JP4127939B2 - Water heater with electrolyzer - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、入水路を通して供給される水を加熱手段により加熱して出湯路に出湯する水加熱用の熱交換器が設けられている給湯装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
上記のような給湯装置において、ガス燃焼式給湯装置または電気温水装置などのように、例えば家庭用の水道などから水が入水路を通して熱交換器に供給され、加熱手段により加熱することにより設定温度の湯水を出湯路に出湯し、台所や洗面所などの所定箇所に設定温度の湯水を出湯するものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述のような給湯装置は、設定温度の湯水を所定箇所に出湯するものであり、その湯水は消毒効果のないものであるために、例えば、手を洗うときなど消毒効果のある湯水を必要としているときに、その消毒効果のある湯水を出湯することができないものとなっている。
【0004】
また、消毒効果のある湯水を得るためには、水道水などのように塩素イオンが含まれている水を電解槽に供給して、その水を電気分解することにより消毒効果のある次亜塩素酸水を生成して、この次亜塩素酸水を所定箇所に供給する電解装置を設置することが考えられる。
しかしながら、上述の給湯装置と上述の電解装置とは個別に設けられているために、手を洗うときなど消毒効果のある次亜塩素酸水を必要とする場合には、電解装置を運転させ、通常の設定温度の湯水を必要とする場合には、給湯装置を運転させるなどのように、必要に応じて使用者が給湯装置と電解装置の運転を各別に操作する必要があり、給湯装置および電解装置の両装置の操作が煩雑になる虞があった。
【0005】
本発明は、かかる点に着目してなされたものであり、その目的は、使い勝手を良好にしながら、消毒効果のある次亜塩素酸水および通常の湯水を出湯することが可能となる電解装置付き給湯装置を提供する点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために、請求項1に記載の発明によれば、入水路を通して供給される水を加熱手段により加熱して出湯路に出湯する水加熱用の熱交換器と、電解槽に供給される湯水を電気分解して生成される次亜塩素酸水を供給する電解装置とが一体状態に組み込まれ、前記加熱手段の加熱作動および前記電解装置の作動を制御する制御手段が設けられている。
つまり、熱交換器と電解装置とが一体状態に組み込まれ、加熱手段の加熱作動および電解装置の作動を制御する制御手段が設けられているので、例えば、制御手段に制御指令を指令することにより給湯装置および電解装置の両装置を操作しながら、設定温度の湯水および次亜塩素酸水を出湯することが可能となる。
したがって、給湯装置と電解装置を各別に操作する必要もなく、給湯装置および電解装置の両装置の操作を容易にしながら、設定温度の湯水および消毒効果のある次亜塩素酸水を供給することが可能となる。
又、請求項1に記載の発明によれば、前記熱交換器と前記電解装置とが、共通のケーシング内に組み込まれている。
したがって、熱交換器と電解装置とが、共通のケーシング内に組み込まれているので、熱交換器と電解装置とが別々のケーシング内に組み込まれているものに比べて、装置を設置する際に、ケーシングどうしを接続するなどの作業を必要とせず、装置の設置作業を容易に行うことが可能となる。
さらに、請求項1に記載の発明によれば、前記ケーシングは、その前面カバーを本体部に対して開閉自在に構成され、前記熱交換器が、前記ケーシングの本体部に保持され、前記電解装置が、前記ケーシングの前面カバーの裏面側に、その前面カバーとともに前記本体部に対して開閉されるように設けられている。
つまり、電解装置は、ケーシングの本体部に対して開閉自在な前面カバーの裏面側に設けられているので、ケーシングの前面カバーをケーシングの本体部に対して開閉するだけで電解装置のメンテナンス作業を行うことが可能となるとともに、電解装置を取り外さなくても、電解装置に邪魔されることなく、熱交換器などの本体部に保持されている器具類のメンテナンス作業を行うことが可能となる。
したがって、熱交換器を取り外すなどの作業を必要とせず電解装置のメンテナンス作業を行うことが可能となるとともに、電解装置を取り外すなどの作業を必要とせず熱交換器のメンテナンス作業を行うことができ、熱交換器および電解装置のメンテナンス作業を容易に行うことが可能となる。
【0009】
請求項2に記載の発明によれば、前記電解装置は、電気分解により発生する発生水素を触媒により酸化反応させる発生水素処理手段を備えている。
つまり、電解槽に供給された湯水を電気分解することにより次亜塩素酸水とともに生成される水素ガスを触媒により酸化反応させて、水素ガス濃度を減少させることが可能となり、水素ガスの引火爆発による事故を未然に防止することが可能である。
【0010】
請求項3に記載の発明によれば、前記電解装置は、前記入水路を通して供給される水を電気分解するように構成されている。
つまり、熱交換器により加熱された加熱湯水を電気分解するものでは、熱交換器により加熱された加熱湯水を電解装置により電気分解するために、電解槽などに耐熱性が求められ、その分コストアップを招くことになるが、入水路を通して供給される水を電気分解するものでは、熱交換器により加熱される前の入水路を通して供給される水を電解装置により電気分解することになるので、とくに、電解槽などに耐熱性が求められないものとなる。
したがって、熱交換器により加熱された加熱湯水を電気分解するものに比べて、コストの低減を図ることが可能となる。
【0011】
請求項4に記載の発明によれば、前記電解装置は、前記熱交換器により加熱された加熱湯水を電気分解するように構成されている。
つまり、入水路を通して供給される水を電気分解するものでは、電気分解されて生成された次亜塩素酸水を熱交換器により加熱することになるので、次亜塩素酸水により熱交換器の腐食を早めるなど熱交換器の耐久性を低下させることになるが、熱交換器により加熱された加熱湯水を電気分解するものでは、熱交換器により加熱された加熱湯水を電気分解するので、次亜塩素酸水を熱交換器により加熱することがなく、次亜塩素酸水により熱交換器の腐食を早めるなど熱交換器の耐久性が低下されるのを防止することが可能となる。
【0012】
請求項5に記載の発明によれば、前記入水路を通して供給される水または前記熱交換器により加熱された加熱湯水を前記電解装置に供給する電解状態と、前記入水路を通して供給される水または前記熱交換器により加熱された加熱湯水を前記電解装置に供給しない非電解状態とに切換え自在な電解状態切換手段が設けられている。
したがって、電解状態切換手段が電解状態と非電解状態とに切換作動することにより、次亜塩素酸水を供給する状態と設定温度の湯水を供給する状態とに適宜切換えることが可能となるので、台所や洗面所などの所定箇所で次亜塩素酸水を必要としているかまたは設定温度の湯水を必要としているかにより必要に応じて電解状態切換手段を切換作動させて、必要に応じた湯水を得ることが可能となり、使い勝手を良好なものとすることが可能となる。
【0013】
請求項6に記載の発明によれば、前記入水路を通して供給される水を前記熱交換器により加熱して出湯する加熱出湯状態と、前記入水路を通して供給される水を前記熱交換器により加熱することなく出湯する非加熱出湯状態とに切換え自在な加熱状態切換手段が設けられている。
したがって、加熱状態切換手段が加熱出湯状態と非加熱出湯状態とに切換作動することにより、設定温度の湯水を出湯する状態と入水路から供給される水をそのまま供給する状態とに適宜切換えることが可能となるので、台所などの所定箇所で設定温度の湯水または水のどちらを必要としているのかにより必要に応じて加熱状態切換手段を切換作動させて、必要に応じた湯水を得ることが可能となり、使い勝手を良好なものとすることが可能となる。
そして、請求項5との協働作用により、電解状態切換手段および加熱状態切換手段を切換作動させることによって、台所や洗面所などの所定箇所に、通常の水、設定温度の通常の湯水、水のままの次亜塩素酸水、設定温度の次亜塩素酸水の4種類の湯水を供給することができ、使い勝手をより一層向上させることが可能となる。
【0014】
請求項7に記載の発明によれば、前記電解装置により生成される前記次亜塩素酸水を供給する次亜塩素酸水供給路が、前記出湯路とは個別に設けられている。
つまり、設定温度の湯水が必要となる箇所に、次亜塩素酸水が必ずしも必要となるものではなく、次亜塩素酸水を使用する箇所と設定温度の湯水を使用する箇所とが互いに離れた箇所となる場合があるが、この場合でも、次亜塩素酸水を使用する箇所には、次亜塩素酸水供給路を接続し、設定温度の湯水を使用する箇所には、出湯路を接続することによって、各箇所にて必要な湯水を得ることが可能となる。
したがって、次亜塩素酸水を使用する箇所には、次亜塩素酸水供給路を接続し、設定温度の湯水を使用する箇所には、出湯路を接続するだけで、各箇所にて必要な湯水を得ることが可能となるので、次亜塩素酸水を使用する箇所と設定温度の湯水を使用する箇所とが互いに離れた箇所となっても、装置の設置作業を容易に行うことが可能となる。
【0015】
請求項8に記載の発明によれば、前記制御手段に制御指令を指令するリモコンに、電解状態指令を指令するための電解状態指令手段が設けられ、前記制御手段は、前記電解状態指令に基づいて、前記電解状態切換手段の切換作動を制御するように構成されている。
