JP4106260B2 - Foliage processing machine - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、作物、例えば、馬鈴薯(の塊茎)を収穫する前に、その蔓(茎葉)を処理する茎葉処理機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、馬鈴薯のイモ(塊茎)を収穫する前に、馬鈴薯の茎葉をイモから引き抜く茎葉処理機がある(例えば、特許文献1参照)。
この茎葉処理機は、トラクタ等の走行体の後部に装着され、茎葉を細断する茎葉細断装置と、この茎葉細断装置の後方に位置する左右一対の引抜きロールとを備え、畝の長手方向に沿って移動しながら茎葉細断装置によって茎葉をその一部を残して細断し、残った茎葉を左右一対の引抜きロールで挟持し、且つ左右の引抜きロールを、該左右引抜きロールの対向側において下側から上側に向けて回転駆動することにより引き抜くように構成したものである。
【0003】
この茎葉処理機にあっては、茎葉を細断する細断部の上方側に備えたギヤケースから右方に筒体を突出し、この筒体の右端側に引抜きロールの右側方に位置する伝動ケースの前部を連結し、この伝動ケース後部に、引抜きロールの後側に位置する伝動筒の右端側を連結し、前記伝動筒に左右の引抜きロールの後端側を回転自在に支持し、トラクタのPTO軸からの動力を前記ギヤケースに入力し、この入力された動力を、前記筒体内の伝動軸、伝動ケース内の動力伝達機構、及び伝動筒内の動力伝達機構を介して左右の引抜きロールに伝達し、該左右の引抜きロールを回転駆動するようにしている。
【0004】
【特許文献1】
実開平5−91236号公報。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
前記従来のものにあっては、引抜きロールによって茎葉を引き抜くときにその引抜き力によって馬鈴薯の塊茎が連れもって上がり、該塊茎が土から露出してしまい、畝上を転動して茎葉引抜き後の土を上から押さえる押え部材で上から押さえるだけでは対処できない場合が考えられる。
そこで、本発明は、前記問題点を解消した茎葉処理機を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明が技術的課題を解決するために講じた技術的手段は、左右一対の引抜きロール62間で作物Pの茎葉Sを挟持し、且つ左右の引抜きロール62を、該左右引抜きロール62の対向側において下側から上側に向けて回転駆動することにより茎葉Sを引き抜くようにした茎葉処理機において、
上下揺動自在な支持フレーム33に、前記左右一対の引抜きロール62と、該左右の引抜きロール62の後方側に配置されていて茎葉Sが引き抜かれた後の畝Rを上から押さえると共に畝R上を転動して支持フレーム33を支持する押え部材37とを設けてなる1畝対応の茎葉引抜き装置4を左右方向に複数設けると共に、各茎葉引抜き装置4を各支持フレームが別個に上下揺動するように独立して設け、
各茎葉引抜き装置4の左右の引抜きロール62を、その回転軸心Bが畝Rに対して前上がりとなるように設けると共に該左右の引抜きロール62によって土を上方に吹き上げるように、畝Rに接して設け、この吹き上げられた土を引抜ロール62後方の押え部材37の前又は後側の畝R上方側に案内するガイド手段91)を設けたことを特徴とする。
【0007】
また、トラクタ2に装着するための装着フレーム3を備え、この装着フレーム3に、各支持フレーム33がそれぞれ別個に前端側の枢支部45回りに上下揺動自在に支持され、前記押え部材37を支持フレーム33に対して昇降支持機構38を介して昇降自在に支持しているのがよい。
また、左右の引抜きロール62をスポンジゴムで形成してもよい。
また、前記装着フレーム3に、作物Pの茎葉Sを引き抜く前に余分な茎葉Sを細断する茎葉細断装置5を備え、この茎葉細断装置5は畝R間の溝を転動するゲージ輪20を備えているのがよい。
【0008】
また、作物Pの茎葉Sを引き抜く前に、余分な茎葉Sを細断する茎葉細断装置5を備え、この茎葉細断装置5は、畝Rの左右方向中央側の茎葉Sをその一部を残して細断する中央細断部21と、この中央細断部21の左右両側の、後方側で且つ下方側に配置されていて、畝Rの左右両側部の茎葉Sを細断する側部細断部22とを備えているのがよい。
また、左右の引抜きロール62及びこれらに動力を伝達する伝動ケース36を備えてなる茎葉引抜き装置4を左右一対備え、これら左右の茎葉引抜き装置4の前方側に、駆動源からの動力が入力されると共に、該入力された動力を左右に分岐して左右の前記伝動ケース36に個々に動力を出力する分岐伝動ケース11を備えるのがよい。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1〜図8は、本発明の一実施の形態を示しており、1は、馬鈴薯P等の作物(の塊茎(イモ、収穫物)T)を掘り取る(収穫する)前に、その茎葉S(蔓)を塊茎Tから引き抜く茎葉処理機を示しており、該茎葉処理機1は、トラクタ2等の走行体の後部に装着されていて、畝Rに沿って移動しながら茎葉Sを処理する。
【0010】
この茎葉処理機1は、トラクタ2に装着するための装着フレーム3と、馬鈴薯Pの塊茎Tから茎葉Sを引き抜く茎葉引抜き装置4と、この茎葉引抜き装置4の前側に位置していて該茎葉引抜き装置4によって茎葉Sを引き抜く前に余分な茎葉Sを細断処理する(粉砕処理する)茎葉細断装置5とを備えており、装着フレーム3に茎葉引抜き装置4と茎葉細断装置5とが取り付けられている。
茎葉処理機1は、本実施の形態では、2畝対応の茎葉細断装置5の後方に、1畝対応の茎葉引抜き装置4を左右一対備えていて、畝Rの長手方向に移動しながら2畝を同時に(一工程で)処理するように構成されている(なお、1畝又は3畝以上を処理するようにしたものであってもよい)。
【0011】
