めて良好に支持することができる。
In addition, friction portions 7 (specifically, fine irregularities) are provided on opposing inner surfaces of the two
この第一ピン支持部2aと前記第一添設部材11とは、該第一添設部材11に対して該第一ピン支持部2aが屈曲及び旋回動できるように連設されている。
The first
また、第一ピン支持部2aは第一添設部材11に着脱自在に連設されている。
The first
具体的には、第一添設部材11の端部には球部14が設けられ、この球部14が第一ピン支持部2aの中央部に当接し、該球部14は該第一ピン支持部2aと挟持板15とによって挟持されている。挟持板15は、中央部には前記第一添設部材11が挿通される挿通孔16と前記球部14に当接する当接部17とが設けられ、左右部にはネジ貫通孔18a・18bが夫々設けられている。第一ピン支持部2aにして前記ネジ貫通孔18a・18bと対応する位置にはネジ孔19a・19bが設けられている。
Specifically, a
第一添設部材11の球部14を第一ピン支持部2aと挟持板15とによって挟持せしめ、挟持板15側から、頭部20にネジ部21が設けられた構成の止着ネジ22を前記挟持板15のネジ貫通孔18a・18bに夫々貫通せしめ、該止着ネジ22のネジ部21を前記第一ピン支持部2aのネジ孔19a・19bに夫々螺合せしめると、止着ネジ22の頭部20が前記挟持板15を前記第一ピン支持部2a側に押圧し、これにより該挟持板15と該第一ピン支持部2aとが前記第一添設部材11の球部14を挟持する。
The
止着ネジ22を弛めれば、前記挟持板15と前記第一ピン支持部2aとの挟持作用が低下し、該第一ピン支持部2aは、前記球部14を支点に傾動したり旋回動したりすることができる。
If the
即ち、この第一ピン支持部2aの傾動及び旋回動により、該第一ピン支持部2aは第一添設部材11に対して屈曲及び旋回動できることになる。
That is, the first
また、この構成により、止着ネジ21を弛めて挟持板15を除去することにより、第一ピン支持部2aと第一添設部材11との連設を解除し、第一ピン支持部2aを別の構成の第一ピン支持部2aに取り替えることも可能となる。
In addition, with this configuration, by loosening the fastening screw 21 and removing the clamping
一方、第二添設部材12に連設されているピン支持部2b(以下、第二ピン支持部2bという。)は、添設部材1の延設方向に延びる板状ピン支持部が採用されている。
On the other hand, the
板状ピン支持部は、二枚の板状支持体8a・8bから成り、この二枚の板状支持体8a・8bに複数のピン3bを挟持できるように構成されている。
The plate-like pin support portion is composed of two plate-
この二枚の板状支持体8a・8bは調整ネジ30の操作によって間隔を広狭可能に構成されている。二枚の板状支持体8a・8bの間隔を狭めれば、ピン3bの挟持が可能となり、また、該間隔を広げれば、ピン3bの挟持を解除することができる。
The two plate-
また、前記調整ネジ30が螺合するネジ孔31は、二枚の板状支持体8a・8bの内の一方の板状支持体8aにのみ設けられ、他方の板状支持体8a・8bには該調整ネジ30が貫通する貫通孔32のみが設けられている。この構成により、厄介な製造工程である前記ネジ孔31の穿設は、一方の板状支持体8aに対してのみ行えば良いことになり、生産性が良好となる。
Further, the
また、二枚の板状支持体8a・8bの対向内面には、前記ピン3bを保持する保持凹部33が夫々設けられている。この保持凹部33の存在により、二枚の板状支持体8a・8bはピン3bを極めて良好に支持することができる。
Further, holding
尚、図面は、直線状の保持凹部33が添設部材1の延設方向に所定間隔を置いて二箇所設けられている場合を図示しているが、この保持凹部33の数は保持したいピン3bの数によって適宜選択され、また、この保持凹部33の内面にも摩擦部(微細凹凸)を設けても良い。
Although the drawing shows a case where two linear holding recesses 33 are provided at predetermined intervals in the extending direction of the attachment member 1, the number of the holding recesses 33 is the number of pins to be held. The number is appropriately selected depending on the
