JP4115134B2 - Concrete member and manufacturing method thereof - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はコンクリート部材、より詳しくは、プレキャストコンクリート部材とその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
今日、コンクリート製建築物の解体から発生するコンクリート廃材を廃棄することは環境保全・省資源から大きな問題となることから、その再利用として道路の路盤材や埋戻し材として使用されているが、建物については再利用には問題がある。
【0003】
すなわち、解体コンクリート廃材(以下、再生骨材とは解体コンクリート廃材をいう)は、そのままでは吸水率が高く(普通骨材の2〜3倍)、そのため、凍結融解や中性化に対する耐久性が乏しい問題がある。
【0004】
そのため、解体コンクリート廃材中の骨材に付着しているセメントノロ分を、加熱処理やすりもみ等の何らかの処理方法で取り除いて、その骨材を再利用することも行われているが、このような処理方法では、その処理設備やコストもかかり廃材使用による効果も薄れる上に、処理機械の動力を必要とすることから炭酸ガス排出上の問題がある。
また、アルカリシリカ反応性骨材を用いたコンクリートは健全なコンクリートとの見分けがつき難く、混入した場合には対処方法がない。
【0005】
そこで本発明は、前記の各問題を解消できる再生骨材使用のコンクリート部材とその製造方法を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記の課題を解決するために、請求項1記載の第1の発明は、板状に打設された再生骨材を使用したコンクリート体の全外面を、該全外面にわたって一体的に打設成形された普通の骨材を使用したコンクリート体で被覆したことを特徴とするコンクリート部材である。
【0012】
請求項2記載の第2の発明は、ベッド上に周囲の型枠を配置し、該型枠内に再生骨材を使用して成形されたコンクリート体を、該コンクリート体の表裏部と外周部に空間を有して配置し、該コンクリート体の表裏部と外周部に普通の骨材を使用したコンクリートを打設することを特徴とするコンクリート部材の製造方法である。
【0013】
請求項3記載の第3の発明は、多孔金属板からなる筒状の内型枠を、その開口端を上向きにして配置し、該内型枠の外側に筒状の外型枠を配置し、前記内型枠内に再生骨材を使用したコンクリートを打設し、内型枠と外型枠間に普通の骨材を使用したコンクリートを打設することを特徴とするコンクリート部材の製造方法である。
【0014】
請求項4記載の第4の発明は、再生骨材を使用したコンクリートで成形された柱状の内部コンクリート体を起立配置し、その外周に型枠を配置し、前記柱状の内部コンクリート体と外枠間に普通の骨材を使用したコンクリートを打設することを特徴とするコンクリート部材の製造方法である。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明の好ましい実施の形態を図に示す実施例に基づいて説明する。
【0016】
図1は参考例1の製造工程を示す。
【0017】
この参考例1の製造工程は、工場において、先ず、図1(a)に示すように、ベッド1上に周囲の型枠2を配置し、この型枠2内に、再生骨材を使用しないコンクリート、すなわち、普通の骨材を使用した第1のコンクリート3を所定厚t1に打設する。この第1のコンクリート3の厚みt1としては、必要な被り寸法に若干の寸法を加算した寸法とする。
【0018】
次に、図1(b)に示すように、前記の第1のコンクリート3の上面に、再生骨材を使用した第2のコンクリート4を所定厚t2に打設する。この再生骨材は解体コンクリート廃材を破砕して得られたもので、骨材に付着しているノロ分を除去処理していない骨材である。
【0019】
次に、図1(c)に示すように、前記再生骨材を使用した第2のコンクリート4の上面に、前記第1のコンクリート3と同様の普通の骨材を使用した第3のコンクリート5を所定厚t3に打設する。この厚みt3は前記第1のコンクリート3と同様の厚みとする。
