JP4109782B2 - 画像記録再生装置、方法及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、電子透かし情報と画像データを記録や再生するのに用いて好適な画像記録再生装置、方法、及びそれを実施するための処理ステップをコンピュータ読取可能に格納した記憶媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
現在、インターネットを利用した画像等各種データの配信技術が急速な発展を示し、広まりつつある。また、デジタル衛星放送の開始や、DVD等のデジタルAV機器等の普及により、映像や音楽のデジタル化が進み、ユーザの手元に届くソフトもディジタルデータのものが大勢を占めるようになっている。
このようなディジタルデータの画像や音楽ソフト、著作物は、パーソナルコンピュータ(以下、単に「パソコン」と言う)を使えば、手軽に複製や編集ができてしまう。さらに、不正に複製したデータをインターネットを介する等して、不特定多数に対して配信することも可能になってしまう。このように、ディジタルデータの著作物(以下、「ディジタル著作物」と言う)等の普及は、著作権侵害や不正コピーの観点から新たな問題を生じさせている。
【0003】
従来では、ディジタル著作物等の不正コピー防止技術、またはネットワークでのセキュリティー技術として、データの暗号化やスクランブル技術などと、課金制度などを併用して用いることにより、上記の問題を解決してきた。また、その他の解決方法として、映画ソフトなどに対しては、マクロビジョン方式や、コピーの世代情報を基にするCGMS方式等を用いることで不正コピー防止を行っている。
しかしながら、これらの著作物保護技術は、どれも一長一短があり、完璧な保護技術は存在していなかったのが実情である。
【0004】
そこで、不正コピー防止、あるいは抑える技術として、電子透かし技術が考えられ始められた。この電子透かし技術は、ディジタル著作物等に対して、ID情報や製作者の意図した情報を、肉眼で目視確認しにくい電子透かし情報として埋め込み(挿入)、隠し持たせる技術である。
具体的には例えば、データの冗長部分などに、電子透かし情報を雑音として埋め込むことで、電子透かし効果を実現している。また、データの冗長部分の他、主要成分にも電子透かし情報を埋め込むことで、より一層、電子透かし効果を上げることが可能になる。
このような電子透かし技術を画像データに利用すると、該画像データにデータ圧縮やフィルタ処理を施しても、埋め込んだ電子透かし情報が完全に取り去られることはなく、また、画像処理やコピーを繰り返して行っても、電子透かし情報を保ち続けることができる。これによって、不正コピーを抑制することができるようになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したような従来の電子透かし技術は、例えば、画像データにおいて使用する場合、画像データの冗長部分及び主要成分などに適宜電子透かし情報が雑音として埋め込まれるため、該画像データについては、電子透かし情報を埋め込まない画像データ比べて、画質の劣化は防ぎようがない。
また、画質の劣化を極力防ぐために、電子透かし情報を弱めに埋め込もうとすると、今度はフィルタ処理などによって、電子透かし情報が消去されてしまう恐れがある。
また、特に、マスター画像データの記録と同時に、該画像データに電子透かし情報を埋め込む場合には、電子透かし情報のみの切り離しはできないため、質の悪い画像データを記録してしまうことになる。
【0006】
そこで、本発明は、上記の欠点を除去するために成されたもので、記録対象の画像自体を画質劣化のない良好な状態で保持し、使用者の目的に応じて該画像に電子透かし情報を挿入することを可能とすることを目的とする。
また、本発明は、使用者が記録した画像に対して電子透かし情報を挿入する際、使用者が希望する時に電子透かし情報を挿入した画像を出力し、記録対象の画像自体を画質劣化のない原画像のまま保持しておくことを可能とすることを他の目的とする。
また、本発明は、より簡単な構成で、電子透かし情報を挿入するための処理実行を可能とすることを他の目的とする。
また、本発明は、新規の電子透かし技術を提供することを他の目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明による画像記録再生装置においては、画像データを記録媒体の第1の記録領域に記録すると共に、上記画像データを特定するための特定情報を記録媒体の第2の記録領域に記録する記録処理手段と、上記第1及び第2の記録領域を再生する再生処理手段と、上記再生処理手段によって再生された特定情報を電子透かし情報に変換する変換手段と、上記再生処理手段によって再生された再生画像データに上記電子透かし情報を埋め込む多重化手段と、上記多重化手段によって上記電子透かし情報が埋め込まれた再生画像データ、又は上記電子透かし情報が埋め込まれていない再生画像データを、ユーザの操作に応じて選択的に出力する選択手段とを設けている。
【0008】
本発明による画像記録再生方法においては、画像データを記録媒体の第1の記録領域に記録すると共に、上記画像データを特定するための特定情報を記録媒体の第2の記録領域に記録する記録処理手順と、上記第1及び第2の記録領域を再生する再生処理手順と、上記再生処理手順によって再生された特定情報を電子透かし情報に変換する変換手順と、上記再生処理手順によって再生された再生画像データに上記電子透かし情報を埋め込む多重化手順と、上記多重化手順によって上記電子透かし情報が埋め込まれた再生画像データ、又は上記電子透かし情報が埋め込まれていない再生画像データを、ユーザの操作に応じて選択的に出力する選択手順とを有している。
【0009】
本発明による記憶媒体においては、画像データを記録媒体の第1の記録領域に記録すると共に、上記画像データを特定するための特定情報を記録媒体の第2の記録領域に記録する記録処理手順と、上記第1及び第2の記録領域を再生する再生処理手順と、上記再生処理手順によって再生された特定情報を電子透かし情報に変換する変換手順と、上記再生処理手順によって再生された再生画像データに上記電子透かし情報を埋め込む多重化手順と、上記多重化手順によって上記電子透かし情報が埋め込まれた再生画像データ、又は上記電子透かし情報が埋め込まれていない再生画像データを、ユーザの操作に応じて選択的に出力する選択手順とをコンピュータに実行させるためのプログラムを記憶している。
【0010】
【発明の実施の形態】
<第1の実施の形態>
図1は、本発明の実施の形態によるディジタル画像記録再生装置の構成を示したブロック図である。
”1”は、レンズやCCD等から構成される画像撮像系である。
”2”は、カメラ信号処理回路であり、画像撮像系1にて得られる信号に対して所定の処理を行うことで、該信号を圧縮可能な形態の信号に変換する。
”3”は、画像圧縮回路であり、例えば、ディジタルビデオでの圧縮方式である所謂DV圧縮方式の圧縮回路からなる。
”4”は記録処理回路、”5”は記録ヘッド、”6”は磁気テープ、”7”は電子透かしとして埋め込まれる情報用のID発生回路、”8”はシステムコントローラ、”9”は使用者からの各種指示入力が行われる操作部、”10”は再生ヘッド、”11”は再生処理回路、”12”は画像伸張回路、”13”は圧縮回路ならびに電子透かし情報をビデオデータに多重する多重部である。
”14”は、例えば、詳細は後述する「IEEE1394」方式に対応したディジタルインターフェイス(DIF)である。
