JP4116275B2 - Brushless motor drive device - Google Patents
Brushless motor drive device Download PDFInfo
- Publication number
- JP4116275B2 JP4116275B2 JP2001298096A JP2001298096A JP4116275B2 JP 4116275 B2 JP4116275 B2 JP 4116275B2 JP 2001298096 A JP2001298096 A JP 2001298096A JP 2001298096 A JP2001298096 A JP 2001298096A JP 4116275 B2 JP4116275 B2 JP 4116275B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- noise
- capacitor
- mosfet
- brushless motor
- ceramic capacitors
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ブラシレスモータに供給する電源電圧をオンオフ制御することにより交流電流を供給して駆動するブラシレスモータの駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、所謂ブラシレスモータの駆動回路としては、6個の半導体スイッチング素子(MOSFET、バイポーラトランジスタ)を所謂三相ブリッジ接続し、永久磁石からなるロータの周囲に配置された3つのホール素子の検出信号に基づいて各半導体スイッチング素子のオンオフをしてモータに交流電力を供給するものが知られている。
【0003】
このようなブラシレスモータの駆動回路は、例えば特開平10−215595号公報で開示されたモータの駆動回路が知られている。このモータの駆動回路は、図18に示すように、複数のトランジスタのうち、低電位側に接続された低電位側トランジスタUL,VL,WLのみをPWM制御する。これにより、低電位側トランジスタUL,VL,WLからモータに供給する電力量を制御してモータの回転数を制御する。
【0004】
このモータの駆動回路は、低電位側トランジスタUL,VL,WLとU相、V相、W相の交流出力線接続点との間にインダクタLU,LV,LWをそれぞれ接続し、このインダクタLU,LV,LW及び低電位側トランジスタUL,VL,WLの各共通接続点と直流正極母線Pとの間にフライホイールダイオードDU,DV,DWをそれぞれ接続し、高電位側トランジスタUH,VH,WHの各コレクタ−エミッタ間にコンデンサCU,CV,CWをそれぞれ接続して構成されている。
【0005】
このようなモータの駆動回路は、コンデンサCU,CV,CW及びインダクタLU,LV,LWを、PWM信号のキャリア成分を除去するリップルフィルターとして作用させる。また、このモータの駆動回路では、インダクタLU,LV,LWにより、高電位側トランジスタUH,VH,WHと低電位側トランジスタUL,UV,UWとの間に流れる直流短絡電流を阻止する。更に、このモータの駆動回路では、フライホイールダイオードDU,DV,DWを、インダクタLU,UV,UWの蓄積エネルギーを直流正極母線P側に帰還させるために設けている。
【0006】
また、従来の他のモータの駆動回路では、半導体スイッチング素子としてMOSFETを使用し、低電位側MOSFETをPWM制御するものがある。このようなモータの駆動回路では、低電位側MOSFETをオフからオンにするタイミングで、直流電源端子(直流正極母線)と接地端子(直流負極母線)との間に発生する信号ノイズを抑制するために、低電位側MOSFETのゲート端子とドレイン端子との間にセラミックコンデンサを設けていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のモータの駆動回路において、半導体スイッチング素子としてMOSFETを使用し、ゲート端子とドレイン端子との間にセラミックコンデンサを設けた構成としただけでは、低電位側のMOSFETのゲート端子とドレイン端子との間の寄生容量による信号ノイズを抑制するのに限界があった。
【0008】
信号ノイズが発生する原因としては、低電位側MOSFETがオンとなるタイミングで、ゲート端子に印加される電圧が接地電位に引き込まれてゲート端子に印加される電圧が低下することにより発生する。
【0009】
これに対し、セラミックコンデンサにより高周波信号成分をバイパスするために、セラミックコンデンサの容量を大きくすると、モータに対する交流電力の入出力特性が変化してしまう。したがって、信号ノイズ低減を目的としてセラミックコンデンサの容量を大きくするとモータ制御ができなくなる恐れがあり、信号ノイズの低減に限界があった。
【0010】
そこで、本発明は、上述した実情に鑑みて提案されたものであり、スイッチング素子のオンオフタイミングにおいて発生する信号ノイズを抑制するブラシレスモータの駆動回路を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上述の課題を解決するために、請求項1に係る発明では、直流電源の正負極端子間に複数のMOSFET(Metal-Oxide-Semiconductor Field Effect Transistor)をブリッジ接続してなり、正極側MOSFET又は負極側MOSFETにパルス幅が調整されたPWM(Pulse Width Modulation)信号を供給してブラシレスモータを駆動するブラシレスモータの駆動装置において、上記PWM信号が供給される上記MOSFETのゲート端子とドレイン端子との間に設けられた第1コンデンサと、上記PWM信号が供給されない上記MOSFETのドレイン端子とソース端子との間に設けられた第2コンデンサとを備え、 上記第1コンデンサの容量と上記第2コンデンサの容量とを略同じにしたことを特徴とする。
【0012】
請求項2に係る発明では、直流電源の正負極端子間に複数のMOSFET(Metal-Oxide-Semiconductor Field Effect Transistor)をブリッジ接続してなり、正極側MOSFET又は負極側MOSFETにパルス幅が調整されたPWM(Pulse Width Modulation)信号を供給してブラシレスモータを駆動するブラシレスモータの駆動装置において、上記PWM信号が供給される上記MOSFETのゲート端子とドレイン端子との間に設けられた第1コンデンサと、上記PWM信号が供給されない上記MOSFETのドレイン端子とソース端子との間に設けられた第2コンデンサとを備え、上記負極側MOSFETにPWM信号を供給し、上記負極側MOSFETのゲート端子とドレイン端子との間に第1コンデンサを設けると共に、正極側MOSFETのドレイン端子とソース端子との間に第2コンデンサを設け、上記第1コンデンサの容量と上記第2コンデンサの容量とを略同じにしたことを特徴とする。
【0014】
【発明の効果】
請求項1に係る発明によれば、PWM信号が供給されるMOSFETのゲート端子とドレイン端子との間に第1コンデンサを設けると共に、PWM信号が供給されないMOSFETのドレイン端子とソース端子との間に第2コンデンサを設ける構成にしたので、第2コンデンサによりPWM信号が供給されるMOSFETがオンとなったときにゲート端子に印加される電圧の低下を防止することができ、PWM信号が供給されるMOSFETがオンとなるときに発生するノイズの振幅を小さくすると共に、放射ノイズとなるノイズ成分を低減することができる。また、請求項1に係る発明によれば、第1コンデンサの容量と第2コンデンサの容量とを略同じにすることにより、更に放射ノイズのノイズ成分を低減することができる。
【0015】
請求項2に係る発明によれば、PWM信号が供給されるMOSFETのゲート端子とドレイン端子との間に第1コンデンサを設けると共に、PWM信号が供給されないMOSFETのドレイン端子とソース端子との間に第2コンデンサを設ける構成にしたので、第2コンデンサによりPWM信号が供給されるMOSFETがオンとなったときにゲート端子に印加される電圧の低下を防止することができ、PWM信号が供給されるMOSFETがオンとなるときに発生するノイズの振幅を小さくすると共に、放射ノイズとなるノイズ成分を低減することができる。また、請求項2に係る発明によれば、MOSFETにPWM信号を供給し、負極側MOSFETのゲート端子とドレイン端子との間に第1コンデンサを設けると共に、正極側MOSFETのドレイン端子とソース端子との間に第2コンデンサを設けたので、PWM信号が供給される負極側MOSFETがオンとなるときに発生するノイズの振幅を小さくすると共に、放射ノイズとなるノイズ成分を低減することができる。更に、請求項2に係る発明によれば、第1コンデンサの容量と第2コンデンサの容量とを略同じにすることにより、更に放射ノイズのノイズ成分を低減することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0018】
本発明は、例えば図1に示すように構成されたブラシレスモータの制御装置に適用される。このブラシレスモータの制御装置は、外部からPWM(Pulse Width Modulation)制御信号を入力するモータ制御回路1と、このモータ制御回路1からの信号を入力して交流電力をブラシレスモータ11に供給するモータ駆動回路2とから構成されている。
【0019】
ブラシレスモータの制御装置により駆動されるブラシレスモータ11は、駆動磁界を発生させるU相、V相、W相の固定子巻き線21U,21V,21Wと、これらの固定子巻き線21U,21V,21Wにより発生する駆動磁界により回転駆動される永久磁石回転子とを備えて構成されている。ブラシレスモータ11は、固定子巻き線21U,21V,21Wにモータ駆動回路2からの駆動電流が供給されることで永久磁石回転子を回転させる。
【0020】
モータ制御回路1は、ブラシレスモータ11の永久磁石回転子の回転角度を検出するホール素子(図示せず)からの検出信号を入力し、ブラシレスモータ11の回転状態を検出する。また、モータ制御回路1は、外部からブラシレスモータ11の回転数を指示する回転数指示信号であるPWM制御信号を入力する。
【0021】
モータ制御回路1は、検出したブラシレスモータ11の回転状態と、入力したPWM制御信号とを比較して、指示されたブラシレスモータ11の回転数とするようにPWM信号を生成してモータ駆動回路2に供給する。このとき、モータ制御回路1は、目標とするブラシレスモータ11の回転数に応じてパルス幅変調をすることでデューティ比を調整したPWM信号を生成する。モータ制御回路1により生成されるPWM信号は、約20MHzでMOSFETをオンオフ動作させる。
【0022】
これにより、モータ制御回路1は、モータ駆動回路2を構成するハイサイドMOSFETQ1〜Q3及びローサイドMOSFETQ4〜Q6のオンオフタイミングを制御する。このとき、モータ制御回路1は、ハイサイドMOSFETQ1,Q2,Q3を120度の位相角で順次オン制御をすると共に、ローサイドMOSFETQ4、Q5、Q6を同一相のハイサイドMOSFETQ1,Q2,Q3に対してそれぞれ180度の位相差でオン制御をする。更に、モータ制御回路1は、ローサイドMOSFETQ4〜Q6のオン期間においてPWM信号を出力して、ローサイドMOSFETQ4〜Q6をPWM制御する。
【0023】
なお、本例においてはPWM信号をローサイドMOSFETQ4〜Q6に出力する場合について説明するが、モータ制御回路1は、生成したPWM信号を、後述のモータ駆動回路2を構成するハイサイドMOSFET及びローサイドMOSFETの双方に出力しても良く、ハイサイドMOSFET又はローサイドMOSFETの片方に出力しても良い。
【0024】
モータ駆動回路2は、ゲート端子をモータ制御回路1と接続し、ドレイン端子を直流電源供給端子31と接続し、ソース端子をブラシレスモータ11の固定子巻き線21U,21V,21Wと接続したハイサイドMOSFETQ1,Q2,Q3を備える。また、モータ駆動回路2は、ゲート端子をモータ制御回路1と接続し、ドレイン端子をハイサイドMOSFETQ1,Q2,Q3と接続し、ソース端子を接地端子32と接続したローサイドMOSFETQ4,Q5,Q6を備える。ハイサイドMOSFETQ1〜Q3及びローサイドMOSFETQ4〜Q6は、ドレイン端子とソース端子との間に寄生ダイオードを含んで構成されている。ハイサイドMOSFETQ1,Q2,Q3はそれぞれローサイドMOSFETQ4,Q5,Q6を介して接地端子32と接続され、ローサイドMOSFETQ4,Q5,Q6はそれぞれハイサイドMOSFETQ1,Q2,Q3を介して直流電源供給端子31と接続されている。
【0025】
また、このモータ駆動回路2では、ハイサイドMOSFETQ1,Q2,Q3とローサイドMOSFETQ4,Q5,Q6との接続点に、固定子巻き線21UとハイサイドMOSFETQ1及びローサイドMOSFETQ4とを接続する交流電流供給線33U、固定子巻き線21VとハイサイドMOSFETQ2及びローサイドMOSFETQ5とを接続する交流電流供給線33V、固定子巻き線21WとハイサイドMOSFETQ3及びローサイドMOSFETQ6とを接続する交流電流供給線33Wが設けられている。
【0026】
更に、モータ駆動回路2は、ハイサイドMOSFETQ1のドレイン端子とソース端子との間に第1セラミックコンデンサC1を設け、ハイサイドMOSFETQ2のドレイン端子とソース端子との間に第1セラミックコンデンサC2を設け、ハイサイドMOSFETQ3のドレイン端子とソース端子との間に第1セラミックコンデンサC3を設けている。
【0027】