【0020】
なお、前記各コンクリート3,4,5内には必要な鉄筋を配置するが、図面ではその配筋は省略している。
【0021】
そして、前記の各コンクリート3,4,5を養生して固化させた後、脱型する。これにより、図1(d)に示すような、再生骨材を使用した第2コンクリート体4Aの表裏面を普通の骨材を使用した第1,第3のコンクリート体3A,5Aで挟み込んだ、プレキャスト(PCa)製で、かつ、板状のコンクリート部材6が得られる。
【0022】
なお、製造されたままのコンクリート部材6の端面では、再生骨材を使用した第2のコンクリート体4Aが露出されるが、このコンクリート部材6を建物に使用する際に、その端面を普通の骨材を使用したコンクリートで被覆することで、耐久性は確保される。
【0023】
本参考例1の製造方法によれば、1個の型枠を使用して3層のコンクリートを連続して打設することができ、その打設作業を容易にすることができる。これを製造上からの第1の効果とする。
【0024】
更に、再生骨材をコンクリート製品として大量に再利用(消費)することから、解体コンクリートの大量の廃棄を削減して環境問題に寄与できる。更に、前記従来のように、再生骨材に付着したノロ分を加熱やすりもみ等で除去する方法においては、その処理機の動力を必要とすることから炭酸ガスが排出され、炭酸ガス排出規制の問題が生じるが、本参考例1によれば、解体コンクリート廃材を、前記のように処理することなくそのまま使用できることから、前記の炭酸ガス排出規制にも対応できる。これを環境上からの第2の効果とする。
【0025】
また、参考例1により製造された板状のコンクリート部材は、特に外壁板、屋根材として使用されるが、その普通のコンクリートを使用したコンクリート体3A,5Aが再生骨材を使用したコンクリート体4Aを被覆していることにより、再生骨材を使用したコンクリートであっても、凍結融解や中性化から生じるコンクリートの耐久性の問題を解消し、またアルカリシリカ反応性の再生骨材が混入されているとしても水分供給面で内部に閉じ込め遮断できるため、普通の骨材を使用したコンクリート部材と同様に外壁等として使用することができる。また、そのコンクリート部材の強度も問題はない。これを製品上からの第3の効果とする。
【0026】
図2は参考例2の製造工程を示す。
【0027】
この参考例2の製造工程は、工場において、先ず図2(a)に示すように、ベッド1上に周囲の外型枠7を配置するとともに、該外型枠7の内側に内型枠8を所定の空間9を有して配置する。該内型枠8は、その下端8aをベッド1上より所定の寸法t1だけ離して配置するとともに、枠型の周方向に部分的に配置した保持具10によって外型枠7で保持する。このように配置された両型枠7,8間には、上端が開口する打設空間9が形成される。
【0028】
次に、前記のように配置した両型枠7,8間の打設空間9内に、その上端開口部より普通の骨材を使用した第1のコンクリート3を打設するとともに、外型枠7,7間のベッド1上において、前記寸法t1の厚み分だけ通常の骨材を使用した第1のコンクリート3を打設する。
【0029】
次に、前記第1のコンクリート3を養生して固化させた後、前記各型枠7,8を外し、図2(b)に示すような、裏面板3aと外周板3bとが一体成形され、内部に、上面が開口した凹部3cを有する第1のコンクリート体3Bを得る。
【0030】
次に、図2(c)に示すように、前記第1のコンクリート体3Bの凹部3c内に再生骨材を使用した第2のコンクリート4を、外周板3bの上端から所定寸法t3だけ下った位置まで打設する。
【0031】
次に、図2(d)に示すように、前記第2のコンクリート4の上面に普通の骨材を使用した第3のコンクリート5を、外周板3bの上端位置まで打設する。
【0032】
そして、前記第2のコンクリート4と第3のコンクリート5を養生して固化させる。これにより、図2(d)に示すような、再生骨材を使用した第2のコンクリート体4Aの表裏面及び全側端面を普通の骨材を使用した第1,第3のコンクリート体3A,5Aで被覆したプレキャスト(PCa)製で、かつ、板状のコンクリート部材11が得られる。
【0033】
本参考例2の製造方法によれば、前記参考例1に比べて、再生骨材を使用したコンクリート4の側面全周をも普通の骨材を使用したコンクリート体で一体的に被覆でき、一層耐久性の向上を図ることができる。
【0034】
更に、前記第2及び第3の効果も発揮することができる。
【0035】
図3は参考例3の製造工程を示す。
【0036】
本参考例3は、前記参考例2における内型枠8の代わりに多孔金属板からなる型枠、例えばメッシュ型枠(ラス型枠)12を用いた例である。その他の構造及び製造工程は前記参考例2と同様であるため、同一部材には同一符号を付してその説明を省略する。
【0037】
なお、本参考例3の製造方法においては、メッシュ型枠12を取り外す手間が不要になり、また、第1のコンクリート3と第2及び第3のコンクリート4,5との付着性も良い。
【0038】
更に、本参考例3においても前記参考例2と同様の効果を発揮できる。
【0039】
図4は本発明の第1実施例の製造工程を示す。
【0040】
この第1実施例の製造工程は、工場において、先ず、図4(a)に示すように、ベッド1上に周囲の型枠13を配置し、この型枠13内に再生骨材を使用したコンクリート4を所定厚、例えば前記各参考例の厚さt2と同様の厚さt2に打設し、これを養生して固化し、脱型する。なお、前記の型枠13はメッシュ型枠を使用してもよい。
【0041】
一方、前記型枠13とは別にベッド1上に図4(b)に示すような、前記の型枠13よりも高く、かつ、内のり寸法が広い型枠14を配置するとともに、その型枠14の内のベッド1上にスペーサ16を配置し、該スペーサ16の上端とベッド1間に打設空間17を形成する。
【0042】
次に、前記図4(a)において成形し、固化して得られた再生骨材を使用したコンクリート体4Aを、図4(c)に示すように、その周囲及び上部に打設空間18,19が生じるようにして前記スペーサ16上に配置して載せる。
【0043】
次に、図4(d)に示すように、前記打設空間18,19に、普通の骨材を使用したコンクリート20を打設する。このコンクリート20は、前記の再生骨材を使用したコンクリート4Aの外周の打設空間18を通って下側の打設空間17に流れ込む。
【0044】
そして、コンクリート20を養生して固化させ脱型する。これにより、図4(e)に示すように、普通の骨材を使用したコンクリートで成形された表面板20aと、外周板20bと、裏面板20cとからなるコンクリート体20Aにより再生骨材を使用したコンクリート4Aの全面を被覆したプレキャスト(PCa)製で、かつ、板状のコンクリート体21が得られる。
【0045】
本第1実施例の製造方法によれば、2回のコンクリートの打設作業で良いため、前記参考例1乃参考例3に比べてコンクリートの打設回数を低減できる。
【0046】
更に、本第1実施例においても前記参考例2と同様の効果を発揮できる。
【0047】
図5は第2実施例を示す。
【0048】
本第2実施例は、コンクリートの縦打ちの場合を示す例で、例えば柱、梁等の角材の製造に適する例である。
【0049】
本第2実施例では、先ず、図5(a)に示すように、多孔金属板からなる筒状の内型枠、例えばメッシュ型枠(ラス型枠)22を、その開口部を上向きにして配置し、その外部に筒状の外型枠23を、その開口部を上向きにして配置し、この内型枠22と外型枠23との間には外側打設空間24を形成し、内型枠22内には内側打設空間25を形成する。
【0050】
次に、前記外側打設空間24内に普通の骨材を使用したコンクリートを打設し、内側打設空間25内に再生骨材を使用したコンクリートを打設する。
【0051】
そして、前記両コンクリートを養生して固化させ、外型枠23を脱型することにより、図5(b)に示すように、再生骨材を使用したコンクリート体26の外周が普通の骨材を使用したコンクリート体27で被覆さたプレキャスト(PCa)製で、かつ、柱状、梁状のコンクリート部材28が得られる。
【0052】
なお、外側打設空間24と内側打設空間25へのコンクリートの打設順序は、どちらが先であってもよい。
