JP4105288B2 - Card type lock - Google Patents
Card type lock Download PDFInfo
- Publication number
- JP4105288B2 JP4105288B2 JP15341498A JP15341498A JP4105288B2 JP 4105288 B2 JP4105288 B2 JP 4105288B2 JP 15341498 A JP15341498 A JP 15341498A JP 15341498 A JP15341498 A JP 15341498A JP 4105288 B2 JP4105288 B2 JP 4105288B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- card
- pin
- key
- lock
- casing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Lock And Its Accessories (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数のピン対応孔を設けた設定カードによりタンブラピンの解錠位置を設定し、複数のピン対応孔を設けた所定のカードキーにより解錠するカード式錠に関し、特にマスターキーにより解錠可能なカード式錠に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ケーシング内に移動板を移動可能に収納し、ケーシングと移動板の厚さ方向に多数のピン孔を設けると共に、それらのピン孔に、ばね、タンブラピン、ボールを順に挿入し、ケーシング内に設定カード用の挿入長孔とカードキー用の挿入長孔を設けたカード式錠が、例えば特開昭53−146899号公報により提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このカード式錠は、所定の位置にピン対応孔を穿設した設定カードを設定カード用の挿入長孔に差し込んで、タンブラピンの解錠位置を設定し、そのタンブラピンの解錠位置に対応したピン対応孔を穿設したカードキーを、カードキー用の挿入長孔に差し込むことにより、移動板の移動面とタンブラピン(アンダピンとコードピン)の当接面を一致させて、解錠するように動作する。
【0004】
しかし、この従来のカード式錠は、各タンブラピンの上に2個のボール(鋼球)を配置するようにピン孔に挿入するため、ボールの部品点数が増大し、多数のボールをピン孔に挿入する作業も煩雑で、工数が増大する問題があった。
【0005】
そこで、本発明者らは、設定カード挿入長孔とカードキー挿入長孔を移動板内に形成し、各コードピンの上方のピン孔に1個のボールを収容し、設定カード挿入長孔に挿入された設定カードをコードピンとボールとの間に差し込み、これによって解錠用のカードキーの孔の位置を設定する簡易な構造のカード式錠を、特開平9−291729号公報により提案した。
【0006】
このカード式錠は、部品点数が少なく、製造が容易にできるため、例えば病院の各病室で使用される小物入れの扉や引き出し等に、この種のカード式錠は便利に使用されるが、それらの管理上、マスターキーが必要となる場合がある。しかしながら、この種のカード式錠は、設定カードを使用して任意の解錠符号を作る、つまりタンブラピンの解錠位置を任意に設定するため、そのようなすべてのカードキーに設定されたすべてのカード式錠を解錠可能なマスターキーを作ることが難しいという問題があった。
【0007】
本発明は、上記の点に鑑みなされたもので、所定のマスターキーを用いて解錠可能なカード式錠を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明のカード式錠は、ケーシング内に移動板を移動可能に配設し、ケーシングと移動板の厚さ方向に複数のピン孔が連通可能に設けられ、各ピン孔にアンダーピンとコードピンがばねにより付勢されて摺動可能に収容され、ピン孔の横断方向に設定カード挿入長孔とカードキー挿入長孔が形成され、移動板に作動板が連結され、カードキーにより移動板を押して移動させたとき、作動板が掛金機構の掛金を動かして解錠するカード式錠において、
ケーシング内の一部にマスター錠が装着され、マスター錠は、角筒形のハウジングと、ハウジング内に移動板と同じ方向に移動可能に挿入され内部にキー挿入長孔を設けた移動体と、ハウジングと移動体内に連通可能でキー挿入長孔の横断方向に穿設されたピン孔内にばねにより付勢されて摺動可能に収容されたアンダーピン及びコードピンと、を備え、移動体にマスター錠用の作動板が連結され、マスターキーにより移動体を押して移動させたとき、マスター錠用の作動板が掛金機構の掛金を動かして解錠することを特徴とする。
【0009】
【発明の作用・効果】
このような構成のカード式錠は、先ず使用に際し、一部のピン孔に対応した孔を設けた設定カードを、設定カード挿入長孔に差し込んで、解錠用のカードキーを設定する。設定されたカードキーの孔の位置は設定カードの孔の位置とは相違しており、孔のない位置のコードピンは設定カードにより押し下げられ、コードピンとアンダーピンの当接面は解錠位置となる。
【0010】
解錠する際には、設定されたカードキーをカードキー挿入長孔に差し込む。このとき、設定カードの孔を通るボールとコードピンはカードキーの板厚の距離だけ押し下げられ、コードピンとアンダーピンの当接面は解錠位置となり、設定カードの孔を通らないつまり設定カードにより押し下げられたコードピンの上のボールは、カードキーの孔に入り、そのコードピンは解錠位置のままである。所定のカードキーを差し込むことにより解錠状態となり、このまま移動板をカードキーにより押して移動させ、移動板に連結された掛金機構を解錠動作させる。
【0011】
