JP4106549B2 - Pedal support structure - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ペダル支持構造に係り、詳しくは、車両に設けられたブレーキペダル等の車体への取付構造に関する。
【0002】
【関連する背景技術】
車両の運転席には、サービスブレーキを操作するブレーキペダルが設けられているが、当該ブレーキペダルは、一般にはダッシュパネルにペダルブラケットを介して取り付けられている。詳しくは、通常、ブレーキペダルは、ダッシュパネルに沿い延びて下端にペダルパッドを有し、上端がペダルブラケットに回動自在に支持されて構成されている。
【0003】
また、最近では、車両の正面衝突時における乗員の下肢部の安全性の向上を図るため、衝突によってダッシュパネルが後退した場合であっても、ブレーキペダルのペダルパッドについては車両前方側に逃がすことの可能なペダル支持構造が開発されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1には、例えば、ペダルブラケット(30)の前端側をダッシュパネル(16)に固定し、後端側をカウルインナパネル(22)に離脱可能にボルトで結合するとともに、インパネリンフォース(デッキクロスメンバ)(72)から延出された側面視「へ」字形のスライドガイドプレート(64)をペダルブラケット(30)とカウルインナパネル(22)間に配設し、当該スライドガイドプレート(64)の先端を上記ボルトでカウルインナパネル(22)に共締めする構成が開示されている。
【0004】
この構成によれば、所定値以上の外力が車両前部に作用したときには、ペダルブラケット(30)がカウルインナパネル(22)ひいてはスライドガイドプレート(64)から離脱し、当該ペダルブラケット(30)の後端側がスライドガイドプレート(64)に沿って下斜め後方に摺動し、これによりブレーキペダル(10)のペダルパッド(48)がペダルブラケット回りで車両前方側に逃げるように回転変位し、乗員の下肢部の安全性が確保される。
【0005】
一方、ペダルブラケット(30)は、ボルトによる締結によりスライドガイドプレート(64)を介してインパネリンフォース(72)と結合されることになるため、通常時においては、ブレーキペダル(10)の支持強度が十分に確保される。
【0006】
【特許文献1】
特開平11−268667号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記特許文献1の構成の場合、ペダルブラケット(30)をカウルインナパネル(22)及びスライドガイドプレート(64)に離脱可能に連結するボルトは車両組立工程において作業性が良い等の理由により下方側から締結するようにしており、故に、ペダルブラケット(30)の下方側には工具アプローチのために何も部材が存在していない。
【0008】
しかしながら、このようにペダルブラケット(30)を締結するボルトの下方側に空間が存在していると、悪路走行を多用するような車両にあっては、車両の激しい振動等によりボルトが弛む可能性があり、このようにボルトが弛んだ場合に気づかずに放置したままでいるとボルトが脱落しかねないという問題がある。
本発明はこのような問題点を解決するためになされたもので、その目的とするところは、ペダルブラケットをボルトで下方側から締結した場合であっても、該ボルトの弛みによる脱落を確実に防止可能なペダル支持構造を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記した目的を達成するために、請求項1のペダル支持構造では、前端部が車体側に固定され、車両後方側に延在するとともに、ペダル上端を回動自在に支持する一対の側面部及び該側面部を上方で連結する上面部を有するペダルブラケットと、前記ペダルブラケットの車両後方側に後下がりの傾斜面を備えて設けられ、車体側に固定されるガイド機構と、一端側が前記ペダルブラケットの後部に着脱可能に連結されるとともに他端側が前記ガイド機構に下方からのボルトの締め込みによって連結され、前記ペダルブラケットの前記ガイド機構に対する車両後方側への相対移動により前記ガイド機構との連結が解除される連結ブラケットとを備えたペダル支持構造において、前記ボルトは、前記ペダルブラケットの上面部の上方で前記連結ブラケットと前記ガイド機構とを締結するとともに、前記ペダルブラケットの上面部は、少なくとも前記ボルトの頭部の軸線方向投影面上に配置され、前記ボルトの締結位置と前記ペダルブラケットの上面部との間の、前記ボルトの軸線方向での距離が、前記ボルトの全長よりも短く設定されることを特徴としている。
【0010】
従って、連結ブラケットは、ペダルブラケットのガイド機構に対する車両後方側への相対移動によりガイド機構との連結が解除されるように、ガイド機構に下方からボルトで締結されているが、このボルトは、ペダルブラケットの上面部の上方で連結ブラケットとガイド機構とを締結しており、ボルトの締結位置とペダルブラケットの上面部との間の距離はボルトの全長よりも短く設定されることから、悪路走行を多用するような車両にあって、車両の激しい振動等によりボルトが弛む可能性がある場合であっても、弛んだボルトの頭が下方に位置するペダルブラケットの上面部と当接して弛みの進行が阻止されることになり、弛みによるボルトの脱落が確実に防止される。これによりペダルの機能が確保される。
【0011】
また、連結ブラケットは、一端側がペダルブラケットの後部に連結されるより前に他端側がガイド機構に下方からのボルトの締め込みによって連結されることが可能となる。
従って、連結ブラケットの他端側のガイド機構への下方からのボルト締結作業を作業性を悪化させることなく行うようにでき、容易にしてペダルブラケットの上面部の上方で連結ブラケットとガイド機構とを締結することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るペダル支持構造の実施形態を添付図面に基づき説明する。図1を参照すると、車両の運転席に設けられた本発明に係るペダル支持構造の側面図が示されており、以下同図に基づき本発明に係るペダル支持構造の構成を説明する。
【0013】
同図に示すように、本発明に係るペダル支持構造は、大きくは、ブレーキペダル2、ペダルブラケット4及びエクステンション6からなるブレーキペダルユニット1と、車幅方向に延びて両端が一対の車体側壁に固定され、主としてインストルメントパネル(図示せず)を支持するデッキクロスメンバ20に溶接等により接合されるガイドブラケットユニット10と、ブレーキペダルユニット1とガイドブラケットユニット10との間に介装されるサポートブラケット(連結ブラケット)30とから構成されている。
【0014】
ブレーキペダルユニット1において、ブレーキペダル2の下端には乗員が足で踏みこむペダルパッド3が設けられており、ブレーキペダル2の上端がペダルブラケット4の後部に車両前後方向で回動自在に連結されている。詳しくは、ペダルブラケット4は、断面「コ」字状にして上面部4aから一対の側面部4b、4bが延びて下方に向け開口しており、ブレーキペダル2の上端は一対の側面部4b、4bに回動自在に支持されている。
【0015】
ペダルブラケット4は車両前後方向に後端を上げて斜めに延びており、ペダルブラケット4の前端はエンジンルームとキャビン(車室)とを仕切るダッシュパネル40に取り付けられている。詳しくは、ダッシュパネル40を挟んでエンジンルーム側にはブレーキブースタ(倍力装置)50がペダルブラケット4の前端に対向して取り付けられており、当該ブレーキブースタ50からはダッシュパネル40を貫通し且つペダルブラケット4の前端のフランジ4cをも貫通するよう複数のスタッドボルト52がキャビン側に突出しており、ペダルブラケット4は当該スタッドボルト52がダッシュパネル40とフランジ4cとを挟んでナット5によって締結されることでダッシュパネル40に固定されている。
【0016】
一方、ペダルブラケット4の後端には、ペダルブラケット4の開口を塞ぐようにしてエクステンション6が溶接等により接合されている。詳しくは、エクステンション6はやはり断面「コ」字状にして垂直面部6aから一対の側面部6b、6bが延びてペダルブラケット4側に開口しており、エクステンション6の一対の側面部6b、6bとペダルブラケット4の一対の側面部4b、4bとがそれぞれ重ね合わされて接合されている。
【0017】
また、ペダルブラケット4の一対の側面部4b、4bには、外方に向け突出するとともに下方に行くに従い幅の拡大するビード4eが形成されている。
エクステンション6は、下方に延び、先端にはブレーキペダル2の操作状態を検出するブレーキスイッチ7が取り付けられている。
一方、ガイドブラケットユニット10は、デッキクロスメンバ20から断面「コ」字状にして下方に向け開口し、車両前方に前端を下げて斜めに延びるガイドサポートブラケット12と、当該ガイドサポートブラケット12に当該前端から車両後方に向けて延びて溶接等により接合されたガイドブラケット(ガイド機構)14とから構成されている。詳しくは、ガイドブラケット14は、やはり断面「コ」字状にして上面部14aから一対の側面部14b、14bが延びて下方に向け開口するとともに、車両後方に向けて下方に、即ち後下がりに緩やかに湾曲して延びている。つまり、ガイドブラケット14は、側面から見て全体に「へ」字状に湾曲して後下がりで傾斜している。
【0018】
サポートブラケット30は、側面から見て「逆L」字状に屈曲しており、折れ曲がった一端側の垂直面部30aが下方に延びてブレーキペダルユニット1側のエクステンション6にボルト38により接合され、他端側の上面部30bが車両前方に延びてガイドブラケット14にボルト39により接合されている。また、サポートブラケット30は、やはり断面「コ」字状をして垂直面部30a及び上面部30bから連続して一対の側面部30c、30cが延びて車両前方及び下方に向けて開口している。
【0019】
図2を参照すると、サポートブラケット30とエクステンション6とガイドブラケット14の組付状態の詳細図が示されており、同図に示すように、サポートブラケット30の垂直面部30aには丸孔31と切り欠き32が穿設され、サポートブラケット30の上面部30bには車両前方に延びて狭小部33aと拡幅部33bからなる切り欠き33が穿設されており、一方、エクステンション6の内面には丸孔を介してボルト38の螺合されるウェルドナット6cが設けられ、ガイドブラケット14の背面には丸孔を介してボルト39の螺合されるウェルドナット14cが設けられている。
【0020】
これより、詳しくは、サポートブラケット30は、ボルト38が丸孔31を通ってウェルドナット6cに締結されることでエクステンション6に固定されるとともに、ボルト39が切り欠き33の狭小部33aを通ってウェルドナット14cに締結されることでガイドブラケット14に固定されている。つまり、サポートブラケット30は、垂直面部30a側の部分については、垂直面部30a及び一対の側面部30c、30cがエクステンション6の垂直面部6a及び一対の側面部6b、6bに外側から覆い被さるようにしてエクステンション6に接合されており、一方、上面部30b側の部分については、ガイドブラケット14の一対の側面部14b、14b間に位置するように上面部14aに接合されてガイドブラケット14に取り付けられている。
【0021】
なお、エクステンション6にはサポートブラケット30側に延びて突起6dが立設されており、当該突起6dは上記切り欠き32と係合する。
図3を参照すると、車両組立工程におけるブレーキペダルユニット1とガイドブラケットユニット10とサポートブラケット30の組み付け手順が図示されている。
【0022】
同図に示すように、サポートブラケット30は別工程で先にガイドブラケットユニット10側、即ちデッキクロスメンバ20側に取り付けられている。つまり、サポートブラケット30については、上面部30bに穿設された切り欠き33を介し、下方側からボルト39によって予めガイドブラケット14に締結されてデッキクロスメンバ20と一体にモジュール化されている。
【0023】
従って、車両組立工程では、ブレーキペダルユニット1がダッシュパネル40に取り付けられた後、サポートブラケット30の取り付けられモジュール化されたデッキクロスメンバ20を、図中白抜き矢印で示すように、サポートブラケット30がブレーキペダルユニット1のエクステンション6に接近し嵌合するようにしながら車体側壁に接合する。詳しくは、エクステンション6に立設された突起6dがサポートブラケット30の切り欠き32と係合するようにブレーキペダルユニット1とサポートブラケット30との位置合わせを行いながらデッキクロスメンバ20を車体側壁に固定する。そして、サポートブラケット30をボルト38によってエクステンション6に運転席側から締結する。
【0024】
以下、このように構成され組み付けられたペダル支持構造の作用について説明する。
先ず、ペダル支持構造の基本的な作用について簡単に説明する。
上述したようにサポートブラケット30の上面部30bは、当該上面部30bに穿設された切り欠き33を介してボルト39で締結されており、また切り欠き33の車両前方側には拡幅部33bが形成されており、一方、ガイドブラケット14はデッキクロスメンバ20を介して一対の車体側壁に固定されているため、ペダルブラケット4を介してサポートブラケット30に車両後方に向かう大きな外力が作用すると、サポートブラケット30が車両後方にずれてボルト39から離脱する。
【0025】
従って、例えば車両が正面衝突する等し、エンジンルーム内の駆動系部品に押されてダッシュパネル40が後退した場合には、これに伴ってブレーキペダルユニット1も後退することになり、この際、サポートブラケット30が車両後方にずれてボルト39から容易に離脱する。
このようにサポートブラケット30がボルト39から離脱すると、サポートブラケット30は、側面から見て「へ」字状に屈曲するガイドブラケット14の上面部14aに沿い摺動することになり、ペダルブラケット4の後端を押し下げる。そして、ペダルブラケット4の後端が押し下げられると、ビード4eが潰れてペダルブラケット4が折れ曲がり、ブレーキペダル2のペダルパッド3が車両前方側に向けて回動することになる。
【0026】
これにより、正面衝突時等において、ダッシュパネル40が後退した場合であっても、ブレーキペダル2のペダルパッド3を車両前方に逃がすことができ、乗員の下肢部の安全性の向上を図ることができる。
次に、ペダル支持構造の本発明に係る作用について説明する。
上述したように、サポートブラケット30は、車両前方に延びる上面部30bが下方側からボルト39により締結されることで予めガイドブラケット14に取り付けられており、その後の工程で、垂直面部30aが運転席側からボルト38により締結されてエクステンション6に取り付けられている。従って、図1に示すように、サポートブラケット30がエクステンション6に取り付けられた状態では、ボルト39の下方側にはペダルブラケット4の上面部4aの後端4dが存在している。換言すれば、ペダルブラケット4の上面部4aの上方においてサポートブラケット30とガイドブラケット14とがボルト39によって締結されている。
【0027】
また、図4を参照すると、サポートブラケット30とガイドブラケット14とのボルト39による締結部周りの断面詳細図が示されており、同図に示すように、ウェルドナット14c(ボルトの締結位置)とペダルブラケット4の上面部4aとの隙間寸法(距離)Cは、隙間にボルト39の頭が入る程度の寸法とされ、少なくともボルト39の全長Lよりも短く設定されている(C<L)。
【0028】
これにより、例えば、車両が悪路での走行を多用するような場合において、車両の振動等によってボルト39が弛んだとしても、ボルト39の頭がブラケット4の上面部4aの後端4dと当接することになり(図4中に一点鎖線で示す)、ボルト39がそれ以上弛むことがなく、ボルト39の弛みによる落下が確実に防止される。
【0029】
つまり、本発明に係るペダル支持構造では、サポートブラケット30を側面から見て「逆L」字状に屈曲させるようにし、車両前方に延びる上面部30bをガイドブラケット14にボルト39により予め接合しておき、後の工程で下方に延びる垂直面部30aをブレーキペダルユニット1側にボルト38により接合するようにしているので、ボルト39が下方側から締結するものであって、故に弛みによって落下し易い場合であっても、ボルト39の締結作業の作業性を悪化させることなく、ボルト39の下方にペダルブラケット4の上面部4aを良好に位置させるようにでき、ボルト39が弛んだ場合であっても、当該上面部4aによって弛みの進行を阻止でき、当該弛みによるボルト39の落下を確実に防止することができる。これによりペダルの機能を常に良好に確保することができる。
【0030】
以上で本発明に係るペダル支持構造の実施形態についての説明を終えるが、本発明の実施形態は上記実施形態に限られるものではない。
例えば、上記実施形態では、ペダルブラケット4とエクステンション6とを別体としたが、これらは一体であってもよいし、ガイドサポートブラケット12とガイドブラケット14についても一体であってもよい。
【0031】
また、上記実施形態では、エクステンション6に突起6dを設けるようにしているが、突起6dは作業性等に問題がなければなくてもよい。
また、上記実施形態では、ブレーキペダル2のペダル支持構造としたが、これに限られず、本発明は当然にクラッチペダル等のペダル支持構造であってもよい。
【0032】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明の請求項1のペダル支持構造によれば、連結ブラケットは、ペダルブラケットのガイド機構に対する車両後方側への相対移動によりガイド機構との連結が解除されるように、ガイド機構に下方からボルトで締結されているが、このボルトをペダルブラケットの上面部の上方で連結ブラケットとガイド機構とを締結し、ボルトの締結位置とペダルブラケットの上面部との間の距離をボルトの全長よりも短く設定するようにしたので、悪路走行を多用するような車両にあって、車両の激しい振動等によりボルトが弛む可能性がある場合であっても、弛んだボルトの頭を下方に位置するペダルブラケットの上面部と当接させて弛みの進行を阻止するようにでき、弛みによるボルトの脱落を確実に防止することができる。これによりペダルの機能を確保できる。
【0033】
また、連結ブラケットは、一端側がペダルブラケットの後部に連結されるより前に他端側がガイド機構に下方からのボルトの締め込みによって連結することが可能となるので、連結ブラケットの他端側のガイド機構への下方からのボルト締結作業を作業性を悪化させることなく行うようにでき、容易にしてペダルブラケットの上面部の上方で連結ブラケットとガイド機構とを締結することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】車両の運転席に設けられた本発明に係るペダル支持構造の側面図である。
【図2】サポートブラケットとエクステンションとガイドブラケットの組付状態の詳細図である。
【図3】車両組立工程におけるブレーキペダルユニットとガイドブラケットユニットとサポートブラケットの組み付け手順を示す図である。
【図4】サポートブラケットとガイドブラケットとのボルトによる締結部周りの断面詳細図である。
【符号の説明】
1 ブレーキペダルユニット
2 ブレーキペダル
4 ペダルブラケット
4a 上面部
4b 側面部
6 エクステンション
10 ガイドブラケットユニット
14 ガイドブラケット(ガイド機構)
14c ウェルドナット
20 デッキクロスメンバ
30 サポートブラケット(連結ブラケット)
30a 垂直面部(一端側)
30b 上面部(他端側)
33 切り欠き
38 ボルト
39 ボルト
C 隙間寸法(距離)
L ボルト全長[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a pedal support structure, and more particularly to a structure for mounting a brake pedal or the like provided on a vehicle to a vehicle body.
[0002]
[Related background]
A brake pedal for operating a service brake is provided in a driver's seat of the vehicle, and the brake pedal is generally attached to a dash panel via a pedal bracket. Specifically, the brake pedal is usually configured to extend along the dash panel and have a pedal pad at the lower end, and the upper end is rotatably supported by the pedal bracket.
[0003]
Recently, in order to improve the safety of the lower limbs of the occupant during a frontal collision of the vehicle, even when the dash panel is retracted due to the collision, the brake pad pedal pad is released to the front side of the vehicle. (See, for example, Patent Document 1).
In Patent Document 1, for example, the front end side of the pedal bracket (30) is fixed to the dash panel (16), and the rear end side is detachably coupled to the cowl inner panel (22) with a bolt, and the instrument panel reinforcement ( A slide guide plate (64) having a “H” shape in side view extending from the deck cross member (72) is disposed between the pedal bracket (30) and the cowl inner panel (22), and the slide guide plate (64 ) Is fastened to the cowl inner panel (22) with the above bolts.
[0004]
According to this configuration, when an external force of a predetermined value or more is applied to the front portion of the vehicle, the pedal bracket (30) is detached from the cowl inner panel (22) and thus the slide guide plate (64), and the pedal bracket (30) The rear end side slides diagonally downward and rearward along the slide guide plate (64), which causes the pedal pad (48) of the brake pedal (10) to be rotationally displaced so as to escape to the front side of the vehicle around the pedal bracket. The safety of the lower limbs is ensured.
[0005]
On the other hand, since the pedal bracket (30) is coupled to the instrument panel reinforcement (72) via the slide guide plate (64) by fastening with bolts, the support strength of the brake pedal (10) is normal. Is sufficiently secured.
[0006]
[Patent Document 1]
Japanese Patent Application Laid-Open No. 11-268667
[Problems to be solved by the invention]
By the way, in the case of the structure of the said patent document 1, the volt | bolt which connects a pedal bracket (30) to a cowl inner panel (22) and a slide guide plate (64) so that it can detach | separate is because a workability | operativity is good in a vehicle assembly process. The lower side of the pedal bracket (30) has no members for the tool approach.
[0008]
However, if there is space on the lower side of the bolt that fastens the pedal bracket (30) in this way, the bolt can loosen due to severe vibration of the vehicle, etc., in vehicles that frequently use on rough roads. There is a problem that the bolt may fall off if it is left unattended when the bolt is loosened.
The present invention has been made to solve such a problem, and the object of the present invention is to ensure that the bolt is not dropped due to loosening even when the pedal bracket is fastened from below with a bolt. The object is to provide a pedal support structure that can be prevented.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above-described object, in the pedal support structure according to claim 1, the front end portion is fixed to the vehicle body side, extends to the vehicle rear side, and a pair of side surface portions that rotatably support the pedal upper end, and A pedal bracket having an upper surface portion for connecting the side surface portions upward, a guide mechanism provided with a rearwardly inclined surface on the vehicle rear side of the pedal bracket, and fixed to the vehicle body side, and one end side of the pedal bracket The other end is connected to the guide mechanism by tightening a bolt from below and is connected to the guide mechanism by relative movement of the pedal bracket to the vehicle rear side with respect to the guide mechanism. The pedal support structure includes a connection bracket that is released from the upper side of the pedal bracket. With fastening the gasket and said guide mechanism, said upper surface portion of the pedal bracket is disposed on at least the axial projection surface of the head of the bolt, between the upper surface portion of said pedal bracket and the fastening position of the bolt The distance in the axial direction of the bolt is set shorter than the total length of the bolt.
[0010]
Therefore, the connection bracket is fastened to the guide mechanism with a bolt from below so that the connection with the guide mechanism is released by the relative movement of the pedal bracket to the vehicle rear side with respect to the guide mechanism. The connection bracket and guide mechanism are fastened above the top surface of the bracket, and the distance between the bolt fastening position and the top surface of the pedal bracket is set to be shorter than the total length of the bolt. Even if there is a possibility that the bolt may loosen due to severe vibration of the vehicle, etc., the head of the loosened bolt will come into contact with the upper surface of the pedal bracket located below to The progress is prevented, and the bolt is prevented from dropping off due to the slack. This ensures the function of the pedal.
[0011]
Moreover, consolidated bracket is able to be connected by bolting inclusive from below to the other end Gaga Id mechanism before being connected to the rear end side Gape Dal bracket.
Accordingly, it is possible to perform the bolt fastening operation from the lower side to the guide mechanism on the other end side of the connection bracket without deteriorating workability, and the connection bracket and the guide mechanism can be easily arranged above the upper surface portion of the pedal bracket. Can be concluded .
[0012]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment of a pedal support structure according to the present invention will be described with reference to the accompanying drawings. Referring to FIG. 1, a side view of a pedal support structure according to the present invention provided in a driver's seat of a vehicle is shown, and the configuration of the pedal support structure according to the present invention will be described based on the same figure.
[0013]
As shown in the figure, the pedal support structure according to the present invention mainly includes a brake pedal unit 1 including a
[0014]
In the brake pedal unit 1, a pedal pad 3 is provided at the lower end of the
[0015]
The
[0016]
On the other hand, an
[0017]
The pair of
The
On the other hand, the
[0018]
The
[0019]
Referring to FIG. 2, a detailed view of the assembled state of the
[0020]
More specifically, the
[0021]
The
Referring to FIG. 3, a procedure for assembling the brake pedal unit 1, the
[0022]
As shown in the figure, the
[0023]
Therefore, in the vehicle assembly process, after the brake pedal unit 1 is attached to the
[0024]
The operation of the pedal support structure constructed and assembled in this way will be described below.
First, the basic operation of the pedal support structure will be briefly described.
As described above, the
[0025]
Therefore, for example, when the vehicle collides head-on and the
When the
[0026]
As a result, even when the
Next, the operation of the pedal support structure according to the present invention will be described.
As described above, the
[0027]
Referring to FIG. 4, there is shown a detailed cross-sectional view around the fastening portion of the
[0028]
Thereby, for example, when the vehicle frequently uses a rough road, even if the
[0029]
That is, in the pedal support structure according to the present invention, the
[0030]
Although the description of the embodiment of the pedal support structure according to the present invention is finished above, the embodiment of the present invention is not limited to the above embodiment.
For example, in the above embodiment, the
[0031]
In the above-described embodiment, the
In the above embodiment, the pedal support structure for the
[0032]
【The invention's effect】
As described above in detail, according to the pedal support structure of the first aspect of the present invention, the connection of the connection bracket to the guide mechanism is released by the relative movement of the pedal bracket to the vehicle rear side with respect to the guide mechanism. The bolt is fastened to the guide mechanism from below, and the bolt is fastened between the connecting bracket and the guide mechanism above the upper surface of the pedal bracket, and between the bolt fastening position and the upper surface of the pedal bracket. Since the distance is set to be shorter than the total length of the bolt, even if the vehicle is heavily used on rough roads and the bolt may loosen due to severe vibration of the vehicle, etc. The head of the pedal is in contact with the upper surface of the pedal bracket located below to prevent the slack from progressing, and it is possible to reliably prevent the bolt from falling off due to the slack. That. Thereby, the function of a pedal is securable.
[0033]
Moreover, consolidated bracket, the other end side before the one end is connected to the rear of the pedal bracket makes it possible to connect by bolts tightening of from below the guide mechanism, the connecting bracket the other end of the The bolt fastening operation to the guide mechanism from below can be performed without deteriorating workability, and the connection bracket and the guide mechanism can be easily fastened above the upper surface of the pedal bracket.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a side view of a pedal support structure according to the present invention provided in a driver's seat of a vehicle.
FIG. 2 is a detailed view of an assembled state of a support bracket, an extension, and a guide bracket.
FIG. 3 is a diagram showing an assembling procedure of a brake pedal unit, a guide bracket unit, and a support bracket in a vehicle assembly process.
FIG. 4 is a detailed cross-sectional view around a fastening portion of a support bracket and a guide bracket by bolts.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1
30a Vertical surface (one end side)
30b Upper surface part (the other end side)
33
L Bolt length
Claims (1)
前記ペダルブラケットの車両後方側に後下がりの傾斜面を備えて設けられ、車体側に固定されるガイド機構と、
一端側が前記ペダルブラケットの後部に着脱可能に連結されるとともに他端側が前記ガイド機構に下方からのボルトの締め込みによって連結され、前記ペダルブラケットの前記ガイド機構に対する車両後方側への相対移動により前記ガイド機構との連結が解除される連結ブラケットとを備えたペダル支持構造において、
前記ボルトは、前記ペダルブラケットの上面部の上方で前記連結ブラケットと前記ガイド機構とを締結するとともに、前記ペダルブラケットの上面部は、少なくとも前記ボルトの頭部の軸線方向投影面上に配置され、前記ボルトの締結位置と前記ペダルブラケットの上面部との間の、前記ボルトの軸線方向での距離が、前記ボルトの全長よりも短く設定されることを特徴とするペダル支持構造。A pedal bracket having a front end portion fixed to the vehicle body side, extending to the vehicle rear side, and having a pair of side surface portions that rotatably support the pedal upper end and an upper surface portion that connects the side surface portions upward;
A guide mechanism provided on the vehicle rear side of the pedal bracket with a rearwardly inclined surface and fixed to the vehicle body side;
One end side is detachably connected to the rear portion of the pedal bracket, and the other end side is connected to the guide mechanism by tightening a bolt from below, and the pedal bracket moves relative to the guide mechanism to the vehicle rear side. In the pedal support structure including a connection bracket that is disconnected from the guide mechanism,
The bolt fastens the coupling bracket and the guide mechanism above the upper surface portion of the pedal bracket, and the upper surface portion of the pedal bracket is disposed on at least the axial projection surface of the head of the bolt, The pedal support structure, wherein a distance in an axial direction of the bolt between a fastening position of the bolt and an upper surface portion of the pedal bracket is set to be shorter than a total length of the bolt.
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