JP4113412B2

JP4113412B2 - Fertilizer applicator

Info

Publication number: JP4113412B2
Application number: JP2002311391A
Authority: JP
Inventors: 裕一竹田; 敏章笠原; 康司三宅; 昌司本田
Original assignee: Yanma Agricultural Equipment Co Ltd; Yoka Industry Co Ltd
Current assignee: Yanma Agricultural Equipment Co Ltd; Yoka Industry Co Ltd
Priority date: 2002-10-25
Filing date: 2002-10-25
Publication date: 2008-07-09
Anticipated expiration: 2022-10-25
Also published as: JP2004141099A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、田植機に搭載し、植え付けと同時に施肥を行なう施肥機に関し、詳しくは、施肥ホッパ下端部の肥料排出口を開閉するシャッターの構成に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来より、苗載台後方に施肥機を搭載して、植え付け作業と同時に施肥作業を行う乗用型田植機が知られている。施肥機は施肥ホッパと、その下部に位置する肥料繰出ケースと、該肥料繰出ケースに接続された施肥用ホースとを具備し、施肥用ホース先端に設けた側条作溝器より泥土層に施肥するように構成されている。また、施肥ホッパの下端部には肥料排出口を開閉するシャッターが設けられ、具体的には、本願と同じ出願人により特願２００２−１４７９６５号で開示されている。
【０００３】
【特許文献１】
特願２００２−１４７９６５号
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、このシャッターの摺動を案内するガイド部に、肥料の粒や粉等が入り込むことがあり、該肥料の粒や粉等によりシャッターの摺動が妨げられ、シャッターを抜き差しし難くなることがあった。また、シャッターを奥まで差し込んで完全に閉じたときに、該シャッターの先端部と、施肥ホッパーの下端部との間で肥料の粒が挟まれて粉砕され、肥料の粉状物が施肥ホッパーの下端部の肥料排出口周囲に溜まることがあった。この肥料の粉状物があると、シャッターが閉まり難くなり、シャッターを完全に閉じることができなくなるという事態も発生する。そこで、本発明では、これらの点を鑑み、シャッターの構成を改良して、より操作性の良いシャッターを具備した施肥機を提供することを課題とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
【０００６】
施肥ホッパ（４２）下部の肥料排出口（４２ｂ）を開閉するシャッター（６２）と、該シャッター（６２）の摺動を案内するガイド部とを備えた施肥機（４０）において、該肥料排出口（４２ｂ）を囲う施肥ホッパ（４２）の下端部は、左右両側部が左右内方向へ突設されて上ガイド部（４２ｈ・４２ｈ）を構成し、該上ガイド部（４２ｈ・４２ｈ）の配設位置の下方にシャッターガイド（６３）を配置し、該シャッターガイド（６３）の左右の上面に下ガイド部（６３ａ・６３ａ）を形成し、該上ガイド部（４２ｈ・４２ｈ）と下ガイド部（６３ａ・６３ａ）とにより、それぞれ後面断面視で凹部状空間を形成し、該上ガイド部（４２ｈ・４２ｈ）は、前記肥料排出口（４２ｂ）周囲のシャッター（６２）の挿入方向手前側から前後中途部迄にかけて、前後水平方向に形成し、該下ガイド部（６３ａ・６３ａ）は上ガイド部（４２ｈ・４２ｈ）の前後幅にわたって形成し、前記肥料排出口（４２ｂ）内面のシャッター（６２）挿入方向奥側に、該施肥ホッパ（４２）に傾斜部（４２ｄ）を形成し、前記シャッターガイド（６３）のシャッター（６２）挿入方向奥側部分を構成する前フレーム（６３Ｆ）上に、該傾斜部（４２ｄ）の下端を載置し、該前フレーム（６３Ｆ）のシャッター（６２）挿入方向手前側は、該傾斜部（４２ｄ）の下端から挿入方向手前側へ突出し、該前フレーム（６３Ｆ）の上面はシャッター（６２）を支持する支持部材として構成し、該シャッター（６２）を完全に閉めた状態で、該シャッター（６２）の先端部が該前フレーム（６３Ｆ）の上面支持部材上に僅かに乗り上げ、前記傾斜部（４２ｄ）下端との間に隙間を形成し、該シャッター（６２）の先端部と傾斜部（４２ｄ）の内面とは当接しない構造としたものである。
【０００７】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の一形態を、図面を参照しながら説明する。図１は施肥機４０を搭載した乗用田植機の全体側面図、図２は施肥機４０の側面図、図３は同じく後面図、図４は同じく平面図、図５は繰出装置４１の側面図、図６は同じく後面図、図７は施肥ホッパ４２下部の後面断面図、図８は同じく平面図、図９はシャッター６２及びシャッターガイド６３の正面断面図、図１０はシャッター６２を閉じた状態での施肥ホッパ４２下部前側の後面断面図、図１１はシャッター６２を閉じた状態での施肥ホッパ４２下部後側の後面断面図、図１２はこし網９２を装着した状態での施肥ホッパ４２下部の平面図、図１３は同じく側面断面図、図１４は施肥装置４１の動力伝達装置の後面図、図１５は施肥装置４１の動力伝達装置の操作部の後面図、図１６は同じく側面図、図１７は駆動ロッド７２に取り付けたボルト７４の底面図、図１８は回り止めプレート８８の平面図、図１９は回り止めプレート８８をカウンターアーム７３の内側に当接させた状態の図、図２０は回り止めプレート８８をカウンターアーム７３の内側に当接させた状態の図である。
【０００８】
まず、施肥機４０を搭載した乗用田植機の全体構成について説明する。図１、図２に示すように、乗用田植機は走行部１の後部に昇降リンク機構２７を介して植付部１５が配置され、該走行部１は機体フレーム３前部上方にエンジン２を搭載し、前下部にフロントアクスルケースを介して前輪６を支持させるとともに、後部にリアアクスルケースを介して後輪８を支持している。エンジン２はボンネット９に覆われ、該ボンネット９上部には燃料タンク４が設けられて、該燃料タンク４の後部には操向ハンドル７が配置されている。操向ハンドル７の下部左右両側方に主変速レバー、副変速レバー、アクセルレバー及び操作パネル等が具備される操作部１１が集中配置されている。また、走行部１の機体フレーム３を覆う機体カバー１２は、ボンネット９後部から座席１３前部に渡ってメインステップ１０を形成し、該メインステップ１０後部では高く盛り上がってその上に座席１３が設けられている。メインステップ１０の前方であってボンネット９の左右両側に、前部ステップ９ａがボンネット９と一体的に形成されていて、該前部ステップ９ａとメインステップ１０の間にはクラッチペダル及びブレーキレペダル等が配設されている。
【０００９】
前記植付部１５は、４条植えとした苗載台１６や複数の植付爪１７やセンターフロート３４やサイドフロート３５等から構成されており、前記苗載台１６は前高後低に配設して、苗載台１６の下部は下ガイドレール１８、前面の上部は上ガイドレール１９によって左右往復摺動自在に支持し、クランク式の植付爪１７を植付伝動フレーム２１の後部に配設している。したがって、前輪６及び後輪８を走行駆動して移動させるとともに、左右に往復摺動可能な苗載台１６から１株分の苗を植付爪１７によって取り出し、連続的に植え付け作業が行えるようになっている。
【００１０】
植付伝動フレーム２１の前部にはローリング支点軸２２を介してヒッチ２４が設けられ、そのヒッチ２４は、ヒッチ２４の上部左右両側に枢支されているトップリンク２５と、ヒッチ２４の下部左右両側に枢支されているロワーリンク２６とを含む昇降リンク機構２７を介して走行部１の後部に連結されている。前記ロワーリンク２６の前端部内側面にはリフトアーム３７の基部が固設されており、このリフトアーム３７をロワーリンク２６の配設方向に対して略直交する上方向に突設している。昇降リンク機構２７を昇降駆動させる昇降シリンダー２０がこのロワーリンク２６に連結したリフトアーム３７に連結している。
【００１１】
また、前記リフトアーム３７の上端部とロワーリンク２６の後端部との間には補強リンク１４が連結されており、ロワーリンク２６の剛性を高めるようにしている。前記トップリンク２５及びロワーリンク２６の前端部は、後部連結フレーム４４間に横設された枢支ピンを介して枢支されており、この後部連結フレーム４４が昇降リンク機構２７の支持部として兼用されている。この昇降リンク機構２７によって植付部１５を昇降させる平行リンクが形成されており、圃場の凹凸に合わせて昇降させても、植付けられた苗の植付け姿勢が変わらないようにしている。
【００１２】