つまり、手を洗うときなど次亜塩素酸水を必要とするときには、リモコンにより電解状態指令を指令するだけで、次亜塩素酸水を得ることが可能となり、次亜塩素酸水を必要とする場合と必要としない場合における装置の操作を容易に行うことが可能となる。
【0016】
請求項9に記載の発明によれば、前記リモコンに、加熱状態指令を指令するための加熱状態指令手段が設けられ、前記制御手段は、前記加熱状態指令に基づいて、前記加熱状態切換手段の切換作動を制御するように構成されている。
つまり、通常の水ではなく、設定温度の湯水を必要とするときには、リモコンにより加熱状態指令を指令するだけで、設定温度の湯水を得ることが可能となり、通常の水を必要とする場合と設定温度の湯水を必要とする場合における装置の操作を容易に行うことが可能となる。
そして、請求項8との協働作用により、リモコンにより制御手段に指令するだけで、台所や洗面所などの所定箇所に、通常の水、設定温度の通常の湯水、水のままの次亜塩素酸水、設定温度の次亜塩素酸水のうちいずれかを得ることが可能となり、装置の操作をより一層容易に行うことが可能となる。
【0017】
【発明の実施の形態】
本発明にかかる電解装置付き給湯装置を図面に基づいて説明する。
〔第1実施形態〕
この電解装置付き給湯装置は、図1および2に示すように、入水路1を通して供給される水を加熱して出湯路2に出湯する給湯部Kと、電解槽3に供給される湯水を電気分解して生成される次亜塩素酸水を供給する電解装置4とが一体状態に共通のケーシングT内に組み込まれ、前記給湯部Kおよび前記電解装置4の運転を制御する制御手段としての制御部H、および、前記制御部Hに動作情報を指令するリモコン操作部Rなども設けられている。
【0018】
前記給湯部Kは、燃焼室5内に設けられている水加熱用の熱交換器6、この熱交換器6を加熱する加熱手段としてのガス燃焼式のバーナ7などから構成され、このバーナ7の上流側から燃焼用空気を通風するとともに、その通風量を変更調整自在なファン8も設けられ、ファン8の回転数を検出する回転数センサ9も設けられている。
そして、熱交換器6には、例えば家庭用の水道などから水が供給される入水路1、加熱後の湯水を手動式の出湯栓10に出湯する出湯路2がそれぞれ接続されている。
【0019】
入水路1を通して供給された水道水または熱交換器6により加熱された加熱湯水を電解装置4に供給する電解用湯水供給路11が、出湯路2に接続され、その接続箇所には、入水路1を通して供給された水道水または熱交換器6により加熱された加熱湯水を電解用湯水供給路11に供給する電解状態と、入水路1を通して供給された水道水または熱交換器6により加熱された加熱湯水をそのまま出湯路2を通して出湯栓10に供給する非電解状態に切換自在な電解状態切換手段としての電解状態切換弁12が設けられている。
なお、この電解状態切換弁12は、電解用湯水供給路11に供給する湯水の流量を調整するように構成され、この流量の調整により電解装置4の電解能力を小さいものにしても、電解槽3に供給される湯水を的確に電気分解するようにしている。
【0020】
また、電解装置4により生成された次亜塩素酸水を出湯栓10に供給するための次亜塩素酸水供給路13が出湯路2に接続され、電解用湯水供給路11および次亜塩素酸水供給路13により出湯路2を通流する湯水を電解装置4に供給し、電解装置4により生成された次亜塩素酸水を出湯栓10に供給するようにしている。
つまり、熱交換器6から供給される加熱湯水または水は、電解装置4に供給されて次亜塩素酸水を出湯栓10に供給する状態と、電解装置4に供給せずに直接出湯栓10に供給する状態とがあり、この切換えは、電解状態切換弁12の切換作動により行われるようにしている。
【0021】
前記入水路1には、熱交換器6への通水量を検出する通水量センサ14、入水路1を通して供給される水の温度を検出する入水温サーミスタ15がそれぞれ備えられている。また、出湯路2には、出湯栓10から出湯される湯水の温度を検出する出湯温サーミスタ16が設けられている。
【0022】
バーナ7に対する燃料供給路17には、燃料供給を断続する電磁操作式の断続弁18、燃料供給量(バーナ7の燃焼量)を変更調節自在な電磁操作式のガス量調節弁19が備えられ、バーナ7の近くには、バーナ7に対する点火動作を実行するイグナイタ20と、バーナ7が着火されているか否かを検出するフレームロッド21とがそれぞれ備えられている。
【0023】
前記電解装置4は、電解用湯水供給路11を通して供給される湯水を電気分解するための電解槽3、この電解槽3に挿入されるプラス電極22およびマイナス電極23の両電極、これらプラス電極22およびマイナス電極23に通電するための直流通電部24などから構成され、直流通電部24からプラス電極22およびマイナス電極23に通電することにより、電解槽3内の湯水を電気分解して次亜塩素酸水を生成するように構成されている。なお、電極の枚数については、適宜変更が可能で、プラス電極22およびマイナス電極23のそれぞれを2枚以上としてもよく、2枚以上とした場合には、プラス電極22とマイナス電極23が交互になるように配設するようにしている。
【0024】
電気分解について具体的に説明すると、電解槽3に供給される水道水または湯水には、数10ppmの塩素イオン(Cl- )が含まれており、この水道水または湯水を電気分解すると、マイナス極23に水素ガス(H2 )、プラス極22に塩素ガス(Cl2 )が発生することになる。
−極:2H+ + 2e- → H2
+極:2Cl- → Cl2 + 2e
【0025】
そして、水素よりも塩素の方が反応性が高く、水素ガスよりも塩素ガスの方が先に発生することになり、先に発生した塩素ガスは、すぐに、周囲の水(H2 O)と反応し、塩酸(HCl)と次亜塩素酸(HClO)を生成する。
塩酸(HCl)は、水中では水素イオン(H+ )と塩素イオン(Cl- )にほぼ100%電離するため、結果的に次亜塩素酸(HClO)のみが数〜数10ppm生成されることになり、次亜塩素酸水を生成することになる。
Cl2 + H2 O → HCl + HClO
→ H+ + Cl- + HClO
【0026】
また、前記電解装置4は、電解槽3で発生した水素などの電解ガスを次亜塩素酸水から気液分離する気液分離部25と、電気分解により発生する発生水素を触媒Bにより酸化反応させる発生水素処理手段26とが備えられている。
具体的に説明すると、気液分離部25は、縦長の筒状に形成され、上側連通管27および下側連通管28により上下2箇所が電解槽3と連通され、気液分離部25の下部側には、次亜塩素酸水を供給するための次亜塩素酸水供給路13が連通接続されている。
そして、電解槽3にて生成された次亜塩素酸水は、オーバーフローして下向きに流れた後、下側連通管28を通して気液分離部25の下部に流入することになり、気液分離部25の下部側が次亜塩素酸水が存在する液層となるようにしている。
また、電気分解により発生した水素ガスを含む電解ガスは、上側連通管27を通して気液分離部25の上部に流入することになり、気液分離部25の上部側が水素ガスを含む電解ガスが溜まるガス層となるようにしている。
【0027】
そして、気液分離部25の上端部には、ガス通気孔29を通して気液分離後の水素ガスを含む電解ガスを発生水素処理手段26に供給するためのガス連通路30が連通接続され、気液分離部25には、次亜塩素酸水の液面レベルに応じて上下動自在なフロート31、および、このフロート31に連動してガス通気孔29を開閉する弁体32が設けられている。
このようにして、気液分離部25にて次亜塩素酸水と水素ガスを含む電解ガスとに気液分離され、次亜塩素酸水は次亜塩素酸水供給路13に供給されることになり、電解ガスは発生水素処理手段26に供給されることになる。
【0028】
前記発生水素処理手段26は、電解ガス中の水素ガスと空気中の酸素とを酸化反応させる反応容器33内に触媒Bが設けられ、反応容器33に外部の空気を導入するための開口34が形成されている。
そして、水素ガスを含む電解ガスが下方側から上方側へと流動して、反応容器33内にて触媒Bにより空気中の酸素と酸化反応、すなわち触媒反応することになり、その触媒反応により水素ガス濃度を減少させるようにして、ケーシングT外に排出するようにしている。
なお、触媒Bとしては、例えば、白金、銅、その他水素ガスと酸素を反応させるための金属触媒が用いられている。
【0029】
前記リモコン操作部Rは、この電解装置付き給湯装置の運転の開始・停止を指令する運転スイッチ35、設定温度を変更設定自在な温度設定スイッチ36、ON状態であることを表示して給湯部Kの作動の開始・停止を指令するための加熱状態指令手段としての温水スイッチ37、ON状態であることを表示して電解装置4の運転の開始・停止を指令するための電解状態指令手段としての電解水スイッチ38、出湯温度や設定温度などを表示する表示部39、バーナ7が燃焼状態であることを表示する燃焼ランプ41などから構成されている。なお、運転状態であると、表示部39の設定温度などが表示されるようにしている。
【0030】
前記制御部Hは、マイクロコンピュータを備えて、前記リモコン操作部Rによる動作指令に基づいて、電解状態切換弁12の切換作動を制御するとともに、給湯部Kの運転および電解装置4の運転を制御するように構成されている。
