JP4114137B2 - 情報処理装置および方法、記録媒体、並びにプログラム - Google Patents

情報処理装置および方法、記録媒体、並びにプログラム Download PDF

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は情報処理装置および方法、記録媒体、並びにプログラムに関し、特に、記録媒体に記録された再生パスのアドレス情報を迅速に再生することができるようにした情報処理装置および方法、記録媒体、並びにプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
記録媒体に記録された映像データや音声データなどの複数のデータをもつ動画像を再生するとき、別々に記録された動画像の連続性を保つように再生する方法として、以下のような方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
その方法とは、別々に記録されたClip1とClip2を連続再生するとき、Clip1からClip2への橋渡しの役割をもつBridge-Clipが生成され、そのBridge-ClipがClip1からClip2への切り替わる部分の、Clip1とClip2との、それぞれ対応する部分から構成されるようにすることにより、別々に記録されたClip1とClip2を連続再生することができるようにする方法である。
【0004】
上述した映像データや音声データなどから構成される複数のデータをもつ動画像が記録されている記録媒体として、特に、DVD(Digital Versatile Disc)ビデオがあり、DVD(Digital Versatile Disc)ビデオのフォーマットには、マルチアングル再生が規定されている。マルチアングル再生が可能な所定の再生区間において、ユーザは、自分の嗜好に合うアングルを選択することができ、その際、記録再生装置によりアングル間の切り替えをシームレスに再生することができる。
【0005】
図1は、DVDビデオのマルチアングルのフォーマットを説明する図である。
【0006】
マルチアングルの再生区間は、複数の一再生区間により構成されており、その一再生区間はセル(Cell)と呼ばれる。図1の例では、マルチアングルの再生区間が、アングル1(Angle#1)乃至アングル3(Angle#3)の3つのアングルのCell#i+1乃至Cell#i+3により構成されている。ここで、Cellに対応する実態のAVストリームデータはVOB(Video Object)と呼ばれる。マルチアングルを構成するそれぞれのCellに対応するVOBは、図示せぬILVU(Interleaved Unit)と呼ばれる単位に分けられており、マルチアングルを構成するこれら複数のVOBは、ILVU単位に多重化される。なお、各ILVUは、closed GOP(Group Of Pictures)から開始する。
【0007】
DVDビデオのマルチアングルにおけるシームレスアングル変更の再生について説明する。例えば、ユーザが、アングル2、アングル1、アングル3と再生経路を切り替える時、記録再生装置は、ディスク上をジャンプしながら、ILVU1,ILVU2,ILVU3(いずれも図示せず)のデータを順次読み出して、それらを再生する。なお、各ILVUは、DSI (Data Search Information)から開始し、DSIは次の各アングルのILVUへのジャンプ先のアドレスを持つ。
【0008】
【特許文献1】
特開2002−158974号
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、ILVUのビデオエンコードの際には、例えば、Closed GOPにより符号化しなければならないという条件の制約があるために、ビデオの符号化効率が低く、マルチアングルを作成することは困難であるという課題があった。また、ILVUは、複数のGOPから構成しなければならず、アングル切り替えのポイントをフレーム精度に基づいて決定できないという課題があった。
【0010】
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、マルチアングルのビデオエンコード条件の制約を小さくすることができるようにすることを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の情報処理装置は、再生パス切り替え点の直前の切り替え元の再生パスの一部のビデオストリームと再生パス切り替え点の直後の切り替え先の再生パスの一部のビデオストリームから、切り替え元の再生パスと切り替え先の再生パスが連続して再生可能とされる切り替えビデオストリームを生成する第1の生成手段と、切り替え元の再生パスの第1のビデオストリームから切り替えビデオストリームの先頭に読み出し点を切り替える時における第1のビデオストリームのデータアドレス情報と、切り替えビデオストリームの最後から切り替え先の再生パスの第2のビデオストリームにデータ読み出し点を切り替える時における第2のビデオストリームのデータアドレス情報を生成する第2の生成手段と、ビデオストリームの、再生パス切り替え点で区分される各区間を単位とする各再生パス毎に再生管理情報を生成する第3の生成手段と、切り替えビデオストリームを記録媒体に記録するとともに、再生管理情報を記録媒体に記録する記録手段とを備えることを特徴とする。
【0012】
本発明の第1の情報処理方法は、再生パス切り替え点の直前の切り替え元の再生パスの一部のビデオストリームと再生パス切り替え点の直後の切り替え先の再生パスの一部のビデオストリームから、切り替え元の再生パスの一部のビデオストリームと切り替え先の再生パスの一部のビデオストリームが連続して再生可能とされる切り替えビデオストリームを生成する第1の生成ステップと、切り替え元の再生パスの第1のビデオストリームから切り替えビデオストリームの先頭に読み出し点を切り替える時における第1のビデオストリームのデータアドレス情報と、切り替えビデオストリームの最後から切り替え先の再生パスの第2のビデオストリームにデータ読み出し点を切り替える時における第2のビデオストリームのデータアドレス情報を生成する第2の生成ステップと、ビデオストリームの、再生パス切り替え点で区分される各区間を単位とする各再生パス毎に再生管理情報を生成する第3の生成ステップと、切り替えビデオストリームを記録媒体に記録するとともに、再生管理情報を記録媒体に記録する記録ステップとを含むことを特徴とする。
【0013】
本発明の第1の記録媒体のプログラムは、再生パス切り替え点の直前の切り替え元の再生パスの一部のビデオストリームと再生パス切り替え点の直後の切り替え先の再生パスの一部のビデオストリームから、切り替え元の再生パスの一部のビデオストリームと切り替え先の再生パスの一部のビデオストリームが連続して再生可能とされる切り替えビデオストリームを生成する第1の生成ステップと、切り替え元の再生パスの第1のビデオストリームから切り替えビデオストリームの先頭に読み出し点を切り替える時における第1のビデオストリームのデータアドレス情報と、切り替えビデオストリームの最後から切り替え先の再生パスの第2のビデオストリームにデータ読み出し点を切り替える時における第2のビデオストリームのデータアドレス情報を生成する第2の生成ステップと、ビデオストリームの、再生パス切り替え点で区分される各区間を単位とする各再生パス毎に再生管理情報を生成する第3の生成ステップと、切り替えビデオストリームを記録媒体に記録するとともに、再生管理情報を記録媒体に記録する記録ステップとを含むことを特徴とする。
【0014】
本発明の第1のプログラムは、再生パス切り替え点の直前の切り替え元の再生パスの一部のビデオストリームと再生パス切り替え点の直後の切り替え先の再生パスの一部のビデオストリームから、切り替え元の再生パスの一部のビデオストリームと切り替え先の再生パスの一部のビデオストリームが連続して再生可能とされる切り替えビデオストリームを生成する第1の生成ステップと、切り替え元の再生パスの第1のビデオストリームから切り替えビデオストリームの先頭に読み出し点を切り替える時における第1のビデオストリームのデータアドレス情報と、切り替えビデオストリームの最後から切り替え先の再生パスの第2のビデオストリームにデータ読み出し点を切り替える時における第2のビデオストリームのデータアドレス情報を生成する第2の生成ステップと、ビデオストリームの、再生パス切り替え点で区分される各区間を単位とする各再生パス毎に再生管理情報を生成する第3の生成ステップと、切り替えビデオストリームを記録媒体に記録するとともに、再生管理情報を記録媒体に記録する記録ステップとをコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0015】
本発明の第2の情報処理装置は、ビデオストリームの、再生パスの切り替え点で区分される各区間を単位とする各再生パス毎に与えられた再生管理情報を読み出すとともに、切り替え元の再生パスの第1のビデオストリームから切り替えビデオストリームの先頭に読み出し点を切り替える時における第1のビデオストリームのデータアドレス情報と、切り替えビデオストリームの最後から切り替え先の再生パスの第2のビデオストリームにデータ読み出し点を切り替える時における第2のビデオストリームのデータアドレス情報を読み出す読み出し手段と、読み出し手段により読み出された再生管理情報に基づいて、記録媒体に記録されているビデオストリームを再生する再生手段と、再生パスの切り替えが指示された場合、切り替え元の再生パスの現在の再生時間に最も近い未来にある切り替え先の再生パスの切り替え点を検索する検索手段と、第1のビデオストリームのデータアドレス情報に基づいて、切り替え元の再生パスの第1のビデオストリームから切り替えビデオストリームの先頭に読み出し点を切り替える第1の切り替え手段と、第2のビデオストリームのデータアドレス情報に基づいて、切り替えビデオストリームの最後から切り替え先の再生パスの第2のビデオストリームにデータ読み出し点を切り替える第2の切り替え手段とを備えることを特徴とする。