この第二ピン支持部2bと前記第二添設部材12とは、前記第一ピン支持部2aと前記第一添設部材11との連設と同様、該第二添設部材12に対して該第二ピン支持部2bが屈曲及び旋回動できるように連設されている。
The second
また、第二ピン支持部2bは第二添設部材12に着脱自在に連設されている。
The
具体的には、第二添設部材12の端部には球部34が設けられ、この球部34が前記二枚の板状支持体8a・8bの内の一方の板状支持体8aと挟持板35とによって挟持されている。挟持板35は、中央部には前記球部34に当接する当接部(図示省略)が設けられ、左右部(図2中の上下部)にはネジ貫通孔38a・38bが夫々設けられている。前記一方の板状支持体8aにして前記挟持板35の当接部と対応する位置には当接凹部36が設けられ、該一方の板状支持体8aにして前記挟持板35のネジ貫通孔38a・38bと対応する位置にはネジ孔39a・39bが設けられている。
Specifically, a
第二添設部材12の球部34を前記一方の板状支持体8aと前記と挟持板35とによって挟持せしめ、挟持板35側から、頭部40にネジ部41が設けられた構成の止着ネジ42を前記挟持板35のネジ貫通孔38a・38bに夫々貫通せしめ、該止着ネジ42のネジ部41を前記一方の板状支持体8aのネジ孔39a・39bに夫々螺合せしめると、止着ネジ42の頭部40が前記挟持板35を前記一方の板状支持体8a側に押圧し、これにより該挟持板35と該一方の板状支持体8aとが前記第二添設部材12の球部34を挟持する。
The
止着ネジ42を弛めれば、前記挟持板35と前記一方の板状支持体8aとの挟持作用が低下し、第二ピン支持部2bは、前記球部34を支点に傾動したり旋回動したりすることができる。
If the
即ち、この第二ピン支持部2bの傾動及び旋回動により、該第二ピン支持部2bは第二添設部材12に対して屈曲及び旋回動できることになる。
That is, the second
また、この構成により、止着ネジ42を弛めて挟持板35を除去することにより、第二ピン支持部2bと第二添設部材12との連設を解除し、第二ピン支持部2bを別の構成の第二ピン支持部2bに取り替えることも可能となる。
Also, with this configuration, by loosening the fixing
本実施例の調整ネジ6,止めネジ13,止着ネジ22,調整ネジ30,止着ネジ42等、全てのネジは、同一の工具(例えば六角レンチ)によって螺動操作できるものが採用されている。
In this embodiment, all the screws such as the adjusting
本実施例は、特に手首付近、具体的には腕9の橈骨遠位端の粉砕骨折を発症した際の治療に使用するもので、以下、その使用方法を説明する。
The present embodiment is used for treatment especially when a fracture fracture occurs in the vicinity of the wrist, specifically, at the distal end of the radius of the
先ず、骨折により多数の小片状に切離した骨4aの全てにピン3aを夫々刺入する。この際、一方向からピン3aを夫々刺入するだけでは全ての切離した骨4aに刺入することができず、該ピン3aを所定間隔を置いた放射状とすることで全ての切離した骨4aへの刺入が可能となる(図4参照)。
First, the
また、切離した骨4aを良好に固定する為、該切離した骨4aの近傍の骨4b、具体的には橈骨の骨折していない部分にもピン3bを刺入する。
Further, in order to fix the separated
続いて、添設部材1を腕9の近傍に位置せしめ、第一ピン支持部2aで前記切離した骨4aに刺入したピン3aを支持し、第二ピン支持部2bで前記橈骨に刺入したピン3bを支持する。
Subsequently, the attachment member 1 is positioned in the vicinity of the
この際、第一ピン支持部2aは、二枚の半環状支持板5a・5bから成る構成が採用されているから、前記所定間隔を置いて放射状となっている複数のピン3aの全てを良好に挟持して支持することができる。
At this time, since the first
また、当然ながら第二ピン支持部2bも、前記橈骨に刺入したピン3bの全てを良好に挟持して支持することができる。
Of course, the second
また、第一ピン支持部2aで支持するピン3aの並設方向と第二ピン支持部2bで支持するピン3bの並設方向とに合わせて、添設部材1に対して第一ピン支持部2aや第二ピン支持部2bを屈曲若しくは旋回動することにより、やはり全てのピン3a・3bを良好に挟持して支持することができる。