つまり、前記制御部Hは、リモコン操作部Rの運転スイッチ35がON操作されている状態において、電解水スイッチ38がON操作されるに伴って、電解状態指令が指令されて、入水路1を通して供給された水道水または熱交換器6により加熱された加熱湯水を電解用湯水供給路11に供給するように電解状態切換弁12を電解状態に切換えるとともに、電解水スイッチ38がOFF操作されるまで直流通電部24からプラス電極22およびマイナス電極23に通電して電解装置4の運転を制御するように構成されている。
【0031】
そして、前記制御部Hは、リモコン操作部Rの運転スイッチ35がON操作されている状態において、温水スイッチ37がON操作されているときには、加熱状態指令が指令されて、熱交換器6への通水が開始されるに伴ってバーナ7の燃焼を開始して、熱交換器6への通水が停止されるに伴なってバーナ7の燃焼を停止させるように制御するとともに、熱交換器6へ通水されている通水状態において、出湯温度が設定温度になるようにバーナ7の燃焼量を調整するように構成されている。
したがって、前記制御部Hは、入水路1を通して供給される水を熱交換器6により加熱して出湯する加熱出湯状態と、入水路1を通して供給される水を熱交換器6により加熱することなく出湯する非加熱出湯状態とに切換え自在な加熱状態切換手段として作用するように構成されている。
【0032】
前記制御部Hの動作について説明を加える。
つまり、設定温度の次亜塩素酸水が必要な場合、水のままの次亜塩素酸水が必要な場合、設定温度の通常の湯水が必要な場合、通常の水が必要な場合の4つの場合があり、前記制御部Hは、運転スイッチ35がON操作されている状態において、温水スイッチ37および電解水スイッチ38のON/OFF操作に基づいて、4つの動作のそれぞれを実行するように構成されている。
以下、この4つの動作のそれぞれについて説明する。
【0033】
第1に、設定温度の次亜塩素酸水が必要な場合、すなわち温水スイッチ37および電解水スイッチ38がともにON操作されているときには、図1の実線矢印に示すように、入水路1を通して供給される水道水を熱交換器6により設定温度に加熱するとともに、その加熱された加熱湯水を電解槽3にて電気分解して次亜塩素酸水を生成し、その次亜塩素酸水を出湯栓10に供給するようにしている。具体的に説明すると、電解水スイッチ38がON操作されるに伴って、電解状態切換弁12が電解用湯水供給路11側に切換えるとともに、直流通電部24よりプラス電極22およびマイナス電極23への通電を開始する。
そして、出湯栓10の開操作に伴って通水量センサ14にて検出される通水量が設定水量を超えると、ファン8による通風作動を開始し、かつ、断続弁18を開弁させてガス量調節弁19を点火用ガス量になるように開弁調整するとともに、イグナイタ20によってバーナ7へ着火し、フレームロッド21によって確認する。
【0034】
その後、入水温サーミスタ15、出湯温サーミスタ16、通水量センサ14のそれぞれの検出情報、および、温度設定スイッチ36にて設定されている目標温度の情報に基づいて、給湯温度を目標温度にするために必要なバーナ7の燃焼量を演算にて求める。そして、求められた燃焼量に対応するガス量になるようにガス量調節弁19を調整制御するとともに、ファン8の通風量が調整ガス量に対して適正燃焼状態になるようにファン8の通風量を調整制御するフィードフォワード制御を実行し、さらに、出湯温サーミスタ16の検出温度が目標温度になるように、ガス量調節弁19の開度を微調整するフィードバック制御を実行する。
【0035】
このようにして、上述のフィードフォワード制御およびフィードバック制御を実行することにより、設定温度の湯水が電解槽3に供給されることになる。
そして、電解槽3に供給された湯水がプラス電極22およびマイナス電極23への通電により電気分解されて次亜塩素酸水を生成することになり、この次亜塩素酸水が出湯栓10に供給されるようにしている。
【0036】
第2に、水のままの次亜塩素酸水が必要な場合、すなわち電解水スイッチ38がON操作されかつ温水スイッチ37がOFF操作されているときには、図2の実線矢印に示すように、入水路1を通して供給される水道水を熱交換器6により加熱することなく、その水のままの状態で電解槽3にて電気分解して次亜塩素酸水を生成し、その水のままの次亜塩素酸水を出湯栓10に供給するようにしている。
具体的に説明すると、電解水スイッチ38がON操作されるに伴って、電解状態切換弁12が電解用湯水供給路11側に切換えらるとともに、直流通電部24よりプラス電極22およびマイナス電極23への通電を開始させ、バーナ7は燃焼を実行しない状態に保持される。
【0037】
第3に、設定温度の通常の湯水が必要な場合、すなわち温水スイッチ37がON操作されかつ電解水スイッチ38がOFF操作されているときには、図1の点線矢印に示すように、入水路1を通して供給される水を設定温度に加熱するとともに、その加熱された加熱湯水を電気分解することなく出湯路2に出湯して、出湯栓10に設定温度の湯水を供給するようにしている。
具体的に説明すると、電解水スイッチ38がOFF操作されるに伴って、電解状態切換弁12が出湯路2側に切換えられ、出湯栓10の開操作に伴って通水量センサ14にて検出される通水量が設定水量を超えると、ファン8による通風作動を開始し、かつ、断続弁18を開弁させてガス量調節弁19を点火用ガス量になるように開弁調整するとともに、イグナイタ20によってバーナ7へ着火し、フレームロッド21によって確認する。
【0038】
その後、入水温サーミスタ15、出湯温サーミスタ16、通水量センサ14のそれぞれの検出情報、および、温度設定スイッチ36にて設定されている目標温度の情報に基づいて、給湯温度を目標温度にするために必要なバーナ7の燃焼量を演算にて求める。そして、求められた燃焼量に対応するガス量になるようにガス量調節弁19を調整制御するとともに、ファン8の通風量が調整ガス量に対して適正燃焼状態になるようにファン8の通風量を調整制御するフィードフォワード制御を実行し、さらに、出湯温サーミスタ16の検出温度が目標温度になるように、ガス量調節弁19の開度を微調整するフィードバック制御を実行する。
このようにして、上述のフィードフォワード制御およびフィードバック制御を実行することにより、設定温度の湯水を出湯栓10に供給するようにしている。
【0039】
第4に、通常の水が必要な場合、すなわち電解水スイッチ38および温水スイッチ37がともにOFF操作されているときには、図2の点線矢印に示すように、入水路1を通して供給される水道水を熱交換器6により加熱することなく、その水のままの状態で出湯栓10に供給するようにしている。
具体的に説明すると、電解水スイッチ38がOFF操作されるに伴って、電解状態切換弁12が出湯路2側に切換えられ、バーナ7は燃焼を実行しない状態に保持される。
【0040】
このようにして、熱交換器6と電解装置4とが一体状態に組み込まれ、バーナ7の加熱作動および電解装置4の作動を制御する制御部Hが設けられているので、リモコン操作部Rにより制御部Hに指令するだけで、台所や洗面所などの所定箇所に、通常の水、設定温度の通常の湯水、水のままの次亜塩素酸水、設定温度の次亜塩素酸水のうちいずれかを得ることが可能となり、装置の操作をより一層容易に行うことが可能となる。
したがって、給湯装置と電解装置4を各別に操作する必要もなく、給湯装置および電解装置4の両装置の操作を容易にしながら、設定温度の湯水および消毒効果のある次亜塩素酸水を供給することが可能となる。
【0041】
また、熱交換器6により加熱された加熱湯水を電気分解するので、次亜塩素酸水を熱交換器6により加熱することがなく、次亜塩素酸水により熱交換器6の腐食を早めるなど熱交換器6の耐久性が低下されるのを防止することが可能となる。
【0042】
〔第2実施形態〕
この第2実施形態は、上記第1実施形態の別実施形態であり、電解装置4が入水路1を通して供給される水を電気分解するように構成されている例を示す。
つまり、この第2実施形態においては、上記第1実施形態における電解装置4と熱交換器6の配置位置を湯水の流動方向に逆になるように配置したものであり、その他の構成については、上記第1実施形態と同様であり、同符号を記すことにより、その詳細な説明は省略する。
【0043】
つまり、図3に示すように、電解装置4が熱交換器6により加熱される前の入水路1を通して供給される水を電気分解するように構成され、入水路1の途中部に電解装置4が設けられている。
そして、入水路1を通して供給される水を電解装置4に供給することなく熱交換器6に供給するための電解装置迂回路42が入水路1に接続され、電解装置迂回路42と入水路1との接続箇所に、入水路1を通して供給される水を電解装置4に供給する電解状態と、入水路1を通して供給される水を電解装置4に供給することなく熱交換器6に供給する非電解状態とに切換え自在な電解状態切換弁12が設けられている。
なお、この電解状態切換弁12は、電解装置4に供給する流量を調整するように構成され、この流量の調整により電解装置4の電解能力を小さいものにしても、電解槽3に供給される湯水を的確に電気分解するようにしている。
【0044】
また、電解装置迂回路42を通流する水が入水路1を通して気液分離部25に逆流しないように給水路1に逆止弁40が設けられている。なお、この逆止弁40を設けなくてもよい。
つまり、入水路1を通して供給される水は、電解装置4に供給されてから熱交換器6に供給される場合と、電解装置4を迂回して熱交換器6に供給される場合とがあり、その切換えは、電解状態切換弁12の切換作動により行われるようにしている。
【0045】