更にまた、モータ駆動回路2は、ローサイドMOSFETQ4のゲート端子とドレイン端子との間に第2セラミックコンデンサC4を設け、ローサイドMOSFETQ5のゲート端子とドレイン端子との間に第2セラミックコンデンサC5を設け、ローサイドMOSFETQ6のゲート端子とドレイン端子との間に第2セラミックコンデンサC6を設けている。
【0028】
つぎに、図2に示すように、PWM制御がなされないハイサイドMOSFETQ1〜Q3のドレイン端子とソース端子との間に第1セラミックコンデンサC1〜C3を設けると共に、PWM制御がなされるローサイド第2セラミックコンデンサC4〜C5のゲート端子とドレイン端子との間に第2セラミックコンデンサC4〜C6を設けた場合において、ローサイドMOSFETQ4〜Q6がオフからオンするときに直流電源供給端子31と接地端子32との間に発生するノイズを図3(a)に示し、ノイズに対してFFT(Fast Fourier Transform)を行った結果得た周波数特性を図3(b)に示す。
【0029】
図3(a)に示すようにローサイドMOSFETQ4〜Q6のノイズの振幅を小さくすることができ、図3(b)に示すように放射ノイズとなる30MHz以上の周波数域におけるノイズ成分を低減することができる。ここで、放射ノイズとは、ラジオノイズ等の他の機器の動作に影響を与えるような電磁波であって、主としてFM周波数帯の周波数を有する。
【0030】
以下に比較例を示す。第1比較例は、図4に示すようにハイサイドMOSFETQ1〜Q3についての第1セラミックコンデンサC1〜C3のみを設けた時のモータ駆動回路であり、図5にローサイドMOSFETQ4〜Q6がオンとなった時に発生するノイズ(a)、ノイズの周波数特性(b)を示す。
【0031】
第1比較例では、図3(a)に示す場合と比較してノイズの振幅が大きくなり(図5(a))、図3(b)に示す場合と比較して30MHz以上の周波数帯での振幅が大きくなっていることが分かる(図5(b))。
【0032】
第2比較例は、図6に示すようにローサイドMOSFETQ4〜Q6についての第2セラミックコンデンサC4〜C6のみを設けた時のモータ駆動回路であり、図7にローサイドMOSFETQ4〜Q6がオンとなった時に発生するノイズ(a)、ノイズの周波数特性(b)を示す。
【0033】
第2比較例では、図3(a)に示す場合と比較してノイズの振幅が大きくなり(図7(a))、図3(b)に示す場合と比較して30MHz以上の周波数帯での振幅が大きくなっていることが分かる(図7(b))。
【0034】
第3比較例は、図8に示すように第1セラミックコンデンサC1〜C3及び第2セラミックコンデンサC4〜C6を設けない時のモータ駆動回路であり、図9にローサイドMOSFETQ4〜Q6がオンとなった時に発生するノイズ(a)、ノイズの周波数特性(b)を示す。
【0035】
第3比較例では、図3(a)に示す場合と比較してノイズの振幅が更に大きくなり(図7(a))、図3(b)に示す場合と比較して30MHz以上の周波数帯での振幅が更に大きくなっていることが分かる(図7(b))。
【0036】
図3に示した結果、及び第1〜第3比較例の結果から、PWM制御がなされないハイサイドMOSFETQ1〜Q3のドレイン端子とソース端子との間に第1セラミックコンデンサC1〜C3を設けると共に、PWM制御がなされるローサイドローサイドMOSFETQ4〜Q6のゲート端子とドレイン端子との間に第2セラミックコンデンサC4〜C6を設けることにより、ローサイドMOSFETQ4〜Q6がオンとなるときに発生するノイズの振幅を小さくすると共に、放射ノイズとなる30MHz以上のノイズ成分を低減することができる。
【0037】
これは、ローサイドMOSFETQ4〜Q6がオンとなる時に、ローサイドMOSFETQ4〜Q6のゲート端子に印加される電圧が接地端子32側に引き込まれてゲート端子に印加される電圧の低下を第1セラミックコンデンサC1〜C3により緩和することにより、第2セラミックコンデンサC4〜C6の効果を促進することができることによる。
【0038】
更に、第1セラミックコンデンサC1〜C3及び第2セラミックコンデンサC4〜C6を設けることにより、ハイサイドMOSFETQ1〜Q3の寄生ダイオードの誤動作を防止することができる。
【0039】
更にまた、このようなモータ駆動回路2によれば、第2セラミックコンデンサC4〜C6の容量を大きくしなくてもノイズ成分を抑制することができるので、ブラシレスモータ11に供給する交流電流に影響を与えることがない。
【0040】
つぎに、第1セラミックコンデンサC1〜C3の容量を変化させたときに、ローサイドMOSFETQ4〜Q6がオフからオンとなるときに発生するノイズと、ノイズ成分の周波数特性について図10〜図13を参照して説明する。なお、本例では、第2セラミックコンデンサC4〜C6の容量を1000pFとした。
【0041】
図10は第1セラミックコンデンサC1〜C3の容量を1000pFとした場合のノイズとノイズ成分の周波数特性とを示し、図11は第1セラミックコンデンサC1〜C3の容量を2200pFとした場合のノイズとノイズ成分の周波数特性とを示し、図12は第1セラミックコンデンサC1〜C3の容量を4200pFとした場合のノイズとノイズ成分の周波数特性とを示し、図13は第1セラミックコンデンサC1〜C3の容量を10000pFとした場合のノイズとノイズ成分の周波数特性とを示す。
【0042】
図10(a)〜図13(a)によれば、第1セラミックコンデンサC1〜C3の容量を変化させてもノイズの振幅は余り変化せず、第1セラミックコンデンサC1〜C3の容量には依存しないことが分かる。一方、図10(b)〜図13(b)によれば、図10(b)に示すように第1セラミックコンデンサC1〜C3と第2セラミックコンデンサC4〜C6とが同容量であるときには放射ノイズ成分を低減させることができ、第1セラミックコンデンサC1〜C3と第2セラミックコンデンサC4〜C6との容量差が大きくなるほど放射ノイズ成分が増大することが分かる。
【0043】
つぎに、第2セラミックコンデンサC4〜C6の容量を変化させたときに、ローサイドMOSFETQ4〜Q6がオフからオンとなるときに発生するノイズと、ノイズ成分の周波数特性について図14〜図17を参照して説明する。なお、本例では、第1セラミックコンデンサC1〜C3の容量を4700pFとした。
【0044】
図14は第2セラミックコンデンサC4〜C6の容量を470pFとした場合のノイズとノイズ成分の周波数特性とを示し、図15は第2セラミックコンデンサC4〜C6の容量を1000pFとした場合のノイズとノイズ成分の周波数特性とを示し、図16は第2セラミックコンデンサC4〜C6の容量を1500pFとした場合のノイズとノイズ成分の周波数特性とを示し、図17は第2セラミックコンデンサC4〜C6の容量を2200pFとした場合のノイズとノイズ成分の周波数特性とを示す。
【0045】
