JP4106523B2 - High pressure fluid injection nozzle, deburring device and cleaning device - Google Patents
High pressure fluid injection nozzle, deburring device and cleaning device Download PDFInfo
- Publication number
- JP4106523B2 JP4106523B2 JP2002004751A JP2002004751A JP4106523B2 JP 4106523 B2 JP4106523 B2 JP 4106523B2 JP 2002004751 A JP2002004751 A JP 2002004751A JP 2002004751 A JP2002004751 A JP 2002004751A JP 4106523 B2 JP4106523 B2 JP 4106523B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pressure fluid
- nozzle
- landing
- circumference
- fluid injection
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Images
Landscapes
- Cleaning By Liquid Or Steam (AREA)
- Nozzles (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、円筒状のノズル本体内に供給される高圧流体を該ノズル本体の外周面上に装備した噴射口から噴射する高圧流体噴射ノズルと、この高圧流体噴射ノズルを使用したバリ取り装置及び洗浄装置に係り、詳しくは、高圧流体によるバリ取りや洗浄の作業効率を向上させるための改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図14乃至図17は、バリ取り装置や洗浄装置に使用される高圧流体噴射ノズルの従来例を示したものである。
これらの図に示した高圧流体噴射ノズル1,2,3,4は、特開平13−105246号公報に開示されたものである。
【0003】
これらの高圧流体噴射ノズル1,2,3,4は、何れも、高圧流体の噴射方向が、円筒状のノズル本体11,12,13,14の中心軸上の1点11a,12a,13a,14aを基点として放射状になるように、ノズル本体11,12,13,14の外周面上に、複数の噴射口11b,12b,13b,14bを設けたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、図17に示した高圧流体噴射ノズル4では、例えばバリ取り装置に使用された場合に、バリ取りするワークの表面に対する高圧流体の衝突方向は、水平方向のみに限定され、高圧流体の着弾によって与える衝撃荷重が一定方向に制限されるため、ワーク表面上のバリの突出形態によっては、高圧流体による衝撃がバリを押し潰す方向にしか作用せず、流体の噴射圧をよほどの高圧にしない限り、バリを基部からきれいに切断除去することが難しいという問題があった。
【0005】
また、高圧流体の噴射方向が水平方向のみに限定される高圧流体噴射ノズル4は、ワークの表面に付着している異物の洗浄の場合にも、上記のように衝撃荷重が一定方向で、異物に与える剥離作用が弱いため、強固に付着している異物に対しては、流体の噴射圧をよほどの高圧にしないと完全な剥離除去が難しいという問題があった。
【0006】
一方、図14乃至図16に示した高圧流体噴射ノズル1,2,3の場合は、高圧流体の噴射角度が異なる複数の噴射口11b,12b,13bを備えているため、例えば、図18の(a)、(b)に示すように、高圧流体噴射ノズルとワーク6との間の相対回転によって使用する噴射口を上向き噴射のものから下向き噴射のものに切り換えることで、高圧流体の着弾によって与える衝撃荷重の方向を切り換えることができる。そして、このような衝撃荷重の方向変換を行うと、ワーク上のバリの基部に複数方向からの剪断荷重を付与することができ、バリを根元からきれいに切断除去することが可能になる。
【0007】
ところが、これらの高圧流体噴射ノズル1,2,3の場合、図18にも示したように、ワーク6上のバリ6aに対して高圧流体の着弾方向を変えるためには、高圧流体噴射ノズルとワーク6との間に、高圧流体噴射ノズルの中心軸方向に沿った相対変位を付与しなければならず、ワーク6上のバリ6aの存在範囲L0に対して、この相対変位の距離L1が大きくなるため、相対変位に多大な時間がかかって、処理時間の長大化、処理効率の低下、消費する高圧流体量の増大を招くという問題が指摘されていた。
【0008】
また、上記の高圧流体噴射ノズル1,2,3の場合、ワーク表面の洗浄に用いた場合に、噴射方向の切り換えによって異物の剥離除去性能を向上させることはできるが、バリ取りの場合と同様に、噴射方向の切り換えの際の高圧流体噴射ノズルの中心軸方向に沿った相対変位に要する経過時間のために、処理時間の長大化、処理効率の低下、消費する高圧流体量の増大といった同様の問題を招いた。
【0009】
本発明は、前述した問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、高圧流体の複数方向からの噴射によって、ワーク表面に突出したバリの切断除去性能やワーク表面に付着している異物の剥離除去性能を向上させることができると同時に、ワーク上の処理域の大きさに対して、ワークと高圧流体噴射ノズルとの間の高圧流体噴射ノズルの中心軸線方向に沿う相対変位量を低減させて、相対変位の所要時間の短縮によって、バリ取り処理や洗浄処理に要する処理時間の短縮化、処理効率の向上、消費する高圧流体量の節約を図ることのできる高圧流体噴射ノズルとバリ取り装置及び洗浄装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明に係る高圧流体噴射ノズルは、請求項1に記載したように、高圧流体を同時に噴射する複数の噴射口が設けられた円筒状のノズル本体を有し、前記ノズル本体の中心軸を中心に相対的に回転するワークの同一箇所に、ノズル本体内に供給される高圧流体を複数の異なる方向から噴射する高圧流体噴射ノズルであって、前記ノズル本体には、前記中心軸に直交する着弾標準面を挟んで前記中心軸方向に離間した少なくとも2つのノズル配備用基準円周が設定され、前記噴射口は、前記ノズル本体の前記ノズル配備用基準円周上に配置され、全ての前記噴射口の流体噴射角度は、噴射した高圧流体が前記着弾標準面上で前記ノズル本体の一つの同心円である着弾円周の上またはその近辺に着弾するように設定されていることを特徴とする。
【0011】
なお、好ましくは、請求項2に記載のように、前記高圧流体噴射ノズルにおいて、前記着弾標準面と交差する前記ノズル本体の外周面が、さらに、前記ノズル配備用基準円周に設定され、このノズル配備用基準円周上にも前記噴射口が配置されている構成とすると良い。
また、好ましくは、請求項3に記載のように、前記高圧流体噴射ノズルにおいて、一つの前記ノズル配備用基準円周上に配置された複数の噴射口は、周方向に略等間隔に離間して配置されている構成とすると良い。
【0012】
そして、上記目的を達成するために、本発明に係るバリ取り装置は、請求項4に記載したように、請求項1乃至請求項3の何れかに記載の高圧流体噴射ノズルの噴射する高圧流体を、前記着弾円周上に位置するワークの表面に着弾させて、前記ワークの表面のバリ取りを行うことを特徴とする。
【0013】
また、上記目的を達成するために、本発明に係る洗浄装置は、請求項5に記載したように、請求項1乃至請求項3の何れかに記載の高圧流体噴射ノズルの噴射する高圧流体を、前記着弾円周上に位置するワークの表面に着弾させて、前記ワークの表面の洗浄を行うことを特徴とする。
【0014】
このように構成された高圧流体噴射ノズルでは、円筒状を成すノズル本体の中心軸線方向に位置をずらしてノズル本体の外周面上の複数個の噴射口から噴射される高圧流体は、何れも、ノズル本体の中心軸に直交する着弾標準面上の着弾円周上またはその近辺に着弾する。
そのため、上記の高圧流体噴射ノズルを使用するバリ取り装置や、洗浄装置では、ワークと高圧流体噴射ノズルとを高圧流体噴射ノズルの中心軸方向に相対変位させずとも、ワーク上の略同一の着弾円周上に複数方向からの高圧流体が着弾する。
従って、高圧流体の複数方向からの噴射によって、ワーク表面に突出したバリやワーク表面に付着した異物に対し複数方向の衝撃を付与することができ、高圧流体の着弾による破壊力が大幅に増大するため、バリに対する切断除去性能やワーク表面に付着している異物の剥離除去性能を向上させることができる。
【0015】
また、上記構成の高圧流体噴射ノズルでは、円筒状を成すノズル本体の中心軸線方向に位置をずらしてノズル本体の外周面上の複数個の噴射口から噴射される高圧流体が、何れも、ノズル本体の中心軸に直交する着弾標準面上の着弾円周上またはその近辺に着弾するため、ワークと高圧流体噴射ノズルとの間の高圧流体噴射ノズルの中心軸線方向に沿う相対変位量は、ワーク上の処理域の大きさ程度に低減させることができる。
従って、ワークと高圧流体噴射ノズルとの間の相対変位量を低減させて、相対変位における所要時間の短縮によって、バリ取り処理や洗浄処理に要する処理時間の短縮化、処理効率の向上、消費する高圧流体量の節約を図ることができる。
【0016】
また、請求項2及び請求項3に記載の構成とすることで、同一の着弾円周上での高圧流体の着弾方向及び着弾箇所の数量が増え、それによって、処理をより高速化、強力化することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る高圧流体噴射ノズルとバリ取り装置及び洗浄装置の好適な実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1及び図2は、本発明に係るバリ取り装置及び洗浄装置に使用する高圧流体噴射ノズルの第1の実施の形態を示したものである。
【0018】
この第1の実施の形態の高圧流体噴射ノズル21は、円筒状のノズル本体23の外周面上で、ノズル本体23の中心軸に直交する着弾標準面P0 を挟んで中心軸方向に離間した2つのノズル配備用基準円周C1 ,C2 上に、ノズル本体23内に供給される高圧流体を噴射する噴射口n1 ,m1 をそれぞれ一つずつ装備すると共に、各噴射口n1 ,m1 は、噴射した高圧流体が前記着弾標準面P0 上でノズル本体23と略同心の着弾円周Cp 上に着弾するように、流体噴射角度θ1 ,α1 が設定してある。
【0019】
本実施の形態の場合、ノズル配備用基準円周C1 ,C2 の着弾標準面P0 からの離間距離は等しく設定されている。従って、流体噴射角度θ1 ,α1 は、θ1 =α1 となっている。
なお、図1において、着弾円周Cp 上の着弾点X1 は噴射口n1 に対するもの、着弾点Y1 は噴射口m1 に対するものである。
【0020】
また、それぞれの噴射口n1 ,m1 からの高圧流体噴射時の反力を相殺させるために、それぞれの噴射口n1 ,m1 は、ノズル本体23の直径方向の対向位置に設けてある。
【0021】
このように構成された高圧流体噴射ノズル21では、円筒状を成すノズル本体23の中心軸線方向に位置をずらしてノズル本体23の外周面上に装備された2個の噴射口n1 ,m1 から噴射される高圧流体は、何れも、ノズル本体23の中心軸に直交する着弾標準面P0 上の着弾円周Cp 上に着弾する。
そのため、上記の高圧流体噴射ノズル21を使用するバリ取り装置や、洗浄装置では、ワークと高圧流体噴射ノズル21とを高圧流体噴射ノズル21の中心軸方向に相対変位させずとも、ワーク上の略同一の着弾円周Cp 上に複数方向からの高圧流体が着弾する。
【0022】
従って、高圧流体の複数方向からの噴射によって、ワーク表面に突出したバリやワーク表面に付着した異物に複数方向の衝撃を付与するこてができ、高圧流体の着弾による破壊力が大幅に増大するため、バリに対する切断除去性能やワーク表面に付着している異物の剥離除去性能を向上させることができ、優れたバリ取り能力や洗浄能力を得ることができる
【0023】
また、上記構成の高圧流体噴射ノズル21を使用すると、円筒状を成すノズル本体23の中心軸線方向に位置をずらしてノズル本体23の外周面上の複数個の噴射口n1 ,m1 から噴射される高圧流体が、何れも、ノズル本体23の中心軸に直交する着弾標準面P0 上の着弾円周Cp 上に着弾するため、図3に示すように、ワーク6と高圧流体噴射ノズル21との間の高圧流体噴射ノズル21の中心軸線方向に沿う相対変位量L2 は、ワーク上の処理域の大きさL0 程度に低減させることができる。
従って、ワークと高圧流体噴射ノズル21との間の相対変位量を低減させて、相対変位に要する経過時間の短縮によって、バリ取り処理や洗浄処理に要する処理時間の短縮化、処理効率の向上、消費する高圧流体量の節約を図ることができる。
【0024】
図4は、本発明に係るバリ取り装置及び洗浄装置に使用する高圧流体噴射ノズルの第2の実施の形態を示したものである。
この第2の実施の形態の高圧流体噴射ノズル25は、第1の実施の形態の高圧流体噴射ノズル21の一部を改良したもので、2つのノズル配備用基準円周C1 ,C2 上にそれぞれ噴射口n2 ,m2 を追加装備している。
そして、同一の基準円周上の噴射口同士は、円周を噴射口の数量で等分に分割する位置に装備されている。
また、異なる基準円周相互間でも、噴射口の位置が揃わないように配慮してある。
なお、図4において、着弾円周Cp 上の着弾点X2 は噴射口n2 に対するもの、着弾点Y2 は噴射口m2 に対するものである。
【0025】
この第2の実施の形態では、同一の着弾円周Cp上での高圧流体の着弾方向及び着弾箇所の数量が増え、それによって、処理をより高速化、強力化することができる。
【0026】
図5は、本発明に係るバリ取り装置及び洗浄装置に使用する高圧流体噴射ノズルの第3の実施の形態を示したものである。
この第3の実施の形態の高圧流体噴射ノズル27は、第2の実施の形態の高圧流体噴射ノズル25に、更に、噴射口の追加を行ったものである。
この第3の実施の形態の高圧流体噴射ノズル27では、上側のノズル配備用基準円周C1 上に噴射口n3 ,n4 を追加して、これによって、着弾円周Cp 上に着弾点X3 及び着弾点X4 を追加している。
また、上側のノズル配備用基準円周C1 上の噴射口同士は、円周を噴射口の数量4で等分に分割する位置に装備されている。
また、異なる基準円周相互間でも、噴射口の位置が揃わないように配慮している。
【0027】
この第3の実施の形態では、同一の着弾円周Cp上での高圧流体の着弾方向及び着弾箇所の数量が第2の実施の形態よりも更に増えて、それによって、更に処理をより高速化、強力化することができる。
【0028】
図6は、本発明に係るバリ取り装置及び洗浄装置に使用する高圧流体噴射ノズルの第4の実施の形態を示したものである。
この第4の実施の形態の高圧流体噴射ノズル29は、第1の実施の形態の高圧流体噴射ノズル21の一部を改良したもので、着弾標準面P0 が交差するノズル本体23の外周面上にも、ノズル配備用基準円周C3 を追加設定して、このノズル配備用基準円周C3 上に、着弾円周Cp に向けて略水平方向に高圧流体を噴射する2つの噴射口f1 ,f2 を追加装備したものである。
【0029】
これら噴射口f1 ,f2 の追加装備によって、着弾円周Cp 上に着弾点Z1 ,Z2 が追加されている。
このように、ノズル配備用基準円周C3 を追加することで、高圧流体の噴射方向を更に増やして、バリ取りや洗浄等に対する処理能力を一層向上させることができる。
【0030】
図7は、本発明に係るバリ取り装置及び洗浄装置に使用する高圧流体噴射ノズルの第5の実施の形態を示したものである。
この第5の実施の形態の高圧流体噴射ノズル31は、第2の実施の形態の高圧流体噴射ノズル25の一部を改良したもので、着弾標準面P0 が交差するノズル本体23の外周面上にも、ノズル配備用基準円周C3 を追加設定して、このノズル配備用基準円周C3 上に、着弾円周Cp に向けて略水平方向に高圧流体を噴射する2つの噴射口f1 ,f2 を追加装備したものである。
【0031】
図8は、本発明に係るバリ取り装置及び洗浄装置に使用する高圧流体噴射ノズルの第6の実施の形態を示したものである。
この第6の実施の形態の高圧流体噴射ノズル33は、第1の実施の形態の高圧流体噴射ノズル21の一部を改良したもので、2つのノズル配備用基準円周C1 ,C2 の着弾標準面P0 からの離間距離を相異させている。
従って、図9に示すように、流体噴射角度θ1 ,α1 は、θ1 ≠α1 となっている。
この第6の実施の形態で示すように、ノズル配備用基準円周C1 ,C2 の着弾標準面P0 からの離間距離は、高圧流体の噴射に対する反力の相殺作用がそれほど損なわれないなら、適宜に相異させることができる。
そして、このようにすると、特定のバリ取りや洗浄については、バリの発生形態や汚れ状況に応じた最適な噴射角度の選定によって、作用効果を高めることが可能になる。
【0032】
図10は、本発明に係るバリ取り装置及び洗浄装置に使用する高圧流体噴射ノズルの第7の実施の形態を示したものである。
この第7の実施の形態の高圧流体噴射ノズル35は、2つのノズル配備用基準円周C1 ,C2 の着弾標準面P0 からの離間距離を相異させるという技術的思想を、第2の実施の形態の高圧流体噴射ノズル25に追加したものである。
【0033】
図11は、本発明に係るバリ取り装置及び洗浄装置に使用する高圧流体噴射ノズルの第8の実施の形態を示したものである。
この第8の実施の形態の高圧流体噴射ノズル37は、2つのノズル配備用基準円周C1 ,C2 の着弾標準面P0 からの離間距離を相異させるという技術的思想を、第5の実施の形態の高圧流体噴射ノズル31に追加したものである。
【0034】
図12は、本発明に係るバリ取り装置及び洗浄装置に使用する高圧流体噴射ノズルの第9の実施の形態を示したものである。
この第9の実施の形態の高圧流体噴射ノズル35は、第2実施の形態に示した高圧流体噴射ノズル25に対して、着弾標準面P0 に対して一方のノズル配備用基準円周C1 と同一の側に、着弾標準面P0 からの離間距離を相異させて、ノズル配備用基準円周C4 を追加し、そのノズル配備用基準円周C4 上に二つの噴射口g1 ,g2 を追加したものである。何れの噴射口g1 ,g2 も、噴射した高圧流体が着弾円周Cp 上に着弾するように、噴射角度が設定されている。
図12において、着弾円周Cp 上の着弾点W1 ,W2 は、噴射口g1 ,g2 に対応したものである。
このように、ノズル配備用基準円周は、要求されるバリ取り能力や洗浄能力に応じて、二箇所以上の適宜数に増減可能である。
【0035】
図13は、本発明に係るバリ取り装置及び洗浄装置に使用する高圧流体噴射ノズルの第10の実施の形態を示したものである。
この第10の実施の形態の高圧流体噴射ノズル41は、第1の実施の形態に示した高圧流体噴射ノズル21を改良したもので、2つのノズル配備用基準円周C1 ,C2 のn1 ,m1 からの着弾位置が、それぞれ専用の着弾円周Cp1,Cp2上に設定されている。これらの着弾円周Cp1,Cp2は、直径が同一で、ノズル本体の軸線方向の離間距離が接近している。
このように、各ノズル配備用基準円周は、完全に一つの着弾円周にさせなくとも、本発明の作用効果を得ることができる。
【0036】
なお、以上の本発明に係るバリ取り装置及び洗浄装置では、通常、ワークと高圧流体噴射ノズルとを相対回転させながら、ワークの表面を周方向にバリ取りあるいは洗浄するが、ノズルを回転させ、且つ高圧に対応させるには、相当な密封をしながら回転させる必要があり、それに対し現行ではOリング+フランジ止め+ワーク回転で高圧まで適応可能である。よって、構造上の問題からワークを回転させる方が、容易である。
【0037】
また、ワークと高圧流体噴射ノズルとの軸方向の相対変位は、ワーク及び高圧流体噴射ノズルの何れを移動させてもよく、また、双方を軸方向に移動可能に構成してもよい。
【0038】
また、高圧流体としては、一般的には、水や油等の液体が利用されるが、必要に応じて、気体や、固体混入ガス等を使用することもできる。
また、本発明の高圧流体噴射ノズルは、バリ取り装置や洗浄装置に限らず、サンドブラストによってワーク表面を加工する表面処理装置等へも適用可能である。
【0039】
【発明の効果】
以上に説明したように、請求項1に記載した本発明の高圧流体噴射ノズルでは、円筒状を成すノズル本体の中心軸線方向に位置をずらしてノズル本体の外周面上の複数個の噴射口から噴射される高圧流体は、何れも、ノズル本体の中心軸に直交する着弾標準面上の着弾円周上またはその近辺に着弾する。
そのため、上記の高圧流体噴射ノズルを使用する請求項4に記載のバリ取り装置や、請求項5に記載の洗浄装置では、ワークと高圧流体噴射ノズルとを高圧流体噴射ノズルの中心軸方向に相対変位させずとも、ワーク上の略同一の着弾円周上に複数方向からの高圧流体が着弾する。
従って、高圧流体の複数方向からの噴射によって、ワーク表面に突出したバリやワーク表面に付着した異物に複数方向の衝撃を付与することができ、高圧流体の着弾による破壊力が大幅に増大するため、バリに対する切断除去性能やワーク表面に付着している異物の剥離除去性能を向上させることができる。
【0040】
また、請求項1に記載の高圧流体噴射ノズルを使用する請求項4に記載のバリ取り装置や請求項5に記載の洗浄装置では、円筒状を成すノズル本体の中心軸線方向に位置をずらしてノズル本体の外周面上の複数個の噴射口から噴射される高圧流体が、何れも、ノズル本体の中心軸に直交する着弾標準面上の着弾円周上またはその近辺に着弾するため、ワークと高圧流体噴射ノズルとの間の高圧流体噴射ノズルの中心軸線方向に沿う相対変位量は、ワーク上の処理域の大きさ程度に低減させることができる。
従って、ワークと高圧流体噴射ノズルとの間の相対変位量を低減させて、相対変位のための経過時間の短縮によって、バリ取り処理や洗浄処理に要する処理時間の短縮化、処理効率の向上、消費する高圧流体量の節約を図ることができる。
【0041】
また、請求項4に記載のバリ取り装置や、請求項5に記載の洗浄装置において、使用する高圧流体噴射ノズルを請求項2又は請求項3に記載の構成とすることで、同一の着弾円周上での高圧流体の着弾方向及び着弾箇所の数量が増え、それによって、処理をより高速化、強力化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るバリ取り装置及び洗浄装置で使用する高圧流体噴射ノズルの第1の実施の形態の概略構成を示す斜視図である。
【図2】図1に示した高圧流体噴射ノズルの側面図である。
【図3】図1に示した高圧流体噴射ノズルによって高圧流体の複数方向からの噴射でバリ取りする場合に必要な中心軸方向の相対変位量の説明図である。
【図4】本発明に係るバリ取り装置及び洗浄装置で使用する高圧流体噴射ノズルの第2の実施の形態の概略構成を示す斜視図である。
【図5】本発明に係るバリ取り装置及び洗浄装置で使用する高圧流体噴射ノズルの第3の実施の形態の概略構成を示す斜視図である。
【図6】本発明に係るバリ取り装置及び洗浄装置で使用する高圧流体噴射ノズルの第4の実施の形態の概略構成を示す斜視図である。
【図7】本発明に係るバリ取り装置及び洗浄装置で使用する高圧流体噴射ノズルの第5の実施の形態の概略構成を示す斜視図である。
【図8】本発明に係るバリ取り装置及び洗浄装置で使用する高圧流体噴射ノズルの第6の実施の形態の概略構成を示す斜視図である。
【図9】図8に示した高圧流体噴射ノズルの側面図である。
【図10】本発明に係るバリ取り装置及び洗浄装置で使用する高圧流体噴射ノズルの第7の実施の形態の概略構成を示す斜視図である。
【図11】本発明に係るバリ取り装置及び洗浄装置で使用する高圧流体噴射ノズルの第8の実施の形態の概略構成を示す斜視図である。
【図12】本発明に係るバリ取り装置及び洗浄装置で使用する高圧流体噴射ノズルの第9の実施の形態の概略構成を示す斜視図である。
【図13】本発明に係るバリ取り装置及び洗浄装置で使用する高圧流体噴射ノズルの第10の実施の形態の概略構成を示す斜視図である。
【図14】従来の高圧流体噴射ノズルの第1例の概略構成を示す縦断面図である。
【図15】従来の高圧流体噴射ノズルの第2例の概略構成を示す縦断面図である。
【図16】従来の高圧流体噴射ノズルの第3例の概略構成を示す縦断面図である。
【図17】従来の高圧流体噴射ノズルの第4例の概略構成を示す縦断面図である。
【図18】図17に示した従来の高圧流体噴射ノズルにおいて、高圧流体の複数方向からの噴射でバリ取りする場合に必要な中心軸方向の相対変位量の説明図である。
【符号の説明】
21 高圧流体噴射ノズル
23 ノズル本体
P0 着弾標準面
C1 ,C2 ,C3 ,C4 ノズル配備用基準円周
Cp 着弾円周
θ1 ,α1 流体噴射角度
n1 ,m1 噴射口
X1 ,X2 ,Y1 ,Y2 ,Z1 ,Z2 着弾点[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a high-pressure fluid injection nozzle that injects high-pressure fluid supplied into a cylindrical nozzle body from an injection port equipped on the outer peripheral surface of the nozzle body, and a deburring device using the high-pressure fluid injection nozzle. More particularly, the present invention relates to an improvement for improving the working efficiency of deburring and cleaning with a high-pressure fluid.
[0002]
[Prior art]
14 to 17 show a conventional example of a high-pressure fluid injection nozzle used in a deburring device or a cleaning device.
The high-pressure
[0003]
These high-pressure
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the high-pressure fluid injection nozzle 4 shown in FIG. 17, for example, when used in a deburring device, the collision direction of the high-pressure fluid against the surface of the workpiece to be deburred is limited to the horizontal direction, and the landing of the high-pressure fluid Because the impact load applied by the pressure is limited to a certain direction, depending on the burr protrusion form on the workpiece surface, the impact of the high pressure fluid will only work in the direction of crushing the burr, and the fluid injection pressure will not be so high As long as there is a problem that it is difficult to cut and remove burrs cleanly from the base.
[0005]
Further, the high-pressure fluid injection nozzle 4 in which the injection direction of the high-pressure fluid is limited to only the horizontal direction is such that even when the foreign matter adhering to the surface of the workpiece is cleaned, the impact load is constant in the direction as described above. Since the peeling action exerted on the material is weak, there has been a problem that it is difficult to completely remove and remove foreign substances that are firmly attached unless the fluid jet pressure is set at a very high pressure.
[0006]
On the other hand, the high-pressure
[0007]
However, in the case of these high-pressure
[0008]
Further, in the case of the high pressure
[0009]
The present invention has been made in view of the above-mentioned problems, and its purpose is to cut and remove burrs protruding on the work surface and foreign matters adhering to the work surface by jetting high-pressure fluid from a plurality of directions. The separation and removal performance of the high-pressure fluid injection nozzle between the workpiece and the high-pressure fluid injection nozzle can be reduced relative to the size of the processing area on the workpiece. Therefore, by shortening the time required for relative displacement, the processing time required for the deburring process and cleaning process can be shortened, the processing efficiency can be improved, and the amount of high-pressure fluid consumed can be saved. It is to provide an apparatus and a cleaning apparatus.
[0010]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the high-pressure fluid injection nozzle according to the present invention has a cylindrical nozzle body provided with a plurality of injection ports for simultaneously injecting high-pressure fluid, as described in
[0011]
Incidentally, preferably, as described in
Further, preferably, as described in claim 3, in the high pressure fluid ejecting nozzles, one of the nozzles deployment reference circumference being arranged on a plurality of injection openings are spaced at approximately equal intervals in the circumferential direction It is good to have a configuration that is arranged .
[0012]
And in order to achieve the said objective, the deburring apparatus which concerns on this invention is the high pressure fluid which the high pressure fluid injection nozzle in any one of
[0013]
Moreover, in order to achieve the said objective, the washing | cleaning apparatus which concerns on this invention is the high pressure fluid which the high pressure fluid injection nozzle in any one of
[0014]
In the high-pressure fluid injection nozzle configured as described above, the high-pressure fluid injected from the plurality of injection ports on the outer peripheral surface of the nozzle main body while shifting the position in the central axis direction of the cylindrical nozzle main body, Lands on or near the landing circle on the landing standard surface perpendicular to the central axis of the nozzle body.
For this reason, in the deburring device and the cleaning device using the above-described high pressure fluid injection nozzle, substantially the same landing on the workpiece can be achieved without relatively displacing the workpiece and the high pressure fluid injection nozzle in the central axis direction of the high pressure fluid injection nozzle. High pressure fluids from multiple directions land on the circumference.
Accordingly, by jetting high-pressure fluid from multiple directions, impacts in multiple directions can be applied to burrs protruding from the workpiece surface and foreign matter adhering to the workpiece surface, and the destructive force due to landing of the high-pressure fluid is greatly increased. For this reason, it is possible to improve the cutting and removal performance against burrs and the separation and removal performance of foreign matters adhering to the workpiece surface.
[0015]
Further, in the high-pressure fluid injection nozzle having the above-described configuration, the high-pressure fluid injected from the plurality of injection ports on the outer peripheral surface of the nozzle body while shifting the position in the central axis direction of the cylindrical nozzle body is the nozzle. The amount of relative displacement along the central axis of the high-pressure fluid injection nozzle between the workpiece and the high-pressure fluid injection nozzle is the difference between the workpiece and the high-pressure fluid injection nozzle. The size of the upper processing area can be reduced.
Therefore, by reducing the amount of relative displacement between the workpiece and the high-pressure fluid injection nozzle and shortening the time required for relative displacement, the processing time required for the deburring process and the cleaning process is shortened, the processing efficiency is improved, and consumption is performed. The amount of high-pressure fluid can be saved.
[0016]
In addition, by adopting the configuration according to
[0017]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, preferred embodiments of a high-pressure fluid injection nozzle, a deburring device, and a cleaning device according to the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
1 and 2 show a first embodiment of a high-pressure fluid injection nozzle used in a deburring device and a cleaning device according to the present invention.
[0018]
The high-pressure
[0019]
In the case of the present embodiment, the spaced distances from the landing standard surface P 0 of the nozzle deployment reference circumferences C 1 and C 2 are set equal. Therefore, the fluid ejection angles θ 1 and α 1 are θ 1 = α 1 .
In FIG. 1, the landing point X 1 on the landing circumference C p is for the injection port n 1 , and the landing point Y 1 is for the injection port m 1 .
[0020]
Further, in order to cancel the reaction force at the time of high-pressure fluid injection from each of the injection ports n 1 and m 1 , each of the injection ports n 1 and m 1 is provided at a diametrically opposed position of the
[0021]
In the high-pressure
For this reason, in the deburring device and the cleaning device using the high-pressure
[0022]
Therefore, by spraying high-pressure fluid from multiple directions, impacts in multiple directions can be applied to burrs protruding from the workpiece surface and foreign matter adhering to the workpiece surface, and the destructive force due to the landing of high-pressure fluid is greatly increased. Therefore, it is possible to improve the cutting and removal performance against burrs and the separation and removal performance of foreign matters adhering to the workpiece surface, and an excellent deburring ability and cleaning ability can be obtained.
Further, when the high-pressure
Accordingly, the amount of relative displacement between the workpiece and the high-pressure
[0024]
FIG. 4 shows a second embodiment of the high-pressure fluid injection nozzle used in the deburring device and the cleaning device according to the present invention.
The high-pressure
And the injection ports on the same reference | standard circumference are equipped in the position which divides | segments a circumference equally by the quantity of injection ports.
Also, consideration is given so that the positions of the injection ports are not aligned between different reference circles.
In FIG. 4, the landing point X 2 on the landing circumference C p is for the injection port n 2 , and the landing point Y 2 is for the injection port m 2 .
[0025]
In the second embodiment, the landing direction and the number of landing locations of the high-pressure fluid on the same landing circumference Cp are increased, whereby the processing can be further speeded up and strengthened.
[0026]
FIG. 5 shows a third embodiment of the high-pressure fluid injection nozzle used in the deburring device and the cleaning device according to the present invention.
The high-pressure
In the high-pressure
Further, the injection ports on the upper nozzle deployment reference circumference C 1 are equipped at positions where the circumference is equally divided by the number 4 of the injection ports.
In addition, consideration is given so that the positions of the injection ports are not aligned between different reference circles.
[0027]
In the third embodiment, the landing direction and the number of landing locations of the high-pressure fluid on the same landing circumference Cp are further increased compared to the second embodiment, thereby further speeding up the processing. Can be strengthened.
[0028]
FIG. 6 shows a fourth embodiment of the high-pressure fluid injection nozzle used in the deburring device and the cleaning device according to the present invention.
The high-pressure
[0029]
Due to the additional equipment of these injection ports f 1 and f 2 , landing points Z 1 and Z 2 are added on the landing circumference C p .
In this way, by adding the nozzle deployment reference circumference C 3 , it is possible to further increase the jetting direction of the high-pressure fluid and further improve the processing capability for deburring and cleaning.
[0030]
FIG. 7 shows a fifth embodiment of the high-pressure fluid injection nozzle used in the deburring device and the cleaning device according to the present invention.
The high-pressure
[0031]
FIG. 8 shows a sixth embodiment of the high-pressure fluid injection nozzle used in the deburring device and cleaning device according to the present invention.
The high-pressure
Therefore, as shown in FIG. 9, the fluid ejection angles θ 1 and α 1 are θ 1 ≠ α 1 .
As shown in the sixth embodiment, the distance between the nozzle deployment reference circumferences C 1 and C 2 from the landing standard surface P 0 does not significantly impair the counteracting reaction force against the injection of the high-pressure fluid. If so, they can be appropriately differentiated.
In this way, with respect to specific deburring and cleaning, it is possible to enhance the operational effect by selecting an optimum injection angle in accordance with the form of burrs and the state of dirt.
[0032]
FIG. 10 shows a seventh embodiment of the high-pressure fluid injection nozzle used in the deburring device and the cleaning device according to the present invention.
The high pressure
[0033]
FIG. 11 shows an eighth embodiment of a high-pressure fluid injection nozzle used in a deburring device and a cleaning device according to the present invention.
The high-pressure
[0034]
FIG. 12 shows a ninth embodiment of the high-pressure fluid injection nozzle used in the deburring device and cleaning device according to the present invention.
The high-pressure
In FIG. 12, the landing points W 1 and W 2 on the landing circumference C p correspond to the injection ports g 1 and g 2 .
Thus, the reference circumference for nozzle deployment can be increased or decreased to an appropriate number of two or more locations according to the required deburring capability and cleaning capability.
[0035]
FIG. 13 shows a tenth embodiment of a high-pressure fluid injection nozzle used in a deburring device and a cleaning device according to the present invention.
The high-pressure fluid injection nozzle 41 of the tenth embodiment is an improvement of the high-pressure
As described above, the effect of the present invention can be obtained even if each nozzle deployment reference circumference does not have to be a single landing circumference.
[0036]
In the above deburring device and cleaning device according to the present invention, the surface of the workpiece is usually deburred or cleaned in the circumferential direction while relatively rotating the workpiece and the high-pressure fluid jet nozzle, but the nozzle is rotated, In order to cope with high pressure, it is necessary to rotate it with a substantial seal, but at present it can be applied up to high pressure by O-ring + flange stop + work rotation. Therefore, it is easier to rotate the workpiece due to structural problems.
[0037]
Further, the relative displacement in the axial direction between the workpiece and the high-pressure fluid ejection nozzle may move either the workpiece or the high-pressure fluid ejection nozzle, or both may be configured to be movable in the axial direction.
[0038]
In general, a liquid such as water or oil is used as the high-pressure fluid, but a gas, a solid mixed gas, or the like can be used as necessary.
Further, the high-pressure fluid injection nozzle of the present invention is not limited to a deburring device and a cleaning device, but can also be applied to a surface treatment device that processes a workpiece surface by sandblasting.
[0039]
【The invention's effect】
As described above, in the high-pressure fluid injection nozzle according to the first aspect of the present invention, the nozzle body is displaced in the central axis direction of the cylindrical nozzle body from a plurality of injection holes on the outer peripheral surface of the nozzle body. Any high-pressure fluid to be ejected is landed on or near the landing circle on the landing standard surface orthogonal to the central axis of the nozzle body.
Therefore, in the deburring device according to claim 4 and the cleaning device according to claim 5 using the high-pressure fluid injection nozzle, the workpiece and the high-pressure fluid injection nozzle are relatively arranged in the central axis direction of the high-pressure fluid injection nozzle. Even without displacement, high-pressure fluids from a plurality of directions land on substantially the same landing circle on the workpiece.
Therefore, by jetting high-pressure fluid from multiple directions, impacts in multiple directions can be applied to burrs protruding from the workpiece surface and foreign matter adhering to the workpiece surface, and the destructive force due to landing of high-pressure fluid is greatly increased. Further, it is possible to improve the cutting and removing performance against burrs and the peeling and removing performance of foreign matters adhering to the workpiece surface.
[0040]
Further, in the deburring device according to claim 4 and the cleaning device according to claim 5 using the high-pressure fluid injection nozzle according to
Therefore, by reducing the amount of relative displacement between the workpiece and the high-pressure fluid injection nozzle and shortening the elapsed time for the relative displacement, the processing time required for the deburring process and the cleaning process is shortened, and the processing efficiency is improved. The amount of high-pressure fluid to be consumed can be saved.
[0041]
Further, in the deburring device according to claim 4 or the cleaning device according to claim 5, the high-pressure fluid injection nozzle to be used has the same configuration as that of
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view showing a schematic configuration of a first embodiment of a high-pressure fluid injection nozzle used in a deburring device and a cleaning device according to the present invention.
FIG. 2 is a side view of the high-pressure fluid injection nozzle shown in FIG.
FIG. 3 is an explanatory diagram of a relative displacement amount in the central axis direction necessary for deburring by jetting high-pressure fluid from a plurality of directions with the high-pressure fluid jet nozzle shown in FIG. 1;
FIG. 4 is a perspective view showing a schematic configuration of a second embodiment of a high-pressure fluid injection nozzle used in a deburring device and a cleaning device according to the present invention.
FIG. 5 is a perspective view showing a schematic configuration of a third embodiment of a high-pressure fluid injection nozzle used in a deburring device and a cleaning device according to the present invention.
FIG. 6 is a perspective view showing a schematic configuration of a fourth embodiment of a high-pressure fluid injection nozzle used in a deburring device and a cleaning device according to the present invention.
FIG. 7 is a perspective view showing a schematic configuration of a fifth embodiment of a high-pressure fluid injection nozzle used in a deburring device and a cleaning device according to the present invention.
FIG. 8 is a perspective view showing a schematic configuration of a sixth embodiment of a high-pressure fluid injection nozzle used in a deburring device and a cleaning device according to the present invention.
FIG. 9 is a side view of the high-pressure fluid injection nozzle shown in FIG.
FIG. 10 is a perspective view showing a schematic configuration of a seventh embodiment of a high-pressure fluid injection nozzle used in a deburring device and a cleaning device according to the present invention.
FIG. 11 is a perspective view showing a schematic configuration of an eighth embodiment of a high-pressure fluid injection nozzle used in a deburring device and a cleaning device according to the present invention.
FIG. 12 is a perspective view showing a schematic configuration of a ninth embodiment of a high-pressure fluid injection nozzle used in a deburring device and a cleaning device according to the present invention.
FIG. 13 is a perspective view showing a schematic configuration of a tenth embodiment of a high-pressure fluid injection nozzle used in a deburring device and a cleaning device according to the present invention.
FIG. 14 is a longitudinal sectional view showing a schematic configuration of a first example of a conventional high-pressure fluid injection nozzle.
FIG. 15 is a longitudinal sectional view showing a schematic configuration of a second example of a conventional high-pressure fluid injection nozzle.
FIG. 16 is a longitudinal sectional view showing a schematic configuration of a third example of a conventional high-pressure fluid injection nozzle.
FIG. 17 is a longitudinal sectional view showing a schematic configuration of a fourth example of a conventional high-pressure fluid injection nozzle.
18 is an explanatory diagram of a relative displacement amount in the central axis direction necessary for deburring by jetting high-pressure fluid from a plurality of directions in the conventional high-pressure fluid jet nozzle shown in FIG.
[Explanation of symbols]
21 High Pressure
Claims (5)
前記ノズル本体には、前記中心軸に直交する着弾標準面を挟んで前記中心軸方向に離間した少なくとも2つのノズル配備用基準円周が設定され、
前記噴射口は、前記ノズル本体の前記ノズル配備用基準円周上に配置され、全ての前記噴射口の流体噴射角度は、噴射した高圧流体が前記着弾標準面上で前記ノズル本体の一つの同心円である着弾円周の上またはその近辺に着弾するように設定されていることを特徴とする高圧流体噴射ノズル。 It has a cylindrical nozzle body provided with a plurality of injection ports for simultaneously injecting high-pressure fluid, and is supplied into the nozzle body at the same location on the workpiece that rotates relative to the central axis of the nozzle body. A high-pressure fluid injection nozzle for injecting high-pressure fluid from a plurality of different directions,
In the nozzle body , at least two nozzle deployment reference circumferences spaced apart in the central axis direction across a landing standard surface orthogonal to the central axis are set,
The ejection port is disposed on the nozzle deployment reference circumference of the nozzle body, and the fluid ejection angles of all the ejection ports are such that the ejected high-pressure fluid is concentric to one of the nozzle bodies on the landing standard surface. high pressure fluid ejecting nozzles, characterized in that is configured to land on or near the landing circumference is a circle.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002004751A JP4106523B2 (en) | 2002-01-11 | 2002-01-11 | High pressure fluid injection nozzle, deburring device and cleaning device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002004751A JP4106523B2 (en) | 2002-01-11 | 2002-01-11 | High pressure fluid injection nozzle, deburring device and cleaning device |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003205257A JP2003205257A (en) | 2003-07-22 |
JP4106523B2 true JP4106523B2 (en) | 2008-06-25 |
Family
ID=27643993
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002004751A Expired - Lifetime JP4106523B2 (en) | 2002-01-11 | 2002-01-11 | High pressure fluid injection nozzle, deburring device and cleaning device |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4106523B2 (en) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015136746A (en) * | 2014-01-21 | 2015-07-30 | ジヤトコ株式会社 | Nozzle for deburring device |
-
2002
- 2002-01-11 JP JP2002004751A patent/JP4106523B2/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2003205257A (en) | 2003-07-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5219055B2 (en) | Injection nozzle | |
US8561918B2 (en) | Nozzle and method for treating an interior of a workpiece | |
KR20000067895A (en) | Device for removing chips produced by the machining head of a machine tool | |
JP2006346803A (en) | Substrate polishing device | |
JP7465579B2 (en) | Tool Cooling Mechanism | |
JP5157643B2 (en) | Apparatus and method for cleaning machined holes | |
KR102439406B1 (en) | Blade cover | |
JP4412192B2 (en) | Polishing pad dressing method | |
JP4106523B2 (en) | High pressure fluid injection nozzle, deburring device and cleaning device | |
JPS617058A (en) | Cleaning method of casting | |
JP6178753B2 (en) | Hobbing machine | |
JPH0347991B2 (en) | ||
JP4178815B2 (en) | Grinding method and apparatus | |
JP2007075958A5 (en) | ||
JP2007075958A (en) | Under-liquid surface processing nozzle device | |
JP4253200B2 (en) | Wet cleaning device and nozzle used therefor | |
JP2005138250A (en) | Finishing method and finishing device for joint bolt | |
JP2005246272A (en) | Sand pumping apparatus and sand pumping method using sand pumping apparatus | |
JP7202911B2 (en) | Cutting device and cutting method | |
JP2000141354A (en) | Apparatus for concrete surface grinding cleaning | |
JP2020105431A (en) | Furnace cover washing device and washing method of furnace cover | |
JP6331352B2 (en) | Cross hole processing apparatus and cross hole ridge line processing method | |
JP2007175592A (en) | In-liquid washing system | |
WO2013094513A1 (en) | Cleaning method and cleaning device for sealing mask, and production method for honeycomb structure | |
JP2003127098A (en) | Ultrahigh pressure peeling device |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20041222 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20060324 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070611 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070822 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20071017 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20071127 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20080305 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20080318 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110411 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4106523 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120411 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130411 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130411 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140411 Year of fee payment: 6 |