JP4111968B2 - マルチキャスティングのためのトンネリング方法及びトンネリング装置 - Google Patents

マルチキャスティングのためのトンネリング方法及びトンネリング装置 Download PDF

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Description

本発明は、マルチキャスティングのためのトンネリング方法に関し、特に、セッションエントリーテーブルを参照してマルチキャスティングのためのアドレス情報を生成するトンネリング方法及びトンネリング装置に関する。
ネットワーク間の連結プロトコルであるTCP/IP(Transmission Control Protocol/ Internetworking Protocol)におけるネットワーク階層プロトコルは、現在、IPv4(Internetworking Protocol、version 4)で運用されている。IPv4は、インターネット上のシステム間でホスト対ホストの通信を提供する。しかしながら、IPv4は非常に良く設計されたと言われているが、データ通信技術(例えば、インターネット)の持続的な発展によって、データ通信にIPv4を適用することについて幾つかの欠点が発見されている。
したがって、IPv4の欠点を補うために、IPng(Internetworking Protocol、next generation)として知られているIPv6(Internet Protocol、version 6)が提案され、現在では標準化されている。IPv6により、インターネットプロトコルは、急速に発展するインターネット技術に適合するように多くの部分が修正された。例えば、IPアドレスの形式(format)及び長さがパケット形式とともに変化し、関連するプロトコルとして、例えば、ICMP(Internet Control Message Protocol)などが修正され、また、ネットワーク階層ではARP(Address Resolution Protocol)、RARP(Reverse Address Resolution Protocol)、IGMP(Internet Group Management Protocol)のような他のプロトコルが削除されるか又はICMPプロトコル内に含まれた。さらに、ルーティングプロトコル、例えば、RIP(Routing Information Protocol)、OSPF(Open Shortest Path First)などが前述の変化に適合するように少しずつ修正された。
現在、このようにIPv6が標準化され、段階的にIPv6基盤で動作するシステムの開発がされている。しかしながら、既存のインターネットには多様なシステムが存在するので、IPv4からIPv6への移行を急速に行うことは不可能である。すなわち、インターネット上のすべてのシステムがIPv4からIPv6に移行するには長時間を必要とする。したがって、IPv6への移行は、IPv4基盤のシステムとIPv6基盤のシステムとの間で発生する問題を防止するために、段階的に進める必要がある。
そのため、IETF(Internet Engineering Task Force)により、デュアルスタック(dual stack)を利用する方法、ヘッダー変換(header translation)をする方法、トンネリング(tunneling)方法の3種類の方法が考案されている。
デュアルスタックを利用する方法は、IPv6に完全に移行する前に、すべてのホストがデュアルスタックプロトコルを有するようにする手法である。すなわち、デュアルスタックを利用する方法とは、インターネット上のすべてのシステムがIPv6を使用するまで、IPv4とIPv6とを同時に運用する方法である。
また、ヘッダー変換方法は、大部分のインターネットシステムがIPv6を使用するが、まだ一部のインターネットシステムがIPv4を使用する場合に有用な方法である。すなわち、ヘッダー変換方法は、送信者側はIPv6の使用を希望するが、受信者側がIPv6を使用していない場合に、送信者側がIPv6パケットのヘッダーをIPv4パケットのヘッダーに変換して伝送する方法である。
さらにまた、トンネリング方法は、IPv6を使用する二つのコンピューターが互いに通信しようとする際に、IPv4を使用する領域を通過しなければならない場合に用いられる方法である。すなわち、トンネリング方法は、IPv6パケットがIPv4を使用する領域に進入するときに、IPv6パケットをIPv4パケット内にカプセル化し、IPv4領域から出るときに逆カプセル化する方法である。
本発明は、前記3種類の方法の中のトンネリング方法に関するものである。従って、図1及び図2を参照しながら、従来のトンネリング方法について説明しておく。図1は、従来の一般的なIPv6遷移網における6to4トンネリング処理過程を概略的に示した図である。図1は、IPv6網(IPv6 network)Aに接続されたIPv6ホスト(Host)10が、IPv4網(IPv4 network)Bを介して接続された他のIPv6網(IPv6 network)Cに接続されたIPv6ホスト(Host)20にデータを伝送する場合について例示している。即ち、本発明において、IPv6遷移網とは、IPv6網内に、IPv4を使用する領域が介在しているネットワーク網を意味する。そして、このようなネットワーク網において、IPv6網とIPv4網との境界に設けられたルータを、IPv6遷移ルータと称す。
図1を参照すれば、IPv6ホスト10は、IPv6にカプセル化された第1のデータ51をIPv6網Aに伝送する。そして、IPv6網AとIPv4網Bとの境界に位置するIPv6遷移ルータ(IPv6 Transit Router)30は、第1のデータ51をIPv4にカプセル化し、IPv4網Bを通じてIPv6遷移ルータ40に伝送する。すなわち、前記第1のデータ51にIPv4パケットヘッダーを付けてIPv4網Bに伝送する。前記IPv4にカプセル化された第2のデータ52を受信したIPv6遷移ルータ40は、当該第2のデータ52を逆カプセル化してIPv6網Cに伝送する。すなわち、IPv4網Bを通過させるために付加されたIPv4パケットヘッダーを除去した後に、IPv6網Cに伝送する。したがって、IPv6ホスト20は、IPv4パケットヘッダーが除去された第3のデータ53を受信する。
図2は、従来の一般的なIPv6遷移網における6to4トンネリング処理過程をさらに詳しく説明した図である。具体的には、図2は、図1におけるIPv6ホスト10のIPv6アドレスが‘2002:c001:0101::5’であり、IPv6ホスト20のIPv6アドレスが‘2002:c002:0202::5’である場合の例を示している。すなわち、図2は、IPv6アドレスが‘2002:c001:0101::5’であるIPv6ホスト10が、IPv4網Bを経てIPv6アドレスが‘2002:c002:0202::5’であるIPv6ホスト20にデータを伝送する場合における6to4トンネリング処理過程を示している。
図2を参照すると、IPv6ホスト10は、伝送しようとするデータにIPv6パケットヘッダーを付加してIPv6カプセル化を実行する。このとき、IPv6パケットヘッダーは、該当データを伝送するソース(source、以下、「Src」と称する)アドレスと、該当データを受信する宛先(destination、以下、「Dst」と称する)アドレスと、を含む。図2の例において、伝送されるデータのソース(Src)は、IPv6ホスト10であり、宛先(Dst)は、IPv6ホスト20である。従って、IPv6カプセル化の結果として生成された第1のデータ51aのIPv6パケットヘッダーには、IPv6ホスト10のアドレス(2002:c001:0101::5)とIPv6ホスト20のアドレス(2002:c002:0202::5)とが含まれる。そして、IPv6ホスト10は、IPv6カプセル化された第1のデータ51aをIPv6網Aに伝送する。
そして、IPv6遷移ルータ30は、第1のデータ51aにIPv4パケットヘッダーを付加することによりIPv4カプセル化を実行する。このとき、IPv4パケットヘッダーは、第1のデータ51aのIPv6パケットヘッダーに含まれるソースアドレス及び宛先アドレスの情報に基づいて生成される。すなわち、IPv4パケットヘッダーは、IPv6パケットヘッダーに含まれるIPv6形式のソースアドレス及び宛先アドレス中に含まれるIPv4アドレス情報を利用して生成する。このIPv6形式のソースアドレス及び宛先アドレス中に含まれるIPv4アドレス情報とは、IPv6アドレスの二番目及び三番目のカラム(column)に含まれており、その値を10進数に変換して使用する。
より具体的には、図2の例において、第1のデータ51aのソースアドレスは、‘2002:c001:0101::5’なので、その二番目と三番目のカラムの値(つまり、c001と0101)を抽出し、これを2桁単位で10進数に変換すれば、‘192.1.1.1’となる。また、図2の例において、第1のデータ51aの宛先アドレスは、‘2002:c002:0202::5’なので、その二番目と三番目のカラムの値(つまり、c002と0202)を抽出し、これを2桁単位で10進数に変換すれば、‘192.2.2.2’となる。したがって、IPv4カプセル化の結果として生成された第2のデータ52aは、ソースアドレスが‘192.1.1.1'であり、宛先アドレスが‘192.2.2.2’であるIPv4パケットヘッダーを含むことになる。
IPv4網Bでは、IPv4パケットヘッダーのソースアドレス及び宛先アドレスの情報に基づいてデータを伝送する。すなわち、宛先アドレス‘192.2.2.2’に対応するIPv6アドレスを有するIPv6ホスト20を含むIPv6網Cと接続された、IPv6遷移ルータ40にIPv4カプセル化されたデータ52aを伝送する。
IPv6遷移ルータ40は、受信されたデータ52aを逆カプセル化してIPv6網Cに伝送する。すなわち、IPv4カプセル化されたデータ52aからIPv4パケットヘッダーを除去してからIPv6網Cに伝送する。
したがって、IPv6ホスト20は、IPv4パケットヘッダーが除去されたデータ53aを受信する。
このように、一般に6to4トンネリング処理する際には、IPv6アドレス中に含まれるIPv4アドレス情報を利用してIPv4カプセル化を実行する。すなわち、IPv4カプセル化をするために、IPv6アドレスは、IPv4アドレスの情報を含んでいなければならない。
しかしながら、IPv6網でマルチキャスティングされるデータは、宛先アドレスにIPv4アドレスの情報を含まず、予め規定されているマルチキャストアドレス‘ff02'だけを含んでいる。したがって、6to4トンネリング処理において、宛先アドレスがマルチキャストアドレスである場合には、IPv4カプセル化することができない。そのため、6to4トンネルを通じてマルチキャストアドレスを書き込むIPv6プロトコル、例えば、RIP(Routing Information Protocol)ng、OSPF(Open Shortest Path First)v3、PIM(Protocol Independent Multicast)、DVMRP(Distance Vector Multicast Routing Protocol)、RSVP(resource reservation protocol)などを使用することができない。すなわち、従来においては、6to4トンネリング方法を利用してIPv6網とIPv4網との間でデータ伝送を実行する際に、マルチキャスティングによるデータ伝送をすることができないという問題があった。
ここで、図3は、一般的なIPv6遷移網においてデータをマルチキャスティングする従来の構成を示した図である。
図3を参照すると、IPv6網Aに接続されたIPv6ホスト10が、IPv4網Bを経てIPv6ホスト10と接続された他の多数のIPv6ホストにデータをマルチキャスティングしようとする場合、IPv6網AとIPv4網Bとの境界に位置するIPv6遷移ルータ30は、IPv6ホスト10から伝送されるマルチキャストデータを、IPv6遷移ルータ41及びIPv6遷移ルータ43に同時に伝送しなければならない。ところで、上述のように、マルチキャストデータは、IPv4アドレス、すなわちIPv6遷移ルータ41及びIPv6遷移ルータ43を介して接続されたIPv6ホストのIPv4アドレスを含まない。したがって、IPv6ホスト10は、図1及び図2に例示したような、上述の6to4トンネリング方法を用いてるマルチキャスティングすることはできない。
本発明は上述したような従来技術の問題点を解決するためになされたものであり、その目的は、セッションエントリーテーブルを参照してマルチキャスティングのためのアドレス情報を生成するトンネリング方法及びトンネリング装置を提供することにある。
また本発明の他の目的は、IPv6遷移網において6to4トンネリング方法を用いてデータをマルチキャスティングすることのできるトンネリング方法及びトンネリング装置を提供することにある。
前記目的を達成するための本発明によるトンネリング方法は、互いに異なるアドレス形式を有する網の間でデータのマルチキャスティングをするためのトンネリング方法であって、第1のアドレス形式を有する第1の網から伝送されるデータを、第2のアドレス形式を有する第2の網にマルチキャスティングするための情報を保存するセッションエントリーテーブルを管理するステップと、前記第1の網でマルチキャスティングするデータが発生すると、前記セッションエントリーテーブルの情報に基づいて前記マルチキャスティングするデータを第2の網にトンネリングするステップと、を含み、前記管理するステップは、前記第1の網と前記第2の網との境界に位置するルータが前記第2の網からパケットデータを受信すると、そのパケットデータの第2のアドレス形式のソースアドレスを検出して前記検出された第2のアドレス形式のアドレスを前記セッションエントリーテーブルに保存することを特徴とする。
好ましくは、前記セッションエントリーテーブルを管理するステップは、前記第2のアドレス形式のアドレスに対応するホストのライフタイムを前記セッションエントリーテーブルにさらに保存するステップを含む。
好ましくは、前記セッションエントリーテーブルを管理するステップは、前記マルチキャスティングに用いるプロトコルのハローパケット(hello packet)の伝送周期またはアップデート(update)周期、及びホールドタイム(hold time)または満了タイムアウト(expiration timeout)値に基づいて、前記ライフタイムの初期設定値を設定する。
好ましくは、前記セッションエントリーテーブルを管理するステップは、前記ハローパケットの伝送周期またはアップデート周期よりは大きく、ホールドタイムまたは満了タイムアウト値よりは小さい値の範囲内で、前記ライフタイムの初期設定値を設定する。
好ましくは、前記セッションエントリーテーブルを管理するステップは、前記ホールドタイムまたは満了タイムアウト値と同じ値に前記ライフタイムの初期設定値を設定する。
好ましくは、前記セッションエントリーテーブルを管理するステップは、前記ライフタイムを周期的に減少させ、その値が‘0’になれば、対応するエントリーを前記セッションエントリーテーブルから削除する。
好ましくは、前記セッションエントリーテーブルを管理するステップは、前記検出されたソースアドレスが前記セッションエントリーテーブルに既に存在している場合には、そのソースアドレスに対応するライフタイムを初期設定値に更新する。
好ましくは、前記トンネリングするステップは、前記セッションエントリーテーブルに保存された第2のアドレス形式のアドレスを宛先アドレスとして、当該セッションエントリーテーブルに含まれるエントリー数だけ前記マルチキャスティングするデータをカプセル化した後、このカプセル化された各データを前記第2のアドレス形式のアドレスに対しマルチキャスティングする。
好ましくは、前記第1の網はIPv6網であり、第2の網はIPv4網である。
また、前記目的を達成するための本発明によるトンネリング装置は、互いに異なるアドレス形式を有する網の間でデータをマルチキャスティングするためのトンネリング装置であって、第1のアドレス形式を有する第1の網とのインターフェースを実行する第1のインターフェース部と、第2のアドレス形式を有する第2の網とのインターフェースを実行する第2のインターフェース部と、前記第1の網から伝送されるデータを前記第2の網にマルチキャスティングするための情報を保存するセッションエントリーテーブルと、前記第1のインターフェース部及び第2のインターフェース部を通じて送受信されたデータの情報に基づいて、前記セッションエントリーテーブルに新たなエントリーの追加登録、既に保存されたエントリー情報の更新及び削除を実行するテーブル管理部と、前記第1の網から伝送されるデータを前記第2の網に伝送するために、前記第1のアドレス形式のデータを前記第2のアドレス形式にカプセル化するカプセル化部と、前記第1のインターフェース部を通じて受信されるデータがマルチキャスティングするデータであるか否かを判定し、その判定結果に基づいて前記カプセル化部及びテーブル管理部を制御するパケット分析部と、を含み、前記セッションエントリーテーブルは、前記第2のインターフェース部を通じて受信したデータのソースアドレスである第2のアドレス形式のアドレスフィールドと、そのアドレスに対応されたホストのライフタイムフィールドと、を含むことを特徴とする。
好ましくは、前記ライフタイムフィールドは、前記データのマルチキャスティングに用いるプロトコルのハローパケットの伝送周期またはアップデート周期、及びホールドタイムまたは満了タイムアウト値に基づいて設定された値を、前記ライフタイムの初期設定値として保存する。
好ましくは、前記ライフタイムフィールドは、前記ハローパケットの伝送周期またはアップデート周期よりは大きく、ホールドタイムまたは満了タイムアウト値よりは小さい値の範囲内で設定される値を、前記ライフタイムの初期設定値として保存する。
好ましくは、前記ライフタイムフィールドは、前記ホールドタイムまたは満了タイムアウト値と同じ値を前記ライフタイムの初期設定値として保存する。
好ましくは、前記テーブル管理部は、前記ライフタイムフィールドに保存されたライフタイム値を周期的に減少させ、その値が‘0’になると、対応するエントリーを前記セッションエントリーテーブルから削除する。
好ましくは、前記テーブル管理部は、前記第2のインターフェース部を通じて受信されるデータからソースアドレスを検出し、検出されたソースアドレス及びそのアドレスに対応するホストのライフタイムの設定値を前記セッションエントリーテーブルに追加登録する。
好ましくは、前記テーブル管理部は、前記第2のインターフェース部を通じて受信されるデータからソースアドレスを検出し、検出されたソースアドレスが前記セッションエントリーテーブルに既に存在すると判定した場合には、そのソースアドレスに対応するライフタイム値を前記ライフタイムの初期設定値に更新する。
好ましくは、前記パケット分析部は、前記第1のインターフェース部を通じて受信されるデータの宛先アドレスを分析し、前記データがマルチキャスティングするデータであるか否かを判定する。
好ましくは、前記パケット分析部は、前記第1のインターフェース部を通じて受信されるデータがマルチキャスティングするデータであると判定した場合には、前記テーブル管理部が前記セッションエントリーテーブルに保存されたすべてのアドレスを検出した後に、その検出されたアドレスの情報を前記カプセル化部に伝送するように、前記テーブル管理部の動作を制御する。
好ましくは、前記カプセル化部は、前記テーブル管理部を通じて伝送されたすべてのアドレスを宛先アドレスとするカプセル化データを生成し、前記第2のインターフェース部に伝送する。
好ましくは、前記第1の網はIPv6網であり、第2の網はIPv4網である。
本発明によれば、互いに異なるアドレス形式を有する網の間でデータをマルチキャスティングするためのアドレス情報を保存及び管理するセッションエントリーテーブルを参照することにより、他のアドレス形式を有する網との間でもデータをマルチキャスティングすることができるという効果がある。特に、本発明によれば、6to4トンネルを利用したマルチキャスティングが可能である。また、セッションエントリーテーブルに保存されたエントリー情報の中で、所定の一定時間内に通信がされなかったエントリーに対しては、それ以上のマルチキャスティングを実行しないことにより、不必要なトラフィックを減らすことができるという効果がある。
以下、本発明の好ましい実施形態について添付図面を参照しながら詳細に説明する。以下の説明において、同一の構成要素については出来るだけ同一の参照番号及び参照符号を使用する。また、発明の明瞭性及び簡潔性の観点より、本発明に関連した公知の機能や構成に関する具体的な説明が本発明の要旨を不明瞭にすると判断される場合には、その詳細な説明を省略する。
図4は、本発明の一実施形態に従う6to4セッションエントリーテーブルを示した図である。6to4セッションエントリーテーブル(以下、単に「テーブル」と称する場合もある)は、IPv4網とIPv6網との境界に位置するすべてのIPv6遷移ルータの中で、マルチキャスティングを実行しようとするIPv6ホストと接続されたすべてのIPv6遷移ルータに格納されている必要がある。このテーブルは、図4に例示するようにアドレス(Address)フィールドと、ライフタイム(Lifetime)フィールドと、を含む。
前記アドレスフィールドには、6to4トンネルを通じて受信されるパケットの送信元であるソース(source)に該当するIPv6ホストのIPv4アドレスが保存される。つまり図3の構成において、IPv6網AとIPv4網Bとの境界に位置するIPv6遷移ルータ30に格納されたテーブルのアドレスフィールドには、6to4トンネルを通じて受信するパケットのソースに該当するIPv6ホストのIPv4アドレスが保存されている。すなわち、IPv6遷移ルータ41に接続されたIPv6ホスト及びIPv6遷移ルータ43に接続されたIPv6ホストのIPv4アドレスが保存されている。
前記ライフタイムフィールドには、前記アドレスフィールドに保存されたIPv4アドレスに対応するIPv6ホストがネットワークに接続されていると予想される時間情報(例えば、秒単位の時間情報)が保存されており、そしてその時間情報は周期的にその値が減少される。すなわち、ライフタイムには、該当エントリーがテーブルに登録されるときに所定値(初期値)に設定され、周期的にその値が減少される。例えば、前記周期が1秒であれば、1秒ごとにテーブルに保存されたすべてのエントリーのライフタイムの値を‘1’ずつ減少させる。そして、ライフタイム値が‘0’になると、該当IPv6ホストがその以上は通信を実行しないと判断し、テーブルからエントリーを削除する。
すなわち、6to4セッションエントリーのIPv4アドレスをソースアドレスとするパケットが、ライフタイムの時間内に6to4トンネルを通じて受信されなければ、該当セッションエントリーはその以上の通信を行わない接続であると判断し、テーブルからエントリーを削除する。そして、該当IPv6遷移ルータは、前記削除したエントリーに該当するIPv4アドレスに対しては、それ以上はマルチキャストパケットを伝送しない。
ここで、前記ライフタイムの初期値は、ユーザーが任意に設定できるようにし、各IPv6プロトコルごとに予め設定した値を用いるのが好ましい。例えば、6to4トンネルを通じて使用しようとするプロトコルがOSPFv3であり、OSPFv3のハローパケット(hello packet)の伝送周期が10秒であれば、少なくともライフタイムの初期設定値は10秒以上にする必要があり、OSPFv3のハローパケットについてのタイムアウト(timeout)時間は40秒なので、ライフタイムの初期設定値も40秒程度(例えば40秒以下)に設定することが好ましい。
表1は、各プロトコルについてのハローパケットの伝送周期またはアップデート(Update)周期と、ホールドタイム(hold time)またはタイムアウト(expiration timeout)満了値(満了タイムアウト)を対比した表である。
Figure 0004111968
一般に、各プロトコルは、ハローパケットの伝送周期またはアップデート周期を有しており、この間隔で周期的に他のルータに関するプロトコルの情報を更新し、ホールドタイムまたは満了タイムアウトの時間が経過するまでの間にハローメッセージまたはアップデートメッセージが伝送されなければ、該当する既存の他のルータから受信したプロトコルに関する情報を全て削除する。したがって、6to4セッションエントリーのライフタイム初期設定値(default value)は、これらの値を参照して使用することが好ましい。すなわち、ライフタイムの初期設定値は、ハローパケットの伝送周期またはアップデート周期よりも大きく、ホールドタイムまたは満了タイムアウトよりも小さい値に設定することができる。
さらに、仮に6to4トンネルを通じて多種多様なプロトコルを動作させる場合には、ホールドタイムまたは満期タイムアウトの中で小さい方の値を選択することが好ましい。このようにすれば、少なくともその周期内に一つ以上のパケットを、6to4セッションエントリーのIPv4ソースアドレスから受信することができるので、該当6to4セッションエントリーが継続的に維持され、これにより多種多様のプロトコルによる接続の全てを維持することが可能となる。
また好ましくは、例えばOSPFv3及びPIMのプロトコルを同時に動作させたい場合には、OSPFv3のホールドタイム値である40秒とPIMのホールドタイム値である105秒の中で、小さい方の値である40秒を6to4セッションエントリーのライフタイムの初期設定値に設定する。すなわち、ライフタイムの初期設定値を、ホールドタイムまたは満了タイムアウト値と同じ値に設定することも可能である。
また、各IPv6遷移ルータは、前記したテーブル、及びこのテーブルを管理するための制御手段を含むことが好ましい。
このようなIPv6遷移ルータによる、テーブルの生成及び管理のための処理過程は図6に例示している。従って、具体的なテーブルの生成及び管理の処理過程は、図6を参照しながら後で詳しく説明する。
図5A及び図5Bは、本発明の一実施形態に従うIPv6遷移網におけるマルチキャスティングのためのトンネリング方法及びトンネリング装置を説明するための図である。
図5Aは、本発明の一実施形態に従うIPv6遷移網における6to4トンネリングによるマルチキャスティングを実行する処理過程を説明するための図である。また、図5Bは、図5Aにおける第1のIPv6遷移ルータ300に格納された6to4セッションエントリーテーブル(以下、単に「テーブル」と称する)の一例を例示した図である。
図5A及び図5Bを参照しながら、第1のIPv6遷移ルータ300が、第2のIPv6遷移ルータ410及び第3のIPv6遷移ルータ430に対し、6to4トンネリングによりデータをマルチキャスティングする処理過程について、以下に詳しく説明する。
まず、図5Aを参照すると、第1のIPv6遷移ルータ300は、IPv6ホスト100からの要請に従って、IPv6遷移ルータ410及び第3のIPv6遷移ルータ430に対し、6to4トンネリングによるデータのマルチキャスティングを実行する。このため、第1のIPv6遷移ルータ300には、図5Bに示すようなテーブルが格納されていなければならない。すなわち、第1のIPv6遷移ルータ300には、当該第1のIPv6遷移ルータ300を通じてデータをマルチキャスティングしようとするすべてのIPv6ホストに対応するアドレス及びライフタイムを保存したテーブルが格納されている必要がある。
図5Bを参照すると、前記テーブルの1番目のエントリーには、第2のIPv6遷移ルータ410に対応した(接続された)IPv6ホストのIPv4アドレス(192.2.2.2)及びそのIPv6ホストのライフタイム(30秒)が保存されており、2番目のエントリーには、第3のIPv6遷移ルータ430に対応したIPv6ホストのIPv4アドレス(192.3.3.3)及びそのIPv6ホストのライフタイム(20秒)が保存されている。
また、図5Aにおいて、第1のIPv6遷移ルータ300に対応したIPv6ホスト100のIPv6アドレスは、‘2002:c001:101::1’であり、IPv4アドレスは、‘192.1.1.1’である。また、第2のIPv6遷移ルータ410に対応したIPv6ホスト(図示せず)のIPv6アドレスは、‘2002:c002:202::1’であり、IPv4アドレスは、‘192.2.2.2’である。さらにまた、第3のIPv6遷移ルータ430に対応したIPv6ホスト(図示せず)のIPv6アドレスは、‘2002:c003:303::1’であり、IPv4 アドレスは、‘192.3.3.3’である。
ここで、第1のIPv6遷移ルータ300がIPv6網Aを通じてIPv6ホスト100からのパケットデータを受信すると、当該第1のIPv6遷移ルータ300は、そのパケットデータのヘッダー110から当該パケットデータのソースアドレス及び宛先アドレスを抽出する。そして、抽出された宛先アドレスを参照して当該パケットデータがマルチキャスティングされるデータであるか否かを判定する。IPv6網でマルチキャスティングされるデータは、その宛先アドレスが、予め設定された任意の値(例えば、‘ff02’)に固定設定されている。したがって、 第1のIPv6遷移ルータ300は、ヘッダー110に含まれる宛先アドレスが、前記固定値(ff02)であるか否かにより、該当データがマルチキャスティングされるデータであるか否かを判定する。
そして、例えば図5Aに示すように、ヘッダー110に含まれる宛先アドレスが、各IPv6ホストのIPv6アドレスではない値(すなわち、ff02)である場合には、第1のIPv6遷移ルータ300は、図5Bに示すような形式でその内部に格納されたテーブルを検索し、当該テーブルに保存されたすべてのエントリーのアドレスに対し該当パケットを伝送する。すなわち、第1のIPv6遷移ルータ300は、前記テーブルに保存されたIPv4アドレス値を参照して、IPv6ホスト100から受信したパケットデータを6to4トンネリングを通じて伝送する。
より詳しくは、図5Bにおいて、第1のIPv6遷移ルータ300に格納されたテーブルには2個のエントリーが含まれるので、第1のIPv6遷移ルータ300は、IPv6ホスト100から受信したパケットデータに、これらアドレスを各々宛先アドレスとするIPv4ヘッダーを付加して、IPv4網Bを通じて該当IPv6遷移ルータ(すなわち、第2のIPv6遷移ルータ410及び第3のIPv6遷移ルータ430)にこれらのパケットデータを伝送する。なお、図中120aは、第1のIPv6遷移ルータ300から第2のIPv6遷移ルータ410に伝送されるパケットデータのヘッダーを示し、また120bは、第1のIPv6遷移ルータ300から第3のIPv6遷移ルータ430に伝送されるパケットデータのヘッダーを示す。
図6は、本発明の一実施形態に従う、6to4セッションエントリーテーブルを生成及び管理する処理過程を示すフローチャートである。すなわち、図6は、IPv6網とIPv4網との境界に位置するIPv6遷移ルータの各々が、自己の6to4セッションエントリーテーブルを生成及び管理する処理過程を説明するフローチャートである。
図6を参照すると、IPv6網とIPv4網との境界に位置するIPv6遷移ルータは、まず、6to4セッションエントリーテーブルを生成する(ステップS105)。そして、6to4トンネルを通じてIPv4にカプセル化されたパケットを受信すると(ステップS110)、その受信されたパケットからIPv4ソースアドレスを抽出する(ステップS115)。そして、6to4セッションエントリーテーブルに前記抽出されたIPv4アドレスと同一なアドレスを有するエントリーがあるかどうかを確認する(ステップS120)。この確認の結果、前記6to4セッションエントリーテーブルに、ステップS115において抽出されたIPv4アドレスと同一なアドレスを有するエントリーがあると判定した場合には、該当エントリーのライフタイムを初期設定値に更新する(ステップS125)。一方、前記ステップ120における確認の結果、前記6to4セッションエントリーテーブルに、ステップS115において抽出されたIPv4アドレスと同一なアドレスを有するエントリーがないと判定した場合には、前記IPv4アドレスを当該6to4セッションエントリーテーブルに登録する。
図5Aの例で説明すると、第1のIPv6遷移ルータ300が、第2のIPv6遷移ルータ410からのIPv4にカプセル化されたデータを受信すると、当該第1のIPv6遷移ルータ300は、受信したデータからIPv4ソースアドレス(192.2.2.2)を抽出する。すなわち、第2のIPv6遷移ルータ410に対応したIPv6ホストのIPv4アドレス(192.2.2.2)を抽出する。そして、予め格納した6to4セッションエントリーテーブルに前記IPv4アドレスと同一なアドレスを有するエントリーがあるか否かを確認する。
そして図5Bに例示した6to4セッションエントリーテーブルを参照すると、第1のIPv6遷移ルータ300の6to4セッションエントリーテーブルには、前記アドレス(192.2.2.2)が既に登録されている。したがって、第1のIPv6遷移ルータ300は、そのアドレスに対応したエントリーのライフタイム値を初期設定値に更新する。ここで、IPv6網がOSPFv3プロトコルを使用する場合には、前記ライフタイムの初期設定値を40秒に設定するのが好ましい。
図7は、OSPFv3プロトコルを用いた本発明の一実施形態に従う6to4セッションエントリーテーブルを生成及び管理する処理過程を示す図である。図7は、対応するIPv6ホストのIPv4アドレスが‘192.1.1.1’である第1のIPv6遷移ルータ300、及び対応するIPv6ホストのIPv4アドレスが‘192.2.2.2’である第2のIPv6遷移ルータ410の各々が、6to4トンネルを通じてパケットを送受信することにより、各々の6to4セッションエントリーテーブルを生成及び管理する処理過程を示している。
図7を参照すると、まず、第1のIPv6遷移ルータ300及び第2のIPv6遷移ルータ410は、相互データ伝送のためのプロトコルを設定する。図7において、第1のIPv6遷移ルータ300及び第2のIPv6遷移ルータ410は、各々OSPFv3を設定する(ステップS205、ステップS210)。このようなプロトコル設定のための具体的な処理過程としては、一般的なプロトコル設定手法を用いることができる。そのため、本明細書においては具体的な処理過程についての説明は省略する。
第1のIPv6遷移ルータ300及び第2のIPv6遷移ルータ410の各々がプロトコル設定を完了した後、第1のIPv6遷移ルータ300が、第2のIPv6遷移ルータ410に対しカプセル化されたIPv6ユニキャストパケット(unicast packet)を伝送すると(ステップS215)、第2のIPv6遷移ルータ410は、受信されたパケットに含まれるIPv4ソースアドレス値(192.1.1.1)を、第2のIPv6遷移ルータ410の6to4セッションエントリーテーブルに追加登録する(ステップS220)。ステップS215で伝送されるパケットのヘッダー情報については、図7に要素(310)として例示している。
図8Aは、ステップS220の処理を実行した後の、第2のIPv6遷移ルータ410に格納された6to4セッションエントリーテーブルの一例を示している。図8Aを参照すると、前記6to4セッションエントリーテーブルには、ステップS215において受信したパケットデータのソースアドレス(192.1.1.1)がアドレスフィールドに保存され、OSPFv3プロトコルのホールドタイムと同じ値である40秒がライフタイムフィールドに保存されている。
このようにして、6to4セッションエントリーテーブルを構築した第2のIPv6遷移ルータ410が、マルチキャスティングのためのデータを受信すると、当該第2のIPv6遷移ルータ410は、前記6to4セッションエントリーテーブルを参照して該当データをカプセル化した後に、カプセル化されたOSPFv3ハローパケットを第1のIPv6遷移ルータ300に伝送する(ステップS225)。このとき伝送されるパケットのヘッダー情報については、図7に要素(320)として例示している。
前記ステップS225において、第2のIPv6遷移ルータ410から伝送されたパケットを受信した第1のIPv6遷移ルータ300は、受信されたパケットに含まれるIPv4ソースアドレス値を、第1のIPv6遷移ルータ300の6to4セッションエントリーテーブルに追加登録する(ステップS230)。
図8Bは、ステップS230の処理を実行した後の、第1のIPv6遷移ルータ300に格納された6to4セッションエントリーテーブルの一例を示している。図8Bを参照すると、前記6to4セッションエントリーテーブルには、ステップS225において受信したパケットデータのソースアドレス(192.2.2.2)がアドレスフィールドに保存され、OSPFv3プロトコルのホールドタイムである40秒がライフタイムフィールドに保存されている。
このようにして、6to4セッションエントリーテーブルを構築した第1のIPv6遷移ルータ300が、マルチキャスティングのためのデータを受信すると、当該第1のIPv6遷移ルータ300は、前記6to4セッションエントリーテーブルを参照して該当データをカプセル化した後に、カプセル化されたOSPFv3ハローパケットを第2のIPv6遷移ルータ410に伝送する(ステップS235)。このとき、伝送されるパケットのヘッダー情報については、図7に要素(330)として例示している。
そして、表1に例示したように、OSPFv3プロトコルのハローパケット伝送周期は10秒なので、第2のIPv6遷移ルータ410は、ステップS225においてハローパケットを第1のIPv6遷移ルータ300に伝送してから10秒が経過した後にさらにハローパケットを第1のIPv6遷移ルータ300に伝送する(ステップS240)。また、第1のIPv6遷移ルータ300も、ステップS235においてハローパケットを第2のIPv6遷移ルータ410に伝送してから10秒が経過した後にさらにハローパケットを第2のIPv6遷移ルータ410に伝送する(ステップS245)。
一方、第1のIPv6遷移ルータ300は、ステップS230において6to4セッションエントリーテーブルに追加登録された該当エントリーのライフタイムを周期的に減少させている間に、ステップS240において送信されたハローパケットが受信されると、ライフタイムを初期設定値(OSPFv3の場合は40秒に設定してある)に更新する。
また、第2のIPv6遷移ルータ410は、ステップS220において6to4セッションエントリーテーブルに追加登録された該当エントリーのライフタイムを周期的に減少させている間に、ステップS245において送信されたハローパケットが受信されると、ライフタイムを初期設定値(OSPFv3の場合は40秒に設定してある)に更新する。
図9は、本発明の一実施形態に従うIPv6遷移網におけるマルチキャスティングのための装置を概略的に示すブロック図である。図9を参照すると、本発明の一実施形態に従うIPv6遷移網におけるマルチキャスティングのための装置500は、IPv6網インターフェース部(I/F)510と、パケット分析部520と、6to4セッションエントリーテーブル530と、テーブル管理部540と、IPv4網カプセル化部550と、IPv4網インターフェース部(I/F)560と、を含む。
IPv6網I/F部510は、IPv6網とのインターフェースを実行し、IPv4網I/F部560は、IPv4網とのインターフェースを実行する。
6to4セッションエントリーテーブル530は、IPv6網から伝送されるデータを、IPv4網にマルチキャスティングするための情報を保存及び管理する。6to4セッションエントリーテーブル530は、マルチキャスティングされるデータを受信するIPv6ホストのIPv4アドレス及び対応するライフタイムを保存及び管理する。6to4セッションエントリーテーブル530は、図4を参照しながら詳しく説明しているので、ここでは6to4セッションエントリーテーブル530についての具体的な説明は省略する。
テーブル管理部540は、6to4セッションエントリーテーブル530に新たなエントリーを追加登録し、既に保存されたエントリーの情報についての更新又は削除など、6to4セッションエントリーテーブル530の全般的な管理を実行する。
特に、テーブル管理部540は、IPv4網I/F部560を通じてIPv4カプセル化されたパケットデータを受信すると、受信したパケットデータから抽出されるIPv4ソースアドレスと同一なアドレスが前記6to4セッションエントリーテーブル530に保存されているか否かを判定し、その判定結果に従って6to4セッションエントリーテーブル530を管理する。すなわち、IPv4ソースアドレスと同一なアドレスを有するエントリーが6to4セッションエントリーテーブル530に保存されていると判定した場合には、そのエントリーのライフタイムを初期設定値に更新し、IPv4ソースアドレス情報と同一なアドレスを有するエントリーが6to4セッションエントリーテーブル530に保存されていないと判定した場合には、抽出したIPv4ソースアドレスの情報に基づいて新たなエントリーを追加登録する。このとき、追加登録されたエントリーのライフタイムは、初期設定値に設定する。
IPv4網カプセル化部550は、IPv6網I/F部510を通じて受信されたIPv6パケットデータをIPv4カプセル化してIPv4網I/F部560に伝送する。
パケット分析部520は、IPv6網I/F部510からIPv6パケットデータが受信されると、その宛先アドレスを分析して該当データがマルチキャスティングされるデータであるか否かを判定する。
前記判定の結果、IPv6網I/F部510から受信されたIPv6パケットデータが、マルチキャスティングされるデータではないと判定した場合には、そのデータのヘッダーに含まれるIPv6宛先アドレスに基づいてIPv4宛先アドレスを算出し、その結果をIPv4網カプセル化部550に伝送する。
一方、前記判定の結果 IPv6網I/F部510から受信されたIPv6パケットデータがマルチキャスティングされるデータであると判定した場合には、テーブル管理部540にその情報を伝送し、6to4セッションエントリーテーブル530からIPv4アドレス情報を検索した後、検出したIPv4アドレス情報をIPv4網カプセル化部550に伝送する。このとき、6to4セッションエントリーテーブル530に多数のエントリーが保存されている場合には、テーブル管理部540は 各エントリーに対応するIPv4アドレス情報を全て検出して、IPv4網カプセル化部550に伝送する。
そして、IPv4網カプセル化部550は、パケット分析部520またはテーブル管理部540を通じて伝送されるIPv4アドレス情報に基づいて、IPv6網I/F部510から受信されたIPv6パケットデータをIPv4カプセル化した後に、IPv4網I/F部560に伝送する。
このような本発明によるマルチキャスティングのためのトンネリング装置は、IPv6網とIPv4網との境界に位置するルータにより具現することが好ましい。
以上、本発明を具体的な実施形態を参照して詳細に説明したが、本発明の範囲は前述の実施形態によって限定されるべきではなく、特許請求の範囲の記載及びこれと均等なものの範囲内で様々な変形が可能なことは、当該技術分野における通常の知識を持つ者には明らかである。特に、上述の詳細な説明ではIPv6遷移網でのマルチキャスティングのためのトンネリング方法について説明した。しかしながら、本発明は、IPv6遷移網に限定されない。すなわち、本発明は、既設定されたセッションエントリーテーブルに基づいて互いに異なるアドレス形式を有する網の間のマルチキャスティングのための装置及び方法に適用することが可能である。つまり、第1のアドレス形式を有する第1の網と、第2のアドレス形式を有する第2の網との間でデータをマルチキャスティングするための装置及び方法に適用することが可能である。
従来の一般的なIPv6遷移網における6to4トンネリング処理過程を概略的に示した図である。 従来の一般的なIPv6遷移網における6to4トンネリング処理過程をさらに詳しく説明するための図である。 一般的なIPv6遷移網においてデータをマルチキャスティングする従来の構成を示す図である。 本発明の一実施形態に従う6to4セッションエントリーテーブルの一例を例示した図である。 本発明の一実施形態に従うIPv6遷移網におけるマルチキャスティングのためのトンネリング方法及び装置を説明するための図である。 本発明の一実施形態に従うIPv6遷移網におけるマルチキャスティングのためのトンネリング方法及び装置を説明するための図である。 本発明の一実施形態に従う6to4セッションエントリーテーブルを生成及び管理する処理過程を示すフローチャートである。 OSPFv3プロトコルを用いた本発明の6to4セッションエントリーテーブルを生成及び管理する処理過程を示す図である。 図7で生成された6to4セッションエントリーテーブルの一例を示す図である。 図7で生成された6to4セッションエントリーテーブルの一例を示す図である。 本発明の一実施形態に従うよるIPv6遷移網におけるマルチキャスティングのための装置を概略的に示すブロック図である。
符号の説明
100 IPv6ホスト
300 第1のIPv6遷移ルータ
410 第2のIPv6遷移ルータ
430 第3のIPv6遷移ルータ
510 IPv6網I/F部
520 パケット分析部
530 6to4セッションエントリーテーブル
540 テーブル管理部
550 IPv4網カプセル化部
560 IPv4網I/F部

Claims (36)

  1. 互いに異なるアドレス形式を有する網の間でデータのマルチキャスティングをするためのトンネリング方法であって、
    第1のアドレス形式を有する第1の網から伝送されるデータを、第2のアドレス形式を有する第2の網にマルチキャスティングするための情報を保存するセッションエントリーテーブルを管理するステップと、
    前記第1の網でマルチキャスティングするデータが発生すると、前記セッションエントリーテーブルの情報に基づいて前記マルチキャスティングするデータを第2の網にトンネリングするステップと、を含み、
    前記管理するステップは、
    前記第1の網と前記第2の網との境界に位置するルータが前記第2の網からパケットデータを受信すると、そのパケットデータの第2のアドレス形式のソースアドレスを検出して前記検出された第2のアドレス形式のアドレスを前記セッションエントリーテーブルに保存すること
    を特徴とするマルチキャスティングのためのトンネリング方法。
  2. 前記セッションエントリーテーブルを管理するステップは、前記第2のアドレス形式のアドレスに対応するホストのライフタイムを前記セッションエントリーテーブルにさらに保存するステップを含むこと
    を特徴とする請求項に記載のマルチキャスティングのためのトンネリング方法。
  3. 前記セッションエントリーテーブルを管理するステップは、前記マルチキャスティングに用いるプロトコルのハローパケット(hello packet)の伝送周期またはアップデート(update)周期、及びホールドタイム(hold time)または満了タイムアウト(expiration timeout)値に基づいて、前記ライフタイムの初期設定値を設定すること
    を特徴とする請求項に記載のマルチキャスティングのためのトンネリング方法。
  4. 前記セッションエントリーテーブルを管理するステップは、前記ハローパケットの伝送周期またはアップデート周期よりは大きく、ホールドタイムまたは満了タイムアウト値よりは小さい値の範囲内で、前記ライフタイムの初期設定値を設定すること
    を特徴とする請求項に記載のマルチキャスティングのためのトンネリング方法。
  5. 前記セッションエントリーテーブルを管理するステップは、前記ホールドタイムまたは満了タイムアウト値と同じ値に前記ライフタイムの初期設定値を設定すること
    を特徴とする請求項に記載のマルチキャスティングのためのトンネリング方法。
  6. 前記セッションエントリーテーブルを管理するステップは、前記ライフタイムを周期的に減少させ、その値が‘0’になれば、対応するエントリーを前記セッションエントリーテーブルから削除すること
    を特徴とする請求項に記載のマルチキャスティングのためのトンネリング方法。
  7. 前記セッションエントリーテーブルを管理するステップは、前記検出されたソースアドレスが前記セッションエントリーテーブルに既に存在している場合には、そのソースアドレスに対応するライフタイムを初期設定値に更新すること
    を特徴とする請求項に記載のマルチキャスティングのためのトンネリング方法。
  8. 前記トンネリングするステップは、前記セッションエントリーテーブルに保存された第2のアドレス形式のアドレスを宛先アドレスとして、当該セッションエントリーテーブルに含まれるエントリー数だけ前記マルチキャスティングするデータをカプセル化した後、このカプセル化された各データを前記第2のアドレス形式のアドレスに対しマルチキャスティングすること
    を特徴とする請求項に記載のマルチキャスティングのためのトンネリング方法。
  9. IPv6遷移網でデータのマルチキャスティングをするためのトンネリング方法であって、
    IPv6網から伝送されるデータを、IPv4網にマルチキャスティングするための情報を保存する6to4セッションエントリーテーブルを管理するステップと、
    前記IPv6網でマルチキャスティングするデータが発生すると、前記6to4セッションエントリーテーブルの情報に基づいて前記マルチキャスティングするデータを前記IPv4網にトンネリングするステップと、を含み、
    前記管理するステップは、
    前記IPv6網と前記IPv4網との境界に位置するルータが前記IPv4網からパケットデータを受信すると、そのパケットデータのIPv4ソースアドレスを検出して前記検出されたIPv4ソースアドレスを前記6to4セッションエントリーテーブルに保存すること
    を特徴とするマルチキャスティングのためのトンネリング方法。
  10. 前記6to4セッションエントリーテーブルを管理するステップは、前記IPv4アドレスに対応するホストのライフタイムを前記6to4セッションエントリーテーブルにさらに保存するステップを含むこと
    を特徴とする請求項に記載のマルチキャスティングのためのトンネリング方法。
  11. 前記6to4セッションエントリーテーブルを管理するステップは、前記マルチキャスティングに用いるプロトコルのハローパケットの伝送周期またはアップデート周期、及びホールドタイムまたは満了タイムアウト値に基づいて、前記ライフタイムの初期設定値を設定すること
    を特徴とする請求項10に記載のマルチキャスティングのためのトンネリング方法。
  12. 前記6to4セッションエントリーテーブルを管理するステップは、前記ハローパケットの伝送周期またはアップデート周期よりは大きく、ホールドタイムまたは満了タイムアウト値よりは小さい値の範囲内で、前記ライフタイムの初期設定値を設定すること
    を特徴とする請求項11に記載のマルチキャスティングのためのトンネリング方法。
  13. 前記6to4セッションエントリーテーブルを管理するステップは、前記ホールドタイムまたは満了タイムアウト値と同じ値に前記ライフタイムの初期設定値を設定すること
    を特徴とする請求項12に記載のマルチキャスティングのためのトンネリング方法。
  14. 前記6to4セッションエントリーテーブルを管理するステップは、前記ライフタイムを周期的に減少させ、その値が‘0’になれば、対応するエントリーを前記6to4セッションエントリーテーブルから削除すること
    を特徴とする請求項10に記載のマルチキャスティングのためのトンネリング方法。
  15. 前記6to4セッションエントリーテーブルを管理するステップは、前記検出されたIPv4アドレスが前記6to4セッションエントリーテーブルに既に存在している場合には、そのIPv4アドレスに対応するライフタイムを初期設定値に更新すること
    を特徴とする請求項10に記載のマルチキャスティングのためのトンネリング方法。
  16. 前記トンネリングするステップは、前記6to4セッションエントリーテーブルに保存されたIPv4アドレスを宛先アドレスとして、当該6to4セッションエントリーテーブルに含まれるエントリー数だけ前記マルチキャスティングするデータをIPv4カプセル化した後、このIPv4カプセル化された各データを該当IPv4アドレスに対しマルチキャスティングすること
    を特徴とする請求項に記載のマルチキャスティングのためのトンネリング方法。
  17. 互いに異なるアドレス形式を有する網の間でデータをマルチキャスティングするためのトンネリング装置であって、
    第1のアドレス形式を有する第1の網とのインターフェースを実行する第1のインターフェース部と、
    第2のアドレス形式を有する第2の網とのインターフェースを実行する第2のインターフェース部と、
    前記第1の網から伝送されるデータを前記第2の網にマルチキャスティングするための情報を保存するセッションエントリーテーブルと、
    前記第1のインターフェース部及び第2のインターフェース部を通じて送受信されたデータの情報に基づいて、前記セッションエントリーテーブルに新たなエントリーの追加登録、既に保存されたエントリー情報の更新及び削除を実行するテーブル管理部と、
    前記第1の網から伝送されるデータを前記第2の網に伝送するために、前記第1のアドレス形式のデータを前記第2のアドレス形式にカプセル化するカプセル化部と、
    前記第1のインターフェース部を通じて受信されるデータがマルチキャスティングするデータであるか否かを判定し、その判定結果に基づいて前記カプセル化部及びテーブル管理部を制御するパケット分析部と、を含み、
    前記セッションエントリーテーブルは、
    前記第2のインターフェース部を通じて受信したデータのソースアドレスである第2のアドレス形式のアドレスフィールドと、そのアドレスに対応されたホストのライフタイムフィールドと、を含むこと
    を特徴とするマルチキャスティングのためのトンネリング装置。
  18. 前記ライフタイムフィールドは、前記データのマルチキャスティングに用いるプロトコルのハローパケットの伝送周期またはアップデート周期、及びホールドタイムまたは満了タイムアウト値に基づいて設定された値を、前記ライフタイムの初期設定値として保存すること
    を特徴とする請求項17に記載のマルチキャスティングのためのトンネリング装置。
  19. 前記ライフタイムフィールドは、前記ハローパケットの伝送周期またはアップデート周期よりは大きく、ホールドタイムまたは満了タイムアウト値よりは小さい値の範囲内で設定される値を、前記ライフタイムの初期設定値として保存すること
    を特徴とする請求項18に記載のマルチキャスティングのためのトンネリング装置。
  20. 前記ライフタイムフィールドは、前記ホールドタイムまたは満了タイムアウト値と同じ値を前記ライフタイムの初期設定値として保存すること
    を特徴とする請求項19に記載のマルチキャスティングのためのトンネリング装置。
  21. 前記テーブル管理部は、前記ライフタイムフィールドに保存されたライフタイム値を周期的に減少させ、その値が‘0’になると、対応するエントリーを前記セッションエントリーテーブルから削除すること
    を特徴とする請求項17に記載のマルチキャスティングのためのトンネリング装置。
  22. 前記テーブル管理部は、前記第2のインターフェース部を通じて受信されるデータからソースアドレスを検出し、検出されたソースアドレス及びそのアドレスに対応するホストのライフタイムの設定値を前記セッションエントリーテーブルに追加登録すること
    を特徴とする請求項17に記載のマルチキャスティングのためのトンネリング装置。
  23. 前記テーブル管理部は、前記第2のインターフェース部を通じて受信されるデータからソースアドレスを検出し、検出されたソースアドレスが前記セッションエントリーテーブルに既に存在すると判定した場合には、そのソースアドレスに対応するライフタイム値を前記ライフタイムの初期設定値に更新すること
    を特徴とする請求項22に記載のマルチキャスティングのためのトンネリング装置。
  24. 前記パケット分析部は、前記第1のインターフェース部を通じて受信されるデータの宛先アドレスを分析し、前記データがマルチキャスティングするデータであるか否かを判定すること
    を特徴とする請求項17に記載のマルチキャスティングのためのトンネリング装置。
  25. 前記パケット分析部は、前記第1のインターフェース部を通じて受信されるデータがマルチキャスティングするデータであると判定した場合には、前記テーブル管理部が前記セッションエントリーテーブルに保存されたすべてのアドレスを検出した後に、その検出されたアドレスの情報を前記カプセル化部に伝送するように、前記テーブル管理部の動作を制御すること
    を特徴とする請求項17に記載のマルチキャスティングのためのトンネリング装置。
  26. 前記カプセル化部は、前記テーブル管理部を通じて伝送されたすべてのアドレスを宛先アドレスとするカプセル化データを生成し、前記第2のインターフェース部に伝送すること
    を特徴とする請求項25に記載のマルチキャスティングのためのトンネリング装置。
  27. IPv6遷移網でデータのマルチキャスティングをするためのトンネリング装置であって、
    IPv6網とのインターフェースを実行する第1のインターフェース部と、
    IPv4網とのインターフェースを実行する第2のインターフェース部と、
    前記IPv6網から伝送されるデータを前記IPv4網にマルチキャスティングするための情報を保存する6to4セッションエントリーテーブルと、
    前記第1のインターフェース部及び第2のインターフェース部を通じて送受信されたデータの情報に基づいて、前記6to4セッションエントリーテーブルに新たなエントリーの追加登録、既に保存されたエントリー情報の更新及び削除を実行するテーブル管理部と、
    前記IPv6網から伝送されるデータを前記IPv4網に伝送するために、前記IPv6形式のデータを前記IPv4形式にカプセル化するカプセル化部と、
    前記第1のインターフェース部を通じて受信されるデータがマルチキャスティングするデータであるか否かを判定し、その判定結果に基づいて前記カプセル化部及びテーブル管理部を制御するパケット分析部と、を含み、
    前記6to4セッションエントリーテーブルは、
    前記第2のインターフェース部を通じて受信したデータのソースアドレスであるIPv4アドレスを保存するためのアドレスフィールドと、そのIPv4アドレスに対応されたホストのライフタイムフィールドと、を含むこと
    を特徴とするマルチキャスティングのためのトンネリング装置。
  28. 前記ライフタイムフィールドは、前記データのマルチキャスティングに用いるプロトコルのハローパケットの伝送周期またはアップデート周期、及びホールドタイムまたは満了タイムアウト値に基づいて設定された値を、前記ライフタイムの初期設定値として保存すること
    を特徴とする請求項27に記載のマルチキャスティングのためのトンネリング装置。
  29. 前記ライフタイムフィールドは、前記ハローパケットの伝送周期またはアップデート周期よりは大きく、ホールドタイムまたは満了タイムアウト値よりは小さい値の範囲内で設定される値を、前記ライフタイムの初期設定値として保存すること
    を特徴とする請求項28に記載のマルチキャスティングのためのトンネリング装置。
  30. 前記ライフタイムフィールドは、前記ホールドタイムまたは満了タイムアウト値と同じ値を、前記ライフタイムの初期設定値として保存すること
    を特徴とする請求項29に記載のマルチキャスティングのためのトンネリング装置。
  31. 前記テーブル管理部は、前記ライフタイムフィールドに保存されたライフタイム値を周期的に減少させ、その値が‘0’になると、対応するエントリーを前記6to4セッションエントリーテーブルから削除すること
    を特徴とする請求項27に記載のマルチキャスティングのためのトンネリング装置。
  32. 前記テーブル管理部は、前記第2のインターフェース部を通じて受信されるデータからソースのIPv4アドレスを検出し、検出されたIPv4アドレス及びそのアドレスに対応するホストのライフタイムの設定値を前記6to4セッションエントリーテーブルに追加登録すること
    を特徴とする請求項27に記載のマルチキャスティングのためのトンネリング装置。
  33. 前記テーブル管理部は、前記第2のインターフェース部を通じて受信されるデータからソースのIPv4アドレスを検出し、検出されたIPv4アドレスが前記セッションエントリーテーブルに既に存在すると判定した場合には、そのIPv4アドレスに対応するライフタイム値を前記ライフタイムの初期設定値に更新すること
    を特徴とする請求項32に記載のマルチキャスティングのためのトンネリング装置。
  34. 前記パケット分析部は、前記第1のインターフェース部を通じて受信されるデータの宛先アドレスを分析し、前記データがマルチキャスティングするデータであるか否かを判定すること
    を特徴とする請求項27に記載のマルチキャスティングのためのトンネリング装置。
  35. 前記パケット分析部は、前記第1のインターフェース部を通じて受信されるデータがマルチキャスティングするデータであると判定した場合には、前記テーブル管理部が前記6to4セッションエントリーテーブルに保存されたすべてのIPv4アドレスを検出した後に、その検出されたIPv4アドレスを前記カプセル化部に伝送するように、前記テーブル管理部の動作を制御すること
    を特徴とする請求項27に記載のマルチキャスティングのためのトンネリング装置。
  36. 前記カプセル化部は、前記テーブル管理部を通じて伝送されたすべてのIPv4アドレスを宛先アドレスとするIPv4カプセル化データを生成し、前記第2のインターフェース部に伝送すること
    を特徴とする請求項35に記載のマルチキャスティングのためのトンネリング装置。
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