JP4109959B2 - 中継装置及びその制御方法、並びに制御プログラム及び記憶媒体 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、デジタルデータの無線通信を行うことが可能な無線通信システムに使用される中継装置及びその制御方法、並びに制御プログラム及び記憶媒体に関し、特に、無線通信端末との無線通信において、一つのアクセスポイントにアクセスが集中することを防止する中継装置及びその制御方法、並びに制御プログラム及び記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、複数のアクセスポイントを有する無線通信システムにおいて、無線通信端末とアクセスポイントの制御を行う方法として、1台のアクセスポイントに接続する無線通信端末の台数を事前に決定する方法(例えば、特許文献1参照。)や接続を拒否する無線通信端末の識別子を記憶しておく方法が提案されている。
【0003】
さらに、接続を許可する無線通信端末の識別子を予めアクセスポイントに記憶しておく方法(例えば、特許文献2参照。)や、識別子の登録の方法としてアクセスポイントのリセット時にアクセスポイントの周辺に存在する無線通信端末の識別子を収集する方法が提案されている。
【0004】
【特許文献1 】
特開平11−55286号公報
【特許文献2】
特開2001−320373号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような複数のアクセスポイントを有する無線通信システムにおいて、接続可能な無線通信端末を制御する方法では、アクセスポイントに事前に接続可能、又は接続を拒否すべき無線通信端末の識別子を登録する必要があった。このため、接続を要求する無線通信端末の数が増減すると、一つのアクセスポイントに無線通信端末のアクセスが集中するという問題がある。
【0006】
また、アクセスポイントのリセット時にアクセスポイント周辺の無線通信端末の識別子を接続可能な無線通信端末として収集する方法では、同一の筐体に複数のアクセスポイント機能を有するシステムである場合等、複数のアクセスポイントが近接している場合には、接続可能な無線通信端末をアクセスポイントに均等に割り振ることは不可能であった。
【0007】
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、無線通信端末との無線通信において、一つのアクセスポイントに無線通信端末のアクセスが集中することを防止することができる中継装置及びその制御方法、並びに制御プログラム及び記憶媒体を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載の中継装置は、無線通信端末がネットワークに接続する際に使用される中継装置において、複数の無線通信端末と無線通信する複数のアクセスポイント手段と、前記複数のアクセスポイント手段による無線通信端末との無線通信を制御する制御手段を備え、前記制御手段は、ネットワークに接続するサーバから通知された無線通信端末の識別子の数と、前記アクセスポイント手段の数とに基づいて、前記複数のアクセスポイント手段のうちの特定のアクセスポイント手段に無線通信端末が集中して接続しないように制御することを特徴とする。
請求項4に記載の制御方法は、無線通信端末がネットワークに接続する際に使用され、複数の無線通信端末と無線通信する複数のアクセスポイント手段を有する中継装置の制御方法において、前記複数のアクセスポイント手段による無線通信端末との無線通信を制御する制御部は、ネットワークに接続するサーバから通知された無線通信端末の識別子の数と、前記アクセスポイント手段の数とに基づいて、前記複数のアクセスポイント手段のうちの特定のアクセスポイント手段に無線通信端末が集中して接続しないように制御することを特徴とする。
請求項5に記載の制御プログラムは、無線通信端末がネットワークに接続する際に使用され、複数の無線通信端末と無線通信する複数のアクセスポイント手段を有する中継装置の制御部が実行する制御プログラムにおいて、ネットワークに接続するサーバから通知された無線通信端末の識別子の数と、前記アクセスポイント手段の数とに基づいて、前記複数のアクセスポイント手段のうちの特定のアクセスポイント手段に無線通信端末が集中して接続しないように制御する工程を有することを特徴とする。
請求項6に記載の記憶媒体は、請求項5に記載の制御プログラムを格納することを特徴とする。
請求項7に記載の中継装置は、複数の無線通信端末からサーバへ接続する際に使用される中継装置において、前記複数の無線通信端末と無線通信する複数のアクセスポイント手段と、前記複数のアクセスポイント手段による前記複数の無線通信端末との無線通信を制御する制御手段と、前記サーバから前記複数の無線通信端末のそれぞれの識別子を受信する受信手段とを備え、前記制御手段は、前記受信手段を介して受信した識別子の数を前記複数のアクセスポイント手段の数で除算し、その除算結果に基づいて接続可能な無線通信端末の識別子を前記複数のアクセスポイント手段のそれぞれに通知し、前記複数のアクセスポイント手段のそれぞれは、前記制御手段より通知された識別子の無線通信端末のみと接続することを特徴とする。
請求項8に記載の制御方法は、複数の無線通信端末からサーバへ接続する際に使用され、前記複数の無線通信端末と無線通信する複数のアクセスポイント手段を有する中継装置の制御方法において、前記複数のアクセスポイント手段による前記複数の無線通信端末との無線通信を制御する制御ステップと、前記サーバから前記複数の無線通信端末のそれぞれの識別子を受信する受信ステップとを備え、前記制御ステップは、前記受信ステップを介して受信した識別子の数を前記複数のアクセスポイント手段の数で除算し、その除算結果に基づいて接続可能な無線通信端末の識別子を前記複数のアクセスポイント手段のそれぞれに通知し、前記複数のアクセスポイント手段のそれぞれは、前記制御ステップより通知された識別子の無線通信端末のみと接続することを特徴とする。
請求項9に記載の制御プログラムは、複数の無線通信端末からサーバへ接続する際に使用され、前記複数の無線通信端末と無線通信する複数のアクセスポイント手段を有する中継装置の制御部が実行する制御プログラムにおいて、前記複数のアクセスポイント手段による前記複数の無線通信端末との無線通信を制御する制御モジュールと、前記サーバから前記複数の無線通信端末のそれぞれの識別子を受信する受信モジュールとをコンピュータに実行させ、前記制御モジュールは、前記受信モジュールを介して受信した識別子の数を前記複数のアクセスポイント手段の数で除算し、その除算結果に基づいて接続可能な無線通信端末の識別子を前記複数のアクセスポイント手段のそれぞれに通知し、前記複数のアクセスポイント手段のそれぞれは、前記制御モジュールより通知された識別子の無線通信端末のみと接続することを特徴とする。
請求項10に記載の記憶媒体は、請求項9に記載の制御プログラムを格納することを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0010】
図1は、本発明の実施の形態に係る中継装置を使用する無線通信システムのシステム構成図である。
【0011】
この無線通信システムは、無線通信の方式として無線LANを利用している。
【0012】
同図において、符号101はネットワークであり、このネットワーク101には、会議管理サーバ102と、同一筐体に複数のアクセスポイント部を有するアクセスポイント103(中継装置)とが接続されている。
【0013】
アクセスポイント103は、ネットワーク101と接続するためのインターフェース部104と、複数のアクセスポイント部106,107(アクセスポイント手段)と、複数のアクセスポイント部を制御するアクセスポイント制御部105(制御手段、第1判別手段、第2判別手段)とを備えている。符号108,109は、アクセスポイント103と無線通信を行う、会議参加者が持参する無線通信端末である。
【0014】
なお、アクセスポイント制御部105は、複数のアクセスポイント部の制御を含むアクセスポイント全体を制御する制御部と、会議管理サーバ102から通知される会議参加者の識別子、アクセスポイント部から通知される識別子及び各アクセスポイント部に接続する端末の台数を記憶する記憶部(図示せず)とを備えている。
【0015】
図2は、図1におけるアクセスポイント部106の構成を示すブロック図である。
【0016】
同図において、符号201は無線通信を行う無線部であり、送信部210と、受信部211と、アンテナ212とを備えている。無線通信の方式はIEEE802.11、IEEE802.11b又はIEEE802.11aである。符号202は、受信した信号を検波し、デジタル信号に変換するとともに、データ処理部203から送られてくるデジタル信号を無線で送信するために変調する信号処理部である。また、信号処理部202は、データ処理部203から送られてくるデータに無線送信用のデータとするためのヘッダ等を添付するとともに、受信したデータに対しては、ヘッダ等をはずして、データ処理部203へ送る機能を有する。データ処理部203は、インターフェース部208からのデータに暗号処理を施す送信データ処理部205と、暗号化されたデータに対して暗号化を解除する機能を有する受信データ処理部206とを備えている。インターフェース部208は図1におけるアクセスポイント制御部105とデータ処理部203とのインターフェースである。符号204は、無線通信端末の識別子の判別を行う手段を含み無線アクセスポイント全体の制御を行う制御部である。符号207は、接続を許可する無線通信端末の識別子やID等の情報を記憶部である。
【0017】
上記無線通信システムを運用するのは、例えば、ネットワークを介して、大画面ディスプレイ等の共通の作業の場を共用して会議を行う会議システムである。以下、本発明の実施の形態に係る中継装置を使用する無線通信システムの動作処理を図3,4に示すフローチャートに基づいて説明する。但し、会議主催者はあらかじめ会議参加者が使用する無線通信端末の識別子を把握しているものとする。
【0018】
会議管理サーバ102は、会議の開始前に会議参加者の無線通信端末の識別子を含む情報をアクセスポイント103へ通知する(ステップS301)。この情報には会議開始時間も含まれている。
【0019】
アクセスポイント制御部105は会議開始時間になったか否かを判別し(ステップS302)、アクセスポイント制御部105が会議開始時間になったと判別すると、アクセスポイント制御部105は、複数あるアクセスポイント部106〜107の一つ(ここでは、106とする)に対して、端末間の通信を行うモード(アドホックモード)になるように通知し、通知を受けたアクセスポイント部106は、アドホックモードで動作する(ステップS303)。アドホックモードで動作し始めたアクセスポイント部106は、周辺に無線通信端末があるかどうかを判断するため、無線周波数をスキャンする。
【0020】
無線通信端末108,109は会議開始時、会議用のアプリケーションソフトウエアをユーザの操作によって動作させると、アドホックモードで動作を開始するものとする。アドホックモードは、設定したチャネルが同じであれば、アクセスポイント103に依存するIDの設定無しで、アドホックモードに設定した機器同士は通信可能となる動作モードである。したがって、無線通信端末108,109とアクセスポイント部106がともにアドホックモードとなるので、通信が可能となる。
【0021】
アクセスポイント部106は、アドホックモードで、無線周波数を順次スキャンし、電波の届く範囲の無線通信端末と通信を行い、無線通信端末が個々に持つ、固有の識別子を取得する(ステップS304)。これにより、アクセスポイント部106の周辺に存在する無線通信端末の識別子を容易に取得することができる。
【0022】
アクセスポイント部106は、端末の識別子を取得した後、会議システム固有のコマンドで当該無線通信端末108,109に対して、インフラストラクチャモードへの移行を指示する(ステップS305)。インフラストラクチャモードとは、アクセスポイント103が無線通信端末108,109との通信を制御するモードである。
【0023】
ステップS305の指示を受けた無線通信端末108,109が会議システムの端末であれば、コマンドを受信し、そのコマンドを解読し従うことが可能であるので、この処理によりインフラストラクチャモードへ移行できる。一方、会議システムとは無関係にアドホックモードで動作していた無線通信端末(図示せず)は、インフラストラクチャモードへのコマンドを理解できないので、その動作には影響を及ぼさず、通常どおりアドホックモードで動作し続ける。
【0024】
その後、アクセスポイント部106は、電波の届く範囲の無線通信端末で識別子を取得していない無線通信端末がアクセスポイント部106の周辺に存在するか否かを判別する(ステップS306)。
【0025】
ステップS306の判別の結果、識別子を取得していない無線通信端末がアクセスポイント部106の周辺に存在する場合には、S304からの処理を再度行う一方、識別子を取得していない無線通信端末がアクセスポイント部106の周辺に存在しない場合、即ち電波の届く範囲の全無線通信端末の識別子を取得したと判別した場合には、アクセスポイント部106は、アクセスポイント制御部105へ取得した識別子を通知する(ステップS307)。
【0026】
その後、アドホックモードで動作していたアクセスポイント部106は有線ネットワーク、即ちネットワーク101に接続するためにインフラストラクチャモードへと切り替わる(ステップS308)。また、アクセスポイント部106以外のアクセスポイント部もインフラストラクチャモードで動作を開始する(ステップS309)。
【0027】
アクセスポイント制御部105は、会議管理サーバ102からも会議参加者の識別子を通知されているので、ステップS307でアクセスポイント部106から取得した識別子のうち、会議参加者のものがいくつあるかを判断する(ステップS310)。
【0028】
アクセスポイント制御部105は、会議参加者の無線通信端末の数をアクセスポイント103に実装されているアクセスポイント部の数で除算し、その除算結果の数の識別子を各アクセスポイント部に接続可能な無線通信端末として通知する(ステップS311)。
【0029】
各無線通信端末はインフラストラクチャモードに切り替わると、アクセスポイント部に接続しようと要求を出す。アクセスポイント部は、この要求があったか否かを判別し(ステップS312)、この要求をうけた各アクセスポイント部は、当該無線通信端末の識別子を判読し、ステップS311においてアクセスポイント制御部105より通知された、接続を許可された無線通信端末であるか否かを判別する(ステップS313)。
【0030】
ステップS313の判別の結果、接続要求を出した無線通信端末が接続を許可された無線通信端末である場合には、アクセスポイント部106は当該無線通信端末と接続し(ステップS314)、本処理を終了する。
【0031】
ステップS313の判別の結果、接続要求を出した無線通信端末が接続を許可された無線通信端末でない場合には、アクセスポイント部106は接続拒否処理を行い(ステップS315)、接続を拒否された無線通信端末は、アクセスポイント部106の持つ固有の識別子を記憶する(ステップS316)。接続を拒否された無線通信端末は、ステップS316で記憶した識別子以外の識別子を有するアクセスポイント部へ接続要求を出し(ステップS317)、ステップS312に戻る。ステップS312〜ステップS317の処理を、アクセスポイント部に接続を要求する全ての無線通信端末で行うことで、アクセスポイント制御部105が指定したアクセスポイント部に均等に無線通信端末が接続されることになる。
【0032】
上述したように、本実施の形態によれば、アクセスポイント制御部105が、アクセスポイント部106を介して受信した識別子の数をアクセスポイント103に実装されているアクセスポイント部の数で除算し、その除算結果に基づいて接続可能な無線通信端末の識別子を各アクセスポイント部のそれぞれに通知し、各アクセスポイント部は、アクセスポイント制御部105より通知された識別子の無線通信端末のみと接続するので、無線通信端末との無線通信において、一つのアクセスポイントに無線通信端末のアクセスが集中することを防止することができる。即ち、無線通信端末とアクセスポイント間の無線通信のスループットの低下を防ぐことができる。
【0033】
(第2の実施の形態)
本発明の第2の実施の形態は、上記第1の実施の形態と比べて無線通信システムの動作処理の一部が異なる。
【0034】
本発明の第2の実施の形態に係る無線通信システムのシステム構成は、上記第1の実施の形態に係るものと同様なので、その説明は省略する。
【0035】
図5は、無線通信システムの動作処理の一部を示すフローチャートであり、上記図3のステップS310の処理に続く処理を示すものである。
【0036】
図3のステップS310において、アクセスポイント制御部105は、会議管理サーバ102からも会議参加者の無線通信端末の識別子を通知されているので、アクセスポイント部106から取得した識別子のうち、会議参加者のものがいくつあるかを判断する。
【0037】
次に、アクセスポイント部は、インフラストラクチャモードに移行した無線通信端末から接続要求を受けたか否かを判別し(ステップS401)、無線通信端末から接続要求を受けていない場合には、該判別を繰り返す一方、無線通信端末から接続要求を受けた場合には、アクセスポイント部106は、接続要求を受けた無線通信端末の識別子と自分のアクセスポイント部番号とをアクセスポイント制御部105へ通知する(ステップS402)。
【0038】
次いで、アクセスポイント制御部105は、アクセスポイント部106から取得した無線通信端末の識別子と会議管理サーバ102から通知された会議参加者の無線通信端末の識別子とを比較し、接続を許可すべき会議参加者の識別子か否かを判別する(ステップS403)。
【0039】
ステップS403の判別の結果、アクセスポイント部106から取得した無線通信端末の識別子が会議参加者の識別子ではない場合は、アクセスポイント制御部105は、接続要求を受けたアクセスポイント部106に対して、接続拒否をするように通知し、通知を受けたアクセスポイント部106は、当該無線通信端末の接続を拒否する(ステップS406)。
【0040】
ステップS403の判別の結果、アクセスポイント部106から取得した無線通信端末の識別子が会議参加者の識別子である場合は、アクセスポイント制御部105は、記憶部に格納してある、各アクセスポイント部に接続している端末台数を読み出し、接続通知を受けたアクセスポイント部106に接続している端末台数と、他のアクセスポイント部に接続している端末台数とを比較する(ステップS404)。
【0041】
ステップS404の比較の結果、接続通知を受けたアクセスポイント部106に接続している端末台数が他のアクセスポイント部に接続している端末台数以下の場合には、接続通知を受けたアクセスポイント部106は、接続通知を出した無線通信端末と接続し(ステップS405)、本処理を終了する。一方、接続通知を受けたアクセスポイント部106に接続している端末台数が他のアクセスポイント部に接続している端末台数よりも多い場合には、アクセスポイント部は接続拒否の処理を行い(ステップS407)、接続を拒否された無線通信端末は、アクセスポイント部106の持つ固有の識別子を記憶する(ステップS408)。接続を拒否された無線通信端末は、ステップS408で記憶した識別子以外の識別子を有するアクセスポイント部へ接続要求を出し(ステップS409)、ステップS401に戻る。
【0042】
ステップS401〜ステップS409の処理を、アクセスポイント部に接続を要求する全ての端末で行うことで、無線通信端末は常に接続台数の少ないアクセスポイント部に接続され、アクセスポイント制御部105が指定したアクセスポイント部に均等に無線通信端末が接続されることになる。
【0043】
上述したように、本実施の形態によれば、アクセスポイント制御部105が、接続通知を受けたアクセスポイント部106に接続している端末台数が他のアクセスポイント部に接続している端末台数以下であるか判別し、接続通知を受けたアクセスポイント部106に接続している端末台数が他のアクセスポイント部に接続している端末台数よりも多い場合には、アクセスポイント部は接続が許可された無線通信端末の接続を拒否するので、例え、接続が許可された無線通信端末であっても接続が拒否されることがあり、アクセスポイント部間で、それぞれ接続される無線通信端末数の均衡が図られる。よって、無線通信端末との無線通信において、一つのアクセスポイントに無線通信端末のアクセスが集中することを防止することができる。即ち、無線通信端末とアクセスポイント間の無線通信のスループットの低下を防ぐことができる。
【0044】
本発明は、上述した第1及び第2の実施の形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムをコンピュータ又はCPUに供給し、そのコンピュータ又はCPUが該供給されたプログラムを読出して実行することによっても本発明の目的が達成されることは云うまでもない。
【0045】
この場合、上記プログラムは、不図示の該プログラムを記録した記録媒体から直接、又はインターネット、商用ネットワーク、若しくはローカルエリアネットワーク等に接続される不図示の他のコンピュータやデータベース等からダウンロードすることにより供給される。
【0046】
また、上記プログラムは、上述した実施の形態の機能をコンピュータで実現することができればよく、その形態は、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給されるスクリプトデータ等の形態を有するものでもよい。
【0047】
更にまた、上述した実施の形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムを記録した記録媒体をコンピュータに供給し、そのコンピュータが記録媒体に格納されたプログラムを読出し実行することによっても、本発明の目的が達成されることは云うまでもない。
【0048】
プログラムを供給する記録媒体としては、例えば、RAM、NV−RAM、フロッピー(登録商標)ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、MO、CD−ROM、CD−RW、DVD(DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−RW、DVD+RW)、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、他のROM等の上記プログラムを記憶できるものであればよい。
【0062】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明によれば、無線通信端末の数とアクセスポイントの数とに応じた分散接続制御を行え、特定のアクセスポイントに無線通信端末のアクセスが集中することを防止することができる。即ち、無線通信端末とアクセスポイント間の無線通信のスループットの低下を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る中継装置を使用する無線通信システムのシステム構成図である。
【図2】図1におけるアクセスポイント部106の構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る中継装置を使用する無線通信システムの動作処理を示すフローチャートである。
【図4】本発明の実施の形態に係る中継装置を使用する無線通信システムの動作処理を示すフローチャートである。
【図5】本発明の実施の形態に係る中継装置を使用する無線通信システムの動作処理の変形例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
101 ネットワーク
102 会議管理サーバ
103 アクセスポイント
104 インターフェース部
105 アクセスポイント制御部
106,107 アクセスポイント部
108,109 無線通信端末
Claims (10)
- 無線通信端末がネットワークに接続する際に使用される中継装置において、
複数の無線通信端末と無線通信する複数のアクセスポイント手段と、
前記複数のアクセスポイント手段による無線通信端末との無線通信を制御する制御手段を備え、
前記制御手段は、ネットワークに接続するサーバから通知された無線通信端末の識別子の数と、前記アクセスポイント手段の数とに基づいて、前記複数のアクセスポイント手段のうちの特定のアクセスポイント手段に無線通信端末が集中して接続しないように制御することを特徴とする中継装置。 - 前記制御手段は、前記サーバから通知された無線通信端末の識別子の数を前記アクセスポイント手段の数で除算し、その除算結果に基づいて、各アクセスポイント手段への接続を許可する無線通信端末の識別子を各アクセスポイント手段に通知することを特徴とする請求項1に記載の中継装置。
- 前記複数のアクセスポイント手段の1つは、該アクセスポイント手段の周辺に存在する無線通信端末の識別子を取得する取得手段と、前記取得手段により取得した前記識別子を前記制御手段に通知する通知手段とを備えることを特徴とする請求項1に記載の中継装置。
- 無線通信端末がネットワークに接続する際に使用され、複数の無線通信端末と無線通信する複数のアクセスポイント手段を有する中継装置の制御方法において、
前記複数のアクセスポイント手段による無線通信端末との無線通信を制御する制御部は、ネットワークに接続するサーバから通知された無線通信端末の識別子の数と、前記アクセスポイント手段の数とに基づいて、前記複数のアクセスポイント手段のうちの特定のアクセスポイント手段に無線通信端末が集中して接続しないように制御することを特徴とする中継装置の制御方法。 - 無線通信端末がネットワークに接続する際に使用され、複数の無線通信端末と無線通信する複数のアクセスポイント手段を有する中継装置の制御部が実行する制御プログラムにおいて、
ネットワークに接続するサーバから通知された無線通信端末の識別子の数と、前記アクセスポイント手段の数とに基づいて、前記複数のアクセスポイント手段のうちの特定のアクセスポイント手段に無線通信端末が集中して接続しないように制御する工程を有することを特徴とする中継装置の制御部が実行する制御プログラム。 - 請求項5に記載の制御プログラムを格納するコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
- 複数の無線通信端末からサーバへ接続する際に使用される中継装置において、
前記複数の無線通信端末と無線通信する複数のアクセスポイント手段と、
前記複数のアクセスポイント手段による前記複数の無線通信端末との無線通信を制御する制御手段と、
前記サーバから前記複数の無線通信端末のそれぞれの識別子を受信する受信手段とを備え、
前記制御手段は、前記受信手段を介して受信した識別子の数を前記複数のアクセスポイント手段の数で除算し、その除算結果に基づいて接続可能な無線通信端末の識別子を前記複数のアクセスポイント手段のそれぞれに通知し、前記複数のアクセスポイント手段のそれぞれは、前記制御手段より通知された識別子の無線通信端末のみと接続することを特徴とする中継装置。 - 複数の無線通信端末からサーバへ接続する際に使用され、前記複数の無線通信端末と無線通信する複数のアクセスポイント手段を有する中継装置の制御方法において、
前記複数のアクセスポイント手段による前記複数の無線通信端末との無線通信を制御する制御ステップと、
前記サーバから前記複数の無線通信端末のそれぞれの識別子を受信する受信ステップとを備え、
前記制御ステップは、前記受信ステップを介して受信した識別子の数を前記複数のアクセスポイント手段の数で除算し、その除算結果に基づいて接続可能な無線通信端末の識別子を前記複数のアクセスポイント手段のそれぞれに通知し、前記複数のアクセスポイント手段のそれぞれは、前記制御ステップより通知された識別子の無線通信端末のみと接続することを特徴とする中継装置の制御方法。 - 複数の無線通信端末からサーバへ接続する際に使用され、前記複数の無線通信端末と無線通信する複数のアクセスポイント手段を有する中継装置の制御部が実行する制御プログラムにおいて、
前記複数のアクセスポイント手段による前記複数の無線通信端末との無線通信を制御する制御モジュールと、
前記サーバから前記複数の無線通信端末のそれぞれの識別子を受信する受信モジュールとをコンピュータに実行させ、
前記制御モジュールは、前記受信モジュールを介して受信した識別子の数を前記複数のアクセスポイント手段の数で除算し、その除算結果に基づいて接続可能な無線通信端末の識別子を前記複数のアクセスポイント手段のそれぞれに通知し、前記複数のアクセスポイント手段のそれぞれは、前記制御モジュールより通知された識別子の無線通信端末のみと接続することを特徴とする中継装置の制御部が実行する制御プログラム。 - 請求項9に記載の制御プログラムを格納するコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
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