JP4104473B2 - メッセージ通信方法及びそのシステム、並びに通信中継装置 - Google Patents

メッセージ通信方法及びそのシステム、並びに通信中継装置 Download PDF

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、無線通信ネットワークで用いる携帯電話機等の無線通信端末と、オフィス等で構築されているLANのLAN端末との間でメッセージデータの送受信を行うためのメッセージ通信方法及びそのシステム並びにそのメッセージ通信システムに用いる通信中継装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、無線通信ネットワークとしての携帯電話通信網と、オフィス等で構築されているLAN(ローカルエリアネットワーク)との間を専用回線で結び、この専用回線を介してメッセージの通信を行うメッセージ通信方法が知られている。
図6は、従来の携帯電話通信網10に固有のサービスであるSMS(ショートメッセージサービス)を利用するメッセージ通信方法を実施するためのメッセージ通信システムの一例を示すブロック図である。このメッセージ通信システムでは、SMS用サーバ13を有する携帯電話通信網10が専用線50やルータ14等を介してLAN20に接続されている。パソコン21A,21Bから携帯電話通信網10上の携帯電話機40にメールを送信するときは、LAN20上の汎用の通信プロトコルを用いてパソコン21A,21Bからメールデータが送信される。このメールデータは、ルータ22や専用線50を介して携帯電話通信網10上のSMS用サーバ13に転送されて一旦保存される。このSMS用サーバ13は、メールデータに付加されている電話番号等に基づいて、メールデータを送信先の携帯電話機40にSMSメールとして転送する。これにより、携帯電話機40は、各パソコン21A,21Bから送信されてきたメールをSMSメールとして受信することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記従来のメッセージ通信方法及びそのシステムでは、携帯電話通信網から専用線を引き出してオフィス等に構築されているLANに接続する必要があった。更に、その専用線を介したメッセージ通信を行うための専用の通信システムを、携帯電話通信網内及びLAN内のぞれぞれに構築する必要があった。そのため、上記携帯電話通信網から専用線を引き出すための携帯電話事業者との契約や専用の通信システムの構築に多額の費用が発生するという問題点があった。
【0004】
本発明は以上の問題点に鑑みなされたものである。その目的は、コスト高をもたらす専用線を用いることなく、無線通信ネットワーク上の無線通信端末とLAN上のLAN端末との間でSMSメッセージ送受信が可能になるメッセージ通信方法及びそのシステム並び通信中継装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、特定の電話番号を宛先とするSMS(ショートメッセージサービス)メッセージを送受信するメッセージ通信方法であって、線通信ネットワーク上で識別するための電話番号とLAN上で識別するためのLAN用の端末識別情報とがそれぞれ設定された通信中継装置が、特定のLAN端末を宛先として指定する宛先情報が記述されたSMSメッセージを、無線通信ネットワークを介してSMS用サーバから受信し、該SMS用サーバから受信したSMSメッセージの通信プロトコルをSMS用の通信プロトコルからLAN用の通信プロトコルに変換するとともに、各LAN端末に設定されたメッセージ宛先情報とLAN用の端末識別情報とが対応付けられたテーブルに基づいて、該プロトコル変換後のメッセージを、該LANを介して該特定のLAN端末に転送し、該通信中継装置が、宛先情報として電話番号が記述されたメッセージを該LANを介して該LAN端末から受信し、該LAN端末から受信したメッセージの通信プロトコルを該LAN用の通信プロトコルから該SMS用の通信プロトコルに変換するとともに、該プロトコル変換後のSMSメッセージを、該無線通信ネットワークを介して該SMSサーバに転送することを特徴とするものである。
また、請求項2の発明は、請求項1のメッセージ通信方法において、上記宛先情報がメッセージ本文に記述され、上記通信中継装置が、該メッセージ本文中の宛先情報に基づいて上記SMSメッセージ転送することを特徴とするものである。
