JP4116754B2 - Mixed injection tool - Google Patents
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Description
【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、混注具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
医療現場では、手術時や入院時、また中心静脈栄養療法等において、静脈にカテーテルや針を挿入し、点滴注射で輸液を行うことがよく行われる。
【0003】
各種の輸液中において、他の薬液等を注入する場合は、輸液と並行して、あるいは輸液を一時中断してその注入を行なう。この方法としては、輸液ルートの途中に別ルートの輸液ラインやシリンジを接続し得る混注部を予め設けておき、この混注部を介して薬液等を注入する方法が通常用いられている。
【0004】
この混注部に用いられる部品としては、混注用ゴム管、Yサイト等の液体混注具(ト字管ともいう)または三方活栓、さらに三方活栓を連結した多連活栓(マニホールド)が知られている。
【0005】
また、継続的動脈圧モニタリング等を目的とする動脈ラインにおいても、予めラインの途中に混注部とほぼ同じ作用を有する分岐部を設け、必要の都度、その分岐部より採血等を行う方法が用いられている。
【0006】
混注部に用いられる部品のうち、最も原始的な混注用ゴム管は、針の付いたシリンジ等で刺通して用いるため、医師や看護婦(以下、医療従事者という)が誤って自らの手指を刺してしまうおそれがあり、また、長期間接続した場合、薬液(液体)が漏れ易くなったり、長期の混注の場合に固定し難かったり、穿刺を繰り返すと薬液が漏れ易い(穿刺耐久性が低い)等の問題はあるが、安価なため現在も使用されている。
【0007】
近年、医療従事者の誤刺防止を目的に、混注口にゴム製の開閉自在バルブを設け、針を使用せず、シリンジや延長チューブのルアーチップのまま、あるいは、ルアーチップより外径の小さい鈍針を用いて接続できるバルブ付き混注口が開発されてきた。
【0008】
しかしながら、前記バルブ付き混注口では、バルブに内外面を連通したスリットを設け、スリットを強く圧迫し、大きく歪ませて閉じる必要があり、このため、構造が複雑化し、高価になり、また、長期間接続した場合には、バルブが変形してしまい、その変形によりスリットが十分に閉じず、これにより液漏れが生じてしまう等、未だ問題が多い。
【0009】
また、三方活栓は、混注部に通常雌型ルアーコネクターの構造をもち、針を利用せずにシリンジや輸液ラインの雄型ルアーコネクターと接続できるという利点がある。また、主薬液と同時に別の薬液を注入したり、主薬液の注入を一時中断して側注のみ行う等、注入ルートを切り換える機能を有し、便利なため、現在最も多用されている。
【0010】
しかしながら、前記三方活栓では、その活栓を閉じた場合、薬液の流れない部分(デッドスペース)が雌ルアー内部にあり、さらに外部とを遮断するゴムセプタムを持たないために、雌ルアーに空気中の落下細菌等が付着し、接続後、増殖し易く、患者体内にそれらの細菌が混入する可能性があるという問題がある。
【0011】
また、三方活栓のコック内部に流路を切り替えるためのY字型の空間があるため、一方向が閉じられている場合、薬液の流れ難い部分が生じてしまったり、数個の三方活栓を連続して接続して多連活栓として用いる場合には、接続部に段差があるため、薬剤の流れに乱れが生じ易く、少量の薬剤を正確に持続注入する際、流れ難い部分で希釈されたり、あるいは、全量側注終了したはずが、段差やコック内部に残液して、全量流すのに時間がかかってしまうという不便さがある。
【0012】
さらに、このような薬液の流れ難い部分や段差、デッドスペースは、薬液が回り難いため、輸液ラインを患者に接続する前にライン内の空気を除去する作業(プライミング)を煩雑にするという問題もある。
【0013】
上記の問題は、ゴムセプタムの付いた従来のYサイトでも、また、医療従事者の誤刺防止を目的として鈍針や雄ルアーコネクターを挿入できるように改良された新しい混注口でも同様である。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、構造が簡易であり、容易かつ安全に操作でき、長期間利用でき、確実に液漏れを防止することができる混注具を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】
このような目的は、下記(1)〜(11)の本発明により達成される。
【0016】
(1) 少なくとも一部分が弾性材料で構成された弁体と、該弁体を保持するハウジングとを有し、内部に流路が設けられた混注具であって、
前記弁体は、板状をなし、外側に露出した第1の端面と、前記流路内に露出した第2の端面とを有し、該弁体には、前記第1の端面に開口し、前記第2の端面に開口しない第1の切り込みと、該第1の切り込みと内部において交差し、前記第2の端面に開口し、前記第1の端面に開口しない第2の切り込みとが設けられ、
前記弁体は、前記第1の端面側が凸となるように該弁体を湾曲させることにより、前記第2の切り込みの内面同士のみが圧着されるように変形し、前記第1の切り込みが閉じた状態で前記ハウジングに保持されており、
前記第1の端面における前記第1の切り込みと、前記第2の端面における前記第2の切り込みとが略直交し、
前記流路の方向と、前記第2の端面における前記第2の切り込みの方向とが略一致し、
前記湾曲の方向と、前記第1の端面における前記第1の切り込みの方向とが略一致していることを特徴とする混注具。
【0017】
(2) 前記湾曲の方向に対して垂直な方向と、前記第2の端面における前記第2の切り込みの方向とが略一致している上記(1)に記載の混注具。
【0018】
(3) 前記弁体の全体に圧縮力が加えられている上記(1)または(2)に記載の混注具。
【0019】
(4) 少なくとも一部分が弾性材料で構成された弁体と、該弁体を保持するハウジングとを有し、内部に流路が設けられた混注具であって、
前記弁体は、外側に露出した第1の端面と、前記流路内に露出した第2の端面とを有し、前記第1の端面が外周面となり、前記第2の端面が内周面となる筒状をなし、該弁体の内腔により、前記流路の少なくとも一部が構成されており、
前記弁体には、前記第1の端面に開口し、前記第2の端面に開口しない第1の切り込みと、該第1の切り込みと内部において交差し、前記第2の端面に開口し、前記第1の端面に開口しない第2の切り込みとが設けられ、
前記弁体は、該弁体の軸方向に対して略垂直な方向に前記ハウジングで圧縮されることにより、前記第2の切り込みの内面同士のみが圧着されるように変形し、前記第1の切り込みが閉じた状態で前記ハウジングに保持されており、
前記第1の端面における前記第1の切り込みと、前記第2の端面における前記第2の切り込みとが略直交し、
前記流路の方向と、前記第2の端面における前記第2の切り込みの方向とが略一致し、
前記弁体の軸方向に対して垂直な方向と、前記第1の端面における前記第1の切り込みの方向とが略一致していることを特徴とする混注具。
【0020】
(5) 前記弁体の軸方向と、前記第2の端面における前記第2の切り込みの方向とが略一致している上記(4)に記載の混注具。
【0021】
(6) 前記弁体の変形後の横断面における外形が略円形である上記(4)または(5)に記載の混注具。
【0023】
(7) 前記ハウジングは、側面に開口を有する筒状をなしており、前記第1の切り込みは、前記開口内に位置し、
前記弁体は、前記ハウジング内に挿入されており、
前記第1の切り込みと前記第2の切り込みとが交差する交差部から前記弁体の中心軸を中心に90°ずれた位置を通り、かつ前記弁体の軸方向に対して垂直な直線の方向から前記開口を見たとき、その開口から前記弁体の外周面の一部が見えるように構成されている上記(4)ないし(6)のいずれかに記載の混注具。
【0024】
(8) 前記ハウジングは、前記弁体の外周側であって、前記第1の切り込みの近傍に、前記弁体の前記第1の切り込みが存在する部位の外表面より高い部分を有する上記(4)ないし(6)のいずれかに記載の混注具。
【0025】
(9) 前記ハウジングは、前記弁体の外周側であって、前記第1の切り込みの近傍に、前記弁体の前記第1の切り込みが存在する部位を取り囲み、かつ前記第1の切り込みが存在する部位の外表面より高い部分を有する上記(4)ないし(6)のいずれかに記載の混注具。
【0026】
(10) 前記ハウジングと前記弁体とを係合する係合手段が設けられている上記(4)ないし(9)のいずれかに記載の混注具。
【0030】
(11) 前記第1の端面のうち、前記第1の切り込みの近傍は、平面または凹面である上記(1)ないし(10)のいずれかに記載の混注具。
【0037】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の混注具を添付図面に示す好適実施形態に基づいて詳細に説明する。
【0038】
図1は、本発明の混注具の第1実施形態を示す斜視図、図2は、図1に示す混注具の自然状態における弁体の構成例を示す斜視図である。
【0039】
これらの図に示すように、混注具(液体混注具)1は、硬質のハウジング4と、ハウジング4に装着された弁体2とで構成されている。
【0040】
ハウジング4は、ハウジング本体41と、開口421が形成された蓋部材42とで構成されている。
【0041】
このハウジング4の構成材料としては、例えば、ポリカーボネート、ポリサルホン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリアクリレート、ポリアミド、硬質ポリ塩化ビニル、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体(ABS樹脂)、環状ポリオレフィン、フッ素樹脂、ポリ−(4−メチルペンテン−1)等の各種樹脂や、ステンレス鋼、アルミニウム、チタン等の各種金属や、アルミナ等の各種セラミックスや、これらの複合体等が挙げられる。
【0042】
弁体2は、板状の弾性体で構成されており、その自然状態での形状、すなわち、前記ハウジング4に装着される前の形状は、図2に示すように、略直方体(平板状)をなしている。
【0043】
ここで、「自然状態」とは、弁体2に外力を付与しないときの状態を言う。
この弁体2は、後述する当該弁体2の湾曲の方向(図1中矢印Aで示す方向)に対して垂直な方向(図1中矢印Bで示す方向)、すなわち、後述する流路61の方向に沿って並設された2つの弁部(混注口)3を有している。なお、これらの弁部3の構成は、同様であるので、代表的に一方の弁部3を説明する。
【0044】
弁部3には、内部において互いに部分的に交差する第1の切り込み31および第2の切り込み32がそれぞれ形成されている。
【0045】
第1の切り込み31は、第1の端面(面)21と第2の端面(面)22とのうち、第1の端面21に開口(到達)し、第2のの端面22には開口していない。
【0046】
逆に、第2の切り込み32は、第2の端面22に開口し、第1の端面21には開口していない。
【0047】
この第1の切り込み31と第2の切り込み32とは、十文字状に交差しており、すなわち、第1の切り込み31と第2の切り込み32との交差角度は、90°となっている(端面21における第1の切り込み31と、端面22における第2の切り込み32とは、直交している)が、この交差角度は、90°に限らない。
【0048】
また、自然状態において、第1の切り込み31および第2の切り込み32は、それぞれ、閉じている。
【0049】
また、第1の切り込み31および第2の切り込み32の形状は、それぞれ、円弧状(略半円)であるが、この形状に限定されないことは言うまでもない。
【0050】
また、本実施形態では、第1の切り込み31と第2の切り込みとが交差する交差部33は、直線状である。
【0051】
この第1の切り込み31と第2の切り込み32との交差部33の長さLは、特に限定されないが、弁体2の厚さ(特に弁部3の厚さ)の20〜50%程度が好ましく、30〜40%程度がより好ましい。
【0052】
また、弁体2の厚さ、特に弁部3の厚さは、例えば、挿入される硬質パイプ(管体)の外径(直径)や長さ、当該弁体2の内外圧力差、第2の切り込み32の内面同士の圧着力等の諸条件に応じて、挿入し易い厚さに設定されるが、硬質パイプの外径(直径)の0.1倍以上であるのが好ましく、0.3〜1倍程度であるのがより好ましい。また、比較的大きな内外圧力差に対応するためには、硬質パイプの外径(直径)の2倍以上であるのが好ましい。
【0053】
なお、弁体2の厚さは、本実施形態では一定であるが、一定でなくてもよい。例えば、弁体2の弁部3の厚さを他の部分の厚さより厚くしてもよく、また、薄くしてもよい。
【0054】