次に、施肥機４０について説明する。施肥機４０は、苗マット載置面に対向して配置される。すなわち、図２、図３に示す如く、施肥機４０は支持フレーム４３に固定されて苗載台１５の各条の左右中央上方に配置される。該支持フレーム４３は基部フレーム４３ａと支持柱４３ｂと横フレーム４３ｃから構成されている。基部フレーム４３ａは前記植付伝動フレーム２１の後部に固定されて立設され、該基部フレーム４３ａに支持柱４３ｂの下端が固設され、該支持柱４３ｂの上端に縦フレーム４３ｄを介して横フレーム４３ｃ・４３ｃが後面視で左右水平方向に横設されている。
【００１３】
図４に示すように、前記横フレーム４３ｃは、平面視で左右水平方向に二本前後平行に配列されている。該横フレーム４３ｃは側面視略逆Ｌ字状に構成されており、その水平面部下に、繰出ケース４７に固設されるプレート４７ｄが固定され、横フレーム４３ｃと横フレーム４３ｃの間に架設されている。そして、このように支持フレーム４３ｃ・４３ｃに固定される繰出ケース４７内に、繰出ロール４５を収容し、該繰出ロール４５の回転により一定量の肥料を繰り出す構成としている。図２に示すように、繰出ケース４７の下部には施肥ホース４６が連通され、該施肥ホース４６の下端は作溝器３８の後部に延設された作溝ガイド３９に連通している。該作溝器３８は前記植付爪１７により植え付けられる位置の側方の前に配置され、サイドフロート３５及びセンターフロート３４の裏面に固定されている。
【００１４】
上述の如く配設された施肥機４０は、繰出装置４１と、該繰出装置４１上に載置される施肥ホッパ４２と、繰出装置４１の下部に連通される施肥ホース４６から構成されている。
【００１５】
図５、図６に示すように、繰出装置４１は、繰出ケース４７内の中央に繰出回転体である繰出ロール４５が内装されており、繰出ロール４５の側端部は繰出ケース４７により回転自在に枢支され、該繰出ロール４５の左右両側端部を延出して後述する爪部４５ａを形成して、条止め用のクラッチである爪クラッチ５１を介して駆動軸４８と連結可能に構成している。該繰出ロール４５への動力伝達構成は前記植付爪１７の回動をリンク機構６９を介して伝達される。
【００１６】
図３に示すように、繰出装置４１の上部には施肥ホッパ４２が分離（着脱）可能に連通接続されている。施肥ホッパ４２の両側部にはフック６４・６４が枢支され、一方、繰出ケース４７の側面の係合部を係合することによって繰出装置４１と施肥ホッパ４２を固定でき、係合を解除することによって施肥ホッパ４２を外すことができ、肥料の補給やメンテナンス等を容易にできるようにしている。
【００１７】
図７に示すように、施肥ホッパ４２の下端部には、シャッターガイド６３が着脱自在に取り付けられ、該シャッターガイド６３と、施肥ホッパ４２の下端部との間にシャッター６２が前後スライド自在に挿入されている。施肥ホッパ４２の底面には肥料の排出口４２ｂ・４２ｂが開口されており、シャッターガイド６３は左右のフレーム６３Ｓ・６３Ｓと前後のフレーム６３Ｆ・６３Ｂとで、平面視「口」字型に構成され、その中央には連通口６３ｂが形成されて（図８参照）、該排出口４２ｂの下方に該連通口６３ｂが配置されて、シャッターガイド６３が施肥ホッパ４２に取り付けられている。また、施肥ホッパ４２の下部には、シャッターガイド６３の上方に、こし網９２が着脱自在に取り付けられている。
【００１８】
次に、このシャッター６２及びシャッターガイド６３について説明する。図８、図９に示すように、排出口４２ｂを囲う施肥ホッパ４２下端部は、その左右両側部の後半部が左右内方向へ突設されて上ガイド部４２ｈ・４２ｈを構成し、該上ガイド部４２ｈ・４２ｈの配設位置の下方に位置するシャッターガイド６３の左右のフレーム６３Ｓ・６３Ｓの上面に下ガイド部６３ａ・６３ａが形成され、該上ガイド部４２ｈ・４２ｈと下ガイド部６３ａ・６３ａとによりそれぞれ後面断面視で凹部状空間が形成されている。この上ガイド部４２ｈ・４２ｈａは、連通口６３ｂ（排出口４２ｂ）周囲のシャッター６２の挿入方向手前側から前後中途部にかけて前後水平方向に形成されており、下ガイド部６３ａ・６３ａは排出口４２ｂの前後幅にわたって形成されている。シャッター６２の左右両端部が上ガイド部４２ｈ・４２ｈａと下ガイド部６３ａ・６３ａからなるガイド部に摺動可能に挿入されている。該下ガイド部６３ａ・６３ａの前方では、シャッター６２の左右両側部の下面のみが左右のフレーム６３Ｓ・６３Ｓの上面で案内される構成となり、シャッター６２を閉じた状態では、該下ガイド部６３ａ・６３ａによって支持され、排出口４２ｂ周囲はシャッターガイド６３（または施肥ホッパ４２）上面とシャッター６２縁部の下面により殆ど隙間がない構成としている。
【００１９】
このシャッターガイド６３の下ガイド部６３ａ・６３ａと上ガイド部４２ｈ・４２ｈａの間には肥料の粒や粉等が入り込むことがあり、この入り込んだ肥料の粒や粉等は、シャッター６２を奥へ押し込むことでシャッター６２の前端面により押し出され、ガイドがなくなる上ガイド部４２ｈ・４２ｈａの前端から抜け出すようになっている。このような構成で、シャッターガイド６３の下ガイド部６３ａ・６３ａ上の肥料の粒や粉等によって、シャッター６２の摺動が妨げられ、シャッター６２を正確に奥まで挿し込めないということもなくなり、シャッター６２を容易に抜き差しすることができるようになり、シャッター６２の操作性が向上する。
【００２０】
また、図７に示すように、シャッター６２の前端部と後端部の左右略中央には、軸心を上下方向に向けてボルト９５・９６が螺入されている。ボルト９５・９６の胴体はシャッター６２の下方に突出しており、シャッターガイド６３に対してシャッター６２を内方向（前方）へスライドさせたときに、該ボルト９６の胴体がシャッターガイド６３の後フレーム６３Ｂの外側面（後面）に当接することで、シャッター６２の内方向へのスライドが規制されるように構成されている。
【００２１】
逆に、シャッターガイド６３に対してシャッター６２を外方向（後方）へスライドさせたときに、該ボルト９５の頭部が施肥ホッパ４２下端面後部の孔部に嵌ることで、シャッター６２の外方向へのスライドが規制され、シャッター６２がシャッターガイド６３から抜け落ちないように構成されている。このようにボルト９５・９６はストッパとして機能しているが、ボルト９５・９６の代わりにピン等の突起が構成できるものであれば限定するものではない。
【００２２】
前記排出口４２ｂを囲う施肥ホッパ４２の下端部において、その内面前端部（シャッター６２の先端前方）には傾斜部４２ｄが形成されており、該傾斜部４２ｄの下端が前フレーム６３Ｆ上に載置されている。前フレーム６３Ｆの後部は傾斜部４２ｄの下端から後方へ突出していて、該前フレーム６３Ｆの上面は、シャッター６２を支持する支持部材として構成され、シャッター６２をボルト９６による規制位置まで押し込んで完全に閉めたときに、シャッター６２の先端部が前記傾斜部４２ｄ下端との間に隙間を有し支持部材上に位置するようにしている。つまり、図１０に示すように、該シャッター６２の先端部（前端部）が該前フレーム６３Ｆの上面後端部に僅かに乗り上げるようになっており、該シャッター６２の先端部と該傾斜部４２ｄとの間には幾分間隙が形成される。つまり、シャッター６２の先端部と施肥ホッパ４２内面またはシャッターガイド６３内面とは当接しない構造としている。
【００２３】
このようにシャッター６２の先端部と前フレーム６３Ｆの上面後端部とのラップ代が極短く設けられており、シャッター６２の先端部によって前フレーム６３Ｆ上面に残存する肥料の粒９８は僅かに押しやられるだけで、該肥料の粒９８が抵抗となって、シャッター６２の摺動が妨げられることはない。従って、シャッター６２は容易に閉まり、且つ、シャッター６２により連通口６３ｂ（排出口４２ｂ）は確実に密閉される。
【００２４】
また、シャッター６２を完全に閉めたときにも、該シャッター６２の先端部と傾斜部４２ｄとの間に間隙が形成されているため、該シャッター６２の先端部に押しやられた肥料の粒９８は押し潰されることなく、前フレーム６３Ｆ上を間隙に沿って前方へ移動し、さらには、傾斜部４２ｄに沿って斜上方へ逃げることもできるようになっている。このような構成で、前フレーム６３Ｆ上で肥料が押し潰されてその粉状物が滞留し、該滞留物によってシャッター４２が閉まり難くなるということもなくなり、メンテナンス性が向上する。
【００２５】
さらに、図７、図１１に示すように、前記排出口４２ｂを囲う施肥ホッパ４２の後端部において、その下面には左右方向に溝部が形成されて、該溝部にゴム製のパッキン９１が嵌め込まれている。なお、このパッキン９１にはゴムに代えて、スポンジ等種々の弾性体を適用することができる。このパッキン９１の肉厚はシャッター本体６２Ｂの板厚よりも分厚く形成されて、該パッキン９１の底面は施肥ホッパ４２の底面よりも僅かに下方へ突出させており、出代が設けられている。
【００２６】
パッキン９１の底面はシャッターガイド６３に案内されて摺動するシャッター本体６２Ｂの上面に、その摺動を妨げない程度の接圧で密接しており、シャッター６２が容易にはズレたりしないように構成されている。また、パッキン９１の出代によって、施肥ホッパ４２の底面とシャッター本体６２Ｂの上面との間の間隙がシールされて、施肥ホッパ４２内からの漏れが発生しないようになっている。
【００２７】
以上のように、シャッター６２及びシャッターガイド６３が構成されて、シャッター６２を閉じて施肥ホッパ４２内に肥料が入ったままで、施肥ホッパ４２を着脱できるようになっている。
【００２８】
次に、こし網９２について説明する。図１２に示すように、こし網９２は合成樹脂等の弾性部材により平面視、略格子状に形成されており、施肥ホッパ４２下部の内周面に着脱自在に取り付けられている。このこし網９２は繰出ロール４５へ落下する肥料の粒を篩い、該繰出ロール４５へ大きな肥料の塊が入り込むと、詰まりの原因となることから、こし網９２の網目から該網目よりも大きな肥料の粒が下方へ落下しないように構成されている。
【００２９】
施肥ホッパ４２下部における前記排出口４２ｂの若干上方の内周面の前後（または左右）両側部には、複数の突起部４２ｆ・４２ｆ・・・が突設されており、該突起部４２ｆにはこし網９２の一つの桟の大きさに合わせた前後外方向へ窪む係合部４２ｇが凹設されている。こし網９２を施肥ホッパ４２下部に取り付けるには、こし網９２を撓ませて、その前後両側端部を係合部４２ｇ・４２ｇ・・・にワンタッチで嵌め込む。取り付けられたこし網９２は係合部４２ｇ・４２ｇ・・・に保持されて容易には外れず、このこし網９２を外すときには、該こし網９２を撓ませてワンタッチで外せるようになっている。
【００３０】
このようにこし網９２は施肥ホッパ４２の下部に簡単に着脱できようになっており、取り付けられたこし網９２はしっかりと固定される。従って、施肥ホッパ４２に衝撃が加わっても、該施肥ホッパ４２に取り付けられたこし網９２は定位置からズレることはない。また、シャッター６２を閉じて施肥機４０本体から施肥ホッパ４２を取り外して運ぶときに、施肥ホッパ４２が傾くことがあるが、このようなときも、施肥ホッパ４２に取り付けられたこし網９２は定位置からズレない。
【００３１】
このように施肥ホッパ４２に取り付けられたこし網９２はしっかりと固定されて位置ズレすることはなく、施肥ホッパ４２に衝撃が加わったり、施肥ホッパ４２が傾いたりしても、こし網９２の網目から該網目よりも大きな肥料の粒が下方へ落下することはないように構成されている。
【００３２】
次に、施肥機４０の動力伝達機構の構成について説明する。図２、図６に示すように、植付伝動フレーム２１の後部の側面に動力取出軸７０が突出され、該動力取出軸７０にクランクアーム６７を固設し、該クランクアーム６７の先端に植付アーム６８の中途部を連結し、該植付アーム６８の一端（前端）に植付爪１７を取り付けて他端（後部）に揺動アーム７６の一端を枢結している。該揺動アーム７６の他端を支点軸７７に枢支して、該支点軸７７を植付伝動フレーム２１後端より上方へ突設したアーム７１後端に固設し、揺動アーム７６よりリンク機構６９を介して駆動軸４８に動力が伝達される。リンク機構６９は前記揺動アーム７６に固設される駆動アーム８３、駆動ロッド７２、カウンターアーム７３、連結リンク８０、揺動アーム８１よりなり、前記揺動アーム７６に駆動アーム８３が固定され、該駆動アーム８３に駆動ロッド７２が枢支されている。なお、駆動ロッド７２は長さは調節可能に構成されている。
【００３３】
図１４、図１５に示すように、駆動ロッド７２の他端のカウンターアーム７３との連結部においては、被締付部材となるボルト７４の頭部７４ａ側が回転自在に枢支され、該頭部７４ａにはリンクボール等を設けて回転自在に支持できるようにしている。ボルト７４の頭部７４ａと反対側のネジ部７４ｂが座金７５、カウンターアーム７３に形成した長孔７３ａ、インジケータ８７、座金７５と挿通して、端部は締付部材となる固定レバー７８に固定されたナット７８ａによって螺装して締め付け固定できるようにしている。
【００３４】
図１６に示すように、カウンターアーム７３の中途部には孔７３ｄが開口されて、該孔７３ｄに前記支持フレーム４３より突設した支点軸７９が挿入されて回転自在に枢支され、該カウンターアーム７３の他端には複数の枢支孔７３ｂ・７３ｃ（本実施例では二つ）が開口され、該枢支孔７３ｂ・７３ｃのいずれかに連結リンク８０の一端が枢支され、該連結リンク８０の他端は揺動アーム８１に枢支されている。該揺動アーム８１はワンウェイクラッチ８２を介して前記駆動軸４８に連結され、該駆動軸４８が爪クラッチ５１（図６参照）を介して繰出ロール４５と連結可能に構成されている。
【００３５】
このような構成において、図２に示すように、動力取出軸７０に伝達された動力がクランクアーム６７を介して植付アーム６８を回動し、該植付アーム６８後部と連結している揺動アーム７６を揺動させると、該揺動アーム７６に取り付けられた駆動アーム８３が揺動し、この揺動が駆動ロッド７２を上下方向に往復動し、この往復動がカウンターアーム７３を支点軸７９を中心にシーソーの如く揺動し、連結リンク８０を介して揺動アーム８１を上下方向に揺動する。そして、この揺動アーム８１の揺動によってワンウェイクラッチ８２を介して駆動軸４８が一方向に間欠回転駆動され、爪クラッチ５１を「入」状態にすると、繰出ロール４５が回転され、一定量ずつ肥料が繰り出されて施肥ホース４６より落下されるのである。
【００３６】
図３に示すように、前記爪クラッチ５１は駆動軸４８上の端部に設けられて、前記繰出ロール４５に連接するように設けられている。図６、図１４に示す如く、該爪クラッチ５１により繰出ロール４５の駆動を断接するようにしている。該繰出ロール４５の左右一端部（爪クラッチ５１側端部）には爪部４５ａと、溝４５ｂが形成され、また、爪クラッチ５１の繰出ロール４５側端部に、爪部５１ａと、溝５１ｂとが形成されている。該爪部５１ａと溝５１ｂは、前記爪部４５ａ及び溝４５ｂに対向するように、円環上で略９０度毎に配置されており、前記爪部４５ａを溝５１ｂに、爪部５１ａを溝４５ｂに嵌入させることで動力を伝達させるようにしている。
【００３７】
また、繰出ロール４５の左右他端部（反爪クラッチ５１側端部）には爪部４５ｄと、溝４５ｅが形成されており、前記爪部４５ａと、溝４５ｂと同様に、該爪部４５ｄと、溝４５ｅも円環上で略９０度毎に配置されて、該爪部４５ｄと、溝４５ｅにロール回動ハンドル５６を着脱自在に取り付けることができるようになっている。
【００３８】
ロール回動ハンドル５６は把手部５６ａと係合部５６ｂとを備え、該係合部５６ｂには、爪部５６ｄと、溝５６ｅとが形成されている。該爪部５６ｄと、溝５６ｅとは、前記繰出ロール４５の爪部４５ｄと、溝４５ｅとに対応させて、円環上で略９０度毎に配置されており、該爪部５６ｄを溝４５ｅに、該溝５６ｅを爪部４５ｄに挿着できるようになっている。
【００３９】
このロール回動ハンドル５６は、施肥作業の終了後に繰出ロール内４５に残る肥料を排出する際や、繰出ロール４５内のロール溝を掃除する等メンテナンスする際に用いられ、作業者はロール回動ハンドル５６の爪部５６ｄと溝５６ｅを、繰出ロール４５の溝４５ｅと爪部４５ｄに取り付けて、手動で把手部５６ａを回わすことで、繰出ロール４５内の肥料が繰り出されるように構成されている。このロール回動ハンドル５６によれば、繰出ロール４５のロールの手回しが簡単にできて、繰出ロール４５内に残る肥料を手動で容易に排出することができ、メンテナンス性が向上する。
【００４０】
また、条止め用のクラッチである爪クラッチ５１を「切」にしておけば、１条単位で繰出ロール４５内の肥料を排出することもできる。まず、作業者は施肥ホース４６と繰出ケース４７との嵌合を外して、何れか一つの繰出ケース４７の下方にバケツ等の収容器を置いておき、該繰出ケース４７側の繰出ロール４５の爪部４５ｄと溝４５ｅに、ロール回動ハンドル５６の溝５６ｅと爪部５６ｄを取り付ける。このとき、該繰出ロール４５の側方の爪クラッチ５１は切っておき、該爪クラッチ５１及び駆動軸４８を介して隣の繰出ロール４５のロールに回転動力が伝達されないようにしておく。この上で、作業者は、ロール回動ハンドルの把手部５６ａを手動で回わして、該繰出ロール４５内の肥料を収容器に排出する。このような構成で、１条単位で繰出ロール４５のロールを回動させることができるようになっている。
【００４１】
図１６に示すように、カウンターアーム７３に長孔７３ａを支点軸７９に対して半径方向に開口し、駆動ロッド７２の一端（上端）を長孔７３ａに沿って摺動可能に配置して、無段階にリンク比を変更可能としている。さらに、前記ボルト７４の頭部７４ａには頭部の７４ａの形状に合わせた孔部８８ａを有する回り止めプレート８８が外嵌され、該回り止めプレート８８を後面視逆Ｌ字状に構成したカウンターアーム７３の内側に当接することによりボルト７４が締付時に回らない構成としている。また、前記インジケータ８７は後面視逆Ｌ字状に構成して、カウンターアーム７３の外側を摺動できるように構成して、該カウンターアーム７３の上面に目盛を刻設することで、リンク比を変更するときに、ボルト７４とともにインジケータ８７も摺動して、変更位置の目安となるようにしている。
【００４２】
また、前記固定レバー７８はナット７８ａを固定した基部より把手部７８ｂが突出して延出されており、該把手部７８ｂを持って回動することにより大きな力を必要とせず、かつ、工具も必要とせず容易に締め付けたり、弛めたりできるようにしている。そして、該把手部７８ｂは、締付固定時において、カウンターアーム７３と連結ロッド７２の連結部における揺動（回動）軌跡方向（または接線方向）に位置するように構成している。すなわち、固定レバー７８を締め付けたときの位置が、該固定レバー７８の長手方向がカウンターアーム７２先端の回動（揺動）軌跡（または接線方向）に略位置するように、前記回り止めプレート８８をカウンターアーム７３に取り付けるのである。本実施例では、回動軌跡に対して接線方向としているため、カウンターアーム７３に対して直角方向に固定レバー７８が配置されている。
【００４３】
また、固定レバー７８の向きはカウンターアーム７３に対して前後方向に３０°単位で変更可能である。図１７に示すように、駆動ロッド７２の他端のボルト７４の頭部７４ａは正六角形に形成されており、また、図１８に示すように、回り止めプレート８８の孔部８８ａはボルト７４の頭部７４ａの形状に合わせて正六角形に形成されている。
【００４４】
そして、図１９に示すように、この回り止めプレート８８を後面視逆Ｌ字状に構成したカウンターアーム７３の内側に当接させて配置し、該回り止めプレート８８の孔部８８ａに該ボルト７４の頭部７４ａが嵌め込まれる。この回り止めプレート８８の孔部８８ａにボルト７４の頭部７４ａとは、ともに正六角形であることから、該孔部８８ａに対して該頭部７４ａを６０°ずつ回しても取り付けることができ、すなわち、該ボルト７４のネジ部７４ｂに取り付けられる固定レバー７８の向きを該孔部８８ａと該頭部７４ａとの嵌合部を中心に、６０°単位で変更することができる。
【００４５】
さらに、図２０に示すように、回り止めプレート８８は前後方向に９０°回転させて、横に寝かせてカウンターアーム７３の内側に当接させて配置することもでき、この回り止めプレート８８の配置構成では、図１９に示す回り止めプレート８８の配置構成に対して、該回り止めプレート８８の正六角形の孔部８８ａの各頂点位置が前後方向に３０°回転した状態となる。
【００４６】
図２０に示すように、カウンターアーム７３の内側に回り止めプレート８８を配置した場合も、回り止めプレート８８の孔部８８ａに対してボルト７４の頭部７４ａを６０°ずつ回しても取り付けることができ、すなわち、該ボルト７４のネジ部７４ｂに取り付けられる固定レバー７８の向きを該孔部８８ａと該頭部７４ａとの嵌合部を中心に、６０°単位で変更することができる。
【００４７】
従って、図１９に示す回り止めプレート８８の配置構成と、図２０に示す回り止めプレート８８の配置構成との組み合わせで、固定レバー７８の向きを回り止めプレート８８の孔部８８ａとボルト７４の頭部７４ａとの嵌合部を中心に、３０°単位で変更することができ、固定レバー７８を作業者の操作のし易い位置に配置することができ、操作性が向上する。
【００４８】
以上のような構成において、肥料の繰出量を変更する場合には前記カウンターアーム７３と駆動ロッド７２の接続位置を変更することによって調節する。すなわち、固定レバー７８を回動して弛めて、該駆動ロッド７２の固定位置を変更してリンク比を変更し、駆動軸４８の回転数を変更して繰出量を調節する。従って、前記動力伝達装置６９のリンク比は無段階での変更が可能となっている。また、前記駆動ロッド７２を固定位置から取り外さずにリンク比の変更が可能となっており、従来よりも短時間での肥料の繰出量の調節が可能である。
【００４９】
また、前記カウンターアーム７３と前記連結リンク８０の接続は、該カウンターアーム７３に設けられた孔７３ｂ、孔７３ｃのいずれか一方を選択して行うことで該カウンターアーム７３の長さを調節することが可能であるから、前記駆動ロッド７２の接続位置変さらによる揺動アームの長さ調節との併用により、該カウンターアーム７３の長さ調節範囲を拡大することが可能である。
【００５０】
【発明の効果】
本発明は、以上のように構成したので、次のような効果を奏する。
施肥ホッパ（４２）下部の肥料排出口（４２ｂ）を開閉するシャッター（６２）と、該シャッター（６２）の摺動を案内するガイド部とを備えた施肥機（４０）において、該肥料排出口（４２ｂ）を囲う施肥ホッパ（４２）の下端部は、左右両側部が左右内方向へ突設されて上ガイド部（４２ｈ・４２ｈ）を構成し、該上ガイド部（４２ｈ・４２ｈ）の配設位置の下方にシャッターガイド（６３）を配置し、該シャッターガイド（６３）の左右の上面に下ガイド部（６３ａ・６３ａ）を形成し、該上ガイド部（４２ｈ・４２ｈ）と下ガイド部（６３ａ・６３ａ）とにより、それぞれ後面断面視で凹部状空間を形成し、該上ガイド部（４２ｈ・４２ｈ）は、前記肥料排出口（４２ｂ）周囲のシャッター（６２）の挿入方向手前側から前後中途部にかけて、前後水平方向に形成し、該下ガイド部（６３ａ・６３ａ）は上ガイド部（４２ｈ・４２ｈ）の前後幅にわたって形成したので、該ガイド部に入り込んだ肥料の粒や粉等は、シャッターを奥へ押し込むことで、該ガイド部の先端から抜け出て肥料排出口へと排出される。
このような構成で、ガイド部内の肥料の粒や粉等により、シャッターの摺動が妨げられ、シャッターを精確に奥まで挿し込めないということもなくなり、シャッターを容易に抜き差しすることができるようになって、シャッターの操作性が良くなる。
【００５１】
また、前記肥料排出口（４２ｂ）内面のシャッター（６２）挿入方向奥側に、該施肥ホッパ（４２）に傾斜部（４２ｄ）を形成し、前記シャッターガイド（６３）のシャッター（６２）挿入方向奥側部分を構成する前フレーム（６３Ｆ）上に、該傾斜部（４２ｄ）の下端を載置し、該前フレーム（６３Ｆ）のシャッター（６２）挿入方向手前側は、該傾斜部（４２ｄ）の下端から挿入方向手前側へ突出し、該前フレーム（６３Ｆ）の上面はシャッター（６２）を支持する支持部材として構成し、該シャッター（６２）を完全に閉めた状態で、該シャッター（６２）の先端部が該前フレーム（６３Ｆ）の上面支持部材上に僅かに乗り上げ、前記傾斜部（４２ｄ）下端との間に隙間を形成し、該シャッター（６２）の先端部と傾斜部（４２ｄ）の内面とは当接しない構造としたので、シャッターを完全に閉じたときにも、支持部材上に残る肥料の粒は、押し潰されることはなく、シャッターの先端部により、支持部材上でシャッター挿入方向奥側へ押しやられ、あるいは傾斜部に沿って斜上方へ押し上げられる。
このような構成で、支持部材上で肥料が押し潰されてその粉状物が滞留し、該滞留物によってシャッターが閉まり難くなるということもなくなり、メンテナンス性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図１】施肥機４０を搭載した乗用田植機の全体側面図。
【図２】施肥機４０の側面図。
【図３】同じく後面図。
【図４】同じく平面図。
【図５】繰出装置４１の側面図。
【図６】同じく後面図。
【図７】施肥ホッパ４２下部の後面断面図。
【図８】同じく平面図。
【図９】シャッター６２及びシャッターガイド６３の正面断面図。
【図１０】シャッター６２を閉じた状態での施肥ホッパ４２下部前側の後面断面図。
【図１１】シャッター６２を閉じた状態での施肥ホッパ４２下部後側の後面断面図。
【図１２】こし網９２を装着した状態での施肥ホッパ４２下部の平面図。
【図１３】同じく側面断面図。
【図１４】施肥装置４１の動力伝達装置の後面図。
【図１５】施肥装置４１の動力伝達装置の操作部の後面図。
【図１６】同じく側面図。
【図１７】駆動ロッド７２に取り付けたボルト７４の底面図。
【図１８】回り止めプレート８８の平面図。
【図１９】回り止めプレート８８をカウンターアーム７３の内側に当接させた状態の図。
【図２０】回り止めプレート８８をカウンターアーム７３の内側に当接させた状態の図。
【符号の説明】
１走行部
３機体フレーム
１５植付部
４０施肥機
４１繰出装置
４２施肥ホッパ
４２ｂ排出口
４２ｄ傾斜部
４２ｈ上ガイド部
４５繰出ロール
４６施肥ホース
４８駆動軸
６２シャッター
６３シャッターガイド
６３ａ下ガイド部
６３ｂ連通口[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
  The present invention relates to a fertilizer applicator that is mounted on a rice transplanter and applies fertilizer at the same time as planting, and more particularly to a configuration of a shutter that opens and closes a fertilizer discharge port at the lower end of a fertilizer hopper.
[0002]
[Prior art]
  2. Description of the Related Art Conventionally, a riding type rice transplanter has been known in which a fertilizer machine is mounted on the back of a seedling stand and fertilization work is performed simultaneously with planting work. The fertilizer applicator is provided with a fertilizer hopper, a fertilizer feed case located at the lower part thereof, and a fertilizer hose connected to the fertilizer feed case. Fertilizer is applied to the mud layer from a side grooving device provided at the tip of the fertilizer hose. Is configured to do. Moreover, the shutter which opens and closes a fertilizer discharge port is provided in the lower end part of the fertilizer application hopper, and is specifically disclosed by Japanese Patent Application No. 2002-147965 by the same applicant as this application.
[0003]
[Patent Document 1]
          Japanese Patent Application No. 2002-147965
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
  By the way, fertilizer particles or powder may enter the guide portion that guides the sliding of the shutter, and the shutter of the shutter is hindered by the fertilizer particles or powder, making it difficult to insert and remove the shutter. there were. In addition, when the shutter is fully inserted and closed, the fertilizer particles are sandwiched and pulverized between the front end of the shutter and the lower end of the fertilizer hopper, and the fertilizer powder is removed from the fertilizer hopper. Sometimes it accumulated around the fertilizer outlet at the bottom. If the fertilizer powder is present, the shutter is difficult to close, and the shutter cannot be completely closed. Therefore, in view of these points, an object of the present invention is to provide a fertilizer applicator provided with a shutter with better operability by improving the configuration of the shutter.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
  The problem to be solved by the present invention is as described above. Next, means for solving the problem will be described.
[0006]
  In a fertilizer applicator (40) comprising a shutter (62) for opening and closing a fertilizer discharge port (42b) below a fertilizer hopper (42) and a guide portion for guiding the sliding of the shutter (62), the fertilizer discharge port The lower end of the fertilizer hopper (42) that surrounds (42b) has left and right sides projecting inward in the left and right to form upper guide portions (42h and 42h), and the upper guide portions (42h and 42h) are arranged. A shutter guide (63) is disposed below the installation position, and lower guide portions (63a, 63a) are formed on the left and right upper surfaces of the shutter guide (63). The upper guide portions (42h, 42h) and the lower guide portions (63a, 63a) each form a recessed space when viewed from the rear cross-section, and the upper guide portions (42h, 42h) are formed from the front side in the insertion direction of the shutter (62) around the fertilizer discharge port (42b). Middle partUntilThe lower guide portions (63a, 63a) are formed across the front and rear widths of the upper guide portions (42h, 42h), and the shutter (62) in the inner side of the fertilizer discharge port (42b) in the insertion direction is formed. On the side, the fertilizer hopper (42) is formed with an inclined portion (42d),The lower end of the inclined portion (42d) is placed on the front frame (63F) constituting the rear side portion of the shutter guide (63) in the shutter (62) insertion direction, and the shutter (62) of the front frame (63F) is placed. ) The front side in the insertion direction protrudes from the lower end of the inclined portion (42d) toward the front side in the insertion direction, and the upper surface of the front frame (63F) is configured as a support member that supports the shutter (62). In a state where the shutter (62) is completely closed, the tip of the shutter (62) slightly rides on the upper surface support member of the front frame (63F), and a gap is formed between the lower end of the inclined portion (42d), The front end portion of the shutter (62) and the inner surface of the inclined portion (42d) are not in contact with each other.Is.
[0007]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
  An embodiment of the present invention will be described below with reference to the drawings. 1 is an overall side view of a riding rice transplanter equipped with a fertilizer applicator 40, FIG. 2 is a side view of the fertilizer applicator 40, FIG. 3 is a rear view, FIG. 4 is a plan view, and FIG. 6 is also a rear view, FIG. 7 is a rear sectional view of the lower portion of the fertilizer hopper 42, FIG. 8 is also a plan view, FIG. 9 is a front sectional view of the shutter 62 and the shutter guide 63, and FIG. 11 is a rear cross-sectional view of the lower front side of the fertilizer hopper 42 in FIG. 11, FIG. 11 is a rear cross-sectional view of the lower rear side of the fertilizer hopper 42 with the shutter 62 closed, and FIG. FIG. 13 is a sectional side view, FIG. 14 is a rear view of the power transmission device of the fertilizer application 41, FIG. 15 is a rear view of the operation unit of the power transmission device of the fertilizer application 41, and FIG. 17 is attached to the drive rod 72 18 is a plan view of the rotation stop plate 88, FIG. 19 is a view of the rotation stop plate 88 in contact with the inside of the counter arm 73, and FIG. FIG.
[0008]
  First, the whole structure of the riding rice transplanter equipped with the fertilizer applicator 40 will be described. As shown in FIG. 1 and FIG. 2, in the riding rice transplanter, a planting part 15 is arranged at the rear part of the traveling part 1 via an elevating link mechanism 27, and the traveling part 1 places the engine 2 above the front part of the body frame 3. The front wheel 6 is supported on the front lower part via a front axle case, and the rear wheel 8 is supported on the rear part via a rear axle case. The engine 2 is covered with a bonnet 9, a fuel tank 4 is provided on the top of the bonnet 9, and a steering handle 7 is disposed at the rear of the fuel tank 4. An operation unit 11 including a main transmission lever, a sub-transmission lever, an accelerator lever, an operation panel, and the like is centrally arranged on the left and right sides of the lower portion of the steering handle 7. The body cover 12 that covers the body frame 3 of the traveling unit 1 forms a main step 10 from the rear part of the bonnet 9 to the front part of the seat 13, and the seat 13 is provided on the rear part of the main step 10. It has been. A front step 9a is formed integrally with the bonnet 9 on the left and right sides of the bonnet 9 in front of the main step 10, and a clutch pedal and a brake pedal are interposed between the front step 9a and the main step 10. Etc. are arranged.
[0009]
  The planting part 15 is composed of a four-plant seedling stage 16, a plurality of planting claws 17, a center float 34, a side float 35, and the like. The lower part of the seedling stage 16 is supported by the lower guide rail 18 and the upper part of the front surface is supported by the upper guide rail 19 so as to be slidable left and right. The crank type planting claws 17 are supported at the rear part of the planting transmission frame 21. It is arranged. Accordingly, the front wheel 6 and the rear wheel 8 are driven and moved, and one seedling is taken out by the planting claws 17 from the seedling mounting table 16 that can slide back and forth left and right, so that the planting operation can be performed continuously. It has become.
[0010]
  A hitch 24 is provided at a front portion of the planting transmission frame 21 via a rolling fulcrum shaft 22, and the hitch 24 includes a top link 25 pivotally supported on both upper left and right sides of the hitch 24, and lower left and right sides of the hitch 24. It is connected to the rear part of the traveling unit 1 through an elevating link mechanism 27 including a lower link 26 pivotally supported on both sides. A base portion of a lift arm 37 is fixed to the inner surface of the front end portion of the lower link 26, and the lift arm 37 projects upward in a direction substantially orthogonal to the direction in which the lower link 26 is disposed. A lift cylinder 20 that drives the lift link mechanism 27 to move up and down is connected to a lift arm 37 connected to the lower link 26.
[0011]
  A reinforcing link 14 is connected between the upper end portion of the lift arm 37 and the rear end portion of the lower link 26 so as to increase the rigidity of the lower link 26. The front end portions of the top link 25 and the lower link 26 are pivotally supported via pivot pins that are provided between the rear connection frames 44, and the rear connection frames 44 are also used as support portions for the elevating link mechanism 27. Has been. A parallel link for raising and lowering the planting part 15 is formed by the elevating link mechanism 27 so that the planting posture of the planted seedling does not change even if the planting unit 15 is raised and lowered according to the unevenness of the field.
[0012]
  Next, the fertilizer applicator 40 will be described. The fertilizer applicator 40 is disposed to face the seedling mat mounting surface. That is, as shown in FIG. 2 and FIG. 3, the fertilizer applicator 40 is fixed to the support frame 43 and is arranged at the upper left and right centers of the respective strips of the seedling mount 15. The support frame 43 includes a base frame 43a, support pillars 43b, and a horizontal frame 43c. The base frame 43a is fixed and erected on the rear portion of the planting transmission frame 21, and the lower end of the support column 43b is fixed to the base frame 43a, and the horizontal frame is connected to the upper end of the support column 43b via the vertical frame 43d. 43c and 43c are installed horizontally in the horizontal direction in the rear view.
[0013]
  As shown in FIG. 4, two horizontal frames 43c are arranged in parallel in the left-right horizontal direction in plan view. The horizontal frame 43c has a substantially inverted L shape when viewed from the side, and a plate 47d fixed to the feeding case 47 is fixed below the horizontal plane portion, and is laid between the horizontal frame 43c and the horizontal frame 43c. Yes. The feeding roll 45 is accommodated in the feeding case 47 fixed to the support frames 43c and 43c as described above, and a certain amount of fertilizer is fed by the rotation of the feeding roll 45. As shown in FIG. 2, a fertilizer hose 46 is communicated with a lower portion of the feeding case 47, and a lower end of the fertilizer hose 46 is communicated with a groove forming guide 39 extending at the rear portion of the groove generator 38. The grooving device 38 is arranged in front of the side where the planting claw 17 is planted, and is fixed to the back surfaces of the side float 35 and the center float 34.
[0014]
  The fertilizer applicator 40 arranged as described above includes a feeding device 41, a fertilizer hopper 42 placed on the feeding device 41, and a fertilizer hose 46 communicating with the lower portion of the feeding device 41.
[0015]
  As shown in FIGS. 5 and 6, the feeding device 41 includes a feeding roll 45 that is a feeding rotating body in the center of the feeding case 47, and a side end portion of the feeding roll 45 is freely rotatable by the feeding case 47. The claw portion 45a described later is formed by extending the left and right end portions of the feeding roll 45, and is configured to be connectable to the drive shaft 48 via a claw clutch 51 which is a stiffening clutch. ing. In the power transmission configuration to the feeding roll 45, the rotation of the planting claw 17 is transmitted via the link mechanism 69.
[0016]
  As shown in FIG. 3, a fertilizer hopper 42 is connected to the upper portion of the feeding device 41 so as to be separable (detachable). On both sides of the fertilizer hopper 42, hooks 64 and 64 are pivotally supported. On the other hand, by engaging the engaging portion on the side surface of the feeding case 47, the feeding device 41 and the fertilizer hopper 42 can be fixed, and the engagement is released. Accordingly, the fertilizer hopper 42 can be removed, so that fertilizer can be easily supplied or maintained.
[0017]
  As shown in FIG. 7, a shutter guide 63 is detachably attached to the lower end portion of the fertilizer hopper 42, and the shutter 62 is slidably inserted back and forth between the shutter guide 63 and the lower end portion of the fertilizer hopper 42. Has been. Fertilizer discharge ports 42b and 42b are opened on the bottom surface of the fertilizer application hopper 42, and the shutter guide 63 is configured in a "mouth" shape in plan view with the left and right frames 63S and 63S and the front and rear frames 63F and 63B. A communication port 63b is formed at the center (see FIG. 8), the communication port 63b is disposed below the discharge port 42b, and the shutter guide 63 is attached to the fertilizer hopper 42. A strainer 92 is detachably attached to the lower portion of the fertilizer hopper 42 above the shutter guide 63.
[0018]
  Next, the shutter 62 and the shutter guide 63 will be described. As shown in FIGS. 8 and 9, the lower end portion of the fertilizer hopper 42 surrounding the discharge port 42 b has upper guide portions 42 h and 42 h formed by projecting the rear half portions of the left and right side portions in the left and right directions. Lower guide portions 63a and 63a are formed on the upper surfaces of the left and right frames 63S and 63S of the shutter guide 63 located below the positions where the guide portions 42h and 42h are disposed. The upper guide portions 42h and 42h and the lower guide portions 63a A recessed space is formed in the rear sectional view by 63a. The upper guide portions 42h and 42ha are formed in the front-rear horizontal direction from the front side in the insertion direction of the shutter 62 around the communication port 63b (discharge port 42b) to the front and rear middle portion, and the lower guide portions 63a and 63a are formed in the discharge port 42b. It is formed over the front and rear width. The left and right end portions of the shutter 62 are slidably inserted into guide portions including upper guide portions 42h and 42ha and lower guide portions 63a and 63a. In front of the lower guide portions 63a and 63a, only the lower surfaces of the left and right sides of the shutter 62 are guided by the upper surfaces of the left and right frames 63S and 63S. When the shutter 62 is closed, the lower guide portions 63a and 63a The periphery of the discharge port 42b is configured such that there is almost no gap between the upper surface of the shutter guide 63 (or fertilizer hopper 42) and the lower surface of the edge of the shutter 62.
[0019]
  Fertilizer particles and powder may enter between the lower guide portions 63a and 63a of the shutter guide 63 and the upper guide portions 42h and 42ha. By being pushed in, it is pushed out by the front end face of the shutter 62, and comes out of the front ends of the upper guide portions 42h and 42ha where the guide disappears. With such a configuration, the sliding of the shutter 62 is hindered by the fertilizer grains and powder on the lower guide portions 63a and 63a of the shutter guide 63, and the shutter 62 cannot be accurately inserted deeply. The shutter 62 can be easily inserted and removed, and the operability of the shutter 62 is improved.
[0020]
  Also, as shown in FIG. 7, bolts 95 and 96 are screwed into the left and right centers of the front and rear ends of the shutter 62 with the axis centering in the vertical direction. The body of the bolts 95 and 96 protrudes below the shutter 62, and when the shutter 62 is slid inward (forward) with respect to the shutter guide 63, the body of the bolt 96 becomes the rear frame 63B of the shutter guide 63. By being in contact with the outer side surface (rear surface), the inward sliding of the shutter 62 is restricted.
[0021]
  Conversely, when the shutter 62 is slid outward (rearward) with respect to the shutter guide 63, the head of the bolt 95 fits into the hole at the rear of the lower end surface of the fertilizer hopper 42, so And the shutter 62 is configured not to fall out of the shutter guide 63. In this way, the bolts 95 and 96 function as stoppers, but there is no limitation as long as projections such as pins can be configured instead of the bolts 95 and 96.
[0022]
  In the lower end portion of the fertilizer hopper 42 surrounding the discharge port 42b, an inclined portion 42d is formed at the inner surface front end portion (front end of the shutter 62), and the lower end of the inclined portion 42d is placed on the front frame 63F. Has been. The rear portion of the front frame 63F protrudes rearward from the lower end of the inclined portion 42d, and the upper surface of the front frame 63F is configured as a support member that supports the shutter 62, and the shutter 62 is completely pushed into the restriction position by the bolt 96. When closed, the tip of the shutter 62 has a gap between the lower end of the inclined portion 42d and is positioned on the support member. That is, as shown in FIG. 10, the front end portion (front end portion) of the shutter 62 slightly climbs on the rear end portion of the upper surface of the front frame 63F, and the front end portion of the shutter 62 and the inclined portion 42d. Some gaps are formed between the two. That is, the front end portion of the shutter 62 is not in contact with the inner surface of the fertilizer hopper 42 or the inner surface of the shutter guide 63.
[0023]
  Thus, the lapping margin between the front end portion of the shutter 62 and the rear end portion of the upper surface of the front frame 63F is extremely short, and the fertilizer particles 98 remaining on the upper surface of the front frame 63F are slightly pushed by the front end portion of the shutter 62. Only by being done, the fertilizer grains 98 become a resistance, and the sliding of the shutter 62 is not hindered. Therefore, the shutter 62 is easily closed, and the communication port 63b (discharge port 42b) is reliably sealed by the shutter 62.
[0024]
  Further, even when the shutter 62 is completely closed, a gap is formed between the tip of the shutter 62 and the inclined portion 42d, so that the fertilizer grains 98 pushed to the tip of the shutter 62 are Without being crushed, the front frame 63F can be moved forward along the gap, and further escaped obliquely upward along the inclined portion 42d. With such a configuration, the fertilizer is crushed on the front frame 63F and the powdery material stays there, and the shutter 42 is not easily closed by the staying material, and the maintainability is improved.
[0025]
  Further, as shown in FIGS. 7 and 11, a groove portion is formed in the lower surface of the rear end portion of the fertilizer hopper 42 surrounding the discharge port 42b, and a rubber packing 91 is fitted in the groove portion. It is. It should be noted that various elastic bodies such as sponge can be applied to the packing 91 instead of rubber. The thickness of the packing 91 is formed to be thicker than the plate thickness of the shutter main body 62B, and the bottom surface of the packing 91 is slightly protruded downward from the bottom surface of the fertilizer hopper 42, and an allowance is provided.
[0026]
  The bottom surface of the packing 91 is in close contact with the upper surface of the shutter main body 62B that is guided and slid by the shutter guide 63 with a contact pressure that does not prevent the sliding, and the shutter 62 is not easily displaced. Has been. Further, the allowance of the packing 91 seals the gap between the bottom surface of the fertilizer hopper 42 and the upper surface of the shutter main body 62B so that leakage from the fertilizer hopper 42 does not occur.
[0027]
  As described above, the shutter 62 and the shutter guide 63 are configured, and the fertilizer hopper 42 can be attached and detached while the shutter 62 is closed and the fertilizer remains in the fertilizer hopper 42.
[0028]
  Next, the strainer 92 will be described. As shown in FIG. 12, the strainer net 92 is formed in a substantially lattice shape in plan view by an elastic member such as a synthetic resin, and is detachably attached to the inner peripheral surface of the lower portion of the fertilizer hopper 42. This strainer net 92 screens the fertilizer particles falling onto the feed roll 45, and if a large mass of fertilizer enters the feed roll 45, it will cause clogging, so that the fertilizer larger than the mesh from the mesh of the strainer net 92. It is comprised so that the grain of may not fall below.
[0029]
  A plurality of protrusions 42f, 42f,... Protrude from the front and rear (or right and left) sides of the inner peripheral surface slightly above the discharge port 42b at the lower portion of the fertilizer hopper 42. An engaging portion 42g that is recessed in the front-rear / outward direction according to the size of one bar of the strainer net 92 is recessed. In order to attach the strainer net 92 to the lower portion of the fertilizer hopper 42, the strainer net 92 is bent and the front and rear side ends thereof are fitted into the engaging portions 42g, 42g,. The attached net 92 is held by the engaging portions 42g, 42g... And is not easily detached. When the net 92 is removed, the net 92 can be bent and removed with a single touch. .
[0030]
  In this way, the strainer net 92 can be easily attached to and detached from the lower portion of the fertilizer hopper 42, and the attached strainer net 92 is firmly fixed. Therefore, even if an impact is applied to the fertilizer hopper 42, the strainer net 92 attached to the fertilizer hopper 42 is not displaced from the fixed position. Further, when the fertilizer hopper 42 is detached from the main body of the fertilizer applicator 40 with the shutter 62 closed and carried, the fertilizer hopper 42 may be tilted. In such a case, the strainer net 92 attached to the fertilizer hopper 42 is fixed. There is no deviation from the position.
[0031]
  Thus, the strainer 92 attached to the fertilizer hopper 42 is firmly fixed and is not displaced, and even if an impact is applied to the fertilizer hopper 42 or the fertilizer hopper 42 is tilted, the mesh of the strainer 92 From this, the fertilizer grains larger than the mesh do not fall downward.
[0032]
  Next, the structure of the power transmission mechanism of the fertilizer applicator 40 will be described. As shown in FIGS. 2 and 6, a power take-out shaft 70 protrudes from the side surface of the rear portion of the planting transmission frame 21, and a crank arm 67 is fixed to the power take-out shaft 70, and is planted at the tip of the crank arm 67. A midway portion of the attachment arm 68 is connected, a planting claw 17 is attached to one end (front end) of the planting arm 68, and one end of the swing arm 76 is pivotally connected to the other end (rear portion). The other end of the swing arm 76 is pivotally supported by a fulcrum shaft 77, and the fulcrum shaft 77 is fixed to the rear end of the arm 71 projecting upward from the rear end of the planting transmission frame 21. Power is transmitted to the drive shaft 48 via the link mechanism 69. The link mechanism 69 includes a drive arm 83, a drive rod 72, a counter arm 73, a connecting link 80, and a swing arm 81 fixed to the swing arm 76, and the drive arm 83 is fixed to the swing arm 76. A drive rod 72 is pivotally supported on the drive arm 83. The drive rod 72 is configured to be adjustable in length.
[0033]
  As shown in FIGS. 14 and 15, the head 74 a side of the bolt 74 serving as a member to be fastened is pivotally supported at the connecting portion with the counter arm 73 at the other end of the drive rod 72. 74a is provided with a link ball or the like so that it can be rotatably supported. The screw 74b opposite to the head 74a of the bolt 74 is inserted into the washer 75, the elongated hole 73a formed in the counter arm 73, the indicator 87, and the washer 75, and the end is fixed to the fixing lever 78 serving as a tightening member. The nut 78a is screwed to be fastened and fixed.
[0034]
  As shown in FIG. 16, a hole 73d is opened in the middle of the counter arm 73, and a fulcrum shaft 79 projecting from the support frame 43 is inserted into the hole 73d to be pivotally supported. A plurality of pivot holes 73b and 73c (two in this embodiment) are opened at the other end of the arm 73, and one end of the connection link 80 is pivotally supported by one of the pivot holes 73b and 73c. The other end of the link 80 is pivotally supported by the swing arm 81. The swing arm 81 is connected to the drive shaft 48 via a one-way clutch 82, and the drive shaft 48 is configured to be connectable to the feed roll 45 via a pawl clutch 51 (see FIG. 6).
[0035]
  In such a configuration, as shown in FIG. 2, the power transmitted to the power take-off shaft 70 rotates the planting arm 68 via the crank arm 67 and is connected to the rear portion of the planting arm 68. When the moving arm 76 is swung, the driving arm 83 attached to the swinging arm 76 is swung, and this swinging reciprocates the drive rod 72 in the vertical direction. It swings like a seesaw about the shaft 79, and the swing arm 81 swings up and down via the connecting link 80. When the swing arm 81 swings, the drive shaft 48 is intermittently driven in one direction via the one-way clutch 82, and when the pawl clutch 51 is set to the “on” state, the feeding roll 45 is rotated, and a predetermined amount is generated. The fertilizer is fed out and dropped from the fertilizer hose 46.
[0036]
  As shown in FIG. 3, the pawl clutch 51 is provided at an end portion on the drive shaft 48 so as to be connected to the feeding roll 45. As shown in FIGS. 6 and 14, the pawl clutch 51 connects and disconnects the drive of the feeding roll 45. A claw portion 45a and a groove 45b are formed at the left and right end portions (claw clutch 51 side end portion) of the feeding roll 45, and a claw portion 51a and a groove 51b are formed at the feeding roll 45 side end portion of the claw clutch 51. And are formed. The claw portion 51a and the groove 51b are arranged approximately every 90 degrees on the ring so as to face the claw portion 45a and the groove 45b. The claw portion 45a is formed in the groove 51b, and the claw portion 51a is formed in the groove. Power is transmitted by being fitted into 45b.
[0037]
  Further, a claw portion 45d and a groove 45e are formed on the left and right other end portions (on the side opposite to the claw clutch 51) of the feeding roll 45, and the claw portion 45d is formed in the same manner as the claw portion 45a and the groove 45b. The grooves 45e are also arranged on the ring at approximately 90 degree intervals, so that the roll rotation handle 56 can be detachably attached to the claw portions 45d and the grooves 45e.
[0038]
  The roll rotation handle 56 includes a handle portion 56a and an engaging portion 56b. A claw portion 56d and a groove 56e are formed in the engaging portion 56b. The claw portion 56d and the groove 56e are arranged approximately every 90 degrees on the ring in correspondence with the claw portion 45d and the groove 45e of the feeding roll 45, and the claw portion 56d is disposed in the groove 45e. In addition, the groove 56e can be inserted into the claw portion 45d.
[0039]
  This roll rotation handle 56 is used when discharging the fertilizer remaining in the feeding roll 45 after completion of the fertilization work, or when performing maintenance such as cleaning the roll groove in the feeding roll 45, and the operator rotates the roll. By attaching the claw portion 56d and the groove 56e of the handle 56 to the groove 45e and the claw portion 45d of the feeding roll 45 and manually turning the handle portion 56a, the fertilizer in the feeding roll 45 is fed out. Yes. According to this roll rotation handle 56, the roll of the feeding roll 45 can be easily turned, the fertilizer remaining in the feeding roll 45 can be easily discharged manually, and the maintainability is improved.
[0040]
  Further, if the pawl clutch 51 which is a clutch for streaking is set to “OFF”, the fertilizer in the feeding roll 45 can be discharged in units of one streak. First, the operator removes the fitting between the fertilizer hose 46 and the feeding case 47, and places a container such as a bucket under one of the feeding cases 47, and the feeding roll 45 on the feeding case 47 side. The groove 56e and the claw 56d of the roll rotation handle 56 are attached to the claw 45d and the groove 45e. At this time, the claw clutch 51 on the side of the feeding roll 45 is turned off so that the rotational power is not transmitted to the roll of the adjacent feeding roll 45 via the claw clutch 51 and the drive shaft 48. Then, the operator manually turns the handle portion 56a of the roll rotation handle to discharge the fertilizer in the feeding roll 45 to the container. With such a configuration, the roll of the feeding roll 45 can be rotated in units of one line.
[0041]
  As shown in FIG. 16, a long hole 73a is opened in the counter arm 73 in the radial direction with respect to the fulcrum shaft 79, and one end (upper end) of the drive rod 72 is slidably disposed along the long hole 73a. The link ratio can be changed steplessly. In addition, a counter plate 88 having a hole 88a matched to the shape of the head 74a is externally fitted to the head 74a of the bolt 74, and the counter plate 88 is configured in an inverted L shape in rear view. By abutting on the inner side of the arm 73, the bolt 74 does not rotate during tightening. Further, the indicator 87 is configured in an inverted L shape when viewed from the rear so that the indicator 87 can slide on the outside of the counter arm 73, and a scale is engraved on the upper surface of the counter arm 73 so that the link ratio is increased. When the change is made, the indicator 87 slides together with the bolt 74 so as to be a guide for the change position.
[0042]
  Further, the fixing lever 78 has a handle portion 78b extending from the base portion to which the nut 78a is fixed. The holding lever 78 does not require a large force by rotating with the handle portion 78b, and requires a tool. It can be easily tightened or loosened. The grip portion 78b is configured to be positioned in the swinging (turning) locus direction (or tangential direction) at the connecting portion between the counter arm 73 and the connecting rod 72 at the time of tightening and fixing. That is, when the fixing lever 78 is tightened, the detent plate 88 is positioned so that the longitudinal direction of the fixing lever 78 is substantially located on the turning (swinging) locus (or tangential direction) of the tip of the counter arm 72. Is attached to the counter arm 73. In this embodiment, the fixed lever 78 is arranged in a direction perpendicular to the counter arm 73 because it is tangential to the rotation locus.
[0043]
  The direction of the fixing lever 78 can be changed in units of 30 ° in the front-rear direction with respect to the counter arm 73. As shown in FIG. 17, the head 74 a of the bolt 74 at the other end of the drive rod 72 is formed in a regular hexagon, and the hole 88 a of the detent plate 88 is formed of the bolt 74 as shown in FIG. 18. A regular hexagon is formed in accordance with the shape of the head 74a.
[0044]
  Then, as shown in FIG. 19, the detent plate 88 is disposed in contact with the inside of the counter arm 73 configured in an inverted L shape in the rear view, and the bolt 74 is inserted into the hole 88 a of the detent plate 88. The head 74a is fitted. Since both the head portion 74a of the bolt 74 and the head portion 74a of the bolt 74 are regular hexagons in the hole portion 88a of the rotation stop plate 88, the head portion 74a can be attached to the hole portion 88a even if rotated by 60 °. That is, the direction of the fixing lever 78 attached to the threaded portion 74b of the bolt 74 can be changed in units of 60 ° with the fitting portion between the hole portion 88a and the head portion 74a as the center.
[0045]
  Furthermore, as shown in FIG. 20, the rotation prevention plate 88 can be rotated 90 ° in the front-rear direction, placed on the side and brought into contact with the inside of the counter arm 73. In the configuration, with respect to the arrangement configuration of the anti-rotation plate 88 shown in FIG. 19, each vertex position of the regular hexagonal hole 88a of the anti-rotation plate 88 is rotated by 30 ° in the front-rear direction.
[0046]
  As shown in FIG. 20, even when the anti-rotation plate 88 is disposed inside the counter arm 73, the bolt 74 can be attached to the hole portion 88 a of the anti-rotation plate 88 even if the head portion 74 a of the bolt 74 is rotated by 60 °. That is, the direction of the fixing lever 78 attached to the threaded portion 74b of the bolt 74 can be changed in units of 60 ° centering on the fitting portion between the hole portion 88a and the head portion 74a.
[0047]
  Accordingly, the combination of the arrangement configuration of the anti-rotation plate 88 shown in FIG. 19 and the arrangement configuration of the anti-rotation plate 88 shown in FIG. 20 changes the direction of the fixing lever 78 to the hole 88a of the anti-rotation plate 88 and the head of the bolt 74. Centering on the fitting portion with the portion 74a, it can be changed in units of 30 °, and the fixing lever 78 can be disposed at a position where the operator can easily operate, so that the operability is improved.
[0048]
  In the configuration as described above, when the fertilizer feed amount is changed, adjustment is made by changing the connection position of the counter arm 73 and the drive rod 72. That is, the fixing lever 78 is rotated and loosened, the fixing position of the driving rod 72 is changed to change the link ratio, and the rotation speed of the driving shaft 48 is changed to adjust the feeding amount. Therefore, the link ratio of the power transmission device 69 can be changed steplessly. Further, the link ratio can be changed without removing the drive rod 72 from the fixed position, and the fertilizer feed amount can be adjusted in a shorter time than in the prior art.
[0049]
  Further, the counter arm 73 and the connecting link 80 are connected by selecting one of the hole 73b and the hole 73c provided in the counter arm 73 to adjust the length of the counter arm 73. Therefore, it is possible to expand the length adjustment range of the counter arm 73 by using it together with the adjustment of the length of the swing arm by changing the connection position of the drive rod 72.
[0050]
【The invention's effect】
  Since the present invention is configured as described above, the following effects can be obtained.
  In a fertilizer applicator (40) comprising a shutter (62) for opening and closing a fertilizer discharge port (42b) below a fertilizer hopper (42) and a guide portion for guiding the sliding of the shutter (62), the fertilizer discharge port The lower end of the fertilizer hopper (42) that surrounds (42b) has left and right sides projecting inward in the left and right to form upper guide portions (42h and 42h), and the upper guide portions (42h and 42h) are arranged. A shutter guide (63) is disposed below the installation position, and lower guide portions (63a, 63a) are formed on the left and right upper surfaces of the shutter guide (63). The upper guide portions (42h, 42h) and the lower guide portions (63a, 63a) each form a recessed space when viewed from the rear cross-section, and the upper guide portions (42h, 42h) are formed from the front side in the insertion direction of the shutter (62) around the fertilizer discharge port (42b). Middle part Since the lower guide portions (63a, 63a) are formed over the front and rear widths of the upper guide portions (42h, 42h), the fertilizer particles and powder that have entered the guide portions are By pushing the shutter to the back, it comes out from the tip of the guide part and is discharged to the fertilizer discharge port.
  In such a configuration, the sliding of the shutter is prevented by the fertilizer particles and powder in the guide part, so that the shutter can not be inserted precisely and the shutter can be easily inserted and removed. Thus, the operability of the shutter is improved.
[0051]
  Further, an inclined portion (42d) is formed on the fertilizer hopper (42) on the inner side of the fertilizer discharge port (42b) on the inner side in the shutter (62) insertion direction,The lower end of the inclined portion (42d) is placed on the front frame (63F) constituting the rear side portion of the shutter guide (63) in the shutter (62) insertion direction, and the shutter (62) of the front frame (63F) is placed. ) The front side in the insertion direction protrudes from the lower end of the inclined portion (42d) toward the front side in the insertion direction, and the upper surface of the front frame (63F) is configured as a support member that supports the shutter (62). In a state where the shutter (62) is completely closed, the tip of the shutter (62) slightly rides on the upper surface support member of the front frame (63F), and a gap is formed between the lower end of the inclined portion (42d), Shutter (62) The tip portion of the steel plate and the inner surface of the inclined portion (42d) are not in contact with each other.Therefore, even when the shutter is completely closed, the fertilizer particles that remain on the support member are not crushed, but are pushed to the back side in the shutter insertion direction on the support member by the shutter tip, or inclined. It is pushed up obliquely along the part.
  With such a configuration, the fertilizer is crushed on the support member and the powdery material stays there, and the shutter does not become difficult to close due to the staying material, and the maintainability is improved.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an overall side view of a riding rice transplanter equipped with a fertilizer applicator 40. FIG.
FIG. 2 is a side view of the fertilizer applicator 40. FIG.
FIG. 3 is also a rear view.
FIG. 4 is also a plan view.
5 is a side view of the feeding device 41. FIG.
FIG. 6 is also a rear view.
FIG. 7 is a rear sectional view of the lower part of the fertilizer hopper 42.
FIG. 8 is also a plan view.
9 is a front sectional view of the shutter 62 and the shutter guide 63. FIG.
FIG. 10 is a rear cross-sectional view of the lower front side of the fertilizer hopper 42 with the shutter 62 closed.
FIG. 11 is a rear cross-sectional view of the lower rear side of the fertilizer hopper 42 with the shutter 62 closed.
FIG. 12 is a plan view of the lower portion of the fertilizer hopper 42 in a state where the strainer net 92 is attached.
FIG. 13 is a side sectional view of the same.
14 is a rear view of the power transmission device of the fertilizer application device 41. FIG.
15 is a rear view of the operation unit of the power transmission device of the fertilizer application device 41. FIG.
FIG. 16 is a side view of the same.
17 is a bottom view of a bolt 74 attached to a drive rod 72. FIG.
18 is a plan view of a detent plate 88. FIG.
FIG. 19 is a view showing a state in which the rotation prevention plate 88 is brought into contact with the inside of the counter arm 73.
20 is a view showing a state in which the rotation prevention plate 88 is in contact with the inside of the counter arm 73. FIG.
[Explanation of symbols]
    1 Traveling part
    3 Airframe frame
  15 planting department
  40 Fertilizer applicator
  41 Feeding device
  42 Fertilizer hopper
  42b outlet
  42d slope
  42h Upper guide part
  45 Feeding roll
  46 Fertilizer hose
  48 Drive shaft
  62 Shutter
  63 Shutter guide
  63a Lower guide part
  63b Communication port

Claims

In a fertilizer applicator (40) comprising a shutter (62) for opening and closing a fertilizer discharge port (42b) below a fertilizer hopper (42) and a guide portion for guiding the sliding of the shutter (62), the fertilizer discharge port The lower end of the fertilizer hopper (42) that surrounds (42b) has left and right sides projecting inward in the left and right to form upper guide portions (42h and 42h), and the upper guide portions (42h and 42h) are arranged. A shutter guide (63) is disposed below the installation position, and lower guide portions (63a, 63a) are formed on the left and right upper surfaces of the shutter guide (63). The upper guide portions (42h, 42h) and the lower guide portions (63a, 63a) each form a recessed space when viewed from the rear cross-section, and the upper guide portions (42h, 42h) are formed from the front side in the insertion direction of the shutter (62) around the fertilizer discharge port (42b). before and after the middle portion Over the form in the longitudinal horizontal direction, the lower guide portion (63a · 63a) the upper guide portion is formed across the longitudinal width of (42h · 42h), the fertilizer discharge port (42b) inner surface of the shutter (62) insertion direction rear on the side, the inclined portion to the fertilization hopper (42) to form a (42d), on the frame (63F) before forming the shutter (62) insertion direction rear side portion of said shutter guide (63), said inclined portion ( 42d) is placed, and the front side of the shutter (62) in the insertion direction of the front frame (63F) protrudes from the lower end of the inclined portion (42d) to the front side of the insertion direction, and the upper surface of the front frame (63F). Is configured as a support member that supports the shutter (62), and the front end of the shutter (62) is the upper surface support member of the front frame (63F) with the shutter (62) completely closed. Slightly ride on, the clearance is formed between the inclined portion (42d) bottom, characterized in that a structure that does not contact the inner surface of the inclined tip portion of the shutter (62) (42d) Fertilizer applicator.