Further, the first pin support portion with respect to the attachment member 1 according to the parallel arrangement direction of the
また、第一添設部材11や第二添設部材12を回動させることによっても、第一ピン支持部2aや第二ピン支持部2bを骨4a・4bに刺入したピン3a・3bの位置に合わせることができ、よって、該ピン3a・3bを良好に挟持して支持することができる。
Further, by rotating the
また、添設部材1の伸縮によっても、第一ピン支持部2aや第二ピン支持部2bを骨4a・4bに刺入したピン3a・3bの位置に合わせることができる。
The first
尚、本実施例は、橈骨遠位端の粉砕骨折を発症した際、該粉砕骨折によって切離した骨4aとその他の橈骨4bとにのみピン3a・3bを刺入する構成の為、骨折の治癒がある程度完了した後、該ピン3a・3bによって切離した骨4aを固定したまま、手首の屈伸や指を使用した仕事等のリハビリを行うことができる。即ち、骨折の治療を続けながら、リハビリを行うことができる。
In this embodiment, when the fracture of the distal end of the radius is developed, the
また、骨折の治癒がある程度完了した段階からリハビリを開始できる為、治癒を行う際に手首等を全く動かさない期間が短く、よって、手首や指の筋肉の衰えは少なく、リハビリ期間を短縮することができる。 In addition, since rehabilitation can be started from the stage where the healing of the fracture has been completed to some extent, the period when the wrist etc. are not moved at all during the healing is short. Can do.
骨折が完全に治癒した後、骨4a・4bからピン3a・3bを抜く。
After the fracture is completely healed, the
本実施例は上述のように構成したから、一方向からピン3aを刺入するだけでは全ての切離した骨4aに該ピン3aを刺入できないような骨折でも、放射状にピン3aを配設することで該全ての切離した骨4aにピン3aを刺入し、該ピン3aを一個の創外固定器で全て固定して治癒を良好に達成できる実用性に秀れた創外固定器となる。
Since the present embodiment is configured as described above, the
また、第一ピン支持部2aは、放射状に配設されたピン3aを任意の間隔で支持できるから、切離した骨4aの状態に応じてピン3aを最適な状態に刺入し、且つ、該骨4aを固定して治癒を行うことができる。
In addition, since the first
また、第一ピン支持部2aは添設部材1に対して屈曲したり旋回動したりできるから、この点においても切離した骨4aの状態に応じてピン3aを最適な状態に刺入し、且つ、該骨4aを固定して治癒を行うことができる。
In addition, since the first
また、第二ピン支持部2bも添設部材1に対して屈曲したり旋回動したりできるから、この点においても切離した骨4aの状態に応じてピン3bを最適な状態に刺入し、且つ、該骨4bや切離した骨4aを固定して治癒を行うことができる。
In addition, since the second
また、添設部材1は伸縮自在であるから、この点においても切離した骨4aや該切離した骨4aを固定する為の骨4bの状態に応じてピン3a・3bを最適な状態に刺入し、且つ、固定して治癒を行うことができる。
Further, since the attachment member 1 can be expanded and contracted, the
また、第一ピン支持部2aは半環状ピン支持部が採用されているから、手首等に被嵌する作業で該半環状ピン支持部を簡単に骨折部位の周囲に配設することができ、よって、ピン3a・3bの支持作業を容易に行うことができる。
Further, since the first
尚、本実施例は、特に腕9の橈骨遠位端の粉砕骨折を治療する場合について説明したが、例えば、膝,肘等、他の骨折を治癒する場合にも採用することができる。
In addition, although the present Example demonstrated especially the case where the fracture | rupture fracture | rupture of the radius distal end of the
本発明の具体的な実施例2について図5,6に基づいて説明する。 A second embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS.