また、弁体2のショアA硬度は、20〜80程度が好ましく、30〜50程度がより好ましい。
【0055】
また、弁体2を構成する素材の伸び率は、大きい程好ましく、具体的には、500%以上であるのが好ましい。
【0056】
弁体2の構成材料としては、例えば、天然ゴム、イソプレンゴム、ブチルゴム、ブタジエンゴム、スチレン−ブタジエンゴム、ニトリルゴム、アクリルゴム、フッ素ゴム、シリコーンゴムのような各種ゴムや、ポリウレタン系、ポリエステル系、ポリアミド系、オレフィン系、スチレン系等の各種エラストマー等の弾性材料が挙げられ、これらのうちの1種または2種以上を混合して用いることができる。
【0057】
前記弁体2を製造するには、例えば、第1の切り込み31および第2の切り込み32が形成されていない板状の弾性体を成形し、得られた弾性体に第1の切り込み31および第2の切り込み32をそれぞれ形成する。
【0058】
図1に示すように、弁体2は、端面21が外側となり、端面22が内側となり、かつ第2の切り込み32の内面同士が圧着されるように変形(弾性変形)し、その状態(変形状態)で、ハウジング4のハウジング本体41と蓋部材42とで挟持されることにより、そのハウジング4に液密に固定されている。すなわち、弁体2は、ハウジング4により、前記変形状態に保持されている。なお、各弁部3は、それぞれ、開口421の位置に位置している。
【0059】
ここで、「変形」とは、外力を付与しないときの形状に対して、その少なくとも一部が異なる形状になること(相似形であって、寸法が変る場合を含む)を言う。
【0060】
本実施形態では、弁体2は、外側(図1中上側)に凸、すなわち端面21側が凸となるように、所定の方向に湾曲しており、これにより第2の切り込み32の内面同士が圧着される。また、第1の切り込み31は、閉じている。
【0061】
この弁体2の湾曲の方向(図1中矢印Aで示す方向)は、端面21における第1の切り込み31の方向と等しい(一致している)。
【0062】
これにより、第1の切り込み31にそれを開く力を与えることなく、弁体2を湾曲させることができ、第1の切り込み31を閉じた状態に維持できるので、清浄作業(例えば、弁体2の端面21の清浄等)を容易に行うことができる。
【0063】
また、弁体2の湾曲の方向に対して垂直な方向(図1中矢印Bで示す方向)と、端面22における第2の切り込み32の方向とが一致している。
【0064】
これにより、第2の切り込み32の内面同士をより確実に圧着することができる。
【0065】
前記第2の切り込み32の内面同士の圧着の強さは、弁体2の物性、切り込みの形状、変形の度合等の諸条件を変更することによって様々に設定することができる。
【0066】
また、弁体2の全体に圧縮力が加えられているのが好ましい。
これにより、第1の切り込み31および第2の切り込み32に対する圧力(第1の切り込み31の内面同士および第2の切り込み32の内面同士の圧着の強さ)がそれぞれ高くなり、細菌等の混入をより確実に防止することができる。
【0067】
なお、弁体の変形の具体例としては、前記平板状の弁体が湾曲する場合の他、例えば、湾曲している板状の弁体が平板状になる場合、湾曲している板状の弁体の湾曲の度合いが増減する場合、湾曲している板状の弁体が逆方向に湾曲する場合、弁体の全体または部分的に、圧縮力や引張力を加えた場合等が挙げられる。
【0068】
この混注具1の図1中左側には、チューブ51の一端側が、その内腔と混注具1の中空部62とが連通するように接続されている。
【0069】
また、混注具1の図1中右側には、図示しないチューブの一端側が、その内腔と混注具1の中空部62とが連通するように接続されている。
【0070】
なお、前記混注具1の中空部62、チューブ51の内腔および図示しないチューブの内腔とで、流路61の主要部が構成される。
【0071】
この流路61(中空部62)の方向は、弁体2の端面22における第2の切り込み32の方向、すなわち、弁体2の湾曲の方向に対して垂直な方向(図1中矢印Bで示す方向)と等しい。
【0072】
流路61(中空部62)の内径(直径)は、特に限定されず、用途等に応じて適宜設定されるが、一般的な医療用液体混注具の流路直径である1〜20mm程度が好ましい。
【0073】
また、図示しないが、弁体2の端面21のうち、第1の切り込み31の近傍(弁部3における端面21)は、平面または凹面(例えば、湾曲凹面)であるのが好ましい。
【0074】
これにより、硬質パイプを弁部3に挿入する場合に、それを容易、迅速かつ確実に行うことができる。
【0075】
すなわち、弁体2の弁部3の周囲における端面21は、湾曲凸面(凸面)であり、弁部3における端面21のみが平面または凹面であるので、弁部3の位置を容易かつ確実に把握することができる。そして、弁部3における端面21は、平面または凹面であるので、それが凸面である場合に比べ、硬質パイプが滑り難く、これにより硬質パイプを弁部3に容易に挿入することができる。
【0076】
なお、混注具1は、混注ポートとしてのみならず、サンプリングポートや混注兼サンプリングポート(混注・サンプリングポート)等としても使用することができることは言うまでもない。
【0077】
次に、混注具1の作用を説明する。
弁体2の弁部3に、例えば硬質パイプ(管体)等が挿入(挿通)されていないときは、図1に示すように、第1の切り込み31および第2の切り込み32は、それぞれ、閉じており、第2の切り込み32の内面同士は、圧着され、これにより流路61の液密性(気密性)が保持される。
【0078】
流路61(中空部62)に、例えば、別の輸液ラインやシリンジから液体(例えば、薬液等)を側注(注入)したり、また、流路61を流れる液体をサンプリングする場合には、弁部3に図示しない所定の硬質パイプを挿入する。
【0079】
弁部3の第1の切り込み31から前記硬質パイプを挿入する際は、第1の切り込み31と第2の切り込み32との交差部33の内面がその硬質パイプの外周面に密着し、液密性が保持される。
【0080】
そして、硬質パイプが挿入されているときは、交差部33の内面がその硬質パイプの外周面に密着し、液密性が保持される。この場合、弁体2は、第2の切り込み32の内面同士が圧着されるように湾曲しているので、第2の切り込み32のうち、開く部分の幅が最小限に抑えられる。この状態で、前記液体の側注やサンプリングを行う。
【0081】
前記液体の側注やサンプリングが終了した後、弁部3から硬質パイプを引き抜く。この際も、前記と同様に、液密性が保持される。
【0082】
以上説明したように、この混注具1によれば、デッドスペースや、液体が滞留し易い段差のほとんどない滑らかな流路61が形成され、これにより、液体が円滑かつ確実に流れる。すなわち、乱流が生じ難く、液体が滞留するのを防止することができる。
【0083】
また、混注具1へのシリンジやコネクタ等の接続の際は、弁部3に硬質パイプを挿入すればよいので、その接続操作を容易かつ安全に行うことができる(接続操作性が良い)。
【0084】
そして、第2の切り込み32の内面同士が圧着されるように弁体2が湾曲(変形)しているので、弁部3に、何も挿入(挿通)されていないときはもちろんのこと、例えば硬質パイプが挿入されているときでも、また、異なる外径の硬質パイプが挿入されているときでも、また、硬質パイプの挿入時および引き抜き時でも、液密性が確保され、弁体2からの液漏れを確実に防止することができる。
【0085】
また、第2の切り込み32の内面同士が圧着されるように弁体2が湾曲しているので、硬質パイプを長期間挿入している場合、その硬質パイプを引き抜いた後も確実に液密状態となり、弁体2からの液漏れを確実に防止することができる。すなわち、耐久性が非常に良い。
【0086】
また、流路61内の圧力が上昇し、流路61(中空部62)の横断面における面積(流路面積)が増加するように弁体2が変形した場合には、第2の切り込み32の内面同士の圧着の強さが増大し、これにより流路61内の液体が弁体2から漏れるのを防止することができる。
【0087】
また、仮に、第1の切り込み31内や第2の切り込み32内に若干の液体が残った場合には、硬質パイプが引き抜かれると、第1の切り込み31および第2の切り込み32がそれぞれ閉じ、その切り込み内に滞留していた液体はすべて排出される。
【0088】
また、弁体2は、第2の切り込み32の内面同士が圧着されるように湾曲しているので、第1の切り込み31や第2の切り込み32の幅を比較的大きくしても、弁体2からの液漏れを防止することができる。
【0089】
そして、第1の切り込み31や第2の切り込み32の幅を比較的大きくすることにより、硬質パイプの挿入時および引き抜き時の摩擦抵抗を比較的小さくすることができ、これにより、硬質パイプの挿入、引き抜き等の操作をさらに容易に行うことができる。
【0090】
また、交差部33以外の部分では、第1の切り込み31や第2の切り込み32の内面が、挿入された硬質パイプの全周に渡って接触していなくても、弁体2からの液漏れを防止することができる。このため、硬質パイプを挿入したときの弁体2(第1の切り込み31や第2の切り込み32)の変形量を比較的小さくすることができ、これにより、硬質パイプを長期間挿入している場合、その硬質パイプを引き抜いた後も確実に液密状態となり、弁体2からの液漏れを確実に防止することができる。
【0091】
また、弁体2の端面21における第1の切り込み31の方向は、弁体2の湾曲の方向と等しいので、その第1の切り込み31は閉じた状態を維持でき、これにより、清浄作業(例えば、弁体2の端面21の清浄等)を容易に行うことができる。
【0092】
また、弁体2の端面22における第2の切り込み32の方向は、流路61の方向と等しいので、流路61に沿って液体が流れたとき、弁体2に対し、第2の切り込み32が開く方向の力は作用せず、このため、第2の切り込み32は開き難い。
【0093】
そして、第2の切り込み32が仮に開いたとしても、端面22における第2の切り込み32の方向は、流路61の方向と等しいので、液体は、第2の切り込み32内やその近傍においても円滑に流れる。すなわち、乱流が生じ難く、液体が滞留するのを防止することができる。
【0094】
また、針を使用する必要がないので、刃先が弁体2を切断して生じるコアリングや、液漏れを起こさないという利点がある。
また、混注具1は、構造が簡易である。
【0095】
なお、前記実施形態では、弁体2の弁部3の数は、2つであるが、本発明では、弁体2の弁部3の数は、1つでもよく、また、3つ以上でもよい。すなわち、弁体2の弁部3の数は、単数でもよく、また、複数でもよい。
【0096】
また、本発明では、自然状態において第1の切り込み31が開いており、変形後においてその第1の切り込み31が閉じるように構成されていてもよい。この場合、自然状態における第1の切り込み31としては、例えば、溝等が挙げられる。
【0097】
また、本発明では、自然状態において第2の切り込み32が開いており、変形後においてその第2の切り込み32の内面同士が圧着されるように構成されていてもよい。この場合、自然状態における第2の切り込み32としては、例えば、溝等が挙げられる。
【0098】
また、本発明では、変形後において、第1の切り込み31の内面同士および第2の切り込み32の内面同士がそれぞれ圧着されるように構成されていてもよい。以下、この実施形態(第1実施形態の第2例)を説明する。
【0099】
図3は、図1に示す混注具の自然状態における弁体の第2の構成例を示す斜視図である。なお、前述した第1実施形態の混注具1との共通点については、説明を省略し、主な相違点を説明する。
【0100】
同図に示すように、混注具1の弁体2は、板状の弾性体で構成されており、その自然状態での図3中の矢印の方向から見たときの形状(外形)、すなわち、ハウジング4に装着される前の図3中の矢印の方向から見たときの形状は、略台形をなしている。
【0101】
この場合、前記台形の第1の端面21側(図3中上側)の辺の長さは、第2の端面22側(図3中下側)の辺の長さより長く設定されている(端面21の面積は、端面22の面積より大きく設定されている)。
【0102】
弁体2がハウジング4に装着されると、その弁体2が湾曲し、これにより第2の切り込み32の内面同士が圧着され、また、ハウジング4により弁体2の端面21側が図3中横方向に圧縮され、これにより第1の切り込み31の内面同士が圧着される。
これにより、細菌等の混入をより確実に防止することができる。
【0103】
また、この混注具1によれば、前述した第1実施形態の混注具1と同様の効果が得られる。
【0104】
次に、本発明の混注具の第2実施形態を説明する。
図4は、本発明の混注具の第2実施形態を示す斜視図、図5(a)は、図4に示す混注具の自然状態における弁体の構成例を示す横断面図、図5(b)は、図4中のC−C線での断面図(横断面図)である。なお、前述した第1実施形態の混注具1との共通点については、説明を省略し、主な相違点を説明する。
