JP4105806B2 - Door lock operating device - Google Patents

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JP4105806B2 JP22448698A JP22448698A JP4105806B2 JP 4105806 B2 JP4105806 B2 JP 4105806B2 JP 22448698 A JP22448698 A JP 22448698A JP 22448698 A JP22448698 A JP 22448698A JP 4105806 B2 JP4105806 B2 JP 4105806B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、乗用車等の車両用ドアロックを電気的に制御可能なモータを備えたドアロック操作装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、特開平9−105262号公報においては、ラッチとストライカとの噛み合いによりドアを閉鎖状態に保つ車両用ドアロックと、第1の電気的に制御可能な作動装置(以下第1のモータと呼ぶ)の回転出力をラッチに伝達することで、内部操作レバーを手動操作した際にラッチとストライカとの噛み合いを解除可能な位置にラッチを動かすアンラッチ機能を持つアンラッチ用アクチュエータと、第2の電気的に制御可能な作動装置(以下第2のモータと呼ぶ)の回転出力をラッチに伝達することで、内部操作レバーを手動操作してもラッチとストライカとの噛み合い状態を解放することができない位置にラッチを動かすダブルロック機能を持つダブルロック用アクチュエータとを備えた車両用ドアロック操作装置が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
そして、アンラッチ用アクチュエータは、第1のモータにより、この第1のモータの出力軸に固定されたウォームギヤが回転し、このウォームギヤと噛み合うウォームホイールが回転動作する。このウォームホイールの回転軸は駆動カムの回転軸に同軸固定されているため、ウォームホイールの回転動作に伴って駆動カムが作動する。
【0004】
この結果、ラッチと噛合接触することでラッチを駆動する係止爪部材(ラチェット)が回転動作する。このとき、ラッチの二股の間に設けられた切欠き部内にはストライカが存在し、所定の方向にシール材等の反発力からなるドア反力f(30kgf〜50kgf)が作用する。また、ラチェットの噛合接触部分とラッチの噛合接触部分とには、所定の摩擦力(摩擦係数:μ1 =0.2程度)が作用する。
【0005】
したがって、第1のモータを有するアンラッチ用アクチュエータの回転出力(駆動力)によるラチェットを回転させる時の駆動負荷F1 は、下記の数1の式で表される。この結果、6kg〜10kgくらいの大きな駆動負荷が付与されたラチェットを第1のモータの駆動力によって回転させる必要があるため、アンラッチ操作時のラチェット必要回りトルク、つまりアンラッチ操作力(第1のモータの回転出力)を大きくする必要があり、アンラッチ用アクチュエータの第1のモータを大型化ひいては大電流化する必要がある。これにより、車両用ドアロックのアンラッチ操作を電気的に制御するドアロック操作装置自体の大型化を招くという問題が生じている。
【数1】
1 =f×μ1
【0006】
【発明の目的】
本発明の目的は、アンラッチ操作時のラチェット必要回りトルク、つまりアンラッチ操作力を軽減することで、モータの小型化ひいては小電流化を実現することのできるドアロック操作装置を提供することにある。また、装置自体の大型化を抑えることのできるドアロック操作装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明によれば、アンラッチ操作時には、モータの回転出力を受けて支軸を中心にして回転することで、フルラッチ状態およびハーフラッチ状態の時にサブラッチを係止していたサブラチェットがサブラッチとの噛み合い状態から外れる。これにより、サブラッチスプリングの付勢力によってサブラッチがラチェットを支軸を中心にして回転させることで、ラチェットとの噛み合いが外れてラッチスプリングの力で、ラッチが支軸を中心にして回転することでラッチとストライカとの噛み合い状態が解放される。このとき、モータで駆動するのはサブラチェットとなり、その必要トルクはラチェットを直接駆動するのに対し1/5程度となる。
【0008】
それによって、フルラッチ状態からアンラッチ状態までラッチを回転させるアンラッチ操作時のモータの駆動負荷を軽減できるので、アンラッチ操作時のラチェット必要回りトルク、つまりアンラッチ操作力を軽減することができる。したがって、モータの小型化ひいては小電流化を容易に実現することができ、ドアロック操作装置自体の大型化を抑えることができる。
【0009】
請求項2に記載の発明によれば、サブラッチスプリングとして、コイル部がサブラッチの回転中心となる支軸に設けられ、一方の端末部が固定部材に保持され、他方の端末部がサブラッチの外周縁に保持された捩じりコイルスプリングが使用されている。
【0010】
請求項3に記載の発明によれば、サブラチェットに、サブラッチと噛み合う側に付勢するサブラチェットリターンスプリングを設けることにより、ストライカがラッチを押し回してラッチが半ドア状態またはフルラッチ状態となった際に、サブラチェットをサブラッチと噛み合わせることができる。これにより、サブラッチスプリングに付勢力が蓄えられるので、次回モータを駆動すると、アンラッチ操作を行なうことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
〔実施例の構成〕
発明の実施の形態を実施例に基づき図面を参照して説明する。ここで、図1は車両用ドアロック操作装置の全体構成を示した図である。
【0012】
本実施例の車両用ドアロック操作装置1は、車両用ドアロック2と、この車両用ドアロック2を電気的に制御可能なモータ3を有するアンラッチ用アクチュエータ4と、このアンラッチ用アクチュエータ4の回転出力に応じて、フルラッチ状態からアンラッチ状態まで車両用ドアロック2を作動させるアンラッチ操作を行なうサブラチェット機構5と、アンラッチ用アクチュエータ4を制御するドアロック制御装置(図示せず)とを備えている。
【0013】
車両用ドアロック2は、乗用車等の車両に装備されたドア(図示せず)を閉鎖状態(フルラッチ状態)に保つもので、サブラチェット機構5により駆動されるラチェット6、およびこのラチェット6の回転位置に応じて、車両のドア受け部に固定された略コの字形状のストライカ7との係合状態(噛み合い状態)を変更するように回転するラッチ9等から構成されている。
【0014】
ラチェット6は、U字形状の切欠き部(溝状部)8を有する本体ケース(一方側のサイドプレート)10に設けられた支軸11を中心にして支軸11の回りに回動可能に設けられた係止爪部材である。このラチェット6には、ラッチ9と噛み合う爪形状の係合部12、およびサブラチェット機構5と係合する円柱形状の突起部13等が設けられている。
【0015】
ラッチ9は、本体ケース10に設けられた支軸14を中心にして支軸14の回りに回動可能に設けられている。そして、ラッチ9は、回転角度に応じて、ストライカ7と完全に噛み合うフルラッチ状態(ドア閉鎖状態)、ストライカ7と完全に噛み合っていないハーフラッチ状態(半ドア状態)、ストライカ7との噛み合いを解放するアンラッチ状態等に変更される。
【0016】
このラッチ9の二股の間には、ストライカ7を受け入れることが可能なU字形状の切欠き部(凹状部)15が設けられている。そして、ラッチ9の二股の一方側(図示右側)には、フルラッチ状態の時にラチェット6の係合部12と噛み合う爪形状の第1係合部16、半ドア状態の時にラチェット6の係合部12と噛み合う爪形状の第2係合部17が設けられている。
【0017】
そして、ラッチ9には、二股の逆側に、切欠き部15側に対して反対側より突出した突出片18が設けられている。そして、その突出片18の先端付近には、この突出片18の面方向に対して略直交方向に突出した円柱形状の突起部19が設けられている。そして、本体ケース10の支軸14の回りには、ラッチ9を初期位置に戻すためのラッチリターンスプリング20を収容する溝状部21が形成されている。そのラッチリターンスプリング20の一端は、図示しない本体ケース(他方側のサイドプレート)に設けられた溝状部21の溝壁面に係止され、他端は、ラッチ9の円柱形状の突起部22に係止されている。
【0018】
アンラッチ用アクチュエータ4は、樹脂製のアクチュエータケース23に1個のモータ3、およびこのモータ3の回転軸の回転速度を減速する減速歯車機構(図示せず)等を内蔵している。そして、アクチュエータケース23の側壁面からは、アンラッチ用アクチュエータ4の減速歯車機構の出力軸24がサブラチェット機構5に向けて突出している。その出力軸24には、この出力軸24を中心にして回動する出力レバー25が固定されている。なお、モータ3は、アンラッチ操作時にドアロック制御装置より制御信号を受けて回転出力を発生する。
【0019】
サブラチェット機構5は、本発明のアンラッチ操作手段に相当するもので、ラチェット6と係合する連結ロッド30と、この連結ロッド30と係合するサブラッチ32と、このサブラッチ32と係合するエスケープレバー31およびサブラチェット33と、サブラッチ32の支軸34に設けられたサブラッチスプリング35とを有している。
【0020】
連結ロッド30の一端側には、ラチェット6の突起部13に係合する係合穴36が形成されている。その係合穴36内には、ラチェットスプリング37が収容されている。そのラチェットスプリング37の一端は、ラチェット6に設けられた突起部13に係止され、他端は、連結ロッド30の凸状部38に係止されている。また、連結ロッド30の他端側は、サブラッチ32と共に回動する支軸39に組み付けられている。
【0021】
エスケープレバー31は、サブラッチ32に設けられた支軸39に回動自在に取り付けられており、且つ、エスケープ固定スプリング40の弾性力によりサブラッチ32上に設けられた突起部41に係止されて固定されており、それ以上の図示左回転方向の変位が規制されている。また、図示右回転方向にはエスケープ固定スプリング40を撓めて回転可能である。よって、ラッチ9が図示左回転した時は、エスケープレバー31との干渉を防ぎ、図示右回転した時は、エスケープレバー31を引っ掛けてサブラッチ32を回転させることができる。
【0022】
なお、エスケープ固定スプリング40は、捩じりコイルスプリングが用いられ、コイル部が支軸39の外周に巻回され、一方の端末部がサブラッチ32の外周縁に係止され、他方の端末部がエスケープレバー31の外周縁に係止されている。
【0023】
サブラッチ32は、支軸34を中心にして回転することでラチェット6を回転させる部品である。そして、サブラッチ32は、連結ロッド30を介してラチェット6と連結する第1係合部42、およびサブラチェット33と噛み合う凹形状の第2係合部43を有している。
【0024】
サブラチェット33は、本体ケース10に設けられた支軸44を中心にして回転する部品で、サブラッチ32およびサブラチェット(リターン)スプリング45と共にクラッチ機構(クラッチ手段)を構成する。そして、サブラチェット33は、サブラッチ32の第2係合部43と噛み合う第1係合部46、およびアンラッチ用アクチュエータ4の出力レバー25と噛み合う第2係合部47を有している。
【0025】
サブラチェットスプリング45は、サブラッチ32の第2係合部43に第1係合部46が噛み合う方向にサブラチェット33を付勢するサブラチェット付勢手段である。そして、サブラチェットスプリング45の一端は、サブラチェット33に係止され、他端は、本体ケース10に設けた突起部48に係止されている。
【0026】
そして、サブラッチ32の第2係合部43とサブラチェット33の第1係合部46との噛み合いは、サブラチェットスプリング45の付勢力に抗してサブラチェット33が支軸44を中心に図示右回転した際に外れる。また、サブラッチ32の回動位置が初期位置に戻れば、サブラチェットスプリング45の付勢力によりサブラッチ32の第2係合部43とサブラチェット33の第1係合部46とが噛み合う。
【0027】
サブラッチスプリング35は、サブラッチ32を支軸34を中心に右回転方向に付勢するサブラッチ付勢手段で、この弾性力によりラチェット6を回転させアンラッチ状態にする。このサブラッチスプリング35は、捩じりコイルスプリングが用いられ、コイル部がサブラッチ32の支軸34の外周に巻回され、一方の端末部が本体ケース10に設けた突起部(本発明の固定部材に相当する)49に係止され、他方の端末部がサブラッチ32の外周縁に係止されている。
【0028】
〔実施例の作用〕
次に、本実施例の車両用ドアロック操作装置1の作用を図1ないし図9に基づいて簡単に説明する。ここで、図2ないし図9は車両用ドアロック操作装置の作動状態を示した図である。
【0029】
(a)ドア閉状態からドア開状態へ
ドアロックスイッチ等からアンラッチ操作を行なう指令が出されると、ドアロック制御装置は、アンラッチ用アクチュエータ4内のモータ3を通電する。すると、モータ3の回転軸に回転出力が生じ、減速歯車機構の出力軸24の外周に固定された出力レバー25を介してサブラチェット33を、図2および図3に示したように、支軸44を中心に図示右回転方向に回転させることで、第1係合部46とサブラッチ32の第2係合部43との噛み合いを外す。
【0030】
上記のように、サブラッチ32とサブラチェット33との噛み合いが外れると、サブラッチ32の支軸34にコイル部が固定されたサブラッチスプリング35のスプリング力でサブラッチ32を、図3に示したように、支軸34を中心に図示右回転方向に回転させる。これにより、サブラッチ32に設けられた支軸39を介して連結ロッド30が図示上方に押し上げられる。それによって、ラチェット6を、支軸11を中心に図示左回転方向に回転させることで、ラチェット6の係合部12とラッチ9の第1係合部16との噛み合いが外れる。
【0031】
ラッチ9は、図3および図4に示したように、ラチェット6との噛み合いが外れることで、ラッチリターンスプリング20のスプリング力により支軸14を中心にして図示左回転方向に回転してアンラッチ位置となる。このとき、サブラッチ32とラッチ9の突起部19との干渉を防止するため、図4に示したようにエスケープ固定スプリング40が撓んで、エスケープレバー31が支軸39を中心にして図示右回転方向に一旦逃げ、エスケープレバー31が突起部19を乗り越えた所で、エスケープ固定スプリング40のスプリング力(弾性変形力)でエスケープレバー31が元の位置に戻る。
【0032】
一方、ストライカ7は、ラッチ9の回転位置がアンラッチ位置となることにより、図1および図4に示したように、ラッチ9の切欠き部15との噛み合いが外れて、本体ケース10の溝状部8内を図示右端から図示左端へ移動する。これにより、車両用ドアロック2によるドア閉鎖状態が解かれて、車両用ドアロック2がアンラッチ状態となる。したがって、図5に示したように、車両のドアを開けることができる。
【0033】
(b)ドア開状態からドア閉状態へ
図6に示したように、車両のドアを閉めることにより、ストライカ7は、本体ケース10の溝状部8内を図示左端から図示右端へ移動してラッチ9の切欠き部15と噛み合わされる。これにより、ストライカ7がラッチ9を支軸11を中心にして押し回すことにより、図7に示したように、ラッチ9が図示右回転方向に回転する。このとき、ラッチ9の突起部19でエスケープレバー31を図示左下方向に押し下げ、これに伴いサブラッチ32を支軸34を中心に図示左回転方向に押し回す。
【0034】
上記により、サブラチェットスプリング45のスプリング力によって半ドア状態となる前にサブラチェット33の第1係合部46がサブラッチ32の第2係合部43に噛み合うと共に、サブラッチ32の図示左回転により、サブラッチ32の支軸34に設けたサブラッチスプリング35にスプリング力(弾性変形力)が蓄えられる。
【0035】
これにより、図8に示したようなラチェット6の係合部12とラッチ9の第2係合部17とが噛み合う車両用ドアロック2の半ドア状態でも、アンラッチ用アクチュエータ4内のモータ3を駆動してサブラチェット33を図示右回転させると、ドアはアンラッチすることができる。さらに、車両のドアを完全に閉めることにより、ストライカ7がラッチ9を押し回し、図2に示したように、車両用ドアロック2がフルラッチ状態となり、ドアが完全に閉鎖状態となる。
【0036】
ここで、ドアを強く閉めて、ストライカ7がオーバーストロークとなった場合には、ラチェット6の係合部12とラッチ9の第1係合部16との噛み合いが外れるが、ドアから手を離してストライカ7が正規の位置まで戻ると、係合部12とラッチ9の第1係合部16とが噛み合う定位置までラチェット6が戻る。
【0037】
〔実施例の効果〕
以上のように、本実施例の車両用ドアロック操作装置1は、サブラッチ32の支軸34に設けたサブラッチスプリング35のスプリング力によってラチェット6を回転させる時の駆動負荷F2 、すなわち、ドア反力fに、ラチェット6の係合部12とラッチ9の第1係合部16との噛合接触部分に作用する摩擦力(摩擦係数:μ1 =0.2程度)に勝るトルクを付与し、サブラッチ32の第2係合部43とサブラチェット33の第1係合部46との噛合接触部分に摩擦力(摩擦係数:μ2 =0.2程度)を作用させることで、最終的なアンラッチ操作力、すなわち、サブラチェット必要回りトルクとなる駆動負荷F2 は、下記の数2の式で表すことができる。
【0038】
【数2】
2 =f×μ1 ×μ2
このため、サブラチェット機構5の無い場合の(第1のモータによる)駆動負荷F1 が6kg〜10kgくらいであるのに対して、さらに1.2kg〜2.0kgくらいと小さくできるため、アンラッチ用アクチュエータ4のモータ3の小型化ひいては小電流化を容易に実現することができる。したがって、車両用ドアロック操作装置1自体の大型化を抑えることができる。
【0039】
〔変形例〕
本実施例では、本発明を、乗用車等の車両に装備されたドア(フロントドア、リヤドア、バックドアなど)を閉鎖状態に保つ車両用ドアロック2を電気的にアンラッチ操作する車両用ドアロック操作装置1に適用したが、本発明を、乗用車を除く小型車両、あるいは鉄道車両、バスやトラック等の大型車両に装備されたドアを閉鎖状態に保つ車両用ドアロック2を電気的にアンラッチ操作する車両用ドアロック操作装置に適用しても良い。
【0040】
また、本発明を、車両だけでなく、住宅や店舗等の建築物に設置されたドアのドアロックを電気的にアンラッチ操作する建築物用ドアロック操作装置に適用しても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】車両用ドアロック操作装置の全体構成を示した概略図である(実施例)。
【図2】車両用ドアロック操作装置の作動状態を示した説明図である(実施例)。
【図3】車両用ドアロック操作装置の作動状態を示した説明図である(実施例)。
【図4】車両用ドアロック操作装置の作動状態を示した説明図である(実施例)。
【図5】車両用ドアロック操作装置の作動状態を示した説明図である(実施例)。
【図6】車両用ドアロック操作装置の作動状態を示した説明図である(実施例)。
【図7】車両用ドアロック操作装置の作動状態を示した説明図である(実施例)。
【図8】車両用ドアロック操作装置の作動状態を示した説明図である(実施例)。
【図9】車両用ドアロック操作装置の作動状態を示した説明図である(実施例)。
【符号の説明】
1 車両用ドアロック操作装置
2 車両用ドアロック
3 モータ
4 アンラッチ用アクチュエータ
5 サブラチェット機構(アンラッチ操作手段)
6 ラチェット
7 ストライカ
9 ラッチ
32 サブラッチ
33 サブラチェット
34 支軸
35 サブラッチスプリング
45 サブラチェットスプリング(サブラチェットリターンスプリング)
49 突起部(固定部材)
[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a door lock operating device including a motor that can electrically control a door lock for a vehicle such as a passenger car.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, in Japanese Patent Application Laid-Open No. 9-105262, a vehicle door lock that keeps a door closed by engagement of a latch and a striker, and a first electrically controllable actuator (hereinafter referred to as a first motor) , The unlatching actuator having an unlatching function for moving the latch to a position where the engagement between the latch and the striker can be released when the internal operation lever is manually operated, and the second electric Position where the meshing state between the latch and the striker cannot be released even if the internal operation lever is manually operated by transmitting the rotation output of the controllable actuator (hereinafter referred to as the second motor) to the latch. A vehicle door lock operating device having a double lock actuator having a double lock function for moving a latch is proposed.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
In the unlatching actuator, the worm gear fixed to the output shaft of the first motor is rotated by the first motor, and the worm wheel meshing with the worm gear is rotated. Since the rotation shaft of the worm wheel is coaxially fixed to the rotation shaft of the drive cam, the drive cam is operated in accordance with the rotation operation of the worm wheel.
[0004]
As a result, the latching claw member (ratchet) that drives the latch by meshing contact with the latch rotates. At this time, a striker is present in a notch provided between the two branches of the latch, and a door reaction force f (30 kgf to 50 kgf) including a repulsive force of a seal material or the like acts in a predetermined direction. In addition, a predetermined frictional force (friction coefficient: about μ 1 = 0.2) acts on the meshing contact portion of the ratchet and the meshing contact portion of the latch.
[0005]
Therefore, the driving load F 1 when the ratchet is rotated by the rotation output (driving force) of the unlatching actuator having the first motor is expressed by the following equation (1). As a result, the ratchet to which a large driving load of about 6 kg to 10 kg is applied needs to be rotated by the driving force of the first motor. Therefore, the ratchet required rotating torque at the time of unlatching operation, that is, the unlatching operating force (first motor) Of the first motor of the unlatching actuator needs to be increased in size and increased in current. As a result, there is a problem in that the size of the door lock operating device itself that electrically controls the unlatching operation of the vehicle door lock is increased.
[Expression 1]
F 1 = f × μ 1
[0006]
OBJECT OF THE INVENTION
SUMMARY OF THE INVENTION An object of the present invention is to provide a door lock operating device that can realize downsizing of a motor and, hence, a reduction in current, by reducing a ratchet required turning torque during unlatching operation, that is, unlatch operating force. It is another object of the present invention to provide a door lock operating device that can suppress an increase in size of the device itself.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
According to the first aspect of the present invention, the sub-ratchet that has locked the sub-latch in the full-latch state and the half-latch state by receiving the rotation output of the motor and rotating around the support shaft during the unlatching operation. Is out of engagement with the sub-latch. As a result, the sub-latch rotates with the urging force of the sub-latch spring to rotate the ratchet around the support shaft, so that the engagement with the ratchet is released and the latch rotates with the force of the latch spring. The meshing state between the latch and the striker is released. At this time, it is the sub ratchet that is driven by the motor, and its required torque is about 1/5 that of the direct drive of the ratchet.
[0008]
As a result, the motor driving load during the unlatching operation for rotating the latch from the fully latched state to the unlatched state can be reduced, so that the ratchet required turning torque during the unlatching operation, that is, the unlatching operating force can be reduced. Therefore, it is possible to easily reduce the size of the motor and hence the current, and to suppress the increase in size of the door lock operating device itself.
[0009]
According to the second aspect of the present invention, as the sublatch spring, the coil part is provided on the support shaft that is the rotation center of the sublatch, one terminal part is held by the fixing member, and the other terminal part is outside the sublatch. A torsion coil spring held at the periphery is used.
[0010]
According to the third aspect of the present invention, the sub ratchet is provided with the sub ratchet return spring that is biased toward the side engaged with the sub latch, so that the striker pushes the latch and the latch becomes the half door state or the full latch state. In this case, the sub ratchet can be engaged with the sub latch. As a result, the urging force is stored in the sub-latch spring, so that the next time the motor is driven, the unlatching operation can be performed.
[0011]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
[Configuration of Example]
DESCRIPTION OF THE PREFERRED EMBODIMENTS Embodiments of the present invention will be described based on examples with reference to the drawings. Here, FIG. 1 is a diagram showing an overall configuration of the vehicle door lock operating device.
[0012]
The vehicle door lock operating device 1 of this embodiment includes a vehicle door lock 2, an unlatching actuator 4 having a motor 3 that can electrically control the vehicle door lock 2, and rotation of the unlatching actuator 4. A sub ratchet mechanism 5 for performing an unlatching operation for operating the vehicle door lock 2 from a fully latched state to an unlatched state according to an output, and a door lock control device (not shown) for controlling the unlatching actuator 4 are provided. .
[0013]
The vehicle door lock 2 keeps a door (not shown) mounted on a vehicle such as a passenger car in a closed state (full latch state). The ratchet 6 driven by the sub-ratchet mechanism 5 and the rotation of the ratchet 6 The latch 9 is configured to rotate so as to change the engagement state (engagement state) with the substantially U-shaped striker 7 fixed to the door receiving portion of the vehicle according to the position.
[0014]
The ratchet 6 is rotatable about a support shaft 11 around a support shaft 11 provided in a main body case (one side plate) 10 having a U-shaped notch (groove-shaped portion) 8. It is the latching claw member provided. The ratchet 6 is provided with a claw-shaped engagement portion 12 that meshes with the latch 9, a columnar projection 13 that engages with the sub-ratchet mechanism 5, and the like.
[0015]
The latch 9 is provided so as to be rotatable around the support shaft 14 around the support shaft 14 provided in the main body case 10. Then, the latch 9 releases the full latch state (door closed state) that is completely engaged with the striker 7, the half latch state (half door state) that is not completely engaged with the striker 7, and the engagement with the striker 7 according to the rotation angle. To an unlatched state.
[0016]
A U-shaped notch (recessed portion) 15 capable of receiving the striker 7 is provided between the two forks of the latch 9. The latch 9 has a claw-shaped first engaging portion 16 that engages with the engaging portion 12 of the ratchet 6 when in the fully latched state, and an engaging portion of the ratchet 6 when in the half-door state. A claw-shaped second engaging portion 17 that meshes with the second engaging portion 12 is provided.
[0017]
The latch 9 is provided with a protruding piece 18 that protrudes from the opposite side to the notch 15 side on the opposite side of the fork. In the vicinity of the tip of the projecting piece 18, a cylindrical projection 19 projecting in a direction substantially orthogonal to the surface direction of the projecting piece 18 is provided. A groove-like portion 21 for receiving a latch return spring 20 for returning the latch 9 to the initial position is formed around the support shaft 14 of the main body case 10. One end of the latch return spring 20 is locked to a groove wall surface of a groove-like portion 21 provided in a main body case (the other side plate) (not shown), and the other end is attached to a cylindrical projection 22 of the latch 9. It is locked.
[0018]
The unlatching actuator 4 includes a single motor 3 and a reduction gear mechanism (not shown) for reducing the rotational speed of the rotation shaft of the motor 3 in a resin actuator case 23. The output shaft 24 of the reduction gear mechanism of the unlatching actuator 4 protrudes from the side wall surface of the actuator case 23 toward the sub ratchet mechanism 5. An output lever 25 that rotates about the output shaft 24 is fixed to the output shaft 24. The motor 3 receives a control signal from the door lock control device during the unlatching operation and generates a rotation output.
[0019]
The sub ratchet mechanism 5 corresponds to the unlatching operation means of the present invention, and includes a connecting rod 30 that engages with the ratchet 6, a sub latch 32 that engages with the connecting rod 30, and an escape lever that engages with the sub latch 32. 31 and a sub ratchet 33, and a sub latch spring 35 provided on a support shaft 34 of the sub latch 32.
[0020]
An engagement hole 36 that engages with the protrusion 13 of the ratchet 6 is formed on one end side of the connecting rod 30. A ratchet spring 37 is accommodated in the engagement hole 36. One end of the ratchet spring 37 is locked to the protrusion 13 provided on the ratchet 6, and the other end is locked to the convex portion 38 of the connecting rod 30. Further, the other end side of the connecting rod 30 is assembled to a support shaft 39 that rotates together with the sub-latch 32.
[0021]
The escape lever 31 is rotatably attached to a support shaft 39 provided on the sub-latch 32, and is locked and fixed to a protrusion 41 provided on the sub-latch 32 by the elastic force of the escape fixing spring 40. Further, further displacement in the left rotation direction in the figure is restricted. Further, the escape fixing spring 40 can be bent and rotated in the clockwise rotation direction in the drawing. Therefore, when the latch 9 rotates counterclockwise in the figure, interference with the escape lever 31 can be prevented, and when the latch 9 rotates clockwise in the figure, the escape lever 31 can be hooked and the sub latch 32 can be rotated.
[0022]
The escape fixing spring 40 is a torsion coil spring, the coil portion is wound around the outer periphery of the support shaft 39, one end portion is locked to the outer peripheral edge of the sub-latch 32, and the other end portion is The escape lever 31 is locked to the outer peripheral edge.
[0023]
The sub latch 32 is a component that rotates the ratchet 6 by rotating around the support shaft 34. The sub latch 32 includes a first engaging portion 42 that is connected to the ratchet 6 via the connecting rod 30, and a concave second engaging portion 43 that is engaged with the sub ratchet 33.
[0024]
The sub ratchet 33 is a component that rotates around a support shaft 44 provided in the main body case 10, and constitutes a clutch mechanism (clutch means) together with the sub latch 32 and the sub ratchet (return) spring 45. The sub ratchet 33 has a first engagement portion 46 that meshes with the second engagement portion 43 of the sub latch 32 and a second engagement portion 47 that meshes with the output lever 25 of the unlatching actuator 4.
[0025]
The sub ratchet spring 45 is sub ratchet urging means that urges the sub ratchet 33 in a direction in which the first engagement portion 46 is engaged with the second engagement portion 43 of the sub latch 32. One end of the sub ratchet spring 45 is locked to the sub ratchet 33, and the other end is locked to a protrusion 48 provided on the main body case 10.
[0026]
The engagement of the second engagement portion 43 of the sub latch 32 and the first engagement portion 46 of the sub ratchet 33 is shown in the right side of the drawing with the sub ratchet 33 centered on the support shaft 44 against the urging force of the sub ratchet spring 45. Disengaged when rotating. When the rotation position of the sub latch 32 returns to the initial position, the second engagement portion 43 of the sub latch 32 and the first engagement portion 46 of the sub ratchet 33 are engaged with each other by the urging force of the sub ratchet spring 45.
[0027]
The sub-latch spring 35 is a sub-latch urging means that urges the sub-latch 32 in the clockwise direction about the support shaft 34, and the ratchet 6 is rotated by this elastic force to be in an unlatched state. The sub-latch spring 35 is a torsion coil spring, the coil portion is wound around the outer periphery of the support shaft 34 of the sub-latch 32, and one end portion is a protrusion provided on the main body case 10 (the fixing portion of the present invention 49 (corresponding to a member) and the other end is locked to the outer peripheral edge of the sub-latch 32.
[0028]
(Effects of Example)
Next, the operation of the vehicle door lock operating device 1 of this embodiment will be briefly described with reference to FIGS. Here, FIG. 2 thru | or FIG. 9 is the figure which showed the operating state of the door lock operating device for vehicles.
[0029]
(A) When a command for performing an unlatching operation is issued from the door lock switch or the like from the door closed state to the door open state, the door lock control device energizes the motor 3 in the unlatching actuator 4. Then, a rotational output is generated on the rotating shaft of the motor 3, and the sub ratchet 33 is connected to the support shaft via the output lever 25 fixed to the outer periphery of the output shaft 24 of the reduction gear mechanism as shown in FIGS. The first engagement portion 46 and the second engagement portion 43 of the sub-latch 32 are disengaged by rotating in the clockwise direction shown in the figure around 44.
[0030]
As described above, when the engagement between the sub latch 32 and the sub ratchet 33 is released, the sub latch 32 is moved by the spring force of the sub latch spring 35 in which the coil portion is fixed to the support shaft 34 of the sub latch 32 as shown in FIG. Then, it is rotated around the support shaft 34 in the clockwise direction shown in the figure. As a result, the connecting rod 30 is pushed upward through the support shaft 39 provided in the sub-latch 32. As a result, the ratchet 6 is rotated about the support shaft 11 in the left rotation direction in the figure, whereby the engagement between the engagement portion 12 of the ratchet 6 and the first engagement portion 16 of the latch 9 is released.
[0031]
As shown in FIGS. 3 and 4, when the latch 9 is disengaged from the ratchet 6, the latch 9 rotates about the support shaft 14 by the spring force of the latch return spring 20 to rotate in the counterclockwise direction as shown in the figure. It becomes. At this time, in order to prevent interference between the sub-latch 32 and the protrusion 19 of the latch 9, the escape fixing spring 40 is bent as shown in FIG. The escape lever 31 returns to its original position by the spring force (elastic deformation force) of the escape fixing spring 40 once the escape lever 31 has passed over the projection 19.
[0032]
On the other hand, the striker 7 is disengaged from the notch 15 of the latch 9 as shown in FIG. 1 and FIG. The part 8 is moved from the right end in the drawing to the left end in the drawing. Thereby, the door closed state by the vehicle door lock 2 is released, and the vehicle door lock 2 enters the unlatched state. Therefore, the vehicle door can be opened as shown in FIG.
[0033]
(B) As shown in FIG. 6 from the door open state to the door closed state, the striker 7 moves from the left end in the figure to the right end in the figure in the groove 8 of the main body case 10 by closing the door of the vehicle. It is engaged with the notch 15 of the latch 9. As a result, the striker 7 pushes the latch 9 around the support shaft 11 to rotate the latch 9 in the clockwise direction as shown in FIG. At this time, the escape lever 31 is pushed downward in the figure by the projection 19 of the latch 9, and accordingly, the sub-latch 32 is pushed around the support shaft 34 in the left rotation direction in the figure.
[0034]
By the above, the first engagement portion 46 of the sub ratchet 33 is engaged with the second engagement portion 43 of the sub latch 32 before the half-door state is brought about by the spring force of the sub ratchet spring 45, and the left rotation of the sub latch 32 is illustrated as follows. A spring force (elastic deformation force) is stored in a sub-latch spring 35 provided on the support shaft 34 of the sub-latch 32.
[0035]
As a result, the motor 3 in the unlatching actuator 4 can be moved even in the half door state of the vehicle door lock 2 in which the engaging portion 12 of the ratchet 6 and the second engaging portion 17 of the latch 9 are engaged as shown in FIG. When the sub ratchet 33 is driven and rotated clockwise in the figure, the door can be unlatched. Further, when the vehicle door is completely closed, the striker 7 pushes the latch 9 and the vehicle door lock 2 is fully latched as shown in FIG. 2, and the door is completely closed.
[0036]
Here, when the door is strongly closed and the striker 7 is overstroke, the engagement between the engagement portion 12 of the ratchet 6 and the first engagement portion 16 of the latch 9 is released, but the hand is released from the door. When the striker 7 returns to the normal position, the ratchet 6 returns to a fixed position where the engaging portion 12 and the first engaging portion 16 of the latch 9 are engaged with each other.
[0037]
[Effects of Examples]
As described above, the vehicle door lock operating device 1 according to this embodiment has the driving load F 2 when the ratchet 6 is rotated by the spring force of the sub latch spring 35 provided on the support shaft 34 of the sub latch 32, that is, the door. The reaction force f is given a torque that exceeds the frictional force (friction coefficient: μ 1 = 0.2) acting on the meshing contact portion between the engaging portion 12 of the ratchet 6 and the first engaging portion 16 of the latch 9. By applying a frictional force (friction coefficient: about μ 2 = 0.2) to the meshing contact portion between the second engagement portion 43 of the sub latch 32 and the first engagement portion 46 of the sub ratchet 33, the final result is obtained. The unlatched operating force, that is, the driving load F 2 that becomes the necessary rotation torque of the sub ratchet can be expressed by the following equation (2).
[0038]
[Expression 2]
F 2 = f × μ 1 × μ 2
For this reason, the drive load F 1 (by the first motor) without the sub ratchet mechanism 5 is about 6 kg to 10 kg, but can be further reduced to about 1.2 kg to 2.0 kg. It is possible to easily reduce the size of the motor 3 of the actuator 4 and thus reduce the current. Therefore, the enlargement of the vehicle door lock operating device 1 itself can be suppressed.
[0039]
[Modification]
In this embodiment, the present invention is applied to a vehicle door lock operation for electrically unlatching a vehicle door lock 2 that keeps doors (front door, rear door, back door, etc.) installed in a vehicle such as a passenger car closed. Although applied to the apparatus 1, the present invention electrically unlatches the door lock 2 for a vehicle that keeps a door closed in a small vehicle other than a passenger car or a large vehicle such as a railway vehicle, a bus or a truck. The present invention may be applied to a vehicle door lock operating device.
[0040]
Moreover, you may apply this invention to the door lock operating device for buildings which electrically unlatch-operates the door lock of the door installed in buildings, such as not only a vehicle but a house and a store.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic view showing an overall configuration of a vehicle door lock operating device (Example).
FIG. 2 is an explanatory view showing an operating state of the vehicle door lock operating device (Example).
FIG. 3 is an explanatory view showing an operating state of the vehicle door lock operating device (Example).
FIG. 4 is an explanatory view showing an operating state of the vehicle door lock operating device (Example).
FIG. 5 is an explanatory view showing an operating state of the vehicle door lock operating device (Example).
FIG. 6 is an explanatory view showing an operating state of the vehicle door lock operating device (Example).
FIG. 7 is an explanatory view showing an operating state of the vehicle door lock operating device (Example).
FIG. 8 is an explanatory view showing an operating state of the vehicle door lock operating device (Example).
FIG. 9 is an explanatory view showing an operating state of the vehicle door lock operating device (Example).
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Vehicle door lock operation apparatus 2 Vehicle door lock 3 Motor 4 Unlatch actuator 5 Sub ratchet mechanism (unlatch operation means)
6 ratchet 7 striker 9 latch 32 sub latch 33 sub ratchet 34 support shaft 35 sub latch spring 45 sub ratchet spring (sub ratchet return spring)
49 Protrusion (fixing member)

Claims (3)

支軸を中心にして回動することで、少なくともストライカと噛み合うフルラッチ状態およびハーフラッチ状態と前記ストライカを解放するアンラッチ状態とを形成するラッチ、このラッチを前記アンラッチ状態になるように回転させる方向に付勢するラッチスプリング、および前記フルラッチ状態と前記ハーフラッチ状態の時に前記ラッチと噛み合わされて係止し、前記アンラッチ状態の時に支軸を中心に回転することで、前記ラッチとの噛み合い状態が解放されるラチェットを有するドアロックと、
回転出力を発生するモータと、
このモータの回転出力を受けて前記ラチェットを回転させることで、前記フルラッチ状態およびハーフラッチ状態から前記アンラッチ状態まで前記ラッチを回転させるアンラッチ操作を行なうアンラッチ操作手段と
を備え、
前記アンラッチ操作手段は、前記ラチェットと連結もしくは連動し、支軸を中心にして回転することで前記ラチェットを回転させるサブラッチと、
このサブラッチを前記ラチェットを回転させる方向に付勢し、前記ラッチとの噛み合いを外す駆動源となるサブラッチスプリングと、
前記フルラッチ状態の時に前記サブラッチと噛み合わされて前記サブラッチを係止し、前記アンラッチ操作時に前記モータの回転出力を受けて支軸を中心にして回転することで、前記サブラッチとの噛み合い状態が解放されるサブラチェットと
を備えたことを特徴とするドアロック操作装置。
A latch that forms at least a full latch state and a half latch state that meshes with the striker and an unlatched state that releases the striker by rotating about the support shaft, and in a direction that rotates the latch so as to be in the unlatched state Latch spring to be urged, and meshed with and latched with the latch when in the fully latched state and the half latched state, and rotated around the support shaft in the unlatched state to release the meshed state with the latch A door lock having a ratchet to be
A motor that generates rotational output;
An unlatching operation means for performing an unlatching operation for rotating the latch from the full latch state and the half latch state to the unlatching state by rotating the ratchet in response to the rotation output of the motor;
The unlatching operation means is connected to or interlocked with the ratchet, and rotates around the support shaft to rotate the ratchet;
A sub-latch spring serving as a drive source for urging the sub-latch in the direction of rotating the ratchet and disengaging the latch;
When engaged in the full latch state, the sub latch is engaged to lock the sub latch, and when the unlatch operation is performed, the rotation output of the motor is received to rotate around the support shaft, thereby releasing the engagement state with the sub latch. A door lock operating device comprising a sub-ratchet.
請求項1に記載のドアロック操作装置において、
前記サブラッチスプリングは、コイル部が前記サブラッチの回転中心となる支軸に設けられ、一方の端末部が固定部材に保持され、他方の端末部が前記サブラッチの外周縁に保持された捩じりコイルスプリングであることを特徴とするドアロック操作装置。
In the door lock operation device according to claim 1,
The sub-latch spring is a torsion in which a coil portion is provided on a support shaft serving as a rotation center of the sub-latch, one end portion is held by a fixing member, and the other end portion is held by an outer peripheral edge of the sub-latch. A door lock operating device characterized by being a coil spring.
請求項1または請求項2に記載のドアロック操作装置において、
前記サブラチェットは、前記サブラッチと噛み合う側に付勢するサブラチェットリターンスプリングを有することを特徴とするドアロック操作装置。
In the door lock operation device according to claim 1 or 2,
The door lock operating device according to claim 1, wherein the sub ratchet includes a sub ratchet return spring that is biased toward a side meshing with the sub latch.
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