【0016】
本発明の第2の情報処理方法は、ビデオストリームの、再生パスの切り替え点で区分される各区間を単位とする各再生パス毎に与えられた再生管理情報を読み出すとともに、切り替え元の再生パスの第1のビデオストリームから切り替えビデオストリームの先頭に読み出し点を切り替える時における第1のビデオストリームのデータアドレス情報と、切り替えビデオストリームの最後から切り替え先の再生パスの第2のビデオストリームにデータ読み出し点を切り替える時における第2のビデオストリームのデータアドレス情報を読み出す読み出しステップと、読み出しステップにより読み出された再生管理情報に基づいて、記録媒体に記録されているビデオストリームを再生する再生ステップと、再生パスの切り替えが指示された場合、切り替え元の再生パスの現在の再生時間に最も近い未来にある切り替え先の再生パスの切り替え点を検索する検索ステップと、第1のビデオストリームのデータアドレス情報に基づいて、切り替え元の再生パスの第1のビデオストリームから切り替えビデオストリームの先頭に読み出し点を切り替える第1の切り替えステップと、第2のビデオストリームのデータアドレス情報に基づいて、切り替えビデオストリームの最後から切り替え先の再生パスの第2のビデオストリームにデータ読み出し点を切り替える第2の切り替えステップとを含むことを特徴とする。
【0017】
本発明の第2の記録媒体のプログラムは、ビデオストリームの、再生パスの切り替え点で区分される各区間を単位とする各再生パス毎に与えられた再生管理情報を読み出すとともに、切り替え元の再生パスの第1のビデオストリームから切り替えビデオストリームの先頭に読み出し点を切り替える時における第1のビデオストリームのデータアドレス情報と、切り替えビデオストリームの最後から切り替え先の再生パスの第2のビデオストリームにデータ読み出し点を切り替える時における第2のビデオストリームのデータアドレス情報を読み出す読み出しステップと、読み出しステップにより読み出された再生管理情報に基づいて、記録媒体に記録されているビデオストリームを再生する再生ステップと、再生パスの切り替えが指示された場合、切り替え元の再生パスの現在の再生時間に最も近い未来にある切り替え先の再生パスの切り替え点を検索する検索ステップと、第1のビデオストリームのデータアドレス情報に基づいて、切り替え元の再生パスの第1のビデオストリームから切り替えビデオストリームの先頭に読み出し点を切り替える第1の切り替えステップと、第2のビデオストリームのデータアドレス情報に基づいて、切り替えビデオストリームの最後から切り替え先の再生パスの第2のビデオストリームにデータ読み出し点を切り替える第2の切り替えステップとを含むことを特徴とする。
【0018】
本発明の第2のプログラムは、ビデオストリームの、再生パスの切り替え点で区分される各区間を単位とする各再生パス毎に与えられた再生管理情報を読み出すとともに、切り替え元の再生パスの第1のビデオストリームから切り替えビデオストリームの先頭に読み出し点を切り替える時における第1のビデオストリームのデータアドレス情報と、切り替えビデオストリームの最後から切り替え先の再生パスの第2のビデオストリームにデータ読み出し点を切り替える時における第2のビデオストリームのデータアドレス情報を読み出す読み出しステップと、読み出しステップにより読み出された再生管理情報に基づいて、記録媒体に記録されているビデオストリームを再生する再生ステップと、再生パスの切り替えが指示された場合、切り替え元の再生パスの現在の再生時間に最も近い未来にある切り替え先の再生パスの切り替え点を検索する検索ステップと、第1のビデオストリームのデータアドレス情報に基づいて、切り替え元の再生パスの第1のビデオストリームから切り替えビデオストリームの先頭に読み出し点を切り替える第1の切り替えステップと、第2のビデオストリームのデータアドレス情報に基づいて、切り替えビデオストリームの最後から切り替え先の再生パスの第2のビデオストリームにデータ読み出し点を切り替える第2の切り替えステップとをコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0019】
本発明の第1の情報処理装置および方法、記録媒体並びにプログラムにおいては、再生パス切り替え点の直前の切り替え元の再生パスの一部のビデオストリームと再生パス切り替え点の直後の切り替え先の再生パスの一部のビデオストリームが連続する切り替えビデオストリームが生成され、切り替え元の再生パスの第1のビデオストリームから切り替えビデオストリームの先頭に読み出し点を切り替える時における第1のビデオストリームのデータアドレス情報と、切り替えビデオストリームの最後から切り替え先の再生パスの第2のビデオストリームにデータ読み出し点を切り替える時における第2のビデオストリームのデータアドレス情報を含む実体管理情報が生成され、ビデオストリームの、切り替え点で区分される各区間を単位とする各再生パス毎に再生管理情報が生成され、ビデオストリームとともに記録媒体に記録される。
【0020】
本発明の第2の情報処理装置および方法、記録媒体並びにプログラムにおいては、ビデオストリームの、各再生パス毎に与えられた再生管理情報が読み出されるとともに、第1のビデオストリームのデータアドレス情報と、第2のビデオストリームのデータアドレス情報が読み出され、再生パスの切り替えが指示された場合、第1のビデオストリームのデータアドレス情報に基づいて、切り替え元の再生パスのビデオストリームから切り替えビデオストリームに読み出し点が切り替えられ、第2のビデオストリームのデータアドレス情報に基づいて、切り替え先の再生パスのビデオストリームに読み出し点が切り替えられる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下に、図面を参照しながら本発明の実施の形態について述べる。
【0022】
図2は、本発明を適用した記録再生装置1の内部構成を示す。
【0023】
最初に外部から入力された信号を記録媒体に記録する動作を行う記録部2の構成について説明する。記録再生装置1は、アナログデータ、または、デジタルデータを入力し、記録することができる構成とされている。
【0024】
端子11には、アナログのビデオ信号が、端子12には、アナログのオーディオ信号が、それぞれ入力される。端子11に入力されたビデオ信号は、解析部14とAVエンコーダ15に、それぞれ出力される。端子12に入力されたオーディオ信号は、解析部14とAVエンコーダ15に出力される。解析部14は、入力されたビデオ信号とオーディオ信号からシーンチェンジなどの特徴点を抽出する。
【0025】
AVエンコーダ15は、入力されたビデオ信号とオーディオ信号を、それぞれ符号化し、符号化ビデオストリーム(V)、符号化オーディオストリーム(A)、およびAV同期等のシステム情報(S)をマルチプレクサ16に出力する。
【0026】
符号化ビデオストリームは、例えば、MPEG(Moving Picture Expert Group)2方式により符号化されたビデオストリームであり、符号化オーディオストリームは、例えば、MPEG1方式により符号化されたオーディオストリームや、ドルビーAC3方式(商標)により符号化されたオーディオストリーム等である。マルチプレクサ16は、入力されたビデオおよびオーディオのストリームを、入力システム情報に基づいて多重化して、スイッチ17を介して多重化ストリーム解析部18とソースパケッタイザ19に出力する。
【0027】
多重化ストリームは、例えば、MPEG2トランスポートストリームやMPEG2プログラムストリームである。ソースパケッタイザ19は、入力された多重化ストリームを、そのストリームを記録させる記録媒体100のアプリケーションフォーマットに従って、ソースパケットから構成されるAVストリームに符号化する。AVストリームは、ECC(誤り訂正)符号化部20と変調部21でECC符号の付加と変調処理が施され、書き込み部22に出力される。書き込み部22は、制御部23から出力される制御信号に基づいて、例えば、DVDよりなる記録媒体(ディスク)100にAVストリームファイルを書き込む(記録する)。
【0028】
デジタルインタフェースまたはデジタルテレビジョンチューナ(いずれも図示せず)から入力されるデジタルテレビジョン放送等のトランスポートストリームは、端子13に入力される。端子13に入力されたトランスポートストリームの記録方式には、2通りあり、それらは、トランスペアレントに記録する方式と、記録ビットレートを下げるなどの目的のために再エンコードをした後に記録する方式である。記録方式の指示情報は、ユーザインタフェースとしての端子24から制御部23へ入力される。
【0029】
入力トランスポートストリームをトランスペアレントに記録する場合、端子13に入力されたトランスポートストリームは、スイッチ17を介して多重化ストリーム解析部18と、ソースパケッタイザ19に出力される。これ以降の記録媒体100へAVストリームが記録されるまでの処理は、上述のアナログの入力オーディオ信号とビデオ信号を符号化して記録する場合と同一の処理なので、その説明は省略する。
【0030】
入力トランスポートストリームを再エンコードした後に記録する場合、端子13に入力されたトランスポートストリームは、スイッチ25からデマルチプレクサ26に入力さる。デマルチプレクサ26は、入力されたトランスポートストリームに対してデマルチプレクス処理を施し、ビデオストリーム(V)、オーディオストリーム(A)、およびシステム情報(S)を抽出する。
【0031】
デマルチプレクサ26により抽出されたストリーム(情報)のうち、ビデオストリームはAVデコーダ27に、オーディオストリームとシステム情報はマルチプレクサ16に、それぞれ出力される。AVデコーダ27は、入力されたビデオストリームを復号し、その再生ビデオ信号をAVエンコーダ15に出力する。AVエンコーダ15は、入力ビデオ信号を符号化し、符号化ビデオストリーム(V)をマルチプレクサ16に出力する。
【0032】