装着フレーム3は、その前部に、三点リンク機構6のトップリンク7の後端部を連結するトップリンク取付部8と、三点リンク機構6の左右ロワーリンク9の後端部を連結する左右一対のロワーリンク取付部10とを備えていて、茎葉処理機1が、トラクタ2の後部に三点リンク機構6を介して昇降自在に装着されていると共に、トラクタ2に備えられた油圧昇降装置によって昇降可能とされている。
なお、トラクタ2に備えられる油圧昇降装置は、上昇は油圧によって行い、下降は三点リンク機構6に装着された作業機の自重によって行う単動形の油圧シリンダによって構成されている。また、該油圧昇降装置は、作業機側に、該作業機を上昇させるような力が働いたときには、作業機の上昇を許容するような構造とされている。
【0012】
また、装着フレーム3には、左右方向に長い分岐伝動ケース11と、この分岐伝動ケース11の左右方向中央部の後側に近接して位置する伝動ボックス12とが取り付けられ、伝動ボックス12には、分岐伝動ケース11を貫通するように前方に突出する入力軸13が設けられ、該入力軸13はトラクタ2の後部に設けられたPTO軸にユニバーサルジョイント14を介して連動連結されており、トラクタ2のエンジンからの回転動力が分岐伝動ケース11及び伝動ボックス12に入力されるようになっている。
【0013】
分岐伝動ケース11の背面上部の左右両側には、動力の出力部15が設けられ、分岐伝動ケース11に入力された動力は、プーリ及びVベルト等からなるベルト巻掛け伝動機構等の伝動機構によって左右に分岐され、左右の出力部15から出力されるように構成されている。
茎葉細断装置5は、前記伝動ボックス12を有すると共に、この伝動ボックス12から左右方向一側方(左方)に延びる筒体16と、この筒体16の外端側(左端側)に固定された伝動ケース17と、茎葉Sを細断(粉砕)する細断部18と、この細断部18を覆うカバー体19と、ゲージ輪20とを備えている。
【0014】
細断部18及びカバー体19は、2畝に亘るように形成されていると共に、カバー体19は、細断部18の上方及び左右両側を覆うと共に前後開放状とされている。
細断部18は、畝Rの左右方向中央側(畝Rの頂部側)の茎葉Sを細断する中央細断部21と、この中央細断部21の左右両側の、後方側で且つ下方側に配置されていて、畝Rの左右両側部の茎葉Sを細断する左右一対の側部細断部22とから構成された細断ユニット23を左右一対備えている。
【0015】
この細断部18にあっては、1つの細断ユニット23によって1つの畝Rの茎葉Sが細断処理され、中央細断部21と左右の側部細断部22とで畝Rの形状に沿った細断を行えるように構成されている。
なお、1畝対応の茎葉処理機1であれば細断部18は1つの細断ユニット23で構成され、3畝対応の茎葉処理機1であれば細断部18は3つの細断ユニット23で構成される。
中央細断部21及び側部細断部22は、カバー体19に左右方向の軸心廻りに回転自在に支持された回転軸24,25(回転体)の外周部に切断刃26,27を複数個取り付けることで構成されており、本実施の形態では、中央細断部21及び側部細断部22の切断刃26,27は、回転軸24,25の外周面に固定されたブラケットに左右方向の軸心廻りに回転自在に枢着されたフレール刃によって構成されている。
【0016】
なお、前記回転軸24,25は、1本の部材で構成されていてもよいし、複数の部材を連結等することにより構成されていてもよい。
伝動ボックス12に入力された動力は、該伝動ボックス12内のベベルギヤ伝動機構等の伝動機構、筒体16内の伝動軸31、伝動ケース17内のプーリ及びVベルト等からなるベルト巻掛け伝動機構等の伝動機構29,30等を介して回転軸24,25に動力が伝達され、回転軸24,25(切断刃26,27)が図1及び図3の矢示A方向、すなわち、切断刃26,27が下側から前上方に向けて回転駆動され、アップカットで茎葉Sを細断すると共に、この細断した茎葉Sを前上方側に飛ばすように構成されている。
【0017】
なお、細断された茎葉Sはカバー体19の上壁によって、飛散が防止されるように構成されている。
また、中央細断部21は、その下端(切断刃26の回転軌跡の外端下端部)と畝Rの頂部との間に所定間隔が形成されるように配置されていて(畝Rの頂部から上方に所定間隔をおいて配置されていて)、畝Rから突出する茎葉Sをその一部を残して細断するように構成されている。
左右の側部細断部22は、央細断部21の左右両側の、後方側で且つ下方側に位置していて、畝Rの左右両側部の茎葉Sを略すべて細断する。
【0018】
前記回転軸24,25は、カバー体19の左右側壁28間に亘って、畝Rの上方を横切るように設けられており、左右の細断ユニット23の中央細断部21は共通の回転軸24に設けられ、左右の細断ユニット23の左右側部細断部22も共通の回転軸25に設けられており、これによって構造の簡素化が図られている。
また、側部細断部22を回転駆動する回転軸25は、中央細断部21を回転駆動する回転軸24の後方で、且つ該回転軸24よりも下位に位置していると共に、中央細断部21及び側部細断部22の切断刃26,27の回転軸24,25からの突出長さが略同じ長さとされている(中央細断部21と、側部細断部22との外端回転軌跡の径が略同じ径とされている)。
【0019】
1つの細断ユニット23において、畝Rの形状に沿った茎葉Sの細断を行う場合、左右方向の軸心回りに回転自在な回転軸の左右方向中央部に長さの短い切断刃を取り付けて中央細断部を構成すると共に、左右両側に長さの長い切断刃を取り付けて側部細断部を構成するようにすることもできるが、この場合、側部細断部の外端軌跡(切断刃の、回転軸心に直交する方向の外端部が描く軌跡)の径が大きくなり、それに伴ってカバー体も大きくなり、茎葉細断装置が大型化するが、本実施の形態では、中央細断部21を駆動する回転軸24と、側部細断部22を駆動する回転軸25とを別個に形成し、且つ中央細断部21と側部細断部22の外端軌跡の径を略同じにすることにより、畝Rの形状に沿った茎葉Sの細断を行うようにした茎葉細断装置5のコンパクト化が図れる。
【0020】
また、1つの細断ユニット23において、左右の側部細断部22が、別々の回転軸に設けられるとすると、左右の回転軸を駆動させるための機構が複雑化し、また、取り付けも左右別個に行わなければならず煩雑であるが、本実施の形態にあっては、1つの細断ユニット23において、左右の側部細断部22は共通の回転軸25に設けられているので、構造の簡素化及び取り付けの容易化が図られている。
また、1つの細断ユニット23において、左右の側部細断部22を共通の回転軸25に設け、且つ中央細断部21の前側に配置させるとすると、左右の側部細断部22の切断刃27を回転駆動する回転軸25が、畝Rの上方を中央細断部21よりも先行して移動することとなるので、中央細断部21が細断しようとする茎葉Sを回転軸25が倒し、中央細断部21の細断精度を落とすこととなるが、本実施の形態では、中央細断部21が、側部細断部22を駆動する回転軸25よりも先行して移動するので、中央細断部21の細断精度を低下させることはない。
【0021】
また、側部細断部22が中央細断部21よりも前側に位置していると、中央細断部21によって細断された茎葉Sの飛散防止と、細断部22によって細断された茎葉Sの飛散防止とを考慮しなければならないが、本実施の形態では、中央細断部21が、それよりも下位に位置する側部細断部22よりも先行している(前側に位置する)ので、中央細断部21によって細断されて前上方に向けて飛散する茎葉Sの飛散防止と、側部細断部22によって細断されて前上方に向けて飛散する茎葉Sの飛散防止とを、略同じ部分でカバーできる。
【0022】
また、この実施の形態の茎葉細断装置5にあっては、中央細断部21と側部細断部22とを、側面視で一部オーバーラップさせており(中央細断部21の後部側を左右側部細断部22間に入り込ませており)、前後方向に関してコンパクトに形成されている。
前記ゲージ輪20は、カバー体19の後端側下部の左右両側に、カバー体19に対して高さ調整自在(上下位置変更自在)で且つ畝R間の溝を転動自在として設けられていて、作業時において細断部18等を一定高さに保持すると共に、細断部18の高さ調整を行えるようになっている。
【0023】
なお、作業は、フローティング状態、すなわち、トラクタ2に備えられた油圧昇降装置を、作業機が自重によって下降する状態にして行う。
前記構成の茎葉細断装置5にあっては、回転軸24,25に動力伝達する伝動機構29,30の従動プーリ29a,30aは、同径とされて、中央細断部21と側部細断部22との回転速度は同速とされているが、図9に示すように、回転軸24に動力伝達する伝動機構29の従動プーリ29aのプーリ径を、回転軸25に動力伝達する伝動機構30の従動プーリ30aのプーリ径よりも小さくすること等により、中央細断部21の回転速度を側部細断部22の回転速度よりも速くするようにしてもよい。
【0024】
この場合、茎葉Sは中央細断部21によって側部細断部22よりも細かく細断され、中央細断部21で茎葉Sをより細かく細断して飛ばすことにより、細断された茎葉Sを、その後の、残った茎葉Sの引抜き作業の邪魔にならないようにするという効果を奏する。
左右の茎葉引抜き装置4は、それぞれ装着フレーム3に左右別個に取り付けられており、支持フレーム33と、細断後の残った茎葉Sを塊茎Tの付け根から引き抜く引抜き手段34と、この引抜き手段34の前側近傍に配置されていて細断後の残った茎葉Sを引抜き手段34の左右方向中央部側(畝Rの左右方向中央側)へと掻き寄せる(掻き集める)掻寄せ装置35と、引抜き手段34の後側に立設して備えられていて引抜き手段34及び掻寄せ装置35へと動力を伝達する伝動ケース36と、引抜き手段34の後方に配置されていて引抜き手段34によって茎葉Sを引き抜いた後の畝R(塊茎T及び土)を上から押さえる押え部材37(ゲージ輪)と、この押え部材37を支持フレーム33に対して昇降自在に支持する昇降支持機構38とを有する。
【0025】
支持フレーム33は、前端側が装着フレーム3の後部に左右方向の軸心廻りに回動自在に枢着された左右一対の側枠材40と、この側枠材40の前後方向中途部同志を連結する左右方向の連結枠材41と、左右の側枠材40の後端同志を連結する左右方向の横枠材42と、この横枠材42に取り付けられた取付体44に固定されていて横枠材42から下方に延びる左右一対の縦枠材43とを備えており、該支持フレーム33(茎葉引抜き装置4)は、前端の枢支部45回りに上下揺動自在とされている。
【0026】
伝動ケース36は、若干後傾状(上方に向かうに従って後方に移行する傾斜状)とされていて、支持フレーム33の左右縦枠材43に取付部材46を介して取付固定されており、上部の左右方向内方寄りに入力軸47が前方側に突出状に設けられ、下部に出力軸48が前方側に突出状として左右一対設けられている。
左右の伝動ケース36の入力軸47は、前記分岐伝動ケース11の左右の同じ側にある出力部15に、引抜き手段34の上方側に配置されたユニバーサルジョイント49を介して連動連結されており、伝動ケース36に、その上部側からトラクタ2のPTO軸(前方側)からの回転動力が引抜き手段34の上方を越えて入力されるようになっている。
【0027】
伝動ケース36内には、入力軸47から左右の出力軸48に動力を伝達する動力伝達機構50が収納されている。
この動力伝達機構50は、第1の伝動手段52と、第2の伝動手段53とからなる。
第1の伝動手段52は、入力軸47と一体回転する駆動スプロケット54と、この駆動スプロケット54の下方に入力軸47と平行な軸心回りに回転自在に設けられた従動スプロケット55と、これら駆動スプロケット54と従動スプロケット55とに亘って掛装されたローラチェーン56とから構成されている。
【0028】
第2の伝動手段53は、第1の伝動手段52の従動スプロケット55と一体回転する第1ギヤ57と、左右方向内方側の出力軸48と一体回転すると共に第1ギヤ57と噛み合う第2ギヤ58と、左右方向外方側の出力軸48と一体回転する第3ギヤ59と、この第3ギヤ59と第1ギヤ57とに噛み合う第4ギヤ60とから構成されている。
したがって、図6に矢印で示すように、入力軸47に入力された動力は第1・第2の伝動手段52,53を介して左右の出力軸48に伝達され、左右の出力軸48は、互いに逆方向で且つ左右方向対向側において、下側から上側に向けて回転駆動されるように構成されている。
【0029】
引抜き手段34は、左右一対の引抜きロール62からなり、左右の引抜きロール62はそれぞれ左右方向同じ側にある出力軸48に一体回転自在に取り付けられていて、左右の引抜きロール62は、左右の出力軸48と同様に、互いに逆方向で且つ左右方向対向側において、下側から上側に向けて回転する。
また、左右の引抜きロール62は、中空のゴムロールによって形成され、その回転軸心B方向中央側が膨出した、側面視略楕円形状を呈しており、相互に密接されている。
【0030】
なお、前記引抜きロール62は、スポンジゴムのような弾性体であれば、中実に形成してもよい。
この引抜き手段34にあっては、左右の引抜きロール62を回転駆動させて、茎葉処理機1(トラクタ2)を前進させることにより、茎葉細断装置5で細断されずに残った茎葉Sが左右の引抜きロール62の合わせ目に相対的に進入し、該茎葉Sが左右の引抜きロール62間で挟持されて上方に引っ張られ、該茎葉Sが塊茎Tの付け根から引き抜かれるようになっている。
【0031】
この引抜きロール62は、比較的高速で回転され、引き抜かれた茎葉Sは上方に吹き上げられるようになっている。
また、本実施の形態では、引抜きロール62は、確実に茎葉Sを挟持するために、畝Rの肩部に接して配置されており、畝Rの一部の土も一緒に上方に吹き上げられるように高さ調整される。
また、左右の出力軸48は、伝動ケース36と略直交するように設けられていて、前方に向かうに従って上方に移行する傾斜状(前上がり傾斜状)の軸心を有し、この傾斜状の軸心B回りに左右の引抜きロール62が回転駆動されるようになっていて、引抜きロール62の回転軸心Bが前後方向水平状である場合よりも、引抜きロールの密着部分の下縁(図6の符号a部分)を、畝R頂部により近づけることにより、左右引抜きロール62での茎葉Sの挟持ミスを少なくしている(畝Rからの突出長さが短い茎葉Sであっても確実に挟持できるように図られている)。
【0032】
なお、左右の引抜きロール62の回転軸心Bは水平状であってもよいし、前方に向かうに従って下方に移行する傾斜状(後上がり傾斜状)であってもよい。後上がり傾斜状であっても、前上がり傾斜状の場合と同様の効果を奏する。
前記掻寄せ装置35は、細断されずに残った茎葉Sが左右引抜きロール62間に進入し易いように、該茎葉Sを左右引抜きロール62の左右方向中央部に掻き寄せるものであり、掻寄せベルト63と、該掻寄せベルト63の駆動機構64とを左右一対備えている。
【0033】
掻寄せベルト63は、ゴム等の弾性体からなり、エンドレスのベルト本体63aの外周に弾性変形可能な突起(タイン)63bを周方向に間隔をおいて設けてなる。
駆動機構64は、駆動プーリ67と、従動プーリ68と、これらプーリ67,68を連結するフレーム69とを有する。
駆動プーリ67は、引抜きロール62の前端側に一体回転自在に取り付けられている。
【0034】
フレーム69は左右方向外方に向かうに従って下方に移行する傾斜状に配置されていて、その左右方向内端側が、駆動プーリ67の回転中心に設けられた軸70にベアリング71を介して相対回転自在に取り付けられている。
従動プーリ68は、フレーム69の左右方向外端側に、従動プーリ68の回転中心に設けられた軸72がベアリング73を介して相対回転自在に取り付けられている。
掻寄せベルト63は、駆動プーリ67と従動プーリ68とにわたって巻き掛けられており、引抜きロール62と同行回転(循環回走)して、細断されずに残った茎葉Sを引き起こすと共に、左右方向中央部に寄せ集める。
【0035】
なお、左右のフレーム69及び掻寄せベルト63は、前後に位置ズレさせて設けられており、左右の掻寄せベルト63が相互に干渉しないように構成されている。
また、前記構成より、左右のフレーム69及び掻寄せベルト63は駆動プーリ67の回転軸心Bを中心に上下に揺動自在とされており、支持機構65によってその下方揺動が規制されるようになっている。
支持機構65は、前記左右各フレーム69の左右方向内端側に上方突出状として立設された左右一対のアーム75と、支持フレーム33の連結枠材41に下方に延出状として固定された固定ブラケット76と、この固定ブラケット76の下端部に左右両側に突出状として固定されると共に左右各アーム75の上端側に設けられたバネ受け77を貫通するバー(横軸)78と、固定ブラケット76と左右バネ受け77との各間に圧縮状に介装され且つバー78に套嵌された左右一対のバネ(付勢手段)79と、バネ受け77の左右方向外方側に配置されていてバー78に挿通されて固定されるストッパ部材80とを備えており、バネ受け77がストッパ部材80に接当することにより、フレーム69及び掻寄せベルト63の、駆動プーリ67の回転軸心Bを中心とする下方揺動(図7の矢示C方向の回動)が規制されるようになっている。
【0036】
また、フレーム69及び掻寄せベルト63は、バネ79の付勢力によって、駆動プーリ67の回転軸心Bを中心とする上方揺動(図7の反矢示C方向の回動)が規制されるように構成されており、地面側から掻寄せベルト63等を突き上げるような無理な力が作用した場合には、バネ79の付勢力に抗して、フレーム69及び掻寄せベルト63が上方に揺動して逃げるように構成されている。
また、ストッパ部材80は、Rピン又はβピン等のピンからなり、バー78には、ストッパ部材80を挿通する挿通孔81が左右方向に適宜間隔をおいて形成されており、ストッパ部材80がバー78の長手方向に位置変更自在とされており、これによって、掻寄せベルト63の従動プーリ68側の上方方向の位置が変更調整可能とされている。
【0037】
押え部材37は、引抜きロール62の後方側に配置されていて、左右方向の軸心回りに回転して畝R上を転動し、茎葉引抜き後の土を上から押さえると共に、茎葉引抜き装置4(引抜き手段34)のゲージ輪としての機能を有する。
この押え部材37は、例えば、左右方向に間隔をおいて対向配置された左右の輪体の外周間に掛け渡されたゴム又は布製の平ベルトを輪体周方向に適宜間隔をおいて設けると共に、この平ベルトの左右方向中央部をゴム又は布製の平ベルトによって絞めることにより、畝Rの形状に沿うように略鼓形状に形成される。
【0038】
昇降支持機構38は、押え部材37の左右両側に配置された支持アーム82を有し、この支持アーム82の前端側は、支持フレーム33の左右縦枠材43の下端に固定された左右方向の部材に、左右方向の軸心廻りに回動自在に枢支連結され、支持アーム82の後端側は、押え部材37の回転中心に左右方向の軸心回りに回転自在に枢支連結されていて、押え部材37が上下揺動自在に支持されている。
また、左右各支持アーム82の後端側には、上方側に延びるレバー83が設けられ、この左右レバー83の上端側は連結部材84によって相互に連結されている。
【0039】
また、押え部材37の左右方向中央部の上方側には、前記連結部材84と横枠材42(取付体44)との間に介装されたシリンダ等からなる伸縮自在な高さ調整手段85が設けられている。
この高さ調整手段85を伸縮させることにより、押え部材37が支持フレーム33に対して相対的に上下動し、これにより、支持フレーム33が上下揺動して引抜き手段34の畝Rに対する高さが調整されるようになっている。
本実施の形態にあっては、装着フレーム3に左右別個に上下揺動自在に支持された左右の支持フレーム33に、それぞれ引抜き手段34と、伝動ケース36と、押え部材37等とが設けられており、引抜き手段34の高さ調整が左右の茎葉引抜き装置4で別個に行えるように構成されている。
【0040】
なお、この引抜き手段34の上下位置調整を行う押え部材37で細断部18の上下位置調整をも行うのは困難である。そこで本実施の形態にあっては、茎葉細断装置5にゲージ輪20を設け、引抜き手段34の高さ調整と、細断部18の高さ調整とを別個に行えるようにしている。
なお、前記実施の形態のものにおいて、茎葉引抜き装置4を取り外して、茎葉細断装置5のみで使用できるようにしてもよい。
図10〜図19は他の実施の形態を示したものであり、図10及び図11は、引抜きロール62の傾斜角度(回転軸心Bの水平に対する傾斜角)が調整自在とされているものである。
【0041】
図10及び図11に示す角度調整機構は、伝動ケース36側又は縦枠材43側(支持フレーム33側)の一方に、前記支持機構65のバー78の軸心を中心とする円弧状のガイド溝86を設け、他方に、このガイド溝86に挿通されて該ガイド溝86内を長手方向に移動自在なピン87を設けることにより、伝動ケース36と共に引抜きロール62が傾動自在とされている。
また、引抜きロール62(伝動ケース36)の位置固定は、例えば、ピン87にネジ部を形成すると共に、このネジ部に螺合されるナットと、ピン87を固定するブラケット88とでガイド溝86が形成されたプレート89を挟み込んで、前記ナットを締め付けることにより行われる。
【0042】
なお、前記引抜きロール62の角度調整機構は前述した構造のものに限定されることはなく、他の構造のものを採用してもよい。
また、図12に示すものは、引抜きロール62を、前上がり傾斜状態から水平状態を経て後上がり傾斜状態へと姿勢変更できるように角度調整自在としたものである。
図13及び図14は、左右の引抜きロール62によって吹き上げられた土を押え部材37の前側の畝R上面に案内するガイド手段91を設けたものを示している。
【0043】
引抜きロール62によって茎葉Sを引き抜くときにその引抜き力によって馬鈴薯Pの塊茎Tが連れもって上がり、該塊茎Tが土から露出してしまい、押え部材37で上から押さえるだけでは対処できない場合が考えられるが、引抜きロール62で上方に吹き上げられた土を畝R上に供給してやることにより、茎葉Sを引き抜く際に万が一塊茎Tが露出しても該塊茎Tを確実に土中に埋設させることができる。
また、ガイド手段91を設けることにより、引抜きロール62によって吹き上げられた土が茎葉引抜き装置4上に積もるのを防止できる。
【0044】
なお、図13に仮想線で示すように、左右の引抜きロール62によって吹き上げられた土を押え部材37の後側の畝R上面に案内するようにしてもよい。
図15に示すものは、左右一方側の茎葉引抜き装置4の引抜きロールで吹き上げられた土を左右他方側の茎葉引抜き装置4の押え部材37の前側(又は後側でもよい)に案内するようにしたガイド手段91を設けたものを示している。
図16及び図17に示す実施の形態は、前記茎葉引抜き装置4は備えられておらず、茎葉Sの細断のみを行う茎葉処理機1を示したものである。
【0045】
この茎葉処理機1にあっては、茎葉細断装置5のカバー体19を前後に分割すると共に、カバー体後部19aと伝動ケース17とを前側の回転軸24の軸心を中心として上下に揺動自在として、中央細断部21に対する左右の側部細断部22の高さを調整可能としたものを示しており、左右の側部細断部22を中央細断部21の高さと略同じ高さに調整することにより、ビートの冠部の切断作業、草等の刈り取り作業、切り株処理等を行えるようにしたものである。
なお、この茎葉処理機1で馬鈴薯Pの茎葉Sの細断を行った後は、前記茎葉引抜き装置4のみを備えた茎葉処理機1によって茎葉Sの引抜きを行う。
【0046】
また、この図16及び図17に示す構成の茎葉細断装置5の後側に、前記茎葉引抜き装置4を着脱自在又は昇降自在に設けて、茎葉処理機1を構成してもよい。
図18に示す実施の形態は、引抜き手段34の前部を、茎葉細断装置5の左右の側部細断部22の間に入り込むように構成して、前後方向コンパクトに構成したものである。
その他の構成は、前記実施の形態と略同様に構成される。
【0047】
図19は、左右の側部細断部22を前側に、中央細断部21を後側に配置して細断部18を構成した、茎葉Sの細断のみを行う茎葉処理機1を示したものである。
【0048】
【発明の効果】
本発明によれば、左右の引抜きロールの後方側に、茎葉が引き抜かれた後の畝を上から押さえる押え部材を設け、左右の引抜きロールを、該左右の引抜きロールによって土を上方に吹き上げるように、畝に接して設けると共に、この吹き上げられた土を引抜ロール後方の畝上方側に案内するガイド手段を設けて、引抜きロールで吹き上げられた土を引抜ロール後方の畝上に供給してやることにより、茎葉が引き抜かれた後の作物を確実に土中に埋設することができる。
【0049】
また、左右の引抜きロールを、その回転軸心が畝に対して前上がりとなるように設けることにより、引抜きロールの密着部分の下縁を、畝頂部により近づけられ、左右引抜きロールでの茎葉を確実に挟持できる。
また、左右の引抜きロールをスポンジゴムで形成することにより、引抜きロールを中実に形成できる。
また、ガイド手段によって、左右の引抜きロールにより吹き上げられた土を押え部材の前又は後側に案内することにより、茎葉が引き抜かれた後の作物を確実に土中に埋設できる。
【0050】
また、作物の茎葉を引き抜く前に、余分な茎葉を細断する茎葉細断装置を備え、この茎葉細断装置は、畝の左右方向中央側の茎葉をその一部を残して細断する中央細断部と、この中央細断部の左右両側の、後方側で且つ下方側に配置されていて、畝の左右両側部の茎葉を細断する側部細断部とを備えていることにより、畝の形状に沿った茎葉の細断が行えると共に、コンパクトに構成できる。
また、従来のものにあっては、2畝を同時に処理すべく、共通のフレームに左右一対の引抜きロールからなる引抜き手段を左右一対設け、フレームを上下揺動させることにより左右の引抜き手段の高さ調整が同時に行われるように構成されているが、本願発明にあっては、左右の引抜きロール及びこれらに動力を伝達する伝動ケースを備えてなる茎葉引抜き装置を左右一対備え、これら左右の茎葉引抜き装置の前方側に、駆動源からの動力が入力されると共に、該入力された動力を左右に分岐して左右の前記伝動ケースに個々に動力を出力する分岐伝動ケースを備えることにより、左右の茎葉引抜き装置の高さ調整を左右別個に行えるように容易に構成できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 茎葉処理機の側面図である。
【図2】 茎葉処理機の平面図である。
【図3】 茎葉処理機の拡大側面図である。
【図4】 茎葉細断装置と畝との関係を示す正面図である。
【図5】 茎葉引抜き装置の平面図である。
【図6】 茎葉引抜き装置の正面図である。
【図7】 茎葉引抜き装置の正面図である。
【図8】 掻寄せ装置の支持機構の平面図である。
【図9】 他の実施の形態に係る茎葉処理機の側面図である。
【図10】 他の実施の形態に係る茎葉処理機の側面図である。
【図11】 引抜きロールの傾斜角度調整機構の側面図である。
【図12】 他の実施の形態に係る茎葉処理機の側面図である。
【図13】 他の実施の形態に係る茎葉処理機の側面図である。
【図14】 他の実施の形態に係る茎葉処理機の平面図である。
【図15】 他の実施の形態に係る茎葉処理機の平面図である。
【図16】 他の実施の形態に係る茎葉処理機の側面図である。
【図17】 他の実施の形態に係る茎葉処理機の側面図である。
【図18】 他の実施の形態に係る茎葉処理機の側面図である。
【図19】 他の実施の形態に係る茎葉処理機の側面図である。
【符号の説明】
4 茎葉引抜き装置
11 分岐伝動ケース
36 伝動ケース
37 押え部材
50 動力伝達機構
62 引抜きロール
91 ガイド手段
B 回転軸心
P 馬鈴薯(作物)
R 畝
S 茎葉[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a foliage treating machine for treating vines (stems and leaves) before harvesting crops such as potato (tubers).
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art Conventionally, there is a foliage processing machine that pulls out potato foliage from potatoes before harvesting potato potatoes (tubers) (see, for example, Patent Document 1).
This foliage treatment machine is attached to the rear part of a traveling body such as a tractor, and comprises a foliage shredding device that shreds foliage, and a pair of left and right pulling rolls located behind this foliage shredding device, While moving along the direction, the foliage shredding device shreds the foliage, leaving a part of it, the remaining foliage is sandwiched between a pair of left and right pulling rolls, and the left and right pulling rolls are opposed to the left and right pulling rolls It is configured to be pulled out by rotating on the side from the lower side toward the upper side.
[0003]
In this foliage processing machine, a cylinder protrudes rightward from a gear case provided on the upper side of a shredded portion for shredding foliage, and a transmission case located on the right end side of the cylinder on the right side of the drawing roll A front end of the transmission case, a right end side of a transmission cylinder located on the rear side of the drawing roll is connected to the rear part of the transmission case, and a rear end side of the left and right extraction rolls is rotatably supported by the transmission cylinder, The power from the PTO shaft is input to the gear case, and the input power is transmitted to the left and right drawing rolls via the transmission shaft in the cylinder, the power transmission mechanism in the transmission case, and the power transmission mechanism in the transmission cylinder. The left and right drawing rolls are rotationally driven.
[0004]
[Patent Document 1]
Japanese Utility Model Laid-Open No. 5-91236.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
In the above-mentioned conventional one, when the foliage is pulled out by the pulling roll, the tuber of the potato is lifted by the pulling force, and the tuber is exposed from the soil, and after rolling out the foliage by rolling on the straw There is a case where it is not possible to cope with it simply by pressing the soil from above with a presser member that holds the soil from above.
Then, an object of this invention is to provide the foliage processing machine which eliminated the said problem.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
The technical means taken by the present invention to solve the technical problem is that the foliage S of the crop P is sandwiched between a pair of left and
A pair of left and
Of each stem and leaf extractor 4Left and right drawing rolls 62The,The rotational axis B is provided so as to rise forward relative to the flange R.Installed in contact with the ridge R so that the soil is blown upward by the left and right drawing rolls 62.TheThe blown up soil is pulled behind the pulling roll 62.In front of or behind the presser member 37A guide means 91) for guiding the upper side of the ridge R is provided.
[0007]
Also,A
Further, the left and
Also,The
[0008]
Moreover, before extracting the stems and leaves S of the crops P, it is provided with a stem and
Further, the left and
[0009]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
1 to 8 show an embodiment of the present invention, where 1 is a stalk and leaf before digging (harvesting) a crop such as potato P (tuber (potato, crop) T). 1 shows a foliage processing machine that pulls out S (vines) from tubers T. The
[0010]
This
In this embodiment, the
[0011]
The
Note that the hydraulic lifting device provided in the tractor 2 is configured by a single-acting hydraulic cylinder that moves up by hydraulic pressure and moves down by the weight of the work implement attached to the three-
[0012]
Further, a
[0013]
The
[0014]
The chopped
The shredded
[0015]
In this shredded
In the case of the stem-and-
The central shredded
[0016]
In addition, the said
The power input to the
[0017]
The shredded leaves S are configured to be prevented from scattering by the upper wall of the
Further, the central shredded
The left and right side shredded
[0018]
The rotating
The rotating
[0019]
When shredding the foliage S along the shape of the ridge R in one
[0020]
Further, in the
Further, in one
[0021]
Further, when the side shredded
[0022]
Further, in the
The
[0023]
The work is performed in a floating state, that is, in a state in which the hydraulic lifting device provided in the tractor 2 is lowered by its own weight.
In the
[0024]
In this case, the foliage S is shredded more finely than the side shredded
The left and right
[0025]
The
[0026]
The
The
[0027]
A power transmission mechanism 50 for transmitting power from the
The power transmission mechanism 50 includes a first transmission unit 52 and a
The first transmission means 52 includes a
[0028]
The second transmission means 53 is a
Therefore, as indicated by arrows in FIG. 6, the power input to the
[0029]
The drawing means 34 is composed of a pair of left and right drawing rolls 62, and the left and right drawing rolls 62 are respectively attached to an
Further, the left and right drawing rolls 62 are formed of hollow rubber rolls, have a substantially elliptical shape in a side view and bulge at the center side in the rotation axis B direction, and are in close contact with each other.
[0030]
The drawing
In this drawing means 34, the left and right drawing rolls 62 are driven to rotate, and the foliage processing machine 1 (tractor 2) is moved forward, so that the foliage S that remains without being shredded by the
[0031]
The drawing
Moreover, in this Embodiment, in order to clamp the foliage S reliably, the drawing
Further, the left and
[0032]
The rotation axis B of the left and right drawing rolls 62 may be horizontal, or may be inclined (back-up inclined) that moves downward as it goes forward. Even if it is a back-up slope, the same effect as in the case of a front-up slope is obtained.
The
[0033]
The scraping
The
The driving
[0034]
The
In the driven
The scraping
[0035]
The left and
Also, with the above-described configuration, the left and
The
[0036]
Further, the
The
[0037]
The
For example, the pressing
[0038]
The elevating
A
[0039]
Further, on the upper side of the center portion in the left-right direction of the
By extending and contracting the height adjusting means 85, the
In the present embodiment, the left and right support frames 33 supported on the mounting
[0040]
It is difficult to adjust the vertical position of the shredded
In addition, in the thing of the said embodiment, the
10 to 19 show other embodiments, and FIGS. 10 and 11 show that the inclination angle of the drawing roll 62 (the inclination angle of the rotation axis B with respect to the horizontal) is adjustable. It is.
[0041]
The angle adjusting mechanism shown in FIGS. 10 and 11 is an arcuate guide centered on the axis of the
Further, the position of the drawing roll 62 (transmission case 36) is fixed by, for example, forming a screw portion on the
[0042]
The angle adjusting mechanism of the drawing
In addition, what is shown in FIG. 12 is such that the angle of the drawing
FIGS. 13 and 14 show a configuration in which guide means 91 for guiding the soil blown up by the left and right drawing rolls 62 to the upper surface of the heel R on the front side of the pressing
[0043]
When the stems and leaves S are pulled out by the pulling
Further, by providing the guide means 91, it is possible to prevent the soil blown up by the drawing
[0044]
In addition, as shown by a virtual line in FIG. 13, the soil blown up by the left and right drawing rolls 62 may be guided to the upper surface of the ridge R on the rear side of the pressing
In the structure shown in FIG. 15, the soil blown up by the drawing roll of the left and right
The embodiment shown in FIG. 16 and FIG. 17 shows the
[0045]
In this
In addition, after chopping the stalks and leaves S of the potato P by this stalk and
[0046]
Moreover, you may comprise the
In the embodiment shown in FIG. 18, the front part of the extraction means 34 is configured to enter between the left and right
Other configurations are substantially the same as those of the above-described embodiment.
[0047]
FIG. 19 shows the
[0048]
【The invention's effect】
According to the present invention, on the rear side of the left and right drawing rolls, there is provided a pressing member that holds down the ridge after the foliage is drawn from above, and the left and right drawing rolls blow up the soil upward by the left and right drawing rolls. And a guide means for guiding the blown up soil to the upper side of the back of the pulling roll, and supplying the soil blown up by the pulling roll onto the back of the pulling roll. The crop after the foliage has been pulled out can be reliably buried in the soil.
[0049]
In addition, by providing the left and right drawing rolls so that the rotational axis of the drawing rolls rises forward with respect to the cocoon, the lower edge of the close-up portion of the drawing roll can be brought closer to the top of the cocoon, and Can be securely clamped.
Moreover, the drawing roll can be formed solid by forming the left and right drawing rolls with sponge rubber.
Further, by guiding the soil blown up by the left and right drawing rolls to the front or rear side of the pressing member by the guide means, the crop after the foliage has been pulled out can be reliably embedded in the soil.
[0050]
In addition, it is equipped with a shredder device that shreds excess foliage before pulling out the foliage of the crop, and this shredder device is a center that shreds the stems and leaves on the center side in the left-right direction of the straw. By comprising a shredded portion and side shredded portions that are arranged on the rear side and the lower side of the left and right sides of the central shredded portion and shred the left and right side stems and leaves In addition to being able to shred the foliage along the shape of the cocoon, it can be made compact.
Further, in the conventional apparatus, in order to process two pieces at the same time, a pair of left and right pulling means comprising a pair of left and right pulling rolls are provided on a common frame, and the height of the left and right pulling means is increased by swinging the frame up and down. In the present invention, the left and right drawing rolls and a pair of stem and leaf drawing devices including a transmission case for transmitting power to these are provided. A power transmission from a drive source is input to the front side of the drawing device, and the input power is branched left and right, and a branch transmission case is provided that outputs power to the left and right transmission cases individually. There is an effect that it can be easily configured so that the height adjustment of the shoot and leaf extractor can be adjusted separately on the left and right.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a side view of a foliage treatment machine.
FIG. 2 is a plan view of a foliage processing machine.
FIG. 3 is an enlarged side view of a foliage processing machine.
FIG. 4 is a front view showing a relationship between a foliage shredding device and a cocoon.
FIG. 5 is a plan view of a foliage drawing device.
FIG. 6 is a front view of a foliage drawing device.
FIG. 7 is a front view of the foliage drawing device.
FIG. 8 is a plan view of a support mechanism of the scraping device.
FIG. 9 is a side view of a foliage processing machine according to another embodiment.
FIG. 10 is a side view of a foliage processing machine according to another embodiment.
FIG. 11 is a side view of the pulling roll tilt angle adjusting mechanism.
FIG. 12 is a side view of a foliage processing machine according to another embodiment.
FIG. 13 is a side view of a foliage processing machine according to another embodiment.
FIG. 14 is a plan view of a foliage processing machine according to another embodiment.
FIG. 15 is a plan view of a foliage processing machine according to another embodiment.
FIG. 16 is a side view of a foliage processing machine according to another embodiment.
FIG. 17 is a side view of a foliage processing machine according to another embodiment.
FIG. 18 is a side view of a foliage processing machine according to another embodiment.
FIG. 19 is a side view of a foliage processing machine according to another embodiment.
[Explanation of symbols]
4 Stem and leaf extractor
11 Branch transmission case
36 Transmission case
37 Presser member
50 Power transmission mechanism
62 Drawing roll
91 Guide means
B rotation axis
P potato (crop)
R 畝
S foliage
Claims (6)
上下揺動自在な支持フレーム(33)に、前記左右一対の引抜きロール(62)と、該左右の引抜きロール(62)の後方側に配置されていて茎葉(S)が引き抜かれた後の畝(R)を上から押さえると共に畝(R)上を転動して支持フレーム(33)を支持する押え部材(37)とを設けてなる1畝対応の茎葉引抜き装置(4)を左右方向に複数設けると共に、各茎葉引抜き装置(4)を各支持フレームが別個に上下揺動するように独立して設け、
各茎葉引抜き装置(4)の左右の引抜きロール(62)を、その回転軸心(B)が畝(R)に対して前上がりとなるように設けると共に該左右の引抜きロール(62)によって土を上方に吹き上げるように、畝(R)に接して設け、この吹き上げられた土を引抜ロール(62)後方の押え部材(37)の前又は後側の畝(R)上方側に案内するガイド手段(91)を設けたことを特徴とする茎葉処理機。The foliage (S) of the crop (P) is sandwiched between a pair of left and right drawing rolls (62), and the left and right drawing rolls (62) are directed from the lower side to the upper side on the opposite side of the left and right drawing rolls (62). In the foliage processing machine adapted to pull out the foliage (S) by rotationally driving,
A pair of left and right pulling rolls (62) and a left and right pulling roll (62) arranged on the rear side of the left and right pulling rolls (62) on the support frame (33) that can swing up and down, and the leaves after the leaves (S) are pulled out A left and right stem-and-leaf extraction device (4) comprising a presser member (37) that supports the support frame (33) by pressing (R) from above and rolling on the heel (R) in the left-right direction. A plurality of leaf and leaf extraction devices (4) are provided independently such that each support frame swings up and down separately,
The left and right drawing rolls (62 ) of each of the foliage drawing devices (4) are provided so that the rotation axis (B) rises forward with respect to the ridge (R), and the left and right drawing rolls (62) provide soil. the so blown up upwardly, set only in contact with the ridges (R), for guiding the blown is soil before or back of the ridge (R) upper side of the drawing roll (62) behind the pressing member (37) A foliage processing machine provided with guide means (91).
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