JP4127504B2 - 弾球遊技機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パチンコ機、アレンジボール機、雀球遊技機等の弾球遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
パチンコ機等の弾球遊技機では、遊技盤に図柄始動手段、図柄変動表示手段、大入賞手段等を配置して、図柄始動手段が遊技球を検出することを条件に、図柄変動表示手段の図柄が所定時間スクロール変動して停止し、その停止図柄が大当たり図柄となったときに、所謂大当たりとして大入賞手段を所定時間開放する等、遊技者に有利となる利益状態を発生させるようになっている。
【0003】
図柄変動表示手段は1又は複数個、例えば3個の図柄表示部を備え、図柄始動手段が遊技球を検出したときに、その3個の図柄表示部の各図柄を高速、中速、低速等の変動パターンで所定時間変動させるが、従来の弾球遊技機では、主制御手段側で全ての処理を行い、図柄変動表示手段の変動動作中、主制御手段から図柄変動表示手段の図柄変動制御手段へと常時信号を送りながら、図柄変動表示手段の図柄を制御している。
【0004】
例えば図柄変動表示手段の図柄を高速、中速、低速等の変動パターンでその順列通りに所定時間ずつ変動させる場合には、高速、中速、低速等の変動パターンで図柄が変動動作を開始する都度、主制御手段から図柄変動制御手段へと制御信号を送り、その制御信号により図柄変動表示手段の図柄を所定の順列で変動制御している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来は主として遊技盤側の遊技動作を制御する主制御手段において、大当たり判定、その他の図柄変動表示手段に関連する処理の全てを行い、その結果に従って主制御手段から図柄変動制御手段へと制御信号を送信して図柄変動表示手段の図柄を制御している。このため図柄の変動パターンの多様化を図る場合、或いは複数種類の変動パターンを所定の順列で組み合わせて図柄を複雑に変動させる場合には、主制御手段から図柄変動制御手段へと送信する制御信号のデータ量が非常に多くなる欠点がある。従って、従来の制御方式では、図柄変動表示手段の図柄の変動パターンの多様化等を図る場合にも、自ずから限界がある。
【0006】
本発明は、このような従来の問題点に鑑み、主制御手段から図柄変動制御手段に送信する信号を簡略化できると共に、図柄変動表示手段の図柄変動の多様化を容易に促進できる弾球遊技機を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、遊技動作を制御する主制御手段と、図柄始動手段が遊技球を検出することを条件に1又は複数個の図柄を変動表示する図柄変動表示手段と、前記主制御手段からの信号により前記図柄変動表示手段の図柄を所定時間変動させて停止させる図柄変動制御手段とを備えた弾球遊技機において、前記主制御手段は前記図柄始動手段が遊技球を検出したときに第1回目と第2回目の変動命令信号を時間差を置いて送信する機能と、第1回目の前記変動命令信号を送信して第2回目の前記変動命令信号を送信しない機能とを備え、前記図柄変動制御手段は、複数種類の変動パターンを所定順列で時系列的に組み合わせて成り且つ前記主制御手段側から送信される前記変動命令信号に対応する図柄変動パターン順列を記憶するパターン順列記憶部と、前記主制御手段から送信される前記変動命令信号により前記図柄変動表示手段の図柄を変動させる変動制御部とを備え、前記変動制御部は、前記主制御手段から第1回目の前記変動命令信号が送信されたときに、前記パターン順列記憶部に記憶された第1回目の前記変動命令信号に対応する前記図柄変動パターン順列に従って前記図柄変動表示手段の図柄を変動させる機能と、前記図柄変動中に前記主制御手段から第2回目の前記変動命令信号が送信されたときに、該図柄変動の途中から前記パターン順列記憶部に記憶された第2回目の前記変動命令信号に対応する前記図柄変動パターン順列に従って前記図柄変動表示手段の図柄を変動させる機能とを備えている。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳述する。図1〜図5は本発明の第1の実施形態を例示し、図1において、1 は遊技機本体で、開閉自在に枢着された前枠2 を有する。前枠2 には、その窓孔3 に対応して遊技盤4 が裏側から着脱自在に装着され、この遊技盤4 の前側にガラス扉5 と前面板6 とが開閉自在に配置されている。前面板6 には、発射用の遊技球を貯留する上皿7 が装着されている。
【0009】
前枠2 の下部には、余剰球を貯留する下皿8 と、発射手段9 の発射ハンドル10とが夫々設けられている。発射手段9 は、遊技者が発射ハンドル10を把持して操作したときに打撃槌駆動用の発射モータが作動し、上皿7 から1個ずつ発射レール上に供給される遊技球を打撃槌により打撃して遊技盤4 側に発射させるようになっている。
【0010】
遊技盤4 には、図2に示すように、ガイドレール11が環状に装着されると共に、そのガイドレール11の内側の遊技領域12に液晶表示手段13、第1図柄始動手段14、可変入賞手段15、第2図柄始動手段16、普通入賞手段17〜19等の複数個の遊技部品が配置されている。
【0011】
液晶表示手段13は、液晶表示部20に第1図柄変動表示手段21を備え、その液晶表示部20の上側に第2図柄変動表示手段22が配置されている。第1図柄変動表示手段21は1個又は複数個、例えば3個の図柄表示部を左右方向に備え、その各図柄表示部に例えば「0」〜「9」までの10種類の数字図柄(第1図柄)を発光表示するようになっている。液晶表示部20の第1図柄変動表示手段21となる部分を除く領域は、キャラクター、その他の背景画像、デモンストレーション画像等を表示するようになっている。
【0012】
なお、第1図柄変動表示手段21は、第1図柄始動手段14が入賞した遊技球を検出することを条件に、第1図柄が乱数制御により所定時間(例えば5〜30秒程度)変動して、複数種類の図柄変動パターンの何れかを経て停止するように構成されている。
【0013】
第2図柄変動表示手段22は1個の図柄表示部を有し、その図柄表示部に「0」〜「9」までの10種類の数字図柄(第2図柄)を発光表示するようになっている。なお、第2図柄変動表示手段22は、第2図柄始動手段16が遊技球を検出することを条件に、その第2図柄が乱数制御により所定時間(例えば10〜30秒程度)変動して停止するように構成されている。
【0014】
第1図柄始動手段14は、開閉自在な左右一対の開閉爪23を備えた電動式チューリップ等の可変作動式の可変入賞口により構成され、第2図柄変動表示手段22の変動後の停止図柄が当たり図柄となったときに、開閉爪23が所定時間(例えば0.5秒程度)開放するようになっている。第2図柄始動手段16は遊技球が通過する通過ゲートにより構成されている。
【0015】
可変入賞手段15は、下部側の横軸廻りに入賞口を開閉する開閉板24と、この開閉板24を遊技者に有利な開状態(第1状態)と不利な閉状態(第2状態)とに変換駆動するソレノイド等を備えた電動開閉式であって、第1図柄変動表示手段21の変動後の停止図柄が例えば「7・7・7」等の大当たり図柄を表示したときに、開閉板24が前側に開放するようになっている。可変入賞手段15内には特定領域25が設けられており、この特定領域25を入賞球が通過したときに、所謂大当たりによる利益状態を継続させるようになっている。
【0016】
可変入賞手段15は、開放後に所定時間が経過したとき、又は所定数(例えば10個)の遊技球が入賞したときに開閉板24が閉じると共に、遊技球が特定領域25を通過することを条件に、最大所定回数(例えば16回)まで開閉動作を繰り返すようになっている。
【0017】
図3は制御系を例示するブロック図である。26は主として遊技盤4 側の遊技動作をプログラム制御する主制御手段で、CPU、ROM、RAM等が装着された主制御基板により構成され、遊技盤4 の裏側に着脱自在に設けられている。主制御手段26は、第1図柄変動表示手段21及びこれに関連する処理を行う第1処理系27と、第2図柄変動表示手段22及びこれに関連する処理を行う第2処理系28と、その他の各種の制御を行う各種制御系29とにより構成されている。
【0018】
第2処理系28は、当たり判定処理手段30と第2図柄変動制御手段31と開閉制御手段32とを備えている。当たり判定処理手段30は、第2図柄始動手段16が遊技球を検出することを条件に第2図柄変動表示手段22の停止図柄が当たり図柄を表示するか否かを乱数処理にて判定するもので、第2図柄始動手段16が遊技球を検出したときに、所定周期で繰り返し発生する当たり・外れ決定用の当たり乱数の乱数値を抽出し、それが当たり判定値であれば当たりと判定するようになっている。
【0019】
第2図柄変動制御手段31は、第2図柄始動手段16が遊技球を検出することを条件に、第2図柄変動表示手段22の第2図柄を所定時間変動させる機能と、当たり判定処理手段30が当たりと判定することを条件に、第2図柄変動表示手段22の第2図柄を所定の当たり図柄(例えば奇数図柄)で停止させるように制御する機能とを有する。開閉制御手段32は、第2図柄変動表示手段22の停止図柄が当たり図柄を表示することを条件に第1図柄始動手段14の開閉爪23を所定時間(例えば0.5秒程度)開放させるようになっている。
【0020】
第1処理系27は、大当たり判定処理手段33と変動命令信号発生手段34と利益状態発生手段35とを備えている。大当たり判定処理手段33は、第1図柄始動手段14が遊技球を検出することを条件に、第1図柄変動表示手段21の停止図柄が大当たり図柄を表示させるか否かを乱数処理により判定するもので、例えば大当たり確率が1/200の場合には1〜200の大当たり乱数を発生させておき、第1図柄始動手段14が遊技球を検出したときに、その大当たり乱数の乱数値を抽出し、その乱数値が例えば大当たり判定値7のときに大当たりと判定し、大当たり判定値以外のときに外れと判定するようになっている。
【0021】
変動命令信号発生手段34は、大当たり判定処理手段33での処理結果を条件として複数種類の変動命令信号が設定されており、所定の処理結果が出たときに、その処理結果に対応する同種又は異種の変動命令信号を所定の時間差を置いて発生し、その各変動命令信号を第1図柄変動制御手段38へと送信するようになっている。
【0022】
この変動命令信号発生手段34には、例えば大当たり判定処理手段33で抽出する乱数値等の条件によって第1回目の変動命令信号を発生する第1発生部36と、第1図柄変動表示手段21の変動動作中に第2回目の変動命令信号を発生する第2発生部37とを備えている。
【0023】
第1発生部36は、例えば第1図柄始動手段14が遊技球を検出した時点に抽出した大当たり乱数の乱数値が大当たり判定値7の場合に大当たり図柄用の第1変動命令信号39a を1回のみ発生し、大当たり判定値7以外の外れの乱数値の場合には、乱数値1〜50(大当たり判定値の7を除く)のときに第2変動命令信号39b を、乱数値51〜100のときに第3変動命令信号39c を、乱数値101〜150のときに第4変動命令信号39d を、乱数値151〜200のときに第5変動命令信号39e を夫々発生するようになっている。
