本発明に係るリモコン装置、被制御機器及びリモート処理システムを、被制御機器がテレビ受信装置である場合を例にとって、以下説明する。
まず、これらの外観を図3及び4に示す。図4に示す本発明に係るリモコン装置10は、被制御装置の電源のON、OFFを行う電源ボタン41と、予め割当てられたチャンネルをダイレクトに選局するか、又はチャンネル番号及び各種数字情報を入力するための数字キー11と、該数字キー11や他のキーの操作結果をリモコン信号として送信する送信部16と、前記入力したチャンネル番号や数字・文字情報等種々の入力情報の入力又は更新位置示すカーソルを、上下左右に移動する操作を行うカーソルキー13と、チャンネル選局に際して、前記チャンネル番号を直接入力する「多桁入力モード」に移行する指示をする多桁入力キー15と、前記数字キー11により入力したチャンネルを確定する決定キー12と、複数ある放送形態のうち何れの放送を受信するかを選択するネットワークキー42と、被制御装置20に接続された外部機器等の再生情報を表示する場合等に選択する外部入力・モードキー43を備える。
なお、便宜のため、ネットワークキー42と外部入力・モードキー43とを併せてモード選択キー14と称する。
本発明に係るテレビ受信装置20は、前記リモコン装置10の操作によって制御される被制御装置であり、前記リモコン装置10からの前記リモコン信号を受信する受信部21と、該受信部21が受信した前記リモコン信号の内容を識別する識別部(図示せず)と、該識別部によって識別された前記リモコン信号に基づいて、チャンネル選局部に代表される回路部を制御する回路制御部(図示せず)とを備え、該回路制御部は、前記識別部により識別されたリモコン信号が前記カーソルキーの操作結果を示す信号であった場合、該カーソルキーの操作結果に応じて、既に受信済みで、表示部25にOSD表示されている前記リモコン装置10からの数字・文字情報の入力又は更新位置を移動し、しかる後に、前記リモコン装置10から受信される数字キー11の操作結果を示すリモコン信号によって移動したカーソル位置の数字情報の入力又は訂正をすることを可能としている。
また、本発明に係るリモート処理システム100は、前記リモコン装置10とテレビ受信装置20とから構成され、リモコン装置10の操作によってテレビ受信装置20を遠隔操作するシステムである。その他、外部機器も接続することが可能である。
以下に、本発明に係るテレビ受信装置20及びリモコン装置10からなるリモート処理装置100を、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明に係るリモート処理システム100の要部の構成の一例を示すブロック図である。
図1に示すリモート処理システム100は、遠隔操作を行うリモコン装置10と、該リモコン装置10の操作に応じて、対応する回路部等が制御される被制御機器20(例えば、リモコン装置10からの数字情報の信号及び数字情報を確定する信号により、指定されたチャンネル番号の番組を選局して画面表示するテレビ受信装置)とにより構成されている。
ここで、以下の説明においては、説明を簡素化するために、図1に示すリモート処理システム100の被制御機器として、リモコン装置10にて入力される数字情報により指定されたチャンネル番号のテレビ映像を受信するテレビ受信装置を例にとって示すが、本発明はかかる場合のみに限るものではなく、例えば、リモコン装置10を用いて制御される被制御機器20として、DVD再生装置やビデオ再生装置やPC(パーソナルコンピュータ)、その他各種の家電機器やホームセキュリティ機器、あるいは車載用電子機器等への適用が考えられる。
また、本実施の形態において、リモコン装置10から入力されて訂正対象となる情報としては、説明を簡単にするために、テレビ受信装置におけるチャンネル番号を示す多桁の数字情報の場合について以下に説明する。但し、本発明は、かかる場合のみに限るものではなく、訂正対象とする情報としては、チャンネル番号に限らない他の数字情報であってもよいし、あるいは、場合によっては、数字情報ではなく、英字情報や文字情報が含まれているものであってもよく、複数の文字数(桁数)からなる情報であれば、如何なる情報であっても構わない。
図1に示すリモコン装置10における符号11は、所定の複数の桁数からなるチャンネル番号の各桁の数字情報を入力する数字キー(1、2、…、9、10/0、11、12)であり、符号12は、数字キー11により入力された数字情報からなるチャンネル番号を確定する場合に操作する決定キーであり、符号13は、数字キー11により入力された数字情報からなるチャンネル番号を訂正するために訂正すべき桁位置へカーソルを移動させるカーソルキーである。
また、リモコン装置10における符号15は、チャンネル番号を2桁以上の所定の桁数からなる多桁数字情報として入力する多桁モードへ移行させる多桁入力キーであり、符号17は、リモコン装置10の各部を制御する制御部であり、符号16は、数字キー11、決定キー12、カーソルキー13、モード選択キー14、多桁入力キー15の操作結果を示すリモコン信号を、赤外線等の無線信号として、被制御機器20に対して送信する送信部である。
また、図1に示すリモコン装置10においては、決定キー12や多桁入力キー15などを、カーソルキー13と共に、常に装備する場合を示しているが、本発明は、かかる場合に限るものではなく、必要に応じて、決定キー12あるいはカーソルキー13や多桁入力キー15を装備するようにしても良い。
例えば、決定キー12によらずにカーソルキー12の「下」キーで選局するようにすれば、決定キー12を省略することができる。
ただし、多桁入力キー15を備えていると、当該キーを操作しないときは、リモコン装置に通常備わっている1から12の数字キーを、予め記憶された特定のチャンネルを即座に直接選局するものとして機能させ、多桁入力キー15を押下したときに初めて多桁入力モードに移行させるという選択ができ、数字キー11によって必ず多桁入力モードに移行してしまって従来の数字キー11のダイレクト選局の機能を失わせる、といった不都合が生じず非常に有益である。
次に、図1に示す被制御機器20における符号21は、リモコン装置10の送信部16より送信されてくる赤外線等の無線信号からなるリモコン信号を受信する受信部であり、符号22は、受信部21にて受信されたリモコン信号(例えばチャンネル番号)を記録するメモリ部22である。
ここで、リモコン信号として、数字キー11から入力されたチャンネル番号が受信されている場合、メモリ部22にはチャンネル番号の各桁に対応してそれぞれ別個のメモリ領域に記録するように構成されている。図1においては、多桁の数字情報からなるチャンネル番号が3桁の数字情報である場合について例示している。即ち、メモリ部22における符号22aは、チャンネル番号の1桁目の数字情報を記録する1桁目用メモリ領域であり、符号22bは、チャンネル番号の2桁目の数字情報を記録する2桁目用メモリ領域であり、符号22cは、チャンネル番号の3桁目の数字情報を記録する3桁目用メモリ領域である。
