JP4099571B2

JP4099571B2 - Information storage device

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Publication number: JP4099571B2
Application number: JP2002118496A
Authority: JP
Inventors: 孝次船渡
Original assignee: Sony Corp
Current assignee: Sony Corp
Priority date: 2002-04-19
Filing date: 2002-04-19
Publication date: 2008-06-11
Anticipated expiration: 2022-04-19
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Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、高い信頼性を有する接触式コネクタ及びこれを用いたいわゆる外付け型の情報記憶装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
様々な機器間の接続を行うために用いられるコネクタは、一般にはソケットとプラグとを嵌合させて接続を図る形態のものが知られているが、その他にもソケットに対応する雌側コネクタとプラグに対応する雄側コネクタのそれぞれの接触面が平坦面とされ、互いに接触させることにより電気的な接続を行う形態を有する接触式コネクタも用いられている。例えば、カードスロットにカードを挿入して使用する記録媒体の如きメモリースティックやＳＤカードに接触式コネクタが用いられている。
【０００３】
また、これらの記録媒体の他、機器本体と着脱可能とされるハードディスクドライブ装置（以下、ＨＤＤと称して説明する。）も、パーソナルコンピュータ等の情報処理装置において、データやプログラムの書き込みや、記録されているデータ等の読み込みが行われる記録再生装置として重要な役割を果たしており、やはりコネクタを介して機器本体とＨＤＤ間が接続される。
【０００４】
このＨＤＤは、情報処理装置の本体ばかりでなく、情報処理装置本体に対して着脱自在とされる、いわゆるデタッチャブルタイプの記録媒体である小型の情報記憶装置（以下、ＤＨＤと称する。）としての用途も検討されている。このような情報記憶装置は、必要に応じて情報処理装置本体から取り外され、それ自体携帯されたり、情報処理装置本体とは別個に保管されたりする。さらには、携帯用機器に装着されて使用されることから、接続のためのコネクタは必須である。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、例えば上記ＤＨＤに取り付けられる接触式コネクタは、コネクタ同士が接触するだけで電気的な接続が行われるが故、コネクタ同士の接続に関して高い信頼性が重要になる。具体的に接触式コネクタに求められる性能としては、コネクタ同士の接触時にこれらコネクタが容易に壊れないこと、接触式コネクタを情報記憶装置に取り付け後に受ける衝撃によって容易に壊れないこと、コネクタ同士の電気的な接続の信頼性が高いこと、コネクタ同士を確実に接触させるための位置決め安定性が高いこと及びコンタクト表面の保護性が高いことなどが挙げられる。
【０００６】
しかしながら、接触式コネクタがコネクタ端子を樹脂部に埋め込むことにより形成された構造を有する場合には、接触式コネクタの着脱方向に対してコネクタ端子の端部が樹脂部に埋め込まれているだけでは十分な信頼性が得られない場合がある。例えば、周囲温度が変化するとコネクタ端子を形成する金属と樹脂部との熱膨張係数の違いにより、コネクタ端子のコンタクト面と樹脂部との間の結合が低下することがある。この状態のまま機器本体に対してＤＨＤを繰り返し着脱すると、コンタクト面がめくれてしまい、接触式コネクタが損傷を受ける場合がある。
【０００７】
また、接触式コネクタが損傷を受けた状態でＤＨＤをポケットに入れて携帯すると、接触式コネクタにポケット内の繊維くずが絡まってしまう不都合が生じる。さらに、接触式コネクタが損傷を受けた状態でＤＨＤを機器本体に挿入すると、機器本体側のコネクタを破損させる場合や接触不良を起こす場合もあり、信号伝達の信頼性の低下や機器本体とＤＨＤ間との間の情報の読み出し及び書き込みに支障が生じることもある。
【０００８】
さらに、機器本体に対してＤＨＤを繰り返し着脱するに際しては、ＤＨＤに取り付けられた接触式コネクタに応力が加わりことにより序々に接触式コネクタの損傷が進行して、機器本体とＤＨＤとの情報の授受に不具合が生じる場合もある。
【０００９】
また、ＨＤＤでは、ハードディスクへのデータの読み出し及び書き込みに際して、磁気ヘッドがディスクの表面から約十数ｎｍ乃至数十ｎｍ浮上した状態で行われるため、筐体の密閉性を高めることにより磁気ヘッドの浮上量を正常な状態に保持することが望ましいが、接触式コネクタが損傷を受けた場合には筐体の密閉性が低下し、ＨＤＤの正常な駆動を維持することが困難となる。さらに、筐体の密閉性が低下することにより、筐体外部から侵入したガスやイオンがディスク表面に付着することによりディスクに対するデータの読み出しや書き込みが出来なくなる不具合も発生する。
【００１０】
そこで、本発明は上記問題点を鑑みてなされたものであって、高い信頼性を有する接触式コネクタを備えた情報記憶装置を提供することを目的とする。
【００１１】
【課題を解決するための手段】
本発明の情報記憶装置は、機器本体に対して着脱自在とされる情報記憶装置において、ハードディスク駆動機構部と、前記ハードディスク駆動機構部を内部に収容する筺体と、コネクタ部とを備え、前記コネクタ部は、絶縁部と、前記絶縁部と一体的に形成されたコンタクト部とを備え、前記コンタクト部は、前記絶縁部から露出するコンタクト面を備えるとともに、前記コンタクト部の両端部が着脱方向に対して略垂直な方向に曲げられており、前記コンタクト面に対して前記絶縁部を挟んで対向する裏面には、少なくとも前記コネクタ部の長手方向の両端と中央に突部が形成されているとともに、前記突部は、前記筺体に形成された筺体側支持部に当接していることを特徴とする。
【００１２】
本発明の情報記憶装置においては、情報記憶装置に取り付けられるコネクタ部が損傷を受け難い構造を有していることにより、情報記憶装置自体の信頼性が高められる。
【００１３】
さらに、本発明の情報記憶装置は、コネクタ部の裏面側から支持する筺体側支持部を有することにより、情報記憶装置を機器本体に対して着脱するに際してコネクタ部に加わる応力によってコネクタ部が変形することを抑制することができる。
【００１４】
また、コネクタ部の裏面にも突部が形成されており、この突部と筺体側支持部とが当接することによりコンタクト部と筺体との間に空間が形成され、コンタクト部とハードディスク駆動機構部とが直接接することによってコネクタ部及びハードディスク駆動機構部の接続部の損傷を低減することができる。
【００１５】
また、情報記憶装置が繰り返し着脱されることにより、コネクタ部が徐々に損傷を受けることを抑制することができ、これにともなう情報記憶装置の性能の低下も抑制することができる。
【００１６】
さらに、コネクタ部が配置される情報記憶装置の一の面がコンタクト面より突出していることにより、ユーザがコンタクト面に直接触れることを低減することができ、コンタクト面の汚染や損傷による接触不良を低減することも可能となる。
【００１７】
さらに、本発明の情報記憶装置においては、筺体側支持部は、前記筺体を形成するに際して螺子が挿嵌されるボス部であることを特徴とする。
【００１８】
さらに、本発明の情報記憶装置においては、筺体側支持部のうち少なくとも一の筺体側支持部の前記突部に臨む領域は略平坦とされていることを特徴とする。
【００１９】
さらに、本発明の情報記憶装置においては、前記突部が筺体側支持部に当接することにより、コネクタ部をハードディスク駆動機構部から離間する空間が確保されることを特徴とする。
【００２０】
そして、前記空間には、コネクタ部とハードディスク駆動機構部との間の電気的な接続を行う導電部が配置されることを特徴とする。
【００２１】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る接触式コネクタ及びこれを用いた情報記憶装置の具体的な実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
【００２２】
先ず、図１乃至図７を参照しながら、本発明の接触式コネクタについて説明する。図１に示すように、コネクタ１は樹脂にコネクタ端子２を埋め込んで形成されており、機器本体側に設けられる端子と接触するコネクタ端子２のコンタクト面３は、コネクタ１が機器本体に臨む面の上部及び下部に列状に配置される。機器本体に臨む面の上部及び下部にコンタクト面３が露出するように配置されたこれらコネクタ端子２の間は絶縁材料である樹脂が充填された樹脂部４であり、コンタクト面３と樹脂部４の表面とは面一とされる。機器本体に、コネクタ１が取り付けられた情報記憶装置を挿入するに際して、機器本体に臨むコネクタ端子１のコンタクト面３に、機器本体の被コンタクト面が当接することにより、信号の入出力及び電源の供給が行われる。また、コネクタ１の裏側には、コネクタ端子２の一端が引き出され、情報記憶装置に収納されるハードディスク駆動機構部との間で信号の入出力及び電源の供給を行う。
【００２３】
さらに、図２にコネクタ１の斜視断面図を示し、コネクタ１について詳細に説明する。コネクタ端子２が樹脂部４と一体となるように埋め込まれてコネクタ１は形成され、例えばインサート成形によりコネクタ端子２が樹脂部４に埋め込まれる。コネクタ端子２の一方の端部２ａは、樹脂部４に入り込むように着脱方向に一度折り曲げられ、さらに着脱方向に対して略垂直な向きに折り曲げられた形状を有している。また、コネクタ端子２の他方の端部２ｂはコネクタ１の裏面からから引き出された引き出し部であり、着脱方向に対して略垂直な方向に曲げられた形状を有しており、コネクタ１の上段に配されたコネクタ端子は上側に、下段に配されたコネクタ端子は下側に向けて端部２ｂはそれぞれ折り曲げられている。コンタクト面３から端部２ｂに渡るコネクタ端子２の領域の一部は樹脂に覆われており、曲げ形状を有する端部２ｂがコネクタ端子２を覆う樹脂部４に係合されてコネクタ端子２の抜け止めとして機能を発揮する。情報記憶装置を組み上げるに際しては端部２ｂが接続先の導電部に当接して電気的な接続が行われる。従って、端部２ａ及び２ｂが、着脱方向に対してコネクタ端子２を樹脂部４に係合し、樹脂部４からのコネクタ端子２が抜けることを抑制する抜け止めとして機能する。また、コネクタ１のコンタクト面３と樹脂部４を挟んで対向するコネクタ１の裏面には突部５が形成されており、コネクタ１を裏面から支持することができる。
【００２４】
図３を参照しながら本発明の接触式コネクタに形成されるコネクタ端子の別の例について説明する。コネクタ端子１０の一方の端部１１ａは、コネクタ端子１０を樹脂部に入り込むように一旦着脱方向と平行に折り曲げ、さらに着脱方向と略垂直な方向に折り返すことによりコンタクト面１２が端部１１ａと樹脂部を挟んで対向する面を形成するように形成される。さらに、コネクタ端子１０の他方の端部１１ｂも着脱方向に対して略垂直に曲げられた形状とされ、コネクタ端子１０は、コンタクト面１２がコネクタ端子１０を埋め込む樹脂部から露出するように樹脂とコネクタ端子１０が一体とされたコネクタを形成する。ここで、端部１１ｂは、コネクタの樹脂部を挟んでコンタクト面１２と対向する裏面側に引き出され、コネクタ端子１０の抜け止めとして機能するとともに、コネクタが接続される導電部に当接して電気的な接続を行う。端部１１ａ、１１ｂは、コンタクト面１２と略平行になるように折り曲げられた形状を有することにより、コンタクト面１２に対して垂直な方向である着脱方向に対してコネクタ端子１０を樹脂部に係合し、コネクタ端子１０の抜け止めとして効果的に機能する。
【００２５】
また、図４は、本発明の接触式コネクタの別の例を示す斜視図である。コネクタ２０は、コンタクト面２２ａがそれぞれ面一になるように樹脂部２４に埋め込まれたコネクタ端子２２と、これらコンタクト面２２ａより突出するようにコンタクト面２３ａが形成されたコネクタ端子２３とから形成される。よって、コネクタ２０が取り付けられた情報記憶装置を機器本体に対して着脱するに際して、コンタクト面２３ａが他のコンタクト面２２ａより先に機器本体に面一に形成された被コンタクト面に当接することになる。従って、コネクタ端子２３にグランド端子を接続しておくことにより、機器本体と情報記憶装置との間の電気的な接続を安全に行うことが可能となる。また、コネクタ端子２２、２３のそれぞれの端部２２ｂ、２３ｂは、樹脂部２４を挟んでコンタクト面２２ａ、２３ａと対向する裏面側に引き出されており、情報記憶装置の接続先と当接して電気的に接続される。また、コネクタ２０は、面一とされるコンタクト面２２ａと、コンタクト面２２ａより突出したコンタクト面６２３ａのように２段階のコンタクト面を有する構成に限定されず、コンタクト面が３段階以上の段差を形成するように設けられていても良い。さらに、各コンタクト面の段差は任意に設定しても良く、情報記憶装置を機器本体に着脱するに際して優先的に接触させるコンタクト面が他のコンタクト面より突出するように形成することも可能であり、情報記憶装置と機器本体との間の電気的な接続の安全性を高めることができる。
【００２６】
さらに、図５乃至図７を参照しながら、本発明の接触式コネクタの別の例について説明する。図５に示すように、コネクタ３０は位置決めを行うガイド部としてコネクタ３０の両側に形成された位置決め孔３３ａ、３３ｂを有しており、位置決め孔３３ａ、３３ｂは、樹脂部３４のコネクタ３０が機器本体に臨む面に形成されている。位置決め孔３３ａは、その開口部が略円形になるように形成されており、コネクタ端子３２を挟んで位置決め孔３３ａの反対側に形成される位置決め孔３３ｂの開口部は略楕円形とされる。コネクタ３０が取り付けられた情報記憶装置を機器本体に着脱するに際して、機器本体に形成されたガイド部が位置決め孔３３ａ、３３ｂにそれぞれ挿嵌されて情報記憶装置の位置決めが行われる。ここで、位置決め孔３３ａの直径と位置決め孔３３ｂの短径は略等しい寸法とされ、２つの位置決め孔の両方の開口部を円形とする場合に比べて機器本体に形成されたガイド部間の間隔と、位置決め孔間の間隔とに誤差が生じていても円形の開口部を有する位置決め孔３３ａに一方のガイド部を挿嵌した後、位置決め孔３３ｂに他方のガイド部を挿嵌することにより両方のガイド部をそれぞれ位置決め孔３３ａ、３３ｂに挿嵌することができる。また、位置決め孔３３ａ、３３ｂの開口部の形状は、円形又は楕円形に限定されずその他の形状であっても良く、さらに３つ以上形成されても良い。本例は、コネクタ３０に位置決め孔を形成した例であるが、位置決め孔に限定されず、機器本体と情報記憶装置との間で位置決めを行うガイド部として機能する突条部がコネクタ３０に形成されていても良く、このときには機器本体に形成されるガイド部は位置決め孔とされて情報記憶装置と機器本体との間の位置決めが行われる。また、位置決めを行うガイド部は、コネクタ３０が機器本体に臨む面に形成されるに限定されず、コネクタ３０の側面又は上面に形成することもできる。
【００２７】
図６は、コネクタ３０が取り付けられた情報記憶装置の一例であり、情報記憶装置４０の機器本体に対して臨む面に位置決め孔３３ａ、３３ｂが臨むようにコネクタ３０が配置されている。ここで、コンタクト面３２ａに対して情報記憶装置４０の機器本体に臨む面４１は突出しており、ユーザが情報記憶装置４０を取り扱うに際して、直接コンタクト面３２ａにユーザが触れる頻度を低減することができ、コンタクト面３２ａの汚染や損傷による接触不良を低減することが可能となる。特に、情報記憶装置４０がユーザによって様々な場所に携帯されて用いられる場合には、コンタクト面３２ａにユーザが触れてしまうことが多いため、コンタクト面３２ａに直接ユーザが触れにくい構造とされていることにより、情報記憶装置４０を高い信頼性を有する情報記憶装置とすることができる。
【００２８】
また、図７に示すように、コネクタ５０は情報記憶装置４０が着脱される機器本体に配置されるコネクタであり、ガイド部５３ａ、５３ｂが位置決め孔３３ａ、３３ｂに対応する位置に形成されている。ガイド部５３ａ、５３ｂは位置決め孔３３ａ、３３ｂに挿嵌されて情報記憶装置４０と機器本体とが位置決めされた状態で着脱可能なように突状を呈している。さらに、情報記憶装置４０に配置されたコネクタ３０のコンタクト面３２ａと当接する被コンタクト面５２ａは、ガイド部５３ａ、５３ｂが形成された面より突出する面に露出するように形成されており、情報記憶装置４０が機器本体に挿入されるに際して、情報記憶装置４０の位置決め孔３３ａ、３３ｂが形成された面とコンタクト面とが、ガイド部５３ａ、５３ｂが形成された面と被コンタクト面５２ａが形成された面とにそれぞれ当接することにより情報記憶装置４０と機器本体との接続が行われる。また、コネクタ５０の被コンタクト面５２ａには、押しバネ５５が形成されており、コンタクト面３２ａと被コンタクト面５２ａとが当接する際の衝撃を緩和するとともに、接触圧力を高めることで接触信頼性を向上させる。
【００２９】
次に、本発明の接触式コネクタを応用した情報記憶装置について図８乃至図２７を参照しながら説明する。
【００３０】
図８は、情報記憶装置１００を組み上げた状態を示す斜視図であり、図９は情報記憶装置１００の分解斜視図である。図８及び図９に示すように、情報記憶装置１００は、ハードディスク駆動機構部１３０と、このハードディスク駆動機構部１３０を収容する筐体１０３と、コネクタ１６０とを有してなる。この情報記憶装置１００は、容量拡張用の拡張機器として、又は大量の画像、映像等のデータやプログラムを記録する記録媒体として、パーソナルコンピュータやビデオカメラ等（以下、情報記憶装置１００が接続される電子機器を単に機器本体と称して説明する。）に対して、ケーブル等を介さずに、上記コネクタ１６０によって直接情報記憶装置１００自体が着脱自在に接続され、携帯されて様々な場所で使用されることができるデタッチャブルタイプの情報記憶装置である。
【００３１】
ハードディスク駆動機構部１３０を収納する筐体１０３は、上ハーフ部１１０及び下ハーフ部１９０を備える。機器本体との間で信号の入出力及び電源供給を受けるコネクタ１６０は、筐体１０３の一の側面に臨むように取り付けられている。また、上ハーフ部１１０に形成された窓部１１５ａには摺動可能な状態で形成される誤消去防止爪１１５が臨む。コネクタ１６０が臨む情報記憶装置１００の一の側面を形成する上ハーフ部１１０の側面には窓部１１５ｂが設けられており、情報記憶装置１００を機器本体に挿入するに際して、窓部１１５ｂに臨む誤消去防止爪１１５が、情報記憶装置１００に対するデータの書き込みが可能か否かを機器本体に表示する。また、ユーザが窓部１１５ａに臨む誤消去防止爪１１５を摺動させて切り替えることにより、ユーザ自身が情報記憶装置１００に対するデータの書き込みが可能か否かを設定することができる。
【００３２】
これら上ハーフ部１１０と下ハーフ部１９０とは、例えば、金属又は繊維強化プラスチック等の合成樹脂によって形成され、図９に示すように、本例では下ハーフ部１９０の短辺側の一の側壁が切り欠かれ、この切り欠き部１９７にコネクタ１６０が取り付けられる。このコネクタ１６０には、電源ラインや信号ラインが形成された中継フレキシブルプリント基板（以下、中継ＦＰＣと表示）１７０を介してハードディスク駆動機構部１３０のコネクタピン１３３が接続される。情報記憶装置１００においては、このコネクタ１６０が直接機器本体の接続端子に接続されて機器本体からの電源供給や信号授受のインタフェィスとなり、筐体１０３内のハードディスク駆動機構部１３０に対する駆動電源の供給や信号の授受が行われる。
【００３３】
また、ハードディスク駆動機構部１３０は、図１０（ａ）及び（ｂ）に示すシャーシ１３５とトップカバー１３６とからなる空間内に、同図（ｃ）に示すように回転スピンドル１３７に装着された磁気ディスク１３８と、この磁気ディスク１３８に対する情報の記録・再生を行う磁気ヘッド１３１をヘッドアーム１３２を介して支持するヘッド位置決め用のアクチュエータ１３４とが形成されている。また、ハードディスク駆動機構部１３０には、シャーシ１３５の裏面側に、上述した各部品の駆動制御や磁気ディスク１３７への記録・再生を制御する電子回路が搭載された配線基板１３９が取り付けられている。そして、この配線基板１３９には、磁気ヘッド１３１に対する記録・再生信号の入出力用とスピンドルモータ（図示は省略する。）及びアクチュエータ１３４等に対する駆動電源接続用のコネクタピン１３３が、シャーシ１３５の一の側面に位置するよう取り付けられる。
【００３４】
続いて、図９及び図１１に示すように、ハードディスク駆動機構部１３０と筐体１０３との間には、外部からの振動や衝撃から筐体１０３内部のハードディスク駆動機構部１３０を保護するために、衝撃吸収用の緩衝材１４０が配置されている。緩衝材１４０は、例えば、ハードディスク駆動機構部１３０の四隅に配され、ハードディスク駆動機構部１３０を筐体１０３に収納した際に、外部から与えられる衝撃及び振動を吸収して、ハードディスク駆動機構部１３０の衝撃による破損を防止し、且つ正常な駆動を維持する。緩衝材１４０は弾性部材を所定の形状に成形して形成され、この弾性部材を形成する材料としては、弾性を有するゴムやゲル状物質等の粘弾性体を使用することができる。ゴムは、例えば天然ゴム（ＮＲ）、イソプレンゴム（ＩＲ）、スチレンゴム（ＳＢＲ）、ブチルゴム（ＩＩＲ）、ブタジエンゴム（ＢＲ）、ニトリルゴム（ＮＢＲ）、シリコンゴム、フッ素ゴム等の種々のゴムを使用することができ、例えば内外ゴム社製のハネナイト（商品名）、イノアックコーポレーション製のポロン（商品名）等が挙げられる。一方、ゲル状物質は、シリコーンゲルのようにシリコーンを主成分としたゲル状素材を使用することができ、例えばジェルテック社製のαゲル、βゲル、θゲル（いずれも商品名）等が挙げられる。また、緩衝材は、ゴム又ゲル状物質に限定されず、コイルバネや板バネ等の金属バネを使用することもできる。例えば、本例のように緩衝材１４０に中空部１４２を設けることにより緩衝材１４０を形成する材料を削減できるとともに弾性を高めることもできるが、中空部１４２が形成されていなくとも良い。
【００３５】
さらに、図９及び図１２に示すように、情報記憶装置１００は、上ハーフ部１１０と下ハーフ部１９０とにより挟み込まれるガスケット１２０を有する。ガスケット１２０には、ガスケット１２０の位置決めを行う突部１２１ａ乃至１２１ｃと、情報記憶装置１００を組み上げるに際して螺子が挿通される孔が形成された突部１２２ａ乃至１２２ｅとが形成されている。情報記憶装置１００を組み上げるに際して、ガスケット１２０は、上ハーフ部１１０と下ハーフ部１９０との間に生じる隙間を塞ぐように筐体の周縁に合わせて形成された筐体用密閉部材であり、筐体１０３の密封性を高める。
【００３６】
図１２に示すように、略方形枠体であるガスケット１２０の内側に突出するように形成された突部１２１ａ乃至１２１ｃには後述する位置決めピンが挿通される孔が形成されており、ガスケット１２０を下ハーフ部１９０に載置するに際して位置決めを行う。さらに、螺子２００が挿通される孔が形成された突部１２２ａ乃至１２２ｅは、ガスケット１２０が下ハーフ部１９０に載置されるに際して螺子孔を有するボス部に重なり合う。突部１２２ａ乃至１２２ｅが上ハーフ部１１０及び下ハーフ部１９０のそれぞれの側壁１１１、１９１と当接する表面には、突部１２２ａ乃至１２２ｅのそれぞれの周縁に沿ってリップ１２３が形成され、突部１２２ａ乃至１２２ｅに形成された孔周縁の密閉性を高める。また、ガスケット１２０の表面には、ガスケット１２０の表面から突出した突条部であるリップ１２４がガスケット１２０の形状に沿って形成されている。また、ガスケット１２０は、密閉性が高く、且つ弾性を有する材料である、例えばフッ素系ゴム若しくはエチレンプロピレンジエンゴムなどを用いて形成される。
【００３７】
続いて、コネクタ１６０について、図９及び図１３を参照しながら説明する。図１３（ａ）は、コネクタ１６０を上側からみた平面図であり、コネクタ１６０は、樹脂にコネクタ端子１６１を埋め込んで形成されており、機器本体側に設けられる端子と接触するコネクタ端子１６１のコンタクト面１６２は、コネクタ１６０が機器本体に臨む面の上部及び下部に列状に配置される。機器本体に臨む面の上部及び下部に配置されたこれらコネクタ端子１６１の間は樹脂が充填された樹脂部１６３であり、コネクタ端子１６１のコンタクト面１６２と樹脂部１６３の表面は面一とされる。機器本体に情報記憶装置１００を挿入するに際して、機器本体に臨むコネクタ端子１６１のコンタクト面１６２に、機器本体の端子が当接することにより、信号の入出力及び電源の供給が行われる。また、コネクタ１６０の裏側には、コネクタ端子１６１の一方の端部１６１ｂが着脱方向に対して略垂直に引き出され、中継ＦＰＣ７０に当接してハードディスク駆動機構部１３０との間で信号の入出力及び電源の供給を行う。コネクタ端子１６１は絶縁材料である樹脂部１６３と一体となるように埋め込まれてコネクタ１６０が形成され、例えばインサート成形によりコネクタ端子１６１が樹脂部１６３に埋め込まれる。樹脂部１６３に埋め込まれて外部からは見えないコネクタ端子１６１の一方の端部１６１ａ（図示せず）は着脱方向に対して略垂直な向きに曲げられた形状を有している。従って、情報記憶装置１００を機器本体に着脱するに際して、コネクタ端子１６１が樹脂部１６３から抜けることを抑制することが可能となる。さらに、コンタクト面１６２が形成される面に対して樹脂部１６３を挟む反対側の面である裏面には、コネクタ端子１６１の一方の端部１６１ｂが引き出されているとともに、コネクタに沿う両端と中央部に突部１６４が形成されている。同図（ｂ）は、コネクタ１６０の断面図であり、コネクタ１６０の上側と下側とにそれぞれコネクタ端子１６１の一方の端部１６１ｂが引き出されている。端部１６１ｂが引き出されるコネクタ１６０の裏面には、突部１６４が形成されている。突部１６４は、後述するように情報記憶装置１００を組み上げるに際して下ハーフ部１９０に形成された筐体側支持部と当接してコネクタ１６０を裏面側から支持するとともに中継ＦＰＣ１７０を配置する空間をコネクタ１６０とハードディスク駆動機構部１３０との間に確保する。また、本例のように突部１６４が３つ形成されている場合に限定されず、筐体１０３側に形成される筐体側支持部の形成位置及び形成数に合わせてコネクタ１６０に突部が形成されていれば良い。
【００３８】
続いて、図９及び図１４に示すように、情報記憶装置１００は、コネクタ１６０の周縁の密閉性を高めるために配されるパッキン１５０を有する。コネクタ１６０が嵌めこまれるコネクタ部用密閉部材であるパッキン１５０は、ガスケット１２０とコネクタ１６０とにより挟み込まれるとともに、コネクタ１６０と下ハーフ部１９０とにより挟み込まれて筐体１０３の密封性を高める。また、コネクタ１６０は、中継ＦＰＣ１７０とＩＤＥソケット１８０とを介してコネクタピン１３３と電気的に接続され、ハードディスク駆動機構部１３０への記録・再生信号の入出力と、電源の供給を行う。
【００３９】
図１４に示すように、パッキン１５０の外周縁には、リップ１５１、１５２が形成されており、枠体であるパッキン１５０の周縁に沿ってリップ１５１、１５２は延在する。本例では、情報記憶装置１００を組み上げるに際してパッキン１５０がガスケット１２０と当接し、パッキン１５０の外周縁のガスケット１２０に設けられたリップ１２４と重ならないような位置にリップ１５１、１５２は形成されている。よって、ガスケット１２０に形成されたリップ１２４が、パッキン１５０に形成されたリップ１５１、１５２との間に接しながら押圧されることにより、ガスケット１２０とパッキン１５０との間の密閉性が高められる。また、パッキン１５０に形成されるリップは２つ形成されるに限定されず、３つ以上形成されても良く、これらリップをパッキン１５０の周縁の表面に等間隔に形成してもよい。パッキン１５０に形成されたリップとガスケット１２０に形成されたリップが互いに重ならないような位置に形成された状態でパッキン１５０とガスケット１２０とを当接して押圧することにより、さらに筐体１０３の密閉性を高めることもできる。さらに、パッキン１５０の側部にもリップ１５１ａ、１５２ａが形成されており、後述するように下ハーフ部１９０に形成された切り欠き部１９７にリップ１５１ａ、１５２ａが押圧されることによりコネクタ１６０の側縁部の密閉性が高められる。また、パッキン１５０に適用な材料としては、ガスケット１２０と同様にフッ素系ゴム若しくはエチレンプロピレンジエンゴムなどの密閉性が高く、且つ弾性を有する材料を用いることができる。また、本例のようにガスケット１２０とパッキン１５０とが別々に形成される場合に限定されず、ガスケット１２０とパッキン１５０が一体とされた密閉部材を予め形成しておいても良く、ガスケット１２０とパッキン１５０とを別々に形成して互いに当接させる場合に比べ、ガスケット１２０とパッキン１５０との間における密閉性を高めることができる。また、部品点数を低減させることにより、情報記憶装置１００のコストの低減にも繋がる。
【００４０】
また、図９及び図１５に示すように、中継ＦＰＣ１７０はＩＤＥソケット１８０とコネクタ１６０とを電気的に接続し、信号伝達する。コネクタ端子に臨む面１７１とソケット側端子に臨む面１７２とはそれぞれ略平坦とされ、これら面１７１、１７２がコネクタ端子とソケット側端子とにそれぞれ当接され、電気的な接続が行われる。さらに、コネクタ端子が当接する面１７１には、コネクタの裏面に形成された突部１６４が挿通される開口部１７３ａ、１７３ｂが突部１６４の位置とサイズとに合わせて形成されている。
【００４１】
さらに、図９及び図１６に示すように、ＩＤＥソケット１８０は中継ＦＰＣ１７０と電気的に接続されるとともに、ハードディスク駆動機構部１３０に形成されたコネクタピン１３３を嵌合させて電気的に接続される。ＩＤＥソケット１８０の中継ＦＰＣ１７０に臨む側には、ソケット側端子１８１が引き出されており、これらソケット側端子１８１が中継ＦＰＣ１７０の面１７２と当接して電気的接続が行われることになる。
【００４２】
また、図９及び図１７に示すように、誤消去防止爪１１５は、摺動させるに際してユーザに位置決定の合図のためのクリック感を与えるために弾性片持梁１１８を有する。また、弾性片持梁１１８の下側には、誤消去防止爪１１５を摺動するに際してスライド感を安定させるリブ１１９が形成されている。さらに、誤消去防止爪１１５は、ユーザが誤消去防止爪１１５をスライドさせるに際してつまむ操作部１１７と、ハードディスク駆動機構部１３０がデータの書き込み可能か否かを機器本体に確認させる表示面１１６ｂを有する。表示面１１６ｂは、誤消去防止爪１１５を摺動させることにより上ハーフ部１１０に形成された窓部１１５ｂから機器本体を臨み、データの書き込みが可能か否かを機器本体側に検出させる。また、誤消去防止爪１１５は表示面１１６ａを有し、ユーザが窓部１１５ａに臨む表示面１１６ａを目視することができる。よって、情報記憶装置１００がデータの書き込みが可能か否かをユーザが直接目視をして確認することができる。
【００４３】
続いて、図９及び図１８に示すように、上ハーフ部１１０の周縁部である側壁１１１の内側には、螺子孔が形成されたボス部１１２ａ乃至１２ｅが形成されている。さらに、ボス部１１２ａ、１１２ｂにそれぞれ隣接するように形成されるストッパ１１３ａ、１１３ｂは、上ハーフ部１１０の底面１１４の側壁１１に沿った中心線に対して線対称な位置に形成されている。また、ボス部１１２ａも上ハーフ部１１０の底面１１４の側壁１１に沿った中心線に対して対称な位置に形成されているとともに、ボス部１１２ｂは側壁１１１ｂの短辺方向の中心に形成されている。従って、ボス部１１２ａ、１１２ｂに形成された螺子孔に螺子２００を挿嵌して筐体１０３を組み上げるに際して、上ハーフ部１１０と下ハーフ部１９０とにより押圧されるガスケット１２０及びパッキン１５０に一様に圧力が加わることとなり、上ハーフ部１１０と下ハーフ部１９０とにより挟み込まれたガスケット１２０の厚みを筐体１０３全体で略一定に保持することができる。また、コネクタ１６０とガスケット１２０により押圧されたパッキン１５０の厚みにばらつきも生じることなく、パッキン１５０の厚みをパッキン全体で略一定になるように保持することが可能となる。
【００４４】
さらに、螺子２００をボス部１１２ａ、１１２ｂに挿嵌して上ハーフ部１１０と下ハーフ部１９０とを止着して筐体１０３を組み上げるに際して、ストッパ１１３ａ、１１３ｂが上ハーフ部１１０と下ハーフ部１９０とによりガスケット１２０が過剰に押圧されることを規制し、押圧されたときのガスケット１２０の厚みを筐体１０３全体で略一定に保持することが可能となる。また、ストッパを形成しなう場合でも、ガスケット１２０により筐体１０３の密閉性を維持してもよい。
【００４５】
また、上ハーフ部１１０の周縁部を構成する短辺部である側壁１１１ａ、１１１ｂには、それぞれ螺子孔が形成されたボス部１１２ｂ、１１２ｃが形成されている。側壁１１１ａは、情報記憶装置１００を組み上げるに際してコネクタ１６０の上側に位置する周縁部であり、側壁１１１ａから上ハーフ部１１０の内側を臨む領域に、ボス部１１２ｃ及び１１２ｅが形成されている。ボス部１１２ｃは、側壁１１１ａの長手方向の略中央部に形成され、ボス部１１２ｅは底面１１４の側壁１１１に沿った中心線に対して線対称な位置に形成されている。さらに、上ハーフ部１１０の周縁部を構成し側壁１１１ａの反対側に位置する側壁１１１ｂの内側には、ボス部１１２ｂ、１１２ｄ及びストッパ１１３ｂが形成されている。ボス部１１２ｂは、側壁１１１ｂの長手方向の略中央部に形成され、ボス部１１２ｂの両側に形成されたストッパ１１３ｂは、ガスケット１２０が上ハーフ部１１０と下ハーフ部１９０とにより過剰に押圧されることを規制する。また、ボス部１１２ｄは、側壁１１１ｂに沿った両端に形成されている。
【００４６】
上ハーフ部１１０の周縁部を構成する側壁１１１のうち、コネクタ１６０の上側に位置することになる側壁１１１ａの内側には、ガスケット１２０及びパッキン１５０が筐体１０３内にずれ込むことを防止する保護壁１０６が、側壁１１ａの長手方向に沿って形成されている。また、側壁１１１ａの一方の端には、下ハーフ部１９０に形成される位置決めピンが挿嵌されるボス部１０７が形成されている。さらに、側壁１１１ａの他方の端には誤消去防止爪１１５が配置される非密閉空間を形成する隔壁１０８が形成され、情報記憶装置１００を組み上げたときに形成される密閉空間と非密閉空間とを隔絶する。また、誤消去防止爪１１５が配置される非密閉空間の底部には窓部１１５ａが形成されており、窓部１１５ａから臨む操作部１１７により誤消去防止爪１１５が摺動される。さらに、側壁１１１ａには、外部に開放された窓部１１５ｂが形成され、窓部１１５ｂから臨む誤消去防止爪１１５の表示面１１６ｂは、ハードディスク駆動機構部１３０がデータの書き込みが可能か否かを機器本体に検出させる。
【００４７】
さらに、図９、図１９及び図２０に示すように、情報記憶装置１００を構成する下ハーフ部１９０は、その周縁部である側壁１９１と、側壁１９１の内側に延設される保護壁１９２と、螺子孔が形成されたボス部１９３ａ乃至１９３ｅと、位置決めピン１９４ａ乃至１９４ｃと、ストッパ１９５ａ、１９５ｂとを有する。
【００４８】
図９に示すように、下ハーフ部１９０の側壁１９１の内側に形成された保護壁１９２は、上ハーフ部１１０と下ハーフ部１９０とによりガスケット１２０を押圧して挟み込むに際して、ガスケット１２０が変形して筐体１０３の内部にずれ込むことを防止する。
【００４９】
ストッパ１９５ａ、１９５ｂは、下ハーフ部１９０の側壁１９１に沿って形成されており、同様に上ハーフ部１１０の周縁部である側壁１１１の内側にもストッパが形成されている。情報記憶装置１００を組み上げるに際して、上ハーフ部１１０と下ハーフ部１９０とにそれぞれ形成されたストッパが当接することにより、ガスケット１２０が上ハーフ部１１０と下ハーフ部１９０とにより過剰に押圧されることがなく、ガスケット１２０の厚みを筐体１０３全体で略一定に規制することができる。これにより筐体１０３全体の密閉性を高めることができる。
【００５０】
ボス部１９３ａ乃至１９３ｅは、螺子孔を有しており、この螺子孔に螺子２００を挿嵌して上ハーフ部１１０と下ハーフ部１９０とを止着して筐体１０３を形成する。これらボス部のうち切り欠き部１９７を臨む領域に形成されるボス部１９３ｃは、コネクタ１６０を裏側から支持する筐体側支持部として機能させることもできる。
【００５１】
位置決めピン１９４ａ乃至１９４ｃは、筐体１０３を形成するに際して、上ハーフ部１１０、下ハーフ部１９０及びガスケット１２０を重ね合わせる際に生じる位置ずれを防止する。ガスケット１２０には位置決めピン１９４ａ乃至１９４ｃに合わせて形成された突部１２１ａ乃至１２１ｃに位置決め孔が設けられており、これら位置決め孔に位置決めピン１９４ａ乃至１９４ｃをそれぞれ挿通させてガスケット１２０を位置決めする。さらに、上ハーフ部１１０にも、位置決めピンが挿通される位置決め孔を形成しておくことにより、筐体１０３全体でさらに精度良く位置決めを行うこともできる。
【００５２】
図１９を参照してさらに詳細に説明すると、下ハーフ部１９０の側壁１９１の内側には、ボス部１９３ａ乃至１９３ｅが形成されており、これらのボス部に形成された螺子孔は、ガスケット１２０を介在させた状態で上ハーフ部１１０と下ハーフ部１９０とを螺子で止着するに際して、上ハーフ部１１０に形成されたボス部が有する螺子孔と連通した状態で螺子が挿嵌される。このとき、ガスケット１２０にも螺子を挿通する孔が形成されており、ガスケット１２０は上ハーフ部１１０及び下ハーフ部１９０とともに止着される。また、ストッパ１９５ａ、１９５ｂは、上ハーフ部１１０と下ハーフ部１９０とを止着する際に、上ハーフ部１１０に形成されたストッパとそれぞれ当接し、上ハーフ部１１０と下ハーフ部１９０とによるガスケット１２０への過剰な押圧を規制する。さらに、ガスケット１２０を下ハーフ部１９０に載置するに際して、位置決めピン１９４ａ、１９４ｂ、１９４ｃはガスケット１２０の突部１２１ａ、１２１ｂ及び１２１ｃに形成された位置決め孔に挿通され、ガスケット１２０の位置合わせを行う。特にガスケット１２０がゴムなどの弾性を有する部材で形成された場合には、位置決めが不安定であり、位置決めピン１９４ａ、１９４ｂ及び１９４ｃにより位置合わせをすることでガスケット１２０だけでなく上ハーフ部１１０も下ハーフ部１９０の側壁１９１上から殆ど位置ずれることなく載置される。また、コネクタ１６０が配置される切り欠き部１９７と反対側に位置する側壁１９１ｂの内側にはボス部１９３ｂの両側にはストッパ１９５ｂが形成されており、下ハーフ部１９０の周縁部を構成する側壁１９１の短辺部である側壁１９１ｂにおいても、ガスケット１２０を上ハーフ部１１０と下ハーフ部１９０とにより過剰に押圧することを規制する。
【００５３】
ここで、下ハーフ部１９０の側壁１９１近傍の拡大図を図２０に示し、側壁１９１の内側に形成されたボス部１９３ａ、ストッパ１９５ａ及び位置決めピン１９４ａの構造についてさらに詳細に説明する。ボス部１９３ａは、側壁１９１と略同じ高さになるように形成されており、ボス部１９３ａの上面と側壁１９１の上面は、略連続した平坦面を形成する。従って、ガスケット１２０を側壁１９１の上面に載置するに際して、凹凸が殆どない面にガスケット１２０を載置することができる。また、ストッパ１９５ａを形成した目的は、螺子の締め過ぎなどによりガスケット１２０の厚みが下ハーフ部１９０の形状に沿ってばらつくことを防止することであり、ストッパ１９５ａの上面が側壁１９１の上面より高い位置に形成され、ガスケット１２０が上ハーフ部１１０と下ハーフ部１９０とに押圧されるに際してガスケット１２０の厚みを一定寸法だけ確保するように、ストッパはガスケット１２０が過剰に押圧されることを規制する。位置決めピン１９４ａも、ストッパ１９５ａと同様に側壁１９１の上面より高い位置に位置決めピン１９４ａの頭頂部が位置するように形成されている。螺子孔を有するボス部１９３ａ、ストッパ１９５ａ及び位置決めピン１９４ａが隣接し、且つ側壁１９１に近接して形成されているので、上ハーフ部１１０、ガスケット１２０及び下ハーフ部１９０の位置ずれやガスケット１２０の厚みばらつきを効果的に防止しながら情報記憶装置１００を組み上げることができる。
【００５４】
さて、次に、図８に示した情報記憶装置１００の上ハーフ部１１０とガスケット１２０とを取り除き、ハードディスク駆動機構部１３０が収納された筺体１０３の内部構成を図２１に示す。コネクタ１６０は、その周囲をパッキン１５０で覆われた状態で下ハーフ部１９０の切り欠き部１９７に配置されている。情報記憶装置１００を組み上げるに際して、ガスケット１２０はパッキン１５０の上面に当接するように配置され、コネクタ１６０が嵌め込まれたパッキン１５０は、ガスケット１２０と下ハーフ部１９０との間に挟み込まれてコネクタ１６０の周囲が密閉されることになる。また、中継ＦＰＣ１７０はコネクタ１６０の裏面に当接した状態で突部１６４を開口部１７３ａ、１７３ｂにそれぞれ挿通させ、面１７２がハードディスク駆動機構部１３０との電気的な接続を行う。尚、ＩＤＥソケット１８０は、ソケット側端子が中継ＦＰＣ１７０の面１７２に当接した状態で、ソケット側端子の反対側の面にコネクタピン１３３が嵌合されるため、図２１では、中継ＦＰＣ１７０とハードディスク駆動機構部１３０との間に位置することとなり、外部からは直接ＩＤＥソケット１８０をみることはできない。さらに、開口部１７３ａ、１７３ｂに挿通された突部１６４がボス部１９３ｃ、１９３ｅに当接してコネクタ１６０を裏面から支持する。このとき、コネクタ１６０がボス部１９３ｃ、１９３ｅにより支持されることにより、コネクタ１６０とハードディスク駆動機構部１３０との間に中継ＦＰＣ１７０を配置する空間が確保されることになる。なお、図１９及び図２２に示すように、ボス部１９３ｃ、１９３ｅのうち少なくとも一のボス部１９３ｃのコネクタ１６０の突部１６４に臨む領域は略平坦とされている。
【００５５】