図14(a)〜図17(a)によれば、第2セラミックコンデンサC4〜C6の容量を変化させてもノイズの振幅は余り変化せず、第2セラミックコンデンサC4〜C6の容量には依存しないことが分かる。一方、図14(b)〜図17(b)によれば、図17(b)に示すように第1セラミックコンデンサC1〜C3と第2セラミックコンデンサC4〜C6との容量が近くなるほど放射ノイズ成分を低減させることができ、第1セラミックコンデンサC1〜C3と第2セラミックコンデンサC4〜C6との容量差が大きくなるほど放射ノイズ成分が増大することが分かる。
【0046】
図10〜図17に示した結果より、第1セラミックコンデンサC1〜C3と第2セラミックコンデンサC4〜C6とが略同容量であるときに、PWM制御されるMOSFETにより発生するノイズの振幅を小さくすると共に、放射ノイズ成分を低減することができることが分かる。
【0047】
また、第1セラミックコンデンサC1〜C3及び第2セラミックコンデンサC4〜C6は、その容量が1000pF〜10000pFであることが望ましい。これにより、PWM制御によりオンオフすることにより発生するノイズのうち、FM周波数帯のノイズ成分のみを除去することができる。
【0048】
なお、上述の実施の形態は本発明の一例である。このため、本発明は、上述の実施形態に限定されることはなく、この実施の形態以外であっても、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能であることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したブラシレスモータの制御装置の構成を示す回路図である。
【図2】本発明を適用したモータ駆動回路の構成を示す回路図である。
【図3】本発明を適用したモータ駆動回路においてローサイドMOSFETがオンとなった時のノイズを(a)に示し、ノイズの周波数特性を(b)に示した図である。
【図4】第1比較例に係るモータ駆動回路の構成を示す回路図である。
【図5】第1比較例に係るモータ駆動回路においてローサイドMOSFETがオンとなった時のノイズを(a)に示し、ノイズの周波数特性を(b)に示した図である。
【図6】第2比較例に係るモータ駆動回路の構成を示す回路図である。
【図7】第2比較例に係るモータ駆動回路においてローサイドMOSFETがオンとなった時のノイズを(a)に示し、ノイズの周波数特性を(b)に示した図である。
【図8】第3比較例に係るモータ駆動回路の構成を示す回路図である。
【図9】第3比較例に係るモータ駆動回路においてローサイドMOSFETがオンとなった時のノイズを(a)に示し、ノイズの周波数特性を(b)に示した図である。
【図10】本発明を適用したモータ駆動回路において、第1セラミックコンデンサC1〜C3の容量を1000pFとし、第2セラミックコンデンサC4〜C6の容量を1000pFとしたときのノイズを(a)に示し、ノイズの周波数特性を(b)に示した図である。
【図11】本発明を適用したモータ駆動回路において、第1セラミックコンデンサC1〜C3の容量を2200pFとし、第2セラミックコンデンサC4〜C6の容量を1000pFとしたときのノイズを(a)に示し、ノイズの周波数特性を(b)に示した図である。
【図12】本発明を適用したモータ駆動回路において、第1セラミックコンデンサC1〜C3の容量を4000pFとし、第2セラミックコンデンサC4〜C6の容量を1000pFとしたときのノイズを(a)に示し、ノイズの周波数特性を(b)に示した図である。
【図13】本発明を適用したモータ駆動回路において、第1セラミックコンデンサC1〜C3の容量を10000pFとし、第2セラミックコンデンサC4〜C6の容量を1000pFとしたときのノイズを(a)に示し、ノイズの周波数特性を(b)に示した図である。
【図14】本発明を適用したモータ駆動回路において、第1セラミックコンデンサC1〜C3の容量を4700pFとし、第2セラミックコンデンサC4〜C6の容量を470pFとしたときのノイズを(a)に示し、ノイズの周波数特性を(b)に示した図である。
【図15】本発明を適用したモータ駆動回路において、第1セラミックコンデンサC1〜C3の容量を4700pFとし、第2セラミックコンデンサC4〜C6の容量を1000pFとしたときのノイズを(a)に示し、ノイズの周波数特性を(b)に示した図である。
【図16】本発明を適用したモータ駆動回路において、第1セラミックコンデンサC1〜C3の容量を4700pFとし、第2セラミックコンデンサC4〜C6の容量を1500pFとしたときのノイズを(a)に示し、ノイズの周波数特性を(b)に示した図である。
【図17】本発明を適用したモータ駆動回路において、第1セラミックコンデンサC1〜C3の容量を4700pFとし、第2セラミックコンデンサC4〜C6の容量を2200pFとしたときのノイズを(a)に示し、ノイズの周波数特性を(b)に示した図である。
【図18】従来のモータの駆動装置の構成を示す回路図である。
【符号の説明】
1 モータ制御回路
2 モータ駆動回路
11 ブラシレスモータ
21U,21V,21W 固定子巻き線
31 直流電源供給端子
32 接地端子
33U,33V,33W 交流電流供給線
C1,C2,C3 第1セラミックコンデンサ
C4,C5,C6 第2セラミックコンデンサ
Q1,Q2,Q3 ハイサイドMOSFET
Q4,Q5,Q6 ローサイドMOSFET[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a brushless motor driving apparatus that supplies and drives an alternating current by controlling on / off of a power supply voltage supplied to the brushless motor.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, as a drive circuit for a so-called brushless motor, six semiconductor switching elements (MOSFETs, bipolar transistors) are connected in a so-called three-phase bridge, and detection signals of three Hall elements arranged around a rotor made of permanent magnets. Based on the above, there is known one that turns on and off each semiconductor switching element to supply AC power to a motor.
[0003]
As such a brushless motor drive circuit, for example, a motor drive circuit disclosed in JP-A-10-215595 is known. As shown in FIG. 18, this motor drive circuit PWM-controls only the low potential side transistors UL, VL, WL connected to the low potential side among the plurality of transistors. As a result, the amount of power supplied to the motor from the low potential side transistors UL, VL, WL is controlled to control the rotational speed of the motor.
[0004]
The motor drive circuit includes inductors LU, LV, LW connected between low-potential side transistors UL, VL, WL and U-phase, V-phase, and W-phase AC output line connection points, respectively. Flywheel diodes DU, DV, DW are respectively connected between the common connection points of LV, LW and low-potential side transistors UL, VL, WL and the DC positive electrode bus P, and the high-potential side transistors UH, VH, WH are connected. Capacitors CU, CV, and CW are connected between the collectors and emitters, respectively.
[0005]
Such a motor drive circuit causes the capacitors CU, CV, and CW and the inductors LU, LV, and LW to act as a ripple filter that removes the carrier component of the PWM signal. In this motor drive circuit, the inductors LU, LV, and LW block the DC short-circuit current that flows between the high potential side transistors UH, VH, and WH and the low potential side transistors UL, UV, and UW. Further, in this motor drive circuit, flywheel diodes DU, DV, DW are provided for returning the stored energy of the inductors LU, UV, UW to the DC positive electrode bus P side.
[0006]
Another conventional motor drive circuit uses a MOSFET as a semiconductor switching element and performs PWM control on the low potential side MOSFET. In such a motor drive circuit, in order to suppress signal noise generated between the DC power supply terminal (DC positive electrode bus) and the ground terminal (DC negative electrode bus) at the timing when the low potential side MOSFET is turned on from off. In addition, a ceramic capacitor is provided between the gate terminal and the drain terminal of the low potential side MOSFET.
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
However, in a conventional motor drive circuit, a MOSFET is used as a semiconductor switching element, and a ceramic capacitor is provided between the gate terminal and the drain terminal. There is a limit in suppressing signal noise due to parasitic capacitance between the two.
[0008]
The cause of the signal noise is that the voltage applied to the gate terminal is pulled to the ground potential and the voltage applied to the gate terminal is lowered at the timing when the low potential side MOSFET is turned on.
[0009]
On the other hand, if the capacity of the ceramic capacitor is increased in order to bypass the high-frequency signal component by the ceramic capacitor, the input / output characteristics of the AC power to the motor will change. Therefore, if the capacity of the ceramic capacitor is increased for the purpose of reducing the signal noise, there is a possibility that the motor cannot be controlled, and there is a limit to the reduction of the signal noise.
[0010]
Therefore, the present invention has been proposed in view of the above-described circumstances, and an object of the present invention is to provide a brushless motor drive circuit that suppresses signal noise generated at the on / off timing of a switching element.
[0011]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-described problem, in the invention according to
[0012]
In the invention according to claim 2, a plurality of MOSFETs (Metal-Oxide-Semiconductor Field Effect Transistors) are bridge-connected between the positive and negative terminals of the DC power supply, and the pulse width is adjusted to the positive side MOSFET or the negative side MOSFET. In a brushless motor driving apparatus for supplying a PWM (Pulse Width Modulation) signal to drive a brushless motor, a first capacitor provided between a gate terminal and a drain terminal of the MOSFET to which the PWM signal is supplied; A second capacitor provided between a drain terminal and a source terminal of the MOSFET to which the PWM signal is not supplied; supplies a PWM signal to the negative side MOSFET; and a gate terminal and a drain terminal of the negative side MOSFET, A first capacitor is provided between the drain terminals of the positive side MOSFET and And a second capacitor provided between the source terminal, characterized by being substantially the same and the capacitance of the capacitor and the second capacitor of the first capacitor.
[0014]
【The invention's effect】
According to the first aspect of the present invention, the first capacitor is provided between the gate terminal and the drain terminal of the MOSFET to which the PWM signal is supplied, and between the drain terminal and the source terminal of the MOSFET to which the PWM signal is not supplied. Since the second capacitor is provided, the voltage applied to the gate terminal can be prevented from being lowered when the MOSFET to which the PWM signal is supplied by the second capacitor is turned on, and the PWM signal is supplied. It is possible to reduce the amplitude of noise generated when the MOSFET is turned on and to reduce noise components that become radiation noise. According to the first aspect of the invention, the noise component of the radiation noise can be further reduced by making the capacitance of the first capacitor and the capacitance of the second capacitor substantially the same.
[0015]
According to the second aspect of the invention, the first capacitor is provided between the gate terminal and the drain terminal of the MOSFET to which the PWM signal is supplied, and between the drain terminal and the source terminal of the MOSFET to which the PWM signal is not supplied. Since the second capacitor is provided, the voltage applied to the gate terminal can be prevented from being lowered when the MOSFET to which the PWM signal is supplied by the second capacitor is turned on, and the PWM signal is supplied. It is possible to reduce the amplitude of noise generated when the MOSFET is turned on and to reduce noise components that become radiation noise. Further, according to the invention of claim 2, it supplies a PWM signal to the MOSFET, provided with a first capacitor between the gate terminal and the drain terminal of the negative MOSFET, the drain terminal and the source terminal of the positive side MOSFET Since the second capacitor is provided between the two, the amplitude of noise generated when the negative-side MOSFET to which the PWM signal is supplied is turned on can be reduced, and the noise component that becomes radiation noise can be reduced. Further, according to the invention of claim 2, the noise component of the radiation noise can be further reduced by making the capacitance of the first capacitor and the capacitance of the second capacitor substantially the same.
[0017]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
[0018]
The present invention is applied, for example, to a brushless motor control apparatus configured as shown in FIG. The brushless motor control device includes a
[0019]
The
[0020]
The
[0021]
The
[0022]
Thereby, the
[0023]
In this example, the case where the PWM signal is output to the low-side MOSFETs Q4 to Q6 will be described. However, the
[0024]
The motor drive circuit 2 has a gate side connected to the
[0025]
In the motor drive circuit 2, the AC
[0026]
Further, the motor drive circuit 2 includes a first ceramic capacitor C1 between the drain terminal and the source terminal of the high side MOSFET Q1, and a first ceramic capacitor C2 between the drain terminal and the source terminal of the high side MOSFET Q2. A first ceramic capacitor C3 is provided between the drain terminal and the source terminal of the high-side MOSFET Q3.
[0027]
Furthermore, the motor drive circuit 2 is provided with a second ceramic capacitor C4 between the gate terminal and the drain terminal of the low-side MOSFET Q4, and is provided with a second ceramic capacitor C5 between the gate terminal and the drain terminal of the low-side MOSFET Q5. A second ceramic capacitor C6 is provided between the gate terminal and the drain terminal of the MOSFET Q6.
[0028]
Next, as shown in FIG. 2, the first ceramic capacitors C1 to C3 are provided between the drain terminals and the source terminals of the high-side MOSFETs Q1 to Q3 that are not subjected to PWM control, and the low-side second ceramic that is subjected to PWM control. In the case where the second ceramic capacitors C4 to C6 are provided between the gate terminals and the drain terminals of the capacitors C4 to C5, when the low side MOSFETs Q4 to Q6 are turned on from off, the DC
[0029]
As shown in FIG. 3A, the noise amplitude of the low-side MOSFETs Q4 to Q6 can be reduced, and the noise component in the frequency range of 30 MHz or higher, which is radiation noise, can be reduced as shown in FIG. 3B. it can. Here, the radiated noise is an electromagnetic wave that affects the operation of other devices such as radio noise, and mainly has a frequency in the FM frequency band.
[0030]
A comparative example is shown below. The first comparative example is a motor drive circuit when only the first ceramic capacitors C1 to C3 are provided for the high side MOSFETs Q1 to Q3 as shown in FIG. 4, and the low side MOSFETs Q4 to Q6 are turned on in FIG. The noise (a) sometimes generated and the frequency characteristic (b) of the noise are shown.
[0031]
In the first comparative example, the amplitude of noise is larger than in the case shown in FIG. 3A (FIG. 5A), and in the frequency band of 30 MHz or more compared to the case shown in FIG. It can be seen that the amplitude of is increased (FIG. 5B).
[0032]
The second comparative example is a motor drive circuit when only the second ceramic capacitors C4 to C6 are provided for the low side MOSFETs Q4 to Q6 as shown in FIG. 6, and when the low side MOSFETs Q4 to Q6 are turned on in FIG. The generated noise (a) and the frequency characteristic (b) of the noise are shown.
[0033]
In the second comparative example, the amplitude of noise is larger than in the case shown in FIG. 3A (FIG. 7A), and in the frequency band of 30 MHz or more compared to the case shown in FIG. It can be seen that the amplitude of is increased (FIG. 7B).
[0034]
The third comparative example is a motor drive circuit when the first ceramic capacitors C1 to C3 and the second ceramic capacitors C4 to C6 are not provided as shown in FIG. 8, and the low side MOSFETs Q4 to Q6 are turned on in FIG. The noise (a) sometimes generated and the frequency characteristic (b) of the noise are shown.
[0035]
In the third comparative example, the amplitude of noise is further increased as compared with the case shown in FIG. 3A (FIG. 7A), and the frequency band of 30 MHz or more as compared with the case shown in FIG. It can be seen that the amplitude at is further increased (FIG. 7B).
[0036]
From the results shown in FIG. 3 and the results of the first to third comparative examples, the first ceramic capacitors C1 to C3 are provided between the drain terminals and the source terminals of the high-side MOSFETs Q1 to Q3 that are not subjected to PWM control. By providing the second ceramic capacitors C4 to C6 between the gate terminals and the drain terminals of the low-side low-side MOSFETs Q4 to Q6 that are subjected to PWM control, the amplitude of noise generated when the low-side MOSFETs Q4 to Q6 are turned on is reduced. At the same time, noise components of 30 MHz or more that become radiation noise can be reduced.
[0037]
This is because when the low-side MOSFETs Q4 to Q6 are turned on, the voltage applied to the gate terminals of the low-side MOSFETs Q4 to Q6 is drawn to the
[0038]
Furthermore, by providing the first ceramic capacitors C1 to C3 and the second ceramic capacitors C4 to C6, it is possible to prevent malfunction of the parasitic diodes of the high side MOSFETs Q1 to Q3.
[0039]
Furthermore, according to such a motor drive circuit 2, since the noise component can be suppressed without increasing the capacitance of the second ceramic capacitors C4 to C6, the AC current supplied to the
[0040]
Next, with reference to FIGS. 10 to 13, the noise generated when the low-side MOSFETs Q4 to Q6 are turned on from off when the capacitances of the first ceramic capacitors C1 to C3 are changed and the frequency characteristics of the noise components are referred to. I will explain. In this example, the capacity of the second ceramic capacitors C4 to C6 is set to 1000 pF.
[0041]
FIG. 10 shows noise and frequency characteristics of noise components when the capacitance of the first ceramic capacitors C1 to C3 is 1000 pF, and FIG. 11 shows noise and noise when the capacitance of the first ceramic capacitors C1 to C3 is 2200 pF. 12 shows the frequency characteristics of the components, FIG. 12 shows the noise and the frequency characteristics of the noise components when the capacities of the first ceramic capacitors C1 to C3 are 4200 pF, and FIG. 13 shows the capacities of the first ceramic capacitors C1 to C3. The noise and the frequency characteristic of the noise component when set to 10000 pF are shown.
[0042]
According to FIGS. 10A to 13A, the amplitude of noise does not change much even when the capacitance of the first ceramic capacitors C1 to C3 is changed, and depends on the capacitance of the first ceramic capacitors C1 to C3. I understand that I don't. On the other hand, according to FIGS. 10B to 13B, when the first ceramic capacitors C1 to C3 and the second ceramic capacitors C4 to C6 have the same capacity as shown in FIG. It can be seen that the component can be reduced, and the radiation noise component increases as the capacitance difference between the first ceramic capacitors C1 to C3 and the second ceramic capacitors C4 to C6 increases.
[0043]
Next, referring to FIG. 14 to FIG. 17, the noise generated when the low-side MOSFETs Q4 to Q6 are turned on from off when the capacitances of the second ceramic capacitors C4 to C6 are changed and the frequency characteristics of the noise components are referred to. I will explain. In this example, the capacity of the first ceramic capacitors C1 to C3 is 4700 pF.
[0044]
FIG. 14 shows the noise and frequency characteristics of the noise component when the capacitance of the second ceramic capacitors C4 to C6 is 470 pF, and FIG. 15 shows the noise and noise when the capacitance of the second ceramic capacitors C4 to C6 is 1000 pF. 16 shows the frequency characteristics of the components, FIG. 16 shows the noise and frequency characteristics of the noise components when the capacitance of the second ceramic capacitors C4 to C6 is 1500 pF, and FIG. 17 shows the capacitance of the second ceramic capacitors C4 to C6. The noise in the case of 2200 pF and the frequency characteristic of the noise component are shown.
[0045]
According to FIGS. 14A to 17A, even if the capacitances of the second ceramic capacitors C4 to C6 are changed, the noise amplitude does not change so much and depends on the capacitances of the second ceramic capacitors C4 to C6. I understand that I don't. On the other hand, according to FIGS. 14 (b) to 17 (b), as shown in FIG. 17 (b), the radiation noise component becomes closer as the capacitances of the first ceramic capacitors C1 to C3 and the second ceramic capacitors C4 to C6 become closer. It can be seen that the radiation noise component increases as the capacitance difference between the first ceramic capacitors C1 to C3 and the second ceramic capacitors C4 to C6 increases.
[0046]
From the results shown in FIGS. 10 to 17, when the first ceramic capacitors C1 to C3 and the second ceramic capacitors C4 to C6 have substantially the same capacity, the amplitude of noise generated by the MOSFET that is PWM controlled is reduced. It can also be seen that the radiation noise component can be reduced.
[0047]
Moreover, as for the 1st ceramic capacitors C1-C3 and the 2nd ceramic capacitors C4-C6, it is desirable that the capacity | capacitance is 1000 pF-10000 pF. Thereby, only noise components in the FM frequency band can be removed from noise generated by turning on and off by PWM control.
[0048]
The above-described embodiment is an example of the present invention. For this reason, the present invention is not limited to the above-described embodiment, and various modifications can be made depending on the design and the like as long as the technical idea according to the present invention is not deviated from this embodiment. Of course, it is possible to change.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a circuit diagram showing a configuration of a brushless motor control apparatus to which the present invention is applied.
FIG. 2 is a circuit diagram showing a configuration of a motor drive circuit to which the present invention is applied.
3A is a diagram showing noise when a low-side MOSFET is turned on in a motor drive circuit to which the present invention is applied, and FIG. 3B is a diagram showing frequency characteristics of noise. FIG.
FIG. 4 is a circuit diagram showing a configuration of a motor drive circuit according to a first comparative example.
FIG. 5A is a diagram illustrating noise when the low-side MOSFET is turned on in the motor drive circuit according to the first comparative example, and FIG. 5B is a diagram illustrating noise frequency characteristics.
FIG. 6 is a circuit diagram showing a configuration of a motor drive circuit according to a second comparative example.
7A is a diagram illustrating noise when a low-side MOSFET is turned on in a motor drive circuit according to a second comparative example, and FIG. 7B is a diagram illustrating noise frequency characteristics.
FIG. 8 is a circuit diagram showing a configuration of a motor drive circuit according to a third comparative example.
9A is a diagram illustrating noise when the low-side MOSFET is turned on in the motor drive circuit according to the third comparative example, and FIG. 9B is a diagram illustrating noise frequency characteristics.
FIG. 10A shows noise when the capacitance of the first ceramic capacitors C1 to C3 is 1000 pF and the capacitance of the second ceramic capacitors C4 to C6 is 1000 pF in the motor drive circuit to which the present invention is applied; It is the figure which showed the frequency characteristic of noise in (b).
11A shows noise when the capacitance of the first ceramic capacitors C1 to C3 is 2200 pF and the capacitance of the second ceramic capacitors C4 to C6 is 1000 pF in the motor drive circuit to which the present invention is applied; FIG. It is the figure which showed the frequency characteristic of noise in (b).
FIG. 12A shows noise when the capacitance of the first ceramic capacitors C1 to C3 is 4000 pF and the capacitance of the second ceramic capacitors C4 to C6 is 1000 pF in the motor drive circuit to which the present invention is applied; It is the figure which showed the frequency characteristic of noise in (b).
FIG. 13A shows noise when the capacitance of the first ceramic capacitors C1 to C3 is set to 10000 pF and the capacitance of the second ceramic capacitors C4 to C6 is set to 1000 pF in the motor drive circuit to which the present invention is applied; It is the figure which showed the frequency characteristic of noise in (b).
FIG. 14 (a) shows noise when the capacitance of the first ceramic capacitors C1 to C3 is 4700 pF and the capacitance of the second ceramic capacitors C4 to C6 is 470 pF in the motor drive circuit to which the present invention is applied; It is the figure which showed the frequency characteristic of noise in (b).
15A shows noise when the capacitance of the first ceramic capacitors C1 to C3 is 4700 pF and the capacitance of the second ceramic capacitors C4 to C6 is 1000 pF in the motor drive circuit to which the present invention is applied; FIG. It is the figure which showed the frequency characteristic of noise in (b).