【0105】
これらの図に示すように、混注具1は、硬質のハウジング8と、ハウジング8に装着された弁体7とで構成されている。
【0106】
図5(b)に示すように、ハウジング8の横断面での形状は、C字状をなしている。すなわち、ハウジング8の全体形状は、円筒の図4および図5中上側を除去したような形状をなしている。
【0107】
このハウジング8の外周部には、ハウジング8の軸方向に沿って、一対の溝81、81が形成されている。この一対の溝81、81には、混注具1に図示しないコネクタを接続したとき、そのコネクタの一対の爪が係合し、これにより、混注具1からのコネクタの離脱が防止される。
【0108】
弁体7は、円筒状(筒状)の弾性体で構成され、弁部3を有している。
弁部3の第1の切り込み31は、弁体7の外周面(第1の端面)71に開口し、内周面(第2の端面)72には開口していない。
【0109】
逆に、弁部3の第2の切り込み32は、弁体7の内周面72に開口し、外周面71には開口していない。
【0110】
第1の切り込み31および第2の切り込み32の形状は、それぞれ、円弧状(弓形)であるが、この形状に限定されないことは言うまでもない。
【0111】
この弁体7では、その軸方向に対して垂直な方向と、外周面71における第1の切り込み31の方向とが一致している。
【0112】
これにより、第1の切り込み31を閉じた状態にすることができ、清浄作業(例えば、弁体7の外周面71の清浄等)を容易に行うことができる。
【0113】
また、弁体7の軸方向と、内周面72における第2の切り込み32の方向とが一致している。
【0114】
これにより、第2の切り込み32の内面同士をより確実に圧着することができる。
【0115】
なお、弁体7の内腔73により、流路61の一部分または主要部が構成される。従って、この流路61(内腔73)の方向は、弁体7の軸方向、すなわち、内周面72における第2の切り込み32の方向と等しい。
【0116】
この弁体7の自然状態での形状、すなわち、ハウジング8に装着される前の形状は、図5(a)に示すように、円筒状をなしている。
【0117】
前記弁体7を製造するには、例えば、第1の切り込み31および第2の切り込み32の形成されていない円筒状の弾性体を連続押出成形し、得られた弾性体に第1の切り込み31および第2の切り込み32をそれぞれ形成する。
【0118】
第2の切り込み32を形成するには、例えば、弁体7の一方の開口から刃の深さの一定のカッターを挿入し、そのカッターで内周面72から切り込む。
【0119】
また、第2の切り込み32を形成するには、例えば、第1の切り込み31を形成した後、弁体7をその第1の切り込み31が開くように変形させ、開いた第1の切り込み31からカッターで内周面72に向かって切り込んでもよい。
【0120】
また、弁体7を製造するには、例えば、第1の切り込み31が形成されておらず、第2の切り込み32が溝として形成されている円筒状の弾性体を成形し、得られた弾性体に第1の切り込み31を形成してもよい。自然状態において第2の切り込み32が開いていても、弁体7は、第2の切り込み32の内面同士が圧着されるように変形するので、確実に機能する。
【0121】
図5(b)に示すように、弁体7は、弁部3が図5中上側となり、その弁部3の外周面71が露出し、かつ、弁部3がハウジング8の位置に位置するように、ハウジング8内に挿入され、そのハウジング8により挟持されている。
【0122】
すなわち、弁体7は、第1の切り込み31と第32の切り込み32との交差部33を図5中上側(上方)にしたとき、側方から、ハウジング8の対応する部分で押圧(弁体7の軸方向に対して略垂直な方向に圧縮)され、これにより第2の切り込み32の内面同士が圧着されるように変形し(図5中横方向に若干押し潰され)、ハウジング8によりその変形状態に保持されている。
【0123】
この弁体7の変形後の横断面での外形および内形、すなわち、ハウジング8に装着された状態での横断面での外形および内形は、それぞれ、略円形である。
【0124】
なお、図5(a)に示す弁体7の自然状態での外径(直径)aと、図5(b)に示すハウジング8の内径(直径)bとは、それぞれ、外径aが内径bより大きくなるように設定される。
【0125】
この混注具1の図4中左側には、例えば、図示しないチューブの一端側が、その内腔と弁体7の内腔73とが連通するように接続され、また、図4中右側には、例えば、図示しないチューブの一端側が、その内腔と弁体7の内腔73とが連通するように接続される。この場合は、前記弁体7の内腔73およびそのチューブの内腔とで、流路61の主要部が構成される。
【0126】
また、この混注具1では、その弁体7の軸方向の長さを調整する(比較的長くする)ことにより、前記チューブを省略することができる。すなわち、弁体7の内腔73により、流路61の主要部を構成することができる。
【0127】
この混注具1によれば、前述した第1実施形態の混注具1と同様の効果が得られる。
【0128】
そして、この混注具1では、弁体7が円筒状であるので、前述した第1実施形態の混注具1より滑らかな流路61が形成される。すなわち、デッドスペースや、液体が滞留し易い段差のない滑らかな流路61が形成され、これにより、液体がさらに円滑かつ確実に流れる。
【0129】
また、弁体7が円筒状であるので、第2の切り込み32を自然状態のときに開くような形状(例えば、溝)にしたり、また、弁体7が偏心したり、弁体7が若干潰れたとしても、確実に機能する。
【0130】
なお、前記実施形態では、弁体7の弁部3の数は、1つ(単数)であるが、本発明では、弁体7の弁部3の数は、2つ以上(複数)でもよい。
【0131】
また、弁体7は、ハウジング8に、例えば接着剤で接着されていてもよい。
また、ハウジング8の外周側には、安定性が向上するように、平らな部分が設けられていてもよい。
【0132】
また、混注具1には、他の送液デバイスを接続するための、弁体7の端部に接続された接続ポートが設けられていてもよい。
【0133】
次に、本発明の混注具の第3実施形態を説明する。
図6(b)は、本発明の混注具の第3実施形態を示す横断面図、図6(a)は、図6(b)に示す混注具の自然状態における弁体の構成例を示す横断面図である。なお、前述した第2実施形態の混注具1との共通点については、説明を省略し、主な相違点を説明する。
【0134】
同図に示すように、混注具1の弁体7は、内腔73が偏心している円筒状(筒状)の弾性体で構成されている。すなわち、弁体7の厚さ(肉厚)は、一定ではない。
【0135】
そして、弁部3、すなわち、第1の切り込み31および第2の切り込み32は、弁体7の厚さが最も厚くなる位置に配置されている。
【0136】
換言すれば、弁部3の厚さ、すなわち、第1の切り込み31および第2の切り込み32の位置する部分の厚さが最も厚くなるように、弁体7の厚さが設定されている。
【0137】
この混注具1によれば、前述した第2実施形態の混注具1と同様の効果が得られる。
【0138】
そして、この混注具1では、弁体2のうち、弁部3の厚さが最も厚いので、前述した第2実施形態の混注具1に比べ、より確実に液密性が保持され、また、耐圧が高く、弁体2からの液漏れをより確実に防止することができる。
【0139】
次に、本発明の混注具の第4実施形態を説明する。
図7(c)は、本発明の混注具の第4実施形態を示す横断面図、図7(a)および図7(b)は、それぞれ、図7(c)に示す混注具の自然状態における弁体の構成例を示す横断面図である。なお、前述した第2実施形態の混注具1との共通点については、説明を省略し、主な相違点を説明する。
【0140】
同図に示すように、混注具1の弁体7は、筒状の弾性体で構成されている。
この弁体7の自然状態における横断面での外形、すなわち、ハウジング8に装着される前の横断面での外形は、図7(a)および図7(b)に示すように、略楕円形である。
【0141】
また、弁体7の自然状態における横断面での内形、すなわち、ハウジング8に装着される前の横断面での内形は、図7(a)および図7(b)に示すように、略半円形である。
【0142】
そして、弁体7の変形後の横断面での外形、すなわち、ハウジング8に装着された状態での横断面での外形は、図7(c)に示すように、略楕円形である。
【0143】
また、弁体7の変形後の横断面での内形、すなわち、ハウジング8に装着された状態での横断面での内形は、図7(c)に示すように、略円形である。
【0144】
また、弁体7の厚さ(肉厚)は、一定ではなく、弁部3、すなわち、第1の切り込み31および第2の切り込み32は、弁体7の厚さが最も厚くなる位置に配置されている。
【0145】
換言すれば、弁部3の厚さ、すなわち、第1の切り込み31および第2の切り込み32の位置する部分の厚さが最も厚くなるように、弁体7の厚さが設定されている。
【0146】
図7(a)に示す弁体7では、自然状態において第2の切り込み32が閉じている。
【0147】
また、図7(b)に示す弁体7では、自然状態において第2の切り込み32が開いている。すなわち、自然状態における第2の切り込み32は、V字状の溝である。
【0148】
これら図7(a)に示す弁体7および図7(b)に示す弁体7のいずれについても前述したように、変形後、すなわち、ハウジング8に装着された状態では、図7(c)に示すように、その変形により第2の切り込み32の内面同士が圧着される。
【0149】
この混注具1によれば、前述した第2実施形態の混注具1と同様の効果が得られる。
【0150】
そして、この混注具1では、横断面での外形を略楕円形から略円形に変形させるので、前述した第2実施形態の混注具1に比べ、より確実に液密性が保持され、また、耐圧が高く、弁体2からの液漏れをより確実に防止することができる。
【0151】
また、弁体2のうち、弁部3の厚さが最も厚いので、前述した第2実施形態の混注具1に比べ、より確実に液密性が保持され、また、耐圧が高く、弁体2からの液漏れをより確実に防止することができる。
【0152】
次に、本発明の混注具の第5実施形態を説明する。
図8は、本発明の混注具の第5実施形態を示す横断面図である。なお、前述した第3実施形態の混注具1との共通点については、説明を省略し、主な相違点を説明する。
【0153】
同図に示すように、混注具1の弁体7の外周部には、一対の溝74、74が軸方向に沿って形成されている。
【0154】
そして、ハウジング8の図8中上側における内周部の前記一対の溝74、74に対応する位置には、その一対の溝74、74に係合し得る一対のリブ(凸条)82、82が形成されている。
【0155】
これにより、ハウジング8に対する弁体7の回転(変位)や、ハウジング8からの弁体7の離脱等が防止される。
【0156】
なお、前記一対の溝74、74と、一対のリブ82、82とで、係合手段(離脱阻止手段)が構成される。
【0157】
この混注具1によれば、前述した第3実施形態の混注具1と同様の効果が得られる。
【0158】
そして、この混注具1の弁体7には、溝74が設けられ、ハウジング8には、溝74に係合し得るリブ82が設けられているので、ハウジング8に対する弁体7の回転(変位)や、ハウジング8からの弁体7の離脱、例えば、挿入されている硬質パイプを引き抜く際のハウジング8からの弁体7の離脱等を防止することができる。
【0159】
また、この混注具1では、弁体とハウジングとを接着剤で接着する場合に比べ、ハウジング8に弁体7を容易に装着することができる。すなわち、混注具1を容易に製造する(組み立てる)ことができる。
【0160】
なお、本発明では、ハウジング8に溝が設けられ、弁体7に、前記溝に係合し得るリブが設けられていてもよい。
【0161】
また、本発明では、前記係合手段は、溝とリブとの組み合わせに限らず、この他、例えば、凹部と凸部との組み合わせ、溝と凸部との組み合わせ等が挙げられる。
【0162】
次に、本発明の混注具の第6実施形態を説明する。
【0163】
図9は、本発明の混注具の第6実施形態を示す斜視図である。なお、前述した第3実施形態の混注具1との共通点については、説明を省略し、主な相違点を説明する。
【0164】
同図に示すように、混注具1の弁体7は、その軸方向、すなわち、流路61(内腔73)の方向に沿って並設された2つの弁部3を有している。
【0165】
この場合、前記2つの弁部3の第2の切り込み32は、弁体7の軸方向に沿って延在する共通の1本(1条)の切り込みで構成されている。
【0166】
これにより、複数(本実施形態では2つ)の弁部3を有する弁体7を製造するに際し、第2の切り込み32を1つ形成すればよいので、製造が容易であり、生産性が高い。
【0167】
なお、前述したように、自然状態において、この第2の切り込み32は、閉じていてもよく、また、開いていてもよい。いずれの場合も、弁体7がハウジング8に装着された状態では、弁体7が変形し、第2の切り込み32の内面同士が圧着される。
【0168】
また、弁体7の外周面71のうち、第1の切り込み31の近傍(弁部3における外周面71)が、平面または凹面になっている。なお、本実施形態では、前記弁部3における外周面71は、図9に示すように湾曲凹面である。
【0169】
これにより、硬質パイプを弁部3に挿入する場合に、それを容易、迅速かつ確実に行うことができる。
【0170】
すなわち、弁体7の弁部3の周囲における外周面71は、湾曲凸面(凸面)であり、弁部3における外周面71のみが平面または凹面であるので、弁部3の位置を容易かつ確実に把握することができる。そして、弁部3における外周面71は、平面または凹面であるので、それが凸面である場合に比べ、硬質パイプが滑り難く、これにより硬質パイプを弁部3に容易に挿入することができる。
【0171】
また、ハウジング8の図9中上側の部分のうち、各弁部3に対応する部分には、それぞれ、その弁部3の位置を示す指標として、切欠部83が形成されている。
これにより、弁部3の位置を容易かつ確実に把握することができる。
【0172】
なお、前述したように、弁部3における外周面71が平面または凹面とされており、これが弁部3の位置を示す指標となるので、前記切欠部83を省略してもよいことは、言うまでもない。
【0173】
また、この混注具1の図9中左側には、例えば、図示しないチューブの一端側が、その内腔と弁体7の内腔73とが連通するように連結部91を介して接続され、また、図9中右側には、例えば、図示しないチューブの一端側が、その内腔と弁体7の内腔73とが連通するように図示しない連結部を介して接続される。
【0174】
この混注具1によれば、前述した第3実施形態の混注具1と同様の効果が得られる。
【0175】
そして、この混注具1では、その外周面71の第1の切り込み31の近傍(弁部3における外周面71)が平面または凹面になっているので、硬質パイプを弁部3に挿入する場合に、それを容易、迅速かつ確実に行うことができる。
【0176】
なお、前述した第2実施形態〜第5実施形態、後述する第7実施形態および第8実施形態の混注具1においても、それぞれ、この第6実施形態の混注具1のように、弁体の外周面(第1の端面)のうち、第1の切り込みの近傍を平面または凹面(例えば、湾曲凹面)とするのが好ましく、これにより、硬質パイプ(管体)を弁部に挿入する場合に、それを容易、迅速かつ確実に行うことができる。
【0177】
次に、本発明の混注具の第7実施形態を説明する。
図10は、本発明の混注具の第7実施形態を示す斜視図、図11は、図10中のD−D線での断面図(横断面図)、図12は、図10に示す混注具の側面図である。なお、前述した第3実施形態の混注具1との共通点については、説明を省略し、主な相違点を説明する。
【0178】
これらの図に示すように、混注具1のハウジング8は、円筒状(筒状)をなしている。
【0179】
ハウジング8の側面であって、その軸方向の中間部には、開口84が形成されている。
【0180】
弁体7は、ハウジング8内に挿入され、第2の切り込み32の内面同士が圧着されるように変形した状態でそのハウジング8に保持されている。
【0181】
この場合、弁体7の弁部3(第1の切り込み31)は、この開口84内に位置し、弁部3の外周面71(第1の切り込み31の近傍の外周面71)は、開口84から露出している。
【0182】
図12には、図10および図11中矢印Eで示す方向から見たときの混注具1、すなわち、図11に示す第1の切り込み31と第2の切り込み32との交差部33から弁体7の中心軸を中心に90°ずれた位置を通り、かつ弁体7の軸方向に対して垂直な直線111の方向から見たときの混注具1が示されている。
【0183】
ハウジング8の前記開口84の形状や寸法等の諸条件は、図12に示すように、直線111の方向(図10および図11中矢印Eで示す方向)から開口84を見たとき、その開口84から弁体7の外周面71の一部が見えるように設定されている。
【0184】
これにより、ハウジング8の開口84において、例えばアルコール綿等を図11中横方向、すなわち弁体7の外周面71に沿って滑らすことで、その弁体7の弁部3の外周面71(第1の切り込み31の近傍の外周面71)を容易かつ確実に拭くことができ、清潔にすることができる。
【0185】
この際、第1の切り込み31の方向と前記アルコール綿の移動方向とが略一致しているので、第1の切り込み31が実質的に抵抗とはならず、また、第1の切り込み31が開く方向の力は作用せず、その第1の切り込み31は、閉じた状態を保持することができる。
【0186】
また、ハウジング8が円筒状であり、弁体7は、そのハウジング8内に挿入されているので、弁体の弁部3の外周面71は、ハウジング8の外周面より中心軸側(内周側)に位置する。
【0187】
換言すれば、ハウジング8は、弁体7の外周側であって、第1の切り込み31の近傍に、弁体7の第1の切り込み31が存在する部位を取り囲み、かつ、その第1の切り込み31が存在する部位の外周面(外表面)71より高い部分を有している。
【0188】
前記ハウジング8の厚さ(肉厚)は、0.2〜10mm程度が好ましく、0.5〜5mm程度がより好ましい。
【0189】
また、開口84の直径は、0.1〜30mm程度が好ましく、2〜10mm程度がより好ましい。
【0190】
これにより、弁体7の弁部3の外周面71(第1の切り込み31の近傍の外周面71)に、人間(生体)や物体等が誤って接触してしまうのをより確実に防止することができ、弁体7の弁部3の外周面71への細菌等の付着をより確実に防止することができる。
【0191】
この混注具1によれば、前述した第3実施形態の混注具1と同様の効果が得られる。
【0192】
そして、この混注具1では、前述したように、弁体7の弁部3の外周面71(第1の切り込み31の近傍の外周面71)を、容易かつ確実に清浄することができるとともに、この清浄作業の容易性を損うことなく、周辺器具等が弁体7の弁部3の外周面71に接触してその外周面71が汚染されるのを防止または抑制することができる。
【0193】
また、弁体7の弁部3を覆う蓋等を設ける場合に比べ、部品点数を少なくすることができ、また、コストを低減することができる。
【0194】
次に、本発明の混注具の第8実施形態を説明する。
図13は、本発明の混注具の第8実施形態を示す横断面図である。なお、前述した第7実施形態の混注具1との共通点については、説明を省略し、主な相違点を説明する。
【0195】
同図に示すように、混注具1の弁体7の外周部には、一対の溝74、74が軸方向に沿って形成されている。
【0196】
そして、ハウジング8の図13中上側における内周部の前記一対の溝74、74に対応する位置には、その一対の溝74、74に係合し得る一対のリブ(凸条)82、82が形成されている。
これにより、ハウジング8に対する弁体7の回転(変位)等が防止される。
【0197】
なお、前記一対の溝74、74と、一対のリブ82、82とで、係合手段が構成される。
【0198】
この混注具1によれば、前述した第7実施形態の混注具1と同様の効果が得られる。
【0199】
そして、この混注具1の弁体7には、溝74が設けられ、ハウジング8には、溝74に係合し得るリブ82が設けられているので、ハウジング8に対する弁体7の回転(変位)等を防止することができる。
【0200】
また、この混注具1では、弁体とハウジングとを接着剤で接着する場合に比べ、ハウジング8に弁体7を容易に装着することができる。すなわち、混注具1を容易に製造する(組み立てる)ことができる。
【0201】
なお、本発明では、ハウジング8に溝が設けられ、弁体7に、前記溝に係合し得るリブが設けられていてもよい。
【0202】
また、本発明では、前記係合手段は、溝とリブとの組み合わせに限らず、この他、例えば、凹部と凸部との組み合わせ、溝と凸部との組み合わせ等が挙げられる。
【0203】
次に、本発明の混注具の第9実施形態を説明する。
図14は、本発明の混注具の第9実施形態を示す斜視図、図15は、図14に示す混注具の縦断面図、図16は、図15中のG−G線での断面図(縦断面図)である。なお、前述した第7実施形態の混注具1との共通点については、説明を省略し、主な相違点を説明する。また、説明の都合上、図14、図15および図16中、上側を「上流」、下側を「下流」として説明する。
【0204】
これらの図に示すように、混注具1の弁体7は、その内腔73がへ字状になるように屈曲し、弁部3は、その屈曲部75に設けられている。
【0205】
また、ハウジング8は、へ字状に屈曲し、ハウジング8の弁部73およびその近傍の部分に対応する部分には、開口84が形成されている。すなわち、弁体7の弁部3(第1の切り込み31)は、この開口84内に位置し、弁部3の外周面71(第1の切り込み31の近傍の外周面71)は、開口84から露出している。
【0206】
また、弁体7の第2の切り込み32の近傍は、ハウジング8により図16中横方向に圧縮され、これにより、第2の切り込み32の内面同士が圧着している。
【0207】
ハウジング8により、このような圧縮力を弁体7に加えるためには、例えば、弁体7の横断面での外形を、第1の切り込み31の方向が長径(長軸)方向となる略楕円とすればよい。
【0208】
このハウジング8の下流側(図14および図15中下側)の端部には、筒状の連結部材131が固着されている。そして、この連結部材131の下流側には、チューブ141の上流側が嵌入している。
【0209】
また、このハウジング8の上流側(図14および図15中上側)の端部には、筒状の連結部材132が固着されている。そして、この連結部材132の上流側には、チューブ142の下流側が嵌入している。
【0210】
なお、前記弁体7の内腔73と、連結部材131および132の内腔と、チューブ141および142の内腔とで、流路61の主要部が構成される。
【0211】
図15に示すように、この混注具1では、第1の切り込み31と第2の切り込み32との交差部33の方向と、弁体7の屈曲部75から下流側(一端側)の内腔73の軸方向とが一致し、かつ、その交差部33の延長線上に屈曲部75から下流側の内腔73が位置している。
【0212】
すなわち、交差部33と、屈曲部75から下流側の内腔73の中心軸とが一致している。
【0213】
これにより、比較的長い硬質パイプを弁体7の弁部3から流路61(内腔73)内に挿入することができる。
【0214】
また、弁体7の屈曲部75から下流側(一端側)の内腔73の軸と、弁体7の屈曲部75から上流側(他端側)の内腔73の軸によって形成される面(すなわち図15の面そのもの)に直交するように弁体7の外周面71に第1の切り込み31が設けられている。さらに、弁体7の内周面72には第2の切り込み32が設けられており、第2の切り込み32はこの面と同一の面上にある。
【0215】
また、弁体7の外周面71のうち、第1の切り込み31の近傍(弁部3における外周面71)が、平面または凹面になっている。
【0216】
なお、本実施形態では、前記弁部3における外周面71は、図14および15に示すように平面であり、その垂線と、弁体7の屈曲部75から下流側の内腔73の軸方向とが一致している。すなわち、前記垂線と、第1の切り込み31と第2の切り込み32との交差部33の方向とが一致している。
【0217】
この混注具1によれば、前述した第7実施形態の混注具1と同様の効果が得られる。
【0218】
そして、この混注具1では、比較的長い硬質パイプを弁体7の弁部3から流路61(内腔73)内に挿入することができる。
【0219】
すなわち、図14に示すように、鈍針(管体)122をシリンジ121の先端部に接続してなる注入器具12により、アンプルやバイアル等の薬液の収納された容器からその薬液を吸引(吸入)した後、鈍針122を取り外すことなく、そのまま、鈍針122を弁部3から挿入し、薬液を注入することができる。
【0220】
これにより、シリンジ121から鈍針122を取り外す煩わしさが無くなるともに、鈍針122を取り外す際に薬液を汚染したり、抗ガン剤のような薬剤が医療従事者に接触したりするのを防止することができ、容易、迅速かつ確実に薬液を注入することができる。
【0221】
なお、比較的短い硬質パイプ(管体)を用いて側注し得るように、弁体7の弁部3の厚さ(肉厚)を調整することも可能である。
【0222】
また、弁体7の弁部3の厚さ(肉厚)と同等の長さの硬質パイプでも側注し得ることは言うまでもない。
【0223】
次に、本発明の混注具の第10実施形態を説明する。
図17は、本発明の混注具の第10実施形態を示す斜視図、図18は、図17に示す混注具の弁体の構成例を示す斜視図、図19は、図18中のF−F線での断面図(縦断面図)である。なお、前述した第5実施形態の混注具1との共通点については、説明を省略し、主な相違点を説明する。
【0224】
これらの図に示すように、混注具1の弁体7の弁部3(交差部33の近傍)の内周側には、凸部76が形成されている。
【0225】