また、被制御機器20における符号23は、受信部21により受信されたリモコン信号の内容を識別する識別部であり、符号24は、設定された任意の経過時間を計時するタイマ部であり、符号25は、受信されたリモコン信号に基づいて、指示されている画像(例えば、チャンネル番号が示す番組)やリモコン装置10の操作を案内するチャンネルコールや、多桁入力画面などの各種情報を画面表示する表示部であり、符号26は、受信されたリモコン信号に基づいて、当該被制御機器20内部のチャンネル選局部(チューナ)など対応する回路部を制御する回路制御部である。即ち、回路制御部26は、例えば、リモコン装置10により指示されたチャンネル番号が示す番組を選局するために、図1に示していないチャンネル選局部(チューナ)を制御するものである。また、被制御機器20における符号27は、被制御機器20の各部を制御する制御部である。
なお、図1に示す被制御装置20においては、メモリ部22を常に備えている場合を示しているが、本発明は、かかる場合に限るものではなく、必要に応じてメモリ部22を備えるようにしてもよい。例えば、多桁モードのように、多くの桁数からなる数字情報をチャンネル番号として用いることがないような場合であれば、複数の桁数からなる数字情報を逐次記録するようなメモリ部22の代わりに、リモコン装置10からのチャンネル情報を一旦バッファリングすることが可能なバッファを備えるようにしてもよい。
また、メモリ部22に記録される数字情報についても、チャンネル番号のみに限るものではなく、被制御装置20内の各回路部の制御に用いる情報であれば、如何なる数字情報であってもよいし、前述したように、数字情報のみならず、任意の英字情報や文字情報を含む情報であっても構わなく、複数の文字数(桁数)からなる情報であれば、如何なる情報であってもよい。
次に、図1に示した本発明に係るリモコン装置10の操作の一例について、被制御機器20をテレビ受像機とした場合、リモコン装置10の操作により、多桁数字情報からなるチャンネル番号を入力して、被制御機器20であるテレビ受像機のチャンネル選局部(チューナ)を制御して、所望のチャンネル番号に切り換えさせるチャンネル選局動作を行う際の動作を、図2に示すフローチャートを参照して説明する。
まず、リモコン装置10の多桁入力キー15を操作すると、該操作結果は、リモコン装置10の制御部17を介して送信部16より赤外線信号等のリモコン信号として、被制御機器20に対して送信される。被制御機器20の受信部21にて多桁入力キー15の操作を示すリモコン信号を受信すると、受信されたリモコン信号は、制御部27を介して識別部23により受信したリモコン信号が多桁入力キー15の操作結果を示す信号であると判定され、制御部27は、回路制御部26を制御して、所定桁数のチャンネル番号を入力して選局動作を行う「多桁入力モード」に移行する(ST1)。
多桁入力モードに移行すると、以降に入力されてくる多桁数字情報からなるチャンネル番号の各桁の数字情報を格納する準備として、被制御機器20の制御部27によりメモリ部22の各桁用の1,2,3桁目用メモリ領域22a〜22cの記録内容(即ち、前回入力されていたチャンネル番号等の記録内容)をクリアし(ST2)、更に、多桁の数字情報からなるチャンネル番号の各桁毎の数字情報の受信を待ち合わせる制限時間を計数するために、予め定めた所定の時間を計数するタイマ部24をリセットして、記憶されていた待ち時間情報をクリアする(ST3)。
そして、表示部25には該多桁入力のための入力画面をオンスクリーン表示等の手段により表示する(ST4)。当該多桁入力OSD表示は、入力すべき桁数からなるチャンネル番号を入力するためのボックスと、ボックス内のどの桁に数次キー11の入力結果を格納するかを示すカーソルからなる。このように、多桁数字情報の入力による入力開始状態としたうえで(ST4)、リモコン装置10からのリモコン信号の受信を待つ(ST5)。
しかる後において、リモコン装置10から送信されてきたリモコン信号を、被制御機器20であるテレビ受信装置の受信部21にて受信すると(ST6の「Y」)、受信されたリモコン信号は、制御部27を介して識別部23によりその信号の種別が識別され、当該識別部23において、受信したリモコン信号が数字キー11の操作結果が数字情報であると判定した場合(ST7の「Y」)、制御部27を介して、受信した数字情報を、メモリ部22の1,2,3桁目メモリ領域22a〜22cのうち対応する桁位置のメモリ領域に記録する(ST8)。
ここでは、説明便宜のため、1桁目を一番左の桁、2桁目をひとつ右隣の桁・・・というように考える。よって、「次の桁」とは「一つ右隣の桁」である。
そして、次の桁位置の数字情報を待ち合わせるために、ステップST3に復帰して、タイマ部24をリセットして、記憶されている待ち時間情報をクリアし(ST3)、次の桁位置の数字情報に関して、リモコン装置10の数字キー11の入力位置を示すカーソル表示を、表示部25にて画面表示して(ST4)、リモコン装置10からのリモコン信号の受信待ち状態とする(ST5)。ここでは、ST8からST3に復帰する過程において、表示部25にて表示されている多桁入力OSD表示の入力すべきカーソル位置を、自動的に移動(例えば、1桁目を入力した直後にカーソルを2桁目に自動的に移動)することとするが、カーソルの自動移動がなくとも、カーソルキー13の操作により任意位置を指定できることは言うまでもない。
かくのごとく、数字キー11(及びカーソルキー13)の操作をチャンネル番号の所定桁数分繰返すことにより、多桁数字からなるチャンネル番号として予め定められた所定の桁数の数字情報を入力した後、リモコン装置10の決定キー12が操作される。
該操作結果は、リモコン装置10の制御部17を介して送信部16より赤外線信号等のリモコン信号として、被制御機器(テレビ受信装置)20に対して送信される。リモコン装置10から送信されてきたリモコン信号を、被制御機器20であるテレビ受像機の受信部21にて受信すると(ST6の「Y」)、受信したリモコン信号は、制御部27を介して識別部23によりその信号の種別が識別され、当該識別部23において、受信したリモコン信号が数字情報ではなく(ST7の「N」)、決定キー12の操作結果であると判定され(ST15の「Y」)、多桁入力キー15の操作結果を示す信号の受信から決定キー12の受信までの間に受信されている数字キー11の操作結果による数字情報の桁数が、チャンネル番号として予め定められている所定桁数と一致しているか否かを確認する(ST10)。
該所定桁数と一致していれば(ST10の「Y」)、メモリ部22の1,2,3桁目用メモリ領域22a〜22cにそれぞれ記録されている数字情報をチャンネル番号として読み出して、回路制御部26に対して出力する。回路制御部26は、入力されてきたチャンネル番号に基づいて、チャンネル選局部(チューナ)を制御して、所望のチャンネルへチャンネルを切り換える選局動作を行ない(ST11)、所望のチャンネルの番組を受信して、表示部25により、受信した番組の内容を画面表示して、多桁入力による該選局動作を終了する(ST12)。このとき、多桁入力OSD表示を非表示とする(ST14)。
一方、多桁入力OSD表示を表示部25に表示して(ST4)、リモコン装置10からのリモコン信号の受信待ち状態とした後(ST5)、リモコン装置10からリモコン信号が受信されず(ST6の「N」)、ステップST3にてリセットして計時を開始したタイマ部24が、予め定められた所定の時間経過してタイムオーバとなった場合(ST9の「Y」)には、決定キー12の操作結果が受信された場合(ST15の「Y」)と同様に、多桁入力キー15の受信からタイムオーバまでの間に受信されている数字キー11を操作した結果、入力された数字情報の桁数が、チャンネル番号として予め定められている所定桁数と一致しているか否かを確認する動作(ST10)がなされ、該所定桁数と一致していれば(ST10の「Y」)、メモリ部22の1,2,3桁目用メモリ領域22a〜22cにそれぞれ記録されている数字情報に基づくチャンネル選局動作が行なわれる(ST11,ST12)。
すなわち、表示部25にて、多桁入力OSD表示した以降、予め定められた所定の時間が経過したことがタイマ部24にて検知された場合、被制御機器20の回路制御部26は、該所定の時間が経過するまでの間に、既に受信済みの数字情報に基づいて、対応する回路部であるチャンネル選局部(チューナ)を制御する動作を起動する。
一方、ステップST10において、多桁入力キー15の受信から決定キー12の押下によるリモコン信号の受信までの間に、あるいは、多桁入力キー15の受信からタイムオーバが発生するまでの間に、入力された数字情報の桁数が、チャンネル番号として予め定められている所定桁数と一致していなかった場合(ST10の「N」)、回路制御部26によってチャンネルを切り換えるチャンネル選局動作を実行することなく、多桁モードによる選局動作を終了する(ST14)。
更に、ステップST6においてリモコン信号が受信されたと判定されて(ST6の「Y」)、識別部23により識別された該リモコン信号が、数字情報ではなく(ST7の「N」)、かつ、決定キー12の操作結果でもないと判定した場合(ST15の「N」)、該リモコン信号が、チャンネル番号の一部として既に入力済みの数字情報を訂正するための桁位置を移動させるカーソルキー13の「左」キーの操作結果であるか判定する(ST16)。該リモコン信号がカーソルキー13の「左」キーの操作結果であると判定した場合(ST16の「Y」)、チャンネル番号として入力途中にある数字情報の現在の桁位置を既入力済みの一つ前の桁位置に戻し、メモリ部22の1,2,3桁目用メモリ領域22a〜22cのいずれかに記録しようとしている現在の桁位置の一つ前に入力された桁位置を示すメモリ領域に対して、アクセスするように変更する(ST16)。
しかる後、戻された桁位置の数字情報を訂正入力させるために、ステップST3に復帰して、タイマ部24をリセットして、記憶されている待ち時間情報をクリアし(ST3)、多桁入力OSD表示を、表示部25にて表示して(ST4)、リモコン装置10からのリモコン信号の受信待ち状態とする(ST5)。
以降、ステップST6〜ST8の各ステップにより新しく受信した訂正用の数字情報を、一つ前の桁位置に戻して設定されているメモリ部22の1,2,3桁目用メモリ領域22a〜22cのいずれかのメモリ領域に記録し直した後、更に、ステップST3に復帰して、次のリモコン信号の入力を待ち合わせる状態に移行する。
ここで、次に受信されたリモコン信号もカーソルキー13の「左」キーの操作結果であった場合(ST6の「Y」、かつ、ST7の「N」、かつ、ST15の「N」、かつ、ST16の「Y」)、更に一つ前の既入力済みの桁位置に戻し、メモリ部22の1,2,3桁目用メモリ領域22a〜22cのいずれかに記録し直した訂正後の現在の桁位置から更に一つ前の桁位置を示すメモリ領域に対してアクセスするように変更する(ST16)。
そして、任意の桁位置まで遡って、多桁数字情報からなるチャンネル番号の各桁位置のいずれの数字情報であっても、直ちに訂正することが可能である。
前述のように、任意の桁位置まで遡って、チャンネル番号として入力中の数字情報を訂正した後、まだ未入力となっている下位の桁位置の数字情報が残っている場合、又は、既に入力済みになっている下位の桁位置の数字を訂正したい場合、又は、既に入力済みの数字情報をチャンネル番号として決定したい場合、次の桁位置の数字情報や決定指示情報を待ち合わせるために、ステップST3に復帰して、タイマ部24をリセットして、記憶されている待ち時間情報をクリアし(ST3)、多桁入力OSD表示を、表示部25にて画面表示して(ST4)、リモコン装置10からのリモコン信号の受信待ち状態となる(ST5)。かかる状態において、次に、数字キー11でもなく、決定キー12でもなく、右キー14が操作された場合、当該右キー14の操作結果は、リモコン装置10の制御部17を介して送信部16より赤外線信号等のリモコン信号として、被制御機器20のテレビ受信装置に対して送信される。
リモコン装置10から送信されてきたリモコン信号を、被制御機器20であるテレビ受信装置の受信部21にて受信すると(ST6の「Y」)、受信されたリモコン信号は、制御部27を介して識別部23により識別される。当該識別部23において、受信したリモコン信号が、数字キー11の操作結果である数字情報の信号でなく、決定キー12でもなく、カーソルキー13の「左」キーでもなく、カーソルキー13の「右」キーの操作結果であると判定した場合(ST7の「N」、かつ、ST15の「N」、かつ、ST16の「N」、かつ、ST18の「Y」)、メモリ部22の1,2,3桁目用メモリ領域22a〜22cのいずれかに記録しようとしている現在の桁位置の次の桁位置を示すメモリ領域に対してアクセスするように変更する(ST19)。
しかる後、次の桁位置の数字情報を数字キー11から訂正入力させるか、又は、右キー14により更に先の桁位置まで移動させるために、ステップST3に復帰して、タイマ部24をリセットして、記憶されている待ち時間情報をクリアし(ST3)、多桁入力OSD表示を、表示部25にて画面表示して(ST4)、リモコン装置10からのリモコン信号の受信待ち状態とする(ST5)。
ここで、次に受信されたリモコン信号がカーソルキー13の「右」キーの操作結果であった場合(ST6の「Y」、かつ、ST7の「N」、かつ、ST15の「N」、かつ、ST16の「N」、かつ、ST18の「Y」)、更に一つ先の既入力済みの桁位置にまで進み、メモリ部22の1,2,3桁目用メモリ領域22a〜22cのいずれかに移動した現在の桁位置から更に一つ先の桁位置を示すメモリ領域に対してアクセスするように変更する(ST19)。
このようにすれば、既入力済みの数字情報の任意の桁位置まで先に進んで、多桁数字情報から構成されるチャンネル番号の各桁位置のいずれの数字情報であっても、直ちに訂正することが可能である。あるいは、前述したように、任意の桁位置まで遡って、チャンネル番号として入力中の数字情報を訂正した後、まだ未入力となっている下位の桁位置の数字情報が残っている場合であれば、下位の該桁位置に至るまで、カーソルキー13の「右」キーを連続して操作することにより、次に入力すべき数字情報の桁位置まで素早く復帰することが可能である。
以上のごとく、回路制御部26は、メモリ部22に記録されている数字情報に基づいて、チャンネル選局部(チューナ)など対応する回路部を制御して、チャンネル選局動作を行うことが可能であり、また、リモコン装置10のカーソルキー13の「左」キー及び「右」キーの操作結果に応じて、対応する各桁位置の数字情報を格納しているメモリ領域22a〜22cのいずれかに、アクセス位置を移動させて、数字キー11を操作して、移動したアクセス位置のメモリ領域に記録されている数字情報を直ちに訂正することができる。
なお、図2に示す例においては、タイム部24でタイムオーバが検知された場合(ST9の「Y」)、又は、識別部23で決定キー12が入力された場合(ST15の「Y」)に初めて、ステップST10において、既に入力済みの数字情報の桁数が、予め定められた所定の桁数に一致しているか否かを判定している場合を示したが、本発明は、かかる動作に限るものではない。