そして、制御部Hの動作については、上記第1実施形態と同様に、温水スイッチ37および電解水スイッチ38のON/OFF操作に基づいて、4つの動作のそれぞれを実行するように構成されている。
以下、この4つの動作のそれぞれについて説明する。
第1に、設定温度の次亜塩素酸水が必要な場合、すなわち温水スイッチ37および電解水スイッチ38がともにON操作されているときには、図3の実線矢印に示すように、電解状態切換弁12を電解装置4側に切換作動して、入水路1を通して供給される水道水を電解槽3にて電気分解して次亜塩素酸水を生成し、その次亜塩素酸水を熱交換器6により設定温度に加熱して、設定温度の次亜塩素酸水を出湯栓10に供給するようにしている。
第2に、水のままの次亜塩素酸水が必要な場合、すなわち電解水スイッチ38がON操作されかつ温水スイッチ37がOFF操作されているときには、図4の実線矢印に示すように、電解状態切換弁12を電解装置4側に切換作動して、入水路1を通して供給される水道水を電解槽3にて電気分解して次亜塩素酸水を生成し、生成された次亜塩素酸水を熱交換器6により加熱することなく水のままの状態で出湯栓10に供給するようにしている。
【0046】
第3に、設定温度の通常の湯水が必要な場合、すなわち温水スイッチ37がON操作されかつ電解水スイッチ38がOFF操作されているときには、図3の点線矢印に示すように、電解状態切換弁12を熱交換器6側に切換作動して、入水路1を通して供給される水を設定温度に加熱して出湯栓10に設定温度の湯水を供給するようにしている。
第4に、通常の水が必要な場合、すなわち電解水スイッチ38および温水スイッチ37がともにOFF操作されているときには、図4の点線矢印に示すように、電解状態切換弁12を熱交換器6側に切換作動して、入水路1を通して供給される水を電解装置迂回路42を通して電解装置4に供給することなく熱交換器6に供給し、バーナ7の燃焼が実行しない状態に保持され、その水のままの状態で出湯栓10に供給するようにしている。
【0047】
このようにして、電解状態切換弁12を電解装置4側に切換えて、熱交換器6により加熱される前の水を電解装置4に供給して次亜塩素酸水を生成し、その次亜塩素酸水を熱交換器6に供給するようにしているので、とくに、電解装置4に耐熱性が要求されず、コストアップを招くことを防止することが可能となる。
【0048】
〔別実施形態〕
(1)上記第1および2実施形態では、電解状態切換手段としての電解状態切換弁12の切換作動を制御して電解状態と非電解状態に切換えるようにしているが、制御部Hが、直流通電部24よりプラス電極22およびマイナス電極23への通電を制御して電解状態と非電解状態とに切換えるようにして、電解状態切換手段として作用するようにしてもよい。
具体的に説明すると、上記第1実施形態においては、図5に示すように、出湯路2の途中部に電解装置4が設けられ、熱交換器6から供給される加熱湯水または水が電解装置4に供給されるように構成され、電解装置4よりも下流側の出湯路2に出湯栓10に供給する湯水の流量を調整する流量調整弁43が設けられている。
この流量調整弁43は、電解槽3にて電気分解するときのみ湯水の流量を調整するように構成され、この流量の調整により電解装置4の電解能力を小さいものにしても、電解槽3に供給される湯水を的確に電気分解するようにしている。なお、電解装置4の電解能力が大きいものでは、とくに、流量調整弁43を設けなくてもよい。
【0049】
そして、制御部Hは、電解水スイッチ38がON操作されているときには、直流通電部24よりプラス電極22およびマイナス電極23への通電を行い、電解水スイッチ38がOFF操作されているときには、直流通電部24よりプラス電極22およびマイナス電極23への通電を行わないようにしている。
つまり、制御部Hが、電解状態切換手段としての作用するように構成されている。
【0050】
また、上記第2実施形態においては、図6に示すように、入水路1の途中部に電解装置4が設けられ、電解装置4よりも上流側の入水路1に流量を調整する流量調整弁44が設けられ、入水路1を通して供給される水が電解装置4に供給されるように構成され、前記流量調整弁44は、図5に示す流量調整弁43と同様に、電解槽3にて電気分解するときのみ湯水の流量を調整するように構成され、この流量の調整により電解装置4の電解能力を小さいものにしても、電解槽3に供給される湯水を的確に電気分解するようにしている。なお、電解装置4の電解能力が大きいものでは、とくに、流量調整弁44を設けなくてもよい。
【0051】
そして、制御部Hは、電解水スイッチ38がON操作されているときには、直流通電部24よりプラス電極22およびマイナス電極23への通電を行い、電解水スイッチ38がOFF操作されているときには、直流通電部24よりプラス電極22およびマイナス電極23への通電を行わないようにしている。
つまり、制御部Hが、電解状態切換手段としての作用するように構成されている。
【0052】
(2)上記第1および2実施形態では、制御部Hが、加熱出湯状態と非加熱出湯状態とに切換作動する加熱状態切換手段として作用するように構成されているが、この構成に代えて、次のように構成してもよい。
上記第1実施形態においては、図7に示すように、入水路1を通して供給される水道水を熱交換器6を迂回して電解装置4に供給するように熱交換器迂回路45が設けられている。
そして、出湯路2と電解用湯水供給路11との接続箇所には、第1流路切換弁46が設けられ、熱交換器迂回路45と出湯路2との接続箇所には、第2流路切換弁47が設けられ、これら第1および2流路切換弁46,47が、切換ユニットKYとして、電解状態切換手段および加熱状態切換手段として作用するように構成されている。
【0053】
つまり、切換ユニットKYは、温水スイッチ37および電解水スイッチ38のON/OFF操作に基づいて切換作動されることになり、入水路1を通して供給される湯水を、熱交換器6に供給する状態と熱交換器6を迂回する状態とに切換えるとともに、熱交換器6から供給される加熱湯水または熱交換器6を迂回されて供給される水を、電解装置4に供給して出湯栓10に供給する状態と電解装置4に供給せずに直接出湯栓10に供給する状態とに切換えられるようにしている。
【0054】
以下、切換ユニットKYの切換作動について説明する。
設定温度の次亜塩素酸水が必要な場合、すなわち温水スイッチ37および電解水スイッチ38がともにON操作されているときには、入水路1を通して供給される水道水を熱交換器6に供給するように第2流路切換弁47を切換え、かつ、熱交換器6により加熱された湯水を電解装置4に供給するように第1流路切換弁46を切換えて、入水路1を通して供給される水道水を熱交換器6により設定温度に加熱するとともに、その加熱された加熱湯水を電解槽3にて電気分解して次亜塩素酸水を生成し、その次亜塩素酸水を出湯栓10に供給するようにしている。
【0055】
水のままの次亜塩素酸水が必要な場合、すなわち電解水スイッチ38がON操作されかつ温水スイッチ37がOFF操作されているときには、入水路1を通して供給される水道水が熱交換器6を迂回して熱交換器迂回路45を通流するように第2流路切換弁47を切換え、かつ、熱交換器迂回路45を通して供給される水道水を電解装置4に供給するように第1流路切換弁46を切換えて、入水路1を通して供給される水道水を熱交換器6を迂回して、その水のままの状態で電解槽3にて電気分解して次亜塩素酸水を生成し、その水のままの次亜塩素酸水を出湯栓10に供給するようにしている。
【0056】
設定温度の通常の湯水が必要な場合、すなわち温水スイッチ37がON操作されかつ電解水スイッチ38がOFF操作されているときには、入水路1を通して供給される水道水を熱交換器6に供給するように第2流路切換弁47を切換え、かつ、熱交換器6により加熱された湯水をそのまま出湯路2を通して出湯栓10に供給するように第1流路切換弁46を切換えて、入水路1を通して供給される水を設定温度に加熱するとともに、その加熱された加熱湯水を電気分解することなく出湯路2に出湯して、出湯栓10に設定温度の湯水を供給するようにしている。
通常の水が必要な場合、すなわち電解水スイッチ38および温水スイッチ37がともにOFF操作されているときには、入水路1を通して供給される水道水が熱交換器6を迂回して熱交換器迂回路45を通流するように第2流路切換弁47を切換え、かつ、熱交換器迂回路45を通して供給される水道水をそのまま出湯路2を通して出湯栓10に供給するように第1流路切換弁46を切換えて、入水路1を通して供給される水道水を熱交換器6を迂回して、その水のままの状態で出湯栓10に供給するようにしている。
【0057】
上記図7に示す構成に代えて、次のように構成してもよい。
つまり、図8に示すように、入水路1を通して供給される水道水を熱交換器6を迂回して電解装置4に供給するように熱交換器迂回路45が設けられ、熱交換器迂回路45と出湯路2との接続箇所には、入水路1を通して供給される水道水を熱交換器6に供給する加熱出湯状態と、入水路1を通して供給される水道水を熱交換器6を迂回させる非加熱出湯状態とに切換え自在な加熱状態切換弁48が設けられている。なお、この加熱状態切換弁48は、温水スイッチ37がON操作されると、加熱出湯状態に切換え、温水スイッチ37がOFF操作されると、非加熱出湯状態に切換えられるようにしている。
そして、出湯路2の途中部に電解装置4が設けられ、熱交換器6から供給される加熱湯水または熱交換器6を迂回して供給される水を電解装置4に供給するように構成され、電解装置4よりも下流側の出湯路2に出湯栓10に供給する湯水の流量を調整する流量調整弁49が設けられている。
この流量調整弁49は、図5に示す如く、上記別実施形態(1)に記載のものと同様の構成である。
【0058】
第2実施形態においては、図9に示すように、熱交換器6よりも下流側の入水路1に、通流する湯水を熱交換器6を迂回して出湯路2に供給する熱交換器用バイパス路50が設けられている。
そして、熱交換器用バイパス路50と出湯路2との接続箇所には、通流する湯水を熱交換器6に供給する加熱出湯状態と、通流する湯水を熱交換器6を迂回する非加熱出湯状態とに切換え自在な加熱状態切換弁51が設けられている。なお、この加熱状態切換弁51は、温水スイッチ37がON操作されると、加熱出湯状態に切換え、温水スイッチ37がOFF操作されると、非加熱出湯状態に切換えられるようにしている。
【0059】
上記図9に示す構成に代えて、次のように構成してもよい。
つまり、図10に示すように、入水路1の途中部に電解装置4が設けられ、入水路1を通して供給される水が電解装置4に供給されるように構成され、電解装置4よりも上流側の入水路1に流量を調整する流量調整弁52が設けられ、この流量調整弁52は、電解槽3にて電気分解するときのみ湯水の流量を調整するように構成され、この流量の調整により電解装置4の電解能力を小さいものにしても、電解槽3に供給される湯水を的確に電気分解するようにしている。なお、電解装置4の電解能力が大きいものでは、とくに、流量調整弁52を設けなくてもよい。
【0060】
そして、熱交換器6よりも上流側の入水路1に、通流する湯水を熱交換器6を迂回して出湯路2に供給する熱交換器用バイパス路53が設けられている。
熱交換器用バイパス路53と出湯路2との接続箇所には、通流する湯水を熱交換器6に供給する加熱出湯状態と、通流する湯水を熱交換器6を迂回する非加熱出湯状態とに切換え自在な加熱状態切換弁54が設けられている。なお、この加熱状態切換弁54は、温水スイッチ37がON操作されると、加熱出湯状態に切換え、温水スイッチ37がOFF操作されると、非加熱出湯状態に切換えられるようにしている。
【0061】
(3)上記第1および2実施形態では、電解装置4により電気分解されて生成された次亜塩素酸水と通常の湯水とを共通の出湯栓10に供給するようにしているが、次亜塩素酸水供給路13と出湯路2とを個別に設けて、次亜塩素酸水と通常の湯水とを別々の箇所に供給するようにしてもよい。
つまり、上記第1実施形態においては、図11に示すように、次亜塩素酸水供給路13は、出湯路2と個別に設けられ、次亜塩素酸水専用の供給部55に次亜塩素酸水を供給するようにしている。
【0062】
また、上記第2実施形態においては、図12に示すように、出湯路2から次亜塩素酸水供給路13が分岐接続され、その接続箇所に、出湯路2を通して出湯栓10に供給する状態と次亜塩素酸水供給路13を通して次亜塩素酸水専用の供給部55に供給する状態とを切換え自在な供給箇所切換弁56が設けられ、この供給箇所切換弁56は、通常の湯水を必要とするときには、出湯路2を通して出湯栓10に供給する状態に切換えられ、次亜塩素酸水を必要とするときには、次亜塩素酸水供給路13を通して次亜塩素酸水専用の供給部55に供給する状態に切換えられるようにしている。
【0063】
なお、図12において、気液分離部25の底部から次亜塩素酸水専用の供給部55に次亜塩素酸水を供給するための次亜塩素酸水供給路13を接続するようにして、水のままの次亜塩素酸水を必要とするときには、この次亜塩素酸水供給路13を通して次亜塩素酸水専用の供給部55に水のままの次亜塩素酸水を供給するようにしてもよい。
【0064】
(4)上記第1および2実施形態において、ケーシングTは、その前面カバーT2を本体部T1に対して開閉自在に構成され、熱交換器6がケーシングTの本体部T1に保持され、電解装置4がケーシングTの前面カバーT2の裏面側に、その前面カバーT2とともに本体部T1に対して開閉させるように設けてもよい。つまり、図13に示すように、ケーシングTの前面カバーT2は、ケーシングTの本体部T1に揺動開閉自在に構成され、その前面カバーT2の裏面側に電解装置4が保持され、熱交換器6やバーナ7などが本体部T1に保持され、電解装置4と熱交換器6との配管の接続は、フレキシブル管Fを用いるようにしている。なお、フレキシブル管Fの本数は、必要に応じて適宜変更される。
そして、前面カバーT2を本体部T1に対して揺動開閉すると、前面カバーT2とともに電解装置4が本体部T1に対して揺動開閉することになる。
なお、図13においては、前面カバーT2を本体部T1に対して揺動開閉自在に構成したが、前面カバーT2をビスなどにより本体部T1に対して着脱自在に構成してもよい。
【0065】
(5)上記第1および2実施形態では、電解装置4が発生水素処理手段26を備えるようにしているが、電解装置4は、発生水素処理手段26に代えて、水素ガスを含む電解ガスをケーシングT外に排出する排出手段を備えるようにしてもよい。
【0066】
(6)上記第1および2実施形態では、加熱手段としてガス燃焼式のバーナ7を例示しているが、ガスの他に石油などを燃焼させるバーナ7でもよい。
また、加熱手段としてバーナ7に代えて、太陽熱を利用して貯湯タンクに貯留している貯留水を加熱するようにしてもよく、あるいは、電気ヒータにより加熱するようにした電気温水器を適応するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態における電解装置付き給湯装置の全体概略構成図
【図2】第1実施形態における電解装置付き給湯装置の全体概略構成図
【図3】第2実施形態における電解装置付き給湯装置の全体概略構成図
【図4】第2実施形態における電解装置付き給湯装置の全体概略構成図
【図5】第1実施形態の別実施形態における電解装置付き給湯装置の全体概略構成図
【図6】第2実施形態の別実施形態における電解装置付き給湯装置の全体概略構成図
【図7】第1実施形態の別実施形態における電解装置付き給湯装置の全体概略構成図
【図8】第1実施形態の別実施形態における電解装置付き給湯装置の全体概略構成図
【図9】第2実施形態の別実施形態における電解装置付き給湯装置の全体概略構成図
【図10】第2実施形態の別実施形態における電解装置付き給湯装置の全体概略構成図
【図11】第1実施形態の別実施形態における電解装置付き給湯装置の全体概略構成図
【図12】第2実施形態の別実施形態における電解装置付き給湯装置の全体概略構成図
【図13】第1および2実施形態の別実施形態における電解装置付き給湯装置の概略配置図
【符号の説明】
1 入水路
3 電解槽
4 電解装置
6 熱交換器
7 加熱手段
12 電解状態切換手段
13 次亜塩素酸水供給路
26 発生水素処理手段
37 加熱状態指令手段
38 電解状態指令手段
H 制御手段
R リモコン
T ケーシング
T1 ケーシングの本体部
T2 ケーシングの前面カバー[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a hot water supply apparatus provided with a heat exchanger for water heating that heats water supplied through a water intake channel by a heating means and discharges it to a hot water discharge channel.
[0002]
[Prior art]
In the hot water supply apparatus as described above, water is supplied to the heat exchanger through a water intake channel, for example, from a domestic water supply, as in a gas-fired hot water supply apparatus or an electric hot water apparatus, and is heated by a heating means. There is known a method in which hot water is discharged to a hot water outlet and hot water at a set temperature is discharged to a predetermined location such as a kitchen or a washroom.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
However, the hot water supply apparatus as described above discharges hot water at a set temperature to a predetermined location, and the hot water has no sterilizing effect. For example, hot water having a sterilizing effect such as washing hands is used. When it is needed, it is impossible to discharge hot water with its disinfecting effect.
[0004]