換言すれば、弁体7の軸方向および周方向のそれぞれにおいて、弁部3の厚さ(交差部33の近傍の厚さ)、すなわち、第1の切り込み31および第2の切り込み32の位置する部分の厚さが最も厚くなるように、弁体7の厚さが設定されている。
【0226】
なお、前記凸部76は、比較的小さく、かつ、滑らかな形状であるのが好ましい。これにより、液体は、より円滑かつ確実に流れることができる。
【0227】
この混注具1によれば、前述した第5実施形態の混注具1と同様の効果が得られる。
【0228】
以上、本発明の混注具を、図示の各実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を有する任意の構成のものに置換することができる。
【0229】
例えば、本発明では、前記各実施形態の任意の構成を適宜組み合わせてもよい。
【0230】
また、本発明では、弁体の形状は、板状や筒状に限定されない。
また、本発明では、弁体のうちの一部のみが弾性材料で構成されていてもよい。
【0231】
また、本発明の混注具の形態(種類)は、特に限定されず、例えば、ポンプ式または重力式点滴用輸液セット等の輸液セットの混注ポートや、混注用マニホールド、Yサイト、人工肺や人工腎臓の血液回路の混注兼サンプリングポート、血液バッグのサンプリングポート、留置針を血管内に留置した際、血液の逆流を防止する逆止弁等が挙げられる。
なお、本発明の混注具は、医療用のものには限定されない。
【0232】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の混注具によれば、例えばシリンジやコネクタ等の接続の際は、弁体の第1の切り込みから棒状体(例えば、硬質パイプのような管体)を挿入すればよいので、その接続操作を容易かつ安全に行うことができる(接続操作性が良い)。
【0233】
また、本発明の混注具によれば、弁体に何も挿入(挿通)されていないときはもちろんのこと、棒状体が挿入されているときでも、また、異なる外径の棒状体が挿入されているときでも、また、棒状体の挿入時および引き抜き時でも、液密性が確保され、弁体からの液漏れを確実に防止することができる。
【0234】
また、第2の切り込みの内面同士が圧着されるように弁体が変形しているので、棒状体を長期間挿入している場合、その棒状体を引き抜いた後も、確実に液密状態となり、弁体からの液漏れを確実に防止することができる。
【0235】
また、第2の切り込みの内面同士が圧着されるように弁体が変形しているので、第1の切り込みや第2の切り込みの幅を比較的大きくしても、弁体からの液漏れを防止することができる。
【0236】
そして、第1の切り込みや第2の切り込みの幅を比較的大きくすることにより、棒状体の挿入時および引き抜き時の摩擦抵抗を比較的小さくすることができ、これにより、棒状体の挿入、引き抜き等の操作を容易に行うことができる。
【0237】
また、本発明の弁体は、構造が簡易である。
また、弁体が筒状をなしている場合には、より確実に液密性が確保され、弁体からの液漏れをより確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の混注具の第1実施形態を示す斜視図である。
【図2】図1に示す混注具の自然状態における弁体の構成例を示す斜視図である。
【図3】図1に示す混注具の自然状態における弁体の第2の構成例を示す斜視図である。
【図4】本発明の混注具の第2実施形態を示す斜視図である。
【図5】図5(a)は、図4に示す混注具の自然状態における弁体の構成例を示す横断面図、図5(b)は、図4中のC−C線での断面図(横断面図)である。
【図6】図6(b)は、本発明の混注具の第3実施形態を示す横断面図、図6(a)は、図6(b)に示す混注具の自然状態における弁体の構成例を示す横断面図である。
【図7】図7(c)は、本発明の混注具の第4実施形態を示す横断面図、図7(a)および図7(b)は、それぞれ、図7(c)に示す混注具の自然状態における弁体の構成例を示す横断面図である。
【図8】本発明の混注具の第5実施形態を示す横断面図である。
【図9】本発明の混注具の第6実施形態を示す斜視図である。
【図10】本発明の混注具の第7実施形態を示す斜視図である。
【図11】図10中のD−D線での断面図(横断面図)である。
【図12】図10に示す混注具の側面図である。
【図13】本発明の混注具の第8実施形態を示す横断面図である。
【図14】本発明の混注具の第9実施形態を示す斜視図である。
【図15】図14に示す混注具の縦断面図である。
【図16】図15中のG−G線での断面図(縦断面図)である。
【図17】本発明の混注具の第10実施形態を示す斜視図である。
【図18】図17に示す混注具の弁体の構成例を示す斜視図である。
【図19】図18中のF−F線での断面図(縦断面図)である。
【符号の説明】
1 混注具
2 弁体
21 第1の端面
22 第2の端面
3 弁部
31 第1の切り込み
32 第2のの切り込み
33 交差部
4 ハウジング
41 ハウジング本体
42 蓋部材
421 開口
51 チューブ
61 流路
62 中空部
7 弁体
71 外周面
72 内周面
73 内腔
74 溝
75 屈曲部
76 凸部
8 ハウジング
81 溝
82 リブ
83 切欠部
84 開口
91 連結部
111 直線
12 注入器具
121 シリンジ
122 鈍針
131、132 連結部材
141、142 チューブ[0001]
[Technical field to which the invention belongs]
The present invention relates to a mixed injection device.
[0002]
[Prior art]
In medical practice, catheters and needles are inserted into veins and infusions are often performed at the time of surgery, hospitalization, and central venous nutrition.
[0003]
In the case of injecting other chemicals or the like in various infusions, the infusion is performed in parallel with the infusion or with the infusion temporarily suspended. As this method, a method of injecting a chemical solution or the like through a mixed injection part provided in advance with an infusion line or syringe capable of connecting another infusion line or syringe in the middle of the infusion route is usually used.
[0004]
As parts used in this co-injection section, a mixture pipe (manifold) in which a rubber pipe for co-infusion, a liquid co-infusion tool such as a Y site (also referred to as a “T-shaped tube”), a three-way cock, and a three-way cock are connected is known. .
[0005]
Also, in arterial lines for the purpose of continuous arterial pressure monitoring, etc., a method is used in which a branch part having almost the same action as the mixed injection part is provided in the middle of the line, and blood is collected from the branch part when necessary. It has been.
[0006]
Among the parts used in the co-infusion section, the most primitive rubber tube for co-infusion is pierced and used with a syringe with a needle, etc., so doctors and nurses (hereinafter referred to as health care workers) accidentally put their fingers. There is a risk of puncturing, and when connected for a long period of time, the drug solution (liquid) is likely to leak, it is difficult to fix in the case of long-term mixed injection, or the drug solution is likely to leak after repeated punctures (low puncture durability) ) Etc., but it is still used because it is inexpensive.
[0007]
In recent years, a rubber open / close valve has been provided at the co-injection port to prevent medical practitioners from piercing the needle, and the syringe or extension tube luer tip remains the same or has a smaller outer diameter than the luer tip. Mixed inlets with valves that can be connected using blunt needles have been developed.
[0008]
However, in the mixed injection port with a valve, it is necessary to provide the valve with a slit that communicates the inner and outer surfaces, strongly press the slit, close it with a large distortion, which makes the structure complicated, expensive, and long. In the case of connection for a period, the valve is deformed, and the deformation does not sufficiently close the slit, thereby causing many problems such as liquid leakage.
[0009]
In addition, the three-way stopcock has an advantage that it has a structure of a normal female luer connector in the co-injection portion, and can be connected to a male luer connector of a syringe or an infusion line without using a needle. In addition, it has the function of switching the injection route, such as injecting another chemical at the same time as the main drug solution, or temporarily interrupting the injection of the main drug solution and performing only side injection, and is now most frequently used because it is convenient.
[0010]
However, in the three-way stopcock, when the stopcock is closed, there is a portion (dead space) where the chemical solution does not flow inside the female luer, and since there is no rubber septum that shuts off the outside, the female luer falls into the air. There is a problem that bacteria and the like adhere and easily grow after connection, and there is a possibility that these bacteria may be mixed into the patient.
[0011]
In addition, because there is a Y-shaped space for switching the flow path inside the cock of the three-way cock, if one direction is closed, a part where it is difficult for the chemical to flow may occur, or several three-way cocks are connected continuously When connected and used as a multiple stopcock, because there is a step in the connection part, the flow of the drug is likely to be disturbed, and when injecting a small amount of drug accurately and continuously, it may be diluted in a portion that is difficult to flow, Alternatively, although the entire amount side pouring should have been completed, there is an inconvenience that it takes time to flow the entire amount after remaining in the step or the cock.
[0012]
Furthermore, since the chemical solution is difficult to flow in such portions, steps, and dead spaces, it is difficult to turn the chemical solution, so that the work of removing air (priming) in the line before connecting the infusion line to the patient is complicated. is there.
[0013]
The above problem is the same in the conventional Y-site with a rubber septum and in the new mixed injection port improved so that a blunt needle or a male luer connector can be inserted for the purpose of preventing a medical worker from piercing.
[0014]
[Problems to be solved by the invention]
An object of the present invention is to provide a co-infusion device that has a simple structure, can be operated easily and safely, can be used for a long period of time, and can reliably prevent liquid leakage.
[0015]
[Means for Solving the Problems]
Such purposes are as follows (1) to (11This is achieved by the present invention.
[0016]
(1) A co-infusion device having at least a part of a valve body made of an elastic material and a housing for holding the valve body, and having a flow path therein.
The valve body isPlate-shaped,The valve body has a first end face exposed to the outside and a second end face exposed in the flow path, and the valve body opens to the first end face and does not open to the second end face. A first notch and a second notch that intersects the first notch inside, opens at the second end face, and does not open at the first end face,
The valve body isBy curving the valve body so that the first end face side is convex,The inner surface of the second cut is deformed so that only the inner surfaces are crimped.The first cut is closedHeld in the housing in a stateAnd
The first notch at the first end surface and the second notch at the second end surface are substantially orthogonal,
The direction of the flow path substantially coincides with the direction of the second cut at the second end surface,
The direction of the curve and the direction of the first notch in the first end face substantially coincide with each other.A mixed injection device characterized by that.
[0017]
(2) The co-infusion device according to (1), wherein a direction perpendicular to the direction of the curve and a direction of the second notch in the second end surface substantially coincide with each other.
[0018]
(3) The mixed injection device according to (1) or (2), wherein a compressive force is applied to the entire valve body.
[0019]
(4) A co-infusion device having at least a part of a valve body made of an elastic material and a housing for holding the valve body, and having a flow path therein.
The valve body has a first end face exposed to the outside and a second end face exposed in the flow path, the first end face being an outer peripheral face, and the second end face being an inner peripheral face. And at least part of the flow path is constituted by the lumen of the valve body,
The valve body has a first notch that opens at the first end surface and does not open at the second end surface, intersects the first notch inside, opens at the second end surface, and A second notch that does not open in the first end face is provided,
The valve body is deformed so that only the inner surfaces of the second cuts are pressure-bonded by being compressed by the housing in a direction substantially perpendicular to the axial direction of the valve body. Held in the housing with the notch closed,
The first notch at the first end surface and the second notch at the second end surface are substantially orthogonal,
The direction of the flow path substantially coincides with the direction of the second cut at the second end surface,
The co-infusion device, wherein a direction perpendicular to the axial direction of the valve body and a direction of the first notch in the first end face substantially coincide with each other.
[0020]
(5) The co-infusion device according to (4), wherein an axial direction of the valve body and a direction of the second notch in the second end face are substantially coincident.
[0021]
(6) The mixed injection device according to (4) or (5), wherein the outer shape of the transverse cross section of the valve body is substantially circular.
[0023]
(7) The housing has a cylindrical shape having an opening on a side surface, and the first cut is located in the opening,
The valve body is inserted into the housing;
A direction of a straight line that passes through a position shifted by 90 ° about the central axis of the valve body from the intersection where the first cut and the second cut intersect, and is perpendicular to the axial direction of the valve body The co-infusion device according to any one of the above (4) to (6), wherein when viewed from the opening, a part of the outer peripheral surface of the valve body is visible from the opening.
[0024]
(8) The housing has an outer peripheral side of the valve body, and has a portion higher than an outer surface of a portion where the first cut of the valve body exists in the vicinity of the first cut (4 ) To (6).
[0025]
(9) The housing is on the outer peripheral side of the valve body and surrounds a portion of the valve body where the first cut is present, and the first cut is present in the vicinity of the first cut. The mixed injection device according to any one of the above (4) to (6), which has a portion higher than the outer surface of the part to be performed.
[0026]
(10) The co-infusion device according to any one of (4) to (9), wherein an engagement means for engaging the housing and the valve body is provided.
[0030]
(11) Of the first end face, the vicinity of the first notch is a flat surface or a concave surface (1) to (1)10) The mixed injection device according to any one of the above.
[0037]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, the mixed injection device of the present invention will be described in detail based on preferred embodiments shown in the accompanying drawings.
[0038]
FIG. 1 is a perspective view showing a first embodiment of the mixed injection device of the present invention, and FIG. 2 is a perspective view showing a configuration example of a valve body in a natural state of the mixed injection device shown in FIG.
[0039]
As shown in these drawings, the co-infusion device (liquid co-infusion device) 1 includes a
[0040]
The
[0041]
Examples of the constituent material of the
[0042]
The valve body 2 is composed of a plate-like elastic body, and the shape in its natural state, that is, the shape before being mounted on the
[0043]
Here, the “natural state” refers to a state when no external force is applied to the valve body 2.
The valve body 2 has a direction (direction indicated by an arrow B in FIG. 1) perpendicular to a direction of bending (direction indicated by an arrow A in FIG. 1) of the valve body 2 described later, that is, a
[0044]
The
[0045]
The
[0046]
On the contrary, the
[0047]
The
[0048]
In the natural state, the
[0049]
Moreover, although the shape of the 1st cut 31 and the
[0050]
In the present embodiment, the intersecting
[0051]
The length L of the intersecting
[0052]
The thickness of the valve body 2, particularly the thickness of the
[0053]
In addition, although the thickness of the valve body 2 is constant in this embodiment, it may not be constant. For example, the thickness of the
[0054]
Further, the Shore A hardness of the valve body 2 is preferably about 20 to 80, and more preferably about 30 to 50.
[0055]
Moreover, the elongation rate of the material which comprises the valve body 2 is so preferable that it is large, and specifically, it is preferable that it is 500% or more.
[0056]
Examples of the constituent material of the valve body 2 include various rubbers such as natural rubber, isoprene rubber, butyl rubber, butadiene rubber, styrene-butadiene rubber, nitrile rubber, acrylic rubber, fluorine rubber, and silicone rubber, polyurethane, and polyester. And elastic materials such as various elastomers such as polyamide-based, olefin-based, and styrene-based materials can be used, and one or more of these materials can be used in combination.
[0057]
In order to manufacture the valve body 2, for example, a plate-like elastic body in which the
[0058]
As shown in FIG. 1, the valve body 2 is deformed (elastically deformed) so that the
[0059]
Here, “deformation” means that at least a part of the shape is different from the shape when no external force is applied (including a case where the shape is similar and the dimensions change).
[0060]
In the present embodiment, the valve body 2 is curved in a predetermined direction so as to be convex outward (upper side in FIG. 1), that is, the
[0061]
The direction of curvature of the valve body 2 (the direction indicated by the arrow A in FIG. 1) is equal to (coincides with) the direction of the
[0062]
Accordingly, the valve body 2 can be bent without applying a force to open the
[0063]
Further, the direction perpendicular to the bending direction of the valve body 2 (the direction indicated by the arrow B in FIG. 1) coincides with the direction of the
[0064]
Thereby, the inner surfaces of the
[0065]
The strength of pressure bonding between the inner surfaces of the
[0066]
Further, it is preferable that a compressive force is applied to the entire valve body 2.
As a result, the pressure on the
[0067]
As a specific example of the deformation of the valve body, in addition to the case where the flat plate-like valve body is curved, for example, when the curved plate-like valve body is flat, the curved plate-like Examples include a case where the degree of bending of the valve body is increased, a case where a curved plate-like valve body is bent in the opposite direction, and a case where compressive force or tensile force is applied to the whole or part of the valve body. .
[0068]
On the left side of the mixed injection device 1 in FIG. 1, one end side of the tube 51 is connected so that the lumen and the hollow portion 62 of the mixed injection device 1 communicate with each other.
[0069]
Further, one end side of a tube (not shown) is connected to the right side in FIG. 1 of the mixed injection device 1 so that the lumen and the hollow portion 62 of the mixed injection device 1 communicate with each other.
[0070]
The hollow portion 62 of the mixed injection device 1, the lumen of the tube 51, and the lumen of the tube (not shown) constitute the main part of the
[0071]
The direction of the flow path 61 (hollow part 62) is a direction perpendicular to the direction of the
[0072]
The inner diameter (diameter) of the flow path 61 (hollow part 62) is not particularly limited and is appropriately set depending on the application and the like, but about 1 to 20 mm, which is the flow path diameter of a general medical liquid co-infusion device. preferable.
[0073]
Moreover, although not shown in figure, it is preferable that the vicinity of the 1st notch 31 (
[0074]
Thereby, when inserting a hard pipe in the
[0075]
That is, the
[0076]
Needless to say, the mixed injection device 1 can be used not only as a mixed injection port but also as a sampling port, a mixed injection / sampling port (mixed injection / sampling port), and the like.
[0077]
Next, the operation of the mixed injection device 1 will be described.
For example, when a hard pipe (tubular body) or the like is not inserted (inserted) into the
[0078]
For example, when a liquid (for example, a chemical solution) is side-injected (injected) into the channel 61 (hollow part 62) from another infusion line or syringe, or when the liquid flowing through the
[0079]
When the hard pipe is inserted from the
[0080]
When the hard pipe is inserted, the inner surface of the intersecting
[0081]
After the side pouring and sampling of the liquid are completed, the hard pipe is pulled out from the
[0082]
As described above, according to the mixed injection device 1, the
[0083]
Moreover, when connecting a syringe, a connector, or the like to the co-infusion device 1, it is only necessary to insert a hard pipe into the
[0084]
And since the valve body 2 is curved (deformed) so that the inner surfaces of the
[0085]
In addition, since the valve body 2 is curved so that the inner surfaces of the
[0086]
Further, when the valve body 2 is deformed such that the pressure in the
[0087]
In addition, if some liquid remains in the
[0088]
Further, since the valve body 2 is curved so that the inner surfaces of the
[0089]
And by making the width | variety of the 1st cut 31 and the 2nd cut 32 comparatively large, the frictional resistance at the time of insertion of a hard pipe and drawing-out can be made comparatively small, and, thereby, insertion of a hard pipe Further, operations such as drawing can be performed more easily.
[0090]
Further, at portions other than the
[0091]
Moreover, since the direction of the
[0092]
Further, since the direction of the
[0093]
Even if the
[0094]
Further, since it is not necessary to use a needle, there is an advantage that a coring caused by cutting of the valve body 2 by the cutting edge and liquid leakage do not occur.
Moreover, the mixed injection device 1 has a simple structure.
[0095]
In the embodiment, the number of the
[0096]
In the present invention, the
[0097]
In the present invention, the
[0098]
In the present invention, the inner surfaces of the
[0099]
FIG. 3 is a perspective view showing a second configuration example of the valve body in the natural state of the mixed injection device shown in FIG. 1. In addition, about a common point with the mixed injection tool 1 of 1st Embodiment mentioned above, description is abbreviate | omitted and a main difference is demonstrated.
[0100]
As shown in the figure, the valve body 2 of the co-infusion device 1 is composed of a plate-like elastic body, and its shape (outer shape) when viewed from the direction of the arrow in FIG. The shape seen from the direction of the arrow in FIG. 3 before being attached to the
[0101]
In this case, the length of the side of the trapezoid on the
[0102]
When the valve body 2 is mounted on the
Thereby, mixing of bacteria etc. can be prevented more reliably.
[0103]
Moreover, according to this mixed injection tool 1, the effect similar to the mixed injection tool 1 of 1st Embodiment mentioned above is acquired.
[0104]
Next, a second embodiment of the mixed injection device of the present invention will be described.
FIG. 4 is a perspective view showing a second embodiment of the mixed injection device of the present invention, FIG. 5A is a cross-sectional view showing a configuration example of the valve body in the natural state of the mixed injection device shown in FIG. b) is a cross-sectional view (cross-sectional view) taken along line CC in FIG. In addition, about a common point with the mixed injection tool 1 of 1st Embodiment mentioned above, description is abbreviate | omitted and a main difference is demonstrated.
[0105]
As shown in these drawings, the co-infusion device 1 includes a
[0106]
As shown in FIG.5 (b), the shape in the cross section of the
[0107]
A pair of
[0108]
The
The first cut 31 of the
[0109]
Conversely, the
[0110]
The shapes of the
[0111]
In the
[0112]
Thereby, the 1st cut | notch 31 can be made into the closed state, and a cleaning operation | work (for example, cleaning of the outer
[0113]
Further, the axial direction of the
[0114]
Thereby, the inner surfaces of the
[0115]
The
[0116]
The shape of the
[0117]
In order to manufacture the
[0118]
In order to form the
[0119]
In order to form the
[0120]
In order to manufacture the
[0121]
As shown in FIG. 5B, the
[0122]
That is, the
[0123]
The outer shape and the inner shape of the
[0124]
In addition, the outer diameter (diameter) a in the natural state of the
[0125]
On the left side in FIG. 4 of the mixed injection device 1, for example, one end side of a tube (not shown) is connected so that the lumen and the
[0126]
Moreover, in this mixed injection tool 1, the said tube can be abbreviate | omitted by adjusting the length of the axial direction of the valve body 7 (it makes comparatively long). That is, the main part of the
[0127]
According to this mixed injection device 1, the same effect as the mixed injection device 1 of 1st Embodiment mentioned above is acquired.
[0128]
And in this mixed injection tool 1, since the
[0129]
Further, since the
[0130]
In the embodiment, the number of the
[0131]
Further, the
Further, a flat portion may be provided on the outer peripheral side of the
[0132]
In addition, the co-infusion device 1 may be provided with a connection port connected to the end of the
[0133]
Next, a third embodiment of the mixed injection device of the present invention will be described.
Fig. 6 (b) is a cross-sectional view showing a third embodiment of the mixed injection device of the present invention, and Fig. 6 (a) shows a configuration example of the valve body in the natural state of the mixed injection device shown in Fig. 6 (b). It is a cross-sectional view. In addition, about a common point with the mixed injection tool 1 of 2nd Embodiment mentioned above, description is abbreviate | omitted and a main difference is demonstrated.
[0134]
As shown in the figure, the
[0135]
And the
[0136]
In other words, the thickness of the
[0137]
According to the mixed injection device 1, the same effect as the mixed injection device 1 of the second embodiment described above can be obtained.
[0138]
And in this mixed injection tool 1, since the thickness of the
[0139]
Next, a fourth embodiment of the mixed injection device of the present invention will be described.
FIG.7 (c) is a cross-sectional view which shows 4th Embodiment of the mixed injection tool of this invention, FIG.7 (a) and FIG.7 (b) are the natural states of the mixed injection tool shown in FIG.7 (c), respectively. It is a cross-sectional view which shows the structural example of the valve body in. In addition, about a common point with the mixed injection tool 1 of 2nd Embodiment mentioned above, description is abbreviate | omitted and a main difference is demonstrated.
[0140]
As shown in the figure, the
As shown in FIGS. 7A and 7B, the outer shape of the
[0141]
Further, the inner shape of the
[0142]
And the external shape in the cross section after the deformation | transformation of the
[0143]
Moreover, the inner shape in the cross section after deformation | transformation of the
[0144]
Further, the thickness (wall thickness) of the
[0145]
In other words, the thickness of the
[0146]
In the
[0147]
Moreover, in the
[0148]
As described above, both of the
[0149]
According to the mixed injection device 1, the same effect as the mixed injection device 1 of the second embodiment described above can be obtained.
[0150]
And in this mixed injection tool 1, since the external shape in a cross section is changed from a substantially elliptical shape to a substantially circular shape, the liquid tightness is more reliably maintained as compared with the mixed injection device 1 of the second embodiment described above, The pressure resistance is high, and liquid leakage from the valve body 2 can be prevented more reliably.
[0151]
Moreover, since the thickness of the
[0152]
Next, a fifth embodiment of the mixed injection device of the present invention will be described.
FIG. 8 is a cross-sectional view showing a fifth embodiment of the mixed injection device of the present invention. In addition, about a common point with the mixed injection tool 1 of 3rd Embodiment mentioned above, description is abbreviate | omitted and a main difference is demonstrated.
[0153]
As shown in the figure, a pair of
[0154]
A pair of ribs (protrusions) 82, 82 that can engage with the pair of
[0155]
Thereby, the rotation (displacement) of the
[0156]
The pair of
[0157]
According to the mixed injection device 1, the same effect as the mixed injection device 1 of the third embodiment described above can be obtained.
[0158]
The
[0159]
Moreover, in this mixed injection tool 1, the
[0160]
In the present invention, the
[0161]
In the present invention, the engaging means is not limited to a combination of a groove and a rib, and other examples include a combination of a concave portion and a convex portion, and a combination of a groove and a convex portion.
[0162]
Next, a sixth embodiment of the mixed injection device of the present invention will be described.
[0163]
FIG. 9 is a perspective view showing a sixth embodiment of the mixed injection device of the present invention. In addition, about a common point with the mixed injection tool 1 of 3rd Embodiment mentioned above, description is abbreviate | omitted and a main difference is demonstrated.
[0164]
As shown in the figure, the
[0165]
In this case, the
[0166]
Thereby, when manufacturing the
[0167]
As described above, in the natural state, the
[0168]
Further, in the outer
[0169]
Thereby, when inserting a hard pipe in the
[0170]
That is, the outer
[0171]
Further, in the upper part of the
Thereby, the position of the
[0172]
As described above, the outer
[0173]
Further, for example, one end side of a tube (not shown) is connected to the left side of the co-infusion device 1 in FIG. 9 via a connecting
[0174]
According to the mixed injection device 1, the same effect as the mixed injection device 1 of the third embodiment described above can be obtained.
[0175]
And in this mixed injection tool 1, since the vicinity (the outer
[0176]
In addition, also in the mixed injection device 1 of the second embodiment to the fifth embodiment described above, the seventh embodiment and the eighth embodiment described later, as in the mixed injection device 1 of the sixth embodiment, respectively, Of the outer peripheral surface (first end surface), the vicinity of the first notch is preferably a flat surface or a concave surface (for example, a curved concave surface), whereby a hard pipe (tubular body) is inserted into the valve portion. It can be done easily, quickly and reliably.
[0177]
Next, a seventh embodiment of the mixed injection device of the present invention will be described.
10 is a perspective view showing a seventh embodiment of the mixed injection device of the present invention, FIG. 11 is a cross-sectional view (cross-sectional view) taken along line DD in FIG. 10, and FIG. 12 is a mixed injection shown in FIG. It is a side view of a tool. In addition, about a common point with the mixed injection tool 1 of 3rd Embodiment mentioned above, description is abbreviate | omitted and a main difference is demonstrated.
[0178]
As shown in these drawings, the
[0179]
An
[0180]
The
[0181]
In this case, the valve portion 3 (first cut 31) of the
[0182]
12 shows the mixed injection device 1 when viewed from the direction indicated by the arrow E in FIGS. 10 and 11, that is, the valve body from the
[0183]
Various conditions such as the shape and dimensions of the
[0184]
Thereby, in the
[0185]
At this time, since the direction of the
[0186]
Further, since the
[0187]
In other words, the
[0188]
The thickness (wall thickness) of the
[0189]
Further, the diameter of the
[0190]
This more reliably prevents humans (living bodies), objects, and the like from accidentally contacting the outer peripheral surface 71 (the outer
[0191]
According to the mixed injection device 1, the same effect as the mixed injection device 1 of the third embodiment described above can be obtained.
[0192]
And in this mixed injection tool 1, as above-mentioned, while being able to clean the outer peripheral surface 71 (outer
[0193]
Moreover, compared with the case where the cover etc. which cover the
[0194]
Next, an eighth embodiment of the mixed injection device of the present invention will be described.
FIG. 13: is a cross-sectional view which shows 8th Embodiment of the mixed injection tool of this invention. In addition, about a common point with the mixed injection tool 1 of 7th Embodiment mentioned above, description is abbreviate | omitted and a main difference is demonstrated.
[0195]
As shown in the figure, a pair of
[0196]
A pair of ribs (projections) 82, 82 that can engage with the pair of
Thereby, rotation (displacement) of the
[0197]
The pair of
[0198]
According to the mixed injection device 1, the same effect as the mixed injection device 1 of the seventh embodiment described above can be obtained.
[0199]
The
[0200]
Moreover, in this mixed injection tool 1, the
[0201]
In the present invention, the
[0202]
In the present invention, the engaging means is not limited to a combination of a groove and a rib, and other examples include a combination of a concave portion and a convex portion, and a combination of a groove and a convex portion.
[0203]
Next, a ninth embodiment of the mixed injection device of the present invention will be described.
14 is a perspective view showing a ninth embodiment of the mixed injection device of the present invention, FIG. 15 is a longitudinal sectional view of the mixed injection device shown in FIG. 14, and FIG. 16 is a sectional view taken along the line GG in FIG. (Longitudinal sectional view). In addition, about a common point with the mixed injection tool 1 of 7th Embodiment mentioned above, description is abbreviate | omitted and a main difference is demonstrated. For convenience of explanation, in FIGS. 14, 15, and 16, the upper side is described as “upstream” and the lower side is described as “downstream”.
[0204]
As shown in these drawings, the
[0205]
Further, the
[0206]
Further, the vicinity of the
[0207]
In order to apply such a compressive force to the
[0208]
A cylindrical connecting
[0209]
Further, a
[0210]
The
[0211]
As shown in FIG. 15, in this mixed injection device 1, the direction of the intersecting
[0212]
That is, the intersecting
[0213]
Thereby, a relatively long hard pipe can be inserted from the
[0214]
Further, the surface formed by the axis of the
[0215]
Further, in the outer
[0216]
In the present embodiment, the outer
[0217]
According to the mixed injection device 1, the same effect as the mixed injection device 1 of the seventh embodiment described above can be obtained.
[0218]
And in this mixed injection tool 1, a comparatively long hard pipe can be inserted in the flow path 61 (inner cavity 73) from the
[0219]
That is, as shown in FIG. 14, the liquid medicine is sucked (inhaled) from a container in which a liquid medicine such as an ampoule or a vial is stored by an
[0220]
This eliminates the hassle of removing the blunt needle 122 from the
[0221]
In addition, it is also possible to adjust the thickness (wall thickness) of the
[0222]
Needless to say, a hard pipe having a length equivalent to the thickness (wall thickness) of the
[0223]
Next, a tenth embodiment of the mixed injection device of the present invention will be described.
17 is a perspective view showing a tenth embodiment of the mixed injection device of the present invention, FIG. 18 is a perspective view showing a configuration example of a valve body of the mixed injection device shown in FIG. 17, and FIG. 19 is an F- in FIG. It is sectional drawing (longitudinal sectional drawing) in F line. In addition, about a common point with the mixed injection tool 1 of 5th Embodiment mentioned above, description is abbreviate | omitted and a main difference is demonstrated.
[0224]
As shown in these drawings, a
[0225]
In other words, in the axial direction and the circumferential direction of the
[0226]
The
[0227]
According to the mixed injection device 1, the same effect as the mixed injection device 1 of the fifth embodiment described above can be obtained.
[0228]
The mixed injection device of the present invention has been described based on the illustrated embodiments, but the present invention is not limited to these, and the configuration of each part is replaced with an arbitrary configuration having the same function. can do.
[0229]
For example, in the present invention, the arbitrary configurations of the respective embodiments may be appropriately combined.
[0230]
In the present invention, the shape of the valve body is not limited to a plate shape or a cylindrical shape.
In the present invention, only a part of the valve body may be made of an elastic material.
[0231]
The form (type) of the mixed injection device of the present invention is not particularly limited. For example, a mixed injection port of an infusion set such as a pump-type or gravity-type infusion set, a mixed injection manifold, a Y site, an artificial lung or an artificial lung Examples include a mixed injection / sampling port for the blood circuit of the kidney, a sampling port for the blood bag, and a check valve for preventing blood backflow when the indwelling needle is placed in the blood vessel.
Note that the mixed injection device of the present invention is not limited to medical use.
[0232]
【The invention's effect】
As described above, according to the mixed injection device of the present invention, for example, when connecting a syringe or a connector, a rod-shaped body (for example, a tubular body such as a hard pipe) is inserted from the first cut of the valve body. Therefore, the connection operation can be performed easily and safely (connection operability is good).
[0233]
Further, according to the mixed injection device of the present invention, not only when nothing is inserted (inserted) into the valve body, but also when a rod-like body is inserted, a rod-like body having a different outer diameter is inserted. In addition, even when the rod-shaped body is inserted and withdrawn, liquid tightness is ensured, and liquid leakage from the valve body can be reliably prevented.
[0234]
In addition, since the valve body is deformed so that the inner surfaces of the second cuts are pressed against each other, when the rod-shaped body is inserted for a long period of time, it is surely in a liquid-tight state even after the rod-shaped body is pulled out. The liquid leakage from the valve body can be surely prevented.
[0235]
Further, since the valve body is deformed so that the inner surfaces of the second cuts are pressure-bonded, even if the width of the first cut or the second cut is relatively large, liquid leakage from the valve body is prevented. Can be prevented.
[0236]
Further, by making the width of the first cut and the second cut relatively large, the frictional resistance at the time of inserting and pulling out the rod-shaped body can be made relatively small, whereby the rod-shaped body is inserted and pulled out. Etc. can be easily performed.
[0237]
Further, the valve body of the present invention has a simple structure.
In addition, when the valve body has a cylindrical shape, liquid tightness is more reliably ensured, and liquid leakage from the valve body can be more reliably prevented.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view showing a first embodiment of a mixed injection device of the present invention.
2 is a perspective view showing a configuration example of a valve body in a natural state of the co-infusion device shown in FIG. 1. FIG.
FIG. 3 is a perspective view showing a second configuration example of the valve body in the natural state of the mixed injection device shown in FIG. 1;
FIG. 4 is a perspective view showing a second embodiment of the co-infusion device of the present invention.
5A is a cross-sectional view showing a configuration example of the valve body in the natural state of the co-infusion device shown in FIG. 4, and FIG. 5B is a cross-sectional view taken along the line CC in FIG. It is a figure (cross-sectional view).
6 (b) is a cross-sectional view showing a third embodiment of the mixed injection device of the present invention, and FIG. 6 (a) is a view of the valve body in the natural state of the mixed injection device shown in FIG. 6 (b). It is a cross-sectional view showing a configuration example.
7 (c) is a cross-sectional view showing a fourth embodiment of the mixed injection device of the present invention, and FIGS. 7 (a) and 7 (b) are mixed injections shown in FIG. 7 (c), respectively. It is a cross-sectional view which shows the structural example of the valve body in the natural state of a tool.
FIG. 8 is a cross-sectional view showing a fifth embodiment of the co-infusion device of the present invention.
FIG. 9 is a perspective view showing a sixth embodiment of the co-infusion device of the present invention.
FIG. 10 is a perspective view showing a seventh embodiment of the co-infusion device of the present invention.
11 is a cross-sectional view (transverse cross-sectional view) taken along the line DD in FIG.
12 is a side view of the co-infusion device shown in FIG.
FIG. 13 is a cross-sectional view showing an eighth embodiment of the co-infusion device of the present invention.
FIG. 14 is a perspective view showing a ninth embodiment of the co-infusion device of the present invention.
15 is a longitudinal sectional view of the mixed injection device shown in FIG.
16 is a cross-sectional view (longitudinal cross-sectional view) taken along line GG in FIG.
FIG. 17 is a perspective view showing a tenth embodiment of the mixed injection device of the present invention.
18 is a perspective view showing a configuration example of a valve body of the mixed injection device shown in FIG.
19 is a cross-sectional view (longitudinal cross-sectional view) taken along line FF in FIG. 18;
[Explanation of symbols]
1 Mixed injection tool
2 Disc
21 First end face
22 Second end face
3 Valve
31 First notch
32 Second notch
33 Intersection
4 Housing
41 Housing body
42 Lid member
421 opening
51 tubes
61 flow path
62 Hollow part
7 Disc
71 Outer surface
72 Inner surface
73 Lumen
74 Groove
75 bent part
76 Convex
8 Housing
81 groove
82 Ribs
83 Notch
84 opening
91 Connecting part
111 straight line
12 Injection device
121 syringe
122 Blunt needle
131, 132 connecting members
141, 142 tubes
Claims (11)
前記弁体は、板状をなし、外側に露出した第1の端面と、前記流路内に露出した第2の端面とを有し、該弁体には、前記第1の端面に開口し、前記第2の端面に開口しない第1の切り込みと、該第1の切り込みと内部において交差し、前記第2の端面に開口し、前記第1の端面に開口しない第2の切り込みとが設けられ、
前記弁体は、前記第1の端面側が凸となるように該弁体を湾曲させることにより、前記第2の切り込みの内面同士のみが圧着されるように変形し、前記第1の切り込みが閉じた状態で前記ハウジングに保持されており、
前記第1の端面における前記第1の切り込みと、前記第2の端面における前記第2の切り込みとが略直交し、
前記流路の方向と、前記第2の端面における前記第2の切り込みの方向とが略一致し、
前記湾曲の方向と、前記第1の端面における前記第1の切り込みの方向とが略一致していることを特徴とする混注具。A co-infusion device comprising at least a part of a valve body made of an elastic material and a housing for holding the valve body, and having a flow path therein;
The valve body has a plate-like shape and has a first end face exposed to the outside and a second end face exposed in the flow path, and the valve body opens to the first end face. A first notch that does not open to the second end face, and a second notch that intersects the first notch inside, opens at the second end face, and does not open at the first end face. And
The valve body is deformed so that only the inner surfaces of the second cut are crimped by bending the valve body so that the first end face side is convex, and the first cut is closed. Held in the housing in a state
The first notch at the first end surface and the second notch at the second end surface are substantially orthogonal,
The direction of the flow path substantially coincides with the direction of the second cut at the second end surface,
The co-infusion device, wherein the bending direction and the first incision direction on the first end face substantially coincide with each other.
前記弁体は、外側に露出した第1の端面と、前記流路内に露出した第2の端面とを有し、前記第1の端面が外周面となり、前記第2の端面が内周面となる筒状をなし、該弁体の内腔により、前記流路の少なくとも一部が構成されており、
前記弁体には、前記第1の端面に開口し、前記第2の端面に開口しない第1の切り込みと、該第1の切り込みと内部において交差し、前記第2の端面に開口し、前記第1の端面に開口しない第2の切り込みとが設けられ、
前記弁体は、該弁体の軸方向に対して略垂直な方向に前記ハウジングで圧縮されることにより、前記第2の切り込みの内面同士のみが圧着されるように変形し、前記第1の切り込みが閉じた状態で前記ハウジングに保持されており、
前記第1の端面における前記第1の切り込みと、前記第2の端面における前記第2の切り込みとが略直交し、
前記流路の方向と、前記第2の端面における前記第2の切り込みの方向とが略一致し、
前記弁体の軸方向に対して垂直な方向と、前記第1の端面における前記第1の切り込みの方向とが略一致していることを特徴とする混注具。A co-infusion device comprising at least a part of a valve body made of an elastic material and a housing for holding the valve body, and having a flow path therein;
The valve body has a first end surface exposed to the outside and a second end surface exposed in the flow path, the first end surface being an outer peripheral surface, and the second end surface being an inner peripheral surface. And at least part of the flow path is constituted by the lumen of the valve body,
The valve body has a first notch that opens at the first end surface and does not open at the second end surface, intersects the first notch inside, opens at the second end surface, and A second notch that does not open in the first end face is provided,
The valve body is deformed so that only the inner surfaces of the second cuts are pressure-bonded by being compressed by the housing in a direction substantially perpendicular to the axial direction of the valve body. Held in the housing with the notch closed,
The first notch at the first end surface and the second notch at the second end surface are substantially orthogonal,
The direction of the flow path substantially coincides with the direction of the second cut at the second end surface,
The co-infusion device, wherein a direction perpendicular to the axial direction of the valve body and a direction of the first notch in the first end face substantially coincide with each other.
前記弁体は、前記ハウジング内に挿入されており、
前記第1の切り込みと前記第2の切り込みとが交差する交差部から前記弁体の中心軸を中心に90°ずれた位置を通り、かつ前記弁体の軸方向に対して垂直な直線の方向から前記開口を見たとき、その開口から前記弁体の外周面の一部が見えるように構成されている請求項4ないし6のいずれかに記載の混注具。The housing has a cylindrical shape having an opening on a side surface, and the first cut is located in the opening,
The valve body is inserted into the housing;
A direction of a straight line that passes through a position shifted by 90 ° about the central axis of the valve body from the intersection where the first cut and the second cut intersect, and is perpendicular to the axial direction of the valve body The mixed injection device according to any one of claims 4 to 6, wherein when viewed from the opening, a part of the outer peripheral surface of the valve body is visible from the opening.
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