【0053】
また、製造されたままのコンクリート部材28の上下端では、再生骨材を使用したコンクリート26が露出されるが、このコンクリート部材28を建物に使用する際に、その端面を普通の骨材を使用したコンクリートで被覆するようにすることで、耐久性は確保される。
【0054】
本第2実施例においても、前記参考例1における前記第2及び第3の効果を発揮することができる。
【0055】
図6は前記第2実施例のような縦打ちの場合の他の例を示す。
【0056】
本第3実施例において、先ず、図6(a)に示すように、再生骨材を使用したコンクリートで柱状の内部コンクリート体29を成形する。
【0057】
次に、図6(b)に示すように、前記内部コンクリート体29を立設配置してその周囲に、打設空間30が形成されるようにして型枠31を配置する。
【0058】
次に、前記打設空間30内に、その上側開口部から普通の骨材を使用したコンクリートを打設する。
【0059】
そして、前記のコンクリートを養生して固化させ、脱型して図6(c)に示すような、再生骨材を使用したコンクリート体29の周囲が普通の骨材を使用したコンクリート32で被覆されたコンクリート部材33を得る。
【0060】
本第3実施例においても前記第2実施例と同様の効果を発揮することができる。
【0061】
図7は参考例4を示す。
【0062】
本参考例4は、図7(a)に示すように外型枠34の内側隅角部分にのみコーナー型内型枠35を配置し、これらの型枠34,35を共に低速回転させながら、普通の骨材を使用したコンクリート36を投入して厚みをならし、その後、徐々に高速回転に移行して、遠心力によってコンクリート36を締め固める。
【0063】
その後、前記コンクリート36を養生、固化して、前記の両型枠34,35を脱型し、図7(b)に示すような中空部37を有する中空状の外側コンクリート体36Aを得る。
【0064】
その後、前記外側コンクリート体36Aの中空部37部に再生骨材を使用したコンクリート38を投入して養生、固化し、図7(c)に示すような、再生骨材を使用したコンクリート体38Aの外面を普通の骨材を使用したコンクリート体36Aで被覆したコンクリート部材39を得る。
【0065】
本参考例4においては、前記第2及び第3の効果を発揮できる上に、強度の大きいコンクリート部材を成形できる。
【0067】
【発明の効果】
本発明によれば、再生骨材をコンクリート製品として大量に再利用(消費)することができるため、解体コンクリート廃材の大量の廃棄を削減して環境問題に寄与することができる。
【0068】
更に、再生骨材を、前記従来のように動力を用いて処理することなく使用するため、前記炭酸ガス排出上の問題にも対応でき、今後の社会情勢にも対応できる。
【0069】
更に、再生骨材をそのまま使用しても、その再生骨材を使用したコンクリートの表面が、普通の骨材を使用したコンクリートで被覆されているため、凍結融解や中性化から生じる耐久性の問題が解消され、再生骨材中にアルカリシリカ反応性骨材が混入されていても水分遮断で無害化され、普通の骨材を使用したコンクリート部材と同様に外壁材等に使用でき、また、強度上の問題もない。
更に、現在、コンクリートに使用する骨材(特に細骨材)が枯渇しようとしているので、その対策にもなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】参考例1の製造工程を示す断面図。
【図2】参考例2の製造工程を示す断面図。
【図3】参考例3の製造工程を示す断面図。
【図4】本発明の第1実施例の製造工程を示す断面図。
【図5】本発明の第2実施例の製造工程を示す断面図。
【図6】本発明の第3実施例の製造工程を示す断面図。
【図7】参考例4の製造工程を示す断面図。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a concrete member, and more particularly to a precast concrete member and a manufacturing method thereof.
[0002]
[Prior art]
Today, disposal of concrete waste generated from the demolition of concrete buildings is a big problem for environmental conservation and resource saving, so it is used as roadbed material and backfill material for reuse. There is a problem with reuse of buildings.
[0003]
In other words, demolition concrete waste ( hereinafter, recycled aggregate means demolition concrete waste ) has a high water absorption rate as it is (2 to 3 times that of normal aggregate), and is therefore resistant to freeze-thawing and neutralization. There are poor problems.
[0004]
Therefore, the cement paste adhering to the aggregate in the demolished concrete scrap is removed by some processing method such as heat treatment and fried rice, and the aggregate is also reused. In the method, the processing equipment and cost are increased, and the effect of using the waste material is diminished, and the power of the processing machine is required, so that there is a problem in discharging carbon dioxide.
In addition, concrete using alkali-silica reactive aggregates is difficult to distinguish from healthy concrete, and there is no way to deal with it when mixed.
[0005]
Accordingly, an object of the present invention is to provide a concrete member using recycled aggregate that can solve the above-mentioned problems and a method for manufacturing the same.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-mentioned problems, a first invention according to
[0012]
The second invention according to
[0013]
A third invention according to
[0014]
A fourth invention according to
[0015]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Preferred embodiments of the present invention will be described based on examples shown in the drawings.
[0016]
FIG. 1 shows the manufacturing process of Reference Example 1 .
[0017]
In the manufacturing process of the reference example 1 , in the factory, first, as shown in FIG. 1A, a surrounding
[0018]
Next, as shown in FIG.1 (b), the
[0019]
Next, as shown in FIG.1 (c), the
[0020]
In addition, although the necessary reinforcing bars are arranged in each of the
[0021]
And after curing and solidifying each said
[0022]
Note that the
[0023]
According to the manufacturing method of the first reference example, three layers of concrete can be continuously cast using one mold, and the placing work can be facilitated. This is the first effect in manufacturing.
[0024]
Furthermore, since recycled aggregate is reused (consumed) in large quantities as a concrete product, it is possible to reduce a large amount of dismantled concrete and contribute to environmental problems. Further, in the conventional method of removing the noro adhering to the recycled aggregate with heating, filing, etc., carbon dioxide gas is discharged because the power of the processing machine is required, and carbon dioxide emission regulation Although a problem arises, according to the present Reference Example 1 , since the demolished concrete waste can be used as it is without being treated as described above, it can also cope with the carbon dioxide emission regulation. This is the second effect from the environment.
[0025]
In addition, the plate-like concrete member manufactured according to Reference Example 1 is used as an outer wall plate and a roof material in particular, but the
[0026]
FIG. 2 shows the manufacturing process of Reference Example 2 .
[0027]
In the manufacturing process of the reference example 2 , in the factory, as shown in FIG. 2A, first, a peripheral
[0028]
Next, in the
[0029]
Next, after curing and solidifying the
[0030]
Next, as shown in FIG.2 (c), the
[0031]
Next, as shown in FIG.2 (d), the
[0032]
Then, the
[0033]
According to the manufacturing method of the present Reference Example 2 , compared to the Reference Example 1 , the entire circumference of the
[0034]
Furthermore, the second and third effects can also be exhibited.
[0035]
FIG. 3 shows the manufacturing process of Reference Example 3 .
[0036]
The present reference example 3 is an example in which a mold made of a porous metal plate, for example, a mesh mold (lass mold) 12 is used instead of the
[0037]
In addition, in the manufacturing method of this reference example 3, the effort which removes the
[0038]
Furthermore, the same effects as in Reference Example 2 can be exhibited in Reference Example 3 .
[0039]
FIG. 4 shows the manufacturing process of the first embodiment of the present invention .
[0040]
In the manufacturing process of the first embodiment, in the factory, first, as shown in FIG. 4A, a surrounding
[0041]
On the other hand, apart from the
[0042]
Next, as shown in FIG. 4 (c), the
[0043]
Next, as shown in FIG. 4D, concrete 20 using ordinary aggregate is placed in the
[0044]
Then, the concrete 20 is cured and solidified to be demolded. As a result, as shown in FIG. 4 (e), the recycled aggregate is used by the
[0045]
According to the manufacturing method of the first embodiment, since the concrete placement work can be performed twice, the number of times of placing concrete can be reduced as compared with Reference Example 1 to Reference Example 3 .
[0046]
Further, the same effect as in the second embodiment can be exhibited in the first embodiment.
[0047]
FIG. 5 shows a second embodiment.
[0048]
The second embodiment is an example showing the case of vertical placement of concrete, and is an example suitable for manufacturing square members such as columns and beams.
[0049]
In the second embodiment, first, as shown in FIG. 5 (a), a cylindrical inner mold made of a porous metal plate, for example, a mesh mold (lass mold) 22 is opened with its opening facing upward. The cylindrical
[0050]
Next, concrete using ordinary aggregate is placed in the
[0051]
Then, both the concretes are cured and solidified, and the
[0052]
Note that the order of placing concrete into the
[0053]
In addition, the concrete 26 using the recycled aggregate is exposed at the upper and lower ends of the
[0054]
Also in the second embodiment, the second and third effects in the reference example 1 can be exhibited.
[0055]
FIG. 6 shows another example of vertical strike as in the second embodiment.
[0056]
In the third embodiment, first, as shown in FIG. 6 (a), a columnar inner
[0057]
Next, as shown in FIG. 6B, the inner
[0058]
Next, concrete using ordinary aggregate is placed in the
[0059]
Then, the concrete is cured and solidified, demolded, and the periphery of the
[0060]
In the third embodiment, the same effect as that of the second embodiment can be exhibited.
[0061]
FIG. 7 shows Reference Example 4 .
[0062]
In this reference example 4 , as shown in FIG. 7A, the corner mold
[0063]
Thereafter, the concrete 36 is cured and solidified, and both the
[0064]
After that, concrete 38 using recycled aggregate is put into the
[0065]
In the present reference example 4 , the second and third effects can be exhibited, and a high strength concrete member can be formed.
[0067]
【The invention's effect】
According to the present invention, recycled aggregate can be reused (consumed) in large quantities as a concrete product, so that a large amount of dismantled concrete waste can be reduced, contributing to environmental problems.
[0068]
Furthermore, since the recycled aggregate is used without being processed by using power as in the conventional case, it is possible to cope with the problem of carbon dioxide emission and to cope with the future social situation.
[0069]
Furthermore, even if the recycled aggregate is used as it is, the surface of the concrete using the recycled aggregate is covered with the concrete using the ordinary aggregate. The problem is solved, even if alkali-silica reactive aggregate is mixed in the recycled aggregate, it is detoxified by moisture blockage, it can be used for outer wall material etc. like a concrete member using ordinary aggregate, There is no problem with strength.
In addition, since aggregates (particularly fine aggregates) used in concrete are about to be exhausted, this is also a countermeasure.
[Brief description of the drawings]
1 is a cross-sectional view showing a manufacturing process of Reference Example 1. FIG.
2 is a cross-sectional view showing a manufacturing process of Reference Example 2. FIG.
3 is a cross-sectional view showing a manufacturing process of Reference Example 3. FIG.
FIG. 4 is a sectional view showing a manufacturing process of the first embodiment of the present invention.
FIG. 5 is a sectional view showing a manufacturing process of a second embodiment of the present invention.
FIG. 6 is a cross-sectional view showing a manufacturing process of a third embodiment of the present invention.
7 is a cross-sectional view showing a manufacturing process of Reference Example 4. FIG.
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