JP4103001B2 - Hume smoke exhaust method and fume smoke exhaust system - Google Patents
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Description
本発明は、溶接装置が設置されたブース内のヒュームをブース外へ排煙させるヒューム排煙方法及びヒューム排煙システムに関する。 The present invention relates to a fume exhaust method and a fume exhaust system for exhausting fumes in a booth where a welding apparatus is installed to the outside of the booth.
アーク溶接においては、溶接時に大量のヒューム(微細な金属粉を含有する煙)を生じるため、作業者が有害なヒュームを吸引してしまわないように十分に対策する必要がある。例えば、特許文献1には、湾曲壁の前面に位置する作業者の頭部付近に向けて送風しつつ湾曲壁側に吸引して渦流を形成すると共に、この渦流に合流するように送風して汚染空気を吸引することにより排気を行う局所排気装置が記載されている。しかしながら、該局所排気装置は、作業者の頭部付近に形成された渦流にヒュームを誘引させるため、ヒューム発生源付近、即ち作業者の口元付近に漂浮するヒュームを効率よく捕捉することができない。したがって、上記局所排気装置は、大風量を送風させてヒューム発生源付近に漂浮するヒュームの誘引効果を高めることが必要になる。この場合、ヒューム発生源を囲繞する周壁内側からのヒュームの漏れを防ぐため送風量相応の吸引力(排気風量)が必要となる。これにより、送風量と排気風量との双方が大きくなり、ダクトが大型化することで設備全体が大型化すると共に設備コストが増大する。また、送風量と排気風量との双方の風量が大きくなるため騒音が大きくなり、作業環境が悪化する。さらに、上記局所排気装置は、大風量が作業者の頭部付近に向けて送風されるので、作業者は頭部に大風量の送風を受けて作業者の体への負担が大きくなる。
In arc welding, a large amount of fumes (smoke containing fine metal powder) is generated at the time of welding, so it is necessary to take sufficient measures to prevent the worker from sucking harmful fumes. For example, in
また、一般に、溶接ロボットがブース内に設置されている場合、排煙プッシュユニットによりブース内へ送風させつつ排煙プルユニットによりブース内の空気を吸引させてブース内に気流を形成させ、該気流にヒュームを誘引させてブース外へ排煙させている。そして、このようなヒューム排煙システムでは、ブース内の温熱対策として、例えば、作業者がブース内の溶接完了品(製品)を取り出す際に、空調装置により温度調節された空気(以下、調節空気と称す)を作業者の背後からブース内に向けて送風させている。しかしながら、従来のヒューム排煙システムは、ブース内の排煙用気流が流速0.2〜0.8m/s(一ブースの実測値)の層流である時にヒュームが効果的に排煙されるが、ドラフト効果を利用してブース内を通気させるための調節空気は流速1.5〜2.0m/sの乱流であるため、該調節空気の気流と排煙用気流とが干渉して排煙用気流が乱されて、ヒュームの排煙が妨げられる。そこで、従来のヒューム排煙システムの排煙プッシュユニットに空調装置により温度調節された空気が直接取り入れることが考えられるが、ブース内に形成される気流の流速がドラフト効果を得られる速度に達するまでプッシュユニットの送風量を増加させると、溶接時にシールドガスの雰囲気が乱されてブローホール等の溶接不良を生じてしまう。さらに、調節空気の温度によりブース内に形成される気流の向きが変化されるため、ブース内に定常流を形成することができない。 In general, when a welding robot is installed in a booth, air is generated in the booth by sucking the air in the booth by the smoke pulling unit while blowing into the booth by the smoke exhaust push unit, Inspires Hume to smoke outside the booth. In such a fume flue gas system, as a countermeasure against heat in the booth, for example, when an operator takes out a welded product (product) in the booth, the temperature is adjusted by an air conditioner (hereinafter referred to as adjusted air). ) From behind the worker into the booth. However, in the conventional fume exhaust system, the fumes are effectively exhausted when the smoke exhaust airflow in the booth is a laminar flow rate of 0.2 to 0.8 m / s (actual value of one booth). However, since the regulated air for ventilating the booth using the draft effect is a turbulent flow with a flow velocity of 1.5 to 2.0 m / s, the air flow of the regulated air interferes with the smoke exhaust airflow. The smoke exhaust airflow is disturbed and the fumes are prevented from being smoked. Therefore, it is conceivable that the air whose temperature is adjusted by the air conditioner is directly taken into the smoke exhaust push unit of the conventional fumes exhaust system, but until the flow velocity of the airflow formed in the booth reaches the speed at which the draft effect can be obtained. When the air flow rate of the push unit is increased, the atmosphere of the shield gas is disturbed during welding, resulting in poor welding such as blow holes. Furthermore, since the direction of the airflow formed in the booth is changed by the temperature of the regulated air, a steady flow cannot be formed in the booth.
そこで本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、その第1の目的は、ヒュームの排煙とブース内の温熱対策との双方が効果的に行われるヒューム排煙方法を提供することにある。また、第2の目的は、ヒュームの排煙とブース内の温熱対策との双方が効果的に行われるヒューム排煙システムを提供することにある。 Therefore, the present invention has been made in view of the above circumstances, and a first object thereof is to provide a fume exhaust method in which both the fumes exhaust and the heat countermeasures in the booth are effectively performed. is there. A second object is to provide a fume flue gas system that effectively performs both fume flue gas and measures against heat in the booth.
上記第1の目的を達成するために、本発明のうち請求項1に記載の発明は、温度が調節された空気をプッシュユニットからブース内のヒューム発生源に向けて送風しつつ、プルユニットによりブース内の空気を吸引してブース内に気流を形成し、該ブース内に形成された気流にヒュームを誘引させてブース外へ排煙させるヒューム排煙方法であって、段取り時には、ブース内へ送風される空気の送風量を溶接時よりも増加させることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、ブース内へ送風される空気の送風方向が、ブース内へ送風される空気の温度に応じて調節される。
上記第2の目的を達成するために、本発明のうち請求項3に記載の発明は、空調装置によって温度が調節された空気をプッシュユニットからブース内のヒューム発生源に向けて送風しつつ、プルユニットによりブース内の空気を吸引してブース内に気流を形成し、該ブース内に形成された気流にヒュームを誘引させてブース外へ排煙させるヒューム排煙システムであって、プッシュユニットからブース内へ送風される空気の送風量が調節される送風量調節手段と、プッシュユニットからブース内へ送風される空気の送風方向が調節される送風方向調節手段と、段取り時には、ブース内へ送風される空気の送風量を溶接時よりも増加させるように送風量調節手段を制御する制御手段と、を具備することを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の発明において、送風量調節手段は、空調装置とプッシュユニットとの間に設けられたダンパーの開度を変化させてプッシュユニットからブース内へ送風される空気の送風量を調節することを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項3又は4に記載の発明において、プッシュユニットからブース内へ送風される空気の送風量が検出される送風量検出手段を具備し、制御手段は、送風量検出手段の検出結果に基づいて送風量調節手段を制御することを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項3〜5のいずれかに記載の発明において、制御手段は、プッシュユニットからブース内へ送風される空気の温度に応じて送風方向調節手段を制御することを特徴とする。
In order to achieve the first object, the invention according to claim 1 of the present invention, while blowing toward the air temperature is adjusted from the push unit to fume source in the booth, the pull unit This is a fume exhaust method that sucks air in the booth to form an air flow in the booth, attracts fumes to the air flow formed in the booth, and exhausts the fumes outside the booth. It is characterized in that the amount of air to be blown is increased as compared to the time of welding .
According to a second aspect of the present invention, in the first aspect of the present invention, the blowing direction of the air blown into the booth is adjusted according to the temperature of the air blown into the booth.
In order to achieve the second object described above, the invention according to
According to a fourth aspect of the present invention, in the third aspect of the present invention, the air flow rate adjusting means changes the opening degree of the damper provided between the air conditioner and the push unit to move from the push unit into the booth. It is characterized by adjusting the amount of air blown.
The invention described in
The invention according to
したがって、請求項1に記載の発明では、状況に応じて、ヒューム排煙に向けて好適な送風量と温熱対策に向けて好適な送風量とに使い分けることができる。
請求項2に記載の発明では、プッシュユニットからブース内へ送風される空気の温度に拘わらず、ブース内に定常な気流を形成することができる。
請求項3に記載の発明では、空調装置により温度調節された空気は、送風量調節手段によって温度が調節されて、プッシュユニットからブース内へ送風される。制御手段は、ブース内を通気させるように送風量調節手段を制御する。
請求項4に記載の発明では、空調装置とプッシュユニットとの間に設けられたダンパーの開度を変化させることにより、プッシュユニットからブース内へ送風される空気の送風量が調節される。
請求項5に記載の発明では、送風量検出手段によりプッシュユニットからブース内へ送風される空気の送風量が検出されて、該送風量検出手段の検出結果に基づいて制御手段により送風量調節手段が制御される。
請求項6に記載の発明では、制御手段により、プッシュユニットからブース内へ送風される空気の温度に応じて送風方向調節手段が制御されて、ブース内へ送風される空気の送風方向が調節される。
Therefore, in the invention according to the first aspect, depending on the situation, it is possible to selectively use an air flow rate suitable for fume flue gas and an air flow rate suitable for heat countermeasures.
According to the second aspect of the present invention, a steady air flow can be formed in the booth regardless of the temperature of the air blown from the push unit into the booth.
In the invention described in
In the invention according to
In the invention according to
In the invention described in
ヒュームの排煙とブース内の温熱対策との双方が効果的に行われるヒューム排煙方法及びヒューム排煙システムを提供することができる。 It is possible to provide a fume smoke exhaust method and a fume smoke exhaust system in which both the fumes exhaust and the heat countermeasures in the booth are effectively performed.
本発明の一実施の形態を図1〜図4に基づいて説明する。図1に示されるように、本ヒューム排煙システムは、プッシュユニット1により溶接ブース2内のヒューム発生源3に向けて送風させつつ、プルユニット4により溶接ブース2内の空気を吸引させて当該溶接ブース2内に気流Fを形成させ、該溶接ブース内2に形成された気流Fにヒュームを誘引させてヒューム発生源3で生じたヒュームを溶接ブース2外へ排煙させる構造になっている。上記溶接ブース2には、多関節ロボットに溶接トーチを把持させた溶接ロボット5が設置され、該溶接ロボット5の正面(図1における溶接ロボット5の紙面視左側)に、ワーク(被溶接材料)がセットされるワーク台6が設置されている。また、図2に示されるように、溶接ブース2の正面(図1における紙面視左側の面)には開閉可能な作業窓7が設けられ、該作業窓7が開かれた状態で、作業者によりワーク台6にワークが着脱される構造になっている。
An embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. As shown in FIG. 1, the fume flue gas system is configured to draw air in the
また、図1に示されるように、本ヒューム排煙システムは、プッシュユニット1が溶接ブース2の正面上部に設置されて、ヒューム発生源3の上方で且つヒューム発生源3の直上よりも作業窓7側に配置されたプッシュユニット1の吹出し口8からヒューム発生源3へ向けて、空調装置9により温度が調節された空気が送風される構造になっている。さらに、本ヒューム排煙システムは、プルユニット4が溶接ブース2の背面(図1における紙面視右側の面)上部に設置されて、溶接ブース2内には、プッシュユニット1の吹出し口8からヒューム発生源3へ向けて下降して該ヒューム発生源3付近でターンして図1における紙面視右斜め上方へ進行する流れの略U字状の気流Fが形成される。これにより、ヒューム発生源3で発生したヒュームは、溶接ブース2内に形成された気流Fに誘引されて作業窓7から遠ざかる方向へ進行してプルユニット4に吸引される。そして、本ヒューム排煙システムは、除塵装置によりプルユニット4に吸引されたヒュームに含まれる粉塵が捕捉されて、清浄化された空気が屋外へ排気される構造になっている。
As shown in FIG. 1, this fume exhaust system has a
また、図1に示されるように、本ヒューム排煙システムは、プッシュユニット1と空調装置9とを接続させる送風路10にダンパー11(送風量調節手段)が設けられ、該ダンパー11の開度を変化させることによりプッシュユニット1の吹出し口8から溶接ブース2内へ送風される空気の送風量が調節される。これにより、本ヒューム排煙システムは、溶接時には、ヒュームを排煙させる方向に向けて好適な気流Fが溶接ブース2内に形成されるようにプッシュユニット1から溶接ブース2内へ送風される空気の送風量が調節され、また、段取り時には、ドラフト効果が得られるようにプッシュユニット1から溶接ブース2内へ送風される空気の送風量が調節される構造になっている。なお、図3に示されるように、本ヒューム排煙システムは、上記ダンパー11(送風量調節手段)が、マイクロコンピュータで構成される制御装置12(制御手段)の制御に基づいて作動される電動モータ13により駆動されて開度が調節される構造になっている。
In addition, as shown in FIG. 1, in the present fume smoke removal system, a damper 11 (air blowing amount adjusting means) is provided in a
また、図3に示されるように、本ヒューム排煙システムは、上記制御装置12に送風量センサ14(送風量検出手段)が接続されており、該送風量センサ14によりプッシュユニット1から溶接ブース2内へ送風される空気の送風量が検出される。そして、本ヒューム排煙システムは、上記制御装置12が、送風量センサ14の検出信号に基づいて電動モータ13を作動させることにより、ダンパー11の開度が変化されてプッシュユニット1から溶接ブース2内へ送風される空気の送風量が調節される構造になっている。さらに、図4に示されるように、本ヒューム排煙システムは、プッシュユニット1の吹出し口8に可動フィン15(送風方向調節手段)が設けられ、該可動フィン15の角度を変化させることによりプッシュユニット1から溶接ブース2内へ送風される空気の送風方向が調節される。そして、本ヒューム排煙システムは、空調装置で温度調節された空気の温度に応じて可動フィン15の角度を変化させることにより、プッシュユニット1から溶接ブース2内へ送風される空気の送風方向が調節される構造になっている。
Further, as shown in FIG. 3, this fume exhaust system has an air flow rate sensor 14 (air flow rate detection means) connected to the
なお、図3に示されるように、本ヒューム排煙システムは、上記制御装置12(制御手段)と空調装置9とが接続されており、空調装置9から出力された温度データ(空調装置9で温度調節された空気の温度データ)が制御装置12に入力されて処理される構造になっている。そして、本ヒューム排煙システムは、制御装置12が上記温度データの処理結果に応じて電動モータ16を作動させることにより、可動フィン15の角度が調節される構造になっている。また、本ヒューム排煙システムは、制御装置12により各電動モータ13,16が協調制御されることで、プッシュユニット1から溶接ブース2内へ送風される空気の送風量に応じて当該空気の送風方向が調節される構造になっている。
As shown in FIG. 3, the fume flue gas system is connected to the control device 12 (control means) and the
次に、本実施の形態の作用を説明する。図1に示されるように、本ヒューム排煙システムでは、プッシュユニット1の吹出し口8からワーク台6にセットされたヒューム発生源3へ向けて、空調装置9により温度が調節された空気が送風されると同時に、プルユニット4により溶接ブース2内の空気が吸引される。これにより、プッシュユニット1の吹出し口8からヒューム発生源3へ向けて下降し、該ヒューム発生源3付近でターンして図1における紙面視右斜め上方へ進行する流れの略U字状の気流Fが溶接ブース2内に形成される。そして、溶接時にヒューム発生源3で発生したヒュームは、溶接ブース2内に形成された気流Fに誘引されて作業窓7から遠ざかる方向へ進行されてプルユニット4に吸引され、除塵装置によりヒュームに含まれる粉塵が捕捉されて、清浄化された空気が屋外へ排気される。なお、図1に示される溶接時には、気流Fの流速が0.2〜0.8m/sとなる送風量にダンパー11(送風量調節手段)の開度が調節され、且つ、図4に示されるように、溶接ブース2内へ送風される空気の温度に応じて可動フィン15(送風方向調節手段)の角度が調節されてプッシュユニット1の吹出し口8から吹出される空気の送風方向が調節される。
Next, the operation of the present embodiment will be described. As shown in FIG. 1, in this fume exhaust system, air whose temperature is adjusted by the
例えば、プッシュユニット1から溶接ブース2内へ送風される空気の温度が上昇した場合には、溶接ブース2内に形成される気流Fが上昇側へ移行されるため、図4に示されるように、プッシュユニット1の吹出し口8から吹出される空気の送風方向がより下向きになるように可動フィン15の角度が調節されて気流Fが確保される。また、プッシュユニット1から溶接ブース2内へ送風される空気の温度が低下した場合には、溶接ブース2内に形成される気流Fが下降側へ移行されるため、プッシュユニット1の吹出し口8から吹出される空気の送風方向がより上向きになるように可動フィン15の角度が調節されて気流Fが確保される。このようにして、本ヒューム排煙システムでは、プッシュユニット1から溶接ブース2内へ送風される空気の温度に拘わらず、溶接ブース2内に気流Fが形成されてヒュームが効果的に溶接ブース2外へ排出される。さらに、本ヒューム排煙システムは、溶接時に、空調装置9の送風量(空調装置9からプッシュユニット1へ向けて送風される空気の送風量)が変化した場合であっても、プッシュユニット1から溶接ブース2内へ送風される空気の送風量が一定になるようにダンパー11の開度が調節され、溶接ブース2内に気流Fが形成されてヒュームが効果的に溶接ブース2外へ排出される。
For example, when the temperature of the air blown into the
そして、図2に示される段取り時には、気流Fの流速が1.5〜2.0m/sとなる送風量にダンパー11(送風量調節手段)の開度が調節され、且つ、溶接ブース2内へ送風される空気の送風量に応じて可動フィン15(送風方向調節手段)の角度が補正される。これにより、図2に示されるように、作業者の直上から作業者の正面に位置されるヒューム発生源3へ向けて流れる気流Fが形成されて溶接ブース2内に残留するヒュームが作業者から遠ざけられる。また、空調装置9で温度調節された空気が送風されて、且つ、ドラフト効果により、溶接ブース2内の通気が効果的に行われて、溶接時に昇温された溶接ブース2内の空気の温度を低下させることができる。
At the time of setup shown in FIG. 2, the opening degree of the damper 11 (air flow rate adjusting means) is adjusted to the air flow rate at which the flow velocity of the air flow F becomes 1.5 to 2.0 m / s, and the inside of the
この実施の形態では以下の効果を奏する。
本ヒューム排煙システムは、空調装置9により温度調節された空気の送風量が、空調装置9とプッシュユニット1との間に設けられたダンパー11(送風量調節手段)の開度を変化させることで調節される。これにより、溶接時には、ヒュームを排煙させるに向けて好適な送風量の空気をプッシュユニット1から溶接ブース2内へ送風させて、また、段取り時には、ドラフト効果により溶接ブース2内が効果的に通気されるような送風量の空気をプッシュユニット1から溶接ブース2内へ送風させることができ、ヒューム排煙と溶接ブース2の温熱対策とを両立させることが可能になる。さらに、空調装置9により温度調節された空気がプッシュユニット1から溶接ブース2内へ送風されることで、夏場における溶接ブース2内の温度上昇が抑制されて段取り時の送風量が小さくて済み、段取り時にのみ空調装置9で温度調節された空気が作業者の背後から送風される従来のヒューム排煙システムと比較して、段取り時の送風量が極めて小さくて済み、作業者への負担を軽減させることができると共に光熱費を削減することが可能になる。
本ヒューム排煙システムは、送風量センサ14(送風量検出手段)により、プッシュユニット1から溶接ブース2内へ送風される空気の送風量が検出されるので、空調装置9からプッシュユニット1へ送風される空気の送風量が減少された場合であっても、ダンパー11の開度を増大させることにより、プッシュユニット1から溶接ブース2内へ送風される空気の必要送風量を確保することが可能になる。
本ヒューム排煙システムは、プッシュユニット1の吹出し口8に可動フィン15(送風方向調節手段)が設けられて、必要に応じて可動フィン15の角度が調節される。これにより、プッシュユニット1から溶接ブース2内へ送風される空気の温度に応じて、プッシュユニット1から溶接ブース2内へ送風される空気の送風方向を調節することが可能になる。したがって、溶接ブース2内には常時、ヒューム発生源3を通過するような気流Fが形成されて、プッシュユニット1から溶接ブース2内へ送風される空気の温度に拘わらずヒュームを効果的に排煙させることができる。
本ヒューム排煙システムは、マイクロコンピュータで構成された制御装置12により、ダンパー11(送風量調節手段)と可動フィン15(送風方向調節手段)とが協調制御される。これにより、例えば、段取り時には、ダンパー11の開度を増大させてプッシュユニット1から溶接ブース2内へ送風される空気の送風量を溶接時よりも増加させて、且つ、該増加された送風量に応じて可動フィン15の角度を調節してプッシュユニット1から溶接ブース2内へ送風される空気の送風方向を補正することができ、温熱対策に向けて効果的に溶接ブース2内を通気させることが可能になる。
本ヒューム排煙システムは、段取り時には、作業者の直上から当該作業者の正面に位置されたヒューム発生源3に向けてプッシュユニット1から溶接ブース2内へ送風される。これにより、溶接ブース2内には、残留されたヒュームを作業者から遠ざけるような気流Fが形成される。これにより、作業者は、防塵マスクなしでもヒュームを吸引してしまうことがなくマスクレス化が可能になり、ランニングコストを削減することが可能になる。
This embodiment has the following effects.
In the fume exhaust system, the amount of air blown at a temperature adjusted by the
In this fume flue gas system, since the air volume of the air blown from the
In this fume exhaust system, a movable fin 15 (air blowing direction adjusting means) is provided at the
In this fume exhaust system, the damper 11 (air blowing amount adjusting means) and the movable fin 15 (air blowing direction adjusting means) are cooperatively controlled by a
In the fume exhaust system, air is blown from the
なお、実施の形態は上記に限定されるものではなく、例えば次のように構成してもよい。
空調装置9と制御装置12とが接続されて、制御装置12によりプッシュユニット1から溶接ブース2内へ送風される空気の温度が空調装置9から出力される信号に基づいて制御装置12により認識されるが、例えば、プッシュユニット1の吹出し口8に設けられる温度センサによりプッシュユニット1から溶接ブース2内へ送風される空気の温度を検出させてもよい。この場合、プッシュユニット1から溶接ブース2内へ送風される空気が的確に把握されて、より適正な可動フィン15の制御を行うことが可能になる。
空調装置9からプッシュユニット1へ送風される空気の送風量が一定である場合、ダンパー11が、例えばエアシリンダ等のアクチュエータにより溶接時と段取り時との2段切換えされるようにして、ヒューム排煙システムを構成してもよい。この場合、制御装置による制御が簡素化されて、設備コストが削減されると共にシステムの信頼性を向上させることが可能になる。
空調装置9によるプッシュユニット1から溶接ブース2内へ送風される空気の温度調節が、温風、冷風、送風の3段階である場合、各段階にダンパー11が切換えられる手動セレクタを設けて、ヒューム排煙システムを構成してもよい。この場合、制御装置による制御がより簡素化されて、設備コストが削減されると共にシステムの信頼性を向上させることが可能になる。
In addition, embodiment is not limited above, For example, you may comprise as follows.
The
When the amount of air blown from the
When the temperature of the air blown from the
1 プッシュユニット、2 溶接ブース、4 プルユニット、8 吹出し口、9 空調装置、11 ダンパー(送風量調節手段)、12 制御装置(制御手段)、14 送風量センサ(送風量検出手段)、15 可動フィン(送風方向調節手段)
DESCRIPTION OF
Claims (6)
段取り時には、前記ブース内へ送風される空気の送風量を溶接時よりも増加させることを特徴とするヒューム排煙方法。 While blowing air whose temperature has been adjusted toward a push unit to fume source of the booth, by sucking the air in the booth air flow is formed in the booth by pull unit, it is formed in the booth A fume exhaust method that attracts fumes to the airflow and exhausts the fumes outside the booth,
A fume smoke exhausting method characterized in that, during setup, the amount of air blown into the booth is increased as compared to welding .
前記プッシュユニットから前記ブース内へ送風される空気の送風量が調節される送風量調節手段と、
前記プッシュユニットから前記ブース内へ送風される空気の送風方向が調節される送風方向調節手段と、
段取り時には、前記ブース内へ送風される空気の送風量を溶接時よりも増加させるように前記送風量調節手段を制御する制御手段と、
を具備することを特徴とするヒューム排煙システム。 While the air whose temperature is adjusted by the air conditioner is blown from the push unit toward the fume generation source in the booth, the air in the booth is sucked by the pull unit to form an air flow in the booth. A fume exhaust system that attracts fumes to the air flow formed in the booth and exhausts the fumes outside the booth ,
Blowing amount adjusting means for adjusting the blowing amount of air blown from the push unit into the booth ;
A blowing direction adjusting means for adjusting a blowing direction of air blown from the push unit into the booth;
At the time of setup, control means for controlling the air flow rate adjusting means so as to increase the air flow rate of air blown into the booth than at the time of welding;
A fume exhaust system characterized by comprising:
前記制御手段は、前記送風量検出手段の検出結果に基づいて前記送風量調節手段を制御することを特徴とする請求項3又は4に記載のヒューム排煙システム。 It comprises a blowing amount detection means for detecting the blowing amount of air blown from the push unit into the booth ,
It said control means, fume flue gas system according to claim 3 or 4, wherein the controller controls the air volume adjusting means based on a detection result of the air volume detecting means.
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