”15”は外部装置との接続用ケーブル端子、”16”はID発生回路7から出力されるIDデータを電子透かし情報に変換するデータ変換回路、”17a,17b,17c”は連動式スイッチである。
【0011】
そこで、まず、上述のような本装置の一連の動作について説明する。
【0012】
(記録時の動作):
先ず、画像撮像系1では、撮像すべき画像の撮像処理が行われる。
画像撮像系1での撮像処理にて得られた画像信号は、カメラ信号処理回路2により、ディジタル化処理が行われ、且つ輝度や色の調整処理等(以下、これらの処理をまとめて「カメラ信号処理」と言う)が行われる。
カメラ信号処理回路2にてカメラ信号処理されて得られた画像データは、画像圧縮回路3により、所定の圧縮方式のアルゴリズムに基づいて、画像データの圧縮符号化処理が行われる。ここでは、家庭用ディジタルビデオでの帯域圧縮方式として採用されている、DCTとVLCを用いた方式(DV圧縮方式)により、帯域圧縮するものとする。
画像圧縮回路3により圧縮された画像データ(圧縮画像データ)は、記録処理回路4により記録に適した形への変換がなされた後、記録用ヘッド5から磁気テープ6の所定領域に記録される。
【0013】
このとき、圧縮画像データを記録しているときの時間情報や、または加えてユーザが電子透かし情報として希望する内容の情報、著作物を示すための情報などを基にした情報であって、記録している圧縮画像データに対応して、時間的または空間的に所望の画像の位置に対応させた電子透かし情報用のIDデータを、適宜ID発生回路7で発生させる。このIDデータは、出力時、画像データに埋め込む電子透かし情報源(特定情報)として用いられる。
ID発生回路7にて発生されたIDデータは、記録処理回路4により、記録に適した形への変換処理がなされ、磁気ヘッド5から磁気テープ6の所定領域に記録される。磁気テープ6では、圧縮画像データとIDデータがそれぞれ別領域に記録されるようになされている。
このようなこのIDデータの発生および、記録は、圧縮画像データの記録動作と併行して行われている。また、記録処理回路4及び記録ヘッド5では、圧縮画像データとIDデータとを適宜分配して、磁気テープ6上に所定の領域に分けて記録するように調整されている。
【0014】
(再生時の動作):
先ず、磁気テープ6に記録されている画像データ及びIDデータを再生ヘッド10により再生する。この再生された画像データ及びIDデータは、再生処理回路11により、記録に適した状態から通常形態へのデータ変換処理、及び画像データとIDデータの分配処理(以下、これらの処理をまとめて「再生処理」と言う)が行われる。
【0015】
ここで、3つのスイッチ17a,17b,17cの動作について説明すると、全スイッチは連動して動作するものであり、ユーザの意図に応じて外部出力の際、画像データに電子透かし情報を多重するときと、電子透かし情報を多重しないで画像データのみを出力するときとで、全スイッチの一括切り換えが行われるようになされている。
【0016】
そこで、電子透かし情報を画像データに多重しないようにスイッチ制御されている場合、再生処理回路11での再生処理によって得られた画像データは、スイッチ17bからスイッチ17cへと移り、そのままDIF14から外部装置に対して出力される。
【0017】
一方、電子透かし情報を多重するようにスイッチが制御されている場合、上記画像データは、画像伸張回路12側に接続されたスイッチ17bを経て、画像伸張回路12により、上述したDV圧縮方式に従って圧縮された上記画像データの全部または一部が伸張される。
また、この場合、再生処理回路11での再生処理によって得られたIDデータは、ID/透かし情報変換回路16により、IDデータを電子透かし情報として画像データに多重するのに適した形態へと、変換処理がなされる。この変換処理によってIDデータから変換された電子透かし情報は、スイッチ17aを経て、圧縮及び透かし多重化部13へ至る。
【0018】
圧縮及び透かし多重化部13は、画像伸張回路12により全部または一部が伸張された画像データに対して、再度画像圧縮回路3と同様のDV圧縮方式に従った圧縮処理を施しながら、電子透かし情報を所定の位置に多重していく。このときの電子透かし情報を埋め込む位置は、その電子透かし情報がIDデータとして持っていた位置の情報や、画像データの冗長度などによって、所定の位置に決められる。
尚、圧縮及び透かし多重化部13での圧縮処理を行うための構成としては、画像圧縮回路3の一部または全部を利用する構成でもよい。
【0019】
圧縮及び透かし多重化部13から出力された画像データは、電子透かし情報を多重化するように画像圧縮回路3及び透かし多重化部13側に接続されたスイッチ17cを経て、DIF14から端子15を介してケーブル手段を通じて、外部装置に対して出力される。
【0020】
ここで、DIF14としては、IEEE1394シリアルバス等を用いたものが考えられる。そこで、DIF及び家庭用デジタルビデオでのデータ伝送について、以下説明する。
【0021】
例えば、家庭用デジタルビデオの規格では、DIFに対して、上記IEEE1394シリアルバスの規格に準拠した方式をとるようにしている。
図2は、家庭用デジタルビデオにおけるソースパケットの構成を示したものである。
【0022】
この図2において、DIFシーケンス0〜9は、それぞれ磁気テープに記録されていた1トラック分の実データ内容に相当している。DIFシーケンス0〜9までを1区切りとして、1フレーム分のDIFデータを構成する。
それぞれのシーケンスの”H0”は、ヘッダーDIFブロックであり、各DIFシーケンスに1ブロックのみある。”SCi”は、サブコードDIFブロックであり、各DIFシーケンスに2ブロックある。”VAi”は、ビデオAUXDIFブロックであり、各DIFシーケンスに3ブロックある。”Ai”は、オーディオDIFブロックであり、各DIFシーケンスの内に9ブロックある。”Vi”は、ビデオDIFブロックであり、各DIFブロックの内に135ブロックある。
【0023】
尚、ここでのビデオデータは、DV圧縮された状態にあるものとする。また、ソースパケット数は、6個のDIFブロックを単位に、1つのDIFシーケンスに25パケット、1フレーム分の10のDIFシーケンスに総数250パケットが存在するものとする。
【0024】
本実施の形態では、再生した画像データに、再生したサブコードデータのIDデータを基に算出した電子透かし情報を埋め込む処理を行っているので、したがって、上記図2でのソースパケットのビデオDIFブロックのうち、電子透かし情報を埋め込むべき所定の部分に電子透かし情報が埋め込まれていることになる。
【0025】
上記図2に示したDIFデータの伝送について、図3を用いて説明する。
この図3は、家庭用デジタルビデオ(DVC)におけるソースパケットを、データバス、すなわちIEEE1394シリアルバスで伝送するときの様子を示す転送モデルを示したものである。
【0026】
上記図3において、各ソースパケットについては、上記図2を用いてで説明したように、6個のDIFブロックからできたパケットである。すなわち、ソースパケットの数は、1つのDIFシーケンス中に25パケット、1フレーム分のDIFデータに250パケットが含まれることになる。
【0027】
また、DVCでは、AV(またはAV/C)プロトコルという、IEEE1394シリアルバスにおけるプロトコルを採用している。AVプロトコルでは、IEEE1394シリアルバスのアイソクロナスデータ転送を利用したリアルタイムのデータ転送プロトコルと、アイソクロナスデータフロー制御について規定している。AVデータのリアルタイム転送の為、AVプロトコルでは、Common Isochronus Packet(CIP)が規定されている。これによって、アイソクロナス転送のパケットには,ヘッダとAV(リアルタイム)データの他、AVデータの一部にCIPヘッダが格納されて、転送されることになっている。
【0028】
上記図3では、ソースパケットにパケットヘッダ(アイソクロナスパケットヘッダ)とCIPヘッダを付け加えて、IEEE1394シリアルバス上にバス(アイソクロナス)パケットとして組み込んで、転送していく様子を示している。ここでのサイクル周期、すなわちIEEE1394シリアルバスでのサイクルは、遅延も発生するが基本的に125μsでサイクルをなし、これを基準にサイクルスタートパケットが発生されることで、各サイクルに分割される。
【0029】
また、上記図3では、各サイクルにヘッダを付加したソースパケットがアイソクロナスパケットとして格納されて転送されている様子を示している。
実際のIEEE1394シリアルバス上の転送では、この他アシンクロナス転送や、その他のアイソクロナス転送、または他ノード間どうしのアイソクロナス、アシンクロナス転送なども発生する。
【0030】
DVCの規格では、各アイソクロナスパケットは固定長であり、転送すべきデータがある場合、毎サイクル所定パケット長、すなわちパケットヘッダ、CIPヘッダと1ソースパケット分のデータが転送されることになる。また、送るデータが無いときでも、パケットヘッダとCIPヘッダだけの空パケットが送られる。
パケットヘッダには、IEEE1394規格に基づいたデータ長等の各種情報が所定位置に格納され、また、CIPヘッダには、パケット転送中のデータブロック消失を検知するためのブロックのカウント値や、データコードを示すフラグなどが格納される。
このような伝送形態をもって、DIF14から外部装置へのデータ伝送が実行される。
【0031】
尚、「IEEE1394」の技術、及びそれを用いた場合の本装置での伝送形態については、各実施の形態についての説明の後、最後に、その詳細を説明する。
【0032】
再び上記図1に戻り、本装置についての説明を続ける。
上述したように、スイッチ17a,17b,17cは、ユーザの意図により連動して作動するので、必要であれば各スイッチを接続することにより、画像データに電子透かし情報を多重する構成となって、電子透かし情報を多重した画像データが出力され、必要でなければ各スイッチを切り離すことにより、電子透かし情報を多重しない構成となって、画像データのみが出力される。
【0033】
システムコントローラ8は、ID発生回路7での電子透かし情報用のIDデータの発生、記録処理回路4、再生処理回路11、ID/透かし情報変換回路16、上述したようなスイッチ17a,17b,17cの連動切り換え、圧縮及び透かし多重部13、DIF14等をはじめとして、装置内の各部を制御する。また、システムコントローラ8は、ユーザの判断や指示入力が必要なときは、操作部9からの指示に基づいて制御を行う。操作部9からは、各種指示入力の他、ID発生回路7で発生させる電子透かし情報用のIDデータの選択なども行えるようになされている。
尚、本実施の形態では、説明の簡単のために、画像記録再生装置のオーディオに関しては省略するが、このオーディオデータについても、本実施の形態での対象データに含まれることは勿論である。
【0034】
図4は、本実施の形態での上記図1の装置において、その主要部の構成をわかりやすく示したものである。
ここでは、画像データと電子透かし情報用のIDデータを別個に記録することに関して、磁気テープ上の記録領域を分けて、画像データとIDデータを別個に記録するものとしている。
上記図4の説明に先立ち、まず、家庭用デジタルビデオにおける磁気テープ上のデータ記録方式について、図5を用いて説明する。
【0035】
上記図5において、デジタルビデオカセットに記録されるデータに関して、磁気テープ6には、ヘッドの突入側から、ITIセクタ、オーディオセクタ、ビデオセクタ、それにサブコードセクタが順に記録される形で、トラック22が形成される。
ITIセクタには、トラックに関する情報や、スタートシンクに関する情報など、基本的なシステムデータが記録される。オーディオセクタには、セクタID、オーディオデータ、オーディオAUXデータが記録される。ビデオセクタも同様に、セクタID、圧縮された画像データ、ビデオAUXデータが記録される。サブコードセクタには、セクタIDとタイムコードや、その他、任意のデータからなるサブコードデータが記録される。
【0036】
したがって、上記図5に示したような記録方式に基づいて、上記図4に示すように、家庭用デジタルビデオの圧縮方式(DV圧縮方式)で圧縮された画像データをビデオ用領域に、電子透かし情報用のIDデータをサブコード領域に記録するものとする。
【0037】
具体的にはまず、上記図4において、”21”はDVカセット、”22”は磁気テープ上のトラック、”23”は入力端子、”24”は出力端子である。
尚、上記の他の部分については、上記図1と対応部分に同一符号を付すものとする。
【0038】
そこで、記録時には、DV圧縮方式によって圧縮された画像データは、入力端子23から不図示の記録ヘッドによって、DVカセット21内のテープにトラック22が描かれながら、トラック22上のビデオ記録用領域に順次記録される。また、記録する画像データに対応して、所望のタイミングでID発生回路7から発生された電子透かし情報用のIDデータが同様にして、サブコード記録用領域に記録される。
【0039】
一方、再生時には、不図示の再生ヘッドにより、磁気テープに記録されている画像データ及びIDデータが順次再生される。
そして、電子透かし情報を多重する場合には、上述したようなスイッチ制御により、スイッチ17bから画像伸長回路12に対して、再生画像データが出力され、該再生画像データは、画像伸長回路12によりその一部または全部が伸張される。
電子透かし情報を多重しない場合には、上記のスイッチ制御により、再生画像データのみがスイッチ17bからスイッチ17cを経て出力端子24へ至り、外部装置へ出力可能になる。また、再生IDデータは、ID/透かし情報変換回路16により、電子透かし情報となって(電子透かし情報化)、スイッチ17aがONであるならば、画像圧縮回路3及び透かし多重化部13により、画像伸張回路12から出力される画像データに埋め込まれ、再度完全なDV圧縮方式に従った圧縮処理が施された後、出力端子24からDIF14を経由して外部装置に出力される。
【0040】
尚、上述のような第1の実施の形態における構成であるならば、本発明を適用する装置としては、上記図1に示したような画像記録再生装置(ビデオカメラ等)に限られることはない。
【0041】
<第2の実施の形態>
第2の実施の形態としては、画像データの記録と電子透かし情報用のIDデータの記録を、複数の記録媒体に分けて記録する。ここでの記録媒体としては、固体メモリ(RAM)や磁気テープ、あるいはディスクとRAMを組み合わせた複数の記録媒体の構成であってもよい。
【0042】
図6は、第2の実施の形態における画像記録再生装置の構成を示したものである。
この図6において、”6A”は第1の記録媒体、”6B”は第2の記録媒体である。そして、これらの記録媒体6A及び6Bは、例えば、RAMから構成されている。
尚、上記図6に示した装置において、上記図1に示した装置と同様に動作する箇所には同じ符号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0043】
ここでの画像データの圧縮方式としては、画像記録再生装置がデジタルビデオカメラやデジタルVTRでない場合、家庭用デジタルビデオでの圧縮方式以外にも、動画像であればMPEG、静止画像であればJPEGなども実施可能である。
【0044】
そこで、使用する圧縮方式をMPEGとした場合、記録時では、MPEG方式に従って圧縮された画像データは、入力端子23から入力され、記録媒体6Aに対して、所定の記録規則に基づいて記録される。また、記録される画像に対して、所望のタイミングでID発生回路7から発生された電子透かし情報用のIDデータが、記録媒体6Bに記録されていく。
ここで、記録媒体6Aと記録媒体6Bに対しては、画像データとIDデータの記録や読み出しタイミングを一致させるために、時間的な相関が取れるように記録処理及び後述する再生処理が行われるようになされている。
【0045】
一方、再生時では、記録媒体6Aに記録されている画像データ、記録媒体6Bに記録されているIDデータが順次再生される。
そして、電子透かし情報を画像データに多重する場合には、各スイッチ17a,17b,17cの上述したような制御により、再生された画像データは、スイッチ17bを介して画像伸張回路12に供給され、この画像伸張回路12により、MPEG圧縮された上記画像データの一部または全部が伸張される。
また、画像データに電子透かし情報を多重しない場合には、上記のスイッチ制御により、再生された画像データは、スイッチ17bから17cへと至り、出力端子24からDIF14を経て、外部装置に対して出力される。すなわち、外部装置に対して画像データのみが出力可能となる。
【0046】
また、再生されたIDデータは、ID/透かし情報変換回路16により、電子透かし情報化される。
そして、電子透かし情報を多重するためにスイッチ17aがONであるならば、電子透かし情報化されたIDデータ(すなわち、電子透かし情報)は、画像圧縮回路3及び透かし多重化部13により、画像伸張回路12から出力される画像データに埋め込まれる。この画像データは、再度完全なMPEG方式に従った圧縮処理が施され、その後、出力端子24からDIF14を経由して外部装置に対して出力される。
【0047】
上述したような第1及び第2の実施の形態での装置動作の流れを表したフローチャートを、図7(a)及び(b)に示す。
上記図7(a)は記録動作に関してのフローチャートを示したものであり、同図(b)は再生動作に関してのフローチャートを示したものである。
【0048】
(記録時の動作:上記図7(a)参照)
先ず、画像記録再生装置が撮像及び画像記録モードになると(ステップS1)、画像撮像系1は、画像の撮像動作を開始し、記録のスタンバイに入る(ステップS2)。
次に、電子透かし情報用のIDデータをID発生回路7で発生させる(ステップS3)。このとき、IDデータは、その時その時の画像や時間等に応じたリアルタイムな情報に基づいて発せさせられる場合があるので、画像の撮像または記録と並行してリアルタイムに発生させられる。また、IDデータには、その他、時間情報などに加え、ユーザの希望する情報、著作物を示すための情報などを加味されている。
ステップS2にて撮像して得られた画像データと、ステップS3にて発生されたIDデータを、磁気テープ6にそれぞれ別個に記録する(ステップS4)。ここでの両データが別個に記録されるとは、同一記録媒体上で記録領域を分割して記録したり、または記録媒体を複数個用いて各々の媒体にデータ毎に記録することである。
ステップS4による画像データ及びIDデータの記録は、所定単位の画像データの記録が完了するまで、またはユーザの判断等により記録動作を停止するまで継続される。そして、動作停止によって画像データの記録を終了すると、同時にIDデータの発生及び記録も終了する。1つの記録が完了すると、続いて撮像/記録モードを続行するか終了するかを判断する(ステップS5)。この判断の結果、終了するときは本記録動作を終了し、終了しないときは再度ステップS2の画像の撮像まで戻り、以降の処理ステップを繰り返し実行する。
【0049】
(再生時の動作:上記図7(b)参照)
先ず、画像記録再生装置が記録媒体の再生及び伝送モードに入ると(ステップS11)、ユーザの指示に応じて、所望の画像データ及びそれに付随する位置に記録されている電子透かし情報用のIDデータを再生する(ステップS12)。
次に、再生した電子透かし情報用のIDデータは、電子透かし情報として該当する画像データに埋め込む(多重する)のに適した形態へと変換される(ID/透かし情報変換)(ステップS13)。
次に、電子透かし情報を外部装置に伝送する画像データに多重するか否かを判断し(ステップS14)、この判断の結果、電子透かし情報を多重する場合にはステップS15からの処理に進み、そうでない場合にはステップS15及びステップS16をスキップしてステップS17からの処理に進む。このときの判断は、ユーザから入力された指示情報により行う。
【0050】
ステップS14の判断により、電子透かし情報を多重する場合、画像データの伸張処理を行う(ステップS15)。
ステップS15により全部または一部が伸長された画像データに対して、同一の圧縮方式で再圧縮をかける処理に電子透かし情報を埋め込むよう混在させて、電子透かし情報を埋め込んでいく(ステップS16)。そして、ステップS16にて電子透かし情報が埋め込まれた画像データを外部装置に伝送されるべく、次のステップS17に進む。
【0051】
ここで、ステップS16において、電子透かし情報を埋め込んでいく場所は、人間の視覚特性に基づき、画像データの冗長部分を中心に、主要部分に多少の透かし情報を埋め込んでいく。埋め込む方法としては、波形や画素などの標本値に電子透かし情報を埋め込んでいく方法や、または、原信号を周波数変換した値に電子透かし情報を埋め込む方法などを用いる。扱う画像データが動画や静止画像であるから、それぞれに適した埋め込み方法を採用する。
【0052】
一方、ステップS14の判断により、電子透かし情報を画像データに多重しない場合、ステップS15及びステップS16による伸張処理及び埋込処理を実行せずに、再生した圧縮画像データのみをそのまま外部装置へ伝送すべく、そのままステップS17に進む。
【0053】
ステップS17では、電子透かし情報を多重した画像もしくは多重していない画像を、DIF14を介して、それに接続された外部装置に対して伝送する。
ステップS17での画像データの伝送が終了すると、画像データの再生/伝送モードの終了の判断を行い(ステップS18)、この判断の結果、他の画像データを再生して伝送する場合にはステップS12に戻り、以降の処理ステップを実行する。また、そうでない場合には本再生動作を終了する。
【0054】
<第3の実施の形態>
第3の実施の形態では、記録済みの画像データに対する電子透かし情報用のIDデータをアフレコで実施する。
【0055】
まず、家庭用デジタルビデオでは、画像データが記録済み磁気テープに対して、画像データが記録されている領域(画像記録領域)はいじらず、サブコードが記録されている領域(サブコード領域)のデータのみに再記録作業を行うことによって、サブコードのみのアフレコが可能となる。これを利用して、過去に記録した画像データに対して、サブコード領域に電子透かし情報用のIDデータを新たに記録することにより、画像の記録時に電子透かし情報用のIDデータを発生させて、記録していなくとも、電子透かし情報用のIDデータを得ることができる。
そこで、第3の実施の形態では、上記ののアフレコした電子透かし情報用のIDデータを、画像データの外部装置への出力時に電子透かし情報として画像に多重させることを可能にする。
【0056】
図8は、上述のアフレコを用いた第3の実施の形態での画像記録再生装置の主要部を示したものである。
尚、上記図8の装置において、上記図1及び図4に示した装置と同様に動作する箇所には同じ符号を付し、その詳細な説明は省略する、
【0057】
上記図8の装置において、DVカセット21内の磁気テープには、トラック22の画像記録領域には既に画像データ(DV圧縮画像データ)が記録されている。また、トラック22のサブコード領域には、過去に記録したIDデータまたは何らかのデータが記録されているか、もしくは無記録の状態であるが、ここにはアフレコとして新たに電子透かし情報用のIDデータが記録されることになる。
【0058】
サブコード領域へのアフレコ動作実行時には、磁気テープに記録してある画像データに対して、連続または一定間隔でなど、所望のタイミング、または所望の画像位置に対応させてID発生回路7で発生させた、ユーザが希望する著作物情報などからなる電子透かし情報用のIDデータを、サブコード記録用領域に不図示の記録ヘッドで記録していく。
【0059】
また、再生時には、不図示の再生ヘッドにより、磁気テープに記録されている画像データ及びIDデータを順次再生する。
そして、電子透かし情報を多重する場合には、上述したようなスイッチ制御により、スイッチ17bから出力された画像データは、画像伸長回路12に供給され、ここにてその一部または全部が伸張される。
一方、電子透かし情報を多重しない場合には、画像データのみがスイッチ17bからスイッチ17cを経て出力端子24へと至り、外部装置へ出力可能になる。
また、再生されたIDデータは、ID/透かし情報変換回路13で電子透かし情報化される。これにより得られた電子透かし情報は、スイッチ17cが電子透かし情報を多重するためにONであるならば、画像圧縮回路3及び透かし多重化部13により、画像伸張回路12から出力された画像データに埋め込まれつつ、再度DV圧縮処理が完全に施された後、出力端子24からDIFを経由して、外部装置に出力される。
【0060】
尚、本実施の形態は、磁気テープの領域を分けたときのサブコードのアフレコに限らず、上述した第2の実施の形態のように、複数の記録媒体を用いた構成であっても、電子透かし情報用のIDデータのアフレコが可能であれば実施可能である。
【0061】
図9は、上記図8に示した装置の動作の流れを示したものである。
尚、上記図9のフローチャートは、特に、電子透かし情報用のIDデータのアフレコ動作に関したフローチャートであり、画像データ及びIDデータの再生、伝送動作に関しては、上記図7(b)に示したフローチャートに従った動作と同様であるため、ここではその詳細な説明は省略する。
【0062】
先ず、画像記録再生装置は、サブコードのアフレコモードに入る(ステップs31)。ここでのアフレコモードは、サブコードのアフレコとして、既に記録してある画像データに対して、電子透かし情報用のIDデータをサブコード領域にアフレコするときのモードである。
次に、所望のタイミング、または所望の画像位置に対応させて、さらには連続または所定時間間隔毎に、ユーザの意図する著作物情報等を盛り込んだ電子透かし情報用のIDデータをID発生回路で発生させる(ステップS32)。
【0063】
次に、ステップS32にて発生された電子透かし情報用のIDデータを記録開始する磁気テープ位置を検索し(ステップS33)、その後、上記のIDデータを、磁気テープのサブコード領域にアフレコしていく(ステップS34)。
ステップS34でのIDデータのアフレコが任意で位置で終了すると、動作停止によってIDデータの記録を終了すると同時に、IDデータの発生も終了する。
【0064】
上述のようにして、1回のアフレコが完了すると、続けて他の画像位置にIDデータをアフレコするために、アフレコモードを続行するか、または終了するかを判断し(ステップS35)、この判断の結果、終了する場合には本動作を終了する。また、そうでない場合には、再度ステップS32に戻り、以降の処理ステップを繰り返し実行する。
【0065】
<第4の実施の形態>
第4の実施の形態では、記録媒体から再生された画像データ(圧縮画像データ)を伸長せずに、IDデータを電子透かし情報として埋め込む埋込側の処理を、次のようにする。
【0066】
図10及び図11は、第4の実施の形態における画像記録再生装置の構成を示したものである。
尚、上記図10及び図11の装置において、上記図1及び図4に示した装置と同様に動作する箇所には同じ符号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0067】
上記図10及び図11の装置において、透かし多重化部13’は、磁気テープから再生された圧縮画像データを伸長することなく、該データに対して電子透かし情報を多重する。
すなわち、この透かし多重化部13’は、上述した圧縮/透かし多重化部13、すなわち伸長された画像データに対する電子透かし情報の多重化を行う圧縮/透かし多重化部13とは異なる、圧縮された画像データに対して適した電子透かし情報の多重化の方法を採用している。例えば、既に圧縮された画像データにおいて、目視しにくい高周波成分に電子透かし情報を埋め込む方法を採用している。
【0068】
図12は、上記図10及び図11に示した装置の再生動作の流れを示したものである。
尚、上記図12のフローチャートにおいて、上記図7(b)のフローチャートと同様に処理実行するステップは同じ符号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0069】
上記図12に示すように、ここでの再生動作は、上記図7(b)のフローチャートに従った動作と同様であるが、上記図7(b)でのステップS15の代わりにステップS15’が実行される。
すなわち、ステップS15’では、磁気テープから再生された、圧縮された画像データに対して、伸長処理は行わずに、適した電子透かし情報を埋め込む処理を実行する。
【0070】
上述のような本実施の形態による構成によれば、圧縮された画像データを伸長することなく、電子透かし情報を埋め込むようにしているので、より簡単な装置構成とすることができる。
【0071】
尚、上述したような第4の実施の形態は、上述した第2及び第3の実施の形態にも適用可能である。この場合、第2及び第3の実施の形態における装置(上記図6及び図8参照)は、例えば、図13及び図14に示すような構成となる。
【0072】
<第5の実施の形態>
上述した第1〜第4の実施の形態では、記録媒体として磁気テープを用いるようにした。
第5の実施の形態では、記録媒体として、例えば、ディスク状の記録媒体(ディスク媒体)を用いるようにする。
尚、ここでは、一例として、第4の実施の形態における装置(上記図10参照)において、記録媒体としてディスク媒体を用いた場合について説明する。
【0073】
図15は、第5の実施の形態における画像記録再生装置の構成を示したものである。
尚、上記図15の装置において、上記図10に示した装置と同様に動作する箇所には同じ符号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0074】
上記図15の装置では、記録媒体61が記録可能なディスク媒体により構成されている。このディスク媒体61に対して、画像データが、電子透かし情報用のIDデータと共に、個別に異なる領域に記録されることになる。
具体的には例えば、ディスク媒体61の断面は、図16に示すように、各データ毎に記録領域が分けられた構造となっており、それぞれの記録領域は、内周側から順に、LEADIN71、システム・サブデータ記録領域73、画像記録領域(メイン領域)74、LEADOUT72となっている。
そこで、電子透かし情報用のIDデータを、システム・サブデータ記録領域73に記録することで、上述した各実施の形態での磁気テープに記録する構成と同様の効果が得られ、本実施の形態が実現できる。
【0075】
尚、記録媒体として用いるディスク媒体は、上記図16に示したような、円周で記録領域が分割されたものに限らず、例えば、円周方向に画像データとIDデータを分割して記録されるようになされたものであってもよい。
【0076】
また、ここでの電子透かし情報用のIDデータとしては、次のような各種情報を用いることができる。
【0077】
例えば、撮影時の情報としては、シャッタ速度、ズーム、絞り、AE、AWB値等のカメラパラメータ、撮影時の時間情報、または、ユーザの任意入力による撮影場所の地理情報、キャラクタ画像や個人情報等のユーザの著作物であることを示す情報等が考えられる。これらの撮影情報を、単独で、または組み合わせて、電子透かし情報用のIDデータとして構成することが可能である。
【0078】
このため、上記図15の装置における記録側の構成を、例えば、図17に示すような構成とする。
すなわち、上記図15の記録側の構成に加えて、画像撮像系1での各種パラメータを検出してデータ化する撮像パラメータ検出部62と、本装置に内蔵されたカレンダー機能部63と、地理情報、個人情報、キャラクタ画像等、電子透かし情報としてユーザの希望する画像データやプログラムデータ等を保持するためのメモリ64を含む構成し、このような構成によって得られた各種情報を、IDデータに用いるようにする。このとき、操作部9での操作により、ユーザによるあらゆるパターンでの情報選択が可能となっている。
【0079】
<「IEEE1394」の技術>
先に説明した通り、上述した各実施の形態におけるDIF14としては、IEEE1394シリアルバス等を用いたものが考えられ、家庭用デジタルビデオの規格では、DIF14に対して、IEEE1394シリアルバスの規格に準拠した方式をとるようにしている。
以下、IEEE1394シリアルバスの技術の概要について説明する。
【0080】
図18は、IEEE1394シリアルバス(以下、単に「1394シリアルバス」とも言う)を用いて構成されるネットワーク・システムの例を示す。
【0081】
このシステムは、機器(以下、「ノード」とも言う)A、B、C、D、E、F、G、及びHを備えており、A−B間、A−C間、B−D間、D−E間、C−F間、C−G間、及びC−H間が各々1394シリアルバス用のツイスト・ペア・ケーブルで接続されている。これらの機器A〜Hの一例としては、パソコン(PC)等のホストコンピュータ装置及びコンピュータ周辺機器である。
コンピュータ周辺機器としては、デジタルVCR、DVDプレーヤ、デジタルスチルカメラ、ハードディスクや光ディスク等のメディアを用いる記憶装置、CRTやLCDのモニタ、チューナ、イメージスキャナ、フィルムスキャナ、プリンタ、MODEM、ターミナルアダプタ(TA)等、コンピュータ周辺機器の全てが対象になる。
【0082】
各機器間の接続は、ディジーチェーン方式とノード分岐方式との混在が可能であり、自由度の高い接続を行うことができる。
また、各機器は、各々自固有のIDを有し、互いにIDを認識し合うことによって、1394シリアルバスで接続された範囲において、1つのネットワークを構成している。
例えば、機器間を各々1本の1394シリアルバス用ケーブルでディジーチェーン接続するだけで、各々の機器が中継の役割を担うので、全体として1つのネットワークを構成することができる。
【0083】
また、1394シリアルバスは、Plug and Play 機能に対応し、ケーブルを機器に接続するだけで自動的に機器を認識し、接続状況を認識する機能を有している。これは、1394シリアルバスの特徴でもある。
【0084】
また、上記図18に示したシステムにおいて、ネットワークからある機器が外されたり、又は、新たに加えられたとき等、自動的にバスをリセット(それまでのナットワークの構成情報をリセット)して、新たなネットワークを再構築する。この機能によって、その時々のネットワークの構成を常時設定、認識することができる。
【0085】
また、1394シリアルバスのデータ転送速度は、100/200/400Mbpsが定義されており、上位の転送速度を持つ機器が下位の転送速度をサポートすることで、互換性が保たれている。
【0086】
データ転送モードとしては、コントロール信号等の非同期データを転送するアシンクロナス(Asynchronous)転送モードと、同期データを転送するアイソクロナス(Isochronous )転送モードがある。アイソクロナス転送モードは、特に、ビデオ、オーディオ等のリアルタイムデータの転送に適している。
非同期データと同期データはそれぞれ、各サイクル(通常125μS /サイクル)の中で、サイクル開始を示すサイクル・スタート・パケット(CSP)の転送に続き、同期データの転送を優先しつつ、サイクル内で混在して転送される。
【0087】
ここで、実際に、1394シリアルバスにおいては、アイソクロナス転送とアシンクロナス転送が混在できる。この時のバス上の転送状態の時間的な遷移の様子を表すのが図19である。
【0088】
そこで、まず、アイソクロナス転送はアシンクロナス転送より優先して実行される。その理由は、CSPの後、アシンクロナス転送を起動するために必要なアイドル期間のギャップ長(サブアクションギャップ)よりも短いギャップ長(アイソクロナスギャップ)で、アイソクロナス転送を起動できるからである。したがって、アシンクロナス転送より、アイソクロナス転送は優先して実行されることとなる。
【0089】
上記図19に示す一般的なバスサイクルにおいて、サイクル#mのスタート時にCSPがサイクル・マスタから各ノードに転送される。このCSPによって、各ノードの動作が同期され、所定のアイドル期間(アイソクロナスギャップ)を待ってからアイソクロナス転送を行おうとするノードはバスアービトレーションに参加し、パケット転送に入る。上記図16では、各アイソクロナスデータを分別するチャネル単位で、チャネルe(che)、チャネルs(chc)、及びチャネルk(chk)が順にアイソクロナス転送されている。
このバスアービトレーションからパケット転送までの動作を、与えられているチャネル分繰り返し行い、サイクル#mにおけるアイソクロナス転送がすべて終了すると、アシンクロナス転送を行うことができるようになる。つまり、アイドル時間が、アシンクロナス転送が可能なサブアクションギャップに達することによって、アシンクロナス転送を行いたいノードはバスアービトレーションに参加する。
ただし、アシンクロナス転送が行える期間は、アイソクロナス転送終了後から、次のCSPを転送すべき時間(サイクル周期)までの間に、アシンクロナス転送を起動するためのサブアクションギャップが得られた場合に限られる。
【0090】
上記図19に示すサイクル#mでは、3つのチャネル分のアイソクロナス転送の後、アシンクロナス転送により、ackを含む2パケット(アシンクロナスパケット1、2)が転送されている。アシンクロナスパケット2の後は、サイクルm+1をスタートすべき時間(サイクル周期)にいたるので、サイクル#mにおける転送はこれで終わる。
ただし、非同期又は同期転送中に、次のCSPを送信すべき時間(サイクル周期)に至ったとしたら、転送を無理に中断せずに、その転送が終了した後のアイドル期間を待ってから、次サイクルのCSPを送信する。すなわち、1つのサイクルが125μS 以上続いたときは、その延長分、次サイクルは基準の125μS より短縮されたとする。このようにアイソクロナス・サイクルは、125μS を基準に超過、短縮し得るものである。
【0091】
しかしながら、アイソクロナス転送はリアルタイム転送を維持するために、必要であれば、毎サイクル実行され、アシンクロナス転送はサイクル時間が短縮されたことによって次以降のサイクルに延期されることもある。
【0092】
上述のようなIEEE1394シリアルバスを、上述した第1〜第5の実施の形態における装置に適用した場合、該装置の伝送形態については次のようになる。
【0093】
まず、上述した第1〜第5の実施の形態では、動画像(または静止画像でも可能)を記録再生及び伝送する装置を実現するものとしたが、ここでは、該装置において、その他の伝送形態として、動画データと電子透かし情報を多重した別画像の時分割多重伝送形態を用いた場合、すなわち別画像として、動画データと混在して記録されている静止画データ、または動画データの一部(1フレーム等)から生成した静止画データを伝送する場合について説明する。
【0094】
図20は、IEEE1394での伝送形式に従った伝送形態(IEEE1394シリアルバスを伝送路として用いた場合の伝送形態)を示したものである。
ここで、上記図19を用いて説明したように、上記図20に示す伝送形態では、サイクル周期及びサイクルスタートパケット(CSP)が存在し、これに加えて、アイソクロナス転送としてアイソクロナスパケットを構成する動画データと、アシンクロナス転送としてアシンクロナスパケットを構成する電子透かし情報を多重した静止画データとが存在している。
【0095】
上述のような伝送形態では、先ず、連続して再生される動画データを、アイソクロナス転送にて他ノードに伝送し、且つ適宜発生しうる電子透かし情報を多重すべき静止画データに対して、上述したような各実施の形態における多重化方法によって多重し、それを動画データと並行して、バス(IEEE1394シリアルバス)上に時分割多重で伝送する。
ここでの電子透かし情報を多重すべき静止画データとは、上述した各実施の形態での、電子透かし情報用のIDデータが多重されている画像データに対応している。これにより、電子透かし情報を埋め込む対象となるデータとしては、静止画データに限らず、動画データであってもよく、したがって、電子透かし情報を多重した画像データと、通常再生した動画データとの時分割多重伝送が実現できる。
このように、本発明は、より一層装置の応用範囲を広げた、電子透かし情報を多重した画像データの生成と伝送が可能となる。
【0096】
以上説明した各実施の形態によれば、ユーザがマスターとして保持する記録画像には電子透かし情報を埋め込まず、画像の外部出力の際に、該画像に対して電子透かし情報を多重することができる。これにより、高画質な原画像の保持が可能となり、且つ出力画像には電子透かしがかけられる効果があるので、著作権保護の技術としても有効である。
また、ユーザの判断によって、画像に電子透かし情報を多重するか否かを選択できるため、電子透かしの有効的な活用ができる。
【0097】
また、画像データと、電子透かし情報用のIDデータとを個別に記録媒体に記録することによって、IDデータのみのアフレコが可能になり、所望の画像位置に対するIDデータの追加記録や、以前に記録したIDデータの差し替えが可能となり、したがって、出力する画像に埋め込む電子透かし情報にも変化を持たせることができる。
【0098】
また、伝送方式を分けた複数種類の画像伝送を可能とすることで、動画像の通常伝送と並行して、コピーされやすい静止画像に電子透かし情報を多重して出力させる等、より広範囲に使い勝手が向上する。
【0099】
尚、上述した各実施の形態における電子透かし情報を得る方法としては、次のような方法も適用可能である。
著作権コード等の特定情報を、目視認識しにくい情報としての電子透かし情報に変換し、それを画像データ中に重畳(多重)する方法として、上述した方法の他に、画像をプリント出力等する際に、例えば、薄いY(イエロー)のドットを特定情報に応じて画像データ中に混入させる方法がある。また、濃淡のドットを形成しないで2値のドットを用いるプリンタ等を使用する場合は、例えば、Yのドットを特定情報の「1」、「0」に応じて、奇数ドット又は偶数ドットだけずらせるという方法がある。これらの方法の他にも、画像データを特定情報に応じて周波数変調する等の方法がある。
このようなそれぞれの方法は、特開平5−301380号公報、特開平6−86049号公報等に開示されている。
【0100】
また、上述した各実施の形態における装置が有する機能は、ハード的に構成してもよく、例えば、CPUやメモリ等から成るマイクロコンピュータシステムで構成してもよい。マイクロコンピュータシステムに構成する場合、上記メモリは本発明による記憶媒体を構成する。この記憶媒体には、上記図7(a)及び(b)、図9、図12のフローチャートで示したような上述した処理を実行するためのプログラムが記憶される。
すなわち、本発明の目的は、上述した各実施の形態のホスト及び端末の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記憶した記憶媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読みだして実行することによっても、達成されることは言うまでもない。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が各実施の形態の機能を実現することとなり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することとなる。
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、ROM、フロッピーディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード等を用いることができる。
また、コンピュータが読みだしたプログラムコードを実行することにより、各実施の形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS等が実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって各実施の形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された拡張機能ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって各実施の形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0101】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、画像データを特定するための特定情報に基づく電子透かし情報が埋め込まれた再生画像データ、又は上記電子透かし情報が埋め込まれていない再生画像データを、使用者の操作に応じて選択的に出力できるようになる。したがって、使用者の目的に応じた画像データを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態において、本発明を適用した画像記録再生装置の構成を示すブロック図である。
【図2】家庭用デジタルビデオにおけるソースパケットを説明するための図である。
【図3】上記ソースパケットの転送モデルを説明するための図である。
【図4】上記画像記録再生装置の主要部の構成を示すブロック図である。
【図5】上記家庭用デジタルビデオにおける磁気テープ上の各種データの記録状態を説明するための図である。
【図6】第2の実施の形態における上記画像記録再生装置の主要部の構成を示すブロック図である。
【図7】上記第1及び第2の実施の形態における上記画像記録再生装置の動作を説明するためのフローチャートである。
【図8】第3の実施の形態に上記画像記録再生装置の主要部の構成を示すブロック図である。
【図9】上記画像記録再生装置におけるアフレコ動作を説明するためのフローチャートである。
【図10】第4の実施の形態における上記画像記録再生装置の構成を示すブロック図である。
【図11】上記画像記録再生装置の主要部の構成を示すブロック図である。
【図12】上記画像記録再生装置における再生動作を説明するためのフローチャートである。
【図13】上記第4の実施の形態を上記第2の実施の形態での上記画像記録再生装置に適用した場合の構成を示すブロック図である。
【図14】上記第4の実施の形態を上記第3の実施の形態での上記画像記録再生装置に適用した場合の構成を示すブロック図である。
【図15】第5の実施の形態における上記画像記録再生装置の構成を示すブロック図である。
【図16】上記画像記録再生装置での記録媒体の記録領域について説明するための図である。
【図17】上記画像記録再生装置の記録側の構成を示すブロック図である。
【図18】IEEE1394を説明するための図である。
【図19】上記IEEE1394での伝送形態を説明するための図である。
【図20】上記第1〜第5の実施の形態における上記画像記録再生装置において、ディジタルインターフェイスにIEEE1394を用いたときの伝送形態を説明するための図である。
【符号の説明】
6 磁気テープ
6A 第1の記録媒体
6B 第2の記録媒体
7 ID発生回路
8 システムコントローラ
12 画像伸張回路
13 透かし情報多重化部
14 デジタルインターフェイス(DIF)
16 ID/透かし情報変換回路
17a,17b,17c 連動スイッチ
22 トラック
Claims (11)
- 画像データを記録媒体の第1の記録領域に記録すると共に、上記画像データを特定するための特定情報を記録媒体の第2の記録領域に記録する記録処理手段と、
上記第1及び第2の記録領域を再生する再生処理手段と、
上記再生処理手段によって再生された特定情報を電子透かし情報に変換する変換手段と、
上記再生処理手段によって再生された再生画像データに上記電子透かし情報を埋め込む多重化手段と、
上記多重化手段によって上記電子透かし情報が埋め込まれた再生画像データ、又は上記電子透かし情報が埋め込まれていない再生画像データを、ユーザの操作に応じて選択的に出力する選択手段とを備えたことを特徴とする画像記録再生装置。 - ユーザの選択に応じて異なる種類の特定情報を発生する発生手段をさらに備え、
上記記録処理手段は上記発生手段により発生された特定情報を記録することを特徴とする請求項1記載の画像記録再生装置。 - 上記第1の記録領域は第1の記録媒体に設けられ、上記第2の記録領域は上記第1の記録媒体とは別の第2の記録媒体に設けられていることを特徴とする請求項1記載の画像記録再生装置。
- 上記再生処理手段は、上記第1の記録領域に圧縮された状態で記録された圧縮画像データを再生し、
上記多重化手段は、上記再生処理手段によって再生された圧縮画像データに上記電子透かし情報を埋め込むことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像記録再生装置。 - 圧縮画像データを伸張処理する伸張手段をさらに備え、
上記再生処理手段は、上記第1の記録領域に圧縮された状態で記録された圧縮画像データを再生し、
上記伸張手段は、上記再生処理手段によって再生された圧縮画像データを伸張処理し、
上記多重化手段は、上記伸張手段によって伸張された画像データに上記電子透かし情報を埋め込むことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像記録再生装置。 - 画像データを記録媒体の第1の記録領域に記録すると共に、上記画像データを特定するための特定情報を記録媒体の第2の記録領域に記録する記録処理手順と、
上記第1及び第2の記録領域を再生する再生処理手順と、
上記再生処理手順によって再生された特定情報を電子透かし情報に変換する変換手順と、
上記再生処理手順によって再生された再生画像データに上記電子透かし情報を埋め込む多重化手順と、
上記多重化手順によって上記電子透かし情報が埋め込まれた再生画像データ、又は上記電子透かし情報が埋め込まれていない再生画像データを、ユーザの操作に応じて選択的に出力する選択手順とを有することを特徴とする画像記録再生方法。 - ユーザの選択に応じて異なる種類の特定情報を発生する発生手順をさらに有し、
上記記録処理手順では上記発生手順により発生された特定情報を記録することを特徴とする請求項6記載の画像記録再生方法。 - 上記第1の記録領域は第1の記録媒体に設けられ、上記第2の記録領域は上記第1の記録媒体とは別の第2の記録媒体に設けられていることを特徴とする請求項6記載の画像記録再生方法。
- 上記再生処理手順では、上記第1の記録領域に圧縮された状態で記録された圧縮画像データを再生し、
上記多重化手順では、上記再生処理手順によって再生された圧縮画像データに上記電子透かし情報を埋め込むことを特徴とする請求項6乃至8のいずれか1項に記載の画像記録再生方法。 - 圧縮画像データを伸張処理する伸張手順をさらに有し、
上記再生処理手順では、上記第1の記録領域に圧縮された状態で記録された圧縮画像データを再生し、
上記伸張手順では、上記再生処理手順によって再生された圧縮画像データを伸張処理し、
上記多重化手順では、上記伸張手順によって伸張された画像データに上記電子透かし情報を埋め込むことを特徴とする請求項6乃至8のいずれか1項に記載の画像記録再生方法。 - 画像データを記録媒体の第1の記録領域に記録すると共に、上記画像データを特定するための特定情報を記録媒体の第2の記録領域に記録する記録処理手順と、
上記第1及び第2の記録領域を再生する再生処理手順と、
上記再生処理手順によって再生された特定情報を電子透かし情報に変換する変換手順と、
上記再生処理手順によって再生された再生画像データに上記電子透かし情報を埋め込む多重化手順と、
上記多重化手順によって上記電子透かし情報が埋め込まれた再生画像データ、又は上記電子透かし情報が埋め込まれていない再生画像データを、ユーザの操作に応じて選択的に出力する選択手順とをコンピュータに実行させるためのプログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
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