一方、デマルチプレクサ26から出力され、マルチプレクサ16に入力されたオーディオストリームとシステム情報、および、AVエンコーダ15から出力されたビデオストリームは、入力システム情報に基づいて、多重化されて、多重化ストリームとして多重化ストリーム解析部18とソースパケットタイザ19にスイッチ17を介して出力される。これ以後の記録媒体100へAVストリームが記録されるまでの処理は、上述のアナログの入力オーディオ信号とビデオ信号を符号化して記録する場合と同一の処理なので、その説明は省略する。
【0033】
本実施の形態の記録再生装置1は、AVストリームのファイルを記録媒体100に記録すると共に、そのファイルを説明するアプリケーションデータベース情報も記録する。アプリケーションデータベース情報は、制御部23により作成される。制御部23への入力情報は、解析部14からの動画像の特徴情報、多重化ストリーム解析部18からのAVストリームの特徴情報、および端子24から入力されるユーザからの指示情報である。
【0034】
解析部14から供給される動画像の特徴情報は、AVエンコーダ15がビデオ信号を符号化する場合において、解析部14により生成されるものである。解析部14は、入力ビデオ信号とオーディオ信号の内容を解析し、入力動画像信号の中の特徴的な画像(クリップマーク)に関係する情報を生成する。これは、例えば、入力ビデオ信号の中のプログラムの開始点、シーンチェンジ点やCMコマーシャルのスタート点・エンド点、タイトルやテロップなどの特徴的なクリップマーク点の画像の指示情報であり、また、それにはその画像のサムネールも含まれる。さらにオーディオ信号のステレオとモノラルの切り換え点や、無音区間などの情報も含まれる。
【0035】
これらの画像の指示情報は、制御部23を介して、マルチプレクサ16へ入力される。マルチプレクサ16は、制御部23からクリップマークとして指定される符号化ピクチャを多重化する時に、その符号化ピクチャをAVストリーム上で特定するための情報を制御部23に返す。具体的には、この情報は、ピクチャのPTS(プレゼンテーションタイムスタンプ)またはその符号化ピクチャのAVストリーム上でのアドレス情報である。制御部23は、特徴的な画像の種類とその符号化ピクチャをAVストリーム上で特定するための情報を関連付けて記憶する。
【0036】
多重化ストリーム解析部18からのAVストリームの特徴情報は、記録されるAVストリームの符号化情報に関係する情報であり、解析部18により生成される。例えば、AVストリーム内のIピクチャのタイムスタンプとアドレス情報、システムタイムクロックの不連続点情報、AVストリームの符号化パラメータ、AVストリームの中の符号化パラメータの変化点情報などが含まれる。また、端子13から入力されるトランスポートストリームをトランスペアレントに記録する場合、多重化ストリーム解析部18は、入力トランスポートストリームの中から前出のクリップマークの画像を検出し、その種類とクリップマークで指定するピクチャを特定するための情報を生成する。
【0037】
端子24からのユーザの指示情報は、AVストリームの中の、ユーザが指定した再生区間の指定情報、その再生区間の内容を説明するキャラクター文字、ユーザが好みのシーンにセットするブックマークやリジューム点の情報などである。
【0038】
制御部23は、上記の入力情報に基づいて、AVストリームのデータベース(Clip)、 AVストリームの再生区間(PlayItem)をグループ化したもの(PlayList)のデータベース、記録媒体100の記録内容の管理情報(info.dvr)、およびサムネイル画像の情報を作成する。これらの情報から構成されるアプリケーションデータベース情報は、AVストリームと同様にして、ECC符号化部20、変調部21で処理されて、書き込み部22へ入力される。書き込み部22は、制御部23から出力される制御信号に基づいて、記録媒体100へデータベースファイルを記録する。
【0039】
上述したアプリケーションデータベース情報についての詳細は後述する。
【0040】
このようにして記録媒体100に記録されたAVストリームファイル(画像データと音声データのファイル)と、アプリケーションデータベース情報が再生部3により再生される場合、まず、制御部23は、読み出し部28に対して、記録媒体100からアプリケーションデータベース情報を読み出すように指示する。そして、読み出し部28は、記録媒体100からアプリケーションデータベース情報を読み出す。そのアプリケーションデータベース情報は、復調部29とECC復号部30の復調と誤り訂正処理を経て、制御部23へ入力される。
【0041】
制御部23は、アプリケーションデータベース情報に基づいて、記録媒体100に記録されているPlayListの一覧を端子24のユーザインタフェースへ出力する。ユーザは、PlayListの一覧から再生したいPlayListを選択し、再生を指定されたPlayListに関する情報が端子24から制御部23へ入力される。制御部23は、そのPlayListの再生に必要なAVストリームファイルの読み出しを、読み出し部28に指示する。読み出し部28は、その指示に従い、記録媒体100から対応するAVストリームを読み出し復調部29に出力する。復調部29に入力されたAVストリームは、所定の処理が施されることにより復調され、さらにECC復号部30の処理を経て、ソースデパケッタイザ31に出力される。
【0042】
ソースデパケッタイザ31は、記録媒体100から読み出され、所定の処理が施されたアプリケーションフォーマットのAVストリームを、デマルチプレクサ26が処理可能なストリームに変換する。デマルチプレクサ26は、制御部23により指定されたAVストリームの再生区間(PlayItem)を構成するビデオストリーム(V)、オーディオストリーム(A)、およびAV同期等のシステム情報(S)を、AVデコーダ27に出力する。AVデコーダ27は、ビデオストリームとオーディオストリームを復号し、再生ビデオ信号と再生オーディオ信号を、それぞれ対応する端子32と端子33から出力する。
【0043】
また、ユーザインタフェースとしての端子24から、ランダムアクセス再生や特殊再生を指示する情報が入力された場合、制御部23は、AVストリームのデータベース(Clip)の内容に基づいて、記憶媒体100からのAVストリームの読み出し位置を決定し、そのAVストリームの読み出しを、読み出し部28に指示する。例えば、ユーザにより選択されたPlayListを、所定の時刻から再生する場合、制御部23は、指定された時刻に最も近いタイムスタンプを持つIピクチャからのデータを読み出すように読み出し部28に指示する。
【0044】
また、アプリケーションデータベース情報を構成するAVストリームのデータベースに、AVストリーム(Clip)に付属して記録されているClip Informationの中のClipMarkにストアされている番組の頭出し点やシーンチェンジ点の中から、ユーザがあるクリップマークを選択した時(例えば、この動作は、ClipMarkにストアされている番組の頭出し点やシーンチェンジ点のサムネール画像リストをユーザインタフェースに表示して、ユーザが、その中からある画像を選択することにより行われる)、制御部23は、Clip Informationの内容に基づいて、記録媒体100からのAVストリームの読み出し位置を決定し、そのAVストリームの読み出しを読み出し部28へ指示する。すなわち、ユーザが選択した画像がストアされているAVストリーム上でのアドレスに最も近いアドレスにあるIピクチャからのデータを読み出すように読み出し部28へ指示する。読み出し部28は、指定されたアドレスからデータを読み出し、読み出されたデータは、復調部29、ECC復号部30、ソースデパケッタイザ31の処理を経て、デマルチプレクサ26へ入力され、AVデコーダ27で復号されて、マーク点のピクチャのアドレスで示されるAVデータが再生される。
【0045】
また、ユーザによって高速再生(Fast-forward playback)が指示された場合、制御部23は、AVストリームのデータベース(Clip)に基づいて、AVストリームの中のIピクチャデータを順次連続して読み出すように読み出し部28に指示する。
【0046】
読み出し部28は、Iピクチャが記録されている位置として指定されたランダムアクセスポイントからAVストリームのデータを読み出し、読み出されたデータは、後段の各部の処理を経て再生される。
【0047】
映像クリエータ(図示せず)が、記録媒体100に記録されているAV信号をソースとして、マルチアングルのビデオタイトルを作成する場合を説明する。映像クリエータが、記録媒体100に記録されている複数のAV信号ソースから2つ以上の再生区間を選択して、それぞれの再生区間を1つのアングルとして、2つ以上のアングルを持つマルチアングルを作成したい場合、ユーザインタフェースとしての端子24からそれぞれの再生区間の開始点と終了点の情報が制御部23に入力される。
【0048】
次に、制御部23は、クリエータの指示に基づくか、または自ら判断して、上記それぞれのアングルの中でアングル切り替えをできる点を決定して、それぞれの再生区間をいくつかの小区間に分割する(例えば、後述する、図3のAngle#1を再生区間a1,a2,およびa3に分割する)。
【0049】
次に、制御部23は、切り替え元アングルと切り替え先アングルの接続点付近(例えば、図3のAngle#1の再生区間a1の終端部の近傍(接続点の近傍)、とAngle#2の再生区間b2の先頭部の近傍(接続点の近傍)の一部のビデオストリームの再エンコードと再多重化を行う。
【0050】
そのために、”切り替え元のアングルの最後のピクチャ”の情報と、”切り替え先のアングルの最初のピクチャ”の情報が制御部23へ入力される。制御部23は、読み出し部28に”切り替え元のアングルの最後のピクチャ”と”切り替え先のアングルの最初のピクチャ”を再生するために必要なデータの読み出しを指示する。そして、読み出し部28は、記録媒体100からデータを読み出し、そのデータは、復調部29、ECC復号部30、ソースデパケッタイザ31を経て、デマルチプレクサ26に出力される。
【0051】
制御部23は、デマルチプレクサ26に入力されたデータを解析して、ビデオストリームの再エンコード方法(picture_coding_typeの変更、再エンコードする符号化ビット量の割り当て)と、再多重化方式を決定し、その方式をAVエンコーダ15とマルチプレクサ16に供給する。
【0052】
次に、デマルチプレクサ26は、入力されたストリームをビデオストリーム(V)、オーディオストリーム(A)、およびシステム情報(S)に分離する。ビデオストリームは、「AVデコーダ27に入力されるデータ」と「マルチプレクサ16に入力されるデータ」がある。前者のデータは、再エンコードするために必要なデータであり、これはAVデコーダ27で復号され、復号されたピクチャはAVエンコーダ15で再エンコードされて、ビデオストリームにされ、マルチプレクサ16に供給される。後者のデータは、再エンコードをしないで、オリジナルのストリームからコピーされるデータである。オーディオストリーム、システム情報については、直接、マルチプレクサ16に入力される。
【0053】
マルチプレクサ16は、制御部23から入力された情報に基づいて、入力ストリームを多重化し、多重化ストリームを出力する。多重化ストリームは、ソースパケッタイザ19、ECC符号化部20、変調部21で処理されて、書き込み部22に入力される。書き込み部22は、制御部23から供給される制御信号に基づいて、記録媒体100にAVストリームを記録する。このようにして、切り替え元のアングルと切り替え先のアングルの接続点付近のビデオストリームが部分的に再エンコードされたビデオを含むBridge-Clipが作成される。
【0054】
制御部23は、Bridge-Clipのデータベースを作成する。すなわち、切り替え元アングルに対応する第1のAVストリームからBridge-Clipの先頭へデータ読み出しを切り替える時における第1のAVストリーム上のデータアドレス情報(SPN_exit_from_preceding_Clip)と、Bridge-Clipの最後から切り替え先アングルに対応する第2のAVストリームへデータ読み出しを切り替える時における第2のAVストリーム上のデータアドレス情報(SPN_enter_to_following_Clip)とを持つBridge-Clipのデータベースを作成する。
【0055】
制御部23は、AVストリームのデータベース(Clip)と、AVストリームの再生区間(PlayItem)をグループ化したもの(PlayList)のデータベースを作成する。これらの情報から構成されるアプリケーションデータベース情報は、AVストリームと同様にして、ECC符号化部20、変調部21で処理されて、書き込み部22へ入力される。書き込み部22は、制御部23から出力される制御信号に基づいて、記録媒体100へデータベースファイルを記録する。
【0056】
このようにして記録媒体100に記録されたAVストリームファイル(画像データと音声データのファイル)と、アプリケーションデータベース情報が再生される場合、まず、制御部23は、読み出し部28に対して、記録媒体100からアプリケーションデータベース情報を読み出すように指示する。そして、読み出し部28は、記録媒体100からアプリケーションデータベース情報を読み出し、そのアプリケーションデータベース情報は、復調部29、ECC復号部30の処理を経て、制御部23へ入力される。
【0057】
制御部23は、アプリケーションデータベース情報に基づいて、記録媒体100に記録されているPlayListの一覧を端子24のユーザインタフェースへ出力する。ユーザは、PlayListの一覧から再生したいPlayListを選択し、再生を指定されたPlayListに関する情報が制御部23へ入力される。
【0058】
図3は、アングル切り替え点の直前の切り替え元アングルの一部のビデオストリームとアングル切り替え点の直後の切り替え先アングルの一部のビデオストリームが連続する切り替えビデオストリームとしてのBridge-Clipを利用したマルチアングルにおいてシームレス(再生画像または音声が、アングル切り替え時に途絶えることなく)アングル変更の再生を行うことができるようにするために、本発明において採用される構成を示す。
【0059】
例えば、マルチアングル区間の中に3つのアングルAngle#1,Angle#2,およびAngle#3があるとする。このとき、それぞれのアングルが1つのPlayListを構成する。図3の例の場合、Angle#1,Angle#2,およびAngle#3は、PlayList#1,PlayList#2,およびPlayList#3により、それぞれ構成されている。Angle#1,Angle#2,およびAngle#3の再生区間に対応するAVストリームデータを、それぞれ、Clip1(Clip AV stream1),Clip2(Clip AV stream2),およびClip3(Clip AV stream3)とする。
【0060】
また、図3の例の場合、再生区間は、1つのアングルから他のアングルに移行可能なタイミングの位置(アングル切り替え点)で、異なるPlayItemに分けられる。例えば、Angle#1の再生区間を3つに区分するとき、PlayList#1は、各再生区間a1,a2,およびa3に対応して、3つのPlayItemで構成され、それぞれの再生区間a1,a2,およびa3に対応するClip1のAVストリームデータがA1,A2,およびA3とされる。Angle#2の再生区間を3つに区分するとき、PlayList#2は、各再生区間b1,b2,およびb3に対応して、3つのPlayItemで構成され、それぞれの再生区間b1,b2,およびb3に対応するClip2のAVストリームデータがB1,B2,およびB3とされる。Angle#3の再生区間を3つに区分するとき、PlayList#3は、各再生区間c1,c2,およびc3に対応して、3つのPlayItemで構成され、それぞれの再生区間c1,c2,およびc3に対応するClip3のAVストリームデータがC1,C2,およびC3とされる。なお、再生区間a1,a2,およびa3の境界は、GOPの境界である必要はない。再生区間b1,b2,およびb3と再生区間c1,c2,およびc3についても同様である。従って、境界の自由度が向上する。
【0061】
図4のフローチャートを参照して、Bridge-Clipを利用したマルチアングルにおいてシームレスにアングルを変更する場合の基本的な処理について説明する。
【0062】
ステップS1において、制御部23は、ユーザからいま再生しているアングルを切り替えるように指示されたか否かを判定する。アングルの変更が指示されていないと判定された場合、ステップS2に進み、制御部23は、ユーザにより再生の終了が指示されたか否かを判定する。再生の終了が指示されたと判定された場合、処理は終了される。終了が指示されていない場合、処理はステップS1に戻り、それ以降の処理が繰り返される。
【0063】
ステップS1において、アングルの切り替えが指示されたと判定された場合、ステップ3において、制御部23は、再生位置がAVストリームデータの所定の位置であるか否かを判定する。現在の位置がAVストリームデータの所定の位置ではない場合、制御部23は、再生位置がAVストリームデータの所定の位置に達するまで待機する。
【0064】
ステップS3において、再生位置がAVストリームデータの所定の位置に達したと判定された場合、制御部23は、ステップS4において、切り替え元のアングルと切り替え先アングルの間のBridge-Clipを再生し、ステップS5において、再生位置を、指定されたアングルのAVストリーム(Clip)の先頭の位置に移行させる。そして、そのAVストリームのデータが再生される。その後、処理はステップS1に戻り、それ以降の処理が繰り返される。なお、上述における所定の位置に関する情報は、Bridge-Clipの付属情報(図11を参照して後述する)のSPN_exit_from_preceding_ClipとSPN_enter_to_following_Clipから与えられる。
【0065】
このようにして、図3の例では、Angle#1の再生区間a1に対応するClip AV stream1のAVストリームデータA1が再生され、Bridge_Clip_A1toB2(AVストリームデータA1とB2の間のClip)を介して、Angle#2の再生区間b2に対応するClip AV stream2のAVストリームデータB2が再生され、次に、Bridge_Clip_B2toC3(AVストリームデータB2とC3の間のClip)を介して、Angle#3の再生区間c3に対応するClip AV stream3のAVストリームデータC3が順次再生される。
【0066】
各PlayItemとデータサイズ(バイト量)の先頭アドレスと終了アドレスの情報、並びにデータサイズ(バイト量)は、各ClipのClip Information fileから得られる。
【0067】
Bridge-Clipは、あるClipの任意のフレームから別のClipの任意のフレームへのシームレスな接続を作るための特別なAVストリームデータである。Bridge-Clipは、Clipに比較すると、一般には小さなデータ量を持つ。AVストリームデータがMPEG2ビデオの場合、あるClipの任意のフレームから別のClipの任意のフレームへのシームレスな接続を作るためには、一般には接続点付近の数枚のピクチャを再エンコードしなければならない。Bridge-Clipは、それら再エンコードされたピクチャを含む。なお、Bridge-Clipの内容については、後述する。
【0068】
図3において、Bridge_Clip_A1toB2は、再生区間a1から再生区間b2へのシームレスな接続を作るためのBridge-Clipであり、また、Bridge_Clip_B2toC3は、再生区間b2から再生区間c3へのシームレスな接続を作るためのBridge-Clipである。
【0069】
図5は、シームレスなマルチアングルを実現するためのClipとBridge-Clipの関係を表している。
【0070】
Angle#1の切り替えタイミングは、再生区間a1,a2,およびa3(AVストリームデータA1,A2,A3)のそれぞれの終了点であり、Angle#2の切り替えタイミングは、再生区間b1,b2,およびb3(AVストリームデータB1,B2,B3)のそれぞれの終了点であり、Angle#3の切り替えタイミングは、再生区間c1,c2,およびc3(AVストリームデータC1,C2,C3)のそれぞれの終了点である。
【0071】
Bridge_Clip_A1toB2は、再生区間a1から再生区間b2へのシームレスな接続を作るためのBridge-Clipである。Bridge_Clip_A1toC2は、再生区間a1から再生区間c2へのシームレスな接続を作るためのBridge-Clipである。図5におけるそのほかのBridge-Clipについても、記号の意味は同様である。すなわち、本発明において、各切り替え元のアングルの切り替え点において、そこから切り替え可能なすべての切り替え先のアングルのBridge-Clipが生成される。
【0072】
次に、Bridge-Clipの内容について説明する。
【0073】
Bridge-Clipは、本実施の形態において、アングル切り替えにおけるPlayItem間のビデオとオーディオのシームレス接続をサポートする。アングル間をシームレスに接続するということは、記録再生装置に"データの連続供給"と"シームレスな復号処理"を保証するということである。
【0074】
"データの連続供給"とは、ファイルシステムが、デコーダにバッファのアンダーフローを起こさせることのないように必要なビットレートでデータを供給することを保証することである。これにより、データのリアルタイム性を保証して、データをディスクから読み出すことができるように、データが十分な大きさの連続したブロック単位でストアされるようにする。
【0075】
"シームレスな復号処理"とは、記録再生装置が、デコーダの再生出力にポーズやギャップを起こさせることなく、ディスクに記録されたオーディオビデオデータを表示することである。
【0076】
シームレス接続されている2つのアングル区間が参照するAVストリームについて説明する。先行するPlayItem(アングル区間)と現在のPlayItem(アングル区間)の接続が、シームレス表示できるように保証されているかどうかは、現在のPlayItemにおいて定義されているconnection_conditionフィールドから判断することができる。
【0077】
図6は、Bridge-Clipを使用する場合の先行する(時間的に前の)PlayItemと現在のPlayItemの関係を示している。図6においては、再生装置が読み出すストリームデータが、影をつけて示されている。図6に示したTS1は、Clip1(Clip AVストリーム)の影を付けられた部分のストリームデータと、Bridge-Clipの1番目のATC-sequenceで指されるAVストリームデータから構成される。
【0078】
TS1のClip1の影を付けられた部分のAVストリームデータは、先行するPlayItemのIN_time(図6においてIN_time1で図示されている)に対応するプレゼンテーションユニットを復号するために必要なストリームのアドレスから、SPN_exit_from_preceding_Clipで参照されるソースパケットまでのAVストリームデータである。なお、図6において、TS1とTS2は、ソースパケット(図10において後述する)の連続したストリームである。
【0079】
ビデオビットストリームの制限について説明する。図7は、ピクチャの表示順序で表すシームレス接続の例を示す図である。接続点においてビデオストリームをシームレスに表示できるためには、OUT_time1(Clip1のOUT_time)の後とIN_time2(Clip2のIN_time)の前に表示される不必要なピクチャは、接続点付近のClipの部分的なストリームを再エンコードするプロセスにより、除去されなければならない。
【0080】
図7に示したような場合において、Bridge-Clipを使用してシームレス接続を実現する例を、図8に示す。Bridge-Clipの1番目のATC-sequenceの中のビデオストリームは、Clip1のOUT_time1に対応するピクチャまでの符号化ビデオストリームから構成される。そして、そのビデオストリームは先行するClip1のビデオストリームに接続され、1つの連続でMPEG2規格に従ったエレメンタリーストリームとなるように再エンコードされている。
【0081】
同様にして、Bridge-Clipの2番目のATC-sequenceの中のビデオストリームは、Clip2のIN_time2に対応するピクチャ以後の符号化ビデオストリームから成る。そして、そのビデオストリームは、正しくデコード開始することができて、これに続くClip2のビデオストリームに接続され、1つの連続でMPEG2規格に従ったエレメンタリーストリームとなるように再エンコードされている。Bridge-Clipを作るためには、一般に、数枚のピクチャは再エンコードしなければならず、それ以外のピクチャはオリジナルのClipからコピーすることができる。
【0082】
ビデオストリームの符号化制限について説明するに、まず、TS1とTS2のビデオストリームのフレームレートは、等しくなければならない。TS1のビデオストリームは、sequence_end_codeで終端しなければならない。TS2のビデオストリームは、Sequence Header、GOP Header、そしてI-ピクチャで開始しなければならない。TS2のビデオストリームは、クローズドGOPで開始しなければならない。
【0083】
ビットストリームの中で定義されるビデオプレゼンテーションユニット(フレームまたはフィールド)は、接続点を挟んで連続でなければならない。接続点において、フレームまたはフィールドのギャップがあってはならない。接続点において、トップボトムのフィールドシーケンスは連続でなければならない。3-2プルダウンを使用するエンコードの場合は、"top_field_first"および"repeat_first_field"フラグを書き換える必要がある。またはフィールドギャップの発生を防ぐために局所的に再エンコードするようにしても良い。
【0084】
オーディオビットストリームの符号化制限について説明するに、TS1とTS2のオーディオのサンプリング周波数は、同じでなければならない。TS1とTS2のオーディオの符号化方法(例.MPEG1レイヤ2, AC-3, SESF LPCM, AAC)は、同じでなければならない。
【0085】
次に、MPEG-2トランスポートストリームの符号化制限について説明するに、TS1のオーディオストリームの最後のオーディオフレームは、TS1の最後の表示ピクチャの表示終了時に等しい表示時刻を持つオーディオサンプルを含んでいなければならない。TS2のオーディオストリームの最初のオーディオフレームは、TS2の最初の表示ピクチャの表示開始時に等しい表示時刻を持つオーディオサンプルを含んでいなければならない。
【0086】
接続点において、オーディオプレゼンテーションユニットのシーケンスにギャップがあってはならない。図9に示すように、2オーディオフレーム区間未満のオーディオプレゼンテーションユニットの長さで定義されるオーバーラップがあっても良い。TS2のエレメンタリーストリームを伝送する最初のパケットは、ビデオパケットでなければならない。接続点におけるトランスポートストリームは、DVR-STDに従わなくてはならない。なお、DVR-STDは、DVR MPEG2トランスポートストリームの生成および検証の際におけるデコード処理をモデル化するための概念モデルである。
【0087】
PlayItemの制限について説明するに、先行するPlayItemのOUT_time(図6と図7において示されるOUT_time1)は、TS1の最後のビデオプレゼンテーションユニットの表示終了時刻を示さなければならない。現在のPlayItemのIN_time(図6と図7において示されるIN_time2)は、TS2の最初のビデオプレゼンテーションユニットの表示開始時刻を示さなければならない。
【0088】
Bridge-Clipを使用する場合のデータアロケーションの制限について説明すると、シームレス接続は、ファイルシステムによってデータの連続供給が保証されるように作られなければならない。これは、Clip1(Clip AVストリームファイル)とClip2(Clip AVストリームファイル)に接続されるBridge-Clip AVストリームを、データアロケーション規定を満たすように配置することによって行われなければならない。
【0089】
SPN_exit_from_preceding_Clip以前のClip1(Clip AVストリームファイル)のストリーム部分が、所定の大きさ以上の連続領域に配置されているように、SPN_exit_from_preceding_Clipが選択されなければならない。Bridge-Clip AVストリームのデータ長は、所定の大きさ以上の連続領域に配置されるように、選択されなければならない。SPN_enter_to_following_Clip以後のClip2(Clip AVストリームファイル)のストリーム部分が、所定の大きさ以上の連続領域に配置されているように、SPN_enter_to_following_Clipが選択されなければならない。
【0090】
所定のビットレートを持つディジタルAV信号が、ディスク上に断片化して記録されている場合、記録されたディジタルAV信号を所定のビットレートで記録媒体から読み出せることを保証するためには、1つの連続記録領域の大きさが次の条件を満たさなければならない。
S×8 / (S×8/Rud + Ts) >= Rmax
ここで、
S: 1つの連続記録領域の最小の大きさ [Byte]
Ts: 1つの記録領域から次の記録領域へのフルストロークのアクセス時間[second]
Rud: 記録メディアからの読み出しビットレート [bit/second]
Rmax: AVストリームのビットレート [bit/second]
すなわち、ディスク上で、Sバイト以上にAVストリームのデータが連続して記録されるようにデータを配置しなければならない。上述の所定の大きさが、Sバイト以上となるようにデータを配置しなければならない。
【0091】
DVR MPEG-2 トランスポートストリームについて説明する。図10は、AVストリームファイルの構造を示す。
【0092】
AVストリームファイルは、DVR MPEG2トランスポートストリームの構造を持つ。DVR MPEG2トランスポートストリームは、整数個のアラインドユニット(Aligned unit)から構成される。Aligned unitの大きさは、6144 バイト (2048×3 バイト)である。Aligned unitは、ソースパケットの第1バイト目から始まる。ソースパケットは、192バイト長である。1つのソースパケットは、TP_extra_headerとトランスポートパケットから成る。TP_extra_headerは、4バイト長であり、またトランスポートパケットは、188バイト長である。
【0093】
1つのAligned unitは、32個のソースパケットから成る。DVR MPEG2トランスポートストリームの中の最後のAligned unitも、また32個のソースパケットから成る。よって、DVR MPEG2トランスポートストリームは、Aligned unitの境界で終端する。記録媒体(ディスク)100に記録される入力トランスポートストリームのトランスポートパケットの数が32の倍数でない時、ヌルパケット(PID=0x1FFFのトランスポートパケット)を持ったソースパケットが最後のAligned unitに使用される。ファイルシステム(制御部23)は、DVR MPEG2トランスポートストリームに余分な情報(有効情報)は付加しない。
【0094】
図11は、Bridge-Clip AV streamの付属情報を示す。
【0095】
Clip_stream_typeは、そのClipのAVストリームファイルがClip AVストリームファイルであるか、それともBridge-Clip AVストリームファイルであるかを示す。Clip_stream_typeがBridge-Clip AVストリームファイルを示す場合、次のシンタクスフィールドが続く。
【0096】
preceding_Clip_Information_file_nameは、そのBridge-Clip AVストリームファイルの前に接続されるClipのClip Informationファイル名を示す。
【0097】
SPN_exit_from_preceding_Clipは、preceding_Clip_Information_file_nameで示されるClip AVストリームファイル上のソースパケットのソースパケット番号であり、そのソースパケットに続いてBridge-Clip AVストリームファイルの最初のソースパケットが接続される。そのソースパケット番号は、Clip AVストリームファイルの最初のソースパケットからゼロを初期値としてカウントされる値である。
【0098】
following_Clip_Information_file_nameは、そのBridge-Clip AVストリームファイルの後ろに接続されるClipのClip Informationファイル名を示す。
【0099】
SPN_enter_to_following_Clipは、following_Clip_Information_file_nameで示されるClip AVストリームファイル上のソースパケットのソースパケット番号であり、そのソースパケットの前にBridge-Clip AVストリームファイルの最後のソースパケットが接続される。そのソースパケット番号は、Clip AVストリームファイルの最初のソースパケットからゼロを初期値としてカウントされる値である。
【0100】
図12のフローチャートを参照して、マルチアングルに用いるAV信号を記録媒体100に記録する処理について説明する。
【0101】
ステップS21において、制御部23は、それぞれの再生区間の開始点と終了点のデータを、ユーザインタフェース24から取得する。ステップS22において、制御部23は、マルチアングルを構成する各アングルの区間を、複数の所定の区間に区切ることを、ユーザインタフェース24を介してユーザに指示する。ユーザは、この指示に基づいて、各アングル全体の区間を、切り替え点に区分する(例えば、図3のAngle#1を再生区間a1,a2,およびa3に区分する)指令を入力すると、制御部23はこれを取得する。
【0102】
ステップS23において、制御部23は、読み出し部28に、切り替え元のアングルの最後のピクチャと切り替え先のアングルの最初のピクチャを再生するために必要なデータの読み出しを指示する。読み出し部28は、記録媒体100からこれらデータを読み出し、それらデータは、復調部29、ECC復号部30、ソースデパケッタイザ31を介して、デマルチプレクサ26に出力される。
【0103】
ステップS24において、制御部23は、各部を制御し、切り替え元アングルと切り替え先アングルの接続点付近(例えば、図3のAngle#1の再生区間a1とAngle#2の再生区間b2の接続点付近)において、ビデオストリームを部分的に再符号化と再多重化を行なわせる。
【0104】
すなわち、このとき、デマルチプレクサ26は、入力されたストリームをビデオストリーム(V)、オーディオストリーム(A)、およびシステム情報(S)に分離する。ビデオストリームは、AVデコーダ27に入力されるデータとマルチプレクサ16に入力されるデータがある。前者のデータは、再エンコードするために必要なデータ(Bridge-Clipのデータ)であり、これはAVデコーダ27で復号され、復号されたピクチャはAVエンコーダ15で再符号化されて、ビデオストリームにされ、マルチプレクサに供給される。後者のデータは、再エンコードをしないで、オリジナルのストリームからコピーされるデータである。オーディオストリーム、システム情報については、マルチプレクサ16に直接入力される。マルチプレクサ16は、制御部23から入力された情報に基づいて、入力ストリームを多重化し、多重化ストリームを出力する。すなわち、ここで、Bridge-Clipが作成される。
【0105】
ステップS25において、多重化ストリームは、ECC符号化部20、変調部21で処理されて、書き込み部22に入力される。書き込み部22は、制御部23から供給される制御信号に基づいて、記録媒体100にAVストリームを記録する。これにより、切り替え元のアングルと切り替え先のアングルの接続点付近のビデオストリームが部分的に再エンコードされたビデオを含むBridge-Clipが記録媒体100に記録されたことになる。
【0106】
ステップS26において、制御部23は、Bridge-Clipのデータベースを作成する。すなわち、切り替え元アングルに対応する第1のAVストリームからBridge-Clipの先頭へデータ読み出しを切り替える時における第1のAVストリーム上のデータアドレス情報(SPN_exit_from_preceding_Clip)とBridge-Clipの最後から切り替え先アングルに対応する第2のAVストリームへデータ読み出しを切り替える時における 第2のAVストリーム上のデータアドレス情報(SPN_enter_to_following_Clip)とを持つBridge-Clipのデータベースを作成する。
【0107】
ステップS27において、制御部23は、AVストリームのデータベース(Clip)、AVストリームの再生区間(PlayItem)をグループ化したもの(PlayList)のデータベースを作成する。ステップS28において、これらの情報から構成されるアプリケーションデータベース情報は、AVストリームと同様にして、ECC符号化部20、変調部21で処理されて、書き込み部22に入力される。書き込み部22は、制御部23から出力される制御信号に基づいて、記録媒体100へデータベースファイルを記録する。
【0108】
次に、図13のフローチャートを参照して、以上のように記録されたマルチアングルのAVストリームデータを再生する処理について説明する。
【0109】
ステップS51において、制御部23は、記録媒体100からアプリケーションデータベース情報を読み出す。読み出されたアプリケーションデータベース情報は、復調部29、ECC復号部30の処理を経て、制御部23に入力される。
【0110】
ステップS52において、制御部23は、ステップS51の処理で読み出したアプリケーションデータベース情報に基づいて、記録媒体100に記録されているPlayListの一覧を、端子24を介してユーザインタフェースに出力する。ユーザはこの一覧から再生したいPlayListを選択し、その選択信号をユーザインタフェースから入力する。ステップS53で、制御部23は、この再生が指定されたPlayListを取得する。ステップS54において、制御部23は、指定されたPlayListに基づいて、AVストリームの所定の再生区間を再生させる。再生区間にマルチアングルが存在する場合、ステップS55で制御部23は、ユーザインタフェースにマルチアングルであることを表示させる。
【0111】
ステップS56において、制御部23は、ユーザが、ユーザインタフェース24を介して、アングルの切り替えを指示したか否かを判定する。アングル切り替えが指示されていないと判定された場合、ステップS57において、制御部23は、再生の終了がユーザにより指示されたか否かを判定する。終了が指示されている場合、処理が終了されるが、指示されていない場合、処理はステップS55に戻り、再生区間がマルチアングルであれば、マルチアングルの表示が行われる(マルチアングルでなければ、表示は行われない)。
【0112】
ステップS56において、アングルを切り替えることが指示されたと判定された場合、ステップS58において、制御部23は、切り替え元アングルの現在の再生時間に最も近い未来にある切り替え先アングルへの切り替え点を見つけ、切り替え方法を決定する。例えば、図3のAngle#1の再生区間a1を再生中に、Angle#2への切り替えを指示された場合、再生区間a1の終了点がAngle#2の再生区間b2の開始点への切り替え点として検索される。
【0113】
ステップS59において制御部23は、上記アングル切り替えの再生に必要なBridge-Clipを決定する。例えば、図3のAngle#1の再生区間a1からAngle#2の再生区間b2に切り替える場合、Bridge_Clip_A1toB2がこの場合のBridge-Clipとして決定される。
【0114】
ステップS60において、制御部23は、Bridge-Clipのデータベースを取得する。そして、制御部23は、このデータベースから、切り替え元アングルに対応する第1のAVストリームからBridge-Clipの先頭へデータ読み出しを切り替える時における第1のAVストリーム上のデータアドレス情報(SPN_exit_from_preceding_Clip)と、Bridge-Clipの最後から切り替え先アングルに対応する第2のAVストリームへデータ読み出しを切り替える時における第2のAVストリーム上のデータアドレス情報(SPN_enter_to_following_Clip)とを取得する。
【0115】
ステップS61において、制御部23は、現在の読み出し点が、AVストリームデータの所定の位置、すなわち、第1のAVストリーム上のデータアドレス情報(SPN_exit_from_preceding_Clip)で示される位置であるか否かを判定する。現在の読み出し点が、AVストリームデータの所定の位置でない場合、所定の位置となるまで待機し、所定の位置に達したとき、ステップS62に進む。
【0116】
ステップS62において、制御部23は、再生位置をBridge-Clipの先頭にジャンプさせ、そのAVストリームファイルのデータの読み出しを、読み出し部28に指示する。さらに、ステップS63において、制御部23は、Bridge-Clipの終端に達したとき、読み出し点を、第2のAVストリーム上のデータアドレス情報(SPN_enter_to_following_Clip)で表される位置にジャンプさせ、そのAVストリームデータの読み出しを指示する。読み出し部28は、その指示に従い、記録媒体100から対応するAVストリームを読み出し復調部29に出力する。復調部29に入力されたAVストリームは、所定の処理が施されることにより復調され、さらにECC復号部30の処理を経て、ソースデパケッタイザ31出力される。
【0117】
ソースデパケッタイザ31は、トランスポートパケットを取り出して、それをデマルチプレクサ26に出力する。デマルチプレクサ26は、制御部23により指定されたAVストリームの再生経路を構成するビデオストリーム(V)、オーディオストリーム(A)、およびAV同期等のシステム情報(S)を、AVデコーダ27に出力する。AVデコーダ27は、ビデオストリームとオーディオストリームを復号し、再生ビデオ信号と再生オーディオ信号を、それぞれ対応する端子32と端子33から出力する。その後、処理はステップS55に戻り、それ以降の処理が実行される。
【0118】
上述した一連の処理は、ハードウエアにより実行させることもできるし、ソフトウエアにより実行させることもできる。この場合、例えば、記録再生装置1は、図14に示されるようなパーソナルコンピュータにより構成される。
【0119】
図14において、CPU131は、ROM132に記憶されているプログラム、または記憶部138からRAM133にロードされたプログラムに従って各種の処理を実行する。RAM133にはまた、CPU131が各種の処理を実行する上において必要なデータなども適宜記憶される。
【0120】
CPU131、ROM132、およびRAM133は、バス134を介して相互に接続されている。このバス134にはまた、入出力インターフェース135も接続されている。
【0121】
入出力インターフェース135には、キーボード、マウスなどよりなる入力部136、CRT、LCDなどよりなるディスプレイ、並びにスピーカなどよりなる出力部137、ハードディスクなどより構成される記憶部138、モデム、ターミナルアダプタなどより構成される通信部139が接続されている。通信部139は、インターネット(図示せず)を含むネットワークを介しての通信処理を行う。
【0122】
入出力インターフェース135にはまた、必要に応じてドライブ140が接続され、磁気ディスク151、光ディスク152、光磁気ディスク153、或いは半導体メモリ154などが適宜装着され、それらから読み出されたコンピュータプログラムが、必要に応じて記憶部138にインストールされる。
【0123】
コンピュータにインストールされ、コンピュータによって実行可能な状態とされるプログラムを格納するプログラム格納媒体は、図14に示されるように、磁気ディスク151(フロッピディスクを含む)、光ディスク152(CD-ROM(Compact Disk-Read Only Memory),DVD(Digital Versatile Disk)を含む)、光磁気ディスク153(MD(Mini-Disk)を含む)、もしくは半導体メモリ154などよりなるパッケージメディア、または、プログラムが一時的もしくは永続的に格納されるROM132や、記憶部138を構成するハードディスクなどにより構成される。プログラム格納媒体へのプログラムの格納は、必要に応じてルータ、モデムなどのインタフェースを介して、ローカルエリアネットワーク、インターネット、デジタル衛星放送といった、有線または無線の通信媒体を利用して行われる。
【0124】
なお、本明細書において、プログラム格納媒体に格納されるプログラムを記述するステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
【0125】
また、本発明は、本発明の実施の形態において、マルチアングルの記録再生におけるアングルの切り替えに適用されているが、例えば、マルチストーリーやレイティング制御などの再生パスにも適用することができる。
【0126】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、ビデオストリームを記録し、再生することができる。また、それぞれの再生パスをビデオエンコードするとき、制約条件を小さくすることができ、ビデオの符号化の効率を高めることができる。さらに、再生パスの切り替えをフレーム精度で決定することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 DVDビデオのマルチアングルのフォーマットを説明する図である。
【図2】本発明を適用した記録再生装置の内部の構成を示すブロック図である。
【図3】マルチアングルにおいてシームレスなアングル変更を説明する図である。
【図4】マルチアングルにおいてシームレスなアングル変更する場合の処理を説明するフローチャートである。
【図5】シームレスなマルチアングルを実現するためのClip とBridge-Clipを説明する図である。
【図6】 Bridge-Clipを使用する場合の先行するPlayItemと現在のPlayItemの関係を説明する図である。
【図7】ピクチャの表示順序で表すシームレス接続の例を示す図である。
【図8】図7においてBridge-Clipを用いてシームレス接続を実現する例を示す図である。
【図9】オーディオオーバーラップを説明する図である。
【図10】 AVストリームファイルの構造を示す図である。
【図11】 Bridge-Clip AV streamの付属情報を示す図である。
【図12】マルチアングルに用いるAV信号を記録する処理を説明するフローチャートである。
【図13】記録されたマルチアングルのAVストリームデータを再生する処理を説明するフローチャートである
【図14】パーソナルコンピュータの構成例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 記録再生装置、 11乃至13 端子、 14 解析部、 15 AVエンコーダ、 16 マルチプレクサ、 17 スイッチ、 18 多重化ストリーム解析部、 19 ソースパケッタイザ、 20 ECC符号化部、 21 変調部、 22 書き込み部、 23 制御部、 24 ユーザインタフェース、 26 デマルチプレクサ、 27 AVデコーダ、 28 読み出し部、 29 復調部、 30 ECC復号部、 31 ソースパケッタイザ、 32,33 端子

Claims (8)

  1. 複数の再生パスを有するビデオストリームを記録する情報処理装置において、
    再生パス切り替え点の直前の切り替え元の再生パスの一部のビデオストリームと前記再生パス切り替え点の直後の切り替え先の再生パスの一部のビデオストリームから、前記切り替え元の再生パスと前記切り替え先の再生パスが連続して再生可能とされる切り替えビデオストリームを生成する第1の生成手段と、
    前記切り替え元の再生パスの第1のビデオストリームから前記切り替えビデオストリームの先頭に読み出し点を切り替える時における前記第1のビデオストリームのデータアドレス情報と、前記切り替えビデオストリームの最後から前記切り替え先の再生パスの第2のビデオストリームにデータ読み出し点を切り替える時における前記第2のビデオストリームのデータアドレス情報を生成する第2の生成手段と、
    前記ビデオストリームの、前記再生パス切り替え点で区分される各区間を単位とする各再生パス毎に再生管理情報を生成する第3の生成手段と、
    前記切り替えビデオストリームを記録媒体に記録するとともに、前記再生管理情報を前記記録媒体に記録する記録手段と
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 複数の再生パスを有するビデオストリームを記録する情報処理装置の情報処理方法において、
    再生パス切り替え点の直前の切り替え元の再生パスの一部のビデオストリームと前記再生パス切り替え点の直後の切り替え先の再生パスの一部のビデオストリームから、前記切り替え元の再生パスの一部のビデオストリームと前記切り替え先の再生パスの一部のビデオストリームが連続して再生可能とされる切り替えビデオストリームを生成する第1の生成ステップと、
    前記切り替え元の再生パスの第1のビデオストリームから前記切り替えビデオストリームの先頭に読み出し点を切り替える時における前記第1のビデオストリームのデータアドレス情報と、前記切り替えビデオストリームの最後から前記切り替え先の再生パスの第2のビデオストリームにデータ読み出し点を切り替える時における前記第2のビデオストリームのデータアドレス情報を生成する第2の生成ステップと、
    前記ビデオストリームの、前記再生パス切り替え点で区分される各区間を単位とする各再生パス毎に再生管理情報を生成する第3の生成ステップと、
    前記切り替えビデオストリームを記録媒体に記録するとともに、前記再生管理情報を前記記録媒体に記録する記録ステップと
    を含むことを特徴とする情報処理方法。
  3. 複数の再生パスを有するビデオストリームを記録する情報処理装置のプログラムであって、
    再生パス切り替え点の直前の切り替え元の再生パスの一部のビデオストリームと前記再生パス切り替え点の直後の切り替え先の再生パスの一部のビデオストリームから、前記切り替え元の再生パスの一部のビデオストリームと前記切り替え先の再生パスの一部のビデオストリームが連続して再生可能とされる切り替えビデオストリームを生成する第1の生成ステップと、
    前記切り替え元の再生パスの第1のビデオストリームから前記切り替えビデオストリームの先頭に読み出し点を切り替える時における前記第1のビデオストリームのデータアドレス情報と、前記切り替えビデオストリームの最後から前記切り替え先の再生パスの第2のビデオストリームにデータ読み出し点を切り替える時における前記第2のビデオストリームのデータアドレス情報を生成する第2の生成ステップと、
    前記ビデオストリームの、前記再生パス切り替え点で区分される各区間を単位とする各再生パス毎に再生管理情報を生成する第3の生成ステップと、
    前記切り替えビデオストリームを記録媒体に記録するとともに、前記再生管理情報を前記記録媒体に記録する記録ステップと
    を含むことを特徴とするコンピュータが読み取り可能なプログラムが記録されている記録媒体。
  4. 複数の再生パスを有するビデオストリームを記録する情報処理装置のプログラムであって、
    再生パス切り替え点の直前の切り替え元の再生パスの一部のビデオストリームと前記再生パス切り替え点の直後の切り替え先の再生パスの一部のビデオストリームから、前記切り替え元の再生パスの一部のビデオストリームと前記切り替え先の再生パスの一部のビデオストリームが連続して再生可能とされる切り替えビデオストリームを生成する第1の生成ステップと、
    前記切り替え元の再生パスの第1のビデオストリームから前記切り替えビデオストリームの先頭に読み出し点を切り替える時における前記第1のビデオストリームのデータアドレス情報と、前記切り替えビデオストリームの最後から前記切り替え先の再生パスの第2のビデオストリームにデータ読み出し点を切り替える時における前記第2のビデオストリームのデータアドレス情報を生成する第2の生成ステップと、
    前記ビデオストリームの、前記再生パス切り替え点で区分される各区間を単位とする各再生パス毎に再生管理情報を生成する第3の生成ステップと、
    前記切り替えビデオストリームを記録媒体に記録するとともに、前記再生管理情報を前記記録媒体に記録する記録ステップと
    をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
  5. 複数の再生パスを有するビデオストリームを再生する情報処理装置において、
    前記ビデオストリームの、再生パスの切り替え点で区分される各区間を単位とする各再生パス毎に与えられた再生管理情報を読み出すとともに、切り替え元の再生パスの第1のビデオストリームから切り替えビデオストリームの先頭に読み出し点を切り替える時における前記第1のビデオストリームのデータアドレス情報と、前記切り替えビデオストリームの最後から切り替え先の再生パスの第2のビデオストリームにデータ読み出し点を切り替える時における前記第2のビデオストリームのデータアドレス情報を読み出す読み出し手段と、
    前記読み出し手段により読み出された前記再生管理情報に基づいて、記録媒体に記録されている前記ビデオストリームを再生する再生手段と、
    再生パスの切り替えが指示された場合、切り替え元の再生パスの現在の再生時間に最も近い未来にある切り替え先の再生パスの切り替え点を検索する検索手段と、
    前記第1のビデオストリームのデータアドレス情報に基づいて、前記切り替え元の再生パスの第1のビデオストリームから前記切り替えビデオストリームの先頭に読み出し点を切り替える第1の切り替え手段と、
    前記第2のビデオストリームのデータアドレス情報に基づいて、前記切り替えビデオストリームの最後から前記切り替え先の再生パスの第2のビデオストリームにデータ読み出し点を切り替える第2の切り替え手段と
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  6. 複数の再生パスを有するビデオストリームを再生する情報処理装置の情報処理方法において、
    前記ビデオストリームの、再生パスの切り替え点で区分される各区間を単位とする各再生パス毎に与えられた再生管理情報を読み出すとともに、切り替え元の再生パスの第1のビデオストリームから切り替えビデオストリームの先頭に読み出し点を切り替える時における前記第1のビデオストリームのデータアドレス情報と、前記切り替えビデオストリームの最後から切り替え先の再生パスの第2のビデオストリームにデータ読み出し点を切り替える時における前記第2のビデオストリームのデータアドレス情報を読み出す読み出しステップと、
    前記読み出しステップにより読み出された前記再生管理情報に基づいて、記録媒体に記録されている前記ビデオストリームを再生する再生ステップと、
    再生パスの切り替えが指示された場合、切り替え元の再生パスの現在の再生時間に最も近い未来にある切り替え先の再生パスの切り替え点を検索する検索ステップと、
    前記第1のビデオストリームのデータアドレス情報に基づいて、前記切り替え元の再生パスの第1のビデオストリームから前記切り替えビデオストリームの先頭に読み出し点を切り替える第1の切り替えステップと、
    前記第2のビデオストリームのデータアドレス情報に基づいて、前記切り替えビデオストリームの最後から前記切り替え先の再生パスの第2のビデオストリームにデータ読み出し点を切り替える第2の切り替えステップと
    を含むことを特徴とする情報処理方法。
  7. 複数の再生パスを有するビデオストリームを再生する情報処理装置のプログラムであって、
    前記ビデオストリームの、再生パスの切り替え点で区分される各区間を単位とする各再生パス毎に与えられた再生管理情報を読み出すとともに、切り替え元の再生パスの第1のビデオストリームから切り替えビデオストリームの先頭に読み出し点を切り替える時における前記第1のビデオストリームのデータアドレス情報と、前記切り替えビデオストリームの最後から切り替え先の再生パスの第2のビデオストリームにデータ読み出し点を切り替える時における前記第2のビデオストリームのデータアドレス情報を読み出す読み出しステップと、
    前記読み出しステップにより読み出された前記再生管理情報に基づいて、記録媒体に記録されている前記ビデオストリームを再生する再生ステップと、
    再生パスの切り替えが指示された場合、切り替え元の再生パスの現在の再生時間に最も近い未来にある切り替え先の再生パスの切り替え点を検索する検索ステップと、
    前記第1のビデオストリームのデータアドレス情報に基づいて、前記切り替え元の再生パスの第1のビデオストリームから前記切り替えビデオストリームの先頭に読み出し点を切り替える第1の切り替えステップと、
    前記第2のビデオストリームのデータアドレス情報に基づいて、前記切り替えビデオストリームの最後から前記切り替え先の再生パスの第2のビデオストリームにデータ読み出し点を切り替える第2の切り替えステップと
    を含むことを特徴とするコンピュータが読み取り可能なプログラムが記録されている記録媒体。
  8. 複数の再生パスを有するビデオストリームを再生する情報処理装置のプログラムであって、
    前記ビデオストリームの、再生パスの切り替え点で区分される各区間を単位とする各再生パス毎に与えられた再生管理情報を読み出すとともに、切り替え元の再生パスの第1のビデオストリームから切り替えビデオストリームの先頭に読み出し点を切り替える時における前記第1のビデオストリームのデータアドレス情報と、前記切り替えビデオストリームの最後から切り替え先の再生パスの第2のビデオストリームにデータ読み出し点を切り替える時における前記第2のビデオストリームのデータアドレス情報を読み出す読み出しステップと、
    前記読み出しステップにより読み出された前記再生管理情報に基づいて、記録媒体に記録されている前記ビデオストリームを再生する再生ステップと、
    再生パスの切り替えが指示された場合、切り替え元の再生パスの現在の再生時間に最も近い未来にある切り替え先の再生パスの切り替え点を検索する検索ステップと、
    前記第1のビデオストリームのデータアドレス情報に基づいて、前記切り替え元の再生パスの第1のビデオストリームから前記切り替えビデオストリームの先頭に読み出し点を切り替える第1の切り替えステップと、
    前記第2のビデオストリームのデータアドレス情報に基づいて、前記切り替えビデオストリームの最後から前記切り替え先の再生パスの第2のビデオストリームにデータ読み出し点を切り替える第2の切り替えステップと
    をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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