【0024】
第2発生部37は、例えば第1図柄始動手段14が遊技球を検出したとき、又はその検出から所定時間経過したとき等、所定条件が成立したときに変動命令信号発生用乱数0〜9の何れかを抽出し、その乱数値が1のときに第2変動命令信号39b を、乱数値3のときに第3変動命令信号39c を、乱数値5のときに第4変動命令信号39d を、乱数値7又は9のときに第5変動命令信号39e を夫々発生するようになっている。なお、第1〜第5変動命令信号39a 〜39e は、2進数のデジタル信号により符号化されている。
【0025】
利益状態発生手段35は、第1図柄変動表示手段21の停止図柄が「7・7・7」等の大当たり図柄を表示することを条件に遊技者に有利な利益状態を発生させるためのものである。この利益状態発生手段35は、第1図柄変動表示手段21が大当たり図柄で停止する大当たりの発生を条件に可変入賞手段15の開閉板24を開放する制御機能の他に、開閉板24の開放から所定時間が経過したとき、又は可変入賞手段15に所定数の遊技球が入賞したときに開閉板24を閉じ、また開放中に入賞した遊技球が特定領域25を通過することを条件に、最大所定回数まで開閉動作を継続させるように制御する機能を有する。
【0026】
第1図柄変動制御手段38は、液晶表示手段13の第1図柄変動表示手段21を含む液晶表示部20を駆動する液晶駆動部43の他に、パターン順列記憶部40と表示図柄記憶部41と変動制御部42とを備えている。なお、第1図柄変動制御手段38は図柄変動制御基板に装着されたCPU、ROM、RAM、その他の電気部品により構成され、液晶表示手段13の裏側等に装着されている。
【0027】
パターン順列記憶部40は、複数種類の変動パターンを所定順列で時系列的に組み合わせて成る図柄変動パターン順列を記憶するためのもので、このパターン順列記憶部40はROM等により構成され、第1〜第5変動命令信号39a 〜39e に対応して第1〜第5パターン順列44a 〜44e の5種類の図柄変動パターン順列のデータが予めプログラム等により記憶されている。
【0028】
例えば、第1図柄変動表示手段21の第1図柄の変動パターンには、その第1図柄を高速でスクロール変動させる高速パターン、中速でスクロール変動させる中速パターン、低速でスクロール変動させる低速パターン、及び第1図柄を上下又は左右方向に揺らせる揺れパターンの4種類(複数種類)の図柄変動パターンがある。
【0029】
そして第1〜第5パターン順列44a 〜44e は、4種類(複数種類)の変動パターンを所定順序で時系列的に組み合わせて構成されている。例えば、図4に示すように、第1パターン順列44a は高速・中速・低速・揺れの各変動パターンを、第2パターン順列44b は高速・中速・揺れ・低速の各変動パターンを、第3パターン順列44c は高速・揺れ・中速・低速の各変動パターンを、第4パターン順列44d は高速・低速・中速・揺れの各変動パターンを、第5パターン順列44e は高速・揺れ・低速・揺れの各変動パターンを夫々その順列で組み合わせて構成されている。
【0030】
表示図柄記憶部41は、第1図柄変動表示手段21の第1図柄を高速パターン、中速パターン、低速パターン、揺れパターンの各図柄変動パターンで変動させる際に、その第1図柄に表示する複数種類の図柄、停止図柄等の図柄データがプログラムされている。
【0031】
変動制御部42は、第1発生部36から第1回目の変動命令信号が送信されたときに、この第1回目の変動命令信号に対応してパターン順列記憶部40に記憶された図柄変動パターン順列44a 〜44e に従って第1図柄変動表示手段21の第1図柄を変動させる機能と、この図柄変動中に第2発生部37から第2回目の変動命令信号が送信されたときに、その図柄変動の途中から、第2回目の変動命令信号に対応してパターン順列記憶部40に記憶された図柄変動パターン順列44a 〜44e に従って第1図柄変動表示手段21の第1図柄を変動させる機能とを備えている。
【0032】
即ち、変動制御部42は、各発生部36,37 から択一的に送信される変動命令信号39a 〜39e がある毎に、その変動命令信号39a 〜39e に対応する図柄変動パターン順列44a 〜44e をパターン順列記憶部40から読み出す機能と、表示図柄記憶部41に記憶された複数種類の図柄、停止図柄等の図柄データの中から、そのときに第1図柄変動表示手段21に実際に表示する第1図柄の図柄データを乱数処理等により抽出し読み出す機能と、図柄変動前又は図柄変動の途中の如何を問わず、読み出された図柄変動パターン順列44a 〜44e 及び図柄データに従って第1図柄変動表示手段21の第1図柄が所定時間変動し停止するように制御する機能と、液晶表示手段13の液晶表示部20の背景画像、デモンストレーション画像等を制御する機能とを備えている。
【0033】
なお、第1図柄変動制御手段38は、第1図柄変動表示手段21の変動動作中に第1図柄始動手段14が遊技球の入賞を検出したときに、所定個数(例えば4個)までの入賞を記憶し、その記憶個数の範囲内で第1図柄変動表示手段21の変動終了後に変動・停止を継続させるようになっている。
【0034】
次に上記弾球遊技機における動作について説明する。上皿7 に遊技球がある状態で発射手段9 の発射ハンドル10を操作すると、上皿7 の遊技球が発射手段9 の発射動作に連動して発射部に1個づつ供給され、その遊技球を打撃槌で打撃してガイドレール11に沿って順次遊技盤4 側へと発射させて行く。
【0035】
遊技盤4 の上部側に発射された遊技球が遊技盤4 の盤面に沿って落下する間に、その遊技球が第2図柄始動手段16を通過すると、第2図柄変動制御手段31が働いて第2図柄変動表示手段22の第2図柄を所定時間変動させる。一方、第2図柄始動手段16が遊技球を検出したときに、当たり判定処理手段30がその当たり乱数の乱数値を抽出して当たり判定値か否かにより当たり判定を行い、当たりであれば第2図柄変動表示手段22の停止図柄が所定の当たり図柄を表示するように停止させる。
【0036】
第2図柄変動表示手段22の停止図柄が当たり図柄となると、開閉制御手段32が働いて第1図柄始動手段14の一対の開閉爪23が開放する。このため第1図柄始動手段14に遊技球が入賞し易くなり、それだけ第1図柄変動表示手段21の第1図柄が変動し易くなる。
【0037】
第1図柄始動手段14の開閉爪23が開放して遊技球が入賞すると、大当たり判定処理手段33が大当たり判定処理を行い、第1図柄変動表示手段21の変動後にその第1図柄を大当たり図柄で停止させるか否かを判定する。即ち、大当たり判定処理手段33では、第1図柄始動手段14が遊技球を検出した時点の大当たり乱数の乱数値を抽選して、その乱数値が大当たり判定値7であれば大当たりと判定する。そして、その判定結果に従って第1図柄変動制御手段38が働き、後述のように所定の図柄変動パターン順列44a で第1図柄変動表示手段21の第1図柄が所定時間変動した後、「7・7・7」等の大当たり図柄で停止する。また大当たり判定値以外であれば外れと判定し、他の所定の図柄変動パターン順列44b 〜44e で変動した後、第1図柄が外れ図柄で停止する。
【0038】
第1図柄変動表示手段21の停止図柄が大当たり図柄を表示すれば、利益状態発生手段35が働いて開閉板24が前側に開放する第1状態に可変入賞手段15を変換駆動する。このため、遊技盤4 の上部側から落下する遊技球の多くが開閉板24を経て可変入賞手段15に入賞し易くなる。そして、可変入賞手段15に遊技球が入賞すると、払い出し制御手段により払い出し手段が作動して、その入賞球1個毎に15個の景品球を払い出して行く。従って、一旦、第1図柄変動表示手段21側で大当たりが発生すれば、遊技者に多大な利益が還元される。
【0039】
なお、可変入賞手段15は10個の遊技球が入賞するか、又は所定時間経過したときに開閉板24が閉じる。そして、開閉板24の開放中に入賞した遊技球が特定領域25を通過すれば、可変入賞手段15が再度開放し、最大16回まで開閉動作を繰り返す。
【0040】
大当たり判定処理手段33での判定結果が大当たりであれば、そのときの乱数値から変動命令信号発生手段34の第1発生部36が第1変動命令信号39a を第1図柄変動制御手段38へと送信する。すると第1図柄変動制御手段38では、その第1変動命令信号39a に基づいて変動制御部42がパターン順列記憶部40の第1パターン順列44a を読み出すと共に、表示図柄記憶部41の「7・7・7」等の大当たり図柄に関する図柄データを読み出して、その第1パターン順列44a に従って高速・中速・低速・揺れの各変動パターンを経て「7・7・7」等の大当たり図柄を表示するように、第1図柄変動表示手段21の第1図柄を制御する。
【0041】
即ち、変動制御部42がパターン順列記憶部40の第1パターン順列44a を読み出すと、液晶駆動部43を介して第1図柄変動表示手段21の第1図柄が、目視により確認できない程度の高速パターンで所定時間スクロール変動する。そして、高速パターンでの変動時間が経過すると、第1図柄が中速パターンで所定時間スクロール変動し、その後、第1図柄が目視により確認できる程度の低速パターンでのスクロール変動へと移行する。
【0042】
この場合、停止図柄が大当たり図柄を表示するため、低速パターンでの変動時に第1図柄がリーチ図柄を表示する。低速パターンでのスクロール変動が終わると揺れパターンに移行し、第1図柄がリーチ状態のままでゆっくりと上下方向に揺れた後、大当たり図柄で停止する。なお、大当たり図柄で停止する場合には、第2発生部37は作動せず、第2回目の変動命令信号は発生しなくても良い。
【0043】
大当たり判定処理手段33が外れと判定した場合に、その乱数値が101〜150の何れかであれば、変動命令信号発生手段34の第1発生部36が第1図柄変動制御手段38へと第4変動命令信号39d を送信する。このため変動制御部42が同様にパターン順列記憶部40の第4パターン順列44d を読み出し、第1図柄変動表示手段21の第1図柄が高速・低速・中速・揺れの各変動パターンで時系列的に変動して外れ図柄で停止するように制御する。従って、第1図柄は、第4パターン順列44d に従って高速で変動を開始し始める。
【0044】
この変動開始から所定時間T が経過して第1図柄が低速変動に移行すると、第1図柄の変動動作中に第2発生部37が変動命令信号用乱数を抽出して第2回目の変動命令信号39b 〜39e を発生する。例えば第2発生部37の変動命令信号用乱数が乱数値1の場合には、図5に示すように、第1回目の変動命令信号39d による変動開始から時間T が経過したときに第2回目の第2変動命令信号39b が発生し、この第2変動命令信号39b を第1図柄変動制御手段38へと送信する。
【0045】
このため変動制御部42が同様にパターン順列記憶部40の第2パターン順列44b を読み出し、第1図柄変動表示手段21の第1図柄が第4パターン順列44d での低速変動の途中から、第2パターン順列44b に従った高速・低速・中速・揺れの各変動パターンで時系列的に変動しその後停止する。つまり、第1図柄は、第4パターン順列44d の途中から第2パターン順列44b に従って変動しその後停止する。
【0046】
第2発生部37が抽出した変動命令信号用乱数の乱数値が偶数のときは、第2発生部37から第2回目の変動命令信号が発生しないので、第1図柄変動表示手段21の第1図柄は、第1回目の第4変動命令信号39d による第4パターン順列44d に従って変動し停止する。
【0047】
この実施形態では、主制御手段26側の変動命令信号発生手段34は、時間的要素を含まない変動命令信号を第1図柄変動制御手段38へと送信するだけで、第1図柄変動制御手段38の変動制御部42がパターン順列記憶部40に記憶された図柄変動パターン順列を読み出して、その図柄変動パターン順列44a 〜44e に従って第1図柄変動表示手段21の第1図柄を複数種類の変動パターンに時系列的に変化させながら制御できるので、従来の主制御手段26の制御信号で直接第1図柄変動表示手段21の第1図柄を制御する場合に比較して、変動命令信号発生手段34から第1図柄変動表示手段21へと送信する変動命令信号39a 〜39e のデータ量が少なくなり、図柄変動の多様化を容易に図ることができる。つまり、主制御手段26からの命令信号を極力少なくしながら、図柄変動にバリエーションを持たせることができる。
【0048】
また第1回目の変動命令信号39a 〜39e に対応する図柄変動パターン順列44a 〜44e での変動動作中に第2回目の変動命令信号39b 〜39e があれば、この第2回目の変動命令信号39b 〜39e に対応する図柄変動パターン順列44b 〜44e に従って第1図柄が変動するので、図柄変動のバリエーションを更に大にでき、図柄変動の興趣が一段と増大する。しかも、第2発生部37は、変動命令信号用乱数の乱数値によっては、第2回目の変動命令信号39b 〜39e を発生しないこともあるため、図柄変動の画一化を防止できる。
【0049】
なお、この実施形態では、第1回目の変動命令信号39a 〜39e による図柄変動の変動動作の途中から、第2回目の変動命令信号39b 〜39e による図柄変動に切り換えるようにしているが、第1回目の変動命令信号39a 〜39e による図柄変動の終了後に、第2回目の変動命令信号39b 〜39e による図柄変動を続行するようにしても良い。
【0050】
また、この実施形態では、第1回目の変動命令信号39a 〜39e 、第2回目の変動命令信号39b 〜39e の何れの場合にも、パターン順列記憶部40が記憶する共通の図柄変動パターン順列、即ち第1〜第5パターン順列44a 〜44e の内、その変動命令信号39a 〜39e に対応する何れかの図柄変動パターン順列を読み出して、その図柄変動パターン順列で第1図柄変動表示手段21を制御するようにしているが、複数種類の第2回目の変動命令信号39b 〜39e に対応する複数種類の別の図柄変動パターン順列を記憶させておき、第2回目の変動命令信号39b 〜39e があったときに、その別の図柄変動パターン順列を読み出して制御するようにしても良い。また図柄の変動時間を調整する場合は、変動途中で停止命令信号を送れば良い。
【0051】
図6〜図8は本発明の第2の実施形態を例示し、変動命令信号発生手段34に第1発生部36と第2発生部37とを備えると共に、第1図柄変動制御手段38に第1パターン順列記憶部45と第2パターン記憶部46とを備えたものである。
【0052】
第1発生部36及び第1パターン順列記憶部45は、第1の実施形態と略同様である。第2発生部37は、例えば第1図柄始動手段14が遊技球を検出したとき、又は第1回目の変動命令信号39a 〜39e による第1図柄変動表示手段21の第1図柄の図柄変動パターン順列44a 〜44e での変動終了時等、所定条件が成立したときに変動命令信号発生用乱数1〜5の何れかを抽出し、その乱数値が1のときに第1変動命令信号47a を、乱数値2のときに第2変動命令信号47b を、乱数値3のときに第3変動命令信号47c を、乱数値4のときに第4変動命令信号47d を、乱数値5のときに第5変動命令信号47e を夫々発生するようになっている。なお、第1〜第5変動命令信号47a 〜47e は、2進数のデジタル信号により符号化されている。
【0053】
第2パターン記憶部46は、図7に示すように、第2発生部37が択一的に発生する第2回目の複数種類の第1〜第5変動命令信号47a 〜47e に対応する複数種類の単一図柄変動パターン48a 〜48e を記憶している。例えば、この単一図柄変動パターン48a 〜48e は、速度の異なる中速変動又は低速変動、揺れ速度の異なる揺れ変動、その他の変動パターン等であって、単一の種類の図柄変動パターンによって構成されている。
【0054】
変動制御部42は、第1発生部36から第1回目の変動命令信号39a 〜39e が送信されたときに、この第1回目の変動命令信号39a 〜39e に対応して第1パターン順列記憶部45に記憶された図柄変動パターン順列44a 〜44e に従って第1図柄変動表示手段21の第1図柄を変動させる機能と、この変動終了後に第2発生部37から第2回目の変動命令信号47a 〜47e が送信されたときに、変動終了後に第2回目の変動命令信号47a 〜47e に対応して第2パターン記憶部46に記憶された単一図柄変動パターン48a 〜48e で第1図柄変動表示手段21の第1図柄を変動させる機能とを備えている。
【0055】
この実施形態では、例えば大当たり判定処理手段33での判定結果が外れであって、そのときの大当たり乱数の乱数値が101〜150の何れかであれば、第1発生部36が第1回目の第4変動命令信号39d を第1図柄変動制御手段38へと送信する。そして第1図柄変動制御手段38では、図8に示すように第1回目の第4変動命令信号39d に基づいて変動制御部42が第1パターン順列記憶部45の第4パターン順列44d を読み出して、この第4パターン順列44d に従って第1図柄変動表示手段21を制御する。このため、第1図柄変動表示手段21の第1図柄は、その第4パターン順列44d に従って高速・低速・中速・揺れの各変動パターンを経て変動する。
【0056】
この第1回目の変動命令信号39d による第1図柄変動表示手段21の変動動作が終了する時点で第2発生部37が変動命令信号用乱数1〜5の何れかを抽出して第2回目の変動命令信号47a 〜 47eを発生する。例えば第2発生部37の変動命令信号用乱数が乱数値1の場合には、第2発生部37が第2回目の第1変動命令信号47a を第1図柄変動制御手段38の変動制御部42へと送信する。
【0057】
そして変動制御部42が第2パターン記憶部46の単一図柄変動パターン48a を読み出し、この単一図柄変動パターン48a で第1図柄変動表示手段21を制御する。このため第1図柄変動表示手段21の第1図柄は、第1回目の第4変動命令信号39d による変動動作の終了に続いて、単一図柄変動パターン48a に沿って所定時間揺れ変動等を行い、その後に外れ図柄で停止する。
【0058】
この実施形態では、主制御手段26からの命令信号を極力少なくしながら、第1図柄変動表示手段21の第1図柄の図柄変動を多様化できる。また第1回目の変動命令信号では、複数種類の図柄変動パターンを時系列的に組み合わせた図柄変動パターン順列39a 〜39e に従って図柄を変動制御し、第2回目の変動命令信号47a 〜47e では、単一の図柄変動パターン48a 〜48e で変動制御しているので、第1図柄変動制御手段38側で記憶すべき図柄変動パターンのデータ量を少なくできる。
【0059】
なお、この実施形態では図柄変動パターン順列44a 〜44e での図柄変動の終了後に続いて単一図柄変動パターン48a 〜48e で再度第1図柄を変動させるようにしているが、図柄変動パターン順列44a 〜44e での図柄変動の途中、特にその図柄変動の終盤に単一図柄変動パターン48a 〜48e での図柄変動に切り換えるようにしても良い。
【0060】
また第1の実施形態と同様に、第2発生部37により第2回目の変動命令信号を発生する場合と発生しない場合とを設定し、図柄変動パターン順列44a 〜44e での変動動作で終了する場合と、その図柄変動の途中又は終了後に続いて単一図柄変動パターン48a 〜48e で図柄変動を続行する場合とを組み合わせても良い。
【0061】
実施形態では、数種類の変動パターンを所定順列で時系列的に組み合わせて成る複数種類の図柄変動パターン順列44a 〜44e を、主制御手段26側から送信される複数種類の変動命令信号39a 〜39e に対応させて図柄変動制御手段38に記憶させておき、主制御手段26から複数種類の変動命令信号39a 〜39e の何れか1の第1回目の変動命令信号39a 〜39e を図柄変動制御手段38へと送信し、図柄変動制御手段38に記憶された第1回目の変動命令信号39a 〜39e に対応する1の図柄変動パターン順列44a 〜44e に従って図柄変動表示手段21の図柄を変動させ、この第1回目の図柄変動中又は変動終了後に主制御手段26から複数種類の変動命令信号の何れか1の第2回目の変動命令信号39a 〜39e を図柄変動制御手段38へと送信し、図柄変動の途中から又は変動終了後に図柄変動制御手段38に記憶された第2回目の変動命令信号39a 〜39e に対応する1の図柄変動パターン順列44a 〜44e に従って図柄変動表示手段21の図柄を変動させるので、主制御手段26から図柄変動制御手段38に送信する信号を簡略化できると共に、図柄変動表示手段21の図柄変動の多様化を容易に促進できる利点がある。
【0062】
また数種類の変動パターンを所定順列で時系列的に組み合わせて成り且つ主制御手段26側から送信される複数種類の第1回目の変動命令信号39a 〜39e に対応する複数種類の図柄変動パターン順列44a 〜44e と、複数種類の第2回目の変動命令信号47a 〜47e に対応する複数種類の単一図柄変動パターン48a 〜48e とを図柄変動制御手段38に記憶させておき、主制御手段26から複数種類の第1回目の変動命令信号39a 〜39e の何れか1の変動命令信号39a 〜39e を図柄変動制御手段38へと送信し、図柄変動制御手段38に記憶された1の第1回目の変動命令信号39a 〜39e に対応する1の図柄変動パターン順列44a 〜44e に従って図柄変動表示手段21の図柄を変動させ、この第1回目の図柄変動中又は変動終了後に主制御手段26から複数種類の第2回目の変動命令信号47a 〜47e の何れか1の変動命令信号47a 〜47e を図柄変動制御手段38へと送信し、図柄変動の途中から又は変動終了後に図柄変動制御手段38に記憶された1の第2回目の変動命令信号47a 〜47e に対応する1の単一図柄変動パターン48a 〜48e で図柄変動表示手段21の図柄を変動させるので、主制御手段26から図柄変動制御手段38に送信する信号を簡略化できると共に、図柄変動表示手段21の図柄変動の多様化を容易に促進できる利点がある。
【0063】
更に主制御手段26は複数種類の変動命令信号39a 〜39e の何れか1の変動命令信号39a 〜39e を時間差を置いて送信する機能を備え、図柄変動制御手段38は、数種類の変動パターンを所定順列で時系列的に組み合わせて成り且つ主制御手段26側から送信される複数種類の変動命令信号39a 〜39e に対応する複数種類の図柄変動パターン順列44a 〜44e を記憶するパターン順列記憶部40と、主制御手段26からの変動命令信号39a 〜39e により図柄変動表示手段21の図柄を変動させる変動制御部42とを備え、変動制御部42は、主制御手段26から1の第1回目の変動命令信号39a 〜39e が送信されたときに、パターン順列記憶部40に記憶された第1回目の変動命令信号39a 〜39e に対応する1の図柄変動パターン順列44a 〜44e に従って図柄変動表示手段21の図柄を変動させる機能と、この図柄変動中又は変動終了後に主制御手段26から1の第2回目の変動命令信号39a 〜39e が送信されたときに、図柄変動中又は変動終了後にパターン順列記憶部40に記憶された第2回目の変動命令信号39a 〜39e に対応する1の図柄変動パターン順列44a 〜44e に従って図柄変動表示手段21の図柄を変動させる機能とを備えているので、主制御手段26から図柄変動制御手段38に送信する信号を簡略化できると共に、図柄変動表示手段21の図柄変動の多様化を容易に促進でき、しかも簡単に構成できる利点がある。
【0064】
また主制御手段26は、複数種類の変動命令信号39a 〜39e の何れか1の第1回目の変動命令信号39a 〜39e を送信する機能と、図柄変動表示手段21の図柄変動中又は変動終了後に複数種類の変動命令信号47a 〜47e の何れか1の第2回目の変動命令信号47a 〜47e を送信する機能とを備え、図柄変動制御手段38は、数種類の変動パターンを所定順列で時系列的に組み合わせて成り且つ主制御手段26側から送信される複数種類の第1回目の変動命令信号39a 〜39e に対応する複数種類の図柄変動パターン順列44a 〜44e を記憶するパターン順列記憶部45と、複数種類の第2回目の変動命令信号47a 〜47e に対応する複数種類の単一図柄変動パターン48a 〜48e を記憶するパターン記憶部46と、主制御手段26からの変動命令信号39a 〜39e 、47a 〜47e に基づいて図柄変動表示手段21の図柄を変動させる変動制御部42とを備え、変動制御部42は、主制御手段26から1の第1回目の変動命令信号39a 〜39e が送信されたときに、パターン順列記憶部45に記憶された第1回目の変動命令信号39a 〜39e に対応する1の図柄変動パターン順列44a 〜44e に従って図柄変動表示手段21の図柄を変動させる機能と、この図柄変動中又は変動終了後に主制御手段26から1の第2回目の変動命令信号47a 〜47e が送信されたときに、図柄変動中又は変動終了後にパターン記憶部46に記憶された第2回目の変動命令信号47a 〜47e に対応する1の単一図柄変動パターン48a 〜48e で図柄変動表示手段21の図柄を変動させる機能とを備えているので、主制御手段26から図柄変動制御手段38に送信する信号を簡略化できると共に、図柄変動表示手段21の図柄変動の多様化を容易に促進でき、しかも簡単に構成できる利点がある。
【0065】
以上、本発明の各実施形態を例示したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、変動命令信号発生手段34から送信する変動命令信号の種類、パターン順列記憶部40,45 に記憶された図柄変動パターン順列の種類は、説明の都合上からデータでは5〜6個にしているが、これらは自在に変更又は決定可能である。各図柄変動パターン順列44a 〜44e を構成する変動パターンの種類、及びその組み合わせ等も自在に変更又は決定すれば良い。
【0066】
また主制御手段26は、大当たり判定手段の判定結果である大当たり信号と外れ信号とを第1回目の変動命令信号として第1図柄変動制御手段38へと択一的に送信するように構成し、第1図柄変動制御手段38において、パターン順列記憶部40,45 が記憶する複数種類の図柄変動パターン順列44a 〜44e を乱数処理等によって抽出し、その図柄変動パターン順列44a 〜44e に従って第1図柄変動表示手段21の第1図柄を制御するように構成しても良い。この場合にも、第1図柄変動表示手段21の図柄制御に当たっては、主制御手段26から大当たり信号又は外れ信号を変動命令信号として第1図柄変動制御手段38へと送信すれば良いので、変動命令信号のデータ量を少なくできる。
【0067】
パターン順列記憶部40,45 に記憶する図柄変動パターン順列44a 〜44e は、第1図柄変動表示手段21の各図柄表示部に表示される第1図柄の変動パターンを複数種類組み合わせたものの他に、液晶表示手段13の液晶表示部20に表示される背景画像等の変動パターンを時系列的に組み合わせたものを含むように構成しても良い。
【0068】
第1図柄変動表示手段21は、実施形態では液晶表示手段13の液晶表示部20の一部を利用して構成しているが、液晶表示部20全体で構成しても良いし、液晶表示手段13以外の表示手段、例えばCRT、或いは多数のドット状の表示素子を縦横に多数配置した表示手段等を使用することも可能である。
【0069】
また実施形態では図柄変動パターン順列44a 〜44e の各変動パターンでの変動時間を略同じにしているが、各変動パターン毎にその変動時間を変えても良い。変動命令信号発生手段34が第1回目の変動命令信号及び第2回目の変動命令信号を発生する契機は、各実施形態に例示以外のことを条件にしても良い。
【0070】
要するに、命令信号発生手段は、第1回目の変動命令信号の送信後に第2回目の変動命令信号を送信するようになっておれば十分である。第1回目の変動命令信号と第2回目の変動命令信号との間の時間は、一定時間でも良いし、不規則な時間でも良い。
【0071】
本発明の第1回目、第2回目は相対的回数を意味するものであって、絶対的な回数を意味するものではない。従って、この第1回目、第2回目は時間的な後先の概念であり、第1回目は先を、第2回目は後を夫々意味するものである。第1図柄変動表示手段21が左図柄、右図柄及び中図柄等の複数個の図柄を表示する場合、その全ての図柄又は一部の複数個の図柄が同じ変動パターンで変動し停止するようにしても良いし、また各図柄が別々の変動パターンで変動し停止するようにしても良い。
【0072】
その他、第2図柄変動表示手段22においても同様に実施することができる。利益状態発生手段35は、遊技者に有利なものであれば十分であり、その具体的な内容はゲーム全体の中で適宜変更可能である。本発明はパチンコ機、アレンジボール機、雀球遊技機等の各種の弾球遊技機において同様に実施可能である。
【0073】
【発明の効果】
本発明によれば、遊技動作を制御する主制御手段と、図柄始動手段が遊技球を検出することを条件に1又は複数個の図柄を変動表示する図柄変動表示手段と、前記主制御手段からの信号により前記図柄変動表示手段の図柄を所定時間変動させて停止させる図柄変動制御手段とを備えた弾球遊技機において、前記主制御手段は前記図柄始動手段が遊技球を検出したときに第1回目と第2回目の変動命令信号を時間差を置いて送信する機能と、第1回目の前記変動命令信号を送信して第2回目の前記変動命令信号を送信しない機能とを備え、前記図柄変動制御手段は、複数種類の変動パターンを所定順列で時系列的に組み合わせて成り且つ前記主制御手段側から送信される前記変動命令信号に対応する図柄変動パターン順列を記憶するパターン順列記憶部と、前記主制御手段から送信される前記変動命令信号により前記図柄変動表示手段の図柄を変動させる変動制御部とを備え、前記変動制御部は、前記主制御手段から第1回目の前記変動命令信号が送信されたときに、前記パターン順列記憶部に記憶された第1回目の前記変動命令信号に対応する前記図柄変動パターン順列に従って前記図柄変動表示手段の図柄を変動させる機能と、前記図柄変動中に前記主制御手段から第2回目の前記変動命令信号が送信されたときに、該図柄変動の途中から前記パターン順列記憶部に記憶された第2回目の前記変動命令信号に対応する前記図柄変動パターン順列に従って前記図柄変動表示手段の図柄を変動させる機能とを備えているので、前記主制御手段から前記図柄変動制御手段に送信する信号を簡略化できると共に、前記図柄変動制御手段の図柄変動の多様化を容易に促進でき、しかも簡単に構成できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示す弾球遊技機の正面図である。
【図2】本発明の第1の実施形態を示す遊技盤4 の正面図である。
【図3】本発明の第1の実施形態を示す制御系のブロック図である。
【図4】本発明の第1の実施形態を示す図柄変動パターン順列等の説明図である。
【図5】本発明の第1の実施形態を示す図柄変動の説明図である。
【図6】本発明の第2の実施形態を示す制御系のブロック図である。
【図7】本発明の第2の実施形態を示す単一図柄変動パターン等の説明図である。
【図8】本発明の第2の実施形態を示す図柄変動の説明図である。
【符号の説明】
21 第1図柄変動表示手段
26 主制御手段
38 第1図柄変動制御手段
39a 〜39e 変動命令信号
40 パターン順列記憶部
42 変動制御部
44a 〜44e 図柄変動パターン順列
45 パターン順列記憶部
46 パターン記憶部
47a 〜47e 変動命令信号
48a 〜48e 単一図柄変動パターン

Claims (1)

  1. 遊技動作を制御する主制御手段と、図柄始動手段が遊技球を検出することを条件に1又は複数個の図柄を変動表示する図柄変動表示手段と、前記主制御手段からの信号により前記図柄変動表示手段の図柄を所定時間変動させて停止させる図柄変動制御手段とを備えた弾球遊技機において、
    前記主制御手段は前記図柄始動手段が遊技球を検出したときに第1回目と第2回目の変動命令信号を時間差を置いて送信する機能と、第1回目の前記変動命令信号を送信して第2回目の前記変動命令信号を送信しない機能とを備え、
    前記図柄変動制御手段は、複数種類の変動パターンを所定順列で時系列的に組み合わせて成り且つ前記主制御手段側から送信される前記変動命令信号に対応する図柄変動パターン順列を記憶するパターン順列記憶部と、前記主制御手段から送信される前記変動命令信号により前記図柄変動表示手段の図柄を変動させる変動制御部とを備え、
    前記変動制御部は、前記主制御手段から第1回目の前記変動命令信号が送信されたときに、前記パターン順列記憶部に記憶された第1回目の前記変動命令信号に対応する前記図柄変動パターン順列に従って前記図柄変動表示手段の図柄を変動させる機能と、前記図柄変動中に前記主制御手段から第2回目の前記変動命令信号が送信されたときに、該図柄変動の途中から前記パターン順列記憶部に記憶された第2回目の前記変動命令信号に対応する前記図柄変動パターン順列に従って前記図柄変動表示手段の図柄を変動させる機能とを備えたことを特徴とする弾球遊技機。
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