また、請求項3の発明は、請求項1又は2のメッセージ通信方法において、ATコマンドを介して、上記LAN用の通信プロトコルと上記SMS用の通信プロトコルとの間の変換を行うことを特徴とするものである。
また、請求項の発明は、特定の電話番号を宛先とするSMS(ショートメッセージサービス)メッセージを送受信する通信を中継する通信中継装置であって、無線通信ネットワーク上で識別するための電話番号が予め設定され、該無線通信ネットワークのSMS用サーバとの間で、該SMS用の通信プロトコルを用いたSMSメッセージを送受信可能な無線通信手段と、LAN上で識別するためのLAN用の端末識別情報が設定され、該LAN上の各LAN端末との間で該LAN用の通信プロトコルを用いたメッセージを送受信なLAN用通信手段と、各LAN端末に設定されたメッセージ宛先情報とLAN用の端末識別情報とが対応付けられたテーブルを記憶した記憶手段と、該メッセージの通信を制御する通信制御手段とを備え、該通信制御手段は、特定のLAN端末を宛先として指定する宛先情報が記述されたSMSメッセージを、該無線通信手段で該SMS用サーバから受信し、該SMS用サーバから受信したSMSメッセージの通信プロトコルを該SMS用の通信プロトコルから該LAN用の通信プロトコルに変換するとともに、該記憶手段に記憶されている該テーブルに基づいて、該プロトコル変換後のメッセージを、該LAN用通信手段から該LANを介して該特定のLAN端末に転送し、宛先情報として電話番号が記述されたメッセージを、該LAN用通信手段で該LANを介して該LAN端末から受信し、該LAN端末から受信したメッセージの通信プロトコルを該LAN用の通信プロトコルから該SMS用の通信プロトコルに変換するとともに、該プロトコル変換後のSMSメッセージを、該無線通信手段から該無線通信ネットワークを介して該SMSサーバに転送するように制御することを特徴とするものである。
また、請求項の発明は、請求項の通信中継装置において、上記宛先情報がメッセージ本文に記述され、上記通信制御手段は、上記メッセージ本文中に記述されている宛先情報に基づいて上記SMSメッセージ転送するように制御することを特徴とするものである。
また、請求項6の発明は、請求項4又は5の通信中継装置において、上記通信制御手段は、ATコマンドを処理するATコマンド処理部を備え、該ATコマンドを介して、上記LAN用の通信プロトコルと上記SMS用の通信プロトコルとの間の変換を行うことを特徴とするものである。
また、請求項の発明は、特定の電話番号を宛先とするSMS(ショートメッセージサ ービス)メッセージを送受信するメッセージ通信システムであって、請求項4、5又は6の通信中継装置と、該通信中継装置が無線通信ネットワークを介して通信可能なSMS用サーバとを備えたことを特徴とするものである。
【0006】
ここで、上記「メッセージデータ」には、テキストや画像からなるメッセージデータのほか、音声等の音情報からなるメッセージデータも含まれる。
また、上記「無線通信端末」には、PDC(Personal Digital Cellular)方式、GSM(Global System for Mobile Communication)方式、TIA(Telecommunications Industry Association)方式等の携帯電話機が含まれる。また、この「無線通信端末」には、IMT(International Mobile Telecommunications)−2000で標準化された携帯電話機、PHS(Personal Handyphone System)、自動車電話等の電話機のほか、携帯電話モジュールを付加した情報通信端末も含まれる。
上記「LAN」(Local Area Network)は、同一フロア、同一のビル、近隣のビル内などの比較的限られた場所にあるコンピュータ、プリンター、サーバ等を、イーサネット(登録商標)などの比較的高速なデータ転送能力を持つ方法で互いに接続したネットワークである。この「LAN」としては、有線のみで構築したLAN、無線のみで構築したLAN、有線と無線とを組み合わせて構築したLAN等がある。
上記「LAN端末」としては、固定式のパーソナルコンピュータのほか、携帯型のパーソナルコンピュータも含まれ、LANに接続して通信可能なものであればどのような端末でもよい。
【0007】
本発明に係るメッセージ通信方法及びそのシステム並びに通信中継装置において、無線通信ネットワーク上の無線通信端末からLAN上の特定のLAN端末にSMSメッセージを送信するときは、特定のLAN端末を宛先として指定する宛先情報が記述され無線通信端末から送信されたSMSメッセージが、SMS用サーバから無線通信ネットワークを介して通信中継装置に送信される。この通信中継装置が上記SMSメッセージを着信すると、そのSMS用サーバから受信したSMSメッセージの通信プロトコルをSMS用の通信プロトコルからLAN用の通信プロトコルに変換するとともに、各LAN端末に設定されたメッセージ宛先情報とLAN用の端末識別情報とが対応付けられたテーブルに基づいて、プロトコル変換後のメッセージを、LANを介して上記特定のLAN端末に転送する。
一方、LAN上のLAN端末から無線通信ネットワーク上の特定の無線通信端末にSMSメッセージを送信するときは、宛先情報として電話番号が記述されたメッセージが、LAN端末からLANを介して通信中継装置に送信される。この通信中継装置が上記メッセージを着信すると、そのLAN端末から受信したメッセージの通信プロトコルをLAN用の通信プロトコルからSMS用の通信プロトコルに変換するとともに、プロトコル変換後のSMSメッセージを、無線通信ネットワークを介してSMS用サーバに転送する。SMS用サーバは、受信したSMSメッセージを、宛先情報として記述された電話番号の無線通信端末に転送する。
以上のように、無線通信ネットワーク上で識別するための電話番号とLAN上で識別するためのLAN用の端末識別情報とがそれぞれ設定された通信中継装置を経由して、無線通信ネットワークのSMSサーバと、SMS用の通信プロトコルとは異なるLAN用の通信プロトコルによってメッセージの送受信を行うLAN上のLAN端末との間で、SMSメッセージを送受信できる
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。
図1は本発明の実施形態に係るメッセージ通信方法を実現可能なメッセージ通信システムの概略構成図である。このメッセージ通信システムは、無線通信ネットワークとしての携帯電話通信網10と、LAN(ローカルエリアネットワーク)20と、通信中継装置30とを用いて構築され、携帯電話通信網10とLAN20との間でメールをやり取りするシステムである。
【0012】
携帯電話通信網10は、無線通信端末としての携帯電話機40を用いて図示しない基地局11や交換機12のほか、携帯電話機40によるメール通信を行うためのSMS用サーバ13等の各種サーバを備えている。SMS用サーバ13は、携帯電話通信網10を介して携帯電話機40間で100〜200字の比較的短いテキストメッセージを送受信できるSMS(ショートメッセージサービス)を提供するためのサーバである。このSMS用サーバ13は単一のサーバ装置で構成される場合のほか、複数のサーバ装置からなるサーバ群として構成される場合もある。携帯電話通信網10におけるSMSメールの送受信には、専用の通信プロトコル(以下「SMS用の通信プロトコル」という。)が使用される。
【0013】
LAN20は、LAN端末としてのパーソナルコンピュータ(以下「パソコン」という)21A,21B間の通信や、パソコン21A,21Bと各種サーバとの間の通信を行うことができるように、HUB22やイーサネット(登録商標)ケーブル23等を用いてオフィス等に構築されたローカルエリアネットワークである。このLAN20におけるメールの送受信には、SMTP(Simple Mail Transfer Protocol)、POP(Post Office Protocol)等の汎用の通信プロトコルが使用される。
【0014】
図2は、本実施形態における通信中継装置30の一構成例を示すブロック図である。この通信中継装置30は、携帯電話モジュール31と、ATコマンド処理部32と、LAN用通信手段としてのLANインターフェース部33とを備えている。
ATコマンド処理部32は、CPU、メモリ等で構成され、ATコマンドの通信プロトコルと、LAN20で使用されるSMTP、POP等のメール送受信用の通信プロトコルとの間のプロトコル変換を行う。また、このATコマンド処理部32は、メッセージデータとしてのメールデータに付加された宛先情報と、パソコンのLAN用の端末識別情報(MACアドレスやIPアドレス等)とを対応付けたテーブルに基づいてメールデータを転送する処理を行う。
LANインターフェース部33は、LAN20に対して、アプリケーション層よりも下のネットワーク階層レベルでのインターフェース処理を行う。LANインターフェース部33は、LAN用の端末識別情報(MACアドレスやIPアドレス等)が予め設定され、LAN20上のメールデータを着信可能に構成されている。
【0015】
図3は、携帯電話モジュール31の内部構成の一例を示すブロック図である。携帯電話モジュール31は、通常の携帯電話機40と同様に携帯電話通信網10上の一端末として機能する。この携帯電話モジュール31は、無線通信手段としての無線通信部311、情報処理部312、記憶手段としての内部メモリ313、モデム部314、インターフェース315、電源回路316などを備えている。無線通信部311に対しては、携帯電話通信網10上で識別するための固有の電話番号(無線通信ネットワーク用の端末識別情報)が予め設定されている。この無線通信部311は、他の携帯電話機40から上記電話番号を指定してSMSメールが送られてきたり電話がかかったときに、携帯電話通信網10を介してSMSメールや電話を着信することができるように構成されている。インターフェース315は、上記ATコマンド処理部32との間で、ATコマンドのプロトコルで通信するためのシリアルインターフェースである。
【0016】
なお、上記携帯電話モジュール31としては、通常の携帯電話機をそのまま使用し、携帯電話機の共通仕様の外部端子を介して上記ATコマンド処理部32と通信するようにしてもよい。また、上記ATコマンド処理部32との間の通信プロトコルとしては、携帯電話機の共通仕様である16芯インターフェースのプロトコルを用いてもよい。
【0017】
上記通信中継装置30における通信プロトコルの変換とメールデータの転送処理とを行う通信制御手段は、携帯電話モジュール31内の情報処理部312、内部メモリ313、モデム部314及びインターフェース315並びにATコマンド処理部32で構成されている。
【0018】
図4は、本実施形態における携帯電話機40からLAN20上の特定のパソコン21Aへメールを送るときのシーケンス図である。
携帯電話機40からパソコン21AにSMSメールを送る場合、まず、携帯電話機40においてメール本文を作成し、通信中継装置30の携帯電話モジュール31の電話番号宛に、SMSメールとして送信する。
上記SMSメールは、携帯電話通信網10の基地局11及び交換機12を経由してSMS用サーバ13に送られ、通常の携帯電話機間でのSMSメールの処理と同じ方法で処理される。
SMS用サーバ13に届いたSMSメールは、交換機12及び基地局11を経由して通信中継装置30の携帯電話モジュール31へ転送される。
基地局11からSMS用サーバ13を受信した通信中継装置30の携帯電話モジュール31では、受信したSMSメールの通信プロトコルをATコマンドを利用した通信プロトコルに変換し、ATコマンド処理部32へ出力する。
【0019】
ATコマンド処理部32では、ATコマンドを用いたプロトコルをPOP等のLAN用の通信プロトコルに変換するとともに、メールデータをLAN20内で受信可能なメールとして転送する。このATコマンド処理部32で転送されたSMSメールのデータはLANインターフェース部33から出力され、LAN20上のHUB22等を経由して送信先のパソコン21Aに届く。パソコン21Aは、携帯電話機40から送信されてきたSMSメールを、LAN20内で送受信されるメールのように受信することができる。
【0020】
ここで、携帯電話機40からLAN20内の特定のパソコン21へSMSメールを送信する場合には、携帯電話モジュール31の電話番号を宛先として送信するため、パソコン21A,21Bのどちらにメールを送るべきか不明な場合がある。そこで、本実施形態では、送信先のパソコン21Aを指定できるように、携帯電話機40から送信するSMSメールのメール本文中に宛先情報を記載している。なお、メール本文中に宛先情報を記載する代わりに、メールデータの制御データ領域のうち通信事業者用領域の中に、送信先のパソコン21Aを指定する宛先情報を入れるようにしても構わない。
【0021】
図5は、本実施形態におけるLAN20上のパソコン21Aから特定の携帯電話機40へメールを送るときのシーケンス図である。
パソコン21Aから携帯電話機40宛にSMSメールとして送る場合、まず、パソコン21Aで起動したメールソフトのメール作成画面でメール本文を作成し、宛先として携帯電話機40を指定し、メールを送信する。例えば、メール作成画面の宛先の欄に携帯電話機40の電話番号を入力してメールを送信する。LAN20上のHUB22等を介するため、通信中継装置30のLANインターフェース部33の指定が必要となる場合もある。
上記メールを受信した通信中継装置30のATコマンド処理部32は、メールの通信プロトコルをATコマンドを利用した通信プロトコルに変換し、携帯電話モジュール31へ出力する。
携帯電話モジュール31は、ATコマンド処理部32から受けたメールデータの通信プロトコルをSMSメールの通信プロトコルに変換し、携帯電話機40へ向けてメールデータを転送する。
携帯電話モジュール31から送信されたメールは、携帯電話通信網10の基地局11及び交換機12を経由してSMS用サーバ13に送られ、通常の携帯電話機間でのSMSメールの処理と同じ方法で処理される。SMS用サーバ13に届いたSMSメールは、交換機12及び基地局11を経由して送信先の携帯電話機40へ転送される。
携帯電話機40は、パソコン21Aから送信されてきたメールを、通常のSMSメールのように受信することができる。
【0022】
以上、本実施形態によれば、携帯電話通信網10及びLAN20それぞれからのメールが着信可能な待機状態にある通信中継装置30を経由して、携帯電話機40とパソコン21A,21Bとの間でSMSメールの送受信ができるようになる。したがって、携帯電話通信網10内のシステムからLAN20側へ専用線を引くことなく、さらに専用のサーバやルータ等を設ける必要もない。
また、本実施形態によれば、通信中継装置30において、メール本文中に記述されている宛先情報に基づいてメールデータをパソコン21A,21B又は携帯電話機40へ転送することができる。このようにメール本文中の宛先情報を利用できるため、宛先情報を組み込むための制御データ領域を確保する必要がない。従来のメールデータのデータフォーマットを修正せずにそのまま使用することができる。
【0023】
なお、上記実施形態では、通信中継装置30と各パソコン21A,21Bとの間でメールデータを直接送受信しているが、LAN20内に設けたメールサーバを介してメールデータを送受信するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、無線通信端末が携帯電話機の場合について説明したが、本発明は、PHSや自動車電話等の他の無線通信端末を用いる場合にも同様に適用できるものである。
【0024】
【発明の効果】
請求項1乃至の発明によれば、無線通信ネットワーク上で識別するための電話番号とLAN上で識別するためのLAN用の端末識別情報とがそれぞれ設定された通信中継装置を経由して、無線通信ネットワークのSMSサーバと、SMS用の通信プロトコルとは異なるLAN用の通信プロトコルによってメッセージの送受信を行うLAN上のLAN端末との間でSMSメッセージを送受信できる。したがって、コスト高をもたらす専用線を用いなくても、無線通信ネットワーク上の無線通信端末とLAN上のLAN端末との間でSMSメッセージ送受信が可能になるという効果がある。
特に、請求項2及びの発明によれば、メッセージデータ中に、宛先情報を組み込むための制御データ領域を確保する必要がないので、従来のメッセージデータのデータフォーマットを修正せずにそのまま使用することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るメッセージ通信システムの概略構成図。
【図2】同メッセージ通信システムを構成する通信中継装置の一構成例を示すブロック図。
【図3】同通信中継装置の携帯電話モジュールの内部構成の一例を示すブロック図。
【図4】携帯電話機からLAN上の特定のパソコンへメールを送るときのシーケンス図。
【図5】LAN上のパソコンから特定の携帯電話機へメールを送るときのシーケンス図
【図6】従来のメッセージ通信システムの一例を示すブロック図。
【符号の説明】
10 携帯電話通信網(無線通信ネットワーク)
11 基地局
12 交換機
13 SMS用サーバ
20 LAN
21A、21B パソコン(LAN端末)
22 HUB
23 イーサネット(登録商標)ケーブル
30 通信中継装置
31 携帯電話モジュール
32 ATコマンド処理部
33 LANインターフェース部
40 携帯電話機(無線通信端末)
311 無線通信部
312 情報処理部
313 内部メモリ
314 モデム部
315 インターフェース

Claims (7)

  1. 特定の電話番号を宛先とするSMS(ショートメッセージサービス)用の通信プロトコルを用いたSMSメッセージを送受信するメッセージ通信方法であって、
    線通信ネットワーク上で識別するための電話番号とLAN上で識別するためのLAN用の端末識別情報とがそれぞれ設定された通信中継装置が、特定のLAN端末を宛先として指定する宛先情報が記述されたSMSメッセージを、無線通信ネットワークを介してSMS用サーバから受信し、該SMS用サーバから受信したSMSメッセージの通信プロトコルをSMS用の通信プロトコルからLAN用の通信プロトコルに変換するとともに、各LAN端末に設定されたメッセージ宛先情報とLAN用の端末識別情報とが対応付けられたテーブルに基づいて、該プロトコル変換後のメッセージを、該LANを介して該特定のLAN端末に転送し、
    該通信中継装置が、宛先情報として電話番号が記述されたメッセージを該LANを介して該LAN端末から受信し、該LAN端末から受信したメッセージの通信プロトコルを該LAN用の通信プロトコルから該SMS用の通信プロトコルに変換するとともに、該プロトコル変換後のSMSメッセージを、該無線通信ネットワークを介して該SMSサーバに転送することを特徴とするメッセージ通信方法。
  2. 請求項1のメッセージ通信方法において、
    記宛先情報がメッセージ本文に記述され、
    上記通信中継装置が、該メッセージ本文中の宛先情報に基づいて上記SMSメッセージ転送することを特徴とするメッセージ通信方法。
  3. 請求項1又は2のメッセージ通信方法において、
    ATコマンドを介して、上記LAN用の通信プロトコルと上記SMS用の通信プロトコルとの間の変換を行うことを特徴とするメッセージ通信方法。
  4. 特定の電話番号を宛先とするSMS(ショートメッセージサービス)メッセージを送受信する通信を中継する通信中継装置であって、
    無線通信ネットワーク上で識別するための電話番号が予め設定され、該無線通信ネットワークのSMS用サーバとの間で、該SMS用の通信プロトコルを用いたSMSメッセージを送受信可能な無線通信手段と、
    LAN上で識別するためのLAN用の端末識別情報が設定され、該LAN上の各LAN端末との間で該LAN用の通信プロトコルを用いたメッセージを送受信なLAN用通信手段と、
    各LAN端末に設定されたメッセージ宛先情報とLAN用の端末識別情報とが対応付けられたテーブルを記憶した記憶手段と、
    該メッセージの通信を制御する通信制御手段とを備え、
    該通信制御手段は、
    特定のLAN端末を宛先として指定する宛先情報が記述されたSMSメッセージを、該無線通信手段で該SMS用サーバから受信し、該SMS用サーバから受信したSMSメッセージの通信プロトコルを該SMS用の通信プロトコルから該LAN用の通信プロトコルに変換するとともに、該記憶手段に記憶されている該テーブルに基づいて、該プロトコル変換後のメッセージを、該LAN用通信手段から該LANを介して該特定のLAN端末に転送し、
    宛先情報として電話番号が記述されたメッセージを、該LAN用通信手段で該LANを介して該LAN端末から受信し、該LAN端末から受信したメッセージの通信プロトコルを該LAN用の通信プロトコルから該SMS用の通信プロトコルに変換するとともに、該プロトコル変換後のSMSメッセージを、該無線通信手段から該無線通信ネットワークを介して該SMSサーバに転送するように制御することを特徴とする通信中継装置。
  5. 請求項の通信中継装置において、
    上記宛先情報がメッセージ本文に記述され、
    上記通信制御手段は、上記メッセージ本文中に記述されている宛先情報に基づいて上記SMSメッセージ転送するように制御することを特徴とする通信中継装置。
  6. 請求項4又は5の通信中継装置において、
    上記通信制御手段は、ATコマンドを処理するATコマンド処理部を備え、該ATコマンドを介して、上記LAN用の通信プロトコルと上記SMS用の通信プロトコルとの間の変換を行うことを特徴とする通信中継装置。
  7. 特定の電話番号を宛先とするSMS(ショートメッセージサービス)メッセージを送受信するメッセージ通信システムであって、
    求項4、5又は6の通信中継装置と、該通信中継装置が無線通信ネットワークを介して通信可能なSMS用サーバとを備えたことを特徴とするメッセージ通信システム。
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