JP4075972B2 - Connector - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、輸液ライン等に薬液を一時的または長期的に注入したり、動・静脈ラインから採血等を行う場合などに用いられる液体混注具およびカテーテル等の混注部と、それに接続され内腔内に設けた針部により薬液等を混注部に流入するコネクターとからなる接続具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
中心静脈栄養療法をはじめとする各種の栄養投与中において、他の薬液等を注入する場合、輸液ルートの途中に予め備えておいた別ルートの輸液ラインが接続された接続具である混注部およびコネクターを介して行う方法が通常用いられている。この混注部に用いられる手段としては、輸液ラインからの細菌の侵入を防止して感染の機会を減らすことが可能な外部とを遮断するセプタム、つまりゴム状弾性体を有する混注部が使用されている。
【0003】
図4は従来の代表的なY型の液体混注具およびそれに接続して用いられるコネクターの一部を断面で示した外観図と、その作用説明図である。図において、51は接続具のY型の液体混注具の本体を構成するハウジングで、混注口52と流出口53を両端部に有する管状体であり、かつ一般的に中間部に分岐管54が形成されその端部に注入口55を有している。56は混注口52を封止するゴム状弾性体で、混注口52に嵌着されたキャップ57によって混注口52に保持されている。58はハウジング51の外壁に設けられた二条の外ねじ、59はハウジング51の外壁の外ねじ58より分岐管54側に設けられ後述するコネクターのフード部の先端部を塞ぐ段部である。
【0004】
60はハウジング51の基端部である混注口52側に接続される接続具のコネクターで、内径がキャップ57の外径とほぼ等しい有蓋円筒状に形成され、その円筒状の胴部内にハウジング51の混注口52側が摺動かつ回動可能に嵌合され、ハウジング51の外ねじ58に螺合する二条の内ねじ62が内壁に設けられたフード部61と、フード部61の蓋部外側のほぼ中心部に設けられたほぼ円筒状の連結部63と、ほぼ中心部に内腔64aを有し、一方の端部に基部側が内腔64a内に嵌入されてゴム状弾性体56に穿刺される針部65を備え、他方の端部に混注時等に使用される延長チューブ66が接続されて、針部65がフード部61内に位置するように連結部63に連結された接続部64とからなっている。
【0005】
そして、注入口55に延長チューブ67が結合された分岐管54側をメインルートとし、主薬液はこのメインルートを通ってハウジング51の流出口53に結合された延長チューブ68から患者側(血管など)へ投与される。また、図4(b)に示すように、ハウジング51の混注口52側にコネクター60のフード部61を嵌装し、外ねじ58および内ねじ62によりコネクター60をハウジング51に接続させつつゴム状弾性体56に針部65を穿刺させた混注口52側を混注ルートとし、他の薬液は、図4(b)の矢印Yに示すように、延長チューブ66からこの混注ルートを通ってハウジング51内の主薬液(図4(b)の矢印X)と混合しつつ流出口53に結合された延長チューブ68から患者側(血管など)へ持続的に投与される。
【0006】
他の薬液の投与を終了する場合は、ハウジング51に設けられた外ねじ58とコネクター60の内ねじ62との螺合を緩めて、針部65がゴム状弾性体56から抜ける方向にコネクター60を引っ張り離脱させる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような従来の接続具である液体混注具およびコネクター60は、他の薬液の投与を中断する場合、特別な機能を備えていないため、他の薬液の投与を終了する場合と同様に、ハウジング51に設けられた外ねじ58とコネクター60の内ねじ62との螺合を緩めて、針部65がゴム状弾性体56から抜ける方向にコネクター60を引っ張り離脱させるか、または、クランプまたはローラクランプ等を用いて延長チューブ66を閉塞し、針部65からハウジング51への混注ルートを遮断させていた。
【0008】
しかしながら、いずれの場合もその作業は煩わしいものであり、前者のようにコネクター60を一旦離脱させてしまうと、そのコネクター60は細菌による感染などの問題で再度使用することができず、新しいコネクター60と交換しなければならなかった。このため、中断作業はより手間のかかるものとなってしまっていた。また、後者のようにクランプ等で延長チューブ66を閉塞し混注ルートを遮断した場合は、液体混注具側で中断操作を行っていないため、混注ルートが遮断されたかどうかの判断がしにくく、場合によっては完全に遮断されずに薬液の投与が継続されてしまうこともあった。このため、医師または看護婦などの医療従事者が、薬液投与が中断されているかの確認に長い時間費やさなければならず、その作業が面倒であった。さらに、後者の場合は、延長チューブ66のクランプされた部分から針部65の針先までの間に薬液が残ってしまい、滞留部分を作ってしまうという問題もあった。
【0009】
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、薬液投与の中断作業を簡単かつ確実に行えるとともに、使用中のものを交換することなく継続して用いても細菌による感染を防止することのできる使い勝手のよい接続具を提供することを目的としたものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る接続具は、基端部に外部を遮断するゴム状弾性体が取り付けられた薬液流入口を有する混注部と、内腔内にゴム状弾性体に穿刺される針部を有し、内腔内に混注部の基端部が着脱可能かつ摺動および回動可能に接続されるコネクターとを備えてなり、混注部の基端部の外壁に突起部を設けるとともに、コネクターの外周部に、突起部が係止される少なくとも2個の係止孔を有し、先端部が開口された係合部を設け、突起部の係止孔への係止位置により、針部の先端部のゴム状弾性体への挿入深さを少なくとも2段階に設定できるようにし、コネクターを混注部に深く接続させたときに、コネクターの針部の先端部が混注部のゴム状弾性体を貫通して混注部の内腔内に位置し、コネクターを混注部に浅く接続させたときに、コネクターの針部の先端部が混注部のゴム状弾性体内に位置して針部の先端部をゴム状弾性体により閉塞するようにしたものである。
【0012】
本発明に係る接続具は、コネクターの係合部を、針部の挿入方向とほぼ平行で先端部が開口されたほぼI字状の溝部と、溝部の基端部に溝部と直交する方向に設けられた第1の係止孔と、溝部のほぼ中間部に溝部と直交しかつ第1の係止孔と同方向または反対方向に設けられた第2の係止孔とにより構成したものである。
【0013】
本発明に係る接続具は、コネクターの係合部を、針部の挿入方向とほぼ平行で先端部が開口されたほぼI字状の溝部と、溝部の基端部からコネクターの先端部に向かって傾斜した第1の係止孔と、溝部のほぼ中間部に第1の係止孔と同方向または反対方向でかつコネクターの先端部に向かって傾斜した第2の係止孔とにより構成したものである。
【0014】
本発明に係る接続具は、コネクターの係合部を、針部の挿入方向とほぼ平行で先端部が開口されたほぼI字状の溝部と、溝部の基端部からコネクターの先端部に向かって傾斜した第1の係止孔と、溝部の基端部の第1の係止孔と反対方向からコネクターの先端部に向かって傾斜し第1の係止孔よりコネクターの先端部側に位置する第2の係止孔とにより構成したものである。
【0016】
本発明に係る接続具は、コネクターの外周部に設けられた係合部の近傍に、開口された窓部を設けるとともに、混注部の基端部の外壁に、コネクターの接続位置に対応して窓部から表示する文字部を設けたものである。
【0017】
本発明に係る接続具は、コネクターを、混注部の基端部の外側に着脱可能かつ摺動および回動可能に嵌合される有蓋円筒状のフード部と、フード部の蓋部内側のほぼ中心部に設けられ、混注部の基端部がフード部内に嵌合されたときに混注部のゴム状弾性体に穿刺される鈍針と、フード部の蓋部外側のほぼ中心部に設けられ、鈍針の内腔に連通する内腔を有し、混注部品または側注部品が連結または結合される連結部と、フード部の外周部の先端部側に設けられ混注部の突起部が係止される少なくとも2個の係止孔を有する係合部とにより構成したものである。
【0018】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1は本発明の実施の形態1の外観図およびその断面で示した作用説明図である。図において、1は例えば後述する液体混注具の本体を構成するハウジングの基端部である混注口側に接続される接続具のコネクターで、例えばポリカーボネートまたは軟質のポリプロピレンなどの透明なプラスチック材料により構成されている。
【0019】
コネクター1は、有蓋円筒状のフード部2と、フード部2の蓋部内側のほぼ中心部に設けられ、先端部3bの外壁の外径が先端に向かって縮径された鈍針3と、フード部2の蓋部外側のほぼ中心部に設けられ、鈍針3の内腔3aに連通する内腔4aを有し、混注部品または側注部品である例えば延長チューブ7の先端部または注射筒のルアーチップ(図示せず)が連結されるメスルアー状に形成された連結部4とを備えている。また、フード部2の胴部2aの先端部側には、鈍針3の軸方向(挿入方向)とほぼ平行で先端部が開口されたほぼI字状の溝部5aを設け、その溝部5aの基端部に溝部5aと直交する方向に設けられた第1の係止孔5bと、溝部5aのほぼ中間部に溝部5aと直交しかつ第1の係止孔5bと同方向に設けられた第2の係止孔5cとを形成した係合部5が設けられており、胴部2aの係合部5の近傍には、ほぼ矩形状に開口された窓部6が設けられている。なお、第2の係止孔5cを第1の係止孔5bと反対方向に設けてもよい。
【0020】
11は接続具の混注部であるY型の液体混注具の本体を構成し、コネクター1とほぼ同じ材料からなるハウジングで、両端部に混注口12と流出口13とをそれぞれ有する管状体であり、かつその中間部に内腔14aがハウジング11の内腔11aに連通し、先端部に注入口15を有する分岐管14が形成されている。そして、使用時においては、流出口13および注入口15に延長チューブ8,9がそれぞれ結合される。16はほぼ中心部に垂直に設けたスリット16aを有し、このスリット16aに沿ってコネクター1の鈍針3が穿刺されるゴム状弾性体で、例えば天然ゴムまたはイソプロピレンゴム等の合成ゴム材料からなり、厚さが3mm以上8mm以下で、好ましくは4mm以上5mm以下に形成されている。なお、ゴム状弾性体16の厚さが3mm未満であると、鈍針3の先端部3bをゴム状弾性体16のほぼ中間部で位置させたときに先端部3bがゴム状弾性体16によって閉塞されず、ゴム状弾性体16の厚さが8mmを越えると、鈍針3をゴム状弾性体16に穿刺する際の抵抗が大きくなり、穿刺操作がしにくくなってしまう。
【0021】
17はハウジング11の混注口12の外周部に一体に形成され、外径がコネクター1のフード部2の胴部2aの内径とほぼ等しく、その胴部2a内に摺動かつ回動可能に嵌合される有底円筒状の接続部で、ゴム状弾性体16を混注口12の上部に固定している。また、接続部17の外壁17aにはコネクター1のフード部2の胴部2aに設けられた係合部5に係止する突起部18が設けられており、外壁17aの突起部18の近傍には、「開」および「閉」の文字部19が設けられていて、突起部18を係合部5の第1の係止孔5bに係止したときに、「開」の文字部19がフード部2の胴部2aに設けられた窓部6に表示される。
【0022】
そして、フード部2の胴部2a内に接続部17を嵌合し、係合部5の溝部5aに突起部18を嵌入して第1の係止孔5bに突起部18を係止させると、コネクター1の鈍針3がゴム状弾性体16のスリット16aに沿って深く穿刺して貫通し、鈍針3の先端部3bがハウジング11の内腔11a内に位置するとともに、窓部6に「開」の文字部19が表示されて、コネクター1の連結部4に連結された例えば延長チューブ7から鈍針3を介して行われる他の薬液の投与、つまり混注が行われる。また、第2の係止孔5cに突起部18を係止させると、コネクター1の鈍針3がゴム状弾性体16のスリット16aに沿って浅く穿刺して鈍針3の先端部3bがゴム状弾性体16のほぼ中間部に位置し、ゴム状弾性体16によって閉塞されるとともに、「閉」の文字部19がフード部2の先端部近傍に表示されて、コネクター1の連結部4に連結された例えば延長チューブ7からの他の薬液の投与、つまり混注が遮断されて中断される。
【0023】
このように構成されたこの実施の形態1において、主薬液の輸液中に他の薬液を持続的に混注する場合、まず、患者の血管に留置した留置針の基部(図示せず)に延長チューブ8の先端部を連結し、図1(b)の矢印Xに示すように、主薬液を延長チューブ9からメインルートである注入口15へ送って分岐管14の内腔14aからハウジング11の内腔11aへ送り、ハウジング11の流出口13および延長チューブ8から患者側(血管)に投与する。
【0024】
ついで、図2に示すように、ハウジング11の接続部17にコネクター1のフード部2を嵌合させつつ、ゴム状弾性体16に針部3をスリット16aに沿って穿刺させ、接続部17の突起部18をコネクター1の係合部5の第1の係止孔5bに係止して、針部3の先端部3bをゴム状弾性体16を貫通させハウジング11の内腔11a内に位置させる。この時、フード部2の窓部6には、接続部17の外壁17aに設けられた「開」の文字部19が表示される。そして、図2(b)の矢印Yに示すように、延長チューブ7からの他の薬液を、連結部4の内腔4aから鈍針3の内腔3aへの混注ルートを通ってハウジング11の内腔11aへ送り、メインルート(図2(b)の矢印X)からの主薬液とハウジング11の内腔11a内で混合させつつ流出口13および延長チューブ8から患者側(血管)に持続的に混注する。
【0025】
持続的混注を中断する場合は、ハウジング11の接続部17に嵌合しているコネクター1のフード部2を回動および摺動して突起部18の係合部5の第1の係止孔5bへの係止を解除し、図1に示すように、突起部18を係合部5の第2の係止孔5cに係止して、鈍針3の先端部3bをゴム状弾性体16のほぼ中間部に位置させる。この時、フード部2の窓部6には何も表示されず、フード部2の先端部近傍には、接続部17の外壁17aに設けられた「閉」の文字部19が表示される。そして、鈍針3の先端部3bはゴム状弾性体16によって閉塞され、延長チューブ7からハウジング11への他の薬液の混注ルート(図1(b)の矢印Y)をゴム状弾性体16により遮断し、持続的混注を中断する。
【0026】
また、持続的混注を再開する場合は、ハウジング11の接続部17に嵌合しているコネクター1のフード部2を回動および摺動して突起部18の係合部5の第2の係止孔5cへの係止を解除し、図2に示すように、突起部18を係合部5の第1の係止孔5bに再び係止して、鈍針3の先端部3bをゴム状弾性体16を貫通させてハウジング11の内腔11a内に位置させる。この時、フード部2の窓部6には、接続部17の外壁17aの「開」の文字部19が再び表示される。そして、延長チューブ7からの他の薬液を、開放された混注ルート(図2(b)の矢印Y)を通ってハウジング11の内腔11aへ再び送り、メインルート(図2(b)の矢印X)からの主薬液と混合させつつ流出口13および延長チューブ8から患者側(血管)に送って、持続的混注を再開する。
【0027】
このように、ハウジング11の接続部17にコネクター1のフード部2を嵌合したとき、接続部17の外壁17aに設けられた突起部18を、フード部2の胴部2aに設けた係合部5の第1および第2の係止孔5b,5cに係止することによって、鈍針3のゴム状弾性体16への挿入深さを2段階に設定し、持続的混注を実行または再開する場合は、突起部18を第1の係止孔5bに係止して、鈍針3の先端部3bをゴム状弾性体16に深く挿入、つまりゴム状弾性体16を貫通させてハウジング11の内腔11a内に位置させ、延長チューブ7からの他の薬液を、混注ルートを通ってハウジング11側に注入させる。また、持続的混注を中断する場合は、突起部18を第2の係止孔5cに係止して、鈍針3の先端部3bをゴム状弾性体16に浅く挿入、つまりゴム状弾性体16のほぼ中間部に位置させて、鈍針3の先端部3bをゴム状弾性体16により閉塞させ、延長チューブ7からの他の薬液の混注ルートを遮断させるようにした。
【0028】
これにより、持続的混注等の中断および再開(実行)を、コネクター1の係合部5およびハウジング11の突起部18の簡単な操作で行うことができる。また、中断中の鈍針3の先端部3bはゴム状弾性体16によって閉塞されているため、使用中のコネクター1を新しいものと交換しなくても、ハウジング11への細菌の侵入を阻止して感染を防止することができ、使用中のコネクター1を継続して用いることができる接続具を得ることができる。
【0029】
また、コネクター1のフード部2に設けた窓部6と、ハウジング11の接続部17の外壁17aに設けた「開」および「閉」の文字部19とによって、現在行われている試技、つまり持続的混注等の中断および実行(再開)をコネクター1およびハウジング11側で視覚的に認識することができるため、医療従事者の誤操作を防ぐことができる。
【0030】
実施の形態2.
図3(a)は本発明の実施の形態2に係るコネクターの外観図で、この実施の形態2は、実施の形態1に係るコネクター1のフード部2の胴部2aに設けられた係合部5に代えて、フード部2の胴部2aの先端部側に鈍針3の軸方向(挿入方向)とほぼ平行で先端部が開口されたほぼI字状の溝部10aを設け、その溝部10aの基端部から胴部2aの先端部に向かって傾斜した第1の係合部10bと、溝部10aのほぼ中間部に第1の係合部10bと同方向でかつ胴部2aの先端部に向かって傾斜した第2の係止孔10cとを形成した係合部10を設けたものである。
【0031】
そして、係合部10の溝部10aに接続部17に設けられた突起部18を嵌入して第1の係止孔10bに突起部18を係止させると、コネクター1の鈍針3がゴム状弾性体16のスリット16aに沿って深く穿刺して貫通し、鈍針3の先端部3bがハウジング11の内腔11a内に位置する。また、第2の係止孔10cに突起部18を係止させると、コネクター1の鈍針3がゴム状弾性体16のスリット16aに沿って浅く穿刺して鈍針3の先端部3bがゴム状弾性体16のほぼ中間部に位置し、先端部3bがゴム状弾性体16によって閉塞されるように構成されている。
【0032】
このように構成したことにより、実施の形態1とほぼ同じ作用および効果が得られ、ハウジング11の接続部17に設けられた突起部18をコネクター1のフード部2の胴部2aに設けられた係合部10の第1の係止孔10bまたは第2の係止孔10cに係止することによって、鈍針3のゴム状弾性体16への挿入深さを2段階に設定することができ、鈍針3の先端部3bをハウジング11の内腔11a内で開放またはゴム状弾性体16で閉塞することができる。これにより、ハウジング11への細菌の侵入を阻止して感染を防止しながら、持続的混注の中断または再開を簡単かつ確実に行うことができる。また、第1の係止孔10bおよび第2の係止孔10cは、溝部10aから胴部2aの先端部に向かって傾斜しているので、第1の係止孔10bまたは第2の係止孔10cに係止された突起部18がその位置から外れにくくなり、行う試技をより確実にするとともに、その状態を長く保持することができる。
【0033】
実施の形態3.
図3(b)は本発明の実施の形態3に係るコネクターの外観図で、この実施の形態3は、実施の形態1に係るコネクター1の係合部5に代えて、フード部2の胴部2aの先端部側に鈍針3の軸方向(挿入方向)とほぼ平行で先端部が開口されたほぼI字状の溝部20aを設け、その溝部20aの基端部から胴部2aの先端部に向かって傾斜した第1の係止孔20bと、溝部20aのほぼ中間部に第1の係止孔20bと反対方向から胴部2aの先端部に向かって傾斜した第2の係止孔20cとを形成した係合部20を設けたものである。
【0034】
そして、係合部20の溝部20aに接続部17の突起部18を嵌入して第1の係止孔20bに突起部18を係止させると、コネクター1の鈍針3がゴム状弾性体16のスリット16aに沿って深く穿刺して貫通し、鈍針3の先端部3bがハウジング11の内腔11a内に位置する。また、第2の係止孔20cに突起部18を係止させると、コネクター1の鈍針3がゴム状弾性体16のスリット16aに沿って浅く穿刺して鈍針3の先端部3bがゴム状弾性体16のほぼ中間部に位置し、先端部3bがゴム状弾性体16によって閉塞されるように構成されている。
【0035】
このように構成したことにより、実施の形態1とほぼ同じ作用および効果が得られ、ハウジング11の接続部17の突起部18をコネクター1のフード部2の胴部2aに設けられた係合部20の第1の係止孔20bまたは第2の係止孔20cに係止することによって、鈍針3のゴム状弾性体16への挿入深さを2段階に設定することができ、鈍針3の先端部3bをハウジング11の内腔11a内で開放またはゴム状弾性体16で閉塞することができる。これにより、ハウジング11への細菌の侵入を阻止して感染を防止しながら、持続的混注の中断または再開を簡単かつ確実に行うことができる。また、第1の係止孔20bおよび第2の係止孔20cを溝部20aを中心に異なる方向に設けたので、突起部18の第1の係止孔20bおよび第2の係止孔20cへの係止が行いやすくなり、持続的混注の中断または再開の操作の誤りを防ぐことができる使い勝手のよい接続具を得ることができる。
【0036】
実施の形態4.
図3(c)は本発明の実施の形態4に係るコネクターの外観図で、この実施の形態4は、実施の形態1に係るコネクターの係合部5に代えて、フード部2の胴部2aの先端部側に鈍針3の軸方向(挿入方向)とほぼ平行で先端部が開口されたほぼI字状の溝部30aを設け、その溝部30aの基端部から胴部2aの先端部に向かって傾斜した第1の係止孔30bと、溝部30aの基端部の第1の係止孔30bとは反対方向から胴部2aの先端部に向かって傾斜し、第1の係止孔30bより胴部2aの先端部側に位置する第2の係止孔30cとを形成した係合部30を設けたものである。
【0037】
そして、係合部30の溝部30aに接続部17の突起部18を嵌入して第1の係止孔30bに突起部18を係止させると、コネクター1の鈍針3がゴム状弾性体16のスリット16aに沿って深く穿刺して貫通し、鈍針3の先端部3bがハウジング11の内腔11a内に位置する。また、第2の係止孔30cに突起部18を係止させると、コネクター1の鈍針3がゴム状弾性体16のスリット16aに沿って浅く穿刺して鈍針3の先端部3bがゴム状弾性体16のほぼ中間部に位置し、先端部3bがゴム状弾性体16によって閉塞されるように構成されている。
【0038】
このように構成したことにより、実施の形態1とほぼ同じ作用および効果が得られ、ハウジング11の接続部17の突起部18をコネクター1のフード部2の胴部2aに設けられた係合部30の第1の係止孔30bまたは第2の係止孔30cに係止することによって、鈍針3のゴム状弾性体16への挿入深さを2段階に設定することができ、鈍針3の先端部3bをハウジング11の内腔11a内で開放またはゴム状弾性体16で閉塞することができる。これにより、ハウジング11への細菌の侵入を阻止して感染を防止しながら、持続的混注の中断または再開を簡単かつ確実に行うことができる。また、第1の係止孔30bおよび第2の係止孔30cを溝部30aの基端部でかつ溝部30aを中心に異なる方向に設けたので、突起部18の第1の係止孔30bおよび第2の係止孔30cへの係止を、コネクター1を回動させることにより簡単に行うことができ、誤操作を防ぐとともに使い勝手のよい接続具を得ることができる。
【0039】
以上本発明の実施の形態について説明したが、本発明はこれに限定するものではなく、例えば以下の如く適宜変更することができる。
(1)上述の実施の形態ではY型の液体混注具にコネクター1を接続し、他の薬液の持続的混注を中断する場合を例示して説明したが、例えばカテーテルの基端部に連結される注入用コネクターなどでゴム状弾性体を有する混注部にコネクター1を接続してもよく、また、例えば主薬液の中断等を行ってもよい。これらの場合も同様の効果を奏する。
【0040】
(2)上述の実施の形態ではコネクター1に例えば2つの係止孔5b,5cを有する係合部5を設け、鈍針3のゴム状弾性体16への挿入深さを2段階に設定した場合を示したが、係止孔を複数設け、鈍針3の挿入深さを多段階に設定できるようにしてもよい。この場合も、同様の効果を奏する。
【0041】
(3)上述の実施の形態ではコネクター1に鈍針3を設けた場合を示したが、従来例と同様に先端部が鋭利な針部を設けてもよい。この場合も同様の効果を奏する。
【0042】
(4)上述の実施の形態ではコネクター1のフード部2に窓部6を設け、ハウジング11の接続部17の外壁17aに「開」および「閉」の文字部19が設けて、突起部18が例えば係合部5の第1の係止孔5bに係止したときに「開」の文字部19が窓部6に表示される場合を例示して説明したが、これに限定するものではなく、窓部6の位置を変更して、突起部18が例えば係合部5の第2の係止孔5cに係止したときに「閉」の文字部19が窓部6に表示されるようにしたり、突起部18の係止位置に対応して「開」および「閉」の両方の文字部19を窓部6に表示させるようにしてもよく、窓部6を複数設けて両方の文字部19をそれぞれ表示させるようにしてもよい。また、文字部19は文字に限らず記号等を用いてもよい。
【0043】
【発明の効果】
以上のように本発明に係る接続具は、基端部に外部を遮断するゴム状弾性体が取り付けられた薬液流入口を有する混注部と、内腔内にゴム状弾性体に穿刺される針部を有し、内腔内に混注部の基端部が着脱可能かつ摺動および回動可能に接続されるコネクターとを備えてなり、混注部の基端部の外壁に突起部を設けるとともに、コネクターの外周部に、突起部が係止される少なくとも2個の係止孔を有し、先端部が開口された係合部を設け、突起部の係止孔への係止位置により、針部の先端部のゴム状弾性体への挿入深さを少なくとも2段階に設定できるようにし、コネクターを混注部に深く接続させたときに、コネクターの針部の先端部が混注部のゴム状弾性体を貫通して混注部の内腔内に位置し、コネクターを混注部に浅く接続させたときに、コネクターの針部の先端部が混注部のゴム状弾性体内に位置して針部の先端部をゴム状弾性体により閉塞するようにしたので、コネクター側からの薬液投与の中断および再開を、接続具側の操作によるコネクターの混注部への接続の深さで簡単に操作することができるとともに、使用中のコネクターを新しいものと交換することなく継続して用いても、混注部への細菌の侵入を阻止して感染を防止することができる使い勝手のよい接続具を得ることができる。
【0045】
本発明に係る接続具は、コネクターの係合部を、針部の挿入方向とほぼ平行で先端部が開口されたほぼI字状の溝部と、溝部の基端部に溝部と直交する方向に設けられた第1の係止孔と、溝部のほぼ中間部に溝部と直交しかつ第1の係止孔と同方向または反対方向に設けられた第2の係止孔とにより構成したので、コネクター側からの薬液投与の中断および再開を、混注部への細菌の侵入を阻止して感染を防止しながらコネクターの係合部の係止孔に混注部の突起部を係止するだけの簡単な操作で行うことができ、使い勝手のよい接続具を得ることができる。
【0046】
本発明に係る接続具は、コネクターの係合部を、針部の挿入方向とほぼ平行で先端部が開口されたほぼI字状の溝部と、溝部の基端部からコネクターの先端部に向かって傾斜した第1の係止孔と、溝部の基端部の第1の係止孔と反対方向からコネクターの先端部に向かって傾斜し第1の係止孔より先端部側に位置する第2の係止孔とにより構成したので、コネクター側からの薬液投与の中断または再開を、細菌による感染を防止しながら簡単かつ確実に行うことができるとともに、溝部から混注部の先端部に向かって傾斜した第1の係止孔および第2の係止孔によって、突起部の係止孔への係止が外れにくくなり、行う試技をより確実にしかつその状態を長く保持することができる接続具が得られる。また、第1の係止孔および第2の係止孔を溝部を中心に異なる方向に設けた場合は、突起部の係止孔への係止がより行いやすくなり、薬液投与の中断または再開の操作の誤りも防ぐことができる。
【0047】
本発明に係る接続具は、コネクターの係合部を、針部の挿入方向とほぼ平行で先端部が開口されたほぼI字状の溝部と、溝部の基端部からコネクターの先端部に向かって傾斜した第1の係止孔と、溝部の基端部の第1の係止孔と反対方向からコネクターの先端部に向かって傾斜し第1の係止孔よりコネクターの先端部側に位置する第2の係止孔とにより構成したので、コネクター側からの薬液投与の中断および再開を細菌による感染を防止しながら簡単かつ確実に行うことができるとともに、溝部の基端部でかつ溝部を中心に異なる方向に設けた第1の係止孔および第2の係止孔によって、突起部の係止孔への係止をコネクターを回動させることでより簡単に行うことができ、誤操作を防ぐとともに使い勝手のよい接続具を得ることができる。
【0049】
本発明に係る接続具は、コネクターの外周部に設けられた係合部の近傍に、開口された窓部を設けるとともに、混注部の基端部の外壁に、コネクターの接続位置に対応して窓部から表示する文字部を設けたので、コネクター側からの薬液投与の中断および再開を接続具側で視覚的に認識することができ、医療従事者の操作を容易にし誤操作を防ぐことができる。
【0050】
本発明に係る接続具は、コネクターを、混注部の基端部の外側に着脱可能かつ摺動および回動可能に嵌合される有蓋円筒状のフード部と、フード部の蓋部内側のほぼ中心部に設けられ、混注部の基端部がフード部内に嵌合されたときに混注部のゴム状弾性体に穿刺される鈍針と、フード部の蓋部外側のほぼ中心部に設けられ、鈍針の内腔に連通する内腔を有し、混注部品または側注部品が連結または結合される連結部と、フード部の外周部の先端部側に設けられ混注部の突起部が係止される少なくとも2個の係止孔を有する係合部とにより構成したので、上記のような効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の外観図およびその断面で示した作用説明図である。
【図2】本発明の実施の形態1の作用説明図である。
【図3】本発明の実施の形態2,3および4に係るコネクター1の外観図である。
【図4】従来の代表的なY型の液体混注具およびそれに接続して用いられるコネクターの一部を断面で示した外観図と、その作用説明図である。
【符号の説明】
1 コネクター
2 フード部
3 鈍針
4 接続部
5,10,20,30 係合部
5a,10a,20a,30a 溝部
5b,10b,20b,30b 第1の係止孔
5c,10c,20c,30c 第2の係止孔
6 窓部
7,8,9 延長チューブ
11 ハウジング
12 混注口
16 ゴム状弾性体
17 接続部
18 突起部
19 文字部[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a liquid co-infusion device such as a liquid co-infusion device and a catheter used when injecting a chemical solution into an infusion line or the like temporarily or for a long term or collecting blood from an arterial / venous line, etc., and a lumen connected thereto The present invention relates to a connector comprising a connector that allows a chemical solution or the like to flow into a co-injection portion by a needle portion provided therein.
[0002]
[Prior art]
In the case of injecting other medicinal solutions during various nutritional administrations including central parenteral nutrition therapy, a mixed injection part that is a connecting device to which an infusion line of another route prepared in advance in the middle of the infusion route is connected, and A method using a connector is usually used. As a means used for this co-infusion part, a septum that prevents the entry of bacteria from the infusion line and can reduce the chance of infection, that is, a septum that cuts off from the outside, that is, a co-infusion part having a rubber-like elastic body is used. Yes.
[0003]
FIG. 4 is an external view showing a section of a conventional typical Y-type liquid co-infusion device and a connector used in connection therewith, and an operation explanatory view thereof. In the figure, 51 is a housing constituting the main body of a Y-type liquid co-infusion device of a connector, which is a tubular body having a
[0004]
A
[0005]
The
[0006]
When the administration of another chemical solution is to be terminated, the screwing between the
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
Since the liquid co-infusion device and the
[0008]
However, in either case, the operation is troublesome. Once the
[0009]
The present invention has been made to solve the above-mentioned problems, and can easily and reliably interrupt the administration of a chemical solution, and can be infected by bacteria even if it is continuously used without exchanging the one in use. It is an object of the present invention to provide an easy-to-use connector that can prevent the above-described problem.
[0010]
[Means for Solving the Problems]
The connector according to the present invention has a mixed injection portion having a chemical solution inlet with a rubber-like elastic body that blocks the outside at the base end portion, and a needle portion that is punctured by the rubber-like elastic body in the lumen. The base end of the co-injection part is detachably and slidably and rotatably connected in the lumen, Protrusions are provided on the outer wall of the base end of the co-injection part, and at the outer periphery of the connector, there are provided at least two engaging holes for engaging the protruding parts, and an engaging part with an open end is provided. The insertion depth of the tip portion of the needle portion into the rubber-like elastic body can be set in at least two stages depending on the locking position of the protruding portion to the locking hole, When the connector is deeply connected to the co-infusion part, the tip of the connector needle penetrates the rubber-like elastic body of the co-infusion part and is located in the lumen of the co-infusion part, and the connector is shallowly connected to the co-infusion part. In some cases, the tip of the needle portion of the connector is positioned in the rubber-like elastic body of the co-injection portion, and the tip of the needle portion is closed by the rubber-like elastic body.
[0012]
In the connector according to the present invention, the engaging portion of the connector is arranged in a direction substantially perpendicular to the groove portion at the proximal end portion of the groove portion and the substantially I-shaped groove portion having the distal end portion opened substantially parallel to the insertion direction of the needle portion. A first locking hole provided and a second locking hole provided at a substantially middle part of the groove part at right angles to the groove part and in the same direction as or opposite to the first locking hole. is there.
[0013]
The connector according to the present invention is configured so that the engaging portion of the connector is substantially parallel to the insertion direction of the needle portion and has a substantially I-shaped groove portion having an open front end portion, and a base end portion of the groove portion toward the distal end portion of the connector. And a second locking hole inclined in the same direction as or in the opposite direction to the first locking hole and toward the tip of the connector. Is.
[0014]
The connector according to the present invention is configured so that the engaging portion of the connector is substantially parallel to the insertion direction of the needle portion and has a substantially I-shaped groove portion having an open front end portion, and a base end portion of the groove portion toward the distal end portion of the connector. The first locking hole is inclined toward the distal end of the connector from the opposite direction to the first locking hole at the base end of the groove and is positioned closer to the distal end of the connector than the first locking hole. And a second locking hole.
[0016]
The connector according to the present invention is provided with an opened window in the vicinity of the engaging portion provided on the outer peripheral portion of the connector, and on the outer wall of the base end portion of the co-injection portion corresponding to the connection position of the connector. A character portion to be displayed from the window portion is provided.
[0017]
The connector according to the present invention includes a closed cylindrical hood portion that is detachably fitted to the outer side of the base end portion of the mixed injection portion and is slidable and rotatable, and an inner side of the lid portion of the hood portion. A blunt needle that is pierced into the rubber-like elastic body of the co-injection part when the base end part of the co-injection part is fitted in the hood part, and is provided at substantially the central part outside the lid part of the hood part. , Which has a lumen that communicates with the lumen of the blunt needle and is connected to or coupled to the mixed injection part or the side injection part, and the protrusion of the mixed injection part that is provided on the distal end side of the outer periphery of the hood part And an engaging portion having at least two locking holes to be stopped.
[0018]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
FIG. 1 is an external view of
[0019]
The
[0020]
Reference numeral 11 denotes a main body of a Y-type liquid co-infusion device which is a co-infusion portion of the connection device, and is a housing made of substantially the same material as the
[0021]
17 is integrally formed on the outer peripheral portion of the
[0022]
And when the
[0023]
In the first embodiment configured as described above, when continuously injecting another drug solution during the infusion of the main drug solution, first, an extension tube is provided at the base (not shown) of the indwelling needle placed in the patient's blood vessel. 8 is connected, and as shown by an arrow X in FIG. 1B, the main drug solution is sent from the
[0024]
Next, as shown in FIG. 2, while the
[0025]
When the continuous mixed injection is interrupted, the
[0026]
When resuming continuous mixed injection, the
[0027]
Thus, when the
[0028]
Thereby, interruption and resumption (execution) of continuous mixed injection and the like can be performed by a simple operation of the engaging
[0029]
Further, the currently performed trial, that is, the
[0030]
FIG. 3A is an external view of the connector according to the second embodiment of the present invention. This second embodiment is an engagement provided on the body portion 2a of the
[0031]
And if the
[0032]
With this configuration, substantially the same operation and effect as in the first embodiment can be obtained, and the
[0033]
FIG. 3B is an external view of the connector according to the third embodiment of the present invention. This third embodiment replaces the
[0034]
Then, when the
[0035]
With this configuration, substantially the same operation and effect as in the first embodiment can be obtained, and the
[0036]
FIG. 3C is an external view of the connector according to the fourth embodiment of the present invention. This fourth embodiment replaces the
[0037]
Then, when the
[0038]
With this configuration, substantially the same operation and effect as in the first embodiment can be obtained, and the
[0039]
Although the embodiment of the present invention has been described above, the present invention is not limited to this, and can be appropriately modified as follows, for example.
(1) In the above-described embodiment, the case where the
[0040]
(2) In the above embodiment, the
[0041]
(3) Although the case where the
[0042]
(4) In the above-described embodiment, the
[0043]
【The invention's effect】
As described above, the connection device according to the present invention includes a mixed injection portion having a chemical solution inlet having a rubber-like elastic body attached to the base end portion for blocking the outside, and a needle punctured by the rubber-like elastic body in the lumen. And a connector to which the proximal end portion of the co-injection portion is detachably and slidably and rotatably connected in the lumen, Protrusions are provided on the outer wall of the base end of the co-injection part, and at the outer periphery of the connector, there are provided at least two engaging holes for engaging the protruding parts, and an engaging part with an open end is provided. The insertion depth of the tip portion of the needle portion into the rubber-like elastic body can be set in at least two stages depending on the locking position of the protruding portion to the locking hole, When the connector is deeply connected to the co-infusion part, the tip of the connector needle penetrates the rubber-like elastic body of the co-infusion part and is located in the lumen of the co-infusion part, and the connector is shallowly connected to the co-infusion part. Sometimes, the tip of the connector needle is located in the rubber-like elastic body of the co-injection and the tip of the needle is closed by the rubber-like elastic body. The By operation on the connection side The connector can be easily operated at the depth of connection to the co-injection part, and even if the connector in use is used continuously without replacing it, it prevents bacteria from entering the co-infusion part. An easy-to-use connector that can prevent infection can be obtained.
[0045]
In the connector according to the present invention, the engaging portion of the connector is arranged in a direction substantially perpendicular to the groove portion at the proximal end portion of the groove portion and the substantially I-shaped groove portion having the distal end portion opened substantially parallel to the insertion direction of the needle portion. Since it is constituted by the first locking hole provided and the second locking hole provided at a substantially middle part of the groove part at right angles to the groove part and in the same direction as or opposite to the first locking hole, Simply interrupting and resuming drug administration from the connector side by simply locking the protrusion of the mixed injection part into the engagement hole of the connector engagement part while preventing bacteria from entering the mixed injection part and preventing infection It is possible to obtain an easy-to-use connector.
[0046]
The connector according to the present invention is configured so that the engaging portion of the connector is substantially parallel to the insertion direction of the needle portion and has a substantially I-shaped groove portion having an open front end portion, and a base end portion of the groove portion toward the distal end portion of the connector. And the first locking hole inclined to the distal end of the connector from the opposite direction to the first locking hole at the base end of the groove and positioned closer to the distal end than the first locking hole. Since it is composed of two locking holes, it is possible to interrupt and restart the administration of the chemical solution from the connector side easily and reliably while preventing infection by bacteria, and from the groove portion toward the tip of the mixed injection portion. The inclined first locking hole and the second locking hole make it difficult for the protrusions to be locked to the locking holes, thereby making it possible to more reliably perform the trial and keep the state for a long time. Is obtained. Further, when the first locking hole and the second locking hole are provided in different directions with the groove portion as the center, it becomes easier to lock the projection portion to the locking hole, and the suspension or resumption of the drug solution administration is performed. It is possible to prevent errors in operation.
[0047]
The connector according to the present invention is configured so that the engaging portion of the connector is substantially parallel to the insertion direction of the needle portion and has a substantially I-shaped groove portion having an open front end portion, and a base end portion of the groove portion toward the distal end portion of the connector. The first locking hole is inclined toward the distal end of the connector from the opposite direction to the first locking hole at the base end of the groove and is positioned closer to the distal end of the connector than the first locking hole. Since the second locking hole is configured to interrupt and restart the administration of the chemical solution from the connector side while preventing infection by bacteria, the groove portion is formed at the base end portion of the groove portion and the groove portion. With the first locking hole and the second locking hole provided in different directions in the center, the locking of the protruding portion to the locking hole can be performed more easily by rotating the connector, resulting in erroneous operation. It is possible to obtain a connector that is easy to use and prevents
[0049]
The connector according to the present invention is provided with an opened window in the vicinity of the engaging portion provided on the outer peripheral portion of the connector, and on the outer wall of the base end portion of the co-injection portion corresponding to the connection position of the connector. Since the character part to be displayed from the window is provided, it is possible to visually recognize the suspension and resumption of liquid medicine administration from the connector side on the connector side, making it easier for medical staff to operate and preventing erroneous operations. .
[0050]
The connector according to the present invention includes a closed cylindrical hood portion that is detachably fitted to the outer side of the base end portion of the mixed injection portion and is slidable and rotatable, and an inner side of the lid portion of the hood portion. A blunt needle that is pierced into the rubber-like elastic body of the co-injection part when the base end part of the co-injection part is fitted in the hood part, and is provided at substantially the central part outside the lid part of the hood part. , Which has a lumen that communicates with the lumen of the blunt needle and is connected to or coupled to the mixed injection part or the side injection part, and the protrusion of the mixed injection part that is provided on the distal end side of the outer periphery of the hood part Since it comprised by the engaging part which has at least 2 locking hole stopped, the above effects can be acquired.
[Brief description of the drawings]
BRIEF DESCRIPTION OF DRAWINGS FIG. 1 is an external view of
FIG. 2 is an operation explanatory diagram of
FIG. 3 is an external view of a
FIG. 4 is an external view showing a section of a conventional typical Y-type liquid co-infusion device and a connector used in connection therewith, and an operation explanatory view thereof.
[Explanation of symbols]
1 Connector
2 Food part
3 Blunt needle
4 connections
5, 10, 20, 30 Engagement part
5a, 10a, 20a, 30a Groove
5b, 10b, 20b, 30b First locking hole
5c, 10c, 20c, 30c Second locking hole
6 windows
7, 8, 9 Extension tube
11 Housing
12 Mixed injection port
16 Rubber elastic body
17 Connection
18 Protrusion
19 character
Claims (6)
前記混注部の基端部の外壁に突起部を設けるとともに、前記コネクターの外周部に、前記突起部が係止される少なくとも2個の係止孔を有し、先端部が開口された係合部を設け、前記突起部の前記係止孔への係止位置により、前記針部の先端部の前記ゴム状弾性体への挿入深さを少なくとも2段階に設定できるようにし、
前記コネクターを前記混注部に深く接続させたときに、前記コネクターの針部の先端部が前記混注部のゴム状弾性体を貫通して該混注部の内腔内に位置し、前記コネクターを前記混注部に浅く接続させたときに、前記コネクターの針部の先端部が前記混注部のゴム状弾性体内に位置して前記針部の先端部を該ゴム状弾性体により閉塞するようにしたことを特徴とする接続具。A mixture injection part having a chemical solution inlet having a rubber-like elastic body attached to the base end and blocking the outside; and a needle part pierced by the rubber-like elastic body in a lumen; A base end portion of the mixed injection portion is detachable and includes a connector connected to be slidable and rotatable,
A protrusion is provided on the outer wall of the base end portion of the mixed injection portion, and at least two locking holes for locking the protrusion are provided on the outer peripheral portion of the connector, and the distal end is opened. Provided with a portion, and the insertion depth of the tip of the needle portion into the rubber-like elastic body can be set in at least two stages according to the engagement position of the projection portion with the engagement hole,
When the connector is deeply connected to the co-infusion part, the tip of the needle part of the connector penetrates the rubber-like elastic body of the co-infusion part and is located in the lumen of the co-infusion part. The tip of the needle part of the connector is located in the rubber-like elastic body of the mixed-injection part and the tip of the needle part is blocked by the rubber-like elastic body when connected shallowly to the co-injection part. A connector characterized by.
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