In addition, in order to obtain hot water having a disinfecting effect, hypochlorous acid having a disinfecting effect is obtained by supplying water containing chlorine ions such as tap water to an electrolytic cell and electrolyzing the water. It is conceivable to install an electrolyzer that generates acid water and supplies the hypochlorous acid water to a predetermined location.
However, since the above-mentioned hot water supply apparatus and the above-described electrolysis apparatus are provided separately, when the hypochlorous acid water having a disinfection effect such as washing hands is required, the electrolysis apparatus is operated, When hot water of normal set temperature is required, the user needs to operate the hot water supply device and the electrolysis device separately as necessary, such as operating the hot water supply device. There is a possibility that the operation of both apparatuses of the electrolysis apparatus becomes complicated.
[0005]
The present invention has been made paying attention to such a point, and its purpose is to provide an electrolyzer capable of discharging hypochlorous acid water having a disinfecting effect and normal hot water while improving usability. The point is to provide a water heater.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve this object, according to the first aspect of the present invention, a water heating heat exchanger for heating water supplied through the water inlet channel by the heating means to discharge to the hot water channel, and an electrolytic cell An electrolysis apparatus for supplying hypochlorous acid water generated by electrolyzing the supplied hot water is integrated into a unitary state, and a control means for controlling the heating operation of the heating means and the operation of the electrolysis apparatus is provided. ing.
That is, since the heat exchanger and the electrolysis apparatus are integrated into one body and a control means for controlling the heating operation of the heating means and the operation of the electrolysis apparatus is provided, for example, by giving a control command to the control means While operating both the hot water supply device and the electrolysis device, hot water and hypochlorous acid water at a set temperature can be discharged.
Therefore, it is not necessary to operate the hot water supply device and the electrolysis device separately, and it is possible to supply hot water at a set temperature and hypochlorous acid water having a disinfection effect while facilitating the operation of both the hot water supply device and the electrolysis device. It becomes possible.
According to the first aspect of the present invention, the heat exchanger and the electrolyzer are incorporated in a common casing.
Therefore, since the heat exchanger and the electrolyzer are incorporated in a common casing, the heat exchanger and the electrolyzer are installed when installing the apparatus as compared to the case where the heat exchanger and the electrolyzer are incorporated in separate casings. Thus, it is possible to easily perform the installation work of the apparatus without requiring work such as connecting the casings.
Further, according to the first aspect of the present invention, the casing is configured such that its front cover can be opened and closed with respect to the main body, the heat exchanger is held by the main body of the casing, and the electrolysis device However, it is provided on the back side of the front cover of the casing so as to be opened and closed with the front cover together with the main body.
In other words, since the electrolysis apparatus is provided on the back side of the front cover that can be opened and closed with respect to the main body of the casing, maintenance work of the electrolysis apparatus can be performed simply by opening and closing the front cover of the casing with respect to the main body of the casing. In addition, it is possible to perform maintenance work on instruments held in the main body such as a heat exchanger without being obstructed by the electrolysis apparatus without removing the electrolysis apparatus.
Therefore, it is possible to perform maintenance work on the electrolysis apparatus without requiring work such as removing the heat exchanger, and it is possible to perform maintenance work on the heat exchanger without requiring work such as removing the electrolysis apparatus. The maintenance work for the heat exchanger and the electrolyzer can be easily performed.
[0009]
Claim2According to the invention described in (1), the electrolyzer includes the generated hydrogen treatment means for oxidizing the generated hydrogen generated by electrolysis with a catalyst.
In other words, it is possible to reduce the hydrogen gas concentration by electrolyzing the hot water supplied to the electrolyzer to cause the hydrogen gas produced together with hypochlorous acid water to oxidize with the catalyst, and to ignite the hydrogen gas. It is possible to prevent accidents caused by
[0010]
Claim3According to the invention described in (1), the electrolyzer is configured to electrolyze water supplied through the water intake channel.
In other words, in the case of electrolyzing heated hot water heated by a heat exchanger, heat resistance is required for an electrolytic cell or the like in order to electrolyze heated hot water heated by a heat exchanger by an electrolysis device, and the cost is correspondingly reduced. In the case of electrolyzing the water supplied through the water inlet, the water supplied through the water inlet before being heated by the heat exchanger will be electrolyzed by the electrolyzer. In particular, heat resistance is not required for electrolytic cells and the like.
Therefore, it is possible to reduce the cost as compared with the case of electrolyzing the heated hot water heated by the heat exchanger.
[0011]
Claim4According to the invention described in (1), the electrolysis apparatus is configured to electrolyze the heated hot water heated by the heat exchanger.
In other words, in the case of electrolyzing the water supplied through the water intake channel, the hypochlorous acid water generated by electrolysis is heated by the heat exchanger. Although the durability of the heat exchanger will be reduced, such as by accelerating corrosion, the one that electrolyzes the heated hot water heated by the heat exchanger electrolyzes the heated hot water heated by the heat exchanger. It is possible to prevent the durability of the heat exchanger from being deteriorated, for example, the corrosion of the heat exchanger is accelerated by the hypochlorous acid water without heating the chlorous acid water by the heat exchanger.
[0012]
Claim5According to the invention described in
Therefore, since the electrolytic state switching means is switched between an electrolytic state and a non-electrolytic state, it is possible to appropriately switch between a state of supplying hypochlorous acid water and a state of supplying hot water of a set temperature. Depending on whether hypochlorous acid water is required at a predetermined place such as a kitchen or a washroom or hot water at a set temperature is required, the electrolytic state switching means is switched as necessary to obtain hot water as required. This makes it possible to improve the usability.
[0013]
Claim6According to the invention described in the above, a heated hot water state in which the water supplied through the water inlet channel is heated by the heat exchanger and discharged, and the water supplied through the water inlet channel is not heated by the heat exchanger. There is provided a heating state switching means that can be switched to a non-heated hot water discharge state.
Therefore, when the heating state switching means is switched between the heated hot water state and the non-heated hot water state, the hot state water can be appropriately switched between the state where the hot water at the set temperature is discharged and the state where the water supplied from the inlet channel is supplied as it is. Therefore, it is possible to obtain hot water as required by switching the heating state switching means as necessary depending on whether hot water or water at a set temperature is required at a predetermined place such as a kitchen. It is possible to improve the usability.
And claims5By switching the electrolysis state switching means and the heating state switching means by the cooperative action, normal water, normal hot water at a set temperature, and the hypoxia that remains in water are provided at predetermined locations such as kitchens and washrooms. It is possible to supply four kinds of chloric acid water and hypochlorous acid water having a set temperature, and the usability can be further improved.
[0014]
Claim7According to the invention described in (1), the hypochlorous acid water supply path for supplying the hypochlorous acid water generated by the electrolyzer is provided separately from the tap water path.
In other words, hypochlorite water is not necessarily required at locations where hot water of set temperature is required, and locations where hypochlorite water is used and locations where hot water of set temperature are used are separated from each other. Even in this case, connect the hypochlorite water supply path to the location where hypochlorite water is used, and connect the tap water path to the location where hot water at the set temperature is used. This makes it possible to obtain the necessary hot water at each location.
Therefore, it is necessary to connect the hypochlorous acid water supply path to the place where hypochlorous acid water is used, and to connect the hot water path to the place where hot water of the set temperature is used. Since it is possible to obtain hot water, it is possible to easily install the device even if the location where hypochlorite water is used and the location where hot water of the set temperature is used are separated from each other. It becomes.
[0015]
Claim8According to the invention described in the above, the remote controller that commands the control unit to provide a control command is provided with an electrolytic state command unit for commanding the electrolytic state command, and the control unit is configured to perform the operation based on the electrolytic state command. It is configured to control the switching operation of the electrolytic state switching means.
In other words, when hypochlorite water is required, such as when washing hands, it is possible to obtain hypochlorous acid water simply by instructing the electrolytic state command with the remote control, and this requires hypochlorous acid water. It becomes possible to easily operate the apparatus when it is not necessary and when it is not necessary.
[0016]
Claim9According to the invention described above, the remote controller is provided with a heating state instruction means for instructing a heating state instruction, and the control means performs a switching operation of the heating state switching means based on the heating state instruction. Configured to control.
In other words, when hot water at a set temperature is required instead of normal water, it is possible to obtain hot water at a set temperature simply by instructing a heating state command from the remote controller. It is possible to easily operate the apparatus when hot water is required.
And claims8By cooperating with the remote control, just by giving a command to the control means by remote control, normal water, normal hot water at the set temperature, hypochlorous acid water as it is, set temperature Any of the following hypochlorous acid water can be obtained, and the operation of the apparatus can be performed more easily.
[0017]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
A hot water supply apparatus with an electrolyzer according to the present invention will be described with reference to the drawings.
[First Embodiment]
As shown in FIGS. 1 and 2, this hot water supply apparatus with an electrolyzer is configured to electrically connect hot water supplied to an
[0018]
The hot water supply section K is composed of a water
The
[0019]
A hot
The electrolytic
[0020]
Further, a hypochlorous acid
That is, heated hot water or water supplied from the
[0021]
The
[0022]
The
[0023]
The
[0024]
The electrolysis will be described in detail. The tap water or hot water supplied to the
-Pole: 2H+ + 2e- → H2
+ Pole: 2Cl- → Cl2 + 2e
[0025]
Chlorine is more reactive than hydrogen, and chlorine gas is generated earlier than hydrogen gas. The chlorine gas generated earlier is immediately discharged into the surrounding water (H2O) to form hydrochloric acid (HCl) and hypochlorous acid (HClO).
Hydrochloric acid (HCl) is a hydrogen ion (H+) And chlorine ions (Cl-As a result, only a few to several tens of ppm of hypochlorous acid (HClO) is produced as a result, and hypochlorous acid water is produced.
Cl2 + H2O → HCl + HClO
→ H+ + Cl- + HClO
[0026]
The
More specifically, the gas-
The hypochlorous acid water generated in the
In addition, the electrolytic gas containing hydrogen gas generated by electrolysis flows into the upper part of the gas-
[0027]
A
In this way, the gas-
[0028]
The generated hydrogen treatment means 26 is provided with a catalyst B in a
Then, the electrolytic gas containing hydrogen gas flows from the lower side to the upper side, and in the
As the catalyst B, for example, platinum, copper, and other metal catalysts for reacting hydrogen gas with oxygen are used.
[0029]
The remote control operation unit R displays an
[0030]
The control unit H includes a microcomputer and controls the switching operation of the electrolysis
That is, the control unit H is instructed to conduct an electrolysis state command through the
[0031]
When the
Therefore, the controller H does not heat the water supplied through the
[0032]
The operation of the control unit H will be described.
That is, when hypochlorous acid water at the set temperature is required, hypochlorous acid water as it is is required, normal hot water at the set temperature is required, and normal water is required. In some cases, the control unit H is configured to execute each of the four operations based on the ON / OFF operation of the
Hereinafter, each of these four operations will be described.