本実施例は、両端部若しくはその近傍にピン支持部80b・80cが、また、中程にはピン支持部80aが設けられ、ピン支持部80aとピン支持部80bの間及びピン支持部80aとピン支持部80cの間に夫々、骨4a・4b・4cに添設される添設部材1及び添設部材50が設けられ、前記ピン支持部80a・80b・80cには骨4a・4b・4cに刺入されるピン90a・90b・90cが設けられ、切離した骨4aを治癒させる創外固定器であって、中程のピン支持部80aは、複数のピン90aを支持し且つ前記切離した骨4aを囲繞する構成であり、該ピン支持部80aにより支持されるピン90aは、切離した骨4aに放射状に刺入可能に構成されているものである。
In this embodiment,
添設部材1は、棒ネジ状の第一添設部材81及び第三添設部材51と、該第一添設部材81及び第三添設部材51と螺合される筒状の第二添設部材82とから構成されている。第一添設部材81及び第三添設部材51に対して第二添設部材82を回動せしめることで、該第二添設部材82の両端部から該第一添設部材81及び第三添設部材51が突没し、これにより添設部材1を伸縮することができる。
The attachment member 1 includes a rod-like first attachment member 81 and a third attachment member 51, and a cylindrical second attachment member screwed to the first attachment member 81 and the third attachment member 51. And an
前記ピン支持部80a・80bは、第一添設部材81及び第三添設部材51に夫々連設されている。
The
第一添設部材81に連設されているピン支持部80a(以下、第一ピン支持部80aという。)は、添設部材1の延設方向と交叉する方向に延びる半環状ピン支持部が採用されている。
The
この半環状ピン支持部は、骨折部位を囲繞できるよう形状、例えば、腕9の橈骨遠位端(手首付近)の粉砕骨折を治療する為に添設部材1を腕9に添設した際、該半環状ピン支持部が手首付近を囲繞できる形状のものが採用されている。
This semi-annular pin support portion is shaped so as to surround the fracture site, for example, when the attachment member 1 is attached to the
尚、図面では、半環状ピン支持部としてく字状のものを図示したが、例えば、三日月状、Cリング状等、様々なものが採用可能である。 In the drawings, a semi-circular pin support portion is shown in a square shape, but various shapes such as a crescent shape and a C-ring shape can be employed.
第一ピン支持部80aとして、例えば、手首付近の全周囲を囲繞できる環状ピン支持部を採用しても良いが、この構成では、添設部材1を腕9に添設する際に手を環状ピン支持部に通さねばならず、この分だけ、添設作業が厄介となる。特に、膝等の骨折の際には、足を環状ピン支持部に通すことが大変厄介となる。
As the first
半環状ピン支持部は二枚の半環状支持板83a・83bから成り、この二枚の半環状支持板83a・83b間に複数のピン90aを任意の間隔で挟持できるように構成されている。
The semi-annular pin support portion includes two
この二枚の半環状支持板83a・83bは、調整ネジ84の操作によって間隔を広狭可能に構成されている。二枚の半環状支持板83a・83bの間隔を狭めれば、ピン90aの挟持が可能となり、また、該間隔を広げれば、ピン90aの挟持を解除することができる。
The two
調整ネジ84は、半環状ピン支持部の両端部の近傍の合計二カ所に設けられている。各調整ネジ84を夫々調整することにより、二枚の半環状支持板83a・83bの間隔を場所ごとに微調整でき、よって、全てのピン90aを良好な挟持圧によって支持することができる。
The adjustment screws 84 are provided at two places in the vicinity of both end portions of the semi-annular pin support portion. By adjusting each
また、前記調整ネジ84が螺合するネジ孔85は、二枚の半環状支持板83a・83bの内の一方の半環状支持板83aにのみ設けられ、他方の半環状支持板83bには該調整ネジ84が貫通する貫通孔86のみが設けられている。この構成により、厄介な製造工程である前記ネジ孔85の穿設は、一方の半環状支持板83aに対してのみ行えば良いことになり、生産性が良好となる。
Further, the
また、二枚の半環状支持板83a・83bの対向内面には、摩擦部87(具体的には微細凹凸)が夫々設けられている。この摩擦部87の存在により、二枚の半環状支持板83a・83bはピン90aを極めて良好に支持することができる。
In addition, friction portions 87 (specifically, fine irregularities) are respectively provided on the opposing inner surfaces of the two
