JP4112509B2 - 画像暗号システム及び画像暗号方法 - Google Patents

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Description

本発明は、画像暗号システム及び画像暗号方法に関する。
近年、ユビキタスコンピューティングと呼ばれる新しいコンピュータネットワークとこのネットワークを利用する新しいサービスシステムについての検討が活発に行われている。そのような新しいサービスシステムの一つとして、例えばセンサ監視システムが知られている。センサ監視システムでは、ビデオカメラ等の複数のセンサをネットワークで接続し、各センサにより取得された情報、例えば不特定多数の人物が交流する場を撮像した画像を収集して処理することにより、特定の人物の居場所を突き止める等のサービスを実現できるようにする。
このように不特定多数の人物の情報を扱うサービスを行う上では、個人のプライバシーを保護することが重要な課題となる。例えば、取得した情報は、閲覧する権限を有する者のみが閲覧可能となるように、暗号化等によりアクセス制御する必要がある。従来のセキュリティ対策を目的とした画像暗号化技術として、例えば特許文献1に記載のものが知られている。この特許文献1に記載の技術では、暗号化画像通信端末において、暗号化画像を受信したときに、受信した暗号化画像を画像メモリに格納し、その暗号化画像を格納した画像メモリの情報と復号するための暗示情報とを記録、表示し、暗示情報から連想されるキー情報が操作入力されたときに、画像メモリに格納された暗号化画像を復号している。
特許第3381591号公報
しかし、上述した従来の画像暗号化技術では、暗号化画像の復元が一括して行われるので、閲覧権限を有する者が画像を復元することにより一つの画像内に含まれる不特定多数の人物の情報が開示されてしまい、個人単位でのプライバシー保護を実現することができないという問題がある。
本発明は、このような事情を考慮してなされたもので、その目的は、個人単位での人物情報の開示/非開示を制御することができる画像暗号システム及び画像暗号方法を提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明に係る画像暗号システムは、センサーネットワークに接続される複数のセンサと、前記センサーネットワークを介して前記センサとの間でデータ通信する画像処理装置と、通信ネットワークを介して前記画像処理装置との間でデータ通信する閲覧用端末とを具備する画像暗号システムであり、前記センサは、画像を撮像する撮像手段と、ユーザの携帯端末から、当該ユーザに係る画像の暗号化に使用される暗号化鍵を含むプレファレンスを取得するプレファレンス取得手段と、撮像画像から当該撮像画像内に含まれる人物単位で画像を抽出し、この人物画像とこれ以外の背景画像とに撮像画像を階層化する画像階層化手段と、前記携帯端末から取得したプレファレンスと前記人物画像とを対応付けるプレファレンス対応付け手段とを備え、前記画像処理装置は、前記センサから受信したプレファレンスに含まれる暗号化鍵を使用して、当該センサから受信した人物画像を暗号化する暗号化手段と、前記センサから受信した背景画像とこの背景画像の階層化の組である前記暗号化人物画像とを対応付けて保存する記憶手段とを備え、前記閲覧用端末は、前記画像処理装置から、階層化の組の暗号化人物画像及び背景画像を取得する閲覧画像取得手段と、閲覧者によって設定された復号鍵を使用して前記取得した暗号化人物画像を復号する復号手段と、前記画像処理装置から取得した背景画像と前記復号後の人物画像とから元の画像を復元する復元手段とを備えることを特徴としている。
本発明に係る画像暗号システムにおいては、前記プレファレンスは当該ユーザのプライバシーについての開示ポリシーを含むものであり、前記画像処理装置は、前記センサから受信したプレファレンスに含まれる開示ポリシーに基づいて、当該センサから受信した人物画像のダミー画像を作成するダミー画像作成手段を備え、該作成したダミー画像を当該暗号化人物画像に対応付けて前記記憶手段に保存し、前記閲覧用端末は、前記復号に失敗した人物画像の代わりに、該当する前記ダミー画像を元の画像の復元に使用することを特徴とする。
本発明に係る画像暗号システムにおいては、前記ダミー画像作成手段は、前記センサから受信した人物画像をぼかした画像を作成することを特徴とする。
本発明に係る画像暗号方法は、センサーネットワークに接続される複数のセンサと、前記センサーネットワークを介して前記センサとの間でデータ通信する画像処理装置と、通信ネットワークを介して前記画像処理装置との間でデータ通信する閲覧用端末とを具備する画像暗号システムにおける画像暗号方法であり、前記センサが、画像を撮像する過程と、ユーザの携帯端末から、当該ユーザに係る画像の暗号化に使用される暗号化鍵を含むプレファレンスを取得する過程と、撮像画像から当該撮像画像内に含まれる人物単位で画像を抽出し、この人物画像とこれ以外の背景画像とに撮像画像を階層化する過程と、前記携帯端末から取得したプレファレンスと前記人物画像とを対応付けて前記画像処理装置へ送信する過程と、前記画像処理装置が、前記センサから受信したプレファレンスに含まれる暗号化鍵を使用して、当該センサから受信した人物画像を暗号化する過程と、前記センサから受信した背景画像とこの背景画像の階層化の組である前記暗号化人物画像とを対応付けて記憶手段に保存する過程と、前記閲覧用端末が、前記画像処理装置から、階層化の組の暗号化人物画像及び背景画像を取得する過程と、閲覧者によって設定された復号鍵を使用して前記取得した暗号化人物画像を復号する過程と、前記画像処理装置から取得した背景画像と前記復号後の人物画像とから元の画像を復元する過程とを含むことを特徴としている。
本発明に係る画像暗号方法においては、前記プレファレンスは当該ユーザのプライバシーについての開示ポリシーを含むものであり、前記画像処理装置が、前記センサから受信したプレファレンスに含まれる開示ポリシーに基づいて、当該センサから受信した人物画像のダミー画像を作成する過程と、該作成したダミー画像を当該暗号化人物画像に対応付けて前記記憶手段に保存する過程と、前記閲覧用端末が、前記復号に失敗した人物画像の代わりに、該当する前記ダミー画像を元の画像の復元に使用する過程とをさらに含むことを特徴とする。
本発明に係る画像暗号方法においては、前記ダミー画像は、前記センサから受信した人物画像をぼかした画像であることを特徴とする。
本発明によれば、撮像画像内の各人物画像がそれぞれの暗号化鍵を使用して暗号化されるので、画像を閲覧する際には、閲覧者が有する復号鍵に対応する暗号化鍵により暗号化された人物画像のみが復元され、これ以外の人物画像は復元されない。これにより、個人単位での人物情報の開示/非開示を制御することができる。
また、復元されない人物画像の代わりに、当該ユーザのプライバシーについての開示ポリシーに応じた当該人物画像のダミー画像が表示されるので、個人のプライバシー保護を図りつつ、閲覧時の違和感を軽減することができる。
以下、図面を参照し、本発明の一実施形態について説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る画像暗号システムを適用したセンサ監視システムの構成を示すブロック図である。図1においてセンサ監視システムは、複数のセンサ1と、それらセンサ1が接続される通信ネットワークであるセンサーネットワーク2と、センサーネットワーク2及びインターネット等の通信ネットワーク5に接続されるセンターサーバ3(画像処理装置)と、通信ネットワーク5を介してセンターサーバ3にアクセスする閲覧用端末(例えばパーソナルコンピュータ;PC)4とを具備する。
また、ユーザ6は、センサ1と無線通信するための無線通信機能及び現在位置を示す位置情報を取得する位置情報取得機能を有する携帯端末を有している。図1の例では携帯電話端末7を有している。この携帯電話端末7は、携帯電話用の無線通信機能とは別に、センサ1と無線通信するための無線通信機能、例えばブルートゥース(Bluetooth)などの近距離無線通信機能を有している。また、位置情報取得機能として、例えば絶対座標を得るためのGPS(Global Positioning System)機能を有する。或いは、ブルートゥースによりセンサ1及び各携帯電話端末7間で相対座標を交換する機能を有する。相対座標としては、例えば、第1の端末から見た第2の端末の方位及び距離の情報である。
センサ1はビデオカメラ等の撮像装置を有し、画像を撮像する。また、センサ1は、携帯電話端末7と無線通信するための無線通信機能(例えばブルートゥース)を有し、携帯電話端末7との間でデータを送受信する。これにより、センサ1は携帯電話端末7から当該ユーザ6のプレファレンス8を取得する。
プレファレンス8は、ユーザ6個人のプライバシーについての開示ポリシー、例えばセキュリティレベルと、当該ユーザ6に係る画像の暗号化に使用される公開鍵などの情報を含むデータファイルである。このプレファレンス8は、当該ユーザ6により格納する情報が定義され、携帯電話端末7に保存されている。
また、センサ1は、撮像した画像から当該撮像画像内に含まれる人物単位で画像を抽出し、この人物画像とこれ以外の背景画像とに撮像画像を階層化する機能、携帯電話端末7から取得したプレファレンス8を人物画像と対応付ける機能などを有する。また、センサ1はセンサーネットワーク2を介してセンターサーバ3にアクセスし、データを送受信する。これにより、センサ1は画像やプレファレンス8などのデータをセンターサーバ3へ送信する。
センターサーバ3は、各センサ1から画像やプレファレンス8などのデータを受信する。また、センターサーバ3は、プレファレンス8に含まれるセキュリティレベルに従って画像を処理する機能、プレファレンス8に含まれる公開鍵を使用して画像を暗号化する機能などを有する。また、各種データを記憶するデータベースを有する。
閲覧用PC4は、センターサーバ3から暗号化画像を取得し、暗号化画像を復号する。この復号には、正当な復号鍵、すなわち復号する暗号化画像の暗号化に使用された公開鍵に対応する秘密鍵が必要となる。この秘密鍵は閲覧権限を有する者にのみ事前配布される。また、階層化の組の画像から元の画像を復元する機能を有する。
次に、上記図1のセンサ監視システムの動作を説明する。
初めに、図2を参照して、センサ1の動作を説明する。図2は、図1に示すセンサ1の処理フローを示す図である。先ず、センサ1が画像を撮像する(ステップS1)。次いで、センサ1は、各ユーザ6のプレファレンス8を取得する(ステップS2)。
このプレファレンス取得処理では、先ず、センサ1がプレファレンス要求信号を携帯電話端末7へ向けて放送形式で無線送信する。このプレファレンス要求信号を受信した各携帯電話端末7は、その返信として、プレファレンス8と、センサ1から受信した無線信号に係る電界強度、及び現在の位置情報を無線送信する。センサ1はこれらの返信情報を各携帯電話端末7から受信する。
次いで、センサ1は、撮像画像に対してエッジ検出などの画像処理を施すことにより、人物単位で画像を抽出する(ステップS3)。次いで、それら人物画像と、これ以外の背景画像とに撮像画像を分類し、当該撮像画像を人物画像と背景画像とに階層化する(ステップS4)。この階層化によって、人物画像と背景画像とを重ね合わせることにより元の画像に復元することができる。
次いで、センサ1は、各携帯電話端末7から受信したプレファレンス8と人物画像とを対応付ける(ステップS5)。このプレファレンス対応付け処理では、先ず、センサ1が、各携帯電話端末7から受信した位置情報に基づいて、各ユーザ6のおおよその位置を特定する。さらに、各携帯電話端末7から受信した電界強度に基づいて各ユーザ6間の相対距離を算出する。そして、各ユーザ6の概略位置を各ユーザ6間の相対距離に基づいて補正することにより各ユーザ6の位置を特定する。また、必要であれば、携帯電話端末7向けの無線出力を変化させ、且つ不必要な端末は応答しないように設定した要求信号を再度送信し、その返信を受け取ることにより、各ユーザ6の位置検出の精度を上げるようにする。次いで、このようにして特定された各ユーザ6の位置に対応する撮像画像内の人物画像を各々選択することにより、各ユーザ6の人物画像を特定する。これにより、それぞれの人物画像に対応するユーザ6のプレファレンス8を選択し、人物画像とプレファレンス8の組み合わせを作成する。
なお、センサ1は、一度特定したプレファレンス8と該当ユーザ6との組み合わせに関し、ユーザ6の服装の色や体の形状などの特徴を元に各ユーザ6を追跡することにより、次の撮像画像からは、容易に特定できるようにする。
次いで、センサ1は、階層化された撮像画像に係るデータをセンターサーバ3へ送信する(ステップS6)。この送信データは、人物画像とプレファレンス8とが組み合わされたデータ、背景画像、当該撮像画像の撮像日時、及び自センサ1のセンサ識別情報を含んでいる。
次に、図3を参照して、センターサーバ3の動作を説明する。図3は、図1に示すセンターサーバ3の処理フローを示す図である。先ず、センターサーバ3は、センサ1から受信した各人物画像をそれぞれ暗号化する(ステップS11)。この人物画像暗号化処理では、暗号化する人物画像に組み合わされたプレファレンス8に含まれる公開鍵を当該人物画像の暗号化に使用する。
次いで、センターサーバ3は、各人物画像のダミー画像を作成する(ステップS12)。このダミー画像作成処理では、先ず、ダミー画像を作成する人物画像に組み合わされたプレファレンス8に含まれるセキュリティレベルを参照する。そして、このセキュリティレベルに応じたダミー画像を作成する。例えば、セキュリティレベルが「強」であれば、透明画像を作成する。透明画像は、当該人物画像の画像領域を透明とし、背景画像をそのまま透かすようにするものである。セキュリティレベルが「中」であれば、人物の動作が判らない程度に当該人物画像をぼかした画像を作成する。セキュリティレベルが「弱」であれば、人物の動作は判るが顔の形が判らない程度に当該人物画像をぼかした画像を作成する。
次いで、センターサーバ3は、階層化されている組み合わせの背景画像及び暗号化された人物画像、並びに当該人物画像のダミー画像を対応付けてデータベースに保存する(ステップS13)。
なお、ユーザ6は、プレファレンス8に場所又は時間に応じた異なる内容を設定することができる。これにより、センサ識別情報に対応付けられたセンサ1の設置場所又は撮像時間に応じて暗号化に使用する公開鍵やダミー画像の作成内容が変化するので、ユーザは情報開示の仕方を任意に選択することができる。
次に、図4を参照して、閲覧用PC4の動作を説明する。図4は、図1に示す閲覧用PC4の処理フローを示す図である。先ず、閲覧者が閲覧したい画像を取得するための操作を行うことにより、閲覧用PC4は、センターサーバ3から該当する背景画像及び暗号化された人物画像を取得する(ステップS21)。次いで、閲覧用PC4は、閲覧者により設定された復号鍵(秘密鍵)を使用して暗号化された人物画像を復号する(ステップS22)。この復号処理では、当該復号鍵(秘密鍵)に合致する公開鍵で暗号化された人物画像のみが復号に成功し、これ以外の暗号化人物画像は復号に失敗する。
次いで、閲覧用PC4は、復号に失敗した暗号化人物画像がある場合、センターサーバ3から該復号に失敗した暗号化人物画像のダミー画像を取得する(ステップS23、S24)。次いで、閲覧用PC4は、復号済みの人物画像と背景画像とを重ね合わせることにより元の画像に復元する(ステップS25)。この復元処理では、ダミー画像がある場合、復号できなかった人物画像の代わりに該当するダミー画像を使用する。次いで、閲覧用PC4は、復元した画像を画面表示により再生する(ステップS26)。なお、復元画像はプリンタにより印刷出力してもよい。また、ハードディスク等の記憶装置に記録するようにしてもよい。
これにより、閲覧者は自己の閲覧権限範囲内の人物の撮像画像を見ることができ、当該人物が現在どこに居て何をしているのかなどの人物情報を得ることができる。一方、閲覧権限範囲外の人物についてはダミー画像を見ることとなり、個人のプライバシーが保護される。また、ダミー画像として、個人により定義されたセキュリティレベルに応じた当該人物画像のぼかし画像が表示されることにより、個人のプライバシー保護を図りつつ、閲覧時の違和感を軽減することができる。
なお、ダミー画像は、背景画像及び暗号化人物画像とともに予めセンターサーバ3から取得してもよい。
上述した実施形態によれば、撮像画像内の各人物画像がそれぞれのユーザにより定義された暗号化鍵(公開鍵)を使用して暗号化されるので、画像を閲覧する際には、閲覧者が有する復号鍵(秘密鍵)に対応する暗号化鍵(公開鍵)により暗号化された人物画像のみが復元され、これ以外の人物画像は復元されない。すなわち当該閲覧者の閲覧権限範囲外の人物画像は復元されない。これにより、個人単位での人物情報の開示/非開示を制御することが可能となり、個人のプライバシーを保護することができる。
また、復元されない人物画像の代わりに、各ユーザにより定義されたセキュリティレベルに応じたダミー画像、例えば当該人物画像のぼかし画像が表示されるので、個人のプライバシー保護を図りつつ、閲覧時の違和感を軽減することができる。
以上、本発明の実施形態を図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
例えば、センサ1が撮像する画像は動画像であってもよく、或いは静止画像であってもよい。
また、閾値暗号方式を利用することにより一つの暗号化鍵(公開鍵)に対して複数の復号鍵(秘密鍵)を作成し、複数の閲覧者に復号鍵(秘密鍵)を配布するようにしてもよい。これにより、複数の閲覧者間で同じ人物の情報を共有することができる。
また、センサーネットワーク2は専用の通信ネットワークであってもよく、或いはインターネット等の公衆の通信ネットワークであっても、或いはそれら通信ネットワークの組合せであってもよい。
また、本発明に係る画像処理装置、閲覧用端末は、専用のハードウェアにより実現されるものであってもよく、あるいはパーソナルコンピュータ等のコンピュータシステムにより構成され、図1に示されるセンターサーバ3、閲覧用PC4の各機能を実現するためのプログラムを実行することによりその機能を実現させるものであってもよい。
また、上述した実施形態に係るセンサ監視システムは各種のサービス形態に応用することができる。例えば、都心部の各所に設置された監視カメラや、各店舗の監視カメラなどを共通の通信ネットワーク(センサーネットワーク)に接続する。このセンサーネットワークを利用して、子供やお年寄りなどの家族の安全を確認するためのサービスを提供することができる。これにより、ユーザはPC等の閲覧用端末により自宅に居ながらにして、監視カメラの撮像画像を通じて家族の安否を確認することができる。このようなサービスを提供する場合、監視カメラの撮像画像には通常、安否確認対象人物以外の人物も写るが、本実施形態に係るセンサ監視システムによれば安否確認対象人物以外の人物の情報は秘匿される。これにより、個人のプライバシーを保護しつつ、動画像等の画像による安否確認を実現するサービスを提供することが可能となる。
本発明の一実施形態に係る画像暗号システムを適用したセンサ監視システムの構成を示すブロック図である。 図1に示すセンサ1の処理フローを示す図である。 図1に示すセンターサーバ3の処理フローを示す図である。 図1に示す閲覧用PC4の処理フローを示す図である。
符号の説明
1…センサ、2…センサーネットワーク、3…センターサーバ(画像処理装置)、4…PC(閲覧用端末)、5…通信ネットワーク、8…プレファレンス。

Claims (6)

  1. センサーネットワークに接続される複数のセンサと、前記センサーネットワークを介して前記センサとの間でデータ通信する画像処理装置と、通信ネットワークを介して前記画像処理装置との間でデータ通信する閲覧用端末とを具備する画像暗号システムであり、
    前記センサは、
    画像を撮像する撮像手段と、
    ユーザが有する携帯端末との間で無線通信する無線通信手段と、
    前記携帯端末から、当該ユーザに係る画像の暗号化に使用される暗号化鍵を含むプレファレンスを取得するプレファレンス取得手段と、
    前記携帯端末から、該携帯端末を有するユーザの位置を特定するための情報を取得する位置情報取得手段と、
    撮像画像から当該撮像画像内に含まれる人物単位で画像を抽出し、この人物画像とこれ以外の背景画像とに撮像画像を階層化する画像階層化手段と、
    前記位置情報に基づいて各ユーザの位置に対応する撮像画像内の人物画像を各々選択することにより、各ユーザの人物画像を特定し、前記携帯端末から取得したプレファレンスと該当する人物画像とを対応付けるプレファレンス対応付け手段とを備え、
    前記画像処理装置は、
    前記センサから受信したプレファレンスに含まれる暗号化鍵を使用して、当該センサから受信した人物画像を暗号化する暗号化手段と、
    前記センサから受信した背景画像とこの背景画像の階層化の組である前記暗号化人物画像とを対応付けて保存する記憶手段とを備え、
    前記閲覧用端末は、
    前記画像処理装置から、階層化の組の暗号化人物画像及び背景画像を取得する閲覧画像取得手段と、
    閲覧者によって設定された復号鍵を使用して前記取得した暗号化人物画像を復号する復号手段と、
    前記画像処理装置から取得した背景画像と前記復号後の人物画像とから元の画像を復元する復元手段とを備える
    ことを特徴とする画像暗号システム。
  2. 前記プレファレンスは当該ユーザのプライバシーについてのセキュリティレベルを含むものであり、
    前記画像処理装置は、前記センサから受信したプレファレンスに含まれるセキュリティレベルに基づいて、当該センサから受信した人物画像のダミー画像を作成するダミー画像作成手段を備え、該作成したダミー画像を当該暗号化人物画像に対応付けて前記記憶手段に保存し、
    前記閲覧用端末は、前記復号に失敗した人物画像の代わりに、該当する前記ダミー画像を元の画像の復元に使用し、
    前記ダミー画像作成手段は、
    セキュリティレベルが強であれば、当該人物画像の画像領域を透明とし、背景画像をそのまま透かすようにする透明画像を作成し、
    セキュリティレベルが中であれば、人物の動作が判らない程度に当該人物画像をぼかした画像を作成し、
    セキュリティレベルが弱であれば、人物の動作は判るが顔の形が判らない程度に当該人物画像をぼかした画像を作成する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像暗号システム。
  3. 前記センサは、一度特定したプレファレンスと該当ユーザとの組み合わせに関し、ユーザの服装の色又は体の形状を元に各ユーザを追跡することを特徴とする請求項1に記載の画像暗号システム。
  4. センサーネットワークに接続される複数のセンサと、前記センサーネットワークを介して前記センサとの間でデータ通信する画像処理装置と、通信ネットワークを介して前記画像処理装置との間でデータ通信する閲覧用端末とを具備する画像暗号システムにおける画像暗号方法であり、
    前記センサが、
    画像を撮像する過程と、
    ユーザが有する携帯端末から、無線通信により、当該ユーザに係る画像の暗号化に使用される暗号化鍵を含むプレファレンスを取得する過程と、
    前記携帯端末から、無線通信により、該携帯端末を有するユーザの位置を特定するための情報を取得する位置情報取得手段と、
    撮像画像から当該撮像画像内に含まれる人物単位で画像を抽出し、この人物画像とこれ以外の背景画像とに撮像画像を階層化する過程と、
    前記位置情報に基づいて各ユーザの位置に対応する撮像画像内の人物画像を各々選択することにより、各ユーザの人物画像を特定し、前記携帯端末から取得したプレファレンスと該当する人物画像とを対応付けて前記画像処理装置へ送信する過程と、
    前記画像処理装置が、
    前記センサから受信したプレファレンスに含まれる暗号化鍵を使用して、当該センサから受信した人物画像を暗号化する過程と、
    前記センサから受信した背景画像とこの背景画像の階層化の組である前記暗号化人物画像とを対応付けて記憶手段に保存する過程と、
    前記閲覧用端末が、
    前記画像処理装置から、階層化の組の暗号化人物画像及び背景画像を取得する過程と、
    閲覧者によって設定された復号鍵を使用して前記取得した暗号化人物画像を復号する過程と、
    前記画像処理装置から取得した背景画像と前記復号後の人物画像とから元の画像を復元する過程と、
    を含むことを特徴とする画像暗号方法。
  5. 前記プレファレンスは当該ユーザのプライバシーについてのセキュリティレベルを含むものであり、
    前記画像処理装置が、
    前記センサから受信したプレファレンスに含まれるセキュリティレベルに基づいて、当該センサから受信した人物画像のダミー画像を作成する過程と、
    該作成したダミー画像を当該暗号化人物画像に対応付けて前記記憶手段に保存する過程と、
    前記閲覧用端末が、
    前記復号に失敗した人物画像の代わりに、該当する前記ダミー画像を元の画像の復元に使用する過程と、をさらに含み、
    前記ダミー画像作成過程において、
    セキュリティレベルが強であれば、当該人物画像の画像領域を透明とし、背景画像をそのまま透かすようにする透明画像を作成し、
    セキュリティレベルが中であれば、人物の動作が判らない程度に当該人物画像をぼかした画像を作成し、
    セキュリティレベルが弱であれば、人物の動作は判るが顔の形が判らない程度に当該人物画像をぼかした画像を作成する、
    ことを特徴とする請求項4に記載の画像暗号方法。
  6. 前記センサが、一度特定したプレファレンスと該当ユーザとの組み合わせに関し、ユーザの服装の色又は体の形状を元に各ユーザを追跡することを特徴とする請求項4に記載の画像暗号方法。
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