[0033]
First, when hypochlorous acid water at a set temperature is necessary, that is, when both the
When the water flow rate detected by the water
[0034]
Thereafter, the hot water supply temperature is set to the target temperature based on the detection information of the incoming
[0035]
In this way, hot water at a set temperature is supplied to the
The hot water supplied to the
[0036]
Second, when hypochlorous acid water is used as it is, that is, when the electrolyzed
More specifically, as the
[0037]
Thirdly, when normal hot water at a set temperature is required, that is, when the
Specifically, as the
[0038]
Thereafter, the hot water supply temperature is set to the target temperature based on the detection information of the incoming
In this manner, hot water at a set temperature is supplied to the
[0039]
Fourth, when normal water is required, that is, when both the electrolyzed
More specifically, as the
[0040]
In this way, the
Accordingly, there is no need to operate the hot water supply device and the
[0041]
Moreover, since the hot water heated by the
[0042]
[Second Embodiment]
This 2nd Embodiment is another embodiment of the said 1st Embodiment, and shows the example in which the
That is, in this 2nd Embodiment, it arrange | positions so that the arrangement position of the
[0043]
That is, as shown in FIG. 3, the
And the
The electrolysis
[0044]
Further, a
That is, the water supplied through the
[0045]
And about operation | movement of the control part H, it is comprised so that each of four operation | movement may be performed based on ON / OFF operation of the
Hereinafter, each of these four operations will be described.
First, when hypochlorous acid water having a set temperature is required, that is, when both the
Second, when hypochlorous acid water is used as it is, that is, when the electrolyzed
[0046]
Third, when normal hot water of a set temperature is required, that is, when the
Fourth, when normal water is required, that is, when both the electrolyzed
[0047]
In this way, the electrolysis
[0048]
[Another embodiment]
(1) In the first and second embodiments, the switching operation of the electrolysis
More specifically, in the first embodiment, as shown in FIG. 5, an
The flow
[0049]
The control unit H energizes the
That is, the control part H is comprised so that it may act as an electrolysis state switching means.
[0050]
Moreover, in the said 2nd Embodiment, as shown in FIG. 6, the
[0051]
The control unit H energizes the
That is, the control part H is comprised so that it may act as an electrolysis state switching means.
[0052]
(2) In the first and second embodiments, the control unit H is configured to act as a heating state switching means that switches between a heated hot water state and a non-heated hot water state. The configuration may be as follows.
In the first embodiment, as shown in FIG. 7, a heat
And the 1st flow-
[0053]
That is, the switching unit KY is switched based on the ON / OFF operation of the
[0054]
Hereinafter, the switching operation of the switching unit KY will be described.
When hypochlorous acid water having a set temperature is required, that is, when both the
[0055]
When the hypochlorous acid water as water is required, that is, when the electrolyzed
[0056]
When normal hot water of a set temperature is required, that is, when the
When normal water is required, that is, when both the electrolyzed
[0057]
Instead of the configuration shown in FIG. 7, the following configuration may be used.
That is, as shown in FIG. 8, a
An
As shown in FIG. 5, the flow
[0058]
In the second embodiment, as shown in FIG. 9, a heat exchanger for supplying hot water flowing through the
And in the connection part of the
[0059]
Instead of the configuration shown in FIG. 9, the following configuration may be used.
That is, as shown in FIG. 10, the
[0060]
A
At the connection point between the
[0061]
(3) In the first and second embodiments described above, hypochlorous acid water generated by electrolysis by the
That is, in the first embodiment, as shown in FIG. 11, the hypochlorous acid
[0062]
Moreover, in the said 2nd Embodiment, as shown in FIG. 12, the state where the hypochlorous acid
[0063]
In FIG. 12, the hypochlorous acid
[0064]
(4) In the first and second embodiments, the casing T is configured such that its front cover T2 can be opened and closed with respect to the main body T1, the
When the front cover T2 is swingably opened / closed with respect to the main body T1, the
In FIG. 13, the front cover T2 is swingably opened and closed with respect to the main body T1, but the front cover T2 may be configured to be detachable from the main body T1 with screws or the like.
[0065]
(5) In the first and second embodiments, the
[0066]
(6) In the first and second embodiments, the gas
Moreover, it replaces with the
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an overall schematic configuration diagram of a hot water supply apparatus with an electrolyzer according to a first embodiment.
FIG. 2 is an overall schematic configuration diagram of a hot water supply apparatus with an electrolyzer according to the first embodiment.
FIG. 3 is an overall schematic configuration diagram of a hot water supply apparatus with an electrolyzer according to a second embodiment.
FIG. 4 is an overall schematic configuration diagram of a hot water supply apparatus with an electrolyzer according to a second embodiment.
FIG. 5 is an overall schematic configuration diagram of a hot water supply apparatus with an electrolyzer according to another embodiment of the first embodiment.
FIG. 6 is an overall schematic configuration diagram of a hot water supply apparatus with an electrolyzer according to another embodiment of the second embodiment.
FIG. 7 is an overall schematic configuration diagram of a hot water supply apparatus with an electrolyzer according to another embodiment of the first embodiment.
FIG. 8 is an overall schematic configuration diagram of a water heater with an electrolyzer according to another embodiment of the first embodiment.
FIG. 9 is an overall schematic configuration diagram of a hot water supply device with an electrolyzer according to another embodiment of the second embodiment.
FIG. 10 is an overall schematic configuration diagram of a hot water supply apparatus with an electrolyzer according to another embodiment of the second embodiment.
FIG. 11 is an overall schematic configuration diagram of a water heater with an electrolyzer according to another embodiment of the first embodiment.
FIG. 12 is an overall schematic configuration diagram of a hot water supply apparatus with an electrolyzer according to another embodiment of the second embodiment.
FIG. 13 is a schematic layout diagram of a hot water supply apparatus with an electrolyzer according to another embodiment of the first and second embodiments.
[Explanation of symbols]
1 waterway
3 Electrolysis tank
4 Electrolysis device
6 Heat exchanger
7 Heating means
12 Electrolytic state switching means
13 Hypochlorous acid water supply channel
26 Generated hydrogen treatment means
37 Heating state command means
38 Electrolytic state command means
H Control means
R remote control
T casing
T1 casing body
T2 casing front cover
Claims (9)
前記加熱手段の加熱作動および前記電解装置の作動を制御する制御手段が設けられ、
前記熱交換器と前記電解装置とが、共通のケーシング内に組み込まれ、
前記ケーシングは、その前面カバーを本体部に対して開閉自在に構成され、
前記熱交換器が、前記ケーシングの本体部に保持され、
前記電解装置が、前記ケーシングの前面カバーの裏面側に、その前面カバーとともに前記本体部に対して開閉されるように設けられている電解装置付き給湯装置。A heat exchanger for water heating that heats the water supplied through the inlet channel by heating means and discharges to the outlet channel, and hypochlorous acid water generated by electrolyzing the hot water supplied to the electrolyzer Integrated with the electrolytic device
Control means for controlling the heating operation of the heating means and the operation of the electrolyzer is provided ,
The heat exchanger and the electrolyzer are incorporated in a common casing;
The casing is configured to be able to open and close its front cover with respect to the main body,
The heat exchanger is held in the main body of the casing;
A hot water supply apparatus with an electrolysis device , wherein the electrolysis device is provided on the back surface side of the front cover of the casing so as to be opened and closed with the front cover with respect to the main body .
前記制御手段は、前記電解状態指令に基づいて、前記電解状態切換手段の切換作動を制御するように構成されている請求項5〜7のいずれか1項に記載の電解装置付き給湯装置。 An electrolysis state instruction means for instructing an electrolysis state command is provided in a remote control that instructs a control instruction to the control means,
The hot water supply apparatus with an electrolyzer according to any one of claims 5 to 7, wherein the control unit is configured to control a switching operation of the electrolytic state switching unit based on the electrolytic state command .
前記制御手段は、前記加熱状態指令に基づいて、前記加熱状態切換手段の切換作動を制御するように構成されている請求項8に記載の電解装置付き給湯装置。The remote control is provided with a heating state command means for commanding a heating state command,
The hot water supply apparatus with an electrolyzer according to claim 8, wherein the control means is configured to control a switching operation of the heating state switching means based on the heating state command .
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