この第一ピン支持部80aと前記第一添設部材81とは、該第一添設部材81に対して該第一ピン支持部80aが屈曲及び旋回動できるように連設されている。
The first
また、第一ピン支持部80aは第一添設部材81に着脱自在に連設されている。
The first
具体的には、第一添設部材81の端部には球部88が設けられ、この球部88が第一ピン支持部80aの中央部に当接し、該球部88は該第一ピン支持部80aと該挟持体52とによって挟持されている。挟持体52は、ナット状の部材で構成され、前記第一添設部材81が挿通されるネジ孔53と前記球部88に被嵌当接する当接部54とが設けられている。第一ピン支持部80a(半環状支持板83a)の中央部には挟持体52が螺着する螺子突部55が設けられ、この螺子突部55の先端面は、第一添設部材81の球部88を受ける球受け面55aが設けられている。
Specifically, a
第一添設部材81を挟持体52に挿通させて第二添設部材82に螺着し、この状態で挟持体52を第一ピン支持部80aの螺子突部55に螺着せしめると、球部88を挟持体52が前記第一ピン支持部80a側(球受け面55a)に押圧し、これにより挟持体52と該第一ピン支持部80aとで前記第一添設部材81の球部88を挟持する。
When the first attachment member 81 is inserted into the holding
挟持体52を弛めれば、該挟持体52と第一ピン支持部80aとの挟持作用が低下し、該第一ピン支持部80aは、前記球部88を支点に傾動したり旋回動したりすることができる。
If the sandwiching
即ち、この第一ピン支持部80aの傾動及び旋回動により、該第一ピン支持部80aは第一添設部材81に対して屈曲及び旋回動できることになる。
That is, the first
また、この構成により、挟持体52を除去することにより、第一ピン支持部80aと第一添設部材81との連設を解除し、第一ピン支持部80aを別の構成の第一ピン支持部80aに取り替えることも可能となる。
Also, with this configuration, by removing the sandwiching
一方、第三添設部材51に連設されているピン支持部80b(以下、第二ピン支持部80bという。)は、添設部材1の延設方向に延びる棒状ピン支持部が採用されている。
On the other hand, the
棒状ピン支持部は、筒状体56と、この筒状体56に貫通されるスライド体57とから成り、この筒状体56及びスライド体57夫々に設けた孔56a,57aにピン90bを貫通させて挟持できるように構成されている。
The rod-shaped pin support portion includes a
具体的には、スライド体57の両端部には螺子突部57b,57cが形成され、スライド体57を筒状体56に配した際、筒状体56の一端部から突出状態となる一方の螺子突部57bにナット部材58を螺着することでスライド体57は筒状体56に抜け止め状態となるように構成されている(筒状体56の一端部にはスライド体57の螺子突部57bのみの貫通を許容する図示省略の径小開口部が形成されている。)。
Specifically, screw
この状態で、ナット部材58を螺動させると、スライド体57は筒状体56内を移動することになり、筒状体56及びスライド体57夫々に設けた孔56a,57aに貫通するピン90bを挟持することができ、反対方向にナット部材58を螺動させれば、ピン90bの挟持を解除することができる。
When the
この第二ピン支持部80bと前記第三添設部材51とは、前記第一ピン支持部80aと前記第一添設部材81との連設と同様、該第三添設部材51に対して該第二ピン支持部80bが屈曲及び旋回動できるように連設されている。
The second
また、第二ピン支持部80bは第三添設部材51に着脱自在に連設されている。
The second
具体的には、第三添設部材51の端部には球部59が設けられ、この球部59が第二ピン支持部80bの端部に当接し、該球部59は該第二ピン支持部80bと該挟持体60とによって挟持されている。挟持体60は、ナット状の部材で構成され、前記第三添設部材51が挿通されるネジ孔61と前記球部59に被嵌当接する当接部(図示省略)とが設けられている。第二ピン支持部80bの端部には挟持体60が螺着する前述した螺子突部57cが設けられ、この螺子突部57cの先端面は、第三添設部材51の球部59を受ける球受け面57c’が設けられている。
Specifically, a
第三添設部材51を挟持体60に挿通させて第二添設部材82に螺着し、この状態で挟持体60を第二ピン支持部80bの螺子突部57cに螺着せしめると、球部59を挟持体60が前記第二ピン支持部80b側(球受け面57c’)に押圧し、これにより挟持体60と該第二ピン支持部80bとで前記第三添設部材51の球部59を挟持する。
When the third attachment member 51 is inserted into the holding
挟持体60を弛めれば、該挟持体60と第二ピン支持部80bとの挟持作用が低下し、該第二ピン支持部80bは、前記球部59を支点に傾動したり旋回動したりすることができる。
If the sandwiching
即ち、この第二ピン支持部80bの傾動及び旋回動により、該第二ピン支持部80bは第三添設部材51に対して屈曲及び旋回動できることになる。
That is, the second
また、この構成により、挟持体60を除去することにより、第二ピン支持部80bと第三添設部材51との連設を解除し、第二ピン支持部80bを別の構成の第二ピン支持部80bに取り替えることも可能となる。
Also, with this configuration, by removing the sandwiching
また、本実施例は、前述したように前記第一ピン支持部80aで支持したピン90aが刺入される骨4aと関節部10を介して隣接位置若しくはその近傍位置に配される他の骨4cに添設される添設部材50を当該第一ピン支持部80aに設け、この添設部材50には、他の骨4cに刺入されるピン90cを支持するピン支持部80cが設けられている。
In addition, in this embodiment, as described above, the bone 90a supported by the first
添設部材50は、棒ネジ状の第四添設部材62と、該第四添設部材62と螺合される棒状の第五添設部材63とから構成されている。第四添設部材62に対して第五添設部材63を回動せしめることで、該第四添設部材62から該第五添設部材63が突没し、これにより添設部材50を伸縮することができる。
The
前記ピン支持部80cは、第五添設部材63に連設されている。
The
この第五添設部材63に連設されているピン支持部80c(以下、第三ピン支持部80cという。)は、添設部材50の延設方向に延びる板状ピン支持部が採用されている。
The
板状ピン支持部は、二枚の板状支持体64a・64bから成り、この二枚の板状支持体64a・64bに複数のピン90cを挟持できるように構成されている。
The plate-like pin support portion is composed of two plate-like supports 64a and 64b, and is configured so that a plurality of
この二枚の板状支持体64a・64bは調整ネジ65の操作によって間隔を広狭可能に構成されている。二枚の板状支持体64a・64bの間隔を狭めれば、ピン90cの挟持が可能となり、また、該間隔を広げれば、ピン90cの挟持を解除することができる。
The two plate-like supports 64a and 64b are configured so that the interval can be increased or decreased by operating the adjusting screw 65. If the distance between the two plate-like supports 64a and 64b is reduced, the
また、前記調整ネジ65が螺合するネジ孔66は、二枚の板状支持体64a・64bの内の一方の板状支持体64aにのみ設けられ、他方の板状支持体64bには該調整ネジ65が貫通する貫通孔67のみが設けられている。この構成により、厄介な製造工程である前記ネジ孔66の穿設は、一方の板状支持体64aに対してのみ行えば良いことになり、生産性が良好となる。
Further, the
また、二枚の板状支持体64a・64bは、前記ピン90cを保持する保持凹部67が夫々設けられている。この保持凹部67の存在により、二枚の板状支持体64a・64bはピン90cを極めて良好に支持することができる。
Each of the two plate-like supports 64a and 64b is provided with a holding
尚、図面は、保持凹部67が添設部材50の延設方向に所定間隔を置いて二箇所設けられている場合を図示しているが、この保持凹部67の数は保持したいピン90cの数によって適宜選択され、また、この保持凹部67の内面にも摩擦部(微細凹凸)を設けても良い。
The drawing shows a case where the holding recesses 67 are provided at two positions with a predetermined interval in the extending direction of the
また、二枚の板状支持体64a・64bは、連結部材68を介して第五添設部材63に連結される。
Further, the two plate-like supports 64a and 64b are connected to the fifth
連結部材68は、第五添設部材63に被嵌する一対の半部材68a,68bと、該半部材68a,68b同志を連結する止着ネジ69とで構成されており、この一方の半部材68aに止着ネジ70で一方の板状支持体64aを止着することで二枚の板状支持体64a・64bは第五添設部材63に連結される。
The connecting member 68 includes a pair of half
また、連結部材68は、第五添設部材63にスライド自在に設けられるC字状のスライド球体75に被嵌されており、このスライド球体75に当接する面が凹湾曲状の球受け面68a’,68b’に形成されており、よって、連結部材68は、止着ネジ69を緩めた際、第五添設部材63に対してスライド移動自在になるのは勿論、屈曲及び旋回動し得るように構成され、更に、二枚の板状支持体64a・64bは止着ネジ70を軸に連結部材68に対して水平回動自在となるように構成されている。
The connecting member 68 is fitted on a C-shaped
従って、添設部材50に対して第三ピン支持部80cは屈曲及び旋回動できることになる。
Therefore, the third
前記第一ピン支持部80aと前記第四添設部材62とは、前記第一ピン支持部80aと前記第一添設部材81との連設と同様、該第四添設部材62に対して該第一ピン支持部80aが屈曲及び旋回動できるように連設されている。
The first
また、第一ピン支持部80aに対して第四添設部材62は着脱自在に連設されている。
The
具体的には、第四添設部材62の端部には球部71が設けられ、この球部71が第一ピン支持部80a(半環状支持板83b)の中央部に当接し、該球部71は該第一ピン支持部80aと該挟持体72とによって挟持されている。挟持体72は、ナット状の部材で構成され、前記第四添設部材62が挿通されるネジ孔73と前記球部71に被嵌当接する当接部(図示省略)とが設けられている。第一ピン支持部80aの中央部には挟持体72が螺着する螺子突部74が設けられ、この螺子突部74の先端面は、第四添設部材62の球部71を受ける球受け面74aが設けられている。
Specifically, a sphere portion 71 is provided at the end of the
第四添設部材62を挟持体72に挿通させて第五添設部材63に螺着し、この状態で挟持体72を第一ピン支持部2aの螺子突部74に螺着せしめると、球部71を挟持体72が前記第一ピン支持部80a側(球受け面74a)に押圧し、これにより挟持体72と該第一ピン支持部80aとで前記第四添設部材62の球部71を挟持する。
When the
挟持体72を弛めれば、該挟持体72と第一ピン支持部80aとの挟持作用が低下し、該第一ピン支持部80aは、前記球部71を支点に傾動したり旋回動したりすることができる。
If the sandwiching body 72 is loosened, the sandwiching action between the sandwiching body 72 and the first
即ち、この第一ピン支持部80aの傾動及び旋回動により、該第一ピン支持部80aは第四添設部材62に対して屈曲及び旋回動できることになる。
In other words, the first
また、この構成により、挟持体72を除去することにより、第一ピン支持部80aと第四添設部材62との連設を解除し、第一ピン支持部80aを別の構成の第一ピン支持部80aに取り替えることも可能となる。
Further, with this configuration, by removing the sandwiching body 72, the connection between the first
本実施例の調整ネジ84,調整ネジ65,止着ネジ69,止着ネジ70等、全てのネジは、同一の工具(例えば六角レンチ)によって螺動操作できるものが採用されている。
In this embodiment, all the screws such as the adjusting
本実施例は、特に手首付近、具体的には腕9の橈骨遠位端の粉砕骨折を発症した際の治療に使用するもので、以下、その使用方法を説明する。
The present embodiment is used for treatment especially when a fracture fracture occurs in the vicinity of the wrist, specifically, at the distal end of the radius of the
先ず、実施例1でも述べたように添設部材1を腕9の近傍に位置せしめ、第一ピン支持部80aで前記切離した骨4aに刺入したピン90aを支持し、第二ピン支持部80bで前記橈骨に刺入したピン90bを支持する。
First, as described in the first embodiment, the attachment member 1 is positioned in the vicinity of the
続いて、第一ピン支持部80aに連結される添設部材50を手のこうの近傍に位置せしめ、第一ピン支持部80aで支持したピン90aが刺入される骨4aと関節部10(手首)を介してその近傍位置に配される他の骨4c(指骨)に刺入したピン90cを第三ピン支持部80cで支持する。尚、各ピン90a・90b・90cは各支持部80a,80b,80cから突出する部分は切除されている。
Subsequently, the
本実施例は、橈骨遠位端の粉砕骨折を発症した際、該粉砕骨折によって切離した骨4aとその他の橈骨4bとにピン90a・90bを刺入し、更に、ピン90aが刺入される骨4aと関節部10(手首)を介してその近傍位置に配される他の骨4c(指骨)にピン90cを刺入する構成の為、該ピン90a・90b・90cによって切離した骨4aを固定するとともに、手首の屈伸を防止することができる。
In this embodiment, when a fracture fracture occurs at the distal end of the radius, the
骨折が完全に治癒した後、骨4a・4b・4cからピン90a・90b・90cを抜く。
After the fracture is completely healed, the
本実施例は上述のように構成したから、切離した骨4aは良好に治癒することになり、しかも、必要に応じて添設部材50及び第三ピン支持部80cを利用することで関節部10を動けないように固定しながら切離した骨4aの治療を行うことができる。
Since the present embodiment is configured as described above, the separated
その余は実施例1と同様である。 The rest is the same as in Example 1.
尚、本発明は、実施例1,2に限られるものではなく、各構成要件の具体的構成は適宜設計し得るものである。 The present invention is not limited to the first and second embodiments, and the specific configuration of each component can be designed as appropriate.
1 添設部材
2a・2b ピン支持部
3a・3b ピン
4a・4b・4c 骨
5a・5b 半環状支持板
7 摩擦部
9 腕
10 関節部
11 第一添設部材
12 第二添設部材
50 添設部材
80a・80c ピン支持部
90a・90c ピン
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1
7
11 First accessory
12 Second accessory member
50
Claims (17)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004055127A JP4128966B2 (en) | 2003-02-28 | 2004-02-27 | External fixator |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003054615 | 2003-02-28 | ||
JP2004055127A JP4128966B2 (en) | 2003-02-28 | 2004-02-27 | External fixator |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004275762A JP2004275762A (en) | 2004-10-07 |
JP4128966B2 true JP4128966B2 (en) | 2008-07-30 |
Family
ID=33301945
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004055127A Expired - Fee Related JP4128966B2 (en) | 2003-02-28 | 2004-02-27 | External fixator |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4128966B2 (en) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007061983A2 (en) * | 2005-11-18 | 2007-05-31 | Small Bone Innovations, Inc. | Instrument for implanting a wrist prosthesis |
ES2318671T3 (en) * | 2006-03-31 | 2009-05-01 | Stryker Trauma Sa | ELEMENT OF EXTERNAL FIXER THAT HAS AN EROSIONATED RUGOUS SURFACE. |
JP2008245730A (en) * | 2007-03-29 | 2008-10-16 | For S Medical:Kk | External skeletal fixator |
ITVR20130013A1 (en) * | 2013-01-21 | 2014-07-22 | Tecres Spa | EXTERNAL FIXING DEVICE FOR THE TREATMENT OF BONE FRACTURES |
TR2021011925A2 (en) * | 2021-07-28 | 2021-09-21 | Zimed Medikal Sanayi Ve Ticaret Ltd Sirketi | HYBRID WRIST FIXATOR |
-
2004
- 2004-02-27 JP JP2004055127A patent/JP4128966B2/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2004275762A (en) | 2004-10-07 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US9717529B2 (en) | Orthopedic external fixation device | |
EP1707141B1 (en) | Fixation device for the talus | |
US20030105462A1 (en) | Poly axial cervical plate system | |
US9936975B2 (en) | External fixation system | |
KR100376031B1 (en) | Rod keel joining aids | |
US8771322B2 (en) | Cranial flap fixation system and method | |
US20060235383A1 (en) | External fixator | |
JPH04231949A (en) | Apparatus for applying tension or pressing force between vertebrae of human spinal column | |
WO2003101321A1 (en) | Fixation system with multidirectional stabilization pegs | |
US20040133200A1 (en) | Apparatus and method for maintaining bones in a healing position | |
JP2019505318A (en) | External fixed support | |
WO2015066044A1 (en) | External fixation system and methods of use | |
JP4128966B2 (en) | External fixator | |
EP3302322A1 (en) | Dynamic foot plate | |
JP2014233571A (en) | External skeletal fixation tool | |
EP2967958B1 (en) | Dynamic footplate | |
KR20190073697A (en) | Drilling guide mechanism of freely locking fixation system for orthopedic implants | |
JP2002172119A (en) | External skeletal fixation device | |
JP3740640B2 (en) | External fixator | |
WO1981000048A1 (en) | Bone compression or distraction device | |
JP2019013699A (en) | Implant device | |
JP2008245730A (en) | External skeletal fixator | |
KR20150097958A (en) | Spine fixture | |
CN112074245A (en) | Improved dynamic device for orthopedic fixation devices | |
KR200254247Y1 (en) | External Fixator with built-in wedge locking system |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050922 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20071214 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20071220 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080218 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20080417 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20080515 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110523 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110523 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120523 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130523 Year of fee payment: 5 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |