JP4119774B2 - 携帯電話機及び携帯電話機のrtc補正方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は携帯電話機に関するものであり、より具体的には、RTC用の集積回路(RTC用IC)を具備した携帯電話機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、RFシンセサイザにクロックを供給する基準クロック発生部のクロックは携帯電話機の規格にて定められた特性を厳守する必要がある。この規格は温度変化、経年変化も含めて無線特性上非常に高精度のものになっている(PDC規格では0.3ppm以下)。
一方、RTC部に使用している水晶発振子は特に規格が無く各メーカーの独自性に委ねられているが、ある程度の精度を持っていない場合には時刻表示に大幅な誤差を生じる場合があり問題がある。さらにRTC部の水晶発振子の温度特性、経年変化による周波数誤差も時刻表示に誤差を生み出す原因となっている。
【0003】
このようなRTC部の周波数誤差を補正するための従来技術として、特許文献1には、保守センタから返送された時刻情報に基づいて、RTCの誤差修正を行う旨の内容が記載されている。また、特許文献2には、高精度発振器の出力位相とRTC用発振回路の出力位相とを比較し、その比較結果を直流電圧に変換して可変容量ダイオードのバイアスを変化させ、RTC用発振回路の発振周波数を変化させる旨の内容が記載されている。
【0004】
【特許文献1】
特開平08−95664号公報
【特許文献2】
特開平08−82686号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1に記載の発明の場合、携帯電話機が保守センタとの通信圏外にあるときはRTCの補正を行うことができないという問題がある。
また、特許文献2に記載の発明の場合、外付けダイオードを備えるためのコストがかかり、補正のために常時D/A信号を出力する必要があるため消費電流が増加するという問題がある。
本発明は、上記の問題に鑑みて、低コスト及び低消費電力にて、温度変化・経年変化によるRTCの周波数誤差にも対応することのできる携帯電話機及び携帯電話機のRTC補正方法を提供することを目的とする。
また、本発明は、工場出荷時等でのRTC調整が不要な携帯電話機及び携帯電話機のRTC補正方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本願第1の発明である携帯電話機は、上述の課題を解決するため、基地局との送受信周波数を決定する周波数シンセサイザと、前記周波数シンセサイザに基準クロックを供給する基準クロック発生部と、RTCを発生するRTC部とを備えた携帯電話機において、所定時間内における前記基準クロックのクロック数をカウントすると共に、前記所定時間内における最後のRTCクロックが1クロックに満たない期間における前記所定時間内の前記基準クロックのクロック数をカウントする手段と、前記所定時間内の前記RTCのクロック数と、前記1クロックに満たないRTCクロック期間における前記基準クロックのクロック数とに基づいて、誤差が発生する前の前記RTCの周波数に対する前記RTCの周波数誤差を算出する手段と、前記周波数誤差を前記RTC部にフィードバックすることにより、前記RTC部の処理を補正する手段とを具備したことを特徴とする。
上記携帯電話機は、前記補正する手段は、カウント単位Xを1、60、3600、86400、1月分の秒数、又は、1年分の秒数のいずれかの数とし、かつ、前記RTCでX秒間を単位としてカウントする場合は、前記周波数誤差のX倍の整数部分を前記RTC部の処理の補正値とすることが好ましい。
また上記携帯電話機は、前記携帯電話機が間欠受信動作を行っている場合は、前記基準クロック発生部が前記間欠受信動作のために動作を行っている状態のときに、前記カウントする手段による前記基準クロックのクロック数のカウント、及び、前記RTCのクロック数のカウントが行われることが好ましい。
【0007】
本願第2の発明は、基地局との送受信周波数を決定する周波数シンセサイザと、前記周波数シンセサイザに基準クロックを供給する基準クロック発生部と、RTCを発生するRTC部とを具備した携帯電話機のRTC補正方法において、所定時間内における前記基準クロックのクロック数をカウントすると共に、前記所定時間内における最後のRTCクロックが1クロックに満たない期間における前記所定時間内の前記基準クロックのクロック数をカウントする段階と、前記所定時間内の前記RTCのクロック数と、前記1クロックに満たないRTCクロック期間における前記基準クロックのクロック数とに基づいて、誤差が発生する前の前記RTCの周波数に対する前記RTCの周波数誤差を算出する段階と、
前記周波数誤差を前記RTC部にフィードバックすることにより前記RTC部の処理を補正する段階とを具備したことを特徴とする。
上記携帯電話機のRTC補正方法は、前記補正する段階は、カウント単位Xを1、60、3600、86400、1月分の秒数、又は、1年分の秒数のいずれかの数とし、かつ、前記RTCでX秒間を単位としてカウントする場合は、前記周波数誤差のX倍の整数部分を前記RTC部の処理の補正値とすることが好ましい。
また上記携帯電話機のRTC補正方法は、前記携帯電話機が間欠受信動作を行っている場合は、前記基準クロック発生部が前記間欠受信動作のために動作を行っている状態のときに、前記カウントする段階による前記基準クロックのクロック数のカウント、及び、前記RTCのクロック数のカウントが行われることが好ましい。
【0008】
【発明の実施の形態】
次に、添付図面を参照して本発明を適用した携帯電話機を詳細に説明する。図1は本発明を適用した携帯用電話機の機能ブロックの一部を表した図であり、図2はRTC信号と基準クロック信号とのタイミングチャートであり、図3は各ブロックの動作状態を表すタイミングチャートであり、図4は本発明を適用した携帯電話機の動作を説明する処理フロー図である。
【0009】
(1)携帯電話機の機能ブロック図の説明
図1に示すように、本発明を適用した携帯電話機は、RF受信部105、RF送信部107、RFシンセサイザ109、基準クロック発生部111に加え、RTC部(リアルタイムクロック用IC)115、ベースバンド部117を備えている。また、ベースバンド部117はカウンタ117a〜b、制御部117cを備えている。
【0010】
RF送信部107はベースバンド部117からの音声信号やデータ信号(メッセージ情報を含む)または制御信号等を変調し、アンテナより送信するブロックである。逆にRF受信部105は、アンテナから音声信号やデータ信号または制御信号等を受信し、ベースバンド部117に供給するブロックである。RF受信部105及びRF送信部107では送受信信号の変調及び復調を行う。
ベースバンド部117は、RF受信部105からの信号の復調及び送信信号の変調を行い、さらに、基準クロック発生部111のクロックを微調整する役割を果たすブロックである。また、RFシンセサイザ部109は基地局との送受信周波数を決定し、基準クロック発生部111はRFシンセサイザ109に基準クロックを供給している。
【0011】
RTC部115は、時刻を表す出力信号をベースバンド部117に対し生成する目的にて構成されている。一般的には、RTC部115からの割り込みがベースバンド部117に発生したときに、ベースバンド部117がRTC部115のレジスタをReadし、時刻情報を得ている。その割り込みは1秒、1分、1時間、1日、1ケ月、1年または任意時間にて設定することが可能となっている。
【0012】
一方、基準クロック発生部111はRF動作に必要なクロックをRFシンセサイザ109に供給するためのブロックで、その周波数精度は基地局との同期が確立している状態にて0.3ppm以下という高精度の基準クロックを生成している。そして、その周波数はPDCでは14.4MHzと12.8MHzとに大別される。一方、RTC部115のクロックは32.768KHzと32KHzとに大別される。
【0013】
本発明では、通話時等のように基準クロックが常時動作している場合(以下、常時動作モードという)と、待ち受け時のように間欠的に動作している場合(以下、間欠動作モードという)との「2つのモード」にて、RTC部115及び基準クロック発生部111からベースバンド部117に信号を入力し、ベースバンド部117にて両者の比較を行い、比較結果として算出されたRTCの周波数誤差をベースバンド部117がRTC部115にフィードバックし、RTC補正を自動的に行う。
【0014】
(2)常時動作モードでのRTC補正方法の説明
(2−1)常時動作モードの場合のタイミングチャート
図2は常時動作モードのときのRTC信号及び基準クロック信号のタイミングチャートである。同図を参照しながら、常時動作モード時のRTC補正方法について説明する。
【0015】
図2(a)は周波数比較開始時のタイミングチャートである。同図の上段は基準クロック発生部111からの基準クロック(基準クロック周波数f0とする)を表しており、同図の下段はRTC部115からのRTC(RTC周波数f1とする)を表している。本実施の形態では、基準クロック周波数f0=14.4MHz、RTC周波数f1=32.768kHzとする。
【0016】
本発明の実施の形態では、RTCの立ち上がりR1を基準とした基準クロックの立ち上がりを周波数比較開始タイミングTsとする。図2(a)のとおり、RTCの立ち上がりタイミングR1と周波数比較開始タイミングTsとの時間誤差は、基準クロック周波数f0の1クロック以内、すなわち最大で1/f0となることがわかる。本発明の実施の形態では、基準クロック周波数f0=14.4MHzであるので、時間誤差は1/14.4M秒=69nsecとなることがわかる。
【0017】
そして、この開始タイミングTsにて基準クロックを基準とし、時間Tc(sec)の間基準クロックとRTCとの周波数比較を行う。なお、本実施の形態では時間Tcを720msecとするが、これに限定されないことは明らかである。
時間Tcの基準クロック数の算出式を一般化すると(式1)となる。したがって、本実施の形態の場合は(式2)で表される。
f0(Hz/sec)×Tc(sec)=f0Tc・・・・・・・・・(式1)
14.4M×720/1000=10368000・・・・・・・・・・・・・・・・ (式2)
周波数比較終了タイミングTeは一般的には(式1)、本実施の形態では(式2)で計算されたクロック数をベースバンド部117のカウンタで数えることで測ることができる。
【0018】
図2(b)は周波数比較終了時のタイミングチャートである。図2(a)と同様に、同図の上段は基準クロック発生部111からの基準クロックを表しており、同図の下段はRTC部115からのRTCを表している。
本発明の実施の形態では、RTCの立ち上がりR2を基準とし、周波数比較終了タイミングTeまで基準クロックがいくつ余った(ここでは、N0クロックとする。)のか数えることにより、周波数比較開始タイミングTsから周波数比較終了タイミングTeまでのRTCのクロック数を算出する。図2(b)の場合、N0=9である。
【0019】
(2−2)周波数誤差fbの算出
本実施の形態では、開始タイミングTs−終了タイミングTeの間の時間Tcにおける基準クロックのクロック数は上記の通り(式2)、10368000(クロック)である。ここでは、時間Tc(=720msec)でのRTCのクロック数がN1(クロック)であり、基準クロックの余りがN0(クロック)であったとして説明する。
【0020】
本実施の形態の場合、時間TcのRTCのクロック数は、理論的には23592.96(クロック)となる。これは(式3)より明らかである。
32.768k×720/1000=23592.96 ・・・・・・・・・・・・・・・ (式3)
なお、(式3)を一般化すると(式4)となる。
f1(Hz/sec)×Tc(sec)=f1Tc・・・・・・・・・(式4)
【0021】
これに対し、実際に測定されたクロック数がN1が23592であり、基準クロックの余りがN0が9であったとする。この場合、周波数誤差は以下のような手順にて算出できる。
(23592.96-23592)/720×10-3(sec)・・・・・・・・・・・・ (式5)
なお、(式5)を一般化すると(式6)となる。
(f1Tc−N1)/Tc(sec)・・・・・・・・・・・・(式6)
【0022】
さらに、基準クロックの余りN0が9クロックであるので、これをRTC(周波数f1=32.768kHz)に換算すると(式7)のようになる。
9×(32.768k/14.4M)=0.02048(CLK)・・・・・・・・・・・・・(式7)
なお、(式7)を一般化すると(式8)となる。
N0×(f1/f0)=N0f1/f0(CLK) ・・・・・・(式8)
【0023】
よって、RTCの周波数実測値faを1秒間にて換算すると(式9)のように表され、周波数誤差(Hz)は(式10)のように表される。
(23592+0.02048)×1000/720=32766.6951(Hz)・・・・(式9)
32768−32766.6951111=1.304888889(Hz)・・・・・・・(式10)
なお、(式9〜10)を一般化すると(式11〜12)となる。
(N1+N0f1/f0)×1/Tc=fa(Hz)・・・・・(式11)
f1−fa=周波数誤差fb(Hz) ・・・・・・・・・・・・(式12)
周波数誤差fbをppm標記で表すと(式13)のようになる。
1.304888889/32768=39.8220486145(ppm)・・・・・・・・(式13)
【0024】
(2−3)周波数誤差fbの補正手順
ベースバンド部117は、上記の結果をRTC部115に設定して、時間誤差を補正することとなる。RCT部115の周波数補正は1秒、1分、1時間、1日、1ケ月、1年等に細分化して補正できるようにして、精度を極限まで追求することとする。
【0025】
(2−3−1)秒単位での補正
まず最初に、周波数誤差fb(Hz)を整数部と小数部とに分け、整数部については1秒間のクロック数を増減させることにより補正する。
本具体例の場合、周波数誤差fbが1.304888889Hzなので整数部は1(Hz)である。したがって、RTC(周波数f1=32.768kHz)の1秒間のクロック数を32767クロック分に補正(標準の32768Hzでの1秒カウントを32767クロックで1秒カウントとする)する。これにより、周波数誤差は(式14)のように補正される。
32768−(32766.695111+1)=0.304888889(Hz)・・・・・(式14)
【0026】
(2−3−2)分単位での補正
さらに、周波数誤差fb(Hz)の小数部に対しては、1分カウントにて補正するようにする。本具体例の場合、周波数誤差fbの小数部は0.304888889Hzである。したがって、1分での周波数誤差クロック数は(式15)のように表される。
0.3048889×60=18.293334(CLK) ・・・・・・・・・・・・・(式15)
(周波数誤差fbの小数部)×60=Nm(CLK)・・・・・・(式16)
(式15)を一般化したものが(式16)であり、Nmは1分での周波数誤差クロック数を表している。この場合も、周波数誤差クロック数Nm(CLK)を整数部と小数部とに分け、整数部については1分間のクロック数を増減させることにより補正する。
本具体例の場合、周波数誤差クロック数Nmが18.293334(クロック)なので整数部は18(クロック)である。したがって、RTCの1分間のクロック数を18クロック分マイナスするようにする。
【0027】
(2−3−3)1時間単位での補正
さらに、周波数誤差クロック数Nm(CLK)の小数部に対しては、1時間カウントにて補正するようにする。本具体例の場合、周波数誤差クロック数Nm(CLK)の小数部は0.293334(クロック)である。したがって、1時間での周波数誤差クロック数は(式17)のように表される。
0.293334×60=17.6004(CLK)・・・・・・・・・・・・・(式17)
(周波数誤差クロック数Nmの小数部)×60=Nh(CLK)・・(式18)
(式17)を一般化したものが(式18)であり、Nhは1時間での周波数誤差クロック数を表している。この場合も、周波数誤差クロック数Nh(CLK)を整数部と小数部とに分け、整数部については1時間のクロック数を増減させることにより補正する。
本具体例の場合、周波数誤差クロック数Nhが17.6004(クロック)なので整数部は17(クロック)である。したがって、RTCの1時間のクロック数を17クロック分マイナスするようにする。
【0028】
(2−3−4)その他の時間単位での補正
また、さらに必要であれば1日単位での補正も同様に行う。
本具体例の場合、周波数誤差クロック数Nh(CLK)の小数部は0.6004(クロック)である。したがって、1日(24時間)での周波数誤差クロック数は(式19)のように表される。
0.6004×24=14.4096(CLK)・・・・・・・・・・・・・・・・ (式19)
(周波数誤差クロック数Nhの小数部)×24=Nd(CLK) ・・(式20)
(式19)を一般化したものが(式20)であり、Ndは1日の周波数誤差クロック数を表している。この場合も、周波数誤差クロック数Nd(CLK)を整数部と小数部とに分け、整数部については1日のクロック数を増減させることにより補正する。
【0029】
本具体例の場合、周波数誤差クロック数Ndが14.4096(クロック)なので整数部は14(クロック)である。したがって、RTCの1日のクロック数を14クロック分マイナスするようにする。
同様にして、1ケ月及び1年という時間単位で周波数誤差を補正することが可能である。
【0030】
(2−4)常時動作モードにおける周波数補正の検討
本具体例では1日カウントの周波数誤差が0.4096となるので、1秒での周波数誤差に変換すると(式21)のようになる。
0.4096/(24×60×60)=4.74074μ(CLK) ・・・・・・・・・・(式21)
これをppm換算すると(式22)のようになり、無視できる値になる。
4.74074μ/32768=0.000144675(ppm) ・・・・・・・・・・・(式22)
前述したように、さらなる周波数誤差修正を目的とする場合には1ケ月、1年の時間単位でのクロック補正を行えば良い。
【0031】
以上のようにして周波数誤差修正を行っていくと、最終的な周波数補正誤差は、周波数比較開始タイミングTsにおける基準クロック周波数f0の1クロック分に、基準クロック周波数f0が元々持っている周波数誤差0.3ppmを加算したものになる。
したがって、基準クロック周波数f0が14.4MHzの場合、1クロック分は69nsecとなるので、720msec間では(式23〜24)のようになる。
69/(720×1000)=0.0958(ppm)・・・・・・・・・・・・・・(式23)
0.3+0.0958=0.3958(ppm) ・・・・・・・・・・・・・・・(式24)
これは1日に換算すると(式25)のようになる。
0.3958(ppm)×60×60×24×32768=1121(CLK) ・・・・・(式25)
【0032】
したがって、1日での時間ズレは(式26)のようになり、1ヶ月での時間ズレは(式27)のようになり、1年での時間ズレは(式28)のようになる。
1121/32768=0.034(秒)・・・・・・・・・・・・・・・・・(式26)
0.034×30=1.02(秒)・・・・・・・・・・・・・・・・・・(式27)
1.02×12=12.24(秒)・・・・・・・・・・・・・・・・・・(式28)
【0033】
以上のとおり、本発明によれば、RTC部115の温度変化及び経年変化を含め、時間誤差を上記のごとく留めることができる。
また、上記時間誤差は基準クロック周波数を14.4MHzとした場合のものであり、基準クロック周波数がこれより高い場合には、周波数補正誤差もさらに小さくなる。
【0034】
(3)間欠動作モードでのRTC補正方法の説明
(3−1)間欠動作モードの場合のタイミングチャート
図3(a)はスーパーフレームのフレーム構成図であり、図3(b)〜(d)は、待ち受け時における各ブロックの動作状態を表すタイミングチャートである。
図3(a)に示すとおり、PDCシステムの場合、所定間隔720msecで1スーパーフレームという単位を構成している。したがって、待ち受け状態にある携帯電話機は、720msecに1回、スロットPに同期して受信イベントを発生させる。これは、基準クロック発生部111も720msecに1回しか動作しないことを意味する。
【0035】
図3(b)は、基準クロック発生部111の動作状態を表すタイミングチャートである。図3(a)の受信スロット(スロットP)の区間は6.7msecであるが、RFデバイスのドライブ時間等を考慮すると、基準クロック発生部111の動作区間Ta1は約20msec程度であるのが一般的である。
図3(c)は、ベースバンド部117の動作状態を表すタイミングチャートである。ベースバンド部117はRFの電源制御信号の出力も行っているので、同図に示すとおり、その動作区間Ta2は基準クロック発生部111の動作区間Ta1より長くなり、かつ、基準クロック動作時は必ず動作している。
図3(d)は、RTC部115の動作状態を表すタイミングチャートである。時計機能を常に動作させるため、RTC部115は携帯電話機の電源がOFF状態のときでも動作状態にある。
【0036】
以上のとおり、基準クロック発生部111は1スーパーフレームの間、約20msecの動作区間を有し、その間は、ベースバンド部117及びRTC部115のいずれも動作している。したがって、間欠動作モードの場合は時間Tc=20msecとして、常時動作モードのときと同様に周波数補正を行う。
前述のとおり、時間Tcの基準クロック数の算出式を一般化すると(式1)となので、本実施の形態の場合は(式29)で表される。
14.4M×20/1000=288000・・・・・・・・・・・・・・・・・ (式29)
周波数比較終了タイミングTeは(式29)で計算されたクロック数をベースバンド部117のカウンタで数えることで測ることができる。
【0037】
(3−2)周波数誤差fbの算出
本実施の形態では、開始タイミングTs−終了タイミングTeの間の時間Tcにおける基準クロックのクロック数は上記の通り(式29)、288000(クロック)である。ここでは、時間Tc(=20msec)でのRTCのクロック数がN1(クロック)であり、基準クロックの余りがN0(クロック)であったとして説明する。
【0038】
本実施の形態の場合、時間TcのRTCのクロック数は、理論的には655.36(クロック)となる。これは(式30)より明らかである。
32.768k×20/1000=655.36 ・・・・・・・・・・・・・・・ (式30)
これに対し、実際に測定されたクロック数がN1が655であり、基準クロックの余りがN0が9であったとする。この場合、周波数誤差は以下のような手順にて算出できる。
(655.36-655)/20(msec)・・・・・・・・・・・・・・・・・(式31)
【0039】
さらに、基準クロックの余りN0が9クロックであるので、これをRTC(周波数f1=32.768kHz)に換算すると(式32)のようになる。
9×(32.768k/14.4M)=0.02048(CLK)・・・・・・・・・・・・(式32)
よって、RTCの周波数実測値faを1秒間にて換算すると(式33)のように表され、周波数誤差fb(Hz)は(式34)のように表される。
(655+0.02048)×1000/20=32751.024(Hz)・・・・・・(式33)
32768−32751.024=16.976(Hz) ・・・・・・・・・・・(式34)
周波数誤差fbをppm標記で表すと(式35)のようになる。
16.976/32768=518.06640625(ppm) ・・・・・・・・・(式35)
【0040】
(3−3)周波数誤差fbの補正手順
ベースバンド部117は、上記の結果をRTC部115に設定して、時間誤差を補正することとなる。RCT部115の周波数補正は1秒、1分、1時間、1日、1ケ月、1年等に細分化して補正できるようにして、精度を極限まで追求することとする。
【0041】
(3−3−1)秒単位での補正
まず最初に、周波数誤差fb(Hz)を整数部と小数部とに分け、整数部については1秒間のクロック数を増減させることにより補正する。
本具体例の場合、周波数誤差fbが16.976Hzなので整数部は16(Hz)である。したがって、RTC(周波数f1=32.768kHz)の1秒間のクロック数を32752クロック分に補正(標準の32768Hzでの1秒カウントを32752クロックで1秒カウントとする)する。これにより、周波数誤差は(式36)のように補正される。
32768−(32751.024+16)=0.976(Hz)・・・・・・・・(式36)
【0042】
(3−3−2)分単位での補正
さらに、周波数誤差fb(Hz)の小数部に対しては、1分カウントにて補正するようにする。本具体例の場合、周波数誤差fbの小数部は0.976Hzである。したがって、1分での周波数誤差クロック数Nmは(式37)のように表される。
0.976×60=58.56(CLK)・・・・・・・・・・・・・・・・(式37)
この場合も、周波数誤差クロック数Nm(CLK)を整数部と小数部とに分け、整数部については1分間のクロック数を増減させることにより補正する。
本具体例の場合、周波数誤差クロック数Nmが58.56(クロック)なので整数部は58(クロック)である。したがって、RTCの1分間のクロック数を58クロック分マイナスするようにする。
【0043】
(3−3−3)1時間単位での補正
さらに、周波数誤差クロック数Nm(CLK)の小数部に対しては、1時間カウントにて補正するようにする。本具体例の場合、周波数誤差クロック数Nm(CLK)の小数部は0.56(クロック)である。したがって、1時間での周波数誤差クロック数Nhは(式38)のように表される。
0.56×60=33.6(CLK)・・・・・・・・・・・・・・・・・(式38)
この場合も、周波数誤差クロック数Nh(CLK)を整数部と小数部とに分け、整数部については1時間のクロック数を増減させることにより補正する。
本具体例の場合、周波数誤差クロック数Nhが33.6(クロック)なので整数部は33(クロック)である。したがって、RTCの1時間のクロック数を33クロック分マイナスするようにする。
【0044】
(3−3−4)その他の時間単位での補正
また、さらに必要であれば1日単位での補正も同様に行う。
本具体例の場合、周波数誤差クロック数Nh(CLK)の小数部は0.6(クロック)である。したがって、1日(24時間)での周波数誤差クロック数Ndは(式39)のように表される。
0.6×24=14.4(CLK)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ (式39)
この場合も、周波数誤差クロック数Nd(CLK)を整数部と小数部とに分け、整数部については1日のクロック数を増減させることにより補正する。
本具体例の場合、周波数誤差クロック数Ndが14.4(クロック)なので整数部は14(クロック)である。したがって、RTCの1日のクロック数を14クロック分マイナスするようにする。
同様にして、1ケ月及び1年という時間単位で周波数誤差を補正することが可能である。
【0045】
(3−4)間欠動作モードにおける周波数補正の検討
本具体例では1日カウントの周波数誤差が0.4となるので、1秒での周波数誤差に変換すると(式40)のようになる。
0.4/(24×60×60)=4.6296296μ(CLK)・・・・・・・・・・・(式40)
これをppm換算すると(式41)のようになり、無視できる値になる。
4.6296296μ/32768=0.0001412850(ppm) ・・・・・・・・・(式41)
前述したように、さらなる周波数誤差修正を目的とする場合には1ケ月、1年の時間単位でのクロック補正を行えば良い。
【0046】
以上のようにして周波数誤差修正を行っていくと、最終的な周波数補正誤差は、周波数比較開始タイミングTsにおける基準クロック周波数f0の1クロック分に、基準クロック周波数f0が元々持っている周波数誤差0.3ppmを加算したものになる。
したがって、基準クロック周波数f0が14.4MHzの場合、1クロック分は69nsecとなるので、20msec間では(式42〜43)のようになる。
69/(20×1000)=3.45 (ppm)・・・・・・・・・・・・・・・(式42)
0.3+3.45=3.75(ppm) ・・・・・・・・・・・・・・・・・(式43)
【0047】
これは1日に換算すると(式44)のようになる。
3.75(ppm)×60×60×24×32768=10617(CLK) ・・・・・(式44)
したがって、1日での時間ズレは(式45)のようになり、1ヶ月での時間ズレは(式46)のようになり、1年での時間ズレは(式47)のようになる。
10617/32768=0.324(秒)・・・・・・・・・・・・・・・・(式45)
0.324×30=9.72(秒) ・・・・・・・・・・・・・・・・・(式46)
9.72×12=116.64(秒)・・・・・・・・・・・・・・・・・(式47)
【0048】
上記時間ズレ(本具体例では、116.64秒)があまりにも大きいと考える場合には、間欠動作モードの測定結果を移動平均することで、周波数補正誤差を小さくすることが可能である。例えば、10回の移動平均を行った場合には周波数比較開始タイミングTsによる誤差(1/f0)は平均化されるため、上記(式45〜47)の時間ズレも10分の1になると考えられる。
また、上記時間誤差は基準クロック周波数を14.4MHzとした場合のものであり、基準クロック周波数がこれより高い場合には、周波数補正誤差もさらに小さくなる。
【0049】
また、図3(c)に示したとおり、待ち受け時におけるベースバンド部117は間欠的な動作を行っており、動作区間Ta2にあるときには当然システムクロック(上記例では27MHz)を動作させる。しかし、動作区間Ta2にないときはRTC部115から供給されるクロックをカウントすることで、次の動作区間Ta2までの時間を調整している。
【0050】
このため、RTC部115の周波数誤差fbが余りにも大きいときには、待ち受け時に基地局との同期が外れることがある。これを回避するために前述したRTCの補正を活用し、あらかじめ誤差を考慮したRTCクロック数をベースバンド部に設定しておくことにより、水晶発振子より周波数精度の悪い安価なものであっても基地局との同期が外れることは無くなる。
このことにより、RTCクロックは32768Hz、32KHzに固執することなくあらゆる周波数のものが使用可能とすることができる。
【0051】
(4)周波数補正の動作フローチャート
図4は、本発明の実施の形態である携帯電話機の動作フローチャートである。
なお、同図のフローチャートは常時動作モード及び間欠動作モードの周波数補正に共通であり、両者の違いは測定時間Tc(720msec/20msec)にある。
ベースバンド部117に対し、RTC部115の補正処理を開始するイベントが発生し(S401)、測定開始時点(図2の開始タイミングTs)になると(S403)、カウンタ117aは基準クロックのクロック数のカウントを開始し、カウンタ117bはRTCのクロック数のカウントを開始する(S405)。
【0052】
カウンタ117aで所定数((式1)にしたがう)の基準クロックをカウントすると測定を終了し(S407)、カウントを停止する(S409)。そして、RTCのクロック数N1を所定のメモリ(図示せず)に記憶し(S411)、基準クロックの余りN0を記憶する(S413)。
(式8)にしたがって基準クロックの余りN0をRTC周波数に換算し、RTCのクロック数N1に加算し、(式9)にしたがって1秒間での周波数実測値faをもとめる(S415)。次いで(式12)にしたがって周波数誤差fbを算出する(S417)。
【0053】
周波数誤差fb、1分での周波数誤差クロック数Nm、1時間での周波数誤差クロック数Nh、1日での周波数誤差クロック数Nd等に基づいて、各時間単位の補正クロック数を算出する(S419)。S419で算出した補正クロック数に基づいて、各時間単位におけるRTC部115のクロックカウントを調整する(S421)。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、本発明は上記説明にあるものに限定されないことは明らかである。
【0054】
【発明の効果】
このように本発明によれば、低コスト及び低消費電力にて、温度変化・経年変化によるRTCの周波数誤差にも対応することのできる携帯電話機及び携帯電話機のRTC補正方法を提供することができる。
また、本発明によれば、工場出荷時等でのRTC調整が不要な携帯電話機及び携帯電話機のRTC補正方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した携帯電話機を示す機能ブロック図。
【図2】RTC信号及び基準クロック信号のタイミングチャート。
【図3】ベースバンド部等の動作状態を表すタイミングチャート。
【図4】本発明の実施の形態を説明する動作フローチャート。
【符号の説明】
109 RFシンセサイザ
111 基準クロック発生回路
115 RTC部
117 ベースバンド部
Claims (6)
- 基地局との送受信周波数を決定する周波数シンセサイザと、
前記周波数シンセサイザに基準クロックを供給する基準クロック発生部と、
RTCを発生するRTC部とを備えた携帯電話機において、
所定時間内における前記基準クロックのクロック数をカウントすると共に、
前記所定時間内における最後のRTCクロックが1クロックに満たない期間における前記所定時間内の前記基準クロックのクロック数をカウントする手段と、
前記所定時間内の前記RTCのクロック数と、前記1クロックに満たないRTCクロック期間における前記基準クロックのクロック数とに基づいて、誤差が発生する前の前記RTCの周波数に対する前記RTCの周波数誤差を算出する手段と、
前記周波数誤差を前記RTC部にフィードバックすることにより、前記RTC部の処理を補正する手段とを具備したことを特徴とする携帯電話機。 - 請求項1に記載の携帯電話機において、
前記補正する手段は、
カウント単位Xを1、60、3600、86400、1月分の秒数、又は、1年分の秒数のいずれかの数とし、かつ、前記RTCでX秒間を単位としてカウントする場合は、
前記周波数誤差のX倍の整数部分を前記RTC部の処理の補正値とすることを特徴とする携帯電話機。 - 請求項1又は2に記載の携帯電話機において、
前記携帯電話機が間欠受信動作を行っている場合は、前記基準クロック発生部が前記間欠受信動作のために動作を行っている状態のときに、
前記カウントする手段による前記基準クロックのクロック数のカウント、及び、前記RTCのクロック数のカウントが行われることを特徴とする携帯電話機。 - 基地局との送受信周波数を決定する周波数シンセサイザと、
前記周波数シンセサイザに基準クロックを供給する基準クロック発生部と、
RTCを発生するRTC部とを具備した携帯電話機のRTC補正方法において、
所定時間内における前記基準クロックのクロック数をカウントすると共に、
前記所定時間内における最後のRTCクロックが1クロックに満たない期間における前記所定時間内の前記基準クロックのクロック数をカウントする段階と、
前記所定時間内の前記RTCのクロック数と、前記1クロックに満たないRTCクロック期間における前記基準クロックのクロック数とに基づいて、誤差が発生する前の前記RTCの周波数に対する前記RTCの周波数誤差を算出する段階と、
前記周波数誤差を前記RTC部にフィードバックすることにより前記RTC部の処理を補正する段階とを具備したことを特徴とする携帯電話機のRTC補正方法。 - 請求項4に記載の携帯電話機のRTC補正方法において、
前記補正する段階は、
カウント単位Xを1、60、3600、86400、1月分の秒数、又は、1年分の秒数のいずれかの数とし、かつ、前記RTCでX秒間を単位としてカウントする場合は、
前記周波数誤差のX倍の整数部分を前記RTC部の処理の補正値とすることを特徴とする携帯電話機のRTC補正方法。 - 請求項4又は5に記載の携帯電話機のRTC補正方法において、
前記携帯電話機が間欠受信動作を行っている場合は、前記基準クロック発生部が前記間欠受信動作のために動作を行っている状態のときに、
前記カウントする段階による前記基準クロックのクロック数のカウント、及び、前記RTCのクロック数のカウントが行われることを特徴とする携帯電話機のRTC補正方法。
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