例えば、ステップST8において、受信した数字をメモリ部22に桁位置毎に記録する動作を行うのに先立って、予め定められた所定の桁数の数字情報が入力されているか否かを判定して、所定の桁数の数字情報が入力された場合には、その旨を表示部25により画面表示すると共に、直ちにステップST11に移行して、入力された数字情報が示すチャンネル番号に基づいて、チャンネルを切り換えるチャンネル選局動作を行なわせるようにしてもよい。
次に、上述した内容の入力・訂正の例を、多桁入力OSD表示の変遷を図5を参照して説明する。ここでは例として、放送形態がBSである場合の多桁チャンネル番号入力を説明する。
<5−1>は、図2のステップST5で表示される多桁入力OSD表示のデフォルト画面である。当該多桁入力OSD表示は、図5の<5−1>に示すとおり、大・小2つのボックスからなり、小のボックスにはBS放送のチャンネルを特定するのに必要な桁数分の3つの「−」が表示され、大のボックスの中に収まるようにして表示されている。大のボックスには、何れのモードを選択しているかを示す表示がなされ、本実施の形態ではBS放送を示す「BS」の表示がなされている。そして、小のボックスの最初に入力すべき桁位置(5−1では1桁目)にカーソルが表示されている。そして、小のボックスから大のボックスにカーソルを移動できないものとして説明する。
まず、リモコン装置10の多桁入力キー15を押下すると、メモリ部22の記録及びタイマ部24のカウントがクリアされ(図2のST2、ST3)、表示部25に上記多桁入力OSD表示がなされる(図2のST4)。このとき、初めに入力すべき桁位置である1桁目(百の位)にカーソルが表示されている<5−1>。
次に、1桁目(百の位)の数字情報として数字キー11の「1」キーを押下すると、1桁目用メモリ領域22aに「1」が格納されるとともに、多桁入力OSD表示では、1桁目に「1」が表示されて、次に入力すべき桁位置である2桁目(十の位)にカーソルが移動して表示される(図2のST6の「Y」、ST7「Y」、ST8、ST3への復帰過程におけるカーソルの自動移動)<5−2>。
同様に、数字キー11の「10/0」キー、「2」キーと連続して押下すると、2桁目用メモリ領域22bに「0」、3桁目用メモリ領域22cに「2」が格納されるとともに、多桁入力OSD表示では、2桁目(十の位)に「0」、3桁目(一の位)に「2」が表示される<5−3>。このとき、カーソルは3桁目より右には移動できないことから、一の位に表示したままとなる。
そして、タイマ部24にてカウントしている時間が所定時間を超えないうちに(図2のST9で「Y」とならない時間内に)、カーソルキー13の「左」キーを2度押下すると、カーソル位置が、1桁目(百の位)位置まで移動し、各桁の数字は、表示されたままとなり、メモリ部22の内容も保持されたままの状態となる<5−4>。
そして、数字キー11の「2」キーを押下すると、1桁目用メモリ領域22aに「2」が格納される(更新される)とともに、チャンネルコール表示では、1桁目(百の位)に「2」が表示された状態となる<5−5>。
この状態で、決定キー12を押下する(図2のST15)か、所定時間何も操作しない状態でいる(図2のST9、ST10)と、「BS202ch」が選局され(図2のST11)、当該放送が表示部25に表示されることとなる。なお、上述したように前記決定キー12の代わりにカーソルキー13の「下」キーによって選局されてもよい。
以上により、任意のチャンネルをダイレクトで選局する際に、入力したチャンネル番号を即時に選局するのではなく、一定時間を経過するまでは選局されないようにして、既入力のチャンネル番号を訂正する時間を確保する一方で、決定ボタン12により、記入力のチャンネル番号に即時選局できるようにしたから、チャンネル番号の桁数が今後ますます増加する傾向にあっても、ダイレクト選局におけるユーザビリティを格段に向上させることができる。
また、多桁入力の開始は、多桁入力キー15の押下によって開始されるため、通常12個キーからなる数字キー11は、予め特定されたダイレクト選局をするように機能し、ダイレクト選局と、多桁入力を適宜使い分けることが可能である。また、訂正キーのようなものを設けることなく上記ユーザビリティの向上を実現することができるも。
〔第2の実施の形態〕
次に、本発明に係る第2の実施の形態について説明する。外観及びブロック図は、図1、3、4と同様である。本実施の形態では、図2に示す動作においてステップST2を省略する点に特徴がある。
本実施の形態を、多桁入力OSD表示の変遷を示した図6を参照して説明する。
まず、多桁入力キー15の押下により多桁入力による選局を開始する(図2のST1)と、図2のステップST2は省略されているため、入力記録をクリアせずに、現在視聴しているチャンネル番号をそのまま多桁入力OSD表示する(図6ではBS102chを視聴していた例を示している)<6−1>。
同時に、最初に入力すべき桁位置にカーソルを表示する。図5の例では、最初に入力すべき桁位置を1桁目(百の位)としたが、本実施の形態においては、最初に入力すべき桁位置を3桁目(一の位)としている。なお、最初に入力すべき桁位置を何れの桁に設定するかは任意に設計すればよい。
この状態で、カーソルキー13の「左」キーを2回連続して押下すると、多桁入力OSD表示のカーソル位置は、2桁目(十の位)、1桁目(百の位)と移動する<6−2><6−3>。各桁の数次情報の表示は保持されたままである。
そして、この状態で数次キー11の「2」キーを押下すると、1桁目用メモリ領域22aに「2」が格納されるとともに、多桁入力OSD表示では、1桁目が「2」の表示に更新される。
そして、この状態で、決定キー12を押下する(図2のST15)か、所定時間何も操作しない状態でいる(図2のST9、ST10)と、「BS202ch」が選局され(図2のST11)、当該チャンネルの放送内容が表示部25に表示されることとなる。
本実施の形態によれば、現在視聴しているチャンネル番号と1桁違いのチャンネル番号に素早くダイレクトに選局が可能であるとともに、チャンネル番号入力の訂正も容易にでき、ユーザビリティを向上させることができる。
〔第3の実施の形態〕
次に、本発明に係る第3の実施の形態について説明する。外観及びブロック図は、図1、3、4と同様である。本実施の形態では、図2に示す動作においてステップST10を省略し、ステップST11に移行する過程において、数次情報が未入力の桁を「0」と置き換えてチャンネルを選局する等の処理を行う点に特徴がある。
本実施の形態を、多桁入力OSD表示の変遷を示した図7を参照して説明する。
まず、リモコン装置10の多桁入力キー15を押下すると、メモリ部22の記録及びタイマ部24のカウントがクリアされ(図2のST2、ST3)、表示部25に上記多桁入力OSD表示がなされる(図2のST4)。このとき、初めに入力すべき桁位置である1桁目(百の位)にカーソルが表示されている<7−1>。
続いて、1桁目で数字キー11を何も操作せず、カーソルキー13の「右」キーを押下すると、カーソルが2桁目に移動する<7−2>。
次に、2桁目(十の位)の数字情報として数字キー11の「1」キーを押下すると、2桁目用メモリ領域22bに「1」が格納されるとともに、多桁入力OSD表示では、2桁目に「1」が表示されて、次に入力すべき桁位置である3桁目(一の位)にカーソルが表示される(図2のST6の「Y」、ST7「Y」、ST8、ST3への復帰過程におけるカーソルの自動移動)<7−3>。
同様に、数字キー11の「2」キーを押下すると、3桁目用メモリ領域22cに「2」が格納されるとともに、多桁入力OSD表示では、3桁目(一の位)に「2」が表示される<7−4>。このとき、カーソルは3桁目より右には移動できないことから、一の位に表示したままとなる。
そして、本実施の形態においては、この状態で決定キー12を押下するか、何のキーも操作しないでいると、図2におけるステップST9からステップST10への移行時に、ステップST10において入力すべき桁数の確認を行わず、未入力の桁のメモリを全て「0」を格納し、選局する(図2のST12)。図7の例では、「BS012ch」と自動的に認識されて、選局される<7−5>。
なお、上記では未入力の桁のメモリを全て「0」に置き換える例を示したが、好みによって、「1」に置き換えるなどの設定をしていても構わない。このようにすれば、100チャンネル台の視聴を主とするユーザ等にとっては、逐一、1桁目に数字を入力する必要もなく、選局動作が容易となる。
また、未入力の桁を無視して、左側もしくは右側に詰めてチャンネルを選局をするようにしてもよい。例えば、<7−3>の状態において、決定キー12を押下することにより、「BS001ch」あるいは「BS100ch」を選局するようにしていてもよい。
以上によれば、チャンネル番号を直接入力するにあたって、チャンネル番号の桁数がますます増加したとしても、必要桁のみを入力することで選局を行うことができるので、選局動作を簡略化することができる。特に、ユーザが任意に当該機能を設定することができるようにしておくと、格段に操作性が向上する。
〔第4の実施の形態〕
次に、本発明の第4の実施の形態について説明する。本実施の形態にかかるリモコン装置10、被制御機器20としてのテレビ受信装置、リモート処理システム100の外観図は、図3及び4と同様である。
本実施の形態にかかるリモート処理システム100のブロック図を図8に示す。図1と異なる点は、被制御機器20としてのテレビ受信装置が「モードメモリ領域28」を有する点である。当該モードメモリ領域28は、図4のネットワークキー42と外部入力・モードキー43とを併せたキー(モード選択キー14)のうち何れのキーを選択しているかの識別情報を記憶するメモリ領域である。
このようなリモート処理システム100の動作を示すフローチャートは図9の通りである。第3の実施の形態までに用いた図2に示すフローチャートとは、ステップST21及びST22の過程が新たに挿入されている点で異なる。すなわち、ステップST21にてモード選択キー14の何れかが押下された場合は、ステップ22で押下されたモード選択キーのモード情報をモードメモリ領域28に保存したうえで、ステップST3に戻る。
本実施の形態を、多桁入力OSD表示の変遷を示した図10を参照して説明する。
まず、リモコン装置10の多桁入力キー15を押下すると、メモリ部22の記録及びタイマ部24のカウントがクリアされ(図9のST2、ST3)、表示部25に上記多桁入力OSD表示がなされる(図9のST4)。このとき、初めに入力すべき桁位置である1桁目(百の位)にカーソルが表示されている<10−1>。
次に、1桁目(百の位)の数字情報として数字キー11の「1」キーを押下すると、1桁目用メモリ領域22aに「1」が格納されるとともに、多桁入力OSD表示では、1桁目に「1」が表示されて、次に入力すべき桁位置である2桁目(十の位)にカーソルが表示される(図9のST6の「Y」、ST7「Y」、ST8、ST3への復帰過程におけるカーソルの自動移動)<10−2>。
同様に、数字キー11の「10/0」キーを押下すると、2桁目用メモリ領域22bに「0」が格納されるとともに、多桁入力OSD表示では、2桁目(十の位)に「0」が表示される<10−3>。
ここで、モード選択キー14のうち、ネットワークキー42の「地上D」キーを押下すると、モードメモリ領域28に「地上D」の識別情報が記憶されるとともに、多桁入力OSD表示の大のボックスに表示されているモード選択情報の表示が「地上D」に変更される。
なお、このときカーソル位置は維持されたままである。すなわち、モード選択キー14を押下したときは、カーソル位置に関わらず現在の数字情報等の入力状態を維持しつつ、モード情報のみが変更される。
そして、現在のカーソル位置である3桁目(一の位)にカーソルが位置している状態において、数字キー11の「3」キーを押下すると、3桁目用メモリ領域22cに「3」が格納されるとともに、多桁入力OSD表示では、3桁目(一の位)に「3」が表示される<10−5>。
そしてこの状態で、決定キー12を押下する(図9のST15)か、所定時間何も操作しない状態でいる(図9のST9、ST10)と、「地上D103ch」が選局され(図9のST11)、当該放送の内容が表示部25に表示されることとなる。
以上のように、本実施の形態によれば、もともと備わっているモード選択キー14のうち主にネットワークキー42によって、ネットワークの選択及び訂正を含めて行うことができるようにし、ますます複雑化する放送形態に対応できるようにした。これにより、ネットワークを超えた素早いダイレクト選局が可能となり、ユーザビリティを向上させることができる。
なお、本実施形態において、ネットワークの切り換わりを意識させる目的で、ネットワークキー42を押下してネットワークが変更するたびに、選局動作をするようにしてもよい。具体的には、ネットワークキー42を押下した結果の、<10−3>から<10−4>への過程において、例えば、過去に地上Dを視聴した最後のチャンネルに選局される動作が挿入されていてもよい。この場合でも、多桁入力OSD表示はされたままとし、多桁入力の状態を保持していれば、続けて入力及び訂正が可能である。上記途中に選局されるチャンネルは、過去に地上Dを視聴した最後のチャンネルに特定されず、ユーザが好みでデフォルトに登録しているチャンネル等であってもよい。
さらに、〔第2の実施の形態〕及び〔第3の実施の形態〕で説明したように、図9におけるステップST2やステップST10を省略してもよい。
〔第5の実施の形態〕
次に、本発明の第5の実施の形態について説明する。本実施の形態にかかるリモコン装置10、被制御機器20としてのテレビ受信装置、リモート処理システム100の外観図は、図3及び4と同様であり、ブロック図及びフローチャートは図8及び9と同様である。第4の実施の形態と異なるのは、カーソルの位置が、多桁入力OSD表示の小のボックスを越えて、大のボックスのモードの表示部分にも移動可能であり、カーソル位置が小のボックスに位置するときは、モード選択キー14を押下しても入力、変更できず、カーソル位置が大のボックスに位置するときは、モード選択キー14のみでモードの変更可能である点である。
本実施の形態を、多桁入力OSD表示の変遷を示した図11を参照して説明する。
まず、リモコン装置10の多桁入力キー15を押下すると、メモリ部22の記録及びタイマ部24のカウントがクリアされ(図9のST2、ST3)、表示部25に上記多桁入力OSD表示がなされる(図9のST4)。このとき、初めに入力すべき桁位置である1桁目(百の位)にカーソルが表示されている<11−1>。
次に、1桁目(百の位)の数字情報として数字キー11の「1」キーを押下すると、1桁目用メモリ領域22aに「1」が格納されるとともに、多桁入力OSD表示では、1桁目に「1」が表示されて、次に入力すべき桁位置である2桁目(十の位)にカーソルが表示される(図9のST6の「Y」、ST7「Y」、ST8、ST3への復帰過程におけるカーソルの自動移動)<11−2>。
同様に、数字キー11の「10/0」キーを押下すると、2桁目用メモリ領域22bに「0」が格納されるとともに、多桁入力OSD表示では、2桁目(十の位)に「0」が表示される<11−3>。
続いて、カーソルキー13の「上」キーを押下すると、カーソルが、小のボックスを越えて、大のボックスに移動する<11−4>。カーソルキー13の「上」キーを押下する代わりに、カーソルキー13の「左」キーを3回連続押下するか、カーソルキー13の「右」キーを1回ことによって、カーソルが大のボックスに移動するように設計してもよい。また、このとき小のボックス内の途中入力状態は保持されたままである。
カーソルキーが大のボックスにあるときに、ネットワークキー42のうち「地上D」キーを押下すると、モードメモリ領域28に「地上D」の識別情報が記憶されるとともに、多桁入力OSD表示の大のボックスに表示されているモード選択情報の表示が「地上D」に変更される<11−5>。
そして、カーソルキー13の「下」キーを押下すると、カーソルが、大のボックスから大のボックスのもとのカーソル位置(大のボックスに移動する直前の位置)に移動する<11−6>。
残りの3桁目(一の位)にカーソルが位置するときに、数字キー11の「3」キーを押下し、決定キー12を押下する(図9のST15)か、所定時間何も操作しない状態でいる(図9のST9、ST10)と、「地上D103ch」が選局され(図9のST11)、当該放送の内容が表示部25に表示されることとなる。
なお、〔第2の実施の形態〕及び〔第3の実施の形態〕で説明したように、図9におけるステップST2やステップST10を省略してもよい。
以上、本実施の形態によれば、誤ってモード選択キー14を押下してしまった場合でも、即時に大のボックス内のモード表示が切り替わらず、ユーザのカーソル操作により確実な認識の下でのダイレクト選局が可能となる。
〔第6の実施の形態〕
次に、本発明の第6の実施の形態について説明する。本実施の形態にかかるリモコン装置10、被制御機器20としてのテレビ受信装置、リモート処理システム100の外観図は、図3及び4と同様であり、ブロック図は図8と同様である。
図12に示すように、第4の実施の形態と異なるのは、図9のフローチャートにおいて、ステップ21においてモード選択キー14を押下し、ステップST22でモード情報をモードメモリ領域28に保存した後、ステップST3に復帰するのではなく、ステップST2に復帰する点である。
本実施の形態を、多桁入力OSD表示の変遷を示した図13を参照して説明する。
まず、リモコン装置10の多桁入力キー15を押下すると、メモリ部22の記録及びタイマ部24のカウントがクリアされ(図12のST2、ST3)、表示部25に上記多桁入力OSD表示がなされる(図12のST4)。このとき、初めに入力すべき桁位置である1桁目(百の位)にカーソルが表示されている<13−1>。
次に、1桁目(百の位)の数字情報として数字キー11の「1」キーを押下すると、1桁目用メモリ領域22aに「1」が格納されるとともに、多桁入力OSD表示では、1桁目に「1」が表示されて、次に入力すべき桁位置である2桁目(十の位)にカーソルが表示される(図12のST6の「Y」、ST7「Y」、ST8、ST3への復帰過程におけるカーソルの自動移動)<13−2>。
同様に、数字キー11の「10/0」キーを押下すると、2桁目用メモリ領域22bに「0」が格納されるとともに、多桁入力OSD表示では、2桁目(十の位)に「0」が表示される<13−3>。
ここで、モード選択キー14のうち、ネットワークキー42の「地上D」キーを押下すると、モードメモリ領域28に「地上D」の識別情報が記憶されるとともに、多桁入力OSD表示の大のボックスに表示されているモード選択情報の表示が「地上D」に変更される(図12のST22)。そして、同時にメモリ部22内の内容がクリアされ(図12のST2)、多桁入力OSD表示における小のボックス内の数字情報等は、初期表示状態の「‐」表示が表示され、カーソル位置はデフォルト位置である1桁目に戻される<13−4>。
そして、数字情報等の入力も初めから入力をし直すことになり、例えば、数字キー11を「2」キー、「8」キーと連続して押下すると、1桁目用メモリ領域22bに「2」、3桁目用メモリ領域22cに「8」が格納されるとともに、多桁入力OSD表示では、1桁目(百の位)に「2」、2桁目(十の位)に「8」が表示される<13−5>。
続けて、3桁目(一の位)にカーソルが位置するときに、数字キー11の「5」キーを押下し<13−6>、決定キー12を押下する(図12のST15)か、所定時間何も操作しない状態でいる(図12のST9、ST10)と、「地上D285ch」が選局され(図12のST11)、当該放送の内容が表示部25に表示されることとなる。
以上、本実施の形態によれば、モード選択キー14に数字情報等の途中の入力情報をクリアする機能をもたせることにより、ネットワーク等が変更するたびに全ての数字情報を一気にクリアすることができ、一部訂正を考慮する煩わしさを回避することができる。当該実施の形態を用いるか否かを、ユーザが設定できるようにしておくと有効である。
なお、〔第2の実施の形態〕及び〔第3の実施の形態〕で説明したように、図9におけるステップST2やステップST10を省略してもよい。
さらに、本実施の形態は、〔第5の実施の形態〕と組み合わせるとさらなる効力を発揮する。すなわち、ユーザによっては、モードを選択しなおすたびに上述のように小のボックス内の数字情報等をクリアしたいか否かが異なる。よって、〔第5の実施の形態〕においては、大のボックス内にカーソルがあるときのみ、モードの変更を可能としたが、これを大のボックス内にカーソルがあるときにモード選択キー14を押下した場合は、数字情報等の入力状態を保持したままモードを変更し、カーソルが大のボックス内にないときにモード選択キー14を押下した場合は、本実施の形態のように、小のボックス内の数字情報等をクリアするようにすれば、数字情報等の途中入力状態を保持したままモードを変更することと、モード選択キー14により、数字情報等の途中入力状態をクリアすることの両方を選択可能となる。
〔第7の実施の形態〕
次に、本発明の第7の実施の形態について説明する。これまでの実施の形態では、モード選択キー14のうち、ネットワークキー42を用いて、種々の放送形態に対応したダイレクト選局を容易に行う例について説明を行ったが、本実施の形態においては、モード選択キー14のうち、外部入力・モードキー43を用いて、所望の外部入力情報のコンテンツ等を選択する例について説明する。本実施の形態にかかるリモコン装置10、被制御機器20としてのテレビ受信装置、リモート処理システム100の外観図は、図3及び4と同様である。
本実施の形態にかかるリモート処理システム100のブロック図を図14に、フローチャートを図15に示す。第4の実施の形態乃至第6の実施の形態で用いた図8のブロック図と異なる点は、被制御機器20としてのテレビ受信装置が外部機器30の各種情報の入出力が可能な入出力部を有し、外部機器30の情報を表示部25にて表示可能である点である。
なお、外部機器30は、再生部31、再生及び入出力を制御する制御部32、被制御機器20と各種情報の入出力を行う入出力部33からなる。本実施の形態では、外部機器30をDVD再生装置を例にとって説明する。
本実施の形態におけるリモート処理システムにおいて、リモコン装置10により、外部機器の動作を図15のフローチャートに示す。
図2を用いて説明したフローチャートと異なる点は、ステップST1において多桁のチャンネル番号を入力するのではなく、多桁のコンテンツ番号等を入力する点、ステップST11及び12において、チャンネル選局を行うのではなく、所定のコンテンツを選択する点である。
本実施の形態を、多桁入力OSD表示の変遷を示した図16を参照して説明する。
次に、1桁目(百の位)の数字情報として数字キー11の「10/0」キーを押下すると、1桁目用メモリ領域22aに「0」が格納されるとともに、多桁入力OSD表示では、1桁目に「0」が表示されて、次に入力すべき桁位置である2桁目(十の位)にカーソルが表示される(図15のST6の「Y」、ST7「Y」、ST8、ST3への復帰過程におけるカーソルの自動移動)<5−2>。
同様に、数字キー11の「1」キー、「2」キーと連続して押下すると、2桁目用メモリ領域22bに「1」、3桁目用メモリ領域22cに「2」が格納されるとともに、多桁入力OSD表示では、2桁目(十の位)に「1」、3桁目(一の位)に「2」が表示される<16−3>。このとき、カーソルは3桁目より右には移動できないことから、一の位に表示したままとなる。
そして、タイマ部24にてカウントしている時間が所定時間を超えないうちに(図2のST9で「Y」とならない時間内に)、カーソルキー13の「左」キーを押下すると、多桁入力OSD表示のカーソル位置が、2桁目(十の位)位置まで移動し、各桁の数字は、そのまま表示されたままとなり、メモリ部22の内容も保持されたままとなる<16−4>。
そして、数字キー11の「10/0」キーを押下すると、2桁目用メモリ領域22aに「0」が格納されるとともに、多桁入力OSD表示では、2桁目(十の位)に「0」が表示された状態となる<16−5>。
この状態で、決定キー12を押下する(図15のST15)か、所定時間何も操作しない状態でいる(図15のST9、ST10)と、DVDのコンテンツのうちコンテンツ番号がNo2であるコンテンツが再生されるよう、制御部27及び入出力部29を介して外部機器30に指令が出され(図15のST11)、表示部25にて当該コンテンツの再生内容を表示する。なお、上述したように前記決定キー12の代わりにカーソルキー13の「下」キーによって選局されてもよい。
次に、本実施の形態の変形した実施の形態を多桁入力OSD表示の変遷を示した図17を参照して説明する。
まず、リモコン装置10の多桁入力キー15を押下すると、メモリ部22の記録及びタイマ部24のカウントがクリアされ(図15のST2、ST3)、表示部25に上記多桁入力OSD表示がなされる(図15のST4)。このとき、初めに入力すべき桁位置である1桁目(百の位)にカーソルが表示されている<17−1>。
次に、1桁目(百の位)の数字情報として数字キー11の「10/0」キーを押下すると、1桁目用メモリ領域22aに「0」が格納されるとともに、多桁入力OSD表示では、1桁目に「0」が表示されて、次に入力すべき桁位置である2桁目(十の位)にカーソルが表示される(図15のST6の「Y」、ST7「Y」、ST8、ST3への復帰過程におけるカーソルの自動移動)<17−2>。
同様に、数字キー11の「10/0」キーを押下すると、2桁目用メモリ領域22bに「0」が格納されるとともに、多桁入力OSD表示では、2桁目(十の位)に「0」が表示される<17−3>。
ここで、モード選択キー14のうち、外部入力選択キー42の「字幕」キーを押下すると、モードメモリ領域28に「字幕」の識別情報が記憶されるとともに、多桁入力OSD表示の大のボックスに表示されているモード選択情報の表示が「字幕」に変更される。そして、同時にメモリ部22内の内容がクリアされ、多桁入力OSD表示における小のボックス内の数字情報等は、初期表示状態の「‐」表示が表示され、カーソル位置はデフォルト位置である1桁目に戻される<17−4>。
そして、数字情報等の入力も初めから入力をし直すことになり、例えば、カーソルキー13の「右」キーを連続して2回押下すると、3桁目(一の位)にカーソルが移動し、この位置で、数字キー11の「2」キーを押下し<17−6>、決定キー12を押下する(図15のST15)か、所定時間何も操作しない状態でいる(図15のST9、ST10)と、〔第3の実施の形態〕と同様に何も入力されていない桁は自動的に「0」と認識され、結果として字幕言語のうちNo2の言語によって字幕が表示されることになる。
以上、本実施の形態によれば、モード選択キー14の外部入力・モードキー43によって、外部機器を選択したり、画面の表示モードを選択する切換を行うと共に、外部機器のコンテンツ、表示モードをダイレクトに選択することができる。これにより、ネットワークの切換に止まらず、コンテンツ、表示モード等を含め、領域を超えてダイレクト選局・選択でき、ユーザビリティが格段に向上する。
なお、〔第2の実施の形態〕及び〔第3の実施の形態〕で説明したように、図9におけるステップST2やステップST10を省略してもよい。
さらに、本実施の形態は、〔第6の実施の形態〕で述べたのと同様に、〔第5の実施の形態〕と組み合わせることにより、数字情報等の途中入力状態を保持したままモードを変更することと、モード選択キー14により、数字情報等の途中入力状態をクリアすることの両方を選択可能となる。
なお、上記では、外部機器としてDVD装置、表示モードとして字幕を例にとって説明したが、これらに限らず、外部機器としてブルーレイディスク装置、ハードディスク再生装置、メモリーカード等様々なものに適用可能である。また、表示モードとしては、「字幕」の他、「副音声」(主音声、副音声)、「サウンド」(No1が「2ch」、No2が「5.1ch」等)、「iLink」など、モードに複数の選択肢があるものについて、ダイレクトに選択が可能である。
特に、近年のカラオケ再生装置では、複数の会社のLDがひとつの制御機器に収納されており、モードをカラオケのコンテンツの提供会社として、会社の枠を超えてダイレクトに選局する際に、本発明を適用すると非常に優れた効果を発揮する。
〔第8の実施の形態〕
次に、本発明の第8の実施の形態について説明する。本実施の形態にかかるリモコン装置10、被制御機器20としてのテレビ受信装置、リモート処理システム100の外観図は、図3及び4と同様である。
本実施の形態にかかるリモート処理システム100のブロック図を図18に示す。本実施の形態では、図14で示したモードメモリ領域28に、ネットワークごとにホームとなるチャンネル番号を記憶するメモリ領域28a乃至28dを設けている。ホームとなるチャンネル番号とは、ネットワークキー42によりあるネットワークを選択したときに、最初に表示されるチャンネルのチャンネル番号である。
本実施の形態にかかるリモート処理システム100の動作を示すフローチャートを図19に示す。第4の実施の形態で参照した図9との比較では、ステップST21にてモード選択キー14の何れかが選択されると、ステップST22にてホームとなるチャンネルを選局すすると共に、ステップST23にて多桁入力OSD表示にホームとなるチャンネル番号を表示するようにしている。
本実施の形態を、多桁入力OSD表示の変遷を示した図20を参照して説明する。
まず、リモコン装置10の多桁入力キー15を押下すると、メモリ部22の記録及びタイマ部24のカウントがクリアされ(図19のST2、ST3)、表示部25に多桁入力OSD表示がなされる(図19のST4)。このとき、初めに入力すべき桁位置である1桁目(百の位)にカーソルが表示されている<20−1>。
次に、1桁目(百の位)の数字情報として数字キー11の「1」キーを押下すると、1桁目用メモリ領域22aに「1」が格納されるとともに、多桁入力OSD表示では、1桁目に「1」が表示されて、次に入力すべき桁位置である2桁目(十の位)にカーソルが表示される(図19のST6の「Y」、ST7「Y」、ST8、ST3への復帰過程におけるカーソルの自動移動)<20−2>。
同様に、数字キー11の「10/0」キーを押下すると、2桁目用メモリ領域22bに「0」が格納されるとともに、多桁入力OSD表示では、2桁目(十の位)に「0」が表示される<20−3>。
ここで、モード選択キー14のうち、ネットワークキー42の「地上D」キーを押下すると、モードメモリ領域28に「地上D」の識別情報が記憶されるとともに、地上D用chメモリ領域から、地上Dのホームとなるチャンネルを読み出し、当該チャンネルを選局する(ST22)。一方で、チャンネルが選局されても暫くは多桁入力OSD表示がなされており、カーソルはデフォルト位置の1桁目に(百の位)に表示される<20−4>。
そして、カーソルキー13の「右」キーを2回押下すると、カーソルは3桁目(一の位)に移動し、この状態で数字キー11の「5」キーを押下し<20−6>、決定キー12を押下する(図19のST15)か、所定時間何も操作しない状態でいる(図19のST9、ST10)と、「地上D205ch」が再び選局され(図19のST11)、当該放送の内容が表示部25に表示されることとなる。
ところで、上記ではチャンネル選局の場合にホームチャンネルを選局する例を示したが、DVD再生等の場合は、ホームとなるコンテンツ番号の内容を表示部25に表示することになる。
以上、本実施の形態によれば、ネットワークキー42により、多桁入力の途中でもダイレクトにネットワークごとのホームチャンネルに選局できるとともに、多桁入力OSD表示も所定時間は保持されるから、ホームチャンネルの選局及びホームチャンネルに近いチャンネル番号に容易に訂正することができる。
なお、外部入力・モードキーを43を利用する場合は、ホームとするのはコンテンツ番号やサウンド番号や字幕番号等である。これらを総じてホームとなる特定番号と称する。
また、〔第2の実施の形態〕及び〔第3の実施の形態〕で説明したように、図9におけるステップST2やステップST10を省略してもよい。
〔第9の実施の形態〕
次に、本発明の第9の実施の形態について説明する。本実施の形態にかかるリモコン装置10、被制御機器20としてのテレビ受信装置、リモート処理システム100の外観図は、図3及び4と同様である。
本実施の形態にかかるリモート処理システム100のブロック図を図21に示す。本実施の形態では、第7の実施の形態で参照した図14のモードメモリ領域28に、モードごとにチャンネル番号や、コンテンツ番号を特定するのに必要な桁数を記憶するメモリ領域を設けている。
本実施の形態にかかるリモート処理システム100の動作を示すフローチャートを図22に示す。第6の実施の形態で参照した図12との比較では、ステップ4にて多桁入力OSD表示がなされた際、ステップST23にてモードに応じた桁数のみを入力できるようにする点で異なる。
本実施の形態の多桁入力OSD表示の例を図23に示す。
図23(a)は、ネットワークキー42により「地上D」が操作された場合のステップST23での多桁入力OSD表示の例である。地上デジタル放送では、チャンネルの特定に通常3桁の数字を用いるが、チャンネルによっては枝番号を有しており、実際4桁表示が必要な場合がある。よって、ネットワークキー42により「地上D」が操作された場合は、モードメモリ領域28の地上D桁数メモリ領域28eより、「3桁+1桁」である旨の情報を引き出し、図23(a)−1のようなデフォルトの多桁入力OSD表示をする。そして、例えば数字キー13とカーソルキー13により、図23(a)−2のように入力することになる。
図23(b)は、ネットワークキー42により「CS」が操作された場合のステップST23での多桁入力OSD表示の例である。CSデジタル放送では、チャンネルの特定に3桁の数字を用いる。よって、ネットワークキー42により「地上D」が操作された場合は、モードメモリ領域28のCS桁数メモリ領域(図示せず)より、「3桁」である旨の情報を引き出し、枝番号を入力する部分に入力が不可能なように、図23(b)−1のように枝番号入力部分に「*」表示をしたデフォルトの多桁入力OSD表示をする。そして、例えば数字キー13とカーソルキー13により、図23(b)−2のように入力することになる。
図23(c)は、外部入力・モードキー42により「DVD」が操作された場合のステップST23での多桁入力OSD表示の例である。DVDのコンテンツ番号を特定するのに必要な桁数は、DVDディスクに収録されているコンテンツの数によって異なる。また、コンテンツの収納状況によって、枝番号を用いた方がよい場合もある。このDVDのコンテンツ番号を特定するのに必要な桁数は、DVDから読み込むことによってDVDコンテンツ桁数メモリ領域29gに格納しておく。よって、ネットワークキー42により「DVD」が操作された場合は、モードメモリ領域28のDVDコンテンツ桁数メモリ領域29gより、例えば「2桁」である旨の情報を引き出し、特定するのに必要でない桁は入力が不可能なように、図23(c)−1のようなデフォルトの多桁入力OSD表示をする。そして、例えば数字キー13とカーソルキー13により、図23(c)−2のように入力することになる。
図23(d)は、外部入力・モードキー43により「音声」が操作された場合のステップST23での多桁入力OSD表示の例である。音声のモード番号を特定するのに必要な桁数は、チャンネルによって異なる。ただし、音声はモノラル、多重音声など、通常1桁で特定できる程度しかない。よって、外部入力・モードキー43により「音声」が操作された場合は、モードメモリ領域28のDVDコンテンツ桁数メモリ領域29gより、例えば「1桁」である旨の情報を引き出し、特定するのに必要でない桁は入力が不可能なように、図23(d)−1のようなデフォルトの多桁入力OSD表示をする。そして、例えば数字キー13とカーソルキー13により、図23(d)−2のように入力することになる。
なお、以上では、入力すべきでない桁数に「*」表示等をすることによって、入力できないことを通知する例を示したが、図24に示すように、各モードによって、再生すべき情報を特定するのに必要な桁数のみを入力できる大きさのボックスを表示するようにしてもよい。
以上、本発明について説明したが、種々の設計的な変形は可能である。例えば、カーソルは、アンダーバーや点灯などに置き換えてもよく、入力位置を指示できるものであれば何れでもよい(入力位置指示手段)。また、カーソルキー13は、ジョグダイヤルなどに置き換えてもよく、入力位置の移動を指示できるものであれば何れでもよい(入力位置移動指示手段)。また、種々のキーは、タッチパネルなどでもよい。
また、上記ではチャンネル番号を特定して受信した放送を表示部25で表示する例や、外部機器で再生した映像や音楽を入力して被制御機器にて表示、再生する例、また、複数ある言語の字幕のうち、1つを特定して表示部にて表示する例などを示した。これらを総じて、放送や、映像、音楽、字幕、サウンドなどを被制御装置で「再生する」というように表現する。