マスターキーを使用して解錠する場合、マスターキーをマスター錠のキー挿入長孔に差し込むと、所定の位置で、マスターキーの表面に設けた凹部がコードピンを所定位置に押しこみ、コードピンとアンダーピンとの境界を移動体の境界面に一致させる。
【0012】
これにより、マスター錠は解錠状態となり、更にマスターキーを持って移動体を押すと、移動体が移動し、この移動体の移動によって、マスター錠用の作動板を介して掛金機構が作動し解錠状態となる。このように、管理上必要な場合には、マスター錠を使用してカード式錠を開くことができる。マスター錠は小形に形成でき、カード式錠のケーシングの一部に装着することができるため、カード式錠を大型化せずにマスターキーの使用可能な錠を実現することができる。また、マスター錠をケーシング内に形成した角孔内に脱着可能に挿入・嵌着する構造とすれば、マスター錠の交換も容易に行なうことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1はカード式錠の設定カードK1とカードキーCを挿入した状態の正面図を示し、図2はその断面付き背面図を、図3はその断面付き平面図を示している。1は直方体形状のケーシングであり、ケーシング1内に、移動板2が水平方向に所定距離だけ摺動可能に挿入される。移動板2の先端(図3の下端)に、連結部3がケーシング1の底部を貫通して設けられ、連結部3に三角形の先端部を有する作動板4が固定される。
【0014】
ケーシング1内には、タンブラピン用の多数のピン孔5と、移動板2の位置決め用の位置決め孔6と、大径ピン孔7とが、所定位置に厚さ方向に形成される。また、移動板2にも、上記各ピン孔5に連通可能な位置にピン孔8が厚さ方向に貫通して穿設され、さらに上記大径ピン孔7に連通可能な位置に大径ピン孔9が穿設される。
【0015】
移動板2の内部には、設定カード挿入用の設定カード挿入長孔10がスリット状の孔として形成される。設定カード挿入長孔10は、錠の左右両側からカードを挿入できるように、2つの側に開口部が形成され、同じ側のケーシングにも開口部が形成される。さらに、移動板2内にはケーシング1との間に、カードキーを挿入するためのカードキー挿入長孔11がスリット状の孔として形成される。このカードキー挿入長孔11は錠の正面側に開口部が形成される。
【0016】
ケーシング1に設けた各ピン孔5には、コイルばね12が挿入され、その上からアンダーピン15が挿入される。位置決め孔6にはコイルばね13が挿入され、その上から位置決め用のボール16が挿入される。さらに、大径ピン孔7には、コイルばね14が挿入され、その上から大径アンダーピン17が挿入される。
【0017】
さらに、移動板2に設けた各ピン孔8内には同じ長さのコードピン18が挿入され、大径ピン孔9内には大径コードピン19が挿入される。上記アンダーピン15とコードピン18からタンブラーピンが形成され、アンダーピン15とコードピン18の当接面が移動板2とケーシング1の境界面Mに一致したとき、解錠状態となる。大径アンダーピン17と大径コードピン19は、ロック用タンブラーピンを構成し、設定カードが差し込まれてない状態で、移動板2の動きをロックする。
【0018】
さらに、各ピン孔8内のコードピン18の上にはボール(鋼球)20が挿入される。このボール20の直径は、移動板2の挿入長孔10から上部の厚さと略同じに設定される。位置決め用のボール16は、移動板2の下面の所定位置に設けた浅い凹部に嵌入し、移動板16の位置決めを行なう。大径ピン孔9に挿入したコードピン19は差し込まれた設定カードK1又はK2を上方に押すと共に、カードを挿入しないときの移動板16の動きをロックする。
【0019】
カードキーCは、カードキー挿入長孔11に挿入可能な形状に形成され、そこには解錠用の複数の孔が所定のピン孔8に対応した位置に形成される。それらの孔はカードの長手方向中心線について線対称となるように形成され、錠本体にはその中心線の片側半分にピン孔5、8が形成されることにより、カードキーCを、リバーシブルつまり何れの面を上にしても挿入可能にしている。
【0020】
設定カードK1はケーシングの横方向から挿入するタイプのもので、設定カードK2はケーシングの背面方向から挿入するタイプのもので、各々に複数の孔が所定のピン孔8に対応した位置に形成される。設定カードK1、K2に形成する孔の位置は、解錠符号つまり解錠用カードキーCの孔の位置を決定するものであり、解錠用カードキーCの孔の位置は、設定カードK1、K2上に穿設されていないピン孔8に対応した位置に形成される。つまり、設定カードK1、K2の孔の位置と、カードキーCの孔の位置は一致しない。カードキーCと設定カードK1、K2の厚さは、同じ厚さに設定される。
【0021】
更に、ケーシング1内の正面視で左下部にはマスター錠30が後方に向かって配設される。このマスター錠30は、図8に示すように、ケーシング1と略同じ長さ(奥行き)の細長い角柱状に形成され、ケーシング1内の左下部に形成した角孔部に挿入して取り付けられる。角孔部はケーシング1の正面側から背面側に貫通して形成される。このマスター錠30は、図6〜図9に示すごとく、角筒形に形成されたハンジング31と、ハウジング31内に挿入され所定距離だけ前後に移動可能な移動体34と、ハウジング31の上下に嵌着されるカバー32、33とを備えて構成される。
【0022】
図6に示すように、ハウジング31の前寄りの上部と下部に、4本づつのピン孔37が並べて穿設され、各ピン孔37は角筒形ハウジングの内側に貫通する。ハウジング31の両側面にカバー32、33を係止するための係止部31aが形成される。カバー32、33の両側には係止爪32a,33aが突設され、また、下側のカバー32の中央には、このマスター錠30をケーシング1内の角孔に挿入した際、その内側の凹部に係止される係止凸部32bがばね弾性を持って下側に突出して設けられる。
【0023】
移動体34はハウジング31内に挿通可能な角柱形状に形成され、内部にはキー挿入長孔36が軸方向に形成され、前寄りの上部と下部に、上記ピン孔37と対応した位置に4本のピン孔41が穿設される。これらのピン孔41は、コードピン39を所定の位置に挿入するように段差部を設けて形成され、キー挿入長孔36に連通する。移動体34の末端には、連結部35がハウジング31とケーシング1の底部を貫通するように突設される。
【0024】
なお、上部のピン孔37、41と下部のピン孔37、41の孔の位置は、相互に左右側に僅かにずらして形成され、マスターキーMKをリバーシブルつまり両面共用に使用可能としている。つまり、マスターキーMKの両面に上下のピン孔37、41に挿入されるタンブラピンの長さに応じた4個の凹部を2列に形成することにより、キーの上下両面を使用可能にしている。
【0025】
このようなマスター錠30を組み立てる場合、図6のように、ハウジング31内の定位置に移動体34を挿入し、ピン孔37、41を合わせた状態で、タンブラピンのコードピン39とアンダーピン38を、上下のピン孔37から各々挿入し、更にそれらの孔にコイルばね40を挿入する。そして、ハウジング31の上下を覆うように、その上からカバー33をその下からカバー32を被せ、その両側に設けた係止爪33a,32aをハウジング側の係止部31aに係止させ、カバー33、32を嵌着する(図7)。
【0026】
これでマスター錠30は、図8、図9の状態となり、各々の長さのコードピン39が、その先端を各々の突出長さだけキー挿入長孔36内に突き出して位置した状態となる。各コードピン39、アンダーピン38はコイルばね40により先端方向に付勢され、各アンダーピン38はハウジング31と移動体34の境界である境界面Mを交差して位置するため、図9の状態では、移動体34は移動できず、施錠状態となる。
【0027】
このようなマスター錠30は、ケーシング1の左下部に設けた角孔内に差し込み、係止凸部32bをケーシング1側に凹部に係止して所定位置に取り付けられる。その係止凸部32bを押して係止を外せば、マスター錠30を外すことも可能である。移動体34の末端に設けた連結部35は、ハウジング31とケーシング1の底部を貫通して下側に突出し、連結部35の下面に三角形の先端部を有する作動板23が固定される。作動板23は上記カード式錠の作動板4と平行に並んで配置される。
【0028】
さらに、ケーシング1の後部には、取付ケース27内に掛金機構25が設けられる。掛金機構25には、三角形の先端部を持つ掛金26が取付ケース27内に側方に突出して引込み可能に配設される。掛金26には取付ケース27との間に突出し方向に付勢するばね28が掛けられ、さらに、掛金26上には上記作動板23の先端傾斜部に接触するピン24と、上記作動板4の先端傾斜部に接触するピン29とが突設される。掛金26は、ばね28のばね力により、通常、その先端を取付ケース27から側方に突出させる。
【0029】
このような構成のカード式錠は、例えば、病院の病室などに設置する物入れの扉や引き出しなどの施錠装置として使用され、掛金26に対向した固定側或は移動側(ウイング側)には、図示しない受け具が、掛金26の先端部に係合しそれをロックする位置に取付けられる。また、このとき、カード式錠の前面つまりカードキーを挿入するカードキー挿入長孔11の開口部は、扉や引き出しの前面に位置するように、また、設定カード挿入長孔10の開口部がある側面や背面は、扉や引き出しの内側に位置するように取り付けれる。
【0030】
設定カードK1又はK2とカードキーCは、通常、1つのセットとして合成樹脂等により製作される。設定カード及びカードキーを全く挿入しない状態のカード式錠は、アンダーピン15が移動板2とケーシング1の境界面Mと交差し、移動板2は移動できない。
【0031】
錠の使用に際し、使用者は先ず、設定カードK1又はK2を設定カード挿入長孔10内に差し込む。設定カードK1を使用する場合、横方向から挿入長孔10に差し込み、設定カードK2を使用する場合、後方から挿入長孔10に差し込む。設定カードの差し込み方向は、錠の装着状態に応じて任意に選択することができる。設定カードK2を差し込むと、設定カードK2はコードピン18とボール20との間に進入し、解錠符号つまり解錠用のカードキーの孔の位置を設定する。
【0032】
このとき、設定カード上の孔22と一致したコードピン18はボール20を上方に押し上げ、コードピン18とアンダーピン15の当接面は境界面Mと一致せず、施錠状態である。また、複数のコードピン18と大径コードピン19はその先端で設定カードK1を押し上げ、ガタツキを防止する。そして、このとき、設定カードの孔22と一致しない位置のコードピン18とアンダーピン15の当接面は、境界面Mに一致する。
【0033】
設定カードK2を差し込んだ状態で、カードキーCを前面からカードキー挿入長孔11に差し込むと、図4に示すように、孔のないボール20とコードピン18はカードキーにより少し押し下げられ、コードピン18とアンダーピン15の当接面が境界面Mに一致する。したがって、これで移動板2は移動可能な状態となり、そのままカードキーCを押込むことにより、移動板2を後方に移動させる。この移動板2の移動と共に、作動板4が後方に突き出すように移動し、その動きがピン29を介して、掛金26を図3の左方つまり引込む方向に移動させ、解錠状態となる。
【0034】
このとき、カードキーCは、多数のボール20、コードピン18によりケーシング1に押付けられているため、それを引き戻せば、位置決め孔6内のボール16の位置決め作用もあって、容易に移動板2を元の位置に戻すことができる。その後、さらにカードキーCを引けば、カードキーCはカードキー挿入長孔11から引き出され、再び施錠状態となる。
【0035】
カードキーCを紛失したような場合、マスターキーにより解錠する際には、マスターキーMKをマスター錠30内に挿入して解錠する。即ち、マスターキーMKを正面左下部のキー挿入長孔36に差し込むと、所定の位置で、マスターキーMKの表面に設けた凹部が上下各4本のコードピン39を所定位置に押しこみ、それらの各コードピン39とアンダーピン38との境界を、移動体34の外面の境界面Mに一致させる。
【0036】
これにより、マスター錠30は解錠状態となり、更にマスターキーMKを持って移動体34を押すと、移動体34が所定の距離だけ、奥に移動する。この移動板34の移動によって、作動板23が後方に突き出すように移動し、その動きがピン24を介して、掛金26を図3の左方つまり引込む方向に移動させ、解錠状態となる。このように、管理上必要な場合には、マスター錠30を使用してカード式錠を開くことができる。
【0037】
なお、マスター錠30には移動体34を施錠位置に戻すための戻しばねを設けることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すカード式錠の正面図である。
【図2】同カード式錠の断面付きの背面図である。
【図3】同カード式錠の断面付きの平面図である。
【図4】図3のIV-IV 断面図である。
【図5】図3のV-V 断面図である。
【図6】マスター錠30の分解斜視図である。
【図7】マスター錠30の分解斜視図である。
【図8】マスター錠30の斜視図である。
【図9】マスター錠30を装着した部分の断面図である。
【符号の説明】
1−ケーシング
2−移動板
3−連結部
4−作動板
5、8−ピン孔
10−設定カード挿入長孔
11−カードキー挿入長孔
15−アンダーピン
18−コードピン
20−ボール
23−作動板
25−掛金機構
30−マスター錠
31−ハウジング
34−移動体
35−連結部
36−キー挿入長孔
37−ピン孔
38−アンダーピン
39−コードピン[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a card-type lock that sets the unlock position of a tumbler pin with a setting card having a plurality of pin-corresponding holes and unlocks with a predetermined card key having a plurality of pin-corresponding holes, and in particular, with a master key. The present invention relates to a lockable card type lock.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, a moving plate is movably accommodated in a casing, and a number of pin holes are provided in the thickness direction of the casing and the moving plate, and springs, tumbler pins, and balls are sequentially inserted into the pin holes, and the casing is moved into the casing. A card-type lock provided with an insertion slot for a setting card and an insertion slot for a card key has been proposed, for example, in Japanese Patent Laid-Open No. 53-146899.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
This card type lock is a pin corresponding to the unlocking position of the tumbler pin by setting the unlocking position of the tumbler pin by inserting a setting card having a pin-corresponding hole in a predetermined position into the insertion slot for the setting card. By inserting the card key with the corresponding hole into the insertion slot for the card key, the moving surface of the moving plate and the abutment surface of the tumbler pin (underpin and cord pin) are aligned to operate to unlock. To do.
[0004]
However, since this conventional card type lock is inserted into the pin hole so that two balls (steel balls) are arranged on each tumbler pin, the number of parts of the ball is increased, and a large number of balls are inserted into the pin holes. The inserting operation is also complicated, and there is a problem that man-hours increase.
[0005]
Therefore, the present inventors formed a setting card insertion slot and a card key insertion slot in the moving plate, accommodated one ball in the pin hole above each cord pin, Japanese Patent Application Laid-Open No. 9-291729 has proposed a card-type lock having a simple structure in which the inserted setting card is inserted between the code pin and the ball, thereby setting the position of the hole of the card key for unlocking.
[0006]
Since this card type lock has a small number of parts and can be manufactured easily, for example, this type of card type lock is used conveniently for doors and drawers of small items used in hospital rooms. A master key may be required for their management. However, this type of card-type lock uses a setting card to create an arbitrary unlock code, that is, to arbitrarily set the unlock position of the tumbler pin, so that all such card keys set There was a problem that it was difficult to make a master key that could unlock a card-type lock.
[0007]
The present invention has been made in view of the above points, and an object thereof is to provide a card-type lock that can be unlocked using a predetermined master key.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the card type lock of the present invention has a movable plate movably disposed in a casing, and a plurality of pin holes are provided in the thickness direction of the casing and the movable plate so as to communicate with each other. An under pin and a cord pin are slidably accommodated in the pin hole by a spring, a setting card insertion long hole and a card key insertion long hole are formed in the transverse direction of the pin hole, and the operation plate is connected to the moving plate. In the card-type lock, when the movable plate is pushed by the card key and moved, the actuating plate moves the latch of the latch mechanism to unlock it,
A master lock is attached to a part of the casing, and the master lock is a rectangular tube-shaped housing, a movable body that is inserted in the housing so as to be movable in the same direction as the moving plate, and has a key insertion long hole therein. and a under-pin and code pin slidably received is urged by a spring to communicatively a key insertion slot transversely drilled a pin hole of the moving body and the housing, master mobile An operating plate for locking is connected, and when the moving body is pushed and moved by a master key , the operating plate for master locking moves the latch of the latch mechanism to unlock.
[0009]
[Operation and effect of the invention]
When the card-type lock having such a configuration is used, first, a setting card provided with holes corresponding to some pin holes is inserted into the setting card insertion slot, and a card key for unlocking is set. The position of the hole of the set card key is different from the position of the hole of the setting card, the code pin in the position without the hole is pushed down by the setting card, and the contact surface of the code pin and the underpin is the unlocked position. Become.
[0010]
When unlocking, the set card key is inserted into the card key insertion slot. At this time, the ball passing through the hole of the setting card and the code pin are pushed down by the distance of the thickness of the card key, and the contact surface of the code pin and the underpin is in the unlocked position, so that it does not pass through the hole of the setting card. The ball above the depressed code pin enters the hole of the card key, and the code pin remains in the unlocked position. When a predetermined card key is inserted, the unlocked state is established, and the moving plate is pushed and moved by the card key as it is, and the latch mechanism connected to the moving plate is unlocked.
[0011]
When unlocking using the master key, when the master key is inserted into the key insertion slot of the master lock, the recess provided on the surface of the master key pushes the code pin into the predetermined position at the predetermined position. Match the boundary with the underpin to the boundary surface of the moving object.
[0012]
As a result, the master lock is in an unlocked state, and when the movable body is further pushed by holding the master key, the movable body is moved, and the latch mechanism is operated via the operation plate for the master lock by the movement of the movable body. It will be unlocked. Thus, when necessary for management, the card-type lock can be opened using the master lock. Since the master lock can be formed in a small size and can be attached to a part of the casing of the card-type lock, a lock that can be used for the master key can be realized without increasing the size of the card-type lock. Further, if the master lock is structured to be detachably inserted and fitted into a square hole formed in the casing, the master lock can be easily replaced.
[0013]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings. 1 shows a front view of a card-type lock setting card K1 and a card key C inserted therein, FIG. 2 shows a rear view with a cross section, and FIG. 3 shows a plan view with the cross section. A rectangular
[0014]
In the
[0015]
Inside the moving
[0016]
A
[0017]
Further, a
[0018]
Further, a ball (steel ball) 20 is inserted on the
[0019]
The card key C is formed in a shape that can be inserted into the card
[0020]
The setting card K1 is of a type that is inserted from the side of the casing, and the setting card K2 is of a type that is inserted from the back side of the casing, and a plurality of holes are formed at positions corresponding to the
[0021]
Further, a
[0022]
As shown in FIG. 6, four
[0023]
The moving
[0024]
The positions of the upper pin holes 37 and 41 and the lower pin holes 37 and 41 are slightly shifted from each other to the left and right sides, and the master key MK can be used reversibly, that is, both sides can be used. That is, the upper and lower surfaces of the key can be used by forming four concave portions corresponding to the length of the tumbler pins inserted into the upper and lower pin holes 37 and 41 on both surfaces of the master key MK.
[0025]
When assembling such a
[0026]
The
[0027]
Such a
[0028]
Further, a
[0029]
The card-type lock having such a configuration is used, for example, as a locking device such as a door for a container or a drawer installed in a hospital room or the like, and on the fixed side or the moving side (wing side) facing the
[0030]
The setting card K1 or K2 and the card key C are usually manufactured from a synthetic resin or the like as one set. In the card-type lock in which the setting card and the card key are not inserted at all, the underpin 15 intersects the boundary surface M between the moving
[0031]
When using the lock, the user first inserts the setting card K1 or K2 into the setting
[0032]
At this time, the
[0033]
When the card key C is inserted into the card
[0034]
At this time, since the card key C is pressed against the
[0035]
When the card key C is lost, when the master key is unlocked, the master key MK is inserted into the
[0036]
As a result, the
[0037]
The
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a front view of a card type lock showing an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a rear view with a cross section of the card type lock.
FIG. 3 is a plan view with a cross section of the card type lock.
4 is a cross-sectional view taken along the line IV-IV in FIG. 3;
5 is a cross-sectional view taken along VV in FIG.
6 is an exploded perspective view of the
7 is an exploded perspective view of the
8 is a perspective view of the
FIG. 9 is a cross-sectional view of a portion where the
[Explanation of symbols]
1-casing 2-moving plate 3-connecting portion 4-acting
Claims (2)
前記ケーシング内の一部にマスター錠が装着され、該マスター錠は、角筒形のハウジングと、該ハウジング内に前記移動板と同じ方向に移動可能に挿入され内部にキー挿入長孔を設けた移動体と、該ハウジングと該移動体内に連通可能で該キー挿入長孔の横断方向に穿設されたピン孔内にばねにより付勢されて摺動可能に収容されたアンダーピン及びコードピンと、を備え、
該移動体に該マスター錠用の作動板が連結され、マスターキーにより移動体を押して移動させたとき、該マスター錠用の作動板が前記掛金機構の掛金を動かして解錠することを特徴とするカード式錠。A movable plate is movably disposed in the casing, and a plurality of pin holes are provided in the casing and the movable plate in the thickness direction so that the pin can communicate with each other. Underpins and cord pins are urged by springs to the pin holes. A set card insertion slot and a card key insertion slot are formed in the transverse direction of the pin hole, the operation plate is connected to the moving plate, and the moving plate is pushed and moved by the card key. When the card-type lock that unlocks the operating plate by moving the latch of the latch mechanism,
A master lock is mounted on a part of the casing, and the master lock is inserted into the housing so as to be movable in the same direction as the movable plate and provided with a key insertion slot in the housing. A movable body, an underpin and a cord pin that are slidably received by a spring in a pin hole that is communicated with the housing and the movable body and is formed in a transverse direction of the key insertion slot; With
The operation plate for the master lock is connected to the movable body, and when the movable body is pushed and moved by a master key , the actuation plate for the master lock moves the latch of the latch mechanism to unlock. Card-type lock.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15341498A JP4105288B2 (en) | 1998-06-02 | 1998-06-02 | Card type lock |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15341498A JP4105288B2 (en) | 1998-06-02 | 1998-06-02 | Card type lock |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11343761A JPH11343761A (en) | 1999-12-14 |
JP4105288B2 true JP4105288B2 (en) | 2008-06-25 |
Family
ID=15561982
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15341498A Expired - Fee Related JP4105288B2 (en) | 1998-06-02 | 1998-06-02 | Card type lock |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4105288B2 (en) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5943501B2 (en) * | 2011-03-14 | 2016-07-05 | 株式会社日乃本錠前 | Card lock for bag |
-
1998
- 1998-06-02 JP JP15341498A patent/JP4105288B2/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11343761A (en) | 1999-12-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR100489987B1 (en) | Side bar type variable code cylinder lock | |
JP2623227B2 (en) | Push button type flat handle device | |
US5560232A (en) | Combination lock having a shackle | |
WO2001066885A1 (en) | Cylinder lock | |
US8347673B2 (en) | Code lock | |
JP4629523B2 (en) | Cylinder lock, dedicated key used for cylinder lock, change key, master key, construction key | |
JP2007023692A5 (en) | ||
JP4105288B2 (en) | Card type lock | |
JPH09291729A (en) | Card type lock | |
JP4446553B2 (en) | Locking device using magnet | |
JP3692250B2 (en) | Card key type lock device | |
US5630330A (en) | Lock for diskette drive | |
JPH0435594B2 (en) | ||
EP1304434A1 (en) | Padlock with a U-shaped lock casing | |
JPH0248715B2 (en) | SEJOSOCHI | |
CN216588155U (en) | Plug-in lock | |
JPH0425890Y2 (en) | ||
JP3378218B2 (en) | Door lock devices for vending machines, etc. | |
JPH0627723Y2 (en) | Card lock | |
JPH0687580U (en) | Lock device | |
JPH0341009Y2 (en) | ||
JP3580569B2 (en) | Card type lock device | |
JP3070002U (en) | Valuables storage | |
KR200300343Y1 (en) | A Locking Device | |
JPH10176449A (en) | Lock device |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040707 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070911 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20071009 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20080226 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20080327 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110404 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140404 Year of fee payment: 6 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |