JP4123511B2 - 通信装置および方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、通信装置および方法に関し、特に、電力線を介してデータを通信する場合に用いて好適な通信装置および方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、一般家屋において、各部屋に配置されているパーソナルコンピュータを接続してLAN(Local Area Network)を構築しようとした場合、従来では、100BASE-TXケーブル等が用いられていた。
【0003】
しかしながら、家屋内に100BASE-TXケーブル等が敷設されることは美観を損ねる等の問題があるので、例えば、IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)802.11b等の規格を用いた無線通信や、家屋内に既設の電力線を介する通信(以下、PLC(Power Line Communication)と記述する)の利用が進められている。
【0004】
PLCを適用したネットワーク(以下、PLCネットワークと記述する)は、例えば図1に示されるように、配電盤1から家屋内に敷設されている電力線2のコンセント3に、通信装置4を介してパーソナルコンピュータ(PC)5等が接続されることにより構成される。PLCネットワークでは、図2に示すように、通信装置4により、パーソナルコンピュータ5からの送信データが、微小な振幅の信号電圧として、AC電圧に重畳されて電力線2上に送出される。
【0005】
ところで、一般に、PLCは、電力線2を介する有線通信であるということに起因して、IEEE802.11b等の無線通信に比較して、品質の高い通信が可能であると思われがちである。
【0006】
しかしながら、電力線2は通信用途に設計されていないので、例えば、各通信装置4の物理的な距離が離れていることによる伝送損失が大きいこと、電力線2の異系統配線間では伝送損失が大きく通信の安定性が妨げられること、電力線2の配線分岐やコンセント3に対するタコ足配線等による分配損失や反射による打消し損失などが発生すること、コンセント3に接続されている家電製品から発生する雑音に妨害されてしまうこと、コンセント3に対する家電製品の接続状況によりPLCネットワーク全体の通信特性が変化してしまうこと等に起因して通信不能や通信品質が著しく劣化する現象が発生し得る。
【0007】
そこで、従来においては、例えば、図3に示すように、通信装置4−1乃至4−3が接続されているPLCネットワークにおいて、通信装置4−1と通信装置4−2との間は通信可能であるが、通信装置4−1と通信装置4−3との間が通信不能であった場合、同図に示すように、通信装置4−1からの信号を整形して増幅する中継装置11を通信装置4−1と通信装置4−3との間に設置する方法が存在した(例えば、特許文献1参照)。なお、図3において、各通信装置4に接続されるパーソナルコンピュータ等の図示は省略されている。
【0008】
【特許文献1】
特開2001−94482号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したような中継装置11を設置する方法は、中継装置11を新たに購入する経済的な負担だけでなく、専門業者等による実地検証と設置位置の設計を行わなくてはならないので、工事の手間や費用がかかってしまう。よって、当該方法は、工場や事業所に設けられるPLCネットワークには適しているが、一般家屋に設けられるPLCネットワークへの適用には不向きであった。
【0010】
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、データの中継を行う専用の装置を用いることなく、通信品質の高いPLCネットワークを構築できる通信装置を実現することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明の通信装置は、自己の識別情報を、電力線を介して周期的に送出する第1の送出手段と、他の通信装置によって周期的に送出された他の識別情報を、電力線を介して取得する第1の取得手段と、第1の取得手段によって取得された他の識別情報、および自己の識別情報を、自己の通信情報として電力線を介して送出する第2の送出手段と、他の通信装置によって送出された他の通信情報を、電力線を介して取得する第2の取得手段と、第1の取得手段によって取得された他の識別情報を直接的に通信可能な相手の識別情報として記憶し、第2の取得手段によって取得された他の通信情報に含まれる他の識別情報を間接的に通信可能な相手の識別情報として記憶する記憶手段とを含むことを特徴とする。
【0012】
本発明の通信装置は、データを送信するとき、記憶手段によって記憶されている情報を参照してデータを中継させる他の通信装置を決定し、他の通信装置の識別情報をデータに付加して送信する送信手段をさらに含むことができる。
【0013】
本発明の通信装置は、データを受信したとき、データに付加されている識別情報に対応して、データを中継する中継手段をさらに含むことができる。
【0014】
本発明の通信方法は、自己の識別情報を、電力線を介して周期的に送出する第1の送出ステップと、他の通信装置によって周期的に送出された他の識別情報を、電力線を介して取得する第1の取得ステップと、第1の取得ステップの処理で取得された他の識別情報、および自己の識別情報を、自己の通信情報として電力線を介して送出する第2の送出ステップと、他の通信装置によって送出された他の通信情報を、電力線を介して取得する第2の取得ステップと、第1の取得ステップの処理で取得された他の識別情報を直接的に通信可能な相手の識別情報として記憶し、第2の取得ステップの処理によって取得された他の通信情報に含まれる他の識別情報を間接的に通信可能な相手の識別情報として記憶する記憶ステップとを含むことを特徴とする。
【0015】
本発明の通信装置および方法においては、自己の識別情報が電力線を介して周期的に送出され、他の通信装置によって周期的に送出された他の識別情報が電力線を介して取得される。また、取得された他の識別情報、および自己の識別情報が、自己の通信情報として電力線を介して送出される。さらに、他の通信装置によって送出された他の通信情報が電力線を介して取得され、取得された他の識別情報が直接的に通信可能な相手の識別情報として記憶され、取得された他の通信情報に含まれる他の識別情報が間接的に通信可能な相手の識別情報として記憶される。
【0016】
【発明の実施の形態】
図4は、本発明の一実施の形態である通信装置21を用いたPLCネットワークの構成例を示している。ただし、図4において、各通信装置21に接続されるパーソナルコンピュータ等はその図示が省略されている。例えば、当該PLCネットワークにおいて、通信装置21−Aと通信装置21−Bとの間は直接的に通信可能、通信装置21−Bと通信装置21−Cとの間は直接的に通信可能、通信装置21−Aと通信装置21−Cとの間が直接的に通信不能であった場合、通信装置21−Bは、通信装置21−Aからの信号を通信装置21−Cに中継するようになされている。
【0017】
次に、図5は、通信装置21の構成例を示している。制御部22は、記録媒体23に記録されている制御用プログラムに従い、以下の処理を実行する。すなわち、制御部22は、データ通信を行うための事前の処理として、他の通信装置21と自己とを識別できる自己IDと新規参加フラグを含む図6Aに示すような通信情報を生成し、DAコンバータ(D/A)26および電力線インタフェース(I/F)27を介して電力線2上に送信させる。
【0018】
また、制御部22は、他の通信装置21が送信した通信情報に基づき、当該他の通信装置21のIDと当該通信情報を受信したときの信号強度をテーブルメモリ25が記憶している通信テーブルに記録する(すなわち通信テーブルを更新する)。さらに、制御部22は、他の通信装置21が送信した通信情報に基づき、自己ID、当該他の通信装置21のIDと当該通信情報を受信したときの信号強度を含む図6Bに示すような通信情報を生成して電力線2上に送信させる。
【0019】
図7は、通信装置21−Aの制御部22により生成され、テーブルメモリ25に記憶される通信テーブルの一例を示している。通信テーブルの第1層には、通信装置21−Aと直接的に通信可能な通信装置21のIDとその信号強度が記録される。第2層には、第1層に記録された通信装置21と直接的に通信可能な通信装置21のIDとその信号強度が記録される。第3層には、第2層に記録された通信装置21と直接的に通信可能な通信装置のIDとその信号強度が記録される。この例の場合、1層には、通信装置21−Aと直接的に通信可能な通信装置21−BのIDとその信号強度が記録される。第2層には、第1層に位置する通信装置21−Bと直接的に通信可能な通信装置21−AのIDとその信号強度、および通信装置21−CのIDとその信号強度が記録される。第3層には、第2層に位置する通信装置21−Cと直接的に通信可能な通信装置21−BのIDとその信号強度が記録される。なお、同図において斜線で示された、第2層の通信装置21−AのIDとその信号強度、および第3層の通信装置21−BのIDとその信号強度の記録は、上段の記録と実質的に重複することになるので、通信テーブルから削除するようにしてもよい。
【0020】
図5に戻る。制御部22は、データを通信する場合、図8に示すように、ヘッダには宛先、送元、および中継となる各通信装置21のIDを、ペイロードにはパーソナルコンピュータインタフェース(PC I/F)24を介してパーソナルコンピュータ5から入力される送信データを格納したデータパケットを生成してDAコンバータ26に出力する。データパケットを受信した場合、制御部22は、ADコンバータ28から入力されたデータパケットのヘッダを参照し、自己宛のデータパケットである場合、そのペイロードからデータを取得し、パーソナルコンピュータインタフェース24を介してパーソナルコンピュータ5に出力する。宛先が自己以外であって、自己が中継ではない場合、データパケットを破棄させる。宛先が自己以外であって、自己が中継である場合、電力線インタフェース27を制御して宛先の通信装置21にデータパケットを中継させる。
【0021】
記録媒体23には、制御部22により実行される制御用プログラムが記憶されている。パーソナルコンピュータインタフェース24は、例えば、Ethernet(登録商標)コネクタなどよりなり、パーソナルコンピュータ5とデータを通信する。テーブルメモリ25には、制御部22によって生成される通信テーブルが記録される。
【0022】
DAコンバータ26は、制御部22から入力される通信情報、およびデータパケットをDA変換して、電力線インタフェース27に出力する。電力線インタフェース27は、DAコンバータ26から入力される通信情報等のアナログ信号に対応する信号電圧を発生し、電力線2に通電されているAC電圧に重畳する。また、電力線インタフェース27は、電力線2のAC電圧に重畳されている信号電圧を復調してアナログ信号を生成し、ADコンバータ(A/D)28に出力する。
【0023】
ADコンバータ28は、電力線インタフェース27から入力されるアナログ信号をAD変換することにより、他の通信装置21からの通信情報等を復元して制御部22に出力する。
【0024】
次に、データ通信を行うために事前に実行される通信テーブル作成処理について、通信装置21−Aの動作を例に、図9のフローチャートを参照して説明する。この通信テーブル作成処理は、通信装置21の電源がオンとされたときに開始され、電源がオフとされるまで継続される。
【0025】
ステップS1において、制御部22は、自己IDと新規参加フラグを含む図6Aに示された通信情報を生成し、DAコンバータ26および電力線インタフェース27を介して電力線2上に送信させる。ステップS2において、制御部22は、他の通信装置21から送信された通信情報が電力線インタフェース27によって受信されるまで待機し、他の通信装置21から送信された通信情報が受信された場合、処理はステップS3に進む。
【0026】
ステップS3において、制御部22は、他の通信装置21から送信された通信情報に基づき、当該他の通信装置21のIDと当該通信情報を受信したときの信号強度を、テーブルメモリ25が記憶している通信テーブルに記録して通信テーブルを更新する。ステップS4において、制御部22は、他の通信装置21が送信した通信情報に基づき、自己ID、当該他の通信装置21のIDと当該通信情報を受信したときの信号強度を含む図6Bに示すような通信情報を生成して電力線2上に送信させる。
【0027】
ステップS5において、制御部22は、ステップS1の処理を実行してから所定の時間(例えば、数分間)が経過したか否かを判定する。所定の時間が経過していないと判定された場合、処理はステップS2に戻り、それ以降の処理が繰り返される。このステップS2乃至S5の処理が繰り返しされることにより、直接的に通信可能である通信装置21−Bからの通信情報に基づき、直接的に通信不可能であった通信装置21−Cについてもその存在を把握することができ、通信テーブルの2層目に記録することができる。
【0028】
ステップS5において、ステップS1の処理を実行してから所定の時間が経過したか否かを判定する。所定の時間が経過したと判定された場合、処理はステップS1に戻り、それ以降の処理が繰り返される。この繰り返しにより、例えば、電力線2のコンセント3に新たに家電製品が接続されること等によってPLCネットワークの通信装置21−Aと他の通信装置21−B,21−Cとの通信状況に変化が生じたとしても、その変化に対応して通信テーブルを更新することができる。
【0029】
以上説明したように、通信テーブル作成処理によれば、自らが通信可能な他の通信装置21を探索することなく、他の通信装置21から送信される通信情報に基づいて通信テーブルを生成することができる。
【0030】
次に、通信テーブルが作成された後に実行可能なデータ送信処理について、通信装置21−Aの動作を例に、図10のフローチャートを参照して説明する。このデータ送信処理は、パーソナルコンピュータ5からパーソナルコンピュータインタフェース24を介して送信データが入力されたときに開始される。
【0031】
ステップS11において、制御部22は、生成するデータパケットのヘッダに、宛先の通信装置21のID、送元である自己(通信装置21−A)のIDを記録する。ステップS12において、制御部22は、宛先の通信装置21のIDが、テーブルメモリ25に記憶されている通信テーブルの第1層に記録されているか否か、すなわち、宛先の通信装置21に対して直接的に通信可能であるか否かを判定する。宛先の通信装置21(例えば、通信装置21−B)に対して直接的に通信可能であると判定された場合、処理はステップS13に進む。
【0032】
ステップS13において、制御部22は、生成するデータパケットのペイロードに、パーソナルコンピュータインタフェース24を介してパーソナルコンピュータ5から入力された送信データを格納して、DAコンバータ26に出力する。ステップS14において、DAコンバータ26は、制御部22から入力されたデータパケットをDA変換して、電力線インタフェース27に出力する。電力線インタフェース27は、DAコンバータ26から入力されたデータパケットのアナログ信号に対応する信号電圧を発生し、電力線2に通電されているAC電圧に重畳する。
【0033】
ステップS12において、宛先の通信装置21のIDが、テーブルメモリ25に記憶されている通信テーブルの第1層に記録されていないすなわち、宛先の通信装置21(例えば、通信装置21−C)に対して直接的に通信不可能であると判定された場合、処理はステップS15に進む。ステップS15において、制御部22は、通信テーブルを参照し、宛先の通信装置21(例えば、通信装置21−C)に対して直接的に通信可能である他の通信装置21(例えば、通信装置21−B)を検出し、中継に決定する。
【0034】
ステップS16において、制御部22は、生成するデータパケットのヘッダに、中継となる通信装置21(例えば、通信装置21−B)のIDを記録する。この後、処理はステップS13に進み、上述した処理が行われる。なお、ステップS15の処理において、中継に決定する通信装置21の数は、データパケットの輻輳を回避するために1つだけにすることが望ましい。以上で、データ送信処理の説明を終了する。
【0035】
次に、通信装置21によるデータ受信処理について、図11のフローチャートを参照して説明する。このデータ送信処理は、電力線インタフェース27によって電力線2のAC電圧に重畳されている信号電圧が復調されてアナログ信号が生成され、ADコンバータ28によってAD変換されて、復元されたデータパケットが制御部22に入力されたときに開始される。
【0036】
ステップS21において、制御部22は、ADコンバータ28から入力されたデータパケットのヘッダを参照し、自己宛のデータパケットであるか否かを判定する。自己宛のデータパケットであると判定された場合、処理はステップS22に進む。ステップS22において、制御部22は、データパケットのペイロードからデータを取得し、パーソナルコンピュータインタフェース24を介してパーソナルコンピュータ5に出力する。
【0037】
ステップS21において、自己宛のデータパケットではないと判定された場合、処理はステップS23に進む。ステップS23において、データパケットのヘッダを参照し、自己が中継に指定されているデータパケットであるか否かを判定する。自己が中継に指定されているデータパケットであると判定された場合、処理はステップS24に進む。
【0038】
ステップS24において、制御部22は、当該データパケットを中継する。すなわち、制御部22は、当該データパケットをDAコンバータ26に出力する。DAコンバータ26は、制御部22から入力されたデータパケットをDA変換して、電力線インタフェース27に出力する。電力線インタフェース27は、DAコンバータ26から入力されたデータパケットのアナログ信号に対応する信号電圧を発生し、電力線2に通電されているAC電圧に重畳する。
【0039】
なお、ステップS23において、自己が中継に指定されているデータパケットではないと判定された場合、ステップS24はスキップされて、データパケットが破棄される。以上で、データ受信処理の説明を終了する。
【0040】
以上説明したように、本発明を適用した通信装置21は、専門的な工事を必要とすることなく設置することができ、通信に対する信頼性の高いPLCネットワークを実現することできる。
【0041】
なお、本発明を適用した通信装置21は、PLCネットワークを介して通信されるデータを処理する機器(本実施の形態の場合、パーソナルコンピュータ5)に内蔵するようにしてもよい。
【0042】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、データの中継を行う専用の装置を用いることなく、通信品質の高いPLCネットワークを構築することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 PLCネットワークの一般的な構成例を示すブロック図である。
【図2】 PLCの原理を説明する図である。
【図3】通信障害が発生したPLCネットワークの従来の対処法を説明するための図である。
【図4】本発明の一実施の形態である通信装置を用いたPLCネットワークの構成例を示すブロック図である。
【図5】図4の通信装置の構成例を示すブロック図である。
【図6】通信情報の例を示す図である。
【図7】通信テーブルの一例を示す図である。
【図8】データパケットの一例を示す図である。
【図9】図4の通信装置による通信テーブル作成処理を説明するフローチャートである。
【図10】図4の通信装置によるデータ送信処理を説明するフローチャートである。
【図11】図4の通信装置によるデータ受信処理を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
2 電力線, 21 通信装置21 制御部, 23 記録媒体, 24 パーソナルコンピュータインタフェース, 25 テーブルメモリ, 27 電力線インタフェース

Claims (4)

  1. 電力線を介して通信する通信装置において、
    自己の識別情報を、前記電力線を介して周期的に送出する第1の送出手段と、
    他の通信装置によって周期的に送出された他の識別情報を、前記電力線を介して取得する第1の取得手段と、
    前記第1の取得手段によって取得された前記他の識別情報、および前記自己の識別情報を、自己の通信情報として前記電力線を介して送出する第2の送出手段と、
    前記他の通信装置によって送出された他の通信情報を、前記電力線を介して取得する第2の取得手段と、
    前記第1の取得手段によって取得された前記他の識別情報を、直接的に通信可能な相手の識別情報として記憶し、前記第2の取得手段によって取得された前記他の通信情報に含まれる前記他の識別情報を、間接的に通信可能な相手の識別情報として記憶する記憶手段と
    を含むことを特徴とする通信装置。
  2. データを送信するとき、前記記憶手段によって記憶されている情報を参照して前記データを中継させる他の通信装置を決定し、前記他の通信装置の識別情報を前記データに付加して送信する送信手段を
    さらに含むことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  3. データを受信したとき、前記データに付加されている前記識別情報に対応して、前記データを中継する中継手段を
    さらに含むことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  4. 電力線を介して通信する通信方法において、
    自己の識別情報を、前記電力線を介して周期的に送出する第1の送出ステップと、
    他の通信装置によって周期的に送出された他の識別情報を、前記電力線を介して取得する第1の取得ステップと、
    前記第1の取得ステップの処理で取得された前記他の識別情報、および前記自己の識別情報を、自己の通信情報として前記電力線を介して送出する第2の送出ステップと、
    前記他の通信装置によって送出された他の通信情報を、前記電力線を介して取得する第2の取得ステップと、
    前記第1の取得ステップの処理で取得された前記他の識別情報を直接的に通信可能な相手の識別情報として記憶し、前記第2の取得ステップの処理によって取得された前記他の通信情報に含まれる前記他の識別情報を間接的に通信可能な相手の識別情報として記憶する記憶ステップと
    を含むことを特徴とする通信方法。
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