FIG. 16A shows noise when the capacitance of the first ceramic capacitors C1 to C3 is 4700 pF and the capacitance of the second ceramic capacitors C4 to C6 is 1500 pF in the motor drive circuit to which the present invention is applied; It is the figure which showed the frequency characteristic of noise in (b).
FIG. 17A shows noise when the capacitance of the first ceramic capacitors C1 to C3 is 4700 pF and the capacitance of the second ceramic capacitors C4 to C6 is 2200 pF in the motor drive circuit to which the present invention is applied; It is the figure which showed the frequency characteristic of noise in (b).
FIG. 18 is a circuit diagram showing a configuration of a conventional motor driving device.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
Q4, Q5, Q6 Low-side MOSFET
Claims (2)
上記PWM信号が供給される上記MOSFETのゲート端子とドレイン端子との間に設けられた第1コンデンサと、上記PWM信号が供給されない上記MOSFETのドレイン端子とソース端子との間に設けられた第2コンデンサとを備え、
上記第1コンデンサの容量と上記第2コンデンサの容量とを略同じにしたことを特徴とするブラシレスモータの駆動装置。Multiple MOSFETs (Metal-Oxide-Semiconductor Field Effect Transistors) are bridge-connected between the positive and negative terminals of the DC power supply, and a PWM (Pulse Width Modulation) signal with a pulse width adjusted to the positive side MOSFET or negative side MOSFET In a brushless motor driving device for supplying and driving a brushless motor,
A first capacitor provided between the gate terminal and the drain terminal of the MOSFET to which the PWM signal is supplied, and a second capacitor provided between the drain terminal and the source terminal of the MOSFET to which the PWM signal is not supplied. With a capacitor ,
A brushless motor driving apparatus, wherein the first capacitor and the second capacitor have substantially the same capacity .
上記PWM信号が供給される上記MOSFETのゲート端子とドレイン端子との間に設けられた第1コンデンサと、上記PWM信号が供給されない上記MOSFETのドレイン端子とソース端子との間に設けられた第2コンデンサとを備え、
上記負極側MOSFETにPWM信号を供給し、上記負極側MOSFETのゲート端子とドレイン端子との間に第1コンデンサを設けると共に、正極側MOSFETのドレイン端子とソース端子との間に第2コンデンサを設け、
上記第1コンデンサの容量と上記第2コンデンサの容量とを略同じにしたことを特徴とするブラシレスモータの駆動装置。Multiple MOSFETs (Metal-Oxide-Semiconductor Field Effect Transistors) are bridge-connected between the positive and negative terminals of the DC power supply, and a PWM (Pulse Width Modulation) signal with a pulse width adjusted to the positive side MOSFET or negative side MOSFET In a brushless motor driving device for supplying and driving a brushless motor,
A first capacitor provided between the gate terminal and the drain terminal of the MOSFET to which the PWM signal is supplied, and a second capacitor provided between the drain terminal and the source terminal of the MOSFET to which the PWM signal is not supplied. With a capacitor ,
A PWM signal is supplied to the negative side MOSFET, a first capacitor is provided between the gate terminal and the drain terminal of the negative side MOSFET, and a second capacitor is provided between the drain terminal and the source terminal of the positive side MOSFET. ,
A brushless motor driving apparatus, wherein the first capacitor and the second capacitor have substantially the same capacity .
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001298096A JP4116275B2 (en) | 2001-09-27 | 2001-09-27 | Brushless motor drive device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001298096A JP4116275B2 (en) | 2001-09-27 | 2001-09-27 | Brushless motor drive device |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003111474A JP2003111474A (en) | 2003-04-11 |
JP4116275B2 true JP4116275B2 (en) | 2008-07-09 |
Family
ID=19119049
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001298096A Expired - Fee Related JP4116275B2 (en) | 2001-09-27 | 2001-09-27 | Brushless motor drive device |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4116275B2 (en) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006115095A1 (en) * | 2005-04-21 | 2006-11-02 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Driving circuit and display device |
-
2001
- 2001-09-27 JP JP2001298096A patent/JP4116275B2/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2003111474A (en) | 2003-04-11 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7456597B2 (en) | Method of driving fan motor | |
US20070194745A1 (en) | Split phase polyphase inverter | |
JP2009219241A (en) | Motor drive device and method of controlling the same | |
US11329588B2 (en) | Power conversion device, motor module, and electric power steering device | |
JP6253850B2 (en) | AC rotating electrical machine control device | |
JP3582545B2 (en) | Bridge type power converter | |
JP2011199984A (en) | Motor driving system | |
US10978983B2 (en) | Rotary electric machine control device | |
US20120286705A1 (en) | Apparatus and method for controlling rotary electric machine | |
WO2015045107A1 (en) | Inrush current limiting circuit and power conversion device | |
KR101176983B1 (en) | Motor drive apparatus having motor driving inverter for reducing electromagnetic noise | |
EP3579403A1 (en) | Control for electric power steering | |
US6222751B1 (en) | Driver circuit for a polyphase DC motor with minimized voltage spikes | |
US9866154B2 (en) | Drive system for induction motor | |
JP3716702B2 (en) | How to charge the bootstrap capacitor | |
JP4116275B2 (en) | Brushless motor drive device | |
JP4016819B2 (en) | Inverter device, drive control device, and drive control method | |
US12095403B2 (en) | Direct drive system for brushless DC (BLDC) motor | |
JP2000324892A (en) | Inverter drive motor | |
JP3889325B2 (en) | Motor drive device | |
JP2010166681A (en) | Ac machine controller | |
JP2004364345A (en) | Inverter power module | |
JP3493399B2 (en) | Current control method and apparatus for PWM inverter | |
JP2024104700A (en) | CHARGE CONTROL METHOD, CHARGE CONTROL DEVICE, AND POWER CIRCUIT | |
JP4862126B2 (en) | Motor driving apparatus and motor driving method |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050323 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080205 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080313 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20080408 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20080417 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110425 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Ref document number: 4116275 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110425 Year of fee payment: 3 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110425 Year of fee payment: 3 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120425 Year of fee payment: 4 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130425 Year of fee payment: 5 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140425 Year of fee payment: 6 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |