JP4123923B2 - 電気的作動装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電気的作動装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば、自動車用オーディオ装置においては、直方体形状の筐体と、オーディオ配線板、電源回路ユニット及びプレヤーユニットと、換気扇とを備えたものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記オーディオ装置において、オーディオ配線板を、筐体内にてその底壁の近傍にこの底壁に並行に設けて、当該オーディオ配線板に大型電気素子である電力増幅器やダイオード等の小型電気素子を配設する場合、筐体内の空間の有効活用のために、電力増幅器は、高さ方向の外形寸法が大きいことから、配線板のうち筐体の側壁近傍に位置する一側端部上に配設され、小型電気素子は、高さ方向の外形寸法が小さいことから、配線板のうち電力増幅器の配設部位以外の部位上に配設される。
【0004】
この場合、電源回路は、外形寸法が大きいことから、筐体内にてその上壁と配線板との間のうち小型電気素子の上方空間部、つまり、筐体内で比較的広くとれる配線板の他側端部側(電力増幅器とは反対側)空間部に配設される。このことは、電源回路ユニットは電力増幅器から比較的離れた位置に配設されることを意味する。
【0005】
上記の構成において、電源回路ユニット及び電力増幅器は、小型電気素子に比べ、一般に発熱量が多いことを考慮して、換気扇を、筐体の後壁のうち電源回路と電力増幅器との間に対する対応部に設けた排気口に設けて、この換気扇により、筐体内の空気を排気口から排出するとともに筐体内に前壁側から空気を吸入することで電源回路ユニット及び電力増幅器の双方を空冷しようとしても、当該電源回路ユニット及び電力増幅器が互いに離れているため、これら両者の一方しか良好には空冷できない。
【0006】
ところで、上記オーディオ装置における筐体内の配置構成を自動車用ナビゲーション装置に適用する場合、このナビゲーション装置においては、カーラジオのチューナーの高さ方向の外形寸法が大きいことから、車室内の空間の有効利用のため、当該チューナーをも、当該ナビゲーション装置の筐体内にて、配線板上に配設したいという要請がある。
【0007】
この要請に応えようとすると、電源回路ユニットは、上述のように小型電気素子側に位置しているため、当該チューナーは、必然的に、電力増幅器の近傍にて配線板上に配設されることになる。これでは、上述のオーディオ装置の場合と同様に、電源回路ユニット及び電力増幅器が互いに離れていることに変わりがないためこれら両者を共に良好に空冷することができない。これに対し、両者を共に良好に空冷するには、換気扇がもう一つ必要になる。
【0008】
本発明は、上記の解決課題に対処するため、発熱量の多い電源回路ユニット及び発熱量の多い電力増幅器の双方を、単一の換気扇で、共に良好に空冷するようにした電気的作動装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するため、本発明は、直方体形状の筺体と、この筺体内にてその底壁上に並行に配置した配線板と、前記筺体内にて同筺体の両側壁の一方に近接して前記配線板上に立設した電力増幅器と、前記筺体の他方の側壁に近接して前記配線板上に立設した外部機器に接続されるチューナと、前記電力増幅器とチューナの間にて前記配線板上に配置した電気素子と、前記筺体内にて同筐体の上壁に組付けた制御ユニットと、この制御ユニットに一体的に組付けて前記電力増幅器とチューナの間にて前記電気素子の上方に形成される空間領域内に下方へ延出して配置した電源回路ユニットとを備えてなり、前記電力増幅器の配置側にて前記筺体の両側壁の後端を閉塞する後壁の上部に排気口を設け、同筺体の両側壁の前端を閉塞する前壁の下部内側に前記チューナの配置側にて外気が流入する吸気口を設けて、前記排気口に取付けた換気扇の作動により前記筺体内の空気が外部に排出され、前記吸気口から流入した外気により前記電力増幅器と前記電源回路ユニットが冷却されるようにしたことを特徴とする電気的作動装置を提供するものである。
【0010】
上記のように構成した電気的作動装置においては、発熱量の多い電源回路ユニットが電力増幅器とチューナの間にて配線板上に配置した電気素子の上方に形成される空間領域内に下方へ延出して配置され発熱量の多い電力増幅器に近接して位置するため、前記後壁の上部に設けた排気口に向けて流動する外気によって効率よく冷却される。これにより、単一の換気扇の作動によって発熱量の多い電源回路ユニットと電力増幅器の双方を共に良好に空冷できる。
【0015】
本発明の実施にあたっては、前記筺体の上壁を開閉可能な蓋体により構成し、該蓋体の内面に前記制御ユニットを取付けて同制御ユニットに前記電源回路ユニットを一体的に組付け、前記蓋体を閉じたとき前記電源回路ユニットが前記電力増幅器とチューナの間にて前記電気素子の上方に形成される空間領域内に下方へ延出して配置されるようにするのが望ましい。
【0016】
これによれば、筐体の蓋体、制御ユニット及び電源ユニット回路を予めユニット化しておくことで、電源回路ユニットの筐体内への支持は、当該電源回路ユニットを上記箱体内にその開口側から収容し、然る後、当該開口を蓋体で閉じるのみで簡単に行える。
【0017】
本発明による電気的作動装置は、装置本体と操作パネルを備えたナビゲーション装置に適用するのに最適であって、当該ナビゲーション装置においては、電力増幅器の配置側にて筺体の両側壁の後端を閉塞する後壁の上部に排気口を設け、同筺体の両側壁の前端を閉塞する前壁の前面に前記操作パネルを間隙を付与して組付けて、同操作パネルの周囲から流入した外気が前記前壁の下部内側と左右内側に形成した通気通路を流れるようにして、前記排気口に取付けた換気扇の作動により前記筺体内の空気が外部に排出され、前記操作パネルの周囲から前記通気流路に沿って流入する外気により前記電力増幅器と前記電源回路ユニットが冷却されるように実施するのが望ましい。また、この実施にあたっては、前記筺体の前壁の下部内側と左右内側にて前記通気通路を形成する溝に前記操作パネルに設けた案内片を係合して同操作パネルを前記筺体の前壁に簡単に組付けることができる。
【0030】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1及び図2は、本発明が電気的作動装置の一つである自動車用ナビゲーション装置に適用された例を示している。このナビゲーション装置は、当該自動車の車室内前壁のうちコンソールボックスの上部に形成した筒状収容部(以下、ナビ収容部という)内に収容されており、当該ナビゲーション装置は、装置本体Bと、操作パネルPとにより構成されている。
【0031】
装置本体Bは、筐体10を備えており、この筐体10は、アルミニウム板等の伝熱性金属板によりそれぞれ形成した箱体10A及び蓋体10B(筐体10の上壁に相当)を有している。箱体10Aは、その開口にて、蓋体10Bにより閉じられて、筐体10を構成するもので、この箱体10Aは、その後壁10aを、上記ナビ収容部の奥側に位置させるようにして、当該ナビ収容部内に収容されている。これにより、箱体10Aは、その後壁10aにて、上記ナビ収容部の奥側開口部を通して上記車室内前壁の裏側(当該自動車の前側)に露呈しており、当該箱体10Aの前壁10b(図3参照)は、上記ナビ収容部の車室内側開口部を通し車室内に対向するように位置している。
【0032】
ここで、箱体10Aの後壁10aは、換気扇20を嵌装するための貫通穴部11(図1、図4、図5及び図6参照)を備えており、この貫通穴部11は、箱体10Aの後壁10aのうち左側上端隅角部(車室内側から見て左側上端隅角部)に形成されている。また、箱体10Aの前壁10bは、図3にて示すごとく、扁平広口状スロット12、扁平狭口状の両スロット13及びコ字状溝14を備えている。
【0033】
扁平広口状スロット12は、前壁10bの中央上部に左右方向に形成されており、このスロット12は、DVD等のディスク挿入用として使用される。扁平狭口状の両スロット13は、扁平広口状スロット12の下側にて、前壁10bの左右方向中央に左右に並んで形成されており、これら両スロット13は、SDカード等のメモリカード挿入用として使用される。また、溝14は、図3にて示すごとく、前壁10bの左右両側部及び下部に沿い、コ字状に形成されており、この溝14は、操作パネルPを上下方向に傾動可能に前壁10bに組み付けるために使用される。
【0034】
換気扇20は、図6にて示すごとく、換気扇本体20aと、換気ダクト20bとを備えており、換気扇本体20aは、図1、図4〜図6から分かるように、箱体10Aの後壁10aに上述のように形成した貫通穴部11に嵌装されている。換気ダクト20bは、図5及び図6から分かる通り、換気扇本体20aの内端部からその前方及び下方に向けて傾斜状に延出している。これにより、換気扇20においては、換気扇本体20aは、その作動により、筐体10内の空気を吸引し換気ダクト20bを通して後壁10aの外側へ排出する。
【0035】
配線板30は、図4及び図6にて示すごとく、箱体10A内にてその底壁10cの近傍に位置して当該底壁10cに並行に支持されている。この支持は、配線板30と底壁10cとの間に設けた複数の支持部材(図示しない)でもってなされている。なお、配線板30は、プリント基板の上面に配線パターンを印刷して構成されている。
【0036】
大型電気素子である両電力増幅器40は、図4〜図6にて示すごとく、ヒートシンク50と面状に接触するように、配線板30の上面の左端部(車室内側から見て左端部)上に立設されており、これら両電力増幅器40は、その作動によって発生する大量の熱を、ヒートシンク50及び筐体10の左壁10dを介し伝熱して外部に放熱する。ヒートシンク50は、箱体10Aの左壁10dに面状に接触するように併設支持されており、このヒートシンク50は、両電力増幅器40の発熱を左壁10dに良好に伝熱する。
【0037】
大型電気素子であるチューナー60は、上記コンソールボックスの上下方向中間部位内に収容されたカーラジオのためのもので、箱体10A内に収容されている。具体的には、当該チューナー60は、配線板30の上面のうち右端部(箱体10の右壁10e側の端部)に立設されている。なお、当該チューナー60は、上記カーラジオ内の空間が狭いことから、比較的余裕のあるナビゲーション装置の箱体10Aの内部を設置空間として利用して当該箱体10A内に収容したものである。
【0038】
抵抗器やコンデンサ等の複数の小型電気素子70は、図4にて示すように、両電力増幅器40とチューナー60との間において、配線板30の上面に分散配設されている。これら小型電気素子70の発熱量は、大型電気素子である電力増幅器40に比べて、非常に少ない。また、小型電気素子70の全体としての外形寸法は、電力増幅器40やヒートシンク50の全体としての外形寸法に比べて小さく、特に、小型電気素子70における配線板30からの高さ方向の外形寸法は、電力増幅器40やヒートシンク50における配線板30からの高さ方向の外形寸法に比べてかなり小さい。このため、箱体10A内では、複数の小型電気素子70の上方において、両電力増幅器40とチューナー60との間に、比較的広い空間領域が形成される(図4参照)。
【0039】
制御ユニット80は、筐体10内に収容されているもので、この制御ユニット80は、直方体形状のケーシング80a内に、ナビゲーション装置の制御回路を収容して構成されている。ケーシング80aは、その上壁81にて、蓋体10Bの中央部にその内面側から装着されて配線板30の上面に向けて延在している(図4及び図6参照)。なお、制御ユニット80は、上記制御回路でもって、配線板30上にて上記配線パターンに電気的に接続した両電力増幅器40、複数の小型電気素子70と共にナビゲーション装置に必要な制御を行う。また、この制御は、箱体10Aの前壁10bのスロット12からケーシング80aに挿入されるディスクや両スロット13からケーシング80aに挿入されるメモリカードのデータをも利用してなされる。
【0040】
電源回路ユニット90は、図3、図4及び図6から分かるように、制御ユニット80にこの制御ユニット80から下方へ延出し両電力増幅器40とチューナー60との間の上記空間領域内に位置するように組み付けられている。以下、この組み付け構成につき詳細に説明する。
【0041】
制御ユニット80のケーシング80aは、その底壁82にて、図4及び図6にて示すごとく、4本の円柱状ロッド82aを有しており、これら各ロッド82aは、ケーシング80aの底壁82の下面から互いに間隔(図4〜図6参照)をおいて下方に向け一体に延出している。
【0042】
当該電源回路ユニット90は、略直方体形状のケーシング90a内に電源回路を収容して構成されている。ケーシング90aは、図4〜図6にて示すように、複数の盗み部91を有しており、これら各盗み部91は、ケーシング90aの周壁のうち4隅を、当該ケーシング90aの上壁92側から底壁93側にかけて、それぞれ、L字状に盗むようにして形成されている。また、複数の盗み部91は、それぞれ、支持壁部91aを有しており、これら各支持壁部91aは、対応の各盗み部91の高さ方向中間部位(上壁92から底壁93にかけての方向の中間部位)内に上壁92に平行となるように一体に形成されている。
【0043】
しかして、ケーシング80aの各ロッド82aは、ケーシング90aの対応の各盗み部91に、当該ケーシング90aの上壁92側から収容して対応の各支持壁部91aに係合している。また、各ねじ83は対応の各スプリングワッシャ83a及び各支持壁部91aの貫通穴部を通し、対応の各ロッド82aの先端部に形成した雌ねじ部に締着されることで、電源回路ユニット90が制御ユニット80に組み付けられている。これにより、電源ユニット回路90は、蓋体10B及び制御ユニット80と一体にユニット化された状態で、上記空間領域内に支持されている。
【0044】
操作パネルPは、その後壁にて、筐体10の前壁10bに併設されて、当該筐体10に着脱可能に組み付けられている。この組み付けは、操作パネルPの後壁両側に形成した両案内片(図示しない)を、筐体10の前壁10bのコ字状溝14の両側部内に係合させてこの両側部に沿い上方へ案内することでなされる。また、操作パネルPをその下端部から前方へ傾動させることで上記両案内片を溝14の両側部に沿い下方へ案内して、当該操作パネルPを倒して筐体10の前壁10bをその前方へ露出させるようになっている。
【0045】
当該操作パネルPは、液晶パネル100を備えており、この液晶パネル100は、制御ユニット80の制御回路により制御されて当該自動車の案内等を表示する。また、操作パネルPは、液晶パネル100の下側及び左側において、複数の押しボタンスイッチ110及び8方向スイッチ120を有しており、これら各押しボタンスイッチ110及び8方向スイッチ120は、その操作により、制御ユニット80の制御回路にスイッチ出力を入力する。これらスイッチ出力は、制御ユニット80の制御回路による制御に利用される。
【0046】
また、当該操作パネルPは、複数のスリット状吸気口130を備えており、この吸気口130は、図2にて示すごとく、液晶パネル100の右下側(車室内側から見て右下側)にて操作パネルPに形成されている。これにより、当該吸気口130は、換気扇20が筐体10の後壁10aの左上側隅角に位置するのとは異なり、操作パネルPの右下側隅角に位置して、筐体10の前壁10bにおけるコ字状溝14及び筐体10の内部を通し換気扇20の換気ダクト20bに連通している。
【0047】
以上のように構成した本実施形態において、ナビゲーション装置の作動に伴い両電力増幅器40及び電源回路ユニット90は、その作動に応じて、発熱し、筐体10内に放熱する。この放熱の量は、両電力増幅器40及び電源回路ユニット90の発熱量が多いため、多い。このような状態で、換気扇20を作動すると、上記放熱の影響を受けた筐体10内の空気は、換気扇20により、その換気ダクト20b、換気扇本体20a及び排気口11を通し排出される。この排出に伴い、新鮮な外気が、操作パネルPの吸気口130及び筐体10の前壁10bのコ字状溝14を通り当該筐体10内に吸入される。これにより、筐体10内の空気は新鮮な外気で換気される。
【0048】
ここで、電源回路ユニット90は、上述のごとく、筐体10内の上記空間領域内で支持されているから、当該電源回路ユニット90は、筐体10内のほぼ中央に位置する。このため、当該電源回路ユニット90は、筐体10の左壁10eに近接して位置する場合に比べて、両電力増幅器40により一層接近して位置することとなる。しかも、換気扇20及び吸気口130は、筐体10の上下方向のほぼ対角線上にあって互いに最も離れた位置にある。また、溝14が前壁10bにて上述のようなコ字状に形成されていることから、当該溝は、前壁10bの左右両側及び下側に沿い広がりをもって開口している。
【0049】
従って、換気扇20により操作パネルPの吸気口130を通り筐体10内に溝14から吸入される新鮮な外気は、筐体10内にて広がりながら換気扇20に向けて流動する。特に、当該新鮮な外気のうち電源回路ユニット90と両電力増幅器40との間に流動する部分は、電源回路ユニット90と両電力増幅器40の双方に接触しながら換気ダクト20bに向けて流動する。その結果、単一の換気扇20のみでも、電源回路ユニット90及び両電力増幅器40の双方を共に良好に空冷できる。
【0050】
また、吸気口130から筐体10内への新鮮な外気の吸入は、筐体10の前壁10bに既存の操作パネルPの組み付け用溝14を利用して行うので、当該新鮮な外気の吸入のために、筐体10の前壁10bに別途開口を設ける必要はない。
【0051】
また、上述のように筐体10の蓋体10B、制御ユニット80及び電源回路ユニット90は、予めユニット化されているから、電源回路ユニット90を筐体10内に支持するにあたっては、電源回路ユニット90を箱体10A内にその開口側から収容しながら、蓋体10Bでもって箱体10Aの開口を閉じるのみで、電源回路ユニット90を筐体10内の上記空間領域内に簡単に収容支持できる。
【0052】
図7及び図8は、上記実施形態の変形例を示している。この変形例においては、複数の柱状突起15が、図7及び図8にて示すごとく、筐体10の箱体10Aの前壁10bの外面外周部に沿い、間隔をおいて突設されている。これに伴い、操作パネルPは、筐体10の前壁10bに各突起15を介し併設されている。このため、操作パネルPの後壁と筐体10の前壁10bとの間には、間隙g(図7参照)が形成されている。従って、筐体10の内部は、前壁10bのコ字状溝14及び間隙gを通りナビゲーション装置の外部と連通している。なお、各突起15の前壁10bの外面からの突出長さは同一である。また、本変形例では、上記実施形態にて述べた操作パネルPの吸気口130は廃止されている。その他の構成は上記実施形態と同様である。
【0053】
このように構成した本変形例において、上記実施形態と同様に両電力増幅器40及び電源回路ユニット90が筐体10内に放熱している状態では、換気扇20を作動すると、上記放熱の影響を受けた筐体10内の空気は、換気扇20により、そのダクト20b、換気扇本体20a及び排気口11を通し排出される。この排出に伴い、新鮮な外気が、操作パネルPと筐体10との間の間隙g及び筐体10の前壁10bのコ字状溝14を通り当該筐体10内に吸入される。これにより、筐体10内の空気は新鮮な外気で換気される。その結果、上記実施形態にて述べた吸気口130に代えて、間隙gを形成しても、上記実施形態と同様の作用効果を達成できる。
【0054】
なお、本発明の実施にあたり、チューナー60に代えて、例えば、ナビゲーション装置に採用されるGPSセンサを、当該チューナー60と同一の位置にて筐体10内に配設しても、上記実施形態と同様の作用効果を達成できる。
【0055】
また、本発明の実施にあたり、自動車用ナビゲーション装置に限らず、当該自動車に採用されるオーディオ装置等の電気的作動装置であって筐体内に電源回路ユニット及び大電力増幅器等の発熱量の多い大型電気素子を収容する電気的作動装置に本発明を適用しても、上記実施形態と同様の作用効果を達成できる。
【0056】
また、本発明の実施にあたり、上記実施形態にて述べた筐体10の前壁10bを廃止して、操作パネルPを当該前壁10bに代えて採用してもよい。この場合には、操作パネルPは、その外周部にて、箱体10Aの左右両壁10d、10e及び底壁10cの各前端部に装着されて箱体を構成する。また、このような構成は、上記電気的作動装置の筐体に適用してもよく、この場合には、当該筐体の前壁が、当該電気的作動装置の作動のための操作パネルとしての役割を果たす。
【0057】
また、本発明の実施にあたり、ナビゲーション装置は、自動車用に限ることなく、携帯用であってもよい。
【0058】
また、本発明の実施にあたり、チューナー60に代えて、例えば、GPSセンサを筐体10内に収容するようにしてもよい。
【0059】
また、本発明の実施にあたっては、筐体10は電熱性の良い合成樹脂板で構成してもよい。
【0060】
また、本発明の実施にあたり、上記変形例にて述べた各突起15は、筐体10の前壁10bからではなく、操作パネルPの後壁の外周部に前壁10bに向け突設するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るナビゲーション装置の一実施形態を示す側面図である。
【図2】当該ナビゲーション装置の前面図である。
【図3】図1の筐体をその前壁側から見た図である。
【図4】当該筐体をその後壁側から見た部分破断図である。
【図5】当該筐体をその蓋体側から見た部分破断図である。
【図6】装置本体をその側面から見た部分破断図である。
【図7】上記実施形態の変形例を示す側面図である。
【図8】図7の筐体を後壁から見た図である。
【符号の説明】
10…筐体、10A…箱体、10B…蓋体、10a…後壁、10b…前壁、
10c…底壁、10d…左壁、10e…右壁、11…排気口、14…溝、
15…突起、20…換気扇、30…配線板、40…電力増幅器、
60…チューナー、70…小型電気素子、80…制御ユニット、
90…電源回路ユニット、130…吸気口、B…装置本体、g…間隙、
P…操作パネル。

Claims (7)

  1. 直方体形状の筺体と、
    この筺体内にてその底壁上に並行に配置した配線板と、
    前記筺体内にて同筺体の両側壁の一方に近接して前記配線板上に立設した電力増幅器と、
    前記筺体の他方の側壁に近接して前記配線板上に立設した外部機器に接続されるチューナと
    前記電力増幅器とチューナの間にて前記配線板上に配置した電気素子と、
    前記筺体内にて同筐体の上壁に組付けた制御ユニットと、
    この制御ユニットに一体的に組付けて前記電力増幅器とチューナの間にて前記電気素子の上方に形成される空間領域内に下方へ延出して配置した電源回路ユニットとを備えてなり、
    前記電力増幅器の配置側にて前記筺体の両側壁の後端を閉塞する後壁の上部に排気口を設け、同筺体の両側壁の前端を閉塞する前壁の下部内側に前記チューナの配置側にて外気が流入する吸気口を設けて、前記排気口に取付けた換気扇の作動により前記筺体内の空気が外部に排出され、前記吸気口から流入した外気により前記電力増幅器と前記電源回路ユニットが冷却されるようにしたことを特徴とする電気的作動装置。
  2. 前記筺体の上壁を開閉可能な蓋体により構成し、該蓋体の内面に前記制御ユニットを取付けて同制御ユニットに前記電源回路ユニットを一体的に組付け、前記蓋体を閉じたとき前記電源回路ユニットが前記電力増幅器とチューナの間にて前記電気素子の上方に形成される空間領域内に下方へ延出して配置されるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の電気的作動装置。
  3. 装置本体と操作パネルを備えたナビゲーション装置として構成した電気的作動装置であって、
    前記装置本体が、
    前記操作パネルをその前壁に組付けた直方体形状の筺体と、
    この筺体内にてその底壁上に並行に配置した配線板と、
    前記筺体内にて同筺体の両側壁の一方に近接して前記配線板上に立設した電力増幅器と
    前記筺体の他方の側壁に近接して前記配線板上に立設した外部機器に接続されるチューナと
    前記電力増幅器とチューナの間にて前記配線板上に配置した電気素子と、
    前記筺体内にてその上壁に組付けた制御ユニットと、
    この制御ユニットに一体的に組付けて前記電力増幅器とチューナの間にて前記電気素子の上方に形成される空間領域内に下方へ延出して配置した電源回路ユニットとを備えてなり、
    前記電力増幅器の配置側にて前記筺体の両側壁の後端を閉塞する後壁の上部に排気口を設け、同筺体の両側壁の前端を閉塞する前壁の下部内側と左右両側に前記チューナの配置側に設けた吸気口から流入した外気が流れる通気流路を形成して、前記排気口に取付けた換気扇の作動により前記筺体内の空気が外部に排出され、前記吸気口から前記通気流路に沿って流入する外気により前記電力増幅器と前記電源回路ユニットが冷却されるようにしたことを特徴とするナビゲーション装置としての電気的作動装置。
  4. 装置本体と操作パネルを備えたナビゲーション装置として構成した電気的作動装置であって、
    前記装置本体が、
    前記操作パネルをその前壁に組付けた直方体形状の筺体と、
    この筺体内にてその底壁上に並行に配置した配線板と、
    前記筺体内にて同筺体の両側壁の一方に近接して前記配線板上に立設した電力増幅器と
    前記筺体の他方の側壁に近接して前記配線板上に立設した外部機器に接続されるチュー ナと
    前記電力増幅器とチューナの間にて前記配線板上に配置した電気素子と、
    前記筺体内にてその上壁に組付けた制御ユニットと、
    この制御ユニットに一体的に組付けて前記電力増幅器とチューナの間にて前記電気素子の上方に形成される空間領域内に下方へ延出して配置した電源回路ユニットとを備えてなり、
    前記電力増幅器の配置側にて前記筺体の両側壁の後端を閉塞する後壁の上部に排気口を設け、同筺体の両側壁の前端を閉塞する前壁の前面に前記操作パネルを間隙を付与して組付けて、同操作パネルの周囲から流入した外気が前記前壁の下部内側と左右内側に形成した通気通路を流れるようにして、前記排気口に取付けた換気扇の作動により前記筺体内の空気が外部に排出され、前記操作パネルの周囲から前記通気流路に沿って流入する外気により前記電力増幅器と前記電源回路ユニットが冷却されるようにしたことを特徴とする電気的作動装置。
  5. 前記筺体の上壁を開閉可能な蓋体により構成し、該蓋体の内面に前記制御ユニットを取付けて同制御ユニットに前記電源回路ユニットを一体的に組付け、前記蓋体を閉じたとき前記電源回路ユニットが前記電力増幅器とチューナの間にて前記電気素子の上方に形成される空間領域内に下方へ延出して配置されるようにしたことを特徴とする請求項3又は4に記載の電気的作動装置。
  6. 請求項3又は4に記載の電気的作動装置において、前記
    筺体の前壁の下部内側と左右内側にて前記通気通路を形成する溝に前記操作パネルに設けた案内片を係合して同操作パネルを前記筺体の前壁に組付けたことを特徴とする電気的作動装置。
  7. 請求項4に記載の電気的作動装置において、前記チューナに代えてGPSセンサを配置したことを特徴とする電気的作動装置。
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