さらに、図２２乃至図２４を参照しながらコネクタ１６０近傍の構造について詳細に説明する。図２２は、下ハーフ部１９０の切り欠き部１９７に配置されたコネクタ１６０近傍を拡大して示した斜視図である。尚、中継ＦＰＣ１７０とＩＤＥソケット１８０は図示していない。コネクタ１６０の上側には、コネクタ１６０がはめ込まれたパッキン１５０の周縁部に形成されたリップ１５１、１５２が切り欠き部１９７の両端を差し渡しするように位置している。パッキン１５０からさらに筐体１０３の内側にはコネクタ端子１６１の一方の端部１６１ｂが下側と上側とにそれぞれ引き出されている。端部１６１ｂの筐体１０３内部に望む面は略面一をなしているとともに、下ハーフ部１９０に形成されたボス部１９３ｃ、１９３ｅとコネクタ１６０に形成された支持部が当接することにより中継ＦＰＣを配置することができる空間がコネクタ１６０とハードディスク駆動機構部１３０との間に確保されている。
【００５６】
図２３は、コネクタ１６０とハードディスク駆動機構部１３０がＩＤＥソケット１８０と中継ＦＰＣ１７０とにより接続された状態を説明図である。中継ＦＰＣ１７０に形成された開口部１７３ａ、１７３ｂに突部１６４が挿通されて中継ＦＰＣ１７０とコネクタ１６０とが接続される。また、図示しないコネクタ端子の一方の端部１６１ｂがコネクタ１６０の裏面から引き出されており、面１７１と当接した状態でコネクタ１６０と中継ＦＰＣ１７０との間の電気的な接続を行う。ここで、コネクタ１６０のコンタクト面１６２が面一になるように形成されているが、何れか一のコンタクト面が他のコンタクト面より突出していても良く、突出したコンタクト面をグランド端子と接続しておくことにより、情報記憶装置と機器本体との間で先ずグランド端子が接続されることになり、機器本体との電気的な接続を安全に行うことができる。
【００５７】
図２４は、図２１のコネクタ近傍を拡大した斜視図である。突部１６４がボス部１９３ｃ、１９３ｅと当接することにより確保された空間に中継ＦＰＣ１７０が配置されることによりコネクタ１６０とハードディスク駆動機構部１３０との電気的な接続が行われている。さらに、コネクタ１６０がボス部１９３ｃ、１９３ｅにより裏面側から支持されていることにより情報記憶装置１００を機器本体に挿入するに際して、コネクタ１６０に加わる応力によるコネクタ１６０の反りを抑制することができ、情報記憶装置１００が機器本体と繰り返し着脱されたとしてもコネクタ１６０の損傷を低減することができるとともに、コネクタ１６０乃至ハードディスク駆動機構部１３０にかけての電気的な接続を維持することが可能となる。また、情報記憶装置を機器本体に挿入するに際して、機器本体に形成されるコネクタがばね力により情報記憶装置を構成するコネクタに当接すると、ばね力が大きい場合や、ばねの数が多い場合（端子数が多い場合）には、コネクタ中央部に弓状の反りが発生し、かえって機器本体と情報記憶装置とにそれぞれ形成されたコネクタ間の接触を低下させてしまう。また、コネクタ間の接触に不具合が起こるような反りが直ちに発生しなくとも、ばね力により序々にコネクタの変形が進行し、機器本体と情報記憶装置との間の信号の授受及び電源の供給に不具合が生じる場合もある。本例では、コネクタ１６０を裏面から支持する支持部としても機能するボス部１９３ｃが切り欠き部１９７に臨む領域に１つ形成されているが、コネクタ１６０の裏面と当接するように複数のボス部が形成され、これらボス部を支持部として機能させることによりコネクタ１６０を支持することもできる。複数のボス部によりコネクタ１６０を支持することにより、さらにコネクタ１６０を安定した状態で支持することが可能となる。従って、情報記憶装置１００を組み上げるに際して、ボス部１９３ｃ、１９３ｅをコネクタを支持する支持部として兼用することにより、密閉性が保持されるだけに止まらず、部品点数の増加を招くことなく高い信頼性を有するコネクタを備える情報記憶装置を提供することができる。
【００５８】
また、ハードディスク駆動機構部１３０を収納する筐体１０３内部を密閉することができる構造について詳細に説明する。図２５は、図２１に示したボス部１９３ａ、位置決めピン１９４ａ及びストッパ１９５ａ近傍の拡大図であり、下ハーフ部１９０の周縁部にガスケット１２０が載置された状態を示す。側壁１９１に載置されたガスケット１２０の上面に延在するリップ１２４は、上ハーフ部１１０の側壁１１１に押圧された際に圧縮されて、下ハーフ部１９０の側壁１９１と上ハーフ部１１０の側壁１１１との間の密閉性を保持する。さらに、突部１２２ａの表面に形成され、螺子２００の周方向に沿って延在するリップ１２３は、ボス部１９３ａに形成された螺子孔に螺子２００を挿嵌して締め上げることにより上ハーフ部１１０とガスケット１２０と下ハーフ部１９０とを止着するに際して、上ハーフ部１１０と下ハーフ部１９０に押圧されてボス部１９３ａに形成された螺子孔近傍の密閉性を保持する。ガスケット１２０に形成されたリップ１２４は、本例のように上ハーフ部１１０の側壁１１１と下ハーフ部１９０の側壁１９１にそれぞれ臨む面に形成されており、ガスケット１２０の上面及び下面の両面にリップが形成されていることにより筐体１０３の密閉性をさらに高めることが可能となる。
【００５９】
また、図２６に示すように、コネクタ１６０が配置される切り欠き部１９７に対して、下ハーフ部１９０の反対側の一の側壁１９１ｂの内側には、螺子孔が形成されたボス部１９３ｂに隣接するようにストッパ１９５ｂが形成されている。枠体であるガスケット１２０の短辺部の内側に突出する突部１２２ｂは、ボス部１９３ｂに重なり、ボス部１９３ｂに設けられた螺子孔と突部１２２ｂに設けられた孔が連通して螺子が挿嵌される。突部１２２ｂの表面には、孔の周方向に延在するようにリップ１２３が形成されており、上ハーフ部１１０及び下ハーフ部１９０のそれぞれの側壁１１１ｂ、１９１ｂにより押圧されてボス部１９３ｂに形成された螺子孔近傍の密閉性を保持する。また、ボス部１９３ｂの両側に形成されたストッパ１９５ｂの上面の位置は、側壁１９１ｂの上面より高い位置とされ、ストッパ１９５ｂの上面はガスケット１２０の厚みより小さい寸法だけ側壁１９１ｂの上面より突出する。例えば、ガスケット１２０の両面にリップ１２４が形成されてこれらリップ１２４の厚みが０．３ｍｍで、ガスケット１２０の平坦部の厚みが１ｍｍ程度である場合には、ストッパ１９５ｂの上面が側壁１９１ｂの上面より突出する寸法は１ｍｍ程度とされ、ガスケット１２０の厚み寸法の減少率が元の寸法の３０％程度になるようにストッパ１９５ｂでガスケット１２０への過剰な押圧を規制しながら上ハーフ部１１０と下ハーフ部１９０とによりガスケット１２０が押圧されるとガスケット１２０自体の気密性が効果的に発揮される。
【００６０】
続いて、コネクタ１６０が嵌め込まれたパッキン１５０とガスケット１２０とが上ハーフ部１１０と下ハーフ部１９０に配置される状態について図２７を参照しながら詳細に説明する。図２７は、コネクタ１６０が嵌めこまれたパッキン１５０と、ガスケット１２０が当接する状態を拡大して示した斜視断面図であり、ボス部１９３ｃの上面を覆うようにガスケット１２０に形成された突部１２１が重なり、ボス部１９３ｃと突部１２１に形成された螺子孔が連通して一の螺子孔を形成する。突部１２１の両面には螺子孔を巻回するようにリップ１２３が形成されており、ボス部１９３ｃの上面と上ハーフ部１１０に形成されたボス部１１２ｃとによりリップ１２３が押圧され、螺子孔近傍の密閉性が保持される。さらに、ガスケット１２０の両面には、枠体であるガスケット１２０を形成する周縁部に沿ってリップ１２４が形成されており、ガスケット１２０の裏面に形成されたリップ１２４が、パッキン１５０に形成された２つのリップ１５１、１５２の間に当接する。また、下ハーフ部１９０と当接するパッキン１５０の表面にも２つのリップ１５４、１５５が断面略円弧状を呈するように形成されており、パッキン１５０の形状に沿って延在する。下ハーフ部１９０に当接する２つのリップ１５４、１５５は、下ハーフ部１９０の底面に形成された２つの突条部１９９ａ、１９９ｂに当接し押圧されることによりコネクタ１６０の下ハーフ部１９０側の領域が密閉される。
【００６１】
よって、筐体１０３の側面部の密閉性、螺子孔近傍の密閉性及びコネクタ１６０周囲の密閉性を高めることにより、筐体１０３全体の密閉性を高めることが可能となり、筐体１０３に収納されるハードディスク駆動機構部１３０を密閉することができる。従って、外気圧の変化に起因するハードディスク駆動機構部１３０の誤動作、及び筐体１０３外部から侵入する物質によるハードディスク駆動機構部１３０自身の劣化を低減することができる。さらに、情報記憶装置１００を機器本体と着脱するに際してコネクタ端子１６１がコネクタ１６０から抜け難いようにコネクタ端子１６１の両端部１６１ａ、１６１ｂが着脱方向に対して略垂直に曲げられた形状を有している。よって、コネクタ１６０の信頼性が確保されるとともに、ボス部１９３ｃ、１９３ｅにより突部１６４を支持することにより、情報記憶装置１００を機器本体から着脱するに際して、コネクタ１６０の反り及び破損を低減することができ、情報記憶装置１００の密閉性も維持されることになる。
【００６２】
以上述べたように、コネクタ自身の信頼性が確保されるだけでなく、信頼性の高い接触式コネクタを情報記憶装置に配置することにより情報記憶装置の密閉性を維持することが可能となり、ハードディスク駆動機構部の正常な駆動及びディスクの劣化が抑制することができる情報記憶装置を提供することが可能となる。
【００６３】
【発明の効果】
本発明の接触式コネクタの構造によれば、繰り返し着脱された場合でもコネクタ端子が損傷を受けることを抑制することができ、信頼性の高い接触式コネクタを提供することができる。さらに、着脱されるに際して加わる応力によるコネクタの反りや破損を低減することができるので、コネクタの自身の信頼性が確保することができる。また、コンタクト面と、接続先である機器本体に形成された被コンタクト面との位置合わせを行うガイド部を形成することにより確実に機器本体とコネクタとの接続を行うことが可能となる。さらに、コンタクト面が面一でなく、一のコンタクト面が他のコンタクト面より突出していることにより、グランド端子を最も早く被コンタクト面に接続することができ、コネクタと機器本体との電気的な接続を安全に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に係る接触式コネクタの斜視図である。
【図２】同接触式コネクタを拡大して示した斜視断面図である。
【図３】同接触式コネクタに埋め込まれるコネクタ端子の別の例を示す斜視図である。
【図４】同接触式コネクタの別の例を示す斜視図である。
【図５】同接触式コネクタの別の例を示す斜視図である。
【図６】同接触式コネクタが取り付けられた情報記憶装置を示す斜視図である。
【図７】機器本体に形成されるコネクタの一例を示す斜視図である。
【図８】本発明に係る情報記憶装置の斜視図である。
【図９】同情報記憶装置の分解斜視図である。
【図１０】ハードディスク駆動機構部の構成を示す図であり、（ａ）はトップカバー側から見た斜視図、（ｂ）は配線基板側から見た斜視図、（ｃ）は内部の概略構成を示す図である。
【図１１】同情報記憶装置の緩衝材の一例を示す斜視図である。
【図１２】同情報記憶装置のガスケットの一例を示す斜視図である。
【図１３】同情報記憶装置のコネクタの構造を説明する図であり、（ａ）は平面構造図、（ｂ）は断面構造図である。
【図１４】同情報記憶装置のパッキンの一例を示す斜視図である。
【図１５】同情報記憶装置の中継ＦＰＣの一例を示す斜視図である。
【図１６】同情報記憶装置のＩＤＥソケットの一例を示す斜視図である。
【図１７】同情報記憶装置の誤消去防止爪の一例を示す斜視図である。
【図１８】同情報記憶装置の上ハーフ部の構造の一例を示す斜視図である。
【図１９】同情報記憶装置の下ハーフ部の構造の一例を示す斜視図である。
【図２０】同情報記憶装置の下ハーフ部のボス部近傍を拡大して示した斜視図である。
【図２１】同情報記憶装置の上ハーフ部を取り外した状態の内部構造を示す斜視図である。
【図２２】同情報記憶装置のコネクタ近傍の構造を示す斜視断面図である。
【図２３】同情報記憶装置の中継ＦＰＣとコネクタの接続状態を説明する図である。
【図２４】同情報記憶装置のコネクタ近傍の構造を示す斜視断面図である。
【図２５】同情報記憶装置の上ハーフ部を取り外した際の下ハーフ部に形成されたボス部近傍を拡大して示した斜視断面図である。
【図２６】同情報記憶装置の切り欠き部が形成された側壁と反対側の側壁の内側に形成されたボス部近傍を拡大して示した斜視断面図である。
【図２７】ガスケットとパッキンが当接する状態を説明する斜視断面図である。
【符号の説明】
１、２０、３０、５０、１６０コネクタ２、１０、２２、２３、３２、１６１コネクタ端子２ａ、２ｂ、１１ａ、１１ｂ、２２ｂ、１６１ａ、１６１ｂ、３０１ａ端部３、１２、２２ａ、２３ａ、３２ａ、１６２、３０３コンタクト面
４、２４、３４、１６３、３０２樹脂部５、１２１、１２１ａ、１２１ｂ、１６４突部３３ａ、３３ｂ位置決め孔、４０、１００情報記憶装置、５２ａ被コンタクト面５３ａ、５３ｂガイド部、５５バネ、１０３筐体
１０６、１９２保護壁、１０７ボス部、１０８隔壁、１１０上ハーフ部１１１、１１１ａ、１１１ｂ、１９１、１９１ｂ側壁１１２ａ、１１２ｂ、１１２ｃ、１１２ｄ、１１２ｅボス部１１３ａ、１１３ｂストッパ、
１１４底面、１１５誤消去防止爪１１５ａ、１１５ｂ窓部、１１６ａ、１１６ｂ表示面、１１７操作部１１８弾性片持梁、１１９リブ、１２０ガスケット、１２３、１２４リップ１３０ハードディスク駆動機構部、１３１磁気ヘッド、１３２ヘッドアーム１３３コネクタピン、１３４アクチュエータ、１３５シャーシ、１３６トップカバー１３７回転スピンドル、１３８磁気ディスク、１３９配線基板、１４０緩衝材１４２中空部、１５０パッキン、１５１、１５１ａ、１５４リップ、１８０ソケット１８１ソケット側端子、１９０下ハーフ部、１９３ａ、１９３ｂ、１９３ｃボス部１９４ａ位置決めピン、１９５ａ、１９５ｂストッパ、１９９ａ突条部[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a contact connector having high reliability and a so-called external type information storage device using the same.
[0002]
[Prior art]
The connector used to connect various devices is generally known to have a configuration in which a socket and a plug are fitted together to make a connection. A contact-type connector having a configuration in which each contact surface of the male connector corresponding to the plug is a flat surface and is electrically connected by contacting each other is also used. For example, a contact-type connector is used for a memory stick such as a recording medium used by inserting a card into a card slot or an SD card.
[0003]
In addition to these recording media, hard disk drive devices (hereinafter referred to as HDDs) that can be attached to and detached from the device main body are also used in information processing devices such as personal computers to write and record data and programs. It plays an important role as a recording / reproducing apparatus in which read data is read, and the apparatus body and the HDD are also connected via a connector.
[0004]
This HDD is used not only as a main body of an information processing apparatus but also as a small information storage device (hereinafter referred to as DHD) which is a so-called detachable type recording medium that is detachable from the main body of the information processing apparatus. Has also been considered. Such an information storage device is removed from the information processing apparatus main body as necessary, and is carried by itself or stored separately from the information processing apparatus main body. Furthermore, since it is used by being mounted on a portable device, a connector for connection is essential.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, for example, since the contact type connector attached to the DHD is electrically connected only by contacting the connectors, high reliability is important for the connection between the connectors. Specifically, the performance required for the contact type connectors is that these connectors are not easily broken when the connectors are in contact with each other, that the contact type connectors are not easily broken by an impact received after being attached to the information storage device, For example, the reliability of general connection is high, the positioning stability for ensuring contact between the connectors is high, and the contact surface is highly protective.
[0006]
However, when the contact type connector has a structure formed by embedding the connector terminal in the resin part, it is sufficient that the end of the connector terminal is embedded in the resin part with respect to the attaching / detaching direction of the contact type connector. May not be reliable. For example, when the ambient temperature changes, the coupling between the contact surface of the connector terminal and the resin portion may be reduced due to the difference in thermal expansion coefficient between the metal forming the connector terminal and the resin portion. If the DHD is repeatedly attached to and detached from the device main body in this state, the contact surface is turned over and the contact connector may be damaged.
[0007]
In addition, when the DHD is carried in a pocket while the contact connector is damaged, there is a problem that fiber scraps in the pocket get tangled with the contact connector. Furthermore, if the DHD is inserted into the device main body with the contact-type connector damaged, the connector on the device main body side may be damaged or a contact failure may occur. There may be a problem in reading and writing information between.
[0008]
Furthermore, when the DHD is repeatedly attached to and detached from the device main body, stress is applied to the contact type connector attached to the DHD, so that the contact type connector is gradually damaged, and information is exchanged between the device main unit and the DHD. In some cases, problems may occur.
[0009]
Also, in the HDD, when reading and writing data to and from the hard disk, the magnetic head is lifted from the surface of the disk by about a few dozen nm to a few tens of nm. Although it is desirable to maintain the flying height in a normal state, when the contact-type connector is damaged, the sealing performance of the housing is lowered, and it is difficult to maintain the normal drive of the HDD. Furthermore, since the sealing property of the casing is lowered, there is a problem that data or data cannot be read from or written to the disk due to gas or ions entering from the outside of the casing adhering to the disk surface.
[0010]
  Accordingly, the present invention has been made in view of the above problems, and is a contact connector having high reliability.WithAn object is to provide an information storage device.
[0011]
[Means for Solving the Problems]
  An information storage device according to the present invention is an information storage device that is detachable from an apparatus main body, and includes a hard disk drive mechanism, a housing that houses the hard disk drive mechanism, and a connector. The contact portion includes an insulating portion and a contact portion formed integrally with the insulating portion, and the contact portion includes a contact surface exposed from the insulating portion, and both end portions of the contact portion are in a detachable direction. Bend in a direction almost perpendicular toIn addition, protrusions are formed at least on both ends and the center in the longitudinal direction of the connector part on the back surface facing the contact surface with the insulating part interposed therebetween, and the protrusions are formed on the casing. Abutted against the frame-side support portionIt is characterized by that.
[0012]
  In the information storage device of the present invention, since the connector portion attached to the information storage device has a structure that is not easily damaged, the reliability of the information storage device itself is enhanced.
[0013]
  Furthermore, the information storage device of the present invention has a housing side support portion that is supported from the back side of the connector portion, so that the connector portion is deformed by stress applied to the connector portion when the information storage device is attached to or detached from the apparatus main body. This can be suppressed.
[0014]
  Also, a protrusion is formed on the back surface of the connector portion, and a space is formed between the contact portion and the housing by contacting the protrusion and the housing side support portion, and the contact portion and the hard disk drive mechanism portion. Can directly reduce the damage of the connector part and the connection part of the hard disk drive mechanism part.
[0015]
  Moreover, it is possible to suppress the connector portion from being gradually damaged by repeatedly attaching and detaching the information storage device, and it is also possible to suppress a decrease in the performance of the information storage device.
[0016]
  Furthermore, since one surface of the information storage device on which the connector portion is arranged protrudes from the contact surface, it is possible to reduce the user's direct contact with the contact surface, and to prevent poor contact due to contact surface contamination or damage. It can also be reduced.
[0017]
  Furthermore, in the information storage device of the present invention, the housing side support portion is a boss portion into which a screw is inserted when the housing is formed.
[0018]
  Furthermore, in the information storage device of the present invention, the region facing the protrusion of at least one of the housing side support portions is substantially flat.
[0019]
  Furthermore, the information storage device of the present invention is characterized in that a space for separating the connector portion from the hard disk drive mechanism portion is ensured by contacting the protrusion with the housing side support portion.
[0020]
  The space is provided with a conductive portion that performs electrical connection between the connector portion and the hard disk drive mechanism portion.
[0021]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, specific embodiments of a contact-type connector and an information storage device using the same according to the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
[0022]
First, the contact-type connector of the present invention will be described with reference to FIGS. As shown in FIG. 1, the connector 1 is formed by embedding a connector terminal 2 in a resin, and the contact surface 3 of the connector terminal 2 that comes into contact with the terminal provided on the device main body side is a surface on which the connector 1 faces the device main body. Are arranged in a row at the top and bottom. Between these connector terminals 2 arranged so that the contact surface 3 is exposed at the upper and lower portions of the surface facing the device body, there is a resin portion 4 filled with a resin as an insulating material, and the contact surface 3 and the resin portion 4 It is assumed to be flush with the surface. When the information storage device with the connector 1 attached is inserted into the device body, the contacted surface of the device body contacts the contact surface 3 of the connector terminal 1 facing the device body, so that signal input / output and power supply Supply is made. Also, one end of the connector terminal 2 is pulled out on the back side of the connector 1 to input / output signals and supply power to / from a hard disk drive mechanism housed in the information storage device.
[0023]
Further, FIG. 2 shows a perspective sectional view of the connector 1, and the connector 1 will be described in detail. The connector 1 is formed by embedding the connector terminal 2 so as to be integrated with the resin portion 4, and the connector terminal 2 is embedded in the resin portion 4 by insert molding, for example. One end 2a of the connector terminal 2 has a shape that is bent once in the attachment / detachment direction so as to enter the resin portion 4, and further bent in a direction substantially perpendicular to the attachment / detachment direction. The other end portion 2b of the connector terminal 2 is a lead-out portion drawn from the back surface of the connector 1, and has a shape bent in a direction substantially perpendicular to the attaching / detaching direction. The connector terminals arranged on the upper side are bent upward, and the connector terminals arranged on the lower stage are bent downward so that the end 2b is bent. A part of the region of the connector terminal 2 extending from the contact surface 3 to the end portion 2b is covered with resin, and the end portion 2b having a bent shape is engaged with the resin portion 4 covering the connector terminal 2 so that the connector terminal 2 It functions as a stopper. When assembling the information storage device, the end 2b comes into contact with the conductive part to be connected to make electrical connection. Accordingly, the end portions 2a and 2b function as a retaining member that engages the connector terminal 2 with the resin portion 4 in the attaching / detaching direction and suppresses the connector terminal 2 from being detached from the resin portion 4. Moreover, the protrusion 5 is formed in the back surface of the connector 1 which opposes the contact surface 3 of the connector 1 on both sides of the resin part 4, and the connector 1 can be supported from a back surface.
[0024]
With reference to FIG. 3, another example of the connector terminal formed in the contact-type connector of the present invention will be described. One end portion 11a of the connector terminal 10 is bent once in parallel with the attaching / detaching direction so that the connector terminal 10 enters the resin portion, and further folded back in a direction substantially perpendicular to the attaching / detaching direction, whereby the contact surface 12 and the end portion 11a are in contact with the resin portion. It forms so that the surface which opposes on both sides of a part may be formed. Further, the other end portion 11b of the connector terminal 10 is also bent substantially perpendicularly to the attaching / detaching direction, and the connector terminal 10 is made of resin so that the contact surface 12 is exposed from the resin portion in which the connector terminal 10 is embedded. A connector in which the connector terminals 10 are integrated is formed. Here, the end portion 11b is pulled out to the back side facing the contact surface 12 across the resin portion of the connector, functions as a stopper for the connector terminal 10, and contacts the conductive portion to which the connector is connected. Connection. The end portions 11 a and 11 b have a shape bent so as to be substantially parallel to the contact surface 12, so that the connector terminal 10 is engaged with the resin portion with respect to the attaching / detaching direction that is perpendicular to the contact surface 12. And effectively function as a stopper for the connector terminal 10.
[0025]
FIG. 4 is a perspective view showing another example of the contact-type connector of the present invention. The connector 20 is formed of a connector terminal 22 embedded in the resin portion 24 so that the contact surfaces 22a are flush with each other, and a connector terminal 23 having a contact surface 23a formed so as to protrude from the contact surface 22a. The Therefore, when the information storage device to which the connector 20 is attached is attached to or detached from the device main body, the contact surface 23a comes into contact with the contacted surface formed flush with the device main body before the other contact surface 22a. Become. Therefore, by connecting the ground terminal to the connector terminal 23, it is possible to safely perform electrical connection between the apparatus main body and the information storage device. Further, the respective end portions 22b and 23b of the connector terminals 22 and 23 are drawn out to the back side facing the contact surfaces 22a and 23a with the resin portion 24 interposed therebetween, and are brought into contact with the connection destination of the information storage device. Connected. In addition, the connector 20 is not limited to a configuration having a two-step contact surface, such as a contact surface 22a that is flush with the contact surface 22a that protrudes from the contact surface 22a, and the contact surface has three or more steps. You may provide so that it may form. Further, the step of each contact surface may be arbitrarily set, and the contact surface that is preferentially contacted when the information storage device is attached to or detached from the device body can be formed so as to protrude from the other contact surface. The safety of electrical connection between the information storage device and the device main body can be improved.
[0026]
Further, another example of the contact-type connector of the present invention will be described with reference to FIGS. As shown in FIG. 5, the connector 30 has positioning holes 33 a and 33 b formed on both sides of the connector 30 as guide portions for positioning. The positioning holes 33 a and 33 b are connected to the connector 30 of the resin portion 34. It is formed on the surface facing the main body. The positioning hole 33a is formed so that the opening thereof is substantially circular, and the opening of the positioning hole 33b formed on the opposite side of the positioning hole 33a across the connector terminal 32 is substantially elliptical. When the information storage device to which the connector 30 is attached is attached to or detached from the device main body, guide portions formed in the device main body are inserted into the positioning holes 33a and 33b, respectively, and the information storage device is positioned. Here, the diameter of the positioning hole 33a and the short diameter of the positioning hole 33b are substantially equal to each other, and the distance between the guide portions formed in the apparatus main body compared to a case where both openings of the two positioning holes are circular. Even if there is an error in the spacing between the positioning holes, after inserting one guide portion into the positioning hole 33a having a circular opening, the other guide portion is inserted into the positioning hole 33b. Can be inserted into the positioning holes 33a and 33b, respectively. Moreover, the shape of the opening part of positioning hole 33a, 33b is not limited to circular or an ellipse, Other shapes may be sufficient, and three or more may be formed. This example is an example in which a positioning hole is formed in the connector 30, but is not limited to the positioning hole, and a protrusion that functions as a guide portion for positioning between the device main body and the information storage device is formed in the connector 30. In this case, the guide portion formed in the device main body is used as a positioning hole, and positioning between the information storage device and the device main body is performed. Further, the positioning guide portion is not limited to being formed on the surface where the connector 30 faces the device main body, but can be formed on the side surface or the upper surface of the connector 30.
[0027]
FIG. 6 shows an example of the information storage device to which the connector 30 is attached. The connector 30 is arranged so that the positioning holes 33a and 33b face the surface of the information storage device 40 facing the device main body. Here, the surface 41 facing the device main body of the information storage device 40 protrudes from the contact surface 32a, and when the user handles the information storage device 40, the frequency with which the user directly touches the contact surface 32a can be reduced. It is possible to reduce contact failure due to contamination or damage of the contact surface 32a. In particular, when the information storage device 40 is carried and used by a user in various places, the user often touches the contact surface 32a, and thus the structure is such that the user cannot easily touch the contact surface 32a. Thus, the information storage device 40 can be a highly reliable information storage device.
[0028]
Further, as shown in FIG. 7, the connector 50 is a connector disposed on the device main body to which the information storage device 40 is attached and detached, and the guide portions 53a and 53b are formed at positions corresponding to the positioning holes 33a and 33b. . The guide portions 53a and 53b are projected so as to be detachable in a state where the information storage device 40 and the device main body are positioned by being fitted into the positioning holes 33a and 33b. Further, the contacted surface 52a that contacts the contact surface 32a of the connector 30 disposed in the information storage device 40 is formed so as to be exposed on the surface protruding from the surface on which the guide portions 53a and 53b are formed. When the storage device 40 is inserted into the apparatus main body, the surface on which the positioning holes 33a and 33b of the information storage device 40 are formed and the contact surface are formed, and the surface on which the guide portions 53a and 53b are formed and the contacted surface 52a are formed. The information storage device 40 and the device main body are connected by abutting on the respective surfaces. Further, a pressing spring 55 is formed on the contacted surface 52a of the connector 50, and the contact reliability is improved by reducing the impact when the contact surface 32a and the contacted surface 52a come into contact with each other and increasing the contact pressure. To improve.
[0029]
Next, an information storage device to which the contact connector of the present invention is applied will be described with reference to FIGS.
[0030]
FIG. 8 is a perspective view showing a state in which the information storage device 100 is assembled, and FIG. 9 is an exploded perspective view of the information storage device 100. As shown in FIGS. 8 and 9, the information storage device 100 includes a hard disk drive mechanism 130, a housing 103 that houses the hard disk drive mechanism 130, and a connector 160. The information storage device 100 is a personal computer, a video camera, or the like (hereinafter, the information storage device 100 is connected) as an expansion device for capacity expansion or as a recording medium for recording a large amount of data such as images and videos. The electronic device is simply referred to as a device main body.) The information storage device 100 itself is detachably connected by the connector 160 without using a cable or the like, and is carried and used in various places. It is a detachable type information storage device.
[0031]
The housing 103 that houses the hard disk drive mechanism section 130 includes an upper half section 110 and a lower half section 190. A connector 160 that receives signal input / output and power supply to / from the device main body is attached so as to face one side surface of the housing 103. Further, an erroneous erasure preventing claw 115 formed in a slidable state faces the window portion 115 a formed in the upper half portion 110. A window portion 115b is provided on the side surface of the upper half portion 110 that forms one side surface of the information storage device 100 that the connector 160 faces, and an error that faces the window portion 115b when the information storage device 100 is inserted into the apparatus main body. The erasure prevention claw 115 displays whether or not data can be written to the information storage device 100 on the device main body. In addition, the user can set whether or not the user can write data to the information storage device 100 by sliding and switching the erroneous erasure preventing claw 115 facing the window 115a.
[0032]
The upper half portion 110 and the lower half portion 190 are formed of, for example, a synthetic resin such as metal or fiber reinforced plastic. As shown in FIG. 9, in this example, one side wall on the short side of the lower half portion 190 is used. Is cut out, and the connector 160 is attached to the cutout portion 197. The connector 160 is connected to a connector pin 133 of the hard disk drive mechanism unit 130 via a relay flexible printed circuit board (hereinafter referred to as relay FPC) 170 on which a power line and a signal line are formed. In the information storage device 100, the connector 160 is directly connected to the connection terminal of the device main body to provide an interface for power supply and signal exchange from the device main body, and supply of drive power to the hard disk drive mechanism unit 130 in the housing 103. And signals are exchanged.
[0033]
In addition, the hard disk drive mechanism unit 130 has a magnet mounted on the rotary spindle 137 in the space formed by the chassis 135 and the top cover 136 shown in FIGS. 10A and 10B, as shown in FIG. A disk 138 and a head positioning actuator 134 for supporting a magnetic head 131 for recording / reproducing information with respect to the magnetic disk 138 via a head arm 132 are formed. Further, the hard disk drive mechanism unit 130 has a wiring board 139 mounted with an electronic circuit for controlling the drive control of the above-described components and recording / reproduction on the magnetic disk 137 on the back side of the chassis 135. . The wiring board 139 has connector pins 133 for inputting / outputting recording / reproducing signals to / from the magnetic head 131 and for connecting a driving power source to the spindle motor (not shown) and the actuator 134. It is attached so that it may be located in the side.
[0034]
Subsequently, as shown in FIGS. 9 and 11, between the hard disk drive mechanism 130 and the housing 103, in order to protect the hard disk drive mechanism 130 inside the housing 103 from external vibration and shock. A shock absorbing material 140 for absorbing shock is disposed. The shock absorbers 140 are disposed at, for example, the four corners of the hard disk drive mechanism unit 130 and absorb shocks and vibrations applied from the outside when the hard disk drive mechanism unit 130 is housed in the housing 103, so that the hard disk drive mechanism unit 130. Damage due to the impact of the motor is prevented, and normal driving is maintained. The buffer material 140 is formed by molding an elastic member into a predetermined shape. As a material for forming the elastic member, a viscoelastic body such as elastic rubber or a gel substance can be used. Examples of rubber include various rubbers such as natural rubber (NR), isoprene rubber (IR), styrene rubber (SBR), butyl rubber (IIR), butadiene rubber (BR), nitrile rubber (NBR), silicon rubber, and fluorine rubber. For example, honey night (trade name) manufactured by Inner and Outer Rubber Co., and Poron (trade name) manufactured by INOAC Corporation can be used. On the other hand, the gel-like substance can be a gel-like material having silicone as a main component, such as silicone gel. For example, gel gel manufactured by Geltech Co., Ltd., β gel, θ gel (all are trade names), etc. Can be mentioned. Further, the buffer material is not limited to rubber or a gel-like substance, and a metal spring such as a coil spring or a leaf spring can also be used. For example, by providing the hollow portion 142 in the cushioning material 140 as in this example, the material for forming the cushioning material 140 can be reduced and the elasticity can be increased, but the hollow portion 142 may not be formed.
[0035]
Further, as illustrated in FIGS. 9 and 12, the information storage device 100 includes a gasket 120 that is sandwiched between the upper half portion 110 and the lower half portion 190. The gasket 120 is formed with projections 121a to 121c for positioning the gasket 120 and projections 122a to 122e in which holes through which screws are inserted when the information storage device 100 is assembled are formed. When assembling the information storage device 100, the gasket 120 is a casing sealing member formed in accordance with the peripheral edge of the casing so as to close a gap generated between the upper half portion 110 and the lower half portion 190. Increase the sealing performance of the body 103.
[0036]
As shown in FIG. 12, the protrusions 121a to 121c formed so as to protrude inside the gasket 120, which is a substantially rectangular frame, are formed with holes through which positioning pins described later are inserted. Positioning is performed when placing on the lower half portion 190. Furthermore, the protrusions 122a to 122e formed with holes through which the screws 200 are inserted overlap the bosses having screw holes when the gasket 120 is placed on the lower half portion 190. Lips 123 are formed along the peripheral edges of the protrusions 122a to 122e on the surfaces where the protrusions 122a to 122e contact the side walls 111 and 191 of the upper half 110 and the lower half 190, respectively. The sealing property of the hole periphery formed in thru | or 122e is improved. Further, on the surface of the gasket 120, a lip 124 that is a protrusion protruding from the surface of the gasket 120 is formed along the shape of the gasket 120. Further, the gasket 120 is formed using, for example, fluorine rubber or ethylene propylene diene rubber, which is a material having high sealing performance and elasticity.
[0037]
Next, the connector 160 will be described with reference to FIGS. 9 and 13. FIG. 13A is a plan view of the connector 160 as viewed from above. The connector 160 is formed by embedding a connector terminal 161 in a resin, and contacts of the connector terminal 161 that come into contact with terminals provided on the apparatus main body side. The surface 162 is arranged in a row at the upper and lower portions of the surface where the connector 160 faces the device body. A resin portion 163 filled with resin is provided between the connector terminals 161 disposed at the upper and lower portions of the surface facing the device body, and the contact surface 162 of the connector terminal 161 and the surface of the resin portion 163 are flush with each other. . When the information storage device 100 is inserted into the device body, the terminal of the device body comes into contact with the contact surface 162 of the connector terminal 161 facing the device body, whereby signal input / output and power supply are performed. Also, on the back side of the connector 160, one end portion 161b of the connector terminal 161 is pulled out substantially perpendicular to the attaching / detaching direction, contacts the relay FPC 70, and inputs / outputs signals to / from the hard disk drive mechanism portion 130. Supply power. The connector terminal 161 is embedded so as to be integrated with the resin portion 163 that is an insulating material to form a connector 160. For example, the connector terminal 161 is embedded in the resin portion 163 by insert molding. One end portion 161a (not shown) of the connector terminal 161 embedded in the resin portion 163 and not visible from the outside has a shape bent in a direction substantially perpendicular to the attaching / detaching direction. Therefore, it is possible to prevent the connector terminal 161 from being detached from the resin portion 163 when the information storage device 100 is attached to or detached from the apparatus main body. Furthermore, one end portion 161b of the connector terminal 161 is drawn out on the back surface, which is the opposite surface sandwiching the resin portion 163 with respect to the surface on which the contact surface 162 is formed, and both ends and the center along the connector are drawn. A protrusion 164 is formed on the part. FIG. 4B is a cross-sectional view of the connector 160, and one end portion 161b of the connector terminal 161 is drawn out from the upper side and the lower side of the connector 160, respectively. A protrusion 164 is formed on the back surface of the connector 160 from which the end portion 161b is drawn. When the information storage device 100 is assembled as will be described later, the protrusion 164 abuts against a housing side support formed on the lower half 190 to support the connector 160 from the rear surface side and to provide a space for arranging the relay FPC 170 in the connector 160. Between the hard disk drive mechanism 130 and the hard disk drive mechanism 130. Further, the present invention is not limited to the case where three protrusions 164 are formed as in the present example, and the protrusions are formed on the connector 160 according to the formation position and the number of formations of the housing side support parts formed on the housing 103 side. It only has to be formed.
[0038]
Subsequently, as illustrated in FIGS. 9 and 14, the information storage device 100 includes a packing 150 that is disposed in order to improve the hermeticity of the peripheral edge of the connector 160. The packing 150, which is a connector-portion sealing member into which the connector 160 is fitted, is sandwiched between the gasket 120 and the connector 160, and is sandwiched between the connector 160 and the lower half portion 190, thereby improving the sealing performance of the housing 103. The connector 160 is electrically connected to the connector pin 133 via the relay FPC 170 and the IDE socket 180, and inputs / outputs recording / reproducing signals to the hard disk drive mechanism unit 130 and supplies power.
[0039]
As shown in FIG. 14, lip 151,152 is formed in the outer periphery of packing 150, and lip 151,152 extends along the periphery of packing 150 which is a frame. In this example, when assembling the information storage device 100, the packing 150 is in contact with the gasket 120, and the lips 151 and 152 are formed at positions that do not overlap with the lip 124 provided on the gasket 120 on the outer peripheral edge of the packing 150. . Therefore, the lip 124 formed on the gasket 120 is pressed while being in contact with the lips 151 and 152 formed on the packing 150, whereby the sealing property between the gasket 120 and the packing 150 is improved. Further, the number of lips formed on the packing 150 is not limited to two, and three or more lips may be formed. These lips may be formed on the peripheral surface of the packing 150 at equal intervals. By sealing and pressing the packing 150 and the gasket 120 in a state where the lip formed on the packing 150 and the lip formed on the gasket 120 do not overlap each other, the sealing property of the housing 103 is further increased. Can also be increased. Furthermore, lips 151a and 152a are also formed on the side of the packing 150, and the lip 151a and 152a are pressed against a notch 197 formed in the lower half 190 as will be described later, so that the connector 160 side The sealing of the edge is improved. Further, as a material applicable to the packing 150, a material having high sealing property and elasticity such as a fluorine-based rubber or ethylene propylene diene rubber can be used similarly to the gasket 120. Further, the present invention is not limited to the case where the gasket 120 and the packing 150 are separately formed as in this example, and a sealing member in which the gasket 120 and the packing 150 are integrated may be formed in advance. Compared with the case where the packing 150 is formed separately and brought into contact with each other, the sealing performance between the gasket 120 and the packing 150 can be improved. Further, by reducing the number of parts, the cost of the information storage device 100 can be reduced.
[0040]
As shown in FIGS. 9 and 15, the relay FPC 170 electrically connects the IDE socket 180 and the connector 160 to transmit signals. The surface 171 facing the connector terminal and the surface 172 facing the socket side terminal are substantially flat, and the surfaces 171 and 172 are brought into contact with the connector terminal and the socket side terminal, respectively, so that electrical connection is performed. Furthermore, openings 173a and 173b through which the protrusions 164 formed on the back surface of the connector are inserted are formed on the surface 171 with which the connector terminals abut according to the position and size of the protrusions 164.
[0041]
Further, as shown in FIGS. 9 and 16, the IDE socket 180 is electrically connected to the relay FPC 170 and is electrically connected by fitting a connector pin 133 formed on the hard disk drive mechanism section 130. . Socket side terminals 181 are drawn out on the side of the IDE socket 180 facing the relay FPC 170, and these socket side terminals 181 come into contact with the surface 172 of the relay FPC 170 to be electrically connected.
[0042]
Further, as shown in FIGS. 9 and 17, the erroneous erasure preventing claw 115 has an elastic cantilever 118 for giving the user a click feeling for determining the position when sliding. A rib 119 is formed below the elastic cantilever 118 to stabilize the sliding feeling when the erroneous erasure preventing claw 115 is slid. Further, the erroneous erasure preventing claw 115 has an operation unit 117 that is pinched when the user slides the erroneous erasure prevention claw 115, and a display surface 116b that allows the apparatus main body to check whether or not the hard disk drive mechanism unit 130 can write data. . The display surface 116b slides the erroneous erasure prevention claw 115 to face the device body from the window portion 115b formed in the upper half portion 110, and causes the device body side to detect whether data can be written. Further, the erroneous erasure preventing claw 115 has a display surface 116a, and the user can view the display surface 116a facing the window 115a. Therefore, the user can directly check whether the information storage device 100 can write data.
[0043]
Subsequently, as shown in FIGS. 9 and 18, boss portions 112 a to 12 e in which screw holes are formed are formed inside the side wall 111 which is the peripheral portion of the upper half portion 110. Further, the stoppers 113 a and 113 b formed so as to be adjacent to the boss portions 112 a and 112 b are formed at positions symmetrical with respect to the center line along the side wall 11 of the bottom surface 114 of the upper half portion 110. The boss 112a is also formed at a symmetrical position with respect to the center line along the side wall 11 of the bottom surface 114 of the upper half portion 110, and the boss 112b is formed at the center in the short side direction of the side wall 111b. Yes. Therefore, when assembling the housing 103 by inserting the screw 200 into the screw holes formed in the boss portions 112a and 112b, the gasket 120 and the packing 150 pressed by the upper half portion 110 and the lower half portion 190 are uniform. Thus, the thickness of the gasket 120 sandwiched between the upper half portion 110 and the lower half portion 190 can be held substantially constant throughout the housing 103. Further, the thickness of the packing 150 pressed by the connector 160 and the gasket 120 does not vary, and the thickness of the packing 150 can be held substantially constant throughout the packing.
[0044]
Further, when the screw 200 is inserted into the boss portions 112a and 112b and the upper half portion 110 and the lower half portion 190 are fastened to assemble the housing 103, the stoppers 113a and 113b are inserted into the upper half portion 110 and the lower half portion. 190 prevents the gasket 120 from being excessively pressed, and the thickness of the gasket 120 when pressed can be maintained substantially constant throughout the housing 103. Even when the stopper is not formed, the sealing property of the housing 103 may be maintained by the gasket 120.
[0045]
Boss portions 112b and 112c each having a screw hole are formed on the side walls 111a and 111b, which are short side portions constituting the peripheral portion of the upper half portion 110, respectively. The side wall 111a is a peripheral portion located above the connector 160 when the information storage device 100 is assembled, and boss portions 112c and 112e are formed in a region facing the inside of the upper half portion 110 from the side wall 111a. The boss portion 112 c is formed at a substantially central portion in the longitudinal direction of the side wall 111 a, and the boss portion 112 e is formed at a position symmetrical with respect to the center line along the side wall 111 of the bottom surface 114. Furthermore, boss portions 112b and 112d and a stopper 113b are formed on the inner side of the side wall 111b that constitutes the peripheral portion of the upper half portion 110 and is located on the opposite side of the side wall 111a. The boss portion 112b is formed at a substantially central portion in the longitudinal direction of the side wall 111b, and the stoppers 113b formed on both sides of the boss portion 112b are pressed excessively by the upper half portion 110 and the lower half portion 190. To regulate that. The boss portions 112d are formed at both ends along the side wall 111b.
[0046]
A protective wall that prevents the gasket 120 and the packing 150 from shifting into the housing 103 inside the side wall 111 a that is positioned above the connector 160 among the side walls 111 that constitute the peripheral edge of the upper half portion 110. 106 is formed along the longitudinal direction of the side wall 11a. A boss portion 107 into which a positioning pin formed on the lower half portion 190 is inserted is formed at one end of the side wall 111a. Furthermore, a partition wall 108 is formed at the other end of the side wall 111a to form a non-sealed space in which the erroneous erasure preventing claw 115 is arranged. The sealed space and the non-sealed space formed when the information storage device 100 is assembled. Is isolated. In addition, a window portion 115a is formed at the bottom of the non-sealed space where the erroneous erasure preventing claw 115 is arranged, and the erroneous erasure preventing claw 115 is slid by the operation portion 117 facing the window portion 115a. Further, the side wall 111a is formed with a window portion 115b opened to the outside, and the display surface 116b of the erroneous erasure preventing claw 115 facing the window portion 115b indicates whether or not the hard disk drive mechanism portion 130 can write data. Let the device itself detect it.
[0047]
Furthermore, as shown in FIGS. 9, 19, and 20, the lower half portion 190 that constitutes the information storage device 100 includes a side wall 191 that is a peripheral portion thereof, and a protective wall 192 that extends inside the side wall 191. , Boss portions 193a to 193e in which screw holes are formed, positioning pins 194a to 194c, and stoppers 195a and 195b.
[0048]
As shown in FIG. 9, the protective wall 192 formed inside the side wall 191 of the lower half portion 190 is deformed when the gasket 120 is pressed and sandwiched between the upper half portion 110 and the lower half portion 190. This prevents the housing 103 from being displaced.
[0049]
The stoppers 195a and 195b are formed along the side wall 191 of the lower half portion 190, and similarly, the stopper is also formed on the inner side of the side wall 111 which is the peripheral portion of the upper half portion 110. When assembling the information storage device 100, the gasket 120 is excessively pressed by the upper half portion 110 and the lower half portion 190 due to the stoppers formed on the upper half portion 110 and the lower half portion 190 contacting each other. Therefore, the thickness of the gasket 120 can be regulated to be substantially constant over the entire housing 103. Thereby, the airtightness of the whole housing | casing 103 can be improved.
[0050]
The boss parts 193a to 193e have screw holes, and the upper half part 110 and the lower half part 190 are fastened to form the housing 103 by inserting the screw 200 into the screw holes. Of these boss parts, the boss part 193c formed in the region facing the notch part 197 can function as a housing side support part that supports the connector 160 from the back side.
[0051]
The positioning pins 194 a to 194 c prevent misalignment that occurs when the upper half portion 110, the lower half portion 190, and the gasket 120 are overlapped when the housing 103 is formed. The gasket 120 is provided with positioning holes in the protrusions 121a to 121c formed in accordance with the positioning pins 194a to 194c, and the gasket 120 is positioned by inserting the positioning pins 194a to 194c into the positioning holes, respectively. Further, by forming a positioning hole through which the positioning pin is inserted in the upper half portion 110, the entire housing 103 can be positioned with higher accuracy.
[0052]
In more detail with reference to FIG. 19, boss portions 193a to 193e are formed on the inner side of the side wall 191 of the lower half portion 190, and the screw holes formed in these boss portions connect the gasket 120 to each other. When the upper half portion 110 and the lower half portion 190 are fastened with screws in the intervened state, the screws are inserted in a state where they communicate with the screw holes of the boss portions formed in the upper half portion 110. At this time, a hole through which a screw is inserted is also formed in the gasket 120, and the gasket 120 is fixed together with the upper half portion 110 and the lower half portion 190. The stoppers 195a and 195b contact the stoppers formed on the upper half portion 110 when the upper half portion 110 and the lower half portion 190 are fastened, respectively. Excessive pressing on the gasket 120 is restricted. Further, when the gasket 120 is placed on the lower half portion 190, the positioning pins 194a, 194b, 194c are inserted into the positioning holes formed in the protrusions 121a, 121b, and 121c of the gasket 120 to align the gasket 120. . In particular, when the gasket 120 is formed of a member having elasticity such as rubber, the positioning is unstable, and not only the gasket 120 but also the upper half portion 110 is aligned by positioning with the positioning pins 194a, 194b and 194c. The lower half 190 is placed with almost no displacement from the side wall 191. Further, stoppers 195b are formed on both sides of the boss portion 193b on the inner side of the side wall 191b located on the opposite side of the notch portion 197 where the connector 160 is disposed, and the side wall constituting the peripheral portion of the lower half portion 190 Even in the side wall 191b which is the short side portion of 191, excessive pressing of the gasket 120 by the upper half portion 110 and the lower half portion 190 is restricted.
[0053]
Here, an enlarged view of the vicinity of the side wall 191 of the lower half portion 190 is shown in FIG. 20, and the structure of the boss portion 193a, the stopper 195a and the positioning pin 194a formed inside the side wall 191 will be described in more detail. The boss portion 193a is formed so as to have substantially the same height as the side wall 191, and the upper surface of the boss portion 193a and the upper surface of the side wall 191 form a substantially continuous flat surface. Therefore, when the gasket 120 is placed on the upper surface of the side wall 191, the gasket 120 can be placed on a surface with almost no unevenness. The purpose of forming the stopper 195a is to prevent the thickness of the gasket 120 from varying along the shape of the lower half portion 190 due to overtightening of the screw or the like, and the upper surface of the stopper 195a is higher than the upper surface of the side wall 191. The stopper restricts the gasket 120 from being excessively pressed so that the gasket 120 has a certain thickness when the gasket 120 is pressed by the upper half portion 110 and the lower half portion 190. . The positioning pin 194a is also formed so that the top of the positioning pin 194a is positioned higher than the upper surface of the side wall 191, like the stopper 195a. Since the boss portion 193a having a screw hole, the stopper 195a, and the positioning pin 194a are formed adjacent to each other and close to the side wall 191, the positional shift of the upper half portion 110, the gasket 120, and the lower half portion 190 or the gasket 120 The information storage device 100 can be assembled while effectively preventing variations in thickness.
[0054]
  Next, FIG. 21 shows an internal configuration of the housing 103 in which the upper half portion 110 and the gasket 120 of the information storage device 100 shown in FIG. 8 are removed and the hard disk drive mechanism portion 130 is accommodated. The connector 160 is disposed in the cutout portion 197 of the lower half portion 190 with its periphery covered with the packing 150. When assembling the information storage device 100, the gasket 120 is disposed so as to contact the upper surface of the packing 150, and the packing 150 into which the connector 160 is fitted is sandwiched between the gasket 120 and the lower half portion 190 and the connector 160. The surroundings will be sealed. In addition, the relay FPC 170 is inserted into the openings 173 a and 173 b while being in contact with the back surface of the connector 160, and the surface 172 performs electrical connection with the hard disk drive mechanism unit 130. In the IDE socket 180, the connector pin 133 is fitted to the surface on the opposite side of the socket side terminal while the socket side terminal is in contact with the surface 172 of the relay FPC 170. Therefore, in FIG. It will be located between the drive mechanism part 130 and the IDE socket 180 cannot be seen directly from the outside. Further, the protrusion 164 inserted through the openings 173a and 173b contacts the bosses 193c and 193e to support the connector 160 from the back surface. At this time, since the connector 160 is supported by the boss portions 193c and 193e, a space for arranging the relay FPC 170 between the connector 160 and the hard disk drive mechanism portion 130 is secured.As shown in FIGS. 19 and 22, the region of the boss portion 193c, 193e that faces the protrusion 164 of the connector 160 of at least one boss portion 193c is substantially flat.
[0055]
Further, the structure near the connector 160 will be described in detail with reference to FIGS. FIG. 22 is an enlarged perspective view showing the vicinity of the connector 160 disposed in the cutout portion 197 of the lower half portion 190. Note that the relay FPC 170 and the IDE socket 180 are not shown. On the upper side of the connector 160, lips 151 and 152 formed on the peripheral edge of the packing 150 in which the connector 160 is fitted are positioned so as to pass between both ends of the notch 197. One end portion 161 b of the connector terminal 161 is drawn out from the packing 150 to the lower side and the upper side inside the housing 103. The desired surface inside the casing 103 of the end portion 161b is substantially flush, and the boss portions 193c and 193e formed on the lower half portion 190 and the support portion formed on the connector 160 come into contact with each other, thereby relaying the FPC. Is provided between the connector 160 and the hard disk drive mechanism 130.
[0056]
FIG. 23 is an explanatory diagram showing a state where the connector 160 and the hard disk drive mechanism unit 130 are connected by the IDE socket 180 and the relay FPC 170. The protrusion 164 is inserted into the openings 173a and 173b formed in the relay FPC 170, and the relay FPC 170 and the connector 160 are connected. Further, one end 161b of a connector terminal (not shown) is drawn from the back surface of the connector 160, and an electrical connection is made between the connector 160 and the relay FPC 170 in a state of being in contact with the surface 171. Here, the contact surface 162 of the connector 160 is formed so as to be flush with each other, but any one of the contact surfaces may protrude from the other contact surface, and the protruding contact surface is connected to the ground terminal. Accordingly, the ground terminal is first connected between the information storage device and the device main body, and the electrical connection with the device main body can be safely performed.
[0057]
FIG. 24 is an enlarged perspective view of the vicinity of the connector of FIG. The relay FPC 170 is disposed in a space secured by the protrusions 164 coming into contact with the bosses 193c and 193e, whereby the connector 160 and the hard disk drive mechanism unit 130 are electrically connected. Further, since the connector 160 is supported from the back side by the boss portions 193c and 193e, the warpage of the connector 160 due to the stress applied to the connector 160 can be suppressed when the information storage device 100 is inserted into the apparatus main body. Even if the storage device 100 is repeatedly attached to and detached from the apparatus main body, damage to the connector 160 can be reduced, and electrical connection from the connector 160 to the hard disk drive mechanism 130 can be maintained. Further, when the information storage device is inserted into the device main body, if the connector formed on the device main body abuts against the connector constituting the information storage device by the spring force, the spring force is large or the number of springs is large ( When the number of terminals is large), an arcuate warp occurs at the center of the connector, which reduces the contact between the connectors formed on the device main body and the information storage device. In addition, even if a warp that causes a problem in contact between the connectors does not occur immediately, the deformation of the connector gradually progresses due to the spring force, and it is used for transmission and reception of signals between the device main body and the information storage device and supply of power. There may be a problem. In this example, one boss portion 193c that also functions as a support portion for supporting the connector 160 from the back surface is formed in a region facing the notch portion 197, but a plurality of boss portions are provided so as to contact the back surface of the connector 160. The connector 160 can also be supported by making these boss portions function as support portions. By supporting the connector 160 with a plurality of boss portions, the connector 160 can be further supported in a stable state. Therefore, when assembling the information storage device 100, the boss portions 193c and 193e are also used as support portions for supporting the connector, so that not only the sealing performance is maintained, but also high reliability without increasing the number of parts. It is possible to provide an information storage device including a connector having
[0058]
A structure capable of sealing the inside of the housing 103 that houses the hard disk drive mechanism 130 will be described in detail. 25 is an enlarged view of the vicinity of the boss portion 193a, the positioning pin 194a, and the stopper 195a shown in FIG. 21, and shows a state where the gasket 120 is placed on the peripheral edge portion of the lower half portion 190. FIG. The lip 124 extending on the upper surface of the gasket 120 placed on the side wall 191 is compressed when pressed against the side wall 111 of the upper half part 110, and the side wall 191 of the lower half part 190 and the side wall of the upper half part 110 are compressed. The airtightness between the two is maintained. Further, the lip 123 formed on the surface of the protrusion 122a and extending along the circumferential direction of the screw 200 is inserted into the screw hole formed in the boss portion 193a and tightened to tighten the upper half portion. When the 110, the gasket 120, and the lower half portion 190 are fastened together, the upper half portion 110 and the lower half portion 190 are pressed to maintain the sealability in the vicinity of the screw holes formed in the boss portion 193a. The lip 124 formed on the gasket 120 is formed on the surface facing the side wall 111 of the upper half portion 110 and the side wall 191 of the lower half portion 190 as in this example, and the lip 124 is formed on both the upper and lower surfaces of the gasket 120. As a result, the hermeticity of the housing 103 can be further improved.
[0059]
As shown in FIG. 26, a boss portion 193b having a screw hole is formed on the inner side of one side wall 191b opposite to the lower half portion 190 with respect to the notch portion 197 in which the connector 160 is disposed. A stopper 195b is formed so as to be adjacent to each other. The protrusion 122b protruding inside the short side of the gasket 120, which is a frame, overlaps the boss 193b, and the screw hole provided in the boss 193b and the hole provided in the protrusion 122b communicate with each other. It is inserted. A lip 123 is formed on the surface of the protrusion 122b so as to extend in the circumferential direction of the hole, and is pressed by the side walls 111b and 191b of the upper half portion 110 and the lower half portion 190 to the boss portion 193b. The airtightness in the vicinity of the formed screw hole is maintained. The upper surface of the stopper 195b formed on both sides of the boss portion 193b is positioned higher than the upper surface of the side wall 191b, and the upper surface of the stopper 195b protrudes from the upper surface of the side wall 191b by a dimension smaller than the thickness of the gasket 120. For example, when the lip 124 is formed on both surfaces of the gasket 120 and the thickness of the lip 124 is 0.3 mm and the thickness of the flat portion of the gasket 120 is about 1 mm, the upper surface of the stopper 195b is more than the upper surface of the side wall 191b. The protruding dimension is about 1 mm, and the upper half 110 and the lower half are controlled while restricting excessive pressing on the gasket 120 with the stopper 195b so that the reduction rate of the thickness dimension of the gasket 120 is about 30% of the original dimension. When the gasket 120 is pressed by the portion 190, the airtightness of the gasket 120 itself is effectively exhibited.
[0060]
Subsequently, a state in which the packing 150 and the gasket 120 in which the connector 160 is fitted are arranged in the upper half portion 110 and the lower half portion 190 will be described in detail with reference to FIG. FIG. 27 is an enlarged perspective sectional view showing a state in which the gasket 150 with which the connector 160 is fitted and the gasket 120 are in contact with each other, and a protrusion formed on the gasket 120 so as to cover the upper surface of the boss 193c. 121 overlap, and the screw hole formed in the boss | hub part 193c and the protrusion 121 communicates, and forms one screw hole. Lips 123 are formed on both surfaces of the protrusion 121 so as to wind screw holes. The lip 123 is pressed by the upper surface of the boss part 193c and the boss part 112c formed on the upper half part 110, and the screw hole The closeness of the vicinity is maintained. Further, a lip 124 is formed on both surfaces of the gasket 120 along the peripheral edge forming the gasket 120 which is a frame, and the lip 124 formed on the back surface of the gasket 120 is formed on the packing 150 2. It abuts between the two lips 151, 152. In addition, two lips 154 and 155 are also formed on the surface of the packing 150 in contact with the lower half portion 190 so as to have a substantially arc-shaped cross section, and extend along the shape of the packing 150. The two lips 154, 155 that contact the lower half portion 190 are pressed against the two protrusions 199 a, 199 b formed on the bottom surface of the lower half portion 190, thereby pressing the lower half portion 190 side of the connector 160. The area is sealed.
[0061]
Therefore, by improving the sealing property of the side surface portion of the housing 103, the sealing property in the vicinity of the screw holes, and the sealing property around the connector 160, the sealing property of the entire housing 103 can be improved and stored in the housing 103. The hard disk drive mechanism 130 can be sealed. Therefore, it is possible to reduce malfunction of the hard disk drive mechanism unit 130 due to a change in external air pressure and deterioration of the hard disk drive mechanism unit 130 itself due to a substance entering from the outside of the housing 103. Furthermore, both ends 161a and 161b of the connector terminal 161 are bent substantially perpendicularly to the attaching / detaching direction so that the connector terminal 161 is not easily detached from the connector 160 when the information storage device 100 is attached to or detached from the apparatus main body. Yes. Therefore, the reliability of the connector 160 is ensured, and the protrusions 164 are supported by the boss portions 193c and 193e, thereby reducing warpage and breakage of the connector 160 when the information storage device 100 is detached from the apparatus main body. Therefore, the airtightness of the information storage device 100 is also maintained.
[0062]
As described above, not only the reliability of the connector itself is ensured, but also it is possible to maintain the sealing performance of the information storage device by arranging a highly reliable contact connector in the information storage device. It is possible to provide an information storage device that can suppress normal drive of the drive mechanism and deterioration of the disk.
[0063]
【The invention's effect】
According to the structure of the contact-type connector of the present invention, it is possible to prevent the connector terminal from being damaged even when it is repeatedly attached and detached, and it is possible to provide a highly reliable contact-type connector. Furthermore, since the warpage or breakage of the connector due to the stress applied when it is attached or detached can be reduced, the reliability of the connector itself can be ensured. In addition, by forming a guide portion that aligns the contact surface and the contacted surface formed on the device body that is the connection destination, the device body and the connector can be reliably connected. Furthermore, since the contact surface is not flush and one contact surface protrudes from the other contact surface, the ground terminal can be connected to the contacted surface most quickly, and the electrical connection between the connector and the device body Connection can be made safely.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view of a contact connector according to the present invention.
FIG. 2 is an enlarged perspective sectional view of the contact connector.
FIG. 3 is a perspective view showing another example of a connector terminal embedded in the contact-type connector.
FIG. 4 is a perspective view showing another example of the contact connector.
FIG. 5 is a perspective view showing another example of the contact-type connector.
FIG. 6 is a perspective view showing an information storage device to which the contact connector is attached.
FIG. 7 is a perspective view showing an example of a connector formed on the device main body.
FIG. 8 is a perspective view of an information storage device according to the present invention.
FIG. 9 is an exploded perspective view of the information storage device.
10A and 10B are diagrams showing a configuration of a hard disk drive mechanism, in which FIG. 10A is a perspective view seen from the top cover side, FIG. 10B is a perspective view seen from the wiring board side, and FIG. FIG.
FIG. 11 is a perspective view showing an example of a cushioning material of the information storage device.
FIG. 12 is a perspective view showing an example of a gasket of the information storage device.
FIGS. 13A and 13B are diagrams illustrating the structure of the connector of the information storage device, where FIG. 13A is a plan view and FIG. 13B is a cross-sectional view.
FIG. 14 is a perspective view showing an example of packing of the information storage device.
FIG. 15 is a perspective view showing an example of a relay FPC of the information storage device.
FIG. 16 is a perspective view showing an example of an IDE socket of the information storage device.
FIG. 17 is a perspective view showing an example of an erroneous erasure preventing claw of the information storage device.
18 is a perspective view showing an example of a structure of an upper half portion of the information storage device. FIG.
FIG. 19 is a perspective view showing an example of a structure of a lower half portion of the information storage device.
FIG. 20 is an enlarged perspective view showing the vicinity of a boss portion of a lower half portion of the information storage device.
FIG. 21 is a perspective view showing an internal structure in a state where an upper half portion of the information storage device is removed.
FIG. 22 is a perspective sectional view showing the structure in the vicinity of the connector of the information storage device.
FIG. 23 is a diagram illustrating a connection state between the relay FPC and the connector of the information storage device.
FIG. 24 is a perspective sectional view showing the structure in the vicinity of the connector of the information storage device.
FIG. 25 is an enlarged perspective sectional view showing the vicinity of a boss formed in a lower half when the upper half of the information storage device is removed.
FIG. 26 is an enlarged perspective cross-sectional view showing the vicinity of a boss formed on the inner side of the side wall opposite to the side wall on which the cutout portion of the information storage device is formed.
FIG. 27 is a perspective cross-sectional view illustrating a state where the gasket and the packing are in contact with each other.
[Explanation of symbols]
1, 20, 30, 50, 160 Connector 2, 10, 22, 23, 32, 161 Connector terminal 2a, 2b, 11a, 11b, 22b, 161a, 161b, 301a End portion 3, 12, 22a, 23a, 32a, 162, 303 Contact surface
4, 24, 34, 163, 302 Resin portion 5, 121, 121a, 121b, 164 Protruding portion 33a, 33b Positioning hole, 40, 100 Information storage device, 52a Contacted surface 53a, 53b Guide portion, 55 Spring, 103 Housing body
106, 192 Protective wall, 107 Boss part, 108 Bulkhead, 110 Upper half part 111, 111a, 111b, 191, 191b Side wall 112a, 112b, 112c, 112d, 112e Boss part 113a, 113b Stopper,
114 bottom surface, 115 erroneous erasure prevention claw 115a, 115b window portion, 116a, 116b display surface, 117 operation portion 118 elastic cantilever, 119 rib, 120 gasket, 123, 124 lip 130 hard disk drive mechanism portion, 131 magnetic head, 132 Head arm 133 Connector pin, 134 Actuator, 135 Chassis, 136 Top cover 137 Rotating spindle, 138 Magnetic disk, 139 Wiring board, 140 Buffer material 142 Hollow part, 150 Packing, 151, 151a, 154 Lip, 180 Socket 181 Socket side terminal 190 Lower half part, 193a, 193b, 193c Boss part 194a Positioning pin, 195a, 195b Stopper, 199a Projection part

Claims

In an information storage device that is detachable from the device body,
A hard disk drive mechanism, a housing that houses the hard disk drive mechanism, and a connector;
The connector portion includes an insulating portion and a contact portion formed integrally with the insulating portion. The contact portion includes a contact surface exposed from the insulating portion, and both end portions of the contact portion are detachable. Bent in a direction substantially perpendicular to the direction ,
Projections are formed at least at both ends and the center in the longitudinal direction of the connector portion on the back surface facing the contact surface across the insulating portion, and the projection is formed on the housing. An information storage device, wherein the information storage device is in contact with the housing-side support portion .

The information storage device according to claim 1 , wherein the housing side support portion is a boss portion into which a screw is inserted when forming the housing.

2. The information storage device according to claim 1 , wherein a region of the at least one housing-side support portion that faces the protruding portion of the housing-side support portion is substantially flat.

The information storage device according to claim 1 , wherein a space for separating the connector portion from the hard disk drive mechanism portion is ensured by the protrusion abutting on the housing side support portion.

The information storage device according to claim 4 , wherein a conductive portion that performs electrical connection between the connector portion and the hard disk drive mechanism portion is disposed in the space.

One surface of the housing in which the contact surface faces the information storage device according to claim 1, characterized in that protrudes from the contact surface.